JP2004265501A - 光ディスク装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】光ディスク装置において、温度が変化した場合にも、ポジションセンサからは温度による変動分を補償したレンズシフト量検出出力が得られる技術の提供。
【解決手段】ポジションセンサのレンズシフト量検出出力を、ポジションセンサの温度もしくは温度変化を検知する温度センサの出力またはポジションセンサのレンズシフト量検出出力の振幅に基づき演算した補正量で補正し、ポジションセンサの温度変化分の誤差を補正した状態でトラッキング誤差信号のオフセットを補正する。
【選択図】 図1
【解決手段】ポジションセンサのレンズシフト量検出出力を、ポジションセンサの温度もしくは温度変化を検知する温度センサの出力またはポジションセンサのレンズシフト量検出出力の振幅に基づき演算した補正量で補正し、ポジションセンサの温度変化分の誤差を補正した状態でトラッキング誤差信号のオフセットを補正する。
【選択図】 図1
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、光ディスク装置におけるトラッキング誤差信号のオフセット補正技術に関する。
【0002】
【従来の技術】
本発明に関連した従来技術としては例えば、特開平6−44587号公報(特許文献1)や特開平7−235064号公報(特許文献2)に記載されたものがある。特開平6−44587号公報には、対物レンズのシフト量を検出し、各エラー信号のオフセットをレンズシフト信号により補正する構成が記載され、特開平7−235064号公報には、ポジションセンサのオフセットを自動的に補正する技術として、ポジションセンサの一方のフォトディテクタの出力と他方のフォトディテクタの出力とを、減算器に入力し、対物レンズが中立点に位置するとき、該減算器から出力されるポジションセンサの出力がゼロとなるように、ゲイン調整回路のゲインを設定する構成が記載されている。
【0003】
【特許文献1】
特開平6−44587号公報
【特許文献2】
特開平7−235064号公報
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
上記従来技術のうち、特開平6−44587号公報記載の技術では、温度によりポジションセンサの感度が変化した場合にはレンズシフト信号が変動し、各エラー信号のオフセット補正が正確に行えないおそれがある。また、特開平7−235064号公報記載の技術においても、ポジションセンサにおける両フォトディテクタそれぞれの感度が、異なる温度特性で変化した場合には、ポジションセンサ出力のオフセット補正を正確に行えなくなるおそれがある。
本発明の課題点は、上記従来技術の状況に鑑み、光ディスク装置において、温度が変化した場合にも、ポジションセンサからは温度による変動分を補償したレンズシフト量検出出力が得られるようにし、温度変化の影響を抑えた正確なトラッキング動作を可能にすることである。
本発明の目的は、かかる課題点を解決できる技術の提供にある。
【0005】
【課題を解決するための手段】
上記課題点を解決するために、本発明では、基本的に、光ディスク装置として、ポジションセンサのレンズシフト検出出力を、ポジションセンサの温度もしくは温度変化を検知する温度センサの出力に基づき演算した補正量またはポジションセンサのレンズシフト量検出出力の振幅に基づき演算した補正量により補正し、ポジションセンサの温度変化分の誤差を補正した状態でトラッキング誤差信号のオフセット補正を行う構成とする。
具体的には、光ディスク装置として、
(1)対物レンズ(該当実施例:符号2)のトラッキング方向の変位を検知するポジションセンサ(該当実施例:符号50)と、該ポジションセンサの温度または温度変化を検知する温度センサ(該当実施例:符号12)と、上記ポジションセンサの出力から、上記対物レンズの入射光束に対するレンズシフト量に対応した第1の制御信号を形成し、上記温度センサの出力に基づき、温度変化に対応する上記ポジションセンサの出力の補正量を演算し、該演算結果に対応した第2の制御信号を形成し、かつ、該第2の制御信号により上記第1の制御信号を補正する第1の補正手段(該当実施例:符号15,16、17、18、19)と、該第1の補正手段の出力に基づき、トラッキング誤差信号の上記レンズシフト量に基づくオフセットを補正する第2の補正手段(該当実施例:符号20)とを備えた構成とする。
(2)対物レンズ(該当実施例:符号2)のトラッキング方向の変位を検知するポジションセンサ(該当実施例:符号50)と、該ポジションセンサの出力から上記対物レンズの入射光束に対するレンズシフト量に対応した第1の制御信号を形成し、該ポジションセンサ出力の振幅に基づき温度変化に対応する該ポジションセンサ出力の補正量を演算し該演算結果に対応した第2の制御信号を形成し、該第2の制御信号により上記第1の制御信号を補正する第1の補正手段(該当実施例:符号22、24、25、17、18、19)と、該第1の補正手段の出力に基づきトラッキング誤差信号の上記レンズシフト量に基づくオフセットを補正する第2の補正手段(該当実施例:符号20)とを備えた構成とする。
(3)対物レンズのトラッキング方向の変位を検知するポジションセンサ(該当実施例:符号50)と、該ポジションセンサを駆動するセンサ駆動回路(該当実施例:符号21)と、上記ポジションセンサの出力から上記対物レンズの入射光束に対するレンズシフト量に対応した第1の制御信号を形成し出力するレンズシフト検出回路(該当実施例:符号18)と、上記ポジションセンサ出力の振幅に基づき温度変化に対応する該ポジションセンサ出力の補正量を演算し該演算結果に対応した第2の制御信号を形成し出力する演算回路(該当実施例:符号24、25、17)と、上記第2の制御信号により上記センサ駆動回路の入力を制御するセンサ入力制御手段(該当実施例:符号35)と、上記第1の制御信号によりトラッキング誤差信号の上記レンズシフト量に基づくオフセットを補正するオフセット補正手段(該当実施例:符号26)とを備えた構成とする。
