JP2004232600A - エンジンの吸気装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】トラクタのように作業振動の著しい車体に搭載のエンジンでは、このエンジンにターボチャージャを取り付けた場合に、ターボチャージャの高圧吸気を一時保留するためのサージタンクが大形に形成されると、サージタンクを取付ステー等を介してエンジンボディ等に取付ける必要が生じ、長期運転中の振動等で取付け部にがたつきを生じたり、振動騒音を生じることが多い。又、取付構成も煩雑である。
【解決手段】ターボチャージャ1と吸気マニホールド2との間をゴム製のサージホース3で連結したことを特徴とするターボエンジンの吸気装置の構成とする。
【選択図】 図1
【解決手段】ターボチャージャ1と吸気マニホールド2との間をゴム製のサージホース3で連結したことを特徴とするターボエンジンの吸気装置の構成とする。
【選択図】 図1
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
この発明は、エンジンの吸気装置の関し、ターボチャージャを有したエンジンを搭載するトラクタ等のエンジンに利用しうる。
【0002】
【従来の技術】
ターボチャージャを有するエンジンでは、このターボチャージャから吸気マニホールドにわたって連結の吸気経路中に容量の大きいサージタンクを設けたり、又、この吸気経路中に多数の孔を有した筒形の内管の外周部を、扁平状円筒形の外管で覆って構成の消音器で連結する技術が知られている(例えば、特許文献1参照)。
【0003】
【特許文献1】
特開2002ー70675公報(第4頁第5欄、図1)。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
トラクタのように作業振動の著しい車体に搭載のエンジンでは、サージタンクが大形に形成の形態では、取付ステー等でエンジンボディ等に取付けるため、長期運転中の振動等でがたつきを生じたり、振動騒音を生じることが多い。又、取付構成も煩雑である。
【0005】
【課題を解決するための手段】
請求項1に記載の発明は、ターボチャージャ1と吸気マニホールド2との間をゴム製のサージホース3で連結したことを特徴とするターボエンジンの吸気装置の構成とする。ターボチャージャ1から圧送される圧縮空気は、サージホース3内のサージ室を経て吸気マニホールド3へ供給される。このサージホース3はゴム製のため弾性によって該ターボチャージャ1による圧縮空気によって容積変化してサージングが防止される。このようなサージホース3は筒形状の簡易形態に形成されて、小形、軽量化して、ターボチャージャ1と吸気マニホールド2との間に直接連結支架されて、エンジンボディや、車体に対してブラケットを介して取付けるような構成を不要とする。
【0006】
【発明の効果】
請求項1に記載の発明は、サージ室がゴム製のサージホース3内に形成されるものであるから、サージングをこのサージホース3自体の弾性作用による容積変化で防止することができる。しかも、この構成では従来のサージタンクを廃止できて、簡易形態として小形、軽量化を図り、取付ブラケット等の構成を要しないで連通用のゴム製のサージホース3で連結するだけで取付けでき、簡単な構成とすることができる。
【0007】
【発明の実施の形態】
この発明の実施例を図面に基づいて説明する。先ず、図1〜図5に基づいて、トラクタ車体前部のフレーム11上にダンパー12を介してエンジン13が搭載される。このエンジン13の吸気マニホールド3には、ターボチャージャ1から過給される空気を案内するターボ口4との間に、サージホース3が連結される。このサージホース3はゴム製から形成されて、弾性によって伸縮される構成で、ターボチャージャ1側からの圧縮空気圧の供給によって拡縮されて、内部のサージ室5の容積を変化するものである。このサージホース3の径は、吸気マニホールド2やターボ口4等の口径と略同径で、円筒形状、乃至楕円筒形状にして適宜の長さに形成しているが、これよりも適宜小径、乃至大径に形成することができる。サージホース3の両端部は、吸気マニホールド2やターボ口4の外周面に嵌合させて連結することができ、これらの嵌合部の外周面に締付リング6を嵌合して締付ける。
【0008】
このサージホース3の内側のサージ室5は単なる筒状形態に形成しているが、図4のようにこのサージホース3と同ゴム製で一体成形の前後仕切壁7,8を設けてサージ室5を形成する。各仕切壁7,8には上下段違いに偏位対向させた小径の連通パイプ9,10を設けて、仕切壁7の連通パイプ9は、ターボ口4側とサージ室5との間を連通し、仕切壁8の連通パイプ10は、吸気マニホールド2側とサージ室5との間を連通する。ターボチャージャ1側から過給される空気が連通パイプ9からサージ室5内へ噴き込まれて、更にこの連通パイプ10から吸気マニホールド2側へ供給される。
