JP2004254127A - データ伝送方法、データ伝送プログラム及びデータ伝送装置 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】前向き誤り訂正方法を用いたデータ伝送方法であって、受信装置2から、前向き誤り訂正方法によっても復号できない損失パケットがあることを示す否定応答を受信する否定応答受信ステップと、否定応答の受信状況(又は否定応答に含まれる損失パケットの識別情報)に応じて、冗長データの量を調整する冗長データ量調整ステップと、冗長データ量調整ステップで調整された冗長データの量に応じて、時間当たりに送信されるパケットの制限数を調整する伝送速度制御ステップとを含む。また、否定応答の受信状況に応じて、シャッフリングスパンを調整するステップを含む。さらに、否定応答の受信状況に応じて、パケットサイズを調整するパケットサイズ調整ステップを含む。
【選択図】 図1
Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、データ伝送方法、データ伝送プログラム及びデータ伝送装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
ストリーミングなどの高速データ通信において、データの伝送効率が良くかつ適確な誤り制御がなされたデータ通信方法が要求されている。かかる目的で開発された従来技術として、例えば特開2002−330118号公報(特許文献1)に開示された技術がある。特許文献1には、受信計算機から返送された受信失敗ブロック情報に応じて次回以降のデータ送信におけるFEC符号化の冗長度を決定するデータ配信制御方法が開示されている。
【0003】
また、信頼性マルチキャストを実装した製品としてDigitalFountain社のDigitalFountainサーバ、NTTのRMTPv3などがある。
【0004】
【特許文献1】特開2002−330118号公報
【0005】
【特許文献2】特開2001−308895号公報
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、DigitalFountain社のDigitalFountainサーバ、NTTのRMTPv3には、エラー率の変動に対応することなくデータを送信するので伝送効率が悪くなるという問題点がある。
【0007】
また、特許文献1のデータ配信制御方法には、冗長度を高めた場合に伝送路に輻輳を発生させかえって伝送効率を悪化させるおそれがあるという問題点がある。
【0008】
本発明は、上記問題を解決するためになされたものであり、データの伝送効率を悪化させることなく、適確な誤り制御を可能にするデータ伝送方法等を提供することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために、本発明のデータ伝送方法、データ伝送プログラム及びデータ伝送装置は、複数のパケットをグループ化し、このグループに対応する冗長データからグループ内のデータの誤り訂正をする前向き誤り訂正方法を用い、伝送データの受信装置から、前向き誤り訂正方法によっても復号できない損失パケットがあることを示し、否定応答受信ステップにおける否定応答の受信状況又は否定応答に含まれる損失パケットの識別情報に応じて、伝送されるオリジナルデータに付加される冗長データの量を調整し、冗長データ量調整ステップで調整された冗長データの量に応じて、時間当たりに送信されるパケットの制限数を調整することを特徴とする。
【0010】
冗長データ量調整手段が、伝送路における変動するエラー発生状況に応じて適確な誤り制御を可能ならしめるように冗長データ量を調整することができる。また、伝送速度制御手段が、調整される冗長データ量に応じてデータ伝送効率を維持するようにパケット送信速度を制御することができる。
【0011】
上記目的を達成するために、本発明のデータ伝送方法、データ伝送プログラム及びデータ伝送装置は、複数のパケットをグループ化し、このグループに対応する冗長データからグループ内のデータの誤り訂正をする前向き誤り訂正方法を用い、グループを複数集めてシャッフリンググループを形成し、シャッフリンググループに含まれるパケットの配列を並び替え、伝送データの受信装置から、前向き誤り訂正方法によっても復号できない損失パケットがあることを示し、否定応答受信ステップにおける否定応答の受信状況又は否定応答に含まれる損失パケットの識別情報に応じて、シャッフリングステップにおいて一つのシャッフリンググループに含まれるパケットの数を調整することを特徴とする。
【0012】
シャッフリングスパン調整手段が、伝送路における変動するエラー発生状況に応じて適確な誤り制御を可能ならしめるようにシャッフリングスパン(一つのシャッフリンググループに含まれるパケットの数)を調整することができる。また、シャッフリングスパンの調整はデータ伝送効率を悪化させることなく行うことができる。
【0013】
