JP2004255065A - 電気掃除機 - Google Patents

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Hiromitsu Murata
村田  博光
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Toshiba TEC Corp
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Abstract

【課題】回路基板の配置効率を向上して小型化できる電気掃除機を提供する。
【解決手段】モータカバー71内に第2消音部材を介して同軸上に電動送風機を取り付ける。モータカバー71の周面の一部を軸方向に沿ってDカットしてDカット部81とする。平板状の回路基板91は電動送風機の駆動を制御する。回路基板91の面方向をモータカバー71の軸方向に沿わせてDカット部81に取り付ける。回路基板91を配置する収容スペースを上ケース12内に設ける必要がなくなる。回路基板91を上ケース12内に収容する際の配置効率を向上できる。上ケース12の小型化が可能となる。掃除機本体3をより小型化できる。
【選択図】 図1

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、電動送風機が収容されるケース体を備えた電気掃除機に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、この種の電気掃除機は、いわゆる業務用の電動送風機であり、電動送風機が収容される掃除機本体としての本体ケースを備えている。そして、この本体ケースの上側面には、この本体ケースを開閉させる蓋体が取り付けられている(例えば、特許文献1参照。)。
【0003】
【特許文献1】
特開平5−261034号公報(第3頁、図1−図2)
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
上述のような電気掃除機では、一般的に、電動送風機の駆動により生じる吸込風とともに吸い込んだ塵埃を集塵する集塵室が本体ケースの内部に区画形成されている。そして、この集塵室の上側に電動送風機室が区画形成されており、この電動送風機室に電動送風機が収容されて取り付けられている。さらに、この電動送風機には、この電動送風機の駆動をオンオフさせるオンオフスイッチのみが接続されており、この電動送風機の駆動を制御する回路基板は接続されていない。このため、本体ケース内での回路基板の取り付け位置については考慮されていないので、この回路基板を本体ケース内に取り付けることにより、この本体ケースが大型化してしまうおそれがあるという問題を有している。
【0005】
本発明は、このような点に鑑みなされたもので、回路基板の配置効率を向上して小型化できる電気掃除機を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】
本発明の電気掃除機は、電動送風機との間に緩衝材が配設されて収容されるケース体の曲面部に連続して外周面の一部を構成する平面部に、電動送風機の駆動を制御する略平板状の回路基板を取り付けたものである。そして、ケース体の曲面部に連続して外周面の一部を構成する平面部に回路基板を取り付けたので、この回路基板の配置効率が向上し、これら回路基板およびケース体を小型化できる。また、電動送風機とケース体との間の緩衝材によって、この電動送風機の駆動により回路基板へと伝わる振動を抑制できる。
【0007】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の電気掃除機の第1の実施の形態の構成を図1ないし図5を参照して説明する。
【0008】
図1ないし図5において、1は電気掃除機で、この電気掃除機1は、例えばビルなどの清掃に用いられる業務用の掃除機である。また、この電気掃除機1は、略円筒状の電動送風機2を収容した略円柱状の本体ケースとしての掃除機本体3を備えている。
【0009】
この掃除機本体3には、図5に示すように、可撓性を有する細長円筒状のホース体としての吸込ホース4の基端部が着脱可能に連通接続されて気密に連結されている。そして、この吸込ホース4の先端部には、円筒状の手許操作管5の基端部が連通接続されて気密に連結されている。さらに、この手許操作管5の先端部には、円筒状の延長管6を介して床ブラシなどの吸込口体7が着脱可能に連通接続されて気密に連結されている。
【0010】
また、掃除機本体3は、略有底円筒状の下ケース11を備えている。そして、この下ケース11の上側には、略円筒状の上ケース12が取り付けられている。さらに、これら上ケース12および下ケース11は、この下ケース11に設けられた複数、例えば3個のクランプ手段13にて着脱可能に嵌合されて取り付け固定されている。また、この下ケース11の下側には、複数、例えば4個のキャスタ14が取り付けられて、掃除機本体3が被掃除面としての床面に対し移動可能とされている。
