JP2004241061A - 光ディスク装置及び再生方法 - Google Patents
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Abstract
【課題】小容量記録ディスクを含む複数種類の光ディスクに対して、短時間で確実にフォーカス及びトラッキングオフセットを設定することができる光ディスク装置を提供する。
【解決手段】情報信号、同期信号、あるいはトラッキング信号などの記録領域判別信号を用いて光ディスクへの記録有無による変化を判別する手段と、光ピックアップを内周側に送る手段を設け、光ピックアップを内周側に送りつつ光ディスクに対する記録領域判別信号により記録有無の判別を行うことにより、小容量の記録が行なわれている光ディスクを含む複数のディスクに対して、短時間で高精度のオフセットの設定を行う。
【選択図】 図1
【解決手段】情報信号、同期信号、あるいはトラッキング信号などの記録領域判別信号を用いて光ディスクへの記録有無による変化を判別する手段と、光ピックアップを内周側に送る手段を設け、光ピックアップを内周側に送りつつ光ディスクに対する記録領域判別信号により記録有無の判別を行うことにより、小容量の記録が行なわれている光ディスクを含む複数のディスクに対して、短時間で高精度のオフセットの設定を行う。
【選択図】 図1
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、複数種類の光ディスクに対応する光ディスク装置に関し、特に記録可能な光ディスクの内周側に位置する最小記憶領域を再生する光ディスク装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
CD−ROMやDVD−ROMといった再生専用の光ディスク装置は、レーザー光を光ディスクの情報信号記録面で反射させて光ピックアップ内の複数の受光素子で受光し、受光素子間の信号差を用いてフォーカス及びトラッキングサーボをかけて光ディスクに対するフォーカス調整とトラッキング位置調整を行うと共に、情報信号やジッター信号が最適値となるようにフォーカスオフセットやトラッキングオフセットの調整を行っている。
【0003】
また、CD−R、CD−RW、DVD−R、DVD−RWといった記録可能な光ディスクにおいても、規格で最小記録容量を大きくすることによって、光ディスクに情報が記録されるとディスク内周から広い範囲にわたって記録領域となる。このため、従来の再生専用の光ディスク装置がフォーカスサーボをかける光ディスク半径24.7mm相当の位置においても、情報信号記録が行われて大きな反射率が得られる為、再生専用の光ディスク装置でも記録信号の再生が可能となっている。
【0004】
その一方で、光ディスクの種類によってレーザー光の反射率が異なり、CD−ROMが0.7以上、CD−Rが0.65以上、CD−RWが0.15〜0.25といった具合にまちまちである為、ピックアップにより得られるRF信号の信号レベルが異なり、フォーカスエラー信号やトラッキングエラー信号などの各種サーボ系のパラメータ最適値や、レーザーパワーの設定値も各光ディスク対ごとに対応する必要があり、複数種類の光ディスクに対応可能な光ディスク装置では、光ディスクを装填した際に、光ディスクの種類を正確に判別する手段をもっており、例えば、ディスク反射率の相違を用いてディスク判別を行っている(例えば、特許文献1参照)。
【0005】
【特許文献1】
特開2001−307416号公報
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
しかし、光ディスクの多様化や仕様用途の拡大が著しく、最近、規格化されたDVD+Rディスクのでは最内周の最小記録領域幅が0.6mmしかない。従って、最小記録領域しか記録していないDVD+Rディスクを従来の光ディスク装置に装填すると、光ディスク半径24.7mm相当の位置では情報記録が行なわれていない場合があり、オフセット調整に必要な十分な情報信号が得られないことから、フォーカスオフセットやトラッキングオフセットの調整が困難となることが予想される。
更に、今後、複数種類の光ディスクに対応可能な光ディスク装置は、現在主流であるCD−RとDVD−ROMの組合せから、CD、DVDの両方とも記録可能なCD−RとDVD−RAMを中心として、DVD−R、DVD+Rとも互換性を持たせた装置へと移行することが予想させる。
【0007】
本発明の目的はこのような最小記録容量の小さなディスクを含む複数種類の光ディスクに対してフォーカスオフセットやトラッキングオフセットの調整が可能な光ディスク装置を提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】
本発明の目的を達成するために、光ディスク装置は、レーザー光源、受光素子を有する光ピックアップと、前記光ピックアップを光ディスクの内周側に移動させることができる光ピックアップ駆動部と、前記受光素子で検出した信号からフォーカスエラー信号及びトラッキングエラー信号を生成するフォーカス及びトラッキング信号検出部と、フォーカスエラー信号及びトラッキングエラー信号に対してオフセットを与えるオフセット設定部と、記録領域からの信号か未記録領域からの信号かを判別する記録領域判別信号生成する記録領域判別信号検出部と、前記記録領域判別信号を用いて、前記光ディスクの記録の有無を判別する記録判別手段とを備え、前記光ピックアップ駆動部で前記光ピックアップを前記光内周側に移動させ、前記記録判別手段によって前記光ディスクの記録領域を判別して前記記録領域を再生して、前記オフセット設定部にオフセットを設定する。