上記目的を達成するために、本発明のデータ伝送方法、データ伝送プログラム及びデータ伝送装置は、複数のパケットをグループ化し、このグループに対応する冗長データからグループ内のデータの誤り訂正をする前向き誤り訂正方法を用い、伝送データの受信装置から、前向き誤り訂正方法によっても復号できない損失パケットがあることを示す否定応答を受信し、否定応答の受信状況又は否定応答に含まれる損失パケットの識別情報に応じて、パケットサイズを調整することを特徴とする。
【0014】
パケットサイズ調整手段が、伝送路における変動するエラー発生状況に応じて適確な誤り制御を可能ならしめるようにパケットサイズを調整することができる。また、パケットサイズの調整はデータ伝送効率を悪化させることなく行うことができる。
【0015】
本発明のデータ伝送方法、データ伝送プログラム及びデータ伝送装置は、否定応答には、復号できない損失パケットの識別情報が含まれ、否定応答受信手段が所定時間内に同一の識別情報を含む否定応答を同一の中継装置を介して伝送データを受信する複数の受信装置から受信したときに、これらの受信装置に対してマルチキャスト方式でこの識別情報に対応するパケットが再送信されることが好適である。
【0016】
伝送路の上流部で送信されるパケット数を減らすことによって更にデータ伝送効率を高めることができる。
【0017】
本発明のデータ伝送方法、データ伝送プログラム及びデータ伝送装置は、送信されるパケットを更に複数のサブパケットに分割し、複数のサブパケットをグループ化して冗長データを付加し、サブパケットの配列を並び替えることが好適である。
【0018】
更に細分化されたサブパケットがシャッフリングされるので、バーストエラーに対する耐性が強くなる。
【0019】
本発明のデータ伝送方法、データ伝送プログラム及びデータ伝送装置は、多数チャンネルの番組データの同時送信に適用され、各チャンネルにおいて所定の送信順序に従って番組データを送信し、番組データの送信に使用されない余り帯域が生ずるときに、余り帯域を使用して送信中の番組データの送信速度を上げる又は未送信番組データの送信を開始することが好適である。これにより伝送路を無駄なく使用することができる。
【0020】
本発明のデータ伝送方法は、前向き誤り訂正方法におけるグループが、伝送されるオリジナルデータを含む複数のデータパケットと、オリジナルデータに対する冗長データを含むパリティパケットとを含んで構成され、受信装置において、グループに属するすべてのデータパケットが受信されたときには、パリティパケットを用いた復号化計算が行われないことが好適である。
【0021】
冗長データがデータパケットとは別のパリティパケットに含まれているので、データパケットの損失がないときにはデータパケットを整列するだけでオリジナルデータを復元することができる。これにより受信装置における計算処理量を軽減させることができる。
【0022】
本発明のデータ伝送方法は、複数の受信装置がマスタークライアントとスレーブクライアントとに分けられ、マスタークライアントが伝送データの送信元及びスレーブクライアントに否定応答を送信し、スレーブクライアントが否定応答を受信しなかった場合にのみ否定応答を伝送データの送信元に送信することが好適である。伝送データの送信元に対し送信される否定応答の数を減らすことにより、下り伝送路における輻輳を防止することができる。
【0023】
本発明のデータ伝送方法は、受信装置において、受信したデータが蓄積装置に蓄積されることが好適である。これによりデータ再生時におけるデータエラーを減少させることができる。
【0024】
本発明のデータ伝送方法は、無線通信を介するデータ伝送に適用されることが好適である。無線通信では天候、大気密度分布などの影響により伝送路中のエラー状況が特に激しく変動する。そのため、伝送路における変動するエラー発生状況に対応できる本発明は、無線通信を介するデータ伝送に適用されるのが好適である。
【0025】
本発明のデータ伝送方法は、受信装置が受信したデータを無線通信によって乗用車に搭載された蓄積装置に転送するデータ伝送システムに適用されることが好適である。これにより有線ケーブルをひくことができない乗用車にもブロードバンドのデータ伝送を提供することができる。
【0026】
本発明のデータ伝送方法は、複数の階層のネットワークから成るデータ伝送に適用され、各階層のネットワークにおいて請求項1ないし11のいずれか1項に記載のデータ伝送方法が行われることが好適である。各階層で本発明のデータ伝送方法が行われるので、誤り制御の精度及び伝送効率が更に高まる。
【0027】
【発明の実施の形態】
以下、添付図面を参照して、本発明のデータ伝送方法、データ伝送プログラム及びデータ伝送装置の好適な実施形態について詳細に説明する。
【0028】
(第1実施形態)
図1は、本実施形態のデータ伝送方法を適用したIPマルチキャスト伝送システムAの機能的構成図である。データ伝送装置1の格納部12には複数のマルチメディアファイルが格納されており、特定多数の受信装置2にインターネットを介してマルチメディアファイルをマルチキャスト送信する。IPマルチキャスト伝送システムAでは、前向き誤り訂正方法(FEC;Forward Error Correction)を用いて受信装置2で誤り訂正が行われる。また、FECを用いた誤り訂正が不可能なときは、受信装置2から送信されるNACK信号(否定応答)に基づき損失パケットの再送信がなされる。
