JP2004277116A - エレベータ通報システム及び方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】エレベータホールで点検中のエレベータの利用を希望して待機している利用者がいることを、点検員に通報する。
【解決手段】本発明に係るエレベータ通報システムによれば、乗場呼び釦1aの所定の操作によりエレベータホールに利用者が存在するか否かを判定する判定部2bと、当該判定の結果、エレベータホールに利用者がいると判定された場合に、その旨の音声ガイダンスを出力する音声出力部4cと、音声ガイダンスが出力された後に、運転要求信号の入力に基づいて通常運転に切り替えるか否かを判定する判定部2bと、当該判定の結果、エレベータホールに設けられ、通常運転に切り替えると判定した場合に点滅する表示器1bとを備えて構成する。
【選択図】 図1

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、エレベータホールに設けられた乗場呼び釦から昇降路内の点検員に通報を行うエレベータ通報システム及び方法に関する。
【0002】
【従来の技術】
近年における建築技術の進歩に伴って、建築物の高層化が進み、エレベータは、不可欠のものとなっている。
【0003】
現在、点エレベータホールにいる利用者から、点検中のエレベータを利用したい旨の情報を検中の点検員に対して通報する手法は一切ない。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
従って、高層建築の上階で急病人が発生した場合または緊急で納品がある場合のように、利用者が点検中のエレベータを一時的に利用したいと思った場合であっても、点検員の所在がエレベータホールからでは分からず、かつ、点検員と連絡をとる具体的な手法が何らないので、その旨を点検員に通報のしようがなく、エレベータの利用をあきらめる外なかった。
【0005】
本発明は、上記事情を考慮してなされたもので、エレベータホールで点検中のエレベータの利用を希望して待機している利用者がいることを、点検員に通報することを可能にするエレベータ通報システム及び方法を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】
本発明の主旨は、無線通信を行う構成により、エレベータホールで点検中のエレベータの利用を希望して待機している利用者がいることを、点検員に通報することを可能にするという効果を達成することにある。
【0007】
さて、以上のような本発明の主旨は、具体的には以下のような手段を講じることにより実現される。
【0008】
第1の発明は、利用者の所定の操作によりエレベータホールに設けられた乗場呼び釦から昇降路内の点検員に通報を行うエレベータ通報システムであって、乗場呼び釦の所定の操作によりエレベータホールに利用者が存在するか否かを判定する利用者判定手段と、利用者判定手段による判定の結果、エレベータホールに利用者がいると判定された場合に、その旨の音声ガイダンスを出力する音声ガイダンス手段とを備えたエレベータ通報システムである。
【0009】
このように、利用者判定手段により乗場呼び釦の所定の操作によりエレベータホールに利用者が存在するか否かが判定され、利用者判定手段による判定の結果、エレベータホールに利用者がいると判定された場合に、音声ガイダンス手段によりその旨の音声ガイダンスが出力されるので、点検中のエレベータの利用を希望する利用者がエレベータホールにいることを点検員に、迅速に通報することができる。
【0010】
第2の発明は、第1の発明のエレベータ通報システムにおいて、音声ガイダンス手段によって音声ガイダンスが出力された後に、運転要求信号の入力に基づいて通常運転に切り替えるか否かを判定する運転切替判定手段と、運転切替判定手段による判定の結果、通常運転に切り替えると判定した場合にエレベータホールに判定結果を表示する結果表示手段とを備えたエレベータ通報システムである。
【0011】
これにより、第1の発明の作用と同様の作用を奏することができるのに加え、音声ガイダンス手段によって音声ガイダンスが出力された後に、運転切替判定手段により運転要求信号の入力に基づいて通常運転に切り替えるか否かが判定され、運転切替判定手段による判定の結果、通常運転に切り替えると判定した場合に結果表示手段によりエレベータホールに判定結果が表示されるので、エレベータの点検員からエレベータホールにいる利用者に対して通常運転を行う旨を伝達することができる。
【0012】
第3の発明は、第2の発明のエレベータ通報システムにおいて、結果表示手段は、エレベータホールに設けられた表示器であって、通常運転時に点滅するエレベータ通報システムである。
