JP2004259424A - 光ディスク装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】 光ディスクを高速で回転させても、光ディスクが変形モード以外に大きなブレを生じないようにすることにより、正確なデータの読み書きを実行することを可能にした光ディスク装置を提供する。
【解決手段】 光ディスク40を載置すべく凹状に形成された載置部22を有するトレイ20と、トレイ20の載置部22を覆うように設けられたトップケース30を具備し、光ディスク40へのデータの書き込みおよび/または光ディスク40のデータの読み取りをする光ディスク装置10において、トップケース30には、光ディスクの載置部22に載置された光ディスク40の対向縁部40b近傍まで延出する突部80が形成されていることを特徴とする光ディスク装置10である。
【選択図】 図4

Description

本発明は光ディスク装置に関し、より詳細には、光ディスクを回転させた際に生じる変形モード以外のブレが生じることがなく、光ディスクからのデータの読み取りや光ディスクへのデータの書き込みをする場合において、データの読み取りエラーや書き込みエラーの発生を少なくした光ディスク装置に関する。
近年の光ディスク装置は、高速なデータの読み書きをするため、光ディスクを高速で回転させている。これにより、遠心力の作用や、光ディスク自体が異素材の積層構造であることが影響し、光ディスクが変形してしまうことが確認されている。光ディスクの変形モードは、光ディスクの外周部分が中心部分に対して上側に反る変形モードと、光ディスクの外周部分が中心部分に対して下側に反る変形モードが考えられる。そこで、光ピックアップから光ディスクへ照射したレーザ光線の反射光の光軸のずれを計測して、光ディスクの傾きに追従するように光ピックアップの動きを制御することにより、光ディスクのデータの読み書きの信頼性を向上させるレンズアクチュエータが特許文献1に記載されている。
また、光ディスクの変形量を計測し、光ディスクの変形量が正常なデータの書き込みが可能な許容変形量を超えた場合には、記録すべきデータをバッファに一時記憶させ、光ディスクの変形量が許容変形量以下になった後に、光ディスクにデータの書き込みをするデータ書き込み制御手段を付加することにより、光ディスクへのデータ書き込みの信頼性を高める光ディスク情報記録再生装置が特許文献2に記載されている。
特開平9−231595号公報 特開2000−322813号公報
特許文献1および2においては、光ディスクが一定の変形モードで変形した場合において、新たな制御装置を付加することによって、光ディスクが変形してもデータの読み書きを正確に行うことを可能にしている。特許文献1、2のように複雑な機構からなる制御装置の付加は、光ディスク装置の製造原価を上昇させ、価格もこれに伴って高くなってしまうという課題がある。
また、近年、光ディスクの回転数が光ディスクの固有振動数と一致した場合において、光ディスクの変形モードとは異なった変形が生じることが明らかになり、予め設定された光ディスクの変形モードに対応して動作が制御されている特許文献1や特許文献2に示されているようなデータの読み書き制御方法では、光ディスクの回転が光ディスクの固有振動数と一致した場合における変形に対応しきれないといった課題もある。
従来の技術は、データの読み書きの信頼性を低下させる根本的な原因である光ディスクの変形モード以外のブレを抑えることについての対策は何らなされておらず、根本的な解決がなされていない。
本発明は、光ディスクを高速で回転させても、光ディスクが変形モード以外に大きなブレを生じないようにすることにより、正確なデータの読み書きを実行することを可能にした光ディスク装置を提供することを目的とする。
以上に述べた目的を達成するべく各種の検討を行った結果、本発明者は光ディスクを高速で回転させると、遠心力により光ディスク装置内部空間で空気の流れが生じることに注目した。このことから、光ディスク装置内の空気の流れをコントロールし、光ディスクが変形モード以外にブレを生じないように空気の流れによる圧力を光ディスクに好適に作用させれば良いことに想到し、本発明を完成させた。
