JP2004265646A - 光学素子用バックライト - Google Patents

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Abstract

【課題】光学素子用バックライトの光源間近傍における輝度むらを、正面のみならず全方位から見た場合について解消し、輝度均一性の高い品質に優れたバックライトの提供を図る。
【解決手段】表面と裏面との間で光を反射散乱させて表面側より光を導出させる導光板11と、導光板11端部に設けた複数の光源12とを備えた光学素子用バックライト1において、導光板11の裏面に形成された複数の凹部もしくは凸部からなる第1光散乱領域21と、導光板11の表面で前記光源から射出された光の暗部となる領域に形成された複数の凹部もしくは凸部からなる第2光散乱領域22とを備え、第2光散乱領域22の凹部もしくは凸部は、その第2光散乱領域22に対向している第1光散乱領域21部分の凹部もしくは凸部の数より多く形成されているものである。
【選択図】 図1

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、光学素子用バックライトに関し、詳しくは液晶表示装置に用いることが好適な光学素子用バックライトに関する。
【0002】
【従来の技術】
従来のバックライトの光源には線光源である冷陰極蛍光管が使われていたが、白色発光ダイオード(白色LED:Light Emitting Diode)の登場によって冷陰極蛍光管から点光源である白色LED(以下、単にLEDという)に置きかえられてきている。
【0003】
また、LEDはその発光効率の向上によって高輝度化しており、光学素子用バックライトにおいては、従来4灯必要だったものが3灯、2灯へと減らすことが可能となっており、コスト低減の意味でも効果的となってきている。しかしLEDは冷陰極蛍光管と違って点光源になるため、バックライトとして面光源化するためには均一な配光設計が重要となる。たとえば1.5型サイズにおいて4灯から2灯に減らす場合を考える。
【0004】
図12に示すように、LEDは、それ自体に光度の指向特性を有する。そのため、図13(1)に示すように、バックライト101の光源として複数のLED112a、112bを用いた場合、LED112aとLED112bの間には十分な強度の光が届かない領域(斜線で示す領域)が発生する。この結果、図13(2)に示すように、LED112a、112b付近だけ明るくなり、LED112aとLED112bの間が暗くなるという現象(以下、この現象を本明細書では蛍現象という)が発生し、バックライトととして必要な発光面内を均一に光を射出するという面光源としての品位を著しく損なうことになる。
【0005】
上記蛍現象を消すため、従来は次のような対策が行われてきた。従来技術(I)としては、図13(3)に示すように、LED112a〜112dが4灯用いられている場合には、このバックライトを用いる光学素子の有効表示領域Aまでの距離d1を短くすることができるが、LED112の個数を削減して2灯を用いる構成とした場合には、前記図13(1)に示したように、LED112から有効表示領域Aまでの距離d2を大きくする必要がある。もし、距離d2を、4灯を用いた場合と同様にd1とした場合には、有効表示領域Aに暗部が発生することになる。
【0006】
また、従来技術(II)としては、図14(1)〜(3)に示すように、LED112の射出光が入光する導光板111端面にプリズム131を形成することにより、導光板111内の配光角度を広げることが行われている。なお、(2)図は(1)図中のM部拡大図であり、(3)図は(2)図中のN部拡大図であるまた、(3)図中の数値は一例であり、単位はmmである。
【0007】
また、従来技術(III)としては、図15(1)〜(3)に示すように、バックライト101の導光板111裏面に形成される突起(凸部)121を、このバックライト101を用いる光学素子の有効表示領域AにおけるLED112aとLED112bの間だけ高密度に形成し、LED112a、LED112b近傍は疎に形成することが行われている(例えば、特許文献1参照。)。
【0008】
【特許文献1】
特開平11−72787号公報(第3−5頁、第1図)
【0009】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上記従来技術(I)では、LEDの数が4灯であればLEDから有効表示領域までの距離を大きくしなくても蛍現象は回避できたが、2灯にすることによりLED間隔が広がると、LEDから有効表示領域までの距離を大きくしないと蛍現象を回避することが困難となる。したがって、面光源であるバックライト自体の大きさが大型化し、市場が要求する、表示装置のいわゆる狭額縁化および小型化を実現することが困難であった。
