JP2004235892A - 情報通信装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】複数種類の通信要求に対する通信が可能な装置で、効率的に各通信要求に対する通信を実行することができる情報通信技術を提供する。
【解決手段】データを管理するサーバに接続するための接続情報と、前記データを取得するためのページ情報をRAM104に記憶しておき、その接続情報とページ情報を用いて、サーバとの通信を実行する。通信回線に係る通信状況を監視し、サーバとの通信中に、該サーバ以外の通信要求が検出された場合、通信要求を通知する。次に、その通信要求に対する応答を行い、その応答結果に基づいて、通信要求に対する通信を実行する。
【選択図】 図1

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、通信回線を介してデータを取得する情報通信技術に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来、ネットワークに接続されたサーバ上で管理されている各種コンテンツデータ(音楽データや画像あるいはテキストデータ等)を、ネットワークを介してサーバから通信端末に配信するシステムが実現されている。特に、プリント機能付き通信端末では、配信されたコンテンツデータを、プリントして活用することができる。また、このようなシステムの通信端末としては、ファクシミリ装置を用いて実現されているものがある。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上記従来例において、コンテンツデータの配信中及び閲覧中に、割込着信(ファクシミリ受信や電話受信)が発生すると、その影響で受信中のデータ回線がエラーとなって切断されてしまい、正常な配信/閲覧ができなくなってしまう。
【0004】
また、割込着信は、網側で音として重畳されるため、回線上の音をモニタしていないコンテンツデータの配信中/閲覧中のユーザには割込着信の有無は判断できないし、発生した割込着信に応答することもできなかった。
【0005】
また、通信端末がドアホン機能や内線機能を有している場合には、コンテンツデータの配信中及び閲覧中に、ドアホン又は内線着信があっても、配信及び閲覧に係る回線接続が優先されるので、その着信は無視され、通話することができなかった。例えば、ドアホン機能を有している通信端末で、ダウンロードの配信中及び閲覧中である状態で、来客者によるドアホン着信をその通信端末が受けても、その着信は無視されてしまい、来客者への応対を逸してしまう場合があった。
【0006】
本発明は上記の課題を解決するためになされたものであり、複数種類の通信要求に対する通信が可能な装置で、効率的に各通信要求に対する通信を実行することができる情報通信技術を提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】
上記の目的を達成するための本発明による情報通信装置は以下の構成を備える。即ち、
通信回線を介してデータを取得する情報通信装置であって、
前記データを管理するサーバに接続するための接続情報と、前記データを取得するためのページ情報を記憶する記憶手段と、
前記接続情報と前記ページ情報を用いて、前記サーバとの通信を実行する通信手段と、
前記通信回線に係る通信状況を監視する監視手段と、
前記監視手段によって、前記サーバとの通信中に、該サーバ以外の通信要求が検出された場合、前記通信要求を通知する通知手段と、
前記通知手段で通知される通信要求に対する応答を行う応答手段と、
前記応答手段による応答結果に基づいて、前記通信要求に対する通信を実行する実行手段と
を備える。
【0008】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態について図面を用いて詳細に説明する。
【0009】
本発明は、インターネット接続機能を有する情報通信装置として、例えば、コンテンツデータ(画像やテキスト、音声等からなるデータ)のダウンロードを含む複数種類の通信を効率的に実行することができるファクシミリ装置として実施可能である。
【0010】
尚、以下の説明において、「サーバ」とは、WWWシステムにおいてHTML文書や画像などの情報を蓄積しておき、Webブラウザなどのクライアントソフトウェアからの要求を受けてインターネット等の通信回線を通じて情報送信を行うWebサーバや、通信回線を通じてユーザからの要求を受けて、データベースシステム等の処理に橋渡しを行う機能を備えたアプリケーションサーバ(または、Webアプリケーションサーバ)を意味するものである。
【0011】
また、「クライアント」とは、通信回線を介してサーバの提供する機能やデータを利用するコンピュータ、およびソフトウェアを意味するものである。このクライアントとしては、実施形態では、特に、図1のファクシミリ装置に該当するが、これ以外にも、例えば、通信回線に接続されたコンピュータ、家庭用のパーソナルコンピュータ、およびコンピュータ上で動作するWebブラウザ、ビューワ等が該当する。
【0012】
また、以下に説明する本発明の実施形態では、インターネットを介してWeb環境下で提供者とユーザとの間で、特に、コンテンツデータのダウンロードに係る各種処理を実現する例を挙げて説明するが、本発明はこのような構成に限定されるものではない。つまり、サーバが提供するサービスに係る処理を実行するための各種操作画面がクライアントのブラウザ(ビューワ)上で表示可能な形態を提供できるようなコンピュータネットワーク環境であれば、本発明を適用することができる。
【0013】
<<実施形態1>>
図1は本発明の実施形態1におけるファクシミリ装置の構成を示すブロック図である。
【0014】
尚、実施形態1では、インターネット接続機能を有するファクシミリ装置を例に挙げて説明するが、例えば、同機能を有する携帯電話やPDA等の携帯端末についても本発明を適用することができる。
【0015】
101は、原稿を光学的に読み取って画像データに変換する画像読取部である。102は、ファクシミリ装置全体の制御を行うCPUである。103は、後述するフローチャートの処理を実現するプログラムを含むCPU102の動作プログラムを格納するROMである。104は、CPU102のワークメモリとして機能したり、受信データを一時的に格納するRAMである。尚、RAM104以外に、RAM104と同等の機能を実現できるメモリ、例えば、EEPROM等を用いても良い。