すなわち、本発明は、光ディスクを載置すべく凹状に形成された載置部を有するトレイと、該トレイの載置部を覆うように設けられたトップケースを具備し、光ディスクへのデータの書き込みおよび/または光ディスクのデータの読み取りをする光ディスク装置において、前記トップケースには、前記光ディスクの載置部に載置された光ディスクの対向縁部近傍まで延出する突部が形成されていることを特徴とする光ディスク装置である。
これにより、高速回転する光ディスクの遠心力で発生する光ディスク装置内の空気の流れをコントロールし、空気を光ディスクの対向縁部近傍において光ディスクの上側から押さえ込むようにすることができるので、光ディスクの変形モード以外のブレを抑えることが可能になる。
さらに他の発明は、光ディスクを載置すべく凹状に形成された載置部を有するトレイと、該トレイの載置部を覆うように設けられたトップケースを具備し、光ディスクへのデータの書き込みおよび/または光ディスクのデータの読み取りをする光ディスク装置において、前記トップケースには、前記光ディスクの載置部に載置された光ディスクの対向縁部近傍まで延出する突部が形成され、前記トレイには前記光ディスクの載置部に載置された光ディスクの外周端面の外方を覆う突部が形成されていることを特徴とする光ディスク装置である。
これによれば、高速回転する光ディスクの遠心力で発生する光ディスク装置内の空気の流れをコントロールし、空気を光ディスクの対向縁部近傍においては光ディスクの上側から、光ディスクの対抗面においては下側からの両方向からはさみ込むように作用させることができるので、光ディスクの変形モード以外のブレをさらに好適に抑えることが可能になる。
また、本発明において、前記トレイおよび/または前記トップケースに形成される突部は、光ディスクの外周部のうち1/4以上にわたって設けられていることが好ましい。
これによれば、必要最小限の加工により光ディスクの変形モード以外のブレを抑えることができる。
また、前記トップケースに形成される突部は、当該突部の対向端面と前記光ディスクの対向縁部との離間距離が、前記光ディスクの載置部の内底面と、当該載置部に載置した光ディスクの対向面との離間距離に等しくなるように形成されていることが好ましい。
これによれば、光ディスクに作用する空気の流れによって得られる光ディスクを上下面から抑え込む力のバランスが取れるので、光ディスクの形状を所定の変形モードに維持しやすくなる。
さらに前記トレイに形成される突部の高さは、前記トップケースに形成されている突部と入り組む高さに形成されていることが好ましい。
これによれば、光ディスク装置内における空気の流れを循環させることができるので、空気の流れにより得られる力を一定に保つことができる。
また、前記トレイおよび/または前記トップケースに形成される突部は、光ディスクを出し入れする側に設けられていることが好ましい。
これによれば、光ディスク装置から光ディスクを出し入れする際において、トレイに形成した突部がトップケースに引っ掛かるおそれを無くすことができると共に、万が一光ディスクが回転中に破損した場合であっても、ユーザ側に破片が飛び散ってくることがなく、安全面においても好都合である。
以上のことから、本発明における光ディスク装置には以下のような効果がある。
すなわち、トップケースに突部を形成することにより、高速回転する光ディスクの遠心力で発生する光ディスク装置内の空気の流れをコントロールし、空気を光ディスクの対向縁部に対して押さえ込むようにすることができるので、光ディスクの変形モード以外のブレを抑えることが可能になる。
また、トップケースとトレイの両方に突部を形成することにより、高速回転する光ディスクの遠心力で発生する光ディスク装置内の空気の流れをコントロールし、空気を光ディスクの外周端面の近傍において光ディスクの対向縁部と対向面の両方向から押さえ込むようにすることができるので、光ディスクの変形モード以外のブレをさらに好適に抑えることが可能になる。
さらに、突部の形成は、光ディスクの外周長の1/4以上としたことにより、必要最小限の加工により光ディスクの変形モード以外のブレを抑えることができる。また、トップケースの突部の対向端面(先端部分)から光ディスクの対向縁部(上面側;ラベル面)までの離間距離を、トレイの載置部内底面から光ディスクの対向面(下面側;データ記録面)までの離間距離と等しくしたことにより、光ディスクに作用する空気の流れによって得られる光ディスクを上下面から抑え込む力のバランスが取れるので、光ディスクの形状を所定の変形モードに維持しやすくなる。