【0010】
従来技術(II)においては、図16(1)、(2)に示すように、プリズムの有無によって、導光板内のLEDから射出された光Lの配向角度が異なる。例えばプリズムを設けていない場合の配向角度は、図16(1)に示すように、およそ41度であるが、プリズムを設けた場合の配向角度は、図16(2)に示すように、およそ64度に拡大する。なお、ここで用いたプリズムは前記図14(3)に示したものである。したがって、プリズムを設けることによって配光角度が広げられ、蛍現象を低減させる効果はある。しかしながら、これは正面観察の場合である。斜め方向からの観察では、プリズムを設けても蛍現象は改善できないという問題があり、表示装置の有効視野角を考えると品位として不十分となる。また、導光板の入光面でLEDから射出する光を散乱させるため、発光面の中心輝度が著しく低下する問題もある。例えば1.5型のバックライトでは輝度が20%程度低下する。
【0011】
従来技術(III)においては以下のような問題が存在する。もともとLEDは、広範囲に配光するLEDでも前記図12に示したように、また図15(1)に示したように、中心部の光強度が強く、周辺部に行くにしたがい光強度が低下するという指向特性であるため、バックライトにおけるLEDとLEDの間には十分な強度の光が供給されないという問題がある。さらに導光板下面に形成された突起(凸部)の数は隣り合う突起(凸部)が密着するまでしか配置できないという突起(凸部)数の限界もある。また、前記図15(2)に示したように、突起(凸部)を限界密度まで配置しても、LEDとLEDの間隔が広いと、光束が少なく突起(凸部)も増やせないことで蛍現象を完全に消すことができないという問題がある。また前記図15(3)に示すように、LED112から射出した光Lは、導光板111の裏面側ではドット121によって散乱反射されるが、表面側では全反射される成分がある。その分、導光板111表面から外部に斜め方向に射出される光量を増やすことができない。ゆえにこの従来技術(III)では、斜め方向からの観察では蛍現象を改善することができていないという問題があった。全反射の条件はθ1>arcsin(n0/n1)である。θ1は導光板111の表面側入射角、n0は導光板111外部雰囲気の屈折率、n1は導光板111の屈折率である。また、図17(1)に示すように、LED112とLED(図示せず)との間における導光板111表面に、導光板111裏面に設けた突起(凸部)121では足りない分の突起(凸部)122を、輝度分布に対して負の相関をもって追加配置することで蛍現象を解消する技術もある。しかし正面観察における蛍現象は図17(2)に示すように改善することはできるが、斜め方向からの観察では図17(3)に示すように蛍現象を改善できないという問題があった。
【0012】
【課題を解決するための手段】
本発明は、上記課題を解決するためになされた光学素子用バックライトである。
【0013】
本発明の光学素子用バックライトは、表面と裏面との間で光を反射散乱させて表面側より光を導出させる導光板と、前記導光板端部に設けた複数の光源とを備えた光学素子用バックライトにおいて、前記導光板の裏面に形成された複数の凹部もしくは凸部からなる第1光散乱領域と、前記導光板の表面で前記光源から射出された光の暗部となる領域に形成された複数の凹部もしくは凸部からなる第2光散乱領域とを備え、前記第2光散乱領域の凹部もしくは凸部は、その第2光散乱領域に対向している前記第1光散乱領域部分の凹部もしくは凸部の数より多く形成されているものである。さらには、前記光源から射出された光の暗部となる領域でかつ当該光学素子用バックライトを用いる光学素子の表示領域外に対応した位置の前記導光板の表面に形成された第3光散乱領域とを備えたものである。
【0014】
上記光学素子用バックライトでは、導光板の表面で光源から射出された光の暗部となる領域に形成された複数の凹部もしくは凸部からなる第2光散乱領域を備え、第2光散乱領域の凹部もしくは凸部は、その第2光散乱領域に対向している第1光散乱領域部分の凹部もしくは凸部の数より多く形成されていることから、従来は導光板表面における全反射により導光板側に戻されていた光が導光板外に導出されるようになる。この結果、従来は暗部となっていた領域が明るくなり、バックライト全域かつ全方位から見て均一な輝度が得られるようになる。さらには、光源から射出された光の暗部となる領域でかつ当該光学素子用バックライトを用いる光学素子の表示領域外に導光板の表面に形成された第3光散乱領域を備えたものでは、さらに斜め方向の輝度を高めることができる。このため、バックライト表面から射出される光束の斜め方向からみた輝度均一性をより向上させることができる。
