JP2004271568A - 光拡散性フィルムおよびそれを用いた直下型面光源 - Google Patents

光拡散性フィルムおよびそれを用いた直下型面光源 Download PDF

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Abstract

【課題】薄いフィルムで、高い輝度を維持しながら、直下型面光源で必要となる輝度ムラ低減効果を持つ光拡散性フィルムを得る。
【解決手段】全光線透過率T(%)が15%以上60%以下であり、かつ拡散光反射率R(%)と全光線透過率T(%)の合計値が80%以上である光拡散性フィルムとし、またこれを出射面に装着した直下型面光源とする。
【選択図】 なし

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、液晶ディスプレイのバックライトやライトボックス、電照式看板装置、面状照明装置などの面状光源に好適に用いられる光拡散性フィルムに関する。さらに詳しくは、中空の筐体に光源を配置し、該光源からの出射光を該筐体の主たる一平面から出射させる方式、いわゆる直下型面光源の出射面に装着するのに好ましく用いられる光拡散性フィルムとそれを用いた直下型面光源に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
近年、パソコン、テレビ、携帯電話などの表示装置として、液晶を利用したディスプレイが数多く用いられている。これらの液晶ディスプレイは画像表示装置として用いるために観察者から見て裏側にバックライトと呼ばれる面光源を配置して背面から光を照射することで表示を行うことが一般に行われている。
【0003】
このとき、バックライトの出射光に輝度ムラがあると液晶ディスプレイが画質を低下するため、画面全体を均一に照射することが要求される。
【0004】
大型液晶TVなど大型でかつ極めて高い輝度が必要な液晶ディスプレイでは、多数の光源を使用しても光損失が少なく高輝度化が可能で、かつ大型の場合でも軽量な「直下型バックライト」と呼ばれるバックライトが好適である。
【0005】
直下型バックライトは、中空の筐体に光源を配置し、該光源からの出射光を該筐体の主たる一平面から出射させる方式の面状光源である(たとえば特許文献1)。すなわち、光出射面の直ぐ下の位置(すなわち液晶ディスプレイとしたときも液晶画面の直ぐ裏側の位置)に、多数の冷陰極線管等の光源が配置される構造となる。
【0006】
このため、直下型バックライトでは、画面上で光源の直上に当たる位置と、そうでない位置で、大きな輝度差が生じやすく、輝度ムラとして認識されやすいという課題がある。このため、一般に光出射面には非常に強い光拡散性を持つ半透明の乳白板(いわゆる光拡散板)を用い可能な限り輝度ムラを低減させている。この光拡散板は、有機、無機の微粒子、好ましくはシリコーン微粒子などの光散乱物質を混入した厚さ数mmのアクリルやポリカーボネートなどからなる樹脂板が用いられている(たとえば特許文献2)。これによれば、60%以上の全光線透過率を有しながら強い光拡散性が得られている。
【0007】
さらに、それでも均一性が不足する場合、(1)光反射板を光源の配置に合わせて変形させ光の出射方向を制御したもの(たとえば特許文献3、4参照)、(2)光拡散板に直接遮光パターン印刷を施したものや、透明フィルムに遮光パターンを印刷したものを光拡散板に重ねることによって光源の上部から透過する光を部分的に遮り、画面全体の輝度を均一化させたもの(たとえば特許文献5参照)等も提案されている。
【0008】
また、光拡散性フィルムとして気泡を含有したフィルムが知られている(特許文献6参照)。
【0009】
【特許文献1】特開平5−119311号公報
【0010】
【特許文献2】特開平6−73296号公報
【0011】
【特許文献3】特開2001−318614号公報
【0012】
【特許文献4】特開2002−82624号公報
【0013】