さらにまた、トレイに形成する突部の高さをトップケースに形成する突部の高さと入り組むように設定したことにより、光ディスク装置の内部空間における空気の流れを循環させることができるので、空気の流れにより得られる力を一定に保つことができることができる。
また、それぞれの突部の形成は、光ディスク装置において、光ディスクを出し入れする側にしたことにより、光ディスク装置から光ディスクを出し入れする際において、トレイに形成した突部がトップケースに引っ掛かるおそれを無くすことができると共に、万が一光ディスクが回転中に破損した場合であっても、ユーザ側に破片が飛び散ってくることがなく、安全面においても好都合である等といった著効を奏する。
以下、本発明に係る光ディスク装置の好適な実施の形態を添付図面に基づいて詳細に説明する。
なお本発明は、本実施の形態に限定されるものではなく、発明の要旨を変更しない範囲において、各種の改変がなされても本発明の技術的範囲に属するのは言うまでもない。
まず、本実施の形態における光ディスク装置10の概要について図1を用いて説明する。図1は、光ディスク装置の概略構成を示す説明斜視図である。図2は、トレイの平面図である。図3はトップケースの底面図である。図4は、本発明に係る光ディスク装置の概略説明断面図である。
本実施の形態における光ディスク装置10は、本体部12と、光ディスクを載置する凹型に形成された載置部22を備えると共に、本体部12に対し、出し入れ自在に配設されたトレイ20と、本体部12の上面を覆うようにして組み立てられるトップケース30と、本体部12の下面を覆うボトムケース32と、本体部12に格納され、光ディスク40にデータの読み書きをする光ピックアップ50やスピンドルモータ60等、通常の光ディスク装置10が有する一般的な構成要素により構成されている。
トレイ20について説明する。
トレイ20は、光ディスク40を載置する凹状の載置部22が形成されていると共に、光ピックアップ50が光ディスク40の径方向に移動するための開口部24が形成されている。
載置部22には2つの凹部22a、22bが形成されている。これら凹部22a、22bにより、12cmおよび8cmの光ディスク40にそれぞれ対応することができる。凹部22bの中心部は、開口部24に連続していて、スピンドルモータ60をここに配設する。
載置部22に形成された凹部22aの外周縁近傍において、載置された光ディスク40の外周端面40aの若干外側には、上方に突出する突部70が形成されている。突部70は、トレイ20の前面側(図2の平面図における上側)に、凹部22aの外周にわたって形成されている。突部70の配設長さは、凹部22aの外周の1/3以上に形成されることが好ましく、さらには、後述するトップケース30に設けられた第2の突部80と隣接するようにして配設されていることが好ましい。
図4に示すように、本実施の形態において突部70の高さは、本体部12を覆うようにして組み立てられるトップケース30の天板部分30a内側面に当接する高さに形成されている。
トップケース30について説明する。
トップケース30の天板部分30a内面において、12cmサイズの光ディスク40における対向縁部40bの近傍であって、12cm光ディスク40の外周端面40aより若干内周側の位置には、円弧状に第2の突部80が配設されている。第2の突部80は、天板30aの内面から下方(光ディスク40側)に突出しており、第2の突部80の対向端面80aと光ディスク40の対向縁部40bとの離間距離が、トレイ20に形成された凹部22aの底面22zと載置部22に載置された光ディスク40の対向面40cとの離間距離と等しくなる高さに形成されている。
また、第2の突部80は、トレイ20に形成した突部70と対応する位置に形成しておくことが好ましいが、図3に示すようにトップケース30の天板30aの内面において、光ディスク40の外周端面40aに沿って環状に形成しても構わないのはもちろんである。
なお、32は組み立て用のネジ止め部である。
突部について説明する。
トレイ20の突部70とトップケース30の突部80は互いに隣接して形成されていることが好ましい。また、トレイ20の突部70の先端部70aは、少なくともトップケース30の突部80の対向端面80aと同じ位置になるように形成されている。さらには、トレイ20の突部70の先端部70aが、トップケース30側の突部80の対向端面80aよりもトップケース30側になるような高さに設定されていることがなお好ましい。言い換えれば、互いの突部70の先端部70aが第2の突部80の対向端面80aと入り組んだ高さに形成されていることが好適である。
