JP2004284280A - 印刷装置、印刷指示装置およびプログラム - Google Patents

印刷装置、印刷指示装置およびプログラム Download PDF

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Jun Fukui
純 福井
Hidetoshi Kuramoto
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Kohei Tanaka
耕平 田中
Jun Sato
順 佐藤
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Abstract

【課題】ユーザが使用しないときは速やかに節電を行い、ユーザが使用を希望するときはユーザを待たせることなく使用させることができるようにして節電による経済性とユーザの利便性の両立を図った印刷装置、印刷指示装置およびプログラムを提供すること。
【解決手段】印刷装置4の操作が行われず、ホストコンピュータ3からネットワーク2等を介して節電解除を受信すれば、節電移行タイマT2に所定の節電移行時間TSを再設定し、節電移行タイマT2を初期値の節電移行時間TSに戻し、節電モードへの移行を遅らせる。節電解除予約が受信されれば、受信した節電解除予約時刻までの時間T0’から復帰処理時間TRを減算して、復帰開始タイマT1’を求め、タイミングをとって復帰開始タイマT1および節電移行タイマT2を1カウントダウンする、節電移行タイマT2が「0」になれば、節電処理を行い、節電モードの処理に移る。
【選択図】 図5

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、節電モードを有する印刷装置、印刷指示装置およびプログラムに関し、特に、節電による経済性とユーザの利便性の両立を図った印刷装置、印刷指示装置およびプログラムに関する。
【0002】
【従来の技術】
従来より、印字待機時は印刷装置の定着器を予熱モードにし、一定の時間印字を行わなかったときは定着器の予熱をOFFにして節電を行う印刷装置が知られている。
【0003】
このような印刷装置では、節電モードを解除して印刷を行うために通常モードに切り換えるとき、定着器のローラの温度が所定値まで上昇しないと印刷が行えないため、印刷装置が節電モードになっていると、ユーザはその間印刷装置の前で待たなければならない。また、ネットワーク上のユーザが印刷を行おうとしたとき、プリンタ装置が節電モードになっていると、定着器が完全に温まるまで印刷出力がされないため、印刷の完了に時間がかかるという問題があった。
【0004】
このような問題を解決するために通常モードに復帰させるための技術に関連する先行技術文献情報としては、次のものがある。
【特許文献1】
特開平10−333504号公報
【特許文献2】
特開2001−22550号公報
【特許文献3】
特開2002−86846号公報
【0005】
特許文献1では、もうすぐデータ受信を行って印字を行うことがわかっているときに、ユーザがあらかじめ印刷装置のオペレータパネルまたはリモートパネル上の予熱OFFを解除するためのボタンを押すことにより、定着器のウォームアップを行い、受信したデータを受け取ってすぐに印字を行うことができる電子写真式画像形成装置が開示されている。
【0006】
特許文献2では、ネットワーク上の省電力状態で待機中のプリンタ装置を使用する場合に、印刷クライアントからプリンタ装置に印刷データを転送する前に、プリンタ装置の省電力状態を解除するコマンドを送信することにより印刷効率の良い環境を提供するプリントシステムが開示されている。
【0007】
特許文献3では、画像形成装置100の位置検出手段203により、出力待ちの配信文書が有る携帯端末210と画像形成装置100との間の距離を検出し、携帯端末210の位置に応じて、画像形成装置100側で切り換え手段124により省電力モードを解除して、電力消費を有効に節約できるとともに、出力時の携帯端末210を携行しているユーザの待ち時間を短縮できる画像形成システムが開示されている。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上記のような従来の印刷装置では、節電モード中でないと節電解除できないので、今は通常モードであるがもうすぐ節電モードになってしまうようなとき、ユーザの印刷準備等のために直ぐには印刷操作を行えない場合、すぐ使用することが分かっていながら復帰に時間のかかる節電モードになってしまう。
【0009】
さらに、上記のような印刷装置では、ユーザが予め印刷装置が使用可能状態に復帰するまでの時間を知っておく必要があり、特に印刷時間と比較して定着器のオームアップ時間が著しく長い印刷装置においては予め定着器のオームアップを開始してもユーザが使用可能状態に復帰するまでの時間を知っていないと時間短縮にならない。コピー、スキャン、FAX送信を行う場合は、ユーザが印刷装置で作業する必要がある。そのため装置が節電中である場合は、本体にある節電解除ボタン等によって印刷装置を復帰させ、印刷装置の復帰を待ってから操作を行わなければならない。装置の復帰処理には数分かかることが多いので装置の前で待たされるユーザの不快感は大きい。
【0010】
したがって、本発明の目的は、ユーザが使用しないときは速やかに節電を行い、ユーザが使用を希望するときはユーザを待たせることなく使用させることができるようにして節電による経済性とユーザの利便性の両立を図った印刷装置、印刷指示装置およびプログラムを提供することにある。
【0011】
【課題を解決するための手段】
本発明は、上記目的を達成するため、不使用時間を計時する計時手段と、前記不使用時間が所定の節電移行時間に達したとき、電源状態を通常モードから節電モードに切り替えるとともに、前記通常モード中に節電移行延長指示が入力されたとき、前記所定の節電移行時間を所定の時間延長する制御手段とを備えることを特徴とする印刷装置を提供する。