第2の発明では、第1の発明において、前記記録領域判別信号検出部は情報信号検出部であり、前記記録領域判別信号は情報信号であり、前記情報信号が所定のしきい値を超えるまで前記光ピックアップを前記光ディスクの内周側に移動させ、前記記録領域判別信号検出部で生成された前記情報信号に基づいて、前記フォーカスエラー信号あるいは前記トラッキングエラー信号にオフセットを与える。
第3の発明では、第1の発明において、情報信号を検出する情報信号検出部を設け、前記記録領域判別信号検出部は前記情報信号検出部から出力された情報信号を入力するPLL回路であり、前記記録領域判別信号は前記PLL回路の出力信号であり、同期周波数がフレーム同期信号に同期するまで、前記光ピックアップを前記光ディスクの内周側に移動させることによって記録領域を判別する。
第3の発明では、第1の発明において、又は、前記記録領域判別信号検出部はトラッキングエラー生成回路であり、前記記録領域判別信号はトラッキングエラー信号であり、前記トラッキングエラー信号の振幅が所定の値より少なくなるまで、前記光ピックアップを前記光ディスクの内周側に移動させることによって記録領域を判別する。
【0009】
第4の発明では、再生方法は、光ピックアップをディスク内周側に移動させるステップと、再生用レーザーを出力させるステップと、フォーカスサーボをオンさせるステップと、記録領域からの信号か未記録領域からの信号かを判別する記録未記録領域判別ステップと、未記録領域からの信号の場合に前記光ピックアップをディスク内周側に移動させて記録領域か未記録領域かを判別するステップと、記録領域として判別された場合、フォーカス又はトラッキングのオフセットを設定するステップとを備える。
【0010】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態について、実施例を用い、図を参照して説明する。尚、ここで示す実施例はあくまでも一例であって、本発明は必すしもこの実施例に限定されるものではない。
以下、本発明の一の実施例について、図1及び図2を用いて説明する。
図2は本発明による光ディスク装置の一実施例をブロック図である。図において、1は光ディスク、2は光ディスク1にフォーカスレンズ3を用いて情報信号の記録再生を行うレーザー光源4と、光ディスクにて反射されたレーザー光を受光して電気信号に変換する複数の受光素子5を有する光ピックアップ、6は光ヘッド3の受光素子5で受光され、ここから出力された電気信号を増幅するプリアンプ回路、7は光ピックアップ2の複数の受光素子の電気信号から光ディスク1のフォーカスずれを検出するフォーカスエラー信号と光ディスクのトラッキングずれを検出するトラッキングエラー信号を検出するフォーカスエラー及びトラッキングエラー検出部、8はフォーカスエラー及びトラッキングエラー検出部7で得られたフォーカスエラー信号とトラッキングエラー信号を用いて、光ヘッド2のフォーカス及びトラッキング位置の調整信号を発生するフォーカス及びトラッキング制御部、9は光ディスク1の情報信号を再生する情報信号検出部、10は情報信号から同期信号を生成するPLL回路、11は情報信号検出部9で検出する情報信号に基づいてフォーカスエラー信号とトラッキングエラー信号に各々オフセット電圧を加えるオフセット設定部、12はオフセット設定部11で設定したオフセット値をフォーカスエラー信号とトラッキングエラー信号に加算するオフセット加算部、13は光ピックアップ2を光ディスク1と水平に駆動する光ヘッド駆動部、14は図示しないホストコンピュータから供給された情報信号を光ディスク1に記録可能な情報記録信号に変換する記録信号発生部、15は記録信号発生回路14で得られた記録信号にレーザー駆動電圧を加えたレーザー駆動部、16はディスクモータの回転数を制御するディスクモータ制御回路、17は光ディスク1を回転するディスクモータ、18は光ディスク記録再生装置全体を制御するCPUである。19はトラッキングエラー信号生成回路であり、この回路で生成されたトラッキングエラー信号はCPU18に入力され、その振幅値はCPU18でしきい値と比較され、光ピックアップ2が記録領域にあるか、未記録領域にあるかを判別すことができる。
【0011】
次に、図1を用いて、内周側に設けられる最小記録領域、例えば、記録幅が0.6mmの記録領域を再生して、フォーカス及びトラッキングのオフセットを設定する処理動作について説明する。
図1は本発明による最小記録領域を再生して、フォーカス及びトラッキングのオフセット調整処理動作を行う場合の第1の実施例を示しフローチャートである。DVD+Rディスクのように最小記録領域の幅が0.6mmのように狭く、この場所にしか記録されておらず、他の領域は未記録状態の場合には、その場所に光ピックアップ2を移動させるのはメカ的に困難である。この狭い最小記録領域に光ピックアップ2を移動できない場合、光ピックアップ2でデータを再生することができないため、フォーカス及びトラッキングのオフセット設定ができない。本実施例では、この点を解決して、狭い記録領域幅に光ピックアップ2を確実に移動することができる。
【0012】