【0011】
そして、下ケース11は、上側が開口した略円筒状の胴部21を有している。この胴部21の下側には、略正方形状の底板22が一体的に取り付けられて閉塞されている。この底板22の下端面の四隅には、キャスタ14がそれぞれ取り付けられている。また、この下ケース11の胴部21の内側は、図2に示すように、平板状の仕切板23によって上下方向が水平に仕切られて区画形成されている。そして、この胴部21内の仕切板23より上側が集塵室24とされているとともに、この胴部21内の仕切板23より下側がバッテリ室25とされている。
【0012】
ここで、この集塵室24には、上方が開口した略有底円筒状の集塵カップとしての集塵容器26が者脱可能に嵌合されて取り付けられている。この集塵容器26は、電動送風機2の駆動により吸い込んだ空気を内周面に沿って螺旋状に旋回させて、この空気とともに吸い込んだ塵埃を自重による遠心分離によって分離して内部に集塵させる。さらに、この集塵容器26の上側の開口部27には、捕捉手段としてのフィルタ28が着脱自在に取り付けられた状態で、上ケース11にて気密に覆われている。
【0013】
また、バッテリ室25には、充電可能な二次電池であるバッテリパック31が取り外し可能に収容されている。このバッテリパック31は、このパッテリパック31から供給される電力により電動送風機2を駆動させる。
【0014】
一方、上ケース12は、下端部に円環状のフランジ部41が形成された中空円筒状の筒状部42を備えている。この筒状部42の上側には、この筒状部42の上側の開口部を覆って閉塞する本体ケースとしての蓋体である上蓋43が取り外し可能に取り付けられている。この上蓋43の下端面における中央部には、下方に向けて突出した略円筒状の位置決め凹部44が形成されている。
【0015】
さらに、筒状部42の内側には、電動送風機2が収容される送風機室45が区画形成されている。また、筒状部42の周面には貫通した複数の連通口46が形成されており、これら連通口46により外気と送風機室45とが連通している。さらに、これら連通口46の内側である筒状部42の内周面には、空気を流通させる通気性を有する第1消音部材47が取り付けられており、この第1消音部材47によって各連通口46が覆われている。
【0016】
また、図5に示すように、上蓋43の上面には、電動送風機2へと電力を供給させて駆動させる駆動用のスイッチ48が設けられている。さらに、この上蓋43の上面には、掃除機本体3の持ち運び用の把持部となる円弧状のハンドル49が回動可能かつ収容可能に設けられている。
【0017】
そして、図2に示すように、上ケース12のフランジ部41には、上下方向に向けて貫通した吸込開口51が形成されている。この吸込開口51には、吸込ホース4の基端部が接続される略L字状に屈曲した円筒状の接続パイプ52が水平方向に向けて回転自在に連通接続されて取り付けられている。また、この吸込開口51の内側には、電動送風機2の駆動により吸込開口51から吸い込んだ空気や塵埃を集塵室24内に取り付けられた集塵容器26内の周方向に向けて案内して螺旋状に旋回させる旋回風構成体としてのサイクロン部であるガイド部53が設けられている。
【0018】
一方、電動送風機2は、内部に図示しない遠心ファンが回転可能に取り付けられた平坦な円筒状のファン部61を備えている。このファン部61の上側には、このファン部61内の遠心ファンを回転させて、このファン部61を駆動させる円筒状のモータ部62が設けられている。このモータ部62は、ファン部61よりも外径寸法が小さく形成されており、このファン部61の上側に連続して同心状に設けられている。また、このモータ部62には、図示しないモータが内蔵されている。
【0019】
そして、ファン部61の下端面には、このファン部61を駆動させた際に空気を流入する吸込口63が形成されている。この吸込口63は、集塵室24内の集塵容器26の開口部27に対向して設置される。また、この吸込口63は、集塵室24側に向けて先細状に突出している。さらに、ファン部61の周縁部と送風機室45の内側壁との間には、モータクッションとしての気密保持部材64が介装されて取り付けられている。この気密保持部材64は、ゴムなどのクッション性および弾力性を有する材質で形成されている。また、この気密保持部材64は、電動送風機2の吸込側であるファン部61の周縁部と送風機室45の内側壁との間の気密性を保持するとともに、この送風機室45内の電動送風機2を支持する。また、この気密保持部材64は、ファン部61の周縁部を周方向に亘って覆っている。
【0020】
