JP2004266778A - 動きベクトル検出装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】消費電力を低減することができる動きベクトル検出装置を提供する。
【解決手段】動きベクトル検出装置は、符号化フレームを縮小した縮小符号化フレームと符号化ブロックの動きベクトルを検出するための参照フレームを縮小した縮小参照フレームとを生成する縮小フレーム生成器1と、縮小フレーム生成器1によって生成された縮小参照フレームに含まれる第1縮小参照領域に存在する画素データに基づいて、縮小フレーム生成器1によって生成された縮小符号化フレームに含まれる縮小符号化ブロックの縮小動きベクトルを検出する縮小動きベクトル検出器2と、縮小動きベクトル検出器2によって検出された縮小動きベクトルに基づいて、符号化ブロックの動きベクトルを検出する動きベクトル検出器3とを具備する。
【選択図】 図1

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、符号化フレームに含まれる符号化ブロックの動きベクトルを検出するための動きベクトル検出装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
半導体技術等の進歩によって画像を圧縮するための符号化技術が家庭用のビデオ記録機器に導入されている。特に、画像を表す複数のフレームの間の動きベクトルを利用したMPEG2、MPEG4等の符号化技術が広く利用されている。
【0003】
このようなMPEG2、MPEG4等の符号化技術を利用した動きベクトル検出装置においては、フレームの間の動きベクトルをブロックごとに検出する。動きベクトル検出装置は、画像情報を符号化するための動きベクトルを検出するために設けられた回路と符号化すべき画像情報を記憶するために設けられたメモリとが符号化集積回路(IC)とメモリICとの別個のICとしてそれぞれ構成されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら前述した従来技術の構成では、動きベクトルを検出するために、メモリICに記憶された画像情報を符号化ICへ高速に読み出す必要があるので、メモリICから符号化ICへの画像情報の転送速度が高速になる結果、消費電力が増大するという問題がある。
【0005】
このような問題を解決するために、画像情報が記憶されたメモリを符号化ICの中に配置しようとすると、画像情報を記憶するための大容量のメモリを符号化ICに内蔵する必要が生じるために、符号化ICが非常に高価になるという問題がある。
【0006】
本発明は係る問題を解決するためになされたものであり、その目的は、消費電力を低減することができる動きベクトル検出装置を提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】
係る目的を達成するために本発明に係る動きベクトル検出装置は、符号化フレームに含まれる符号化ブロックの動きベクトルを検出するための動きベクトル検出装置であって、前記符号化フレームを周辺の画素を演算して画素数を低減した縮小符号化フレームと前記符号化ブロックの動きベクトルを検出するための参照フレームを周辺の画素を演算して画素数を低減した縮小参照フレームとを生成する縮小フレーム生成手段と、前記縮小フレーム生成手段によって生成された前記縮小参照フレームに含まれる第1縮小参照領域に存在する画素データに基づいて、前記縮小フレーム生成手段によって生成された前記縮小符号化フレームに含まれる縮小符号化ブロックの縮小動きベクトルを検出する縮小動きベクトル検出手段と、前記縮小動きベクトル検出手段によって検出された前記縮小動きベクトルに基づいて、前記符号化ブロックの動きベクトルを検出する動きベクトル検出手段とを具備することを特徴とする。
【0008】
本発明に係る他の動きベクトル検出装置は、符号化フレームに含まれる符号化ブロックの動きベクトルを検出するための動きベクトル検出装置であって、前記符号化フレームの画質を変換した画質変換符号化フレームと前記符号化ブロックの動きベクトルを検出するための参照フレームの画質を変換した画質変換参照フレームとを生成する画質変換手段と、前記画質変換手段によって生成された前記画質変換参照フレームに含まれる画質変換参照領域に存在する画素データに基づいて、前記画質変換手段によって生成された前記画質変換符号化フレームに含まれる画質変換符号化ブロックの画質変換動きベクトルを検出する画質変換動きベクトル検出手段と、前記画質変換動きベクトル検出手段によって検出された前記画質変換動きベクトルに基づいて、前記符号化ブロックの動きベクトルを検出する動きベクトル検出手段とを具備することを特徴とする。
【0009】