【特許文献5】特開平11−212090号公報
【0014】
【特許文献6】特開平11−268211号公報
【0015】
【発明が解決しようとする課題】
直下型バックライトが採用される大型モニター、テレビ、内照式表示板等では、さらに薄型化、軽量化、高信頼性化と同時に高い機能性、生産性の良さなどが合わせて要求されている。
【0016】
しかし従来の拡散板は、必要とする輝度ムラ低減効果を得るためには、数mmの厚さを必要としていためバックライトの薄型化、軽量化に限界があった。
【0017】
同時に、拡散板は必要な形状に断裁することが必要であり、さらには、遮光パターンの印刷や防湿(ガスバリア)加工、帯電防止加工、ハードコート加工、反射防止加工、透明導電性膜の形成加工、さらには微細凹凸やプリズム形状の微細表面形状加工等の表面加工をすることによって、さらに高機能化されるが、厚い樹脂板の場合、これらの加工が非常に大がかりな装置を必要とすると同時に、一枚一枚枚葉で処理する必要があることから生産性の点で課題があり、結果的に高コストになっていた。
【0018】
また、これら樹脂板では高い均一性や無欠点性が必要であるため、バックライト組み立てにおいて厚い樹脂板の取り扱いや保管にも大型の専用設備を必要となる場合があり、結果として生産性が低下していた。
【0019】
さらにまた、低コストなアクリル製の光拡散板では、耐熱性が低く、また吸湿による寸法変化が大きいため、熱や湿度変化による光拡散板のたわみや変形が起こりやすく、その結果、さらに厚い拡散板が必要となるという課題があった。
【0020】
【課題を解決するための手段】
上記の課題を解決するため本発明は、全光線透過率T(%)が15%以上60%以下であり、かつ拡散光反射率R(%)と全光線透過率T(%)の合計値が80%以上であることを特徴とする光拡散性フィルムとしたものである。
【0021】
【発明の実施の形態】
本発明者らは、厚い拡散板に替えて使用することができるような光学特性を有する薄番手フィルムを実現することができれば上記の課題を解決することが出来ると考え、検討を行った。
【0022】
その結果、従来の光拡散板ではバックライトとしたときの輝度を十分に確保するためには、全光線透過率を大きくしなければならないと言われていたが、本発明者らは、輝度と全光線透過率に完全な相関がないことに着目して詳細な検討を進めた結果、全光線透過率が15%以上あれば、拡散光反射率との合計値を80%以上とすることによって輝度の低下はないことを突き止めた。
【0023】
さらに、このような強い光拡散性と拡散光反射率を有するフィルムとするためには、好ましくはフィルム内部に気泡を含有することで、更に好ましくはその気泡の形状を制御することで、好適に達成できることを見出したものである。
【0024】
本発明に於いて、光拡散性フィルムは、内部に気泡を含有していることが好ましい。この気泡は、独立気泡であってもよいし、連続気泡であっても良いが、フィルムの機械的強度を確保しやすい点で独立気泡であることが好ましい。
【0025】
本発明のフィルムが含有する気泡のサイズは、気泡数平均の気泡径で示して0.1μm以上30μm以下、さらに好ましくは0.5μm以上10μm以下である。気泡サイズが0.1μm未満であると透過光に着色が生じやすく、また輝度が低くなりがちである。また気泡サイズが30μmより大きいと目視で輝度欠点として認識されてしまうことがある。なお、前記気泡数平均とは気泡の数に基づいての平均という意味であり、例えば、気泡についてのあるパラメータAの気泡数平均Aとは下式の通りであり、以下、気泡数平均のことを単に平均とも言う。
【0026】
=ΣN/ΣN (NはパラメータA=Aである気泡の個数)
本発明の光拡散性フィルムは、全光線透過率T(%)が15%以上60%以下である。全光線透過率が15%未満であると、バックライトとしたときの輝度が十分でなくなり、60%を超えるとバックライトとしたときの輝度ムラを解消することが困難になる。全光線透過率Tの、さらに好ましい範囲としては20%以上40%以下であるが、輝度ムラより輝度の絶対値を優先する用途(たとえば内照式照明用途等)においては30%以上60%以下であることが好ましい。
