JP2004259223A - 印刷装置および節電制御方法およびコンピュータが読み取り可能な記憶媒体およびプログラム - Google Patents

印刷装置および節電制御方法およびコンピュータが読み取り可能な記憶媒体およびプログラム Download PDF

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Abstract

【課題】ホストコンピュータとの通信状態に影響されずに、プリンタ側で適切なタイミングでホストコンピュータ上で印刷処理が必要なアプリケーションが動作中であるか否かを認知して、節電制御状態をスリープ状態あるいは印刷開始可能な通常状態に遷移させることである。
【解決手段】ホストコンピュータ3−1から受信する印刷データに基づいて印刷処理を行う印刷装置において、ホストコンピュータ3−1からの登録指示に基づき、印刷処理を伴う印刷アプリケーションをメモリに登録しておき、ホスト監視制御部3−9が該登録された印刷アプリケーションの実行状態をホストコンピュータ3−1に問い合わせて調査して、該調査結果に基づき、電力消費制御部3−5がスリープモードあるいはスタンバイモードのいずれかのモードへモード切り替えを制御する構成を特徴とする。
【選択図】 図4

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、ホストコンピュータから受信する印刷データに基づいて印刷処理を行う印刷装置および節電制御方法およびコンピュータが読み取り可能な記憶媒体およびプログラムに関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来、ネットワークコンピュータシステムにおいて、ネットワークに接続されているプリンタは、データが一定時間以上受信されない場合、省電力化の為に、プリンタ全体の電力消費量を抑える状態(スリープモードと)に、プリンタの状態を移行しデータを受信、またはスリープモードの解除をする為の電源を制御するための特定コマンド(以降 電源制御コマンドと呼ぶ)を受信すると印刷実行可能状態(以降、通常状態と呼ぶ)にプリンタの状態の移行を行う制御を実行していた。
【0003】
例えば、特許文献1には、ホストコンピュータにおいて所定の条件が整うとプリンタに対してスリープ移行命令、或は、起動命令を発行するホストコンピュータが開示されており、さらにホストコンピュータでは複数の条件の候補からユーザが選択/非選択することができるユーザインタフェースを提供することが開示されている。
【0004】
【特許文献1】
特開2000−218894号公報
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
このようにプリンタがデータを受信してから通常状態に移行するため、例えば通常状態から実際に印字動作を行うまでの時間(以降、ウォームアップ時間と呼ぶ)が長いプリンタの場合、印刷データを送ったユーザは実際に印刷されるまでウォームアップ時間待たされてしまう問題が発生する。
【0006】
この問題を回避するために、従来は印刷データを送信するホストから電源制御コマンドをプリンタに送信してプリンタを通常状態に遷移させる制御を実行していた。
【0007】
しかしながら、印刷データを送信するホストから電源制御コマンドを印刷データより先に送信してプリンタを通常状態にする場合、ホスト側で電源制御コマンドを送信しなければならず送信する時期をホスト側で判断する必要がある。
【0008】
例えば、複数のクライアントにより共有されプリンタに対して、各々のクライアントにおける判断においてプリンタに起動命令や節電命令を行うような形態では各々のクライアントにおいて整合性の節電状態を維持することは困難になる。
【0009】
本発明は、上記の問題点を解決するためになされたもので、本発明の目的は、ホストコンピュータから受信する印刷データに基づいて印刷処理を行う印刷装置において、ホストコンピュータからの登録指示に基づき、印刷処理を伴う印刷アプリケーションをメモリに登録しておき、該登録された印刷アプリケーションの実行状態を前記ホストコンピュータに問い合わせて調査して、該調査結果に基づき、モード切り替えを制御することにより、ホストコンピュータとの通信状態に影響されずに、プリンタ側で適切なタイミングでホストコンピュータ上で印刷処理が必要なアプリケーションが動作中であるか否かを認知して、節電制御状態をスリープ状態あるいは印刷開始可能な通常状態に遷移させることができる印刷装置および節電制御方法およびコンピュータが読み取り可能な記憶媒体およびプログラムを提供することである。
【0010】
【課題を解決するための手段】
本発明に係る第1の発明は、複数のホストコンピュータと通信可能で、前記ホストコンピュータから受信する印刷データに基づいて印刷処理を行う印刷装置であって、複数段階の何れかの電力状態に移行させる移行制御手段と、前記複数のホストコンピュータにプログラム起動情報を取得する取得手段(図4に示すホスト監視制御部3−9)とを有し、前記移行制御手段は、前記取得手段により取得された情報に応じて、複数段階の何れかに電力状態を移行させることを特徴とする。
【0011】
本発明に係る第2の発明は、前記取得手段は、問合せ手段からなることを特徴とする。
【0012】
本発明に係る第3の発明は、前記プログラムと前記複数段階の何れかの電力状態との対応テーブルを記憶する記憶手段とを有し、前記移行制御手段は、前記対応テーブルと前記取得手段により取得されたプログラム起動情報とに基づき、電力状態を移行させることを特徴とする。
