JP2004276925A - 咬合具及び包装袋 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】咬合具3は、一対の雄部材31、雌部材32を有する咬合具本体30と、開封紐35とを備えている。雄部材31は、フィルム11Aの内面に融着される帯状基部311と、この帯状基部311に突設された雄部材咬合部312を備えている。開封紐35は、雄部材31の帯状基部311の長手方向に沿って配置され、帯状基部311の表面から3〜50μmの位置に埋設されている。
【選択図】 図3
Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、咬合具及び包装袋に関する。
【0002】
【背景技術】
従来から、内面に第1部材及び第2部材を備えた帯状の咬合具(チャックテープ)を設け、開閉自在とした包装袋(チャック袋)が食品、医薬品、雑貨等の多くの分野で使用されている。咬合具は、第1部材と、第2部材とから構成されており、これらの部材は、それぞれ、袋を構成するフィルムに融着される帯状基部と、咬合部とを備えている。
このような包装袋において、咬合具と、包装袋を構成するフィルムの上端部との間に開封紐を埋設したものが提案されており、次のようにして使用されている。
内容物を充填した後、咬合具の第1部材、第2部材を咬合させ、袋の上端部のフィルム同士を融着して袋を完全密閉する。開封時には、開封紐を引っ張り、咬合具と、フィルム上端部の融着部分との間を切り裂き、さらに、咬合具の咬合を解除させて、内容物を取り出す(例えば、特許文献1参照)。
【0003】
【特許文献1】
特開平6−286758号公報(第2頁、図1参照)
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、このような構成の包装袋では、咬合具と、開封紐とを別々にフィルムに融着させる必要があり、手間がかかるため、製袋性が悪いという問題がある。
また、咬合具は、通常、その帯状基部を袋のフィルムに熱融着させて取り付けられるが、この熱融着の際に、帯状基部が伸び縮みしてしまうという問題がある。
【0005】
本発明の目的は、製袋性を向上させることができ、また、咬合具の帯状基部の伸び縮みを防止することができる咬合具及びこれを備えた包装袋を提供することである。
【0006】
【課題を解決するための手段】
そのため、本発明は以下の構成を採用して前記目的を達成しようとするものである。
具体的には、本発明の咬合具は、咬合し合う第1部材と第2部材とを有するとともに包装袋を構成するフィルム上に融着される咬合具本体と、開封紐とを備え、前記咬合具本体の第1部材及び第2部材は、前記フィルム上に融着される帯状基部と、この帯状基部に突設され、咬合を達成する咬合部とを有し、前記開封紐は、前記第1部材及び前記第2部材のうちの少なくとも何れか一方の帯状基部に、その長手方向に沿って取り付けられていることを特徴とする。
【0007】
本発明では、咬合具本体の帯状基部に開封紐が取り付けられており、咬合具本体と開封紐とが一体化されているので、袋のフィルム内面に咬合具本体と開封紐とを一度に取り付けることができる。そのため、製袋性を向上させることができる。
また、咬合具本体の帯状基部に開封紐が取り付けられているので、この開封紐が芯材としての役割を果たし、熱融着する際の帯状基部の伸び縮みを防止することができる。
【0008】
本発明では、前記開封紐は、前記帯状基部の表面から3〜50μmの位置に埋設されていることが好ましい。
このように、帯状基部に開封紐が埋設されている咬合具を包装袋に取り付けた場合には、開封紐を引っ張ると、帯状基部が切れて開封紐が露出する。そしてこの開封紐により包装袋を構成するフィルムが切断され、これにより包装袋が開封されることとなる。
本発明によれば、帯状基部に開封紐が埋設されているので、熱融着する際の帯状基部の伸び縮みを確実に防止することができる。
また、3μm未満の位置に開封紐を埋設させた場合には、開封紐が帯状基部の表面から露出してしまう虞がある。また、50μmよりも深い位置に埋設したのでは、開封時に、開封紐を引っ張りにくくなる。これに対し、本発明では、帯状基部の表面から3〜50μmの位置に開封紐が埋設されているので、紐が露出することなく、かつ、開封時に大きな力をかけることなく、開封紐を引っ張ることができる。
【0009】
この際、前記開封紐及び前記咬合具本体は、熱可塑性樹脂製であり、前記開封紐は、前記咬合具本体よりも融点が高い樹脂から構成されることが好ましい。
