JP2004269155A - 乗客コンベア - Google Patents
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Abstract
【解決手段】踏段スプロケット2a,2bおよび踏段チェーン1からそれぞれ取り出した駆動力により、欄干5内で複数の手摺駆動ベルト20A,20B,20Cをそれぞれ循環駆動する。各手摺駆動ベルト20A,20B,20Cは、互いに異なる位置で手摺ベルト10の内周面に接触して手摺ベルト10に駆動力を伝達する。
【選択図】 図1
Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、エスカレータおよび動く歩道と称される乗客コンベアに係り、特に手摺ベルトの駆動機構に関する。
【0002】
【従来の技術】
近年、駅舎等にて、上下乗降口の高低差が大きい、すなわち高揚程のエスカレータが多く見られる。このようなエスカレータでは、踏段チェーンの折り返し部分に設けられた踏段スプロケットのみにより踏段チェーンを駆動するのでは、踏段の円滑な駆動を達成できない場合がある。同様の問題が、長行程の動く歩道にも存在する。この問題を解決するため、踏段の斜行区間に補助的な踏段チェーン駆動機構を設けたエスカレータが提案されてきており、そのうちの一つとして、本件発明者らによる国際特許出願に係る国際公開WO/63104に開示されているものがある。
【0003】
手摺ベルトに関しても同じような問題があるが、手摺ベルトの駆動装置は、依然として、駆動ローラとこれに対向して設けられた加圧ローラにより手摺ベルトを挟み、手摺ベルトと駆動ローラとの間に働く摩擦力により手摺ベルトに駆動力を与える従前の構造を踏襲している。確かに、加圧ローラによる押付力を増せば、手摺ベルトに付与される駆動力は増大するが、手摺ベルトに過大な張力や圧縮力が加わり手摺ベルトの寿命が短くなるという問題がある。
【0004】
また、近年、乗降口付近の速度が低く、中間部分の速度が高い、いわゆる中間加速型の乗客コンベアが提案されている(例えば、日本機械学会 [No.01−58]昇降機・遊戯施設等の最近の技術と進歩技術講演会講演論文集45〜48頁参照)。しかし、このような中間加速型の乗客コンベアにおいても、一定速度の手摺ベルト、若しくは速度が不連続の複数の手摺ベルトが用いられているようである。このような手摺ベルトを用いたのでは、乗客の安全上問題がある。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
本発明は、上記実情に鑑みなされたものであり、手摺ベルトの負担を小さくすることができる手摺ベルト駆動装置を備えた乗客コンベアを提供することを目的としている。
【0006】
本発明の他の目的は、高揚程のエスカレータまたは移動距離の長い動く歩道においても、手摺りベルトの負担を小さくすることができる手摺ベルト駆動装置を備えた乗客コンベアを提供することにある。
【0007】
本発明の更に他の目的は、いわゆる中間加速型の乗客コンベアに適用可能な、手摺りベルトをも中間加速させることができる手摺ベルト駆動装置を備えた乗客コンベアを提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するため、本発明は、無端状に連結されて循環移動する複数の踏段と、前記複数の踏段を駆動する踏段駆動機構と、前記踏段の側方に設けられた欄干と、前記欄干に巻き掛けられて、所定の循環経路内を循環移動する手摺ベルトと、所定の循環経路内を循環移動するとともに、前記手摺ベルトの内周面に接触することにより前記手摺ベルトを循環移動させるための駆動力を前記手摺ベルトに伝達する手摺駆動ベルトと、前記手摺駆動ベルトを駆動する駆動ベルト駆動機構とを備えた乗客コンベアを提供する。
【0009】
前記手摺駆動ベルトは複数設けることができる。この場合、前記複数の手摺駆動ベルトは、前記手摺ベルトの循環経路内の互いに異なる部分においてそれぞれ前記手摺ベルトに接触して前記手摺ベルトを駆動する。
【0010】
前記駆動ベルト駆動機構は、前記踏段駆動機構を構成する部材から前記手摺駆動ベルトを駆動するための駆動力を取り出すように構成されていることが好適である。ここで、前記駆動力が取り出される前記踏段駆動機構を構成する部材は、踏段チェーン、踏段スプロケット(踏段スプロケットの軸)および電動機(電動機の出力軸)等とすることができる。
【0011】
好ましくは、前記手摺ベルトの循環経路のうちの少なくとも乗客が手摺ベルトに触れ得る範囲において、前記手摺駆動ベルトが前記手摺りベルトに接触し、そこで駆動力伝達がなされる。
【0012】
好ましくは、前記手摺駆動ベルトと前記手摺ベルトの間の噛み合い効率を向上させるための手段が設けられる。
【0013】
前記手摺駆動ベルトを複数設け、これに対応して前記駆動ベルト駆動機構も複数設け、これら複数の手摺駆動ベルトのうちの第1の手摺駆動ベルトを駆動する第1の駆動ベルト駆動機構および第2の手摺駆動ベルトを駆動する第2の駆動ベルト駆動機構を設け、前記第2の駆動ベルト駆動機構は前記第2の駆動ベルトを、前記第1の駆動ベルト駆動機構が前記第1の駆動ベルトを駆動する速度より大きい速度で駆動するようにできる。この場合、前記手摺ベルトはその長手方向に伸縮可能とされる。これにより手摺ベルトの速度を変化させることができる。