【0013】
本発明に係る第4の発明は、前記プログラム起動情報は、前記ホストコンピュータの記憶部に記憶されたプログラムと複数段階の何れかの電力状態との対応テーブルに基づき前記ホストコンピュータで決定されたものであることを特徴とする。
【0014】
本発明に係る第5の発明は、複数のホストコンピュータと通信可能で、前記ホストコンピュータから受信する印刷データに基づいて印刷処理を行う印刷装置における節電制御方法であって、複数段階の何れかの電力状態に移行させる移行制御ステップ(図7のステップS505,図9に示すステップS905,図10に示すステップS1003〜S1010)と、前記複数のホストコンピュータにプログラム起動情報を取得する取得ステップとを有し、前記移行制御ステップは、前記取得ステップにより取得された情報に応じて、複数段階の何れかに電力状態を移行させることを特徴とする。
【0015】
本発明に係る第6の発明は、前記取得ステップは、問合せステップからなることを特徴とする。
【0016】
本発明に係る第7の発明は、前記移行制御ステップは、前記プログラムと前記複数段階の何れかの電力状態との対応テーブルと前記取得ステップにより取得されたプログラム起動情報とに基づき、電力状態を移行させることを特徴とする。
【0017】
本発明に係る第8の発明は、前記プログラム起動情報は、前記ホストコンピュータの記憶部に記憶された、プログラムと複数段階の何れかの電力状態との対応テーブルに基づき前記ホストコンピュータで決定されたものであることを特徴とする。
【0018】
本発明に係る第9の発明は、第5〜第8の発明のいずれかに記載の節電制御方法を実現するプログラムをコンピュータが読み取り可能な記憶媒体に記憶したことを特徴とする。
【0019】
本発明に係る第10の発明は、第5〜第8の発明のいずれかに記載の節電制御方法を実現するプログラムであることを特徴とする。
【0020】
【発明の実施の形態】
〔第1実施形態〕
図1は、本発明の第1実施形態を示す印刷システムの構成を説明するブロック図である。なお、本発明の機能が実行されるのであれば、単体の機器であっても、複数の機器からなるシステムであっても、LAN(ローカルエリアネットワーク(Local Area Network)),WAN(ワイドエリアネットワーク(Wide Area Network))等のネットワークを介して接続がなされ処理が行われるシステムであっても、本発明を適用できることはいうまでもない。
【0021】
第1実施形態に係るプリント制御システムは、ホストコンピュータ3000とプリンタ1500とから構成されている。ホストコンピュータ3000は、CPU1とRAM2と、ROM3とキーボードコントローラ(KBC)5と、CRTコントローラ(CRTC)6と、ディスクコントローラ(DKC)7と、プリンタコントローラ(PRTC)8と、キーボード(KB)9と、CRTディスプレイ(CRT)10と、ハードディスクやフレキシブルディスク等の外部メモリ11とを備えている。
【0022】
まず、ホストコンピュータ3000の各部の構成を詳述すると、CPU1はシステムバス4に接続された各デバイスを総括的に制御する中央処理装置であり、ROM3のプログラム用ROM3bあるいは外部メモリ11に記憶された文書処理プログラム等に基づいて、図形、イメージ、文字、表(表計算等を含む)等が混在した文書処理を実行する。
【0023】
また、CPU1は、例えばRAM2上に設定された表示情報RAMへのアウトラインフォントの展開(ラスタライズ)処理を実行し、CRTディスプレイ10上でのWYSIWYG(What You See Is What You Get:CRTディスプレイ画面上に見えているそのままの大きさや形で印刷できる機能)を可能としている。
【0024】
さらに、CPU1はCRTディスプレイ10上のマウスカーソル(図示しない)等で指示されたコマンドに基づいて登録された種々のウインドウを開き、種々のデータ処理を実行する。ユーザはプリンタ1500を使用して印刷するた際、印刷の設定に関するウインドウを開き、プリンタ1500の設定や印刷モードの選択を含むプリンタドライバに対する印刷処理方法の設定を行うことができるようになっている。
【0025】
RAM2は、CPU1の主メモリ,ワークエリア等として機能する。ROM3はフォント用ROM3aと、プログラム用ROM3bと、データ用ROM3cとを備えている。フォント用ROM3aあるいは外部メモリ11は、上記文書処理の際に使用するフォントデータなどを記憶する。プログラム用ROM3bあるいは外部メモリ11は、CPU1の制御プログラムであるオペレーティングシステム(OS)等を記憶する。
【0026】
データ用ROM3cあるいは外部メモリ11は、上記文書処理等を行う際に使用する各種のデータを記憶する。
【0027】
キーボードコントローラ(KBC)5は、キーボード9やポインティングデバイス(図示しない)からのキー入力を制御する。CRTコントローラ(CRTC)6は、CRTディスプレイ10の表示を制御する。ディスクコントローラ(DKC)7は、外部メモリ11とのアクセスを制御する。
【0028】
プリンタコントローラ(PRTC)8は、双方向インタフェース21を介してプリンタ1500に接続されて、プリンタ1500との通信制御処理を実行する。キーボード9は、各種キーを備えている。
【0029】
CRTディスプレイ(CRT)10は、図形,イメージ文字,表等を表示する。外部メモリ11はハードディスク(HD),フレキシブルディスク(FD)等から構成されており、ブートプログラム,各種のアプリケーション,フォントデータ,ユーザファイル,編集ファイル,プリンタ制御コマンド生成プログラム(プリンタドライバ)等を記憶する。