【0016】
105は、画像読取部101で読み取ったり、通信回線経由で受信した画像データを記録するプリンタである。このプリンタの記録方式には、感熱方式、レーザビーム方式、インクジェット方式等が挙げられる。106は、ビットマップデータ等の画像データや、操作画面等を表示する表示部である。この表示部106は、例えば、LCDで構成される。更に、この表示部106では、通信回線を介してアクセス可能なWebサーバで管理されているWebページを閲覧するための閲覧機能を有している。
【0017】
107は、ユーザがRAM104内の受信データ種別を選択するためのキーや、RAM104内の受信データを消去するためのキー等のファクシミリ装置の各種操作を行うためのキー群やボタン群が配置された操作部である。また、実施形態1では、この操作部107より、通信回線を介してアクセス可能なWebサーバで管理されているWebページにアクセスするためのページ情報(URLやIPアドレス、コンテンツデータ等)を入力することが可能である。
【0018】
尚、このページ情報は、HTMLやXML等のマークアップ記述言語で記述されたデータ群である。
【0019】
また、表示部106上では、ファクシミリ装置の各種操作を行うための表示画面が表示され、その表示画面に構成される各種データ入力領域やメニュー、ボタンに対する入力操作や選択操作は、表示画面内に表示されるカーソルやポインタを操作部107を介して操作することで実現することができる。
【0020】
加えて、表示部106の表面にタッチパネルを配置して、操作部107と同等の機能を実現可能な各種操作画面を表示部106に表示させることで、ファクシミリ装置に係る各種操作をタッチ操作で実現するようにしても良い。
【0021】
108は、通信回線(例えば、公衆電話回線(PSTNやISDN))経由でデータの送受信を行うためのデータモデムである。109は、通信回線経由でファクシミリ送受信を行うためのG3規格やG4規格のFAXモデムである。110は、通信回線から受信するデータをデータモデム108またはFAXモデム109に振り分けるためのクロスポイントスイッチである。
【0022】
111は画像処理部であり、FAX画像データの符号化/復号化処理、音声データの符号化/復号化処理、コンテンツデータの圧縮/復元処理等のファクシミリ装置の処理対象となるデータの各種画像処理を実行する。
【0023】
112は着信検出部であり、通信回線からの着信(ファクシミリ受信、外線/内線受信、ドアホン)の有無を検出する。
【0024】
次に、実施形態1のファクシミリ装置を用いて、インターネット上のサーバで管理されるコンテンツデータをアクセスする際の手順について、図2を用いて説明する。
【0025】
図2は本発明の実施形態1のファクシミリ装置によるコンテンツデータのダウンロード処理シーケンスを示す図である。
【0026】
201は、クライアント(ファクシミリ装置202)との間でページ情報(URL及びそのコンテンツデータ)等の情報を更新するWebサーバ205と、印刷用/閲覧用画像データ等の各種コンテンツデータを管理するDL(ダウンロード)サーバ206からなるコンテンツサーバである。
【0027】
202は、図1のファクシミリ装置である。203は、ネットワークである。204は、ネットワーク203とファクシミリ装置間のGW(ゲートウェイ)である。
【0028】
尚、ネットワーク203は、典型的にはインターネットやLANやWANや電話回線、専用デジタル回線、ATMやフレームリレー回線、通信衛星回線、ケーブルテレビ回線、データ放送用無線回線等のいずれか、またはこれらの組み合わせにより実現されるいわゆる通信ネットワークであり、データの送受信が可能であれば良い。
【0029】
コンテンツサーバ201とファクシミリ装置202は、公衆回線等の通信回線で接続され、ファクシミリ装置202からは、例えば、データモデム108からダイヤルアップによりGW204に接続し、このGW204経由でネットワーク203上にあるWebサーバ205やDLサーバ206に接続される。
【0030】
ファクシミリ装置202は、取得対象のページ情報を管理しているWebサーバ205へのアクセスを要求すると、Webサーバ205は指定されたページ情報を取得してファクシミリ装置202に送信する。
【0031】
一方、ファクシミリ装置202は、Webサーバ205からページ情報を受信すると、そのページ情報を解読して表示用データに変換し、表示部106に、例えば、表示画面207aとして表示する。
【0032】
表示画面207aは、その内部に印刷用コンテンツデータ(新着写真▲1▼)があり、そのコンテンツデータをダウンロードするためのダウンロードボタンが構成されている表示画面例を示している。そして、ユーザは、この表示画面207a上のダウンロードボタンを選択操作することで、印刷用コンテンツデータのダウンロードを実行することができる。
【0033】
そして、表示画面207aにおいて、ダウンロードボタンが操作されると、そのページ情報に記述されているコンテンツデータの属性情報を取得するために、Webサーバ205に属性情報の取得要求を行う。そして、Webサーバ205から要求した属性情報を受信すると、その内容に基づいてコンテンツデータのダウンロードの可否を判定する。
【0034】
ここで、属性情報としては、コンテンツデータのファイル属性(JPEG/GIF/TEXT等)、ファイルサイズ、縦横サイズ、解像度、フォントタイプ(明朝/ゴシック等)等がある。そして、コンテンツデータのダウンロードの可否は、例えば、ファクシミリ装置202で受信可能なRAM104の記憶容量(空容量)と、ダウンロード対象のコンテンツデータのファイルサイズを比較し、その比較結果に基づいて、ダウンロードの可否を判定する。
【0035】
具体的には、比較の結果、ダウンロード対象のコンテンツデータのファイルサイズが記憶容量より大きい場合は、ダウンロード不可とし、ダウンロードができない旨の表示を行う。その後、ページ情報の表示を続行する。
【0036】
一方、属性情報を受信して、その内容に基づいてコンテンツデータのダウンロードが可能である場合は、表示部106には表示画面207bが表示される。この表示画面207bには、ダウンロードを指示するためのOKボタンが構成されている。加えて、例えば、ダウンロード対象のコンテンツデータの特徴(L版カラー写真)、データサイズ(200KB)、ダウンロード時間(約60秒)等が併せて表示される。
