JP2004285797A - Wire fitting of wire drive type slide door - Google Patents

Abstract

<P>PROBLEM TO BE SOLVED: To provide a wire fitting of a wire drive type slide door, preventing generation of a bent part in the vicinity of a ball part of a wire regardless of the curving degree of a guide rail for drawing the slide door to the body side of a vehicle in the vicinity of the totally closing position of the slide door not to lower the tensile strength and keeping the durability of the wire. <P>SOLUTION: This wire fitting of the wire drive type slide door includes: a mounting bracket body 110 for slidably fitting the slide door opened and closed by transmission of tractive force through wires 830a (830b) to the side of a vehicle body; and a rotating support 120 having a storing and holding part 121 storing and holding a ball part 831 of the wires 830a (830b) and a lead-out slit part 122 for leading out the wires 830a (830b) from the storing and holding part 121. The rotating support 120 is rotatably fitted to the mounting bracket body 110. <P>COPYRIGHT: (C)2005,JPO&NCIPI

Description

【０００１】
【発明の属する技術分野】
本発明は、ワイヤーを介した牽引力の伝達により開閉するスライドドア、即ち、ワイヤー駆動式スライドドアにおいて、ワイヤーをスライドドアに取付けるための取付具に関する。
【０００２】
【従来の技術】
近年の自動車においては、自動で（人力によらず）開閉するスライドドアが設けられているものがある。図１０に示すように、スライドドア開閉方式の中には、減速ギア付可逆電動機及び駆動伝達用のワイヤーを用いた方式、即ち、ワイヤー駆動式のものがある。図１０に示すように、ワイヤー駆動式スライドドア８００においては、通常、車両本体８２０側に減速ギア付可逆電動機８４０の出力軸に取付られた開閉両作動用の可逆巻取ドラム８５０、並びに、巻取ドラム８５０に夫々巻回される開作動側および閉作動側の一対のワイヤー８３０ａ，８３０ｂを備えている。各ワイヤー８３０ａ，８３０ｂは、一方端が巻取ドラム８５０に互いに逆方向に巻き付けられ、他方端がスライドドア本体８１０の取付ブラケット９１０に取付けられている。
【０００３】
上記のように構成されたワイヤー駆動式スライドドア８００によれば、電動機８４０が回転すると、減速ギア８４１を介して巻取ドラム８５０に回転が伝達され、その回転方向によって巻取ドラム８５０へのワイヤー８３０ａ，８３０ｂ巻取り巻戻し量が変化する。そして、この巻取り巻戻し量の変化により、ワイヤー８３０ａ，８３０ｂを介してスライドドア本体８１０に牽引力が伝達され、スライドドア本体８１０が開閉動作するのである。スライドドア本体８１０は、取付ブラケット体９１０によって車両本体側面８２０に取付けられるとともに、取付ブラケット体９１０のガイドローラー９１２が車両本体側面８２０に設けられたガイドレール８２１に沿って転動するようにされており、その開閉が円滑となるようにされている。なお、図中Ａは、スライドドア本体８１０の全閉位置、図中Ｂは、スライドドアの全開位置を示す。
【０００４】
ここで、従来技術のスライドドアへのワイヤー取付方式としては、まず、図１２に示すように、取付ブラケット体９１０の縁部に穿設された嵌合穴９１０ａにワイヤー８３０ａ（８３０ｂ）の玉部８３１を嵌合させるとともに、嵌合穴９１０ａと連通する導出口９１０ｂよりワイヤー（線部）８３０ａ（８３０ｂ）を導出する方式が採用されていた。
【０００５】
また、別の取付方式としては、図１３に示すように、ワイヤー８３０ａ（８３０ｂ）の端部を輪部８３２とし、この輪部８３２を取付ブラケット体９１０のスライドドア本体８１０との取付軸部９１１に通す方式が採用されていた。
【０００６】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、従来技術のワイヤー駆動式スライドドアにおいては、スライドドア本体８１０の全閉状態（第１０図Ａ）においてスライドドア本体８１０を車両本体側に引き込む必要があるために、取付ブラケット体９１０を案内するガイドレール８２１も、図１０、図１１及び図１２の各図に示す如く、スライドドア本体８１０の全閉位置近傍において車両本体側に向かって湾曲（カーブ）している。このため、スライドドアが全閉位置に近づくと、取付ブラケット体９１０からのワイヤー８３０ａ（８３０ｂ）の導出方向が変化する不都合があった。具体的には、取付ブラケット体９１０に対するワイヤー８３０ａ（８３０ｂ）の導出方向が取付ブラケット体９１０の進行方向と角度θ分、ずれてしまうという不都合があった。特に、この現象は、取付ブラケット体９１０にワイヤー玉部８３１を取り付けた図１２の場合の方が著しい。