この構成によれば、印刷装置の状態を確認したときに、今は通常モードであるがもうすぐ節電モードになってしまうようなときに、印刷準備等のためにあと少し時間がかかりすぐには印刷操作を行えないような場合、節電を解除するコマンドを入力することによって節電移行時間を延長することによって、復帰に時間のかかる節電モードになることを回避できる。また、ユーザが何らかの理由で印刷操作を一時中断するような場合であっても、節電を解除するコマンドを入力することによって、印刷操作を再開しようとしたときに、通常モードを維持できるので、すぐに複写作業を再開できるので、心理的に不快な思いをすることはないし、作業効率が低下することもない。
【0012】
本発明は、上記の目的を達成するため、不使用時間を計時する計時手段と、前記不使用時間が所定の節電移行時間に達したとき、電源状態を通常モードから節電モードに切り替えるとともに、使用開始予定時間が入力されたとき、その使用開始予定時間が前記通常モード中の場合は、前記通常モードを維持し、その使用開始予定時間が前記節電モード中の場合は、前記使用開始予定時間に使用可能となるよう復帰処理時間を考慮して前記使用開始予定時間より前に前記通常モードに切り替える制御手段とを備えたことを特徴とする印刷装置を提供する。
【0013】
この構成によれば、復帰処理にかかる時間だけ早く復帰処理を開始するので、ユーザが予め印刷装置が使用可能状態に復帰するまでの時間を知っていなくとも、特に定着器のオームアップ時間が著しく長い印刷装置であっても、使用時間には通常状態にすることが出来るので、ユーザを待たせることはない。
【0014】
本発明は、上記目的を達成するため、使用状態に応じて電源状態を通常モードから節電モードに切り替える制御手段と、前記使用状態を使用情報として出力する出力手段とを有する複数の印刷装置にネットワークを介して接続される印刷指示装置において、前記複数の印刷装置の前記出力手段から前記ネットワークを介して出力された前記複数の印刷装置の使用情報を受信する受信手段と、前記受信手段によって受信された前記複数の印刷装置の使用情報を前記複数の印刷装置が有する印刷機能別に表示する表示手段と、前記表示手段によって表示された前記複数の印刷装置の前記印刷機能を選択する選択手段と、前記選択手段によって選択された印刷機能に関する電源状態を前記通常モードあるいは前記節電モードに移行させるコマンドを前記印刷装置に送信する送信手段とを備えることを特徴とする印刷指示装置を提供する。
この構成によれば、印刷指示装置装置を操作するユーザは、ネットワークを介して接続される全ての印刷装置の運転状況を容易に知ることが出来る。また、ネットワークを介して接続される全ての印刷装置からユーザの所望する印刷装置の印刷機能を選んでユーザの所望する印刷機能に設けられた節電の解除および使用時刻の予約を行うことができる。
【0015】
【発明の実施の形態】
図1は、本発明の実施の形態に係る印刷システムを示す。この印刷システム1は、ネットワーク2に接続された複数のホストコンピュータ3(3A,3B,3C…)、複数の印刷装置4(印刷装置4A、複合印刷装置4B、複合印刷装置4C)等から構成される。
ホストコンピュータ3は、ネットワーク2を介して複数の印刷装置4のいずれかに印刷データと印刷要求を送信する。
【0016】
印刷装置4Aは、ネットワーク2を介してホストコンピュータ3から送信される印刷データと印刷要求に従ってプリントを実行する。印刷装置4Aは、プリントを実行することができる通常モードのほかに、印刷装置4が入力操作されない状態が一定時間継続すると、後述の定着器等の設定温度を下げる等の節電モードを備えている。なお、ここでは、複合印刷装置4B,4Cは、印刷装置4Aが有する機能の他にコピー、スキャン、FAX機能を有するが、これに限定されず印刷装置4Aが有していない他の機能を有してもよい。
【0017】
図2はネットワーク2に接続された印刷装置4のブロック構成図である。印刷装置4は、制御部10、イメージリーダ部20、プリンタ部30、操作パネル35、および電源37等より構成される。
【0018】
制御部10は、CPU11、タイマ12、RAM13、ROM14、および送受信手段15等で構成される。CPU11は、ROM14に格納されている制御プログラムに従って、イメージリーダ部20やプリンタ部30の各動作を統一的に制御して円滑なコピー動作を達成し、入力操作毎にタイマ12をリセットして計時を開始し、所定の時間内に入力操作がない場合に、イメージリーダ部20またはプリンタ部30の電源を制御して節電モードを実行する。
【0019】
また、CPU11は印刷装置4の印刷操作を終了して節電モードに至るまでにネットワーク2に接続された送受信手段15を介してホストコンピュータ3から節電解除コマンドを受信すれば、タイマ12に所定の延長時間を加えて節電モードに移行する時間を延長する。例えば、節電モードに至るまでの所定の時間を15分とし、この所定の時間内に節電解除コマンドが入力されれば、節電モードに移行する時間をさらに延長し、この延長時間が経過したのちに節電モードを実行する。
【0020】
さらに、CPU11はネットワーク2を介してホストコンピュータ3から節電解除予約を受信して、所定の時間入力操作されない状態が継続するときは節電モードを実行しながら、指定された節電解除予約時刻には使用できるよう通常モードへの復帰処理を行う。
【0021】
RAM13は、節電モードまでの時間、ユーザによって入力された節電解除予約時刻および節電解除予約時刻までの時間等を一時的に記憶する。ROM14は、イメージリーダ部20、プリンタ部30などの各部に対する制御プログラムや節電モードを実行する為のプログラム等を格納している。
【0022】
