JP2004282926A - インバータ装置 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】インバータ装置1は、モータ4を駆動するためのインバータ主回路3と、このインバータ主回路3を駆動するためのインバータ駆動回路9とを備える。インバータ駆動回路9は、インバータ周波数の運転指令信号が入力される周波数指令入力回路13と、当該インバータ駆動回路9の電源である補助電源回路10をON/OFFするための電源ON/OFF回路とを有する。周波数指令入力回路13に入力した運転指令信号が運転信号の場合は、電源ON/OFF回路11により補助電源をONする。周波数指令入力回路13に入力した運転指令信号が停止信号の場合は、電源ON/OFF回路11により補助電源をOFFする。
【選択図】 図1
Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、モータを駆動するためのインバータ主回路と、このインバータ主回路を駆動するためのインバータ駆動回路とを備えたインバータ装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来よりコンプレッサの電動モータは、インバータ装置で駆動されている(特許文献1)。図6において、ACは100V或いは200Vの商用交流電源、101はインバータ主回路3と、インバータ駆動回路109とからなるインバータ装置、5は冷媒圧縮機、4は冷媒圧縮機5の駆動用の電動三相モータである。
【0003】
インバータ主回路3は整流回路2と複数のスイッチング素子から構成されるパワートランジスタ6とを備えている。また、インバータ駆動回路109は周波数指令入力回路113と補助電源回路110とを備えている。補助電源回路110は、インバータ駆動回路109の整流回路2に接続されている。尚、114は制御回路、120は接点を有した機械式リレー、C1は平滑コンデンサである。このインバータ装置1では、商用交流電源ACの電圧を100Vと想定している。
【0004】
そして、制御回路114によってリレー120がONすると、商用交流電源ACは整流回路2で整流され、平滑コンデンサC1で平滑された後インバータ主回路3、補助電源回路110に印可される。そして、制御回路114から出力された運転指令信号が周波数指令入力回路113に入力されると、インバータ主回路3の複数のスイッチング素子が制御され所定の三相正弦波に近似した波形がモータ4に出力される。これによってモータ4は回転駆動されていた。
【0005】
一方、インバータ主回路3とインバータ駆動回路109とを備えたインバータ装置101は、制御回路114に設けられたリレー120によって電源がON/OFFされるものであった。このリレー120は、インバータ装置101とは別に設けられていた。
【0006】
【特許文献1】
特開昭59−213285号公報
【0007】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、従来のインバータ装置ではインバータ装置の電源をON/OFFするため接点を備えたリレーを使用していたが、リレーの接点は動作している内に塵埃やカーボンが付着してしまう。このため、リレーの接点が接触不要を起こし、インバータ装置の信頼性が低下してしまう問題があった。
【0008】
また、インバータ装から置波形が出力されないときも補助電源回路とインバータ駆動回路で電源が消費されるという問題があった。
【0009】
また、インバータ装置の電源をON/OFFするため接点を備えたリレーを使用すると、インバータ装置がコストアップしてしまう問題もあった。また、リレーを駆動するためにも電力が消費されるという問題もあった。
【0010】
本発明は、係る従来技術の課題を解決するために成されたものであり、コストの低減を図り、且つ、大幅に信頼性を向上させたインバータ装置を提供することを目的とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】