開封紐が埋設された咬合具は、例えば、次のように製造される。
まず、予め、開封紐を製造しておく。次に、溶融した咬合具本体を構成する樹脂とともに、開封紐を押し出し、これを冷却する。これにより、開封紐を備えた咬合具が得られる。このように、溶融した樹脂とともに、開封紐を押し出す製造方法においては、開封紐は、咬合具本体よりも融点が高いことが好ましいのである。
【0010】
なお、咬合具本体の熱可塑性樹脂としては、例えば、ポリプロピレン(PP)、直鎖状低密度ポリエチレン(LLDPE)、エチレン酢酸ビニル共重合体(EVA)、エチレン−メタクリル酸メチル共重合体(EMMA)、アイオノマー、非晶性ポリエチレンテレフタレート(PETG)、ポリブチレンテレフタレート(PBT)等を使用することができる。
咬合具本体に直鎖状低密度ポリエチレン、エチレン酢酸ビニル共重合体、エチレン−メタクリル酸メチル共重合体を使用する場合には、例えば、ナイロン、ポリエチレンテレフタレート(PET)、ポリブチレンテレフタレート、ポリプロピレン、高密度ポリエチレン(HDPE)等の咬合具本体を構成する樹脂よりも融点が高いもので開封紐を構成すればよい。また、咬合具本体にポリプロピレンとして、例えば、ランダムポリプロピレンを使用する場合には、このランダムポリプロピレンよりも融点が高いホモポリプロピレン、このランダムポリプロピレンよりもエチレン含有率の低いランダムポリプロピレン、ナイロン、ポリエチレンテレフタレート等で開封紐を構成すればよい。
【0011】
また、前記開封紐は、開封紐本体と、その周囲を覆うヒートシール性の表面部とを備え、前記表面部は前記帯状基部にヒートシールされているものであってもよい。
この場合、帯状基部の包装袋のフィルムへの融着面に開封紐を融着してもよく、また、帯状基部の融着面と反対側の面に開封紐を融着してもよい。
さらに、開封紐本体は、表面部よりも融点が高いものであることが好ましい。例えば、開封紐の開封紐本体を、ナイロン製、延伸倍率6倍以上、9倍以下の高密度ポリエチレン製、又は延伸倍率6倍以下、9倍以上のポリプロピレン製のいずれかとし、表面部を直鎖状低密度ポリエチレン製とすることが挙げられる。
本発明では、開封紐と咬合具本体とを別工程で製造したのち、ヒートシールにより一体化させればよいので、従来から使用されている一般的な咬合具本体を用いて咬合具を製造することができ、製造コストの低減を図ることができる。また、開封紐を帯状基部に埋設する場合に比べ、製造が容易となる。
【0012】
さらに、前記開封紐は、長尺方向に延伸加工された配向テープであり、粘着剤或いはヒートシール剤を介して前記帯状基部に取り付けられるものであってもよい。
開封紐は、延伸加工され、分子が長尺方向に配向した配向テープであるため、強度に優れたものとなる。また、本発明では、開封紐と咬合具本体とを別工程で製造したのち、ヒートシール剤、粘着剤により一体化させればよいので、従来から使用されている一般的な咬合具本体を用いて咬合具を製造することができ、製造コストの低減を図ることができる。また、開封紐を帯状基部に埋設する場合に比べ、製造が容易となる。
【0013】
この際、前記配向テープは、前記帯状基部のフィルムへの融着面と反対側の面に前記粘着剤或いはヒートシール剤を介して接着されており、前記配向テープの帯状基部との接着面と反対側の面には、ヒートシール剤が塗布されていることが好ましい。
このような配向テープを例えば、第1部材の帯状基部に取り付けた場合、配向テープの帯状基部との接着面と反対側の面には、ヒートシール剤が塗布されている。包装袋の咬合具が取り付けられた端部と直交する端部をサイドシールすると、サイドシール部分において、前記ヒートシール剤は、第2部材の帯状基部に接着することとなり、これにより、包装袋の密封性を向上させることができる。
【0014】
本発明の包装袋は、フィルムの周縁を貼り合わせて構成された袋本体を備えた包装体であって、上述したいずれかの咬合具が、袋本体を構成するフィルム上に融着されていることを特徴とする。
この本発明によれば、上述したいずれかに記載の咬合具を備えているため、製袋性を向上させることができ、また、咬合具の帯状基部の伸び縮みを防止することができる。
【0015】
この際、前記開封紐は、前記帯状基部の表面から3〜50μmの位置に埋設されるとともに、その端部が前記帯状基部から露出しており、前記袋本体の前記開封紐が取り付けられた帯状基部の端部近傍部分には、切り欠きが形成されており、この切り欠きからは、前記開封紐の端部が露出していることが好ましい。
