JP2004258282A - 画像処理装置の音声ガイダンス方法 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】用紙ジャムが発生すると、割込み処理か否かが判別され(ステップ101)、割込み処理の場合には、ガイダンスステップpjsが0にセットされる(ステップ102)。次に、ガイダンスステップpjsが0か否かが判別され(ステップ103)、pjsが0の場合には、ガイダンスステップpj0の音声ガイダンスメッセージが再生される(ステップ104)。そして、このガイダンスメッセージpj0の再生後、ユーザが他の操作を行ったり、他のエラーが発生したりして、割込みがあると、区切音が再生された(ステップ109)後、ガイダンスステップpjsとして1が記憶されて(ステップ110)から、用紙ジャム発生の音声ガイダンスシーケンスが終了し、割り込んだ処理の音声ガイダンスシーケンスに移行する。
【選択図】 図3
Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、画像処理装置に関し、特に音声ガイダンス機能を有する画像処理装置の音声ガイダンス方法に関する。
【0002】
【従来の技術】
複写機能、ファクシミリ機能、プリント機能、スキャナ機能等を有する最近のデジタル複合機は、ファクシミリの送受信だけでなく、プリンタ等の他の機能と複合化されており、さらには、電子メールの機能を持つものなど様々な機能が追加されており、これらの機能の追加に伴って操作が複雑になってきている。ユーザはこれらの機能の選択を操作部のキー操作により行っているが、これらの機能を選択して使用するためには、取扱説明書を見て操作を行う必要があり、このような取扱説明書を見ながらの操作は面倒なだけでなく、キー操作を行いにくいものであったので、各機能のガイダンス情報を音声出力することによって、装置の各機能の利用性を向上させたものがある(例えば、特許文献1参照。)。
【0003】
一方、上記のデジタル複合機やコピー機、ファクシミリ装置などの画像処理装置では、紙詰まり(用紙ジャム)、トナー切れ、用紙切れあるいは通信エラーなどのエラーが発生すると、アラーム音を鳴らしたり、表示部にメッセージを表示したりするものがあるが、アラーム音ではどのような処置を行えばいいか不明であり、また表示部での表示ではユーザが気がつかないこともあるので、エラーに対応したガイダンスメッセージを流すことにより、ユーザがエラーへの対応を音声で把握できるようにしたものもある(例えば、特許文献2参照。)。
【0004】
【特許文献1】
特開平3−141763号公報
【特許文献2】
特開平10−319792号公報
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
上記のようなデジタル複合機では、例えばプリントをしながらファクシミリの送信ができるマルチアクセスが可能になっており、このような場合、一つの操作をしている間に、別の操作が割り込んでくることが多くある。しかしながら、従来のエラー解除や操作補助のための音声ガイダンス機能を備えた画像処理装置では、一つの処理を行っているときには、その処理に対応する音声ガイダンスシーケンスだけが有効であり、他の処理が割り込んでも、その時流れている音声ガイダンスメッセージが流れ続けるので、ユーザは割り込んだ処理に関する音声ガイダンスメッセージを聞くことができず、割り込んだ処理を円滑に行うことができないという問題があった。
【0006】
また、他の処理が割り込んだ場合、前の処理の音声ガイダンスを終了させ、割り込んだ処理の音声ガイダンスをボタン操作で実行できるようにすることも考えられるが、いちいちボタン操作を行うことは面倒であり、また、このようにした場合、割込み処理の終了後、その前の処理の音声ガイダンスを実行させた場合には、再びその音声ガイダンスの最初から音声ガイダンスメッセージが再生されるので、前の処理の進行状態と音声ガイダンスメッセージが一致しなくなるという不都合も生じてくる。
【0007】