【0029】
データ伝送装置1は、機能的構成要素として、否定応答受信部102、パケット化部104、パケットサイズ調整部106、冗長データ付加部108、冗長データ量調整部110、シャッフリング部112、シャッフリングスパン調整部114、伝送速度制御部116、パケット送信部118及びエラー耐性化部120を備える。
【0030】
否定応答受信部102は、受信装置2から送信されるNACK信号を受信する。パケット化部104は、格納部12から配信中のメディアファイル(オリジナルデータ)を読み込みデータパケットを形成する。パケットサイズ調整部106は、NACK信号の受信状態又はNACK信号に含まれる損失パケットの送信シーケンス番号に基づき、パケットのサイズを調整する。冗長データ付加部108は、複数のデータパケットを集めてFECグループを形成し、FECグループに対応するパリティパケット(冗長データ)をオリジナルデータに付加する。冗長データ量調整部110は、NACK信号の受信状態又はNACK信号に含まれる損失パケットの送信シーケンス番号に基づき、FECグループに含まれるデータパケットの数を増減させることによりオリジナルデータに対する冗長データの量を調整する。シャッフリング部112は、複数のFECグループを集めてシャッフリンググループを形成し、シャッフリンググループに属するパケットをシャッフリング(配列の並び替え。すなわち送信順序の変更。)する。シャッフリングスパン調整部114は、シャッフリンググループを構成するFECグループの数、すなわちシャッフリンググループに属するパケットの数を増減させる。伝送速度制御部116は、NACK信号の受信状態又はNACK信号に含まれる損失パケットの送信シーケンス番号に基づき、パケットの送信速度の制限値を調整する。パケット送信部118は、パケットサイズ調整部106、冗長データ量調整部110、シャッフリングスパン調整部114及び伝送速度制御部116により決定される送信パラメータに基づきパケットを送信する。また、パケット送信部118は、NACK信号で再送信要求されたパケットをユニキャスト方式又はマルチキャスト方式で送信する。
【0031】
エラー耐性化部120は、必要に応じて、データパケット及びパリティパケットを細分化したサブパケットを形成した上これらのサブパケットに対するサブパリティパケットを付加し、FECグループ又はシャッフリンググループの中でサブパケット及びサブパリティパケットの配列を並び替える。この場合、更に細分化されたサブパケットがシャッフリングされるので、バーストエラーに対する耐性が強くなる。
【0032】
図2は、IPマルチキャスト伝送システムAにおけるマルチメディアファイルの送受信手順を示すフローチャートである。図2を参照してIPマルチキャスト伝送システムAにおけるマルチメディアファイルの送受信手順を説明する。
【0033】
送信パラメータ決定ステップ(S202)で送信パラメータが決定されると(送信パラメータ決定ステップの詳細は後述する。)、パケット化部104が格納部12から配信中のメディアファイルを読み込み、送信パラメータ決定ステップで決定されたパケットサイズに基づいて読み込んだデータをパケット化してデータパケットを形成する(S204)。
【0034】
冗長データ付加部108が、送信パラメータ決定ステップで決定された数のデータパケットを集めてFECグループを形成し、FECグループに対応するパリティパケットを形成してFECグループに付加する(S206)。図3A、Bは、パリティパケットが形成される過程の説明図である。ここで、図3A、Bを参照して、パリティパケット形成過程の概要を説明する。図3Aに示すように、データパケット1(データシンボル:A1、B1・・・I1)ないしデータパケット9(データシンボル:A9、B9・・・I9)により構成されるFECグループがブロック化される。ブロック化されたFECグループの垂直方向及び水平方向に排他的論理和を計算することによりパリティ1(X1、X2・・・X3)及びパリティ2(Y1、Y2・・・Y3)を得る。例えば、水平方向について、X1は次の論理式(1)により算出される。
X1=A1+B1+C1+D1+E1+F1+G1+H1+I1・・・(1)
ただし、+は排他的論理和(XOR)を表す。
また、垂直方向について、Y1は次の論理式(2)により算出される。
Y1=A1+A2+A3+A4+A5+A6+A7+A8+A9・・・(2)
ただし、+は排他的論理和(XOR)を表す。
図3Bに示すように、ブロックを分解することによりデータパケットとは独立したパリティパケット1、2を得る。
【0035】
シャッフリング部112が、送信パラメータ決定ステップで決定された数のFECグループを集めてシャッフリンググループを形成し、シャッフリンググループに属するパケットの配列を並び替える(S208)。
【0036】