【０００７】
このため、図１２に示すようなワイヤー取付方式の場合には、ガイドレール８２１の湾曲具合の如何によっては、スライドドア本体８１０の全閉位置近傍において、ワイヤー８３０ａ（８３０ｂ）の取付側端部が屈曲し、この屈曲部分に引張力が集中することにより、ワイヤー８３０ａ（８３０ｂ）の引張強度が著しく低下して耐久性を損なってしまうという問題点があった。
【０００８】
また、図１３に示すようなワイヤー取付方式の場合には、使用に伴ってワイヤー８３０ａ（８３０ｂ）の輪部８３２が取付ブラケット体９１０の取付軸部９１１と擦れてしまうため、ワイヤー８３０ａ（８３０ｂ）の摩耗を招来し、同様に耐久性を損なってしまうという問題点があった。
【０００９】
更には、ワイヤー８３０ａ（８３０ｂ）を直接スライドドア本体８１０に取付固定した場合にも、上記の問題点と同様の問題点が発生していた。
【００１０】
そこで、案出されたのが本発明であって、スライドドアの全閉位置近傍においてスライドドアを車両本体側へ引き込むガイドレールの湾曲具合の如何によらず、ワイヤーの玉部の近傍に屈曲部が生じることを防止して引張強度の低下を招くことなく、ひいては、ワイヤーの耐久性を維持することができるワイヤー駆動式スライドドアのワイヤー取付具を提供することを目的としている。
【００１１】
【課題を解決するための手段】
かかる目的を達成するために請求項１記載のワイヤー駆動式スライドドアのワイヤー取付具（以下、便宜上、適宜「ワイヤー取付具」と省略する。）は、ワイヤーを介した牽引力の伝達により開閉するスライドドアを車両本体側面に対して摺動可能に取付けるための取付ブラケット体と、前記ワイヤーの端部に形成された玉部を収容保持する収容保持部、及びその収容保持部より前記ワイヤーを導出するための導出スリット部を有する回動支承体とを備えており、その回動支承体は、前記取付ブラケット体に対して回動可能に取付けられている。
そして、このように構成されているので、請求項１記載のワイヤー取付具によれば、スライドドアが車両本体の全閉位置に近づいて、ワイヤーの導出方向が取付ブラケット体の進行方向と異なる方向となった際には、回動支承体が取付ブラケット体に対して回動し、更には、回動支承体により保持されるワイヤーの導出方向も取付ブラケット体に対して回動する。よって、スライドドアを車両本体側に引き込むためのガイドレールの湾曲具合の如何によらず、ワイヤーに屈曲部が発生してしまうことが防止される。
請求項２記載のワイヤー取付具は、請求項１記載のワイヤー取付具において、回動支承体は、円筒状に形成された収容保持部が取付ブラケット体に穿設されるとともに円柱状に形成された嵌合穴に埋設されることにより取付けられ、前記収容保持部及び嵌合穴は、其の当接面の摩擦係数が小さくなるようにされているものである。
そして、このように構成されているので、請求項２記載のワイヤー取付具によれば、請求項１記載のワイヤー取付具と同様に作用する上、ワイヤーの導出方向が取付ブラケット体の進行方向と異なる方向となった際には、回動支承体を構成する収容保持部が取付ブラケット体に穿設された嵌合穴内を円滑に回動する。
請求項３記載のワイヤー取付具は、請求項２記載のワイヤー取付具において、取付ブラケット体には、嵌合穴と連通し、取付ブラケット体の外縁部に向かって広がる扇状の導出口が形成されている。
そして、このように構成されているので、請求項３記載のワイヤー取付具によれば、請求項２記載のワイヤー取付具と同様に作用する上、収容保持部が回動した場合に、導出スリットより導出されるワイヤーが導出口の内部を揺動することにより、かかるワイヤーが取付ブラケット体と干渉してしまうことが防止される。
請求項４記載のワイヤー取付具は、請求項１記載のワイヤー取付具において、回動支承体は、フック状に形成された掛着部を備えており、その掛着部が取付ブラケット体の軸部に回動自在に掛着されることにより取付けられるものである。
そして、このように構成されているので、請求項４記載のワイヤー取付具によれば、請求項１記載のワイヤー取付具と同様に作用する上、ワイヤーの導出方向が取付ブラケット体の進行方向と異なる方向となった際には、掛着部により、取付ブラケット体の軸部に回動自在に掛着されている回動支承体が回動される。
請求項５記載のワイヤー取付具は、請求項４記載のワイヤー取付具において、掛着部には、その内側曲面にワイヤーの玉部を係止させるための係止窪部が形成されており、収容保持部は、その係止窪部によって構成されている。
そして、このように構成されているので、請求項５記載のワイヤー取付具によれば、請求項４記載のワイヤー取付具と同様に作用する上、係止窪部に対してワイヤー玉部が係止された際に、このワイヤー玉部により、ストッパーが構成され、掛着部より取付ブラケット体の軸部が外れてしまうことが防止される。ひいては、回動支承体と取付ブラケット体との不用意な分離が防止される。
【００１２】
【発明の実施の形態】
以下、添付図面を参照して、本発明の好ましい実施例について説明する。勿論、下記実施例は、本発明の好ましい実施例を示すに過ぎないから、本発明の技術的範囲は、下記実施例そのものに何ら限定されないことはいうまでもない。
【００１３】
図１から図３は、本発明の一実施例であるワイヤー取付具１００を示す。各図に示すように、ワイヤー取付具１００は、取付ブラケット体１１０と、回動支承体１２０とを備えている。取付ブラケット体１１０は、スライドドア本体８１０を車両本体側面８２０に摺動可能に取付させるものであり、回動支承体１２０は、ワイヤー８３０ａ（８３０ｂ）を取付ブラケット体１１０を介してスライドドア本体８１０に取付固定するためのものである。