本発明に係るさらに他の動きベクトル検出装置は、符号化フレームに含まれる符号化ブロックの動きベクトルを検出するための動きベクトル検出装置であって、前記符号化フレームを周辺の画素を演算して画素数を低減した縮小符号化フレームと、前記符号化ブロックの動きベクトルを検出するための参照フレームを周辺の画素を演算して画素数を低減した縮小参照フレームとを生成する縮小フレーム生成手段と、前記縮小フレーム生成手段によって生成された前記縮小参照フレームに含まれる第1縮小参照領域に存在する画素データに基づいて、前記縮小フレーム生成手段によって生成された前記縮小符号化フレームに含まれる縮小符号化ブロックの縮小動きベクトルを検出する縮小動きベクトル検出手段と、前記縮小動きベクトル検出手段によって検出された前記縮小動きベクトルに基づいて、前記符号化ブロックの動きベクトルを検出する動きベクトル検出手段と、前記縮小符号化フレームまたは縮小参照フレームを用いて、画像情報の特徴を抽出する特徴抽出手段と、前記特徴抽出手段で抽出された特徴に応じて符号化方法を制御する符号化制御手段を具備することを特徴とする。
【0010】
【発明の実施の形態】
本実施の形態に係る動きベクトル検出装置においては、縮小動きベクトル検出手段によって検出された縮小動きベクトルに基づいて、符号化ブロックの動きベクトルが検出される。このため、動きベクトルを検出するための検索範囲が、縮小画像を使用しない従来技術の構成における検索範囲よりも狭くなる。その結果、動きベクトルを検出するための演算量、消費電力およびコストを低減することができる。
【0011】
前記縮小フレーム生成手段によって生成された前記縮小参照フレームを格納する第1メモリと、前記縮小参照フレームに含まれる前記第1縮小参照領域に存在する画素データを格納する第2メモリとをさらに具備しており、前記縮小動きベクトル検出手段は、前記第2メモリに格納された前記第1縮小参照領域に存在する画素データに基づいて前記縮小動きベクトルを検出することが好ましい。
【0012】
次の符号化ブロックの動きベクトルを検出するために、前記第1縮小参照領域よりも狭い第2縮小参照領域に存在する画素データを前記第1メモリから前記第2メモリへ複製する画素データ複製手段をさらに具備しており、前記縮小動きベクトル検出手段は、前記画素データ複製手段によって複製された前記第2縮小参照領域に存在する画素データと前記第2メモリに格納された前記第1縮小参照領域に存在する画素データとに基づいて、次の符号化ブロックの動きベクトルを検出するための縮小動きベクトルを検出することが好ましい。
【0013】
前記第2メモリと前記縮小フレーム生成手段と前記縮小動きベクトル検出手段と前記動きベクトル検出手段とは、同一の集積回路内に配置されており、前記第1メモリは、前記集積回路に接続されていることが好ましい。
【0014】
前記縮小フレーム生成手段は、前記符号化フレームを構成する画素数に応じて前記符号化フレームおよび前記参照フレームの縮小率を変更することが好ましい。
【0015】
前記縮小フレーム生成手段は、前記符号化フレームと前記参照フレームとの垂直方向または水平方向の高域成分を低減するフィルタを有していることが好ましい。
【0016】
前記縮小フレーム生成手段は、前記符号化フレームと前記参照フレームとの垂直方向または水平方向の中域成分または高域成分を強調するフィルタを有していることが好ましい。
【0017】
前記縮小フレーム生成手段は、前記符号化フレームと前記参照フレームとの斜め方向の成分を強調するフィルタを有していることが好ましい。
【0018】
前記縮小フレーム生成手段は、ローカルデコードされた参照フレームに基づいて、画素数を低減するように縮小した縮小参照フレームを生成し、前記動きベクトル検出手段は、前記ローカルデコードされた参照フレーム上における位置の周辺に存在する前記参照フレームの画素データに基づいて前記符号化ブロックの動きベクトルを検出することが好ましい。
【0019】
前記縮小フレーム生成手段は、外部から入力された参照フレームに基づいて、画素数を低減するように縮小した縮小参照フレームを生成し、前記動きベクトル検出手段は、ローカルデコードされた参照フレーム上における位置の周辺に存在する前記ローカルデコードされた参照フレームの画素データに基づいて前記符号化ブロックの動きベクトルを検出することが好ましい。
【0020】
本実施の形態に係る他の動きベクトル検出装置においては、画質変換手段によって画質を変換された画質変換参照フレームに含まれる画質変換参照領域に存在する画素データに基づいて、画質変換手段によって画質を変換された画質変換符号化フレームに含まれる画質変換符号化ブロックの画質変換動きベクトルが検出され、画質変換動きベクトルに基づいて動きベクトルが検出される。
【0021】
このため、動きベクトルの検出におけるノイズの影響、高域における微妙な位相差による誤差の影響、フェードアウト、フェードイン時における直流レベルの影響および輪郭部分の影響を除去することができる。その結果、動きベクトルの検出精度を高めることができる。
【0022】
前記画質変換手段は、前記符号化フレームの高域を低減した画質変換符号化フレームと前記符号化ブロックの動きベクトルを検出するための参照フレームの高域を低減した画質変換参照フレームとを生成することが好ましい。
【0023】
前記画質変換手段は、前記符号化フレームの低域を低減した画質変換符号化フレームと前記符号化ブロックの動きベクトルを検出するための参照フレームの低域を低減した画質変換参照フレームとを生成することが好ましい。
【0024】
前記画質変換手段は、前記符号化フレームの中域または高域を強調した画質変換符号化フレームと前記符号化ブロックの動きベクトルを検出するための参照フレームの中域または高域を強調した画質変換参照フレームとを生成することが好ましい。
【0025】
