JP2004280369A - 通信装置 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】通信装置は演算制御装置1及び通信ユニット2を有し、演算制御装置1と通信ユニット2とは相互に接続され、通信ユニット2の通信圏内には非接触電子タグ3が配置されている。非接触電子タグ3に書き込む情報を時間に関する情報と場所に関する情報とする事により、複雑な演算制御装置を不要にした。また、電波時計、及びグローバルポジションニングシステムを具備する事により、電力供給さえ受けられれば単独に設置しても稼動し得る通信装置を構成する事ができる。これにより、遠隔地、僻地、移動体への設置に好適な非接触電子タグの情報書き込みに用いる通信装置を提供できる。
【選択図】 図1
Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、非接触電子タグに対して情報を書き込む機能を有する通信装置に関わり、特に複雑な制御等を要せず、汎用的に用い得る通信装置に関わる。
【0002】
【従来の技術】
図10は非接触電子タグへの情報書き込みに用いられる従来の通信装置とその動作環境を示す図である。
【0003】
図10の従来例は演算制御装置11及び通信ユニット12を有し、演算制御装置11と通信ユニット12とは相互に接続され、通信ユニット12の通信圏内には非接触電子タグ13が配置されている。
【0004】
図11は図10の従来例における演算制御装置11の有する非接触電子タグへの情報書き込み手順を示す図である。従来例における情報書き込み手順は情報読み取り(ステップS11)、情報解析(ステップS12)、書き込み情報の編集(ステップS13)、情報書き込み(ステップS14)の4つの工程より構成され、各工程は記載順に実行される。
【0005】
このように構成された図10の従来例では、先ず、情報読み取り手順において演算制御装置11は通信ユニット12を介して非接触電子タグ13の内蔵する情報を読み取り、次いで、情報解析手順においてその内容を解析する。次に、書き込み情報の編集手順において、情報解析手順の解析結果に基づき情報を編集し、あるいは新たな情報を追加する。最後に、新たな書き込み情報を通信ユニット12を介して非接触電子タグ13へ送る事により情報書き込み手順が実行される。
【0006】
すなわち、従来の非接触電子タグには何らかの複雑有意な処理、加工を受けた情報が書き込まれているため、更に情報を追加、あるいは修正しようとすると、情報の読み取りの他、情報解析等の何らか複雑な情報処理操作が必要である。このため、非接触電子タグの情報書き込みに用いる通信装置は複雑な構成、あるいは複雑な情報処理機能、更には複雑な情報処理を実行する演算制御装置を必要とした。
【0007】
そこで、本願の出願人は先に、複数の非接触電子タグに共通の呼び出し名を与え、一括同時に情報の書き込みを行うことにより、効率的な処理を可能にした発明を出願した(特願2002−358603号)。図12はこのような複数の非接触電子タグに一括同時に情報を書き込むのに用いられる従来の通信装置とその動作環境を示す図である。
【0008】
図12に示されている通信装置は演算制御装置11及び通信ユニット12を有し、演算制御装置11と通信ユニット12とは相互に接続され、通信ユニット12の通信圏内には共通の呼び出し名を有する複数の非接触電子タグ13a、13b、13c、13dが配置されている。
【0009】
図13は図12の通信装置における演算制御装置11の有する非接触電子タグへの情報書き込み手順を示す図である。この情報書き込み手順は、書き込み情報の編集(ステップS13)、情報書き込み(ステップS14)の2つの工程により構成され、これらの工程は記載順に繋がれている。
【0010】