【0006】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施例につき、図面を用いて説明する。
図1は、本発明の第1の実施例としての光ディスク装置の構成例を示す図である。本第1の実施例は、温度センサの出力に基づき、ポジションセンサの出力の補正を行う場合の例である。
図1において、1は光ディスク、2は対物レンズ、3は反射ミラー、4はレーザーダイオード、40はホログラム素子、5、9は受光素子、6はレンズホルダ、7はトラッキング誤差検出回路、8はLED等の発光体、10は、レンズホルダ6に固定され発光体8からの光を反射する反射板、11は、レンズホルダ6を介し対物レンズ2を駆動するアクチュエータである。発光体8と受光素子9(厳密には、発光体8と受光素子9と反射板10)は、対物レンズ2のトラッキング方向の変位を検知するポジションセンサ50を構成し、発光体8から出射された光を反射板10で反射し、該反射光を受光素子9が受光し電気信号に変換する。12は、該ポジションセンサ(発光体8と受光素子9、または発光体8と受光素子9と反射板10を含む部分)の温度または温度変化を検知する温度センサ、13は支持体としてのキャリッジ、14はアクチュエータ11を駆動するアクチュエータ駆動回路、15は、温度センサ12の出力に基づき、温度変化に対応するポジションセンサ50の出力の補正量を演算し最適化させた制御信号として出力する乗算手段、16は、基準時と温度変化時のポジションセンサ50の中立点の電圧レベルを記録する記録手段、17は、温度によるポジションセンサ50の感度を計算し、これに基づき上記乗算手段15での演算係数を決定する計算手段、18は、ポジションセンサ50の出力から対物レンズ2の入射光束に対するレンズシフト量を検出し、これに対応した制御信号を形成して出力するレンズシフト検出回路、19は、乗算手段15からの出力とレンズシフト検出回路18からの出力とを加算(または減算)し、レンズシフト検出回路18からの出力をポジションセンサ50の温度変化分誤差を補正した出力とする第1の加算手段、20は、該第1の加算手段の出力とトラッキング誤差検出回路7の出力とを加算(または減算)し、トラッキング誤差検出回路7からの出力(トラッキング誤差信号)を、上記レンズシフトに基づくオフセットを補正した出力とする第2の加算手段である。第1の加算手段からは、ポジションセンサ50の温度変化分誤差を補正したレンズシフト検出出力が得られ、第2の加算手段からは、上記レンズシフトに基づくオフセットを補正したトラッキング誤差信号が得られる。
【0007】
上記構成において、情報の記録または再生時に、光ピックアップ内においてレーザーダイオード4から出たレーザー光は、反射ミラー3で反射され、対物レンズ2で収束されて、光ディスク1上の記録面に光スポットを形成する。対物レンズ2は、アクチュエータ11により駆動され、トラッキング方向の変位により所定のトラッキング動作を行う。このとき、該対物レンズ2の入射光束に対するレンズシフトに伴って、トラッキング制御用のトラッキング誤差信号にオフセットが発生する。該レンズシフトに基づくトラッキング誤差信号のオフセットは、レンズシフト検出回路18の出力を、乗算手段15からの出力で補正し、該補正出力により取除くようにする。すなわち、対物レンズ2のレンズシフト量に対応してレンズシフト検出回路18で形成した第1の制御信号を、さらに、温度センサ12の出力に基づき乗算手段15による演算結果から得られる第2の制御信号により補正することで、レンズシフト検出回路18からの出力をポジションセンサ50の温度変化分誤差を補正した出力とし、該出力によりトラッキング誤差信号のオフセットを補正するようにする。オフセット補正されたトラッキング誤差信号はアクチュエータ駆動回路14に入力される。アクチュエータ駆動回路14はアクチュエータ11を駆動し、レンズホルダ6を介して対物レンズ2のトラッキング方向の変位を制御してトラッキング動作させる。
【0008】
上記第1の実施例によれば、光ディスク装置において、ポジションセンサ50の温度変化分誤差を補正した状態でトラッキング動作を行うことができるため、装置の使用環境や装置内で温度変化が発生した場合にも、記録または再生動作時に、正確なトラッキング動作が可能となる。
【0009】
図2は、本発明の第2の実施例としての光ディスク装置の構成例を示す図である。本第2の実施例は、温度変化に対応したポジションセンサ出力の振幅変化に基づき、ポジションセンサの出力の補正を行う場合の例である。
図2において、2は対物レンズ、7はトラッキング誤差検出回路、8は、対物レンズ2のトラッキング方向の変位を検知するポジションセンサ50を構成する発光体、9は同じくポジションセンサ50を構成する受光素子、11は、レンズホルダ(図示なし)を介して対物レンズ2を駆動するアクチュエータ、14は、アクチュエータ11を駆動するアクチュエータ駆動回路、21は、発光体8を駆動する発光体駆動回路、22は正弦波信号を発生する正弦波発生回路、23は、発光体駆動回路21の出力に正弦波発生回路22からの正弦波信号を加算する正弦波信号加算手段、18は、ポジションセンサ50の出力から対物レンズ2の入射光束に対するレンズシフト量を検出し、これに対応した制御信号を形成して出力するレンズシフト検出回路、24は、受光素子9の出力から正弦波信号の振幅を検出する正弦波振幅検出回路、25は、常温時等の基準時と温度変化時において正弦波振幅検出回路24から出力される正弦波信号出力の振幅に対応した電圧レベルを記憶する振幅記憶手段、17は、正弦波信号の振幅に基づき、温度によるポジションセンサ50の感度を計算し、該計算結果に基づきレンズシフト検出回路18の出力を補正する制御信号を形成する計算手段、19は、計算手段17からの出力とレンズシフト検出回路18からの出力とを加算(または減算)し、レンズシフト検出回路18からの出力をポジションセンサ50の温度変化分誤差を補正した出力とする第1の加算手段、20は、該第1の加算手段の出力とトラッキング誤差検出回路7の出力とを加算(または減算)し、トラッキング誤差検出回路7からの出力(トラッキング誤差信号)を、上記レンズシフトに基づくオフセットを補正した出力とする第2の加算手段である。第1の加算手段19からは、ポジションセンサ50の温度変化分誤差を補正したレンズシフト検出出力が得られ、第2の加算手段20からは、上記レンズシフトに基づくオフセットを補正したトラッキング誤差信号が得られる。