【0037】
そして、ユーザより、表示画面207bを介して、ダウンロードボタンの押下によって、ダウンロードが指示されると、ファクシミリ装置202は自身の装置性能を示す端末情報(UserAgent(端末のメーカ名、機種名、処理機能名等)))やパスワード情報を含むコンテンツのダウンロード指示(DL指示)をWebサーバ205に配信するとともに、ダウンロード中である旨を示す表示画面207cを表示部106に出力する。
【0038】
Webサーバ205は、ファクシミリ装置202からコンテンツデータのダウンロード要求を受信すると、そのダウンロード要求中の端末情報と指示内容から配信の可否を判定する。判定の結果、配信可能である場合は、ダウンロード対象のコンテンツデータを選択してDLサーバ206からファクシミリ装置202へ配信する。
【0039】
ファクシミリ装置202は、DLサーバ206から配信されてくるコンテンツデータをRAM104に受信しながら、そのコンテンツデータの属性情報に基づいて、そのコンテンツデータの復元処理を行う。復元処理は、例えば、コンテンツデータがJPEGファイルであれば、JPEGデコーダを使って復元を行い、正しく復元できるか否かを確認する。
【0040】
コンテンツデータのダウンロード処理及び復元処理が終わると、復元処理の結果を確認し、正常に復元出力可能である場合には、その旨(正常復元終了通知)をWebサーバ205に通知する。
【0041】
Webサーバ205は、ファクシミリ装置202からダウンロードの正常復元終了通知を受けると、コンテンツデータが正常に復元できたものとする。また、このコンテンツデータの配信が有料である場合には、そのコンテンツデータの配信によって発生する課金手続等のコンテンツ配信確定処理を行う。
【0042】
以上のようにして、ダウンロード対象のコンテンツデータがファクシミリ装置内のRAM104に蓄積される。その後、このコンテンツデータは、プリンタ105により印刷される。この場合、表示部106には、印刷中である旨を示す表示画面207dが表示される。
【0043】
次に、ファクシミリ装置202によるコンテンツデータのダウンロードを実行する処理について、図3A〜図3Cを用いて説明する。
【0044】
図3A〜図3Cは本発明の実施形態1のファクシミリ装置で実行される処理を示すフローチャートである。
【0045】
尚、図3A〜図3CのフローチャートのステップS1乃至ステップS28の各ステップは、ファクシミリ装置202のCPU102の制御の下で実行される。また、図3Aはダウンロード前の処理、図3Bはダウンロード中の処理、図3Cはダウンロード後の処理を示している。
【0046】
まず、ファクシミリ装置202は、ダウンロード対象のコンテンツデータに関するページ情報をWebサーバ205より取得して、表示する(ステップS1)。
【0047】
ここで、簡単にページ情報を取得して、表示するまでのWebサーバ205への接続手順について説明する。
【0048】
まず、Webサーバ205への接続が電話回線等のダイヤルアップ回線の場合、ファクシミリ装置202より、コンテンツプロバイダ(CP)が提供するアクセスポイントのダイヤル番号へダイヤルし回線を接続する。装置によっては、ダイヤルアップ回線用のボタンやワンタッチボタンを持ち、ボタン操作でダイヤルできるものもあり、この場合は装置に予めダイヤルするダイヤル番号(接続情報)をRAM104に記憶させている。
【0049】
ユーザは、操作部107のテンキーよりダイヤル番号を入力する。このダイヤル番号はダイヤルアップ用のボタンやワンタッチボタンに予め登録させておくことができ、ユーザはこれらのボタンを操作することによって回線を接続することができる。
【0050】
実施形態1では、このRAM104に記憶されているダイヤル番号、又は、直前にダイヤルしたダイヤル番号をRAM104に記憶し、後に再接続のときに使用できる状態にしておく。
【0051】
次に、回線接続後、Webサーバ205と、所定手順(例:プロトコル(PPP,TCP/IP,SLIP、HTTP等))で、ユーザ認証が行われる。
【0052】
これは、ダイヤルアップしたユーザを特定するもので、例えば、予めコンテンツプロバイダ等から取得したユーザ名、パスワード等のユーザ情報をファクシミリ装置202からWebサーバ205へ通知し、このユーザ情報からWebサーバ205は、ユーザを認証し、接続を許可する。
【0053】
この操作で、ユーザは、通信回線に接続でき、通信回線上のコンテンツサーバ201で管理されるページ情報を操作部107より入力する。この入力で、ファクシミリ装置202はWebサーバ205に対して、ページ情報の取得要求を送出し、これを受けたWebサーバ205は、そのページ情報をファクミリ装置202に送信する。
【0054】
この手順で、Webサーバ205に接続され、ページ情報がファクシミリ装置202に表示される。ここで、実施形態1では、この直前に入力された又は選択されたページ情報をRAM104に記憶しておく。
【0055】
ページ情報表示中に、コンテンツの中にプリント出力指示が書かれている場合(例えば、HTMLのタグなどを使用し、タグにプリント出力指示が記述されている)に、ファクシミリ装置202の表示部106にプリント出力を促す表示がされる。
【0056】
そこで、この表示に従ってプリント出力(コンテンツダウンロード)が選択されたか否かを判定する(ステップS2)。プリント出力が選択された場合(ステップS2でYES)、プリント出力対象のコンテンツデータの属性情報を取得する(ステップS3)。
【0057】
ここで、属性情報としては、コンテンツデータのファイル属性(JPEG/GIF/TIFF/TEXT等)、ファイルサイズ、縦横サイズ、解像度、フォントタイプ(明朝/ゴシック等)、著作権情報、最大印刷回数(印刷許容上限回数)等がある。また、この著作権情報は、著作権者名、著作物名、その著作物の転送の可否等の著作権に関する情報から構成されている。
【0058】
次に、この取得した属性情報の内容を解析する(ステップS4)。そして、その解析結果に基づいて、そのコンテンツデータをファクシミリ装置202で受信可能であるか否かを判定する(ステップS5)。
【0059】