イメージリーダ部20は、露光ランプ22および原稿からの反射光を電気信号に変換するCCDセンサ23を有するスキャナ21等を備える。ユーザが操作パネル35等からコピー開始を指示すると、スキャナ21はCPU11からの駆動信号を受けてレーザ光を発し、原稿画像をスキャンして読み取り、画像データを作成してレーザ光による露光によってトナー像を形成し、トナー像は、制御部10を介して、プリンタ部20に出力される。CPU11は節電のためスキャナ21への電力の供給を制御する。
【0023】
プリンタ部30は、1対の定着ローラ32、およびヒータ33等を有する定着器31を備える。定着ローラ32をヒータ33により所定の定着温度(約160度)に加熱し、イメージリーダ部10から搬送されてくるトナー像を1対の定着ローラ32で挟持して高温で圧接し、トナー粒子をシートに溶融付着させて、読み取った画像を再現する。
【0024】
図3は、ホストコンピュータ3に表示された印刷装置4Bのモニター画面41である。その他の印刷装置4A、4Cのモニター画面もホストコンピュータ3に独立して表示することができる。図3(a)は、通常モードにあるときのモニター画面41である。図3(a)のモニター画面41には、当該印刷装置4の運転状態42、節電モードまでの時間43、節電解除ボタン45、節電解除予約ボタン46および節電解除予約時間44が表示される。節電モードまでの時間43は、節電モードに入るまでの時間が表示される。
【0025】
例えば、節電解除ボタン45を押下すると、今表示されている節電モードまでの時間43の「節電モードまでの時間:8分」の表示が消去され、新たにタイマ13に設定された節電モードに移行するための節電移行時間(例えば15分)がカウントされ始める。尚、この節電移行時間は、当該印刷装置4の運転状況等を考慮して設定される。
【0026】
また、(a)のモニター画面41で当該印刷装置4を使用する節電解除予約時間44を設定することができる。節電解除予約時間44としてあらかじめ当該印刷装置4を使用したい時刻を設定し、節電解除予約ボタン46を押下すると、節電解除予約時間44経過後にはかならず当該印刷装置4が通常モードになるように調整される。
【0027】
つまり、通常モード中は当該印刷装置4が所定の時間(すなわち節電移行時間)使用されないと、スキャナ21または定着器31等へ供給する電力を制御して電力を節約する節電モードに移行するが、節電モードまでの時間43が表示されている状態で、節電を解除したければ、節電解除ボタン45を押下すると、節電モードまでの時間43の表示が消去され、節電モードへの移行タイマが初期状態(すなわち節電移行時間)にリセットされる。また、節電解除予約時刻が設定されている場合、節電モードまでの時間43と節電解除までの時間44の間は節電モードが実行される。
また、例えば、節電モードまでの時間43が表示されている状態で、節電解除ボタン45を押下すると、時間43が特定値(例えば2分)以下の状態でのみ節電モードまでの時間を所定時間(例えば1分)延長されるようにしても良い。
【0028】
図3の(b)は、節電モードにあるときのモニター画面41である。図3の(b)には、画面プリンタの状態42、節電解除ボタン45、節電解除予約ボタン46および節電解除予約時間44が表示される。
【0029】
この状態で当該印刷装置4を操作すれば、スキャナ21および定着器31へ通常の電力を供給して通常モードにするための復帰処理を開始し、また、節電解除ボタン45を押下しても同様に、スキャナ21および定着器31へ通常の電力を供給して通常モードにするための復帰処理を開始する。
【0030】
また、(b)のモニター画面41で当該印刷装置4を使用する節電解除予約時間44を設定することができる。節電解除予約時間44としてあらかじめ印刷装置4を使用したい時刻を設定し、節電解除予約ボタン46を押下すると、節電解除予約時間44経過後にはかならず印刷装置4が通常モードになるように調整される。節電モードから通常モードへの復帰処理にかかる復帰処理時間は、印刷装置4の大きさや種類によって異なる。印刷装置4は、予約時刻には印刷装置4を通常モードにして使用できるように、節電モード中であればその印刷装置4の復帰処理にかかる時間を見越して早めに通常モードへの復帰処理を開始する。
尚、モニター画面41を印刷装置4の操作パネル35上に表示してもよい。
【0031】
図4、図5、図6は本発明の第1の実施の形態に係る印刷装置4の動作を示すフローチャートである。図4は、印刷装置4が通常モードから節電モードに移行する処理にいたるまでの動作を示すフローチャートである。印刷装置4の電源37を投入すると(ステップ401)、通常モードに立ち上げる処理を行い(ステップ402)、印刷装置4で印刷操作を行うことができる通常モードになる。
【0032】
通常モードで運転されているとき、節電解除予約がホストコンピュータ3からネットワーク2等を介して節電解除予約が受信されれば(ステップ403)、その節電解除を記憶し(ステップ404)、印刷装置4の印刷操作の終了を監視する(ステップ405)。ステップ405で印刷装置4の操作が終了すると、節電モードに移行する処理のための準備を行う。
【0033】
初めに、節電移行タイマT2に所定の節電移行時間TSを設定する(ステップ406)。ステップ406では、節電モードが開始されるまでの初期値が節電移行タイマT2に設定される。
【0034】
続いて、節電解除予約があるかをチェックし(ステップ407)、節電解除予約があれば、ステップ404で記憶した節電解除予約の中から節電解除予約時刻までの時間T0が節電移行タイマT2以上の節電解除予約を探す(ステップ408)。節電解除予約時刻までの時間T0が節電移行タイマT2以上の節電解除予約があれば(ステップ409)、その中で、節電解除予約時刻までの時間T0が節電移行タイマT2に復帰処理時間TRを加算した時間以下の節電解除予約があるかをチェックする(ステップ410)。
【0035】
ステップ410では、このまま節電移行タイマT2が「0」になったとき節電モードにすると復帰処理に復帰処理時間TRがかかるため、この節電解除予約時刻に通常モードに復帰させることが出来ない節電解除予約があるかをチェックするものである。