【００１４】
回動支承体１２０は、収容保持部１２１と、導出スリット部１２２と、脱落防止部１２３とによって構成されている。収容保持部１２１は、ワイヤー８３０ａ（８３０ｂ）の玉部８３１を収容保持する部位であり、円筒状の筒部１２１ａと筒部１２１ａの底を閉塞する底部１２１ｂとによって構成されている。ワイヤー８３０ａ（８３０ｂ）の玉部８３１は、筒部１２１ａの内部に収容保持されるのである。
【００１５】
また、収容保持部１２１は、取付ブラケット体１１０に穿設された（円柱状の）嵌合穴１１０ａに回動可能に嵌合されている。ここで、収容保持部１２１は円筒状に形成されるとともに、その収容保持部１２１が取付ブラケット体１１０との当接面の摩擦係数が小さくなるようにされている。具体的には、両部材１２０，１１０の当接面に対して摩擦係数が小さい樹脂材料若しくは同等な材質が配設され、又は小さくするような加工（滑りやすくなるような加工）等が施されている。
【００１６】
導出スリット部１２２は、収容保持部１２１に形成された溝であり、導出スリット部１２２を介してワイヤー８３０ａ（８３０ｂ）が導出されるのである。
【００１７】
脱落防止部１２３は、収容保持部１２１の上縁周囲に沿って設けられており、この脱落防止部１２３により、収容保持部１２１が取付ブラケット体１１０より抜け落ちてしまうことが防止されるのである。
【００１８】
取付ブラケット体１１０には、上記の嵌合穴１１０ａに加え、この嵌合穴１１０ａと連通し且つ取付ブラケット体１１０の外縁部に向かって広がる扇状の導出口１１０ｂが形成されている。このように導出口１１０ｂが構成されているので、回動支承体１２０がブラケット体１１０に対して相対的に回動してワイヤー８３０ａ（８３０ｂ）の揺動可能幅が拡大しても、即ち、取付ブラケット体１１０に対してワイヤー８３０ａ（８３０ｂ）の導出方向が変化した場合にも、ワイヤー８３０ａ（８３０ｂ）が取付ブラケット体１１０と干渉してしまうことを防止することができる。
【００１９】
以上のように構成されているが故に、ワイヤー取付具１００によれば、ワイヤー８３０ｂの導出方向が取付ブラケット体１１０の姿勢に対して相対的に変化した場合にも、スライドドア８３０を車両本体側に引き込むためのガイドレール８２１の湾曲部の湾曲具合の如何によらず、ワイヤー８３０ｂに屈曲部が発生してしまうことを防止することができ、ひいては、ワイヤー８３０ｂの耐久性を維持することができる。特に、スライドドア８３０を閉作動させた場合に、スライドドア８３０がワイヤー８３０ｂを介した牽引力の伝達により全閉位置に近づいたときには、ワイヤー８３０ｂに大きな牽引力が加わるために、効果的であることが確認されている。
【００２０】
次に、図３から図６を参照して、上記実施例（第１実施例）とは別の実施例（第２実施例）について説明する。以下、第１実施例と同一の部分には同一の符号を付してその説明を省略し、異なる部分のみを説明する。
【００２１】
第２実施例のワイヤー取付具２００は、取付ブラケット体１１０と、回動支承体２２０とを備えている。即ち、第１実施例と比べて、回動支承体２２０の構成が異なるものである。
【００２２】
回動支承体２２０は、適宜のスリットが形成された筒状部材２２１によって構成されており、この筒状部材２２１が取付ブラケット体１１０の嵌合穴１１０ａに嵌合された後、その両端部２２１ａ，２２１ａが折曲加工されることにより、この折曲げられた両端部２２１ａ，２２１ａにより脱落防止部２２３，２２３が形成され、折り曲げられなかった中間部２２１ｂにより収容保持部１２１が形成される。
【００２３】
次に、図７および図８を参照して、上記実施例（第１、第２実施例）とは別の実施例（第３実施例）について説明する。以下、上記実施例と同一の部分には同一の符号を付してその説明を省略し、異なる部分のみを説明する。
【００２４】
第３実施例のワイヤー取付具３００は、取付ブラケット体９１０と、回動支承体３２０とを備えている。即ち、ワイヤー取付具３００においては、取付ブラケット体９１０は、従来（既存）のものをそのまま流用して回動支承体３２０を設けたものである。
【００２５】
回動支承体３２０は、収容保持部３２１と、導出スリット部３２２と、掛着部３２３とを備えている。収容保持部３２１は、ワイヤー８３０ａ（８３０ｂ）の玉部８３１を収容保持する部位であり、掛着部３２３の内側曲面３２３ａに形成された凹部によって形成されている。従って、掛着部３２３にワイヤー８３０ａ（８３０ｂ）の玉部８３１を収容することにより、ワイヤー８３０ａ（８３０ｂ）の玉部８３１よりストッパーが構成され、取付ブラケット体９１０の軸部９１１より掛着部３２３が外れてしまうことを防止でき、ひいては、回動支承体３２０と取付ブラケット体９１０との不用意な分離を防止することができる。
【００２６】
導出スリット部３２２は、収容保持部３２１に収容されたワイヤー８３０ａ（８３０ｂ）を回動支承体３２０より導出するためのものであり、掛着部３２３は、フック状に形成されており、取付ブラケット体９１０の取付軸部９１１に掛着される。この掛着部３２３の掛着により、回動支承体３２０は、取付ブラケット体９１０に取付けられるのである。更には、回動支承体３２０の取付ブラケット体９１０に対する取付を、取付ブラケット体９１０に対するスライドドア本体８１０を取付後に行うことができ、従来技術に比べて、組立作業を簡素化することができる。
【００２７】