【0010】
上記構成において、上記第1の実施例の場合と同様、情報の記録または再生時に、光ピックアップ(図示なし)内においてレーザーダイオード(図示なし)から出たレーザー光は、対物レンズ2で収束されて、光ディスク(図示なし)上の記録面に光スポットを形成する。対物レンズ2は、アクチュエータ11により駆動され、トラッキング方向の変位により所定のトラッキング動作を行うが、このとき、該対物レンズ2の入射光束に対するレンズシフトに基づき発生するトラッキング誤差信号のオフセットは、レンズシフト検出回路18の出力を、計算手段17からの出力で補正することで取除くことができる。すなわち、対物レンズ2のレンズシフト量に対応してレンズシフト検出回路18で形成した第1の制御信号を、さらに、正弦波振幅検出回路24の出力に基づき計算手段17による演算結果から得られる第2の制御信号により補正することで、レンズシフト検出回路18からの出力をポジションセンサ50の温度変化分誤差を補正した出力とし、該出力によりトラッキング誤差信号のオフセットを補正する。オフセット補正されたトラッキング誤差信号はアクチュエータ駆動回路14に入力され、アクチュエータ駆動回路14はアクチュエータ11を駆動して、対物レンズ2のトラッキング方向の変位を制御してトラッキング動作させる。
【0011】
上記第2の実施例によれば、光ディスク装置において、ポジションセンサ50の温度変化分誤差を補正した状態でトラッキング動作を行うことができるため、装置の使用環境や装置内で温度変化が発生した場合にも、記録または再生動作時に、正確なトラッキング動作が可能となる。特に、本実施例構成では、光ピックアップの小型・軽量化や、生産性の向上、低コスト化などが図り易くなる。また、温度変化に基づくポジションセンサ50の誤差を一層正確に検出することが可能となり、付随的に一層高精度のトラッキングが可能となる。
【0012】
図3は、本発明の第3の実施例としての光ディスク装置の構成例を示す図である。本第3の実施例は、温度変化に対応したポジションセンサ出力の振幅変化に基づき、ポジションセンサの温度変化時の感度を計算し、該計算結果をポジションセンサの駆動側にフィードバックする場合の例である。
図3において、2は対物レンズ、7はトラッキング誤差検出回路、8は、ポジションセンサ50を構成する発光体、9は同じくポジションセンサ50を構成する受光素子、11は、対物レンズ2を駆動するアクチュエータ、14は、アクチュエータ11を駆動するアクチュエータ駆動回路、21は、発光体8を駆動する発光体駆動回路、22は正弦波信号を発生する正弦波発生回路、23は、発光体駆動回路21の出力に正弦波発生回路22からの正弦波信号を加算する正弦波信号加算手段、18は、ポジションセンサ50の出力から対物レンズ2の入射光束に対するレンズシフト量を検出し、これに対応した制御信号を形成して出力するレンズシフト検出回路、24は、受光素子9の出力から正弦波信号の振幅を検出する正弦波振幅検出回路、25は、常温時等の基準時と温度変化時において正弦波振幅検出回路24から出力される正弦波信号出力の振幅に対応した電圧レベルを記憶する振幅記憶手段、17は、正弦波振幅検出回路から出力される正弦波信号の振幅に基づき、温度変化時のポジションセンサ50の感度を計算し、該計算結果に基づき発光体駆動回路21の入力レベルを補正するための制御信号を形成する計算手段、35は、計算手段17からの出力と入力端子30側からの入力とを加算(または減算)して、発光体駆動回路21への入力をポジションセンサ50の温度変化分誤差を補正した入力とする第1の加算手段である。ポジションセンサ50の発光体8は、該温度変化分誤差を補正した入力で駆動される。26は、レンズシフト検出回路18により形成される制御信号とトラッキング誤差検出回路7からの出力とを加算(または減算)し、トラッキング誤差検出回路7からの出力(トラッキング誤差信号)のオフセットを、上記レンズシフト検出出力で補正する第2の加算手段である。
【0013】
上記構成において、情報の記録または再生時において、対物レンズ2のレンズシフトに基づき発生するトラッキング誤差信号のオフセットは、ポジションセンサ50の発光体を駆動する発光体駆動回路への入力を計算手段17からの出力で補正することで取除く。すなわち、温度変化分誤差を補正した正弦波信号がポジションセンサ50から出力されるようにし、該出力に基づきレンズシフト検出回路18でレンズシフト量を検出し対応した制御信号を形成する。該制御信号とトラッキング誤差信号とを第2の加算手段26で加算(または減算)することで、トラッキング誤差信号のオフセットを補正する。オフセット補正されたトラッキング誤差信号はアクチュエータ駆動回路14に入力され、アクチュエータ駆動回路14はアクチュエータ11を駆動して、対物レンズ2のトラッキング方向の変位を制御してトラッキング動作させる。
【0014】
上記第3の実施例によっても、光ディスク装置において、ポジションセンサ50の温度変化分誤差を補正した状態でトラッキング動作を行うことができるため、装置の使用環境や装置内で温度変化が発生した場合にも、正確なトラッキング動作が可能となる。また、光ピックアップの小型・軽量化や、生産性の向上、低コスト化なども図り易い。また、温度変化に基づくポジションセンサ50の誤差も正確に検出することが可能となり、高精度のトラッキングが可能となる。