以下、本発明の実施の形態を図面を参照して説明する。
【0026】
(実施の形態1)
図1は実施の形態1に係る動きベクトル検出装置100の構成を示すブロック図であり、図2は動きベクトル検出装置100が動きベクトルを検出する符号化フレーム7を説明するための図であり、図3は動きベクトル検出装置100に設けられた縮小フレーム生成器1によって生成された縮小符号化フレーム9を説明するための図であり、図4は動きベクトル検出装置100が動きベクトルを検出するために参照する参照フレーム13を説明するための図であり、図5は動きベクトル検出装置100に設けられた縮小動きベクトル検出器2が縮小動きベクトルを検出するために参照する縮小参照フレーム14を説明するための図であり、図6は動きベクトル検出装置100に設けられた動きベクトル検出器3が参照フレーム13を参照して動きベクトルを検出する方法を説明するための図である。
【0027】
動きベクトル検出装置100は、集積回路21を備えている。集積回路21は、縮小フレーム生成器1を有している。縮小フレーム生成器1は、符号化すべき符号化ブロック8を含む符号化フレーム7と符号化ブロック8を符号化するための動きベクトルを検出するために参照する参照フレーム13とを受け取り、符号化フレーム7を周辺の画素を演算して画素数を低減した縮小符号化フレーム9と符号化ブロック8の動きベクトルを検出するための参照フレーム13を周辺の画素を演算して画素数を低減した縮小参照フレーム14とを生成する。
【0028】
縮小フレーム生成器1には、フィルタ18が設けられている。フィルタ18は、符号化フレーム7と参照フレーム13との垂直方向または水平方向の高域成分を低減する。
【0029】
動きベクトル検出装置100は、SDRAM4を備えている。SDRAM4は、集積回路21とは別個のICによって構成されており、縮小フレーム生成器1によって生成された縮小符号化フレーム9および縮小参照フレーム14を格納する。
【0030】
集積回路21には、ローカルRAM5が設けられている。ローカルRAM5には、縮小フレーム生成器1によって生成された縮小参照フレーム14に含まれる第1縮小参照領域15に存在する画素データが格納されている。第1縮小参照領域15は、例えば39画素×39画素によって構成されている。
【0031】
集積回路21は、縮小動きベクトル検出器2を有している。縮小動きベクトル検出器2は、ローカルRAM5に格納された第1縮小参照領域15に存在する画素データに基づいて、縮小フレーム生成器1によって生成された縮小符号化フレーム9に含まれる縮小符号化ブロック10の縮小動きベクトルを検出する。
【0032】
集積回路21には、動きベクトル検出器3が設けられている。動きベクトル検出器3は、縮小動きベクトル検出器2によって検出された縮小動きベクトルに基づいて、符号化ブロック8の動きベクトルを検出する。
【0033】
集積回路21は、画素データ複製器6を有している。画素データ複製器6は、次の符号化ブロックの動きベクトルを検出するために、第1縮小参照領域15よりも狭い次回縮小参照領域17に存在する画素データをSDメモリ4からローカルRAM5へ複製する。
【0034】
このように構成された動きベクトル検出装置100の動作を説明する。まず、縮小フレーム生成器1は、符号化フレーム7を受け取る。符号化フレーム7は、例えば720画素×480画素によって構成されている。符号化フレーム7は、符号化すべき符号化ブロック8を含んでいる。符号化ブロック8は、例えば8画素×8画素によって構成されている。
【0035】
縮小フレーム生成器1に設けられたフィルタ18は、符号化フレーム7における垂直方向または水平方向の高域成分を低減する。縮小フレーム生成器1は、フィルタ18によって高域成分が低減された符号化フレーム7を縮小して縮小符号化フレーム9を生成する。
【0036】
図3に示す例では、縮小符号化フレーム9は360画素×240画素によって構成されており、符号化フレーム7が水平方向に沿って2分の1に縮小されており、垂直方向に沿って2分の1に縮小されている。
【0037】
符号化フレーム7に含まれる符号化ブロック8は、水平方向に沿って2分の1に縮小され、垂直方向に沿って2分の1に縮小されており、縮小符号化ブロック10になっている。縮小符号化ブロック10は、4画素×4画素によって構成されている。
【0038】
縮小フレーム生成器1は、ローカルデコードされた参照フレーム13をさらに受け取る。ローカルデコードされた参照フレーム13は、例えば720画素×480画素によって構成されている。縮小フレーム生成器1に設けられたフィルタ18は、ローカルデコードされた参照フレーム13における垂直方向または水平方向の高域成分を低減する。
【0039】
縮小フレーム生成器1は、フィルタ18によって高域成分が低減された参照フレーム13を縮小して縮小参照フレーム14を生成する。図5に示す例では、縮小参照フレーム14は360画素×240画素によって構成されており、ローカルデコードされた参照フレーム13が水平方向に沿って2分の1に縮小されており、垂直方向に沿って2分の1に縮小されている。
【0040】
そして、SDRAM14は、縮小フレーム生成器1によって生成された縮小参照フレーム14を格納する。次に、ローカルRAM5は、縮小フレーム生成器1によって生成された縮小参照フレーム14に含まれる第1縮小参照領域15に存在する画素データを格納する。
