JP2004274010A - プローバ装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】1枚の半導体ウエハ上に形成された複数の半導体チップに対し一括して同時にプロービングテストならびにバーンインテストができるようにする。
【解決手段】半導体ウエハに形成された被検査半導体チップに垂直型プローブを接触させて検査装置との間で電気的接続を行うプローバ装置において、垂直型プローブ11を複数本規則的に配列して一体化した個別プローブ組立体1と、個別プローブ組立体1を複数個マトリクス状に配列して装架するために支持基板5上に立てられた複数の支柱6及び支柱6で位置決めされた台座3と、台座3と台座3の間隔cに組み込まれ個別プローブ組立体1の垂直型プローブ11と電気的接続を行うためのリボン状フィルム構造の電気配線接続体とを有し、支持基板5をシリコン又は半導体ウエハと熱膨張率の近い材料で構成し、バーンインテストの際チップパッドに対するプローブの位置ズレを防ぐ。
【選択図】 図3

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、LSIなどの電子デバイスの製造工程において、半導体ウエハ上に形成された複数の半導体チップの回路検査に使用するプローバ装置に関し、特に、半導体チップ上に配列される回路端子(パッド)に対しウエハ状態のまま垂直型プローブを接触させ、一括して半導体チップの電気的導通を測定するプロービングテストならびに高温中において回路に電気的ストレスを加え半導体チップの加速試験を行うバーンインテストに使用するプローバ装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
半導体技術の進歩に伴って電子デバイスの集積度が向上し、半導体ウエハ上に形成される各半導体チップにおいても回路配線の占めるエリアが増加し、そのため、各半導体チップ上の回路端子(パッド)の数も増加し、それにつれてパッド面積の縮小化、パッドピッチの狭小化などによるパッド配列の微細化が進んでいる。同時に、半導体チップをパッケージに収納せずに、ベアチップのまま回路基板等に搭載するチップサイズパッケージ方式が主流になりつつあり、そのためには、半導体チップに分割する前のウエハ状態での特性チェックや良否判定がどうしても必要となる。
【0003】
特に、パッド配列が微細化(狭ピッチ化)したことで問題となるのは、電子デバイスの電気的特性試験や回路検査の際に、半導体チップのパッドに接触させて電気的導通を得るためのプローブの構造をパッド配列の微細化に合せたものとしなければならないということであり、このパッド配列の微細化の進歩に対応するために種々な測定手段が用いられている。
【0004】
例えば、被検査半導体チップのパッドと検査装置との間に、外力に対して弾性的に変形する弾性変形部を有する複数の針状プローブをエリア配列したプローブ組立体を介在させる手段がある。このプローブ組立体と半導体チップの試験回路とを電気的に接続する手段として、プローブカードと呼ばれるプリント配線基板が用いられている。
【0005】
一般にプローブカードにおいて、片持梁のカンチレバー構造を有する針状のプローブを採用した場合は、半導体チップのパッドと接触するプローブの先端部分は狭ピッチであるが、プローブカードと接続している根元の部分は、プローブが先端部分から放射状に広がって配置されることからピッチを粗くすることができ、プローブをプローブカードの回路端子に半田付け等の接続手段で固着することが可能であった。しかし、このカンチレバー構造は、パッドと接触する際に先端が水平方向にずれるためパッドに傷をつけたり、また、パッドから外れて測定歩留まりの低下を招くなどの問題があり、さらに、チップ1個ずつの測定しか出来ない、プローブ1本ずつの取りつけ精度にばらつきがあり一定接触圧のコントロールが難しいなどの問題があった。
【0006】
このカンチレバー構造に代わる垂直型プローブ、すなわち、プローブがプローブカードの回路端子に垂直に固定された垂直型プローブにおいては、半導体チップ上のパッドピッチとプローブカード上の回路端子ピッチとが同等のピッチ間隔で構成されることが必要となる。しかし、プリント配線基板であるプローブカード上では回路パターンを微細化するには製造技術上の限界があり、従って回路端子の占める面積や配線幅もパッドピッチに合わせた要求を満たすことは困難であり、さらに、半田付け可能なピッチ間隔にも限界があるため、微細化が進むにつれて垂直型プローブを半導体チップのパッドピッチに合せてプローブカードに垂直に固定することは不可能であった。
【0007】
このように、プローブカード上では、平面的エリアが回路端子面積の他に回路配線幅によって占有される割合が大きく、回路端子の狭ピッチ化を妨げている。そこで、プローブカードに多層プリント配線基板を使用し、回路端子を格子状あるいは2列千鳥型に配列し、層間の配線をスルーホールを介して電気的に接続することによって垂直型プローブの本数を維持する手段も採られている。しかし、このスルーホールの占める空間が大きくなるため、スルーホールの存在が回路端子配列の狭ピッチ化を妨げる原因にもなっている。このように、垂直型プローブをプローブカードに固定しようとすると、回路端子の狭ピッチ化の困難性に加えて半田付け作業に高度な技術と多大な人的工数を必要とし、高価なものになっていた。
【0008】
これらの問題を解決するために、発明者等は、下記のような構造の垂直型プローブ組立体を提案(特願2000−154826;特開2001−332592公報)し、かつその垂直型プローブ組立体を用いたプローバ装置についても既に提案(特願2001−312022)している。
【0009】
すなわち、図25の斜視図に示すように、既に提案のこの垂直型プローブ組立体50は、平行する上下2枚の四角形の絶縁基板(あるいは絶縁フィルム)51と52の間に複数本の垂直型プローブ11を植立する構造である。上下2枚の絶縁基板51、52は垂直型プローブ11の中間に設けられた段部に係止されて一定間隔に保たれ、また、垂直型プローブ11のピッチ配列は、被測定半導体チップ上のパッドピッチ配列に一致させている。各垂直型プローブ11は上下両先端が絶縁基板51及び52からわずか突出して電気的接触端子53となり、中間部には湾曲部54を設けてプローブに垂直に掛かる外力に対し弾力性を持たせて歪を吸収している。この湾曲部54は、直交配列される垂直型プローブ同士が接触しないように列ごとに上下に位置をずらして設けられている。また、各垂直型プローブ11は角型断面を有し、上下絶縁基板51、52の対向位置に開けられた角孔に挿通され、上下には可動するが回転はしない回り止め構造となっている。
【0010】