即ち、本発明のインバータ装置は、モータを駆動するためのインバータ主回路と、このインバータ主回路を駆動するためのインバータ駆動回路とを備えるものであって、インバータ駆動回路は、インバータ周波数の運転指令信号が入力される周波数指令入力回路と、当該インバータ駆動回路の電源である補助電源回路をON/OFFするための電源ON/OFF回路とを有し、周波数指令入力回路に入力した運転指令信号が運転信号である場合、電源ON/OFF回路により補助電源をONすると共に、周波数指令入力回路に入力した運転指令信号が停止信号である場合には、電源ON/OFF回路により補助電源をOFFするので、インバータ周波数の運転指令信号により補助電源回路をON/OFFすることができる。これにより、インバータ装置からの出力波形停止時に補助電源回路とインバータ駆動回路の消費電力を大幅に削減できる。また、インバータ装置の電源をON/OFFするリレーの無接点化を図ることができるので、例えば従来使用していたインバータ装置の電源をON/OFFするための機械式リレーを削除することができ、機械式リレー使用による消費電力アップも抑えることが可能となる。従って、機械式リレーを使用することによるリレーの接点不良を確実に回避することができ、インバータ装置の信頼性を大幅に向上させることができるようになるものである。
【0012】
請求項2の発明のインバータ装置は、上記に於いて、周波数指令入力回路に入力される運転指令信号は、インバータ周波数に比例した周波数の矩形波であるので、運転指令信号の簡素化を行うことが可能となる。従って、汎用性のある信号を運転指令信号とすることができ、回路設計コストを大幅に低減させることができるようになるものである。
【0013】
請求項3の発明のインバータ装置は、上記に於いて、電源ON/OFF回路は半導体スイッチング素子により補助電源回路をON/OFFするので、電源ON/OFF回路と補助電源回路とを電気的に絶縁することが可能となる。これにより、例えば、電源回路にノイズが発生した場合などでも制御回路にノイズが廻り込んで誤動作してしまうなどの不都合を未然に防止することができるようになると共に、従来インバータ装置の電源のON/OFFに使用していたリレーを廃止してもインバータ装置の電源をON/OFFすることが可能となるので、インバータ装置の低コスト化を実現することができるようになる。従って、リレーの接点不良の発生を回避することが可能となるので、機械式リレーのメンテナンスも不要となり、インバータ装置の信頼性を更に向上させることができ、また、リレーの消費電力低減にもなる。
【0014】
【発明の実施の形態】
次に、図面に基づき本発明の実施形態を詳述する。図1は本発明のインバータ装置1のブロック図を示している。尚、各図において図6と同一符号で示すものは同一とする。図中1はインバータ装置、4は例えば冷蔵庫、冷凍庫などに設置されている冷媒圧縮機5を駆動するための電動三相モータである。インバータ装置1は、インバータ主回路3とインバータ駆動回路9とを備えており、インバータ装置1は、商用交流電源(この場合AC200V50/60Hz)ACを入力とする整流回路2が接続されている。
【0015】
整流回路2の複数のスイッチング素子から構成されるパワートランジスタ6が接続され、インバータ主回路3の出力側にはモータ4が接続されている。パワートランジスタ6のTR1Aのコレクタは整流回路2のプラス側に接続されると共に、パワートランジスタ6のTR1Aのエミッタはパワートランジスタ6のTR1Bのコレクタに接続され、パワートランジスタ6のTR1Bのエミッタは整流回路2のマイナス側に接続されている(図2)。パワートランジスタ6のTR1Aのエミッタ(パワートランジスタ6のTR1Bのコレクタ)は図示しないU相、V相、W相の三相からなる三相モータ4の内の一相(この場合、U相)に接続される。
【0016】
また、整流回路2のプラス側にはパワートランジスタ6のTR2Aのコレクタが接続され、このパワートランジスタ6のTR2Aのエミッタはパワートランジスタ6のTR2Bのコレクタに接続され、パワートランジスタ6のTR2Bのエミッタは整流回路2のマイナス側に接続されている。パワートランジスタ6のTR2Aのエミッタ(パワートランジスタ6のTR2Bのコレクタ)は三相モータ4の内の一相(この場合、V相)に接続されている。
【0017】
また、整流回路2のプラス側にはパワートランジスタ6のTR3Aのコレクタが接続され、このパワートランジスタ6のTR3Aのエミッタはパワートランジスタ6のTR3Bのコレクタに接続され、パワートランジスタ6のTR3Bのエミッタは整流回路2のマイナス側に接続されている。パワートランジスタ6のTR3Aのエミッタ(パワートランジスタ6のTR3Bのコレクタ)は三相モータ4の内の一相(この場合、W相)に接続されている。そして、インバータ主回路3には駆動部12が接続され、インバータ主回路3は駆動部12からの駆動信号によって所定の三相正弦波に近似した波形をモータ4に出力し、モータ4を所定の回転数で駆動する。尚、C1は平滑コンデンサである。