図において、光ディスク1が装着されると、CPU18はディスクモータ16を駆動して光ディスク1を回転させる。まず、ステップ101にて、光ヘッド2を光ディスクの内周から24.7mmのところに移動させる。このような移動は、例えば、光ピックアップ2を最内周に移動させると、リミットスイッチによって、光ピックアップはその位置で止まるが、その後、0.7mmだけ外側に移動される。ステップ102にて、光ヘッド2のレーザー光源4から再生用のレーザーを発光させてフォーカスレンズ3を通じて光ディスク1に集光させ、光ディスク1を反射した反射光を、光ヘッド2の受光素子5で受光して光電変換を行う。通常、電気信号に変換された光ディスク1の信号をプリアンプ6で増幅し、フォーカスエラー及びトラッキングエラー検出部信号処理部7にてフォーカスエラー信号とトラッキングエラー信号に分離した後、フォーカス及びトラッキング調整回路を用いてフォーカスエラー信号とトラッキングエラー信号が極小値近傍となるようにフォーカスサーボをかけるが、ステップ103では、フォーカスサーボのみをオンにする。次に、ステップ104にて、CPU18にて記録信号発生部14で生成された再生信号の振幅値を用いて情報信号の大小を判定する。再生された信号の電圧が所定値以下の場合(信号小の場合)には、情報信号が再生されていないと判別されステップ105に進み、再生信号の電圧が所定値より大きい信号の場合(信号大の場合)には情報信号であると判定され、ステップ107に進む。
【0013】
ステップ105では、光ピックアップ2が未記録領域にあると判断して、光ヘッド駆動部13を通じて光ピックアップ2を光ディスク1の内周側に所定量送る。ステップ106にて、光ピックアップ2の移動回数を検出し、設定値以内の場合はステップ4に戻り、設定値をオーバーした場合は、ステップ110に進み、フォーカス及びトラッキングオフセット設定動作を終了する。ステップ104で情報信号の電圧が所定値より大きい場合には、ステップ107にて、情報信号のゲインが光ディスクの種類に応じた値になるように、プリアンプ6のゲインを調整する。ステップ108にて、情報信号値とその時のオフセット値をCPU18内のメモリに格納し、オフセット設定部11に所定のフォーカス及びトラキングのオフセット値を改めて設定し、オフセット加算部12にてフォーカスエラー信号及びトラッキング信号にオフセット電圧を加え、フォーカス及びトラッキング制御部8を通じて光ピックアップ2のフォーカスレンズ3を調整する。光ピックアップ2にて光ディスク1の反射光を入手して情報信号検出部9で情報信号を検出し、先にセットしたゲイン値を用いて情報信号値とその時のオフセット値をCPU18内のメモリに格納する。この動作を繰返すことにより、情報信号値が極大値を得るフォーカスオフセット値を選択する。
【0014】
ステップ109にて、情報信号値とその時のオフセット値をCPU18内のメモリに格納し、オフセット設定部11に所定のオフセット値を改めて設定して、オフセット加算部12にてトラッキングエラー信号にオフセット電圧を加え、トラッキングサーボをオンにして、フォーカス及びトラッキング調整回路8に基づいて光ピックアップ2のフォーカスレンズを調整する。光ピックアップ2にて光ディスク1の反射光を入手して情報信号検出部9で情報信号を検出し、先にセットしたゲイン値を用いて情報信号値とその時のオフセット値をCPU18内のメモリに格納する。この動作を繰返すことにより、情報信号値が極大値を得るトラッキングオフセット値を選択して、ステップ110に進み、フォーカス調整を終了する。
【0015】
図3は本発明による最小記録領域を再生して、フォーカス及びトラッキングのオフセット調整処理動作を行う場合の第2の実施例を示しフローチャートであり、図1と同じ工程には同一の符号を付し、その説明を省略する。図2との相違点は、情報信号から抽出された同期信号を用いて光ディスクの記録領域を検出する点にある。即ち、ステップ111では、光ディスク1の情報信号未記録領域のところでは同期信号が検出されないが、トラッキングがオフでもRF信号を再生すると、PLL回路10がRFの同期信号に同期する。従って、PLL回路10の出力をCPU18で見て、PLL回路10の同期周波数がフレーム同期信号に同期しているか否かの判別する。同期している場合には情報信号と判断することができる。これは、例えば、同期信号の周波数が所定の範囲内の場合には再生された信号は記録領域からの情報信号と判断してもよい。従って、同期信号の周波数が所定の範囲内にない場合には同期信号無しと判断し、それ以外は同期信号有りと判断する。同期信号無しと判断された場合には、ステップ105で、光ヘッド駆動部13を通じて光ピックアップ2を光ディスク1の内周方向に所定量移動させ、内周への移動回数をチェックした後、再び、ステップ111で、同期信号の検出を行う。これを繰返して、情報信号が記録されている記録領域に入り、同期信号を検出した時点でステップ107に進む。ステップ7以降は、第1の実施例と同様にして、フォーカス及びトラキングのオフセット設定を行う。
【0016】
本実施例と、第1の実施例とを比較すると、第1の実施例ではRF信号のしきい値の決定が困難である。即ち、RF信号の振幅は、光ディスクの相違、光ピックアップの回路のばらつき、温度によるレーザーパワーなどによって変わるので、しきい値の決定が困難であるが、同期信号の場合、周波数が所定の範囲内か否かによって決めているので、他の回路のばらつきやレーザーパワーなどによってあまり影響を受けない。
【0017】
図4は本発明による最小記録領域を再生して、フォーカス及びトラッキングのオフセット調整処理動作を行う場合の第2の実施例を示しフローチャートであり、図1と同じ工程には同一の符号を付し、その説明を省略する。
本実施例では、情報信号が記録されていない光ディスクではプッシュプル法によるトラッキングエラー信号振幅が、情報信号か記録されている光ディスクより大きいことを用いて、トラッキングエラー信号生成回路19でトラッキングエラー信号を生成し、CPU18で未記録信号時のトラッキングエラー信号値より低いしきい値を設けて、光ピックアップ2を内周側に送りながらトラッキングエラー信号値検出し、トラッキングエラー信号が閾値以下に達するか否かで光ディスクの記録領域を検出する。