【0015】
【発明の実施の形態】
本発明の光学素子用バックライトに係る第1実施の形態を、図1によって説明する。図1(1)には概略構成斜視図を示し、(2)には平面図を示す。
【0016】
図1(1)に示すように、光学素子用バックライト1は、導光板11と、導光板11の表面と裏面との間に光を導出するもので、導光板11端部に設けた複数の光源12とを備えたものである。上記導光板11は、光透過率の高い材料、例えばポリメチルメタクリル樹脂で形成され、光源12側を厚く、光源12から遠のくにしたがい薄く形成されている。もしくは厚さが均一な平板状に形成されていてもよい。上記光源12には、白色発光ダイオードが用いられている。
【0017】
また、図示はしていないが、上記導光板11の裏面には、前記図14(2)によって説明したのと同様に、複数の凹部もしくは凸部からなる第1光散乱領域(図示せず)が形成されている。また、導光板11の表面で前記光源12から射出された光の暗部となる領域((2)図の斜線で示す領域)には、複数の凹部もしくは凸部からなる第2光散乱領域22が形成されている。この第2光散乱領域22の凹部もしくは凸部は、その第2光散乱領域22に対向している上記第1光散乱領域部分の凹部もしくは凸部の数より多く形成されている。さらに、第2光散乱領域22は当該光学素子用バックライト1を用いる光学素子の表示領域内に対応した位置Aに設けられている。以下の説明では、凹部もしくは凸部を総称してドットという。また、上記光の暗部とは、周辺領域の輝度に対して輝度が低い領域をいう。
【0018】
さらに、導光板11の裏面側には反射シート(図示せず)が形成されていることが好ましい。このように、反射シートを設けることにより、裏面側からの漏れ光量を再び導光板11内に戻すことができるので、光の利用効率を高めることが可能になる。
【0019】
次に、導光板11の表面側に第2光散乱領域22を設けたことにより蛍現象が解消される原理を図2によって、以下に説明する。図2では、(1)に本願発明を示し、(2)に導光板の裏面側のみにドットを形成した例を示す。
【0020】
図2(1)に示すように、光源12(12a、12b)から導光板11内に射出された光Lは、下面ドットDdで散乱さら、その散乱光が導光板11表面より取り出される(光L1)。それに加えて、光源12から導光板11内に射出された光Lは、表面側のドットDuで散乱され、その散乱光が導光板11表面より取り出される(光L2)。すなわち、光L1と光L2とが足し合わされることにより、輝度不足領域がなくなり蛍現象が解消される。その結果、光源近傍におけるバックライト表面の輝度分布は、図3(1)に示すように、ほぼ、均一な分布となる。また、導光板11の裏面側には反射シート13が形成されている。このように、反射シート13を設けることにより、裏面側からの漏れ光量を再び導光板11内に戻すことができるので、光の利用効率が高くなる。
【0021】
一方、図2(2)に示すように、導光板11の裏面のみにドットが形成されている従来技術のバックライトでは、光源12(12a、12b)から導光板11内に射出された光Lは、裏面側のドットDdで散乱され、その散乱光が導光板11表面より取り出される(光L1)。しかしながら、光源12から導光板11内に射出された光Lのうち、導光板11表面側に向かった光L2は、導光板11表面では反射(全反射)され、再び導光板11内を進むことになり、導光板11外に取り出せない。すなわち、光L1しか導光板11外に取り出せないことになり、輝度不足領域を解消することができず、よって蛍現象が解消されない。その結果、光源近傍におけるバックライト表面の輝度分布は、図3(2)に示すように、光源近くで輝度が最大になり、光源から遠ざかるにしたがい輝度が低くなる。要するに、輝度むらが生じることになり、バックライトの品質劣化の原因となる。
【0022】
また、導光板11の裏面側に形成されるドット数が導光板11の上面側に形成されるドット数より多いと、斜め観察での蛍現象が解消できないという問題が生じる。このため、本発明では、導光板11の表面側に形成されるドット数を導光板11の裏面側に形成されるドット数より多く配置することで、あらゆる方向からみても蛍現象が解決できるようにした。