【0009】
このようなゴム製からなるサージホース3は、吸気マニホールド2、ターボ口4等と略同形状乃至同筒形状等の形態として簡易形、軽量、小形状にして簡単化でき、これら前後の吸気パイプ2,4間にわたって連結するだけで保持させて取付けでき、取付構成を簡単にできる。又、内部のサージ室5の構成が、単なる筒形状に形成したり、このサージホース3と一体成形の前後仕切壁7,8間に段違い状に偏位対向して小径の連通パイプ9,10を設ける構成とするものであるから簡単である。
【0010】
このディーゼルエンジン13は、トラクタ車体14の前部に搭載される。エンジンボディ15のシリンダヘッド37の一側に前記ターボチャージャ1が配置されて、エンジンの燃焼排気口16からの排気圧を受けて作動される形態で、エアクリーナ17から吸入する空気を圧縮して前記サージホース3を経てシリンダヘッド部の燃焼室部へ過給する。このサージホース3の連結される吸気マニホールド2は、このターボチャージャ1とは反対の側に設けられる。18はクランク軸、19はエンジンボディ15前部のギヤケース、20はラジエータフアン、21はフライホイルである。22はボンネットで、エンジンルームを覆う。23はステアリングハンドル、24は前車輪、25は後車輪、26は運転席である。
【0011】
次に、主として図6に基づいて上例と異なる点は、エンジン13用ヒータ27の取付構成に関するもので、取付性を容易にしヒータ27の大きさや、形状等に自由度を持たせるものである。ヒータ27をエンジンボディ15の外側面に取り付ける。エンジンボディ15のシリンダブロックにはシリンダ33の外周部にウォータジャケット28が形成されるが、このウォータジャケット28部の外側のエンジンボディ15に形成されるブロック加工用の鋳抜き用等の二箇所の穴29を利用して、この穴29間に渡ってループ状のバイパスパイプ30で連結し、ウォータジャケット28の冷却水の一部をこのバイパスパイプ30内部に通して、このバイパスパイプ30内に設けるコイルヒータ27の電熱によってこれを通る冷却水を加温するものである。31は電源コード、32はヒータコイル27の端子である。34は燃料噴射ポンプケース、35はコントロールラック、36はガバナ機構である。寒冷地での冷却水の凍結防止のため、ヒータ27の取付、構成を、制限少なくして、容易、簡単にできる。
【0012】
次に、主として図7に基づいて上例と異なる点は、前記ターボエンジンに必要とするCCB(サーキット・クローズ・ブリーザ)38の圧力バランス用ホース39に逆流弁40を設けて、エンジンボディ15が傾斜状態になったとき、エンジンオイルが圧力バランス用ホース39からCCB38に流れ込むのを防止するものである。この逆流弁40はスチールボールからなり、ボール弁室41内に嵌合されて、水平面に対して約20度以上の傾斜すると、この中でスチールボール逆流弁40のが移動して通路を閉鎖するように構成している。
【0013】
前記CCBは、シリンダヘッドカバー42やシリンダケース43内に生じたブリーザを圧力バランス用ホース39,44で連結して、これらからのブリーザに包含するオイルを分離してホース45でオイルパン46へ還元して、エアーのみをホースを経てターボチャージャ1の側へ吸引させるものである。このバランスホース47内へのオイルの侵入を逆流弁40で防止してエアーのみをターボチャージャ1側へ吸入させて、ターボチャージャ1における不具合を防止するものである。ボール弁室41内に位置する逆流弁40は弁受座48の中央部Nに位置するが、エンジンボディ15の左右傾斜によって、左側部L、又は右側部Rへ転動してホース39を閉鎖する。
【0014】
次に、主として図8に基づいて上例と異なる点は、ピストン49ピン50のピン穴51を片側にのみ形成して、部品点数の低減を図るものである。ピストン49に形成されたピン穴51には、コネクティングロッドの連結されるピストンピン50を嵌合するが、この一側端のピン穴51の外側端には段付(フランジ)52の抜き穴53を形成して、このピン穴51に嵌合させるピストン50の先端部を係止させて、外側へ外れないようにする。この嵌合されたピストンピン50の他端部はC型止めリング54で抜止めする。このような構成によってピストンピン50の抜止めを片側のC型止めリング54によって行わせるために構成を簡単にできる。
【0015】
次に、主として図9、図10に基づてい上例と異なる点は、前記燃料噴射量を制御するガバナ機構36において、ガバナスプリング55の取付構成に関する。ガバナスプリンク55は、ガバナ機構36のガバナレバー62と調速レバーとのブラケットアーム56との間に設けられ、一般にはエンジンの定格回転数、ハイアイドル回転数、インジェクションポンプの仕様等によっ決められる。これによりガバナスプリングのバネ定数や、自由長等の別に何種類かができてくる。このガバナスプリングをエンジンの形式別に取り付けている。又、ガバナスプリングによって生じる荷重は、調速機とつり合った荷重となるので、例えば、エンジンの定格回転数を2500から2800へ上昇させるときは、その回転数分の荷重を上昇させるためガバナスプリングを伸ばして荷重を上げる。しかしこの方式では、スピードコントロールレバーのストロークも変わることになる。又、ガバナスプリングを誤って組付けるおそれも多い。