本発明は、上記の問題に鑑みてなされたもので、音声ガイダンスを再生しながら一つの処理をしている間に他の処理が割り込んだときに、その処理に関する音声ガイダンスを聞くことができるとともに、割込み処理が終了すれば、以前の処理の音声ガイダンスを続けて聞くことができる画像処理装置の音声ガイダンス方法を提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】
請求項1に係る発明は、音声ガイダンスシーケンスに従い、音声ガイダンスメッセージを再生する画像処理装置の音声ガイダンス方法において、複数の処理に対応してそれぞれの音声ガイダンスシーケンスを有し、一つの処理に対応した第1の音声ガイダンスシーケンスの実行中に、他の処理が割り込んだとき、その処理に対応する第2の音声ガイダンスシーケンスを割り込ませてその処理の音声ガイダンスメッセージを再生することを特徴とする。
【0009】
請求項1に係る発明の画像処理装置の音声ガイダンス方法によれば、一つの処理に対応した第1の音声ガイダンスシーケンスの実行中に、他の処理が割り込んだとき、その処理に対応する第2の音声ガイダンスシーケンスが割り込んでその処理の音声ガイダンスメッセージが再生されるので、ユーザは割り込んだ処理に関する音声ガイダンスメッセージを聞くことができる。
【0010】
また、請求項2に係る発明は、請求項1に記載の画像処理装置の音声ガイダンス方法において、第1の音声ガイダンスシーケンスから第2の音声ガイダンスシーケンスへ切替える際、第1の音声ガイダンスシーケンスがどこまで進行したかの進行情報を記憶し、第2の音声ガイダンスシーケンスが終了したとき、上記記憶した進行情報に基づき第1の音声ガイダンスシーケンスを再開することを特徴とする。
【0011】
請求項2に係る発明の画像処理装置の音声ガイダンス方法によれば、第1の音声ガイダンスシーケンスから第2の音声ガイダンスシーケンスに切替える際、第1の音声ガイダンスシーケンスがどこまで進行したかの進行情報が記憶され、第2の音声ガイダンスシーケンスが終了したとき、上記記憶した進行情報に基づいて第1の音声ガイダンスシーケンスが再開されるので、ユーザは第1の処理の進行状況にあった音声ガイダンスメッセージを再び聞くことができる。
【0012】
さらに、請求項3に係る発明は、請求項1または請求項2に記載の画像処理装置の音声ガイダンス方法において、第1の音声ガイダンスシーケンスから第2の音声ガイダンスシーケンスに切り替わるとき、区切音を発生することを特徴とする。
【0013】
請求項3に係る発明の画像処理装置の音声ガイダンス方法によれば、第1の音声ガイダンスシーケンスから第2の音声ガイダンスシーケンスに切り替わるとき、区切音が発生されるので、割り込んだ処理の音声ガイダンスメッセージに切り替わったことをユーザが容易に理解することができる。
【0014】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の画像処理装置の音声ガイダンス方法を一例としてデジタル複合機に適用した場合の実施の形態について、図面を用いて説明する。図1はデジタル複合機の概略ブロック構成図であり、このデジタル複合機はCPU1、ROM(Read Only Memory)2、RAM(Random Access Memory)3、操作部4、読取部5、画像メモリ6、記録部7、コーデック8、モデム9、ネットワーク制御ユニットNCU10、LANインターフェース11、サブCPU21、ROM22、RAM23、音声コーデック24、アナログフロントエンド(AFE)25、アナログ増幅器26、スピーカ27から構成され、各部がバス61、62を介して接続され、CPU1とサブCPU21はシリアルバス63により接続されている。なお、サブCPU21、ROM22、RAM23、音声コーデック24、AFE25、アナログ増幅器26、スピーカ27により音声ガイダンス部が構成されている。
【0015】
CPU1はバス61及びシリアルバス63を介してデジタル複合機のハードウェア各部を制御するとともに、ROM2に記憶されたプログラムに基づいて各種のプログラムを実行する。ROM2はデジタル複合機の動作に必要な種々のプログラムを予め記憶しており、RAM3はSRAM等で構成され、プログラムの実行時に発生する一時的なデータを記憶するとともに、機能操作やエラー処理等の各処理ごとの音声ガイダンスシーケンスの進行状況を記憶するガイダンスステップ記憶領域(メモリエリア)31を有している。なお、このRAM3にフラッシュメモリを使用する構成も可能であり、この場合には、停電時やファクシミリ装置の電源が遮断された場合にも記憶内容が失われることはない。