さらに、電動送風機2のモータ部62の外周面には、略矩形状の複数の第1排気口65が開口されて設けられている。これら第1排気口65は、モータ部62の外周面における上端近傍に設けられている。このモータ部62の外周面には、緩衝材としてのクッション材である略円筒状の第2消音部材66が巻き付けられて取り付けられている。この第2消音部材66は、スポンジなどで構成されており、電動送風機2のモータ部62の第1排気口65を覆っている。さらに、この第2消音部材66は、上側が閉塞された略有底円筒状のケース体としてのモータカバー71と電動送風機2のモータ部62との間に配設されて取り付けられている。また、このモータ部62は、モータカバー71によって全体が略同軸状に収容されて取り付けられている。このため、このモータ部62の第1排気口65から排気された空気は、このモータ部62とモータカバー71との間に排気される。
【0021】
ここで、電動送風機2のモータ部62の上端面とモータカバー71の上面内側との間には、弾性を有するモータ支持ゴム72が介装されて取り付けられている。このモータ支持ゴム72は、モータカバー71に対して電動送風機2のモータ部62がずれないように保持するとともに、この電動送風機2を駆動させた際に生じ得るモータ部62の振動を抑制する。
【0022】
そして、モータカバー71は、電動送風機2の排気側を覆っており、上蓋43によって保持されている。また、このモータカバー71は、図1ないし図4に示すように、モータ部62の外周面を覆う円筒状の第1の隔壁としての内筒73を備えている。この内筒73は、モータ支持ゴム72から第1排気口65までを一体に覆う内隔壁部74を有している。この内隔壁部74の下端部には、この内隔壁部74の下端縁が凹状に切りかかれた形状の複数の連通開口75が周方向に沿って等間隔に離間されて形成されている。
【0023】
さらに、この内隔壁部74の外周には、この内隔壁部74の外周面との間に間隙を介して、この内隔壁部74の外周面を覆う第2の隔壁としての外筒76が設けられている。この外筒76は、内筒73の外周面を覆う円筒状の曲面部としての外隔壁部77を有している。そして、この外隔壁部77の上端面における内隔壁部74との間には、上側に向けて開口する第2排気口78が設けられている。この第2排気口78は、連通口46を介して外気に連通している。また、外隔壁部77におけるファン部61側の先端である下端は、気密保持部材64の上端面に接触して密着されている。
【0024】
そして、モータカバー71の内隔壁部74の外周面と外隔壁部77の内周面との間には、第1排気口65と第2排気口78とを連通する排気風路79が形成されている。この排気風路79には、弾性および通気性を有する第3消音部材80が介装されて保持されている。この第3消音部材80は、モータカバー71の外隔壁部77の内周面に沿って取り付けられており、この外隔壁部77の内周面と内隔壁部74の外周面とにより保持されて、排気風路79内を密封するように取り付けられている。
【0025】
ここで、このモータカバー71の外隔壁部77の周面の一部には、この外隔壁部77の軸方向に沿って周面を直線的に平坦に切り欠かれた形状の平面部としての切欠部であるDカット部81が一体的に設けられている。このDカット部81は、外隔壁部77に連続してモータカバー71の一部を構成している。すなわち、このDカット部81は、モータカバー71の外周面を上側から下側に向けて軸方向に沿ってモータカバー71の内隔壁部74および外隔壁部77それぞれの一部を上面視D字状にカット、いわゆるDカットすることにより、このモータカバー71の周面の一部に空間を形成させる収容凹部である。
【0026】
また、このDカット部81は、モータカバー71の軸方向に沿って平坦な平面部としてのDカット面90を備えている。このDカット面90は、モータカバー71の外隔壁部77の径方向に沿った幅方向を有しているとともに、この外隔壁部77の軸方向に沿った高さ方向を有している。
【0027】
そして、このDカット面90の下端側には、モータカバー71の径方向に沿った平坦な略平板状の底面部82が形成されている。この底面部82の長手方向における中央部には、この底面部82よりもモータカバー71の上側に向けて突出し、かつこのモータカバー71の径方向に沿った平坦な略平板状の保持面部83が形成されている。
【0028】
そして、この保持面部83の長手方向における中央部と、底面部82の長手方向における両端部には、これら保持面部83および底面部82それぞれの幅方向に沿って上側に向けて突出した係止リブ84がそれぞれ形成されている。これら係止リブ84それぞれの長手方向における中央部には、凹状に切り欠かれた係止凹部85が形成されている。これら各係止凹部85は、電動送風機2の駆動を制御する回路基板91の厚さ寸法よりも若干大きな幅寸法を有している。さらに、保持面部83上の係止リブ84の両側部のそれぞれには、弾性を有する細長矩形シート状のクッション材としての振動吸収部材86がそれぞれ取り付けられている。