【0030】
上述したCPU1,RAM2,ROM3,キーボードコントローラ(KBC)5,CRTコントローラ(CRTC)6,ディスクコントローラ(DKC)7,プリンタコントローラ(PRTC)8は、コンピュータ制御ユニット2000上に配設されている。
【0031】
次に、プリンタ1500各部の構成を詳述する。
【0032】
プリンタ1500において、CPU12は、システムバス15に接続された各デバイスを統括的に制御する中央処理装置であり、ROM13のプリンタ用ROM13b(後述)に記憶された制御プログラム等あるいは外部メモリ14に記憶された制御プログラム等に基づいて印刷部(プリンタエンジン)17に出力情報としての画像信号を出力する。また、CPU12は、入力部18を介してホストコンピュータ3000との通信処理が可能となっており、プリンタ1500内の情報等をホストコンピュータ3000に通知できる構成となっている。
【0033】
RAM19は、CPU12の主メモリや、ワークエリア等として機能し、増設ポートに接続されるオプションRAM(図示しない)によりメモリ容量を拡張することができるように構成されている。なお、RAM19は、出力情報展開領域,環境データ格納領域,NVRAM等に用いられる。
【0034】
ROM13は、フォント用ROM13aと、プログラム用ROM13bと、データ用ROM13cとを備えている。
【0035】
フォント用ROM13aは、上記出力情報を生成する際に使用するフォントデータを記憶する。プログラム用ROM13bは、CPU12の制御プログラムを記憶する。データ用ROM13cは、プリンタ1500にハードディスク等の外部メモリ14が接続されていない場合には、ホストコンピュータ3000上で利用される情報等を記憶する。
【0036】
入力部18は、双方向性インタフェース21を介してプリンタ1500とホストコンピュータ3000との間におけるデータの送受を行う。印刷部インタフェース(I/F)16は、CPU12と印刷部17との間におけるデータの送受を行う。メモリコントローラ(MC)20は、外部メモリ14のアクセスを制御する。印刷部17は、CPU12の制御に基づき印刷動作を行う。操作部1501は、各種操作のためのスイッチや表示手段(例えばLED表示器)等を備えている。
【0037】
外部メモリ14は、ハードディスク(HD)、ICカード等から構成されており、プリンタ1500にオプションとして接続される。外部メモリ14は、フォントデータ、エミュレーションプログラム、フォームデータ等を記憶するものであり、メモリコントローラ(MC)20によりアクセスが制御される。なお、外部メモリ14は、1個に限らず、複数個備えることが可能となっている。すなわち、内蔵フォントに加えてオプションカード、言語系の異なるプリンタ制御言語を解釈するプログラムを格納した外部メモリを複数接続できるように構成されていてもよい。さらに、NVRAM(図示しない)を有し、操作部1501からのプリンタモード設定情報を記憶するようにしてもよい。
【0038】
上述したCPU12,RAM19,ROM13,入力部18,印刷部インタフェース(I/F)16,メモリコントローラ(MC)20は、プリンタ制御ユニット1000上に配設されている。
【0039】
なお、外部メモリ14には、後述するホストコンピュータ上のアプリケーションと所定の節電状態が対応付けられたアプリケーション登録テーブルが登録されている。また、ここで、外部メモリ14への所定のアプリケーションの登録は複数可能であり、ユーザ所望の任意のアプリケーションを登録することができる。そして、CPU12は、後述するフローチャートの手順に従って、該登録されたアプリケーション登録テーブルを参照して、定期的に、あるいは設定されたタイミングで、ホストコンピュータ3000に登録アプリケーションの起動状態(プロセス実行状態)を問い合わせて、印刷部17等への通電状態を制御する。
【0040】
図2は、本発明の第1実施形態を示す印刷装置を適用可能な印刷システムの一例を示す図である。
【0041】
図2において、本実施形態によるネットワーク113上のプリントシステムは、ネットワーク13を通じてホストコンピュータ111,112とプリンタ114,115とが接続されている。
【0042】
図3は、図2に示したホストコンピュータ111,112のモジュール構成を説明する図であり、図2に示したホストコンピュータ111,112上で動作するプログラムの構成に対応する。
【0043】
図3において、ホストコンピュータ112またはホストコンピュータ111内のプログラム2−1は、ユーザが登録するホストコンピュータ内で印刷を行うアプリケーションを記憶するアプリケーション登録テーブル2−2をホスト内記憶装置(メモリ等)にもつ。このアプリケーション登録テーブル2−2にユーザ所望のアプリケーションを登録する為のユーザインタフェースを起動させる手段もホストコンピュータは備える。また、後述の図4には図示されていないが、操作部には各種操作のためのスイッチや表示手段等が備えられており、所定のアプリケーションの登録をプリンタに設けられた操作部から行えるようにしても良い。
【0044】
図4は、図2に示したプリンタ114,115の構成を示すブロック図である。
【0045】
図4において、3−3はインタフェースで、ネットワーク3−2を介して、ホストコンピュータ3−1とのデータ送受信の為に利用する。3−4はネットワーク制御部で、ネットワーク3−2を介してホストコンピュータとの通信を管理する。3−5は電力消費制御部で、プリンタ各部の電力供給停止及び電力供給を段階的に制御する。3−6は制御部で、図示しないROMやRAMを含むCPUを有し、装置全体をコントロールする。