【0023】
前記従来の技術の項目で説明した従来技術(II)や(III)において蛍現象が斜め観察の場合に解消させることができない原因を図4によって説明する。図4では、模式的に光束の量を矢印の太さで示す。すなわち、矢印が太いほうが光束の量が多いことになる。
【0024】
図4(1)に示すように、光源12と光源12との間は光束が疎になり、光源12の正面における光束は高密度となる。このため、導光板11表面から斜めに抜けていく光束の密度にムラができるため、蛍現象が生じるのである。また、図4(2)に示すように、光源12の正面の蛍現象は、導光板11から射出する光束LA、LB、LC、LD、LEの光束密度のむらが原因となっている。また、斜め観察で確認できる蛍現象は、導光板11から射出する光束LF、LG、LH、LI、LJの光束密度のむらが原因となっている。したがって、斜め観察での蛍現象を解消するには、正面に加え斜め方位の光束密度を増加させることが必要となる。
【0025】
前記従来の技術で説明した従来技術(III)では、図5(1)に示すように、光源12(12a、12b)と光源(図示せず)の間で、導光板11裏面にドットDdを増やすことであったが、裏面側のドットDdを増量して配置しても、導光板11の裏面での散乱になるため、正面の光束は増やすことができ正面の蛍現象は解消できても、斜め方位は導光板11内部での全反射によって原理的に光Lを取り出すことが困難であるため、斜め方向の光束は増えない。したがって斜め観察における蛍現象の解消には効果が得られない。また従来技術(II)は、導光板11の入光面にプリズムを形成して光束を分散させるものであるが、導光板11の裏面のみにドットがあるかぎり前述の理由で斜め観察における蛍現象の解消は困難である。
【0026】
一方、本願発明によれば、図5(2)に示すように、LED12とLED(図示せず)の間で、導光板11の裏面に、前記図14(2)によって説明したのと同様に、複数のドットDdからなる第1光散乱領域21が形成されている。また、導光板11の表面で前記光源12から射出された光の暗部となる領域には、複数のドットDuからなる第2光散乱領域22が形成されている。この第2光散乱領域22のドットDuは、その第2光散乱領域22に対向している上記第1光散乱領域21部分のドットDdの数より多く形成されている。このため、第2光散乱領域22によって光源12からの光Lは散乱される。これによって、正面の光束は第2光散乱領域22による散乱光Lsによって増やすことができるので正面の蛍現象は解消できるととともに、斜め方向の光束も増やすことができる。しかも、斜め方向にも多くの散乱光Lsを得ることができる。したがって、斜め観察における蛍現象が解消される。
【0027】
上記説明した蛍現象の解消を模式的に図6を用いて説明する。図6(1)に示すように、本願発明の光学素子用バックライト1では、光源12の正面方向における導光板11からその表面に対して垂直方向に射出する光束LB、LDの光束密度は、光源12と光源12との間における光源近傍の導光板11からその表面に対して垂直方向に射出する光束LA、LC、LEの光束密度とほぼ同等となっている。このため、正面観察による蛍現象は認められなかった。また、光源12の正面方向における導光板11からその表面に対して斜め方向に射出する光束LG、LIの光束密度は、光源12と光源12との間における光源近傍の導光板11からその表面に対して斜め方向に射出する光束LF、LH、LJの光束密度とほぼ同等となっている。このため、斜め方向からの観察による蛍現象も認められなかった。これは、第2光散乱領域22を設けたことにより、導光板11の表面に対して垂直方向に射出する光束に加えて斜め方向に射出する光束を増加させることができたためである。
【0028】
一方、第2光散乱領域22を設けず、第1光散乱領域21のドットを増量した場合には、図6(2)に示すように、光源12から射出された光束は、導光板11の裏面に形成された第1光散乱領域21によって散乱され、光源12の正面方向における導光板11からその表面に対して垂直方向に射出する光束LB、LDの光束密度は、光源12と光源12との間における光源近傍の導光板11からその表面に対して垂直方向に射出する光束LA、LC、LEの光束密度とほぼ同等となる。このため、正面観察による蛍現象は認められなかった。しかし、光源12の正面方向における導光板11からその表面に対して斜め方向に射出する光束LG、LIの光束密度は、光源12と光源12との間における光源近傍の導光板11からその表面に対して斜め方向に射出する光束LF、LH、LJの光束密度より大きくなっている。このため、斜め方向からの観察では蛍現象が認められた。これは、前記説明したように、導光板11内を反射する斜め方向の光は、導光板11表面では全反射するため、斜め方向に射出される光束を増やすことができないためである。したがって、本願発明は、第2光散乱領域22を設けたことにより、従来は暗部となっていた領域において斜め方向に射出する光束を増加することができることに意義がある。