【0029】
また、Dカット面90のモータカバー71の径方向に沿った幅方向における両側縁には、互いに向かい合う平坦な側面部87が形成されている。そして、これら側面部87の幅方向における先端部には、互いに向かい合う方向に向けて開口したスリット部としての断面凹溝状の保持凹部88がそれぞれの内側に形成された対をなす爪部89が形成されている。これら爪部89それぞれは、各側面部87の上端側に形成されており、これら爪部89の保持凹部88は、モータカバー71の軸方向に沿って対向している。
【0030】
そして、これら爪部89の保持凹部88間には、図1および図4に示すように、略矩形平板状の回路基板91の両側縁が係合されて保持される。この回路基板91は、バッテリパック31から電動送風機2へと供給される電力を制御して、この電動送風機2の駆動を調整することにより、この電動送風機2による吸込力を調整する。また、この回路基板91は、モータカバー71の軸方向に面方向を沿わせた状態で、このモータカバー71のDカット部81に取り付けられて、このDカット部81のDカット面90と筒状部42との間に形成される隙間に取り付けられている。さらに、この回路基板91の下端縁の中央部には、Dカット部81の保持面部83に嵌合される凹状に切り欠かれた嵌合凹部92が形成されている。
【0031】
この嵌合凹部92は、回路基板91の両側縁を、モータカバー71の各爪部89の保持凹部88のそれぞれに挿入させて係合保持させた際に、このモータカバー71の保持面部83上の振動吸収部材86に当接して、この保持面部83に嵌合するとともに、この保持面部83上の係止リブ84の係止凹部85に嵌合して係止されて位置決め固定される。このとき、回路基板91の下端縁における嵌合凹部92の両側縁は、この回路基板91の両側縁を、モータカバー71の各爪部89の保持凹部88のそれぞれに挿入させて係合保持させた際に、このモータカバー71の底面部82に当接して、この底面部82上の係止リブ84の係止凹部85のそれぞれに嵌合して係止されて位置決め固定される。
【0032】
さらに、モータカバー71の上側面には、図1に示すように、平板状の放熱板93が取り付けられている。この放熱板93は、回路基板91の上端縁に接するように取り付けられている。また、この放熱板93は、電動送風機2の駆動による発熱が回路基板91へと伝わることによる、この回路基板91の温度上昇を防止する。さらに、この放熱板93は、モータカバー71の径方向に面方向を沿わせて状態で取り付けられており、回路基板91に対して垂直に接触している。
【0033】
また、この放熱板93の幅方向における一側部の中央部には、モータカバー71の上面中央部に突設された係合筒部94に嵌合される凹状の嵌合部95が形成されている。なお、このモータカバー71の係合筒部94は、上蓋43の下面中央部に設けられた位置決め凹部44に嵌合されて位置決め固定され、この上蓋43に対するモータカバー71の周方向への回転などが位置決め固定される。
【0034】
次に、上記第1の実施の形態の作用を説明する。
【0035】
まず、掃除機本体3の上蓋43上のスイッチ48をオンし、この掃除機本体3内の電動送風機2のファン部61を駆動させる。
【0036】
すると、この電動送風機2の吸込口63から空気が吸い込まれ、集塵容器26、吸込ホース4および延長管6を順次介して吸込口体7から空気が吸い込まれていく。
【0037】
この状態で、手許操作管5を把持して吸込口体7を床面に沿って移動させて、この床面を掃除する。このとき、吸込口体7から空気とともに床面上の塵埃が吸い込まれる。
【0038】
そして、この吸込口体7から吸い込まれた空気は、延長管6および吸込ホース4を順次通過した後、接続パイプ52からガイド部53を介して集塵容器26内へと吸い込まれていく。
【0039】
このとき、この集塵容器26内へと吸い込まれた空気は、ガイド部53によって集塵容器26の内周面に沿って渦巻き状に旋回する。
【0040】
すると、この集塵容器26内での空気の旋回に伴って、この空気中に漂う塵埃が旋回する。このとき、これら塵埃の旋回によって、これら塵埃に作用する遠心力および自重により、これら塵埃が集塵容器26の下方に遠心分離、すなわちサイクロン分離される。
【0041】
この後、これら塵埃がサイクロン分離された空気は、集塵容器26の開口部27からフイルタ28を通過して電動送風機2の吸込口63からファン部61およびモータ部62へと流れ込む。このとき、このモータ部62へと流れ込んだ空気は、このモータ部62内のモータを冷却しながら、このモータ部62の第1排気口65から排気されて排気風とされる。