この判定は、例えば、コンテンツデータの属性情報中のデータサイズやファイル属性に基づいて判定する。つまり、ファクシミリ装置202の受信許容データサイズ(RAM104の記憶容量)以上のデータサイズのコンテンツデータの場合は、その時点で、ステップS1に戻る。一方、コンテンツデータのデータサイズが受信許容データサイズ以下であるが、現在のRAM104の空容量がないあるいは足りなくて受信できない場合や、コンテンツデータがカラー画像であるのに対し、ファクシミリ装置202がモノクロ記録専用である場合には、以下のステップS6、7の処理を実行する。
【0060】
ステップS5において、コンテンツデータをファクシミリ装置202が受信できない場合(ステップS5でNO)、まず、RAM104の空容量がない、つまり、メモリフルであるか否かを判定する(ステップS6)。メモリフルでない場合(ステップS6でNO)、この場合は、別の要因で、ダウンロードでできないコンテンツデータであるため、ダウンロードは不可能となり、ステップS1に戻る。
【0061】
一方、メモリフルである場合(ステップS6でYES)、ステップS7に進み、RAM104に現在記憶されているコンテンツデータの上書きの可否を確認する確認画面を表示部106に表示する。確認画面を介して、上書きの指示がある場合(ステップS7でYES)、ステップS8に進む。一方、上書きの指示がない場合(ステップS7でNO)、ステップS1に戻る。
【0062】
次に、ダウンロード対象のコンテンツデータの属性情報を含む表示画面を表示部106に表示する。そして、ダウンロード開始の指示を待機する(ステップS9)。ダウンロード開始の指示がない場合(ステップS9でNO)、ステップS1に戻る。一方、ダウンロード開始の指示がある場合(ステップS9でYES)、図3BのステップS10に進む。
【0063】
以上の処理によって、ステップS9において、ダウンロードが開始した場合、ダウンロード中の処理として、図3BのステップS10に進む。
【0064】
まず、ダウンロードが指示された場合に、取得した属性情報や、その属性情報から判定したダウンロード予測時間等の状態表示を含む表示画面を表示部106に表示しながら(ステップS10)、コンテンツデータのダウンロードを開始する(ステップS11)。
【0065】
次に、ダウンロードの終了を判定する(ステップS12)。ダウンロードが終了した場合(ステップS12でYES)、図3CのステップS19に進む。一方、ダウンロードが終了していない場合(ステップS12でNO)、ステップS13に進み、着信検出部112によって、ダウンロード中の割込着信を監視する。
【0066】
この着信の監視によって、割込着信の有無を判定する(ステップS14)。割込着信がある場合(ステップS14でYES)、ステップS15に進み、各割込着信に対応した割込着信処理を実行した上で、図3Aのステップ1に状態へ戻る。この割込着信処理の詳細については、後述する。
【0067】
尚、ここでの割込着信とは、回線断、接続中のWebサーバ205とは別の外部からの通信要求による割込着信を示し、例えば、NTTのキャッチホンサービスによる割込着信、ドアホン接続されている場合の呼出、あるいは子機接続されている場合の子機内線通話要求等がある。
【0068】
一方、割込着信がない場合(ステップS14でNO)、ステップS15に進み、ステップ10と同様な状態表示を含む表示画面を表示部106に表示する。その後、操作部107を介するキー入力の有無を判定する(ステップS17)、キー入力がない場合(ステップS17でNO)、ステップS12に戻る。一方、キー入力がある場合(ステップS17でYES)、ステップS18に進む。
【0069】
次に、キー入力がキャンセルキーであるか否かを判定する(ステップS17)。キャンセルキーである場合(ステップS18でYES)、図3AのステップS1へ戻る。一方、キャンセルキーでない場合(ステップS18でNO)、ステップS12へ戻る。
【0070】
以上の処理によって、ステップS12において、ダウンロードが終了した場合、ダウンロード後の処理として、図3CのステップS19に進む。
【0071】
まず、ダウンロードが終了した場合は、ファクシミリ装置202は、必要に応じて、HTTP等のプロトコルを用いてWebサーバ205へダウンロード終了を通知する(ステップS19)。Webサーバ205は、この通知を受けてダウンロードの終了タイミングを把握することができる。これによって、必要に応じて、コンテンツデータのダウンロードに対する課金を行うための課金情報を生成することが可能となる。
【0072】
次に、RAM104に記憶されているダウンロードしたコンテンツデータ(ファイル)の管理情報を更新する(ステップS20)。ここで、管理情報とは、ダウンロードしたコンテンツデータを特定するための固有の識別情報と、そのコンテンツデータの属性情報(特に、最大印刷回数、著作権情報)がある。
【0073】
次に、印刷確認画面を表示部106に表示する(ステップS21)。この印刷確認画面を介して印刷指示の有無を判定する(ステップS22)。このとき、表示部106には、印刷確認画面だけではなく、例えば、ダウンロードしたコンテンツデータの確認用のプレビュー画面を表示しても良い。
【0074】
印刷指示がない場合(ステップS22でNO)、図3AのステップS1に戻る。一方、印刷指示がある場合(ステップS22でYES)、印刷中を示す表示画面を表示部106に表示する(ステップS23)。次に、印刷を開始する(ステップS24)。
【0075】
印刷開始後、キー入力等からの印刷中止指示の有無を判定する(ステップS25)。印刷中止指示がある場合(ステップS25でYES)、ステップS26に進み、印刷を中止し、その後、図3AのステップS1へ戻る。
【0076】
一方、印刷中止指示がない場合(ステップS25でNO)、印刷が終了したか否かを判定する(ステップS27)。印刷が終了していない場合(ステップS27でNO)、ステップS25に戻る。一方、印刷が終了した場合(ステップS27でYES)、ステップS28に進み、RAM104に記憶されている管理情報(例えば、累積印刷回数等)を更新し、図3AのステップS1へ戻る。
【0077】
次に、図3BのステップS13からステップS15での割込着信処理の詳細について説明する。
【0078】
ステップS13において、着信検出部112による着信信号の検出方法としては、通信回線上の回線信号をフィルターで監視し、割込着信のトーン信号が検出された場合に、割込着信と判断するフィルター検出方式や、発信番号を通知してくる割込着信(NTTのキャッチナンバーディスプレイ)では、発信者番号をモデム規格のV.23信号で送信してくるため、このV.23の発信者番号信号を検出する着信データ検出方式等を用いる。