開封紐の端部が切り欠きから露出しているため、この端部をつまみ部分として把持することができ、手で容易に包装袋を開封することができる。
【0016】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の第一実施形態を図面に基づいて説明する。
図1及び図2には、本実施形態の包装袋1が示されている。この包装袋1は、平面矩形形状の袋本体2と、この袋本体2の内面に融着された咬合具3とを備えている。
袋本体2は、表裏2枚の平面矩形形状のフィルム11A,11B(図3参照)の周縁(各辺)を貼り合わせた(ヒートシールした)ものである。なお、ここで、フィルム11A,11Bの各辺のうち、図1下側の袋本体2の底部側に位置する一方の短辺を短辺111、この短辺111に対向する他方の短辺を短辺112、図1左側の一方の長辺を長辺113、図1右側の他方の長辺を長辺114とする。
【0017】
フィルム11Aの長辺113であって短辺112近傍部分には、略半円形状に切りかかれた切り欠き23Aが形成されている。
このようなフィルム11A,11Bは、例えば、直鎖状低密度ポリエチレン製の単層構造のフィルムである。フィルム11A,11Bの製造方法としては、例えば、キャスティング法、溶融押出法、カレンダ法等、公知の方法を採用できる。
なお、本実施形態では、フィルム11A,11Bを単層構造としたが、ONY(延伸ナイロン)、OPP(延伸ポリプロピレン)、OPET(延伸ポリエチレンテレフタレート)の外層と、LLDPE(直鎖状低密度ポリエチレン)、CPP(キャストポリプロピレン)等のシーラント層とのラミネート品であってもよい。なかでも、シーラント層の材質としては、後述する咬合具3の融着のしやすさを考慮すると、咬合具3と同様の材質であることが好ましい。ラミネート方法としては、押出ラミネート、ドライラミネート等、公知の方法が採用できる。
【0018】
咬合具3は、図2及び図3にも示すように、一対の第1部材(雄部材)31、第2部材(雌部材)32を有する咬合具本体30と、開封紐35とを備えている。
咬合具本体30は、熱可塑性樹脂製であり、例えば、直鎖状低密度ポリエチレン製である。
雄部材31は、袋本体2内面、すなわち、フィルム11Aの内面上に融着される帯状基部311と、この帯状基部311に突設された雄部材咬合部312を備えている。
帯状基部311は、フィルム11Aの短辺112近傍に融着され、その長手方向の長さ寸法は、袋本体2の短辺方向の長さ寸法と略等しい。
雄部材咬合部312は、帯状基部311の裏面から立ち上がって形成された断面棒状の連結部314と、この連結部314の先端に設けられた、断面ハート型の頭部315とを備えている。
【0019】
雌部材32は、袋本体2内面、すなわち、フィルム11Bの内面上に融着される帯状基部321と、この帯状基部321に突設された雌部材咬合部322とを備えている。
帯状基部321は、フィルム11Bの短辺112近傍に融着され、その長手方向の長さ寸法は、帯状基部311と略等しい。
さらに、雌部材咬合部322は、互いに対向配置された断面略半円形状の一対の片から構成されている。この一対の片の端部間の距離は、雄部材31の連結部314の厚さ寸法又はこの厚さ寸法よりも若干広い寸法となっている。
このような、咬合具本体30では、雄部材31の頭部315を雌部材32の雌部材咬合部322に挿入することで咬合が達成される。
【0020】
開封紐35は、熱可塑性樹脂製、例えば、延伸倍率7〜8倍の高密度ポリエチレン製の紐である。この開封紐35は、図1,2に示すように、雄部材31の帯状基部311の長手方向に沿って配置されている。また、図3及び図4に示すように、開封紐35は、帯状基部311の表面から3〜50μmの位置に埋設されている。具体的には、帯状基部311のフィルム11A側の面(融着面)、この融着面と反対側の表面及びフィルム11A,11Bの短辺112側の表面から3〜50μmの位置(図4のL1,L2,L3がそれぞれ3〜50μmとなる位置)に埋設されている。
また、この開封紐35の長さ寸法は、咬合具本体30の帯状基部311の長手方向の長さ寸法と略同じであるが、その一方の端部は帯状基部311に埋設されておらず、袋本体2のヒートシール部分を介し、フィルム11Aに形成された切り欠き23Aから露出している。
【0021】