【0013】
これにより、第2の発明の作用と同様の作用を確実に奏することができる。
【0014】
第4の発明は、エレベータホールに設けられた乗場呼び釦からの利用者の所定の操作に基づいて、昇降路内の点検員に点検中のエレベータの利用を希望する旨を音声により通報を行うエレベータ通報方法であって、エレベータホールに設けられた乗場呼び釦に所定の操作を行う釦操作工程と、釦操作工程における所定の操作に基づいて、昇降路内の点検員に点検中のエレベータの利用を希望する旨の音声ガイダンスを行う音声ガイダンス工程と、音声ガイダンス工程により音声ガイダンスが行われた後、点検中のエレベータを通常運転に切り替える旨をエレベータホール側に表示する表示工程とを含むエレベータ通報方法である。
【0015】
このように、乗場呼び釦への所定の操作により、点検中のエレベータの一時的な利用を希望する旨が音声ガイダンスによって点検員に通報され、音声ガイダンス終了後に当該点検中のエレベータを通常運転に切り替える旨がエレベータホール側に表示されるので、点検中のエレベータの利用を希望する利用者がエレベータホールにいることを点検員に、迅速に通報することができる。
【0016】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の一実施の形態について図面を用いて説明する。
【0017】
図1は、本発明に係るエレベータ通報方法を適用したエレベータ通報システムの一実施の形態を示す機能ブロック図である。
【0018】
本実施の形態に係るエレベータ通報システムは、各階のエレベータホールに設けられた操作盤1と、機械室に設けられたエレベータ制御盤2と、第1の通信端末3と、乗りかごの天井面上に設けられた通報装置4と、点検スイッチ5とから構成される。
【0019】
また、操作盤1は、図2に示すとおり、エレベータの外側の扉6の右側に設けられた乗場呼び釦1aと表示器1bとから構成されている。
【0020】
さらに、エレベータ制御盤2は、エレベータデータ記憶部2aと、判定部2bとから構成される。
【0021】
さらにまた、通報装置4は、第2の通信端末4aと、音声データ記憶部4bと、音声出力部4cと、入力スイッチ4dとから構成されている。
【0022】
乗場呼び釦1aは、利用者による所定の操作、例えば複数回数だけ所定の時間以上継続して押すといった操作により、エレベータのIDに関する情報と、呼び出しのある階の情報と音声ガイダンス要求とを含む電気信号を判定部2bに出力する機能を有している。
【0023】
なお、以下では簡略化のため、1階のエレベータホールに設けられた操作盤11(以下、簡略化の観点から単に操作盤1と称する)の乗場呼び釦1a(以下、簡略化の観点から単に乗場呼び釦1aと称する)から利用者が操作する場合に関して考えるが、図3に示す各階に設置された操作盤11〜1Nに設けられた全ての乗場呼び釦から操作可能であることは言うまでもない。
【0024】
エレベータデータ記憶部2aには、エレベータ毎に定められたIDに関する情報と、当該エレベータのIDに対応する点検スイッチ5のIDと、通信端末4aのIDに関する情報と、音声出力部4cのIDに関する情報と、入力スイッチ4dのIDに関する情報と、表示器1bのIDに関する情報との組が予め記憶されており、判定部2bにより検索され、検索の結果として得られたエレベータ毎に定められたID、点検スイッチ5のID、通信端末4aのID、音声出力部4cのID、入力スイッチ4dのID、及び表示器1bのIDに関する情報がそれぞれ読み出される。
【0025】
判定部2bは、点検スイッチ5から出力された点検スイッチ5のIDに関する情報と点検運転要求とを含む電気信号の入力を受け付ける機能と、エレベータのIDに関する情報と呼び出しのある階と音声ガイダンス要求とを含む電気信号の入力を乗場呼び釦1aから受け付ける機能と、受け付けた電気信号に基づいてエレベータホールに点検中のエレベータの利用を希望する利用者がいるか否かの判定を行う機能と、当該判定の結果、エレベータホールに点検中のエレベータの利用を希望する利用者がいると判定した場合に、エレベータデータ記憶部2aをエレベータのIDに関する情報をキーとして当該エレベータのIDに対応する第2の通信端末4a及び音声出力部4cのIDに関する情報を検索する機能と、当該検索結果として得られた第2の通信端末4a及び音声出力部4cのIDに関する情報を読み出し、読み出した第2の通信端末4a及び音声出力部4cのIDに関する情報と音声ガイダンス要求とを含む電気信号を第1の通信端末3に出力する機能と、第1の通信端末3から通常運転要求と入力スイッチ4dのIDに関する情報とを含む電気信号の入力を受け付ける機能と、当該通常運転要求に基づいて、エレベータデータ記憶部2aを入力スイッチ4dのIDに関する情報をキーとして検索し、当該検索結果として得られた表示器1bのIDに関する情報を読み出す機能と、点滅表示を行わせる表示切替要求を含む電気信号を読み出したIDに対応する表示器1bに出力する機能とを有する。