【0015】
なお、上記第1の実施例では、図1では、乗算手段15、記録手段16、計算手段17、レンズシフト検出回路18、トラッキング誤差検出回路7、アクチュエータ駆動回路14、第1の加算手段19、第2の加算手段20などを個別のブロックで図示したが、回路構成としては、これらを適宜組合わせて1つの回路または複数の回路としてもよい。同様に、上記第2の実施例でも、図2では、発光体駆動回路21、正弦波発生回路22、正弦波振幅検出回路24、振幅記憶手段25、計算手段17、レンズシフト検出回路18、トラッキング誤差検出回路7、アクチュエータ駆動回路14、第1の加算手段19、第2の加算手段20などを個別のブロックで図示したが、これらのブロックを適宜組合わせて1つの回路または複数の回路とする回路構成としてもよい。さらに、上記第3の実施例でも、図3では、発光体駆動回路21、正弦波発生回路22、正弦波振幅検出回路24、振幅記憶手段25、計算手段17、レンズシフト検出回路18、トラッキング誤差検出回路7、アクチュエータ駆動回路14、第1の加算手段35、第2の加算手段26などを個別のブロックで図示したが、これらのブロックを適宜組合わせて1つの回路または複数の回路とする回路構成としてもよい。
【0016】
【発明の効果】
本発明によれば、光ディスク装置において、ポジションセンサの温度変化分誤差を補正した状態でトラッキング動作を行うことができるため、温度変化が発生した場合にも、この影響を抑えた正確なトラッキング動作が可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の光ディスク装置の第1の実施例を示す図である。
【図2】本発明の光ディスク装置の第2の実施例を示す図である。
【図3】本発明の光ディスク装置の第3の実施例を示す図である。
【符号の説明】
1…光ディスク、 2…対物レンズ、 3…反射ミラー、 4…レーザーダイオード、 5、9…受光素子、 6…レンズホルダ、 7…トラッキング誤差検出回路、 8…発光体、 10…反射板、 11…アクチュエータ、 12…温度センサ、 13…キャリッジ、 14…アクチュエータ駆動回路、 15…乗算手段、 16…記録手段、 17…計算手段、 18…レンズシフト検出回路、 19、35…第1の加算手段、 20、26…第2の加算手段、 21…発光体駆動回路、 22…正弦波発生回路、 23…正弦波信号加算手段、 24…正弦波振幅検出回路、 25…振幅記憶手段、 50…ポジションセンサ。
【発明の属する技術分野】
本発明は、光ディスク装置におけるトラッキング誤差信号のオフセット補正技術に関する。
【0002】
【従来の技術】
本発明に関連した従来技術としては例えば、特開平6−44587号公報(特許文献1)や特開平7−235064号公報(特許文献2)に記載されたものがある。特開平6−44587号公報には、対物レンズのシフト量を検出し、各エラー信号のオフセットをレンズシフト信号により補正する構成が記載され、特開平7−235064号公報には、ポジションセンサのオフセットを自動的に補正する技術として、ポジションセンサの一方のフォトディテクタの出力と他方のフォトディテクタの出力とを、減算器に入力し、対物レンズが中立点に位置するとき、該減算器から出力されるポジションセンサの出力がゼロとなるように、ゲイン調整回路のゲインを設定する構成が記載されている。
【0003】
【特許文献1】
特開平6−44587号公報
【特許文献2】
特開平7−235064号公報
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
上記従来技術のうち、特開平6−44587号公報記載の技術では、温度によりポジションセンサの感度が変化した場合にはレンズシフト信号が変動し、各エラー信号のオフセット補正が正確に行えないおそれがある。また、特開平7−235064号公報記載の技術においても、ポジションセンサにおける両フォトディテクタそれぞれの感度が、異なる温度特性で変化した場合には、ポジションセンサ出力のオフセット補正を正確に行えなくなるおそれがある。
本発明の課題点は、上記従来技術の状況に鑑み、光ディスク装置において、温度が変化した場合にも、ポジションセンサからは温度による変動分を補償したレンズシフト量検出出力が得られるようにし、温度変化の影響を抑えた正確なトラッキング動作を可能にすることである。
本発明の目的は、かかる課題点を解決できる技術の提供にある。
【0005】
【課題を解決するための手段】
上記課題点を解決するために、本発明では、基本的に、光ディスク装置として、ポジションセンサのレンズシフト検出出力を、ポジションセンサの温度もしくは温度変化を検知する温度センサの出力に基づき演算した補正量またはポジションセンサのレンズシフト量検出出力の振幅に基づき演算した補正量により補正し、ポジションセンサの温度変化分の誤差を補正した状態でトラッキング誤差信号のオフセット補正を行う構成とする。
具体的には、光ディスク装置として、
(1)対物レンズ(該当実施例:符号2)のトラッキング方向の変位を検知するポジションセンサ(該当実施例:符号50)と、該ポジションセンサの温度または温度変化を検知する温度センサ(該当実施例:符号12)と、上記ポジションセンサの出力から、上記対物レンズの入射光束に対するレンズシフト量に対応した第1の制御信号を形成し、上記温度センサの出力に基づき、温度変化に対応する上記ポジションセンサの出力の補正量を演算し、該演算結果に対応した第2の制御信号を形成し、かつ、該第2の制御信号により上記第1の制御信号を補正する第1の補正手段(該当実施例:符号15,16、17、18、19)と、該第1の補正手段の出力に基づき、トラッキング誤差信号の上記レンズシフト量に基づくオフセットを補正する第2の補正手段(該当実施例:符号20)とを備えた構成とする。