【0016】
そこで、ガバナスプリング55を組み付けるブラケットアーム56のアーム軸57による支点部分の位相を変えることにより、ガバナスプリング55組付け時のセット荷重を変えるものである。このブラケットアーム56のアーム軸57に平坦面に形成の数箇所の切欠部58,59を形成して、この切欠部58、又は59にブラケットアーム56を当ててナット61等で締め付けて固定することで、ガバナスプリング55の取付の位相を変えることができる。これによって、このアーム軸57と一体に設けられたスピードコントロールレバー60のストロークが変化することなく、ガバナホースの変更が可能になるものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】エンジンのサージパイプ部の正面図。
【図2】その側面図。
【図3】そのサージホース部の拡大側面図と、その断面図。
【図4】その一部別実施例を示すサージホース部の拡大側面図と、その断面図。
【図5】そのトラクタの側面図。
【図6】そのエンジン部の側面図と、その一部の平断面図。
【図7】そのエンジンのオイルブリーザ部の側面図と、その一部の拡大断面図。
【図8】エンジンピストン部の断面図。
【図9】エンジンのガバナ機構一部の側面図と、その正面図。
【図10】その一部の分解斜視図。
【符号の説明】
1 ターボチャージャ
2 吸気マニホールド
3 サージホース
4 ターボ口
5 サージ室
【発明の属する技術分野】
この発明は、エンジンの吸気装置の関し、ターボチャージャを有したエンジンを搭載するトラクタ等のエンジンに利用しうる。
【0002】
【従来の技術】
ターボチャージャを有するエンジンでは、このターボチャージャから吸気マニホールドにわたって連結の吸気経路中に容量の大きいサージタンクを設けたり、又、この吸気経路中に多数の孔を有した筒形の内管の外周部を、扁平状円筒形の外管で覆って構成の消音器で連結する技術が知られている(例えば、特許文献1参照)。
【0003】
【特許文献1】
特開2002ー70675公報(第4頁第5欄、図1)。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
トラクタのように作業振動の著しい車体に搭載のエンジンでは、サージタンクが大形に形成の形態では、取付ステー等でエンジンボディ等に取付けるため、長期運転中の振動等でがたつきを生じたり、振動騒音を生じることが多い。又、取付構成も煩雑である。
【0005】
【課題を解決するための手段】
請求項1に記載の発明は、ターボチャージャ1と吸気マニホールド2との間をゴム製のサージホース3で連結したことを特徴とするターボエンジンの吸気装置の構成とする。ターボチャージャ1から圧送される圧縮空気は、サージホース3内のサージ室を経て吸気マニホールド3へ供給される。このサージホース3はゴム製のため弾性によって該ターボチャージャ1による圧縮空気によって容積変化してサージングが防止される。このようなサージホース3は筒形状の簡易形態に形成されて、小形、軽量化して、ターボチャージャ1と吸気マニホールド2との間に直接連結支架されて、エンジンボディや、車体に対してブラケットを介して取付けるような構成を不要とする。
【0006】
【発明の効果】
請求項1に記載の発明は、サージ室がゴム製のサージホース3内に形成されるものであるから、サージングをこのサージホース3自体の弾性作用による容積変化で防止することができる。しかも、この構成では従来のサージタンクを廃止できて、簡易形態として小形、軽量化を図り、取付ブラケット等の構成を要しないで連通用のゴム製のサージホース3で連結するだけで取付けでき、簡単な構成とすることができる。
【0007】
【発明の実施の形態】
この発明の実施例を図面に基づいて説明する。先ず、図1〜図5に基づいて、トラクタ車体前部のフレーム11上にダンパー12を介してエンジン13が搭載される。このエンジン13の吸気マニホールド3には、ターボチャージャ1から過給される空気を案内するターボ口4との間に、サージホース3が連結される。このサージホース3はゴム製から形成されて、弾性によって伸縮される構成で、ターボチャージャ1側からの圧縮空気圧の供給によって拡縮されて、内部のサージ室5の容積を変化するものである。このサージホース3の径は、吸気マニホールド2やターボ口4等の口径と略同径で、円筒形状、乃至楕円筒形状にして適宜の長さに形成しているが、これよりも適宜小径、乃至大径に形成することができる。サージホース3の両端部は、吸気マニホールド2やターボ口4の外周面に嵌合させて連結することができ、これらの嵌合部の外周面に締付リング6を嵌合して締付ける。