【0036】
ステップ410で節電解除予約時刻までの時間T0が節電移行タイマT2に復帰処理時間TRを加算した時間以下の節電解除予約があれば、節電移行タイマT2にこの節電解除予約時刻までの時間T0のなかで最も大きい節電解除予約時刻までの時間T0を設定して(ステップ411)、予めこの節電解除予約時刻まで節電移行タイマT2を延長し、節電解除予約時刻に通常モードにあることを保証し、節電解除予約時刻までの時間T0が節電移行タイマT2に復帰処理時間TRを加算した時間以下の節電解除予約はなかったこととして全て削除する。
【0037】
ステップ410で節電解除予約時刻までの時間T0が節電移行タイマT2に復帰処理時間TRを加算した時間以下の節電解除予約がなけば、次に、節電解除予約時刻までの時間T0が節電移行タイマT2に復帰処理時間TRを加算した時間を超える節電解除予約があるかをチェックする(ステップ412)。節電移行タイマT2に復帰処理時間TRを加算した時間を超える節電解除予約があれば、節電モードにするため、節電移行タイマT2に復帰処理時間TRを加算した時間を超える節電解除予約の中で最も小さい(近い)節電解除予約時刻までの時間T0を求め(ステップ413)、求めた節電解除予約時刻までの時間T0から復帰処理時間TRを減算して復帰開始タイマT1を設定し(ステップ414)、図5の節電モードに移行する処理に進むためにステップ501に移る。
【0038】
ステップ414は、ステップ406およびステップ411で設定された節電移行タイマT2によって開始された節電モードを終了させて、次に通常モードに復帰させるための復帰処理を開始する復帰開始タイマT1を設定して復帰処理開始に備えるものである。
【0039】
ステップ409で、節電解除予約時刻までの時間T0が節電移行タイマT2以上の節電解除予約がなければ、節電解除予約はあるがいずれの節電解除予約も通常モード中であるかまたは節電モード移行処理中であるので、節電解除予約時刻には通常モードにあって印刷操作できることが保証されているので、これらの予約はなかったこととして削除し、復帰処理を開始する復帰開始タイマT1に通常の印刷装置4の運用時間に比較して無限に大きな値を設定して(ステップ415)、図5の節電モードに移行する処理に進むためにステップ501に移る。
【0040】
ステップ412で、節電解除予約時刻までの時間T0が節電移行タイマT2に復帰処理時間TRを加算した時間を超える節電解除予約がなければ、記憶されていた節電解除予約は全て一旦節電モードにすると復帰処理に復帰処理時間TRの時間がかかるため、節電解除予約時刻に通常モードに復帰させることが出来ない節電解除予約である。この場合、すでにステップ411で節電移行タイマT2にこの節電解除予約時刻までの時間T0のなかで最も大きい節電解除予約時刻までの時間T0を設定し、予めこの節電解除予約時刻まで節電移行タイマT2を延長して、節電解除予約時刻には通常モードであることが保証されているので、これらの予約はなかったこととして削除し、ステップ415に進んで復帰処理を開始する復帰開始タイマT1に通常の印刷装置4の運用時間に比較して無限に大きな値を設定して、図5の節電モードに移行する処理に進むためにステップ501に移る。
【0041】
このように、節電解除予約はあるがその時刻が通常モード中である、または節電解除予約はあるがその節電解除予約の全てがその節電解除予約時刻前に節電モードにすると復帰処理時間TRがかかり節電解除予約時刻に通常モードに出来ないため節電移行タイマT2を延長して通常モードとしている場合は、復帰開始タイマT1に印刷装置4の運用時間に比較して無限に大きな値を設定して節電解除予約がない場合と同様にする。
【0042】
図5は、印刷装置4が節電モードに移行する処理のフローチャートである。ここでは、図4のステップ406またはステップ411によって節電移行タイマT2に節電モードが開始されるまでの時間が設定され、ステップ414またはステップ415によって復帰開始タイマT1に節電移行タイマT2によって開始された節電モードを終了させて次に通常モードに復帰させるための復帰処理を開始する時間が設定されている。
【0043】
はじめに、印刷装置4が操作されないをチェックし(ステップ501)、印刷装置4の操作が行われば、直ちにステップ403に戻って通常モードで印刷操作を行い、ステップ405で印刷装置4の操作が終了するのを待つ。
【0044】
ステップ501で印刷装置4の操作が行われなければ、ホストコンピュータ3からネットワーク2等を介して節電解除を受信したかをチェックする(ステップ502)。節電解除を受信すれば、節電移行タイマT2に所定の節電移行時間TSを再設定し(ステップ503)、節電移行タイマT2を初期値の節電移行時間TSに戻し、節電モードへの移行を遅らせる。
【0045】
ステップ502で節電解除を受信しなければ、ホストコンピュータ3からネットワーク2等を介して節電解除予約を受信したかをチェックする(ステップ504)。節電解除予約が受信されれば、今受信した節電解除予約時刻までの時間T0’を求め(ステップ505)、今受信した節電解除予約時刻までの時間T0’が節電移行タイマT2を越えていれば(ステップ506)、今受信した節電解除予約時刻までの時間T0’が節電移行タイマT2に復帰処理時間TRを加算した値以下かチェックする(ステップ507)。今受信した節電解除予約時刻までの時間T0’が節電移行タイマT2に復帰処理時間TRを加算した値以下であれば、節電移行タイマT2にこの節電解除予約時刻までの時間T0’を設定して(ステップ508)、節電移行タイマT2を今受信した節電解除予約時刻までの時間T0’まで延長し、節電解除予約時刻に通常モードにあることを保証する。
【0046】