このような垂直型プローブ組立体を有するプローバ装置は、図26の斜視図に示すように構成されている。すなわち、この垂直型プローブ組立体50の上方には、図示していないが多数の被検査半導体チップが形成された半導体ウエハがチップパッドを下向きにしてウエハステージにセットされ、一方、垂直型プローブ組立体50の下方には、このプローブ組立体の垂直型プローブと接触する接続構造体55が設けられ、この接続構造体55はフレキシブルフラットケーブル56を介してプローブカード57に接続されている。そして、フレキシブルフラットケーブル56の接続構造体55側の配線はチップパッドと同じ狭ピッチで配線され、その配線端部は配線端子として垂直型プローブ組立体50の垂直型プローブとの一括接触を可能とし、また、フレキシブルフラットケーブル56のプローブカード57側の配線は、その配線ピッチ間隔がプローブカード57上の回路配線端子に半田付けができる程度に広げられている。
【0011】
また、ウエハステージ(図示せず)及び垂直型プローブ組立体50はX−Y−Z−θ方向の移動が可能であり、また、垂直型プローブ組立体50は垂直型プローブを接続構造体55に設けられたフレキシブルフラットケーブル配線端子に位置決めして一括接触させた後は、そのウエハ検査が終わるまで動かす必要はない。ここで、接続構造体55は、フレキシブルフラットケーブル56の配線端子面を水平に上に向けて固定することによって垂直型プローブと接続するソケット機能を果たしている。なお、この接続構造体の詳細についてはすでに提案済みであるのでここでは説明を省略する。
【0012】
この状態でウエハステージを移動させ、半導体チップの一つを垂直型プローブ組立体に位置合わせし、それぞれ複数のチップパッドと垂直型プローブ組立体の上部接触端子とを一括接触させる。これにより、狭ピッチ化された半導体チップとプローブカードとを電気的に接続することが可能となり、プローバ装置としての機能が大幅に向上したことによって半導体デバイスの高集積化に大きく貢献している。
【特許文献1】特開2001−332592公報
【0013】
【発明が解決しようとする課題】
上記したように、本発明者等が提案した垂直型プローブによるプローバ装置は、狭ピッチ化されたパッドピッチ、例えば45μmピッチの半導体チップに対しても測定が可能な装置である。しかも、プローブの組立に際し半田付けを用いることなく自動組立が可能であるため、低コストの多量生産が可能であり、また、チップパッドに対し垂直に一括接触できることから全てのプローブに対し均等に接触圧をコントロールできるなどの大きな利点が得られている。
【0014】
しかし、この垂直型プローバ装置においても、半導体ウエハ上に形成された複数の半導体チップを一個ずつ順に検査して行く装置であることには変わりなく、その都度ウエハステージを1チップずつ移動させる必要がある。一方、半導体ウエハは大口径化(例えば、直径300mmなど)が進み、半導体ウエハ上に形成される半導体チップの個数は数十から数百に及び、ますます高密度化されてきている。そのため、1枚の半導体ウエハの検査に要する時間はかなりのものとなり、ウエハステージを移動させずにウエハ上の全ての半導体チップに対し同時に検査を行うことができるマルチ配列の垂直型プローブ組立体(以下、これをマルチ配列プローブ組立体と言う)を備えたプローバ装置の要求が高まっている。しかし、例えば、パッド数100個を有するチップが200個形成されたウエハに対しては、100×200=20000本の信号配線が必要となり、これだけの本数を効率よく引き出して外部の検査装置に接続させることは困難である。
【0015】
一方、マルチ配列プローブ組立体をバーンインテストに使用しようとすると、120℃程度の高温雰囲気に置かれるため、個別配列プローブ組立体によってチップ1個ずつ検査するときにはあまり問題にならなかった熱膨張の影響が大きくなり、シリコンウエハに形成されているパッドピッチと樹脂フィルムなどの絶縁基板に植立している垂直型プローブのピッチとの間でピッチズレが発生するという問題がある。特に、ウエハの周辺部に行くにしたがって垂直型プローブのピッチズレが累積されて大きくなり、プロービングが不可能となる。この問題を解決するために、樹脂フィルムの代わりにシリコン板を使用して熱膨張を合わせ、このシリコン板にプローブを取り付けてピッチズレを防ぐ方法が提案されているが、この方法はシリコン板にプローブを取り付けるのに困難性があるためプローブに代わってバンプを形成し、プローブカードとしているに過ぎない。
【0016】
本発明は、これらの要求を満足するためになされたもので、電子デバイスの高集積化にともなってますます高密度化される半導体チップの特性を検査するにあたり、1枚の半導体ウエハ上に形成された複数の半導体チップに対し一括して同時にプロービングテストならびにバーンインテストができるように、垂直型プローブ組立体をマルチ配列構造とするとともに熱膨張問題及び信号配線問題を解決したプローバ装置を提供することを目的とする。
【0017】
【課題を解決するための手段】
本発明は、半導体ウエハに形成された被検査半導体チップに垂直型プローブを接触させ、この垂直型プローブを介して検査装置との間で電気的接続を行うプローバ装置において、前記垂直型プローブを複数本規則的に配列して一体化した個別プローブ組立体と、この個別プローブ組立体を複数個マトリクス状にマルチ配列して装架するためのマルチ配列装架台と、このマルチ配列装架台に組み込まれ前記個別プローブ組立体との間で電気的接続を行うためのリボン状フィルム構造の電気配線接続体とを有し、半導体ウエハに形成された被検査半導体チップの全てに対し一括してプロービングテストならびにバーンインテストを行うようにしたもので、マルチ配列された個別プローブ組立体のそれぞれは、半導体ウエハに形成された被検査半導体チップの全てに対し一対一で対応している。
【0018】
また、本発明において、前記マルチ配列装架台は、支持基板上にマトリクス状に配列して植立された複数本の位置決め用の支柱と、この支柱によってX−Y−Z方向に位置決めされ支持基板上にマルチ配列されて固定された複数の台座とを有し、同じく支柱によってX−Y方向に位置決めされる個別プローブ組立体を各台座上に装架してマルチ配列した構造を有し、また、このマルチ配列装架台は4本の支柱で1区画を形成し、各区画ごとに台座及び個別プローブ組立体が配置され、この個別プローブ組立体は、マルチ配列装架台上で各区画ごとに独立して配置されている。また、支柱が植立された支持基板は、ウエハと同じシリコン材又はウエハと熱膨張率が近いガラス又は石英ガラスで構成されている。
【0019】
