JP2004255900A

JP2004255900A - Air bag door for vehicle

Info

Publication number: JP2004255900A
Application number: JP2003045725A
Authority: JP
Inventors: Mutsuo Fujii; 睦雄藤井; Tomonori Tanaka; 智徳田中; Mamoru Maruyama; 守丸山
Original assignee: Nishikawa Kasei Co Ltd
Current assignee: Daikyo Nishikawa Corp
Priority date: 2003-02-24
Filing date: 2003-02-24
Publication date: 2004-09-16
Anticipated expiration: 2023-02-24
Also published as: JP4198488B2

Abstract

<P>PROBLEM TO BE SOLVED: To provide an air bag door for a vehicle capable of preventing breakage of a hinge part when the door part of the air bag door is opened and allowing the door part to be opened stably. <P>SOLUTION: The air bag door for the vehicle includes a backup member 13 in which a backup part 27, a plate part 20, and the hinge part 24 are formed rigidly, on the backside of a panel body 1. The hinge part 24 is furnished consolidatedly with a curved part 34 having a curved section extending in the longitudinal direction of the hinge part 24 and a ridge-form rib 40 bulging on that surface in the neighborhood of each end in the longitudinal direction of the hinge part 24 which is located oppositely to a door part 17 formed in the curved part 34. <P>COPYRIGHT: (C)2004,JPO&NCIPI

Description

【０００１】
【発明の属する技術分野】
本発明は、車両用エアバッグドアに関し、特に、そのドア部を安定して開放させる対策に係るものである。
【０００２】
【従来の技術】
従来より、例えば特許文献１に開示されているように、車両用エアバッグドアとして、インストルメントパネルのパネル本体に設けられた破断予定部によりドア部を区画形成して、パネル本体裏側に配設されるエアバッグ装置の作動により上記ドア部を開放させるようにしたものが一般によく知られている。上記特許文献１に開示されたエアバッグドアでは、パネル本体の裏側に、開口部を有する外側リムと、上記開口部に配置され、ドア部の裏側面に振動溶着されるドアフラップと、エアバッグ装置が締結固定される支持壁と、外側リム及びドアフラップを接続するヒンジ部とを備える支持アッセンブリが設けられている。この支持アッセンブリは、上記ドアフラップ、外側リム、支持壁及びヒンジ部が一体的に形成された樹脂成形品とされている。そして、エアバッグ装置の作動時には、破断予定部を破断させ、ヒンジ部を支点としてドアフラップを回動させてドア部を開放させるようにしている。
【０００３】
【特許文献１】
特開２０００−７１９２４号公報
【０００４】
【発明が解決しようとする課題】
上記従来のものでは、支持アッセンブリがドアフラップ、外側リム、支持壁及びヒンジ部を一体的に形成した樹脂成形品であるので、エアバッグ装置の支持部品の部品点数を低減させることが可能である。しかしながら、その反面、上記支持アッセンブリが樹脂成形品であることから、エアバッグ装置の作動によってドアフラップがエアバッグの展開圧力を受けてヒンジ部回りに回動する際、そのヒンジ部の外面側（回転半径が大きい側）がドアフラップの回動（展開）方向に伸張力を受けて折損してしまう虞がある。したがって、ヒンジ部の厚み等に特に配慮しておかなければならないという問題がある。
【０００５】
そこで、本発明者が実験した結果、ヒンジ部の折損はヒンジ部の長さ方向両端部からその内側に向けて亀裂が発生することによって起こることが明らかになった。
【０００６】
本発明は、斯かる点に鑑みてなされたものであり、その目的とするところは、樹脂製ヒンジ部の構造に改良を加えることにより、ドア部の開放時におけるヒンジ部の折損を有効に防止し、ドア部を安定して開放させることにある。
【０００７】
【課題を解決するための手段】
上記の目的を達成するために、本発明では、パネル本体の裏側に配置されるヒンジ部の長さ方向の両端部近傍に突条リブを一体に設けるようにした。
【０００８】
具体的に、請求項１の発明は、パネル本体にエアバッグ装置の作動によって開放するドア部が設けられた車両用エアバッグドアを前提として、上記パネル本体の裏側には、エアバッグが膨出する略矩形状のシューティング口を有するバックアップ部と、上記シューティング口内に配置されるプレート部と、上記シューティング口周囲の一辺に沿って延びるように配置され、上記バックアップ部及びプレート部を一体的に結合するヒンジ部とが、上記バックアップ部のシューティング口開口縁部と上記プレート部の外周部及びヒンジ部の長さ方向両端部との間に隙間が形成される状態で一体的に形成されたバックアップ部材が設けられ、上記バックアップ部は上記ドア部の外側周囲におけるパネル本体の裏面に、また上記プレート部は上記ドア部の裏面にそれぞれ溶着され、上記ヒンジ部は、該ヒンジ部の長さ方向に沿って延びる断面湾曲状の湾曲部を有し、上記ヒンジ部長さ方向両端部の近傍における上記湾曲部の上記ドア部とは反対側の面に、***する突条リブが一体的に形成されている。
【０００９】
また、請求項２の発明は、請求項１の発明において、湾曲部は、一端部がバックアップ部に一体的に結合され、中間部がドア部側に突出するように湾曲する第１湾曲部と、一端部が上記第１湾曲部の他端部に一体的に結合される一方、他端部がプレート部に一体的に結合され、中間部が上記ドア部と反対側に突出するように湾曲する第２湾曲部とからなり、突条リブは、上記第１湾曲部と第２湾曲部とに亘って形成されている。
【００１０】
また、請求項３の発明は、請求項１又は２の発明において、プレート部は、ヒンジ部に一体的に結合されるプレート部本体と、上記プレート部本体からヒンジ部の長さ方向両端部の外側を上記シューティング口開口縁部の隅角部近傍まで該シューティング口開口縁部との間に隙間を有する形態で一体的に延び、ドア部の裏面に溶着される延設部とを備え、突条リブは、上記ヒンジ部から上記プレート部の延設部までに亘って連続して形成されている。
【００１１】
