JP2004230826A - 情報処理装置、情報処理方法ならびにプログラム、記録媒体 - Google Patents
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Abstract
【課題】指定されたインクのり量の情報によらず、カラープロファイルの作成に有効なパッチ画像を効率的に出力することで、作成されるカラープロファイルの精度が変化することを防止し、かつプロファイル作成時の無駄な作業をなくすることを目的とする。
【解決手段】測色結果がカラープロファイルの作成に用いられるパッチ画像を複数の色のインクの組み合わせにより印刷する印刷装置に接続可能な情報処理装置であって、該装置は、所定の色空間を網羅するパッチ画像を、インク使用量に応じて複数種類保持し、印刷する際のインクのり量が設定されると(ステップS101)、該保持されたパッチ画像のうち、前記設定されたインクの使用量より少ないインクの使用量で印刷可能なパッチ画像を選択し(ステップS103)、印刷する(ステップS105)ことが可能である。
【選択図】 図1
【解決手段】測色結果がカラープロファイルの作成に用いられるパッチ画像を複数の色のインクの組み合わせにより印刷する印刷装置に接続可能な情報処理装置であって、該装置は、所定の色空間を網羅するパッチ画像を、インク使用量に応じて複数種類保持し、印刷する際のインクのり量が設定されると(ステップS101)、該保持されたパッチ画像のうち、前記設定されたインクの使用量より少ないインクの使用量で印刷可能なパッチ画像を選択し(ステップS103)、印刷する(ステップS105)ことが可能である。
【選択図】 図1
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、ICCプロファイル等のカラープロファイルの作成に用いられるパッチ画像を印刷するための情報処理技術に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
各種デバイスにおけるカラーマネージメントにおいて重要な役割を果たすアイテムの一つとして、カラープロファイルがある。カラープロファイルはそのデバイスの色特性が記述されており、デバイスの出力色を所望の色にするためのカラーマッチング処理等に使用される。
【0003】
一般的なカラープロファイルとしてはICC(International Color Consortium)で規格化されているICCプロファイルが知られており、該プロファイルはカラーマッチング処理等において標準的に使用されている。
【0004】
また、代表的な出力デバイスとしてはプリンタが挙げられ、当該出力デバイスのデバイスカラーは、一般にC(シアン)、M(マゼンタ)、Y(イエロー)、K(ブラック)の4色もしくは特色等を含めた多色のインクで構成されている。
【0005】
通常、プリンタで印刷されるメディアに対して、上記したインクのすべてを100%印刷すると、メディアのインク許容量を超えてしまい、インク溢れやインクにじみ等が発生するため、出力した画像が使いものにならなかったり、最悪の場合にはプリントヘッドの破壊などプリンタ自体に損傷をきたすこととなる。
【0006】
そこで、カラープロファイル作成ソフトウェアでは、カラープロファイルを作成するにあたりインクのり量(インクの使用量)を設定する項目が設けられている。4色使用を想定したカラープロファイル作成ソフトウェアでは、多くの場合、2次色のインクのり量および4次色のインクのり量の設定が可能であり、ユーザは使用するメディアと出力画像との関係を考慮して、その値を決定することとなる。ユーザによって2次色のインクのり量および4次色のインクのり量が決定されると、カラープロファイル作成ソフトウェアでは事前に印刷されたパッチ画像についての測色データを使用して、条件にあうカラープロファイルを作成する。
【0007】
そして、プリンタのICCプロファイルを作成する一般的な手法の一つとして、パッチ画像を印刷してそれを測色し、その測色結果を用いて演算により算出する方法が知られている。このときのパッチ画像は各色を一定間隔で分割し、それらを組み合わせたものとするのが一般的である。また、このようなパッチ画像にはあらかじめカラープロファイル作成ソフトウェアごとに決められた画像データが用いられるのが普通である。
【0008】
【特許文献1】
特開2002−330302号公報