【0016】
操作部4は、液晶表示装置(LCD)又はCRTディスプレイ等の表示部41と、各種の操作キーとを有し、表示部41はファクシミリ装置の動作状態を表示したり、種々の機能の操作画面の表示を行い、操作キーはデジタル複合機を操作するための複数のキーから構成されている。図示例では、本実施の形態で使用するワンタッチキー42、短縮ダイヤル43、スタートキー44、リセットキー45を示しているが、他の各種のファンクションキーも備えられている。なお、表示部41をタッチパネル方式とすることによりこれらの操作キーの一部又は全部を代用することができる。
【0017】
読取部5はオートドキュメントフィーダー(ADF)やフラットベッドスキャナ(FBS)等の読取り用原稿載置台を備え、CCD等を利用したスキャナで原稿を読み取り、白黒2値に変換したドットイメージデータを出力するものであり、ADF及びFBSに原稿があるか否かを検出するADF原稿センサ51及びFBS原稿センサ52を備えている。また、画像メモリ6は、DRAM等を用いて構成され、送信すべきイメージデータまたは受信したイメージデータを記憶し、記録部7は電子写真方式等のプリンタ装置を備え、受信したデータをハードコピーとしてプリントアウトする。この記録部7のプリンタ装置にはカセットの装着を検知するカセットセンサ71及び紙詰まりを検知する用紙ジャムセンサ72が設けられている。
【0018】
コーデック8は送信する画像情報を一定の符号化法によりデータ圧縮する一方、受信した画像データを復号して元の情報に復元するものである。モデム9はバス61に接続されており、ファクシミリ通信が可能なファックスモデムとしての機能を有し、このモデム9は同様にバス61に接続されたNCU10と接続されている。NCU10はアナログ回線の閉結及び開放の動作を行うハードウェアであり、必要に応じてモデム9を電話回線に接続する。
LANインターフェース11はLAN(Local Area Network)に接続され、LANからの信号やデータを受信する一方、LANに対して信号やデータを送信するものであり、信号変換やプロトコル変換などのインターフェース処理を実行する。
【0019】
一方、音声ガイダンス部のサブCPU21はバス62を介して音声ガイダンス部のハードウェア各部を制御するとともに、CPU1からの指令により指定された音声ガイダンスメッセージをスピーカ27から出力する。ROM22は音声ガイダンス部の動作に必要な種々のプログラムを記憶するとともに、複数の操作及びエラーに対応する音声ガイダンスメッセージを記憶している。図2はこの音声ガイダンスメッセージの一例を示すものであり、用紙詰まりエラーの音声ガイダンスメッセージpj0〜pj4とファクシミリ送信操作の音声ガイダンスメッセージtx0〜tx2を例として挙げている。また、このROM22には一定のメロディからなるガイダンスシーケンスの区切音のデータも記憶されている。RAM23はSRAM等で構成され、プログラムの実行時に発生する一時的なデータを記憶し、音声コーデック24はROM22から読み出された符号化されている音声ガイダンスメッセージまたは区切り音を音声波形のデータに復元する。AFE25はこの音声波形データをアナログ信号に変換し、アナログ増幅器26を介してスピーカ27に出力する。
【0020】
デジタル複合機は上記のような構成を備えており、ファクシミリ送信時には、原稿の画像データが読取部5で読み取られてコーデック8で圧縮された後、画像メモリ6に蓄積される。この画像データは、画像メモリ6より読み出され、モデム9で変調され、NCU10から公衆電話回線を通して通信相手先に送信される。また、ファクシミリ受信時には、受信した画像データがモデム9で復調され、画像メモリ6に蓄積された後、コーデック8で復号されて、記録部7により印刷される。
【0021】