すなわち、請求項１の発明では、エアバッグ装置の作動によってエアバッグが膨出する際に、このエアバッグの展開圧力を受けてプレート部及び該プレート部を裏側面に溶着したドア部が勢いよく開放され、これらは、上記シューティング口周囲の一辺に沿って延びるヒンジ部を中心に回動するように開く。そのとき、上記ヒンジ部は、ドア部と一体に展開するプレート部によって大きな伸張力を受ける。しかし、このヒンジ部には、長さ方向両端部の近傍における湾曲部のドア部とは反対側の面に突条リブが一体的に形成されており、亀裂の開始点となる長さ方向両端部近傍の剛性が増大されている。したがって、本発明によれば、上記のようにプレート部から大きな力を受けたとしてもヒンジ部に亀裂が生じて折損することはない。これにより、ドア展開時にヒンジ部の折損を有効に防止してドア部を安定して開放させることができる。
【００１２】
また、請求項２の発明では、上記ヒンジ部の湾曲部は、中間部がドア部側に突出するように湾曲する第１湾曲部と、中間部がドア部とは反対側に突出するように湾曲する第２湾曲部とからなり、これら両湾曲部に亘って突条リブが設けられているため、ドア部の開放時には、これら湾曲部を伸展させてドア部を開放させることで、ドア部が開く角度を大きく確保することができるとともに、ヒンジ部の長さ方向両端部の剛性を突条リブによって向上することができる。つまり、本発明によれば、ヒンジ部両端部の剛性を向上させることでヒンジ部の折損を有効に防止しつつ、展開時に湾曲部を伸展させることでドア部を大きな開き角度で安定して開くことができる。
【００１３】
また、請求項３の発明では、プレート部には、プレート部本体からヒンジ部の長さ方向両端部の外側をシューティング口開口縁部の隅角部近傍まで延びる延設部が設けられているため、ヒンジ部の長さ方向両端部の外側に形成されるシューティング口開口縁部との隙間近傍においても、プレート部の上記延設部をパネル本体に溶着してプレート部による補強効果をさらに高めることができる。そして、ヒンジ部の両端近傍に設けられた突条リブを延設部にまで延長し、この突条リブをヒンジ部から延設部に亘って連続して形成しているので、この突条リブによって延設部自体の剛性が増大し、ドア部の展開時において該延設部の亀裂や飛散を防止することができる。
【００１４】
【発明の実施の形態１】
以下、本発明の実施形態を図面に基づいて詳細に説明する。
【００１５】
図１は、車室の前部に配置されたインストルメントパネルＡのパネル本体１を部分的に示しており、このパネル本体１は、その一部分、即ち助手席前方に対応する部分にエアバッグドア５を備えている。このエアバッグドア５は、図２にも示すように、エアバッグ（図示省略）の展開時に破断する破断予定部７がパネル本体１の表面側からは識別できない、いわゆるシームレスタイプに構成されている。尚、図２における左側が車両前側、即ちフロントガラス側となっており、右側が車両後側、即ち助手席側となっている。
【００１６】
上記パネル本体１は、サーモプラスチックオレフィン（ＴＰＯ）等を射出成形した樹脂製の基材１０と、該基材１０の表面側に一体に接合された表皮材１１とからなる。
【００１７】
上記基材１０の裏面には、表面側に向けて凹陥する溝部１５がパネル表面側から見て矩形の各辺をなすように形成されており、この溝部１５によって該溝部１５の表面側に形成されるパネル本体１の薄肉部により、上記破断予定部７が形成されている。そして、この破断予定部７は、車両前側に向かって開放する矩形状のドア部１７の外縁を形成している。即ち、上記エアバッグドア５は、エアバッグの展開によって開放されるドア部１７と、該ドア部１７の周辺部とを含む。
【００１８】
上記パネル本体１の裏側には、樹脂成形体からなるバックアップ部材１３が配設されている。このバックアップ部材１３は、ドア部１７外側周囲におけるパネル本体１の裏面に溶着されるバックアップ部２７と、ドア部１７に沿って延び且つ該ドア部１７の裏面に溶着される補強用のプレート部２０と、バックアップ部２７及びプレート部２０を一体的に結合するヒンジ部２４とを備えている。尚、上記溶着は振動溶着方法によるものである。
【００１９】
上記バックアップ部２７は、エアバッグが膨出するためのシューティング口３０が開口している。バックアップ部２７は、基材１０の裏面に沿って上記シューティング口３０の開口縁部からドア部１７外側周囲に延びている。
【００２０】
そして、上記バックアップ部２７に対向する基材１０の裏面に上記溝部１５が設けられている。即ち、この溝部１５は、プレート部２０の外側周囲に配置されており、これにより、ドア部１７の外周縁端部はプレート部２０よりも外側周囲に張り出した形態に形成されている。
【００２１】
上記ヒンジ部２４は、上記シューティング口３０の開口縁部における車両前側部において、バックアップ部２７の前側部２７ａと一体的に結合されている。ヒンジ部２４は、上記シューティング口３０開口縁部における車両前側部の一辺に沿って車幅方向に延びるように設けられるもので、その全体に亘り断面湾曲状の湾曲部３４を有している。この湾曲部３４は、前端部が上記バックアップ部２７の前側部２７ａに一体的に結合されかつ中間部がドア部１７側（上側）に突出するように湾曲する第１湾曲部３４ａと、前端部が該第１湾曲部３４ａの後端部に一体的に結合される一方、後端部が上記プレート部２０の基端部に一体的に結合され、中間部が上記ドア部１７と反対側（下側）に突出するように湾曲する第２湾曲部３４ｂとからなっている。そして、上記第１湾曲部３４ａ及び第２湾曲部３４ｂは、図２に仮想線で示すようにエアバッグが展開するとこの展開圧力をプレート部２０を介して受けて伸展するようになっており、このことによりドア部１７がパネル本体１の上方へ押し上げられるように構成されている。また、この押し上げられたドア部１７はその後、上記展開圧力により伸展した第２湾曲部３４ｂとプレート部２０との接合部を支点として回動するようになっている。
【００２２】
上記バックアップ部材１３には、バックアップ部２７のシューティング口３０開口縁部から上記パネル本体１と離れる側に向かって延びる略矩形筒状の筒状部２６が一体的に形成されている。そして、上記プレート部２０とバックアップ部２７とヒンジ部２４と筒状部２６とは射出成形により一体的に形成されている。
【００２３】
上記筒状部２６の内側には、車両前後方向からの衝撃に対して助手席乗員を保護するエアバッグ装置４６が配設されている。このエアバッグ装置４６は、上記エアバッグとインフレータ（図示省略）とを収納するエアバッグケース４７を備えている。このエアバッグケース４７には鉤状の取付具４７ａが固定されていて、この取付具４７ａは筒状部２６の長孔２６ａに挿入されている。上記エアバッグはエアバッグケース４７に折り畳まれた状態で収納されており、上記インフレータは車両の衝突が検知されるとガスを発生させるようになっている。そして、このインフレータの作動によって発生したガスによりエアバッグが膨張して展開するようになっている。
【００２４】
尚、上記エアバッグケース４７は、車幅方向に延び両端部が車体に取り付けられたインパネレインフォースメント（図示省略）に取り付けられている。
【００２５】
上記シューティング口３０は、図３及び図４にも示すように略矩形状に開口され、このシューティング口３０の４つの隅角部３０ａはシューティング口３０以外の他の部分と同様にいずれも曲面状に形成されている。そして、このシューティング口３０内に上記プレート部２０が配置されており、このプレート部２０の外周部とバックアップ部２７のシューティング口３０開口縁部との間には、上記ヒンジ部２４を除く全体に亘って所定幅の隙間３２が連続して形成されている。
【００２６】