【0042】
さらに、この排気風とされた空気は、モータ部62の第1排気口65から排気される際に、第2消音部材66を通過して騒音が防止された後、モータカバー71の内筒73の内周面に沿いながら下方へと流れて、この内筒73の連通開口75へと向かっていく。
【0043】
そして、この連通開口75を通過した空気は、モータカバー71の外筒76の内周面に沿いながら上方へと流れて、第2排気口78へと向かっていく。このとき、この空気は、外筒76と内筒73との間に配設された第3消音部材80を通過して、さらに騒音が抑制される。
【0044】
さらに、第2排気口78を通過した空気は、上ケース12の上蓋43の内側面および筒状部42の内側面に沿いながら下方へと流れて、この筒状部42の連通口46へと向かっていく。
【0045】
このとき、この空気は、モータカバー71に取り付けられた放熱板93から熱を吸収して、回路基板91の温度上昇を防止するとともに、連通口46の内側に取り付けられた第1消音部材47を通過して、さらに騒音が防止されてから掃除機本体3の外部へと排気される。
【0046】
上述したように、上記第1の実施の形態によれば、モータカバー71の周面の一部を軸方向に沿ってDカットしてDカット部81を形成し、このモータカバー71内に収容される電動送風機2の駆動を制御する回路基板91をDカット部81に取り付けた。この結果、この回路基板91を配置させる収容スペースを上ケース12内に別途設ける必要がなくなるとともに、モータカバー71内のデッドスペースを有効に利用できるから、回路基板91を上ケース12内に収容させる際の配置効率を向上できる。したがって、これら回路基板91およびモータカバー71が収容される上ケース12の小型化が可能となるから、この上ケース12を備えた掃除機本体3をより小型化できる。
【0047】
また、電動送風機2とモータカバー71との間に第2消音部材66を取り付けたことにより、この電動送風機2の駆動により生じる得る騒音およびモータカバー71の振動を防止できる。この結果、この電動送風機2の駆動によって、この電動送風機2からモータカバー71のDカット部81に取り付けた回路基板91へと伝わる振動を抑制できるから、振動による回路基板91の損傷を防止できる。同時に、電動送風機2の第1排気口65から排気された空気が第2消音部材66を通過するので、この空気にて回路基板91を冷却する際に、この回路基板91に塵埃が流れ込むのを防止できるから、この空気に漂う塵埃が付着することにより生じ得る回路基板91の損傷を防止できる。
【0048】
さらに、モータカバー71のDカット部81の各保持凹部88に回路基板91の両側縁を挿入して係合保持させるとともに、この回路基板91の嵌合凹部92をDカット部81の保持面部83に嵌合させつつ、この保持面部83上の係止リブ84の係止凹部85に係合させる。同時に、この回路基板91の嵌合凹部92の両側縁をDカット部81の底面部82に当接させつつ、この底面部82上の係止リブ84の係止凹部85に係合させることにより、この回路基板91がモータカバー71のDカット部81に着脱可能に取り付けられる。この結果、このモータカバー71のDカット部81への回路基板91の取り付けおよび取り外しが簡単な構成で可能となるとともに、この回路基板91をモータカバー71のDカット部81に簡単な構成で確実に位置決め固定できる。
【0049】
また、モータカバー71のDカット部81の保持面部83における係合リブ84の両側部のそれぞれに振動吸収部材86を取り付け、これら振動吸収部材86のそれぞれに回路基板91の嵌合凹部92の内側を当接させて、この回路基板91をモータカバー71のDカット部81に収容させた。この結果、これら振動吸収部材86によって、電動送風機2の駆動により生じ得るモータカバー71の振動が回路基板91に伝わりにくくなるから、モータカバー71の振動による回路基板91の損傷をより確実に防止できる。
【0050】
さらに、モータカバー71の上面に放熱板93を取り付けて、この放熱板93をモータカバー71のDカット部81に収容された回路基板91の上端縁に接触させた。この結果、電動送風機2を駆動させた際に排気風路79を通過する空気によって放熱板93の熱を吸収できる。したがって、電動送風機2の駆動に伴う空気の通過により放熱板93を介して回路基板91の熱を吸収して放熱できるので、この回路基板91の温度上昇を簡単な構成で効率良く防止できる。よって、この回路基板91に実装された図示しない回路部品の温度上昇を低減でき防止できるので、これら回路部品の温度上昇による破損を防止できる。
【0051】