このように構成された図12の従来例では、先ず、書き込み情報の編集工程において演算制御装置11は非接触電子タグへ書き込むべき情報を内部で編集し、次いで、情報書き込み工程において、これを、通信ユニット12を介して非接触電子タグ13a、13b、13c、13dへ共通の呼び出し名を用いて一括同時送信する事により非接触無線タグ13a、13b、13c、13dへの書き込みを行う。このため、非常に効率的に処理がなされるが、一方、複数の非接触電子タグに書き込める情報は共通一様にしなければならず、従って、複雑な情報処理、あるいは複雑な情報の設定は無し得ず、よって、その利用範囲は制限されたものとなっていた。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】
以上説明したように、従来の非接触電子タグの情報書き込みに用いられる通信装置は、第一に、複雑な情報処理を必要とし、よって、通信装置の構造が複雑になるか、あるいは高度な演算制御装置等を必要とすると言った欠点を有している。
【0012】
第二に、複雑な構成、あるいは複雑な演算制御装置を必要とするため、非接触電子タグの情報書き込みに用いられる通信装置を遠隔地、僻地、移動体等に設置する事が難しく、物品等に取り付け各地へ移動し活用すると言う非接触電子タグの本来の利用価値を損ねると言う欠点を有している。
【0013】
第三に、共通の呼び出し名を有する複数の非接触電子タグに一括同時に情報を書き込む発明が提案されているが、書き込み情報が共通一様に制限されるため、その利用範囲が制限されると言う欠点を有している。
【0014】
本発明はこのような問題点を解決するためになされたものであり、単純な情報処理のみで非接触電子タグへの情報書き込みが可能な通信装置を提供することを目的とする。
【0015】
また、本発明は遠隔地、僻地、移動体等に設置する事が容易な非接触電子タグの情報書き込みに用いられる通信装置を提供することを目的とする。
【0016】
更に、本発明は共通の呼び出し名を有する複数の非接触電子タグに一括同時に情報を書き込むことを可能にし、かつその非接触電子タグの利用範囲の制限を解消することのできる通信装置を提供することを目的とする。
【0017】
【課題を解決するための手段】
本発明による通信装置は、共通の呼び出し名を有する複数の非接触電子タグに情報を書き込む機能を有する通信装置であって、前記非接触電子タグへ書き込むための情報として現在時刻に関する情報および前記通信装置の存在する場所に関する情報を前記非接触電子タグへ送信することを特徴とする。このように構成したことにより、現在時刻に関する情報および前記通信装置の存在する場所に関する情報を前記非接触電子タグへ送信するだけで、非接触電子タグに情報を書き込むことができるので、単純な情報処理のみで非接触電子タグへの情報書き込みが可能となる。また、非接触電子タグに書き込む情報を簡素にする事により、共通の呼び出し名を有する複数の非接触電子タグに一括同時に情報を書き込むことを可能にし、かつその非接触電子タグの利用範囲の制限を解消することが提供できる。
【0018】
また、本発明による通信装置は、時刻に関する情報の情報源及び場所に関する情報の情報源を有する事を特徴とする。このように構成したことにより、電力供給さえ確保できれば単独に設置、稼動し得る、遠隔地、僻地等への設置に好適な非接触電子タグへ情報書き込みに用いられる通信装置が提供できる。
【0019】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態について図面を用いて説明する。
(第1の実施の形態)
図1は本発明による非接触電子タグの情報書き込みに用いる通信装置の第1の実施の形態の構成とその動作環境を示す図である。
【0020】
図1に示されているように、本実施の形態の通信装置は演算制御装置1及び通信ユニット2を有し、演算制御装置1と通信ユニット2とは相互に接続され、通信ユニット2の通信圏内には非接触電子タグ3が配置されている。演算制御装置1はパーソナルコンピュータ等であり、通信ユニット2は演算制御装置1と有線又は無線で接続された無線通信装置である。演算制御装置1は時間情報を生成するタイマーを内蔵する。また、演算制御装置1の設置時にユーザにより場所情報が入力され、内蔵する不揮発性メモリに格納される。ここで、本実施の形態の通信装置が情報を書き込む対象である非接触電子タグ3は、図12の非接触電子タグ13a、13b、13c、13dと同様な、共通の呼び出し名を有する複数の非接触電子タグの内の1つである。