【0014】
この場合、前記第1の手摺駆動ベルトが前記手摺ベルトに接触する領域と、前記第2の手摺駆動ベルトが前記手摺ベルトに接触する領域との間において、前記手摺ベルトに接触して駆動力を与える少なくとも1つのローラを更に設けることができる。この場合、前記ローラの周速は、前記第1の手摺ベルトの速度よりも大きく、かつ前記第2の手摺ベルトの速度よりも小さくされる。好適には、前記ローラは複数設けられており、前記各ローラの周速は、前記第2の手摺駆動ベルトに近いものほど大きく設定される。前記ローラを回転させるための駆動力は、前記第1の手摺駆動ベルトまたは前記第2の手摺駆動ベルトから取り出すことができる。
【0015】
また、前記第1の手摺駆動ベルトを第1の色に、前記第2の手摺駆動ベルトを第2の色に、そして前記少なくとも一つのローラを前記第1の色と前記第2の色の中間の色に着色することができる。この場合、前記手摺ベルトは、乗客が前記第1および第2の手摺駆動ベルトおよび前記少なくとも一つのローラを視認することができるように、その一部若しくは全部を透明若しくは半透明とされる。前記ローラが複数設けられる場合には、前記各ローラの周速は、前記第2の手摺駆動ベルトに近いものほど大きくすることができ、この場合、前記複数のローラは、前記第1の手摺駆動ベルト側から前記第2の手摺駆動ベルト側に近づくに従って、前記第1の色に近い色から前記第2の色に近い色に変遷するように着色することができる。
【0016】
【発明の実施の形態】
以下に図面を参照して本発明の実施の形態について説明する。
【0017】
[第1の実施形態]
まず、図1乃至図4を参照して、第1の実施形態について説明する。本発明による乗客コンベアの要部を示す側面図である図1に示すように、乗客コンベアは、踏段チェーン1を介して無端状に連結された複数の踏段2(図1では1つのみ示す)を有する。踏段チェーン1は、上下階の乗降口の下方にそれぞれ設けられた踏段スプロケット2a,2b間に掛け渡されている。下階側の踏段スプロケット2aは、駆動チューン3を介して電動機4(減速機付き)により駆動される。図示しない主枠には、踏段チューン1を案内するガイドレール(図1には図示せず)が設けられている。電動機4を駆動すると、踏段2は踏段スプロケット2a,2bおよび図示しない踏段チェーン用ガイドレール等により規定される所定の循環軌道に沿って上下階間を循環移動する。列を成す踏段2の両側方には、欄干5が設けられてる。欄干5には、無端の手摺りベルト10が欄干5に沿った所定の循環経路に沿って移動するように設けられている。
【0018】
手摺ベルト10は、3本の無端の手摺駆動ベルト(以下、単に「駆動ベルト」という)20(20A,20B,20C)により駆動される。各駆動ベルト20は、欄干5に設けられたガイドレール25およびガイドローラ26等の案内手段により、欄干5表面および欄干5内部(場合によっては更に欄干5の下方の図示しない主枠内)に設けられた所定の循環経路に沿って移動するように案内されている。図示された実施形態においては、ガイドレール25は欄干5の表面および内部に設けられ、ガイドローラ26は欄干5の内部および図示しない主枠内に配置されている。なお、駆動ベルト20の案内手段は、駆動ベルト20に適当な張力を付与するテンショナ(図示せず)を含んでいる。
【0019】
各駆動ベルト20は、各々の循環経路のうちの少なくとも一部において、手摺ベルト10と接触するように配置され、該接触部において駆動ベルト20から手摺ベルト10への駆動力伝達がなされるようになっている。図1に示す実施形態においては、手摺ベルト10の循環経路のうちの乗客が手摺ベルト10に触れうる範囲内において、駆動ベルト20が手摺ベルト10と接触するようになっている。また、手摺ベルト10の復路部分で駆動ベルト20が手摺ベルト10と近接している区間9Aにおいても、駆動ベルト20から手摺ベルト10への駆動力の伝達を行ってもよい。
【0020】
下階側に設けられた第1の駆動ベルト20Aは、第1の駆動ベルト駆動機構30(以下、「第1の駆動機構30」という)により駆動される。特に図2に詳細に示されるように、第1の駆動機構30は複数の駆動ローラ31および加圧ローラ32を有している。第1の駆動ベルト20Aは、その循環軌道の一部において、前記駆動ローラ31および加圧ローラ32に挟まれている。加圧ローラ32は、付設されたばね32aの弾発力により、駆動ベルト20Aを対向する駆動ローラ31に押し付け、これにより駆動ローラ31から第1の駆動ベルト20Aへの駆動力伝達を確実にする。
【0021】
各駆動ローラ31には、それと同軸にスプロケット31aが付設されている。該スプロケット31aおよびスプロケット34、35にはチェーン36が掛け渡されている。スプロケット37はチェーン36に張力を付与する。図1及び図2に示すように、スプロケット34には、それと同軸に、タイミングプーリ34aが付設されている。踏段スプロケット2aには、それと同軸に、タイミングプーリ38(図1参照)が付設されている。タイミングプーリ34aおよびタイミングプーリ38にはタイミングベルト39が掛け渡されている。