【0046】
3−7はコマンド解析部で、ホストコンピュータ3−1からの印刷データ及び印刷制御コードを解析する。3−8はパターン展開部で、文字やイメージの印刷データを展開する。3−9はホスト監視制御部で、ネットワーク制御部3−4を介して、ホストコンピュータ3−1のプログラム2−1とのやり取りを行い、ホストコンピュータ3−1内の印刷を行うアプリケーションの起動を検知する。
【0047】
3−10は出力部で、展開した印刷データを印刷する。操作部3−12は、各種操作のための液晶タッチパネルなどのスイッチや表示手段の機能を備える。3−11は内部バスで、上記3−3〜3−9、3−12と出力部3−10とをアクセス可能に接続されている。
【0048】
次に、ホストコンピュータ3−1で動作するプログラムの制御過程を示すフローチャートである図5,図6及びプリンタの制御過程を示すフローチャートである図7を参照して説明する。
【0049】
図5は、本発明に係る情報処理装置における第1のデータ処理手順の一例を示すフローチャートであり、図2に示したプログラム2−1による処理手順に対応する。なお、S301,S302は各ステップを示す。
【0050】
まず、ネットワーク113上のホストコンピュータ111上で動作するプログラム2−1は、アプリケーションと所定の節電状態との対応設定の入力を受け付ける(S301)。次に、入力された所定のアプリケーションと所定の節電状態との対応関係をアプリケーション登録テーブル2−2に登録して保持して(S302)、処理をリターンする。
【0051】
これにより、複数のアプリケーションを管理することできるとともに、後述するように、該アプリケーション登録テーブル2−2をプリンタに登録することも可能となる。ここで、所定のアプリケーションとしては例えば文書作成ソフトウェアや、図形編集アプリケーションや、プリンタドライバソフトウェアに相当する。また、所定の節電状態としては、出力部への供給電力量を複数段階供給する内の何れかの節電状態に相当する。例えば、出力部が定着装置から構成されるような場合に、定着装置の保持温度を「高め」、「中くらい」、「低め」の三段階に分類し、この何れかを所定の節電状態に該当させることができる。この三段階の節電状態を以後の説明において第1節電状態、第2節電状態、第3節電状態と呼こともある。また、特に第1節電状態のことを印刷をすぐさまに実行できる状態に対応すると言う意味で通常状態と、また、第2、第3節電状態をスリープ状態という場合もある。
【0052】
なお、ホストコンピュータ111からのコマンドで、該アプリケーション登録テーブル2−2をプリンタに登録するように構成してもよい。
【0053】
図6は、本発明に係る情報処理装置における第2のデータ処理手順の一例を示すフローチャートであり、図2に示したプログラム2−1による処理手順に対応する。なお、S401,S402は各ステップを示す。
【0054】
上記図5に示す処理が終了した後、プリンタ114またはプリンタ115からのアプリケーション登録テーブルの取得要求の受信を待って(S401)、プリンタ114またはプリンタ115からのアプリケーション登録テーブルの取得要求を受信したら、プリンタ114またはプリンタ115にアプリケーション登録テーブルを返信して(S402)、処理をステップ(S401)へ戻る。ここで、プリンタ114またはプリンタ115に返信されたアプリケーション登録テーブルはプリンタに保持される。
【0055】
図7は、本発明に係る印刷装置における第1のデータ処理手順の一例を示すフローチャートであり、図2に示したプリンタ114またはプリンタ115における図4に示したホスト監視制御部3−9,電力消費制御部3−5による制御手順に対応する。なお、S501〜S507は各ステップを示す。以下、説明上、プリンタ114,115は、単にプリンタと称する。
【0056】
まず、プリンタ114は、ホスト監視制御部3−9の制御の下で、プリンタ自身が所定の節電状態であるか否かを監視する(S501)。この場合の所定の節電状態としては、上に説明した定着装置の保持温度を「低め」に設定した第3節電状態とする。
【0057】
プリンタが第3節電状態になった事を検知した場合、ネットワーク制御部3−4の管理の基にインタフェース3−3並びにホスト監視制御部3−9を用いてネットワーク3−2に接続されたホストコンピュータ3−1上に、所定のアプリケーションが起動しているかを検知する特定印刷アプリケーション検知要求をブロードキャスト送信する(S502)。これは、ホストコンピュータにおいて起動している任意のプログラム(アプリケーション)を要求するものに対応する。よって、ホストコンピュータでは特に所定のアプリケーション等が起動しているか否かを解析する必要はない。尚、ホストコンピュータが解析を伴う形態は第2実施形態にて詳しく説明することとする。
【0058】
一方、プリンタ114またはプリンタ115は、ネットワーク制御部3−4の管理の下で、インタフェース3−3を介して印刷アプリケーション検知要求に対する返信を受信したか否かを判断する(S503)。ステップS503においては、ステップS502の問い合わせに対して複数のホストコンピュータから応答がなされる。よって、ステップS504では複数のホストコンピュータから通知される複数のアプリケーションの起動状況を統合的に解析する処理がなされる。このようなプリンタが複数のホストコンピュータから収集した任意の起動プログラムの情報を解析する解析方法を第1解析方法と呼ぶ。
