JP2004273522A - 発光ダイオード制御装置及び発光ダイオード制御方法 - Google Patents

発光ダイオード制御装置及び発光ダイオード制御方法 Download PDF

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Abstract

【課題】LED制御装置及びLED制御方法において、人間の視覚の非直線性や目の錯覚によって起こる外部刺激と脳で知覚される感覚量のずれに起因する諸問題に対して、最適なLEDの輝度の補正を行うことによって、LEDによる所望の照明演出を実現すること。
【解決手段】LED制御装置の点灯データ組み込み装置を用い、希望するLEDの輝度変化の見え方として正比例直線1を入力し、正比例直線1をスティーブンスの法則を用いて刺激量と感覚量の補正を行うと、式 y=t1/0.33 に従う曲線2が得られるのでこの曲線2にしたがってPWM電源装置でLEDの輝度を変化させると、人間の目には正比例直線3即ち正比例直線1と同じ輝度変化に見え、LEDによる所望の照明演出を実現することができる。
【選択図】 図1

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、発光ダイオード(以下、「LED」ともいう。)の輝度を変化させる場合に、人間の目における刺激と感覚のずれや急激な変化による目の錯覚を補正することによって所望の輝度変化の見え方にすることができる発光ダイオード制御装置及び発光ダイオード制御方法に関するものである。
【0002】
なお、本明細書中においては、「曲線」を広義に解釈して「直線」をも含むものとする。
【0003】
【従来の技術】
【特許文献1】特開2002−159017号公報
視覚を始めとする人間の五感においては、外部から入る刺激量と人間の脳で知覚される感覚量とが正比例の関係にないため、刺激量の変化曲線と感覚量の変化曲線が一致しないという現象が起こる。例えば、LEDを最大輝度の1/2の明るさにする目的で、PWM(パルス幅変調)幅を1/2にし或いは供給電流を1/2にすることによって発光輝度を1/2にしても、人間の目には1/2の明るさに見えない。従来LEDを用いて行われていた照明方法はオン/オフ点灯、単純なフェードイン・フェードアウト点灯といった単純な点灯制御のみであったため、かかる人間の視覚の非直線性を考慮する必要がなく済んでいた。
【0004】
しかし、応答速度の速いLEDの特性を活かしてより複雑なLED点灯制御を行おうとすると、この問題が顕在化してくる。その具体例として、図3乃至図5を参照して説明する。図3(a)はLEDの輝度を時間に対して直線的に変化させた場合を示す図、(b)はその場合の人間の目に見える見え方を示す曲線を示す図である。図4(a)はLEDの輝度を時間に対して直線的に増加させた後、急に一定にした場合を示す図、(b)はその場合の人間の目に見える見え方を示す曲線を示す図である。図5(a)はLEDの輝度を時間に対して直線的に減少させた後、急に一定にした場合を示す図、(b)はその場合の人間の目に見える見え方を示す曲線を示す図である。
【0005】
図3に示されるように、LEDの輝度yを時間tに対して正比例させた直線6も、人間の目には曲線7のように見えてしまい、意図した照明演出ができない。また、このような人間の視覚の非直線性のみでなく、図4及び図5に示されるように、LEDの輝度yを時間tに対して直線的に増加させた後、急に一定にする変化8やLEDの輝度yを時間tに対して直線的に減少させた後、急に一定にする変化10に対しては、人間の目の錯覚によって曲線9及び曲線11のようにオーバーシュートが起こっているように見えてしまい、LEDのちらつきに見えたり、不連続感が不快に感じられるという問題点があった。
【0006】
このような問題に対して、上記特許文献1においては、特に環境の明るさが人間の視覚効果に与える影響に着目して、環境の明るさを測定してそれに応じてR,G,B3色の輝度を補正する技術を開示している。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上記特許文献1に記載の技術は人間の視覚効果に応じて輝度を補正するものではあるが、上述したような人間の視覚の非直線性や目の錯覚によって起こる諸問題を解決するものではない。