【0079】
そして、実際に着信検出部112で割込着信が検出された場合(ステップS14でYES)、ステップS15に進み、割込着信処理を実行する。
【0080】
この割込着信処理の詳細について、図4を用いて説明する。
【0081】
図4は本発明の実施形態1の割込着信処理の詳細を示すフローチャートである。
【0082】
まず、着信検出部112で割込着信が検出されると、割込着信通知を行う(ステップS41)。この通知は、例えば、その旨を示す表示画面を表示部106に表示することで実現されるが、これ以外にも、ファクシミリ装置202のスピーカ等の音声出力機能を利用して、着信音を鳴動することによって実現してもよい。
【0083】
次に、ユーザによる着信に対する応答の有無を判定する(ステップS42)。この判定は、例えば、ファクシミリ装置202でのファクシミリ受信や電話受信に対する通常の応答と同様に、ファクシミリ装置202のハンドセットのユーザによるオフフック操作を監視したり、ファクシミリ装置202の操作部107上のオフフックボタンの押下状態を検知することで行う。
【0084】
ここで、着信に対する応答がない場合(ステップS42でNO)、ステップS41に戻り、応答があるまで待機する。一方、着信に対する応答がある場合(ステップS42でYES)、ステップS43へ進み、網側への割込着信接続指示を行う。具体例としては、NTTのキャッチホンサービスの場合、通信回線にフッキング信号(回線瞬断信号)を送出する。このフッキング信号の送出で、網側は、割込着信先へ本ファクシミリ装置202を接続し、直前の接続先(この場合、Webサーバ205)を保留状態にし、直前の接続先には保留音が通知される。
【0085】
この接続信号の送出後、本ファクシミリ装置202は、割込着信先との通話状態になる。具体的には、クロスポイントスイッチ110を用いて、ハンドセットと通信回線を接続する(ステップS44)。
【0086】
次に、割込着信先との通話が終了したか否かを判定する(ステップS45)。この判定は、ステップS42と同様に、ハンドセットのオンフック操作やフックボタンの押下状態を検知することで行う。
【0087】
ここで、通話が終了していない場合(ステップS45でNO)、ステップS44に戻り、通話を継続する。一方、通話が終了した場合(ステップS45でYES)、ステップS46へ進み、網側に元の接続先へ戻るための接続先切替指示を行う。これは、先ほどの割込着信接続指示と同様に、網に対してフッキング信号を送出することで行われる。
【0088】
この段階で、Webサーバ205への接続状態へ遷移するが、CPU102は、ステップS1でRAM4に記憶していたページ情報を読み込み(ステップS47)、そのページ情報の取得要求をWebサーバ205に行い、結果的には、図3Aのメインの状態へ自動的に復帰する。
【0089】
尚、割込着信先との通話中は、網がWebサーバ205に対して保留音を通知しているため、この保留音によりWebサーバ205が混乱し、通話中にWebサーバ205自身が回線を切断してくることも考えられる。
【0090】
この場合には、ステップS46で、接続先切替指示を送信してもWebサーバ205とは接続できず、トーン信号が網から送出される。そのため、ステップS47のページ情報を読み込む前に、このトーン信号を検出した場合には、ステップS1で、CPU102は、さらにRAM104に記憶していたWebサーバ205への接続情報を元に、Webサーバ205へ再度ダイヤルアップ接続してから、ステップS47を実行する。
【0091】
以上説明したように、実施形態1によれば、Webサーバ205との接続中に割込着信を検出した場合は、その旨を通知して、割込着信に対する応答を許容する。また、割込着信先との通話終了後に、あるいは網からのトーン信号の検出に応答して、自動的に割込着信前のWebサーバ205との接続の初期状態へ遷移する。
【0092】
これにより、ユーザは、Webサーバ205を介してコンテンツデータのダウンロード中でも、別の外部からの通信要求による割込着信に対する応答することができ、かつ、応答終了後には、直前のWebサーバ205との接続状態に復帰することができるので、ユーザのファクシミリ装置202に係る操作性を大幅に向上することができる。
【0093】
尚、実施形態1の割込着信処理は、特に、Webサーバ205を介するコンテンツデータのダウンロード処理中での割込着信に対する処理として説明したが、これに限定されず、Webサーバ205と接続状態であれば、Webサーバ205を介するあらゆる処理中(例えば、閲覧中、アップロード中等)での割込着信に対して、上述の割込着信処理を適用できることはいうまでもない。
【0094】
<<実施形態2>>
実施形態1の割込着信処理は、その処理対象の割込着信として、ファクシミリ受信や電話受信の場合を例に挙げて説明したが、ファクシミリ装置202にドアホン機能や内線機能等がある場合には、これらの機能による割込着信についても、同様な割込着信処理を適用することできる。
【0095】
そこで、実施形態2では、ドアホン機能と内線機能を有するファクシミリ装置202における割込着信処理について説明する。
【0096】
まず、実施形態2のファクシミリ装置について、図5を用いて説明する。
【0097】
図5は本発明の実施形態2におけるファクシミリ装置の構成を示すブロック図である。
【0098】
尚、図5において、実施形態1の図1と共通の構成要素は、同一の参照番号を付加し、その説明については省略する。
【0099】
図5において、113は本ファクシミリ装置202の子機とのインターフェイスを司る子機ユニットであり、子機からの内線接続要求信号を入力する。114はドアホンアダプタであり、ドアホンからのポート信号を入力する。また、通信回線とドアホン回線の分配を行う。
【0100】
そして、実施形態2では、着信検出部112で、監視対象の割込着信信号として、子機からの内線接続要求信号やドアホンからのポート信号を検出する。また、この検出は、例えば、ドアホンアダプタ114からのポート信号をCPU102の入力ポートに接続し、この入力ポートへの信号の有無を監視することで行ったり、子機からの内線接続要求信号を子機ユニット113で受信し、それをCPU102に通知することで実現する。このようにして、着信検出部112は、図3AのステップS13で、子機ユニット112に入力される内線接続要求信号の有無、ドアホンアダプタ114に入力されるポート信号の有無を監視する。そして、その監視によって、割込着信を検出した場合、ステップS14を介して、ステップS15へ進み、割込着信処理として、以下の図6の処理を実行する。