上記プレート部２０は、上記シューティング口３０にほぼ対応した形状をなす板状体に形成されたもので、ヒンジ部２４の第２湾曲部３４ｂに一体的に結合される略矩形状のプレート部本体３６と、該プレート部本体３６に一体的に形成される延設部３８とを備えている。上記プレート部本体３６は、車幅方向の長さが上記ヒンジ部２４の長さよりも長く、その基端部の中間部において上記第２湾曲部３４ｂの後端部に一体的に結合され、その車幅方向両端部はヒンジ部２４の長さ方向両端部よりも車幅方向外側に突出している。
【００２７】
一方、プレート部本体３６の先端部は、シューティング口３０の車両後側における開口縁部の近傍にまで延びており、これにより、プレート部２０はシューティング口３０を概ね塞いでいる。このプレート部本体３６の先端部における両端部は、上記シューティング口３０の隅角部３０ａに対応した曲面状に形成されている。
【００２８】
これに対し、上記延設部３８は、上記プレート部本体３６の基端部におけるヒンジ部２４の長さ方向両端部にそれぞれ一体的に形成されるもので、この各延設部３８は、シューティング口３０の開口縁部におけるヒンジ部２４側の隅角部３０ａの形状に対応するように平面視で略扇形に形成されていて、シューティング口３０の開口縁部の隅角部３０ａ近傍を概ね塞ぐように、上記バックアップ部２７の前側部２７ａに向かってヒンジ部２４の長さ方向両端部の外側を延びている。そして、この延設部３８の周囲にも上記隙間３２が形成されている。
【００２９】
上記ヒンジ部２４の長さ方向両端部における裏面（ドア部１７と反対側の面）には、***する突条リブ４０が一体的にそれぞれ形成されている。この各突条リブ４０は、ヒンジ部２４の第１湾曲部３４ａ及び第２湾曲部３４ｂに沿うように両湾曲部３４ａ，３４ｂに亘って連続して形成されている。また、各突条リブ４０は、その一端部からプレート部本体３６の基端部に至り、延設部３８の内端部にまで跨るように延びるリブ延長部４０ａを有する。つまり、突条リブ４０は、ヒンジ部２４からプレート部２０の延設部３８に亘って連続して形成されている。
【００３０】
尚、上記プレート部本体３６の先端部の裏面には、裏側に***する先端側リブ３６ａが、車幅方向にその概ね全体に亘って延びるように設けられている。また、プレート部本体３６の車幅方向両端に位置する側端部の裏面には、裏側に***する側端側リブ３６ｂが、車両前後方向にその概ね全体に亘って延びるように設けられている。これらリブ３６ａ，３６ｂによりプレート部本体３６の剛性の向上が図られている。
【００３１】
また、上記プレート部２０には、プレート部本体３６の車両前後方向長さの４分の１程度の範囲でその前側（基端部側）に車幅方向の全体に亘り、且つ延設部３８に跨って裏面が盛り上がった厚肉部２０ａが形成されている。
【００３２】
また、上記プレート部２０及びバックアップ部２７の表面には、上記基材１０に振動溶着するための溶着用突起４３が設けられている。この溶着用突起４３は、プレート部本体３６及びバックアップ部２７においては格子状に、また上記延設部３８においては、外周縁部に沿うようにそれぞれ形成されている。そして、この溶着用突起４３により、上記プレート部本体３６及び延設部３８がドア部１７における基材１０の裏面に、また上記バックアップ部２７がドア部１７の外側周囲における基材１０の裏面にそれぞれ溶着されている。
【００３３】
本実施形態１に係るエアバッグドア５では、エアバッグ装置４６の作動によってエアバッグが膨出する際に、エアバッグはプレート部２０を押圧する。これにより、プレート部２０を裏面にて溶着しているパネル本体１のドア部１７も押圧されて、その周りの破断予定部７が破断し、図２に仮想線にて示すように、ヒンジ部２４の第１湾曲部３４ａ及び第２湾曲部３４ｂが伸展しながらドア部１７がパネル本体１よりも上方へ押し上げられ、ヒンジ部２４は、ドア部１７と一体に展開するプレート部２０によって大きな伸張力を受ける。尚、破断予定部７の表皮材１１は基材１０と同様に破れる。
【００３４】
このとき、上記ヒンジ部２４には、長さ方向両端部の近傍にそれぞれ突条リブ４０が一体に設けられ、その亀裂の開始点となる長さ方向両端部近傍の強度が増大しているので、ヒンジ部２４が上記のようにプレート部２０から大きな伸張力を受けたとしても、そのヒンジ部２４に亀裂が生じて折損することはない。これにより、ヒンジ部２４の折損を有効に防止してドア部１７を安定して開放させることができる。
【００３５】
そして、上記のようにヒンジ部２４が伸張した後、図５に示すように、プレート部２０は上記第２湾曲部３４ｂとの接合部を支点としてドア部１７といっしょに回動し、ドア部１７が開いてエアバッグが車室内に膨出する。
【００３６】
また、本実施形態１では、ドア部１７の開放時に第１及び第２湾曲部３４ａ，３４ｂを伸展させてドア部１７を開放させるので、ドア部１７が開く角度を大きくすることができる。よって、ヒンジ部２４両端部の剛性を向上させることでヒンジ部２４の折損を有効に防止しつつ、ドア部１７の展開時に湾曲部３４ａ，３４ｂを伸展させることでドア部１７を大きな開き角度に安定して開くことができる。
【００３７】
また、本実施形態１では、プレート部２０のプレート部本体３６におけるヒンジ部２４の長さ方向両端部に延設部３８が一体的に形成されているので、ヒンジ部２４の長さ方向両端部の外側に形成されるシューティング口３０開口縁部との隙間３２近傍においても、プレート部２０の延設部３８をパネル本体１に溶着してプレート部２０による補強効果をさらに高めることができる。そして、ヒンジ部２４の両端近傍に一体的に形成された突条リブ４０を当該延設部３８にまで延長し、この突条リブ４０がヒンジ部２４から延設部３８に亘って連続して形成された構造であるので、この突条リブ４０によって延設部３８自体の剛性が増大し、該延設部３８の亀裂や飛散を防止することができる。
【００３８】
尚、ヒンジ側の破断予定部７における表皮材１１は、ドア部１７の開放時に破れることなく基材１０から剥離して繋がった状態となっていてもよい。
【００３９】
【発明の実施の形態２】
図６は本発明の実施形態２を示す。尚、ここでは、実施形態１と同じ構成要素には同じ符号を付し、その詳細な説明を省略する。
【００４０】
この実施形態２では、図６に示すように、バックアップ部材１３は第１成形部５１と第２成形部５３とにより構成されている。上記第１成形部５１は第１樹脂材からなり、バックアップ部２７を構成している。この第１成形部５１には、バックアップ部２７のシューティング口３０からパネル本体１と離れる側に向かって延びる矩形状の筒状部２６が一体的に形成されている。この筒状部２６の前側部分５１ａには、上記第２成形部５３のヒンジ側延長部５３ａが筒状部２６の内側に一体的に形成されている。上記第２成形部５３は第１成形部５１の成形材料と同じか又は異なる樹脂材からなり、プレート部２０、ヒンジ部２４及び上記ヒンジ側延長部５３ａにより断面略Ｌ字状に一体的に形成されている。
【００４１】
そして、本実施形態２では、上記両成形部５１，５３は、第１成形部５１を射出成形し、その後、この第１成形部５１における筒状部２６の前側部分５１ａに対して第２成形部５３の上記ヒンジ側延長部５３ａが一体となるように第２成形部５３を射出成形する、いわゆる二重インジェクション成形により形成されている。
【００４２】
上記第２成形部５３のヒンジ側延長部５３ａの先端部（下端部）は、筒外側に折れ曲がる断面略Ｕ字状に形成されている。上記ヒンジ側延長部５３ａには、エアバッグケース４７の前側取付具４７ａを掛合させる長孔５３ｂが設けられている。
【００４３】
上記第１成形部５１の前側部分５１ａには、該前側部分５１ａの内面から突出する突起部５１ｂが設けられている。この突起部５１ｂは、先端部が大径となった段付き突起で、上記ヒンジ側延長部５３ａ内にインサート成形され、上記前側部分５１ａから抜けないように一体的に形成されている。