【0029】
また、図7(1)に示すように、本願発明の光学素子用バックライト1は、導光板11の裏面に第1光散乱領域21が形成され、表面に第2光散乱領域22が形成されている。この第2光散乱領域22は、当該光学素子用バックライト1を用いる光学素子の表示領域内に対応した位置でかつ光源12から射出された光の暗部となる領域に形成され、例えば複数のドット(例えば凹部もしくは凸部)からなるものである。今、A−A線における本願発明のドット数と輝度分布を図7(2)に示す。また比較例のドット数と輝度分布を図7(3)に示す。
【0030】
図7(2)に示すように、第2光散乱領域22に形成されているドットDuの個数は第1光散乱領域21に形成されているドットDdの個数以上になっている。このときの輝度分布は、暗部が解消され、ほぼ均一な輝度となる。この傾向は、バックライトの真上(正面)から見た場合も、斜め方向からみた場合も同様であった。一方、図7(3)に示すように、第1光散乱領域21に形成されているドットDdの個数は第2光散乱領域22に形成されているドットDuの個数以上になっている。このときの輝度分布は、バックライトの真上(正面)から見た場合には図示したように暗部が解消され、ほぼ均一な輝度となる。ところが、図示はしないがバックライトの斜め方向からみた場合には、輝度むらが発生し、蛍現象は解消できていない。すなわち、本願発明では、導光板11表面の光源12から射出された光の暗部となる領域に形成される第2光散乱領域22のドットDuの個数は、輝度に対して負の相関をもって増量されている。その際、導光板11の表面側に形成される第2光散乱領域22のドットDuを、その導光板11の裏面側に形成される第1光散乱領域21のドットDdの数と同等もしくはそれより多くすることで、導光板11表面において斜め方向に取り出す光束を増大することができるため、斜め観察であっても蛍現象の解消が可能になる。
【0031】
光源12近傍領域に限り、第1光散乱領域21のドットDdが第2光散乱領域22のドットDuの個数以下となっているのは、第2光散乱領域22のドットによって光源12と光源12との間の蛍現象が解消または低減されれば、第2光散乱領域22での散乱を補う意味での第1光散乱領域21のドットDdは、形成されなくともよく、もしくは第2光散乱領域22のドットDuより少ない数で十分であるためである。
【0032】
また、導光板11の大きさ、形状によって、第2光散乱領域22のドットDuの個数SDuと第1光散乱領域21のドットDdの個数SDdの比率は、SDu≧SDdの範囲内で調整すれば、蛍現象を正面から見た場合をはじめとして全方位から見た場合にも解消することができる。
【0033】
上記図7(2)によって説明したように、光源近傍においてはSDu≧SDdである必要はない。例えば、光源近傍においては、図8に示すように、SDu<SDdであっても良い場合もある。
【0034】
次に、本発明の光学素子用バックライトに係る実施の形態として、表面側に形成された第2光散乱領域のドットの個数が限界になっているにもかかわらず蛍現象が解消しない場合について、図9によって説明する。
【0035】
図9(1)に示すように、光学素子用バックライト2は、導光板11と、導光板11の表面と裏面との間に光を導出するもので、導光板11端部に設けた複数の光源12とを備えたものである。上記導光板11は、光透過率の高い材料、例えばポリメチルメタクリル樹脂で形成され、光源12側を厚く、光源12から遠のくにしたがい薄く形成されている。もしくは厚さが均一な平板状に形成されていてもよい。上記光源12には、白色発光ダイオードが用いられている。
【0036】
上記導光板11の裏面には、前記図15(2)によって説明したのと同様に、複数のドット(凹部もしくは凸部)からなる第1光散乱領域21が形成されている。また、導光板11の表面で、当該光学素子用バックライト2を用いる光学素子の表示領域内に対応した位置でかつ前記光源12から射出された光の暗部となる領域には、複数のドット(凹部もしくは凸部)からなる第2光散乱領域22が形成されている。この第2光散乱領域22のドットは、その第2光散乱領域22に対向している上記第1光散乱領域部分のドットの個数より多く形成されている。