【0009】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、カラープロファイル作成のための作業性を向上するとともに、測色にかかる時間を最小限度に抑える為に、多くの場合、印刷されるパッチ画像の数は最低限度に限られている。また、全色空間から均質に色データを入手するために、パッチ画像のパッチ同士のデータ間隔は均等に割り振られていることが多い。
【0010】
しかしながら、上述したようにユーザにより2次色のインクのり量および4次色のインクのり量が指定された場合、指定されたインクのり量よりも多いパッチ画像についての測色データはカラープロファイルを作成する時には必要とされないため、実際にカラープロファイルを作成する際に用いられるパッチ数(有効パッチ数)が減少し、結果的にカラープロファイルの精度は悪化してしまうという問題があった。
【0011】
さらに、前記したように、メディアの許容最大インク使用量を超えたパッチ画像を印刷することでプリンタ本体が損傷を被ったり、パッチ画像の印刷がうまくいかなくなるといった問題があった。
【0012】
例えば、4色のカラープロファイルの作成を例にとると、カラープロファイル作成用のパッチ画像群は、通常4色で構成できるすべての色空間を網羅しつつ、インクのり量が最大でも400%以下となるようなパッチ画像を保持している。そしてかかるパッチ画像を印刷・測色し、そこから必要な測色データを用いてカラープロファイルの作成を行う。
【0013】
そのときユーザが4次色のインクのり量の値を最大で300%と設定したならば、カラープロファイルの作成に必要なパッチ画像はインクのり量が300%までのパッチ画像である。この場合、300%から400%のインクのり量となるパッチ画像は印刷ならびに測色までしたにもかかわらず実際にカラープロファイルの作成には必要とされず、カラープロファイルを作成するのに必要なパッチ数が減少したのと同じ結果になり、カラープロファイルの精度が悪化してしまう。
【0014】
一例として最大インク使用量400%のパッチ画像データが1000パッチほどあった場合について述べる。ユーザが指定する4次色インクのり量が300%であったとすれば、有効パッチ数は80%程度であり、1000パッチのうち200パッチ程度は実際には必要がないのに印刷ならびに測色の手間をかけたということになる。これは無駄な作業であり、なおかつユーザの指定する4次色のインクのり量の値によっては、カラープロファイル作成に有効なパッチ数はさらに減少し、カラープロファイルの精度自体も悪化する可能性がある。
【0015】
本発明は上記課題に鑑みてなされたものであり、指定されたインクのり量の情報によらず、カラープロファイルの作成に有効なパッチ画像を効率的に出力することで、作成されるカラープロファイルの精度が変化することを防止し、かつプロファイル作成時の無駄な作業をなくすることを目的とする。
【0016】
【課題を解決するための手段】
上記の目的を達成するために本発明に係る情報処理装置は以下のような構成を備える。即ち、
測色結果がカラープロファイルの作成に用いられるパッチ画像を複数の色のインクの組み合わせにより印刷する印刷装置に接続可能な情報処理装置であって、
印刷する際のインクの使用量を設定する設定手段と、
所定の色空間を網羅するパッチ画像を、インク使用量に応じて複数種類保持する保持手段と、
前記保持されたパッチ画像のうち、前記設定されたインクの使用量より少ないインクの使用量で印刷可能なパッチ画像を選択する選択手段と、
前記選択されたパッチ画像を出力する出力手段とを備える。
【0017】
【発明の実施の形態】
【第1の実施形態】
以下図面を参照しながら本発明の実施形態について説明する。
【0018】
図4は、本発明の実施形態にかかる情報処理装置のシステム構成を示すブロック図である。入力装置101は、ユーザからの指示や、データを入力する装置で、キーボードやマウスなどのポインティングシステムを含む。表示装置102は、GUIなどを表示する装置で、通常はCRTや、液晶ディスプレイなどが用いられる。蓄積装置103は、画像データ、プログラムを蓄積する装置で、通常は、ハードディスクが用いられる。107は外部I/Fであり、印刷装置等の外部デバイスは外部I/F107を介して接続され、画像データは外部I/F107を介して印刷装置に出力される。104はCPUで、上述した各構成の処理の全てに関わる。ROM105とRAM106は、その処理に必要なプログラム、データ、作業領域などをCPU104に提供する。また、以降のフローチャートの処理に必要な制御プログラムは、蓄積装置103に格納されているか、ROM105に格納されているものとする。蓄積装置103に格納されている場合は、一旦RAM106に読み込まれてから実行される。