【００４４】
その他の構成は上記実施形態１と同じである。
【００４５】
したがって、本実施形態２においても、実施形態１と同様に、ヒンジ部２４の長さ方向両端部の近傍に突条リブ４０が一体的に形成され、亀裂の開始点となる長さ方向両端部近傍の剛性が増大しているので、ヒンジ部２４は、プレート部２０から大きな伸張力を受けたとしても亀裂が生じて折損することはなく、ヒンジ部２４の折損を有効に防止してドア部１７を安定して開放させることができる。
【００４６】
尚、第１成形部５１と第２成形部５３とをそれぞれ別々の成形材料とし、これら成形材料としてそれぞれの用途に応じた材料を用いることにより、第１成形部５１及び第２成形部５３の機能をより有効に発揮させることができる。例えば、第１成形部５１にはより強度の高い樹脂材を使用し、第２成形部５３にはドア部１７の開放時に材料が飛散しにくい靱性樹脂材を使用することができる。
【００４７】
また、上記バックアップ部材１３は、二重インジェクション成形するのではなく、例えば第１成形部５１と第２成形部５３とを別個に成形しておいて、その後に両者５１，５３を互いに締結する構成としてもよい。
【００４８】
その他の作用及び効果は実施形態１と同様である。
【００４９】
【発明の実施の形態３】
図７に示すように（尚、ここでは、実施形態１と同じ構成要素には同じ符号を付し、その詳細な説明を省略している）、本実施形態３では、バックアップ部材１３は、バックアップ部２７、プレート部２０及びヒンジ部２４が一体に形成された樹脂製のものからなる。すなわち、本実施形態３では、実施形態１と異なり、バックアップ部材１３に筒状部が射出成形により一体形成されていない。
【００５０】
すなわち、上記バックアップ部２７には、複数個の結合部２７ｃがシューティング口３０に沿って所定間隔をあけて一体に設けられ、この結合部２７ｃは、上方に開口した箱状の凹陥部２７ｄと、この凹陥部２７ｄの底部を貫通する貫通孔２７ｅとで構成され、シューティング口３０の車両前側及び後側にそれぞれ配置されている。
【００５１】
上記バックアップ部材１３の下側には、筒状部としての略矩形状金属製枠体部材６１が一体的に配置されている。すなわち、この枠体部材６１の上端には、車両前後方向外側に張り出す固定部６１ａが一体に形成され、この固定部６１ａには、上記結合部２７ｃの貫通孔２７ｅに対応して配置される貫通孔６１ｂが形成されている。そして、結合部２７ｃの貫通孔２７ｅから固定部６１ａの貫通孔６１ｂに亘ってボルト６３の頭部が凹陥部２７ｄ内に回り止めされて没入状態に嵌合されるように挿通し、貫通孔６１ｂから下側に突出したボルト６３のネジ部にナット６５を螺合させることにより、固定部６１ａは、結合部２７ｃに締結されている。
【００５２】
その他の構成、作用及び効果は上記実施形態１と同様である。
【００５３】
【発明のその他の実施の形態】
上記各実施形態では、シームレスタイプのエアバッグドア５に構成したが、これに代え、パネル本体１に開口部を形成すると共に、この開口部にエアバッグドア５を嵌め込んで係合させるようにした嵌め込み式のエアバッグドア５としてもよい。
【００５４】
また、バックアップ部２７、プレート部２０及び延設部３８のパネル本体１及びドア部１７への溶着は、上記実施形態のように振動溶着方法に限定されるものではなく、例えば、バックアップ部２７、プレート部２０及び延設部３８に複数の貫通孔（図示省略）を形成するとともに、パネル本体１及びドア部１７に上記貫通孔を貫通する溶着用突部（図示省略）を一体的に形成し、上記貫通孔を貫通した溶着用突部の先端と上記パネル本体１及びドア部１７の貫通孔周縁部とを溶着するようにしてもよい。
【００５５】
また、上記各実施形態では、雰囲気温度が２０℃のような常温状態において、ヒンジ部２４の第１湾曲部３４ａ及び第２湾曲部３４ｂは、エアバッグの展開時に伸展した後、回動する構成について示したが、これに限られるものではなく、例えば−３０℃のような極寒冷地では低温のため両湾曲部３４ａ，３４ｂが伸展せずに第２湾曲部３４ｂを中心に回動する場合もある。また、ヒンジ部２４の湾曲部３４は、第１湾曲部３４ａと第２湾曲部３４ｂとからなる２つの湾曲部の構造に限られるものではなく、例えば１つの断面略Ｕ字状の湾曲部で構成されるヒンジ部としてもよい。
【００５６】
また、上記各実施形態において、プレート部２０は、延設部３８を省略した構成としてもよいが、パネル本体１の剛性の向上を図るためには延設部３８を設けることが望ましい。
【００５７】
また、上記各実施形態において、プレート部本体３６の先端側リブ３６ａ又は側端側リブ３６ｂを省略した構成としてもよい。
【００５８】
また、上記各実施形態において、プレート部２０の厚肉部２０ａを省略した構成としてもよい。
【００５９】
また、上記各実施形態では、インストルメントパネルＡのパネル本体１に配設されたエアバッグドア５に適用した構成について説明したが、本発明はこれに限られるものではなく、例えば車両のステアリングハンドル（図示省略）等に配設されたエアバッグドア５に適用してもよい。
【００６０】
【発明の効果】
以上説明したように、請求項１の発明の車両用エアバッグドアでは、ヒンジ部の長さ方向両端部の近傍における湾曲部のドア部とは反対側の面に突条リブが一体に設けられており、亀裂の開始点となる長さ方向両端部近傍の剛性が増大されている。したがって、本発明によれば、エアバッグ作動時にヒンジ部がプレート部から大きな伸張力を受けたとしてもヒンジ部に亀裂が生じて折損することはない。これにより、ヒンジ部の折損を有効に防止してドア部を安定して開放させることができる。
【００６１】
また、請求項２の発明によれば、ヒンジ部の湾曲部を第１湾曲部と第２湾曲部とにより構成し、突条リブをこれら両湾曲部に亘って形成するようにしたので、ドア部の開放時には、これら湾曲部を伸展させてドア部を開放させることにより、ドア部が開く角度を大きくすることが可能となる。したがって、本発明によれば、両端部の剛性を向上させることでヒンジ部の折損を有効に防止しつつ、展開時に湾曲部を伸展させることでドア部を大きな開き角度に安定して開くことができる。
【００６２】
また、請求項３の発明によれば、プレート部のプレート部本体に延設部を設け、ヒンジ部の突条リブをこの延設部に亘って連続して形成するようにしたので、延設部自体の剛性が増大し、該延設部の亀裂や飛散を防止することができる。
【図面の簡単な説明】
【図１】本発明の実施形態１に係る車両用エアバッグドアを備えるパネル本体を部分的に示す斜視図である。
【図２】図１のＩＩ−ＩＩ線における拡大断面図である。
【図３】バックアップ部材の拡大平面図である。
【図４】図２のＩＶ−ＩＶ線における断面図である。
【図５】ドア部が開放した状態を示す図２相当図である。
【図６】本発明の実施形態２を示す図２相当図である。
【図７】本発明の実施形態３を示す図２相当図である。
【符号の説明】
１パネル本体
１３バックアップ部材
１７ドア部
２０プレート部
２４ヒンジ部
２７バックアップ部
３０シューティング口
３０ａ隅角部
３２隙間
３４湾曲部
３４ａ第１湾曲部
３４ｂ第２湾曲部
４０突条リブ
３６プレート部本体
３８延設部
４６エアバッグ装置[0001]
TECHNICAL FIELD OF THE INVENTION
The present invention relates to an airbag door for a vehicle, and more particularly to a measure for stably opening a door portion of the airbag door.