トレイ20に形成された突部70は金型に突部部分を形成し、モールド成形により形成する方法や、予め合成樹脂により取付部品として形成した突部70を、従来から用いられている光ディスク装置10のトレイ20の所定位置に接着剤等で取り付けることもできる。
トップケース30についてもトレイ20と同様に、予め取付部品として形成した突部80を接着剤で従来のトップケース30に取り付けることもできるが、トップケース30に形成する突部80は、プレス金型に突部部分を予め形成しておけば、トップケース30のプレス加工時に同時に形成されると共に、突部70に対する突部80の配設位置を精密に設定することができるため製造コストを抑えることができる。
光ディスク装置10内における突部70、80の作用について説明する。
トレイ20の載置部22に載置された光ディスク40はスピンドルモータ60により回転力が付与される。光ディスク40が所定の回転数に到達すると、光ピックアップ50が光ディスク40からのデータの読み込みや、光ディスク40へのデータの書き込みを行う。
光ディスク40の回転制御は、角速度一定の制御方法や、線速度一定の制御方法等といった現在一般的に用いられている制御方法によって行うことができる。
光ディスク40が回転すると、光ディスク40の中心部分から径方向に放射状に遠心力が作用する。この遠心力に伴って光ディスク装置10の内部空間の空気も光ディスク40の中心部分から外周方向に向かって流れる。本実施の形態においては、トレイ20に形成した突部70の高さを、トレイ20に組み立てられたトップケース30の天板30aの内壁面に当接する高さに形成している。これにより、光ディスク40中心部から光ディスク40の表面に沿って放射状に流れてきた空気は、光ディスク装置10内に不規則に拡散してしまうことなく、トップケース30に形成された第2の突部80およびトレイ20に形成された突部70にそれぞれ衝突し、進行方向が光ディスク40の面に対して直交する方向に規則的に変化する。
換言すれば、流体空気により、光ディスク40の対向縁部40bと対向面40cがクランプされる状態になり、光ディスク40の変形モード以外のブレが抑制される。
ここで、トレイ20の載置部22の内底面22zから光ディスク40の対向面40cまでの離間距離D1と、トップケース30に形成された第2の突部80の対向端面80aから光ディスク40の対向縁部40bまでの離間距離D2とがほぼ等しくなるように第2の突部80を形成しているので、流体空気による光ディスク40のクランプ力は光ディスク40の上下面からほぼ均等に作用することになるので、光ディスク40の変形モード以外のブレを効果的に抑えることができる。
図5、図6は、本発明に係る光ディスク装置10において、光ディスク40の回転数と光ディスク40の面外変形との関係を表すグラフである。縦軸に面外変形量をとり、横軸にデータ取得時間をとっている。横軸のデータ取得時間と光ディスクの回転数の関係は単純な比例関係ではなく、横軸の1000が6,000rpmに相当し、横軸の2500が10,000rpmにそれぞれ相当している。
各図における(a)のグラフは、トレイ20とトップケース30の両方に突部70、80をそれぞれ形成した光ディスク装置10における実験結果を示し、(b)のグラフは、トップケースのみに突部80を形成した光ディスク装置10における実験結果を示し、(c)のグラフは、従来技術の光ディスク装置における実験結果を示すものである。
また、図5のグラフは、光ディスク40の変形モードが凹状になる光ディスク40における実験結果であり、図6のグラフは、光ディスク40の変形モードが凸状になり光ディスク40における実験結果である。
図5のグラフについて説明する。
(a)から(c)のすべての光ディスク装置10における横軸の1000〜1500の範囲と(b)および(c)の光ディスク装置10における横軸2000〜2200の範囲には、光ディスク40に変形モードとは異なる大きなブレが生じている。横軸1000〜1500の範囲における(a)、(b)のグラフは、(c)のグラフに比べ、光ディスクのブレの振幅が大幅に小さくなっている。また、横軸2000〜2200の範囲においては、(a)のグラフにはほとんど光ディスク40のブレが生じていない。