【0021】
図2は第1の実施の形態における演算制御装置1の有する非接触電子タグ3への情報書き込み手順を示す図である。第1の実施の形態における情報書き込み手順は時間情報の設定(ステップS1)、場所情報の設定(ステップS2)、情報書き込み(ステップS3)の3つの工程より構成され、各工程は記載順に実行される。ただし、時間情報の設定と場所情報の設定の順序を逆にしても良い。
【0022】
このように構成された第1の形態とその動作環境では、先ず、時間情報の設定工程、場所情報の設定工程において、演算制御装置1により、内部的に時間情報、及び場所情報が設定され、次に、情報書き込み工程において、これらの情報が通信ユニット2を介して非接触電子タグ3に送られ、非接触電子タグ3への内部情報として書き込まれる。この時、演算制御装置1は非接触電子タグ3が通信ユニット2の通信圏内に存在することを検知すると、図2の手順を実行する。
【0023】
このように、非接触電子タグ3に有意な情報として時間に関する情報と場所に関する情報との二つの情報のみを書き込むので、極めて単純な書き込み処理となる。このため、演算制御装置1の処理手順は極めて簡素なものとなし得る上に、時間に関する情報と場所に関する情報が書き込まれていれば、その後、非接触電子タグ3の履歴あるいは経歴が特定できるので、何らかの情報処理が必要となれば適宜処理する事が可能となる。
【0024】
すなわち、第1の実施の形態によれば、必要最小限の情報を非接触電子タグ3に書き込む事が可能であり、かつ、その書き込み情報および処理は極めて単純、かつ、最小のものとし、非接触電子タグ3の情報書き込みに用いる通信装置の構成、および処理手順を極めて簡素なものとする事ができる。
【0025】
また、時間に関する情報を国際標準時間とし、更に、場所に関する情報を緯度、経度とすれば、これらの情報は万国共通に理解、利用しうるので、万人が共通に利用できる非接触電子タグの運用が可能となる。
【0026】
(第2の実施の形態)
図3は本発明による非接触電子タグの情報書き込みに用いる通信装置の第2の実施の形態の構成とその動作環境を示す図である。この図において、図1と同一の構成要素又は対応する構成要素には図1と同一の符号が付されている。
【0027】
図3に示されているように、第2の実施の形態の通信装置は演算制御装置1及び通信ユニット2を有し、演算制御装置1と通信ユニット2とは相互に接続され、通信ユニット2の通信圏内には共通の呼び出し名を有する複数の非接触電子タグ3a、3b、3c、3dが配置されている。
【0028】
図4は第2の実施の形態における演算制御装置1の有する非接触電子タグへの情報書き込み手順を示す図である。この図において、図2と同一の構成要素又は対応する構成要素には図2と同一の符号が付されている。第2の実施の形態における情報書き込み手順は時間情報の設定(ステップS1)、場所情報の設定(ステップS2)、情報書き込み(ステップS3)の3つの工程より構成され、各工程は記載順にかつ循環的に実行される。つまり、第2の実施の形態における情報書き込み手順は第2の実施の形態における情報書き込み手順を定期的に繰り返し実行するものであると言える。
【0029】
このように構成された第2の実施の形態とその動作環境では、先ず、時間情報の設定、場所情報の設定工程において、演算制御装置1により、内部的に時間情報、及び場所情報が設定され、次に、情報書き込み工程において、これらの情報が通信ユニット2を介してかつ共通の呼び出し名を用いて非接触電子タグ3a、3b、3c、3dに送られ、全ての非接触無線タグに同一の時間情報、及び同一の場所情報が書き込まれる。
【0030】
また、図4に示される演算制御装置1の処理手順は循環しているので、時間が経過するにつれ、自動的に時間に関する送信情報は更新される。
【0031】