【0022】
従って、電動機4により踏段スプロケット2aを駆動すると、それと同期して、駆動ベルト20Aが駆動される。第1の駆動機構30に含まれる駆動ローラ、スプロケットおよびタイミングプーリ等の車輪の直径は、駆動ベルト20Aの移動速度が、踏段2の移動速度と等しくなるように定められている。
【0023】
なお、チェーン36およびタイミングベルト39は、他の形式の無端動力伝達部材例えばタイミングベルトおよびチェーンとしてもよく、この場合、各スプロケットおよびタイミングプーリは該無端動力伝達部材に適合するタイミングプーリおよびスプロケットに置き換えられる。
【0024】
従って、電動機4により踏段2を駆動すると、第1の駆動機構30は踏段スプロケット2aの軸から動力を取り出して第1の駆動ベルト20Aを駆動し、これにより第2の駆動ベルト20Aと接触する手摺ベルト10が駆動される。なお、各駆動ベルト20(20A,20B,20C)から手摺ベルト10からへの駆動力伝達がなされる部分の構成は、後ほど説明することとする。
【0025】
次に、図1及び図3を参照して、中央部に設けられた第2の駆動ベルト20Bのための第2の駆動ベルト駆動機構40(以下、「第2の駆動機構40」という)について説明する。なお、第2の駆動ベルト20Bの構造は第1の駆動ベルト20Aの構造と同一である。
【0026】
図1及び図3に示すように、第2の駆動機構40は、スプロケット41を有しており、このスプロケット41は、踏段チェーン1の往路を進行する部分1aおよび復路を進行する部分1bに同時に噛み合うように設けられている。この噛み合いを可能とするため、踏段チェーン1を案内するガイドレール6の一部が切り欠かれている(図3参照)。なお、スプロケット41は踏段チェーン1の往路を進行する部分1aおよび復路を進行する部分1bのいずれか一方のみと噛み合うものであってもよい。スプロケット41の回転軸41aは、図示しない主枠の適当な部位に固定されている。
【0027】
スプロケット41には、それと同軸に駆動プーリ(駆動ローラ)42が付設されている。駆動プーリ42には、第2の駆動ベルト20Bが掛けられている。第2の駆動ベルト20Bは、ばね43aにより付勢された加圧ローラに43により、駆動プーリ42に押し付けられており、これにより駆動ローラ42から第2の駆動ベルト20Bへの駆動力伝達が確実に行われる。
【0028】
従って、電動機4により踏段2を駆動すると、第2の駆動機構40は踏段チェーン1から動力を取り出して第2の駆動ベルト20Bを駆動し、これにより第2の駆動ベルト20Bと接触する手摺ベルト10が駆動される。なお、第2の駆動機構40も、第2の駆動ベルト20Bを踏段2の移動速度と等しい速度で駆動する。
【0029】
なお、図1において符号7で示す部材は、踏段2の斜行区間に設けた補助的な踏段チェーン駆動機構の一部であり、その詳細な構成は、本件発明者らによる国際特許出願に係る国際公開WO/63104に開示されている。この部材7は、本発明の要旨とは直接関係ないため、ここでは詳細に説明しない。しかしながら、この乗客コンベアが、高揚程のエスカレータまたは移動距離の長い動く歩道である場合には、このような補助的な踏段チェーン駆動機構が設けられていることが好ましい。
【0030】
次に、図1のみを参照して、上階側に設けられた第3の駆動ベルト20Cのための第3の駆動ベルト駆動機構50(以下、「第3の駆動機構50」という)について説明する。なお、第3の駆動ベルト20Cの構造は第1の駆動ベルト20Aの構造と同一である。
【0031】
第3の駆動機構50は、駆動プーリ(駆動ローラ)51を有しており、この駆動プーリ51には、それと同軸に、タイミングプーリ52が付設されている、電動機4によって直接駆動されずに踏段チェーン1により従動的に回転する上階側の踏段スプロケット2bには、それと同軸にタイミングプーリ53が設けられている。タイミングプーリ52,53には、タイミングベルト54が掛け渡されている。駆動プーリ51には、第3の駆動ベルト20Cが巻き掛けられている。なお、第3の駆動ベルト20Cに、ばね付勢された加圧ローラ55により駆動プーリ51に押し付けられ、これにより駆動プーリ51から第3の駆動ベルト20Cへの駆動力伝達が確実に行われる。タイミングプーリ52,53は一体で駆動装置となる。
【0032】
従って、電動機4により踏段2を駆動すると、第3の駆動ベルト駆動機構50は踏段スプロケット2bの軸から動力を取り出して第3の駆動ベルト20Cを駆動し、これにより第2の駆動ベルト20Cと接触する手摺ベルト10が駆動される。なお、第3の駆動機構50も、第3の駆動ベルト20Cを踏段2の移動速度と等しい速度で駆動する。
【0033】
次に、図4を参照して、駆動ベルト20(20A,20B,20C)から手摺ベルト10への駆動力伝達について説明する。図4は、図1中のIV−IV線に沿った断面を含む斜視図である。図1には「IV−IV」の表示が複数箇所に付されているが、これら複数箇所における構造は互いに実質的に同一である。
【0034】
