JP2004251098A - Folding toilet in time of disaster - Google Patents

Abstract

<P>PROBLEM TO BE SOLVED: To provide a folding toilet whose toilet-room section is pulled up and fixed to be used as an emergency toilet in the case of emergency such as a time of disaster. <P>SOLUTION: The folding toilet has enough capacity to store a large amount of feces and urine, comprising in such a way that an evacuation tank room 7 is established underground with its upper surface open while side-wall panels 14, 15 are folded dogleg so that a floor panel 13, the side panels and a ceiling panel 12 are all folded flat. Furthermore, it includes a toilet house placed over the top surface of the evacuation tank room to occlude its opening and a covering material 3 which is wider than the upper end of the toilet house to cover the toilet house. The toilet house is divided into a plurality of toilet rooms with toilet bowls by a partition panel to divide the toilet house in the center along the longitudinal direction and other partition panels perpendicular to the partition panel to divide the toilet house into width direction. Door-mounting parts with doors free to open and close are formed on the side panels to align with the toilet rooms while the ceiling panel together with the covering material is pulled up to be risen upright and also end sides of the toilet house are closed by erecting end panels 23, 24. <P>COPYRIGHT: (C)2004,JPO&NCIPI

Description

【０００１】
【発明の属する技術分野】
本発明は、大地震などの災害時に避難場所として予定されている学校や公園、体育館などに、通常は便槽となるべき部分を地中に予め埋設し、その便槽内には便所室を形成する部材等なる部分を収納しておき、そのトイレ室の上部には蓋板を取付け、その上部を駐輪場などとして使用し、そして、災害時などの緊急時には、トイレ室となる部分を地上に引き上げ固定し、非常用トイレとして使用する災害時用折り畳み式トイレに関する。
【０００２】
【従来の技術】
特に大地震や大火災等の震災後においては、地中に埋設された上下水道管の破損による水の供給停止および多数の家屋やビルが倒壊、もしくは火災による消火活動によって発生する水不足により水洗トイレが不足し使用不可になって復旧するまでの間大勢の人々が排便のために苦慮することになる。また、やむなく屋外に排便された場合には極めて不衛生な状態になり伝染病などの発生原因にもなりかねない。よって、このような場合には災害発生後に直ちにトイレを提供する事が望まれるが、だからと言って、いつこのような大災害が発生してトイレが必要になるかわからない。従って、簡易トイレまたはそのための資材を大量に準備しておくということと、大災害にも安全に保管しておくことが可能な場所を各地域毎にどのように配置確保しておいたら良いかが問題となっている。
【０００３】
特許文献１の災害時用組み立て式便所にあっては、組み立ての予備知識のない人がトイレを組み立てるのはかなりの困難性をともない、大きな便槽の設置が出来ないことからその設置数を多くせねばならず、設置数を多くすると結果的にその組立てに長時間を要することになってしまう。また、そのための組み立て作業人員の確保にも問題が出てくる。それから、完全に地中に埋設しておくことについては地上の利用を妨げないという利点はあるものの、長い年月の間にはその埋設場所がわからなくなってしまうという可能性がある。また、便槽内に雨水が浸入し溜まってしまう恐れもある。
【０００４】
また、特許文献２の災害時用組立式便所にあっては、地中に埋設した便槽内には組立に要する資材一式を収容しておくことができるが、地上にそのトイレの屋根部が露出されているので、その露出された部分の有効利用はなされてない。
【０００５】
また、特許文献３の非常用トイレにあっては、その上部がベンチとか花壇等として利用されるが、いずれも特許文献２および特許文献３同様に一人用の小規模なトイレであるために、その上部に占める面積も比較的狭い面積になってしまい、斬新的な利用方法が無い。
【０００６】
それから、特許文献４および特許文献５のマンホールを利用する非常用トイレにあっては、そのマンホール自体に収容できる容量が少なく大勢の人の***を収容しきれなくなってしまう恐れがある。つまり、一般的にマンホールの内部にある下水道管は本管以外は径が細く、且つその勾配が比較的緩やかな状態に形成されているので、大量に***されると流れず直ぐに詰まってしまうという問題と、悪臭気発生の問題が起こる。
【０００７】
【特許文献１】
実公平０４−０２３１５７号公報
【特許文献２】
特開平０９−２５０２５１号公報
【特許文献３】
特開平１０−２９５５８４号公報
【特許文献４】
特開平１１−０４７０３３号公報
【特許文献５】
特開平１１−１４０９５２号公報
【発明が解決しようとする課題】
そこで、本発明は、通常は便槽となるべき部分を避難場所として予定されている学校や公園などに予め埋設し、その便槽内にトイレ室を形成するための全ての組立部材を収容しておき、そのトイレ室の上部には蓋板を取付け、その上部を駐輪場などとして利用し、災害時などの緊急時には、トイレ室となる部分を地上に引き上げ固定し、非常用トイレとして使用する災害時用折り畳み式トイレを提供する。
【０００８】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決するためにこの発明が採った手段は、多量のふん尿を収納し得る容積を有し、上面を開放しつつ地中に画成された便槽室と、側壁パネルをく字状に折曲して床パネル、側壁パネル及び天井パネルを平坦な形態に折り畳んでなり、前記便槽室の上面に配置して開放面を閉塞し得るトイレ家屋と、トイレ家屋内を長手方向中央で仕切る仕切パネルと、該仕切パネルと直交してトイレ家屋内を幅方向に仕切る仕切パネルとにより、トイレ家屋内を複数の大便用トイレ室に区画し、該大便用トイレ室に整合して側壁パネルにドアで開閉自在としたドア取付部を形成し、天井パネルをカバー部材と共に吊り上げ側壁パネルを直立させ、更に妻パネルを直立させて家屋の妻面を閉塞するようにしたことを特徴とする。
【０００９】
また、側壁パネルは左右壁をそれぞれくの字状に折り畳み、該折り畳まれた背部分どうしを向けて設置し、該背間に前記トイレ家屋の長手方向に貫く天井パネルを支えるフレームを収納していることを特徴とする。
【００１０】
また、カバー部材の裾部は、便槽室の周囲に蛇腹状に折り畳まれ埋設され、天井パネルの吊り上げと共に前記蛇腹が解け傾斜を有した庇状になることを特徴とする。
【００１１】
また、カバー部材は塩化ビニールシートであって、庇状の裾部はその端部に形成した孔に支柱を挿通させ支えるようにしたことを特徴とする。
【００１２】
また、便槽内には、トイレ家屋内部に設置するトイレ形成材料等の必要資材一式を収容していることを特徴とする。
【００１３】
また、仕切パネルは二枚のパネルを上下に合わせて接続し形成していることを特徴とする。
【００１４】
また、天井を支える支柱部材を少なくともトイレ家屋の内部中央部に設置したことを特徴とする。
【００１５】
また、小便用トイレはトイレ家屋の一端部に外方に開放して設け、複数の小便器が幅方向に連続して設置したことを特徴とする。
【００１６】
また、この発明の災害時用折り畳み式トイレは、多量のふん尿を収納し得る容積を有し、上面を開放しつつ地中に画成された便槽室と、側壁パネルをく字状に折曲して床パネル、側壁パネル及び天井パネルを平坦な形態に折り畳んでなり、前記便槽室の上面に配置して開放面を閉塞し得るトイレ家屋と、トイレ家屋内を長手方向で仕切る仕切パネルと、該仕切パネルと直交してトイレ家屋内を幅方向に仕切る仕切パネルとにより、トイレ家屋内を複数の大便用トイレ室に区画し、該大便用トイレ室に整合して側壁パネルにドアで開閉自在としたドア取付部を形成し、天井パネルをカバー部材と共に吊り上げて側壁パネルを直立させ、家屋の側面を作出するようにしたことを特徴とする。
【００１７】
また、便槽への出入口は便槽に対し直角方向へ設けたことを特徴とする。
【００１８】
また、トイレ室内を幅方向に仕切る仕切パネルの挟持構造は、該仕切パネル上端部が接する天井パネルの内面に、仕切パネルの厚み方向を挟持する両面接着テープを有した旗蝶板を仕切パネルと直交する方向に接着し、仕切パネルを挟持する時は、一方の旗蝶板の接着を剥がすことで、旗蝶板の端側面部が垂れ下がり、その垂れ下がった端側面部間で、仕切パネルを挟持することを特徴とする。
【００１９】
また、側壁パネルは、ドア部材の高さとほぼ同じ高さの独立したパネルをドア部材の幅に対応する間隔をおいて配置し、高さ方向中央部でヒンジ連結により折曲自在に折り畳み可能な構造としたことを特徴とする。
【００２０】
【発明の実施の形態】
この発明の好ましい実施の形態を以下に説明する。この災害時用折り畳み式トイレは、地下に設置された便槽室の上を折り畳まれたトイレ家屋で塞いで天井パネルを地上に露出させ、その露出させた天井パネルをそれより広い面積で覆ったカバー部材と、前記折り畳まれたトイレ家屋の内部に二つ折りしたドア取付部を有した側壁パネルを収納し、非常時に、前記天井パネルと共にカバー部材を吊り上げて天井を形成し、且つ前記側壁パネルを立てると共に、該側壁パネルに複数の大便用トイレドアを形成し、該大便用トイレ内部中央部を長手方向二つに分断する横長の仕切パネルと、該長手方向の仕切パネルに直交し幅方向を複数の仕切パネルとで仕切って複数の大便用トイレ室を形成するようになっている。
【００２１】
また、側壁パネルは左右壁をそれぞれくの字状に折り畳み、該折り畳まれた背部分どうしを向けて設置し、該背間に前記トイレ家屋の長手方向に貫く天井パネルを支えるフレームを収納しているようになっている。また、カバーは塩化ビニールシートで形成されており裾部は、便槽室の周囲に蛇腹状に折り畳まれ埋設され、天井パネルの吊り上げと共に前記蛇腹が解け傾斜を有した庇状になっている。また、その庇状の裾部はその端部に形成した孔に支柱を挿通させ支えるようになっている。また、便槽内には、トイレ家屋内部に設置するトイレ形成材料等の必要資材一式を収容している。また、仕切パネルは二枚のパネルを上下に合わせて接続し、また、天井を支える支柱部材を少なくともトイレ家屋の内部中央部分に設置するようになっている。また、小便用トイレはトイレ家屋の一端部に外方に開放して設け、複数の小便器が幅方向に連続して設置するようになっている。
【００２２】
また、便槽への出入口は便槽に対し直角方向に設け、出入口を広く設置するようになっている。
【００２３】
また、トイレ室内を幅方向に仕切る仕切パネルの挟持構造は、該仕切パネル上端部が接する天井パネルの内面に、仕切パネルの厚み方向を挟持する両面接着テープを有した旗蝶板を仕切パネルと直交する方向に接着し、仕切パネルを挟持する時は、一方の旗蝶板の接着を剥がすことで、旗蝶板の端側面部が垂れ下がり、その垂れ下がった端側面部間で、仕切パネルを挟持するようになっている。
【００２４】
また、側壁パネルは、ドア部材の高さとほぼ同じ高さの独立したパネルをドア部材の幅に対応する間隔をおいて配置してなり、高さ方向中央部でヒンジ連結により折曲自在に折り畳み可能な構造になっている。
【００２５】
【実施例】
以下、本発明の第１実施例について、図面を参照して説明すると、まず、図１に本発明の第１実施例に係る災害時用折り畳み式トイレを地中に埋設した状態から、それを地上に吊り上げて組み立て〜完了するまでの概略の流れを説明する。図１（ａ）中において、（４）は便槽でありこの第１実施例では堀り込み式のコンクリートで造られ、底部および周壁の厚さは約３００ｍｍで造られ、それぞれの基本ユニットの内寸法は全体の長さが約６３００ｍｍ、幅が約２１００ｍｍ、そして深さが約１５００ｍｍ（任意）とからなる直方体の形状に造られる。
【００２６】
そして、このようにして造られた便槽（４）を図１（ａ）に示したように便槽（４）の上部開口部は地上（１）とほぼ同じ高さの位置まで埋設された後に蓋部材（１１）で塞いでおく。また、さらにその蓋部材（１１）の上から丈夫な防水加工を施した塩化ビニールシート等のカバー部材（３）で覆っておく。しかし、カバー部材（３）のみで覆ったままではその敷地部分が空き同然になってしまうので、その敷地部分を有効利用する目的で例えば、人工芝生（６）等を敷いてその上を駐輪場とか子供の遊び場等に利用できるようにする。それから、蓋部材（１１）を補強する目的でこの蓋部材（１１）の下面と便槽（４）の底部間に支柱（４１）を介在させる。なお、この支柱（４１）の先端が直接蓋部材（１１）の下面と当接する個所には当て部材を、また、支柱（４１）の下端が直接その底部に当接する個所には予め設置しておいたジャッキベース（４２）に当てるようにする。そのようにすることで支柱（４１）の高さの微調整が行えるようにしてある。
【００２７】
また、形成された便槽（４）の内部の便槽室（７）には例えば、吊り上げてトイレとして組立設置した時にトイレ室の組立部材（２）となる、各仕切り板（金網付）、大便器、小便器、ドアパネル類、支柱、支線、杭、面木、金づち、鋸、接着テープ、取手（蝶番付）その他避難の際に必要と考えられる例えば、消毒薬（手洗い、殺虫剤）、バケツ、洗面器等の部材も全て収容しておくようにする。
【００２８】
次に、図１（ｂ）は、災害発生時に蓋部材（１１）を便槽（４）を地中に埋設した付近に保管しておいた三股（図示しない）と吊り上げロープ（２０）等を使用して蓋部材（１１）を吊り上げている過程を示した図である。この図に示したように蓋部材（１１）を吊り上げていくと、その上に敷いたカバー部材（３）は、蓋部材（１１）の上に載置されたままの状態で吊り上げられるので、例えば、図１（ａ）に示したようにその裾を蛇腹状にして地中に埋設しておけば、その蛇腹状の部分は自然と所定長で垂れ下がり状態になる。そして、便槽室（７）への出入口（５０）が現れてくる。
【００２９】
また、蓋部材（１１）の内部に折り畳まれて収容されていたトイレ室を形成する側壁パネル（１４）および（１５）は、天井パネル（１２）が吊り上げられると共にその折り畳まれた部分が開放されてくの字状になり、それをさらに吊り上げるに従って垂直になりつつ１枚の連続した側壁パネルとして整えられる。そして、便槽（４）の上方開口部は蓋部材（１１）の下にあった床パネル（１３）で塞がれたままの状態になっているので、この段階でほぼトイレ室空間部（５）ができる。
【００３０】
次に、図１（ｃ）はトイレの完成状態を断面で示した断面図である。つまり、トイレの完成時には、天井周囲から垂れ下がっていたカバー部材（３）の裾はそれぞれ支柱（９）で支えられ、更にその支柱（９）は支線（１０）で杭（８）に張られて固定される。また、上述したようにカバー部材（３）の裾を支柱（９）で固定することで、そのカバー部材（３）の裾は一時的に雨等をしのぐ庇として利用することが出来るので好都合である。
【００３１】
図２は本発明の第１実施例に係る災害時用折り畳み式トイレの完成状態を上から見た図である。そして、図３は本発明の第１実施例に係るトイレ室を形成する蓋部材（１１）であり、折り畳んだ状態を示した斜視図であり、図４は図３で示した蓋部材（１１）の構造を説明するために長手方向に対し直角に切断した断面図である。そして、図５は図３で示した蓋部材（１１）のみを吊り上げた状態を説明した斜視図であり、図６は図５で示した蓋部材（１１）を吊り上げる途中状態を説明するために長手方向に対し直角に切断した断面図である。また、図７は図５で蓋部材（１１）を完全に吊り上げた後、両妻パネルを組み入れた状態を斜視図で示し、ドア部材を取付る様子を示した図であり、図８は図７の状態を正面図に示し、その地下に形成した便槽のみを断面に示した断面図である。
【００３２】
また、図９は本発明の第１実施例に係る災害時用折り畳み式トイレの組立状態を斜視図で示し、その内部を部分断面図で示したものである。そして、図１０は図７で示した妻パネル（２３）および（２４）の取付構造を示した図である。また、図１１〜図１３は図９で示した仕切パネルの組立方法を説明した図である。そして、図１４〜図１９は各仕切パネルの合わせ部を部分的に抜き出して詳細にその組立方法を説明した詳細組立の説明図である。図２０は図２で示した（Ｆ）部個所の詳細説明図である。そして、図２１は本発明の第１実施例に係る災害時用折り畳み式トイレの完成状態を上から見た概略の見取り図であり、図２２は図２１の状態より小便器用トイレ部分の床を外して開口させ便槽内部への出入口を形成した図である。
【００３３】
まず、図２に示したように本発明の第１実施例に係る災害時用折り畳み式トイレの完成状態を上部から見ると、カバー部材（３）は便槽（４）の周囲を充分の広さで覆っており、その周囲を覆っているカバー部材片（３ａ）〜（３ｄ）は、図１（ａ）で説明したように便槽（４）の周囲近傍に地中に埋設された部分から形成されている。つまりこの部分が地中に埋設されるためにはカバー部材（３）の周辺ｅ点とｆ点間は略Ｖの字状にスリットが入っているので、そのスリットでのみ切断されたそれぞれのカバー部材片（３ａ）〜（３ｄ）が蛇腹状になって地中に埋設し易くなる。つまり、蛇腹状に折り畳んだ時に互いの切断端面どうしが当たってしまうのを防ぐためである。そして、このようにして埋設されたカバー部材片（３ａ）〜（３ｄ）が組立完成時には庇となって形成されトイレを利用する人々を雨や日光を遮るための役目を果たす。
【００３４】
ではそのカバー部材片（３ａ）〜（３ｄ）が庇に組み立てられるまでの構造を以下に詳細に説明すると、まず、カバー部材片（３ｂ）および（３ｄ）にはその両端部にそれぞれ当て布（３９）が合わされてあり、その合わさった部分のみが二重になっている。よって、その合わされた二重の部分は強度的に一層その強さを増す。このようにしてあて布（３９）を取付ることで形成された二重の合わせ部分を使用する。なお、あて布（３９）はホック（４３）にてバタつきがないようにした。
【００３５】