非接触電子タグ3a、3b、3c、3dに書き込まれる情報は、非接触電子タグ3a、3b、3c、3dが同一の通信ユニットの通信圏内に同一の時間に存在する限りにおいて、共通の時間情報、場所情報となるので、共通の時間情報の履歴を持つ事になる。また、異なる時間に存在したものについては時間を異にする履歴を持ち、また、移動したものについては時間情報の履歴の更新が停止する事は言うまでも無い。
【0032】
従って、本実施の形態による通信装置個々の書き込み情報は極めて簡易均一なものでありながら、各非接触電子タグが個別に一通信装置の通信圏内を出入りするか、複数の通信装置の通信圏内を移動して回るかにより、各非接触電子タグは固有の履歴情報を蓄積する事になる。このため、蓄積された履歴情報を後に解析する事により各非接触電子タグの固有の動向を把握し、必要な情報処理を施す事が可能となる。
【0033】
(第3の実施の形態)
図5は本発明による非接触電子タグの情報書き込みに用いる通信装置の第3の実施の形態の構成を示す図である。この図において、図1と同一の構成要素又は対応する構成要素には図1と同一の符号が付されている。
【0034】
第3の実施の形態の通信装置は通信ユニット2、時計4、記憶装置5、外部インタフェース6、制御器7、および情報伝送路8を有し、通信ユニット2、時計4、記憶装置5、外部インタフェース6、および制御器7は情報伝送路8を介し相互に接続され構成されている。
【0035】
図6は第3の実施の形態において場所情報を設定する際の制御器7の処理手順を示す図である。この処理手順は場所情報の取得(ステップS4)、場所情報の記録(ステップS5)の2つの工程を有し、記載順に実行される。
【0036】
更に、図7は第3の実施の形態において非接触電子タグに情報を送信する際の制御器7の処理手順を示す図である。この処理手順は時間の読み取り(ステップS6)、場所情報の読み出し(ステップS7)、通信文の編集(ステップS8)、通信文の送信(ステップS9)の4つの工程を有し、各工程は記載順にかつ循環的に実行される。ただし、時間の読み取りと場所情報の読み出しの順序を逆にしても良い。
【0037】
このように構成された第3の実施の形態において、通信装置を使用する際には先ず、図6の処理手順により場所情報の設定が行われる。すなわち、制御器7は場所情報の取得工程において、情報伝送路8、及び外部インタフェース6を介し、外部より図5の通信装置が設置される場所に関する情報を取得し、これを、次の場所情報の記録工程において、同様に情報伝送路8を介し記憶装置5に保存、記録する。
【0038】
次に図5の通信装置の設置後は図7の処理手順により非接触電子タグへの情報の書き込み動作が行われる。すなわち、制御器7は時間の読み取り工程においては情報伝送路8を介し、時計4より時間情報を取得し、次の場所情報の読み出し工程においては同様に情報伝送路8を介し、図6のステップS5で記憶装置5に保存された設置場所に関する情報を取得する。次に、これら二つの情報を通信文の編集工程において通信文に組み込み、この通信文を情報伝送路8を経由し通信ユニット2に送る事により通信文の送信工程を完了する。ここで、通信文は例えば「ヘッダ」+「時間を表す数値情報」+「緯度を表す数値情報」+「経度を表す数値情報」のように構成される。非接触電子タグの共通の呼び出し名は「ヘッダ」に記載されている。
【0039】
第3の実施の形態の動作環境、非接触電子タグに対する情報書き込み効果は第1の実施の形態及び第2の実施の形態と同様であるため、詳細な説明は割愛する。さらに、第3の実施の形態では、制御器7は極めて単純な情報伝達操作と通信文の編集操作を行うだけで良いので、複雑な情報処理装置、外部演算制御装置等を必要とせず、マイクロコンピュータ等の独立の装置に組み込み得る簡易な演算装置で構成し得る。つまり、第3の実施の形態の通信装置は単独、独立に設置し得る非接触電子タグへの情報書き込み装置として構成する事が可能であり、遠隔地、僻地等への設置においても動作電力の供給さえ確保されれば設置可能であると言う利点を有している。
【0040】