【0027】
本発明の一つのポイントは、拡散光反射率R(%)と全光線透過率T(%)の合計値を80%以上としたことである。RとTの合計値は、好ましくは90%以上である。この特性を満足するためには、フィルム内部に気泡を含有させることが製法上、容易である点で好ましい。
【0028】
なお、拡散反射率とは、フィルム表面に対して法線方向(これを0度とする)からフィルム表面に光線を入射させたとき、45°方向へ反射される光の強度を、標準白色板に於けるそれを100%として表したものである。
【0029】
気泡以外に光拡散性を付与する無機もしくは有機粒子を添加することもできるが、その場合にはフィルム全体重量に対して5重量%以下、さらには3重量%以下とすることが好ましい。
【0030】
本発明の光拡散性フィルムは、単層であっても、積層体であっても良いが、好ましくは、気泡を含有した二軸延伸ポリエステルフィルムまたは気泡を含有した二軸延伸ポリエステルフィルムを含む複数のフィルムの積層体からなるフィルムである。また、全体厚さが1000μm以下であることが好ましい。より好ましくは500μm以下である。
【0031】
気泡を含有するフィルムを、二軸延伸ポリエステルフィルムとすることによって、極めて高い耐熱性と寸法安定性が得られるのは当然であるが、同時に、その強い引っ張り弾性率によって1000μm以下の厚さであっても、数mmの厚い拡散板と同等の強い曲げ強度を有するフィルムとすることも可能になる。このため、直下型バックライトの中空の筐体へ設置する方法まで現在の樹脂板と同様の方法を採用することができるようになる。但し、フィルム厚みが20μm以下になると別途支持体を用意しなければ使用中の経時変化でシワの発生によるムラが生じることがあり、好ましくない。
【0032】
光拡散性のないフィルム等と積層させて構成する場合、本発明の光拡散性フィルムの気泡を有する等の光拡散性を有する層の厚さは、使用形態と合わせて最適な厚みを選択することが出来るが、まず単体のフィルムとしては75μm以上350μm以下の厚みで必要な気泡等を含有し、かつ必要な光学特性を満足するフィルムとすることが好ましく、350μmを超える厚みが必要な場合には、他に準備された透明性の高いフィルムと貼り合わせた積層体として用いることが高い生産性の点から好ましい。
【0033】
本発明のフィルムにおいて含有する気泡の数は、フィルム厚み方向に貫通する直線を引いたときに、その直線が平均して、3〜30個の気泡(6〜60個の気泡界面)と交差あることが好ましい(より好ましくは5〜20個)。気泡数が少なすぎると拡散光反射率が不足しやすく、気泡数が多すぎると全光線透過率が不足しやすい傾向にある。
【0034】
本発明のフィルムにおいて含有する気泡のフィルム面平行方向の平均長さは、フィルム厚み方向の平均厚みより大きいもの、すなわちフィルム面平行方向に扁平な気泡であることが、バックライトとしたときに高い輝度が得られる点で好ましい。なお、面平行方向の平均長さについて、フィルムの縦横延伸率が異なっていて、面平行方向において気泡長さの異方性がある場合は、その平均となるように計測する。
【0035】
この理由は定かではないが、扁平でない完全な球形の気泡や方向性を持たない不定形の気泡の場合には、フィルム表面から入射した光束の内、フィルム内部で迷光となり、フィルムに吸収されたりフィルム端面から出射するなどしてロスとなる成分が多くなりやすいためと考えられる。とりわけ、気泡の平均扁平度を1.5以上10以下(より好ましくは2以上5以下)とすると、高い輝度と輝度ムラ抑制性が高いレベルで両立することが出来る。平均扁平度が1.5未満であると輝度が低下しやすく、10を超えると輝度ムラが生じやすくなる。
【0036】
なお、電子顕微鏡で気泡を観察して計数する際に、その解像度の限界を考慮すると、好ましくは0.05(より好ましくは0.08、更に好ましくは0.1)μm未満の気泡は無視することが実用的である。