このような咬合具3の雄部材31は、その断面形状に対応する形状の押出しダイを用いた押出し成形により製造される。具体的には、溶融した直鎖状低密度ポリエチレン樹脂とともに、予め製造しておいた開封紐35を前記押出しダイから押し出す。そして、これを水中又は風冷で冷却する。これにより、開封紐35が埋設された雄部材31が得られる。
なお、雌部材32も同様の方法で製造されるが、開封紐35を押し出す工程は不要である。
【0022】
次に、このようにして得られた、咬合具3を用いて、包装袋1を成形する。
図5に示すように、フィルム11A,11Bの原反に咬合具3の雄部材31及び雌部材32の帯状基部311、312を融着させる。咬合具3は図5に示すように、雄部材31及び雌部材32を咬合させていない状態で、フィルム11A,11Bに融着してもよく、また、これらを咬合させた状態で、フィルム11A,11Bに融着してもよい。なお、フィルム11Aには、予め所定間隔で切り欠き23Aが形成されている。
次に、フィルム11A及びフィルム11Bの咬合具3側の端部を融着する。これにより、短辺112が形成される。
さらに、フィルム11A,11Bの原反の短辺方向を所定間隔でヒートシールし、同時に溶断する。これにより、長辺113,114が形成される。長辺113側から見た図6の拡大図に示すように、溶断する際の熱により、切り欠き23Aから露出した帯状基部311の端部が溶融し、開封紐35の端部が切り欠き23Aから露出することとなる。なお、長辺113においては、咬合具3の雄部材31の雄部材咬合部312、雌部材32の雌部材咬合部322はヒートシールにより潰れているため図6では図示されていない。
そして、短辺111側から内部に内容物、例えば、食品等を充填する。最後に、短辺111をヒートシールして、包装袋1を密閉する。
【0023】
この包装袋1を開封する際には、図7に示すように、袋本体2のフィルム11Aの切り欠き23Aから露出した開封紐35の端部を手でつまみ、反対側の端部に向かって開封紐35を引っ張る。すると、開封紐35が雄部材31の帯状基部311の表面を切断し、帯状基部311から露出する。さらにこの開封紐35によりフィルム11Aが図面上下に分離切断される。そして、フィルム11A及びフィルム11Bを袋外側方向に引っ張ることで、開口部が形成されて咬合具本体30による開閉が可能となり、包装袋1が開封される。
なお、使用後は、咬合具本体30の雄部材31に雌部材32を嵌合させ包装袋1の開口部を封止した後、上方から押さえつけて平らにすることにより、再度、開口部を閉じることができる。
【0024】
従って、本実施の形態によれば、以下の効果を奏することができる。
(1−1)咬合具本体30の雄部材31の帯状基部311に開封紐35が埋設されており、咬合具本体30と開封紐35とが一体化されているので、袋本体2に取り付ける際に、咬合具本体30と開封紐35とを一度に取り付けることができる。そのため、製袋性を向上させることができる。
【0025】
(1−2)また、咬合具3の雄部材31の帯状基部311に開封紐35が埋設されているので、この開封紐35が芯材としての役割を果たすこととなる。これにより、熱融着の際の帯状基部311の伸び縮みを確実に防止することができる。
(1−3)さらに、本実施形態では、咬合具本体30を直鎖状低密度ポリエチレン製とし、開封紐35を延伸倍率7〜8倍の高密度ポリエチレン製としている。すなわち、開封紐35を構成する樹脂の融点は、咬合具本体30を構成する樹脂の融点よりも高くなっている。そのため、開封紐35を溶融させることなく、咬合具本体30の溶融樹脂とともに押し出すことができ、容易に咬合具本体30に開封紐35を埋め込むことができる。
【0026】
(1−4)また、帯状基部311の表面から3μm未満の位置に開封紐35を埋設させた場合には、開封紐35が帯状基部311の表面から露出してしまう虞がある。また、50μmよりも深い位置に埋設したのでは、開封時に、開封紐35を強い力で引っ張らなくてはならず、開封しにくくなる。これに対し、本実施形態では、帯状基部311の表面から3μm以上の位置に開封紐35が埋設されているので、開封紐35が露出することがない。また、50μm以下の位置に埋設されているので、強い力で開封紐35を引っ張る必要がなく、容易に開封することができる。
【0027】
(1−5)さらに、開封紐35は、フィルム11A,11Bの短辺112側の表面から3〜50μmの位置に埋設されているので、開封紐35を真横に引っ張った場合のみならず、袋本体2の短辺112側に斜めに引っ張った場合でも、容易に包装袋1を開封することができる。