【0018】
一方、インバータ駆動回路9は、補助電源回路10、電源ON/OFF回路11、駆動部12及び周波数指令入力回路13を備えている。電源ON/OFF回路11に設けられた抵抗R3の一方は後述する制御回路14の出力に接続され、他方はトランジスタTR4のベースに接続されている。トランジスタTR4のコレクタはトランジスタTR5のベースに接続され、トランジスタTR5のコレクタはトランジスタTR6のベースに接続されると共に、トランジスタTR5のコレクタは制御回路14の例えばDC+5Vの電源ラインに接続されている(図3)。
【0019】
トランジスタTR6のコレクタは抵抗R6を通り補助電源回路10に接続され発光ダイオードと受光素子とが所定の間隔を存して対向して設けられたフォトカプラPC1(半導体スイッチング素子)の発光ダイオードを介して制御回路14のグラウンドに接続されている。即ち、フォトカプラPC1は発光ダイオードと受光素子とを所定の間隔を存して設けられているので、発光ダイオード側と受光素子側は電気的に絶縁されている。また、トランジスタTR4のエミッタは制御回路14のグラウンドに接続されている。そして、トランジスタTR5のエミッタ、及び、トランジスタTR6のエミッタは制御回路14の電源ラインに接続されている。トランジスタTR5のコレクタはコンデンサC2、抵抗R4、抵抗R5を介して制御回路14の電源ラインとグラウンドに接続されており、抵抗R4と抵抗R5との接続箇所はトランジスタTR6のベース(トランジスタTR5のコレクタ)に接続されている。
【0020】
ここで、制御回路14は、Duty1/2でインバータの周波数と比例関係にある周波数の矩形波信号を周波数指令入力回路13及び電源ON/OFF回路11に出力する(図4)。この制御回路14の信号が運転指令信号となる。即ち、運転指令信号が矩形波(図4上側)の場合は運転信号、運転指令信号が矩形波ではない停止信号(図4下側)の場合は運転停止信号としている。尚、矩形波の周波数は、例えばパワートランジスタ6の出力周波数が60Hzの場合は2倍の120Hzを出力する。また、モータ4の回転を駆動するインバータ装置1はインバータ主回路3とインバータ駆動回路9とから構成されている。
【0021】
他方、周波数指令入力回路13は、抵抗R1の一方が制御回路14の出力に接続され、他方はフォトカプラPC2(半導体スイッチング素子)の発光ダイオードを介して制御回路14のグラウンドに接続されている。また、フォトカプラPC2のコレクタ側は抵抗R2を介して駆動部12の電源ラインに接続され、受光素子のエミッタ側は周波数指令入力回路13のグラウンドに接続されている。尚、フォトカプラPC1、PC2が発光ダイオード側から受光素子側に信号を伝達する技術については周知の技術であり詳細な説明を省略する。
【0022】
前記、フォトカプラPC1の受光素子の一方は、補助電源回路10の電源駆動IC30の入力に接続され、他方はグラウンドに接続されている(図5)。また、電源駆動IC30の出力は、トランジスタTR7のベースに接続され、トランジスタTR7のコレクタは減圧トランス31の一次側コイルを介して前記整流回路2のプラス側に接続されている。減圧トランス31の二次側コイル一方は整流ダイオードD1を介して補助電源回路10の出力用平滑コンデンサC3に接続され、他方はインバータ主回路3のグラウンドに接続されている。
【0023】
また、制御回路14の運転指令信号は、冷媒圧縮機5及び冷媒圧縮機5を構成する図示しない冷媒回路に設けられた温度センサ、或いは、他からの運転指令信号を元に周波数指令入力回路13に出力する。そして、周波数指令入力回路13に入力された運転指令信号が運転信号(矩形波)の場合は、電源ON/OFF回路11により補助電源回路10の電源(補助電源)をONする。また、周波数指令入力回路13に入力した運転指令信号が停止信号の場合には、電源ON/OFF回路11により補助電源をOFFする。
【0024】
そして、制御回路14から信号が出力されると、インバータ装置1の電源ON/OFF回路11が動作して、補助電源回路10をONし駆動部12に所定の電圧を印可して動作させると共に、周波数指令入力回路13は駆動部12に指令信号を出し、信号を受信した駆動部12はインバータ主回路3を駆動してモータ4を動作させる。また、制御回路14からの運転指令信号が停止信号の場合は、電源ON/OFF回路11は補助電源回路10をOFFし駆動部12の動作を停止させる。駆動部12はインバータ主回路3の駆動を停止しモータ4の動作は停止する。