[0002]
[Prior art]
2. Description of the Related Art Conventionally, as disclosed in, for example, Patent Document 1, as an airbag door for a vehicle, a door portion is defined by a breakable portion provided in a panel main body of an instrument panel, and disposed on the back side of the panel main body. In general, a device in which the door portion is opened by the operation of an airbag device is well known. In the airbag door disclosed in Patent Document 1, an outer rim having an opening on the back side of a panel body, a door flap disposed in the opening and vibration-welded to the back side of the door, and an airbag. A support assembly is provided which includes a support wall to which the device is fastened and fixed, and a hinge connecting the outer rim and the door flap. The support assembly is a resin molded product in which the door flap, the outer rim, the support wall, and the hinge are integrally formed. When the airbag device is operated, the portion to be broken is broken, and the door flap is rotated around the hinge to open the door.
[0003]
[Patent Document 1]
JP-A-2000-71924
[0004]
[Problems to be solved by the invention]
In the prior art, since the support assembly is a resin molded product in which the door flap, the outer rim, the support wall, and the hinge portion are integrally formed, the number of support components of the airbag device can be reduced. . However, on the other hand, since the support assembly is a resin molded product, when the door flap is rotated around the hinge portion by the operation of the airbag device due to the deployment pressure of the airbag, the outer surface side of the hinge portion ( There is a possibility that the door flap (the side having the larger turning radius) may be broken by receiving an extension force in the rotation (deployment) direction of the door flap. Therefore, there is a problem that special consideration must be given to the thickness of the hinge portion.
[0005]
Therefore, as a result of an experiment conducted by the present inventor, it has been clarified that breakage of the hinge portion is caused by the occurrence of a crack from both ends in the length direction of the hinge portion toward the inside.
[0006]
The present invention has been made in view of such a point, and an object of the present invention is to effectively prevent breakage of a hinge portion when a door portion is opened by improving a structure of a resin hinge portion. And to stably open the door.
[0007]
[Means for Solving the Problems]
In order to achieve the above object, according to the present invention, ridge ribs are integrally provided near both ends in the length direction of a hinge portion arranged on the back side of the panel main body.
[0008]
Specifically, the invention according to claim 1 is based on the premise that a vehicle airbag door is provided with a door portion that is opened by the operation of an airbag device on a panel main body. A backup portion having a substantially rectangular shooting port, a plate portion disposed in the shooting port, and a portion extending along one side around the shooting port, and integrally connecting the backup portion and the plate portion. A hinge member, and a backup member integrally formed in a state where a gap is formed between the shooting opening opening edge of the backup portion, the outer peripheral portion of the plate portion, and both longitudinal ends of the hinge portion. The backup portion is provided on the back surface of the panel body around the outside of the door portion, and the plate portion is provided on the door. The hinge portion has a curved portion having a curved cross section extending along the length direction of the hinge portion, and the door portion of the curved portion near both ends of the hinge portion in the longitudinal direction. A protruding ridge rib is integrally formed on the surface on the side opposite to the above.
[0009]
According to a second aspect of the present invention, in the first aspect, the bending portion includes a first bending portion having one end integrally connected to the backup portion and a middle portion bending so as to protrude toward the door portion. One end is integrally connected to the other end of the first bending portion, while the other end is integrally connected to the plate portion, and the intermediate portion is bent so as to project to the opposite side to the door portion. The second rib portion is formed, and the ridge rib is formed over the first curved portion and the second curved portion.
[0010]
According to a third aspect of the present invention, in the first or second aspect of the present invention, the plate portion includes a plate portion main body integrally connected to the hinge portion, and a lengthwise end portion between the plate portion main body and the hinge portion. An extended portion which is integrally extended to the vicinity of the corner of the shooting opening opening edge so as to have a gap with the shooting opening opening edge, and is welded to the back surface of the door portion; The strip rib is formed continuously from the hinge portion to the extension of the plate portion.
[0011]
That is, according to the first aspect of the present invention, when the airbag is inflated by the operation of the airbag device, the plate portion and the door portion that has the plate portion welded to the back side face vigorously receive the deployment pressure of the airbag. These are opened and pivotally opened about a hinge portion extending along one side around the shooting opening. At this time, the hinge portion is subjected to a large stretching force by the plate portion that is developed integrally with the door portion. However, in this hinge portion, a ridge rib is integrally formed on the surface of the curved portion in the vicinity of both ends in the length direction on the side opposite to the door portion, and both ends in the length direction serving as crack initiation points are formed. The rigidity near the part is increased. Therefore, according to the present invention, even if a large force is received from the plate portion as described above, the hinge portion does not crack and break. Thereby, breakage of the hinge portion when the door is deployed can be effectively prevented, and the door portion can be stably opened.
[0012]
Further, in the invention of claim 2, the curved portion of the hinge portion has a first curved portion curved so that the intermediate portion projects toward the door portion, and the intermediate portion projects on the opposite side to the door portion. The second curved portion is curved, and the ridge rib is provided over both curved portions. Therefore, when the door portion is opened, these curved portions are extended to open the door portion. A large opening angle can be secured, and the rigidity of both ends in the length direction of the hinge portion can be improved by the protruding ribs. That is, according to the present invention, the door portion is stably opened at a large opening angle by extending the curved portion at the time of deployment while effectively preventing breakage of the hinge portion by improving the rigidity of both ends of the hinge portion. be able to.
[0013]
According to the third aspect of the present invention, since the plate portion is provided with an extending portion extending from the plate portion main body to outside of both longitudinal ends of the hinge portion to near the corner of the shooting opening opening edge. Even in the vicinity of the gap between the shooting port opening edge formed outside the both ends in the length direction of the hinge, the extension of the plate is welded to the panel body to further enhance the reinforcing effect of the plate. Can be. Since the protruding ribs provided near both ends of the hinge portion are extended to the extending portion, and the protruding ribs are formed continuously from the hinge portion to the extending portion, the protruding ribs are formed. This increases the rigidity of the extension portion itself, and can prevent the extension portion from cracking or scattering when the door portion is deployed.
[0014]
Embodiment 1 of the present invention
Hereinafter, embodiments of the present invention will be described in detail with reference to the drawings.
[0015]
FIG. 1 partially shows a panel main body 1 of an instrument panel A disposed at a front part of a vehicle compartment. This panel main body 1 has an airbag door at a part thereof, that is, a part corresponding to the front of a passenger seat. 5 is provided. As shown in FIG. 2, the airbag door 5 is configured as a so-called seamless type, in which a breakable portion 7 that breaks when the airbag (not shown) is deployed cannot be identified from the surface side of the panel body 1. . The left side in FIG. 2 is the vehicle front side, that is, the windshield side, and the right side is the vehicle rear side, that is, the passenger seat side.
[0016]
The panel main body 1 is composed of a resin base material 10 obtained by injection molding of a thermoplastic resin olefin (TPO) or the like, and a skin material 11 integrally joined to the surface side of the base material 10.
[0017]
On the back surface of the base material 10, a groove 15 recessed toward the front surface side is formed so as to form each rectangular side when viewed from the panel surface side, and is formed on the front surface side of the groove portion 15 by the groove portion 15. The to-be-ruptured portion 7 is formed by the thin portion of the panel body 1 to be formed. The breakable portion 7 forms an outer edge of a rectangular door portion 17 that opens toward the front side of the vehicle. That is, the airbag door 5 includes a door portion 17 that is opened by deployment of the airbag, and a peripheral portion of the door portion 17.