【0041】
その後、縮小動きベクトル検出器2は、第1縮小参照領域15を縮小符号化ブロック10と略同様の形状を有する縮小参照領域ブロックに分割する。次に、縮小動きベクトル検出器2は、各縮小参照領域ブロックに存在する画素データと縮小符号化ブロック10に存在する画素データとの間の差分値を求める。そして、縮小動きベクトル検出器2は、差分値が最小になる縮小参照領域ブロックを求め、縮小符号化ブロック10の中心を始点11Aとし、差分値が最小になる縮小参照領域ブロックの中心を終点11Bとする縮小動きベクトル11を検出する。
【0042】
図6を参照すると、動きベクトル検出器3は、ローカルデコードされた参照フレーム13において、縮小動きベクトル検出器2によって検出された縮小動きベクトル11の終点11Bを求める。そして、動きベクトル検出器3は、ローカルデコードされた参照フレーム13上における終点11Bの周辺における複数の位置21に存在する画素データと縮小符号化ブロック10に存在する画素データとの間の差分値を求める。次に、動きベクトル検出器3は、差分値が最小になる周辺の位置21を求め、縮小符号化ブロック10の中心を始点とし、差分値が最小になる周辺の位置21を終点とする動きベクトルを検出する。
【0043】
差分値は、終点11Bに対して1画素精度によって白の丸印で示す周辺の位置21に存在する画素データとの間の差分値を求めてもよく、また、終点11Bに対して0.5画素精度によって黒の四角印および黒の三角印で示す周辺の位置21に存在する画素データとの間の差分値を求めてもよい。
【0044】
再び図5を参照すると、その後、画素データ複製器6は、図2に示す符号化ブロック8に隣接する次の符号化ブロックの動きベクトルを検出するために、第1縮小参照領域15よりも狭い次回縮小参照領域17に存在する画素データをSDRAM4からローカルRAM5へ複製する。次回縮小参照領域17は、例えば8画素×8画素によって構成されており、第1縮小参照領域15の左辺における下方において第1縮小参照領域15に隣接している領域である。
【0045】
そして、縮小動きベクトル検出器2は、第1縮小参照領域15の左上に存在する8画素×8画素の次回解放領域17Aを第1縮小参照領域15から除いた領域と次回縮小参照領域17とを、前述した縮小動きベクトルを検出する動作と同様にして、縮小参照領域ブロックに分割し、差分値を求め、差分値が最小になる縮小参照領域ブロックの中心を終点とする次の縮小動きベクトルを検出する。
【0046】
このように、次の符号化ブロックの動きベクトルを検出するためには、8画素×8画素の画素データをSDRAM4からローカルRAM5へ複製するだけで、次の縮小参照領域を構成することができる。このため、39画素×39画素の大きさの縮小参照領域を符号化ブロック1個ごとにSDRAM4からローカルRAM5へ複製する必要がない。従って、SDRAM4からローカルRAM5へのアクセス量は、(8画素×8画素)/(39画素×39画素)=約1/24に低減することができ、約7.8メガバイト/秒となる。
【0047】
次に、動きベクトル検出器3は、前述した動きベクトルを検出する動作と同様にして、縮小動きベクトル検出器2によって検出された次の縮小動きベクトルに基づいて、次の符号化ブロックの動きベクトルを検出する。
【0048】
このように、縮小動きベクトル検出器2は、画素データ複製器6によって複製された次回縮小参照領域17に存在する画素データとローカルRAM5に格納された第1縮小参照領域15から次回解放領域17Aを除いた領域に存在する画素データとに基づいて、次の符号化ブロックの動きベクトルを検出するための縮小動きベクトルを検出する。
【0049】
以上のように実施の形態1によれば、縮小動きベクトル検出器2によって検出された縮小動きベクトル11に基づいて、符号化ブロック8の動きベクトルが検出される。このため、動きベクトルを検出するための検索範囲が、縮小画像を使用しない従来技術の構成における検索範囲よりも狭くなる。従って、動きベクトルを検出するときにおいてブロック単位のマッチングの回数を低減することができるとともに、縮小によってブロック内の画素数が減少するので、1回のマッチングにおける演算回数を低減することができる。その結果、動きベクトルを検出するための演算量、消費電力およびコストを低減することができる。
【0050】
また、縮小動きベクトル検出器2と動きベクトル検出器3とは、いずれもローカルデコードされた参照フレームを使用しているので、メモリアクセス量を低減することができる。
【0051】
さらに、縮小フレーム生成器1に設けられたフィルタ18が、符号化フレーム7と参照フレーム13との垂直方向または水平方向の高域成分を低減するので、動きベクトルを検出するときにおいて、ノイズの影響および高域における微妙な位相差による影響を低減することができるとともに、縮小によって画素数が減少したときの折り返し歪みの影響を低減することができる。このため、動きベクトルの検出精度を高めることができる。
【0052】