では、あて布（３９）が実際にどのように取付いているかを図２中（Ｆ）部個所の詳細説明図である図２０を示して説明する。まず、あて布（３９）は予め略Ｖの字状にスリットの入れてあるカバー部材片（３ｃ）側の縁近傍に固定する。そして、この固定の際はあて布（３９）に形成されている支柱挿入孔（３３）を塞がれないようにして、例えば縫い合わせる等を施して固定しておく。そして、カバー部材片（３ｄ）側には、支柱挿入孔（３３）を形成しておく。また、あて布（３９）が重なるカバー部材片（３ｄ）は図に示すように複数個のホック（４３）が取付けてある。このホック（４３）は後述する支柱挿入孔（３３）どうしを重ねた際に、その重ね部が容易に外れないように、強制的に止めるためのものである。そして、実際の使用状態においては支柱挿入孔（３３）どうしを重ね合わせる。また、カバー部材（３）の周囲四隅にも支柱挿入孔（３２）が形成されている。
【００３６】
以上のように、形成された各支柱挿入孔（３２）および（３３）には、それぞれ支柱（９）の先端を差し込んで突っ支い棒状態になりカバー部材（３）を支持してる。そして、更に支柱挿入孔（３２）および（３３）に差し込まれた各支柱（９）はその上部付近から支線（１０）で地上に打設した杭（８）に引っ張られて固定される。このようにして四方八方に支線（１０）が張られカバー部材（３）は安定してテント状に便槽室（７）の上部に形成される。
【００３７】
次に、図２〜図２２を参照しながら、順を追ってその構造と組立方法について詳細に説明する。
【００３８】
図３〜図４に示した（１１）は便槽（４）の上方開口部を塞ぐ蓋部材であり、この蓋部材（１１）は周囲をＬ字型のフレーム枠（１７）で固定されている。そして、一番下側に床パネル（１３）、妻パネル（２３）および（２４）その上に側壁パネル（１４）および（１５）、更にその上に天井パネル（１２）が順々に重ねて置いてある。また、その重ねているほぼ中央部には、長手方向に貫く一本の吊り上げ（Ｃ）型溝型鋼からなる吊り上げフレーム（１６）がボルト等で固定されており、その（Ｃ）型溝型鋼の吊り上げフレーム（１６）の両側には側面パネル（１４）および（１５）が二つに折り畳んで重ねられ収容されている。また、床パネル（１３）の下面にはＬ型等辺山型鋼からなるアングル（３８）が図示しないボルト等により取付られている。
【００３９】
また、このように重ねられているそれぞれのパネル部材に対して図６に示したように、長手方向において、フレーム枠（１７）の内側に載置してあるあて部材（１８）と側壁パネル（１４）間は開角度自在なヒンジ（１９ｂ）で、さらに側壁パネル（１４）と（１５）間も開角度自在なヒンジ（１９ｂ）で、また、側壁パネル（１５）と天井パネル（１２）間は開角度９０度のヒンジ（１９ａ）等を用いてそれぞれ接続しておく。このようなヒンジ接続をしておくことで、この二つに折り畳んで重ねられている側面パネル（１４）、（１５）は、図５に示したように吊り上げフレーム（１６）に形成してある吊り上げ金具（３１）を孔（１６ａ）に通して吊り上げられることで、互いに内側を背にしたくの字状態から垂直状態になりつつその端部（１４ｂ）と（１５ｂ）とが当接されて互いの側壁パネルが１枚の側壁パネルに整い形成されていく。
【００４０】
最終的にこの側壁パネルは互いに垂直状態に整い形成された時に、側壁パネル（１４）の下端部（１４ａ）は、ヒンジ（１９ｂ）を介してあて部材（１８）の上端部（１８ａ）上に、また、側壁パネル（１５）の上端部（１５ａ）はヒンジ（１９ａ）を介して天井パネル（１２）の側面内（１２ａ）に当接される。そして、このようにして正面側および裏面側のそれぞれの側壁パネルが形成される。
【００４１】
次に、このようにして形成された側壁パネル（１４）および（１５）で覆われたトイレ室の両開口に対して、それぞれに妻パネルを取付る構造と、前面側と裏面側のそれぞれにドア部材を取付る構造を説明する。
【００４２】
図７に示したように（２３）および（２４）は妻パネルであり、この妻パネル（２３）および（２４）は一端を図１０に示したように床パネル（１３）の上面に、開角度９０度のヒンジ（１９ａ）を介して取付られているので、そのヒンジ（１９ａ）を支点としてそれぞれ外方９０度に開き起こすことで、簡単に壁面を形成することができ、その時に両妻パネル（２３）および（２４）の他端部は、天井パネル（１２）の内側で係止される。その係止方法としては、ヒンジ（１９ａ）は外側方向へ９０度以上開かないので、内側の押さえのみをしておけば良く、この押えについては後述する内部に組入れ形成する仕切パネルがその役目をするような構造になっているので、特に接着剤等を使用しなくても外れることはない。このようにして形成された天井パネル（１２）と両側に形成された側壁パネル（１４）および（１５）と床パネル（１３）とで囲まれたトイレ室の両開口には、妻パネル（２３）および（２４）が取付られる。ここで、妻パネル（２３）および（２４）が側壁パネル（１４）および（１５）内に取付られるとともに吊り上げフレーム（１６）の支えとしての役目をするが、強度的にその補強策として図７および図８に示したように柱（６１）を複数本設置する（この一実施例では大便器を設置してあるトイレ室内中央に等間隔に３本設置する。）。
【００４３】
次に、側壁パネル（１４）および（１５）にドア部材（２７）の取付方法を説明すると、ドア部材（２７）は前述したように別部材として便槽室（７）内に保管されているのでそれを使用する。側壁パネル（１４）および（１５）には既にドア部材（２７）の外形状に対応してドア取付部（２５）が形成されている。従って、ドア部材（２７）はそれぞれ形成されているドア取付部（２５）にはめ込むだけの簡単な作業で取付られるようになっている。
【００４４】
このドア部材（２７）の取付方法としては、例えば、ドア部材（２７）の一辺とドア取付部（２５）の周縁の一辺とが合わさり支点となって開く縦辺部分には、単純な構造で取り外しおよび引っ掛けで取付ができる抜き差し可能な旗蝶番を取付ておく。そのような旗蝶番を取付けておくことでこのドア部材（２７）の取付を簡素化してる。
【００４５】
つまり、ドア取付部（２５）の周縁の縦辺部分には受側（メス側）の旗蝶番を取付ておき、一方、そこに合わさるドア部材（２７）の縦辺には差し込み側（オス側）の旗蝶番を取付けておく。そのように互いに抜き差し自在の旗蝶番を取付ておくことによって、誰でも簡単にドア部材（２７）をドア取付部（２５）内にはめ入れ設置することができる。この一実施例では、ドア部材（２７）はトイレ室の前面側に５枚、裏面側に５枚、全部で１０枚設置できるように事前に側壁パネル（１４）および（１５）にドア部材取付部（２５）になる空間部が形成されている。
【００４６】
以上、説明してきたようにこの段階でほぼ直方体状のトイレ室の外観が完成することになる。そして、図８にはその正面図を示す。
【００４７】
しかし、実際に大勢の人々がこのトイレを利用した場合には、床パネル（１３）に相当の重圧が加わることになる。従って、その床パネル（１３）の補強策としては図８の便槽（４）の断面図に示したように、床パネル（１３）の裏面と便槽（４）の底部との間に複数の支柱（４１）を立てて支えにする（この一実施例では２本設置する。）。なお、この支柱（４１）の設置に当たって具体的には、支柱（４１）の先端部を直接床パネル（１３）の裏面に当てるが、そのまま当てるとその当てられた床パネル（１３）の裏面部分が損傷するので、その損傷を防止するために支柱（４１）の先端部が当接する個所には、金属制のＬ字状のアングル（３８）を設置しそれに当てる。また、支柱（４１）の根本は支柱全長の長さを微調整することが可能なジャッキベース（４２）を土台部材として設置しておく。
【００４８】
次に、大便器、小便器を設置した場所に仕切パネルを形成する構造を説明する。まず、大便器はトイレの前面側に５個、裏面側に５個、それから小便器は妻パネル（２３）の外側に面して設置される。以下、それらの取付について詳細に説明していくと、まず、大便器（２１）の取付に際しては予め床パネル（１３）上にその取付孔である大便器取付部（２６）が形成されているので、その大便器取付部（２６）に大便器（２１）をはめ込むだけで簡単に設置することが可能な構造にしてある。
【００４９】
次に小便器（２２）は妻パネル（２３）の外側に面して小便器取付部（２８）に設置し、予めその場所には排尿口（２９）が複数個形成されている（この一実施例では３個形成する。）。従って、その排尿口（２９）の上部にそれぞれ小便器（２２）とそれぞれ尿を排出する排尿管（３０）を取付るだけで簡単に形成することが可能である。
【００５０】
そして、このような方法で形成された小便所の両側部は側壁パネル（１４）および（１５）の一部で覆われるが、小便所の入口は簡単な構造にする目的から特に部材等で覆ってなく開放状態にしてある。しかし、この場所はこれに限ったものではなく、必要に応じてドア部材またはカーテン等を取付ても良い。次に、大便器（２１）を設置した場所をそれぞれ小部屋に仕切るが、その前にトイレ室内の強度、特に天井パネル（１２）を支える目的で、床パネル（１３）と吊り上げフレーム（１６）間に柱（６１）を複数本設置しておく（この一実施例では横方向に３本等間隔に設置してある。）。
【００５１】
そして次に、仕切パネルの設置を開始する。図９はトイレ室内に各仕切パネルを組み込れた状態を斜視図で示したものであるが、その仕切パネルのうち、トイレ室内の中心にはトイレ室内を横長の方向に分断するように延び設置されている仕切パネル（３５）および（３７）と、その下側に当接されている仕切パネル（３４）および（３６）が設置されており、更に、この仕切パネル（３５）、（３７）、（３４）、（３６）に対し、その仕切パネルに直交する方向、つまりトイレ室内の幅方向にそれぞれ複数に分断する仕切パネルで仕切られている。
【００５２】
本来このような仕切パネルを形成する場合は、まず、横長の方向に所定の幅を有した１枚のパネルを設置し、次に、この設置したパネルに直交するように複数の仕切パネルをそれぞれ所定間隔に配置すべきあるが、前述したようにこれらのパネル部材は、便槽（４）内に収容されるのと、ドアの開口部より内部へ搬入するためにその外形寸法に制約がある。よって、仕切パネルをある程度小さく最小限の大きさに分解せざるを得ないので、結果的には上述したように、横長の方向の仕切パネルは（３５）、（３７）、（３４）、（３６）の四枚に分割したものを接続して使用する。また、仕切パネルをこのようにある程度小さく最小限の大きさに分解しておく理由としては、最終的にこのトイレの使用目的が達成し役目を終えた後は、個々の部材を再使用、また、他へ転用するために解体しやすいようにも配慮している。なお、柱（６１）の保管方法としては天井パネル（１２）とカバー部材（３）の間に並べておく。
【００５３】
また、その横長の仕切パネル（３５）、（３７）、（３４）、（３６）に直交してそれぞれ所定間隔に配置し取付る幅方向に分断する仕切パネルについても、その上下部を（４７）および（４６）の二枚に分割し、それぞれを組立ることにした。この組立方法を以下に説明する。
【００５４】
図１１は横長の仕切パネルを形成する組立方法を示した図である。この横長の仕切パネルはそれぞれ上端部に金網（４０）が取付られており、この金網（４０）内には後述する電灯が内挿される。また、横長の仕切パネルは左右上下四つに分割されており、この図１１（ａ）には分割された四つの仕切パネルを組合せる分解斜視図を、また、図１１（ｂ）にはこれらの組合せが完了した仕切パネルの斜視図を示した。
【００５５】
まず、これらの仕切パネルの組立にあっては、各仕切パネルの下部にはこの仕切パネルを固定する面木と呼ばれる三角柱状の棒がそれぞれ取付られている。この面木は仕切パネルの幅方向の寸法に合わせて取付られているが、面木を最初から取付ける部材側に取付けておいても良い。この一実施例では組立を簡単にするために最初から仕切パネル側に面木を取付けておく方法をとる。その合わせ構造とその固定方法を、それぞれの設置個所毎に詳細図に示し説明する。
【００５６】
図９に示した（Ａ）部個所の詳細組立の説明を図１１〜図１４で、更に図１１に示した（Ｂ）部個所および（Ｃ）部個所の詳細組立の詳細を図１７および図１８を参照しながら説明すると、まず、図１１（ａ）の左側に図示したように、上部に位置する仕切パネル（３５）を下部に位置する仕切パネル（３４）に、また、その右側に図示したように、上部に位置する仕切パネル（３７）を下部に位置する仕切パネル（３６）に互いに合わせ込むことで固定しておく。そして、このようにして形成された左右の仕切パネルを互いに合わせることで、横長の仕切パネルを形成するようにしている。
【００５７】
そこで、具体的に図１１（ａ）の左側に図示した仕切パネルの組立方法を先に説明すると、それぞれの面木（３５ｄ）〜（３５ｆ）と面木（３４ｄ）〜（３４ｆ）は互いにその面木を合わせ込むことで固定されるようになっている。先に、仕切パネル（３５）に形成されている面木（３５ａ）および（３５ｄ）と、仕切パネル（３４）の面木（３４ｄ）および（３４ａ）とが合わせ込みで固定される部分を、（Ｂ）部個所の部分詳細の説明図である図１７を基に説明すると、図１７（ａ）に示した面木（３５ａ）および（３５ｄ）と、図１７（ｂ）に示した面木（３４ｄ）および（３４ａ）は、それぞれ一本の面木から形成されており面木（３５ａ）の側面には、仕切パネル（３５）が釘等を打設して固定されている。
【００５８】
一方、その下部に位置する面木（３４ａ）の側面には、仕切パネル（３４）が釘等で固定されている。このような状態に形成されている面木（３５ａ）および（３５ｄ）を面木（３４ｄ）および（３４ａ）に合わせ込んで固定するようになっている。そして、この固定方法としては面木（３５ｄ）の面（３５ｄ−１）に面木（３４ｄ）の面（３４ｄ−１）を合わせつつ、仕切パネル（３５）の端面（３５ｃ）と仕切パネル（３４）の端面（３４ｃ）とを当接させるようにする。
【００５９】
このようにして組合された面木（３５ａ）および（３５ｄ）と、面木（３４ｄ）および（３４ａ）は、図１１（ｂ）に示したように、一本の合体柱（５５）となって上部に位置した仕切パネル（３５）と下部に位置した仕切パネル（３４）とを互いに保持する。同様な方法で対向する側に、面木（３７ａ）および（３７ｄ）と、面木（３６ｄ）および（３６ａ）とを組合せた合体柱（６０）が形成される。
【００６０】
また、この合体柱（５５）の保持状態を上から見るとその上端面部は上端部（３５ａ−ｐ）と（３４ｄ−ｐ）とが互いに面位置になり、側壁パネル（３４）および（３５）に当接する面木の面は面（３５ａ−２）と面（３４ａ−２）とが隣接されて互いに合わさることで広い面積を確保するようになっている。
【００６１】
同様にして、面木（３５ｅ）と（３４ｅ）とを組合せ込んで固定する（Ｃ）部個所の詳細の組立方法を図１８に基づき説明する。この場合も上述した面木（３５ｄ）と面木（３４ａ）との固定方法と同様に、面木（３５ｅ）の面（３５ｅ−１）に面木（３４ｅ）の面（３４ｅ−１）を合わせつつ、仕切パネル（３５）の端面（３５ｃ）と仕切パネル（３４）の端面（３４ｃ）とを当接させるようにする。そして、このようにして組合された面木（３５ｅ）と面木（３４ｅ）は、図１１（ｂ）に示したように、一本の合体柱（５６）となり上部に位置した仕切パネル（３５）と下部に位置した仕切パネル（３４）とを互いに保持する。また、この時に合体柱（５６）を上から見るとその上端面部は、上端部（３５ｅ−ｐ）と（３４ｅ−ｐ）とが互いに面位置になる。そして、同様な方法で面木（３５ｆ）と面木（３４ｆ）とで合体柱（５７）を、面木（３５ｅ）と面木（３６ｆ）とで合体柱（５８）を、面木（３７ｆ）と面木（３６ｅ）とで合体柱（５９）をそれぞれ形成する。
【００６２】
以上のような組合せ方法で図１１に示した左側の横長の仕切パネル（３５）および（３４）が形成される。次に同図に示されている右側の横長の仕切パネル（３７）および（３６）の組立方法であるが、上述してきた左側の横長の仕切パネル（３５）および（３４）とその構造が同一なので、その組合せ方法についてはその説明を省略する。
【００６３】
以上のような組合せをした左右横長の仕切パネルの設置方法は、仕切パネル（３５）の端面（３５ｂ）と仕切パネル（３７）の端面（３７ｂ）とを並べ、また、仕切パネル（３４）の端面（３４ｂ）と仕切パネル（３６）の端面（３６ｂ）とを並べて、図９の（Ｅ）部個所に示したようにそれぞれ対向した柱（６１）の面に当接させる。（図１１（ｂ）に示した矢印（ｇ）の方向で柱（６１）に当接させる。）
【００６４】
つまり、図１５に示したように、仕切パネル（３７）に取付た面木（３７ｂ）および仕切パネル（３６）に取付た面木（３６ｂ）と、仕切パネル（３５）に取付た面木（３５ｂ）および仕切パネル（３４）に取付た面木（３４ｂ）とをそれぞれ図に示したように柱（６１）の面に当接させる。このような構造をとることによって、面木（３５ｂ）、（３４ｂ）の隣接する面どうしが広くなり、且つ面木（３７ｂ）、（３６ｂ）の隣接する面どうしも広くなる。よって、両仕切パネル（３５）、（３７）はこのように互いに広く形成された面木の面どうしで柱（６１）を挟んで係止される。また、このようにして形成された横長の下側に位置している仕切パネル（３４）および（３６）の下部には、床パネル（１３）面上に直立させ設置するために下部全体にわたって面木（３４ｇ）および（３６ｇ）が取付される。
【００６５】
次に、横長の仕切パネル（３５）および（３４）とからなる合体柱（５５）と、仕切パネル（３７）および（３６）とからなる合体柱（６０）とがそれぞれ柱（６１）に当接する構造について、図９に示した（Ｄ）部の詳細組立説明図である図１６を用いて以下に説明すると、仕切パネル（３５）および（３４）に取付た面木（３５ｄ）および（３４ｄ）は、この図に示したように妻パネル（２４）の内面に当接した柱（６１）の内面に当接する。このような構造をとることによって、面木（３４ｄ）および（３５ｄ）の隣接する面どうしが広くなるので、安定的に柱（６１）の内面に係止される。この係止方法は対向する面側、つまり、妻パネル（２３）に当接した柱（６１）と仕切パネル（３７）および（３６）との係止構造についても同様の技術を用いて係止するのでこの説明を省略する。
【００６６】
次に、図９に示したように設置された仕切パネル（３４）および（３５）に対し、直交した所定位置に所定間隔で形成される幅方向に介入する縦の仕切パネルの形成方法を図１２および図１３に基づき説明する。これらの縦の仕切パネルは横長の仕切パネル面にそれぞれ取付た面木で保持する構造になっている。ここで複数枚にわたる縦の仕切パネルのうち、横長の仕切パネルをトイレ室空間部（５）横方向に二分するようにセンターに設置しその手前側列に取付る縦の仕切パネル（４４）および（４５）と、後側列に取付る縦の仕切パネル（４６）および（４７）とでは、それぞれ横長の仕切パネルに当接する縦の仕切パネル端面部の形状が異なってくるので、その部分を詳細に説明する。
【００６７】
図１２は縦の仕切パネルを形成する組立方法を示した図である。この縦の仕切パネルはそれぞれ上部に金網（４０）が取付られており、この金網（４０）内には後述する電灯が内挿される。また、この縦の仕切パネルは左右上下に分割されており、このうち図１２（ａ）には手前側列に設置する仕切パネルの分解斜視図を、また、図１２（ｂ）にはそれを組合せが完了した仕切パネルの斜視図を示した。
【００６８】
まず、この仕切パネルの組立にあっては、前述した横長の仕切パネル同様に仕切パネル（４５）の左側つまり手前側列の側壁パネル（１４）および（１５）に当接する側に、面木（４５ａ）および（４５ｄ）が取付られている。そして、右側には面木が無く仕切パネル（４５）の端面（４５ｂ）が露出したままの状態となっており、最終的に組み上がった状態、つまり、図１２（ｂ）の状態では、（５２）は面木（４５ａ）、（４５ｄ）および面木（４４ｄ）、（４４ａ）とから形成された合体柱であり、その反対側に設置された（５１）は、面木（４４ｅ）および（４４ｂ）とから形成されている。
【００６９】