【0037】
次に本発明の光拡散性フィルムの製造方法の一例について、フィルム内部に最も好ましい扁平な気泡を含有する二軸延伸ポリエステルフィルムの場合について説明する。
【0038】
本発明に用いるポリエステルとしては、ポリエチレンテレフタレートまたはポリエチレン−2,6−ナフタレートを主たる成分とすることが好ましい。
【0039】
気泡を含有するポリエステルフィルムの製造方法としては、
(I)主たる樹脂成分(a)と、該樹脂成分(a)に対して非相溶成分(b)とを含有する混合物を溶融押出しした後、少なくとも一方向に延伸し、内部に孔を形成させることにより、界面を形成させる方法、
(II)発泡性粒子を添加し、溶融押出することによってフィルム内部にて発泡させることにより、孔を形成させる方法、
(III)炭酸ガスなどの気体を注入して押出発泡させることにより、フィルム内部に孔を形成させる方法、
(IV)二成分以上のポリマー、有機物、もしくは無機物を混合し、溶融押出しした後、溶媒抽出により、少なくとも一成分を溶解させることより、フィルム内部に孔を形成させる方法、
(V)中空粒子を添加した樹脂を溶融押出ししたり、溶液状にして塗布、乾燥することによって、孔を形成させる方法、
(VI)基材フィルムに透湿加工用ウレタン樹脂等をコーティングし、乾燥させることにより乾式多孔層を形成させるなどの方法
などが挙げられるが、本発明においては好ましい扁平な気泡を容易に生成出来る点で(I)の手法を用いるのが好ましい。また(I)の手法を中心として、他の方法を組み合わせることによって気泡扁平度を調整したり、反射光の拡散性を調整すること好ましく、好ましく組み合わせられる手法としては(V)の中空粒子を樹脂溶液に添加し、フィルムの表層に塗布、乾燥する方法が挙げられる。
【0040】
(I)の手法において、主たる樹脂成分(a)としてポリエステルを選択した場合には、非相溶成分(b)としてポリプロピレン、ポリエチレン、ポリメチルペンテン、ポリシクロオレフィンなどのポリオレフィンや、ポリスチレンなどが好ましく用いられるが、とりわけ、生成する気泡の扁平度の点で、ポリメチルペンテンもしくはポリシクロオレフィンを用いることが好ましい。
【0041】
さらに、ポリエステル中での非相溶成分(b)の分散径や、延伸による気泡形成状態を制御するため、第三成分として分散制御剤を添加することも好ましい。かかる分散制御剤としてはポリエチレングリコール、ポリアルキレングリコール、ポリヒドロキシカルボン酸、およびそれらの共重合体等が知られている。
【0042】
このようにして選ばれた樹脂組成物を押出機に投入し、溶融した後、スリット状の口金からシート状に押し出して、冷却されたドラム上に落とし、急冷固化させて実質的に非晶状態のシートを得る。
【0043】
次いで、ロール群や熱風オーブン、赤外線ヒーター等を用いて延伸温度までフィルムを昇温した後、周速の異なるロール対や、次第に間隔の広がっていくレール上を走行するクリップで両端を把持しながら延伸する。
【0044】
二軸延伸の場合、長手方向および幅方向の両方に延伸するが、順序は問われないし、また同時二軸延伸でも良い。あるいは多段階に分けて延伸する方法でもよい。延伸する方法の選択によっても気泡の形状を制御できる。
【0045】
なお、特に限定されるものではないが、延伸倍率は好ましくは1.1〜8(より好ましくは、1.2〜6、更に好ましくは1.5〜5)倍である。前記数値範囲の下限値を下回ると熱収縮率が大きすぎて好ましくなく、一方、前記数値範囲の上限値を上回ると延伸倍率が高すぎて延伸加工が困難となり好ましくない。延伸倍率は縦横同じであっても異なっていても良い。
【0046】
延伸されたフィルムは引き続き、延伸温度より高くポリエステルの融点より低い温度に設定された熱風オーブンなどによって熱固定されて、気泡を含有した二次延伸ポリエステルフィルムが得られる。
【0047】