なお、実施の形態1においては、縮小フレーム生成器1に設けられたフィルタ18が、符号化フレーム7と参照フレーム13との垂直方向または水平方向の高域成分を低減する例を示したが、本発明はこれに限定されない。フィルタ18は、低域成分を低減してもよい。低域成分を低減すると、フェードイン時およびフェードアウト時における直流レベルの影響を低減することができるために、動きベクトルの検出精度を高めることができる。
【0053】
また、符号化フレーム7と参照フレーム13との垂直方向または水平方向の中域成分または高域成分を強調するフィルタを縮小フレーム生成器1に設けてもよい。中域成分または高域成分を強調するフィルタを設けると、輪郭部分等の画像の特徴を強調することができるために、動きベクトルの検出精度を高めることができる。さらに、符号化フレーム7と参照フレーム13との斜め方向の成分を強調するフィルタを設けてもよい。
【0054】
縮小フレーム生成器1によって生成された縮小符号化フレーム9または縮小参照フレーム14に基づいて、符号化フレーム7によって表される画像の特徴を検出し、検出した画像の特徴に基づいて、符号化フレーム7を符号化するための量子化等を制御するようにしてもよい。このように縮小符号化フレーム9または縮小参照フレーム14に基づいて画像の特徴を検出すると、画像の特徴を検出するための演算の規模を小さくすることができる。また、縮小した画像を用いるので、広い範囲における画素情報を画像の特徴検出に利用することができる。このため、画像の特徴検出における精度を向上させることができる。さらに、縮小動きベクトル検出器2が使用する縮小符号化フレーム9または縮小参照フレーム14を画像の特徴検出に利用することができるので、縮小画像を生成するための演算と縮小画像を記憶するメモリとを動きベクトル検出処理と画像の特徴検出処理とにおいて共通化することができる。
【0055】
実施の形態1においては、縮小動きベクトル検出器2と動きベクトル検出器3とが、いずれもローカルデコードされた参照フレームを使用する例を示したが、本発明はこれに限定されない。縮小動きベクトル検出器2は、入力画像を縮小した縮小参照フレームに基づいて縮小動きベクトルを検出し、動きベクトル検出器3は、ローカルデコードされた参照フレームに基づいて動きベクトルを検出するように構成してもよい。入力画像を縮小した縮小参照フレームに基づいて縮小動きベクトルを検出すると、縮小動きベクトルの検出精度を高めることができる。ローカルデコードされた参照フレームに基づいて動きベクトルを検出すると、符号化ブロックを動きベクトルによって符号化した後のデータ量を低減することができる。
【0056】
この場合、縮小フレーム生成器1によって生成された縮小符号化フレーム9または縮小参照フレーム14に基づいて、符号化フレーム7によって表される画像の特徴を広範囲に検出すると、特徴検出の精度を向上させることができる。
【0057】
縮小フレーム生成器1は、符号化フレーム7を構成する画素数に応じて符号化フレーム7および参照フレーム13の縮小率を変更してもよい。例えば、符号化フレーム7を構成する画素数が多ければ多いほど縮小率を大きくし、符号化フレーム7を構成する画素数が少ければ少ないほど縮小率を小さくすると、動きベクトルを検出するための演算量を調整することができる。また、縮小率を調整することによって、複数の画面サイズまたはフレーム周波数を有する入力画像に対しても、集積回路21が有する演算能力に最適な動きベクトルの検出処理を実現することができる。
【0058】
縮小フレーム生成器1、縮小動きベクトル検出器2および動きベクトル検出器3は、プロセッサによって構成してもよい。
【0059】
(実施の形態2)
図7は、実施の形態2に係る動きベクトル検出装置100Aの構成を示すブロック図である。図1を参照して前述した実施の形態1に係る動きベクトル検出装置100の構成要素と同一の構成要素には同一の参照符号を付している。従って、これらの構成要素の詳細な説明は省略する。
【0060】
動きベクトル検出装置100Aは、符号化器25を備えている。符号化器25は、動きベクトル検出器3Aによって検出された動きベクトルに基づいて符号化ブロック8を符号化してローカルデコーダ24へ供給する。ローカルデコーダ24は、符号化器25によって符号化された符号化ブロック8を参照フレームとしてローカルデコードしてローカルRAM5Aへ供給する。
【0061】
動きベクトル検出装置100Aは、縮小フレーム生成器1Aを備えている。縮小フレーム生成器1Aは、ローカルデコーダ24によってローカルデコードされてローカルRAM5Aへ供給された参照フレームに基づいて、画素数を低減するように縮小した縮小参照フレームを生成する。
【0062】
縮小フレーム生成器1はまた、符号化すべき符号化ブロック8を含む符号化フレーム7を受け取り、符号化フレーム7を画素数を低減するように縮小した縮小符号化フレーム9を生成する。
【0063】
動きベクトル検出装置100Aは、動きベクトル検出器3Aを備えている。動きベクトル検出器3Aは、ローカルデコーダ24によってローカルデコードされてローカルRAM5Aへ供給された参照フレーム上における位置の周辺に存在する参照フレームの画素データに基づいて符号化ブロックの動きベクトルを検出する。
【0064】
このように、第1ステップにおける縮小動きベクトルの検出においては、ローカルデコードされた参照画像に基づいて縮小動きベクトルを検出し、第2ステップにおける動きベクトルの検出においては、ローカルデコードされた参照画像に基づいて動きベクトルを検出する。従って、第1ステップと第2ステップとの双方においてローカルデコードされた参照画像を使用する。その結果、メモリアクセス量を低減することができる。