【0025】
詳しくは、電源ON/OFF回路11が制御回路14から出力された信号が運転信号の場合は、トランジスタTR4はON/OFF、トランジスタTR5はON/OFFになる。トランジスタTR5がON/OFF状態になるとトランジスタTR6がOFFしフォトカプラPC1の発光ダイオードがOFFになる。フォトカプラPC1がOFFになると電源駆動IC30はON、トランジスタTR7が駆動され減圧トランス31にて減圧された電圧は駆動部12に印可されインバータ主回路3は駆動部12からの駆動信号によって所定の三相正弦波に近似した波形をモータ4に出力し、モータ4を所定の回転数で駆動する。
【0026】
また、電源ON/OFF回路11は制御回路14から出力された信号が運転停止信号の場合は、トランジスタTR4はOFF、トランジスタTR5はOFFになる。トランジスタTR5がOFFになるとトランジスタTR6がONとなってフォトカプラPC1の発光ダイオードは発光してONになる。フォトカプラPC1がONになると電源駆動IC30はOFF、トランジスタTR7がOFFとなって減圧トランス31の動作は停止し駆動部12には電源は印可されなくなるのでインバータ主回路3はモータ4の動作を停止する。これにより、補助電源回路10及び駆動部12の消費電力を無くすことができる。
【0027】
このように、インバータ駆動回路9にはインバータ周波数の運転指令信号が入力される周波数指令入力回路13と、インバータ駆動回路9の電源である補助電源回路10をON/OFFするための電源ON/OFF回路11とを備えている。そして、周波数指令入力回路13に入力した運転指令信号が矩形波である場合には、電源ON/OFF回路11により補助電源をONしてインバータ駆動回路9を動作させ、周波数指令入力回路13に入力した運転指令信号が停止信号の場合には、電源ON/OFF回路11により補助電源をOFFしてインバータ駆動回路9の動作を停止させるようにしているので、インバータ周波数の運転指令信号により補助電源回路10をON/OFFすることができる。これにより、補助電源回路10及び駆動部12の消費電力、即ち、インバータ駆動回路9の消費電力をなくすことができる。
【0028】
また、インバータ装置1の電源をON/OFFするリレーの無接点化を図ることができるようになるので、従来使用していたインバータ装置1の電源をON/OFFするための機械式リレーを削除することが可能となる。また、従来使用していた機械式リレーを削除することができるので機械式リレー使用により消費電力がアップしてしまうのを抑えることが可能となる。これにより、機械式リレーを使用することによるリレーの接点不良を確実に回避することができ、インバータ装置1の信頼性を大幅に向上させることができる。
【0029】
また、周波数指令入力回路13に入力される運転指令信号は、インバータ周波数に比例した周波数の矩形波としているので、外部からのノイズによる誤動作を防止することが可能となる。これにより、運転指令信号の簡素化を行うことができるので、汎用性のある矩形波信号を運転指令信号とすることができ、インバータ装置1の回路設計コストを大幅に低減させることができるようにな。
【0030】
また、電源ON/OFF回路11は、フォトカプラPC1により補助電源回路10をON/OFFするように構成しているので、制御回路14と補助電源回路10とを電気的に絶縁させることが可能となる。これにより、例えば、電源回路に外部ノイズが侵入した場合などでも制御回路14にノイズが廻り込んで誤動作してしまうなどの不都合を未然に防止することができる。
【0031】
また、フォトカプラPC1で補助電源回路10をON/OFFするようにしているので、従来インバータ電源のON/OFFに使用していたリレーを廃止してもインバータ装置1の電源をON/OFFすることが可能となる。これにより、インバータ装置1の低コスト化を実現することができるようになる。従って、従来使用していたリレーの接点不良の発生を回避することが可能となるので、機械式リレーのメンテナンスも不要となり、インバータ装置1の信頼性を更に向上させることができる。
【0032】
【発明の効果】