(2)対物レンズ(該当実施例:符号2)のトラッキング方向の変位を検知するポジションセンサ(該当実施例:符号50)と、該ポジションセンサの出力から上記対物レンズの入射光束に対するレンズシフト量に対応した第1の制御信号を形成し、該ポジションセンサ出力の振幅に基づき温度変化に対応する該ポジションセンサ出力の補正量を演算し該演算結果に対応した第2の制御信号を形成し、該第2の制御信号により上記第1の制御信号を補正する第1の補正手段(該当実施例:符号22、24、25、17、18、19)と、該第1の補正手段の出力に基づきトラッキング誤差信号の上記レンズシフト量に基づくオフセットを補正する第2の補正手段(該当実施例:符号20)とを備えた構成とする。
(3)対物レンズのトラッキング方向の変位を検知するポジションセンサ(該当実施例:符号50)と、該ポジションセンサを駆動するセンサ駆動回路(該当実施例:符号21)と、上記ポジションセンサの出力から上記対物レンズの入射光束に対するレンズシフト量に対応した第1の制御信号を形成し出力するレンズシフト検出回路(該当実施例:符号18)と、上記ポジションセンサ出力の振幅に基づき温度変化に対応する該ポジションセンサ出力の補正量を演算し該演算結果に対応した第2の制御信号を形成し出力する演算回路(該当実施例:符号24、25、17)と、上記第2の制御信号により上記センサ駆動回路の入力を制御するセンサ入力制御手段(該当実施例:符号35)と、上記第1の制御信号によりトラッキング誤差信号の上記レンズシフト量に基づくオフセットを補正するオフセット補正手段(該当実施例:符号26)とを備えた構成とする。
【0006】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施例につき、図面を用いて説明する。
図1は、本発明の第1の実施例としての光ディスク装置の構成例を示す図である。本第1の実施例は、温度センサの出力に基づき、ポジションセンサの出力の補正を行う場合の例である。
図1において、1は光ディスク、2は対物レンズ、3は反射ミラー、4はレーザーダイオード、40はホログラム素子、5、9は受光素子、6はレンズホルダ、7はトラッキング誤差検出回路、8はLED等の発光体、10は、レンズホルダ6に固定され発光体8からの光を反射する反射板、11は、レンズホルダ6を介し対物レンズ2を駆動するアクチュエータである。発光体8と受光素子9(厳密には、発光体8と受光素子9と反射板10)は、対物レンズ2のトラッキング方向の変位を検知するポジションセンサ50を構成し、発光体8から出射された光を反射板10で反射し、該反射光を受光素子9が受光し電気信号に変換する。12は、該ポジションセンサ(発光体8と受光素子9、または発光体8と受光素子9と反射板10を含む部分)の温度または温度変化を検知する温度センサ、13は支持体としてのキャリッジ、14はアクチュエータ11を駆動するアクチュエータ駆動回路、15は、温度センサ12の出力に基づき、温度変化に対応するポジションセンサ50の出力の補正量を演算し最適化させた制御信号として出力する乗算手段、16は、基準時と温度変化時のポジションセンサ50の中立点の電圧レベルを記録する記録手段、17は、温度によるポジションセンサ50の感度を計算し、これに基づき上記乗算手段15での演算係数を決定する計算手段、18は、ポジションセンサ50の出力から対物レンズ2の入射光束に対するレンズシフト量を検出し、これに対応した制御信号を形成して出力するレンズシフト検出回路、19は、乗算手段15からの出力とレンズシフト検出回路18からの出力とを加算(または減算)し、レンズシフト検出回路18からの出力をポジションセンサ50の温度変化分誤差を補正した出力とする第1の加算手段、20は、該第1の加算手段の出力とトラッキング誤差検出回路7の出力とを加算(または減算)し、トラッキング誤差検出回路7からの出力(トラッキング誤差信号)を、上記レンズシフトに基づくオフセットを補正した出力とする第2の加算手段である。第1の加算手段からは、ポジションセンサ50の温度変化分誤差を補正したレンズシフト検出出力が得られ、第2の加算手段からは、上記レンズシフトに基づくオフセットを補正したトラッキング誤差信号が得られる。
【0007】
上記構成において、情報の記録または再生時に、光ピックアップ内においてレーザーダイオード4から出たレーザー光は、反射ミラー3で反射され、対物レンズ2で収束されて、光ディスク1上の記録面に光スポットを形成する。対物レンズ2は、アクチュエータ11により駆動され、トラッキング方向の変位により所定のトラッキング動作を行う。このとき、該対物レンズ2の入射光束に対するレンズシフトに伴って、トラッキング制御用のトラッキング誤差信号にオフセットが発生する。該レンズシフトに基づくトラッキング誤差信号のオフセットは、レンズシフト検出回路18の出力を、乗算手段15からの出力で補正し、該補正出力により取除くようにする。すなわち、対物レンズ2のレンズシフト量に対応してレンズシフト検出回路18で形成した第1の制御信号を、さらに、温度センサ12の出力に基づき乗算手段15による演算結果から得られる第2の制御信号により補正することで、レンズシフト検出回路18からの出力をポジションセンサ50の温度変化分誤差を補正した出力とし、該出力によりトラッキング誤差信号のオフセットを補正するようにする。オフセット補正されたトラッキング誤差信号はアクチュエータ駆動回路14に入力される。アクチュエータ駆動回路14はアクチュエータ11を駆動し、レンズホルダ6を介して対物レンズ2のトラッキング方向の変位を制御してトラッキング動作させる。
【0008】
上記第1の実施例によれば、光ディスク装置において、ポジションセンサ50の温度変化分誤差を補正した状態でトラッキング動作を行うことができるため、装置の使用環境や装置内で温度変化が発生した場合にも、記録または再生動作時に、正確なトラッキング動作が可能となる。
【0009】