【0026】
第1の通信端末3は、送受信アンテナ3aを有しており、判定部2bから入力された第2の通信端末4a及び音声出力部4cのIDに関する情報
と音声ガイダンスとを含む電気信号を電波信号に変換して、変換した電波信号を送受信アンテナ3aを介して第2の通信端末4aに送信する機能と、第2の通信端末4aから送信された電波信号を送受信アンテナ3aを介して受信し、受信した電波信号を電気信号に変換して、当該通常運転要求と入力スイッチ5のIDに関する情報を含む電気信号を判定部2bに出力する機能とを有する。
【0027】
第2の通信端末4aは、送受信アンテナ4aを有しており、第1の通信端末3から送信された音声ガイダンス要求を含む電波信号を受信して、受信した電波信号を電気信号に変換して、変換した電気信号を音声出力部4cに出力する機能と、入力スイッチ4dから入力された入力スイッチ4dのIDと通常運転要求とを含む電気信号を電波信号に変換して送受信アンテナ4aから第1の通信端末3に送信する機能とを有する。
【0028】
音声データ記憶部4bは、予め音声データに対応する波形データが記憶されており、音声出力部4cにより検索されて、予め記憶された音声データに対応する波形データが読み出される。
【0029】
音声出力部4cは、第2の通信端末4aから出力された通報装置4に関する情報と音声ガイダンス要求とを含む電気信号に基づいて、音声データ記憶部4bを検索し、検索結果として得られた波形データに基づいて音声ガイダンスに対応する音声データを作成する機能と、作成した音声データを外部に出力する機能とを有する。
【0030】
入力スイッチ4dは、点検員の操作によりオンに切り替えられた場合にのみ、入力スイッチ4dのIDに関する情報と通常運転要求とを含む電気信号を第2の通信端末4aに出力する機能を有する。
【0031】
点検スイッチ5は、点検員の切替操作により、オン状態に切り替えられた場合にだけ、点検スイッチ5のIDに関する情報と点検運転要求とを含む電気信号を判定部2bに出力する機能を有する。
【0032】
表示器1bは、音声出力部4cから音声ガイダンスが出力された後、入力スイッチ4dのオン・オフ状態に基づいて、判定部2bによってなされた点検運転を継続するか否かの判定の結果に基づいて、通常運転に切り替えると判定された場合に、判定部2bから出力された表示切替要求を含む電気信号に基づき、点滅を繰り返して通常運転に切り替わる旨を表示する機能を有する。
【0033】
なお、本実施の形態では、エレベータの通常運転が可能である旨を表示する表示器として点滅可能な表示器1bを用いているが、これに限らず、液晶の表示器、または電光掲示板等に変更可能である。
【0034】
また、本実施の形態で用いられている点滅可能な表示器1bに、液晶の表示器または電光掲示板等を付加してもよい。
【0035】
これにより、点検員からエレベータホールにいる利用者に対して、文字情報により通常運転が可能である旨を通報することができる。
【0036】
また、液晶の表示器または電光掲示板であれば,文字情報で表示できるので、液晶の表示器または電光掲示板に通常運転が不可能である場合であっても、その旨を文字情報で表示することが可能となる。
【0037】
次に、以上のように構成されたエレベータ通報システムの動作について説明する。
【0038】
図4は、本実施の形態に係るエレベータ通報方法を適用したエレベータ通報システムの動作を説明するためのフローチャートである。
【0039】
まず、判定部2bは、点検員の操作により点検スイッチ5がオンにされているか否かに基づいて、点検運転に切り替わっているか否かを判定する(ST1)。判定部2bは、この工程ST1で点検スイッチ5がオンの状態にされている場合(ST1:YES)には、点検運転に切り替わっていると判定して、入力された点検スイッチのIDに対応するエレベータの点検運転を開始する(ST2)。
【0040】
一方、判定部2bは、この工程ST1で点検スイッチ5がオフにされている場合(ST1:NO)には、点検スイッチのIDに対応するエレベータが点検運転に切り替わっていないと判定してこの工程ST1を繰り返す。
【0041】