また、本発明において、前記台座は頂面が平らな正四角柱をなし、隣り合う台座同士が支柱の直径寸法よりもやや広い間隔をあけてX−Y方向にマトリクス状に配列され、前記個別プローブ組立体は台座上に立てられた角型ピンに通されてZ方向にのみ移動可能であり、また、前記支柱は根元部分を太くして段部が形成され、この段部に台座の下部を係合させて台座のX−Y−Z方向の位置決めを行い、また、前記個別プローブ組立体は、その四隅に設けた切り欠きを4本の支柱に係合させてX−Y方向の位置決めを行うようにしている。
【0020】
また、本発明において、前記マルチ配列装架台上にX−Y方向に配列された台座と台座の間に、角棒状部材をX−Y方向に組み合わせた格子状の位置決め部材を配置し、この位置決め部材に合わせて前記電気配線接続体の位置決めを行うようにし、前記格子状の位置決め部材はX及びY方向の交差点において支柱が通る穴が開けられ、この穴に支柱に通して位置決め部材を固定し、この位置決め部材は支柱とともにマルチ配列装架台の補強部材を構成しており、また、前記格子状の位置決め部材は、支柱を通すことによってX−Y方向の位置決めがなされるとともに、位置決め部材下辺部が支柱段部に当接してZ方向の位置決めができるようにしている。また、前記X、Y方向位置決め部材には、それぞれ等ピッチ間隔で切り込みが設けられ、この切り込みをはめ合わせて格子状に組み立てられている。
【0021】
また、本発明において、前記格子状の位置決め部材と台座との間には、リボン状フィルムである電気配線接続体が挿入可能な隙間が形成されており、この電気配線接続体は、格子状位置決め部材によってX−Y方向の位置決めがなされるとともに、フィルム下辺部が支柱段部に当接してZ方向の位置決めがなされ、前記格子状の位置決め部材及び電気配線接続体は、前記支柱を基準にして着脱自在の構造となっている。また、前記電気配線接続体であるX、Y方向リボン状フィルムには、それぞれ等ピッチ間隔で切り込みが設けられ、この切り込みをはめ合わせて格子状に組み立てられている。
【0022】
また、本発明において、前記電気配線接続体は、両面に銅配線パターンが形成されたリボン状フィルムであり、このリボン状フィルムは、銅配線パターンを含む両面が絶縁薄膜で被覆され、このリボン状フィルムの両面に形成された銅配線パターンは、表面側は長手方向に沿って平行に形成された複数の共通銅配線であり、裏面側はこの共通銅配線に直交する方向に形成された複数の銅配線で形成され、また、リボン状フィルムの表裏面に形成された銅配線は、直交位置において貫通孔を介して任意の配線同士が電気的に接続され、長手方向に直交する銅配線は、その先端部を上に向けてリボン状フィルム辺からわずか突出させ、前記個別配列プローブ組立体における垂直型プローブとの接続端子とした構造となっている。また、前記長手方向と直交する銅配線は、その先端部をリボン状フィルム上辺及び下辺の両方からからわずか突出させ、前記個別プローブ組立体における垂直型プローブと接触する接続端子を上下両辺に形成した構造となっている。
【0023】
また、本発明において、前記リボン状フィルムを装着する際は、接続端子を有する銅配線側の面を前記台座の側面に向けて配置するとともに、このリボン状フィルムに形成された接続端子を有する銅配線は、その複数本を1グループとして複数グループが等ピッチで共通銅配線から分岐している構造を有し、また、リボン状フィルムの長手方向端部には共通銅配線の配線端子を設け、外部検査装置に接続するソケットに挿入可能とした構造を有し、さらに、前記リボン状フィルムに形成された接続端子を有する銅配線の各グループは、それぞれが半導体ウエハ上にマルチ配列された各半導体チップと対応して配列されている。また、前記リボン状フィルムを2枚重ね合わせ、各接続端子が2列かつ千鳥になるようにずらして配置し、チップパッドの千鳥配列にも適応可能としている。
【0024】
また、本発明のプローバ装置は、半導体ウエハ上に形成された複数の半導体チップのパッドに対し同時に一括してそれぞれ垂直型プローブを接触させてプロービング検査を行い、引き続いてそのままの状態でバーンイン検査を行うようにしたもので、バーンイン検査の際、支柱によって位置決めされた格子状位置決め部材を介してリボン状フィルムの熱膨張を押さえ、個別プローブ組立体の垂直型プローブとリボン状フィルムの接続端子との位置ズレを防止し、マルチ配列プローブ組立体全体の延びを押さえる構造としたことによって、バーンイン検査の際、半導体ウエハの周辺部に形成された半導体チップの測定を可能としている。
【0025】
【発明の実施の形態】
次ぎに、本発明の実施の形態について図面を参照して説明する。本発明のマルチ配列プローバ装置の基本構成は、図1で示すように、それぞれ1個の半導体チップに対応する垂直型プローブ組立体(以下、個別プローブ組立体1と称する)をマトリクス状にマルチ配列した構成であり、1枚の半導体ウエハに形成された多数の半導体チップ全てをカバーできるだけの数を備えている。なお、図1はマルチ配列した個別プローブ組立体の下半分を示す斜視図である。また、各個別プローブ組立体1は、従来構造と同様、湾曲部54を有する垂直型プローブ11で組み立てられている。なお、一実施の形態として、チップ上のパッドがチップの4辺に沿って1列に配列されている場合を例にとって説明する。
【0026】
この一実施の形態に係るマルチ配列プローブ組立体の構造について、以下に図面を参照して説明する。図2、図3、図4はそれぞれマルチ配列プローブ組立体の内部の部分構造を示す分解図である。なお、これらの図で説明する台座3、固定部材4、支持基板5、支柱6に使用される材料は金属でも樹脂でもよいが、支持基板5については、バーンイン装置に適用する場合にはシリコン材そのもの、又はシリコンウエハの熱膨張率に近い材料を使用する。これについては、後程説明する。
【0027】
まず、図2の斜視図に示すように、個別プローブ組立体1は、角型ピン2によって台座3(図3、図4に示す)に取り付けられる。角型ピン2は、図5の拡大斜視図に示すように、正四角柱21の上部にフランジ部22を有するとともにスリ割23を有し、下部にはネジ24が設けられている。このネジ24に、図4に示すように下側から固定部材4をねじ込み、台座3に角型ピン2を取りつける。これにより、個別プローブ組立体1は台座3に取りつけられる。
【0028】
台座3は、図3のように高さH、一辺の長さeの正四角筒状をなし(詳細な構造は図6および図7で後述する)、上面に角型ピン2のネジ24が通る穴31が開けられ、また、固定部材4は図3のように円柱状をなし、上部には角型ピン2をねじ込むネジ穴が設けられ、下部にはねじ込み用のスリ割32が設けられている。ここで、Hは約20mm、eはウエハ上に形成されるチップの配列ピッチPの寸法によるが、P=10mmとすれば約9mm程度である。
【0029】
一方、図2において、個別プローブ組立体1の上下絶縁基板12、13の中央部にはそれぞれ正四角形の貫通穴が開けられ、角型ピン2の正四角柱21を挿入することによって回り止め構造となっており、個別プローブ組立体1を台座3に取りつける際には、固定部材4を回して角型ピン2の正四角柱21と固定部材4とで台座3を挟んでねじ締めして取りつける。その後、固定部材4は図4のように支持基板5にネジ止めされる。