【0019】
なお、本実施形態にかかる情報処理装置のシステム構成については、上記以外にも、様々な構成要素が存在するが、本発明の主眼ではないので、その説明は省略する。
【0020】
図1は本発明の第1の実施形態に係る情報処理装置における処理の流れを示すフローチャートである。図1において、ステップS101はユーザがn次色インクのり量を設定するステップ、ステップS103は設定されたn次色インクのり量に基づいて複数種類用意されているカラープロファイル作成のためのパッチ画像データから最適なものを選択するステップ、ステップS104は設定されたインクのり量とステップS103にて選択されたパッチ画像データの情報とを記憶するステップ、ステップS105はステップS103にて選択されたパッチ画像データを実際にプリンタ(印刷装置)で印刷するステップ、ステップS106は印刷したパッチ画像データの測色を行うステップ、ステップS107は測色されたデータをプロファイル作成ソフトウェアに読み込ませるステップ、ステップS108はプロファイル作成ソフトウェアがステップS104にて記憶されたn次色インクのり量及びパッチ画像データ情報を読み出すステップ、ステップS109は読み出された情報に基づき測色データを解析してカラープロファイルを作成するステップである。
【0021】
次に、本実施形態にかかる情報処理装置における処理の流れを更に具体的に説明する。なお、簡単のため、及びより具体的に説明するために本情報処理装置に接続されるプリンタ(印刷装置)はシアン(C)、マゼンタ(M)、イエロー(Y)、ブラック(K)の4色もしくはそれ以上の色数で構成されているものとする。
【0022】
ユーザはステップS101において、n次色のインクのり量の設定を行う。一般的には2次色インクのり量、4次色インクのり量を設定する場合が多いが、近年の最大許容インク使用量の少ない印刷メディアに対応するために1次色のインクのり量が設定可能であってもよい。
【0023】
ステップS103ではステップS101で設定されたインクのり量の情報に基づいて最適なパッチ画像データを選択する。例えば、4色の系において4次色のインクのり量が250%と設定されたならば、最大のインク使用量が250%以内のパッチ画像データが選択されることとなる。この際、パッチ画像データのパッチ数をインクのり量にかかわらず同じにすれば、最大のインク使用量が250%に制限された場合でも、250%以内となるパッチ画像データの数は同じになり、高精度なカラープロファイルが作成されることが期待できる。
【0024】
しかしながら、従来のように最大インク使用量が400%となる一種類のパッチ画像データ群しか保持していない場合、当然ながら4次色のインクのり量の設定が400%の場合と200%の場合とでは、単純に使用できるパッチ画像データの数が半分になることになり、作成されるカラープロファイルの精度低下は免れない。また、本来インク使用量が200%程度のメディアに400%のパッチ画像データを印刷したのであれば、インクが溢れたり、乾かなかったり、もしくは本体装置に何らかのダメージを与える可能性があることは大いに可能性があることである。
【0025】
そこで、本実施形態にかかる情報処理装置では、上記のことを考慮し、いくつかの最大インク使用量にあわせて数種類のパッチ画像データ群を備えている。
【0026】
図6は、本実施形態にかかる情報処理装置におけるパッチ画像データ群の一例を示す図である。なお、従来との差異を明らかにすべく、図5には、従来の情報処理装置におけるパッチ画像データ群の一例を示す。
【0027】
図6において、600は所定の色空間を説明の便宜上、一次元で表現したものである。また、601〜612等は、該色空間における各格子点を示す。各格子点の間隔は均等であり、各格子点ごとにパッチ画像データが保持されている(すなわち、パッチ画像データのデータ間隔は一定である)。
【0028】
各格子点における色を構成するパッチ画像データとして、パッチ画像データ200_1〜200_nがそれぞれ情報処理装置内に保持されており、各パッチ画像データごとに全インクのり量に関する情報を備えている。なお、本実施形態におけるパッチ画像データはC、M、Y、Kの4次色を想定している。
【0029】