そしてこのとき、主たる成分(a)となるポリエステルの組成、非相溶成分(b)の種類、同添加量、分散制御剤の種類、同添加量、延伸温度、倍率、熱固定の温度によって内部に生成する気泡の大きさと数、形状を制御することが出来る。
【0048】
たとえば、気泡の扁平度を小さくする方法としては、ポリエステルとしてポリエチレンイソフタレートを共重合したポリエチレンテレフタレートなど低融点ポリエステルとする、非相溶成分(b)を軟化温度の高い樹脂とする、延伸倍率を低くする、延伸温度を高くする、熱固定温度を高くする等の操作を行えばよい。
【0049】
次いで、必要に応じて得られた二軸延伸ポリエステルフィルムに中空粒子を添加した樹脂溶液をコーターによって塗布、乾燥するなど、必要な表面加工を施して本発明の光拡散性フィルムが得られる。
【0050】
また光拡散性フィルムを積層体とする場合には、得られた気泡含有ポリエステルフィルムと別途用意された透明な二軸延伸ポリエステルフィルムを、ドライラミネータ等を用いて貼り合わせて製造される。
【0051】
[特性の測定方法および評価方法]
(1)全光線透過率(T)
全自動直読ヘイズコンピューターHGM−2DP(スガ試験機株式会社製)を用いて、全光線透過率をフィルム表裏の両面から測定し、低い方の値を全光線透過率とした。
【0052】
(2)拡散光反射率(R)
分光式色差計SE−2000型(日本電色工業株式会社製)を用い、JIS Z−8722に従って400〜700nmの範囲の分光反射率を10nm間隔で測定し、その平均値を求めた。
【0053】
このとき、測定するサンプルフィルムと、サンプルと同じ大きさの黒色ポリエステルフィルム(”ルミラー”125X30、東レ株式会社製)を重ね合わせ、サンプルフィルム側の反射率を測定する。
【0054】
これをサンプルフィルム表裏の両面について行い高い方の値を拡散光反射率とした。
【0055】
(3)フィルム厚み方向の平均気泡数(N)
ミクロトームを用いて、フィルム断面を厚み方向に潰すことなく、切断する。次いで切断した断面を走査型電子顕微鏡S−2100A型(株式会社日立製作所)を用いて、1μm以上の粒子が観察でき、かつ、できるだけフィルム表面から裏面までの断面全体が視野に入るような適当な倍率(一般には3000〜10000倍程度)で拡大観察を行い写真を撮影する。1視野にフィルム表面から裏面までの断面全体が入りきらない場合には、複数回にわけて撮影した写真を連結合成して断面全体の画像を得る。
【0056】
この観察および写真撮影を、フィルムの任意の10点について行う。
【0057】
つぎに得られた断面画像の、フィルム表面の任意の1点からもう一方のフィルム表面に向かって、フィルム表面に対して垂直に直線を引いた時に、線上に存在する気泡と樹脂の界面の数を数える。このとき、界面数は、気相から固相への界面であっても、固相から気相への界面であっても、共に1とカウントする。これを一つの画像について任意の10点について行う。
【0058】
こうして得られた(1画像あたり10点)×(10画像)の合計100点のデータの単純平均値を算出して、2で割った値をフィルム厚み方向の平均気泡数(N)とする(一つの気泡に上下2つの界面があるため)。
【0059】
さらにフィルムを切断する際に長手方向に切断した場合と幅方向に切断した場合によってフィルム厚み方向の平均気泡数が異なる場合には、各方向についてフィルム厚み方向の平均気泡数を求めた後、大きい方の値をフィルム厚み方向の平均気泡数(N)とする。
【0060】
(4)気泡のフィルム面平行方向長さ(X)、フィルム厚み方向厚さ(Y)、平均扁平度(A)
平均気泡数の測定(3)に用いたのと同じ方法で拡大された断面画像を得、断面写真中において閉じた形状をしている気泡部分について、任意に50点を選択する。
【0061】
選択された気泡について、それぞれフィルム面表面に対して平行な方向の長さおよび垂直な方向の厚さを測定し、得られた長さおよび厚さそれぞれ50点のデータについて、それぞれの気泡数平均値を気泡のフィルム面平行方向長さ(X)、フィルム厚み方向厚さ(Y)とした。