【0008】
そこで、本発明は、人間の視覚の非直線性や目の錯覚によって起こる外部刺激と脳で知覚される感覚量のずれに起因する諸問題に対して、最適なLEDの輝度の補正を行うことによって、LEDによる所望の照明演出を実現することができるLED制御装置及びLED制御方法の提供を課題とするものである。
【0009】
【課題を解決するための手段】
請求項1の発明にかかるLED制御装置は、希望する発光ダイオードの輝度変化の見え方を入力し、入力された前記輝度変化の見え方に対して、刺激量と感覚量の補正を行った補正結果と、前記補正結果に基づいて前記発光ダイオードの輝度の経時変化を制御する輝度制御手段とを具備するものである。
【0010】
本発明にかかるLED制御装置においては、まずコンピュータシステムに希望するLEDの輝度変化の見え方が入力される。続いて、入力された輝度変化の見え方に対して、刺激量と感覚量の補正が行われる。この補正は、様々な研究の結果経験的に得られたスティーブンスの法則やウェーバー・フェヒナーの法則等に基づいて行われる。したがって、補正結果はある一定の関数として得られる。そして、輝度制御手段によって、補正結果に基づいてLEDの輝度の経時変化が制御される。これによって、どんな複雑な輝度変化であっても希望するLEDの輝度変化の見え方を実現することができる。
【0011】
このようにして、人間の視覚の非直線性によって起こる問題に対して、最適なLEDの輝度の補正を行うことによって、LEDによる所望の照明演出を実現することができるLED制御装置となる。
【0012】
請求項2の発明にかかるLED制御方法は、希望するLEDの輝度変化の見え方に対して、刺激量と感覚量の補正を行い、その補正結果に基づいて前記LEDの輝度の経時変化を制御するものである。
【0013】
本発明にかかるLED制御方法においては、パーソナルコンピュータ等のコンピュータシステムを用いて、まず操作者は希望するLEDの輝度変化の見え方をコンピュータのディスプレイ上にマウス・スキャナー等の入力装置を用いて曲線として入力し、この曲線に対して上述したスティーブンスの法則やウェーバー・フェヒナーの法則等に基づいて、目に入力される刺激量と脳で感知される感覚量の補正をコンピュータに行わせて、目に入力されるべき刺激量としてのLEDの輝度変化の曲線を算出する。そして、得られた補正結果に基づいてLED制御装置によってLEDの輝度の経時変化を制御する。これによって、どんな複雑な輝度変化であっても希望するLEDの輝度変化の見え方を実現することができる。
【0014】
このようにして、人間の視覚の非直線性によって起こる問題に対して、最適なLEDの輝度の補正を行うことによって、LEDによる所望の照明演出を実現することができるLED制御方法となる。
【0015】
請求項3にかかるLED制御装置またはLED制御方法は、請求項1または請求項2の構成において、前記補正をスティーブンスの法則またはウェーバー・フェヒナーの法則により行うものである。
【0016】
ウェーバー・フェヒナーの法則は、刺激に対する反応(感覚量)は刺激の大きさの対数に比例する、という法則で次式(1)で表現される。
【0017】
I=K×log(S/S ) …… (1)
ここで、Iは感覚強度、Sは刺激強度、Sは刺激閾値、Kは定数である。
【0018】
これに対して、スティーブンスの法則はべき関数の関係式で、次式(2)または次式(3)で表される。
【0019】
I=k×(S−S …… (2)
logI=n×log(S−S )+k‘ …… (3)
ここで、nは刺激の種類によって値の変わる定数で、輝度の場合はn=0.33である。なお、ウェーバー・フェヒナーの法則は、ある範囲の強さにしか当てはまらないのに対して、スティーブンスの法則はより広範囲に成立する。
【0020】
これらの法則にしたがって、希望するLEDの輝度変化の見え方(感覚強度I)が得られるように刺激強度Sの値を補正することによって、より的確な補正を行うことができる。
【0021】