ステップ506およびステップ507は、今受信した節電解除予約時刻までの時間T0’が節電移行タイマT2を超える値でかつ「節電移行タイマT2+復帰時間TR」以下のときは、このまま節電移行タイマT2が「0」になったとき節電モードにすると一旦節電モードにすると通常モードに復帰する処理に復帰処理時間TRがかかるため、今受信した節電解除予約時刻までの時間T0’に通常モードに復帰させることが出来ない節電解除予約であるかをチェックし、その場合は、節電移行タイマT2を今受信した節電解除予約時刻までの時間T0’まで延長して今受信した節電解除予約を破棄する。
【0047】
ステップ507で、今受信した節電解除予約時刻までの時間T0’が節電移行タイマT2に復帰処理時間TRを加算した値を超えていれば、今受信した節電解除予約時刻までの時間T0’が現在表示中の復帰開始タイマT1より前の節電解除予約かチェックする。
【0048】
ステップ505で求めた今受信した節電解除予約時刻までの時間T0’から復帰処理時間TRを減算して、復帰開始タイマT1’を求め(ステップ509)、今受信した節電解除予約時刻の復帰開始タイマT1’と復帰開始タイマT1を比較し(ステップ510)、今受信した節電解除予約時刻の復帰開始タイマT1’が復帰開始タイマT1以下であれば(近ければ)、復帰開始タイマT1を今受信した節電解除予約時刻の復帰開始タイマT1’に入れ替える(ステップ511)。
【0049】
ステップ506で、今受信した節電解除予約時刻までの時間T0’が節電移行タイマT2以下であれば、今受信した節電解除予約は節電モードへ移行する処理中であるので、今受信した節電解除予約時刻には通常モードにあって印刷操作できることが保証されているので、この予約はなかったこととして破棄する。
【0050】
ステップ510で、今受信した節電解除予約時刻の復帰開始タイマT1’が復帰開始タイマT1を超えていれば(遠ければ)、今受信した節電解除予約は、今復帰開始タイマT1で処理中の節電解除予約より後の節電解除予約なので復帰開始タイマT1はそのままとして、今受信した節電解除予約時刻を記憶する(ステップ512)。
【0051】
ステップ506、ステップ508、ステップ511、およびステップ512の次に、タイミングをとって復帰開始タイマT1を1カウントダウンし(ステップ513)、続いて節電移行タイマT2を1カウントダウンする(ステップ514)。
【0052】
節電移行タイマT2が「0」で無ければ(ステップ515)、ステップ501に戻って再び、印刷装置4が操作されたか(ステップ501)、およびホストコンピュータ3からの節電解除を受信したか(ステップ502)、およびホストコンピュータ3からの節電解除予約を受信したか(ステップ504)をチェックしながら、ステップ513およびステップ514で復帰開始タイマT1および節電移行タイマT2を1カウントダウンする処理を繰り返す。
【0053】
ステップ514で節電移行タイマT2が「0」になれば、節電処理を行い(ステップ515)、図6の節電モードの処理のステップ601に移る。
【0054】
図6は、印刷装置4が節電モードから通常モードに復帰する処理を示す。ここでは、図5のステップ513復帰開始タイマT1に通常モードに立ち上げるための復帰処理の開始時間が設定されている。
【0055】
初めに、印刷装置4の操作が行われないかをチェックし(ステップ601)、操作が行われない場合、ホストコンピュータ3からネットワーク2等を介して節電解除を受信したかをチェックし(ステップ602)、節電解除を受信しない場合、ホストコンピュータ3からネットワーク2等を介して節電解除予約を受信したかをチェックし(ステッ603)、節電解除予約を受信しなければ、タイミングをとって復帰開始タイマT1を1カウントダウンする(ステップ610)。
【0056】
ステップ601で、印刷装置4の操作が行われば、直ちに通常モードにするため復帰処理を行う(ステップ612)。同じく、ステップ602で、節電解除を受信すれば、直ちに通常モードにするため、ステップ612で通常モードへの復帰処理を行う。ステップ612では定着器31のヒータ33へ電力を供給して定着ローラ32の温度を所定の定着温度(約160度)まで上げる等の復帰処理が行われる。この復帰処理にかかる時間が復帰処理時間TRである。
【0057】
ステップ603でホストコンピュータ3から節電解除予約が受信されれば、今受信した節電解除予約時刻までの時間T0‘を求め(ステップ604)、今受信した節電解除予約時刻までの時間T0‘が復帰処理時間TR以下であれば(ステップ605)、直ちに通常モードにしなければならないので、ステップ612で通常モードへの復帰処理を行う。
【0058】
ステップ605で今受信した節電解除予約時刻までの時間T0’が復帰処理時間TRを越えていれば、今受信した節電解除予約時刻までの時間T0’から復帰処理時間TRを減算して、復帰開始タイマT1’を求め(ステップ606)、今受信した節電解除予約時刻の復帰開始タイマT1’と復帰開始タイマT1を比較し(ステップ607)、復帰開始タイマT1’が復帰開始タイマT1以下であれば(近ければ)、復帰開始タイマT1を今受信した節電解除予約時刻の復帰開始タイマT1’に入れ替え(ステップ608)、ステップ610でタイミングをとって復帰開始タイマT1を1カウントダウンする。
【0059】
ステップ607で、今受信した節電解除予約時刻の復帰開始タイマT1’が復帰開始タイマT1を超えていれば(遠ければ)、今受信した節電解除予約は、今復帰開始タイマT1で処理中の節電解除予約より後の節電解除予約なので復帰開始タイマT1はそのままとして、今受信した節電解除予約時刻を記憶する(ステップ609)。
【0060】
次に、復帰開始タイマT1が「0」で無ければ(ステップ611)、ステップ601に戻って印刷装置4の操作(ステップ601)、ホストコンピュータ3から節電解除予約(ステップ602)およびホストコンピュータ3から節電解除(ステップ603)をチェックしながらタイミングをとって復帰開始タイマT1を1カウントダウンする処理(ステップ610)を繰り返す。
【0061】