【0101】
図6は本発明の実施形態2の割込着信処理の詳細を示すフローチャートである。
【0102】
まず、着信検出部112でドアホン/内線による割込着信が検出されると、ドアホン/内線の着信通知を行う(ステップS71)。この通知は、例えば、その旨を示す表示画面を表示部106に表示することで実現されるが、これ以外にも、ファクシミリ装置202のスピーカ等の音声出力機能を利用して、着信音を鳴動することによって実現してもよい。
【0103】
次に、ユーザによる着信に対する応答の有無を判定する(ステップS72)。この判定は、例えば、通常の着信に対する応答と同様に、ファクシミリ装置202のハンドセットのユーザによるオフフック操作を監視したり、ファクシミリ装置202の操作部107上のオフフックボタンの押下状態を検知することで行う。
【0104】
ここで、着信に対する応答がない場合(ステップS72でNO)、ステップS71に戻り、応答があるまで待機する。一方、着信に対する応答がある場合(ステップS72でYES)、ステップS73へ進み、着信接続指示を行う。具体的には、クロスポイントスイッチ110を切り替え、ドアホン又は子機と接続する。
【0105】
これにより、本ファクシミリ装置202は、着信先との通話状態になる(ステップS74)。
【0106】
次に、着信先との通話が終了したか否かを判定する(ステップS75)。この判定は、ステップS72と同様に、ハンドセットのオンフック操作やフックボタンの押下状態を検知することで行う。
【0107】
ここで、通話が終了していない場合(ステップS75でNO)、ステップS74に戻り、通話を継続する。一方、通話が終了した場合(ステップS75でYES)、ステップS76へ進み、クロスポイントスイッチ110を切り替え、例えば、ハンドセットとドアホンの接続を切断する。
【0108】
尚、ハンドセットとドアホンが接続された状態においても、通信回線側の回線が切断されるわけではなく、接続されたままである。これは、クロスポイントスイッチ110の接続を、回線は接続した状態のまま、ハンドセットとドアホンの接続を行うことで実現できる。
【0109】
この段階で、Webサーバ205への接続状態へ遷移するが、例えば、コンテンツデータの配信を受けていた場合には、通話中に配信が完了している可能性もある。そのため、CPU102は、通話終了時のファクシミリ装置202のステータスを参照して、配信が終了しているのであれば、配信終了を示す表示画面を表示部106に表示した上で、ステップS1でRAM104に記憶していたページ情報を読み込み(ステップS77)、そのページ情報の取得要求をWebサーバ205に行い、結果的には、図3Aのメインの状態へ復帰する。
【0110】
このように、ユーザは割込着信を終了(切断)するだけで、その割込着信前のWebサーバ205への接続状態へ自動的に復帰する。
【0111】
以上説明したように、実施形態2によれば、Webサーバ205との接続中にドアホン/内線着信を検出した場合は、その旨を通知して、その着信に対する応答を許容する。また、着信先との通話終了後に、自動的に着信前のWebサーバ205との接続の初期状態へ遷移する。
【0112】
これにより、ユーザは、Webサーバ205を介してコンテンツデータのダウンロード中でも、別の外部からの通信要求(ドアホン/内線接続要求)による割込着信に対する応答することができ、かつ、応答終了後には、直前のWebサーバ205との接続状態に復帰することができるので、ユーザのファクシミリ装置202に係る操作性を大幅に向上することができる。
【0113】
尚、実施形態2の割込着信処理も、実施形態1と同様に、Webサーバ205と接続状態であれば、Webサーバ205を介するあらゆる処理中(例えば、閲覧中、アップロード中等)での割込着信に対して、上述の割込着信処理を適用できることはいうまでもない。
【0114】
<<実施形態3>>
実施形態3では、実施形態1や2では、Webサーバ205との接続中の割込着信に対する応答を許容する構成としたが、用途や目的によっては、この割込着信を禁止したい場合がある。そこで、実施形態3では、ファクシミリ装置202からWebサーバ205へ接続する場合に、その接続中の割込着信を禁止する割込着信禁止処理について説明する。
【0115】
図7は本発明の実施形態3の割込着信禁止処理の詳細を示すフローチャートである。
【0116】
まず、Webサーバ205に対するサーバ接続指示の有無を判定する(ステップS51)。このサーバ接続指示の有無は、操作部107を介してサーバ接続用の電話番号が入力され、その接続の指示の有無や、操作部107に設けられたサーバ接続専用ボタンの押下の有無に基づいて、CPU102が判定する。
【0117】
サーバ接続指示がない場合(ステップS51でNO)、サーバ接続指示があるまで待機する。一方、サーバ接続指示がある場合(ステップS51でYES)、ステップS52に進み、Webサーバ205との接続中の割込着信を禁止するための割込着信停止指示を行う。これにより、ファクシミリ装置202に、Webサーバ205との接続中の割込着信の禁止設定がなされる。
【0118】
この割込着信停止指示は、例えば、NTTのキャッチホンIIと呼ばれるサービスでは、145にダイヤル後、0をダイヤルすることで行われる。このダイヤル動作は、サーバ接続指示が検出された場合に、本ファクシミリ装置202が自動的に行う。これによって、割込着信停止指示が実現される。そして、網側では、この信号を受け取ると、その後に受信する割込着信を本ファクシミリ装置202には通知せず、網側でメッセージを受け取ることが可能になる。
【0119】
ステップS52で割込着信停止指示を行った後、通常のサーバ接続(ダイヤルアップ接続)を行い、Webサーバ205に接続する(ステップS53)。尚、この接続状態とは、図3Aで説明したステップS1の状態のことである。これによって、Webサーバ205から提供されるページ情報の閲覧/配信を実行する(ステップS54)。
【0120】