このようにして、人間の視覚の非直線性によって起こる問題に対して、最適なLEDの輝度の補正を行うことによって、LEDによる所望の照明演出を実現することができるLED制御装置またはLED制御方法となる。
【0022】
請求項4にかかるLED制御装置またはLED制御方法は、LEDの輝度の変化の仕方が急激に変わる見え方をさせる場合に、急激に変わる見え方をさせる時点においては前記LEDの輝度を緩やかに変化させるものである。
【0023】
この問題は、LEDの輝度の直線的な変化を突然止めた場合等に顕著に表れるものである。そこで、LEDの輝度の変化の仕方が急激に変わる見え方をさせる場合には、角張った輝度の変化をさせるのではなく、角のRを取ったような穏かな変化をさせる。これによって、図4(b),図5(b)に示されるようなオーバーシュートが見えることもなくなり、ちらつきに見えたり不連続感が不快に感じられることも防止される。
【0024】
このようにして、人間の目の錯覚によって起こる問題に対して、最適なLEDの輝度の補正を行うことによって、LEDによる所望の照明演出を実現することができるLED制御装置またはLED制御方法となる。
【0025】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態について図面を参照して説明する。
【0026】
実施の形態1
まず、本発明にかかるLED制御装置及びLED制御方法の実施の形態1について図1を参照して説明する。図1(a)は本発明の実施の形態1にかかる希望するLEDの輝度変化の見え方を表す正比例直線1を入力した状態を示す図、(b)は補正結果に基づいて、輝度制御手段としてのPWM(パルス幅変調)電源装置によってLEDの輝度を制御した結果を示す図、(c)は(b)の輝度変化が実際には人間の目にはどう見えるかを示す図である。
【0027】
図1(a)に示されるように、本実施の形態1のLED制御装置においては、LED制御装置の点灯データ組み込み装置を用い、希望するLEDの輝度変化の見え方として正比例直線1を入力している。次に、図1(b)に示されるように、本実施の形態1のLED制御装置においては、制御機器を用い、正比例直線1をスティーブンスの法則を用いて刺激量と感覚量の補正を行う。スティーブンスの法則は、前述の式(2)で表される。
【0028】
I=k×(S−S …… (2)
ここで、刺激量S=y、刺激閾値S=0、感覚量I=t、定数k=1とすると、次式(4),(5)のようになる。
【0029】
t=y …… (4)
∴ y=t1/n …… (5)
前述の如く、定数nは輝度についてはn=0.33であるから、式(6)が得られる。
【0030】
y=t1/0.33 …… (6)
このようにして、図1(b)に示される補正曲線2が得られ、この補正曲線2にしたがってLEDの輝度の経時変化が輝度制御手段としてのPWM(パルス幅変調)電源装置によって制御される。すると、実際のLEDの輝度の経時変化は図1(b)に示される補正曲線2の通りであるが、人間の視覚には図1(c)に示される正比例直線3のように見える。即ち、希望するLEDの輝度変化の見え方である図1(a)に示される正比例直線1と同じに見える。
【0031】
なお、LEDの輝度の経時変化はPWM電源装置でなくても、LEDに供給する電流値を変化させて実現しても良いが、LEDは電流値が変わると発光波長も変化するので、発光波長を変えたくない場合にはPWM電源装置で制御するのが好ましい。
【0032】
このようにして、本実施の形態1にかかるLED制御装置及びLED制御方法においては、人間の視覚の非直線性によって起こる問題に対して、最適なLEDの輝度の補正を行うことによって、LEDによる所望の照明演出を実現することができる。
【0033】
実施の形態2
次に、本発明にかかるLED制御装置及びLED制御方法の実施の形態2について、図2を参照して説明する。図2(a)は本発明の実施の形態2にかかるLED制御装置及びLED制御方法における希望するLEDの輝度変化の見え方を表す屈曲線4を入力した状態を示す図、(b)は屈曲点における補正されたLEDの輝度の変化を示す図である。
【0034】