ステップ610で復帰開始タイマT1が「0」になれば、ステップ612で通常モードへの復帰処理を行い、ステップ403に戻って通常モードに復帰する。
【0062】
このように第1の実施の形態によれば、通常モード中に節電モードまでの時間が残りわずかになってきたとき、節電解除ボタンを押下すれば、その都度節電モードまでの時間を改めて節電移行時間TSに設定し直すので、通常モードを維持することができる。また、節電モードにおいて節電解除ボタンを押下すれば、直ちに節電解除を行うことができる。
【0063】
更に、複数のホストコンピュータ3から複数の節電解除予約を受けても、節電解除予約時刻が通常モード中の予約は、全て破棄して通常モードを継続し、節電解除予約時刻が通常モードを終了する直後であってここで節電モードにすると節電解除予約時刻に通常モードへの復帰処理が完了しない節電解除予約は全て破棄して、節電移行タイマT2をそのような節電解除予約の中でもっとも遅い節電解除予約時刻まで延長し、通常モードをそのような節電解除予約の中でもっとも遅い節電解除予約時刻まで延長して、節電解除予約を受信するたびに、節電解除予約時刻が節電モード中にあると想定される予約の中で最も早い節電解除予約時刻を復帰開始タイマT1に設定し直し、節電モード中は復帰開始タイマT1に従って通常モードへの復帰処理を開始するので、通常モード中であっても節電モードへ移行する処理中であっても、節電モード中であっても節電解除予約を行うことができるし、通常モードへの復帰処理時間を意識することなく、予定した節電解除予約時刻には印刷装置4は通常モードに復帰しているので直ちに使用することができる。
【0064】
図7は、本発明の第1の実施の形態に係る複合印刷装置4Bの運転状態の例を説明する図である。図6に示すように印刷装置4は複数のホストコンピュータ3から節電解除または節電解除予約を受けて通常モードまたは節電モードでの運転を繰り返す。複合印刷装置4Bの操作が終了すると、節電移行タイマT2に所定の節電移行時間TS(15分とする)が設定され、節電移行処理に入る。
【0065】
複合印刷装置4Bの操作が終了してから5分後には、節電移行タイマT2はステップ514のカウントダウンを繰り返して10分になっているのでホストコンピュータ3Aのモニター画面41には、節電移行タイマT2の値が節電モードまでの時間43「10分」として表示される。
【0066】
このとき、ネットワーク2を介してホストコンピュータ3A上のモニター画面41の節電解除予約時間44として25分が設定され節電解除予約ボタン46が押下され、節電解除の要求が複合印刷装置4Bに送信されると複合印刷装置4Bは、すでに節電移行処理中なのでステップ504で25分後の節電解除予約を受信して、ステップ505で今受信した節電解除予約時刻までの時間T0’(25分)を求めると、節電解除予約時刻までの時間T0’(25分)は節電移行タイマT2(10分)以上で(ステップ506)、かつ節電解除予約時刻までの時間T0’(25分)は「節電移行タイマT2+復帰時間TR(2分とする)」を越えているので(ステップ507)、節電解除予約時刻までの時間T0’(25分)から復帰処理時間TR(2分)を減算して、復帰開始タイマT1’(23分)を求め(ステップ509)、今受信した節電解除予約時刻の復帰開始タイマT1’(23分)と復帰開始タイマT1(∞分)を比較し(ステップ510)、復帰開始タイマT1を今受信した節電解除予約時刻の復帰開始タイマT1’(23分)に入れ替え(ステップ511)、ステップ513およびステップ514で復帰開始タイマT1および節電移行タイマT2のカウントダウンを繰り返す。
【0067】
このときモニター画面41には、節電移行タイマT2の値が節電モードまでの時間43「10分」として表示される。
【0068】
複合印刷記4Bの操作が終了してから10分後には、節電移行タイマT2は5分、復帰開始タイマT1は18分になる。このとき、ネットワーク2を介してホストコンピュータ3Bから複合印刷装置4Bに1分後の節電解除予約が入力されると、複合印刷装置4Bは、節電移行処理中なのでステップ504で1分後の節電解除予約を受信して、ステップ505で今受信した節電解除予約時刻までの時間T0’(1分)を求めると、節電解除予約時刻までの時間T0’(1分)は節電移行タイマT2(5分)以下なので(ステップ506)、この節電解除予約時刻は破棄され、ステップ513およびステップ514で復帰開始タイマT1および節電移行タイマT2のカウントダウンを繰り返す。
【0069】
複合印刷記4Bの操作が終了してから15分後には、節電移行タイマT2はステップ514でのカウントダウンを繰り返して「0分」となり、復帰開始タイマT1はステップ513でのカウントダウンを繰り返して「13分」となる。節電移行タイマT2が「0分」になったので、ステップ516で定着器等の電力を制御して節電処理を行い、節電モードに入る。
【0070】
このとき、復帰開始タイマT1は「13分」で、ホストコンピュータ3Aの節電解除予約があるので、13分後には通常モードに復帰させるための復帰処理を開始するため、印刷装置4で操作が行われないか、ホストコンピュータ3からネットワーク2等を介して節電解除を受信したか、ホストコンピュータ3からネットワーク2等を介して節電解除予約を受信したかをチェックしながら、ステップ610で復帰開始タイマT1(13分)のカウントダウンを繰り返す。
【0071】
複合印刷装置4Bの操作が終了してから20分後には、復帰開始タイマT1は「8分」になっている。そのとき、ネットワーク2を介してホストコンピュータ3Cから2分後の節電解除予約を受信すると、ステップ604で2分後の節電解除予約までの時間T0’を「2分」と求める、ここでは、節電解除予約時刻までの時間T0’(2分)は復帰処理時間TR(例えば2分)以下なので(ステップ605)、直ちにステップ612で通常モードに復帰するための処理に入る。
また、復帰開始タイマT1から復帰処理時間TRを減算した値を節電解除までの予約時間T0として設定する(ステップ613)。こうすることでステップ407、408にて再度ホストコンピュータ3Aの節電解除予約を保証できる。
