JP2004276647A - メンバー部材のアース取付構造 - Google Patents

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JP2004276647A JP2003067013A JP2003067013A JP2004276647A JP 2004276647 A JP2004276647 A JP 2004276647A JP 2003067013 A JP2003067013 A JP 2003067013A JP 2003067013 A JP2003067013 A JP 2003067013A JP 2004276647 A JP2004276647 A JP 2004276647A
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Takashi Uchida
孝志 内田
Hitoshi Suzuki
仁 鈴木
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Marelli Corp
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Calsonic Kansei Corp
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Abstract

【課題】非導電性のメンバ部材にも適用でき、簡単な作業でアースを取ることができるメンバー部材のアース取付構造を提供する。
【解決手段】車両に配設された非導電性のクロスカービーム10に導電性部材であるバスバー21を埋設してその両端を露出させ、この露出した両端のうちの一端部を、車両に搭載された電気機器側に接続し、他端部を導電性の車体部材であるピラーパネル11に接続している。このバスバー21には、円筒状部31を設け、この円筒状部31をピラーパネル11に当接して締結している。
【選択図】 図5

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、車両に配設したメンバー部材のアース取付構造に関し、更に詳しくは、合成樹脂等の非導電性メンバー部材にアースを設ける構造に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来から、車両に搭載された電気機器の作動を安定化させる目的で、前記電気機器を大地と同電位に保持するアース(接地)が取られている。このアースは、例えば導電性を有するスチール製のクロスカービーム自体に、電気機器からの導線のアース端子を接続し、クロスカービームの取付部を導電性の車体パネルに当接させることによって、電気機器を導線、クロスカービーム及び車体パネルを介して大地と同電位に保持している(例えば、特許文献1参照)。
【0003】
【特許文献1】
特開平8−268176号公報
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、前記従来のアース取付構造では、メンバー部材が導電性の場合しか採用することができず、非導電性のメンバ部材には用いることができなかった。このため、前記アースを取る部位を別に設定する必要があり、アースを取るための作業が繁雑で、ハーネスを変更する必要があった。
【0005】
本発明は、前記課題を解決するためになされたものであり、非導電性のメンバ部材にも適用でき、簡単な作業でアースを取ることができるメンバー部材のアース取付構造を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】
前記請求項1に記載されたメンバー部材のアース取付構造は、車両に配設された非導電性のメンバー部材に導電性部材を埋設してその両端を露出させ、この露出した両端のうちの一端部を、車両に搭載された電気機器側に接続し、他端部を導電性の車体部材への取付面に接続したことを特徴とする。
【0007】
前記請求項2に記載されたメンバー部材のアース取付構造は、前記請求項1に記載のアース取付構造であって、前記導電性部材の他端部に筒状部を設け、この筒状部を前記車体部材に当接して締結したことを特徴とする。
【0008】
前記請求項3に記載されたメンバー部材のアース取付構造は、前記請求項1又は2に記載のアース取付構造であって、前記導電性部材にフランジを形成したことを特徴とする。
【0009】
【発明の効果】
前記請求項1に記載されたメンバー部材のアース取付構造によれば、導電性部材の一端部を電気機器側に接続し、他端部を導電性の車体部材への取付面に接続しているため、メンバー部材を車体部材に取り付けることによって、同時にアースを取ることもできる。即ち、メンバー部材の搭載作業がアース取りの作業を含むものとなり、アース取りのために特別な作業が発生せず、非常に合理的でかつ容易な作業である。
【0010】
前記請求項2に記載されたメンバー部材のアース取付構造は、導電性部材の他端部に筒状部を設けているため、メンバー部材の取付部の剛性を向上させることができる。特に、ボルト等の締結部材を介してメンバー部材の取付部を車体部材に締結する場合は、取付部に大きな締結荷重がかかるが、前記筒状部によって取付部の強度が大幅に向上し、締結によって取付部が変形等するおそれがない。
【0011】
前記請求項3に記載されたメンバー部材のアース取付構造は、前記導電性部材にフランジを形成しているため、導電性部材自体の剛性が向上し、併せて、この導電性部材をインサート成形等によって埋設したメンバー部材の強度も向上する。
【0012】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の一実施形態を図面に基づいて説明する。
【0013】
図1は、本実施形態によるメンバー部材であるクロスカービーム10を車体部材であるピラーパネル11に締結する状態を示す斜視図であり、このクロスカービーム10は、合成樹脂を射出成形して得られた非導電性のメンバー部材である。車体の側部には、左右のピラーパネル11,11が配設されており、該ピラーパネル11における取付面12は車幅方向に沿って形成されている。この取付面12には、上下に所定の間隔を隔てて取付孔13が2つ穿設されている。
【0014】