図2(a)に示されるように、本実施の形態2においては、曲線(前述の如く「曲線」には直線も含まれる。)4のように輝度ゼロから直線状に立ち上がって一定の勾配で明るくなり、突然明るさが一定になるという照明演出を行いたい。しかし、輝度制御手段としてのPWM電源装置によってLEDの輝度を曲線4そのままに変化させると、人間の目には図4(b)に示されるようなオーバーシュートが見えてしまい、希望通りの見え方にはならない。
【0035】
そこで、図2(b)に示されるように、本実施の形態2においては、曲線4の屈曲点の前後において屈曲点の角のRをとったような緩やかな曲線5にしたがって、PWM電源装置によってLEDの輝度を変化させる。また、曲線4の直線変化部分は、実施の形態1と同様にスティーブンスの法則を用いて刺激量と感覚量の補正を行う。これによって、人間の目にはLEDの経時変化が希望通りの曲線4そのままに見えることになる。
【0036】
このようにして、本実施の形態2にかかるLED制御装置及びLED制御方法においては、人間の視覚の非直線性や目の錯覚によって起こる外部刺激と脳で知覚される感覚量のずれに起因する諸問題に対して、最適なLEDの輝度の補正を行うことによって、LEDによる所望の照明演出を実現することができる。
【0037】
上記各実施の形態においては、刺激量と感覚量の補正をスティーブンスの法則によって行った例について説明したが、この他にもウェーバー・フェヒナーの法則等を始めとして様々な法則に基づいて補正を行うことができる。
【0038】
また、上記各実施の形態においては、LEDの輝度を変化させる方法としてPWM(パルス幅変調)を行っているが、他にも供給電流を変化させる方法等によって輝度を変化させても構わない。
【0039】
本発明を実施する場合には、LED制御装置のその他の部分の構成、形状、数量、材質、大きさ、接続関係等についても、またLED制御方法のその他の工程についても、上記各実施の形態に限定されるものではない。
【0040】
【発明の効果】
以上説明したように、請求項1の発明にかかるLED制御装置は、希望する発光ダイオードの輝度変化の見え方を入力し、入力された前記輝度変化の見え方に対して、刺激量と感覚量の補正を行った補正結果と、前記補正結果に基づいて前記発光ダイオードの輝度の経時変化を制御する輝度制御手段とを具備するものである。
【0041】
本発明にかかるLED制御装置においては、まずコンピュータシステムに希望するLEDの輝度変化の見え方が入力される。続いて、入力された輝度変化の見え方に対して、刺激量と感覚量の補正が行われる。この補正は、様々な研究の結果経験的に得られたスティーブンスの法則やウェーバー・フェヒナーの法則等に基づいて行われる。したがって、補正結果はある一定の関数として得られる。そして、輝度制御手段によって、補正結果に基づいてLEDの輝度の経時変化が制御される。これによって、どんな複雑な輝度変化であっても希望するLEDの輝度変化の見え方を実現することができる。
【0042】
このようにして、人間の視覚の非直線性によって起こる問題に対して、最適なLEDの輝度の補正を行うことによって、LEDによる所望の照明演出を実現することができるLED制御装置となる。
【0043】
請求項2の発明にかかるLED制御方法は、希望するLEDの輝度変化の見え方に対して、刺激量と感覚量の補正を行い、その補正結果に基づいて前記LEDの輝度の経時変化を制御するものである。
【0044】
本発明にかかるLED制御方法においては、パーソナルコンピュータ等のコンピュータシステムを用いて、まず操作者は希望するLEDの輝度変化の見え方をコンピュータのディスプレイ上にマウス・スキャナー等の入力装置を用いて曲線として入力し、この曲線に対して上述したスティーブンスの法則やウェーバー・フェヒナーの法則等に基づいて、目に入力される刺激量と脳で感知される感覚量の補正をコンピュータに行わせて、目に入力されるべき刺激量としてのLEDの輝度変化の曲線を算出する。そして、得られた補正結果に基づいてLED制御装置によってLEDの輝度の経時変化を制御する。これによって、どんな複雑な輝度変化であっても希望するLEDの輝度変化の見え方を実現することができる。
【0045】