(1−6)また、袋本体2のフィルム11Aの切り欠き23Aから開封紐35の端部が露出しているため、開封紐35の端部をつまみ部分として把持することができるので、手で容易に包装袋1を開封することができる。
【0028】
次に、本発明の第二実施形態について説明する。尚、以下の説明では、既に説明した部分と同一の部分については、同一符号を付してその説明を省略する。
図8には、前記実施形態と同様の袋本体2と、咬合具4とを備える包装袋5が示されている。咬合具4は、前記実施形態と同様の咬合具本体30と、開封紐45とを備えている。開封紐45は、開封紐35と略同じ長さ寸法であり、その端部がフィルム11Aの切り欠き(図示略)から露出している。この切り欠きは、第1実施形態の切り欠き23Aと同様のものである。また、この開封紐45は、図9の断面図に示すように、延伸倍率6以上、9倍以下、好ましくは、延伸倍率7〜8倍程度の高密度ポリエチレン製の開封紐本体451と、この開封紐本体451の周囲を覆う直鎖状低密度ポリエチレン樹脂製の表面部452とを備えている。
なお、本実施形態では、開封紐本体451を延伸された高密度ポリエチレン製としたが、これに限らず、例えば、延伸倍率6以上、9倍以下のポリプロピレン製やナイロン製としてもよい。
この開封紐45の表面部452は、帯状基部311の融着面に融着されている。なお、表面部452は、雄部材31を袋本体2のフィルム11Aに融着する際に、帯状基部311とともにフィルム11Aに融着される。
以上のような、開封紐45は、表面部452を構成する樹脂を溶融状態とし、予め製造された開封紐本体451とともに押し出すことにより製造される。
【0029】
次に、包装袋5の開封方法を説明する。
袋本体2のフィルム11Aの切り欠きから露出した開封紐45の端部を手でつまみ、反対側の端部に向かって開封紐45を引っ張る。すると、開封紐45により、フィルム11Aが分離切断される。フィルム11A及びフィルム11Bを袋外側方向に引っ張ることで、開口部が形成されて、咬合具本体30による開閉ができるようになり、包装袋5が開封される。
【0030】
このような第二実施形態によれば、第一実施形態の(1−6)と同様の効果を奏することができる上、以下の効果を奏することができる。
(2−1)開封紐45は、雄部材31の帯状基部311に融着されており、一体化されているので、袋本体2に取り付ける際に、咬合具本体30と開封紐45とを一度に取り付けることができる。そのため、製袋性を向上させることができる。
(2−2)帯状基部311に開封紐45を取り付けたため、これが芯材としての役割を果たし、熱融着の際の帯状基部311の伸び縮みを防止することができる。
(2−3)開封紐45を製造した後、これを帯状基部311に融着する構成となっているので、従来から使用されている一般的な咬合具本体を用いて咬合具4を製造することができ、製造コストの低減を図ることができる。また、第一実施形態のように、開封紐を帯状基部に埋設する場合に比べ、製造が容易となる。
(2−4)さらに、本実施形態のように、帯状基部311の融着面に開封紐45をヒートシールすれば、帯状基部311を切断することなく、包装袋1を開封することができる。
【0031】
次に、本発明の第三実施形態について図10〜図12を参照して説明する。
図10には、袋本体2’と、咬合具6とを備える包装袋7が示されている。
この袋本体2’は、袋本体2と同様にフィルム11A,11Bを備えるものであるが、切り欠き23Bが第一及び第二実施形態の切り欠き23Aと異なっている。すなわち、第一及び第二実施形態の切り欠き23Aは、フィルム11Aのみを切り欠いたものであったが、本実施形態の切り欠き23Bは、図11にも示すように、フィルム11A、フィルム11B及び咬合具6の咬合具本体30の帯状基部311、321両方を一体的に切り欠いたものであり、後述する開封紐65の端部を挟んで上下(短辺112側及び短辺111側)に2箇所形成されている。なお、この切り欠き23Bの形状は任意であり、U字形、線形、半円弧形状等であってもよいが、本実施形態では、長辺113側から長辺114側に向かって幅狭になる略V字形状となっている。
【0032】
咬合具6は、図12に示すように、前記実施形態と同様の咬合具本体30と、開封紐65とを備えている。開封紐65は、長尺方向に延伸加工された配向テープである。開封紐65を構成する材料としては、ポリプロピレン系樹脂、ポリエチレン系樹脂が挙げられる。このような開封紐65は、粘着剤S1を介して帯状基部311の融着面と反対側の面に接着されている。なお、ここでは、粘着剤S1を介して接着されるとしたが、ヒートシール剤を介して接着される構成としてもよい。