【0059】
ステップS504にて受信した内容が、アプリケーション登録テーブルに登録された、第2節電状態に対応するアプリケーションが起動しているというものであれば、ステップS505にて出力部3−10の電源状態を第3節電状態から第2節電状態に移行する。
【0060】
また、ステップS504にて受信した内容が、アプリケーション登録テーブルに登録された、第1節電状態に対応するアプリケーションが起動しているというものであれば、ステップS505にて出力部3−10の電源状態を第3節電状態から第1節電状態に移行する。
【0061】
一方、スリープを解除する必要がないと判断されれば処理をステップS501に戻す。
【0062】
このように、第1実施形態におけるプリンタは、複数段階に電力供給を停止して所定の節電状態に移行させるスリープモードまたは複数段階の電力供給により所定の電力状態に移行させる手段を備え、ホストコンピュータからの登録指示に基づき、所定の印刷アプリケーションを所定の節電状態に対応させてメモリに登録し、登録されたアプリケーションの実行状態を前記ホストコンピュータに問い合わせて調査し、この調査結果に基づき、所定の節電モードに移行することができるので、アプリケーションの起動状況に応じた適切な電力状態に移行することが可能となる。
【0063】
図7の説明に戻ると、ステップS506において、印刷データを受信したか否かの判断がなされ、所定時間以内に印刷データを受信すると受信した印刷データに基づく画像形成が行える通常状態(第1節電状態)に移行し(ステップS507)、受信した印刷データに基づく画像形成を出力部3−10により行う。尚、ステップS505で既に第1節電状態に移行している場合にはステップS507の処理は省略される。
【0064】
一方、ステップS506の処理において所定時間以内に印刷データを受信しなかった場合には(ステップS506のNo)、節電状態を再び第3節電状態に移行させた後、ステップS501に処理を戻す。
【0065】
これにより、プリンタ114またはプリンタ115が主体となって、第3節電状態のスリープモード時に、ホストコンピュータに所定のプログラムが起動しているかどうかを検出して、第3節電状態を解除して第1節電状態或は第2節電状態へ復帰することによる出力部への通電制御等を行い、印刷プロセス要求時に印刷開始までに要するウエイト時間を大幅に短縮するとともに、効率的に消費電力を節減することが可能となる。
【0066】
以上のように第1実施形態によれば、複数のホストコンピュータと通信可能で、前記ホストコンピュータから受信する印刷データに基づいて印刷処理を行う印刷装置において、ステップS504のような解析を行うことにより、複数段階の何れかの電力状態に移行させる手段を備えると共に、複数のホストコンピュータにプログラム起動情報を取得し、該取得された情報に応じて、複数段階の何れかに電力状態を移行させる移行制御を行うことができる印刷装置が実現された。
【0067】
〔第2実施形態〕
なお、上記実施形態では、プリンタ114またはプリンタ115が主体としてホストコンピュータに所定のアプリケーションプログラムが起動しているかどうかを検出する場合について説明したが、プリンタ114またはプリンタ115は、単に印刷アプリケーション検知要求のみをネットワーク上にブロードキャストして、その検知要求に応じたホストコンピュータにおける解析結果の応答状態を判別して、複数段階の何れかの節電状態の解除または維持を実行するように制御しても良い。節電状態の解除とは、例えば、上述した第3節電状態から第2節電状態に移行することや、第2節電状態から第1節電状態に移行することをさす。
【0068】
次に、ホストコンピュータ3−1で動作するプログラムの制御過程を示すフローチャートである図5,図8、及びプリンタの制御過程を示すフローチャートである図9を参照して説明する。
【0069】
図8は、本発明に係る情報処理装置における第3のデータ処理手順の一例を示すフローチャートであり、図2に示したプログラム2−1による処理手順に対応する。なお、S801〜S803は各ステップを示す。
【0070】
上記図5に示す処理が終了した後、プリンタ114またはプリンタ115からの印刷アプリケーション検知要求の受信を待って(S801)、プリンタ114またはプリンタ115からの印刷アプリケーション検知要求を受信したら、ホストコンピュータに保持されるアプリケーション登録テーブル2−2に登録されたアプリケーションが起動しているかどうかを判断して(S802)、アプリケーション登録テーブル2−2に登録されたアプリケーションが起動していないと判断した場合は、ステップ(S801)へ戻り、プリンタ114またはプリンタ115からの印刷アプリケーション検知要求の受信を待つ(S801)。
【0071】
一方、ステップ(S802)で、登録されているアプリケーションが起動していると判断した場合には、印刷アプリケーション検知要求を送信したプリンタ(図1に示す印刷システム例では、プリンタ114またはプリンタ115のいずれか)に返信して(S803)、処理はステップ(S801)へ戻る。
【0072】
図9は、本発明に係る印刷装置における第2のデータ処理手順の一例を示すフローチャートであり、図2に示したプリンタ114またはプリンタ115における図4に示したホスト監視制御部3−9,電力消費制御部3−5による制御手順に対応する。なお、(S901)〜(S907)は各ステップを示す。
【0073】