次に、サーバ接続が切断されたか否かを判定する(ステップS55)。この判定は、ユーザによる操作部107を介する切断操作の有無で判定する。サーバ接続が切断されない場合(ステップS55でNO)、ステップS54に戻り、ページ情報の閲覧/配信を継続する。一方、サーバ接続が切断された場合(ステップS55でYES)、ステップS56に進み、割込着信の許容するための割込着信再開指示を行う。これにより、割込着信の禁止設定が解除される。
【0121】
この割込着信再開指示は、上述のキャッチホンIIサービスを例に挙げて説明すると、145にダイヤル後、1をダイヤルすることで行われる。ここでも、このダイヤル動作は、サーバ切断が検出された場合に、本ファクシミリ装置202が自動的に行う。これによって、割込着信再開指示が実現される。
【0122】
以上説明したように、実施形態3によれば、Webサーバ205の接続前に割込着信を自動的に禁止し、Webサーバ205との接続終了後に割込着信を自動的に設定するため、Webサーバ205との接続中に割込着信がなくエラーのない快適なサーバ接続を可能にする。
【0123】
また、切断時に割込着信を自動的に再開しているため、ユーザのファクシミリ装置202に係る操作性を大幅に向上することができる。これは、手動による割込着信の可否の設定ミスを未然に防止できる。
【0124】
以上説明した実施形態1〜3における、ファクシミリ装置は、プリンタ機能及び通信機能を有するパーソナルコンピュータ等の情報通信装置でもって実現できるし、その機能を実現する手順としての方法の発明として捉えることができる。また、コンピュータにより実現できるわけであるから、本発明はそれぞれの装置で実行されるコンピュータプログラム、更には、そのコンピュータプログラムを格納し、コンピュータが読み込めるCD−ROM等のコンピュータ可読記憶媒体にも適用できるのは明らかであろう。
【0125】
従って、上記実施形態1〜3に係る実施態様を列挙すると、次の通りである。すなわち、情報通信装置及びその制御方法、プログラムは、次のようになる。
【0126】
<実施態様1> 通信回線を介してデータを取得する情報通信装置であって、
前記データを管理するサーバに接続するための接続情報と、前記データを取得するためのページ情報を記憶する記憶手段と、
前記接続情報と前記ページ情報を用いて、前記サーバとの通信を実行する通信手段と、
前記通信回線に係る通信状況を監視する監視手段と、
前記監視手段によって、前記サーバとの通信中に、該サーバ以外の通信要求が検出された場合、前記通信要求を通知する通知手段と、
前記通知手段で通知される通信要求に対する応答を行う応答手段と、
前記応答手段による応答結果に基づいて、前記通信要求に対する通信を実行する実行手段と
を備えることを特徴とする情報通信装置。
【0127】
<実施態様2> 前記通信要求に対する通信の終了後、前記制御手段は、前記記憶手段に記憶された前記接続情報を用いて前記サーバとの通信回線を再接続し、前記記憶手段に記憶された前記ページ情報に対応するデータに係る通信を再実行する
ことを特徴とする実施態様1に記載の情報通信装置。
【0128】
<実施態様3> 前記監視手段は、割込着信信号あるいは発信者番号信号を検出する
ことを特徴とする実施態様1に記載の情報通信装置。
【0129】
<実施態様4> ドアホンを接続するドアホン接続手段を更に備え、
前記監視手段は、前記ドアホン接続手段に入力されるポート信号を検出する
ことを特徴とする実施態様1に記載の情報通信装置。
【0130】
<実施態様5> 子機を接続する子機接続手段を更に備え、
前記監視手段は、前記子機接続手段に入力される子機接続要求信号を検出する
ことを特徴とする実施態様1に記載の情報通信装置。
【0131】
<実施態様6> 前記通知手段は、前記通信要求を表示あるいは音によって通知する
ことを特徴とする実施態様1に記載の情報通信装置。
【0132】
<実施態様7> 通信回線を介してデータを取得する情報通信装置であって、
前記データを管理するサーバと通信を実行する通信手段と、
前記通信手段によって前記サーバと接続する接続指示の有無を判定する判定手段と、
前記判定手段の判定の結果、前記接続指示がある場合に、前記サーバとの接続中の割込着信の禁止設定を行う設定手段と、
前記設定手段によって前記割込着信の禁止設定後に、前記通信手段による通信を実行する制御手段と
を備えることを特徴とする情報通信装置。
【0133】
<実施態様8> 前記通信手段によるサーバとの通信の終了後、前記割込着信の禁止設定を解除する解除手段と
を更に備えることを特徴とする実施態様7に記載の情報通信装置。
【0134】
<実施態様9> 通信回線を介してデータを取得する情報通信装置の制御方法であって、
前記データを管理するサーバに接続するための接続情報と、前記データを取得するためのページ情報を記憶媒体に記憶する記憶工程と、
前記接続情報と前記ページ情報を用いて、前記サーバとの通信を実行する通信工程と、
前記通信回線に係る通信状況を監視する監視工程と、
前記監視工程によって、前記サーバとの通信中に、該サーバ以外の通信要求が検出された場合、前記通信要求を通知する通知工程と、
前記通知工程で通知される通信要求に対する応答を行う応答工程と、
前記応答工程による応答結果に基づいて、前記通信要求に対する通信を実行する実行工程と
を備えることを特徴とする情報通信装置の制御方法。
【0135】
<実施態様10> 通信回線を介してデータを取得する情報通信装置の制御方法であって、
前記データを管理するサーバと通信を実行する通信工程と、
前記通信工程によって前記サーバと接続する接続指示の有無を判定する判定工程と、
前記判定工程の判定の結果、前記接続指示がある場合に、前記サーバとの接続中の割込着信の禁止設定を行う設定工程と、
前記設定工程によって前記割込着信の禁止設定後に、前記通信工程による通信を実行する制御工程と
を備えることを特徴とする情報通信装置の制御方法。
【0136】
<実施態様11> 通信回線を介してデータを取得する情報通信装置の制御を実現するプログラムであって、
前記データを管理するサーバに接続するための接続情報と、前記データを取得するためのページ情報を記憶媒体に記憶する記憶工程のプログラムコードと、
前記接続情報と前記ページ情報を用いて、前記サーバとの通信を実行する通信工程のプログラムコードと、
前記通信回線に係る通信状況を監視する監視工程のプログラムコードと、
前記監視工程によって、前記サーバとの通信中に、該サーバ以外の通信要求が検出された場合、前記通信要求を通知する通知工程のプログラムコードと、