さらに、開封紐65の粘着剤S1が塗布された帯状基部311との接着面と反対側の面には、ヒートシール剤S2が塗布されている。この開封紐65に塗布されたヒートシール剤S2は、長辺113,114のサイドシール部分において、雌部材32の帯状基部321にも接着している。
また、開封紐65は、前記実施形態の開封紐35、45と略同じ長さ寸法であるが、その端部は、第一及び第二実施形態と異なり、フィルム11Aからは露出していない。
【0033】
このような包装袋7の製造方法を説明する。
第一実施形態と同様に、フィルム11A,11Bの原反に咬合具6の雄部材31及び雌部材32の帯状基部311、312を融着させる。
次に、フィルム11A及びフィルム11Bの咬合具6側の端部を融着し、フィルム11A及びフィルム11Bの咬合具6側の端部を融着する。さらに、フィルム11A,11Bの原反の短辺方向を所定間隔でヒートシールし、同時に溶断し、長辺113,114を形成する。
そして、長辺113側から、開封紐65の端部を挟んで上下に切り込みを入れ、切り欠き23Bを形成する。
さらに、短辺111側から内部に内容物、例えば、食品等を充填する。最後に、短辺111をヒートシールして、包装袋1を密閉する。
【0034】
次に、包装袋7の開封方法を説明する。
袋本体2の2つの切り欠き23Bに挟まれた部分を手でつまみ、長辺114側に向かって引っ張る。すると、開封紐65により、帯状基部311及びフィルム11Aが分離切断される。フィルム11A及びフィルム11Bを袋外側方向に引っ張ることで、開口部が形成されて、咬合具本体30による開閉ができるようになり、包装袋7が開封される。
【0035】
このような本実施形態によれば、第一実施形態の(1−6)、第二実施形態の(2−1)〜(2−3)と同様の効果を奏することができるうえ、以下の効果を奏することができる。
(3−1)開封紐65に配向テープを用いているため、開封紐65の強度を高いものとすることができる。従って、この開封紐65により容易にフィルム11Aを切断することができる。
(3−2)さらに、開封紐65に塗布されたヒートシール剤S2は、サイドシール部分において、雌部材32の帯状基部321に接着しているため、包装袋7の密封性を向上させることができる。
【0036】
なお、本発明は前述の実施形態に限定されるものではなく、本発明の目的を達成できる範囲での変形、改良等は本発明に含まれるものである。
例えば、第一から第三実施形態では、切り欠き23A,23Bを長辺113に形成したが、長辺114にも切り欠きを形成してもよい。この2つの切り欠きから開封紐35,45,65の端部を露出させれば、包装袋1を左右何れの方向からも開封することが可能となるので、使い勝手のよいものとすることができる。
【0037】
また、第一実施形態では、切り欠き23Aに変えて、図13(A)に示すような切り欠き23Cとしてもよい。この切り欠き23Cは、フィルム11B側に切り欠き23Aと同様の半円形状の第一の切り欠き231Cを形成するとともに、フィルム11A側にV字形の第二の切り欠き232Cを形成したものである。第一の切り欠き231Cにより、フィルム11Bのみならず、雌部材32の帯状基部321の一部も切りかかれている。
さらに、図13(B)に示すような切り欠き23Dとしてもよい。これは、フィルム11A,11B、雄部材31の帯状基部311、雌部材の帯状基部321を一体的にU字形に切り欠いたものである。
また、図13(C)に示すように、第三実施形態と同様の切り欠き23Bとしてもよい。
なお、第二実施形態においても、図13(A)〜(C)に示すような切り欠きを適用することは可能である。さらに、第三実施形態においても、第1及び第2実施形態の切り欠き23Aを適用してもよく、また、図13(A)、(B)に示すような切り欠きを適用してもよい。
さらに、第一から第三実施形態において、切り欠きを形成しなくてもよい。切り欠きをなくすことで、製袋性をさらに向上させることができる。
【0038】
第一から第三実施形態では、袋本体2は、二枚のフィルム11A,11Bを備えるものとしたが、これに限らず、例えば、一枚のフィルムを半折して袋本体を成形してもよい。
【0039】