【0008】
このサージホース3の内側のサージ室5は単なる筒状形態に形成しているが、図4のようにこのサージホース3と同ゴム製で一体成形の前後仕切壁7,8を設けてサージ室5を形成する。各仕切壁7,8には上下段違いに偏位対向させた小径の連通パイプ9,10を設けて、仕切壁7の連通パイプ9は、ターボ口4側とサージ室5との間を連通し、仕切壁8の連通パイプ10は、吸気マニホールド2側とサージ室5との間を連通する。ターボチャージャ1側から過給される空気が連通パイプ9からサージ室5内へ噴き込まれて、更にこの連通パイプ10から吸気マニホールド2側へ供給される。
【0009】
このようなゴム製からなるサージホース3は、吸気マニホールド2、ターボ口4等と略同形状乃至同筒形状等の形態として簡易形、軽量、小形状にして簡単化でき、これら前後の吸気パイプ2,4間にわたって連結するだけで保持させて取付けでき、取付構成を簡単にできる。又、内部のサージ室5の構成が、単なる筒形状に形成したり、このサージホース3と一体成形の前後仕切壁7,8間に段違い状に偏位対向して小径の連通パイプ9,10を設ける構成とするものであるから簡単である。
【0010】
このディーゼルエンジン13は、トラクタ車体14の前部に搭載される。エンジンボディ15のシリンダヘッド37の一側に前記ターボチャージャ1が配置されて、エンジンの燃焼排気口16からの排気圧を受けて作動される形態で、エアクリーナ17から吸入する空気を圧縮して前記サージホース3を経てシリンダヘッド部の燃焼室部へ過給する。このサージホース3の連結される吸気マニホールド2は、このターボチャージャ1とは反対の側に設けられる。18はクランク軸、19はエンジンボディ15前部のギヤケース、20はラジエータフアン、21はフライホイルである。22はボンネットで、エンジンルームを覆う。23はステアリングハンドル、24は前車輪、25は後車輪、26は運転席である。
【0011】
次に、主として図6に基づいて上例と異なる点は、エンジン13用ヒータ27の取付構成に関するもので、取付性を容易にしヒータ27の大きさや、形状等に自由度を持たせるものである。ヒータ27をエンジンボディ15の外側面に取り付ける。エンジンボディ15のシリンダブロックにはシリンダ33の外周部にウォータジャケット28が形成されるが、このウォータジャケット28部の外側のエンジンボディ15に形成されるブロック加工用の鋳抜き用等の二箇所の穴29を利用して、この穴29間に渡ってループ状のバイパスパイプ30で連結し、ウォータジャケット28の冷却水の一部をこのバイパスパイプ30内部に通して、このバイパスパイプ30内に設けるコイルヒータ27の電熱によってこれを通る冷却水を加温するものである。31は電源コード、32はヒータコイル27の端子である。34は燃料噴射ポンプケース、35はコントロールラック、36はガバナ機構である。寒冷地での冷却水の凍結防止のため、ヒータ27の取付、構成を、制限少なくして、容易、簡単にできる。
【0012】
次に、主として図7に基づいて上例と異なる点は、前記ターボエンジンに必要とするCCB(サーキット・クローズ・ブリーザ)38の圧力バランス用ホース39に逆流弁40を設けて、エンジンボディ15が傾斜状態になったとき、エンジンオイルが圧力バランス用ホース39からCCB38に流れ込むのを防止するものである。この逆流弁40はスチールボールからなり、ボール弁室41内に嵌合されて、水平面に対して約20度以上の傾斜すると、この中でスチールボール逆流弁40のが移動して通路を閉鎖するように構成している。
【0013】
前記CCBは、シリンダヘッドカバー42やシリンダケース43内に生じたブリーザを圧力バランス用ホース39,44で連結して、これらからのブリーザに包含するオイルを分離してホース45でオイルパン46へ還元して、エアーのみをホースを経てターボチャージャ1の側へ吸引させるものである。このバランスホース47内へのオイルの侵入を逆流弁40で防止してエアーのみをターボチャージャ1側へ吸入させて、ターボチャージャ1における不具合を防止するものである。ボール弁室41内に位置する逆流弁40は弁受座48の中央部Nに位置するが、エンジンボディ15の左右傾斜によって、左側部L、又は右側部Rへ転動してホース39を閉鎖する。
【0014】
次に、主として図8に基づいて上例と異なる点は、ピストン49ピン50のピン穴51を片側にのみ形成して、部品点数の低減を図るものである。ピストン49に形成されたピン穴51には、コネクティングロッドの連結されるピストンピン50を嵌合するが、この一側端のピン穴51の外側端には段付(フランジ)52の抜き穴53を形成して、このピン穴51に嵌合させるピストン50の先端部を係止させて、外側へ外れないようにする。この嵌合されたピストンピン50の他端部はC型止めリング54で抜止めする。このような構成によってピストンピン50の抜止めを片側のC型止めリング54によって行わせるために構成を簡単にできる。