なお、上記第1の実施の形態では、モータカバー71と上ケース12との間を通過する空気で放熱板93の熱を吸収して、この放熱板93を介して回路基板91の温度上昇を防止したが、図6および図7に示す第2の実施の形態のように、モータカバー71のDカット部81の下端縁に複数、例えば2つの冷却口97を開口して、これら冷却口97を通過する空気にて回路基板91の温度上昇を防止する構成としても、上記第1の実施の形態と同様の効果を奏することができる。
【0052】
具体的に、これら冷却口97は、モータカバー71のDカット部81のDカット面90の下端縁であるとともに、このDカット部81の保持面部83の上側縁に設けられている。また、これら冷却口97は、保持面部83の長手方向に沿った長手方向を有する細長矩形溝状に形成されている。さらに、これら冷却口97は、保持面部83における係止リブ84の両側部にそれぞれ設けられており、モータカバー71の外側と内側とを連通している。そして、これら冷却口97のそれぞれは、保持面部83の幅方向に向けて、この保持面部83に沿って開口している。また、これら冷却口97それぞれは、Dカット部81の係止リブ84間の中央部にそれぞれ設けられている。
【0053】
したがって、電動送風機2の駆動により、この電動送風機2の第1排気口65から排気された空気が第2消音部材66を通過した後、モータカバー71のそれぞれの冷却口97を通過する。そして、これら冷却口97を通過した空気は、モータカバー71のDカット部81に取り付けた回路基板91の熱を吸収しつつ、この回路基板91の内側面に沿って上方へと流れてから放熱板93の内側面に沿って流れて、上ケース12の上蓋43と筒状部42との間へと流れていく。さらに、これら上蓋43および筒状部42の間へと流れた空気は、これら上蓋43および筒状部42の内側面に沿って下方へと流れて、この筒状部42の連通口46の内側に取り付けた第1消音部材47を通過した後、これら連通口46から上ケース12の外部へと排気される。
【0054】
この結果、電動送風機2の駆動により排気される空気を、モータカバー71の各冷却口97に通過させて、これら各冷却口97を通過した空気を回路基板91にあてて、この回路基板91を冷却することにより、これら冷却口97を通過した空気により回路基板91が直接冷却される。したがって、この回路基板91をより効率良く冷却できるから、この回路基板91の温度上昇を簡単な構成でより確実に防止できる。
【0055】
また、モータカバー71の外隔壁部77にDカット部81を1つだけ設けたが、このDカット部81を必要に応じてモータカバー71の外隔壁部77に複数設けることもできる。
【0056】
【発明の効果】
本発明によれば、ケース体の曲面部に連続して外周面の一部を構成する平面部に回路基板を取り付けたので、この回路基板の配置効率が向上し、これら回路基板およびケース体を小型化でき、電動送風機とケース体との間の緩衝材によって、この電動送風機の駆動による回路基板の振動を抑制できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の電気掃除機の第1の実施の形態の一部を示す分解斜視図である。
【図2】同上電気掃除機の一部を示す断面図である。
【図3】同上電気掃除機のケース体を示す上方斜視図である。
【図4】同上ケース体に回路基板を取り付けた状態を示す下方斜視図である。
【図5】同上電気掃除機の斜視図である。
【図6】本発明の第2の実施の形態の電気掃除機のケース体を示す上方斜視図である。
【図7】同上電気掃除機の一部を示す断面図である。
【符号の説明】
1 電気掃除機
2 電動送風機
66 緩衝材としての第2消音部材
71 ケース体としてのモータカバー
77 曲面部としての外隔壁部
81 平面部としてのDカット部
91 回路基板
97 冷却口

Claims (2)

  1. 電動送風機と、
    曲面部、およびこの曲面部に連続して外周面の一部を構成する平面部を備え、前記電動送風機が収容されるケース体と、
    このケース体と前記電動送風機との間に配設される緩衝材と、
    前記ケース体の平面部に取り付けられ、前記電動送風機の駆動を制御する略平板状の回路基板と
    を具備したことを特徴とした電気掃除機。
  2. ケース体は、平面部に設けられ電動送風機に連通する冷却口を備えた
    ことを特徴とした請求項1記載の電気掃除機。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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CN105231960A (zh) * 2015-10-13 2016-01-13 江苏美的清洁电器股份有限公司 吸尘器
JP2020005756A (ja) * 2018-07-04 2020-01-16 シャープ株式会社 電気掃除機

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