【0030】
次ぎに、このようにして取りつけられる個別プローブ組立体を、マルチ配列にして組み立てるための装架台構造について説明する。図3、図4に示すように、マルチ配列プローブ組立体を乗せる支持基板5上には、複数本の支柱6がマトリクス状にピッチP(ウエハ上のチップの配列ピッチPに同じ)で配列され、支持基板5の裏側からネジ止めされて植立している。支柱6は根元部分(直径D、高さi)が太くなって段部61が形成され、段部から上は細くなった(直径d)段付き構造である。一例としてd=0.6mm、D=4mmである。
【0031】
支柱6は、マルチ配列プローブ組立体を組み立てて行く際の部品の位置決めと補強を兼ねた部材であって、細い部分はマルチ配列プローブ組立体のX−Y方向の位置決め部材となり、太い部分の段部61は、台座3のX−Y−Z方向の位置決めのほかに後述する他の部品のZ方向の位置決めも行う。この支柱6は4本で個別プローブ組立体1個分の区画を構成する。この4本の支柱6で囲まれた1区画の中に、1個の四角筒型の台座3をセットする。
【0032】
台座3は、図6および図7の斜視図に示すように、上面が閉塞されてその中央に前記角型ピン2のネジ24が通る穴31が開けられ、下面は開口されて内部は前記固定部材4が入る空洞33となっている。そして、下面四隅には円弧状切り欠き34が設けられ、この切り欠きの円弧は支柱6の段部61(直径D)の円の一部と同等であり、台座3は4本の支柱6の根元部分の段部61と嵌合してピッチPでX−Y方向の位置決めがなされ、同時に段部61に載ってZ方向の位置決めがなされ、支持基板5上に載置される。
【0033】
すなわち、図3に示すように、段部61から高さhの位置が台座3の上面位置である。また、ピッチPで位置決めされたときに隣り合う台座と台座の間には間隔cが開くようにし、P=e+cとなるように台座3の一辺の寸法eを定める。この理由は後ほど詳しく説明する。さらに、図3には図示していないが、台座のほかに電気配線を有するリボン状フィルム及びこのフィルムを固定し位置決めするための位置決め部材などがが台座と台座の間に設置される。これらの部材についても後ほど説明する。
【0034】
一方、マルチ配列される各個別プローブ組立体1は、図2に示すように、上の絶縁基板21及び下の絶縁基板22の四隅に直径dの四半分の円弧状切り欠き23が形成されており、個別プローブ組立体1を取りつける際に4本の直径dの支柱6がこの切り欠き23と嵌合して個別プローブ組立体1を位置決めし、固定している。その結果、隣り合う個別プローブ組立体同士がX−Y方向に正しく当接し、マルチ配列される。個別プローブ組立体1をマルチ配列した後、上記したように各個別プローブ組立体1の上下絶縁基板21、22の四角穴に角型ピン2の四角柱51を通し、さらに角型ピン2のネジ54を台座3の上面に開けられた穴31に通して台座3内部でブロック4を回して角型ピン2を台座3に固定する。その後、前記したようにブロック4を支持基板5にネジ止めすることによって、台座3の上下方向の動きを押さえることができる。
【0035】
次に、このようにして構成された本発明に係るマルチ配列プローブ組立体の電気配線構造について、図を用いて説明する。図8はその電気配線構造体の一部を示す斜視図である。この電気配線構造体は、被測定物である半導体チップとプローバ装置本体との間をつないで電気信号の授受を行うための重要な機能を持っている。
【0036】
図8に示すように、この電気配線構造体は、ポリイミド樹脂などの絶縁性フィルムの両面にベリリウム銅などの配線パターンが形成されたリボン状フィルム7、8からなり、このリボン状フィルム7、8をそれぞれ2枚ずつX−Y方向に組み合わせて構成される。リボン状フィルム7には切り込み71が、また、リボン状フィルム8には切り込み81がそれぞれ複数個所にピッチP(図3の支柱のピッチPに同じ)で形成されている。また、切り込み71、81の幅は、図3で示した台座3と台座3の間隔cに等しい。これらの切り込みによってリボン状フィルム7、8をX−Y方向に格子状に組み合わせることができるようにし、図3で示した台座3と台座3の間隙cにこのリボン状フィルム7、8を配置して個別プローブ組立体との間の電気的接続を可能にしている。なお、リボン状フィルム7、8は、X、Y方向とも台座3と台座3の隙間に2枚ずつが配置される。この配線パターンを有するリボン状フィルムの構造について、図9、図10を用いて具体的に説明する。
【0037】
図9はX方向リボン状フィルムの構成を示す図、図10はY方向リボン状フィルムの構成を示す図で、それぞれ図(a)は側面図、図(b)は正面図である。図8で示したように、リボン状フィルム7には、支柱の配列ピッチPに合せてフィルムの短手方向に複数の切り込み71が設けられ、同様にリボン状フィルム8にはリボン状フィルム7とは反対方向から切り込み81が設けてある。切り込み深さはフィルム幅(台座3の段部61からの高さhと同じ)のほぼ中央部までであり、切り込み幅は台座3と台座3の間隙cに等しい。また、フィルム7、8の長さは、ウエハ上に形成されたチップのX又はY方向の最大配列長さをカバーできる長さとする。そして、X方向のリボン状フィルム7とY方向のリボン状フィルム8とでは、配線パターン構造が若干異なっている。
【0038】
まず、図9(a)に示すX方向リボン状フィルム7は、その表面側の切り込み71の無い上半分(h/2)側に複数本の銅配線72が上下方向に平行して狭ピッチ(例えば45μm)で形成されている。この狭ピッチ間隔は、個別配列プローブ組立体の垂直型プローブのピッチと一致している。一方、このフィルム7の裏面側には、フィルム長手方向と平行して切り込み71の無い上半分(h/2)側に銅配線72と直交する複数の共通銅配線73が形成され、銅配線72と共通銅配線73とはフィルム7に開けられた貫通孔74を介して表裏で電気的に接続されている。共通銅配線73は銅配線72と同様フォトリソグラフィ技術を用いたエッチング法やメッキ法で製作される。また、銅配線72と共通銅配線73はフィルムの表裏両面に別々に設けられているため、接続のための貫通孔74は接続に必要な交差位置にのみ設ければよく、それ以外の交差点におけるシールドの必要がない。このように、X方向リボン状フィルム7に形成された銅配線72と共通銅配線73からなる配線パターンは、共通銅配線73を共通ラインとしてこのラインから銅配線72が隣り合う切り込み71と71の間隔Pを1区画として各区画ごとに分岐した形となる。
【0039】