前記通知工程で通知される通信要求に対する応答を行う応答工程のプログラムコードと、
前記応答工程による応答結果に基づいて、前記通信要求に対する通信を実行する実行工程のプログラムコードと
を備えることを特徴とするプログラム。
【0137】
<実施態様12> 通信回線を介してデータを取得する情報通信装置の制御を実現するプログラムであって、
前記データを管理するサーバと通信を実行する通信工程のプログラムコードと、
前記通信工程によって前記サーバと接続する接続指示の有無を判定する判定工程のプログラムコードと、
前記判定工程の判定の結果、前記接続指示がある場合に、前記サーバとの接続中の割込着信の禁止設定を行う設定工程のプログラムコードと、
前記設定工程によって前記割込着信の禁止設定後に、前記通信工程による通信を実行する制御工程のプログラムコードと
を備えることを特徴とするプログラム。
【0138】
尚、本発明は、前述した実施形態の機能を実現するソフトウェアのプログラム(実施形態では図に示すフローチャートに対応したプログラム)を、システムあるいは装置に直接あるいは遠隔から供給し、そのシステムあるいは装置のコンピュータが該供給されたプログラムコードを読み出して実行することによっても達成される場合を含む。
【0139】
従って、本発明の機能処理をコンピュータで実現するために、該コンピュータにインストールされるプログラムコード自体も本発明を実現するものである。つまり、本発明は、本発明の機能処理を実現するためのコンピュータプログラム自体も含まれる。
【0140】
その場合、プログラムの機能を有していれば、オブジェクトコード、インタプリタにより実行されるプログラム、OSに供給するスクリプトデータ等の形態であっても良い。
【0141】
プログラムを供給するための記録媒体としては、例えば、フロッピー(登録商標)ディスク、ハードディスク、光ディスク、光磁気ディスク、MO、CD−ROM、CD−R、CD−RW、磁気テープ、不揮発性のメモリカード、ROM、DVD(DVD−ROM,DVD−R)などがある。
【0142】
その他、プログラムの供給方法としては、クライアントコンピュータのブラウザを用いてインターネットのホームページに接続し、該ホームページから本発明のコンピュータプログラムそのもの、もしくは圧縮され自動インストール機能を含むファイルをハードディスク等の記録媒体にダウンロードすることによっても供給できる。また、本発明のプログラムを構成するプログラムコードを複数のファイルに分割し、それぞれのファイルを異なるホームページからダウンロードすることによっても実現可能である。つまり、本発明の機能処理をコンピュータで実現するためのプログラムファイルを複数のユーザに対してダウンロードさせるWWWサーバも、本発明に含まれるものである。
【0143】
また、本発明のプログラムを暗号化してCD−ROM等の記憶媒体に格納してユーザに配布し、所定の条件をクリアしたユーザに対し、インターネットを介してホームページから暗号化を解く鍵情報をダウンロードさせ、その鍵情報を使用することにより暗号化されたプログラムを実行してコンピュータにインストールさせて実現することも可能である。
【0144】
また、コンピュータが、読み出したプログラムを実行することによって、前述した実施形態の機能が実現される他、そのプログラムの指示に基づき、コンピュータ上で稼動しているOSなどが、実際の処理の一部または全部を行ない、その処理によっても前述した実施形態の機能が実現され得る。
【0145】
さらに、記録媒体から読み出されたプログラムが、コンピュータに挿入された機能拡張ボードやコンピュータに接続された機能拡張ユニットに備わるメモリに書き込まれた後、そのプログラムの指示に基づき、その機能拡張ボードや機能拡張ユニットに備わるCPUなどが実際の処理の一部または全部を行ない、その処理によっても前述した実施形態の機能が実現される。
【0146】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明によれば、複数種類の通信要求に対する通信が可能な装置で、効率的に各通信要求に対する通信を実行することができる情報通信技術を提供できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態1におけるファクシミリ装置の構成を示すブロック図である。
【図2】本発明の実施形態1のファクシミリ装置によるコンテンツデータのダウンロード処理シーケンスを示す図である。
【図3A】本発明の実施形態1のファクシミリ装置で実行される処理を示すフローチャートである。
【図3B】本発明の実施形態1のファクシミリ装置で実行される処理を示すフローチャートである。
【図3C】本発明の実施形態1のファクシミリ装置で実行される処理を示すフローチャートである。
【図4】本発明の実施形態1の割込着信処理の詳細を示すフローチャートである。
【図5】本発明の実施形態2におけるファクシミリ装置の構成を示すブロック図である。
【図6】本発明の実施形態2の割込着信処理の詳細を示すフローチャートである。
【図7】本発明の実施形態3の割込着信禁止処理の詳細を示すフローチャートである。
【符号の説明】
101 画像読取装置
102 CPU
103 ROM
104 RAM
105 プリンタ
106 表示部
107 操作部
108 データモデム
109 FAXモデム
110 クロスポイントスイッチ
111 画像処理部
112 着信検出部

Claims (1)

  1. 通信回線を介してデータを取得する情報通信装置であって、
    前記データを管理するサーバに接続するための接続情報と、前記データを取得するためのページ情報を記憶する記憶手段と、
    前記接続情報と前記ページ情報を用いて、前記サーバとの通信を実行する通信手段と、
    前記通信回線に係る通信状況を監視する監視手段と、
    前記監視手段によって、前記サーバとの通信中に、該サーバ以外の通信要求が検出された場合、前記通信要求を通知する通知手段と、
    前記通知手段で通知される通信要求に対する応答を行う応答手段と、
    前記応答手段による応答結果に基づいて、前記通信要求に対する通信を実行する実行手段と
    を備えることを特徴とする情報通信装置。
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