【0018】
ステップ103までは、第1の実施例と同様である。ステップ112にて、トラッキングエラー信号が予め設けた所定値より大きい場合、ステップ105に進む。一方、所定値以下の場合はステップ107に進む。ステップ107以降は、第1の実施例と同様にしてフォーカス及びトラキングのオフセットを設定することができる。
【0019】
以上述べたように、本発明によれば、情報信号、同期信号、あるいはトラッキング信号等の記録領域判別信号を用いて光ディスクへの記録有無による変化を判別する手段と、光ピックアップを内周側に送る手段とを設け、光ピックアップを内周側に送りつつ光ディスクに対する記録領域判別信号により記録有無を判別する。これにより、CD、CD−R、CD−RW、DVD−ROM、DVD−Rとともに、DVD−RAMディスクあるいはこれから市場に出回ると予想されるDVD+Rディスク等における小容量の記録が行なわれている光ディスクに対しても、短時間で高精度のオフセット調整を行うことができる。
【0020】
【発明の効果】
以上述べたように、本発明によれば、光ディスクの内側に設けられる記録領域の幅が狭い場合でも、光ピックアップをこの記録領域に移動させて信号を再生することによって、短時間で高精度のフォーカス及びトラッキングのオフセット設定をすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による最小記録領域を再生して、フォーカス及びトラッキングのオフセット調整処理動作を行う場合の第1の実施例を示しフローチャートである。
【図2】本発明による光ディスク装置の一実施例をブロック図である。
【図3】本発明による最小記録領域を再生して、フォーカス及びトラッキングのオフセット調整処理動作を行う場合の第2の実施例を示しフローチャートである。
【図4】本発明による最小記録領域を再生して、フォーカス及びトラッキングのオフセット調整処理動作を行う場合の第2の実施例を示しフローチャートである。
【符号の説明】
1…光ディスク、2…光ピックアップ、3…フォーカスレンズ、4…レーザー光源、5…複数の受光素子、6…プリアンプ回路、7…フォーカスエラー及びトラッキングエラー検出部、8…フォーカス及びトラッキング制御部、9…情報信号検出部、10…PLL回路、11…オフセット設定部、12…オフセット加算部、13…光ヘッド駆動部、14…記録信号発生部、15…レーザー駆動部、16…ディスクモータ制御回路17…ディスクモータ、18…CPU、19…トラッキングエラー生成回路。
【発明の属する技術分野】
本発明は、複数種類の光ディスクに対応する光ディスク装置に関し、特に記録可能な光ディスクの内周側に位置する最小記憶領域を再生する光ディスク装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
CD−ROMやDVD−ROMといった再生専用の光ディスク装置は、レーザー光を光ディスクの情報信号記録面で反射させて光ピックアップ内の複数の受光素子で受光し、受光素子間の信号差を用いてフォーカス及びトラッキングサーボをかけて光ディスクに対するフォーカス調整とトラッキング位置調整を行うと共に、情報信号やジッター信号が最適値となるようにフォーカスオフセットやトラッキングオフセットの調整を行っている。
【0003】
また、CD−R、CD−RW、DVD−R、DVD−RWといった記録可能な光ディスクにおいても、規格で最小記録容量を大きくすることによって、光ディスクに情報が記録されるとディスク内周から広い範囲にわたって記録領域となる。このため、従来の再生専用の光ディスク装置がフォーカスサーボをかける光ディスク半径24.7mm相当の位置においても、情報信号記録が行われて大きな反射率が得られる為、再生専用の光ディスク装置でも記録信号の再生が可能となっている。
【0004】
その一方で、光ディスクの種類によってレーザー光の反射率が異なり、CD−ROMが0.7以上、CD−Rが0.65以上、CD−RWが0.15〜0.25といった具合にまちまちである為、ピックアップにより得られるRF信号の信号レベルが異なり、フォーカスエラー信号やトラッキングエラー信号などの各種サーボ系のパラメータ最適値や、レーザーパワーの設定値も各光ディスク対ごとに対応する必要があり、複数種類の光ディスクに対応可能な光ディスク装置では、光ディスクを装填した際に、光ディスクの種類を正確に判別する手段をもっており、例えば、ディスク反射率の相違を用いてディスク判別を行っている(例えば、特許文献1参照)。
【0005】
【特許文献1】
特開2001−307416号公報
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
しかし、光ディスクの多様化や仕様用途の拡大が著しく、最近、規格化されたDVD+Rディスクのでは最内周の最小記録領域幅が0.6mmしかない。従って、最小記録領域しか記録していないDVD+Rディスクを従来の光ディスク装置に装填すると、光ディスク半径24.7mm相当の位置では情報記録が行なわれていない場合があり、オフセット調整に必要な十分な情報信号が得られないことから、フォーカスオフセットやトラッキングオフセットの調整が困難となることが予想される。
更に、今後、複数種類の光ディスクに対応可能な光ディスク装置は、現在主流であるCD−RとDVD−ROMの組合せから、CD、DVDの両方とも記録可能なCD−RとDVD−RAMを中心として、DVD−R、DVD+Rとも互換性を持たせた装置へと移行することが予想させる。