【0015】
次に、主として図9、図10に基づてい上例と異なる点は、前記燃料噴射量を制御するガバナ機構36において、ガバナスプリング55の取付構成に関する。ガバナスプリンク55は、ガバナ機構36のガバナレバー62と調速レバーとのブラケットアーム56との間に設けられ、一般にはエンジンの定格回転数、ハイアイドル回転数、インジェクションポンプの仕様等によっ決められる。これによりガバナスプリングのバネ定数や、自由長等の別に何種類かができてくる。このガバナスプリングをエンジンの形式別に取り付けている。又、ガバナスプリングによって生じる荷重は、調速機とつり合った荷重となるので、例えば、エンジンの定格回転数を2500から2800へ上昇させるときは、その回転数分の荷重を上昇させるためガバナスプリングを伸ばして荷重を上げる。しかしこの方式では、スピードコントロールレバーのストロークも変わることになる。又、ガバナスプリングを誤って組付けるおそれも多い。
【0016】
そこで、ガバナスプリング55を組み付けるブラケットアーム56のアーム軸57による支点部分の位相を変えることにより、ガバナスプリング55組付け時のセット荷重を変えるものである。このブラケットアーム56のアーム軸57に平坦面に形成の数箇所の切欠部58,59を形成して、この切欠部58、又は59にブラケットアーム56を当ててナット61等で締め付けて固定することで、ガバナスプリング55の取付の位相を変えることができる。これによって、このアーム軸57と一体に設けられたスピードコントロールレバー60のストロークが変化することなく、ガバナホースの変更が可能になるものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】エンジンのサージパイプ部の正面図。
【図2】その側面図。
【図3】そのサージホース部の拡大側面図と、その断面図。
【図4】その一部別実施例を示すサージホース部の拡大側面図と、その断面図。
【図5】そのトラクタの側面図。
【図6】そのエンジン部の側面図と、その一部の平断面図。
【図7】そのエンジンのオイルブリーザ部の側面図と、その一部の拡大断面図。
【図8】エンジンピストン部の断面図。
【図9】エンジンのガバナ機構一部の側面図と、その正面図。
【図10】その一部の分解斜視図。
【符号の説明】
1 ターボチャージャ
2 吸気マニホールド
3 サージホース
4 ターボ口
5 サージ室
Claims (1)
- ターボチャージャ1と吸気マニホールド2との間をゴム製のサージホース3で連結したことを特徴とするターボエンジンの吸気装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2003024401A JP2004232600A (ja) | 2003-01-31 | 2003-01-31 | エンジンの吸気装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2003024401A JP2004232600A (ja) | 2003-01-31 | 2003-01-31 | エンジンの吸気装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2004232600A true JP2004232600A (ja) | 2004-08-19 |
Family
ID=32952941
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2003024401A Pending JP2004232600A (ja) | 2003-01-31 | 2003-01-31 | エンジンの吸気装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2004232600A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2021099032A (ja) * | 2019-12-19 | 2021-07-01 | 株式会社クボタ | ディーゼルエンジンの吸気装置 |
-
2003
- 2003-01-31 JP JP2003024401A patent/JP2004232600A/ja active Pending
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2021099032A (ja) * | 2019-12-19 | 2021-07-01 | 株式会社クボタ | ディーゼルエンジンの吸気装置 |
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