例えば、ホスコンピュータト3Cの節電解除予約時刻に複合印刷装置4Bが操作され通常モードに復帰したとすると、そのとき節電移行タイマT2には所定の節電移行時間TS例えば15分が設定される。このとき節電移行タイマT2には「15分」が設定されるので、先ほどのホストコンピュータ3Aの節電解除予約の時刻(8分後)から復帰処理時間(2分)を減算した値「6分」後には通常モードが保証されるのでホストコンピュータ3Aの節電解除予約は破棄される。
【0072】
このようにして、複合印刷装置4Bの操作が終了してから22分後には、通常モードになる。通常モードにおいて複合印刷装置4Bの操作が終了すれば(ステップ403)、再び節電移行タイマT2を設定し、その減算処理に入る。
【0073】
図8は、本発明の第1の実施の形態に係る印刷装置4のステップ503をステップ503’に置き換えた第2の実施の形態のステップ503’を示す図である。第2の実施の形態では、図5の第1の実施の形態の動作を示すフローチャートのステップ504でホストコンピュータ3から節電解除を受信したとき、ステップ503の代わりに節電移行タイマT2に所定の節電移行時間TSより小さい節電延長時間TS’を加算して節電移行タイマT2を再設定する(ステップ503’)ように変更した。これによって第1の実施の形態のように節電解除ボタンを押下すると一律所定の節電移行時間TS節電できなくなるのではなく、節電移行時間TSより小さい節電延長時間TS’だけ現在の節電モードまでの時間を延長することができる。
【0074】
図9は、本発明の第3の実施の形態に係るホストコンピュータ3に表示されるネットワーク2を介して接続された印刷装置4の運転状態を示すモニター画面90である。モニター画面90は、印刷装置4毎に印刷装置名を示す印刷装置名ボタン91、印刷装置の運転状態を示す状態92、および印刷装置で使用可能な印刷機能を示す印刷機能93を表示する。印刷機能93は、コピーボタン94、スキャンボタン95、およびFAXボタン96を備え、状態92が通常状態のときは、印刷機能93の「コピー」、「スキャン」、および「FAX」の文字が薄く表示されたり、または青く表示されたりして全ての印刷機能93が使用可能であることを示す。
【0075】
状態92が節電中のときは、印刷機能93の内で節電モードにある印刷機能93の文字だけが濃く表示されたり、または赤く表示されたりして、該当の印刷機能93が節電中で使用できないことを示す。印刷機能93のコピーボタン94、スキャンボタン95、およびFAXボタン96は、ユーザが節電中の印刷機能93の使用を希望する場合、使用を希望する印刷機能93のボタンを選択すれば、節電解除することが出来る。
【0076】
通常、印刷装置4は複数の節電モードを有する。第1の節電モードは、スキャナ21の電源だけを落とすものであり、コピーとスキャンおよびFAX送信が出来なくなる。コピーとは画像イメージをスキャナ21で読み取ってそれを定着器31で印刷することで、スキャンとは画像イメージをスキャナ21で読み込むことで、FAX送信とは画像イメージをスキャナ21で読み取ってそれを回線に送信することである。第1の節電モードの場合、定着器31の電力は正常に供給されているので、プリントは出来る。
【0077】
第2の節電モードは、スキャナ21の電源を落としたまま、定着器31への電力供給を制限するものである。この状態では制御部10の一部の機能のみ有効であり、コピー、スキャン、FAXおよびプリントを行うことが出来ない。
【0078】
第2の節電モードの場合、スキャナ21の電源が落ち、定着器31への電力供給が制限されているので、節電中の「コピーボタン94」を選択すると、スキャナ21へ電力を供給して露光ランプ22を充電し、定着器31の定着ローラ32をヒータ33により所定の定着温度(約160度)に加熱する。
【0079】
第1の節電モードの場合、スキャナ21の電源が落ちているので、節電中の「スキャンボタン95」を選択すると、スキャナ21へ電力を供給して露光ランプ22を充電する。
【0080】
また、モニター画面90で個々の印刷装置名ボタン91を選択すれば、選択された印刷装置毎に図3に示すモニター画面41が表示され、節電解除ならびに節電解除予約を行うことが出来る。複数の節電モードを有する印刷装置についてはモニター画面41の運転状態42に複数の節電モードに対応する時間を表示する。この場合使用を希望する印刷機能93によって復帰時間が異なるので、節電モードの状態に応じて図4、図5、図6の復帰時間TRを変えて復帰処理開始時間を決定する。
【0081】
このように第3の実施の形態によれば、ホストコンピュータ3を操作するユーザは、ネットワーク2を介して接続される全ての印刷装置4の運転状況を容易に知ることが出来る。また、ネットワーク2を介して接続される全ての印刷装置4からユーザの所望する印刷装置4の印刷機能93を用いてユーザの所望する印刷機能93に設けられた節電の解除および使用時刻の予約を行うことができる。
尚、モニター画面90を、印刷装置4の操作パネル35上に表示してもよい。
【0082】
【発明の効果】
以上より明らかなように、本発明によれば、通常モード中に節電解除指示が入力されたとき、節電移行時間を延長することにより、復帰に時間のかかる節電モードになるのを回避することができる。
また、入力された使用開始予定時刻が節電モード中の場合は、使用開始予定時刻よりも前に通常モードにすることにより、使用開始予定時刻に使用を保証することができる。
従って、ユーザが使用しないときは速やかに節電を行い、ユーザが使用を希望するときはユーザを待たせることなく使用させることができるようにして節電による経済性とユーザの利便性の両立を図ることできる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態に係る印刷装置がネットワークを介して接続された印刷システムの構成図である。