図2は、本発明の第2の実施例としての光ディスク装置の構成例を示す図である。本第2の実施例は、温度変化に対応したポジションセンサ出力の振幅変化に基づき、ポジションセンサの出力の補正を行う場合の例である。
図2において、2は対物レンズ、7はトラッキング誤差検出回路、8は、対物レンズ2のトラッキング方向の変位を検知するポジションセンサ50を構成する発光体、9は同じくポジションセンサ50を構成する受光素子、11は、レンズホルダ(図示なし)を介して対物レンズ2を駆動するアクチュエータ、14は、アクチュエータ11を駆動するアクチュエータ駆動回路、21は、発光体8を駆動する発光体駆動回路、22は正弦波信号を発生する正弦波発生回路、23は、発光体駆動回路21の出力に正弦波発生回路22からの正弦波信号を加算する正弦波信号加算手段、18は、ポジションセンサ50の出力から対物レンズ2の入射光束に対するレンズシフト量を検出し、これに対応した制御信号を形成して出力するレンズシフト検出回路、24は、受光素子9の出力から正弦波信号の振幅を検出する正弦波振幅検出回路、25は、常温時等の基準時と温度変化時において正弦波振幅検出回路24から出力される正弦波信号出力の振幅に対応した電圧レベルを記憶する振幅記憶手段、17は、正弦波信号の振幅に基づき、温度によるポジションセンサ50の感度を計算し、該計算結果に基づきレンズシフト検出回路18の出力を補正する制御信号を形成する計算手段、19は、計算手段17からの出力とレンズシフト検出回路18からの出力とを加算(または減算)し、レンズシフト検出回路18からの出力をポジションセンサ50の温度変化分誤差を補正した出力とする第1の加算手段、20は、該第1の加算手段の出力とトラッキング誤差検出回路7の出力とを加算(または減算)し、トラッキング誤差検出回路7からの出力(トラッキング誤差信号)を、上記レンズシフトに基づくオフセットを補正した出力とする第2の加算手段である。第1の加算手段19からは、ポジションセンサ50の温度変化分誤差を補正したレンズシフト検出出力が得られ、第2の加算手段20からは、上記レンズシフトに基づくオフセットを補正したトラッキング誤差信号が得られる。
【0010】
上記構成において、上記第1の実施例の場合と同様、情報の記録または再生時に、光ピックアップ(図示なし)内においてレーザーダイオード(図示なし)から出たレーザー光は、対物レンズ2で収束されて、光ディスク(図示なし)上の記録面に光スポットを形成する。対物レンズ2は、アクチュエータ11により駆動され、トラッキング方向の変位により所定のトラッキング動作を行うが、このとき、該対物レンズ2の入射光束に対するレンズシフトに基づき発生するトラッキング誤差信号のオフセットは、レンズシフト検出回路18の出力を、計算手段17からの出力で補正することで取除くことができる。すなわち、対物レンズ2のレンズシフト量に対応してレンズシフト検出回路18で形成した第1の制御信号を、さらに、正弦波振幅検出回路24の出力に基づき計算手段17による演算結果から得られる第2の制御信号により補正することで、レンズシフト検出回路18からの出力をポジションセンサ50の温度変化分誤差を補正した出力とし、該出力によりトラッキング誤差信号のオフセットを補正する。オフセット補正されたトラッキング誤差信号はアクチュエータ駆動回路14に入力され、アクチュエータ駆動回路14はアクチュエータ11を駆動して、対物レンズ2のトラッキング方向の変位を制御してトラッキング動作させる。
【0011】
上記第2の実施例によれば、光ディスク装置において、ポジションセンサ50の温度変化分誤差を補正した状態でトラッキング動作を行うことができるため、装置の使用環境や装置内で温度変化が発生した場合にも、記録または再生動作時に、正確なトラッキング動作が可能となる。特に、本実施例構成では、光ピックアップの小型・軽量化や、生産性の向上、低コスト化などが図り易くなる。また、温度変化に基づくポジションセンサ50の誤差を一層正確に検出することが可能となり、付随的に一層高精度のトラッキングが可能となる。
【0012】
図3は、本発明の第3の実施例としての光ディスク装置の構成例を示す図である。本第3の実施例は、温度変化に対応したポジションセンサ出力の振幅変化に基づき、ポジションセンサの温度変化時の感度を計算し、該計算結果をポジションセンサの駆動側にフィードバックする場合の例である。
図3において、2は対物レンズ、7はトラッキング誤差検出回路、8は、ポジションセンサ50を構成する発光体、9は同じくポジションセンサ50を構成する受光素子、11は、対物レンズ2を駆動するアクチュエータ、14は、アクチュエータ11を駆動するアクチュエータ駆動回路、21は、発光体8を駆動する発光体駆動回路、22は正弦波信号を発生する正弦波発生回路、23は、発光体駆動回路21の出力に正弦波発生回路22からの正弦波信号を加算する正弦波信号加算手段、18は、ポジションセンサ50の出力から対物レンズ2の入射光束に対するレンズシフト量を検出し、これに対応した制御信号を形成して出力するレンズシフト検出回路、24は、受光素子9の出力から正弦波信号の振幅を検出する正弦波振幅検出回路、25は、常温時等の基準時と温度変化時において正弦波振幅検出回路24から出力される正弦波信号出力の振幅に対応した電圧レベルを記憶する振幅記憶手段、17は、正弦波振幅検出回路から出力される正弦波信号の振幅に基づき、温度変化時のポジションセンサ50の感度を計算し、該計算結果に基づき発光体駆動回路21の入力レベルを補正するための制御信号を形成する計算手段、35は、計算手段17からの出力と入力端子30側からの入力とを加算(または減算)して、発光体駆動回路21への入力をポジションセンサ50の温度変化分誤差を補正した入力とする第1の加算手段である。ポジションセンサ50の発光体8は、該温度変化分誤差を補正した入力で駆動される。26は、レンズシフト検出回路18により形成される制御信号とトラッキング誤差検出回路7からの出力とを加算(または減算)し、トラッキング誤差検出回路7からの出力(トラッキング誤差信号)のオフセットを、上記レンズシフト検出出力で補正する第2の加算手段である。