一方、Y方向となるリボン状フィルム8は、図10(a)、(b)に示すように幅hのフィルム表面側の下半分(h/2)に達する長さに銅配線82が、また裏面側の下半分(h/2)に共通銅配線83が形成され、それぞれの配線が貫通孔84を介して表裏で接続されることはX方向リボン状フィルム7と同じであるが、ここでは切り込み81の位置が上向きとなるため共通銅配線83が切り込みの無いフィルム下半分に配置されることになり、その分、銅配線82の長さが長くなっている。このようにして形成されたリボン状フィルムは、銅配線及び共通銅配線を含むフィルム全体を薄い絶縁被膜で覆って銅配線の剥離や短絡を防止するために表面を保護している。ただし、前述の台座及び後述(図12、図13)するX−Y方向位置決め部材が樹脂の場合には、特に絶縁被膜を設けなくてもよい。
【0040】
また、銅配線72、82は、その先端部分がフィルム長手方向の上辺部からわずか突出(図9、図10に寸法aで示す)しており、この突出先端面は銅面を露出させてマルチ配列プローブ組立体を組み立てるときに垂直プローブ先端と接触するための接触端子75、85を形成している。また、共通銅配線73、83は、図16の斜視図に示すようにリボン状フィルム7、8の端部がソケット15に挿入できる構造となっているため、ソケット15を介して外部検査装置との接続が可能となる。
【0041】
図18乃至図20は、図10で示したY方向リボン状フィルム8の応用例を示す図で、図18は斜視図、図19は正面図、図20は断面図である。図10と異なる点は、縦方向の銅配線82を、横方向の共通銅配線83との交差点を越えてリボン状フィルムの下辺にまで延長し、下辺からわずか突出させて下辺側にも接続端子85cを設けた点にある。こうすることによって、リボン状フィルムの上下辺に接続端子が形成されるので、上下を逆にしても使用可能である。同様に、X方向リボン状フィルムの下辺にも接続端子を設けることによって、リボン状フィルムの応用範囲を広げることができる。
【0042】
図17は、リボン状フィルムの配線とウエハとの接続の一例を説明する図である。すなわち、共通銅配線として2本の入力信号線163、164、及び出力信号線165を設ける。これらの信号線は、例えばウエハ161上でX方向に配列した複数のチップ162を共通に接続しているため、各列ごとに同時に検査が可能である。これらの信号線は、その種類や本数を任意に設定すればよく、必要に応じてリボン状フィルムを交換することも容易である。
【0043】
このようにして形成されているX及びY方向のリボン状フィルムを、図3に示したマルチ配列装架台に取りつける。その際、必要となる部品について図11、図12、図13を用いて説明する。図11は、図3のマルチ配列装架台の一部を示す平面図である。すなわち、X−Y方向にピッチPで配列された台座3同士の間隔cの間に、X方向位置決め部材9とY方向位置決め部材10を格子状に組み合わせて設置している。X方向位置決め部材9とY方向位置決め部材10は、組み合わせるときにそれぞれの交差部に開けられている穴を支柱6(直径d)に通すことによってX−Y−Z方向の位置決めと固定がなされる。このX方向位置決め部材9及びY方向位置決め部材10の厚さfは、支柱6を通すためにf>dであるとともに、その両側に前述のリボン状フィルム7又は8が挿入できる幅gをあけてf=c−2gとなるように定める。また、幅gは、リボン状フィルム7、8の両面に形成された銅配線72、73又は82、83を含めた厚さ寸法が挿入できるように定める。
【0044】
図12は、X方向位置決め部材9とY方向位置決め部材10の構造を示す斜視図である。X方向位置決め部材9及びY方向位置決め部材は、樹脂又は金属材料などからなる厚さhで幅fの長尺板状部材である。そして、幅cで深さh/2の複数の切り込み92が下辺側にピッチPで形成され、各切り込み92の中心位置には直径dの支柱6が通る穴91が開けられている。一方、Y方向位置決め部材10は、上記X方向位置決め部材9と直角に組み合わされて取りつけられる部材であって、同様に切り込み102、穴101がピッチPで設けられているが、ここでは切り込み102が反対側(上辺側)に設けられている。なお、位置決め部材9及び10に形成された切り込み92、102と、リボン状フィルム7及び8に形成された切り込み71、81の各寸法は、全て同一である。
【0045】
図13は、X方向位置決め部材9とY方向位置決め部材10を組み合わせた交差位置における状態を示す斜視図である。X方向位置決め部材9、Y方向位置決め部材10ともに穴91と101を支柱6に通すことによってX−Y方向の位置決めがなされ、同時に下端部が支柱6の段部61に当接してZ方向の位置決めがなされる。このとき形成される隙間gには、図8で示したような形状にリボン状フィルムが取りつけられる。なお、この位置決め部材9と10は、位置決め機能のほかに支柱6とともにマルチ配列プローブ組立体を構成する補強部材としての機能も果たしている。
【0046】
図14は、上記のX方向位置決め部材9とY方向位置決め部材10、及びリボン状フィルム7、8を図3のマルチ配列装架台に取りつけた状態を示す平面図である。これらの部品を取り付けたことによって、台座3の四側面には個別プローブ組立体1の垂直型プローブと接触するための接触端子75、85を有するリボン状フィルム7、8が位置決めされて取り付けられ、また、リボン状フィルム7、8の銅配線72、82を介して外部に電気信号を取り出すことができるので、マルチ配列プローブ組立体としての機能を充分発揮することができる。
【0047】
次に、図14に示したように位置決め部材9及び10、リボン状フィルム7及び8を取り付ける手順について、図15の工程図(a)、(b)、(c)、(d)を用いて説明する。なお、この手順は一例であって他の手順で実施しても差し支えない。まず、図(a)に示すように、Y方向位置決め部材10の切り込み102を上にして穴101を支柱6に通し、Y方向位置決め部材10を台座3と3の間に設置する。このときY方向位置決め部材10は支柱6によってY方向の位置決めがなされると同時に、下辺部が支柱6の段部61に当接してZ方向の位置決めもなされる。このとき、Y方向位置決め部材10の両側で台座3との間には隙間gが形成される。
【0048】
次に、図(b)に示すように、この両側の隙間gにY方向リボン状フィルム8を横長にして1枚ずつ垂直に嵌め込んで行く。挿入の際は、切り込み81を上に向けかつ垂直銅配線82を台座3の側面に向けて挿入する。このとき、リボン状フィルム8は切り込み81が位置決め部材10の切り込み102と同寸法であることから、それぞれの切り込み位置を合わせることによってY方向の位置決めを行う。あるいは、リボン状フィルム8を位置決め部材10にあらかじめ位置合わせして重ね合わせておき、位置決め部材10を取り付けるときに一体にして嵌め込んでもよい。嵌め込むと同時にリボン状フィルム8の下辺部も支柱6の段部61に当接してZ方向の位置決めがなされ、それによってフィルム8の上端面位置は台座3の上面位置に一致する。また、台座3に取りつけられるプローブ組立体1のプローブ先端と、リボン状フィルム8の垂直銅配線82の接触端子85とがそれぞれ一致するようになる。