ここで、仕切パネル（４５）の端面（４５ｂ）が面木（４４ｅ）および（４４ｂ）に当接され組み込まれる部分、つまり、（Ｇ）部個所の詳細組立の説明を図１９に基づき説明をする。図１９（ａ）に示したように仕切パネル（４５）の端面（４５ｃ）と、図１９（ｂ）に示したように仕切パネル（４４）の端面（４４ｃ）とを当接させつつ、仕切パネル（４５）の端部（４５ｂ−１）と面木（４４ｅ）の面（４４ｅ−１）とを合わせ釘等で固定しておく。そのように組み込み合わせると、図１２（ｂ）に示したように、（５２）が面木（４５ａ）および（４５ｄ）と面木（４５ｄ）および（４５ａ）とから形成された合体柱になる。しかし、その反対側に設置された（５１）は、面木（４４ｅ）および（４４ｂ）のままになっている。
【００７０】
また、図１３（ａ）には後面側に設置する仕切パネルの分解斜視図を、また、図１３（ｂ）にはそれを組合せて完了した仕切パネルの斜視図を示す。
【００７１】
まず、この仕切パネルの組立に当たっては、前述した横長の仕切パネル同様に仕切パネル（４５）の右側つまり後側列の側壁パネル（１４）および（１５）に当接する側に、面木（４７ａ）および（４７ｄ）が取付られている。そして、左側には面木が無く仕切パネル（４７）の端面（４７ｂ）が露出したままの状態になり、最終的に組合せた状態、つまり、図１３（ｂ）の状態では、（５３）は面木（４７ａ）および（４７ｄ）と面木（４６ｅ）および（４４ｂ）とから形成された合体柱であり、その反対側に設置された（５４）は、面木（４６ｅ）および（４６ｂ）のままになっている。
【００７２】
ここで、仕切パネル（４７）の端面（４７ｂ）と面木（４６ｅ）とが組合さって取付される構造については、図１９に示した（Ｇ）部個所の詳細組立の説明内容と同一なので、その説明を省略する。
【００７３】
以上説明してきたように、横長の仕切パネル（３４）および（３５）とそれに直交する縦の仕切パネル（４４）および（４５）をそれぞれ組み立ててきたが、最終的には図９に示したようにトイレ室内部に互いに組合せていく。その組合せ方法を図９中に記載した（Ａ）部個所を例にとってその詳細組立の説明を図１４を用いて説明する。
【００７４】
図１４は横長の仕切パネル（３５）に対して、その手前側列と後側列にそれぞれ仕切パネル（４５）と仕切パネル（４７）の両端部を当接させて固定した状態を示した図である。この当接の際、仕切パネル（４５）の内側に設置される端部には、図示したように面木（４４ｅ）が設置されており、また、反対面側の仕切パネル（４７）の内側に設置される端部にも、図示したように面木（４６ｅ）が設置されている。
【００７５】
そして、更にこの仕切パネル（４５）および（４７）が当接される横長の仕切パネル（３４）および（３５）の面には、既に前述したように面木（３４ｆ）および（３５ｆ）が設置されているので仕切パネル（３４）および（３５）を両側から挟み込む状態になると共に、面木（３４ｆ）および（３５ｆ）も仕切パネル（３４）および（３５）を支持するように互いの面木どうしが対角線上に集結されるので安定して直立させることができる。
【００７６】
また、横長の仕切パネル（３４）および（３６）と、縦の仕切パネルを形成している仕切パネル（４４）と（４６）とが床パネル（１３）と接する底部には、それぞれ面木が取付けてあるので、これらの仕切パネル群は、より安定してトイレ室内に安定的に自立させることができる。また、これらの仕切パネル群においては、両側に設置した側壁パネル（１４）および（１５）は、床パネル（１３）と天井パネル（１２）に開角度９０度のヒンジ（１９ａ）を介して接続されているので、そのヒンジ（１９ａ）から受ける弾圧で常に内方向への反発力が作用している。また、妻パネル（２３）および（２４）においてもその底部は、床パネル（１３）とは開角度９０度のヒンジ（１９ａ）を介して取付られているので、この妻パネル（２３）および（２４）もそのヒンジ（１９ａ）から受ける弾圧で常に内方向への反発力が作用している。
【００７７】
以上説明したように、各側壁パネルの全てにおいては、それぞれトイレ室の内側方向への弾圧力を受けているので、その中に組み込まれている各仕切パネルは、安定してトイレ内部に収まることになる。
【００７８】
図２１はこのようにして形成され完成した本発明の災害時用折り畳み式トイレを上から見た図であるが、最後に各仕切パネルの上部に設置した金網（４０）内に電灯（４８）を電気配線（４９）にすずらん灯のように接続して列ねたものを組み入れる。そして、この電気配線（４９）には図示しない自家発電装置で発電された電気が供給されることになる。なお、臭気対策として、この電気配線（４９）に図示してないが換気扇等を側壁パネル（３４）、（３５）および（４６）、（４７）の面に取付るようにしても良い。
【００７９】
また、説明が前後するが図２２に示したように、トイレ室を形成した床パネル（１３）で、小便器を設置する場所として確保されていた小便器取付部（２８）の場所は、取手（２８ａ）および（２８ｂ）を持って引き上げることで取り外し自由にできる構造になっている。従って、この小便器取付部（２８）を取り外した後に、作出された孔（５０）は、便槽室（７）内に前述したような保管物等を出し入れすために利用する便槽室（７）への出入り口となる。
【００８０】
図２３は本発明の第２実施例に係る災害時用折り畳み式トイレの見取り図である。この第２実施例が前述した第１実施例と相違する点は、主に次に挙げる１１項目の改善にある。
【００８１】
第１番目の項目としては、まず、トイレ室内に車椅子が入るスペースを確保したこと、第２番目の項目としては、トイレ室内において、床パネルと吊り上げフレーム間に設置する柱の位置決めを簡単な構造にしたこと、第３番目の項目としては、トイレ室内に設置する各仕切パネルの組合せを簡素化し、取付を簡単にしたこと、第４番目の項目としては、第１実施例では床パネルにヒンジを介して折り畳みされていた妻パネルを別部材で独立形成し、取付を簡素化したこと、第５番目の項目としては、側壁パネルは、ドア部材の高さとほぼ同じ高さの独立したパネルをドア部材の幅に対応する間隔をおいて配置してなり、各側壁パネルは、第１実施例と同様に高さ方向中央部でヒンジ連結により折曲自在にされ、折り畳み可能な構造となっており、さらにこの側壁パネルを補強部材および補強金具にて補強したこと、第６番目の項目としては、天井パネルを補強部材にて補強したこと、第７番目の項目としては、トイレ室内の各仕切パネル上端部と、天井パネルの内面との押さえ箇所に旗蝶番を使用することで簡素化したことである。
【００８２】
そして、第８番目の項目としては、便槽を第１実施例より若干大きく形成し、便槽と直角方向に出入口を別途設けたこと、第９番目の項目としては、吊り上げロープを予め天井パネルに備え付けにしたこと、第１０番目の項目としては、トイレドアの止め具として、内側にスライド鍵を付け、トイレ組立時や不使用時において、不用意にドアが開閉するのを防止する策として上／下辺部近傍に磁石を取付けたこと、第１１番目の項目としては、小便器の取付に蝶ナットを使用（工具不要）し手作業で締付け取付たことである。
【００８３】
次に、上述した第１実施例と相違する第１番目〜第１１番目の項目の構造を以下に説明する。まず、第１番目の項目として大きな相違点である、車椅子が入るスペースは、図２３〜図２４に示したように小便器取付部（１２８）と反対側に小部屋に区画された大便用トイレ室の約４倍程の面積のスペース空間部Ｒを確保し、その内部に所定の便器および手すり等車椅子の使用者に支障の無い設備を設置した。このスペース空間部Ｒの形成方法については、図２４〜図３２に示し説明する。
【００８４】
図２４〜図３２はトイレ室内における側壁パネル、妻パネルおよび室内を横方向に仕切る仕切パネル、室内を幅方向に仕切る仕切パネルの取付構造を示した図である。つまり、これらの図で前述した本発明の第２実施例に係る第２番目〜第７番目の項目として記載したトイレ室内における柱の位置決め、各仕切パネル、妻パネルの取付、側壁パネルの取付および各仕切パネルと天井パネルとの押え構造に関して説明する。
【００８５】
まず、これらの構造で基本となる柱の取付位置を図２３の（Ｋ）部〜（Ｎ）部で示し、トイレ室内を横方向に仕切る仕切パネルと、幅方向に仕切る仕切パネルの合わせ目を同図に（Ｓ）部で示した。これらの構造を以下に説明する。
【００８６】
第１実施例の両妻パネルは、床パネルにそれぞれヒンジを介して取付られており、天井パネルが吊り上げられるのと同時に、床パネルから両妻パネルを引き起こし、引き起こされた両妻パネルの端部が、両側壁パネルの内面と天井パネルの内面とにそれぞれ当接されて係止する構造をとっていた。
【００８７】
しかし、本第２実施例では、さらにこれらの係止する強度を改善する目的で、この妻パネルを柱（Ｋ）、柱（Ｎ）を中心に左右にそれぞれ２枚に分割して取付る構造にした。まず、図２４に示したように柱（Ｋ）を中心とした取付構造を説明すると、柱（Ｋ）の両側面には、独立的に形成した２枚のパネル、幅寸法約３００ｍｍ、高さ寸法約１８００ｍｍ、厚み寸法約６６ｍｍに形成された仕切パネル（１３５−１）と、幅寸法約６００ｍｍ、高さ寸法約１８００ｍｍ、厚み寸法約６６ｍｍに形成された仕切パネル（１３５−２）が取付られている。仕切パネル（１３５−１）および（１３５−２）のそれぞれ底辺部には、図示したように各ピン（１７１）が所定の金具を介して取付られており、各ピン（１７１）の先端はそれぞれ床パネル（１１３）に形成した穴に差し込んで位置決めされつつ係止される構造になっている（図２７参照）。
【００８８】
また、このようにして床パネル（１１３）に取付られた仕切パネル（１３５−１）および（１３５−２）の上端部（ａ）〜（ｂ）は、天井パネル（１１２）の内面側に取付られた補強金具（１７０）の内側面に当接される。そして、その上端部（ａ）および（ｂ）は、天井パネル（１１２）に予め両面テープ等で貼付しておいた旗蝶番（１１９）の片側をテープを剥がし、そのテープの剥がされた旗蝶番（１１９）の片側が垂れ下がった状態になっている端側面部を利用して、仕切パネル（１３５−１）および（１３５−２）を挟持し固定する構造になっている。
【００８９】
つまり、仕切パネル（１３５−１）および（１３５−２）は天井パネル（１１２）に取付た補強金具（１７０）の内側と旗蝶番（１１９）の垂れ下がり部の端側面部との間で挟持するようになっている。また、柱（Ｋ）部はその頭部空間部（ｖ）に突起（Ｋｂ）を突出させた構造になっており、天井パネル（１１２）の裏面に設置されている吊り上げフレーム（１１６）は、その外形状を空間部（ｖ）に嵌合する構造に形成されている。そして、予め吊り上げフレーム（１１６）には突起（Ｋｂ）に対応させた位置に嵌合孔（図示しない）を形成してあるので、柱（Ｋ）は吊り上げフレーム（１１６）に固定されると共に、柱（Ｋ）の両側面に設置した２つの仕切パネル（１３５−２）で挟持される。
【００９０】
また、柱（Ｋ）の突起（Ｋａ）は、手前に位置する仕切パネル（１３５−２）の端面に形成されている穴に嵌合し係止される構造になっている。以上は柱（Ｋ）部を中心とした仕切パネル（１３５−１）および（１３５−２）の取付構造図であるが、その反対側に位置する柱（Ｎ）部についても同様の構造であるのでその構造図と説明を省略する。
【００９１】
次に、柱（Ｌ）を中心として取付る仕切パネルの取付構造を図２５に示し説明すると、柱（Ｌ）の両側面には前述した柱（Ｋ）および（Ｎ）に当接したものと同一の形状のパネル、つまり、幅寸法約３００ｍｍ、高さ寸法約１８００ｍｍ、厚み寸法約６６ｍｍに形成された仕切パネル（１３５−１）と、幅寸法約６００ｍｍ、高さ寸法約１８００ｍｍ、厚み寸法約６６ｍｍに形成された仕切パネル（１３５−２）が取付られる。そして、仕切パネル（１３５−１）および（１３５−２）の底辺部には、それぞれ前述同様に各ピン（１７１）が所定の金具で取付られており、各ピン（１７１）の先端はそれぞれ床パネル（１１３）に形成した穴に差し込んで位置決めされつつ係止される構造になっている（図２７参照）。
【００９２】
また、このようにして床パネル（１１３）に取付られた仕切パネル（１３５−１）および（１３５−２）の上端部（ａ）〜（ｂ）は、予め天井パネル（１１２）の内面側に対向して取付られた旗蝶番（１１９）の側部間内に当接される。（旗蝶番（１１９）は両面接着テープ等で固定しておく。）そして、その上端部（ａ）および（ｂ）は、天井パネル（１１２）にその固定されている旗蝶番（１１９）の片側のみの接着テープを剥がすと、そのテープの剥がされた旗蝶番（１１９）の片側が垂れ下がった状態になる。その垂れ下がった状態になった旗蝶番（１１９）の端側面部を利用して、仕切パネル（１３５−１）および（１３５−２）を挟持し固定する構造になっている。
【００９３】
つまり、仕切パネル（１３５−１）および（１３５−２）は天井パネル（１１２）に対向させて取付た旗蝶番（１１９）間で挟持するようになっている。また、柱（Ｌ）部はその頭部空間部（ｖ）に突起（Ｌｂ）を突出させた構造になっており、天井パネル（１１２）の裏面に設置されている吊り上げフレーム（１１６）は、その外形状を空間部（ｖ）に嵌合する構造に形成されている。そして、予め吊り上げフレーム（１１６）には突起（Ｌｂ）に対応させた位置に嵌合孔（図示しない）を形成してあるので、柱（Ｌ）は吊り上げフレーム（１１６）に固定されると共に２つの仕切パネル（１３５−２）で挟持される。また、柱（Ｌ）の突起（Ｌａ）は、手前に位置する仕切パネル（１３５−２）の端面に形成されている穴に嵌合し係止される構造になっている。柱（Ｌ）面のスペース空間部（Ｒ）の反対側面には、後述する横パネルが当接される。
【００９４】
また、図２６に示したように、柱（Ｍ）についても同様に、柱（Ｍ）の両側には前述した柱（Ｋ）、柱（Ｎ）および（Ｌ）に当接したものと同一形状の仕切パネル（１３５−１）と、仕切パネル（１３５−２）がそれぞれ取付られる。そして、その仕切パネル（１３５−１）および（１３５−２）の底辺部には、図示したようにそれぞれ前述同様各ピン（１７１）が所定の金具を介して取付られており、各ピン（１７１）は、それぞれ床パネル（１１３）に形成した穴に差し込まれて位置決めされつつ係止される構造になっている（図２７参照）。
【００９５】
また、このようにして床パネル（１１３）に取付られた仕切パネル（１３５−１）および（１３５−２）の上端部（ａ）〜（ｂ）は、予め天井パネル（１１２）の内面側に取付られた旗蝶番（１１９）の側面部間内に当接される。（旗蝶番（１１９）は両面接着テープ等で固定しておく。）そして、その上端部（ａ）および（ｂ）は、天井パネル（１１２）にその固定されている旗蝶番（１１９）の片側のみの接着テープを剥がすと、そのテープの剥がされた旗蝶番（１１９）の片側が垂れ下がった状態になる。その垂れ下がった状態になった旗蝶番（１１９）の端側面部を利用して、仕切パネル（１３５−１）および（１３５−２）を挟持し固定する構造になっている。
【００９６】
つまり、仕切パネル（１３５−１）および（１３５−２）は天井パネル（１１２）に対向させて取付た旗蝶番（１１９）間で挟持するようになっている。また、柱Ｍ部はその頭部空間部（ｖ）に突起（Ｍｂ）を突出させた構造になっており、天井パネル（１１２）の裏面に設置されている吊り上げフレーム（１１６）は、その外形状を空間部（ｖ）に嵌合する構造に形成されている。
【００９７】
そして、予め吊り上げフレーム（１１６）には突起（Ｍｂ）に対応させた位置に嵌合孔（図示しない）を形成してあるので、柱（Ｍ）は吊り上げフレーム（１１６）に固定されると共に２つの仕切パネル（１３５−２）で挟持される。また、柱（Ｍ）の突起（Ｍａ）は、手前に位置する仕切パネル（１３５−２）の端面に形成されている穴に嵌合し係止される構造になっている。そして、柱（Ｍ）面の仕切パネル（１３５−２）が当接する面と直角に位置する面には、後述する横パネルがそれぞれ当接される。
【００９８】
柱（Ｌ）〜（Ｎ）面に当接するこれらの横パネルは、（Ｓ）部で直交する縦パネルと共に組立構造を大幅に簡素化し組立時間の短縮を図ったものである。この横パネルと縦パネルとが直交する（Ｓ）部箇所の組立構造については、図２８〜図３１にその詳細を示し説明する。
【００９９】
横パネルと縦パネルとが直交する（Ｓ）部箇所は、図２３に示したように、柱（Ｌ）と柱（Ｍ）間および柱（Ｍ）と柱（Ｎ）間の２箇所になる。
【０１００】
また、これらの横パネルと縦パネルとが直交する（Ｓ）部箇所の中心部は、横パネルと縦パネルとが互いに切欠いてあるので、図３１に示したようにその交差したパネルの端部がちょうど凹部状（Ｐ）に形成される。そして、最終的に本発明の災害時用折り畳み式トイレの完成時には、この凹部状（Ｐ）に電灯（１４８）が設置されることになる。
【０１０１】
以下に横パネルと縦パネルとが直交する（Ｓ）部箇所の組立構造を説明する。
【０１０２】
図２８は柱Ｌと柱（Ｍ）との間に横パネルと縦パネルとを直交させて組立る構造を示したものである。まず、先に柱（Ｌ）および（Ｍ）を床パネル（１１３）の所定位置に立設し、その間の中心部に少なくともパネル幅寸法の１／２の寸法までスリット（１５７）を形成し、その形成したスリット（１５７）を中心にして一方面側を仕切パネル（１３４）に，他方面側を仕切パネル（１３６）とし形成する。
【０１０３】
そして、形成したスリット（１５７）を上向き状態で設置する。仕切パネル（１３４）、（１３６）の設置位置は、柱Ｌ側に仕切パネル（１３４）を、柱（Ｍ）側に仕切パネル（１３６）を固定するが、この固定方法としては、まず、柱（Ｍ）には全長にわたりコの字状に形成された溝が形成されているので、この溝に仕切パネル（１３６）の端面を挿入し、仕切パネル（１３４）の端面側は柱（Ｌ）に全長にわたり形成されている帯状のガイド板に、例えば両面接着テープが貼付されている面木（１５１）等によって押し当てて固定する。
【０１０４】
次に、図２８に示したように、中心部に少なくとも仕切パネル（１４４）、（１４６）の幅寸法の１／２の長さ寸法までスリットを形成し、その形成したスリット（１５５）を中心に一方面側を仕切パネル（１４４）に、他方面側に仕切パネル（１４６）を形成する。そして今度は形成したスリット（１５５）を下向きにした状態で、仕切パネル（１３６）、（１３４）に形成したスリット（１５７）に対応させ差し込むことで、この２つのスリット（１５７）と（１５５）とは互いに直交状態で固定される。このようにして横／縦パネルの下側の仕切パネルが形成され固定される。
【０１０５】
次に、このようにして形成し、下側に設置した縦／横の仕切パネルの上に、設置する上側の縦／横の仕切パネルを組み上げる構造を説明すると、図２９に示したようにまず、横パネルは下側に設置した仕切パネル（１３６）、（１３４）の長手方向の仕切パネルの端面上に、仕切パネル（１３７）、（１３５）を当接させ、その中心部を例えば両面接着テープ等を貼付した面木（１５１）等で押しつけて固定する。
【０１０６】
次に、縦パネルは、それぞれ２つに分割された仕切パネル（１４５）および（１４７）からなり、図示したように仕切パネル（１４６）、（１４４）の長手方向の仕切パネルの端面上に当接させながら、切り欠きの形成してある面側の端面を、互いに仕切パネル（１３５）に当接させつつ面木（１５１）等で接着し固定する。
【０１０７】
このようにして形成した縦／横パネルは、図３０に示したようにその中心となる軸部分が面木（１５１）で各仕切パネルの四方向から固定されているので、互いに直交状態が安定的に保たれる。
【０１０８】
このようにして形成された本発明の災害時用折り畳み式トイレは、側壁パネル（１１４）および（１１５）の内面において両面接着テープが貼付された面木（１５２）で固定されるので、強度補強が改善される。
【０１０９】
また、側壁パネル（１１４）および（１１５）自身についても、強度補強を施したのでその構造を以下に説明する。
【０１１０】
図３９に示したように側壁パネル（１１４）および（１１５）は、ポリプロピレン等の合成樹脂材料からなり、全長（高さ）が約１８００ｍｍ、幅が約６００ｍｍ、板厚が約６０ｍｍのものが、各ドア部材間に設置される。そして、その側壁パネルは、ドア部材の高さとほぼ同じ高さの独立したパネルをドア部材の幅に対応する間隔をおいて配置してなり、各側壁パネルは、第１実施例と同様に高さ方向を二分する中心線上にヒンジ（１１９）で連結し、その取付けたヒンジ（１１９）を支点により折曲自在に折り畳み可能になっているので、天井パネル（１１２）が吊り上げられた当初は、図３９に示したように側壁パネル（１１４）および（１１５）は、くの字状になりつつ直立される。