【0007】
本発明の目的はこのような最小記録容量の小さなディスクを含む複数種類の光ディスクに対してフォーカスオフセットやトラッキングオフセットの調整が可能な光ディスク装置を提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】
本発明の目的を達成するために、光ディスク装置は、レーザー光源、受光素子を有する光ピックアップと、前記光ピックアップを光ディスクの内周側に移動させることができる光ピックアップ駆動部と、前記受光素子で検出した信号からフォーカスエラー信号及びトラッキングエラー信号を生成するフォーカス及びトラッキング信号検出部と、フォーカスエラー信号及びトラッキングエラー信号に対してオフセットを与えるオフセット設定部と、記録領域からの信号か未記録領域からの信号かを判別する記録領域判別信号生成する記録領域判別信号検出部と、前記記録領域判別信号を用いて、前記光ディスクの記録の有無を判別する記録判別手段とを備え、前記光ピックアップ駆動部で前記光ピックアップを前記光内周側に移動させ、前記記録判別手段によって前記光ディスクの記録領域を判別して前記記録領域を再生して、前記オフセット設定部にオフセットを設定する。
第2の発明では、第1の発明において、前記記録領域判別信号検出部は情報信号検出部であり、前記記録領域判別信号は情報信号であり、前記情報信号が所定のしきい値を超えるまで前記光ピックアップを前記光ディスクの内周側に移動させ、前記記録領域判別信号検出部で生成された前記情報信号に基づいて、前記フォーカスエラー信号あるいは前記トラッキングエラー信号にオフセットを与える。
第3の発明では、第1の発明において、情報信号を検出する情報信号検出部を設け、前記記録領域判別信号検出部は前記情報信号検出部から出力された情報信号を入力するPLL回路であり、前記記録領域判別信号は前記PLL回路の出力信号であり、同期周波数がフレーム同期信号に同期するまで、前記光ピックアップを前記光ディスクの内周側に移動させることによって記録領域を判別する。
第3の発明では、第1の発明において、又は、前記記録領域判別信号検出部はトラッキングエラー生成回路であり、前記記録領域判別信号はトラッキングエラー信号であり、前記トラッキングエラー信号の振幅が所定の値より少なくなるまで、前記光ピックアップを前記光ディスクの内周側に移動させることによって記録領域を判別する。
【0009】
第4の発明では、再生方法は、光ピックアップをディスク内周側に移動させるステップと、再生用レーザーを出力させるステップと、フォーカスサーボをオンさせるステップと、記録領域からの信号か未記録領域からの信号かを判別する記録未記録領域判別ステップと、未記録領域からの信号の場合に前記光ピックアップをディスク内周側に移動させて記録領域か未記録領域かを判別するステップと、記録領域として判別された場合、フォーカス又はトラッキングのオフセットを設定するステップとを備える。
【0010】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態について、実施例を用い、図を参照して説明する。尚、ここで示す実施例はあくまでも一例であって、本発明は必すしもこの実施例に限定されるものではない。
以下、本発明の一の実施例について、図1及び図2を用いて説明する。
図2は本発明による光ディスク装置の一実施例をブロック図である。図において、1は光ディスク、2は光ディスク1にフォーカスレンズ3を用いて情報信号の記録再生を行うレーザー光源4と、光ディスクにて反射されたレーザー光を受光して電気信号に変換する複数の受光素子5を有する光ピックアップ、6は光ヘッド3の受光素子5で受光され、ここから出力された電気信号を増幅するプリアンプ回路、7は光ピックアップ2の複数の受光素子の電気信号から光ディスク1のフォーカスずれを検出するフォーカスエラー信号と光ディスクのトラッキングずれを検出するトラッキングエラー信号を検出するフォーカスエラー及びトラッキングエラー検出部、8はフォーカスエラー及びトラッキングエラー検出部7で得られたフォーカスエラー信号とトラッキングエラー信号を用いて、光ヘッド2のフォーカス及びトラッキング位置の調整信号を発生するフォーカス及びトラッキング制御部、9は光ディスク1の情報信号を再生する情報信号検出部、10は情報信号から同期信号を生成するPLL回路、11は情報信号検出部9で検出する情報信号に基づいてフォーカスエラー信号とトラッキングエラー信号に各々オフセット電圧を加えるオフセット設定部、12はオフセット設定部11で設定したオフセット値をフォーカスエラー信号とトラッキングエラー信号に加算するオフセット加算部、13は光ピックアップ2を光ディスク1と水平に駆動する光ヘッド駆動部、14は図示しないホストコンピュータから供給された情報信号を光ディスク1に記録可能な情報記録信号に変換する記録信号発生部、15は記録信号発生回路14で得られた記録信号にレーザー駆動電圧を加えたレーザー駆動部、16はディスクモータの回転数を制御するディスクモータ制御回路、17は光ディスク1を回転するディスクモータ、18は光ディスク記録再生装置全体を制御するCPUである。19はトラッキングエラー信号生成回路であり、この回路で生成されたトラッキングエラー信号はCPU18に入力され、その振幅値はCPU18でしきい値と比較され、光ピックアップ2が記録領域にあるか、未記録領域にあるかを判別すことができる。
【0011】
次に、図1を用いて、内周側に設けられる最小記録領域、例えば、記録幅が0.6mmの記録領域を再生して、フォーカス及びトラッキングのオフセットを設定する処理動作について説明する。