【0065】
(実施の形態3)
図8は、実施の形態3に係る動きベクトル検出装置100Bの構成を示すブロック図である。図7を参照して前述した実施の形態2に係る動きベクトル検出装置100Aの構成要素と同一の構成要素には同一の参照符号を付している。従って、これらの構成要素の詳細な説明は省略する。
【0066】
動きベクトル検出装置100Bは、集積回路21Bを備えている。集積回路21Bは、縮小フレーム生成器1を有している。縮小フレーム生成器1は、符号化すべき符号化ブロック8を含む符号化フレーム7と符号化ブロック8を符号化するための動きベクトルを検出するために参照する参照フレーム13とを受け取り、符号化フレーム7を画素数を低減するように縮小した縮小符号化フレーム9と符号化ブロック8の動きベクトルを検出するための参照フレーム13を画素数を低減するように縮小した縮小参照フレーム14とを生成する。
【0067】
動きベクトル検出装置100Bは、符号化器25を備えている。符号化器25は、動きベクトル検出器3Aによって検出された動きベクトルに基づいて符号化ブロック8を符号化してローカルデコーダ24へ供給する。ローカルデコーダ24は、符号化器25によって符号化された符号化ブロック8を参照フレームとしてローカルデコードしてローカルRAM5Bへ供給する。
【0068】
動きベクトル検出器3Aは、ローカルデコーダ24によってローカルデコードされてローカルRAM5Aへ供給された参照フレーム上における位置の周辺に存在する参照フレームの画素データに基づいて符号化ブロックの動きベクトルを検出する。
【0069】
このように、第1ステップにおける縮小動きベクトルの検出においては、集積回路21Bの外部から集積回路21Bに設けられた縮小フレーム生成器1へ入力された入力参照画像に基づいて縮小動きベクトルを検出するので、縮小動きベクトルの検出精度を高めることができる。第2ステップにおける動きベクトルの検出においては、ローカルデコードされた参照画像に基づいて動きベクトルを検出するので、符号化後のデータ量を低減することができる。
【0070】
(実施の形態4)
図9は、実施の形態4に係る動きベクトル検出装置100Cの構成を示すブロック図である。図8を参照して前述した実施の形態3に係る動きベクトル検出装置100Bの構成要素と同一の構成要素には同一の参照符号を付している。従って、これらの構成要素の詳細な説明は省略する。
【0071】
動きベクトル検出装置100Cは、集積回路21Cを備えている。集積回路21Cは、画質変換器26を有している。画質変換器26は、符号化フレームの高域を低減するように画質を変換した画質変換符号化フレームと符号化ブロックの動きベクトルを検出するための参照フレームの高域を低減するように画質を変換した画質変換参照フレームとを生成する。
【0072】
動きベクトル検出装置100Cは、SDRAM4を備えている。SDRAM4は、画質変換器26によって生成された画質変換符号化フレームおよび画質変換参照フレームを格納する。
【0073】
集積回路21Cには、ローカルRAM5Cが設けられている。ローカルRAM5Cには、画質変換器26によって生成された画質変換参照フレームに含まれる第1参照領域に存在する画素データが格納されている。
【0074】
集積回路21Cは、画質変換動きベクトル検出器2Cを有している。画質変換動きベクトル検出器2Cは、ローカルRAM5Cに格納された第1参照領域に存在する画素データに基づいて、画質変換器26によって生成された画質変換符号化フレームに含まれる画質変換符号化ブロックの画質変換動きベクトルを検出する。
【0075】
集積回路21Cには、動きベクトル検出器3Cが設けられている。動きベクトル検出器3Cは、画質変換動きベクトル検出器2Cによって検出された画質変換動きベクトルに基づいて、符号化ブロックの動きベクトルを検出する。
【0076】
このように、画質変換器26によって高域を低減するように画質が変換された画質変換符号化フレームと参照フレームの高域を低減するように画質が変換された画質変換参照フレームとに基づいて検出された画質変換動きベクトルに従って、動きベクトルが検出される。このため、ノイズの影響および高域における微妙な位相差による誤差の影響を低減することができる。その結果、動きベクトルの検出精度を高めることができる。
【0077】
なお、画質変換器26が符号化フレームの高域を低減するように画質を変換し、参照フレームの高域を低減するように画質を変換する例を示したが、本発明はこれに限定されない。画質変換器26は、符号化フレームの低域を低減するように画質を変換した画質変換符号化フレームと符号化ブロックの動きベクトルを検出するための参照フレームの低域を低減するように画質を変換した画質変換参照フレームとを生成するように構成してもよい。低域を低減するように画質変換器26を構成すると、フェードアウト時およびフェードイン時における直流レベルの影響を低減することができる。その結果、動きベクトルの検出精度を高めることができる。
【0078】