上記のデジタル複合機は、各種の機能の操作時や用紙ジャム、トナー切れ等のエラー発生時に操作やエラー処理の段階ごとに音声ガイダンスメッセージを自動的に再生するが、一例として用紙ジャム発生時の音声ガイダンスメッセージ再生時の作用を図1のハードウェア構成図と図3〜図7のフローチャートにより説明する。
【0022】
デジタル複合機のCPU1が用紙ジャムセンサ72の出力により用紙ジャムの発生を検出すると、CPU1は割込み処理を行って用紙ジャムの音声ガイダンスシーケンスを実行する。このシーケンスにおいては、まず割込み処理か否かを判別し(ステップ101)、割込み処理の場合には、RAM3のガイダンスステップ記憶領域31の用紙ジャムのガイダンスステップpjsを0にセットする(ステップ102)。割込み処理でない場合には、CPU1はRAM3のガイダンスステップ記憶領域31の用紙ジャムのガイダンスシーケンスpjsが0か否かを判別し(ステップ103)、pjsが0でない場合にはステップ113に移行する。pjsが0の場合には、CPU1は音声ガイダンス部のサブCPU21にガイダンスメッセージpj0の再生指令を行う(ステップ104)。
【0023】
この再生指令をサブCPU21が受けると、サブCPU21はROM22の音声ガイダンスメッセージを記憶している記憶領域からガイダンスメッセージpj0の音声データを読み出して音声コーデック24に出力し、音声コーデック24がROM22から読み出された符号化された音声データを音声波形のデータに復元する。復元された音声波形データはAFE25によりアナログ信号に変換された後、アナログ増幅器26を介してスピーカ27に出力される。これにより、スピーカ27から「本体カセットをゆっくりと引き出して、カセットのカバーを外します。」とのガイダンスメッセージが流される。
【0024】
一方、CPU1はこのガイダンスメッセージの再生中、割込みが発生したか否かを判別しており(ステップ105)、ユーザが他の操作を行ったり、他のエラーが発生したりして、割込みがあると、CPU1はサブCPU21にガイダンスメッセージの再生中断を指令するとともに、区切音の発生を指令する(ステップ106)。これにより、上記と同様にして、サブCPU21がROM22の音声ガイダンスメッセージを記憶している記憶領域から区切り音のデータを読み出して音声コーデック24に出力するので、スピーカ27から区切り音のメロディが流れる。この後、用紙ジャム発生の音声ガイダンスシーケンスを終了して、割り込んだ処理の音声ガイダンスシーケンスに移行する。
【0025】
一方、ステップ105において、割込みがないと判断した場合には、CPU1はサブCPU21がガイダンスメッセージpj0の再生を終了したか否かを判別し(ステップ107)、再生が終了したと判断すると、再び割込みがあるか否かを判別し(ステップ108)、割込みがあった場合には、CPU1は区切音の再生を行った(ステップ109)後、RAM3のガイダンスステップ記憶領域31の用紙ジャムのガイダンスステップpjsを1にし、用紙ジャム発生の音声ガイダンスシーケンスを終了して、割り込んだ処理の音声ガイダンスシーケンスに移行する。
割込みがない場合には、CPU1はカセットセンサ71の出力により本体カセットがオープンしているか否かを判別し(ステップ111)、本体カセットが開いている場合には、RAM3のガイダンスステップ記憶領域31の用紙ジャムのガイダンスステップpjsを1にした後、ガイダンスステップpjsが1か否かを判別する(ステップ113)。
【0026】
ガイダンスステップpjsが1の場合には、CPU1はジャム解除処理が終了したか否かを判別し(ステップ114)、解除処理が終了した場合には、ステップ155に移行する。ジャム解除処理が終了していない場合には、上記と同様にして、ガイダンスメッセージpj1「詰まっている用紙を取り除きます。」の再生(ステップ115)が行われ、以後割込みが発生しない場合には、詰まっている用紙の検出(ステップ122)、ガイダンスメッセージpj2「用紙をセットし直します。」の再生(ステップ126)、タイマによる一定時間経過の検出(ステップ134)、ガイダンスメッセージpj3「カセットのカバーを元に戻します。」の再生(ステップ137)、タイマによる一定時間経過の検出(ステップ145)、ガイダンスメッセージpj4「カセットを元に戻します。」の再生(ステップ148)、カセットの装着の有無の検出(ステップ154)が行われる。