図1は本発明による最小記録領域を再生して、フォーカス及びトラッキングのオフセット調整処理動作を行う場合の第1の実施例を示しフローチャートである。DVD+Rディスクのように最小記録領域の幅が0.6mmのように狭く、この場所にしか記録されておらず、他の領域は未記録状態の場合には、その場所に光ピックアップ2を移動させるのはメカ的に困難である。この狭い最小記録領域に光ピックアップ2を移動できない場合、光ピックアップ2でデータを再生することができないため、フォーカス及びトラッキングのオフセット設定ができない。本実施例では、この点を解決して、狭い記録領域幅に光ピックアップ2を確実に移動することができる。
【0012】
図において、光ディスク1が装着されると、CPU18はディスクモータ16を駆動して光ディスク1を回転させる。まず、ステップ101にて、光ヘッド2を光ディスクの内周から24.7mmのところに移動させる。このような移動は、例えば、光ピックアップ2を最内周に移動させると、リミットスイッチによって、光ピックアップはその位置で止まるが、その後、0.7mmだけ外側に移動される。ステップ102にて、光ヘッド2のレーザー光源4から再生用のレーザーを発光させてフォーカスレンズ3を通じて光ディスク1に集光させ、光ディスク1を反射した反射光を、光ヘッド2の受光素子5で受光して光電変換を行う。通常、電気信号に変換された光ディスク1の信号をプリアンプ6で増幅し、フォーカスエラー及びトラッキングエラー検出部信号処理部7にてフォーカスエラー信号とトラッキングエラー信号に分離した後、フォーカス及びトラッキング調整回路を用いてフォーカスエラー信号とトラッキングエラー信号が極小値近傍となるようにフォーカスサーボをかけるが、ステップ103では、フォーカスサーボのみをオンにする。次に、ステップ104にて、CPU18にて記録信号発生部14で生成された再生信号の振幅値を用いて情報信号の大小を判定する。再生された信号の電圧が所定値以下の場合(信号小の場合)には、情報信号が再生されていないと判別されステップ105に進み、再生信号の電圧が所定値より大きい信号の場合(信号大の場合)には情報信号であると判定され、ステップ107に進む。
【0013】
ステップ105では、光ピックアップ2が未記録領域にあると判断して、光ヘッド駆動部13を通じて光ピックアップ2を光ディスク1の内周側に所定量送る。ステップ106にて、光ピックアップ2の移動回数を検出し、設定値以内の場合はステップ4に戻り、設定値をオーバーした場合は、ステップ110に進み、フォーカス及びトラッキングオフセット設定動作を終了する。ステップ104で情報信号の電圧が所定値より大きい場合には、ステップ107にて、情報信号のゲインが光ディスクの種類に応じた値になるように、プリアンプ6のゲインを調整する。ステップ108にて、情報信号値とその時のオフセット値をCPU18内のメモリに格納し、オフセット設定部11に所定のフォーカス及びトラキングのオフセット値を改めて設定し、オフセット加算部12にてフォーカスエラー信号及びトラッキング信号にオフセット電圧を加え、フォーカス及びトラッキング制御部8を通じて光ピックアップ2のフォーカスレンズ3を調整する。光ピックアップ2にて光ディスク1の反射光を入手して情報信号検出部9で情報信号を検出し、先にセットしたゲイン値を用いて情報信号値とその時のオフセット値をCPU18内のメモリに格納する。この動作を繰返すことにより、情報信号値が極大値を得るフォーカスオフセット値を選択する。
【0014】
ステップ109にて、情報信号値とその時のオフセット値をCPU18内のメモリに格納し、オフセット設定部11に所定のオフセット値を改めて設定して、オフセット加算部12にてトラッキングエラー信号にオフセット電圧を加え、トラッキングサーボをオンにして、フォーカス及びトラッキング調整回路8に基づいて光ピックアップ2のフォーカスレンズを調整する。光ピックアップ2にて光ディスク1の反射光を入手して情報信号検出部9で情報信号を検出し、先にセットしたゲイン値を用いて情報信号値とその時のオフセット値をCPU18内のメモリに格納する。この動作を繰返すことにより、情報信号値が極大値を得るトラッキングオフセット値を選択して、ステップ110に進み、フォーカス調整を終了する。
【0015】
図3は本発明による最小記録領域を再生して、フォーカス及びトラッキングのオフセット調整処理動作を行う場合の第2の実施例を示しフローチャートであり、図1と同じ工程には同一の符号を付し、その説明を省略する。図2との相違点は、情報信号から抽出された同期信号を用いて光ディスクの記録領域を検出する点にある。即ち、ステップ111では、光ディスク1の情報信号未記録領域のところでは同期信号が検出されないが、トラッキングがオフでもRF信号を再生すると、PLL回路10がRFの同期信号に同期する。従って、PLL回路10の出力をCPU18で見て、PLL回路10の同期周波数がフレーム同期信号に同期しているか否かの判別する。同期している場合には情報信号と判断することができる。これは、例えば、同期信号の周波数が所定の範囲内の場合には再生された信号は記録領域からの情報信号と判断してもよい。従って、同期信号の周波数が所定の範囲内にない場合には同期信号無しと判断し、それ以外は同期信号有りと判断する。同期信号無しと判断された場合には、ステップ105で、光ヘッド駆動部13を通じて光ピックアップ2を光ディスク1の内周方向に所定量移動させ、内周への移動回数をチェックした後、再び、ステップ111で、同期信号の検出を行う。これを繰返して、情報信号が記録されている記録領域に入り、同期信号を検出した時点でステップ107に進む。ステップ7以降は、第1の実施例と同様にして、フォーカス及びトラキングのオフセット設定を行う。