また、画質変換器26は、符号化フレームの中域または高域を強調するように画質を変換した画質変換符号化フレームと符号化ブロックの動きベクトルを検出するための参照フレームの中域または高域を強調するように画質を変換した画質変換参照フレームとを生成するように構成してもよい。中域または高域を強調するように画質変換器26を構成すると、輪郭部分等の画質の特徴を強調することができる。その結果、動きベクトルの検出精度を高めることができる。
【0079】
(実施の形態5)
図10は、実施の形態5に係る動きベクトル検出装置100Dの構成を示すブロック図である。図8を参照して前述した実施の形態3に係る動きベクトル検出装置100Bの構成要素と同一の構成要素には同一の参照符号を付している。従って、これらの構成要素の詳細な説明は省略する。
【0080】
動きベクトル検出装置100Dは、集積回路21Dを備えている。集積回路21Dは、特徴抽出器30を有している。特徴抽出器30は、縮小フレーム生成器1で生成される縮小フレームの情報からその画像の特徴抽出を行う。人間の視覚は、なめらかに変化する画像や、エッジ部分、肌色等特定の特徴のある箇所に対して視覚感度が高く、少しの歪みも検出することができる。このため、このような特定の特徴がある部分については、符号化歪みを通常の部分よりも低減する必要がある。そこで特徴検出器30で検出された情報にしたがって符号化器25で、符号化時の量子化幅等を制御して、符号化歪みを制御する。
【0081】
ここで特徴抽出器30は縮小されたフレーム情報を用いるため、特徴抽出に要する演算回数を大幅に低減することが可能となる。また縮小フレーム生成器1で特徴抽出に適したフィルタ処理を実施することによって、特徴抽出の精度を向上させることも可能となる。
【0082】
【発明の効果】
以上のように本発明によれば、消費電力を低減することができる動きベクトル検出装置を提供することができると共に符号化画質の向上も実現できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施の形態1に係る動きベクトル検出装置の構成を示すブロック図
【図2】実施の形態1に係る動きベクトル検出装置が動きベクトルを検出する符号化フレームを説明するための図
【図3】実施の形態1に係る動きベクトル検出装置に設けられた縮小フレーム生成器によって生成された縮小符号化フレームを説明するための図
【図4】実施の形態1に係る動きベクトル検出装置が動きベクトルを検出するための参照フレームを説明するための図
【図5】実施の形態1に係る動きベクトル検出装置に設けられた縮小動きベクトル検出器が縮小動きベクトルを検出するための縮小参照フレームを説明するための図
【図6】実施の形態1に係る動きベクトル検出装置に設けられた動きベクトル検出器が参照フレームにおいて動きベクトルを検出する方法を説明するための図
【図7】実施の形態2に係る動きベクトル検出装置の構成を示すブロック図
【図8】実施の形態3に係る動きベクトル検出装置の構成を示すブロック図
【図9】実施の形態4に係る動きベクトル検出装置の構成を示すブロック図
【図10】実施の形態5に係る動きベクトル検出装置の構成を示すブロック図
【符号の説明】
1 縮小フレーム生成器
2 縮小動きベクトル検出器
3 動きベクトル検出器
4 SDメモリ
5 ローカルRAM
6 画素データ複製器
7 符号化フレーム
8 符号化ブロック
9 縮小符号化フレーム
10 縮小符号化ブロック
11 縮小動きベクトル
11A 始点
11B 終点
13 参照フレーム
14 縮小参照フレーム
15 縮小参照領域
17 次回縮小参照領域
18 フィルタ
21、22 位置
30 特徴抽出器

Claims (15)

  1. 符号化フレームに含まれる符号化ブロックの動きベクトルを検出するための動きベクトル検出装置であって、
    前記符号化フレームを周辺の画素を演算して画素数を低減した縮小符号化フレームと、前記符号化ブロックの動きベクトルを検出するための参照フレームを周辺の画素を演算して画素数を低減した縮小参照フレームとを生成する縮小フレーム生成手段と、
    前記縮小フレーム生成手段によって生成された前記縮小参照フレームに含まれる第1縮小参照領域に存在する画素データに基づいて、前記縮小フレーム生成手段によって生成された前記縮小符号化フレームに含まれる縮小符号化ブロックの縮小動きベクトルを検出する縮小動きベクトル検出手段と、
    前記縮小動きベクトル検出手段によって検出された前記縮小動きベクトルに基づいて、前記符号化ブロックの動きベクトルを検出する動きベクトル検出手段とを具備することを特徴とする動きベクトル検出装置。
  2. 前記縮小フレーム生成手段によって生成された前記縮小参照フレームを格納する第1メモリと、
    前記縮小参照フレームに含まれる前記第1縮小参照領域に存在する画素データを格納する第2メモリとをさらに具備しており、
    前記縮小動きベクトル検出手段は、前記第2メモリに格納された前記第1縮小参照領域に存在する画素データに基づいて前記縮小動きベクトルを検出する、請求項1記載の動きベクトル検出装置。
  3. 次の符号化ブロックの動きベクトルを検出するために、前記第1縮小参照領域よりも狭い第2縮小参照領域に存在する画素データを前記第1メモリから前記第2メモリへ複製する画素データ複製手段をさらに具備しており、