【0027】
そして、ステップ154において、カセットセンサ71の出力によりカセットの装着が検出されると、CPU1はRAM3のガイダンスステップ記憶領域31のジャム解除のガイダンスステップpjsをリセットする(ステップ155)。次に、CPU1はRAM3のガイダンスステップ記憶領域31をチェックして他にガイダンスステップがリセットされていない音声ガイダンスシーケンスがあるか否かを判別し(ステップ156)、中断された音声ガイダンスシーケンスがあった場合には、その音声ガイダンスシーケンスを起動(ステップ157)して処理を終了し、中断させたガイダンスシーケンスがなかった場合にはそのまま処理を終了する。
以上のように、ジャム処理のガイダンスシーケンスの実行中に割込みが発生した場合には、その時点でのガイダンスメッセージの再生が中断されるとともに、RAM3のガイダンスステップ記憶領域31にそのときのガイダンスステップが記憶される。
【0028】
次に、具体例として、ジャム解除のガイダンスメッセージpj1の再生終了後に、ファクシミリ送信の割込みが入った場合の作用を、図1のハードウェア構成図と図3、図4及び図8〜図10のフローチャートにより説明する。
図4のステップ118の音声ガイダンスメッセージpj1の再生終了が判断された後、ユーザがファクシミリ送信の指示を行うと、割込みが発生し、CPU1はこの割込みを検知して上記のように、サブCPU21に区切音の発生を指令し(ステップ120)、スピーカ27から区切り音のメロディが流れる。次に、CPU1はRAM3のガイダンスステップ記憶領域31のジャム解除のガイダンスステップpjsを2にした後、用紙ジャム発生の音声ガイダンスシーケンスを終了して、ファクシミリ送信の音声ガイダンスシーケンスに移行する。
【0029】
このファクシミリ送信の音声ガイダンスシーケンスにおいては、図8に示すように、ジャム解除の音声ガイダンスシーケンスと同様に、CPU1はまず割込み処理か否かを判別し(ステップ201)、この場合、割込み処理であるので、RAM3のガイダンスステップ記憶領域31のファクシミリ送信のガイダンスステップtxsを0にセットする(ステップ202)。次に、CPU1はRAM3のガイダンスステップ記憶領域31のファクシミリ送信のガイダンスシーケンスtxsが0か否かを判別し(ステップ203)、この場合txsが0であるので、音声ガイダンス部のサブCPU21にガイダンスシーケンスtx0の音声ガイダンスメッセージの再生指令を行う(ステップ204)。
【0030】
この再生指令をサブCPU21が受けると、上記と同様に、サブCPU21はROM22の音声ガイダンスメッセージを記憶している記憶領域からガイダンスメッセージtx0の音声データを読み出して音声コーデック24に出力し、音声コーデック24がROM22から読み出された符号化された音声データを音声波形のデータに復元する。復元された音声波形データはAFE25によりアナログ信号に変換された後、アナログ増幅器26を介してスピーカ27に出力される。これにより、スピーカ27から「原稿をADF又はFBSにセットして下さい。」とのガイダンスメッセージが流される。
【0031】
一方、CPU1はこのガイダンスメッセージの再生中、割込みが発生したか否かを判別し(ステップ205)、割込みがない場合には、CPU1はサブCPU21がガイダンスシーケンスtx0の再生を終了したか否かを判別し(ステップ207)、再生が終了したと判断すると、再び割込みがあるか否かを判別し(ステップ208)、割込みがない場合には、ADF原稿センサ51又はFBS原稿センサ52の出力により原稿がセットされたか否かを判別し(ステップ211)、原稿がセットされた場合には、RAM3のガイダンスステップ記憶領域31のファクシミリ送信のガイダンスステップtxsを1にする(ステップ212)。
【0032】