【0016】
本実施例と、第1の実施例とを比較すると、第1の実施例ではRF信号のしきい値の決定が困難である。即ち、RF信号の振幅は、光ディスクの相違、光ピックアップの回路のばらつき、温度によるレーザーパワーなどによって変わるので、しきい値の決定が困難であるが、同期信号の場合、周波数が所定の範囲内か否かによって決めているので、他の回路のばらつきやレーザーパワーなどによってあまり影響を受けない。
【0017】
図4は本発明による最小記録領域を再生して、フォーカス及びトラッキングのオフセット調整処理動作を行う場合の第2の実施例を示しフローチャートであり、図1と同じ工程には同一の符号を付し、その説明を省略する。
本実施例では、情報信号が記録されていない光ディスクではプッシュプル法によるトラッキングエラー信号振幅が、情報信号か記録されている光ディスクより大きいことを用いて、トラッキングエラー信号生成回路19でトラッキングエラー信号を生成し、CPU18で未記録信号時のトラッキングエラー信号値より低いしきい値を設けて、光ピックアップ2を内周側に送りながらトラッキングエラー信号値検出し、トラッキングエラー信号が閾値以下に達するか否かで光ディスクの記録領域を検出する。
【0018】
ステップ103までは、第1の実施例と同様である。ステップ112にて、トラッキングエラー信号が予め設けた所定値より大きい場合、ステップ105に進む。一方、所定値以下の場合はステップ107に進む。ステップ107以降は、第1の実施例と同様にしてフォーカス及びトラキングのオフセットを設定することができる。
【0019】
以上述べたように、本発明によれば、情報信号、同期信号、あるいはトラッキング信号等の記録領域判別信号を用いて光ディスクへの記録有無による変化を判別する手段と、光ピックアップを内周側に送る手段とを設け、光ピックアップを内周側に送りつつ光ディスクに対する記録領域判別信号により記録有無を判別する。これにより、CD、CD−R、CD−RW、DVD−ROM、DVD−Rとともに、DVD−RAMディスクあるいはこれから市場に出回ると予想されるDVD+Rディスク等における小容量の記録が行なわれている光ディスクに対しても、短時間で高精度のオフセット調整を行うことができる。
【0020】
【発明の効果】
以上述べたように、本発明によれば、光ディスクの内側に設けられる記録領域の幅が狭い場合でも、光ピックアップをこの記録領域に移動させて信号を再生することによって、短時間で高精度のフォーカス及びトラッキングのオフセット設定をすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による最小記録領域を再生して、フォーカス及びトラッキングのオフセット調整処理動作を行う場合の第1の実施例を示しフローチャートである。
【図2】本発明による光ディスク装置の一実施例をブロック図である。
【図3】本発明による最小記録領域を再生して、フォーカス及びトラッキングのオフセット調整処理動作を行う場合の第2の実施例を示しフローチャートである。
【図4】本発明による最小記録領域を再生して、フォーカス及びトラッキングのオフセット調整処理動作を行う場合の第2の実施例を示しフローチャートである。
【符号の説明】
1…光ディスク、2…光ピックアップ、3…フォーカスレンズ、4…レーザー光源、5…複数の受光素子、6…プリアンプ回路、7…フォーカスエラー及びトラッキングエラー検出部、8…フォーカス及びトラッキング制御部、9…情報信号検出部、10…PLL回路、11…オフセット設定部、12…オフセット加算部、13…光ヘッド駆動部、14…記録信号発生部、15…レーザー駆動部、16…ディスクモータ制御回路17…ディスクモータ、18…CPU、19…トラッキングエラー生成回路。
Claims (9)
- レーザー光源、受光素子を有する光ピックアップと、前記光ピックアップを光ディスクの内周側に移動させることができる光ピックアップ駆動部と、前記受光素子で検出した信号からフォーカスエラー信号及びトラッキングエラー信号を生成するフォーカス及びトラッキング信号検出部と、フォーカスエラー信号及びトラッキングエラー信号に対してオフセットを与えるオフセット設定部と、記録領域からの信号か未記録領域からの信号かを判別する記録領域判別信号生成する記録領域判別信号検出部と、前記記録領域判別信号を用いて、前記光ディスクの記録の有無を判別する記録判別手段とを備え、前記光ピックアップ駆動部で前記光ピックアップを前記光内周側に移動させ、前記記録判別手段によって前記光ディスクの記録領域を判別して前記記録領域を再生して、前記オフセット設定部にオフセットを設定することを特徴とする光ディスク装置。
- レーザー光源と、前記レーザー光源のレーザー光を光ディスクに集光するフォーカスレンズと、前記光ディスクのレーザー反射光を検出する受光素子を有する光ピックアップと、前記光ピックアップを光ディスクの内周側に移動させることができる光ピックアップ駆動部と、前記受光素子で検出した信号からフォーカスエラー信号及びトラッキングエラー信号を生成するフォーカス及びトラッキング信号検出部と、前記受光素子で検出した記録領域判別信号を生成する記録領域判別信号検出部と、前記フォーカス及びトラッキング信号検出部で生成されたフォーカスエラー信号に基づいて前記光ピックアップを光軸方向に制御するとともに、前記フォーカス及びトラッキング信号検出部で生成されるトラッキングエラー信号に基づいて前記光ピックアップを前記光ディスク半径方向に制御するフォーカス及びトラッキング制御手段と、前記フォーカスエラー信号あるいは前記トラッキングエラー信号にオフセットを与えるオフセット設定部と、前記記録領域判別信号検出部で生成される記録領域判別信号に基づいて前記光ディスクの記録の有無を判別する記録判別手段とを備え、前記光ピックアップを前記光ディスクのトラッキング方向に移動させる前記光ピックアップ駆動部を用いて、ディスク記録有と判別できる位置まで光ピックアップを移動させ、前記フォーカスエラー信号あるいは前記トラッキングエラー信号のオフセット制御を行うことを特徴とする光ディスク装置。