まず、例えばプリンタ114は、ホスト監視制御部3−9の制御の下で、プリンタ自身がスリープ状態であるか否かを監視して(S901)、プリンタが第3節電状態であるスリープ状態になった事を検知した場合、ネットワーク制御部3−4の管理の基にインタフェース3−3並びにホスト監視制御部3−9を用いてネットワーク3−2に接続されたホストコンピュータ3−1上に印刷を行うアプリケーションが起動していかを検知する印刷アプリケーション検知要求をブロードキャスト送信する(S902)。
【0074】
一方、プリンタは、ネットワーク制御部3−4の管理の下で、インタフェース3−3を介して印刷アプリケーション検知要求に対する返信を受信する(S903)。ステップS903においては、ステップS902の問い合わせに対して複数のホストコンピュータの夫々においてアプリケーション登録テーブルに基づき解析された解析結果が受信される。
【0075】
よって、ステップS904では複数のホストコンピュータから通知される夫々の解析結果を示す情報を統合的に加味した解析がなされ第1節電状態或は第2節電状態への移行がなされる。このステップS904におけるホストコンピュータが解析の主体となり、その解析結果をプリンタにて受信する方法を第2解析方法と呼ぶ。
【0076】
受信した内容がホストコンピュータからスリープを解除することを示すものであれば、処理をステップS905に移行させる。一方、ホストコンピュータから受信した内容がスリープを解除する必要がないことを示すものであれば、第3節電状態を維持したまま、処理をステップS501に戻す。なお、ステップS906,S907は図7に示したステップS506,S507と同様である。
【0077】
これにより、プリンタ114またはプリンタ115が主体となって、第3節電状態時に、ホストコンピュータに印刷プロセスを実行するプログラムが起動しているかどうかを検出して、第3節電状態を解除して第2節電状態や第1節電状態へ復帰することができる。また、どのようなアプリケーションを起動させているかの解析はホストコンピュータにおいて実行されるので、プリンタの負荷を軽減することができる。
【0078】
第3節電状態から、第2節電状態に移行するか或は第1節電状態に移行するかはプリンタにおける設定に基づくものであり、プリンタにはアプリケーション検知要求に対する返信を受信した場合に第3節電状態から第1節電状態に移行する設定や、第3節電状態から第2節電状態に移行するよう設定がなされている。
【0079】
また、別の仕組みとしては、プリンタからのアプリケーション検知要求に対してホストコンピュータがアプリケーション登録テーブル2−2に登録されたどのアプリケーションが起動しているかに応じた返信をプリンタにするようにすることが考えられる。この場合には、アプリケーション種別毎に第3節電状態からどの節電状態に移行するかが設定されており、ホストコンピュータからは起動するアプリケーションに応じた返信を行う。返信する内容としてはプリンタにおいてどの節電モードに移行すべきかを特定できる情報であれば良い。
【0080】
これにより、出力部への通電制御等を行い、印刷プロセス要求時に印刷開始までに要するウエイト時間を大幅に短縮するとともに、効率的に消費電力を節減することが可能となる。
【0081】
上記実施形態によれば、従来技術においては印刷データを送信するホストから電源制御コマンドをプリンタに送信してプリンタのスリープ状態を解除する必要があったが、ネットワークに接続されたホストコンピュータで動作している印刷可能なアプリケーションの有無をプリンタが自ら問い合わせることで、プリンタスリープ解除をすべきかをホストコンピュータからの電源制御コマンドではなく、プリンタ自身でスリープモードを解除するかを判断する事が可能となった。
【0082】
以上のように第2実施形態によれば、複数のホストコンピュータと通信可能で、前記ホストコンピュータから受信する印刷データに基づいて印刷処理を行う印刷装置において、ステップS904のようなホストコンピュータのインテリジェントの解析に応じて、複数段階の何れかの電力状態に移行させる手段を備えると共に、複数のホストコンピュータにプログラム起動情報を取得し、該取得された情報に応じて、複数段階の何れかに電力状態を移行させる移行制御を行うことができるようになった。
【0083】
〔第3実施形態〕
上記第1及び第2実施形態では、プリンタの節電状態をスリープ状態から通常状態に復帰させることについて説明してきた。第3実施形態においては更に、通常状態からスリープ状態に移行させる処理について詳しく説明する。尚、第3実施形態における処理は第1及び第2実施形態におけるホストコンピュータ、プリンタにより行われるものとする。
【0084】
プリンタの制御過程を示すフローチャートである図10を参照して説明する。
【0085】
図10は、本発明に係る印刷装置における第3のデータ処理手順の一例を示すフローチャートであり、図2に示したプリンタ114またはプリンタ115における図4に示したホスト監視制御部3−9,電力消費制御部3−5による制御手順に対応する。なお、S1001〜S1010は各ステップを示す。
【0086】
まず、プリンタ114は、ネットワーク上の複数のホストコンピュータに対してアプリケーション検知要求を問い合わせる(S1001)。そして、各ホストコンピュータからの起動プログラム情報を受信する(S1002)。
【0087】
ステップS1002において受信する情報内容及び受信した内容の解析の方法は上述の第1解析ステップ、第2解析ステップの何れも適用可能とする。
【0088】
ステップS1003においては、第1節電状態に移行するべくプログラムの起動が無いか否かの判断が行われる。起動無しと判断された場合には第2節電状態に移行する(S1004)。一方、ステップS1003において起動有りと判断された場合には、処理をステップS1005に移行させる。