【0062】
また気泡のフィルム面平行方向長さ(X)をフィルム厚み方向厚さ(Y)で除した値を、平均扁平度(A)とした。
【0063】
(5)平均気泡径(φ)
平均気泡数の測定(3)に用いたのと同じ方法で拡大された断面画像を得、断面写真において閉じた形状をしている気泡部分について、任意に50点を選択する。
【0064】
写真上に透明なフィルムを重ね合わせ、それぞれの輪郭形状を油性ペンでトレースしたうえで空洞に相当する部分を塗りつぶして、それぞれの空洞(気泡)の画像を写し取り、写し取られたトレース画像をイメージアナライザによって面積を測定し、円相当径を算出する。
【0065】
これを選択した50点について行い、平均値を算出して平均気泡径(φ)とした。
【0066】
(6)面光源輝度および輝度ムラ
18インチ型液晶モニターに搭載されていた図1に示す構造の直下型バックライトを用いて、輝度測定を行った。
【0067】
図1に示すとおり、冷陰極管2の上に測定サンプル1をおき、冷陰極線管2を60分間点灯して光源を安定させた後に、測定サンプル1側から、色彩輝度計BM−7fast(株式会社トプコン製)を用いて輝度(cd/m)を測定した。
【0068】
このとき、サンプルフィルムの厚さによって差が出ないように、光源の上端からサンプルフィルム下端の距離を19mmになるようにした。
【0069】
また、輝度測定条件は、測定面から輝度計までの距離を750mm、測定視角は2°とした。
【0070】
測定はバックライト表面を4×4の区域に16等分したそれぞれの領域の中心点の16点について行い、その平均値を輝度とした。
【0071】
また16点の測定結果のばらつきによって輝度ムラを評価した。
【0072】
輝度ムラ(%)=(最大値−最小値)/(平均値)×100
【0073】
【実施例】
以下、本発明において実施例を挙げて説明するが、本発明は必ずしもこれらに限定されるものではない。
【0074】
[実施例1]
主押出機Aと副押出機Bを有する複合製膜装置に、下記組成の原料をそれぞれ180℃で4時間真空乾燥し、供給した。
【0075】
主押出機A:
ポリエチレンテレフタレート(PET):80重量部
PETにイソフタル酸成分を14モル%共重合させた共重合ポリエステル:20重量部
ポリメチルペンテン:0.7重量部
副押出機B:
PET:100重量部
平均粒径1.1μmの炭酸カルシウム粒子:1.0重量部
押出機A、Bからそれぞれの原料を280℃で溶融押出し、主押出機Aの溶融原料が内層に、副押出機Bの溶融原料が両表面層となるようにスリット状の口金から共押出した後、表面温度を25℃に保たれた鏡面冷却ドラムで急冷して実質的に非晶状体の複合未延伸シートフィルムを得た。複合未延伸シートの厚み構成比は、それぞれの押出機の押出量を調節してB/A/B(7/84/7)とした。
【0076】
このシートを、85℃で長手方向に3倍延伸した。その後、シート端部をクリップで把持して90℃に加熱されたテンター内に導き予熱し、その後連続的に100℃の雰囲気中で幅方向に3.5倍延伸して、ボイドを形成した。更に連続的に90℃で20秒、220℃の雰囲気中で10秒間の熱処理を行って気泡形成を行い、膜厚125μmの二軸延伸ポリエステルフィルムを得た。
【0077】
この二軸延伸ポリエステルフィルムをフィルム1とする。
【0078】
得られたフィルム1を評価用面光源の出射面と同じ形状の開口部を持つ金属枠に、シワやうねりが入らないようにやや張力を掛けながら貼り付け、評価用面光源の出射面に置いて光拡散性フィルムとして評価した。評価結果を表1に示す。
【0079】
[実施例2]
透明なPETフィルム(厚み188μm、”ルミラー”188U34、東レ株式会社製)の片面に、東亜合成株式会社製ホットメルト接着剤(アロンメルトPES−304)を乾燥厚み5μmとなるように塗布した。乾燥は150℃、2分間の条件で熱風乾燥した。
【0080】
これを実施例1で得られたフィルム1の両面にホットラミネータを用いて100℃でラミネートし、厚さ505μmの光拡散性フィルムを得た。