このようにして、人間の視覚の非直線性によって起こる問題に対して、最適なLEDの輝度の補正を行うことによって、LEDによる所望の照明演出を実現することができるLED制御方法となる。
【0046】
請求項3にかかるLED制御装置またはLED制御方法は、請求項1または請求項2の構成において、前記補正をスティーブンスの法則またはウェーバー・フェヒナーの法則により行うものである。
【0047】
これらの法則にしたがって、希望するLEDの輝度変化の見え方(感覚強度I)が得られるように刺激強度Sの値を補正することによって、より的確な補正を行うことができる。
【0048】
このようにして、人間の視覚の非直線性によって起こる問題に対して、最適なLEDの輝度の補正を行うことによって、LEDによる所望の照明演出を実現することができるLED制御装置またはLED制御方法となる。
【0049】
請求項4にかかるLED制御装置またはLED制御方法は、LEDの輝度の変化の仕方が急激に変わる見え方をさせる場合に、急激に変わる見え方をさせる時点においては前記LEDの輝度を緩やかに変化させるものである。
【0050】
この問題は、LEDの輝度の直線的な変化を突然止めた場合等に顕著に表れるものである。そこで、LEDの輝度の変化の仕方が急激に変わる見え方をさせる場合には、角張った輝度の変化をさせるのではなく、角のRを取ったような穏かな変化をさせる。これによって、図4(b),図5(b)に示されるようなオーバーシュートが見えることもなくなり、ちらつきに見えたり不連続感が不快に感じられることも防止される。
【0051】
このようにして、人間の目の錯覚によって起こる問題に対して、最適なLEDの輝度の補正を行うことによって、LEDによる所望の照明演出を実現することができるLED制御装置またはLED制御方法となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1(a)は本発明の実施の形態1にかかる希望するLEDの輝度変化の見え方を表す正比例直線1を入力した状態を示す図、(b)は補正結果に基づいて、輝度制御手段としてのPWM(パルス幅変調)電源装置によってLEDの輝度を制御した結果を示す図、(c)は(b)の輝度変化が実際には人間の目にはどう見えるかを示す図である。
【図2】図2(a)は本発明の実施の形態2にかかるLED制御装置及びLED制御方法における希望するLEDの輝度変化の見え方を表す屈曲線4を入力した状態を示す図、(b)は屈曲点における補正されたLEDの輝度の変化を示す図である。
【図3】図3(a)はLEDの輝度を時間に対して直線的に変化させた場合を示す図、(b)はその場合の人間の目に見える見え方を示す曲線を示す図である。
【図4】図4(a)はLEDの輝度を時間に対して直線的に増加させた後、急に一定にした場合を示す図、(b)はその場合の人間の目に見える見え方を示す曲線を示す図である。
【図5】図5(a)はLEDの輝度を時間に対して直線的に減少させた後、急に一定にした場合を示す図、(b)はその場合の人間の目に見える見え方を示す曲線を示す図である。

Claims (4)

  1. 希望する発光ダイオードの輝度変化の見え方を入力し、入力された前記輝度変化の見え方に対して、刺激量と感覚量の補正を行った補正結果と、
    前記補正結果に基づいて前記発光ダイオードの輝度の経時変化を制御する輝度制御手段と
    を具備することを特徴とする発光ダイオード制御装置。
  2. 希望する発光ダイオードの輝度変化の見え方に対して、刺激量と感覚量の補正を行い、その補正結果に基づいて前記発光ダイオードの輝度の経時変化を制御することを特徴とする発光ダイオード制御方法。
  3. 前記補正をスティーブンスの法則またはウェーバー・フェヒナーの法則により行うことを特徴とする請求項1に記載の発光ダイオード制御装置または請求項2に記載の発光ダイオード制御方法。
  4. 発光ダイオードの輝度の変化の仕方が急激に変わる見え方をさせる場合に、急激に変わる見え方をさせる時点においては前記発光ダイオードの輝度を緩やかに変化させることを特徴とする発光ダイオード制御装置または発光ダイオード制御方法。
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