さらに(b)、(c)のグラフから明らかなように、トップケース30に第2の突部80を形成したのみの光ディスク装置10であっても、従来技術の光ディスク装置10において光ディスク40を高速回転させた場合に光ディスク40に生じる変形モードとは異なるブレの振幅を約半分に抑えることが可能である。
図6のグラフについて説明する。
(a)から(c)のすべての光ディスク装置10において、横軸の1000〜1500の範囲において光ディスク40のブレが生じている。また、(b)、(c)のグラフにおいては、横軸の2300近辺においても光ディスク40のブレが生じている。
横軸1000〜1500の範囲について比較すると、(a)、(b)のグラフにおける光ディスク40のブレは、(c)のブレに比べて大幅に小さくなっている。横軸2300近辺においても、(b)のグラフにおけるブレは(c)のグラフにおけるブレに比べて小さくなっている。なお、(a)のグラフにおいては、横軸2300近辺での光ディスク40のブレはほとんど生じていない。
さらに図5のグラフと同様に、(b)、(c)のグラフにおいて、トップケース30に第2の突部80を形成したのみの光ディスク装置10であっても、従来技術の光ディスク装置10において、光ディスク40を高速回転させた場合に光ディスク40に生じる変形モード以外のブレの振幅を約半分に抑えることが可能である。
以上に説明した実施の形態においては、トレイ20とトップケース30にそれぞれ突部70、80を形成して、光ディスク装置10内の空気の流れを調整することにより、光ディスク40を上下方向から流体空気によってクランプさせることで、光ディスク40を高速回転させた際に生じる光ディスク40の変形モード以外のブレを抑えている。
トップケース30の第2の突部80は、プレス加工により形成可能であるので、さほど製造コストの増大にはならないが、トレイ20への突部70の形成は、モールド金型の変更や、突部70を接着させる作業が必要になるため、製造コストの増大は避けられない。
しかしながら、図5、図6ともに、トップケースに第2の突部80を形成したのみの光ディスク装置10であっても、従来技術の光ディスク装置10において生じる光ディスク40の変形モード以外のブレの振幅を半分程度に抑えることができるので、コストを増大させない形態として、トップケース30にのみ突部80を形成した光ディスク装置10としてもよいのはもちろんである。
また、本実施の形態においては、トレイ20に形成した突部70の高さを、トレイ20に組み立てられたトップケース30の天板30aの内壁面30aに当接する高さに形成しているが、トップケース30に形成した突部80の対向端面80aに対して、トレイ20に形成した突部70の先端部分70aがトップケース30側にあれば本願発明による効果を得ることができるので、必ずしもトップケース30の内壁面に突部70を当接させる必要はない。
さらに、本実施の形態で示しているように、トップケース30に形成する突部80の位置は、12cm光ディスク40外周端面40aより若干内側であることが好ましいが、12cm光ディスク40の外周端面40aより若干外側であっても発明の効果を得ることができる。
また、トレイ20とトップケース30にそれぞれ形成した突部70、80は互いに隣接していることが好ましいが、必ずしも隣接している必要はなく、遠心力による空気の流れが光ディスク装置10の内部空間で循環する範囲であれば、互いに離間していても構わないのはもちろんである。
本実施例においては、実施例1で説明したようにプレス加工等によって、トップケース30へ突部80を直接形成するのではなく、トップケース30を構成するプーリーカバー30cに突部80を形成し、突部80を天板30aに嵌合させることにより、突部80を有するトップケース30にする形態について説明する。
図7は、本実施例におけるトップケースの組み立て斜視図である。図8は、図7に示すトップケースの組み立て状態を示す斜視図である。
本実施の形態におけるトップケース30は、図7に示すように、天板30aと、光ディスク装置10に装着された光ディスクを押えるプーリー30bと、プーリー30bを天板30aの上面に押圧するプーリーカバー30cとを具備している。
天板30aへのプーリー30bの取り付けは、従来技術と同様に、天板30aに設けられているプーリー装着孔30dへ、プーリー30bを装着した後、プーリー30bの上からプーリーカバー30cを天板30aにネジ止め等により取り付けられる。