- 請求項1又は2に記載の光ディスク装置において、前記記録領域判別信号検出部は情報信号検出部であり、前記記録領域判別信号は情報信号であり、前記情報信号が所定のしきい値を超えるまで前記光ピックアップを前記光ディスクの内周側に移動させ、前記記録領域判別信号検出部で生成された前記情報信号に基づいて、前記フォーカスエラー信号あるいは前記トラッキングエラー信号にオフセットを与えることを特徴とする光ディスク装置。
- 請求項1又は2に記載の光ディスク装置において、情報信号を検出する情報信号検出部を設け、前記記録領域判別信号検出部は前記情報信号検出部から出力された情報信号を入力するPLL回路であり、前記記録領域判別信号は前記PLL回路の出力信号であり、同期周波数がフレーム同期信号に同期するまで、前記光ピックアップを前記光ディスクの内周側に移動させることによって記録領域を判別することを特徴とする光ディスク装置。
- 請求項1又は2に記載の光ディスク装置において、前記記録領域判別信号検出部はトラッキングエラー生成回路であり、前記記録領域判別信号はトラッキングエラー信号であり、前記トラッキングエラー信号の振幅が所定の値より少なくなるまで、前記光ピックアップを前記光ディスクの内周側に移動させることによって記録領域を判別することを特徴とする光ディスク装置。
- 光ピックアップをディスク内周側に移動させるステップと、再生用レーザーを出力させるステップと、フォーカスサーボをオンさせるステップと、記録領域からの信号か未記録領域からの信号かを判別する記録未記録領域判別ステップと、未記録領域からの信号の場合に前記光ピックアップをディスク内周側に移動させて記録領域か未記録領域かを判別するステップと、記録領域として判別された場合、フォーカス又はトラッキングのオフセットを設定するステップとを備えることを特徴とする再生方法。
- 請求項6記載の再生方法において、前記記録未記録領域判別ステップは、再生信号が所定の値より大きい場合には記録領域からの情報信号と判別し、再生信号が所定の値以下の場合には未記録領域からの信号と判別することを特徴とする再生方法。
- 請求項6記載の再生方法において、前記記録未記録領域判別ステップは、再生信号をPLL回路に入力した場合の同期周波数がフレーム同期信号に同期する場合には記録領域からの情報信号と判別し、前記同期周波数が前記フレーム同期信号に同期していない場合には未記録領域からの信号と判別することを特徴とする再生方法。
- 請求項6記載の再生方法において、前記記録未記録領域判別ステップは、トラッキングエラー信号が所定値より小さい場合には記録領域からの情報信号と判別し、トラッキングエラー信号が所定値以上の場合には未記録領域からの信号と判別することを特徴とする再生方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2003030548A JP2004241061A (ja) | 2003-02-07 | 2003-02-07 | 光ディスク装置及び再生方法 |
Applications Claiming Priority (1)
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JP2003030548A JP2004241061A (ja) | 2003-02-07 | 2003-02-07 | 光ディスク装置及び再生方法 |
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JP2004241061A true JP2004241061A (ja) | 2004-08-26 |
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ID=32957407
Family Applications (1)
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JP (1) | JP2004241061A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2006088050A1 (ja) * | 2005-02-16 | 2006-08-24 | Matsushita Electric Industrial Co., Ltd. | 光ディスク装置 |
-
2003
- 2003-02-07 JP JP2003030548A patent/JP2004241061A/ja active Pending
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WO2006088050A1 (ja) * | 2005-02-16 | 2006-08-24 | Matsushita Electric Industrial Co., Ltd. | 光ディスク装置 |
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