【0081】
得られたフィルムは、強度が強く、かつ505μmの厚みのある二軸延伸PETフィルム積層体であるので非常に腰が強いものであり、金属枠などの支持構造を必要とすることなく光拡散性フィルムとして使用可能であった。評価結果を表1に合わせて示す。
【0082】
[実施例3]
冷却ドラムでの引き取り速度を速めることによって、未延伸シートの厚みを薄くし、最終的な膜厚を100μmとしたこと以外は、実施例1と同様の方法によって二軸延伸ポリエステルフィルムを得た。
【0083】
得られたフィルムをフィルム1と同様の方法によって光拡散性フィルムとして評価した。評価結果を表1に合わせて示す。
【0084】
[実施例4]
主押出機Aと副押出機Bを有する複合製膜装置に、下記組成の原料をそれぞれ180℃で4時間真空乾燥し、供給した。
【0085】
主押出機A:
ポリエチレンテレフタレート(PET):90重量部
PETにシクロヘキサンジメタノール成分を33mol%共重合させた共重合ポリエステル:10重量部
ポリメチルペンテン:1.0重量部
副押出機B:
PET:100重量部
平均粒径1.0μmの硫酸バリウム粒子:0.7重量部
押出機A、Bからそれぞれの原料を280℃で溶融押出し、主押出機Aの溶融原料が内層に、副押出機Bの溶融原料が両表面層となるようにスリット状の口金から共押出した後、表面温度を25℃に保たれた鏡面冷却ドラムで急冷して実質的に非晶状体の複合未延伸シートフィルムを得た。複合未延伸シートの厚み構成比は、それぞれの押出機の押出量を調節してB/A/B(10/80/10)とした。
【0086】
このシートを、90℃で長手方向に2.8倍延伸した。その後、シート端部をクリップで把持して95℃に加熱されたテンター内に導き予熱し、その後連続的に100℃の雰囲気中で幅方向に3。0倍延伸した。更に連続的に235℃の雰囲気中で10秒間の熱処理を行い、膜厚125μmの二軸延伸ポリエステルフィルムを得た。
【0087】
得られたフィルムをフィルム1と同様の方法によって光拡散性フィルムとして評価した。評価結果を表1に合わせて示す。
【0088】
[比較例1]
主押出機Aと副押出機Bを有する複合製膜装置に、下記組成の原料をそれぞれ180℃で4時間真空乾燥し、供給した。
【0089】
主押出機A:
ポリエチレンテレフタレート(PET):100重量部
ポリメチルペンテン:5.0重量部
副押出機B:
PET:100重量部
平均粒径1.1μmの炭酸カルシウム粒子:0.5重量部
押出機A、Bからそれぞれの原料を280℃で溶融押出し、主押出機Aの溶融原料が内層に、副押出機Bの溶融原料が両表面層となるようにスリット状の口金から共押出した後、表面温度を25℃に保たれた鏡面冷却ドラムで急冷して実質的に非晶状体の複合未延伸シートフィルムを得た。複合未延伸シートの厚み構成比は、それぞれの押出機の押出量を調節してB/A/B(10/80/10)とした。
【0090】
このシートを、85℃で長手方向に3.0倍延伸した。その後、シート端部をクリップで把持して95℃に加熱されたテンター内に導き予熱し、その後連続的に100℃の雰囲気中で幅方向に3.5倍延伸した。更に連続的に220℃の雰囲気中で10秒間の熱処理を行い、膜厚125μmの二軸延伸ポリエステルフィルムを得た。
【0091】
得られたフィルムをフィルム1と同様の方法によって光拡散性フィルムとして評価した。評価結果を表1に合わせて示す。このフィルムを用いた直下型面光源は、フィルムの全光線透過率が低く、均一性は高いものの輝度が低かった。
【0092】
[比較例2]
主押出機Aに供給する原料を下記組成にしたこと以外は実施例1と同様の方法によって光拡散性フィルムを得た。
【0093】
ポリエチレンテレフタレート(PET):80重量部
PETにイソフタル酸成分を14モル%共重合させた共重合ポリエステル:20重量部
ポリメチルペンテン:0.1重量部