【0049】
このようにしてY方向の位置決め部材10及びリボン状フィルム8の取り付けが終わった後、今度は図(c)に示すように、X方向位置決め部材9の切り込み92を下にして穴91を支柱6に通し、X方向位置決め部材9を台座3と3の間に設置する。このときX方向位置決め部材9は支柱6によってX方向の位置決めがなされると同時に、下辺部が支柱6の段部61に当接してZ方向の位置決めもなされる。その結果、位置決め部材10と9は、切り込み102と92がそれぞれ組み合わされて格子状となって台座3と台座3の間に取りつけられる。このとき、X方向位置決め部材9の両側で台座3との間には隙間gが形成される。
【0050】
次に、図(d)に示すように、この両側の隙間gにX方向リボン状フィルム7を横長にして1枚ずつ垂直に嵌め込んで行く。挿入の際は、X方向リボン状フィルム7を切り込み71を下に向けかつ垂直銅配線72を台座3の側面に向けて挿入する。このとき、リボン状フィルム7は、切り込み71が既に取りつけられている位置決め部材10の切り込み102、リボン状フィルム8の切り込み81と組み合わされて図8で示したような格子状にとりつけられ、X方向の位置決めがなされる。同時にフィルム下辺部も支柱6の段部61に当接してZ方向の位置決めがなされ、それによってフィルム7の上端面位置は台座3の上面位置に一致する。また、台座3に取りつけられるプローブ組立体1の垂直プローブ先端とリボン状フィルム7の垂直銅配線72の接触端子75とがそれぞれ一致するようになる。
【0051】
このように本発明におけるマルチ配列プローブ組立体の電気配線構造は、共通配線ラインを有するリボン状フィルムを格子状に組み合わせることによって、容易にかつ精度よく組み立てることができる。また台座の各側面の正しい位置にそれぞれ複数本の銅配線接続端子が一度で当接固定されるので、後から接続端子の高さや平行度を調整する必要がない。
【0052】
次に、上記のマルチ配列プローブ組立体をバーンインテストにも適用できる理由を説明する。本発明に係るマルチ配列プローブ組立体は、基本的には複数個の個別プローブ組立体を支持基板上に格子状に配列した集合体として構成されている。そのためには、支持基板上に支柱を植立させて位置決め部材とし、この支柱を基準として個別プローブ組立体をマトリクス状に配列するようにしたので、自動組立も可能で、かつ電気配線の接続問題も解決した優れた構造といえる。従って、常温でのプロービングテストだけならば全く問題が無い。
【0053】
しかし、バーンインテストのように高温雰囲気に曝した場合には、樹脂又は金属材料からなる支持基板及び垂直型プローブを取り付けている樹脂フィルムは、シリコンウエハに比べて熱膨張による伸びが大きいため、その熱膨張差によって半導体ウエハ上のチップパッドと垂直型プローブとの間でピッチずれを起こし、特に、大口径の半導体ウエハ周辺部のチップパッドに対する垂直型プローブの位置ズレは防ぎきれない。
【0054】
そこで本発明では、バーンインテストにも対応できるように、支持基板の材料をウエハと全く同じシリコン材、又はそれに近い石英ガラスで構成する。こうすることによって、支持基板の熱膨張をウエハとほぼ同じ状態にできるので、支持基板に植立させた支柱の位置がずれることが無くなり、従って、この支柱によって位置決めされている個別プローブ組立体も位置ズレしない。この際、垂直型プローブを支持している絶縁基板は樹脂製であるが、個別プローブ組立体はそれぞれ4本の支柱で熱膨張による伸びを押さえられているため、垂直型プローブがずれることは無く、ウエハ上に形成されているチップと一対一の対応が維持できる。
【0055】
また、電気配線接続体を構成しているリボン状フィルムも、支柱を基準にして位置決めされている補強部材を介して取り付けられるため、各ブロックごとに熱膨張が押さえられ、フィルム全体が伸びてしまうことが無い。その結果、半導体ウエハの周辺部に形成された半導体チップに対応する個別プローブ組立体においてもほとんど位置ズレが発生せず、バーンインテストを可能としている。また、リボン状フィルムに形成されている銅配線端子と個別プローブ組立体の垂直型プローブとの間の位置ズレもほとんど発生せず、電気的接触にも問題がない。
【0056】
ここまでは、半導体チップのパッド配列がチップ四辺に沿って一列の場合について説明してきたが、さらにパッド数が増えて一列では対応できないことが考えられる。この場合は、パッドを2列にして千鳥状に配列することによってパッド数を増やすことができる。これを他の実施の形態として、以下に説明する。図21は、千鳥配列されたチップパッドに用いる個別プローブ組立体の絶縁基板を示す平面図である。
【0057】
図21に示すように、絶縁基板12(13)は、中央に角型ピンの通る角穴112が開けられ、四隅には支柱に位置決めするための切り欠き14が設けられ、また、絶縁基板12(13)の四辺に沿って、垂直型プローブが通るプローブ用孔111が千鳥状に半ピッチ(t/2)ずつずらして2列に配列されている。このようにして、各辺2列に配列された垂直型プローブと接触するリボン状フィルムは、接続端子(図9の75、図10の85)を半ピッチずつずらして形成した2枚を重ね合わせ、台座の側面に配置することによって電気的導通を可能にしている。
【0058】
図22は、本発明の他の実施の形態を示す部分断面図である。台座3と台座3の間cには、支柱6に通されて位置決めされたX−Y方向位置決め部材9(10)と、この位置決め部材9(10)の両側の台座3との間に挿入されるそれぞれ2枚、計4枚のリボン状フィルム7(8)と、これらのリボン状フィルムの接続端子75(85)に接触する垂直型プローブ11を有し、接続端子及び垂直型プローブは台座3の各辺に沿って2列かつ千鳥に配列されている。また、2枚のリボン状フィルム7(8)及び7a(8a)の間には、電気絶縁性のある緩衝材9a(10a)を挿入してもよい。
【0059】
図23は、図22の部分拡大図である。共通銅配線73(83)を外側にして2枚のリボン状フィルム7(8)を重ね合わせ、間に緩衝材9a(10a)を挟み、それぞれの接続端子75(85)が半ピッチずつずれて千鳥状に配列されている。また、図24は、リボン状フィルムをX−Y方向に組み合わせ状態を示す斜視図で、台座と台座の間cに2枚ずつペアにした計4枚のX方向リボン状フィルム7及びY方向リボン状フィルム8を組み合わせている。そして、2枚のペアフィルムに設けられた接続端子は半ピッチずつずらして配置されている。
【0060】