他の割込みが発生しないと、以下同様にして、CPU1により、ガイダンスメッセージtx1「ワンタッチキー又は短縮ダイヤルで相手先を決定してください。あるいは、テンキーで相手先の番号を入力してください。」の再生(ステップ214)、キー操作の検出(ステップ221)、タイマによる一定時間経過の検出(ステップ223)、ガイダンスメッセージtx2「表示された相手先が正しければスタートキーを押して下さい。正しくない場合には、リセットキーで取り消し、再度相手先を指定してください。」の再生(ステップ226)を行う。
【0033】
そして、ガイダンスメッセージtx2の再生が終了すると、CPU1はスタートキー44が押されたか否かを判別し(ステップ230)、スタートキーが押されない場合には、リセットキー45が押されたか否かを判別し(ステップ231)、リセットキー45が押された場合には、ステップ225に戻り、リセットキー45が押されず、割込みがない場合には、ステップ230に戻る。ステップ230において、スタートキー44が押されたと判断した場合には、CPU1は原稿の読み取りを行った(ステップ234)後、RAM3のガイダンスステップ記憶領域31のファクシミリ送信のガイダンスステップtxsをリセットする(ステップ235)。次に、CPU1はRAM3のガイダンスステップ記憶領域31をチェックして他にガイダンスステップがリセットされていないガイダンスシーケンスがあるか否かを判別する(ステップ236)。この場合、RAM3のガイダンスステップ記憶領域31のジャム解除のガイダンスステップpjs が2であるので、CPU1はジャム解除の音声ガイダンスシーケンスを起動してファクシミリ送信の音声ガイダンスシーケンス処理を終了する。
【0034】
ジャム解除の音声ガイダンスシーケンスの起動により、CPU1は図3に示すように、割込み処理か否かを判別し(ステップ101)、この場合割込み処理ではないので、CPU1はRAM3のガイダンスステップ記憶領域31の用紙ジャムのガイダンスシーケンスpjsが0か否かを判別する(ステップ103)。この場合には、pjs=2であるので、ステップ113に移行し、同様にガイダンスシーケンスpjsが1か否かを判別して(ステップ113)ステップ124に移行する。ステップ124において、再びガイダンスステップpjsが2か否かを判別し(ステップ103)、この場合、pjs=2であるので、それ以降のガイダンスシーケンスを再び実行する。
【0035】
以上のようにして、ジャム解除のガイダンスシーケンスが実行されているときに、ファクシミリ送信の割込みが入った場合には、ファクシミリ送信の音声ガイダンスシーケンスが実行された後、ファクシミリ送信の割込みが入った時点のジャム解除のガイダンスステップから再びジャム解除の音声ガイダンスシーケンスが実行されるので、ユーザは戸惑うことなくジャム解除の作業を行うことができる。
【0036】
なお、上記の実施の形態では、プリンタのジャム解除中にファクシミリ送信を行った場合を例として説明したが、その逆も可能であり、さらにその他のエラーガイダンスや機能操作時の音声ガイダンスについても同様に本発明を実施することができる。例えば、原稿ジャム解除中にプリンタジャムが発生した場合やプリンタジャム解除中に画像スキャンを行う場合等にも適用できる。また、上記の実施の形態では、あるガイダンスシーケンスから他のガイダンスシーケンスに切り替わるときにメロディを流すようにしたが、「ピッ」という音や「ピンポン」というような音を流すようにすることも可能である。さらに、区切音として、切り替えを示す音声メッセージを適用することも可能である。
【0037】
また、上記の実施の形態では、音声ガイダンス部を構成するサブCPU、ROM、RAM等を本体のCPU等と別個に設けたが、それぞれ一つのCPU、ROM、RAMを本体と音声ガイダンス部で共用することもでき、さらには、上記の実施の形態では、本発明の画像処理装置を複写機能、ファクシミリ機能、プリント機能、スキャナ機能等を有するデジタル複合機に適用した例を説明したが、本発明の画像処理装置は、通常のファクシミリ装置やコピー機にも適用することができる。
【0038】
【発明の効果】
以上詳述したように、本発明の画像処理装置の音声ガイダンス方法は、一つの処理に対応した第1の音声ガイダンスシーケンスの実行中に、他の処理が割り込んだ場合に、その処理に対応する第2の音声ガイダンスシーケンスを割り込ませて音声ガイダンスメッセージを再生することができるので、ユーザは音声ガイダンスシーケンスの実行中に他の処理が割り込んでも、自動的にその処理の音声ガイダンスメッセージを聞くことができる。