得られたフィルムをフィルム1と同様の方法によって光拡散性フィルムとして評価した。評価結果を表1に合わせて示す。このフィルムを用いた直下型面光源は、フィルムの全光線透過率が高く輝度は高いが、フィルムが薄いため輝度ムラが大きく、実用性に欠く物であった。
【0094】
[比較例3]
主押出機Aと副押出機Bを有する複合製膜装置に、下記組成の原料をそれぞれ180℃で4時間真空乾燥し、供給した。
【0095】
主押出機A:
ポリエチレンテレフタレート(PET):85重量部
ポリメチルペンテン:12.0重量部
PETにポリエチレングリコールを10.0重量%共重合させた共重合ポリエステル:3.0重量部
副押出機B:
PET:100重量部
押出機A、Bからそれぞれの原料を285℃で溶融押出し、主押出機Aの溶融原料が内層に、副押出機Bの溶融原料が両表面層となるようにスリット状の口金から共押出した後、表面温度を25℃に保たれた鏡面冷却ドラムで急冷して実質的に非晶状体の複合未延伸シートフィルムを得た。複合未延伸シートの厚み構成比は、それぞれの押出機の押出量を調節してB/A/B(15/70/15)とした。
【0096】
このシートを、85℃で長手方向に3.5倍延伸した。その後、シート端部をクリップで把持して85℃に加熱されたテンター内に導き予熱し、その後連続的に105℃の雰囲気中で幅方向に3.6倍延伸した。更に連続的に220℃の雰囲気中で10秒間の熱処理を行い、膜厚100μmの二軸延伸ポリエステルフィルムを得た。
【0097】
得られたフィルムをフィルム1と同様の方法によって光拡散性フィルムとして評価した。評価結果を表1に合わせて示す。このフィルムを用いた直下型面光源は、フィルムの拡散光反射率が低く、均一性は高いものの輝度が低く効率が悪かった。
【0098】
上記の結果から、本発明の光拡散シートは、直下型面光源用の光拡散シートとして用いたとき、薄いフィルムでありながら、高い輝度と、輝度ムラを抑止し優れた均一性を有していることがわかる。
【0099】
【表1】
Figure 2004271568
【0100】
【発明の効果】
本発明の光拡散性フィルムは、好ましくは1000μm以下の薄番手のフィルムでありながら、現在、直下型面光源で用いられている数mm厚さの光拡散板に替えて使用することができるため、面光源の薄型化、軽量化が可能である。
【0101】
さらに薄番手のフィルムであれば、それだけで薄型化、軽量化のメリットがあるだけでなく、ロール状に巻き取ることが容易であるため、各種の表面加工も、高生産性のロール・トゥ・ロール加工が可能であり、保管も容易である。
【0102】
さらにまた、耐熱性や寸法安定性の高い二軸延伸ポリエステルフィルムを用いれば熱や湿度にも強い光拡散性フィルムとすることができる。
【0103】
本発明の光拡散性フィルムとそれを用いた直下型面光源は、液晶ディスプレイ用バックライト、内照式表示板、内照式照明器具等、高輝度で、かつ高い輝度均一性が求められる面光源として用いることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】面光源の輝度を測定するための、装置構造の概略を示す装置縦断面概略図である。
【符号の説明】
1:測定サンプル
2:冷陰極線管
3:反射フィルム
4:筐体

Claims (6)

  1. 全光線透過率T(%)が15%以上60%以下であり、かつ拡散光反射率R(%)と全光線透過率T(%)の合計値が80%以上である光拡散性フィルム。
  2. 全体厚さが1000μm以下である請求項1記載の光拡散性フィルム。
  3. フィルム内部に微細気泡を含有する請求項1または2に記載の光拡散性フィルム。
  4. フィルムの厚み方向の平均気泡数が3〜30個である請求項3に記載の光拡散性フィルム。
  5. 気泡の平均扁平度が1.5以上10以下である請求項3または4に記載の光拡散性フィルム。
  6. 請求項1〜5のいずれかに記載の光拡散性フィルムを、装着した直下型面光源。
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