一方、クロスカービーム10は車幅方向に沿って延設されており、車幅方向の両端部に板状の取付プレート14,14が設けられている。この取付プレート14,14には、前記ピラーパネル11の取付孔13に対応する位置に挿通孔15,15が穿設されており、ボルト16,16を介して取付プレート14がピラーパネル11の取付面12に締結される。また、クロスカービーム10の車幅方向中央部には、後述するバスバーの端部17が露出しており、この端部17にアース端子18がタッピングネジ19によって締結されるように構成されている。なお、アース端子18は導線20を介して図外の電気機器に接続されている。
【0015】
図2は、本実施形態によるクロスカービーム10の要部を示す拡大斜視図である。同図に示すように、クロスカービーム10は円筒状に形成されており、破線部に示すようにインサート成形によってバスバー21が取付プレート14の設けられた部分から車幅方向中央部にかけて埋設されている。また、クロスカービーム10の外周面の一部には開口凹部22が形成されており、この開口凹部22からは、その内部に埋設されたバスバー21の端部17が露出している。前記バスバー21は、図3に示すように、断面L字状の本体部23と、該本体部23の右端部から車両前方に延設された連接部24と、該連接部24の前端部から上方に向けて立設された取付部25とから構成されており、前記本体部23の左側の端部17にタッピング孔26が穿設されている。前記本体部23には、下方に延びるフランジ27が本体部23の全体にわたって形成されているため、このフランジ27によってバスバー21自体の剛性が向上する。また、前記タッピング孔26の裏面側には、図4に示すように、筒状のフランジ28が立設されており、アース端子29はバスバー21に押し当てた状態でタッピングネジ30により前記タッピング孔26に締結されている。また、図3に示すように、取付部25には、取付プレート14の厚さ分車両後方に延びる円筒状部31が形成されており、該円筒状部31の内方が挿通孔15となっている。
【0016】
図5は、図1のA−A線による断面図である。クロスカービーム10の端部は円筒状のメンバー本体部32と、板状の取付プレート14とが一体に形成されている。また、取付プレート14には、前記バスバー21の取付部25がインサート成形によって埋設されており、取付プレート14は車体部材であるピラーパネル11にボルト16により締結されている。ここで、円筒状部31はカラー形状とされているため、ボルト16を強く締結しても取付プレート14の変形等を好適に防止することができる。また、バスバー21の取付部25の背面側は露出しており、車体部材であるピラーパネル11の取付面12に当接することによって、バスバー21とピラーパネル11とが電気的に導通している。なお、STはクロスカービーム10に適宜手段(図示せず)により支持されるステアリングシャフトである。
【0017】
前記構成を有するメンバー部材(クロスカービーム10)のアースを取り付ける手順を説明する。
【0018】
まず、図6に示すように、予め、クロスカービーム10の開口凹部22から露出したバスバー21のタッピング孔26に、タッピングネジ30によってアース端子29を締結させる。この状態で、図5に示すようにクロスカービーム10の左右両端部に設けられた取付プレート14を、ピラーパネル11の取付孔13にボルト16を介して締結する。このとき、同図に示すように、取付プレート14の裏面側には導電性のバスバー21が露出しており、このバスバー21をピラーパネル11に当接させた状態でボルト16によって取付プレート14をピラーパネル11に締結する。
【0019】
ここで、図4で説明したように、図外の電気機器はアース端子29を介してバスバー21に接続されており、図5で説明したように、バスバー21はピラーパネル11に接続されているため、前記電気機器は、アース端子29とバスバー21を介して車体側のピラーパネル11に導通している。従って、クロスカービーム10をピラーパネル11に締結することによって、同時に車両に搭載された電気機器のアースを取ることもできる。
【0020】
なお、前記クロスカービーム10は、フランジ27によって剛性が向上したバスバー21をインサート成形によって埋設しているため、クロスカービーム10の強度が向上する。特に、ステアリングシャフトSTを支持させた側にバスバー21を車幅方向中央部付近までインサート成形しているので、その支持剛性の向上にも寄与する。また、バスバー21の取付部25には、円筒状部31が形成されているため、この取付部25を埋設した取付プレート14の強度も向上する。従って、図5に示すように、クロスカービーム10の取付プレート14をピラーパネル11にボルト締結しても取付プレート14が変形したり座屈したりすることがない。
【0021】
なお、本発明は、前述した実施形態に限定されることなく、本発明の技術思想に基づいて種々の変更及び変形が可能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態によるクロスカービームをピラーパネルに締結する状態を示す斜視図である。
【図2】図1のクロスカービームの要部を拡大した斜視図である。
【図3】本発明の実施形態によるクロスカービームに埋設されるバスバーを示す斜視図である。
【図4】図2のB−B線による断面図である。
【図5】図1のA−A線による断面図である。
【図6】図4のタッピングネジを締結する前の状態を示す、クロスカービームの凹部近傍の断面図である。
【符号の説明】
10…クロスカービーム(メンバー部材)
11…ピラーパネル(車体部材)
12…取付面
21…バスバー(導電性部材)
27…フランジ
31…円筒状部(筒状部)

Claims (3)

  1. 車両に配設された非導電性のメンバー部材(10)に導電性部材(21)を埋設してその両端を露出させ、この露出した両端のうちの一端部を、車両に搭載された電気機器側に接続し、他端部を導電性の車体部材(11)への取付面(12)に接続したことを特徴とするメンバー部材のアース取付構造。
  2. 前記導電性部材(21)の他端部に筒状部(31)を設け、この筒状部(31)を前記車体部材(11)に当接して締結したことを特徴とする請求項1に記載のメンバー部材のアース取付構造。
  3. 前記導電性部材(21)にフランジ(27)を形成したことを特徴とする請求項1又は2に記載のメンバー部材のアース取付構造。
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Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
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