ここまでは、個別プローブ組立体をマトリクス状に配列したマルチ配列プローバ装置の実施の形態について述べてきたが、ウエハを個別に分割した1チップに対しても、1個の個別プローブ組立体及びこれを装架する1台の装架台及びこれに必要な長さを有するリボン状フィルムを使用することによってプロービング検査が可能であることは言うまでもない。
【0061】
本発明によって、ウエハ状態のままのマルチ配列ベアチップのプロービング検査が可能になったばかりでなく、バーンイン状態においても大口径ウエハの特性検査が可能となった。しかも共通配線を利用して複数チップを同時に検査できるようにしたので、チップのスクリーニングを短時間で実現でき、コスト的な効果は計り知れないものがある。
【0062】
【発明の効果】
以上述べてきたように、垂直型プローブを用いたプローブ組立体をマルチ配列させた本発明のプローバ装置は、ウエハ上に形成された各チップに対応して配列されたプローブ組立体が、それぞれ独立した状態で配列されている。そのため、バーンイン検査のように高温雰囲気に置かれても、各プローブ組立体に生ずる熱膨張による歪が互いにキャンセルし合い、プローバ装置全体の伸びを押さえることができる。特に、大口径ウエハ周辺部に配置されているチップパッドに対してもプローブ位置がずれることが無くなったので、パッドの狭ピッチ化にも十分対応できるようになった。
【0063】
また、プローブ組立体をマルチ配列させて組み立てる際は、まず、位置決め部材を設置してこれを基準にして組み立てるようにしたため、自動組立が可能になった。
【0064】
さらに、被測定チップに対し電気信号の入出力を行うための電気配線を、リボン状フィルムの両面に形成した銅配線で行うようにしたので狭い空間内に収めることができ、数万本にも及ぶ電気配線接続の問題を解決している。また、位置決め部材によるフィルムの着脱が容易であることから自動組立を可能としている。
【0065】
このように、本発明のプローバ装置は、1枚の半導体ウエハ上に形成された複数の半導体ベアチップに対し同時にプロービングテストならびにバーンインテストができるように、垂直型プローブ組立体をマルチ配列構造とするとともに熱膨張問題及び信号配線問題を解決し、自動組立による低コストの多量生産を可能にしている。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施の形態におけるマルチ配列プローバ装置の基本構成を示す斜視図である。
【図2】前記実施の形態におけるマルチ配列プローブ組立体の部分構造を示す斜視図である。
【図3】前記実施の形態におけるマルチ配列装架台の部分構造を示す斜視図である。
【図4】前記実施の形態におけるマルチ配列装架台の部分構造を示す断面図である。
【図5】前記実施の形態における角型ピンの拡大斜視図である。
【図6】前記実施の形態における台座を斜め上方からみた斜視図である。
【図7】図6に示された台座を斜め下方からみた斜視図である。
【図8】前記実施の形態におけるリボン状フィルムからなる電気配線接続体の斜視図である。
【図9】前記実施の形態におけるX方向リボン状フィルムの側面図(a)と正面図(b)である。
【図10】前記実施の形態におけるY方向リボン状フィルムの側面図(a)と正面図(b)である。
【図11】前記実施の形態におけるX−Y方向位置決め部材の組立状態を示す平面図である。
【図12】前記実施の形態におけるX−Y方向位置決め部材の構造を示す斜視図である。
【図13】前記実施の形態におけるX−Y方向位置決め部材の交差状態を示す斜視図である。
【図14】前記実施の形態におけるX−Y方向位置決め部材及びX−Y方向リボン状フィルムの組立状態を示す平面図である。
【図15】前記実施の形態におけるX−Y方向位置決め部材及びX−Y方向リボン状フィルムの組立手順を示す工程図(a)、(b)、(c)、(d)である。
【図16】前記実施の形態におけるリボン状フィルムのソケット構造を示す斜視図である。
【図17】前記実施の形態における半導体ウエハへの電気配線接続を説明する図である。
【図18】前記実施の形態におけるリボン状フィルムの応用例を示す斜視図である。
【図19】図18に示したのと同じリボン状フィルムの応用例を示す正面図である。
【図20】図18に示したのと同じリボン状フィルムの応用例を示す断面図である。
【図21】本発明の他の実施の形態における個別プローブ組立体を示す平面図である。
【図22】他の実施の形態を示す部分断面図である。
【図23】他の実施の形態を示す部分拡大断面図である。
【図24】他の実施の形態を示すリボン状フィルムの組立斜視図である。
【図25】従来の垂直型プローブ組立体の斜視図である。
【図26】従来のプローバ装置の構成を示す斜視図である。
【符号の説明】
1 個別プローブ組立体
11 垂直型プローブ
111 プローブ用穴
112 角穴
12、13 絶縁基板
14 切り欠き
2 角型ピン
21 正四角柱
22 フランジ部
23 スリ割
24 ネジ
3 台座
31 穴
32 スリ割
33 空洞
34 切り欠き
5 支持基板
6 支柱
61 段部
7 X方向リボン状フィルム
8 Y方向リボン状フィルム
71、81 切り込み
72、82 銅配線
73、83 共通銅配線
74、84 貫通孔
75、85、75a、85a 接続端子
76、86 配線端子
9 X方向位置決め部材
10 Y方向位置決め部材
9a、10a 緩衝材
15 ソケット
16 半導体ウエハ
17 半導体チップ
18 入力信号線
19 出力信号線
50 垂直型プローブ組立体
51、52 絶縁基板
53 接触端子
54 湾曲部
55 接続構造体
56 フレキシブルフラットケーブル
57 プローブカード

Claims (34)

  1. 半導体ウエハに形成された被検査半導体チップに垂直型プローブを接触させ、この垂直型プローブを介して検査装置との間で電気的接続を行うプローバ装置において、前記垂直型プローブを複数本規則的に配列して一体化した個別プローブ組立体と、この個別プローブ組立体を複数個マトリクス状にマルチ配列して装架するためのマルチ配列装架台と、このマルチ配列装架台に組み込まれ前記個別プローブ組立体との間で電気的接続を行うためのリボン状フィルム構造の電気配線接続体とを有し、半導体ウエハに形成された被検査半導体チップの全てに対し一括してプロービングテストならびにバーンインテストを行うことを特徴とするプローバ装置。
  2. 前記マルチ配列された個別プローブ組立体のそれぞれは、半導体ウエハに形成された被検査半導体チップの全てに対し一対一で対応していることを特徴とする請求項1記載のプローバ装置。
  3. 前記マルチ配列装架台は、支持基板上にマトリクス状に配列して植立された複数本の位置決め用の支柱と、この支柱によってX−Y−Z方向に位置決めされ支持基板上にマルチ配列されて固定された複数の台座とを有し、同じく支柱によってX−Y方向に位置決めされる個別プローブ組立体を各台座上に装架してマルチ配列したことを特徴とする請求項1記載のプローバ装置。