工程ST3では、判定部2bは、エレベータホールの乗場呼び釦1aが一定時間内に連続して押されているか否かによって(釦操作工程)、乗場呼び釦1aから出力される音声ガイダンス要求を含む電気信号に基づいて、エレベータホールにエレベータの利用を希望する利用者の有無を判定する(利用者判定手段)。判定部2bは、この工程ST3で、乗場呼び釦1aが一定時間内に連続して押されていると判定した場合(ST3:YES)、エレベータホールに当該エレベータの利用を希望する利用者がいると判定して、第1の通信端末3に音声ガイダンス要求を含む電気信号を出力する(ST4)。
【0042】
一方、判定部2bは、乗場呼び釦1aが一定時間内に連続して押されていないと判定した場合(ST3:NO)、この工程ST3を繰り返す。
【0043】
次の工程では、第1の通信端末3は、判定部2bから出力された音声ガイダンス要求を含む電気信号を電波信号に変換して送受信アンテナ3aから第2の通信端末4aに送信する(ST5)。
【0044】
次の工程では、第2の通信端末4aは、音声出力部4cに音声ガイダンス要求を含む電気信号を出力する。そして、音声出力部4cは、入力された電気信号に基づいて、予め音声データ記憶部4bに記憶された波形データを読み出し、読み出した波形データから音声ガイダンスに対応する音声データを作成して、作成した音声データを外部に出力する(ST6:音声ガイダンス手段、音声ガイダンス工程)。
【0045】
次の工程では、第2の通信端末4aは、音声出力部4cによる音声ガイダンス終了後、入力スイッチ4dに対し、点検員からなされたオン/オフの切り替え操作により入力スイッチ4dから出力される通常運転への切り替え要求を含む電気信号を電波信号に変換して、当該電波信号を第1の通信端末3に送信する(ST7)。
【0046】
次の工程では、判定部2bは、第1の通信端末3から出力された電気信号に含まれる通常運転への切替要求に関する情報の有無に基づいて、入力スイッチのオン/オフの切り替え状態、換言すれば通常運転に切り替えるか否かを判定する(ST8:運転切替判定手段)。判定部2bは、この工程ST8で通常運転に切り替えると判定した場合、入力スイッチ4dのIDに関する情報をキーとしてエレベータデータ記憶部2aを検索し、検索結果として得られたIDに対応するエレベータホールの表示器に表示切替信号を出力する(ST9)。
【0047】
一方、判定部2bは、この工程ST8で通常運転に切り替えないと判定した場合、この工程ST8を繰り返す。
【0048】
次の工程では、表示器は、判定部から出力された表示切替信号に基づいて点滅を繰り返す(ST10:結果表示手段、表示工程)。これにより、エレベータホールにいる利用者に対して、通常運転に切り変わる旨が通報される。
【0049】
以上のような一連の手順によりエレベータ通報システムは、通報処理を終了する。
【0050】
上述したように本実施の形態によれば、乗場呼び釦に対する所定の操作により乗場呼び釦から各通信端末を介してエレベータの乗りかご天井面上に音声出力部により音声ガイダンスでエレベータホールに点検中のエレベータの利用を希望して待機中の利用者がいることが外部の点検者に通報される。この結果、エレベータホールに、当該エレベータの利用を希望する利用者がいる旨を点検員に対して通報することができる。
【0051】
本実施の形態によれば、通常運転に切り替える場合に、エレベータホールに設置されている表示器が点滅表示を繰り返すので、エレベータ利用者は、態々管理人または責任者に点検作業の終了時間を確認したり、点検サービス会社に問い合わせをしたりする労力を省くことができる。
【0052】
また、本実施の形態によれば、エレベータホールにいる待機中の利用者と、乗りかごの天井面上にいる点検員との間で利用者から点検員に対しては、エレベータを利用したい旨を通報することができるとともに、点検員からエレベータホールにいる利用者に対しては、通常運転に切り替えるのが可能な場合に、通常運転に切り替える旨を通報することができるので、両者間で双方向の通信が可能となる。
【0053】
本実施の形態によれば、現有のエレベータに配設されている設備を用いて、エレベータホールにいる利用者から点検員に利用者がエレベータホールにいる旨の通報を行うことが可能なので、新たに設備を設ける労力を省くことができる。
【0054】
なお、本発明は、上記一実施の形態に限定されるものでなく、実施段階ではその要旨を逸脱しない範囲で種々に変形することが可能である。例えば、上記一実施の形態では、点検スイッチとエレベータ制御盤の判定部との間は、有線で接続されているが、当該点検スイッチと判定部との間の通信をBluetooth等の規格に準拠した通信機器を用いることにより無線で行う構成に変更してもよい。
【0055】
これにより、点検員が何処にいる場合でも、点検スイッチからエレベータ制御盤の判定部に無線で点検運転に切り替える旨のデータをエレベータ制御盤の判定部に送信することができるので、点検運転と通常運転との切替えを容易に行うことができる。