なお、図９に示すように、収容保持部４２１の形成位置を回動支承体３２０の中央部に変更するようにしても良い。このように構成することにより、回動支承体３２０の底部から掛着部３２３まで達する貫通穴を穿設しなくてもよく、回動支承体３２０の成形を簡単化することができる。
【００２８】
以上、実施例に基づき本発明を説明したが、上記実施例は本発明の主旨を逸脱しない範囲内で種々の改良変形が可能であり、本発明の技術的範囲にはそれらの改良変形も含まれる。
【００２９】
例えば、上記実施例においては、ワイヤー８３０ａ（８３０ｂ）の玉部８３１の形状が同一形状とされているが、本発明においては収容保持部１２１，４２１内を玉部８３１が回動しない点に特徴を有しているため、玉部８３１の形状の如何を特に問うものではない。その場合、収容保持部１２１，４２１の内孔部を玉部８３１の形状に応じた形状とすれば良い。
【００３０】
【発明の効果】
請求項１記載のワイヤー取付具によれば、ワイヤーの玉部を収容保持する収容保持部およびワイヤーを導出する導出スリット部を有する回動支承体が、スライドドアを車両本体側面に対して摺動可能に取付ブラケット体に対して、回動可能に取付けられている。よって、スライドドアがワイヤーを介した牽引力の伝達により全閉位置に近づいて、取付ブラケット体に対するワイヤーの導出方向が変化した場合にも、スライドドアを車両本体側に引き込むためのガイドレール湾曲部の湾曲具合の如何によらず、ワイヤーに屈曲部が発生してしまうことを防止することができ、ひいては、ワイヤーの耐久性を維持することができるという効果を奏する。
請求項２記載のワイヤー取付具によれば、請求項１記載のワイヤー取付具の奏する効果に加え、取付ブラケット体に穿設された円柱状の嵌合穴に対して円柱状の収容保持部が嵌合されるとともに、嵌合穴および収容保持部の当接面の摩擦係数が小さくされているので、回動支承体の取付ブラケット体に対する回転を円滑とすることができるという効果を奏する。また、ワイヤーの端部（玉部）が取付ブラケット体と擦れて摩耗劣化してしまうことを防止することができるという効果も奏する。
請求項３記載のワイヤー取付具によれば、請求項２記載のワイヤー取付具の奏する効果に加え、取付ブラケット体に嵌合穴と連通し且つ取付ブラケット体の外縁部に向かって広がる扇状の導出口が形成されているので、ワイヤーが取付ブラケット体と干渉してしまうことを防止して、ワイヤーに屈曲部が発生してしまうことを防止することができるという効果を奏する。
請求項４記載のワイヤー取付具によれば、請求項１記載のワイヤー取付具の奏する効果に加え、取付ブラケット体の軸部にフック状の掛着部が掛着されることにより回動支承体が取付ブラケット体に取付けられているので、回動支承体の取付ブラケット体に対する回動を円滑とすることができるという効果を奏する。
また、ワイヤーの端部に輪部を形成しなくてもよく、輪部およびその近傍が取付ブラケット体の軸と擦れて摩耗劣化してしまうことを防止することができるという効果も奏する。
請求項５記載のワイヤー取付具によれば、請求項４記載のワイヤー取付具の奏する効果に加え、内局壁面側にワイヤーの玉部を係止させるための係止窪部が形成されているので、係止窪部に対してワイヤー玉部が係止されると、ワイヤー玉部によりストッパーが構成され、取付ブラケット体の軸部より掛着部が外れてしまうことを防止することができ、ひいては、回動支承体と取付ブラケット体との不用意な分離を防止することができるという効果を奏する。また、取付ブラケット体のスライドドアに対する組付後においても、ワイヤーの端部を取付ブラケット体を介してスライドドアに取付固定することができ、ひいては、組付作業性を向上することができるという効果も奏する。
【図面の簡単な説明】
【図１】本発明の一実施例であるワイヤー駆動式スライドドアのワイヤー取付具（ワイヤー取付具）の斜視図である。
【図２】図１に示すワイヤー取付具の部分拡大図である。
【図３】図２のＩＩＩ−ＩＩＩ線における断面図である。
【図４】第２実施例のワイヤー取付具の部分拡大平面図である。
【図５】図４に示すワイヤー取付具の回動支承体を構成する筒状部材の
【図６】図４のＶＩ−ＶＩ線における断面図であり、図５に示す筒状部材により回動支承体が構成される様子を示す図である。
【図７】第３実施例のワイヤー取付具の斜視図である。
【図８】図７に示すワイヤー取付具を構成する回動支承体を示す図である。
【図９】第３実施例のワイヤー取付具を構成する回動支承体の変形例を示す図である。
【図１０】ワイヤー駆動式スライドドアの概略図である。
【図１１】ワイヤー駆動式スライドドアの全閉部分近傍の概略図である。
【図１２】従来技術のワイヤー取付具の斜視図である。
【図１３】別の従来技術のワイヤー取付具の斜視図である。
【符号の説明】
１００，２００，３００ ワイヤー取付具
１１０ 取付ブラケット体
１１０ａ 嵌合穴
１１０ｂ 導出口
１２０，２２０，３２０ 回動支承体
１２１，４２１ 収容保持部
１２２，３２２ 導出スリット部
３２３ 掛着部
８１０ スライドドア
８２０ 車両本体側面
８３０ａ，８３０ｂ ワイヤー
８３１ 玉部
８３２ 輪部
９１０ 取付ブラケット体
９１１ 軸部[0001]
TECHNICAL FIELD OF THE INVENTION
BACKGROUND OF THE INVENTION 1. Field of the Invention The present invention relates to a slide door that opens and closes by transmitting a traction force through a wire, that is, to a fitting for attaching a wire to the slide door in a wire-driven slide door.