更に時計4を電波時計とすれば時計4に対する時間の設定、補正等は自動的に行われる事となり、遠隔地、僻地への設置に更に好適な非接触電子タグの書き込みに用いる通信装置を提供する事が可能となる。
【0041】
(第4の実施の形態)
図8は本発明による非接触電子タグの情報書き込みに用いる通信装置の第4の実施の形態の構成を示す図である。この図において、図5と同一の構成要素又は対応する構成要素には図5と同一の符号が付されている。
【0042】
第4の実施の形態の通信装置は通信ユニット2、時計4、制御器7、情報伝送路8、及びグローバルポジションニングシステム(以下、GPSという)9を有し、通信ユニット2、時計4、制御器7、GPS9は情報伝送路8を介して相互に接続され構成されている。
【0043】
図9は第4の実施の形態において非接触電子タグに情報を送信する際の制御器7の処理手順を示す図である。この図において、図7と同一の構成要素又は対応する構成要素には図7と同一の符号が付されている。図9の処理手順は時間の読み取り(ステップS6)、場所情報の読み取り(ステップS7’)、通信文の編集(ステップS8)、通信文の送信(ステップS9)の4つの工程を有し、各工程は記載順にかつ循環的に実行される。ただし、時間の読み取りと場所情報の読み取りの順序を逆にしても良い。
【0044】
このように構成された第4の実施の形態では図9の手順により非接触電子タグへの情報の書き込み動作が行われる。すなわち、制御器7は時間の設定工程においては情報伝送路7を介し、時計4より時間情報を取得し、次の場所情報の読み出し工程においては同様に情報伝送路7を介し、グローバルポジションニングシステム9より設置場所に関する情報を取得する。次に、これら二つの情報を通信文の編集工程において通信文に組み込み、この通信文を情報伝送路8を経由し通信ユニット2に送る事により通信文の送信工程を完了する。
【0045】
第4の実施の形態の動作環境、非接触電子タグに対する情報書き込み効果は第1の実施の形態及び第2の実施の形態と同様であるため、詳細な説明は割愛する。第4の実施の形態では第3の実施の形態と同様に複雑な情報処理装置、あるいは複雑な外部演算制御装置等を必要とせず、単独に非接触電子タグへの情報書き込み装置として動作する事が可能であるため、遠隔地、僻地等への設置においても動作電力の補給さえ確保しうれば設置可能であると言う利点を有している。また、場所情報はGPS9により自動計測されるため、通信装置の設置に際し、場所情報の設定が不要となる他に、移動体等に設置された場合においては通信装置の移動と供に常に最新の場所情報により動作すると言う利点を有している。
【0046】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明によれば、非接触電子タグに書き込む情報を時間に関する情報と場所に関する情報とする事により、単純な情報処理のみで必要かつ充分な情報を非接触電子タグへ書き込むことが可能となる。
【0047】
また、時間に関する情報として世界標準時間を用い、場所に関する情報として緯度、経度を用いる事により、万国共通で万人が利用できる情報を非接触電子タグに書き込む事が可能となる。
【0048】
更に、時刻に関する情報及び場所に関する情報を複数の非接触電子タグへ同時に送信する事により、個々の非接触電子タグへ順番に送信する場合よりも効率的な処理が可能になる。また、非接触電子タグに書き込む情報を簡素にする事により共通の呼び出し名を有する複数の非接触電子タグに情報を書き込むために好適な通信装置が提供できる。
【0049】
更に、時刻に関する情報及び場所に関する情報を非接触電子タグへ定期的に繰り返し送信する事で、時間の経過に従って非接触電子タグに書き込まれる時刻情報を自動的に更新することができるので、時間に関する情報の履歴を自動的に作成することができる。
【0050】
また、場所に関する情報の情報源及び時計を保有する事により、電力供給さえ確保できれば単独に設置、稼動し得る、遠隔地、僻地等への設置に好適な非接触電子タグ情報書き込みに用いる通信装置が提供できる。
【0051】