図4において、符号25は先に述べた駆動ベルト20用のガイドレールであって、かつ、手摺ベルト10用のガイドレールでもある。ガイドレール25は、概ねT字形の断面形状を有している。ガイドレール25は、水平方向に延びる一対の突部25aを有している。本実施形態において用いられる手摺ベルト10は、従来の乗客コンベアにて一般的に用いられているものと同じ概ねC字形断面のものである。突部25aは、手摺ベルト10の凹部11に嵌り込み、手摺ベルト10を案内する。なお、突部25aは、手摺ベルト10が駆動ベルト20と併走する区間にのみ設けられており、その他の区間(例えばガイドレール25がその端部において欄干5内に入り込む部分)には設けられていない。
【0035】
また、ガイドレール25の上面には、駆動ベルト20を受け入れる溝25bが形成されている。図4に示すように、駆動ベルト20は平ベルト(断面が薄い矩形のベルト)である。好ましくは、溝25bには、駆動ベルト20との間に働く摩擦力を低減する手段が講じられていることが好ましい。このような手段としては、溝25b表面に設けられた低摩擦の樹脂被覆層または溝25b内に設けられたローラ等を用いることができる。
【0036】
駆動ベルト20から手摺ベルト10への駆動力伝達効率は、駆動ベルト20かおよび手摺ベルト10間の噛み合い効率(摩擦力ともいえる)および手摺ベルト10および駆動ベルト20相互間に働く押付力に依存する。
【0037】
前記噛み合い効率を向上させるために、手摺ベルト10の少なくとも駆動ベルト20と接する面には、軟質層12が設けられている。図2に示す実施形態では、手摺ベルト10が、心材13とこの心材13の周囲を覆う軟質層12により構成されている。一方、駆動ベルト20は、荒らされた表面21例えば凹凸が形成された表面を有している。荒らされた表面21は、手摺ベルト10の軟質層12と噛み合い、これにより両者間での駆動力伝達が確実に行われる。
【0038】
心材13は、手摺ベルト10のC字形断面形状を維持して、手摺ベルト10がガイドレール25から脱落することを防止する。心材13は、手摺ベルト10の屈曲性を損なわないように、長手方向に所定の間隔をおいて複数設けられている。
【0039】
なお、手摺ベルト10および駆動ベルト20は、両者間での噛み合い効率を向上させるために、第2の実施形態を説明する図6に示したように構成することもできる(この点については後述する)。
【0040】
また、駆動ベルト20は、内部に複数のスリング22すなわち補強用ワイヤ22を有しており、スリング22により駆動ベルト20の長手方向の強度が維持される。このため、乗客が手摺ベルト10を掴む等によって、駆動ベルト20に負荷が加わっても、駆動ベルト20が破損したり、伸びてしまうことはない。
【0041】
本実施形態においては、乗客が手摺ベルト10を掴み得る範囲内で駆動ベルト20が手摺ベルト10に接触するようになっているため、駆動ベルト20および手摺ベルト10間に働く押付力は、乗客が手摺ベルト10を掴むことにより手摺ベルト10が駆動ベルト20に向けて押し付けられる力に大きく依存する。このことは、手摺ベルト10がより多くの乗客に掴まれるほど、駆動ベルト20から手摺ベルト10への駆動力伝達効率が向上することを意味するため、非常に好都合である。
【0042】
駆動ベルト20および手摺ベルト10間に働く押付力は、更に、手摺ベルト10の自重(特に手摺ベルト10を乗客が掴み得る部分において)に加えて、手摺ベルト10自体に働く張力にも依存する(特に手摺ベルト10の折り返し部分において)。従って、乗客が手摺ベルト10を掴んでいない場合にも、駆動ベルト20から手摺ベルト10への駆動力伝達が確実になされるように、手摺ベルト10に張力を付与する手段を設けることが好ましい。このような張力付与手段は、従来の手摺ベルト駆動装置に設けられているようなものを用いることができる。しかしながら、手摺りベルトに与える張力は従来より大幅に小さくてもよい。従って、手摺ベルト10に加わる負荷は僅かである。
【0043】
なお、ガイドレール25が途切れている区間6には、その区間6において手摺ベルト10を支持案内する支持ローラ8が設けられている。支持ローラ8は適当な形状のガイドレールに置換することも可能である。また、図示しない主枠内の少なくとも手摺ベルト10が屈曲している区間9Bには、図示しない適当なガイドローラまたはプーリが設けられている。なお、上述したように、従来の手摺ベルト駆動装置に設けられているような手摺ベルト10への張力付与手段が設けられる場合には、区間9B近傍に手摺ベルト10に張力を付与するテンショナローラ(図示せず)が設けられる。
【0044】
本実施形態によれば、以下のような有利な効果が得られる。
【0045】
従来の手摺ベルト駆動装置を用いた場合、手摺ベルトには、高い負荷に耐える機械的強度と、質感(乗客が触れたときの触感や外観など)が同時に要求されが、これらの要求を同時に満たすのは困難である。しかしながら、本実施形態によれば、駆動ベルト20が高い機械的強度を持っていればよく、手摺ベルト10の長手方向に関する機械的強度は低くてもよい。このため、質感を重視して手摺ベルト10を設計することができる。なお、手摺ベルト10の断面形状の維持は、例えば図2に示すような心材13を設けることにより質感を犠牲にすることなく容易に実現することができる。
【0046】