【０１１１】
しかし、この状態になっても、ヒンジ（１１９）で接続されている側壁（１１４）および（１１５）は、不安定なので、それぞれ、側壁パネル（１１４）および（１１５）の側面に取付た固定具（１１４ｃ）および（１１５ｃ）間を貫通するように、金属製のピン（１９９）を挿入し固定する構造にした（図４０参照）。
【０１１２】
そのような係止構造をとることにより図４１に示したように、各側壁パネル（１１４）および（１１５）が床パネル（１１３）に対して直角に設定されるので、ドア部材（１２７）等が正確に嵌められる。また、この側壁パネル（１１４）および（１１５）には、その内部にそれぞれポリプロピレン等の合成樹脂材料からなる補強部材（１１４ｂ）および（１１５ｂ）が内挿されており、側壁パネル（１１４）および（１１５）の内面全体にわたって、それぞれポリプロピレン等の合成樹脂材料からなる板厚約６ｍｍの補強板（１１４ａ）および（１１５ａ）が接着されている。
【０１１３】
次に、本発明の第２実施例に係る第８番目の項目に記載した便槽の構造について説明する。第２実施例の便槽は第１実施例の便槽より若干大きく形成使、便槽と直角方向に出入り口を別途設けたことである。
【０１１４】
この第２実施例の便槽（１０４）は堀込み式のコンクリートで造られる。そして、その底部および周壁の厚さは約３００ｍｍで造られ、それぞれ基本ユニットの内寸法は全体の長さが約６９００ｍｍ、幅が約１６００ｍｍ、深さが約１８００ｍｍ（任意）とからなる直方体の形状に造られている。そして、この便槽（１０４）と直角方向に出入口（１８０）を形成してある。
【０１１５】
この出入口（１８０）の大きさは、図３３（ａ）に示すように便槽（１０４）に長手方向の一辺上任意の位置に形成され、その大きさはいずれも内寸法で幅が約１０００ｍｍ、深さは便槽（１０４）と同じ約１８００ｍｍ（任意）とからなる直方体の形状に造られている。図３３（ｂ）は図３３（ａ）においてＸ−Ｘを断面図に示した図であり、出入口（１８０）の内部は大柄の人でも出入りしやすいように比較的広く造られている。図３４（ａ）に示したように、その正面口および内側壁には、人が出入りしやすいように、はしご（１８０ａ）および複数個のステップ（１８０ｂ）が設置されており、人の出入りの際は、図３４（ｂ）に示したように、はしご（１８０ａ）を引き上げながらはしご掛け（１８０ｃ）に引っかけ固定して使用する。
【０１１６】
そしてまた、安全に足場を確保するためには、内側壁に対向して設置したステップ（１８０ｂ）間に、それぞれステップ板（１８０ｄ）を載置することでより安全に荷物等の出し入れ作業することができるようになる。
【０１１７】
またこのようにして造られた出入口（１８０）も図３２（ａ）〜（ｃ）に示したように、便槽（１０４）の上部開口部は地上（１００）とほぼ同じ高さの位置まで埋設された後に蓋部材（１１１）で塞いでおく。また、さらにその蓋部材（１１１）の上から丈夫な防水加工を施した塩化ビニールシート等のカバー部材（１０３）で覆っておく。
【０１１８】
そして、その上から第１実施例同様に人工芝生等を敷いてその上を駐輪場とか子供の遊び場等に利用できるようにする。
【０１１９】
また、蓋部材（１１１）を補強する目的でこの蓋部材（１１１）の下面と便槽（１０４）の底部間に支柱（１４１）を介在させる。なお、この支柱（１４１）の先端が直接蓋部材（１１１）の下面と当接する個所には当て部材を、また、支柱（１４１）の下端が直接その底部に当接する個所には予め設置しておいたジャッキベース（１４２）に当てるようにする。そのようにすることで支柱（１４１）の高さの微調整が行えるようにしてある（図３５参照）。
【０１２０】
また、形成された便槽（１０１）の内部の便槽室（１０７）には例えば、吊り上げてトイレとして組立設置した時にトイレ室の組立部材となる、各仕切り板、大便器、小便器、車椅子用便器およびその手すり、ドアパネル類、支柱、支線、杭、面木、金づち、鋸、接着テープ、旗蝶板、その他避難の際に必要と考えられる例えば、消毒薬（手洗い、殺虫剤）、バケツ、洗面器等の部材や、カンパン等の食料等を収容しておくようにする。
【０１２１】
次に、本発明の第２実施例に係る第９番目の項目に記載した吊り上げロープを予め天井パネルに備え付け、迅速に吊り上げ作業が出来るようにしたものであり、その構造を図３６に示し説明する。
【０１２２】
図３６は本発明の第２実施例に係るトイレ室を形成するポリプロピレン等の合成樹脂材料からなる蓋部材（１１１）であり、図示したようにその両側近傍には、吊り上げロープ（１２０）が予め天井パネル（１１２）の補強部材（１８５）に金具にて取付てある。そして、吊り上げロープ（１２０）の先端は、その部分拡大図で示したように、その先端が輪状（１２０ａ）に縫い加工されている。先端が輪状（１２０ａ）に縫い加工されている理由としては、図３８に示したように天井パネル（１１２）を迅速に吊り上げられるようにするためである。
【０１２３】
また、天井パネル（１１２）の補強するための構造としては、図３６および図３７に示したように、天井パネル（１１２）の略中心を横方向に伸びる金属製の吊り上げフレーム（１１６）の両側方向に、金属製の補強部材（１８５）、（１８５）を溶接等によって接合し、魚の骨状に形成する。しかし、前述した車椅子用のトイレ上面は、その上部全体を補強する意味で、四角形状の補強部材（１８６）を吊り上げフレーム（１１６）に溶接等によって接合するようにした。そして、そのようにして形成された吊り上げフレーム（１１６）は、天井パネル（１１２）を挟み対応した位置で、補強部材（１８７）にビス（１８８）止めされている。
【０１２４】
次に、本発明の第２実施例に係る第１０番目に記載したトイレドアの止め具には、内側にスライド鍵を付け、トイレ組立時や不使用時における不要な開閉防止策として磁石を取付けた構造を図４２および４３に示し説明する。
【０１２５】
図４２はトイレ室内から外側に向かって見たドアの閉じ状態を示した図であり、ドア部材（１２７）の開口部上下には、それぞれ磁石（１９０）が接着剤等により取りつけてあり、その約中央部にはスライド鍵（１９５）がネジ止め等によって設置されている。この図４３は図４２を上方から見た図であり、ドアの開閉は取手（１９７）を持っておこなう。
【０１２６】
このドア部材（１２７）は全体をポリプロピレン等の合成樹脂材料で板厚３０ｍｍに形成されており、その表面にはポリプロピレン等の合成樹脂材料からなる板厚６ｍｍの補強板が接着されている。そして、ドア部材（１２７）は、ヒンジ（１９８）を介して行うが、そのヒンジ（１９８）の構造は、例えば、単純な構造で取り外しおよび引っ掛けで取付ができる抜き差し可能な旗蝶番を取付ておく。そのような旗蝶番を取付けておくことでこのドア部材（１２７）の取付を簡素化してる。
【０１２７】
この第２実施例では、ドア部材（１２７）はトイレ室の前面側に４枚、裏面側に４枚、全部で８枚設置できるように事前に側壁パネル（１１４）および（１１５）にドア部材取付部が形成されている。また、トイレ室の前面側に車椅子用のドアとして観音開きのドア部材が一箇所設置されているが、そのドア部材の取付構造は、ドア部材（１２７）の取付構造と同様なので、具体的な構造図およびその説明は省略する。
【０１２８】
このようにして取付られたドア部材の正面図を図４２に示す。
【０１２９】
次に、本発明の第２実施例に係る第１１番目の項目に記載した小便器の取付を蝶ナットを使用し手作業で取付けた構造を図４４に示し説明する。
【０１３０】
小便器（１２２）は仕切パネル（１３５−１）および（１３５−２）の外側に面して設置し、予めその場所には排尿口が複数個形成されている（この第２実施例では３個形成する。）ので、その排尿口の上部にそれぞれ小便器（１２２）と尿を排出する排尿管（１３０）を取付るだけで簡単に形成することが可能である。
【０１３１】
そして、このような方法で形成された小便所の両側部は側壁パネル（１１４）および（１１５）の一部で覆われるが、小便所の入口は簡単な構造にする目的から特に部材等で覆ってなく開放状態にしてある。しかし、この場所はこれに限ったものではなく、必要に応じてドア部材またはカーテン等を取付ても良い。
【０１３２】
【発明の効果】
以上説明してきたように、本発明によれば、その構成を便槽室が地下に設置され、その上に枠組みされたプレハブ式トイレ家屋を備えた非常時用組立式トイレにおいて、前記便槽室の上を折り畳まれた前記トイレ家屋で塞ぎつつ天井パネルを地上に露出させ、該露出させた天井パネルをそれより広い面積で覆ったカバー部材と、前記折り畳まれたトイレ家屋の内部に二つ折りしたドア取付部を有した側壁パネルを収納し、非常時に、前記天井パネルと共にカバー部材を吊り上げて天井を形成し、且つ前記側壁パネルを立てると共に、該側壁パネルに複数の大便用トイレドアを形成し、該大便用トイレ内部中央部を長手方向二つに分断する横長の仕切パネルと、該長手方向の仕切パネルに直交し幅方向を複数の仕切パネルとで仕切って複数の大便用トイレ室を形成するとしたため、まず、未使用時においては、その上面が有効的に使用することが出来る。そして、非常時には三股等を利用して吊り上げるだけで誰でも特別な技術を要していない人でも簡単に大規模なトイレ家屋を建てることができ、また、その内部を仕切る仕切パネルについても簡単にはめ込むだけで取付けができるという効果が得られる。
【０１３３】
また、側壁パネルは左右壁をそれぞれくの字状に折り畳み、該折り畳まれた背部分どうしを向けて設置し、該背間に前記トイレ家屋の長手方向に貫く天井パネルを支えるフレームを収納しているため、この吊り上げフレームの両端に吊り上げ紐を掛けて引き上げるだけで簡単に、特別な道具を使うこと無くトイレ家屋ができるという効果が得られる。
【０１３４】
また、カバー部材の裾部は、便槽室の周囲に蛇腹状に折り畳まれ埋設されているたため、普段使用しない時は邪魔にならずに保管しておくことが可能であり、また、便槽と折り畳んだ本体との接合部よりの水の浸透を防ぐという効果が得られる。
【０１３５】
また、カバー部材の裾部は、前記天井パネルの吊り上げと共に前記蛇腹が解け傾斜を有した庇状になるようにしたため、特別な部品等を追加することなく、簡単に設置することができるという効果が得られる。
【０１３６】
また、カバー部材は塩化ビニールシートであるので、入手が簡単で特別な加工も不必要であるという効果が得られる。
【０１３７】
また、庇状の裾部はその端部に形成した孔に支柱を挿通させ支えるようにしたため、その構造が簡単に支柱に支えることができ、特別な技術を要しないので誰でもできるという効果が得られる。
【０１３８】
また、便槽内には、トイレ家屋内部に設置するトイレ形成材料等の必要資材一式を収容しているため、災害発生時には誰でも直ぐにトイレを造るのに必要な材料を直ぐ発見することができるという効果が得られる。
【０１３９】
また、仕切パネルは二枚のパネルを上下に合わせて接続し形成してあるため、組合せ方がシンプルで誰でも間違うことなくでき、また、再利用する際の解体も簡単にできるという効果が得られる。
【０１４０】
また、天井を支える支柱部材を少なくともトイレ家屋の内部中央部分に設置したため、トイレ家屋全体が安定するという効果が得られる。
【０１４１】
また、小便用トイレはトイレ家屋の一端部に外方に開放して設け、複数の小便器が幅方向に連続して設置したため、狭い場所でも効率よく配置することができるという効果が得られる。
【０１４２】
また、便槽への出入口は便槽に対し直角方向へ設けたため、便槽の大きさに左右されずに出入口の大きさを形成することができるので、特に体の大きい人でも支障無く便槽内の保管物を取り出すことができるという効果が得られる。
【０１４３】
また、トイレ室内を幅方向に仕切る仕切パネルの挟持構造は、該仕切パネル上端部が接する天井パネルの内面に、仕切パネルの厚み方向を挟持する両面接着テープを有した旗蝶板を仕切パネルと直交する方向に接着し、仕切パネルを挟持する時は、一方の旗蝶板の接着を剥がすことで、旗蝶板の端側面部が垂れ下がり、その垂れ下がった端側面部間で、仕切パネルを挟持するようにしたため、簡単で確実な取付ができるという効果が得られる。
【０１４４】
また、側壁パネルは、ドア部材の高さとほぼ同じ高さの独立したパネルをドア部材の幅に対応する間隔をおいて配置し、高さ方向中央部でヒンジ連結により折曲自在に折り畳み可能な構造としたため、側壁パネルが軽量化できるので吊り上げる力が小力ですむ、また、材料費の低減化に貢献できるという効果が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図１】本発明の第１実施例に係る災害時用折り畳み式トイレを地中に埋設した状態からそれを地上に引き上げて組み立て〜完了するまでの概略の流れを説明した図である。
【図２】本発明の第１実施例に係る災害時用折り畳み式トイレの組立状態を上から見た図である。
【図３】本発明の第１実施例に係るトイレ室を形成する蓋部材１１であり、折り畳んだ状態を示した斜視図である。
【図４】図３で示した蓋部材（１１）の構造を説明するために長手方向に対し直角に切断した断面図である。
【図５】図３で示した蓋部材（１１）のみを吊り上げた状態を説明した斜視図である。
【図６】図５で示した蓋部材（１１）を吊り上げる途中状態を説明するために長手方向に対し直角に切断した断面図である。
【図７】図５で蓋部材（１１）を完全に吊り上げた後、両妻パネルを組み入れた状態を斜視図で示し、ドア部材を取付る様子を示した図である。
【図８】図７の状態を正面図に示し、その地下に形成した便槽のみを断面に示した断面図である。
【図９】本発明の第１実施例に係る災害時用折り畳み式トイレの組立完成状態を斜視図で示し、その内部を部分断面図で示したものである。
【図１０】図７で示した妻パネル（２３）および（２４）の取付構造を示した図である。
【図１１】図９で示した仕切パネル（３４）、（３５）および（３６）、（３７）の組立方法を説明した図である。
【図１２】図９で示した仕切パネル（４４）および（４５）の組立方法を説明した図である。
【図１３】図９で示した仕切パネル（４６）および（４７）の組立方法を説明した図である。
【図１４】図９で示した（Ａ）部個所の部分断面を示した部分断面図である。
【図１５】図９で示した（Ｅ）部個所の部分断面を示した部分断面図である。
【図１６】図９で示した（Ｄ）部個所の部分断面を示した部分断面図である。
【図１７】図１１で示した（Ｂ）部個所の組立方法を説明した図である。
【図１８】図１１で示した（Ｃ）部個所の組立方法を説明した図である。
【図１９】図１２で示した仕切パネルの組立方法を説明した図である。
【図２０】図２で示した（Ｆ）部個所の詳細説明図である。
【図２１】本発明の第１実施例に係る災害時用折り畳み式トイレの組立完成状態を上から見た概略の見取り図である。
【図２２】図２１の状態より小便器が設置されているトイレ部分の床を外して開口させ便槽内部への出入口を説明した図である。
【図２３】本発明の第２実施例に係る災害時用折り畳み式トイレの見取り図である。
【図２４】図２３で示した（Ｋ）部箇所の組立構造を説明した図である。
【図２５】図２３で示した（Ｌ）部箇所の組立構造を説明した図である。
【図２６】図２３で示した（Ｍ）部箇所の組立構造を説明した図である。
【図２７】仕切パネルが天井パネルと床パネル間で係止されている構造を説明した図である。
【図２８】図２３で示した（Ｓ）部箇所の組立構造を説明した図である。
【図２９】図２３で示した（Ｓ）部箇所の組立構造を説明した図である。
【図３０】図２３で示した（Ｓ）部箇所の組立構造を説明した図である。
【図３１】図２３で示した（Ｓ）部箇所の組立構造を説明した図である。
【図３２】本発明の第２実施例に係る災害時用折り畳み式トイレを地中に埋設した状態からそれを地上に引き上げて組み立て〜完了するまでの概略の流れを説明した図である。
【図３３】本発明の第２実施例に係る災害時用折り畳み式トイレの便槽と出入口の取付箇所を説明した図である。
【図３４】本発明の第２実施例に係る災害時用折り畳み式トイレの出入口のみを断面図で示し説明した図である。
【図３５】図４１の状態を正面図に示し、その地下に形成した便槽のみを断面に示した断面図である。
【図３６】本発明の第２実施例に係るトイレ室を形成する蓋部材（１１１）であり、折り畳んだ状態を示した斜視図である。
【図３７】図３６の吊り上げフレームの取付構造を拡大図で示し説明した図である。
【図３８】図３６で示した蓋部材（１１１）のみを吊り上げた状態を説明した斜視図である。
【図３９】図３８で示した蓋部材（１１１）を吊り上げる途中状態を説明するために長手方向に対し直角に切断した断面図である。
【図４０】図３９の側壁パネルを固定具を用いて固定した状態を説明した図である。
【図４１】図３８で蓋部材（１１１）を完全に吊り上げた後、仕切パネルを組み入れた状態を斜視図で示し、ドア部材を取付る様子を示した図である。
【図４２】トイレ室内から外側に向かって見たドアの閉じ状態を説明した図である。
【図４３】図４２を上方から見た図である。
【図４４】本発明の第２実施例に係る小便器の取付を蝶ナットを使用し手作業で取付けた構造を説明した図である。
【符号の説明】
（２） トイレ室組立部材
（４） 便槽
（７） 便槽室
（１１） 蓋部材
（１２） 天井パネル
（１３） 床パネル
（１４） 側壁パネル
（１５） 側壁パネル
（１６） 吊り上げフレーム
（１７） フレーム
（１８） あて部材
（１９ａ） ヒンジ
（１９ｂ） ヒンジ
（２０） 吊り上げロープ
（２１） 大便器
（２２） 小便器
（２３） 妻パネル
（２４） 妻パネル
（２７） ドア部材
（３２） 支柱挿入孔
（３３） 支柱挿入孔
（３４） 仕切パネル
（３５） 仕切パネル
（３６） 仕切パネル
（３７） 仕切パネル
（３９） あて布
（４１） 支柱
（４４） 仕切パネル
（４５） 仕切パネル
（４６） 仕切パネル
（４７） 仕切パネル
（６１） 柱
（１０４） 便槽
（１０７） 便槽室
（１１２） 天井パネル
（１１３） 床パネル
（１１４） 側壁パネル
（１１５） 側壁パネル
（１１９） 旗蝶番
（１２７） ドア部材
（１３５−１） 仕切パネル
（１３５−２） 仕切パネル
（１７１） ピン
（１８０） 出入口
（Ｋ） 柱
（Ｌ） 柱
（Ｍ） 柱
（Ｎ） 柱[0001]
TECHNICAL FIELD OF THE INVENTION
The present invention embeds a part that should normally be a toilet tank in the ground in advance in a school, park, gymnasium, or the like that is scheduled as an evacuation site in the event of a disaster such as a large earthquake, and places a toilet room in the toilet tank. Store the parts to be formed, etc., attach a lid plate on the upper part of the toilet room, use the upper part as a bicycle parking lot, etc., and in an emergency such as a disaster, place the part to be the toilet room on the ground The present invention relates to a foldable toilet for emergency use which is raised and fixed and used as an emergency toilet.