以上詳述した如く本発明によれば、モータを駆動するためのインバータ主回路と、このインバータ主回路を駆動するためのインバータ駆動回路とを備えるインバータ装置において、インバータ駆動回路は、インバータ周波数の運転指令信号が入力される周波数指令入力回路と、当該インバータ駆動回路の電源である補助電源回路をON/OFFするための電源ON/OFF回路とを有し、周波数指令入力回路に入力した運転指令信号が運転信号である場合、電源ON/OFF回路により補助電源をONすると共に、周波数指令入力回路に入力した運転指令信号が停止信号である場合には、電源ON/OFF回路により補助電源をOFFするので、インバータ周波数の運転指令信号により補助電源回路をON/OFFすることができる。これにより、補助電源回路及び駆動部の消費電力、即ち、インバータ駆動回路の消費電力を無くすことができる。また、インバータ装置の電源をON/OFFするリレーの無接点化を図ることができるので、例えば従来使用していたインバータ装置の電源をON/OFFするための機械式リレーを削除することができ、機械式リレー使用による消費電力アップも抑えることが可能となる。従って、機械式リレーを使用することによる接点不良を確実に回避することができ、インバータ装置の信頼性を大幅に向上させることができるようになるものである。
【0033】
また、請求項2の発明によれば、上記に於いて、周波数指令入力回路に入力される運転指令信号は、インバータ周波数に比例した周波数の矩形波であるので、運転指令信号の簡素化を行うことが可能となる。従って、汎用性のある信号を運転指令信号とすることができ、回路設計コストを大幅に低減させることができるようになるものである。
【0034】
また、請求項3の発明によれば、上記に於いて、電源ON/OFF回路は半導体スイッチング素子により補助電源回路をON/OFFするので、電源ON/OFF回路と補助電源回路とを電気的に絶縁することが可能となる。これにより、例えば、電源回路にノイズが発生した場合などでも制御回路にノイズが廻り込んで誤動作してしまうなどの不都合を未然に防止することができるようになると共に、従来インバータ装置の電源のON/OFFに使用していたリレーを廃止してもインバータ装置の電源をON/OFFすることが可能となるので、インバータ装置の低コスト化を実現することができるようになる。従って、リレーの接点不良の発生を回避することが可能となるので、機械式リレーのメンテナンスも不要となり、インバータ装置の信頼性を更に向上させることができるようになるものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のインバータ装置のブロック図である。
【図2】インバータ主回路図の回路図である。
【図3】インバータ駆動回路の回路図である。
【図4】制御回路の運転指令信号の図である。
【図5】補助電源回路の回路図である。
【図6】従来のインバータ装置のブロック図である。
【符号の説明】
1 インバータ装置
2 整流回路
3 インバータ主回路
4 モータ
5 冷媒圧縮機
6 パワートランジスタ
9 インバータ駆動回路
10 補助電源回路
11 電源ON/OFF回路
12 駆動部
13 周波数指令入力回路
14 制御回路
30 電源駆動IC
31 減圧トランス
AC 商用交流電源
PC1 フォトカプラ
PC2 フォトカプラ
Claims (3)
- モータを駆動するためのインバータ主回路と、該インバータ主回路を駆動するためのインバータ駆動回路とを備えるインバータ装置において、
前記インバータ駆動回路は、インバータ周波数の運転指令信号が入力される周波数指令入力回路と、当該インバータ駆動回路の電源である補助電源回路をON/OFFするための電源ON/OFF回路とを有し、
前記周波数指令入力回路に入力した運転指令信号が運転信号である場合、前記電源ON/OFF回路により前記補助電源をONすると共に、
前記周波数指令入力回路に入力した運転指令信号が停止信号である場合には、前記電源ON/OFF回路により前記補助電源をOFFすることを特徴とするインバータ装置。 - 前記周波数指令入力回路に入力される運転指令信号は、前記インバータ周波数に比例した周波数の矩形波であることを特徴とする請求項1のインバータ装置。
- 前記電源ON/OFF回路は半導体スイッチング素子により前記補助電源回路をON/OFFすることを特徴とする請求項1又は請求項2のインバータ装置。
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