[0002]
[Prior art]
In recent years, some automobiles are provided with a slide door that opens and closes automatically (independent of human power). As shown in FIG. 10, among the sliding door opening / closing methods, there is a method using a reversible motor with a reduction gear and a wire for driving transmission, that is, a wire driving method. As shown in FIG. 10, in the wire-driven slide door 800, a reversible winding drum 850 for both opening and closing operations, which is mounted on an output shaft of a reversible motor 840 with a reduction gear, is usually provided on the vehicle body 820 side, and a winding. A pair of wires 830a and 830b on the opening operation side and the closing operation side respectively wound around the take-up drum 850 are provided. One end of each of the wires 830a and 830b is wound around the winding drum 850 in the opposite direction, and the other end is attached to the mounting bracket 910 of the slide door main body 810.
[0003]
According to the wire-driven slide door 800 configured as described above, when the electric motor 840 rotates, the rotation is transmitted to the winding drum 850 via the reduction gear 841, and the wire to the winding drum 850 depends on the rotation direction. The winding and rewinding amounts 830a and 830b change. Then, due to the change in the winding / unwinding amount, the traction force is transmitted to the slide door main body 810 via the wires 830a and 830b, and the slide door main body 810 opens and closes. The slide door main body 810 is attached to the vehicle main body side surface 820 by the mounting bracket body 910, and the guide roller 912 of the mounting bracket body 910 is configured to roll along a guide rail 821 provided on the vehicle main body side surface 820. So that the opening and closing thereof can be smoothly performed. A in the figure indicates a fully closed position of the slide door body 810, and B in the figure indicates a fully open position of the slide door.
[0004]
Here, as a conventional wire mounting method to a slide door, first, as shown in FIG. 12, a ball portion of a wire 830a (830b) is fitted into a fitting hole 910a formed in an edge of a mounting bracket body 910. A method of fitting the wire 831 and drawing out a wire (wire portion) 830a (830b) from the outlet 910b communicating with the fitting hole 910a has been adopted.
[0005]
As another mounting method, as shown in FIG. 13, the end of the wire 830a (830b) is a loop portion 832, and this loop portion 832 is used as a mounting shaft portion 911 of the mounting bracket body 910 with the slide door body 810. Had been adopted.
[0006]
[Problems to be solved by the invention]
However, in the conventional wire-driven slide door, since the slide door body 810 needs to be drawn into the vehicle body side when the slide door body 810 is fully closed (FIG. 10A), the mounting bracket body 910 is guided. 10, 11 and 12, the guide rail 821 is also curved (curved) toward the vehicle body near the fully closed position of the slide door body 810. For this reason, when the sliding door approaches the fully closed position, there is a disadvantage that the lead-out direction of the wire 830a (830b) from the mounting bracket body 910 changes. Specifically, there has been a disadvantage that the lead-out direction of the wire 830a (830b) with respect to the mounting bracket body 910 is deviated from the traveling direction of the mounting bracket body 910 by an angle θ. Particularly, this phenomenon is more remarkable in the case of FIG. 12 in which the wire ball portion 831 is attached to the attachment bracket body 910.
[0007]
For this reason, in the case of the wire mounting method as shown in FIG. 12, depending on how the guide rail 821 is bent, the mounting side end of the wire 830a (830b) is located near the fully closed position of the slide door main body 810. The wire 830a (830b) has a problem in that the wire 830a (830b) has a significantly reduced tensile strength and is less durable due to bending and concentration of the tensile force at the bent portion.
[0008]
In the case of the wire mounting method as shown in FIG. 13, the loop portion 832 of the wire 830 a (830 b) rubs against the mounting shaft portion 911 of the mounting bracket body 910 with use, so that the wire 830 a (830 b) This leads to a problem that the wear is caused and the durability is similarly deteriorated.
[0009]
Further, even when the wire 830a (830b) is directly attached to and fixed to the slide door main body 810, the same problems as those described above have occurred.
[0010]
Therefore, the present invention has been devised. In the vicinity of the fully closed position of the slide door, the bent portion is provided near the ball portion of the wire regardless of the bending degree of the guide rail that draws the slide door toward the vehicle body. It is an object of the present invention to provide a wire attachment for a wire-driven slide door that can prevent the occurrence of a wobble and reduce the tensile strength, thereby maintaining the durability of the wire.
[0011]
[Means for Solving the Problems]
In order to achieve such an object, a wire attachment (hereinafter abbreviated as “wire attachment” for convenience) of a wire-driven slide door according to claim 1 is a slide that opens and closes by transmitting a traction force through a wire. A mounting bracket body for slidably mounting the door to the side of the vehicle body, a housing holding portion for housing and holding a ball formed at an end of the wire, and the wire is led out from the housing holding portion. And a rotation support having a lead-out slit portion for the rotation, and the rotation support is rotatably attached to the mounting bracket body.
According to the wire mounting device of the first aspect, since the slide door approaches the fully closed position of the vehicle body, the direction in which the wire is led out is different from the traveling direction of the mounting bracket body. In this case, the rotation support rotates with respect to the mounting bracket, and further, the lead-out direction of the wire held by the rotation support also rotates with respect to the mounting bracket. Therefore, a bent portion of the wire is prevented from being generated irrespective of how the guide rail for pulling the slide door toward the vehicle body is bent.