【0089】
ステップS1005では、第2節電状態に移行するべくプログラムの起動が無しか否かの判断が行われる。無しと判断されれば第3節電状態に移行する(S1006)。
【0090】
一方、第2節電状態に移行するべくプログラムの起動が有りと判断された場合(S1005でNo)には、印刷データを受信したか否かの判断が行われ(S1008)、印刷データを受信したと判断されれば電源状態を通常状態に移行させた後に、メディアへの画像記録を含む印刷処理を実行する(S1010)。
【0091】
一方、ステップS1008で、印刷データを受信していないと判断された場合には、所定時間経過したか否かを判断する(S1009)。所定時間を計時するタイマは通常状態に遷移したタイミングや、印刷終了時のタイミングなど、通常状態に遷移したことに基づく任意のタイミングが適用可能であることはいうまでも無い。
【0092】
そして、ステップS1009において、所定時間経過していないとされた場合にはステップS1001へ移行し、所定時間経過したとされた場合には処理をステップS1006へ移行させる。
【0093】
以上のように第3実施形態によれば、複数段階に電力供給を停止して所定の電力状態のモードに移行させる機能を備えるプリンタにおいて、登録指示に基づき登録されたアプリケーションの実行状態を前記ホストコンピュータに問い合わせて調査し、この調査結果に基づき、所定の節電状態に移行するというインテリジェントな機能を実現できる。
【0094】
また、第3実施形態におけるプリンタはステップS1007にも示されるように、第1実施形態及び第2実施形態の機能も備えるので、複数段階に電力供給を停止して所定の電力状態に移行させる機能を備えるプリンタにおいて登録指示に基づき登録されたアプリケーションの実行状態を前記ホストコンピュータに問い合わせて調査し、この調査結果に基づき、所定の電力状態に移行するというインテリジェントな機能を実現できる。
【0095】
〔第4実施形態〕
上記実施形態では、プリンタがホストコンピュータに問合せを行い、問合せに応じた応答を各ホストコンピュータから取得するように説明してきたが、これに限定されるものではなく、上記各実施形態のホストコンピュータからの情報の通知を、ホストコンピュータから所定タイミングで自発的に行わせるようにしても良い。ホストコンピュータの自発的な通知に基づいて取得されたアプリケーションの起動情報(プログラム起動情報)を取得した後のプリンタの処理は第1乃至第3実施形態と同様とするので詳細な説明は省略する。
【0096】
以下、図11,図12に示すメモリマップを参照して本発明に係る情報処理装置,プリンタで読み取り可能なデータ処理プログラムの構成について説明する。
【0097】
図11は、本発明に係る情報処理装置で読み取り可能な各種データ処理プログラムを格納する記憶媒体のメモリマップを説明する図であり、図12は、本発明に係るプリンタで読み取り可能な各種データ処理プログラムを格納する記憶媒体のメモリマップを説明する図である。
【0098】
なお、特に図示しないが、記憶媒体に記憶されるプログラム群を管理する情報、例えばバージョン情報,作成者等も記憶され、かつ、プログラム読み出し側のOS等に依存する情報、例えばプログラムを識別表示するアイコン等も記憶される場合もある。
【0099】
さらに、各種プログラムに従属するデータも上記ディレクトリに管理されている。また、各種プログラムをコンピュータにインストールするためのプログラムや、インストールするプログラムが圧縮されている場合に、解凍するプログラム等も記憶される場合もある。
【0100】
本実施形態における図5〜図10に示す機能が外部からインストールされるプログラムによって、ホストコンピュータにより遂行されていてもよい。そして、その場合、CD−ROMやフラッシュメモリやFD等の記憶媒体により、あるいはネットワークを介して外部の記憶媒体から、プログラムを含む情報群を出力装置に供給される場合でも本発明は適用されるものである。
【0101】
以上のように、前述した実施形態の機能を実現するソフトウェアのプログラムコードを記録した記憶媒体を、システムあるいは装置に供給し、そのシステムあるいは装置のコンピュータ(またはCPUやMPU)が記憶媒体に格納されたプログラムコードを読出し実行することによっても、本発明の目的が達成されることは言うまでもない。
【0102】
この場合、記憶媒体から読み出されたプログラムコード自体が本発明の新規な機能を実現することになり、そのプログラムコードを記憶した記憶媒体は本発明を構成することになる。
【0103】
プログラムコードを供給するための記憶媒体としては、例えば、フレキシブルディスク,ハードディスク,光ディスク,光磁気ディスク,CD−ROM,CD−R,磁気テープ,不揮発性のメモリカード,ROM,EEPROM等を用いることができる。
【0104】
また、コンピュータが読み出したプログラムコードを実行することにより、前述した実施形態の機能が実現されるだけでなく、そのプログラムコードの指示に基づき、コンピュータ上で稼働しているOS(オペレーティングシステム)等が実際の処理の一部または全部を行い、その処理によって前述した実施形態の機能が実現される場合も含まれることは言うまでもない。
【0105】
さらに、記憶媒体から読み出されたプログラムコードが、コンピュータに挿入された機能拡張ボードやコンピュータに接続された機能拡張ユニットに備わるメモリに書き込まれた後、そのプログラムコードの指示に基づき、その機能拡張ボードや機能拡張ユニットに備わるCPU等が実際の処理の一部または全部を行い、その処理によって前述した実施形態の機能が実現される場合も含まれることは言うまでもない。