【0013】
上記構成において、情報の記録または再生時において、対物レンズ2のレンズシフトに基づき発生するトラッキング誤差信号のオフセットは、ポジションセンサ50の発光体を駆動する発光体駆動回路への入力を計算手段17からの出力で補正することで取除く。すなわち、温度変化分誤差を補正した正弦波信号がポジションセンサ50から出力されるようにし、該出力に基づきレンズシフト検出回路18でレンズシフト量を検出し対応した制御信号を形成する。該制御信号とトラッキング誤差信号とを第2の加算手段26で加算(または減算)することで、トラッキング誤差信号のオフセットを補正する。オフセット補正されたトラッキング誤差信号はアクチュエータ駆動回路14に入力され、アクチュエータ駆動回路14はアクチュエータ11を駆動して、対物レンズ2のトラッキング方向の変位を制御してトラッキング動作させる。
【0014】
上記第3の実施例によっても、光ディスク装置において、ポジションセンサ50の温度変化分誤差を補正した状態でトラッキング動作を行うことができるため、装置の使用環境や装置内で温度変化が発生した場合にも、正確なトラッキング動作が可能となる。また、光ピックアップの小型・軽量化や、生産性の向上、低コスト化なども図り易い。また、温度変化に基づくポジションセンサ50の誤差も正確に検出することが可能となり、高精度のトラッキングが可能となる。
【0015】
なお、上記第1の実施例では、図1では、乗算手段15、記録手段16、計算手段17、レンズシフト検出回路18、トラッキング誤差検出回路7、アクチュエータ駆動回路14、第1の加算手段19、第2の加算手段20などを個別のブロックで図示したが、回路構成としては、これらを適宜組合わせて1つの回路または複数の回路としてもよい。同様に、上記第2の実施例でも、図2では、発光体駆動回路21、正弦波発生回路22、正弦波振幅検出回路24、振幅記憶手段25、計算手段17、レンズシフト検出回路18、トラッキング誤差検出回路7、アクチュエータ駆動回路14、第1の加算手段19、第2の加算手段20などを個別のブロックで図示したが、これらのブロックを適宜組合わせて1つの回路または複数の回路とする回路構成としてもよい。さらに、上記第3の実施例でも、図3では、発光体駆動回路21、正弦波発生回路22、正弦波振幅検出回路24、振幅記憶手段25、計算手段17、レンズシフト検出回路18、トラッキング誤差検出回路7、アクチュエータ駆動回路14、第1の加算手段35、第2の加算手段26などを個別のブロックで図示したが、これらのブロックを適宜組合わせて1つの回路または複数の回路とする回路構成としてもよい。
【0016】
【発明の効果】
本発明によれば、光ディスク装置において、ポジションセンサの温度変化分誤差を補正した状態でトラッキング動作を行うことができるため、温度変化が発生した場合にも、この影響を抑えた正確なトラッキング動作が可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の光ディスク装置の第1の実施例を示す図である。
【図2】本発明の光ディスク装置の第2の実施例を示す図である。
【図3】本発明の光ディスク装置の第3の実施例を示す図である。
【符号の説明】
1…光ディスク、 2…対物レンズ、 3…反射ミラー、 4…レーザーダイオード、 5、9…受光素子、 6…レンズホルダ、 7…トラッキング誤差検出回路、 8…発光体、 10…反射板、 11…アクチュエータ、 12…温度センサ、 13…キャリッジ、 14…アクチュエータ駆動回路、 15…乗算手段、 16…記録手段、 17…計算手段、 18…レンズシフト検出回路、 19、35…第1の加算手段、 20、26…第2の加算手段、 21…発光体駆動回路、 22…正弦波発生回路、 23…正弦波信号加算手段、 24…正弦波振幅検出回路、 25…振幅記憶手段、 50…ポジションセンサ。
Claims (7)
- 対物レンズの変位により光ディスクの記録面に対しトラッキングを行い、情報の記録、再生のいずれか一方または両方を行う光ディスク装置において、
上記対物レンズのトラッキング方向の変位を検知するポジションセンサと、
該ポジションセンサの温度または温度変化を検知する温度センサと、
上記ポジションセンサの出力から、上記対物レンズの入射光束に対するレンズシフト量に対応した第1の制御信号を形成し、上記温度センサの出力に基づき、温度変化に対応する上記ポジションセンサの出力の補正量を演算し、該演算結果に対応した第2の制御信号を形成し、かつ、該第2の制御信号により上記第1の制御信号を補正する第1の補正手段と、
該第1の補正手段の出力に基づき、トラッキング誤差信号の上記レンズシフト量に基づくオフセットを補正する第2の補正手段と、
を備え、上記第2の補正手段の出力に基づき上記対物レンズの駆動を制御し、トラッキングを行う構成としたことを特徴とする光ディスク装置。 - 対物レンズの変位により光ディスクの記録面に対しトラッキングを行い、情報の記録、再生のいずれか一方または両方を行う光ディスク装置において、
上記対物レンズのトラッキング方向の変位を検知するポジションセンサと、
該ポジションセンサの温度または温度変化を検知する温度センサと、
上記ポジションセンサの出力から上記対物レンズの入射光束に対するレンズシフト量に対応した第1の制御信号を形成し出力するレンズ変位検出回路と、
上記温度センサの出力に基づき、上記ポジションセンサの温度変化分に対応するポジションセンサ出力の補正量を演算し、該演算結果に対応した第2の制御信号を形成して出力する演算回路と、
上記第1の制御信号と上記第2の制御信号とを互いに加算または減算し、該第1の制御信号を該第2の制御信号により補正する制御信号補正手段と、