また、駆動ベルト20は単純形状の平ベルトを用いることができるため、成形は容易である。また、駆動ベルト20は、実質的に長手方向の強度が確保されていればよく、強度の確保も容易である。更に、駆動ベルト20を巻き掛けるプーリ(ローラ)の形状も単純なもので済む。
【0047】
また、手摺ベルト10の全体形状を従来形状と同一にできるため、乗客に違和感を感じさせることもないし、また安全性も従来と同等に確保できる。
【0048】
また、手摺ベルト10と駆動ベルト20が相対的に滑らないようになっているため、非常停止時に手摺ベルト10が空動きすることもなく、従来と同等の安全性が確保できる。
【0049】
また、駆動ベルト20の幅および厚さを、手摺ベルト10より小さくすることができるため、欄干5の内部を通して駆動ベルト20を循環移動させるスペースを確保することが容易である。
【0050】
また、駆動ベルト20の駆動力を踏段2を駆動するための駆動機構から取り出しているため、踏段2の移動速度と手摺ベルト10の駆動速度の同期を容易に実現できる。また、駆動ベルト20の駆動力を、駆動対象となっている駆動ベルト20に近い位置に配設されている部材(踏段スプロケット2a、2b、踏段チェーン1)から取り出しているため、各駆動機構30,40,50をコンパクトに構成することができる。
【0051】
また、複数箇所で駆動ベルト20から手摺ベルト10に駆動力を伝達しているため、一つの駆動ベルトに過大な負荷が加わることを防止することができる。また、手摺ベルト10の全長がどれだけ長くなっても、駆動ベルト20の数を増やすことにより対応できる。
【0052】
なお、上記実施形態においては、手摺ベルト10の駆動は駆動ベルト20のみにより行っているが、これに限定されるものではない。すなわち、乗客コンベアは、従来方式の手摺ベルト駆動装置を備えていてもよく、この場合、本発明に基づいて構成された駆動ベルト20およびその駆動機構30、40,50は従来方式の手摺ベルト駆動装置を補助する付加的な手摺ベルト駆動機構として用いられる。この場合、本発明に基づいて構成された駆動ベルトおよび駆動ベルト駆動機構は、1つの乗客コンベアに1つだけ設けられていてもよい。
【0053】
また、上記実施形態では、複数の駆動機構30、40,50がそれぞれ別々の構成を有していたが、これには限定されない。複数の駆動ベルト駆動機構のうちの少なくとも2つの駆動ベルト駆動機構が同一の構成を有していてもよい。
【0054】
[第2の実施形態]
次に、図5乃至図8を参照して第2の実施形態について説明する。第2の実施形態は、中間部分(踏段の斜行部分)における踏段速度が乗降口付近での踏段速度より大きい、「中間加速型」と称される乗客コンベアに適用することができる手摺ベルトの駆動に関するものである。第2の実施形態において、第1の実施形態と同一部材については同一符号を付し、重複説明は省略する。なお、踏段の中間加速を実現する機構としては、例えば、従来技術の項で参照した日本機械学会[No.01−58]昇降機・遊戯施設等の最近の技術と進歩技術講演会講演論文集45〜48頁に開示された構成を採用することができ、また踏段駆動機構の構造自体は、本発明の要旨と直接関係ないため、説明は省略する。
【0055】
このような中間加速型の乗客コンベアでは、一般的な乗客コンベアで用いられているような踏段チェーンは用いられないため、本実施形態では踏段駆動機構の一部を構成する電動機4から直接、駆動ベルト駆動機構のための駆動力が取り出される。なお、踏段駆動用の電動機4とは別に、手摺駆動用の専用の電動機を別途設けることもできる。
【0056】
本実施形態においては、下階側乗降口付近において手摺ベルト110を駆動する手摺駆動ベルト120A(120)すなわち駆動ベルト120Aと、中央部分で手摺ベルト110を駆動する手摺駆動ベルト120B(120)すなわち駆動ベルト120Bと、が設けられる。駆動ベルト120Bは、図示しない上階側乗降口のやや手前側まで進み、そこで折り返して下階側に戻ってくるように案内されている。各駆動ベルト120A,120Bは、先に図1および図2を参照して説明した第1の駆動機構30と概ね同一の構成を有する駆動ベルト駆動機構130A,130B(以下、「駆動機構130A,130B」という)により駆動される。駆動ベルト120Aは速度V1で、駆動ベルト120Bは速度V1より大きい速度V2で駆動される。このような駆動ベルト間の速度差は、各駆動機構130A,130Bに設けられるローラスプロケットおよびタイミングプーリ等の車輪の直径を適宜設定することにより、実現することができる。
【0057】
駆動ベルト120A,120Bがそれぞれ速度V1、V2で駆動されているため、これら駆動ベルト120A,120Bから駆動力が伝達される手摺ベルト110は、乗降口付近においては速度V1で、中間部分においては速度V2で移動する。このため、手摺ベルト110は、少なくとも長手方向に(1−V2/V1)×100%だけ弾性的に伸びることができるようになっている。なお、このように手摺ベルト110を伸縮可能に形成することができるのは、第1の実施形態の効果の項でも説明したように、手摺ベルト110自体の長手方向の大きな強度が必要無いからである。
【0058】