  4. 前記支柱が植立された支持基板は、ウエハと同じシリコン材又はウエハと熱膨張率が近い材料で構成されていることを特徴とする請求項3記載のプローバ装置。
  5. 前記支持基板は、ガラス又は石英ガラスで構成されていることを特徴とする請求項3記載のプローバ装置。
  6. 前記マルチ配列装架台は4本の支柱で1区画を形成し、各区画ごとに台座及び個別プローブ組立体が配置されていることを特徴とする請求項3記載のプローバ装置。
  7. 前記個別プローブ組立体は、マルチ配列装架台上で各区画ごとに独立して配置されていることを特徴とする請求項6記載のプローバ装置。
  8. 前記台座は頂面が平らな正四角柱をなし、隣り合う台座同士が支柱の直径寸法よりもやや広い間隔をあけてX−Y方向にマトリクス状に配列されていることを特徴とする請求項3記載のプローバ装置。
  9. 前記個別プローブ組立体は、台座上に立てられた角型の固定ピンに通されてZ方向にのみ移動可能であることを特徴とする請求項3記載のプローバ装置。
  10. 前記支柱は根元部分を太くして段部が形成され、この段部に台座の下部を係合させて台座のX−Y−Z方向の位置決めを行うことを特徴とする請求項3又は6記載のプローバ装置。
  11. 前記個別プローブ組立体は、その四隅に設けた切り欠きを4本の支柱に係合させてX−Y方向の位置決めを行うことを特徴とする請求項3又は6記載のプローバ装置。
  12. 前記マルチ配列装架台上にX−Y方向に配列された台座と台座の間に、角棒状部材をX−Y方向に組み合わせた格子状の位置決め部材を配置し、この位置決め部材に合わせて前記電気配線接続体の位置決めを行うことを特徴とする請求項1又は3記載のプローバ装置。
  13. 前記格子状の位置決め部材はX及びY方向の交差点において支柱が通る穴が開けられ、この穴に支柱に通して位置決め部材を固定し、この位置決め部材は支柱とともにマルチ配列装架台の補強部材を構成していることを特徴とする請求項3記載のプローバ装置。
  14. 前記X、Y方向位置決め部材には、それぞれ等ピッチ間隔で切り込みが設けられ、この切り込みをはめ合わせて格子状に組み立てられていることを特徴とする請求項12記載のプローバ装置。
  15. 前記格子状の位置決め部材は、支柱を通すことによってX−Y方向の位置決めがなされるとともに、位置決め部材下辺部が支柱段部に当接してZ方向の位置決めがなされることを特徴とする請求項12記載のプローバ装置。
  16. 前記格子状の位置決め部材と台座との間には、リボン状フィルムである電気配線接続体が挿入可能な隙間が形成されていることを特徴とする請求項12記載のプローバ装置。
  17. 前記電気配線接続体は、格子状位置決め部材によってX−Y方向の位置決めがなされるとともに、フィルム下辺部が支柱段部に当接してZ方向の位置決めがなされることを特徴とする請求項12記載のプローバ装置。
  18. 前記電気配線接続体であるX、Y方向リボン状フィルムには、それぞれ等ピッチ間隔で切り込みが設けられ、この切り込みをはめ合わせて格子状に組み立てられていることを特徴とする請求項17記載のプローバ装置。
  19. 前記格子状の位置決め部材及び電気配線接続体は、前記支柱を基準にして着脱自在としたことを特徴とする請求項12記載のプローバ装置。
  20. 前記電気配線接続体は、両面に銅配線パターンが形成されたリボン状フィルムであることを特徴とする請求項1記載のプローバ装置。
  21. 前記リボン状フィルムは、銅配線パターンを含む両面が絶縁薄膜で被覆されていることを特徴とする請求項20記載のプローバ装置。
  22. 前記リボン状フィルムの両面に形成された銅配線パターンは、表面側は長手方向に沿って平行に形成された複数の共通銅配線であり、裏面側はこの共通銅配線に直交する方向に形成された複数の銅配線であることを特徴とする請求項20記載のプローバ装置。
  23. 前記リボン状フィルムの表裏面に形成された銅配線は、直交位置において貫通孔を介して任意の配線同士が電気的に接続されていることを特徴とする請求項22記載のプローバ装置。
  24. 前記長手方向と直交する銅配線は、その先端部を上に向けてリボン状フィルム上辺からわずか突出させ、前記個別プローブ組立体における垂直型プローブと接触する接続端子としたことを特徴とする請求項20記載のプローバ装置。
  25. 前記長手方向と直交する銅配線は、その先端部をリボン状フィルム上辺及び下辺の両方からからわずか突出させ、前記個別プローブ組立体における垂直型プローブと接触する接続端子を上下両辺に形成したことを特徴とする請求項20記載のプローバ装置。
  26. 前記リボン状フィルムを装着する際は、接続端子を有する銅配線側の面を前記台座の側面に向けて配置することを特徴とする請求項16記載のプローバ装置。
  27. 前記リボン状フィルムを2枚重ね合わせ、各接続端子が2列かつ千鳥になるようにずらして配置し、チップパッドの千鳥配列にも適応可能としたことをことを特徴とする請求項26記載のプローバ装置。
  28. 前記リボン状フィルムに形成された接続端子を有する銅配線は、その複数本を1グループとして複数グループが等ピッチで共通銅配線から分岐していることを特徴とする請求項20記載のプローバ装置。
  29. 前記リボン状フィルムの長手方向端部には共通銅配線の配線端子を設け、外部検査装置に接続するソケットに挿入可能としたことを特徴とする請求項20記載のプローバ装置。
  30. 前記リボン状フィルムに形成された接続端子を有する銅配線の各グループは、それぞれが半導体ウエハ上にマルチ配列された各半導体チップと対応していることを特徴とする請求項28記載のプローバ装置。
  31. 半導体ウエハ上に形成された複数の半導体チップのパッドに対し同時に一括してそれぞれ垂直型プローブを接触させてプロービング検査を行い、引き続いてそのままの状態でバーンイン検査を行うことを特徴とする請求項1記載のプローバ装置。
  32. 前記バーンイン検査の際、個別プローブ組立体の垂直型プローブを支持している絶縁基板の熱膨張を支柱によって押さえ、垂直型プローブの位置ズレを防止することを特徴とする請求項31記載のプローバ装置。
  33. 前記バーンイン検査の際、支柱によって位置決めされた格子状位置決め部材を介してリボン状フィルムの熱膨張を押さえ、個別プローブ組立体の垂直型プローブとリボン状フィルムの接続端子との位置ズレを防止することを特徴とする請求項31記載のプローバ装置。
  34. 前記バーンイン検査の際、半導体ウエハの周辺部に形成された半導体チップの測定を可能としたことを特徴とする請求項32記載のプローバ装置。
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