また、第一実施形態では、開封紐35を溶融した直鎖状低密度ポリエチレン樹脂とともに、押し出すことで開封紐35が埋設された雄部材31を得るとしたが、このような製造方法に限らず、例えば、図14に示すように、帯状基部311の端部に切り込みCが形成された雄部材31’を製造し、この切り込みCに開封紐35を挟み込み、その後、切り込みCが形成された端部を溶融して、開封紐35を埋設してもよい。ただし、この場合には、雄部材31’を製造する工程と、開封紐35を埋設する工程とが別工程となるため、手間がかかる可能性がある。これに対し、第一実施形態では、開封紐35を溶融した直鎖状低密度ポリエチレン樹脂とともに、押し出し、開封紐35を埋設する工程と、雄部材31を製造する工程とを一体化させたため、手間がかからない。
【0040】
さらに、第一実施形態では、開封紐35を延伸倍率7〜8倍の高密度ポリエチレン製とし、咬合具本体30を直鎖状低密度ポリエチレン製としたが、これらの材質には限られない。例えば、咬合具本体を、ポリプロピレン、直鎖状低密度ポリエチレン、エチレン酢酸ビニル共重合体、エチレン−メタクリル酸メチル共重合体、アイオノマー、非晶性ポリエチレンテレフタレート、ポリブチレンテレフタレート等で構成してもよい。咬合具本体に直鎖状低密度ポリエチレン、エチレン酢酸ビニル共重合体、エチレン−メタクリル酸メチル共重合体を使用する場合には、開封紐を例えば、ナイロン、ポリエチレンテレフタレート、ポリプロピレン、ポリブチレンテレフタレート、高密度ポリエチレン等の咬合具本体を構成する樹脂よりも融点が高いものを使用すればよい。また、咬合具本体にポリプロピレンとして、ランダムポリプロピレンを使用する場合には、ランダムポリプロピレンよりも融点が高いホモポリプロピレン、このランダムポリプロピレンよりもエチレン含有率の低いランダムポリプロピレン、ナイロン、ポリエチレンテレフタレート等で紐を構成すればよい。
【0041】
また、第一実施形態では、開封紐35は、雄部材31の帯状基部311の表面から3〜50μmの位置に埋設されていたが、3μmよりも浅い位置、或いは、50μmよりも深い位置に埋設されていてもよい。
さらに、前記第一実施形態では、開封紐35を雄部材31の帯状基部311に埋設していたが、これに限らず、雌部材32の帯状基部321に埋設してもよい。さらには、雄部材31、雌部材32の両方の帯状基部311,321に埋設してもよい。雄部材31、雌部材32の両方に開封紐を取り付けることで、フィルム11A,11Bの何れの側からも包装袋1を開封することができるようになる。
【0042】
第二実施形態では、帯状基部311の融着面に開封紐45を融着したが、帯状基部311の融着面と反対側の面に開封紐45を融着してもよい。ただし、この場合には、開封時に帯状基部311を切断しなければならないため、開封紐を引っ張る力を強くする必要があり、開封しにくくなる虞がある。本実施形態のように、融着面に開封紐45を取り付ければ、大きな力をかけずに、容易に開封することができる。
さらに、第三実施形態では、開封紐45は粘着剤S1、ヒートシール剤S2により挟まれた構成となっていたが、図15に示すように、開封紐45の周囲を囲うようにヒートシールS3を塗布してもよい。
また、粘着剤S1のみを塗布し、ヒートシール剤S2を塗布しなくてもよい。このようにすれば、包装袋7の製造をより簡易化することができる。
【0043】
さらに、咬合具本体の形状は、前記実施形態のような咬合具本体30の形状に限らず、例えば、図16に示すような咬合具本体70としてもよい。この咬合具本体70は、前記実施形態と異なり雄部材、雌部材から構成されるものではない。この咬合具本体70の第1部材71は、帯状基部311と、この帯状基部311に突設され、先端部が帯状基部311側に屈曲した咬合部712を備える構成となる。また、第2部材72は、帯状基部321と、この帯状基部321に突設され、咬合部712と略同一形状の咬合部722とを備える構成となる。第1部材71の咬合部712の屈曲した先端と、第2部材72の咬合部722の屈曲した先端とを嵌め合うことで、第1部材71及び第2部材72が咬合する。
【0044】
また、図17に示すような咬合具本体80を備えるものとしてもよい。この咬合具本体80の雌部材32は、前記実施形態の咬合具本体30の雌部材32と略同様の形状となっている。一方、雄部材81は、帯状基部311と、この帯状基部311に突設された雄部材咬合部812を備えている。この雄部材咬合部812は、対向配置された一対の片813を備えており、一対の片813の先端部は、反対向きに折れ曲がり、帯状基部311側に向かって屈曲している。
雄部材81の片813の先端部を雌部材32の雌部材咬合部322に挿入し、雌部材32の一対の片に係合することで、雄部材81と雌部材32の咬合が達成される。