[0002]
[Prior art]
In particular, after an earthquake such as a major earthquake or fire, the water supply was stopped due to damage to water and sewage pipes buried underground, and many houses and buildings collapsed, or water was shortage due to fire extinguishing activities caused by fire. A large number of people will have to struggle for defecation until the toilet is in short supply and unusable and restored. In addition, if a person is forced to defecate outdoors, the condition becomes extremely unsanitary and may cause infectious diseases. Therefore, in such a case, it is desirable to provide a toilet immediately after the occurrence of a disaster, but it is not clear when such a catastrophe occurs and a toilet is required. Therefore, it is necessary to prepare a large amount of portable toilets or materials for them, and how to arrange and secure places that can be safely stored in the event of a major disaster. Is a problem.
[0003]
In the disassembly toilet for disaster in Patent Document 1, it is quite difficult for a person who does not have prior knowledge of assembly to assemble a toilet, and since a large toilet tank cannot be installed, the number of installations is large. If the number of installations is large, the assembly takes a long time as a result. In addition, there is a problem in securing assembling workers for that purpose. And while completely buried underground has the advantage of not hindering its use on the ground, there is a possibility that its location may be lost over time. In addition, there is a possibility that rainwater may enter and accumulate in the toilet tank.
[0004]
Further, in the disassembled toilet for disaster described in Patent Document 2, a set of materials required for assembly can be stored in a toilet tank buried underground, but the roof of the toilet is placed on the ground. Because it is exposed, the exposed part is not used effectively.
[0005]
Also, in the emergency toilet of Patent Document 3, the upper part is used as a bench or a flower bed, etc. However, since both are small toilets for one person like Patent Documents 2 and 3, The area occupying the upper part is also relatively small, and there is no novel use method.
[0006]
In addition, in the emergency toilet using the manholes of Patent Documents 4 and 5, the capacity that can be stored in the manhole itself is small, and there is a possibility that a large number of human excretions cannot be accommodated. In other words, in general, the sewer pipe inside the manhole is thin except for the main pipe, and its gradient is formed in a relatively gentle state, so if it is excreted in large quantities, it will immediately clog without flowing. The problem and the problem of odor generation occur.
[0007]
[Patent Document 1]
Japanese Utility Model Publication No. 04-023157
[Patent Document 2]
JP 09-250251 A
[Patent Document 3]
JP-A-10-295584
[Patent Document 4]
JP-A-11-047033
[Patent Document 5]
JP-A-11-140952
[Problems to be solved by the invention]
Therefore, the present invention embeds in advance a part to be a toilet tub in a school or park which is scheduled as an evacuation site, and accommodates all the assembly members for forming a toilet room in the toilet tub. In addition, a lid plate is attached to the upper part of the toilet room, the upper part is used as a bicycle parking lot, etc. In the event of an emergency such as a disaster, the part to be the toilet room is pulled up to the ground and fixed, and used as an emergency toilet Provide a folding toilet for time.
[0008]
[Means for Solving the Problems]
Means taken by the present invention to solve the above-mentioned problem is that a toilet cubicle having a volume capable of accommodating a large amount of manure and having an open upper surface and defined in the ground, and a side wall panel having a V-shape. The floor panel, the side wall panel, and the ceiling panel are folded into a flat form, and the toilet house is disposed on the upper surface of the toilet chamber and can close the open surface. A partition panel, and a partition panel orthogonal to the partition panel and partitioning the toilet house in the width direction, partition the toilet house into a plurality of toilet rooms, and align the side wall panels with the toilet room. The door mounting portion which can be freely opened and closed by a door is formed, the ceiling panel is lifted together with the cover member, the side wall panel is erected, and the wife panel is further erected to close the wife surface of the house.
[0009]
Further, the side wall panel is configured such that the left and right walls are each folded in a U-shape, and the folded back portions are set facing each other, and a frame supporting a ceiling panel penetrating in the longitudinal direction of the toilet house is stored between the back sides. It is characterized by having.
[0010]
Further, the skirt of the cover member is folded and embedded in the shape of a bellows around the toilet tub, and the bellows is formed into an eave shape having a sloping slope as the ceiling panel is lifted.
[0011]
Further, the cover member is a vinyl chloride sheet, and the eave-shaped skirt is adapted to be inserted into a hole formed at an end thereof to support a column.
[0012]
In addition, a set of necessary materials such as a toilet forming material to be installed inside the toilet house is housed in the toilet tub.
[0013]
Further, the partition panel is characterized in that two panels are connected and formed vertically.
[0014]
Further, the present invention is characterized in that a support member for supporting the ceiling is installed at least in the central part of the interior of the toilet house.
[0015]
Further, the urinal toilet is provided at one end of the toilet house so as to be open outward, and a plurality of urinals are continuously installed in the width direction.
[0016]
Further, the foldable toilet for disasters of the present invention has a volume capable of storing a large amount of manure, and a toilet cubicle chamber defined in the ground while opening the upper surface and a side wall panel are folded in a V shape. A floor panel, a side wall panel and a ceiling panel which are bent and folded into a flat form, and which is disposed on the upper surface of the toilet chamber to close an open surface, and a partition panel for longitudinally partitioning the toilet room. And a partition panel orthogonal to the partition panel to partition the toilet indoor in the width direction, thereby partitioning the toilet home into a plurality of toilet toilet rooms, aligning with the toilet toilet room, and providing a door to a side wall panel. It is characterized in that a door mounting part which can be freely opened and closed is formed, a ceiling panel is lifted together with a cover member, and a side wall panel is made upright to create a side surface of a house.
[0017]
Further, the entrance to the toilet tank is provided in a direction perpendicular to the toilet tank.
[0018]
Further, the sandwiching structure of the partition panel for partitioning the toilet room in the width direction, a flag butterfly plate having a double-sided adhesive tape for sandwiching the thickness direction of the partition panel on the inner surface of the ceiling panel where the upper end of the partition panel is in contact with the partition panel. When gluing in the orthogonal direction and holding the partition panel, peel off the adhesive of one of the flag butterflies, so that the end sides of the flag butterflies hang down, and sandwich the partition panels between the hanging end side faces. It is characterized by doing.
[0019]
In addition, the side wall panel is arranged at an interval corresponding to the width of the door member, with independent panels having substantially the same height as the door member, and can be folded freely by hinge connection at the center in the height direction. It is characterized by having a structure.
[0020]
BEST MODE FOR CARRYING OUT THE INVENTION
A preferred embodiment of the present invention will be described below. In this emergency foldable toilet, the base of the toilet cubicle installed in the basement was closed with a folded toilet house, the ceiling panel was exposed to the ground, and the exposed ceiling panel was covered with a larger area. A cover member and a side wall panel having a folded door mounting portion are housed inside the folded toilet house, and in an emergency, the cover member is lifted together with the ceiling panel to form a ceiling, and the side wall panel is formed. At the same time, a plurality of toilet toilet doors are formed on the side wall panel, a horizontally long partition panel that divides a central portion of the toilet inside into two longitudinal directions, and a width direction orthogonal to the longitudinal partition panel. A plurality of toilet panels are formed by partitioning with a plurality of partition panels.
[0021]
Further, the side wall panel is configured such that the left and right walls are each folded in a U-shape, and the folded back portions are set facing each other, and a frame supporting a ceiling panel penetrating in the longitudinal direction of the toilet house is stored between the back sides. It has become. Further, the cover is formed of a vinyl chloride sheet, and the hem is folded and buried in a bellows shape around the toilet cubicle, and the bellows is formed into an eave shape having a slant and a slant when the ceiling panel is lifted. Further, the eave-shaped hem portion is adapted to insert a support into a hole formed at the end portion to support it. In addition, a set of necessary materials such as a toilet forming material to be installed in the interior of the toilet house is stored in the toilet tank. In addition, the partition panel connects the two panels up and down, and a support member for supporting the ceiling is installed at least in the central portion inside the toilet house. Further, the urinal toilet is provided at one end of the toilet house so as to open outward, and a plurality of urinals are arranged continuously in the width direction.
[0022]
In addition, the entrance to the toilet tub is provided at right angles to the toilet tub, and the entrance is widely installed.
[0023]
Further, the sandwiching structure of the partition panel for partitioning the toilet room in the width direction, a flag butterfly plate having a double-sided adhesive tape for sandwiching the thickness direction of the partition panel on the inner surface of the ceiling panel where the upper end of the partition panel is in contact with the partition panel. When gluing in the orthogonal direction and holding the partition panel, peel off the adhesive of one of the flag butterflies, so that the end sides of the flag butterflies hang down, and sandwich the partition panels between the hanging end side faces. It is supposed to.
[0024]
In addition, the side wall panel is arranged with independent panels of approximately the same height as the door member at intervals corresponding to the width of the door member, and can be folded freely by hinge connection at the center in the height direction. It has a possible structure.
[0025]
【Example】
Hereinafter, a first embodiment of the present invention will be described with reference to the drawings. First, FIG. 1 shows a state in which the foldable toilet for disaster according to the first embodiment of the present invention is buried underground. The schematic flow from assembling to completion on the ground is described. In FIG. 1 (a), (4) is a toilet tub, which is made of dug-out concrete in the first embodiment, and whose bottom and peripheral walls are about 300 mm thick. The inner dimensions are made in the shape of a rectangular parallelepiped having a total length of about 6300 mm, a width of about 2100 mm and a depth of about 1500 mm (optional).
[0026]
Then, the toilet tank (4) thus constructed was buried in the upper opening of the toilet tank (4) to a position almost at the same height as the ground (1) as shown in FIG. 1 (a). Later, it is closed with a lid member (11). Further, the lid member (11) is covered with a cover member (3) such as a durable waterproof PVC sheet or the like. However, if the site is covered with only the cover member (3), the site becomes almost empty. For the purpose of effectively using the site, for example, an artificial lawn (6) is laid and a bicycle parking lot is placed on top of it. Make it available for children's playgrounds. Then, a column (41) is interposed between the lower surface of the lid member (11) and the bottom of the toilet tub (4) for the purpose of reinforcing the lid member (11). It is to be noted that a contact member is provided at a position where the tip of the column (41) directly contacts the lower surface of the lid member (11), and a contact member is previously set at a position where the lower end of the column (41) directly contacts the bottom thereof. So that it hits the jack base (42). By doing so, the height of the column (41) can be finely adjusted.
[0027]
Further, in the toilet chamber (7) inside the formed toilet tank (4), for example, each partition plate (with a wire mesh), which becomes an assembling member (2) of the toilet room when lifted and assembled and installed as a toilet, Urinals, urinals, door panels, struts, branch lines, piles, face trees, hammering, saws, adhesive tape, handles (with hinges), and other items that may be necessary in the event of evacuation, such as disinfectants (handwashing, insecticides), All components such as buckets and washbasins should be accommodated.
[0028]
Next, FIG. 1 (b) shows a fork (not shown), a lifting rope (20), and the like, in which the lid member (11) was stored near the place where the toilet tank (4) was buried in the ground at the time of the disaster. It is the figure which showed the process in which the lid member (11) was lifted using. As shown in this figure, when the lid member (11) is lifted, the cover member (3) laid thereon is lifted while being placed on the lid member (11). For example, as shown in FIG. 1A, if the skirt is buried in the ground with a bellows shape, the bellows portion naturally hangs down at a predetermined length. Then, an entrance (50) to the toilet chamber (7) appears.
[0029]
Further, the side wall panels (14) and (15) forming the toilet room folded and housed inside the lid member (11) have the ceiling panel (12) lifted and the folded part is opened. It is shaped like a letter, and as it is further lifted, it becomes vertical and is arranged as one continuous side wall panel. Since the upper opening of the toilet tub (4) is still closed by the floor panel (13) below the lid member (11), the toilet room space ( 5) can be done.
[0030]
Next, FIG. 1C is a cross-sectional view showing a completed state of the toilet. That is, when the toilet is completed, the hem of the cover member (3) hanging from the periphery of the ceiling is supported by the support (9), and the support (9) is stretched on the stake (8) by the support line (10). Fixed. In addition, by fixing the skirt of the cover member (3) with the column (9) as described above, the skirt of the cover member (3) can be used as an eave that can temporarily survive rain and the like, which is convenient. is there.
[0031]
FIG. 2 is a top view of the completed state of the foldable toilet for disaster according to the first embodiment of the present invention. FIG. 3 is a perspective view showing a folded state of the lid member (11) forming the toilet room according to the first embodiment of the present invention, and FIG. 4 is a perspective view showing the lid member (11) shown in FIG. FIG. 2 is a cross-sectional view cut at a right angle to a longitudinal direction for explaining the structure of FIG. FIG. 5 is a perspective view illustrating a state in which only the lid member (11) illustrated in FIG. 3 is lifted, and FIG. 6 is a view illustrating a state in which the lid member (11) illustrated in FIG. 5 is being lifted. It is sectional drawing cut | disconnected at right angles with respect to a longitudinal direction. FIG. 7 is a perspective view showing a state in which the lid member (11) is completely lifted up in FIG. 5 and the double-sided panel is assembled, and a state in which a door member is attached is shown in FIG. FIG. 7 is a cross-sectional view showing the state of No. 7 in a front view, and showing only a toilet tank formed under the base in a cross-section.
[0032]
FIG. 9 is a perspective view showing an assembled state of the foldable toilet for disaster according to the first embodiment of the present invention, and a partial sectional view showing the inside thereof. FIG. 10 is a view showing a mounting structure of the end panels (23) and (24) shown in FIG. FIGS. 11 to 13 are views for explaining a method of assembling the partition panel shown in FIG. 14 to 19 are explanatory views of the detailed assembling in which the mating portion of each partition panel is partially extracted and the assembling method is described in detail. FIG. 20 is a detailed explanatory view of the part (F) shown in FIG. FIG. 21 is a schematic plan view of the completed state of the foldable toilet for disaster according to the first embodiment of the present invention as viewed from above, and FIG. 22 shows a state where the floor of the urinal toilet is removed from the state of FIG. It is the figure which opened and closed and formed the entrance to the inside of the toilet tank.
[0033]
First, as shown in FIG. 2, when the completed state of the foldable toilet for disaster according to the first embodiment of the present invention is viewed from above, the cover member (3) has a sufficient space around the toilet tub (4). The cover member pieces (3a) to (3d) that cover the surrounding area and are buried in the ground near the periphery of the toilet tub (4) as described with reference to FIG. Is formed from. That is, since this portion is buried in the ground, a slit is formed in a substantially V-shape between the point e and the point f around the cover member (3). The member pieces (3a) to (3d) have a bellows shape and are easily buried in the ground. In other words, this is to prevent the cut end faces from hitting each other when folded in a bellows shape. Then, the cover member pieces (3a) to (3d) buried in this way are formed as eaves at the time of completion of the assembly, and serve to block rain and sunlight from people using the toilet.
[0034]
In the following, the structure of the cover member pieces (3a) to (3d) until they are assembled to the eaves will be described in detail. First, the cover member pieces (3b) and (3d) are respectively applied to both ends thereof with a cloth ( 39) are combined, and only the combined portion is doubled. Thus, the combined double part is stronger in strength. The double mating part formed by attaching the address cloth (39) in this way is used. The address cloth (39) was made not to flutter with the hook (43).
[0035]
Next, how the addressing cloth (39) is actually attached will be described with reference to FIG. 20 which is a detailed explanatory view of a part (F) in FIG. First, the address cloth (39) is fixed to the vicinity of the edge on the side of the cover member piece (3c), which is slit in a substantially V shape in advance. At the time of this fixing, the post insertion holes (33) formed in the address cloth (39) are fixed so as not to be blocked, for example, by sewing. Then, a support column insertion hole (33) is formed on the cover member piece (3d) side. A plurality of hooks (43) are attached to the cover member piece (3d) on which the cover cloth (39) overlaps as shown in the figure. The hooks (43) are for forcibly stopping the strut insertion holes (33), which will be described later, so that the overlapped portions are not easily removed when they are overlapped. Then, in an actual use state, the column insertion holes (33) are overlapped. Also, pillar insertion holes (32) are formed at four corners around the cover member (3).
[0036]
As described above, the ends of the struts (9) are inserted into the formed strut insertion holes (32) and (33), respectively, so as to protrude and support the cover member (3). Each of the struts (9) inserted into the strut insertion holes (32) and (33) is fixed by being pulled from near the upper portion thereof to a stake (8) cast on the ground by a branch line (10). In this manner, the branch lines (10) are stretched in all directions, and the cover member (3) is stably formed in a tent shape above the toilet chamber (7).
[0037]
Next, the structure and the assembling method will be described in detail step by step with reference to FIGS.
[0038]
(11) shown in FIGS. 3 and 4 is a lid member for closing the upper opening of the toilet tub (4). The lid member (11) is fixed around its periphery by an L-shaped frame (17). I have. Then, the floor panel (13), the wife panels (23) and (24), the side wall panels (14) and (15), and the ceiling panel (12) are further stacked on the floor panel (13). I have put it. A lifting frame (16) made of a lifting (C) type channel steel penetrating in the longitudinal direction is fixed by bolts or the like to a substantially central portion of the overlapped portion. On both sides of the lifting frame (16), side panels (14) and (15) are folded and stacked in two. An angle (38) made of L-shaped equilateral angle steel is attached to a lower surface of the floor panel (13) by a bolt (not shown) or the like.
[0039]
Further, as shown in FIG. 6, for each of the panel members thus superimposed, in the longitudinal direction, the contact member (18) placed inside the frame (17) and the side wall panel ( An open angle hinge (19b) is provided between the side panels (14) and (15), and an open angle free hinge (19b) is provided between the side wall panels (14) and (15), and between the side wall panel (15) and the ceiling panel (12). Are connected using a hinge (19a) having an opening angle of 90 degrees. With such a hinge connection, the side panels (14) and (15) which are folded and overlapped with each other are formed on the lifting frame (16) as shown in FIG. By being lifted by passing the lifting bracket (31) through the hole (16a), the end portions (14b) and (15b) are brought into contact with each other while being changed from a state in which the inside is turned to the back to a vertical state, so that Are formed in a single side wall panel.