本実施例におけるプーリーカバー30cには、プーリー30bによりクランプされた光ディスクの外周縁より若干内周側の位置(実施例1においてトップケース30に形成された突部80の位置と同位置)で、下方側に突出する突部80が形成されている。突部80は、第1実施例と同様にして形成することができる。また、天板30aには、プーリーカバー30cを装着した際にプーリーカバー30cに形成された突部80と同位置に突部80の形状と同形状に形成されたプーリー装着孔30dが設けられている。
また、天板30aと、プーリーカバー30cとが気密に装着することができるように、プーリー装着孔30dの近傍や突部80の基部近傍にゴム板等から成るシール部材が配設されていれば、なお好適である。
以上に説明した天板30aおよびプーリーカバー30cを用いてトップケース30を構成すれば、図8に示すように、天板30aの内面からプーリーカバー30cに形成された突部80があらわれる。つまり、本実施例におけるトップケース30を、第1実施例におけるトップケースと実質的に同一な、光ディスク側に突出する突部80を有するトップケース30とすることができ、しかも、非常に安価にトップケースを生産することが可能になる。
本発明に係る光ディスク装置の全体構成を示す説明図である。 図1の光ディスク装置におけるトレイの平面図である。 図1の光ディスク装置におけるトッププレートの底面図である。 本実施の形態における光ディスク装置の概略説明断面図である。 本発明にかかる光ディスク装置と従来技術の光ディスク装置における光ディスクのブレを示したグラフである。 本発明にかかる光ディスク装置と従来技術の光ディスク装置における光ディスクのブレを示したグラフである。 実施例2におけるトップケースの組み立て斜視図である。 図7に示すトップケースの組み立て状態を示す斜視図である。
符号の説明
10 光ディスク装置
12 本体部
20 トレイ
22 載置部
22z 内底面
30 トップケース
30a 天板
40 光ディスク
40a 外周端面
40b 対向縁部
40c 対向面
70 第1の突部
80 第2の突部
80a 対向端面

Claims (6)

  1. 光ディスクを載置すべく凹状に形成された載置部を有するトレイと、
    該トレイの載置部を覆うように設けられたトップケースを具備し、
    光ディスクへのデータの書き込みおよび/または光ディスクのデータの読み取りをする光ディスク装置において、
    前記トップケースには、前記光ディスクの載置部に載置された光ディスクの対向縁部近傍まで延出する突部が形成されていることを特徴とする光ディスク装置。
  2. 光ディスクを載置すべく凹状に形成された載置部を有するトレイと、
    該トレイの載置部を覆うように設けられたトップケースを具備し、
    光ディスクへのデータの書き込みおよび/または光ディスクのデータの読み取りをする光ディスク装置において、
    前記トップケースには、前記光ディスクの載置部に載置された光ディスクの対向縁部近傍まで延出する突部が形成され、
    前記トレイには前記光ディスクの載置部に載置された光ディスクの外周端面の外方を覆う突部が形成されていることを特徴とする光ディスク装置。
  3. 前記トレイおよび/または前記トップケースに形成される突部は、光ディスクの外周部のうち1/4以上にわたって設けられていることを特徴とする請求項1または2に記載の光ディスク装置。
  4. 前記トップケースに形成される突部は、当該突部の対向端面と前記光ディスクの対向縁部との離間距離が、前記光ディスクの載置部の内底面と、当該載置部に載置した光ディスクの対向面との離間距離に等しくなるように形成されていることを特徴とする請求項1乃至3いずれか一項に記載の光ディスク装置。
  5. 前記トレイに形成される突部の高さは、前記トップケースに形成されている突部と入り組む高さに形成されていることを特徴とする請求項2乃至4いずれか一項に記載の光ディスク装置。
  6. 前記トレイおよび/または前記トップケースに形成される突部は、光ディスクを出し入れする側に設けられていることを特徴とする請求項1乃至5いずれか一項に記載の光ディスク装置。
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