図6に示すように、手摺ベルト110は、一般的な手摺ベルトと同様な概ねC字型の断面形状を有している。手摺ベルト110は、第1の実施形態と同様に手摺ベルト110の長手方向に等間隔で配置された複数の心材13を有している。心材13同士は、長手方向に対する手摺ベルト110の必要な弾性伸びを許容し、かつ、手摺ベルト110の過大な伸びを防止するための、伸縮スリング14により連結されている。心材13および伸縮スリング14は、弾性材料から形成された被覆層15に埋め込まれている。
【0059】
本実施形態においては、駆動ベルト120A,120B間に速度差があるため、手摺ベルト110と駆動ベルト120A,120Bとの間でスリップが生じることを防止するために、手摺ベルト110および駆動ベルト120間での更に高い駆動力伝達効率、言い換えれば手摺ベルト110および駆動ベルト120間での確実な噛み合いが求められる。このため、互いに接触する手摺ベルト110の内周面および駆動ベルト120の外周面にはそれぞれ相補的な歯溝16および歯溝23が設けられている。これらの歯溝16,23は、図示された三角形の山谷のような形状の他に、タイミングベルト表面に形成されるような凹凸形状、歯車の歯溝のような形状とすることができる。
【0060】
更に、心材13は手摺ベルト110の内周面において被覆層15から露出し、駆動ベルト120の歯溝24の谷と噛み合うようになっている。なお、図6では、駆動ベルト120の歯溝23が、心材13が噛み合う部分の形状(四角の溝となっている)が他の部分の形状(三角の溝となっている)と異なるように形成されている。これにより、心材13が駆動ベルト120にしっかりと噛み合い、駆動力伝達効率が向上する。駆動ベルト120の歯溝23をすべて同じ形状(例えばすべて三角)とし、心材13の先端を駆動ベルト120の歯溝23の溝形状と同一としてもかまわない。
【0061】
図6に示す手摺ベルト110および駆動ベルト120の噛み合い構造は、むろん、第1の実施形態にも適用することができる。
【0062】
駆動ベルト120内には、その長手方向の強度および剛性を高めるため、鋼帯24が埋め込まれている。この鋼帯24は、第1の実施形態における補強スリング22に置換することが可能である。なお、図6に示す駆動ベルト120は、図4に示す駆動ベルト20に対して、表面形状(歯溝23)および補強材(鋼帯24)のみが異なる。
【0063】
また、手摺ベルト110保護の観点から、手摺ベルト110が駆動ベルト120A上から駆動ベルト120B上へ移行する際に、手摺ベルト110に局所的な荷重が負荷されることを防止することが好ましい。この目的のため、手摺ベルト110の速度をV1からV2に徐々に変化させるための速度変更手段140が設けられている。
【0064】
以下に、図6および図7を参照して、速度変更手段140について詳細に説明する。なお、図6では、図面の簡略化のため、図7において符号143,145,147を付した部材の記載は省略されている。
【0065】
特に図7に詳細に示されるように、速度変更手段140は、複数のローラ組141を有しており、各ローラ組141は、同軸に設けられた相対的に大径の大ローラ142および相対的に小径の小ローラ143からなる。大ローラ142の外周面には、手摺ベルト110の内周面に形成された歯溝16と噛み合うことができる歯溝142a(図6にのみ示す)が設けられている。
【0066】
駆動ベルト120Aに近い側のローラ組141の大ローラ142と、このローラ組141に駆動ベルト120Bに近い側で隣接するローラ組141の小ローラ143には、伝動ローラ144が係合している。伝動ローラ144を介した大ローラ142および小ローラ143間での動力伝達を確実にするため、伝動ローラ144はバネ145により大ローラ142および小ローラ143に押し付けられている。
【0067】
駆動ベルト120Aに最も近いローラ組141の小ローラ143には、伝動ローラ146が係合している。この伝動ローラ146は、同時に駆動ベルト120Aに係合している。伝動ローラ146による駆動ベルト120Aからの駆動力の取り出しおよび小ローラ143への動力伝達を確実にするため、伝動ローラ146はバネ147により駆動ベルト120Aおよび小ローラ143に押し付けられている。
【0068】
小ローラ143、伝動ローラ144および伝動ローラ146の表面は平滑とすることができる。この場合、伝動ローラ144および146の表面は、これらが係合する表面に凹凸のある部材(駆動ベルト120A、大ローラ142)との間で確実な駆動力伝達がなされるように、軟質材料により形成されることが好ましい。しかしながら、小ローラ143、伝動ローラ144および伝動ローラ146の表面に歯溝を設け、駆動ベルト120Aから伝動ローラ146への駆動力伝達並びに各ローラ142,143,144,145間での駆動力伝達を、歯溝同士の噛み合いを利用して行うことも可能である。
【0069】
上記の説明より理解できるように、大ローラ142の周速は、駆動ベルト120Bに近いもの程大きくなる。また、伝動ローラ147、大ローラ142および小ローラ143の直径は、駆動ベルト120Aに最も近いローラ組141の大ローラ142の周速が駆動ベルト120Aの速度よりやや大きくなり、かつ駆動ベルト120Bに最も近いローラ組141の大ローラ142の周速が駆動ベルト120Bの速度より小さくなるように定められている。