[0040]
Finally, when the side wall panels are formed so as to be perpendicular to each other, the lower end (14a) of the side wall panel (14) is placed on the upper end (18a) of the contact member (18) via the hinge (19b). The upper end (15a) of the side wall panel (15) is in contact with the inside (12a) of the side surface of the ceiling panel (12) via the hinge (19a). Then, the respective side wall panels on the front side and the back side are thus formed.
[0041]
Next, a structure in which a wife panel is attached to each of the openings of the toilet room covered with the side wall panels (14) and (15) formed as described above, and a structure in which the front panel and the rear panel are respectively provided. The structure for attaching the door member will be described.
[0042]
As shown in FIG. 7, (23) and (24) are wife panels. These wife panels (23) and (24) have one end opened on the upper surface of the floor panel (13) as shown in FIG. Since it is mounted via a hinge (19a) having an angle of 90 degrees, the wall can be easily formed by opening and raising the hinge (19a) outward at 90 degrees with the hinge (19a) as a fulcrum. The other ends of the panels (23) and (24) are locked inside the ceiling panel (12). As the locking method, since the hinge (19a) does not open more than 90 degrees in the outward direction, it is sufficient to hold only the inner side, and a partition panel incorporated and formed in the inside, which will be described later, plays a role. The structure does not come off even without using an adhesive or the like. In the opening of the toilet room surrounded by the ceiling panel (12) thus formed, the side wall panels (14) and (15) formed on both sides, and the floor panel (13), a wife panel (23) is provided. ) And (24) are attached. Here, the wife panels (23) and (24) are mounted in the side wall panels (14) and (15) and serve as supports for the lifting frame (16). And as shown in FIG. 8, a plurality of pillars (61) are installed (in this embodiment, three pillars (61) are installed at equal intervals in the center of the toilet room where the toilet bowl is installed).
[0043]
Next, a method of attaching the door member (27) to the side wall panels (14) and (15) will be described. As described above, the door member (27) is stored in the toilet chamber (7) as a separate member. So use it. The side wall panels (14) and (15) are already provided with a door mounting portion (25) corresponding to the outer shape of the door member (27). Therefore, the door member (27) can be mounted by a simple operation of fitting into the door mounting portion (25) formed respectively.
[0044]
As a method of attaching the door member (27), for example, one side of the door member (27) and one side of the peripheral edge of the door attaching portion (25) are joined to form a fulcrum. A removable flag hinge that can be removed and hooked up is installed. By attaching such a flag hinge, installation of the door member (27) is simplified.
[0045]
That is, the receiving side (female side) flag hinge is attached to the vertical side of the periphery of the door mounting portion (25), while the insertion side (male side) is attached to the vertical side of the door member (27) that matches therewith. ) Attach the flag hinge. By attaching the flag hinges that can be freely inserted and removed from each other, anyone can easily insert and install the door member (27) into the door attachment portion (25). In this embodiment, the door members (27) are previously mounted on the side wall panels (14) and (15) so that five door members (27) can be installed on the front side of the toilet room and five on the back side, and a total of ten door members can be installed. A space part to be the part (25) is formed.
[0046]
As described above, the appearance of the substantially rectangular parallelepiped toilet room is completed at this stage. FIG. 8 shows a front view thereof.
[0047]
However, when a large number of people actually use the toilet, considerable pressure is applied to the floor panel (13). Therefore, as shown in the sectional view of the toilet tub (4) in FIG. 8, a plurality of reinforcing measures for the floor panel (13) are provided between the back surface of the floor panel (13) and the bottom of the toilet tub (4). The support (41) is supported upright (in this embodiment, two are installed). In addition, when installing the support (41), specifically, the tip of the support (41) is directly applied to the back surface of the floor panel (13). In order to prevent the damage, a metal-made L-shaped angle (38) is provided at a place where the tip of the column (41) comes into contact, and applied thereto. The base of the support (41) is provided with a jack base (42) as a base member capable of finely adjusting the length of the support.
[0048]
Next, a structure in which a partition panel is formed in a place where a toilet bowl and a urinal are installed will be described. First, five urinals are installed on the front side of the toilet, five on the back side, and urinals are installed facing the outside of the wife panel (23). In the following, a detailed description will be given of the mounting of the toilet. First, when mounting the toilet (21), the toilet mounting portion (26) as the mounting hole is formed in advance on the floor panel (13). Therefore, the toilet can be easily installed simply by fitting the toilet (21) into the toilet mounting portion (26).
[0049]
Next, the urinal (22) is placed on the urinal mounting portion (28) facing the outside of the wife panel (23), and a plurality of urination holes (29) are formed in advance at the place (this one). In the embodiment, three are formed.) Therefore, the urinal (22) and the urinal tube (30) for discharging urine can be easily formed simply by attaching the urinal (22) and the urinal tube (30) for discharging urine to the upper part of the urinal opening (29).
[0050]
Both sides of the urinal formed by such a method are covered with a part of the side wall panels (14) and (15), but the entrance of the urinal is particularly covered with a member or the like for the purpose of simplifying the structure. Not open. However, this location is not limited to this, and door members or curtains may be attached as necessary. Next, the place where the toilet (21) is installed is partitioned into small rooms, respectively. Before that, the floor panel (13) and the lifting frame (16) are used to support the strength of the toilet room, particularly the ceiling panel (12). A plurality of pillars (61) are installed between them (in this embodiment, three pillars (61) are installed at equal intervals in the horizontal direction).
[0051]
Then, the installation of the partition panel is started. FIG. 9 is a perspective view showing a state in which each partition panel is assembled in the toilet room. Of the partition panels, the partition panel extends in the center of the toilet room so as to divide the toilet room in a horizontally long direction. The installed partition panels (35) and (37) and the partition panels (34) and (36) abutting on the lower side thereof are installed. Further, the partition panels (35) and (37) are provided. ), (34), and (36), each of which is partitioned by a plurality of partitions in a direction perpendicular to the partition panel, that is, in the width direction of the toilet room.
[0052]
Originally, when such a partition panel is formed, first, one panel having a predetermined width is installed in a horizontally long direction, and then a plurality of partition panels are respectively arranged so as to be orthogonal to the installed panel. Although they should be arranged at a predetermined interval, as described above, these panel members are limited in their external dimensions because they are accommodated in the toilet tub (4) and are carried inside through the opening of the door. . Therefore, the partition panel has to be disassembled to a certain small size and the minimum size. As a result, the partition panel in the horizontal direction is (35), (37), (34), (34). 36) The four parts are connected and used. In addition, the reason why the partition panel is disassembled to such a small size to a minimum size is that, after the purpose of use of the toilet is finally achieved and the function is finished, individual members can be reused, Also, consideration has been given to making it easy to disassemble it for use in other applications. The columns (61) are stored between the ceiling panel (12) and the cover member (3).
[0053]
In addition, the upper and lower portions of the partition panels (35), (37), (34), and (36), which are arranged at predetermined intervals and divided in the width direction to be mounted, are also perpendicular to the horizontal panel (35), (37), (34), and (36). ) And (46), and each was assembled. This assembling method will be described below.
[0054]
FIG. 11 is a view showing an assembling method for forming a horizontally long partition panel. A wire mesh (40) is attached to the upper end of each of the horizontally long partition panels, and an electric lamp described later is inserted into the wire mesh (40). Further, the horizontally long partition panel is divided into four right, left, upper and lower parts. FIG. 11 (a) is an exploded perspective view of combining the divided four partition panels, and FIG. The perspective view of the partition panel in which the combination of the above was completed was shown.
[0055]
First, in assembling these partition panels, a triangular pole-shaped bar called a face plate for fixing the partition panels is attached to a lower portion of each partition panel. Although this face plate is attached in accordance with the dimension in the width direction of the partition panel, it may be attached to a member to which the face plate is attached from the beginning. In this embodiment, a method of attaching a face plate to the partition panel from the beginning is adopted to simplify the assembly. The mating structure and the fixing method will be described with reference to detailed drawings for each installation location.
[0056]
FIGS. 11 to 14 illustrate the detailed assembly of the part (A) shown in FIG. 9 and FIGS. 17 and 14 show the details of the detailed assembly of the part (B) and the part (C) shown in FIG. Referring to FIG. 18, first, as shown on the left side of FIG. 11 (a), the upper partition panel (35) is shown on the lower partition panel (34) and on the right side thereof. As described above, the upper partition panel (37) is fixed to the lower partition panel (36) by being fitted to each other. The left and right partition panels thus formed are joined to each other to form a horizontally long partition panel.
[0057]
Therefore, the method of assembling the partition panel shown on the left side of FIG. 11A will be described first. The face trees (35d) to (35f) and the face trees (34d) to (34f) are mutually different. It is designed to be fixed by fitting the face wood. First, a part where the face woods (35a) and (35d) formed on the partition panel (35) and the face woods (34d) and (34a) of the partition panel (34) are fixed together is shown. (B) A description will be made based on FIG. 17 which is an explanatory diagram of a part detail of a part. The face trees (35a) and (35d) shown in FIG. 17 (a) and the face trees shown in FIG. 17 (b) (34d) and (34a) are each formed from a single faceplate, and a partition panel (35) is fixed to the side surface of the faceplate (35a) by driving nails or the like.
[0058]
On the other hand, a partition panel (34) is fixed with nails or the like to the side surface of the face wood (34a) located at the lower part. The faces (35a) and (35d) formed in such a state are fitted and fixed to the faces (34d) and (34a). As the fixing method, the end surface (35c) of the partition panel (35) and the partition panel (35c) are aligned while the surface (34d-1) of the block (34d) is aligned with the surface (35d-1) of the block (35d). The end face (34c) of (34) is brought into contact with the end face (34c).
[0059]
The face woods (35a) and (35d) thus combined and the face woods (34d) and (34a) become one united pillar (55) as shown in FIG. The upper partition panel (35) and the lower partition panel (34) are held together. In the same manner, on the opposite side, a united pillar (60) formed by combining the facings (37a) and (37d) with the facings (36d) and (36a) is formed.
[0060]
Also, when the holding state of the united pillar (55) is viewed from above, the upper end surface of the upper end portion (35a-p) and the upper end portion (34d-p) are in the same plane position, and the side wall panels (34) and (35). The surface (35a-2) and the surface (34a-2) are adjacent to each other so as to secure a wide area.
[0061]
Similarly, a detailed assembling method of the part (C) where the face trees (35e) and (34e) are combined and fixed will be described with reference to FIG. In this case as well, in the same manner as the above-described fixing method of the face wood (35d) and the face wood (34a), the face (34e-1) of the face wood (34e) is added to the face (35e-1) of the face wood (35e). At the same time, the end face (35c) of the partition panel (35) and the end face (34c) of the partition panel (34) are brought into contact with each other. Then, the face wood (35e) and the face wood (34e) combined as described above become one united pillar (56) as shown in FIG. ) And the lower partition panel (34) are held together. Also, at this time, when the united pillar (56) is viewed from above, the upper end portion (35e-p) and the upper end portion (34e-p) are located at the same plane position. Then, in a similar manner, the united pillar (57) is combined with the face wood (35f) and the face wood (34f), the united pillar (58) is combined with the face wood (35e) and the face wood (36f), and the face wood (37f). ) And the face wood (36e) form a united pillar (59), respectively.
[0062]
By the combination method as described above, the left horizontally long partition panels (35) and (34) shown in FIG. 11 are formed. Next, a method of assembling the right-sided horizontal partition panels (37) and (36) shown in the figure is the same as that of the left-sided horizontal partition panels (35) and (34) described above. Therefore, the description of the combination method is omitted.
[0063]
The installation method of the left and right horizontally long partition panel combined as described above is such that the end face (35b) of the partition panel (35) and the end face (37b) of the partition panel (37) are arranged, and the partition panel (34) The end face (34b) and the end face (36b) of the partition panel (36) are arranged side by side and brought into contact with the faces of the opposing columns (61) as shown in FIG. 9 (E). (It is brought into contact with the column (61) in the direction of the arrow (g) shown in FIG. 11B.)
[0064]
In other words, as shown in FIG. 15, a face plate (37b) attached to the partition panel (37), a face plate (36b) attached to the partition panel (36), and a face plate (36b) attached to the partition panel (35). 35b) and the face plate (34b) attached to the partition panel (34) are brought into contact with the surface of the pillar (61) as shown in the figure. By adopting such a structure, adjacent faces of the face trees (35b) and (34b) are widened, and adjacent faces of the face trees (37b) and (36b) are also wide. Therefore, the two partition panels (35) and (37) are locked with the pillar (61) sandwiched between the faces of the spaciously formed face wood. In addition, the partition panels (34) and (36) located below the horizontally long side formed in this manner are provided with a lower surface over the entire lower portion to be installed upright on the floor panel (13). Trees (34g) and (36g) are attached.
[0065]
Next, a united column (55) composed of horizontally long partition panels (35) and (34) and a united column (60) composed of partition panels (37) and (36) correspond to the column (61), respectively. The contacting structure will be described below with reference to FIG. 16 which is a detailed assembly explanatory view of the part (D) shown in FIG. 9. Referring to FIGS. 16A and 16B, the face plates (35 d) and (34 d) attached to the partition panels (35) and (34) ) Abuts on the inner surface of the pillar (61) which abuts on the inner surface of the wife panel (24) as shown in this figure. By adopting such a structure, the adjacent faces of the face woods (34d) and (35d) are widened, so that they are stably locked on the inner face of the pillar (61). In this locking method, the same technique is used to lock the opposing surface side, that is, the locking structure between the column (61) in contact with the wife panel (23) and the partition panels (37) and (36). Therefore, the description is omitted.
[0066]
Next, with respect to the partition panels (34) and (35) installed as shown in FIG. 9, a method of forming a vertical partition panel that intervenes in a width direction formed at a predetermined interval at a predetermined orthogonal position is illustrated. 12 and FIG. These vertical partition panels are structured to be held by face trees attached to the horizontally long partition panel surfaces. Here, of the plurality of vertical partition panels, a horizontal partition panel is installed at the center so as to be bisected in the lateral direction of the toilet room space (5), and a vertical partition panel (44) is attached to the front row. In (45) and the vertical partition panels (46) and (47) attached to the rear row, the shapes of the vertical partition panel end faces that come into contact with the horizontally long partition panels are different from each other. This will be described in detail.
[0067]
FIG. 12 is a view showing an assembling method for forming a vertical partition panel. Each of the vertical partition panels is provided with a wire mesh (40) at an upper portion thereof, and an electric lamp described later is inserted into the wire mesh (40). The vertical partition panel is divided into right, left, top and bottom. FIG. 12 (a) is an exploded perspective view of the partition panel installed in the front row, and FIG. The perspective view of the partition panel in which the combination was completed was shown.
[0068]
First, in assembling the partition panel, the left side of the partition panel (45), that is, the side that comes into contact with the side wall panels (14) and (15) in the near side row, like the above-described horizontally long partition panel, has a face plate ( 45a) and (45d) are attached. Then, there is no face tree on the right side, and the end face (45b) of the partition panel (45) is exposed, and in the finally assembled state, that is, in the state of FIG. 52) is a united pillar formed from the face woods (45a) and (45d) and the face woods (44d) and (44a), and (51) installed on the opposite side is the face wood (44e) and (44b).
[0069]
Here, a description will be given of the detailed assembly of the part where the end face (45b) of the partition panel (45) is brought into contact with the face woods (44e) and (44b), that is, the part (G), with reference to FIG. I do. While the end face (45c) of the partition panel (45) is in contact with the end face (44c) of the partition panel (44) as shown in FIG. The end (45b-1) of the panel (45) and the surface (44e-1) of the faceplate (44e) are fixed with nails or the like. When assembled in such a manner, as shown in FIG. 12 (b), (52) becomes a united pillar formed from the face trees (45a) and (45d) and the face trees (45d) and (45a). . However, the (51) installed on the opposite side is still faced (44e) and (44b).
[0070]
FIG. 13A is an exploded perspective view of a partition panel installed on the rear side, and FIG. 13B is a perspective view of a partition panel completed by combining the panels.
[0071]
First, in assembling the partition panel, similarly to the above-described horizontally long partition panel, a face plate (47a) is provided on the right side of the partition panel (45), that is, on the side in contact with the side wall panels (14) and (15) in the rear row. And (47d) are attached. Then, there is no face tree on the left side, and the end face (47b) of the partition panel (47) remains exposed, and in the finally assembled state, that is, in the state of FIG. 13 (b), (53) is It is a united pillar formed from face trees (47a) and (47d) and face trees (46e) and (44b), and (54) installed on the opposite side is face trees (46e) and (46b). Has been left.
[0072]
Here, the structure in which the end face (47b) of the partition panel (47) and the faceplate (46e) are attached in combination is the same as that described in the detailed assembly of the part (G) shown in FIG. , The description of which is omitted.
[0073]
As described above, the horizontal partition panels (34) and (35) and the vertical partition panels (44) and (45) perpendicular to the horizontal panel have been assembled, but finally, as shown in FIG. Combine each other inside the toilet room. The detailed description of the assembling method will be described with reference to FIG. 14, taking the part (A) described in FIG. 9 as an example.
[0074]
FIG. 14 is a view showing a state in which both ends of the partition panel (45) and the partition panel (47) are fixed to the horizontally long partition panel (35) in the front row and the rear row, respectively. It is. At the time of this abutment, a face plate (44e) is installed at the end installed inside the partition panel (45) as shown in the drawing, and the inside of the partition panel (47) on the opposite side is also shown. At the end installed at the end, a face plate (46e) is installed as shown.
[0075]
Further, on the surfaces of the horizontally long partition panels (34) and (35) to which the partition panels (45) and (47) are abutted, face trees (34f) and (35f) are installed as described above. As a result, the partition panels (34) and (35) are sandwiched from both sides, and the face panels (34f) and (35f) also face each other so as to support the partition panels (34) and (35). Since the members are gathered on a diagonal line, it can be stably stood upright.
[0076]
In addition, the horizontal partition panels (34) and (36), and the partition panels (44) and (46) forming the vertical partition panel are each provided with a faceplate at the bottom portion where the floor panel (13) is in contact. Since the partition panel group is attached, the partition panel group can be more stably made independent in the toilet room. In these partition panel groups, the side wall panels (14) and (15) installed on both sides are connected to the floor panel (13) and the ceiling panel (12) via hinges (19a) having an opening angle of 90 degrees. Therefore, an inward repulsive force always acts by the elastic pressure received from the hinge (19a). Also, the bottom of the wife panels (23) and (24) is attached to the floor panel (13) via the hinge (19a) having an opening angle of 90 degrees, so that the wife panels (23) and (24) are attached. 24), a repulsive force inward always acts due to the elastic pressure received from the hinge (19a).
[0077]
As described above, since all the side wall panels are subjected to the elastic pressure toward the inside of the toilet room, the partition panels incorporated therein must be stably accommodated inside the toilet. become.
[0078]
FIG. 21 is a top view of the foldable toilet for disaster of the present invention formed and completed in this manner. Finally, an electric light (48) is placed in a wire mesh (40) installed above each partition panel. Are connected to the electric wiring (49) like a lily of the valley and assembled in a row. The electric wiring (49) is supplied with electricity generated by a private power generator (not shown). As a countermeasure against odor, a ventilation fan or the like (not shown) may be attached to the surface of the side wall panels (34), (35) and (46), (47) although not shown in the electric wiring (49).