【0037】
さらに、上記光源から射出された光の暗部となる領域でかつ当該光学素子用バックライトを用いる光学素子の表示領域外に対応する位置の前記導光板の表面には第3光散乱領域23が形成されている。この第3光散乱領域23は、上記第2光散乱領域22と同様に複数のドット(凹部もしくは凸部)で形成されればよい。
【0038】
さらに、導光板11の裏面側には反射シート(図示せず)が形成されていることが好ましい。このように、反射シートを設けることにより、裏面側からの漏れ光量を再び導光板11内に戻すことができるので、光の利用効率を高めることが可能になる。
【0039】
上記図9(1)によって説明した実施の形態では、図9(2)に示すように、光学素子用バックライト2における導光板11の表面に、第2光散乱領域22とともに第3光散乱領域23が設けられたことにより、導光板11におけるドットの個数が増やされているため、特に斜め方向に射出される散乱光Lsが増加するため、蛍現象を確実に解消することができる。また正面の光束も第3光散乱領域23による散乱光Lsによって増やすことができるので正面の蛍現象も解消できる。このように、第2光散乱領域22だけでは蛍現象を解消できない場合であっても、第3光散乱領域23を設けることで、正面方向から見た場合および斜め方向から見た場合ともに、蛍現象を解消することが可能になる。
【0040】
光学素子用バックライトでは、一般に、導光板の面にドットを追加すると、ドットの機能から光散乱が起こり導光板全体の輝度低下につながる。しかしながら、本発明では、本来LEDの指向特性から光強度の弱い領域(前記図12、図15(1)参照)が対象になるため、光散乱領域を構成するドットを高密度に追加しても、面光源の輝度特性に大きな影響がないという特徴がある。例えば1.5型2灯導光板では輝度の低下はわずか−0.9%であり、輝度均一性(Unif)にもほとんど影響していしない。本発明の光学素子用バックライト1と従来の導光板裏面のみにドットを形成した場合の光学素子用バックライトの光学特性を表1に示す。
【0041】
【表1】
Figure 2004265646
【0042】
上記説明したような構成の本発明の技術を、6灯の光源(白色LED)を有する光学素子用バックライトに適用した。その結果を、図10に示す。図10は、(1)に光学素子用バックライトの正面から見た場合の光源近傍の輝度分布を示し、(2)に光学素子用バックライトの斜め方向から見た場合の光源近傍の輝度分布を示す。また、比較例として、導光板裏面のみ複数のドットを形成した光学素子用バックライトの輝度分布を図11に示す。図11は、(1)に光学素子用バックライトの正面から見た場合の光源近傍の輝度分布を示し、(2)に光学素子用バックライトの斜め方向から見た場合の光源近傍の輝度分布を示す。
【0043】
図10(1)、(2)に示すように、6灯の白色LED1〜6近傍において、光学素子用バックライトの正面から見た場合であっても、光学素子用バックライトの斜め方向から見た場合であっても、白色LED1〜6のそれぞれの間における輝度が暗くなることは無く、全域にわたってほぼ均一な輝度分布が得られている。一方、比較例では、図11(1)に示すように、6灯の白色LED1〜6近傍において、光学素子用バックライトの正面から見た場合には、白色LEDLED1〜6のそれぞれの間における輝度が暗くなることは無く、全域にわたってほぼ均一な輝度分布が得られているが、図11(2)に示すように、6灯の白色LED1〜6の近傍において、光学素子用バックライトの斜め方向から見た場合には、白色LED1〜6のそれぞれの間における輝度が暗くなる蛍現象が顕著に表れて、輝度分布にむらが生じている。このように、本発明の光学素子用バックライトは、均一な輝度分布が得られる、すなわち、品質に優れたものとなる。
【0044】
上記説明で用いた図5、図9、図15、図17等の断面図に描かれた導光板に形成されたドットは、わかり易くするために誇張して描いたものであり、実際にはドットが形成されている領域はすりガラス面のような微細な凹凸面となっている。この凹凸の形状は、例えばクレーターのような半球面状、すり鉢状等でもよく、例えば角の取れた凸状(山状)のものでもよい。
【0045】
【発明の効果】