According to a second aspect of the present invention, there is provided the wire mounting tool according to the first aspect, wherein the rotating support body is formed in a cylindrical shape with a cylindrical holding holding portion being bored in the mounting bracket body. The housing holding portion and the fitting hole are attached by being buried in the fitting hole so that the coefficient of friction of the contact surface thereof is reduced.
And since it is comprised in this way, according to the wire mounting tool of Claim 2, it acts similarly to the wire mounting tool of Claim 1, and also the lead-out direction of a wire and the advancing direction of a mounting bracket body. When the directions are different, the housing holding portion constituting the rotation support body smoothly rotates in the fitting hole formed in the mounting bracket body.
According to a third aspect of the present invention, there is provided the wire mounting tool according to the second aspect, wherein the mounting bracket body is formed with a fan-shaped outlet which communicates with the fitting hole and extends toward the outer edge of the mounting bracket body. ing.
And since it is comprised in this way, according to the wire attachment of Claim 3, it acts similarly to the wire attachment of Claim 2, and also when the accommodating holding part rotates, the lead-out slit. The wire led out swings inside the outlet, thereby preventing the wire from interfering with the mounting bracket body.
According to a fourth aspect of the present invention, there is provided the wire mounting tool according to the first aspect, wherein the rotation support body includes a hook-shaped hooking portion, and the hooking portion is provided on a shaft of the mounting bracket body. It is attached by being rotatably hung on a part.
And since it is comprised in this way, according to the wire attachment of Claim 4, it acts similarly to the wire attachment of Claim 1, and also the lead-out direction of a wire and the advancing direction of a mounting bracket body. When the direction is different, the rotation support member that is rotatably mounted on the shaft portion of the mounting bracket body is rotated by the mounting portion.
According to a fifth aspect of the present invention, there is provided the wire mounting tool according to the fourth aspect, wherein the hooking portion has a locking concave portion for locking a wire ball portion on an inner curved surface thereof, The storage holding section is constituted by the locking recess.
According to the wire mounting device of the fifth aspect, since the wire mounting portion operates in the same manner as the wire mounting portion of the fourth aspect, the wire ball portion engages with the locking recess. When stopped, the wire ball portion forms a stopper, which prevents the shaft portion of the mounting bracket body from coming off the hooking portion. As a result, inadvertent separation between the rotation support and the mounting bracket is prevented.
[0012]
BEST MODE FOR CARRYING OUT THE INVENTION
Hereinafter, preferred embodiments of the present invention will be described with reference to the accompanying drawings. Of course, the following embodiments are merely preferred embodiments of the present invention, and it is needless to say that the technical scope of the present invention is not limited to the following embodiments.
[0013]
1 to 3 show a wire fixture 100 according to an embodiment of the present invention. As shown in each drawing, the wire mounting tool 100 includes a mounting bracket body 110 and a rotation support body 120. The mounting bracket body 110 slidably mounts the slide door body 810 on the vehicle body side surface 820, and the rotation support body 120 connects the wire 830 a (830 b) via the mounting bracket body 110 to the slide door body 810. It is for mounting and fixing to.
[0014]
The rotation support body 120 is configured by a housing holding section 121, a lead-out slit section 122, and a falling-off prevention section 123. The accommodation holding part 121 is a part for accommodating and holding the ball portion 831 of the wire 830a (830b), and includes a cylindrical tube part 121a and a bottom part 121b for closing the bottom of the tube part 121a. The ball portion 831 of the wire 830a (830b) is housed and held inside the tubular portion 121a.
[0015]
Further, the housing holding portion 121 is rotatably fitted in a (columnar) fitting hole 110 a formed in the mounting bracket body 110. Here, the accommodation holding part 121 is formed in a cylindrical shape, and the accommodation holding part 121 is configured such that the coefficient of friction of the contact surface with the mounting bracket body 110 is reduced. Specifically, a resin material having a small coefficient of friction or an equivalent material is disposed on the contact surfaces of the two members 120 and 110, or a process of reducing the size (a process of making the component slippery) is performed. ing.
[0016]
The lead-out slit part 122 is a groove formed in the housing holding part 121, and the wire 830 a (830 b) is led out through the lead-out slit part 122.
[0017]
The falling-off preventing portion 123 is provided along the periphery of the upper edge of the housing / holding portion 121, and the falling-off preventing portion 123 prevents the housing / holding portion 121 from falling off from the mounting bracket body 110.
[0018]
In addition to the above-described fitting hole 110a, the mounting bracket body 110 has a fan-shaped outlet 110b communicating with the fitting hole 110a and expanding toward the outer edge of the mounting bracket body 110. Since the outlet 110b is configured in this manner, even if the rotation support body 120 rotates relatively to the bracket body 110 and the swingable width of the wire 830a (830b) increases, that is, Even when the lead-out direction of the wire 830a (830b) changes with respect to the mounting bracket 110, it is possible to prevent the wire 830a (830b) from interfering with the mounting bracket 110.
[0019]
Due to the above-described configuration, according to the wire mounting tool 100, even when the lead-out direction of the wire 830b is relatively changed with respect to the posture of the mounting bracket body 110, the slide door 830 is moved to the vehicle body side. It is possible to prevent the wire 830b from being bent, irrespective of the degree of bending of the bent portion of the guide rail 821 for drawing in, and thus to maintain the durability of the wire 830b. . In particular, when the sliding door 830 is closed and the sliding door 830 approaches the fully closed position by transmitting the tractive force via the wire 830b, a large traction force is applied to the wire 830b, which may be effective. Has been confirmed.