【0070】
従って、駆動ベルト120A上から離れて駆動ベルト120Bに向かう手摺ベルト110の速度は、V1からV2に段階的に増大し、それと同時に手摺ベルト110は順次伸ばされてゆく。このように手摺ベルト110が順次伸ばされるため、手摺ベルト110に局所的に大負荷が加わることを防止できる。
【0071】
最終的に駆動ベルト120B上に到達したときに、手摺ベルト110は、駆動ベルト120A上にある時を基準として(1−V2/V1)×100%だけ伸びる。そして、その状態を維持したまま、駆動ベルト120Bとともに移動してゆくことになる。手摺ベルト110の歯溝16と駆動ベルト120Aおよび120Bの歯溝24との確実な係合を確保するため、駆動ベルト120Bに形成される歯溝24のピッチP2は、駆動ベルト120Aに形成される歯溝24のピッチP1のV2/V1に設定される。また、大ローラ142に形成される歯溝142aのピッチは、駆動ベルト120Aの歯溝24のピッチP1より大きく駆動ベルト120Bの歯溝24のピッチP2より小さく設定され、かつ、駆動ベルト120Bにより近い大ローラ142の歯溝142aのピッチほど大きく設定される。
【0072】
このように手摺ベルト110の速度が変化する場合、乗客にそのことを知らせることが好ましい。このため、駆動ベルト120Aおよび120Bはそれぞれ着色されている。例えば、駆動ベルト120Bの色を高速を想起させる赤色、駆動ベルト120Aの色をそれより遅い速度を想起させる黄色とすることができ、また、大ローラ142の色は、その中間色である橙色とすることができる。各大ローラ142の色は、駆動ベルト120Aに近いものほど黄色に近い橙色とし、駆動ベルト120Aに近いものほど赤色に近い橙とすることが好適である。この場合、乗客が駆動ベルト120A,120Bおよび大ローラ142の色を視認することができるように、手摺ベルト110、特にその被覆層15は、その一部(例えば手摺ベルト110の幅方向中央部)若しくは全部が透明または半透明の材料により形成される。
【0073】
なお、駆動ベルト120A,120Bおよび大ローラ142の色は、黄、橙、赤色以外の色であってもよいし、また有彩色に限らず無彩色であってもよい。また、駆動ベルト120Aから大ローラ142を経て駆動ベルト120Bに向かうに従って生じる色の変化は、上記のような色彩の変化に限定されるものではなく、明度の変化または彩度の変化であってもよい。
【0074】
なお、図5では、乗客コンベアの下階側の部分の構成のみ示したが、上階側の乗降口近傍にも駆動ベルト120Aと同一の駆動ベルトと、駆動ベルト駆動機構130Aと同様の駆動ベルト駆動機構が配置される。また、上階側の駆動ベルト駆動機構と中央の駆動ベルト駆動機構130Bとの間には、速度変更手段140と同一の速度変更手段が配置される。これにより中央部分において速度V2で移動する手摺ベルト110は、上階側乗降口で、再度速度V1まで減速される。
【発明の効果】
本発明によれば、定速型の乗客コンベアの手摺ベルトに加わる負荷を小さくすることができる。
また、本発明によれば、手摺ベルトの中間加速を実現することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による乗客コンベアの第1の実施形態の要部を示す概略側面図。
【図2】第1の駆動ベルト駆動機構の要部の構成を示す概略側面図。
【図3】第2の駆動ベルト駆動機構の要部の構成を示す概略斜視図。
【図4】駆動ベルトから手摺ベルトへの駆動力伝達に係る部分の構成を示す部分破断斜視図。
【図5】本発明による乗客コンベアの第2の実施形態の要部を示す概略側面図。
【図6】駆動ベルトから手摺ベルトへの駆動力伝達に係る部分および速度変更手段の構成および配置を示す部分破断斜視図。
【図7】速度変更手段の構成および配置を示す概略側面図。
【符号の説明】
1 踏段チェーン(踏段駆動機構の一部)
2 踏段
2a,2b 踏段スプロケット(踏段駆動機構の一部)
4 電動機(踏段駆動機構の一部)
5 欄干
10,110 手摺ベルト
13 心材
13,16, 表面の凸部または凹凸
14 伸び制限部材(スリング)
20,120(20A,20B,20C,120A,120B) 手摺駆動ベルト
21,23 表面の凸部または凹凸
30,40,50,130A,130B 駆動ベルト駆動機構
31,42,51 駆動ローラ
32,43,55 加圧ローラ
142 ローラ
Claims (19)
- 無端状に連結されて循環移動する複数の踏段と、
前記複数の踏段を駆動する踏段駆動機構と、
前記踏段の側方に設けられた欄干と、
前記欄干に巻き掛けられて、所定の循環経路内を循環移動する手摺ベルトと、
所定の循環経路内を循環移動するとともに、前記手摺ベルトの内周面に接触することにより前記手摺ベルトを循環移動させるための駆動力を前記手摺ベルトに伝達する手摺駆動ベルトと、
前記手摺駆動ベルトを駆動する駆動ベルト駆動機構と、
を備えた乗客コンベア。 - 前記手摺駆動ベルトは複数設けられており、