    前記縮小動きベクトル検出手段は、前記画素データ複製手段によって複製された前記第2縮小参照領域に存在する画素データと前記第2メモリに格納された前記第1縮小参照領域に存在する画素データとに基づいて、次の符号化ブロックの動きベクトルを検出するための縮小動きベクトルを検出する、請求項2記載の動きベクトル検出装置。
  4. 前記第2メモリと前記縮小フレーム生成手段と前記縮小動きベクトル検出手段と前記動きベクトル検出手段とは、同一の集積回路内に配置されており、
    前記第1メモリは、前記集積回路に接続されている、請求項2記載の動きベクトル検出装置。
  5. 前記縮小フレーム生成手段は、前記符号化フレームを構成する画素数に応じて前記符号化フレームおよび前記参照フレームの縮小率を変更する、請求項1記載の動きベクトル検出装置。
  6. 前記縮小フレーム生成手段は、前記符号化フレームと前記参照フレームとの垂直方向または水平方向の高域成分を低減するフィルタを有している、請求項1記載の動きベクトル検出装置。
  7. 前記縮小フレーム生成手段は、前記符号化フレームと前記参照フレームとの垂直方向または水平方向の中域成分または高域成分を強調するフィルタを有している、請求項1記載の動きベクトル検出装置。
  8. 前記縮小フレーム生成手段は、前記符号化フレームと前記参照フレームとの斜め方向の成分を強調するフィルタを有している、請求項1記載の動きベクトル検出装置。
  9. 前記縮小フレーム生成手段は、ローカルデコードされた参照フレームに基づいて、画素数を低減するように縮小した縮小参照フレームを生成し、
    前記動きベクトル検出手段は、前記ローカルデコードされた参照フレーム上における位置の周辺に存在する前記参照フレームの画素データに基づいて前記符号化ブロックの動きベクトルを検出する、請求項1記載の動きベクトル検出装置。
  10. 前記縮小フレーム生成手段は、外部から入力された参照フレームに基づいて、画素数を低減するように縮小した縮小参照フレームを生成し、
    前記動きベクトル検出手段は、ローカルデコードされた参照フレーム上における位置の周辺に存在する前記ローカルデコードされた参照フレームの画素データに基づいて前記符号化ブロックの動きベクトルを検出する、請求項1記載の動きベクトル検出装置。
  11. 符号化フレームに含まれる符号化ブロックの動きベクトルを検出するための動きベクトル検出装置であって、
    前記符号化フレームの画質を変換した画質変換符号化フレームと前記符号化ブロックの動きベクトルを検出するための参照フレームの画質を変換した画質変換参照フレームとを生成する画質変換手段と、
    前記画質変換手段によって生成された前記画質変換参照フレームに含まれる画質変換参照領域に存在する画素データに基づいて、前記画質変換手段によって生成された前記画質変換符号化フレームに含まれる画質変換符号化ブロックの画質変換動きベクトルを検出する画質変換動きベクトル検出手段と、
    前記画質変換動きベクトル検出手段によって検出された前記画質変換動きベクトルに基づいて、前記符号化ブロックの動きベクトルを検出する動きベクトル検出手段とを具備することを特徴とする動きベクトル検出装置。
  12. 前記画質変換手段は、前記符号化フレームの高域を低減した画質変換符号化フレームと前記符号化ブロックの動きベクトルを検出するための参照フレームの高域を低減した画質変換参照フレームとを生成する、請求項11記載の動きベクトル検出装置。
  13. 前記画質変換手段は、前記符号化フレームの低域を低減した画質変換符号化フレームと前記符号化ブロックの動きベクトルを検出するための参照フレームの低域を低減した画質変換参照フレームとを生成する、請求項11記載の動きベクトル検出装置。
  14. 前記画質変換手段は、前記符号化フレームの中域または高域を強調した画質変換符号化フレームと前記符号化ブロックの動きベクトルを検出するための参照フレームの中域または高域を強調した画質変換参照フレームとを生成する、請求項11記載の動きベクトル検出装置。
  15. 符号化フレームに含まれる符号化ブロックの動きベクトルを検出するための動きベクトル検出装置であって、
    前記符号化フレームを周辺の画素を演算して画素数を低減した縮小符号化フレームと、前記符号化ブロックの動きベクトルを検出するための参照フレームを周辺の画素を演算して画素数を低減した縮小参照フレームとを生成する縮小フレーム生成手段と、
    前記縮小フレーム生成手段によって生成された前記縮小参照フレームに含まれる第1縮小参照領域に存在する画素データに基づいて、前記縮小フレーム生成手段によって生成された前記縮小符号化フレームに含まれる縮小符号化ブロックの縮小動きベクトルを検出する縮小動きベクトル検出手段と、
    前記縮小動きベクトル検出手段によって検出された前記縮小動きベクトルに基づいて、前記符号化ブロックの動きベクトルを検出する動きベクトル検出手段と、
    前記縮小符号化フレームまたは縮小参照フレームを用いて、画像情報の特徴を抽出する特徴抽出手段と、
    前記特徴抽出手段で抽出された特徴に応じて符号化方法を制御する符号化制御手段を具備することを特徴とする動きベクトル検出装置。
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