【0056】
また、上記一実施の形態では、音声出力部による音声ガイダンスで点検員に通報していたが、これに限らず、液晶画面に表示する構成に変更することが可能である。
【0057】
これにより、点検員にエレベータホールの利用者から、当該エレベータを利用したい旨を文字情報によって通報することができる。
【0058】
さらに、上記一実施の形態には、種々の段階の発明が含まれており、開示されている複数の構成要件における適宜な組み合わせにより種々の発明が抽出できる。例えば、実施の形態に示されている全構成要件から幾つかの構成要件が削除されても、発明が解決しようとする課題の欄で述べた課題が解決でき、発明の効果の欄で述べられている効果が得られる場合には、この構成要件が削除された構成が発明として抽出できる。
【0059】
【発明の効果】
以上詳述したように本発明によれば、エレベータホールで点検中のエレベータの利用を希望して待機している利用者がいることを、点検員に通報することを可能にするエレベータ通報システム及び方法を提供できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るエレベータ通報方法を適用したエレベータ通報システムの一実施の形態を示す機能ブロック図。
【図2】本発明に係るエレベータ通報方法を適用したエレベータ通報システムに用いられているエレベータホールに設置されている操作盤の一例を示す模式図。
【図3】本発明に係るエレベータ通報方法を適用したエレベータ通報システムの建築物への実装例の外観を概念的に示す模式図。
【図4】本発明に係るエレベータ通報方法を適用したエレベータ通報システムの動作を説明するためのフローチャート。
【符号の説明】
1…エレベータ制御盤
1a…乗場呼び釦
1b…表示器
2…エレベータ制御盤
2a…エレベータデータ記憶部
2b…判定部
3…第1の通信端末
3a…送受信アンテナ
4…通報装置
4a…第2の通信端末
4a…送受信アンテナ
4b…音声データ記憶部
4c…音声出力部
4d…入力スイッチ
5…点検スイッチ

Claims (4)

  1. エレベータホールに設けられた乗場呼び釦からの利用者の所定の操作によって昇降路内の点検員に通報を行うエレベータ通報システムであって、
    前記乗場呼び釦の所定の操作により前記エレベータホールに利用者が存在するか否かを判定する利用者判定手段と、
    前記利用者判定手段による判定の結果、前記エレベータホールに利用者がいると判定された場合に、その旨の音声ガイダンスを出力する音声ガイダンス手段とを備えたことを特徴とするエレベータ通報システム。
  2. 請求項1に記載のエレベータ通報システムにおいて、
    前記音声ガイダンス手段によって音声ガイダンスが出力された後に、運転要求信号の入力に基づいて通常運転に切り替えるか否かを判定する運転切替判定手段と、
    前記運転切替判定手段による判定の結果、通常運転に切り替えると判定した場合に、前記エレベータホールに判定結果を表示する結果表示手段と
    を備えたことを特徴とするエレベータ通報システム。
  3. 請求項2に記載のエレベータ通報システムにおいて、
    前記結果表示手段は、
    前記エレベータホールに設けられた表示器であって、通常運転時に点滅することを特徴とするエレベータ通報システム。
  4. エレベータホールに設けられた乗場呼び釦からの利用者の所定の操作に基づいて、昇降路内の点検員に点検中のエレベータの利用を希望する旨を音声により通報を行うエレベータ通報方法であって、
    前記エレベータホールに設けられた乗場呼び釦に所定の操作を行う釦操作工程と、
    前記釦操作工程における所定の操作に基づいて、前記昇降路内の点検員に前記点検中のエレベータの利用を希望する旨の音声ガイダンスを行う音声ガイダンス工程と、
    前記音声ガイダンス工程により音声ガイダンスが行われた後、前記点検中のエレベータを通常運転に切り替える旨をエレベータホール側に表示する表示工程とを含むことを特徴とするエレベータ通報方法。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2019156587A (ja) * 2018-03-14 2019-09-19 三菱電機ビルテクノサービス株式会社 エレベーター装置
JP2021028277A (ja) * 2019-08-09 2021-02-25 フジテック株式会社 自走型装置およびシステム

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