パケット送信部118が、送信パラメータ決定ステップで決定されたパケット送信速度の制限値(時間当たりに送信されるパケット数の最大値)に基づき、送信シーケンス番号に従ってパケットをマルチキャスト送信する(S210)。具体的なパケット送信方法の例としては、伝送路に輻輳が生じていないことを確認しつつ初期送信速度から次第に送信速度を上げていき、制限値に達すると再び初期送信速度に戻す過程を繰り返す方法がある。なお、伝送路の輻輳を検出する方法としては、RTT(Round Trip Time)の計測をすることが考えられる。
【0037】
受信装置2がパケットを受信すると(S212)、パケットの送信シーケンス番号から各シャッフリンググループにつき損失しているパケットがあるか確認する(S214)。パケット損失がない場合にはデシャッフリング及びデコードを行うことなくシャッフリンググループに属するデータパケットの整列をする(S222)。
【0038】
パケット損失がある場合には、デシャッフリングをしてFECグループを再構成する(S216)。さらに、パケット損失があるFECグループについて送信されたデータパケット及びパリティパケットから損失パケットのデコード演算をし(S218)、損失パケットを復元できたか確認する(S220)。このデコード演算により損失パケットを復元することができたときにはパケットの整列をする(S222)。
【0039】
FECグループにおける損失パケットの数が多いためにデコード演算ができなかった場合には、受信装置2からデータ伝送装置1へNACK信号(損失パケットの再送信要求)が送信される(S224)。
【0040】
図4は、損失パケットが再送信される過程の説明図である。図4を参照して、損失パケットが再送信される過程の概要を説明する。ただし、図4のFECでは1個のデータパケットを復号する冗長度のパリティが付加されているものとする。図4中のケース1では、データパケット5、6及びパリティパケット9が損失しているのでこれらの再送信を要求するNACK信号が返信される。これに応じて要求したすべてのパケットが再送信・受信されたので、デコード演算することなくパケットの整列がなされる。
【0041】
なお、パケットの再送信は、同一の中継装置を介してデータを受信する複数の受信装置2から同一シーケンス番号のパケットの再送信要求を受けたときにはマルチキャスト方式でなされる。すなわち、当該中継装置に対し一個のパケットが再送信され、当該中継装置が再送信パケットを複製して各受信装置2に転送する。それ以外の場合にはユニキャスト方式で再送信される。このため、伝送路の上流部で送信されるパケット数を減らすことによってデータ伝送効率を高めることができる。
【0042】
図4中のケース2では、データパケット5、6及びパリティパケット9が損失しているのでこれらの再送信を要求するNACK信号が返信される。これに応じてデータパケット6以外のパケットが再送信・受信されたので、デコード演算によりデータパケット6が復号される。
【0043】
図4中のケース3では、データパケット5、6及びパリティパケット9が損失しているのでこれらの再送信を要求するNACK信号が返信される。これに応じてデータパケット5のみが再送信・受信された。パリティパケット9が再送信・受信されないので、残りのデータパケット6を復号することができなかった。そのため、データパケット6の受信・復号に失敗したことが送信元のデータに登録される。なお、失敗登録された場合VODのメニュー生成時に当該プログラム(番組)を表示しないようにすることができる。また、すべてのクライアントの失敗情報が登録されるのでネットワーク的に距離の近いクライアントに転送させることもできる。
【0044】
図5は、送信パラメータ決定ステップにおける処理手順を示すフローチャートである。図5を参照して送信パラメータ決定ステップにおける処理手順の詳細を説明する。
【0045】
否定応答受信部102がNACK信号を受信し(S502)、NACK信号の受信状態又はNACK信号に含まれる送信シーケンス番号からパケットの損失率及びバーストエラーの発生を探知する(S504)。例えば、時間当たりに特定の受信装置2からNACK信号を受信する頻度からパケット損失率を計測することができる。また、所定の間隔内でNACK信号が受信される時間長からバーストエラー(瞬断)時間を知ることができる。
【0046】
さらに、送信シーケンス番号からバーストエラー時間を知ることができる。図6は、バーストエラーと送信シーケンス番号との関係を示す図である。Ethernetの1フレーム(1500bytes=12,000bits)分を100Mbpsの帯域で損失するときのバースト時間は120μsec以下である。
1/(100,000,000bits/sec)×12,000bits=120μsec
図6によると、送信シーケンス番号8の送信中に、伝送路中のクライアント番号1ないし10の受信装置2に共通する基幹部でバケット損失が起きたことがわかる。これを断線時間に換算すると120μsec以下であり、このパケット損失がランダムエラーによるものであることがわかる。
【0047】