[0079]
Further, as shown in FIG. 22, the place of the urinal mounting portion (28) secured as a place for installing the urinal on the floor panel (13) forming the toilet room is a handle as described in FIG. The structure (28a) and (28b) can be freely removed by lifting. Therefore, after removing the urinal mounting part (28), the hole (50) created is used for the toilet chamber ( It becomes the entrance to 7).
[0080]
FIG. 23 is a perspective view of a foldable toilet for disaster according to the second embodiment of the present invention. The second embodiment differs from the first embodiment mainly in the following eleven items of improvement.
[0081]
The first item is that a space for a wheelchair is secured in the toilet room. The second item is a simple structure for positioning a column installed between the floor panel and the lifting frame in the toilet room. The third item is that the combination of the partition panels installed in the toilet room is simplified and the installation is simplified. The fourth item is that the floor panel is hinged to the floor panel in the first embodiment. The fifth item is that the wife panel, which has been folded through a separate member, is formed independently with a separate member, simplifying installation. The fifth item is that the side wall panel has an independent panel almost as high as the door member. The side wall panels are arranged at intervals corresponding to the width of the door member, and each side wall panel is hinged at the center in the height direction as in the first embodiment so as to be freely foldable and has a foldable structure. Further, the side wall panel was reinforced with a reinforcing member and a metal fitting. The sixth item was that the ceiling panel was reinforced with a reinforcing member. The seventh item was each partition in the toilet room. This is simplified by using flag hinges at the holding points between the upper edge of the panel and the inner surface of the ceiling panel.
[0082]
The eighth item is that the toilet tub is formed slightly larger than that of the first embodiment, and an entrance is separately provided in a direction perpendicular to the toilet tub. The ninth item is that the lifting rope is As a tenth item, as a stopper for the toilet door, a slide key is attached inside to prevent the door from being opened and closed carelessly when assembling the toilet or when not using it. The eleventh item was that a magnet was attached near the upper / lower side, and that a wing nut was used for mounting the urinal (no tools needed) and that it was manually tightened and mounted.
[0083]
Next, the structure of the first to eleventh items different from the first embodiment will be described below. First, as a first item, a large difference, that is, a space for a wheelchair, is provided with a toilet for toilet, which is divided into small rooms on the opposite side of the urinal mounting portion (128) as shown in FIGS. A space R of about four times the size of the room was secured, and equipment such as a predetermined toilet bowl and handrail, which would not hinder the user of the wheelchair, was installed inside. The method of forming the space R will be described with reference to FIGS.
[0084]
FIGS. 24 to 32 are views showing a mounting structure of a side wall panel and a wife panel in a toilet room, a partition panel for partitioning the room in the horizontal direction, and a partition panel for partitioning the room in the width direction. That is, the positioning of the pillars in the toilet room, the installation of the partition panels, the installation of the wife panels, the installation of the side wall panels, and the description of the second to seventh items according to the second embodiment of the present invention described above in these figures. The holding structure between each partition panel and the ceiling panel will be described.
[0085]
First, the mounting positions of the pillars which are basic in these structures are shown by (K) to (N) in FIG. 23, and the joint between the partition panel that partitions the toilet room in the lateral direction and the partition panel that partitions in the width direction is shown. This is shown in FIG. These structures are described below.
[0086]
The double-sided panel of the first embodiment is attached to the floor panel via a hinge, respectively, and at the same time as the ceiling panel is lifted, the double-sided panel is raised from the floor panel, and the end of the raised double-sided panel is raised. However, it has a structure in which the inner surface of both side wall panels and the inner surface of the ceiling panel are respectively abutted and locked.
[0087]
However, in the second embodiment, for the purpose of further improving the locking strength, a structure in which the end panel is divided into two pieces on the left and right around the pillar (K) and the pillar (N) and attached. I made it. First, as shown in FIG. 24, the mounting structure centering on the pillar (K) will be described. On both sides of the pillar (K), two panels formed independently, a width of about 300 mm, and a height of about 300 mm. A partition panel (135-1) formed to a size of about 1800 mm and a thickness of about 66 mm, and a partition panel (135-2) formed to a width of about 600 mm, a height of about 1800 mm, and a thickness of about 66 mm are attached. ing. Each pin (171) is attached to the bottom of each of the partition panels (135-1) and (135-2) via a predetermined metal fitting as shown in the figure, and the tip of each pin (171) is The structure is such that it is inserted into a hole formed in the floor panel (113) and is positioned and locked (see FIG. 27).
[0088]
The upper ends (a) and (b) of the partition panels (135-1) and (135-2) thus attached to the floor panel (113) are attached to the inner surface of the ceiling panel (112). Abuts against the inner surface of the reinforcing metal fitting (170). Then, the upper ends (a) and (b) of the flag hinge (119) previously attached to the ceiling panel (112) with a double-sided tape are peeled off from one side of the tape, and the flag hinge is peeled off from the tape. The partition panel (135-1) and (135-2) are sandwiched and fixed by using the end side surface part of which one side of (119) hangs down.
[0089]
That is, the partition panels (135-1) and (135-2) are sandwiched between the inside of the reinforcing metal fitting (170) attached to the ceiling panel (112) and the end side surface of the hanging portion of the flag hinge (119). It has become. The pillar (K) has a structure in which a projection (Kb) projects from the head space (v), and the lifting frame (116) installed on the back surface of the ceiling panel (112) is The outer shape is formed into a structure that fits into the space (v). Since a fitting hole (not shown) is formed in the lifting frame (116) at a position corresponding to the projection (Kb) in advance, the column (K) is fixed to the lifting frame (116). It is sandwiched between two partition panels (135-2) installed on both side surfaces of the pillar (K).
[0090]
Further, the projection (Ka) of the pillar (K) is configured to be fitted and locked in a hole formed in the end face of the partition panel (135-2) located on the near side. The above is the mounting structure of the partition panels (135-1) and (135-2) centering on the column (K), but the same applies to the column (N) located on the opposite side. Therefore, its structural diagram and description are omitted.
[0091]
Next, the mounting structure of the partition panel to be mounted on the pillar (L) is shown in FIG. 25. The two sides of the pillar (L) are in contact with the pillars (K) and (N). A panel having the same shape, that is, a partition panel (135-1) formed to have a width of about 300 mm, a height of about 1800 mm, and a thickness of about 66 mm, a width of about 600 mm, a height of about 1800 mm, and a thickness of about A partition panel (135-2) formed to be 66 mm is attached. Each pin (171) is attached to the bottom of the partition panel (135-1) or (135-2) with a predetermined metal fitting as described above, and the tip of each pin (171) is set to the floor. The structure is such that it is inserted into a hole formed in the panel (113) and is positioned and locked (see FIG. 27).
[0092]
Further, the upper ends (a) and (b) of the partition panels (135-1) and (135-2) attached to the floor panel (113) in this manner are previously placed on the inner side of the ceiling panel (112). It abuts between the sides of the flag hinge (119) mounted opposite. (The flag hinge (119) is fixed with a double-sided adhesive tape or the like.) The upper ends (a) and (b) are connected to one side of the flag hinge (119) fixed to the ceiling panel (112). When only the adhesive tape is peeled off, one side of the flag hinge (119) from which the tape has been peeled is in a hanging state. The partition panels (135-1) and (135-2) are sandwiched and fixed using the end side surface of the hanging flag hinge (119).
[0093]
That is, the partition panels (135-1) and (135-2) are sandwiched between the flag hinges (119) attached to the ceiling panel (112). The pillar (L) has a structure in which a projection (Lb) projects from the head space (v), and the lifting frame (116) installed on the back surface of the ceiling panel (112) has: The outer shape is formed into a structure that fits into the space (v). Further, since a fitting hole (not shown) is formed in the lifting frame (116) at a position corresponding to the projection (Lb) in advance, the column (L) is fixed to the lifting frame (116) and 2 It is sandwiched between two partition panels (135-2). Further, the projection (La) of the pillar (L) is configured to be fitted and locked in a hole formed in the end face of the partition panel (135-2) located on the near side. A lateral panel, which will be described later, is in contact with the side surface of the column (L) opposite to the space (R).
[0094]
Also, as shown in FIG. 26, the column (M) has the same shape on both sides of the column (M) as that of the column (K), the columns (N), and (L). (135-1) and the partition panel (135-2) are attached. Each pin (171) is attached to the bottom of the partition panel (135-1) or (135-2) via a predetermined metal fitting as described above, as shown in the drawing. ) Are inserted into holes formed in the floor panel (113) and are positioned and locked (see FIG. 27).
[0095]
Further, the upper ends (a) and (b) of the partition panels (135-1) and (135-2) attached to the floor panel (113) in this manner are previously placed on the inner side of the ceiling panel (112). It is abutted between the side surfaces of the attached flag hinge (119). (The flag hinge (119) is fixed with a double-sided adhesive tape or the like.) The upper ends (a) and (b) are connected to one side of the flag hinge (119) fixed to the ceiling panel (112). When only the adhesive tape is peeled off, one side of the flag hinge (119) from which the tape has been peeled is in a hanging state. The partition panels (135-1) and (135-2) are sandwiched and fixed using the end side surface of the hanging flag hinge (119).
[0096]
That is, the partition panels (135-1) and (135-2) are sandwiched between the flag hinges (119) attached to the ceiling panel (112). Further, the pillar M has a structure in which a projection (Mb) is projected from the head space (v), and the lifting frame (116) installed on the back surface of the ceiling panel (112) is located outside the column M. The shape is formed to fit into the space (v).
[0097]
Since the fitting frame (not shown) is formed in the hoisting frame (116) at a position corresponding to the projection (Mb) in advance, the column (M) is fixed to the hoisting frame (116). It is sandwiched between two partition panels (135-2). The projection (Ma) of the pillar (M) is structured to be fitted and locked in a hole formed in the end face of the partition panel (135-2) located on the near side. Lateral panels, which will be described later, are in contact with the surface of the pillar (M) surface that is perpendicular to the surface that the partition panel (135-2) contacts.
[0098]
These horizontal panels abutting on the columns (L) to (N) are designed to greatly simplify the assembly structure and shorten the assembly time together with the vertical panels orthogonal to the (S) portion. The assembling structure of the (S) portion where the horizontal panel and the vertical panel are orthogonal to each other will be described in detail with reference to FIGS.
[0099]
As shown in FIG. 23, there are two (S) portions where the horizontal panel and the vertical panel are orthogonal to each other between the columns (L) and (M) and between the columns (M) and (N). .
[0100]
Further, since the horizontal panel and the vertical panel are cut off from each other at the center of the (S) portion where the horizontal panel and the vertical panel intersect at right angles, as shown in FIG. Are formed in a concave shape (P). Finally, when the foldable toilet for disaster of the present invention is completed, an electric light (148) is installed in the concave shape (P).
[0101]
Hereinafter, the assembly structure of the (S) portion where the horizontal panel and the vertical panel are orthogonal to each other will be described.
[0102]
FIG. 28 shows a structure in which a horizontal panel and a vertical panel are assembled between a column L and a column (M) so as to be orthogonal to each other. First, the columns (L) and (M) are first erected at predetermined positions on the floor panel (113), and a slit (157) is formed in the center between the columns at least to half the panel width. One side is formed as a partition panel (134) around the formed slit (157), and the other side is formed as a partition panel (136).
[0103]
Then, the formed slit (157) is installed in an upward state. The partition panels (134) and (136) are installed at positions where the partition panel (134) is fixed to the column L side and the partition panel (136) is fixed to the column (M) side. (M) has a U-shaped groove formed over its entire length. The end face of the partition panel (136) is inserted into this groove, and the end face side of the partition panel (134) is a pillar (L). Is fixed to the belt-like guide plate formed over the entire length by, for example, a face plate (151) to which a double-sided adhesive tape is stuck.
[0104]
Next, as shown in FIG. 28, a slit is formed at a central portion at least up to a half length of the width of the partition panels (144) and (146), and the formed slit (155) is centered. Then, a partition panel (146) is formed on one side and a partition panel (146) is formed on the other side. Then, with the formed slit (155) facing down, the slits (157) and (155) are inserted by corresponding to the slits (157) formed in the partition panels (136) and (134). Are fixed orthogonally to each other. In this way, the lower partition panel of the horizontal / vertical panel is formed and fixed.
[0105]
Next, a description will be given of a structure in which the upper vertical / horizontal partition panel to be installed is assembled on the vertical / horizontal partition panel formed on the lower side, as shown in FIG. The horizontal panel has the partition panels (137) and (135) abutting on the end faces of the partition panels (136) and (134) in the longitudinal direction of the partition panels (136) and (134) installed on the lower side. It is fixed by pressing with a face plate (151) or the like to which a tape or the like is attached.
[0106]
Next, the vertical panel is composed of partition panels (145) and (147), each of which is divided into two, and as shown in the drawing, the vertical panels are arranged on the end faces of the partition panels (146) and (144) in the longitudinal direction. While being in contact with each other, the end faces on the side where the notch is formed are adhered and fixed by a face wood (151) or the like while making contact with the partition panel (135).
[0107]
The vertical / horizontal panels formed in this way are fixed at four axes of each partition panel by a face plate (151) as shown in FIG. Is kept.
[0108]
The foldable toilet for disaster of the present invention thus formed is fixed by the face plate (152) to which the double-sided adhesive tape is attached on the inner surface of the side wall panels (114) and (115), so that the strength is reinforced. Is improved.
[0109]
Also, the strength of the side wall panels (114) and (115) has been reinforced, and the structure thereof will be described below.
[0110]
As shown in FIG. 39, the side wall panels (114) and (115) are made of a synthetic resin material such as polypropylene, and have a total length (height) of about 1800 mm, a width of about 600 mm, and a plate thickness of about 60 mm. It is installed between each door member. In the side wall panel, independent panels having substantially the same height as the door member are arranged at intervals corresponding to the width of the door member, and each side wall panel has the same height as the first embodiment. The hinge (119) is connected to the center line that bisects the vertical direction with a hinge (119), and the attached hinge (119) is foldable by a fulcrum. Therefore, when the ceiling panel (112) is initially lifted, As shown in FIG. 39, the side wall panels (114) and (115) are upright with a dogleg shape.
[0111]
However, even in this state, since the side walls (114) and (115) connected by the hinge (119) are unstable, the fixtures attached to the side surfaces of the side wall panels (114) and (115) respectively. The structure was such that a metal pin (199) was inserted and fixed so as to penetrate between (114c) and (115c) (see FIG. 40).
[0112]
By adopting such a locking structure, as shown in FIG. 41, the side wall panels (114) and (115) are set at right angles to the floor panel (113), so that the door member (127) and the like are provided. Is fitted exactly. Further, reinforcing members (114b) and (115b) made of a synthetic resin material such as polypropylene are inserted into the side wall panels (114) and (115), respectively. Reinforcement plates (114a) and (115a) each having a thickness of about 6 mm and made of a synthetic resin material such as polypropylene are adhered over the entire inner surface of (115).
[0113]
Next, the structure of the toilet tub described in the eighth item according to the second embodiment of the present invention will be described. The toilet tub of the second embodiment is formed slightly larger than the toilet tub of the first embodiment, and an entrance is separately provided in a direction perpendicular to the toilet tub.
[0114]
The toilet tub (104) of the second embodiment is made of engraved concrete. The bottom and the peripheral wall have a thickness of about 300 mm. Each of the basic units has an inner dimension of about 6900 mm in overall length, about 1600 mm in width, and about 1800 mm in depth (arbitrary). It is built in. An entrance (180) is formed at right angles to the toilet tank (104).
[0115]
As shown in FIG. 33 (a), the size of the entrance (180) is formed at any position on one side in the longitudinal direction of the toilet tub (104), and the size is about 1000 mm in both dimensions. The depth is about 1800 mm (arbitrary), which is the same as the depth of the toilet tub (104). FIG. 33 (b) is a cross-sectional view taken along line X-X in FIG. 33 (a), and the inside of the entrance (180) is made relatively wide so that even a large person can easily enter and exit. As shown in FIG. 34 (a), a ladder (180a) and a plurality of steps (180b) are provided at the front entrance and the inner wall so that people can easily enter and exit. In this case, as shown in FIG. 34 (b), the ladder (180a) is hooked and fixed on a ladder hook (180c) while being used.
[0116]
In addition, in order to secure the scaffold safely, it is necessary to place the step boards (180d) between the steps (180b) installed facing the inner wall so as to carry out the loading / unloading work of the luggage and the like more safely. Will be able to
[0117]
32 (a) to (c), the upper opening of the toilet tub (104) reaches a position almost at the same height as the ground (100). After being buried, it is closed with a lid member (111). Further, the cover member (111) is covered with a cover member (103) such as a vinyl chloride sheet subjected to a durable waterproof process.
[0118]
Then, as in the first embodiment, an artificial lawn or the like is laid from above, so that it can be used as a bicycle parking lot or a children's playground.
[0119]
In order to reinforce the lid member (111), a support (141) is interposed between the lower surface of the lid member (111) and the bottom of the toilet tub (104). It is to be noted that a contact member is provided in a position where the tip of the support (141) directly contacts the lower surface of the lid member (111), and a contact member is previously set in a position where the lower end of the support (141) directly contacts the bottom. So that it hits the jack base (142). By doing so, the height of the column (141) can be finely adjusted (see FIG. 35).
[0120]
Further, in the toilet chamber (107) inside the formed toilet (101), for example, each partition plate, toilet bowl, urinal, wheelchair which becomes an assembling member of the toilet chamber when it is lifted up and assembled and installed as a toilet. Toilet bowls and their handrails, door panels, struts, branch lines, piles, faceplates, hammering, saws, adhesive tapes, flagboards, and other items that may be necessary for evacuation, such as disinfectants (handwashing, insecticides), buckets In addition, members such as a basin, food such as bread, etc. are stored.
[0121]
Next, the lifting rope described in the ninth item according to the second embodiment of the present invention is provided on the ceiling panel in advance so that the lifting operation can be performed quickly, and its structure is shown in FIG. I do.
[0122]
FIG. 36 shows a lid member (111) made of a synthetic resin material such as polypropylene for forming a toilet room according to the second embodiment of the present invention. As shown in FIG. It is attached to a reinforcing member (185) of the ceiling panel (112) with metal fittings. And, as shown in the partial enlarged view, the tip of the lifting rope (120) is sewn in a loop shape (120a). The reason why the tip is sewn in a ring shape (120a) is to allow the ceiling panel (112) to be quickly lifted as shown in FIG.
[0123]
Further, as a structure for reinforcing the ceiling panel (112), as shown in FIGS. 36 and 37, both sides of a metal lifting frame (116) extending in the horizontal direction substantially at the center of the ceiling panel (112). In the direction, metal reinforcing members (185) and (185) are joined by welding or the like to form a fish bone. However, in order to reinforce the entire upper portion of the above-described toilet for a wheelchair, a square reinforcing member (186) is joined to the lifting frame (116) by welding or the like. The lifting frame (116) thus formed is fixed to the reinforcing member (187) with screws (188) at positions corresponding to the ceiling panel (112).
[0124]
Next, the lock for the toilet door described in the tenth embodiment according to the second embodiment of the present invention is provided with a slide key inside, and a magnet is attached as a measure to prevent unnecessary opening and closing when the toilet is assembled or not used. The structure shown is shown in FIGS.
[0125]
FIG. 42 is a view showing the closed state of the door as viewed from the toilet room to the outside. Magnets (190) are attached to the upper and lower portions of the opening of the door member (127) with an adhesive or the like. A slide key (195) is installed at about the center by screwing or the like. FIG. 43 is a view of FIG. 42 as viewed from above, and the door is opened and closed with a handle (197).