【0106】
本発明は上記実施形態に限定されるものではなく、本発明の趣旨に基づき種々の変形(各実施形態の有機的な組合せを含む)が可能であり、それらを本発明の範囲から排除するものではない。
【0107】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明によれば、ホストコンピュータから受信する印刷データに基づいて印刷処理を行う印刷装置において、ホストコンピュータからの登録指示に基づき、印刷処理を伴う印刷アプリケーションをメモリに登録しておき、該登録された印刷アプリケーションの実行状態を前記ホストコンピュータに問い合わせて調査して、該調査結果に基づき、モード切り替えを制御するので、ホストコンピュータとの通信状態に影響されずに、プリンタ側で適切なタイミングでホストコンピュータ上で印刷処理が必要なアプリケーションが動作中であるか否かを認知して、節電制御状態をスリープ状態あるいは印刷開始可能な通常状態に遷移させることができるという効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施形態を示す印刷システムの構成を説明するブロック図である。
【図2】本発明の第1実施形態を示す印刷装置を適用可能な印刷システムの一例を示す図である。
【図3】図2に示したホストコンピュータのモジュール構成を説明する図である。
【図4】図3に示したプリンタの構成を示すブロック図である。
【図5】本発明に係る情報処理装置における第1のデータ処理手順の一例を示すフローチャートである。
【図6】本発明に係る情報処理装置における第2のデータ処理手順の一例を示すフローチャートである。
【図7】本発明に係る印刷装置における第1のデータ処理手順の一例を示すフローチャートである。
【図8】本発明に係る情報処理装置における第3のデータ処理手順の一例を示すフローチャートである。
【図9】本発明に係る印刷装置における第2のデータ処理手順の一例を示すフローチャートである。
【図10】本発明における印刷装置における第3のデータ処理手順の一例を示すフローチャートである。
【図11】本発明に係る情報処理装置で読み取り可能な各種データ処理プログラムを格納する記憶媒体のメモリマップを説明する図である。
【図12】本発明に係るプリンタで読み取り可能な各種データ処理プログラムを格納する記憶媒体のメモリマップを説明する図である。
【符号の説明】
3−1 ホストコンピュータ
3−3 インタフェース
3−4 ネットワーク制御部
3−5 電力消費制御部
3−6 制御部
3−7 コマンド解析部
3−8 パターン展開部
3−9 ホスト監視制御部
3−10 出力部

Claims (10)

  1. 複数のホストコンピュータと通信可能で、前記ホストコンピュータから受信する印刷データに基づいて印刷処理を行う印刷装置であって、
    複数段階の何れかの電力状態に移行させる移行制御手段と、
    前記複数のホストコンピュータにプログラム起動情報を取得する取得手段とを有し、
    前記移行制御手段は、前記取得手段により取得された情報に応じて、複数段階の何れかに電力状態を移行させることを特徴とする印刷装置。
  2. 前記取得手段は、問合せ手段からなることを特徴とする請求項1に記載の印刷装置。
  3. 前記プログラム起動情報と前記複数段階の何れかの電力状態との対応テーブルを記憶する記憶手段とを有し、
    前記移行制御手段は、前記対応テーブルと前記取得手段により取得されたプログラム起動情報とに基づき、電力状態を移行させることを特徴とする請求項1又は2に記載の印刷装置。
  4. 前記プログラム起動情報は、前記ホストコンピュータの記憶部に記憶されたプログラムと複数段階の何れかの電力状態との対応テーブルに基づき前記ホストコンピュータで決定されたものであることを特徴とする請求項1から3の何れかに記載の印刷装置。
  5. 複数のホストコンピュータと通信可能で、前記ホストコンピュータから受信する印刷データに基づいて印刷処理を行う印刷装置における節電制御方法であって、
    複数段階の何れかの電力状態に移行させる移行制御ステップと、
    前記複数のホストコンピュータにプログラム起動情報を取得する取得ステップとを有し、
    前記移行制御ステップは、前記取得ステップにより取得された情報に応じて、複数段階の何れかに電力状態を移行させることを特徴とする節電制御方法。
  6. 前記取得ステップは、問合せステップからなることを特徴とする請求項1に記載の節電制御方法。
  7. 前記移行制御ステップは、前記プログラムと前記複数段階の何れかの電力状態との対応テーブルと前記取得ステップにより取得されたプログラム起動情報とに基づき、電力状態を移行させることを特徴とする請求項5又は6に記載の節電制御方法。
  8. 前記プログラム起動情報は、前記ホストコンピュータの記憶部に記憶されたプログラムと複数段階の何れかの電力状態との対応テーブルに基づき前記ホストコンピュータで決定されたものであることを特徴とする請求項5〜7の何れかに記載の節電制御方法。
  9. 請求項5〜8のいずれかに記載の節電制御方法を実現するプログラムを記憶したことを特徴とするコンピュータが読み取り可能な記憶媒体。
  10. 請求項5〜8のいずれかに記載の節電制御方法を実現することを特徴とするプログラム。
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