前記複数の手摺駆動ベルトは、前記手摺ベルトの循環経路内の互いに異なる部分においてそれぞれ前記手摺ベルトに接触して前記手摺ベルトを駆動することを特徴とする、請求項1に記載の乗客コンベア。 - 前記駆動ベルト駆動機構は、前記踏段駆動機構を構成する部材から前記手摺駆動ベルトを駆動するための駆動力を取り出すように構成されていることを特徴とする、請求項1に記載の乗客コンベア。
- 前記複数の踏段を無端状に連結するとともに、前記踏段駆動機構の一部を構成する踏段チェーンを更に備え、
前記駆動ベルト駆動機構は、前記踏段チェーンから前記手摺駆動ベルトを駆動するための駆動力を取り出すように構成されていることを特徴とする、請求項3に記載の乗客コンベア。 - 前記複数の踏段を無端状に連結するとともに、前記踏段駆動機構の一部を構成する踏段チェーンと、前記踏段チェーンが巻き掛けられるとともに、前記踏段駆動機構の一部を構成する踏段スプロケットと、を更に備え、
前記駆動ベルト駆動機構は、前記踏段スプロケットの軸から前記手摺駆動ベルトを駆動するための駆動力を取り出すように構成されていることを特徴とする、請求項3に記載の乗客コンベア。 - 前記踏段駆動機構の一部を構成し、前記踏段駆動機構の駆動力を発生する電動機を更に備え、
前記駆動ベルト駆動機構は、前記電動機から前記手摺駆動ベルトを駆動するための駆動力を取り出すように構成されていることを特徴とする、請求項3に記載の乗客コンベア。 - 前記手摺ベルトの循環経路のうちの少なくとも乗客が手摺ベルトに触れ得る範囲において、前記手摺駆動ベルトが前記手摺ベルトに接触することを特徴とする、請求項1に記載の乗客コンベア。
- 前記駆動ベルト駆動機構は、前記手摺駆動ベルトに接触して前記手摺駆動ベルトに駆動力を伝達する駆動ローラと、前記駆動ローラに向けて前記手摺駆動ベルトを押し付ける加圧ローラと、を有することを特徴とする請求項1に記載の乗客コンベア。
- 前記手摺駆動ベルトと接触する前記手摺ベルトの面および前記手摺ベルトと接触する前記手摺駆動ベルトの面のうちの少なくとも一方に、他方に噛み合い前記手摺駆動ベルトから前記手摺ベルトへの駆動力伝達効率を向上させる凸部若しくは凹凸が設けられていることを特徴とする、請求項1に記載の乗客コンベア。
- 前記手摺ベルトが概ねC字形の横断面形状を有することを特徴とする、請求項1に記載の乗客コンベア。
- 前記手摺ベルトは前記手摺ベルトの横断面形状を保持するための複数の心材を有しており、これら複数の心材は前記手摺ベルトの長手方向に沿って間隔をおいて配置されていることを特徴とする、請求項10に記載の乗客コンベア。
- 前記心材は、前記手摺駆動ベルトと接触する前記手摺ベルトの面から突出して前記手摺駆動ベルトと噛み合うように配置されていることを特徴とする、請求項11に記載の乗客コンベア。
- 前記手摺駆動ベルトは複数設けられるとともに第1の手摺駆動ベルトおよび第2の手摺駆動ベルトを含み、
前記駆動ベルト駆動機構は複数設けられるとともに前記第1の手摺駆動ベルトを駆動する第1の駆動ベルト駆動機構および前記第2の手摺駆動ベルトを駆動する第2の駆動ベルト駆動機構を含み、
前記第2の駆動ベルト駆動機構は前記第2の駆動ベルトを、前記第1の駆動ベルト駆動機構が前記第1の駆動ベルトを駆動する速度より大きい速度で駆動し、
前記手摺ベルトはその長手方向に伸縮可能であることを特徴とする、請求項1に記載の乗客コンベア。 - 前記手摺ベルトがその長手方向の伸び量の上限を制限する伸び制限部材を有することを特徴とする、請求項13に記載の乗客コンベア。
- 前記第1の手摺駆動ベルトが前記手摺ベルトに接触する領域と、前記第2の手摺駆動ベルトが前記手摺ベルトに接触する領域との間において、前記手摺ベルトに接触して駆動力を与える少なくとも1つのローラを更に備え、
前記ローラの周速は、前記第1の手摺ベルトの速度よりも大きく、前記第2の手摺ベルトの速度よりも小さいことを特徴とする、請求項13に記載の乗客コンベア。 - 前記ローラは複数設けられており、前記各ローラの周速は、前記第2の手摺駆動ベルトに近いものほど大きいことを特徴とする、請求項15に記載の乗客コンベア。
- 前記ローラを回転させるための駆動力が、前記第1の手摺駆動ベルトまたは前記第2の手摺駆動ベルトから取り出されることを特徴とする、請求項15に記載の乗客コンベア。
- 前記第1の手摺駆動ベルトが第1の色に着色されており、前記第2の手摺駆動ベルトが第2の色に着色されており、前記少なくとも一つのローラは前記第1の色と前記第2の色の中間の色に着色されており
前記手摺ベルトは、乗客が前記第1および第2の手摺駆動ベルトおよび前記少なくとも一つのローラを視認することができるように、その一部若しくは全部が透明若しくは半透明であることを特徴とする、請求項15に記載の乗客コンベア。 - 前記ローラは複数設けられており、前記各ローラの周速は、前記第2の手摺駆動ベルトに近いものほど大きく、
前記複数のローラは、前記第1の手摺駆動ベルト側から前記第2の手摺駆動ベルト側に近づくに従って、前記第1の色に近い色から前記第2の色に近い色に変遷するように着色されていることを特徴とする、請求項18に記載の乗客コンベア。
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