上記対物レンズを介して得られる上記光ディスクからの反射光に基づき、トラッキング誤差を検出しトラッキング誤差信号を出力するトラッキング誤差検出回路と、
上記制御信号補正手段の出力と上記トラッキング誤差信号とを互いに加算または減算し、該トラッキング誤差信号の上記レンズシフト量に基づくオフセットを補正するオフセット補正手段と、
該オフセット補正手段の出力に基づき上記対物レンズの駆動を制御するレンズ駆動制御手段と、
を備え、上記ポジションセンサの温度変化分の誤差を補正した状態で上記トラッキング誤差信号のオフセット補正を行い、上記対物レンズを制御してトラッキングを行う構成としたことを特徴とする光ディスク装置。 - 対物レンズの変位により光ディスクの記録面に対しトラッキングを行い、情報の記録、再生のいずれか一方または両方を行う光ディスク装置において、
上記対物レンズのトラッキング方向の変位を検知するポジションセンサと、
上記ポジションセンサの出力から上記対物レンズの入射光束に対するレンズシフト量に対応した第1の制御信号を形成し、該ポジションセンサ出力の振幅に基づき温度変化に対応する該ポジションセンサ出力の補正量を演算し該演算結果に対応した第2の制御信号を形成し、該第2の制御信号により上記第1の制御信号を補正する第1の補正手段と、
該第1の補正手段の出力に基づきトラッキング誤差信号の上記レンズシフト量に基づくオフセットを補正する第2の補正手段と、
を備え、上記第2の補正手段の出力に基づき上記対物レンズの駆動を制御し、トラッキングを行う構成としたことを特徴とする光ディスク装置。 - 対物レンズの変位により光ディスクの記録面に対しトラッキングを行い、情報の記録、再生のいずれか一方または両方を行う光ディスク装置において、
上記対物レンズのトラッキング方向の変位を検知するポジションセンサと、
該ポジションセンサを駆動するセンサ駆動回路と、
上記ポジションセンサの出力から上記対物レンズの入射光束に対するレンズシフト量に対応した第1の制御信号を形成し出力するレンズ変位検出回路と、
上記ポジションセンサの出力の振幅を検出し該検出結果に基づき該ポジションセンサの温度変化分に対応するポジションセンサ出力の補正量を演算し該演算結果に対応した第2の制御信号を形成して出力する演算回路と、
上記第1の制御信号と上記第2の制御信号とを互いに加算または減算し、該第1の制御信号を該第2の制御信号により補正する制御信号補正手段と、
上記対物レンズを介して得られる上記光ディスクからの反射光に基づき、トラッキング誤差を検出しトラッキング誤差信号を出力するトラッキング誤差検出回路と、
上記制御信号補正手段の出力と上記トラッキング誤差信号とを互いに加算または減算し、該トラッキング誤差信号の上記レンズシフト量に基づくオフセットを補正するオフセット補正手段と、
該オフセット補正手段の出力に基づき上記対物レンズの駆動を制御するレンズ制御手段と、
を備え、上記ポジションセンサの温度変化分の誤差を補正した状態で上記トラッキング誤差信号のオフセット補正を行い、上記対物レンズを制御してトラッキングを行う構成としたことを特徴とする光ディスク装置。 - 対物レンズの変位により光ディスクの記録面に対しトラッキングを行い、情報の記録、再生のいずれか一方または両方を行う光ディスク装置において、
上記対物レンズのトラッキング方向の変位を検知するポジションセンサと、
該ポジションセンサを駆動するセンサ駆動回路と、
上記ポジションセンサの出力から上記対物レンズの入射光束に対するレンズシフト量に対応した第1の制御信号を形成し出力するレンズシフト検出回路と、
上記ポジションセンサ出力の振幅に基づき温度変化に対応する該ポジションセンサ出力の補正量を演算し該演算結果に対応した第2の制御信号を形成し出力する演算回路と、
上記第2の制御信号により上記センサ駆動回路の入力を制御するセンサ入力制御手段と、
上記第1の制御信号によりトラッキング誤差信号の上記レンズシフト量に基づくオフセットを補正するオフセット補正手段と、
を備え、上記第2の制御信号により温度変化に対応して上記ポジションセンサ出力を制御し、該制御されたポジションセンサ出力に基づき上記第1の制御信号を形成し、該第1の制御信号により上記トラッキング誤差信号の上記オフセットを補正し、該オフセット補正されたトラッキング誤差信号に基づき、上記対物レンズの駆動を制御しトラッキングを行う構成としたことを特徴とする光ディスク装置。 - 上記演算回路は、温度変化に対する記憶された上記ポジションセンサ出力に基づき、該ポジションセンサ出力の補正量を演算する構成である請求項2、4または5に記載の光ディスク装置。
- 上記ポジションセンサは、正弦波入力で駆動されて正弦波信号を出力し、上記演算回路は、該出力された正弦波信号の振幅を検出する構成である請求項3、4または5に記載の光ディスク装置。
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JP2003053865A JP2004265501A (ja) | 2003-02-28 | 2003-02-28 | 光ディスク装置 |
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Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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US9527575B2 (en) | 2012-11-26 | 2016-12-27 | The Boeing Company | Multi-box wing spar and skin |
-
2003
- 2003-02-28 JP JP2003053865A patent/JP2004265501A/ja active Pending
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