以上、説明したように本発明の光学素子用バックライトによれば、暗部となっていた領域に第2光散乱領域を設けたので、従来は暗部となっていた領域が明るくなり、バックライト全域かつ全方位から見て均一な輝度が得られるようになる。したがって、光源とこの光源に隣接する光源との間隔が広くなっても、いわゆる狭額縁のまま、蛍現象を正面から見ただけでなく全方位から見て解消することができるので、広い視野角が確保でき、高い輝度での輝度均一性が得られる。よって、面光源として、中心輝度の低下を最小限に抑えることができるとともに、光源近傍に発生していた輝度むらを解消することができる。
【0046】
本発明の光学素子用バックライトによれば、光源から射出された光の暗部となる領域でかつ当該光学素子用バックライトを用いる光学素子の表示領域外における導光板の表面に第3光散乱領域を備えたものであるので、さらに斜め方向の輝度を高めることができる。このため、バックライト表面から射出される光束の斜め方向からみた輝度均一性をより向上させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の光学素子用バックライトに係る第1実施の形態を示す図面であり、(1)は概略構成斜視図であり、(2)は平面図である。
【図2】第2光散乱領域による蛍現象解消の原理を示す概略構成断面図である。
【図3】光源の位置に対するバックライト表面の輝度分布図である。
【図4】斜め観察の場合に従来技術で蛍現象を解消させることができない原因を説明する概略構成斜視図である。
【図5】第2光散乱領域による蛍現象解消の原理を説明する概略構成断面図である。
【図6】第2光散乱領域による蛍現象解消の原理を説明する概略構成斜視図である。
【図7】第2光散乱領域と第1光散乱領域との位置関係および第2光散乱領域と第1光散乱領域とのドット数と輝度との関係を示す図である。
【図8】第2光散乱領域と第1光散乱領域とのドット数と輝度との関係を示す図である。
【図9】本発明の光学素子用バックライトに係る第1実施の形態を示す図面であり、(1)は概略構成レイアウト図であり、(2)は概略構成断面図である。
【図10】本発明の光源の位置に対するバックライト表面の輝度分布図である。
【図11】比較例の光源の位置に対するバックライト表面の輝度分布図である。
【図12】LEDの光度の指向特性図である。
【図13】従来の技術を説明する図面であり、(1)、(3)は概略構成平面図であり、(2)は輝度分布図である。
【図14】従来の技術を説明する概略構成平面図である。
【図15】従来の技術を説明する図面であり、(1)は概略構成平面図であり、(2)は概略構成斜視図、(3)は概略構成断面図である。
【図16】プリズムの効果を説明する平面図である。
【図17】従来の技術を説明する図面であり、(1)は概略構成断面図であり、(2)、(3)は輝度分布図である。
【符号の説明】
1…光学素子用バックライト、11…導光板、12…光源、21…第1光散乱領域、22…第2光散乱領域

Claims (3)

  1. 表面と裏面との間で光を反射散乱させて表面側より光を導出させる導光板と、
    前記導光板端部に設けた複数の光源とを備えた光学素子用バックライトにおいて、
    前記導光板の裏面に形成された複数の凹部もしくは凸部からなる第1光散乱領域と、
    前記導光板の表面で前記光源から射出された光の暗部となる領域に形成された複数の凹部もしくは凸部からなる第2光散乱領域とを備え、
    前記第2光散乱領域の凹部もしくは凸部は、その第2光散乱領域に対向している前記第1光散乱領域部分の凹部もしくは凸部の数より多く形成されている
    ことを特徴とする光学素子用バックライト。
  2. 前記第2光散乱領域は当該光学素子用バックライトを用いる光学素子の表示領域内に対応した位置に設けられている
    ことを特徴とする請求項1記載の光学素子用バックライト。
  3. 表面と裏面との間で光を反射散乱させて表面側より光を導出させる導光板と、
    前記導光板端部に設けた複数の光源とを備えた光学素子用バックライトにおいて、
    前記導光板の裏面に形成された複数の凹部もしくは凸部からなる第1光散乱領域と、
    前記導光板の表面で前記光源から射出された光の暗部となる領域に形成された複数の凹部もしくは凸部からなる第2光散乱領域と、
    前記光源から射出された光の暗部となる領域でかつ当該光学素子用バックライトを用いる光学素子の表示領域外に対応した位置の前記導光板の表面に形成された第3光散乱領域とを備え、
    前記第2光散乱領域の凹部もしくは凸部は、その第2光散乱領域に対向している前記第1光散乱領域部分の凹部もしくは凸部の数より多く形成されている
    ことを特徴とする光学素子用バックライト。
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