また、送信シーケンス番号12〜20の送信中に、伝送路中のクライアント番号2の受信装置2へ通じる枝部分において960μsec超1180μsec以下のバーストが発生したことがわかる。損失パケットを復号できなかった場合、クライアント番号2の受信装置2にユニキャスト方式でパケットが再送信される。
【0048】
さらに、送信シーケンス番号25〜33の送信中に、伝送路中のクライアント番号1ないし10の受信装置2に共通する基幹部で960μsec超1180μsec以下のバーストが発生したことがわかる。損失パケットを復号できなかった場合、クライアント番号1ないし10の受信装置2にマルチキャスト方式でパケットが再送信される。
【0049】
パケットサイズ調整部106は、S504で探知されたパケット損失率及びバーストエラーをカバーできるのに十分なパケットサイズを算出する(S506)。
【0050】
冗長データ量調整部110は、S504で探知されたパケット損失率及びバーストエラーをカバーできるのに十分な冗長データ量を算出する(S508)。
【0051】
シャッフリングスパン調整部114は、S504で探知されたパケット損失率及びバーストエラーをカバーできるのに十分なシャッフリングスパンを算出する(S508)。
【0052】
伝送速度制御部116は、S508で決定された冗長データ量に基づき、伝送路に輻輳を生じさせないレベルのパケット送信速度の制限値を算出する(S512)。
【0053】
図1に示すように、受信装置2がマスタークライアント2mとこれに従属するスレーブクライアント2sとにより構成される場合において、NACK信号の送信方法として、マスタークライアント2mのみがNACK信号を送信し、スレーブクライアント2sはマスタークライアント2mからNACK信号を受信しなかったときに限り、メディアファイルを再生するときなど時間をずらしてNACK信号を送信することが考えられる。この方法によれば伝送装置1に対して送信されるNACK信号の量が少なくなるので上り伝送路における輻輳を防止することができる。
【0054】
図7は、IPマルチキャスト伝送システムAにおいて障害発生箇所が特定される様子を示す概念図である。受信装置2からのNACK信号が戻ってこない場合、伝送障害の発生及び発生箇所を確認することができる。
【0055】
次に、IPマルチキャスト伝送システムAの作用・効果を説明する。冗長データ量調整部110が、伝送路における変動するエラー発生状況に応じて適確な誤り制御を可能ならしめるように冗長データ量を調整することができる。また、伝送速度制御部116が、調整される冗長データ量に応じてデータ伝送効率を維持するようにパケット送信速度を制御することができる。
【0056】
シャッフリングスパン調整部114が、伝送路における変動するエラー発生状況に応じて適確な誤り制御を可能ならしめるようにシャッフリングスパン(一つのシャッフリンググループに含まれるパケットの数)を調整することができる。また、シャッフリングスパンの調整はデータ伝送効率を悪化させることなく行うことができる。
【0057】
パケットサイズ調整部106が、伝送路における変動するエラー発生状況に応じて適確な誤り制御を可能ならしめるようにパケットサイズを調整することができる。また、パケットサイズの調整はデータ伝送効率を悪化させることなく行うことができる。
【0058】
また、本実施形態では、冗長データがデータパケットとは別のパリティパケットに含まれているので、データパケットの損失がないときにはデータパケットを整列するだけでオリジナルデータを復元することができる。これにより受信装置における計算処理量を軽減させることができる。
【0059】
(第2実施形態)
IPマルチキャスト伝送システムAを用いて多チャンネル番組を配信する実施形態(多チャンネル番組配信システムB)を説明する。なお、多チャンネル番組配信システムBは、配信された番組が一旦受信側の蓄積装置に蓄積され、配信終了後に再生される蓄積型放送システムである。
【0060】
図8は、多チャンネル番組配信システムBにおける配信計画の例を示す図である。図9は、各時間帯におけるチャンネルごとの使用帯域を示す図である。図8に示すように、多チャンネル番組配信システムBでは、カテゴリごとに複数のチャンネルが設けられ、各チャンネルの長さ、サイズ(データ量)、送信速度(ビットレート)、申請帯域、予測された配信時間(仮配信時間)、配信予定時間、送信優先順位(プライオリティ)などが予め設定される。
【0061】
しかし、伝送路における輻輳、エラー発生状況により実際に要する配信時間が仮配信時間よりも短いことがある。そのようなときには、どのチャンネルにも使用されていない余りの帯域が生じる。この場合、パケット送信部118は、余った帯域を使用して優先順位の高い番組の送信速度を上げる、あるいは予測よりも早く配信が終わったチャンネルについて次番組を繰り上げて配信する。これにより伝送路を無駄なく使用することができる。図9では、優先順位の高いホームシアター用映画素材「HDTV」(26)の送信速度が高められている。
【0062】
(第3実施形態)