[0020]
Next, another embodiment (second embodiment) different from the above-described embodiment (first embodiment) will be described with reference to FIGS. Hereinafter, the same portions as those of the first embodiment are denoted by the same reference numerals, and the description thereof will be omitted. Only different portions will be described.
[0021]
The wire attachment 200 of the second embodiment includes an attachment bracket 110 and a pivot support 220. That is, the structure of the rotation support 220 is different from that of the first embodiment.
[0022]
The rotation support body 220 is constituted by a cylindrical member 221 having an appropriate slit formed therein. After the cylindrical member 221 is fitted into the fitting hole 110a of the mounting bracket body 110, both ends 221a thereof are formed. , 221a are bent so that the bent both ends 221a, 221a form drop-off preventing portions 223, 223, and the unfolded intermediate portion 221b forms the storage holding portion 121.
[0023]
Next, another embodiment (third embodiment) different from the above-described embodiment (first and second embodiments) will be described with reference to FIGS. 7 and 8. Hereinafter, the same portions as those in the above embodiment are denoted by the same reference numerals, and the description thereof will be omitted. Only different portions will be described.
[0024]
The wire attachment 300 of the third embodiment includes an attachment bracket 910 and a rotation support 320. That is, in the wire mounting fixture 300, the mounting bracket body 910 is provided with the rotation support body 320 by diverting a conventional (existing) mounting bracket body.
[0025]
The rotation support body 320 includes an accommodation holding part 321, a lead-out slit part 322, and a hook part 323. The holding portion 321 is a portion that holds and holds the ball portion 831 of the wire 830 a (830 b), and is formed by a concave portion formed on the inner curved surface 323 a of the hook portion 323. Therefore, by storing the ball portion 831 of the wire 830a (830b) in the hook portion 323, a stopper is configured by the ball portion 831 of the wire 830a (830b), and the hook portion 323 is formed by the shaft portion 911 of the mounting bracket body 910. Can be prevented from coming off, and inadvertent separation between the rotation support body 320 and the mounting bracket body 910 can be prevented.
[0026]
The lead-out slit portion 322 is for leading out the wire 830a (830b) housed in the housing holding portion 321 from the rotation support body 320, and the hooking portion 323 is formed in a hook shape, and is provided with a mounting bracket. It is hooked on the mounting shaft 911 of the body 910. By the attachment of the attachment portion 323, the rotation support body 320 is attached to the attachment bracket body 910. Furthermore, the rotation support 320 can be attached to the mounting bracket 910 after the slide door main body 810 is attached to the mounting bracket 910, so that the assembling work can be simplified as compared with the related art.
[0027]
In addition, as shown in FIG. 9, the formation position of the storage holding portion 421 may be changed to the center of the rotation support 320. With this configuration, it is not necessary to form a through-hole extending from the bottom of the rotation support 320 to the hook portion 323, and the formation of the rotation support 320 can be simplified.
[0028]
As described above, the present invention has been described based on the embodiments. However, the above embodiments can be variously modified and modified without departing from the gist of the present invention, and the technical scope of the present invention includes those improved modifications. It is.
[0029]
For example, in the above-described embodiment, the shape of the ball portion 831 of the wire 830a (830b) is the same, but the present invention is characterized in that the ball portion 831 does not rotate inside the housing holding portions 121 and 421. Therefore, the shape of the ball portion 831 does not particularly matter. In this case, the inner holes of the holding portions 121 and 421 may have a shape corresponding to the shape of the ball portion 831.
[0030]
【The invention's effect】
According to the wire mounting device of the first aspect, the rotating support having the holding portion for holding and holding the ball portion of the wire and the lead-out slit portion for leading the wire slides the slide door with respect to the side of the vehicle body. It is rotatably attached to the mounting bracket body as much as possible. Therefore, even when the sliding door approaches the fully closed position due to transmission of the traction force through the wire and the direction in which the wire is led out to the mounting bracket body changes, the guide rail curved portion for retracting the sliding door into the vehicle body side. Irrespective of the degree of bending, it is possible to prevent a bent portion from being generated in the wire, and it is possible to maintain the durability of the wire.
According to the wire mounting device of the second aspect, in addition to the effects achieved by the wire mounting device of the first aspect, the cylindrical housing holding portion is provided in the cylindrical fitting hole formed in the mounting bracket body. Since the fitting is performed and the friction coefficient between the fitting hole and the abutting surface of the housing holding portion is reduced, the rotation support body can be smoothly rotated with respect to the mounting bracket body. In addition, there is an effect that it is possible to prevent the end portion (ball portion) of the wire from rubbing against the mounting bracket body and being deteriorated by abrasion.
According to the wire mounting device of the third aspect, in addition to the effect of the wire mounting device of the second aspect, a fan-shaped conductive member that communicates with the fitting hole in the mounting bracket body and expands toward the outer edge of the mounting bracket body. Since the outlet is formed, it is possible to prevent the wire from interfering with the mounting bracket body, and to prevent the wire from being bent.
According to the wire mounting device of the fourth aspect, in addition to the effect of the wire mounting device of the first aspect, the rotation support member is hooked on the shaft portion of the mounting bracket body. Is attached to the mounting bracket body, so that the rotation support body can be smoothly rotated with respect to the mounting bracket body.