【図2】本発明の実施の形態に係る印刷装置のブロック図である。
【図3】(a),(b)は、本発明の実施の形態に係る印刷装置のモニター画面を示す図である。
【図4】本発明の第1の実施の形態に係る印刷装置の動作を示すフローチャートである。
【図5】本発明の第1の実施の形態に係る印刷装置の動作を示すフローチャートである。
【図6】本発明の第1の実施の形態に係る印刷装置の動作を示すフローチャートである。
【図7】本発明の第1の実施の形態の複合印刷装置の運転状態の例を説明する図である。
【図8】本発明の第2の実施の形態に係る印刷装置のステップ503’を示す図である。
【図9】本発明の第3の実施の形態に係る印刷装置のモニター画面を示す図である。
【符号の説明】
1 印刷システム
2 ネットワーク
3 ホストコンピュータ
4 印刷装置
10 制御部
11 CPU
12 タイマ
13 RAM
14 ROM
15 送受信手段
20 イメージリーダ部
21 スキャナ
22 露光ランプ
23 CCDセンサ
30 プリンタ部
31 定着器
32 定着ローラ
33 ヒータ
35 操作パネル
37 電源
41 モニター画面
42 運転状態
43 節電モードまでの時間
44 節電解除予約時間
45 節電解除ボタン
46 節電解除予約ボタン
90 モニター画面
91 印刷装置名ボタン
92 運転状態
93 印刷機能
94 コピーボタン
95 スキャンボタン
96 FAXボタン

Claims (8)

  1. 不使用時間を計時する計時手段と、
    前記不使用時間が所定の節電移行時間に達したとき、電源状態を通常モードから節電モードに切り替えるとともに、前記通常モード中に節電移行延長指示が入力されたとき、前記所定の節電移行時間を所定の時間延長する制御手段とを備えることを特徴とする印刷装置。
  2. 不使用時間を計時する計時手段と、
    節電移行延長指示を入力する入力手段と、
    前記不使用時間が所定の節電移行時間に達したとき、電源状態を通常モードから節電モードに切り替えるとともに、前記通常モード中に前記入力手段から前記節電移行延長指示が入力されたとき、前記所定の節電移行時間を所定の時間延長する制御手段とを備えることを特徴とする印刷装置。
  3. 不使用時間を計時する計時手段と、
    前記不使用時間が所定の節電移行時間に達したとき、電源状態を通常モードから節電モードに切り替えるとともに、使用開始予定時間が入力されたとき、その使用開始予定時間が前記通常モード中の場合は、前記通常モードを維持し、その使用開始予定時間が前記節電モード中の場合は、前記使用開始予定時間に使用可能となるよう復帰処理時間を考慮して前記使用開始予定時間より前に前記通常モードに切り替える制御手段とを備えたことを特徴とする印刷装置。
  4. 不使用時間を計時する計時手段と、
    使用開始予定時間を入力する入力手段と、
    前記不使用時間が所定の節電移行時間に達したとき、電源状態を通常モードから節電モードに切り替えるとともに、前記入力手段から前記使用開始予定時間が入力されたとき、その使用開始予定時間が前記通常モード中の場合は、前記通常モードを維持し、その使用開始予定時間が前記節電モード中の場合は、前記使用開始予定時間に使用可能となるよう復帰処理時間を考慮して前記使用開始予定時間より前に前記通常モードに切り替える制御手段とを備えたことを特徴とする印刷装置。
  5. 前記制御手段は、複数の前記使用開始予定時間が入力されたとき、前記複数の使用開始予定時間が前記通常モード中の場合は、前記通常モードを維持し、前記複数の使用開始予定時間のうちの1つまたは2つ以上の使用開始予定時間が前記節電モード中の場合は、前記1つまたは2つ以上の使用開始予定時間に使用可能となるよう復帰処理時間を考慮して前記1つまたは2つ以上の使用開始予定時間より前に前記通常モードに切り替えることを特徴とする請求項3または4記載の印刷装置。
  6. 使用状態に応じて電源状態を通常モードから節電モードに切り替える制御手段と、前記使用状態を使用情報として出力する出力手段とを有する複数の印刷装置にネットワークを介して接続される印刷指示装置において、
    前記複数の印刷装置の前記出力手段から前記ネットワークを介して出力された前記複数の印刷装置の使用情報を受信する受信手段と、
    前記受信手段によって受信された前記複数の印刷装置の使用情報を前記複数の印刷装置が有する印刷機能別に表示する表示手段と、
    前記表示手段によって表示された前記複数の印刷装置の前記印刷機能を選択する選択手段と、
    前記選択手段によって選択された印刷機能に関する電源状態を前記通常モードあるいは前記節電モードに移行させるコマンドを前記印刷装置に送信する送信手段とを備えることを特徴とする印刷指示装置。
  7. 不使用時間を計時する計時手段と、
    節電移行延長指示を入力する入力手段と、
    前記不使用時間が所定の節電移行時間に達したとき、電源状態を通常モードから節電モードに切り替えるとともに、前記通常モード中に前記入力手段から前記節電移行延長指示が入力されたとき、前記所定の節電移行時間を所定の時間延長する制御手段としてコンピュータを機能させるためのプログラム。
  8. 不使用時間を計時する計時手段と、
    使用開始予定時間を入力する入力手段と、
    前記不使用時間が所定の節電移行時間に達したとき、電源状態を通常モードから節電モードに切り替えるとともに、前記入力手段から前記使用開始予定時間が入力されたとき、その使用開始予定時間が前記通常モード中の場合は、前記通常モードを維持し、その使用開始予定時間が前記節電モード中の場合は、前記使用開始予定時間に使用可能となるよう復帰処理時間を考慮して前記使用開始予定時間より前に前記通常モードに切り替える制御手段としてコンピュータを機能させるためのプログラム。
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