[0126]
This door member (127) is entirely formed of a synthetic resin material such as polypropylene to a thickness of 30 mm, and a 6 mm-thick reinforcing plate made of a synthetic resin material such as polypropylene is adhered to the surface thereof. The door member (127) is operated through a hinge (198). The hinge (198) has a simple structure, for example, in which a removable and hinged flag hinge that can be removed and hooked is attached. . By attaching such a flag hinge, the attachment of the door member (127) is simplified.
[0127]
In the second embodiment, the door members (127) are provided on the side wall panels (114) and (115) in advance so that four door members (127) can be installed on the front side of the toilet room and four on the back side, and a total of eight door members can be installed. An attachment portion is formed. In addition, a double door member is installed as a wheelchair door on the front side of the toilet room, and the mounting structure of the door member is the same as the mounting structure of the door member (127). The illustration and its description are omitted.
[0128]
FIG. 42 shows a front view of the door member thus attached.
[0129]
Next, a structure in which the urinal described in the eleventh item according to the second embodiment of the present invention is manually attached by using a wing nut will be described with reference to FIG.
[0130]
The urinal (122) is installed facing the outside of the partition panels (135-1) and (135-2), and a plurality of urine outlets are previously formed at the place (in this second embodiment, 3 urinals are provided). Therefore, the urinal (122) and the urinary canal (130) for discharging urine can be easily formed simply by attaching the urinal (122) and the urinary canal (130) for discharging urine above the urine outlet.
[0131]
Both sides of the urinal formed by such a method are covered with a part of the side wall panels (114) and (115), but the entrance of the urinal is covered with a member or the like in order to simplify the structure. Not open. However, this location is not limited to this, and door members or curtains may be attached as necessary.
[0132]
【The invention's effect】
As described above, according to the present invention, the configuration of the toilet cubicle in the emergency toilet equipped with a prefabricated toilet house in which the configuration of the lavatory is installed in the basement, The ceiling panel was exposed to the ground while being closed with the folded toilet house, and a cover member covering the exposed ceiling panel with a larger area, and the inside of the folded toilet house was folded in half. A side wall panel having a door attachment portion is housed, and in an emergency, a ceiling member is formed by lifting a cover member together with the ceiling panel, and the side wall panel is erected, and a plurality of toilet doors are formed on the side wall panel. A plurality of large-sized partition panels that divide the central portion of the stool toilet into two in the longitudinal direction and a plurality of partition panels that are orthogonal to the longitudinal partition panels and that are divided in the width direction by a plurality of partition panels. Because the forming and use the toilet room, first, at the time of non-use, can be the upper surface is effectively used. And in an emergency, anyone who does not need special skills can easily build a large-scale toilet house just by lifting it with a fork, etc. The effect that mounting can be performed only by fitting is obtained.
[0133]
Further, the side wall panel is configured such that the left and right walls are each folded in a U-shape, and the folded back portions are set facing each other, and a frame supporting a ceiling panel penetrating in the longitudinal direction of the toilet house is stored between the back sides. Therefore, it is possible to obtain an effect that a toilet house can be easily formed without using special tools simply by hanging a lifting string on both ends of the lifting frame and pulling up.
[0134]
In addition, since the hem of the cover member is folded and buried in a bellows shape around the toilet chamber, it can be stored without obstruction when not normally used. The effect of preventing permeation of water from the junction with the folded main body is obtained.
[0135]
In addition, since the skirt of the cover member is formed into an eaves shape having a sloping slope with the bellows being lifted together with the lifting of the ceiling panel, the cover member can be easily installed without adding any special parts or the like. Is obtained.
[0136]
Further, since the cover member is a vinyl chloride sheet, there is obtained an effect that it is easy to obtain and no special processing is required.
[0137]
In addition, the eaves-shaped hem is made to support the column by inserting the column into the hole formed at the end, so that the structure can be easily supported on the column, and there is no special technology required, so that anyone can do it. can get.
[0138]
In addition, since the toilet tank contains a set of necessary materials such as toilet forming materials to be installed inside the toilet house, anyone can immediately find the necessary materials for building a toilet in the event of a disaster. The effect is obtained.
[0139]
In addition, since the partition panel is formed by connecting two panels up and down, the combination method is simple and anyone can make it without mistakes, and the effect of easy dismantling when reused is obtained. Can be
[0140]
In addition, since the support members for supporting the ceiling are installed at least in the central portion of the interior of the toilet house, an effect of stabilizing the entire toilet house can be obtained.
[0141]
In addition, since the urinal toilet is provided at one end of the toilet house so as to open outward and a plurality of urinals are continuously arranged in the width direction, an effect that the urinal can be efficiently arranged even in a narrow place can be obtained.
[0142]
In addition, since the doorway to the toilet tub is provided in a direction perpendicular to the toilet tub, the size of the doorway can be formed without being affected by the size of the toilet tub. The effect that the storage thing in can be taken out is acquired.
[0143]
Further, the sandwiching structure of the partition panel for partitioning the toilet room in the width direction, a flag butterfly plate having a double-sided adhesive tape for sandwiching the thickness direction of the partition panel on the inner surface of the ceiling panel where the upper end of the partition panel is in contact with the partition panel. When gluing in the orthogonal direction and holding the partition panel, peel off the adhesive of one of the flag butterflies, so that the end sides of the flag butterflies hang down, and sandwich the partition panels between the hanging end side faces. Therefore, an effect that simple and reliable mounting can be achieved is obtained.
[0144]
In addition, the side wall panel is arranged at an interval corresponding to the width of the door member, with independent panels having substantially the same height as the door member, and can be folded freely by hinge connection at the center in the height direction. Because of the structure, the side wall panel can be reduced in weight, so that the lifting force can be reduced and the effect of contributing to a reduction in material costs can be obtained.
[Brief description of the drawings]
FIG. 1 is a diagram illustrating a schematic flow from a state in which a foldable toilet for disaster according to a first embodiment of the present invention is buried underground to a state where it is pulled up to the ground and assembled to completed.
FIG. 2 is a top view of the assembled state of the foldable toilet for disaster according to the first embodiment of the present invention.
FIG. 3 is a perspective view showing a lid member 11 forming a toilet room according to the first embodiment of the present invention, in a folded state.
FIG. 4 is a cross-sectional view cut at a right angle to the longitudinal direction to explain the structure of the lid member (11) shown in FIG.
FIG. 5 is a perspective view illustrating a state where only a lid member (11) shown in FIG. 3 is lifted.
6 is a cross-sectional view cut at a right angle to the longitudinal direction to explain a state in which the lid member (11) shown in FIG. 5 is being lifted.
FIG. 7 is a perspective view showing a state in which the both-end panels are assembled after the lid member (11) is completely lifted in FIG. 5, and a state in which a door member is attached.
8 is a sectional view showing the state of FIG. 7 in a front view, and showing only a toilet tank formed underneath in a sectional view.
FIG. 9 is a perspective view showing an assembled state of the foldable toilet for disaster according to the first embodiment of the present invention, and a partial sectional view showing the inside thereof.
FIG. 10 is a view showing a mounting structure of the end panels (23) and (24) shown in FIG. 7;
FIG. 11 is a view illustrating a method of assembling the partition panels (34), (35), (36), and (37) shown in FIG.
FIG. 12 is a diagram illustrating a method of assembling the partition panels (44) and (45) shown in FIG.
FIG. 13 is a diagram illustrating a method of assembling the partition panels (46) and (47) shown in FIG.
FIG. 14 is a partial cross-sectional view showing a partial cross section of a portion (A) shown in FIG.
FIG. 15 is a partial sectional view showing a partial section of a portion (E) shown in FIG. 9;
FIG. 16 is a partial cross-sectional view showing a partial cross section of a portion (D) shown in FIG.
FIG. 17 is a view for explaining a method of assembling the portion (B) shown in FIG. 11;
FIG. 18 is a view for explaining a method of assembling the portion (C) shown in FIG. 11;
FIG. 19 is a diagram illustrating a method of assembling the partition panel shown in FIG.
FIG. 20 is a detailed explanatory view of a portion (F) shown in FIG. 2;
FIG. 21 is a schematic plan view of the assembled state of the foldable toilet for disaster according to the first embodiment of the present invention as viewed from above.
FIG. 22 is a view for explaining the entrance to the inside of the toilet tub by opening and opening the floor of the toilet portion where the urinal is installed from the state of FIG. 21;
FIG. 23 is a perspective view of a foldable toilet for disaster according to a second embodiment of the present invention.
FIG. 24 is a view for explaining an assembly structure of a portion (K) shown in FIG. 23;
FIG. 25 is a view for explaining an assembly structure of a portion (L) shown in FIG. 23;
26 is a diagram illustrating an assembly structure of a portion (M) shown in FIG. 23;
FIG. 27 is a diagram illustrating a structure in which a partition panel is locked between a ceiling panel and a floor panel.
FIG. 28 is a view for explaining an assembly structure of a portion (S) shown in FIG. 23;
FIG. 29 is a view for explaining the assembly structure of the (S) portion shown in FIG. 23;
FIG. 30 is a view for explaining an assembly structure of a portion (S) shown in FIG. 23;
FIG. 31 is a view for explaining the assembly structure of the (S) part shown in FIG. 23;
FIG. 32 is a diagram illustrating a schematic flow from the state where the foldable toilet for disaster according to the second embodiment of the present invention is buried underground to the time when it is pulled up to the ground and assembled to completed.
FIG. 33 is a view illustrating a mounting portion of a toilet tub and a doorway of a folding toilet for disaster according to a second embodiment of the present invention.
FIG. 34 is a diagram illustrating only the entrance and exit of the foldable toilet for disaster according to the second embodiment of the present invention in a sectional view.
FIG. 35 is a cross-sectional view showing the state of FIG. 41 in a front view, and showing only a toilet tub formed in the basement in a cross section.
FIG. 36 is a perspective view showing a lid member (111) forming a toilet room according to a second embodiment of the present invention, showing a folded state.
FIG. 37 is an enlarged view showing the mounting structure of the lifting frame shown in FIG. 36.
FIG. 38 is a perspective view illustrating a state where only the lid member (111) illustrated in FIG. 36 is lifted.
39 is a cross-sectional view cut at a right angle to the longitudinal direction to explain a state in which the lid member (111) shown in FIG. 38 is being lifted.
40 is a diagram illustrating a state where the side wall panel of FIG. 39 is fixed using a fixing tool.
FIG. 41 is a perspective view showing a state in which a partition panel is assembled after the lid member (111) is completely lifted in FIG. 38, and a state in which a door member is attached.
FIG. 42 is a diagram illustrating a closed state of the door as viewed from the toilet room to the outside.
FIG. 43 is a view of FIG. 42 as viewed from above.
FIG. 44 is a view illustrating a structure in which the urinal according to the second embodiment of the present invention is manually attached using a wing nut.
[Explanation of symbols]
(2) Restroom assembly members
(4) Toilet tank
(7) Toilet room
(11) Lid member
(12) Ceiling panel
(13) Floor panel
(14) Side wall panel
(15) Side wall panel
(16) Lifting frame
(17) Frame
(18) Addressing member
(19a) Hinge
(19b) Hinge
(20) Lifting rope
(21) Urinal
(22) Urinal
(23) Wife panel
(24) Wife panel
(27) Door member
(32) Post insertion hole
(33) Post insertion hole
(34) Partition panel
(35) Partition panel
(36) Partition panel
(37) Partition panel
(39) Address cloth
(41) Support
(44) Partition panel
(45) Partition panel
(46) Partition panel
(47) Partition panel
(61) Pillar
(104) Toilet tank
(107) Toilet room
(112) Ceiling panel
(113) Floor panel
(114) Side wall panel
(115) Side wall panel
(119) Flag hinge
(127) Door member
(135-1) Partition panel
(135-2) Partition panel
(171) Pin
(180) Doorway
(K) Pillar
(L) Pillar
(M) Pillar
(N) Pillar

Claims (14)

多量のふん尿を収納し得る容積を有し、上面を開放しつつ地中に画成された便槽室と、側壁パネルをく字状に折曲して床パネル、側壁パネル及び天井パネルを平坦な形態に折り畳んでなり、前記便槽室の上面に配置して開放面を閉塞し得るトイレ家屋と、
トイレ家屋内を長手方向中央で仕切る仕切パネルと、該仕切パネルと直交してトイレ家屋内を幅方向に仕切る仕切パネルとにより、トイレ家屋内を複数の大便用トイレ室に区画し、該大便用トイレ室に整合して側壁パネルにドアで開閉自在としたドア取付部を形成し、天井パネルをカバー部材と共に吊り上げて側壁パネルを直立させ、更に妻パネルを直立させて家屋の妻面を閉塞するようにしたことを特徴とする災害時用折り畳み式トイレ。It has a volume that can accommodate a large amount of manure, and the toilet cubicle room defined in the ground while opening the top surface, and the floor panel, the side wall panel, and the ceiling panel are flattened by bending the side wall panel into a V shape. A toilet house that can be folded into a special form and arranged on the upper surface of the toilet chamber to close the open surface,
A partition panel that partitions the toilet house at the center in the longitudinal direction, and a partition panel that crosses the toilet house in the width direction orthogonal to the partition panel, divides the toilet house into a plurality of toilet toilet rooms, A door mounting portion is formed on the side wall panel that can be freely opened and closed by the door in alignment with the toilet room, and the ceiling panel is lifted together with the cover member to erect the side wall panel, and further, the wife panel is made upright to close the wife's surface of the house. A foldable toilet for disasters, characterized in that: 前記側壁パネルは左右壁をそれぞれくの字状に折り畳み、該折り畳まれた背部分どうしを向けて設置し、該背間に前記トイレ家屋の長手方向に貫く天井パネルを支えるフレームを収納していることを特徴とする請求項１記載の災害時用折り畳み式トイレ。The side wall panel folds the left and right walls into a U-shape, is installed with the folded back portions facing each other, and houses a frame supporting a ceiling panel penetrating in the longitudinal direction of the toilet house between the back sides. The foldable toilet for disasters according to claim 1, wherein 前記カバー部材の裾部は、便槽室の周囲に蛇腹状に折り畳まれ埋設されていることを特徴とする請求項１記載の災害時用折り畳み式トイレ。The foldable toilet according to claim 1, wherein a hem of the cover member is folded and buried in a bellows shape around a toilet tub. 前記カバー部材の裾部は、前記天井パネルの吊り上げと共に前記蛇腹が解け傾斜を有した庇状になることを特徴とする請求項１、３記載の災害時用折り畳み式トイレ。4. The foldable toilet according to claim 1, wherein a skirt portion of the cover member has an eaves shape with the bellows unraveled when the ceiling panel is lifted. 前記カバー部材は塩化ビニールシートであることを特徴とする請求項１、３、４記載の災害時用折り畳み式トイレ。5. The foldable toilet according to claim 1, wherein said cover member is a vinyl chloride sheet. 前記庇状の裾部はその端部に形成した孔に支柱を挿通させ支えるようにしたことを特徴とした請求項４記載の災害時用折り畳み式トイレ。The foldable toilet for disaster according to claim 4, wherein the eave-shaped hem is supported by inserting a support through a hole formed at an end thereof. 前記便槽内には、トイレ家屋内部に設置するトイレ形成材料等の必要資材一式を収容していることを特徴とする請求項１記載の災害時用折り畳み式トイレ。The foldable toilet according to claim 1, wherein a set of necessary materials such as a toilet forming material to be installed inside the toilet house is accommodated in the toilet tub. 前記仕切パネルは二枚のパネルを上下に合わせて接続し形成してることを特徴とする請求項１記載の災害時用折り畳み式トイレ。2. The foldable toilet according to claim 1, wherein the partition panel is formed by connecting and connecting two panels vertically. 前記天井を支える支柱部材を少なくともトイレ家屋の内部中央部に設置したことを特徴とする請求項１記載の災害時用折り畳み式トイレ。2. The foldable toilet according to claim 1, wherein the support member supporting the ceiling is installed at least in a central portion of the interior of the toilet house. 小便用トイレはトイレ家屋の一端部に外方に開放して設け、複数の小便器が幅方向に連続して設置したことを特徴とする請求項１記載の災害時用折り畳み式トイレ。2. The foldable toilet according to claim 1, wherein the urinal is provided at one end of the toilet house so as to be open outward, and a plurality of urinals are continuously arranged in the width direction. 多量のふん尿を収納し得る容積を有し、上面を開放しつつ地中に画成された便槽室と、側壁パネルをく字状に折曲して床パネル、側壁パネル及び天井パネルを平坦な形態に折り畳んでなり、前記便槽室の上面に配置して開放面を閉塞し得るトイレ家屋と、
トイレ家屋内を長手方向で仕切る仕切パネルと、該仕切パネルと直交してトイレ家屋内を幅方向に仕切る仕切パネルとにより、トイレ家屋内を複数の大便用トイレ室に区画し、該大便用トイレ室に整合して側壁パネルにドアで開閉自在としたドア取付部を形成し、天井パネルをカバー部材と共に吊り上げて側壁パネルを直立させ、家屋の側面を作出するようにしたことを特徴とする災害時用折り畳み式トイレ。It has a volume that can accommodate a large amount of manure, and the toilet cubicle room defined in the ground while opening the top surface, and the floor panel, the side wall panel, and the ceiling panel are flattened by bending the side wall panel into a V shape. A toilet house that can be folded into a special form and arranged on the upper surface of the toilet chamber to close the open surface,
The toilet house is divided into a plurality of toilet toilet rooms by a partition panel that partitions the toilet house in the longitudinal direction, and a partition panel that orthogonally intersects the partition panel and partitions the toilet house in the width direction. Disaster characterized by forming a door mounting part that can be opened and closed by a door on the side wall panel in alignment with the room, and hanging the ceiling panel together with the cover member to erect the side wall panel and create the side of the house Folding toilet for time. 便槽への出入口は便槽に対し直角方向へ設けたことを特徴とする請求項１または請求項１１記載の災害時用折り畳み式トイレ。12. The foldable toilet according to claim 1, wherein the entrance to the toilet tub is provided in a direction perpendicular to the toilet tub. トイレ室内を幅方向に仕切る仕切パネルの挟持構造は、該仕切パネル上端部が接する天井パネルの内面に、仕切パネルの厚み方向を挟持する両面接着テープを有した旗蝶板を仕切パネルと直交する方向に接着し、仕切パネルを挟持する時は、一方の旗蝶板の接着を剥がすことで、旗蝶板の端側面部が垂れ下がり、その垂れ下がった端側面部間で、仕切パネルを挟持することを特徴とする請求項１１記載の災害時用折り畳み式トイレ。The sandwiching structure of the partition panel that partitions the toilet room in the width direction is such that a flag butterfly plate having a double-sided adhesive tape that sandwiches the thickness direction of the partition panel is perpendicular to the partition panel on the inner surface of the ceiling panel where the upper end of the partition panel contacts. When holding the partition panel in the direction, peel off the adhesive of one of the flag butterflies, so that the end side of the flag butterfly hangs down, and hold the partition panel between the hanging end side faces. The foldable toilet for disasters according to claim 11, characterized in that: 側壁パネルは、ドア部材の高さとほぼ同じ高さの独立したパネルをドア部材の幅に対応する間隔をおいて配置し、高さ方向中央部でヒンジ連結により折曲自在に折り畳み可能な構造としたことを特徴とする請求項１または請求項１１記載の災害時用折り畳み式トイレ。The side wall panel has a structure in which independent panels of approximately the same height as the door member are arranged at intervals corresponding to the width of the door member, and can be folded freely by hinge connection at the center in the height direction. The foldable toilet for a disaster according to claim 1 or 11, wherein the toilet is provided.

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