In addition, it is not necessary to form a loop at the end of the wire, and it is possible to prevent the loop and the vicinity thereof from rubbing against the shaft of the mounting bracket body, thereby preventing wear and deterioration.
According to the wire mounting tool of the fifth aspect, in addition to the effect of the wire mounting tool of the fourth aspect, a locking recess for locking the ball portion of the wire is formed on the inner wall surface side. Therefore, when the wire ball is locked to the locking recess, a stopper is formed by the wire ball, and it is possible to prevent the hook from coming off the shaft of the mounting bracket body, As a result, it is possible to prevent an inadvertent separation between the rotation support body and the mounting bracket body. Further, even after the mounting bracket body is assembled to the slide door, the end of the wire can be fixedly mounted on the slide door via the mounting bracket body, and as a result, the assembling workability can be improved. Also play.
[Brief description of the drawings]
FIG. 1 is a perspective view of a wire attachment (wire attachment) of a wire-driven slide door according to one embodiment of the present invention.
FIG. 2 is a partially enlarged view of the wire attachment shown in FIG.
FIG. 3 is a sectional view taken along the line III-III in FIG. 2;
FIG. 4 is a partially enlarged plan view of a wire attachment according to a second embodiment.
5 is a cross-sectional view taken along the line VI-VI of FIG. 4 of a cylindrical member constituting a rotation support body of the wire mounting tool shown in FIG. 4, and is rotated by the cylindrical member shown in FIG. It is a figure which shows a mode that a support body is comprised.
FIG. 7 is a perspective view of a wire attachment according to a third embodiment.
FIG. 8 is a view showing a rotation bearing member constituting the wire attachment tool shown in FIG. 7;
FIG. 9 is a view showing a modified example of the rotation bearing member constituting the wire attachment according to the third embodiment.
FIG. 10 is a schematic view of a wire-driven slide door.
FIG. 11 is a schematic view showing the vicinity of a fully-closed portion of the wire-driven slide door.
FIG. 12 is a perspective view of a conventional wire attachment.
FIG. 13 is a perspective view of another prior art wire fitting.
[Explanation of symbols]
100, 200, 300 Wire fitting 110 Mounting bracket body 110a Fitting hole 110b Outlet 120, 220, 320 Rotation support 121, 421 Housing holding part 122, 322 Deriving slit part 323 Hanging part 810 Slide door 820 Vehicle body Side surface 830a, 830b Wire 831 Ball 832 Ring 910 Mounting bracket 911 Shaft

Claims (5)

ワイヤーを介した牽引力の伝達により開閉するスライドドアを車両本体側面に対して摺動可能に取付けるための取付ブラケット体と、
前記ワイヤーの端部に形成された玉部を収容保持する収容保持部、及びその収容保持部より前記ワイヤーを導出するための導出スリット部を有する回動支承体とを備えており、
その回動支承体は、前記取付ブラケット体に対して回動可能に取付けられていることを特徴とするワイヤー駆動式スライドドアのワイヤー取付具。A mounting bracket body for slidably mounting a sliding door that opens and closes by transmitting a traction force through a wire to a side of the vehicle body;
A housing holder for housing and holding a ball portion formed at the end of the wire, and a rotation support body having a lead-out slit portion for leading the wire from the housing holder.
The turning support body is rotatably mounted on the mounting bracket body. A wire mounting tool for a wire-driven slide door. 回動支承体は、取付ブラケット体に穿設されるとともに円柱状に形成された嵌合穴に対して、円筒状に形成された収容保持部が埋設されることにより取付けられ、
前記収容保持部及び嵌合穴は、其の当接面の摩擦係数が小さくなるようにされていることを特徴とする請求項１記載のワイヤー駆動式スライドドアのワイヤー取付具。The rotation support body is attached to the fitting bracket body by drilling the cylindrical holding hole into the fitting hole formed in the cylindrical bracket,
The wire attachment of a wire-driven slide door according to claim 1, wherein the accommodation holding portion and the fitting hole have a small coefficient of friction of an abutting surface thereof. 取付ブラケット体には、嵌合穴と連通し、取付ブラケット体の外縁部に向かって広がる扇状の導出口が形成されていることを特徴とする請求項２記載のワイヤー駆動式スライドドアのワイヤー取付具。3. The wire mounting for a wire-driven slide door according to claim 2, wherein the mounting bracket has a fan-shaped outlet opening communicating with the fitting hole and extending toward an outer edge of the mounting bracket. Utensils. 回動支承体は、フック状に形成された掛着部を備えており、その掛着部が取付ブラケット体の軸部に回動自在に掛着されることにより取付けられることを特徴とする請求項１記載のワイヤー駆動式スライドドアのワイヤー取付具。The rotation support body includes a hook-shaped hooking portion, and the hooking portion is attached by being rotatably hooked to a shaft portion of the mounting bracket body. Item 2. A wire attachment for a wire driven slide door according to Item 1. 掛着部には、その内側曲面にワイヤーの玉部を係止させるための係止窪部が形成されており、
収容保持部は、その係止窪部によって構成されていることを特徴とする請求項４記載のワイヤー駆動式スライドドアのワイヤー取付具。In the hooking portion, a locking concave portion for locking the wire ball portion on the inner curved surface is formed,
5. The wire attachment for a wire-driven slide door according to claim 4, wherein the holding portion is constituted by the locking recess.

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