【0039】
また、第1の音声ガイダンスシーケンスから第2の音声ガイダンスシーケンスへ切替える際、第1の音声ガイダンスシーケンスがどこまで進行したかの進行情報を記憶し、第2の音声ガイダンスシーケンスが終了したとき、この記憶した進行情報に基づいて継続して第1の音声ガイダンスシーケンスを再開するので、ユーザは割込み前の処理の進行状況にあった音声ガイダンスメッセージから再びメッセージを聞くことができる。
【0040】
さらに、第1の音声ガイダンスシーケンスから第2の音声ガイダンスシーケンスに切り替わるとき、区切音を発生すれば、ユーザは割り込んだ処理の音声ガイダンスメッセージに切り替わったことを容易に理解することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の画像処理装置のメッセージガイダンス方法を実施するデジタル複合機の概略ブロック構成図である。
【図2】音声ガイダンスメッセージの例を示す図である。
【図3】用紙ジャム発生時の音声ガイダンスメッセージ再生時の作用を示すフローチャートである。
【図4】用紙ジャム発生時の音声ガイダンスメッセージ再生時の作用を示すフローチャートである。
【図5】用紙ジャム発生時の音声ガイダンスメッセージ再生時の作用を示すフローチャートである。
【図6】用紙ジャム発生時の音声ガイダンスメッセージ再生時の作用を示すフローチャートである。
【図7】用紙ジャム発生時の音声ガイダンスメッセージ再生時の作用を示すフローチャートである。
【図8】ファクシミリ送信時の音声ガイダンスメッセージ再生時の作用を示すフローチャートである。
【図9】ファクシミリ送信時の音声ガイダンスメッセージ再生時の作用を示すフローチャートである。
【図10】ファクシミリ送信時の音声ガイダンスメッセージ再生時の作用を示すフローチャートである。
【符号の説明】
1 CPU
2、22 ROM
3、23 RAM
31 ガイダンスステップ記憶領域
4 操作部
41 表示部
42 ワンタッチキー
43 短縮ダイヤル
44 スタートキー
45 リセットキー
5 読取部
51 ADF原稿センサ
52 FBS原稿センサ
6 画像メモリ
7 記録部
71 カセットセンサ
72 用紙ジャムセンサ
8 コーデック
9 モデム
10 NCU
11 LANインターフェース
21 サブCPU
24 音声コーデック
25 AFE
26 アナログ増幅器
27 スピーカ
61、62 バス
63 シリアルバス
Claims (3)
- 音声ガイダンスシーケンスに従い、音声ガイダンスメッセージを再生する画像処理装置の音声ガイダンス方法において、複数の処理に対応してそれぞれの音声ガイダンスシーケンスを有し、一つの処理に対応した第1の音声ガイダンスシーケンスの実行中に、他の処理が割り込んだとき、その処理に対応する第2の音声ガイダンスシーケンスを割り込ませてその処理の音声ガイダンスメッセージを再生することを特徴とする画像処理装置の音声ガイダンス方法。
- 請求項1に記載の画像処理装置の音声ガイダンス方法において、第1の音声ガイダンスシーケンスから第2の音声ガイダンスシーケンスへ切替える際、第1の音声ガイダンスシーケンスがどこまで進行したかの進行情報を記憶し、第2の音声ガイダンスシーケンスが終了したとき、上記記憶した進行情報に基づき継続して第1の音声ガイダンスシーケンスを再開することを特徴とする画像処理装置の音声ガイダンス方法。
- 請求項1または請求項2に記載の画像処理装置の音声ガイダンス方法において、第1の音声ガイダンスシーケンスから第2の音声ガイダンスシーケンスに切り替わるとき、区切音を発生することを特徴とする画像処理装置の音声ガイダンス方法。
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2003
- 2003-02-26 JP JP2003048505A patent/JP2004258282A/ja active Pending
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