図10は、本実施形態のデータ伝送プログラム40の機能的構成図である。記録媒体4の記憶領域にデータ伝送プログラム40が記録されている。データ伝送プログラム40は、機能的構成要素として否定応答受信モジュール402、パケット化モジュール404、パケットサイズ調整モジュール406、冗長データ付加モジュール408、冗長データ量調整モジュール410、シャッフリングモジュール412、シャッフリングスパン調整モジュール414、伝送速度制御モジュール416、パケット送信モジュール418及びエラー耐性化モジュール420を備えており、コンピュータ6で実行されることにより第1及び2の実施形態における否定応答受信部102、パケット化部104、パケットサイズ調整部106、冗長データ付加部108、冗長データ量調整部110、シャッフリング部112、シャッフリングスパン調整部114、伝送速度制御部116、パケット送信部118及びエラー耐性化部120と同様に機能する。
【0063】
(第4実施形態)
図11は、ケーブルTVネットワークを用いた蓄積放送システムの概要図である。現在、電話線を用いたADSL「xDSL」、FTTH、CATVインターネットや光無線LANなどの高速無線LANを用いた家庭へのブロードバンド環境が出来てきている。これらの環境を用いて映画と同等のハイビジョンなどの高画質なストリーミングをオンデマンド形式にて実現しようとしても、ベストエフォット方式によるネットワークではネットワークの輻輳によりブロックノイズのような映像になってしまったり映像が途切れたりする現状がある。第1及び2の実施形態に示したような本発明のデータ伝送方法を蓄積放送システムに適用すると、予め配信サーバ側からクライアントのホームサーバやSTB(セットトップボックス)にエラーのない映像データを送ってハードディスクなどの記憶デバイスに蓄積しておきクライアントが生成したメニューを用いてVOD(ビデオオンデマンド)にて視聴することでブロックノイズの全くない高音質映像を視聴することが可能になる。
【0064】
(第5実施形態)
図12は、光無線通信システムを用いてケーブルテレビ局のエリアを拡張する実施形態の概念図であり、図13は、そのブロック図である。例えば道路、川、線路を挟んだ場所において許認可の関係でケーブルがひけなくなっているところがあるが、無線通信を用いてケーブルをひけない場所にもケーブルテレビ局のエリアを拡張することができる。特に、現在のケーブル局は一般にケーブルTVインターネットといわれるIP通信網を持っており、その最終段として光無線LANのような高速無線通信システムを用いてIP通信網を拡張することができる。
【0065】
光無線通信システムでは、天候、大気密度分布の変化によるスポットダンシングなどの影響を受けて伝送路におけるエラー発生状況が激しく変動する。しかし、第1及び2の実施形態に示したような本発明のデータ伝送方法を適用することにより、データ伝送効率を維持しつつ激しく変動するエラー発生状況に応じた誤り制御を実現できる。
【0066】
(第6実施形態)
図14は、車載型情報端末を用いて音楽配信を実現する実施形態の概念図である。各家庭にはブロードバンド回線がひかれているが、更に光無線LANシステムによってケーブルレスで車載型の蓄積型コンテンツプレーヤーまでコンテンツ配信される。
【0067】
光無線通信システムでは、天候、大気密度分布の変化によるスポットダンシングなどの影響を受けて伝送路におけるエラー発生状況が激しく変動する。しかし、第1及び2の実施形態に示したような本発明のデータ伝送方法を適用することにより、データ伝送効率を維持しつつ高音質音楽データのみならずナビゲーションシステムで使用するためのデータや地域の交通情報をエラーなく配信することができる。
【0068】
(第7実施形態)
上述したデータ伝送方法、特に伝送路のエラー状況に応じて送信パラメータを変更するデータ送信方法、パケット再送信を要求する受信装置の数に応じてマルチキャスト方式又はユニキャスト方式でパケットを再送信する方法は、複数階層ネットワークの各階層で行うと、データの伝送効率及び信頼性を更に高めることができる。
【0069】
図15は、本発明のデータ伝送方法をインターネットによる全世界の地域IXサービスへ適用する実施形態の概念図である。インターネットコンテンツ配信ネットワークと、地域コンテンツ配信ネットワークの各階層において第1及び2の実施形態に示したような本発明のデータ伝送方法を適用することができる。
【0070】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明により、データの伝送効率を悪化させることなく、適確な誤り制御を可能にするデータ伝送方法等を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は、第1実施形態のデータ伝送方法を適用したIPマルチキャスト伝送システムAの機能的構成図である。
【図2】図2は、IPマルチキャスト伝送システムAにおけるマルチメディアファイルの送受信手順を示すフローチャートである。
【図3】図3は、パリティパケットが形成される過程の説明図である。
【図4】図4は、損失パケットが再送信される過程の説明図である。
【図5】図5は、送信パラメータ決定ステップにおける処理手順を示すフローチャートである。