[0018]
On the back side of the panel body 1, a backup member 13 made of a resin molded body is provided. The backup member 13 includes a backup portion 27 that is welded to the back surface of the panel body 1 around the outside of the door portion 17, and a reinforcing plate portion 20 that extends along the door portion 17 and is welded to the back surface of the door portion 17. And a hinge portion 24 for integrally connecting the backup portion 27 and the plate portion 20. The welding is performed by a vibration welding method.
[0019]
The backup portion 27 has a shooting opening 30 for inflating the airbag. The backup portion 27 extends from the opening edge of the shooting opening 30 to the outer periphery of the door portion 17 along the back surface of the base material 10.
[0020]
The groove 15 is provided on the back surface of the base material 10 facing the backup portion 27. That is, the groove portion 15 is arranged around the outer periphery of the plate portion 20, whereby the outer peripheral edge of the door portion 17 is formed so as to protrude more outwardly than the plate portion 20.
[0021]
The hinge portion 24 is integrally connected to the front side portion 27a of the backup portion 27 at the vehicle front side portion at the opening edge of the shooting port 30. The hinge portion 24 is provided so as to extend in the vehicle width direction along one side of the vehicle front side portion at the opening edge of the shooting opening 30, and has a curved portion 34 having a curved cross section over the entirety. The curved portion 34 includes a first curved portion 34a having a front end integrally connected to the front side portion 27a of the backup portion 27 and a middle portion curved so as to project toward the door portion 17 (upward), and a front end portion. Is integrally connected to the rear end of the first curved portion 34a, the rear end is integrally connected to the base end of the plate portion 20, and the intermediate portion is opposite to the door portion 17 ( And a second curved portion 34b that is curved so as to protrude downward. The first curved portion 34a and the second curved portion 34b receive the deployment pressure via the plate portion 20 and extend when the airbag is deployed as shown by a virtual line in FIG. As a result, the door portion 17 is configured to be pushed up above the panel main body 1. Further, the pushed-up door portion 17 is thereafter rotated about the joint between the second curved portion 34b extended by the above-mentioned developing pressure and the plate portion 20 as a fulcrum.
[0022]
The backup member 13 is integrally formed with a substantially rectangular cylindrical portion 26 extending from the edge of the opening of the shooting opening 30 of the backup portion 27 toward the side away from the panel body 1. The plate portion 20, the backup portion 27, the hinge portion 24, and the tubular portion 26 are integrally formed by injection molding.
[0023]
An airbag device 46 that protects a passenger on the front passenger seat against an impact from the front-rear direction of the vehicle is disposed inside the cylindrical portion 26. The airbag device 46 includes an airbag case 47 that houses the airbag and an inflator (not shown). A hook-shaped attachment 47a is fixed to the airbag case 47, and the attachment 47a is inserted into the long hole 26a of the tubular portion 26. The airbag is housed in a folded state in an airbag case 47, and the inflator generates gas when a collision of the vehicle is detected. The airbag is inflated and deployed by the gas generated by the operation of the inflator.
[0024]
The airbag case 47 is attached to an instrument panel reinforcement (not shown) extending in the vehicle width direction and having both ends attached to the vehicle body.
[0025]
The shooting port 30 is opened in a substantially rectangular shape as shown in FIGS. 3 and 4, and the four corner portions 30 a of the shooting port 30 are curved like the other parts other than the shooting port 30. Is formed. The plate portion 20 is disposed in the shooting opening 30, and between the outer peripheral portion of the plate portion 20 and the opening edge of the shooting opening 30 of the backup portion 27, except for the hinge portion 24, as a whole. A gap 32 having a predetermined width is continuously formed over the entire width.
[0026]
The plate portion 20 is formed in a plate-like body having a shape substantially corresponding to the shooting port 30, and is a substantially rectangular plate portion body integrally connected to the second curved portion 34 b of the hinge portion 24. 36, and an extending portion 38 formed integrally with the plate portion main body 36. The plate portion main body 36 has a length in the vehicle width direction longer than the length of the hinge portion 24, and is integrally coupled to a rear end of the second curved portion 34b at an intermediate portion of a base end thereof. Both ends in the vehicle width direction protrude outward in the vehicle width direction from both ends in the length direction of the hinge portion 24.
[0027]
On the other hand, the tip of the plate portion main body 36 extends to the vicinity of the opening edge of the shooting port 30 on the rear side of the vehicle, whereby the plate portion 20 substantially covers the shooting port 30. Both ends of the distal end portion of the plate body 36 are formed in a curved shape corresponding to the corner 30a of the shooting port 30.
[0028]
On the other hand, the extending portions 38 are integrally formed at both ends in the length direction of the hinge portion 24 at the base end of the plate portion main body 36. It is formed in a substantially sector shape in plan view so as to correspond to the shape of the corner 30a on the hinge portion 24 side at the opening edge of the mouth 30, and substantially closes the corner 30a near the opening edge of the shooting mouth 30. As described above, the hinge portion 24 extends outside both longitudinal ends thereof toward the front side portion 27a of the backup portion 27. The gap 32 is also formed around the extended portion 38.
[0029]
On the back surface (the surface opposite to the door portion 17) at both ends in the longitudinal direction of the hinge portion 24, protruding ridge ribs 40 are integrally formed. Each of the ribs 40 is formed continuously along the first curved portion 34a and the second curved portion 34b of the hinge portion 24 over both curved portions 34a and 34b. Each of the ribs 40 has a rib extension 40 a extending from one end to the base end of the plate body 36 and extending to the inner end of the extension 38. That is, the ridge rib 40 is formed continuously from the hinge portion 24 to the extension portion 38 of the plate portion 20.
[0030]
In addition, on the back surface of the distal end portion of the plate portion main body 36, a distal end side rib 36a protruding to the rear side is provided so as to extend over substantially the entirety in the vehicle width direction. Further, on the back surface of the side end portion located at both ends in the vehicle width direction of the plate portion main body 36, a side end side rib 36b protruding to the back side is provided so as to extend substantially entirely in the vehicle front-rear direction. . The rigidity of the plate portion main body 36 is improved by the ribs 36a and 36b.
[0031]
In addition, the plate portion 20 has an extension portion 38 extending forwardly (at the base end side) in the vehicle width direction in a range of about one-fourth the length of the plate portion body 36 in the vehicle front-rear direction. A thick portion 20a having a raised back surface is formed.
[0032]
In addition, welding projections 43 for vibration welding to the base material 10 are provided on the surfaces of the plate portion 20 and the backup portion 27. The welding projections 43 are formed in a lattice shape in the plate portion main body 36 and the backup portion 27, and are formed along the outer peripheral edge in the extension portion 38. The welding protrusion 43 causes the plate portion main body 36 and the extension portion 38 to be provided on the back surface of the base material 10 in the door portion 17, and the backup portion 27 to be provided on the back surface of the base material 10 around the outside of the door portion 17. Each is welded.
[0033]
In the airbag door 5 according to the first embodiment, when the airbag is inflated by the operation of the airbag device 46, the airbag presses the plate portion 20. As a result, the door portion 17 of the panel main body 1 to which the plate portion 20 is welded on the back surface is also pressed, and the to-be-ruptured portion 7 surrounding the door portion 17 is broken, and as shown by a virtual line in FIG. The door portion 17 is pushed upward from the panel body 1 while the first curved portion 34a and the second curved portion 34b of the 24 extend, and the hinge portion 24 is greatly extended by the plate portion 20 that is unified with the door portion 17. Receive strength. In addition, the skin material 11 of the to-be-ruptured part 7 is torn similarly to the base material 10.