更に、電波時計を用いる事により時間の設定、補正が不要な非接触電子タグの情報書き込みに用いる通信装置を提供できる。
【0052】
そして、グローバルポジションニングシステムを用いる事により場所情報の設定が不要となり、移動体に取り付け、設置するに好適な非接触電子タグの情報書き込みに用いる通信装置を提供できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による非接触電子タグの情報書き込みに用いる通信装置の第1の実施の形態の構成とその動作環境を示す図、
【図2】第1の実施の形態における演算制御装置の有する非接触電子タグへの情報書き込み手順を示す図、
【図3】本発明による非接触電子タグの情報書き込みに用いる通信装置の第2の実施の形態の構成とその動作環境を示す図、
【図4】第2の実施の形態における演算制御装置の有する非接触電子タグへの情報書き込み手順を示す図、
【図5】本発明による非接触電子タグの情報書き込みに用いる通信装置の第3の実施の形態の構成を示す図、
【図6】第3の実施の形態において場所情報を設定する際の制御器の処理手順を示す図、
【図7】第3の実施の形態において非接触電子タグに情報を送信する際の制御器の処理手順を示す図、
【図8】本発明による非接触電子タグの情報書き込みに用いる通信装置の第4の実施の形態の構成を示す図、
【図9】第4の実施の形態において非接触電子タグに情報を送信する際の制御器の処理手順を示す図、
【図10】従来の非接触電子タグの情報書き換えに用いられる通信装置の構成とその動作環境を示す図、
【図11】従来例における演算制御装置の有する処理手順を示す図、
【図12】複数の非接触電子タグに一括同時に情報を書き込むのに用いられる従来の通信装置とその動作環境を示す図、
【図13】図12の通信装置における演算制御装置の有する非接触電子タグへの情報書き込み手順を示す図である。
【符号の説明】
1 演算制御装置
2 通信ユニット
3、3a、3b、3c、3d 非接触電子タグ
4 時計
5 記憶装置
6 外部インタフェース
7 制御器
8 情報伝送路
9 グローバルポジションニングシステム
Claims (10)
- 共通の呼び出し名を有する複数の非接触電子タグに情報を書き込む機能を有する通信装置であって、前記非接触電子タグへ書き込むための情報として現在時刻に関する情報および前記通信装置の存在する場所に関する情報を前記非接触電子タグへ送信することを特徴とする通信装置。
- 前記時刻に関する情報は国際標準時間である事を特徴とする請求項1記載の通信装置。
- 前記場所に関する情報は緯度並びに経度である事を特徴とする請求項1記載の通信装置。
- 前記時刻に関する情報及び前記場所に関する情報を複数の非接触電子タグへ同時に送信する事を特徴とする請求項1記載の通信装置。
- 前記時刻に関する情報及び前記場所に関する情報を前記非接触電子タグへ定期的に繰り返し送信する事を特徴とする請求項1記載の通信装置。
- 前記時刻に関する情報の情報源および前記場所に関する情報の情報源を有する事を特徴とする請求項1記載の通信装置。
- 前記時刻に関する情報の情報源は時計である事を特徴とする請求項6項記載の通信装置。
- 前記時計は電波時計である事を特徴とする請求項7記載の通信装置。
- 前記場所に関する情報の情報源は外部から取得した前記場所に関する情報が記憶された記憶装置である事を特徴とする請求項6記載の通信装置。
- 前記場所に関する情報の情報源はグローバルポジショニングシステムである事を特徴とする請求項6記載の通信装置。
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Cited By (1)
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JP2006185048A (ja) * | 2004-12-27 | 2006-07-13 | Toshiba Corp | Icタグ及びicタグシステム |
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