【図6】図6は、バーストエラーと送信シーケンス番号との関係を示す図である。
【図7】図7は、IPマルチキャスト伝送システムAにおいて障害発生箇所が特定される様子を示す概念図である。
【図8】図8は、多チャンネル番組配信システムBにおける配信計画の例を示す図である。
【図9】図9は、各時間帯におけるチャンネルごとの使用帯域を示す図である。
【図10】図10は、データ伝送プログラム40の機能的構成図である。
【図11】図11は、ケーブルTVネットワークを用いた蓄積放送システムの概要図である。
【図12】図12は、光無線通信システムを用いてケーブルテレビ局のエリアを拡張する実施形態の概念図である。
【図13】図13は、光無線通信システムを用いてケーブルテレビ局のエリアを拡張する実施形態のブロック図である。
【図14】図14は、車載型情報端末を用いて音楽配信を実現する実施形態の概念図である。
【図15】図15は、本発明のデータ伝送方法をインターネットによる全世界の地域IXサービスへ適用する実施形態の概念図である。
【符号の説明】
1・・・データ伝送装置、12・・・格納部、102・・・否定応答受信部、104・・・パケット化部、106・・・パケットサイズ調整部、108・・・冗長データ付加部、110・・・冗長データ量調整部、112・・・シャッフリング部、114・・・シャッフリングスパン調整部、116・・・伝送速度制御部、118・・・パケット送信部、120・・・エラー耐性化部、2・・・受信装置、4・・・記録媒体、6・・・コンピュータ、40・・・データ伝送プログラム、402・・・否定応答受信モジュール、404・・・パケット化モジュール、406・・・パケットサイズ調整モジュール、408・・・冗長データ付加モジュール、410・・・冗長データ量調整モジュール、412・・・シャッフリングモジュール、414・・・シャッフリングスパン調整モジュール、416・・・伝送速度制御モジュール、418・・・パケット送信モジュール、420・・・エラー耐性化モジュール。
Claims (19)
- 複数のパケットをグループ化し、このグループに対応する冗長データからグループ内のデータの誤り訂正をする前向き誤り訂正方法を用いたデータ伝送方法であって、
伝送データの受信装置から、前記前向き誤り訂正方法によっても復号できない損失パケットがあることを示す否定応答を受信する否定応答受信ステップと、
前記否定応答受信ステップにおける前記否定応答の受信状況又は前記否定応答に含まれる前記損失パケットの識別情報に応じて、伝送されるオリジナルデータに付加される冗長データの量を調整する冗長データ量調整ステップと、
前記冗長データ量調整ステップで調整された冗長データの量に応じて、時間当たりに送信されるパケットの制限数を調整する伝送速度制御ステップとを含むことを特徴とするデータ伝送方法。 - 複数のパケットをグループ化し、このグループに対応する冗長データからグループ内のデータの誤り訂正をする前向き誤り訂正方法を用いたデータ伝送方法であって、
前記グループを複数集めてシャッフリンググループを形成し、前記シャッフリンググループに含まれるパケットの配列を並び替えるシャッフリングステップと、
伝送データの受信装置から、前記前向き誤り訂正方法によっても復号できない損失パケットがあることを示す否定応答を受信する否定応答受信ステップと、
前記否定応答受信ステップにおける前記否定応答の受信状況又は前記否定応答に含まれる前記損失パケットの識別情報に応じて、前記シャッフリングステップにおいて一つのシャッフリンググループに含まれるパケットの数を調整するシャッフリングスパン調整ステップとを含むことを特徴とするデータ伝送方法。 - 複数のパケットをグループ化し、このグループに対応する冗長データからグループ内のデータの誤り訂正をする前向き誤り訂正方法を用いたデータ伝送方法であって、
伝送データの受信装置から、前記前向き誤り訂正方法によっても復号できない損失パケットがあることを示す否定応答を受信する否定応答受信ステップと、
前記否定応答受信ステップにおける前記否定応答の受信状況又は前記否定応答に含まれる前記損失パケットの識別情報に応じて、パケットサイズを調整するパケットサイズ調整ステップとを含むことを特徴とするデータ伝送方法。 - 前記否定応答には、復号できない損失パケットの識別情報が含まれ、
前記否定応答受信手段が所定時間内に同一の識別情報を含む前記否定応答を同一の中継装置を介して伝送データを受信する複数の受信装置から受信したときに、これらの受信装置に対してマルチキャスト方式でこの識別情報に対応するパケットが再送信される
ことを特徴とする請求項1ないし3のいずれか1項に記載のデータ伝送方法。 - 送信されるパケットを更に複数のサブパケットに分割し、複数の前記サブパケットをグループ化して冗長データを付加し、前記サブパケットの配列を並び替えるエラー耐性化ステップを更に含むことを特徴とする請求項2に記載のデータ伝送方法。
- 多数チャンネルの番組データの同時送信に適用され、
各チャンネルにおいて所定の送信順序に従って番組データを送信し、番組データの送信に使用されない余り帯域が生ずるときに、前記余り帯域を使用して送信中の番組データの送信速度を上げる又は未送信番組データの送信を開始する