[0034]
At this time, the ridge ribs 40 are integrally provided near the both ends in the length direction of the hinge portion 24, and the strength near the both ends in the length direction, which is the starting point of the crack, is increased. Even if the hinge portion 24 receives a large stretching force from the plate portion 20 as described above, the hinge portion 24 does not break due to cracking. Thereby, breakage of the hinge portion 24 can be effectively prevented, and the door portion 17 can be stably opened.
[0035]
Then, after the hinge portion 24 is extended as described above, as shown in FIG. 5, the plate portion 20 rotates together with the door portion 17 about the joint with the second curved portion 34b as a fulcrum, and 17 opens and the airbag inflates into the vehicle interior.
[0036]
Further, in the first embodiment, when the door portion 17 is opened, the first and second curved portions 34a and 34b are extended to open the door portion 17, so that the opening angle of the door portion 17 can be increased. Therefore, by improving the rigidity of both ends of the hinge portion 24, the breakage of the hinge portion 24 is effectively prevented, and the bending portion 34a, 34b is extended when the door portion 17 is unfolded, so that the door portion 17 has a large opening angle. Can be opened stably.
[0037]
Further, in the first embodiment, since the extending portions 38 are integrally formed at both ends in the length direction of the hinge portion 24 in the plate portion main body 36 of the plate portion 20, both end portions in the length direction of the hinge portion 24 are formed. Also in the vicinity of the gap 32 with the opening edge of the shooting opening 30 formed outside the panel, the extended portion 38 of the plate portion 20 can be welded to the panel main body 1 to further enhance the reinforcing effect of the plate portion 20. Then, a ridge rib 40 integrally formed near both ends of the hinge portion 24 is extended to the extension portion 38, and the ridge rib 40 is continuously extended from the hinge portion 24 to the extension portion 38. Because of the formed structure, the rigidity of the extending portion 38 itself is increased by the protruding rib 40, and the cracking and scattering of the extending portion 38 can be prevented.
[0038]
In addition, the skin material 11 in the breakable portion 7 on the hinge side may be separated from the base material 10 and connected without being torn when the door portion 17 is opened.
[0039]
Embodiment 2 of the present invention
FIG. 6 shows a second embodiment of the present invention. Here, the same components as those in the first embodiment are denoted by the same reference numerals, and detailed description thereof will be omitted.
[0040]
In the second embodiment, as shown in FIG. 6, the backup member 13 includes a first forming part 51 and a second forming part 53. The first molding portion 51 is made of a first resin material, and forms the backup portion 27. The first molded portion 51 is integrally formed with a rectangular tubular portion 26 extending from the shooting opening 30 of the backup portion 27 to a side away from the panel body 1. A hinge-side extension 53a of the second molded portion 53 is formed integrally with the front portion 51a of the tubular portion 26 inside the tubular portion 26. The second molding portion 53 is made of the same or different resin material as the molding material of the first molding portion 51, and is integrally formed with the plate portion 20, the hinge portion 24, and the hinge-side extension portion 53a into a substantially L-shaped cross section. Have been.
[0041]
In the second embodiment, the molding sections 51 and 53 are formed by injection molding the first molding section 51, and thereafter, the second molding section 51 and the front molding section 51 a of the cylindrical section 26 in the first molding section 51 are subjected to the second molding. It is formed by so-called double injection molding in which the second molded portion 53 is injection-molded so that the hinge-side extension 53a of the portion 53 is integrated.
[0042]
The distal end (lower end) of the hinge-side extension 53a of the second molding portion 53 is formed to have a substantially U-shaped cross section that is bent outwardly of the cylinder. The hinge-side extension 53a is provided with an elongated hole 53b for engaging the front attachment 47a of the airbag case 47.
[0043]
The front portion 51a of the first molding portion 51 is provided with a protrusion 51b projecting from the inner surface of the front portion 51a. The protrusion 51b is a stepped protrusion having a large diameter at the tip end, is insert-molded in the hinge-side extension 53a, and is integrally formed so as not to come off from the front portion 51a.
[0044]
Other configurations are the same as those in the first embodiment.
[0045]
Therefore, also in the second embodiment, similarly to the first embodiment, the protruding ribs 40 are integrally formed near both ends in the length direction of the hinge portion 24, and both ends in the length direction serving as crack starting points are formed. Since the rigidity in the vicinity is increased, the hinge portion 24 does not break due to cracking even if it receives a large extension force from the plate portion 20. 17 can be stably opened.
[0046]
In addition, the first molding part 51 and the second molding part 53 are formed as separate molding materials, and by using a material according to each application as these molding materials, the first molding part 51 and the second molding part 53 are formed. Functions can be exhibited more effectively. For example, a resin material having higher strength can be used for the first molding portion 51, and a tough resin material that does not easily scatter the material when the door portion 17 is opened can be used for the second molding portion 53.
[0047]
Further, the backup member 13 is not formed by double injection molding, but for example, a first molded portion 51 and a second molded portion 53 are separately molded, and then the two members 51 and 53 are fastened to each other. It may be.
[0048]
Other functions and effects are the same as those of the first embodiment.
[0049]
Third Embodiment of the Invention
As shown in FIG. 7 (here, the same components as those in the first embodiment are denoted by the same reference numerals, and detailed description thereof is omitted). The part 27, the plate part 20, and the hinge part 24 are made of resin and integrally formed. That is, in the third embodiment, unlike the first embodiment, the tubular portion is not integrally formed on the backup member 13 by injection molding.
[0050]
That is, the backup portion 27 is provided integrally with a plurality of coupling portions 27c at predetermined intervals along the shooting port 30. The coupling portion 27c includes a box-shaped concave portion 27d opened upward, A through hole 27e penetrates the bottom of the recess 27d, and is disposed on the vehicle front side and rear side of the shooting opening 30 respectively.
[0051]
A substantially rectangular metal frame member 61 as a cylindrical portion is integrally arranged below the backup member 13. That is, a fixing portion 61a projecting outward in the vehicle front-rear direction is integrally formed at the upper end of the frame member 61, and is disposed in the fixing portion 61a so as to correspond to the through hole 27e of the coupling portion 27c. A through hole 61b is formed. Then, the head of the bolt 63 is inserted into the recessed portion 27d from the through hole 27e of the coupling portion 27c to the through hole 61b of the fixing portion 61a so that the head is prevented from turning into the recessed portion 27d and fitted into the recessed portion. The fixing portion 61a is fastened to the coupling portion 27c by screwing the nut 65 into the screw portion of the bolt 63 projecting downward from the fixing portion 61c.
[0052]
Other configurations, operations, and effects are the same as those in the first embodiment.
[0053]
Other Embodiments of the Invention
In each of the above embodiments, the airbag door 5 is a seamless type. Instead, an opening is formed in the panel main body 1 and the airbag door 5 is fitted into and engaged with the opening. The airbag door 5 may be a fitted airbag door 5.
[0054]
The welding of the backup portion 27, the plate portion 20, and the extension portion 38 to the panel main body 1 and the door portion 17 is not limited to the vibration welding method as in the above-described embodiment. A plurality of through holes (not shown) are formed in the plate portion 20 and the extension portion 38, and a welding projection (not shown) that penetrates the through hole is integrally formed in the panel body 1 and the door portion 17. Alternatively, the tip of the welding projection that has penetrated the through hole and the peripheral edge of the through hole of the panel body 1 and the door portion 17 may be welded.