さらに、図18に示すように、2つの咬合具本体30を一体的に形成した咬合具本体90を使用しても良い。このような咬合具本体90を使用すれば、密閉性を確実に高めることができる。
【0045】
【発明の効果】
このような本発明によれば、製袋性を向上させることができ、また、咬合具の帯状基部の伸び縮みを防止することができる咬合具及びこれを備えた包装袋を提供できるという効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第一実施形態にかかる包装袋を示す平面図である。
【図2】前記包装袋の要部を示す平面図である。
【図3】前記包装袋の要部を示す断面図である。
【図4】前記包装袋の要部の拡大図である。
【図5】前記包装袋の製造工程を示す模式図である。
【図6】前記包装体の要部を示す拡大図である。
【図7】前記包装袋の開封の様子を示す図である。
【図8】本発明の第二実施形態の包装袋の要部を示す断面図である。
【図9】第二実施形態の開封紐の断面図である。
【図10】本発明の第三実施形態の包装体の要部を示す平面図である。
【図11】前記包装体の要部を示す拡大図である。
【図12】前記包装袋の要部を示す断面図である。
【図13】第1実施形態の変形例を示す図である。
【図14】開封紐の帯状基部への埋設方法を示す図ある。
【図15】本発明の第三実施形態の変形例を示す断面図である。
【図16】本発明の変形例を示す断面図である。
【図17】本発明の変形例を示す断面図である。
【図18】本発明の変形例を示す断面図である。
【符号の説明】
1,5,7 包装袋
2 袋本体
3,4,6 咬合具
11A フィルム
11B フィルム
30 咬合具本体
31 雄部材
32 雌部材
35,45,65 開封紐
311 帯状基部
312 雄部材咬合部
321 帯状基部
322 雌部材咬合部
Claims (9)
- 咬合し合う第1部材と第2部材とを有するとともに包装袋を構成するフィルム上に融着される咬合具本体と、開封紐とを備え、
前記咬合具本体の第1部材及び第2部材は、前記フィルム上に融着される帯状基部と、この帯状基部に突設され、咬合を達成する咬合部とを有し、
前記開封紐は、前記第1部材及び前記第2部材のうちの少なくとも何れか一方の帯状基部に、その長手方向に沿って取り付けられていることを特徴とする咬合具。 - 請求項1に記載の咬合具において、
前記開封紐は、前記帯状基部の表面から3〜50μmの位置に埋設されていることを特徴とする咬合具。 - 請求項2に記載の咬合具において、
前記開封紐及び前記咬合具本体は、熱可塑性樹脂製であり、
前記開封紐は、前記咬合具本体よりも融点が高い樹脂から構成されることを特徴とする咬合具。 - 請求項1に記載の咬合具において、
前記開封紐は、開封紐本体と、その周囲を覆うヒートシール性の表面部とを備え、
前記表面部は、前記帯状基部に融着されていることを特徴とする咬合具。 - 請求項4に記載の咬合具において、
前記開封紐の開封紐本体は、ナイロン製、延伸倍率6倍以上、9倍以下の高密度ポリエチレン製、又は延伸倍率6倍以下、9倍以上のポリプロピレン製の何れかであり、
前記表面部は、直鎖状低密度ポリエチレン製であることを特徴とする咬合具。 - 請求項1に記載の咬合具において、
前記開封紐は、長尺方向に延伸加工された配向テープであり、粘着剤或いはヒートシール剤を介して前記帯状基部に取り付けられることを特徴とする咬合具。 - 請求項6に記載の咬合具において、
前記配向テープは、前記帯状基部のフィルムへの融着面と反対側の面に前記粘着剤或いはヒートシール剤を介して接着されており、前記配向テープの帯状基部との接着面と反対側の面には、ヒートシール剤が塗布されていることを特徴とする咬合具。 - フィルムの周縁を貼り合わせて構成された袋本体を備えた包装体であって、
請求項1から7のいずれかに記載の咬合具が、袋本体を構成するフィルム上に融着されていることを特徴とする包装袋。 - 請求項8に記載の包装袋において、
前記開封紐は、前記帯状基部の表面から3〜50μmの位置に埋設されるとともに、その端部が前記帯状基部から露出しており、
前記袋本体の前記開封紐が取り付けられた帯状基部の端部近傍部分には、切り欠きが形成されており、
この切り欠きからは、前記開封紐の端部が露出していることを特徴とする包装袋。
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