ことを特徴とする請求項1ないし3のいずれか1項に記載のデータ伝送方法。 - 前向き誤り訂正方法における前記グループが、伝送されるオリジナルデータを含む複数のデータパケットと、前記オリジナルデータに対する冗長データを含むパリティパケットとを含んで構成され、
受信装置において、前記グループに属するすべてのデータパケットが受信されたときには、前記パリティパケットを用いた復号化計算が行われないことを特徴とする請求項1ないし3のいずれか1項に記載のデータ伝送方法。 - 複数の前記受信装置がマスタークライアントとスレーブクライアントとに分けられ、
前記マスタークライアントが伝送データの送信元及び前記スレーブクライアントに否定応答を送信し、
前記スレーブクライアントが前記否定応答を受信しなかった場合にのみ否定応答を伝送データの送信元に送信する
ことを特徴とする請求項1ないし3のいずれか1項に記載のデータ伝送方法。 - 前記受信装置において、受信したデータが蓄積装置に蓄積されることを特徴とする請求項1ないし3のいずれか1項に記載のデータ伝送方法。
- 無線通信を介するデータ伝送に適用される
ことを特徴とする請求項1ないし3のいずれか1項に記載のデータ伝送方法。 - 前記受信装置が受信したデータを無線通信によって乗用車に搭載された蓄積装置に転送するデータ伝送システムに適用されることを特徴とする請求項9に記載のデータ伝送方法。
- 複数の階層のネットワークから成るデータ伝送に適用され、
各階層のネットワークにおいて請求項1ないし11のいずれか1項に記載のデータ伝送方法が行われることを特徴とするデータ伝送方法。 - 請求項1ないし6のいずれか1項に記載のデータ伝送方法をコンピュータに実行させることを特徴とするデータ伝送プログラム。
- 複数のパケットをグループ化し、このグループに対応する冗長データからグループ内のデータの誤り訂正をする前向き誤り訂正方法を実行するデータ伝送装置であって、
伝送データの受信装置から、前記前向き誤り訂正方法によっても復号できない損失パケットがあることを示す否定応答を受信する否定応答受信手段と、
前記否定応答受信手段による前記否定応答の受信状況又は前記否定応答に含まれる前記損失パケットの識別情報に応じて、伝送されるオリジナルデータに付加される冗長データの量を調整する冗長データ量調整手段と、
前記冗長データ量調整手段により調整された冗長データの量に応じて、時間当たりに送信されるパケットの制限数を調整する伝送速度制御手段とを含むことを特徴とするデータ伝送装置。 - 複数のパケットをグループ化し、このグループに対応する冗長データからグループ内のデータの誤り訂正をする前向き誤り訂正方法を実行するデータ伝送装置であって、
前記グループを複数集めてシャッフリンググループを形成し、前記シャッフリンググループに含まれるパケットの配列を並び替えるシャッフリング手段と、
伝送データの受信装置から、前記前向き誤り訂正方法によっても復号できない損失パケットがあることを示す否定応答を受信する否定応答受信手段と、
前記否定応答受信手段による前記否定応答の受信状況又は前記否定応答に含まれる前記損失パケットの識別情報に応じて、一つのシャッフリンググループに含まれるパケットの数を調整するシャッフリングスパン調整手段とを含むことを特徴とするデータ伝送装置。 - 複数のパケットをグループ化し、このグループに対応する冗長データからグループ内のデータの誤り訂正をする前向き誤り訂正方法を実行するデータ伝送装置であって、
伝送データの受信装置から、前記前向き誤り訂正方法によっても復号できない損失パケットがあることを示す否定応答を受信する否定応答受信手段と、
前記否定応答受信手段による前記否定応答の受信状況又は前記否定応答に含まれる前記損失パケットの識別情報に応じて、パケットサイズを調整するパケットサイズ調整手段とを含むことを特徴とするデータ伝送装置。 - 前記否定応答には、復号できない損失パケットの識別情報が含まれ、前記否定応答受信手段が所定時間内に同一の識別情報を含む前記否定応答を同一の中継装置を介して伝送データを受信する複数の受信装置から受信したときに、これらの受信装置に対してマルチキャスト方式でこの識別情報に対応するパケットを再送信することを特徴とする請求項14ないし16のいずれか1項に記載のデータ伝送装置。
- 送信されるパケットを更に複数のサブパケットに分割し、複数の前記サブパケットをグループ化して冗長データを付加し、前記サブパケットの配列を並び替えるエラー耐性化手段を更に含むことを特徴とする請求項15に記載のデータ伝送装置。
- 多数チャンネルの番組データの同時送信に適用され、
パケット送信手段が、各チャンネルにおいて所定の送信順序に従って番組データを送信し、番組データの送信に使用されない余り帯域が生ずるときに、前記余り帯域を使用して送信中の番組データの送信速度を上げる又は未送信番組データの送信を開始することを特徴とする請求項14ないし16のいずれか1項に記載のデータ伝送装置。
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