[0055]
In each of the above embodiments, the configuration is such that, in a normal temperature state such as an ambient temperature of 20 ° C., the first curved portion 34a and the second curved portion 34b of the hinge portion 24 rotate after expanding when the airbag is deployed. However, the present invention is not limited to this. For example, in an extremely cold region such as −30 ° C., when both the curved portions 34 a and 34 b do not extend and rotate around the second curved portion 34 b due to low temperature. There is also. Further, the bending portion 34 of the hinge portion 24 is not limited to the structure of the two bending portions including the first bending portion 34a and the second bending portion 34b, and may be, for example, one bending portion having a substantially U-shaped cross section. The hinge portion may be configured.
[0056]
Further, in each of the above embodiments, the plate portion 20 may have a configuration in which the extension portion 38 is omitted, but it is desirable to provide the extension portion 38 in order to improve the rigidity of the panel body 1.
[0057]
In each of the above embodiments, the distal end rib 36a or the side end rib 36b of the plate portion main body 36 may be omitted.
[0058]
In each of the above embodiments, the configuration may be such that the thick portion 20a of the plate portion 20 is omitted.
[0059]
Further, in each of the above-described embodiments, the configuration applied to the airbag door 5 disposed on the panel main body 1 of the instrument panel A has been described. However, the present invention is not limited to this. (Not shown) or the like may be applied to the airbag door 5 disposed on the like.
[0060]
【The invention's effect】
As described above, in the vehicle airbag door according to the first aspect of the present invention, the ridge rib is integrally provided on the surface of the curved portion near the longitudinal end portions of the hinge portion on the side opposite to the door portion. Therefore, the rigidity in the vicinity of both ends in the longitudinal direction, which is the starting point of the crack, is increased. Therefore, according to the present invention, even when the hinge portion receives a large extension force from the plate portion during the operation of the airbag, the hinge portion does not crack and break. Thereby, breakage of the hinge portion can be effectively prevented, and the door portion can be stably opened.
[0061]
According to the second aspect of the invention, the curved portion of the hinge portion is constituted by the first curved portion and the second curved portion, and the ridge rib is formed over both of the curved portions. At the time of opening the portion, by expanding these curved portions to open the door portion, it is possible to increase the opening angle of the door portion. Therefore, according to the present invention, it is possible to stably open the door at a large opening angle by extending the curved portion at the time of deployment while effectively preventing breakage of the hinge portion by improving the rigidity of both ends. it can.
[0062]
According to the third aspect of the present invention, the extension portion is provided in the plate portion main body of the plate portion, and the projecting rib of the hinge portion is formed continuously over the extension portion. The rigidity of the portion itself is increased, and the extension portion can be prevented from being cracked or scattered.
[Brief description of the drawings]
FIG. 1 is a perspective view partially showing a panel main body including a vehicle airbag door according to Embodiment 1 of the present invention.
FIG. 2 is an enlarged sectional view taken along line II-II of FIG.
FIG. 3 is an enlarged plan view of a backup member.
FIG. 4 is a sectional view taken along line IV-IV in FIG.
FIG. 5 is a view corresponding to FIG. 2, showing a state where a door unit is opened.
FIG. 6 is a diagram corresponding to FIG. 2, showing a second embodiment of the present invention.
FIG. 7 is a diagram corresponding to FIG. 2, showing a third embodiment of the present invention.
[Explanation of symbols]
1 Panel body
13 Backup material
17 Door
20 Plate part
24 Hinge
27 Backup unit
30 Shooting Mouth
30a corner
32 gap
34 Bending part
34a first bending portion
34b second bending portion
40 ridge rib
36 Plate part body
38 Extension
46 Airbag device

Claims

パネル本体に、エアバッグ装置の作動によって開放されるドア部が設けられた車両用エアバッグドアであって、
上記パネル本体の裏側には、エアバッグが膨出する略矩形状のシューティング口を有するバックアップ部と、上記シューティング口内に配置されるプレート部と、上記シューティング口周囲の一辺に沿って延びるように配置され、上記バックアップ部及びプレート部を一体的に結合するヒンジ部とが、上記バックアップ部のシューティング口開口縁部と上記プレート部の外周部及びヒンジ部の長さ方向両端部との間に隙間が形成される状態で一体的に形成されたバックアップ部材が設けられ、
上記バックアップ部は上記ドア部の外側周囲におけるパネル本体の裏面に、また上記プレート部は上記ドア部の裏面にそれぞれ溶着され、
上記ヒンジ部は、該ヒンジ部の長さ方向に沿って延びる断面湾曲状の湾曲部を有し、
上記ヒンジ部長さ方向両端部の近傍における上記湾曲部の上記ドア部とは反対側の面に、***する突条リブが一体的に形成されている
ことを特徴とする車両用エアバッグドア。A vehicle airbag door provided with a door portion that is opened on operation of the airbag device on the panel body,
On the back side of the panel main body, a backup portion having a substantially rectangular shooting port in which an airbag inflates, a plate portion disposed in the shooting port, and a portion arranged to extend along one side around the shooting port. And a hinge portion that integrally couples the backup portion and the plate portion, a gap is formed between the shooting port opening edge of the backup portion, the outer peripheral portion of the plate portion, and both longitudinal ends of the hinge portion. A backup member integrally formed in a formed state is provided,
The backup portion is welded to the back surface of the panel body around the outside of the door portion, and the plate portion is welded to the back surface of the door portion, respectively.
The hinge portion has a curved portion having a curved cross section extending along the length direction of the hinge portion,
An airbag door for a vehicle, wherein a protruding ridge rib is integrally formed on a surface of the curved portion in the vicinity of both ends in the length direction of the hinge portion on a surface opposite to the door portion.

請求項１において、
湾曲部は、一端部がバックアップ部に一体的に結合され、中間部がドア部側に突出するように湾曲する第１湾曲部と、一端部が上記第１湾曲部の他端部に一体的に結合される一方、他端部がプレート部に一体的に結合され、中間部が上記ドア部と反対側に突出するように湾曲する第２湾曲部とからなり、
突条リブは、上記第１湾曲部と第２湾曲部とに亘って形成されている
ことを特徴とする車両用エアバッグドア。In claim 1,
The bending portion has one end integrally connected to the backup portion, and a first bending portion bent so that the intermediate portion protrudes toward the door portion, and one end integrated with the other end of the first bending portion. A second curved portion curved so that the other end is integrally coupled to the plate portion, and the intermediate portion projects to the side opposite to the door portion,
An airbag door for a vehicle, wherein a ridge rib is formed over the first curved portion and the second curved portion.

請求項１又は２において、
プレート部は、ヒンジ部に一体的に結合されるプレート部本体と、上記プレート部本体からヒンジ部の長さ方向両端部の外側を上記シューティング口開口縁部の隅角部近傍まで該シューティング口開口縁部との間に隙間を有する形態で一体的に延び、ドア部の裏面に溶着される延設部とを備え、
突条リブは、上記ヒンジ部から上記プレート部の延設部までに亘って連続して形成されている
ことを特徴とする車両用エアバッグドア。In claim 1 or 2,
The plate portion includes a plate portion body integrally connected to the hinge portion, and a portion outside the longitudinal ends of the hinge portion extending from the plate portion body to near the corner of the shooting opening opening edge. An extending portion integrally extending in a form having a gap between the edge portion and an extended portion welded to the back surface of the door portion,
An airbag door for a vehicle, wherein the ridge rib is formed continuously from the hinge portion to the extension of the plate portion.