また、図6において、620は全インクのり量が200%以下のパッチ画像データにより全色空間を網羅するパッチ画像データ群であり、630は全インクのり量が400%以下のパッチ画像データにより全色空間を網羅するパッチ画像データ群である。したがって、4次色のインクのり量の設定において、200%以下と設定された場合には、図6のパッチ画像データ群620のパッチ画像データが選択されることとなる。一方、4次色のインクのり量の設定において、400%以下と設定された場合には、図6のパッチ画像データ群630のパッチ画像データが選択されることとなる。このように、最大インク使用量にあわせて複数種類のパッチ画像データを備えることで、インクのり量の設定に応じて、パッチ画像データを切り替えて選択し、印刷することが可能となる。つまり、カラープロファイルの作成に有効なパッチ画像を効率的に出力することができる。
【0030】
これに対して、図5に示すように、従来の情報処理装置においては、全色空間を網羅するパッチ画像データを一種類しか保持しておらず、インクのり量の設定にかかわらず、当該パッチ画像データを印刷していたため、例えば、200%以下と設定された場合には、図5中のパッチ画像データ6、n−2、n−1、nの測色データはカラープロファイルの作成に用いられなかった。このため、パッチ画像データ6、n−2、n−1、nについての印刷・測色という無駄な作業が発生していた上に、設定されたインクのり量以下のパッチ画像データだけでは、全色空間を均等に網羅することはできず、その結果、精度の高いカラープロファイルを作成することができなかった。そして、上記説明から明らかなように、本実施形態にかかる情報処理装置によれば、かかる問題点をすべて解決することが可能となる。
【0031】
次に、図1のフローチャートに沿って、更に具体的に説明する。
【0032】
ステップS103で最適なパッチ画像データが選択されると、ステップS104ではユーザにより設定されたn次色のインクのり量などのデータと共に該パッチ画像データが記憶される。これにより、そのパッチ画像データがどのような特性のパッチ画像かを容易に識別することが可能となる。実際にカラープロファイルを作成する際に必要なのはパッチ画像データの色空間における各格子点での各色のインクのり量の値であるので、これらを図6のようなLUT(ルックアップテーブル)の形で記憶するのが望ましい。また、データ間隔、各色のインクのり量が算術的規則に則って配置されるならば、それらの値が算出できるデータのみを記憶する方法でもよい。例えば、データ間隔、各色の最大インク使用量ならびに最大インク使用量をどのように各格子点に分配していくのかを示す分配率のデータが明らかであれば、各格子点における各色のインク使用量の値をLUTの形ですべて記憶していなくても、演算処理により算出することも可能である。また、本実施形態の場合、あらかじめ用意された複数種類のパッチ画像データから選択するので、あらかじめ作成された、パッチ画像データに付随されているパッチ画像データ情報を記憶する形式でもよい。記憶された情報はカラープロファイルを作成する段階で必要となる。
【0033】
ステップS105では選択されたパッチ画像データを実際にプリンタ(印刷装置)に印刷する。ステップS106では印刷された結果を測色機により測色する。
【0034】
測色結果はステップS107において、プロファイル作成ソフトウェアに読み込まれる。読み込まれた情報を処理するために、ステップS108では記憶されているインクのり量情報、パッチ画像データ情報を読み出す。これにより、読み込まれた測色結果がどのようなデータ間隔のパッチ画像データであるかが識別できる。これらの条件を踏まえて、プロファイル作成ソフトウェアは与えられた測色データをもとにカラープロファイルを作成する。
【0035】
以上の説明から明らかなように、ユーザが設定したインクのり量に従って最適なパッチ画像データを選択/出力することにより、パッチ画像データにおける有効パッチ数を増やし、必要としないパッチ画像データの印刷・測色の無駄を省くことが可能となり、n次色インクのり量の設定にかかわらず高精度なカラープロファイルを作成することができる。
【0036】
なお、上記実施形態では4次色のインクのり量に着目して説明したが、無論4次色にとらわれる必要がないことは明らかであり、あらゆる色において適用可能であることはいうまでもない。
【0037】
【第2の実施形態】
以下図面を参照しながら本発明の第2の実施形態について説明する。
【0038】
図2は本発明の第2の実施形態に係る情報処理装置における処理の流れを示すフローチャートである。図2において、図1と異なる部分について説明する。ステップS201はユーザが設定したインクのり量に従って、新たにパッチ画像データを作成するステップである。
【0039】
図3は設定されたインクのり量に従って、パッチ画像データを作成するまでの概略フローチャートである。図3においてステップS301はユーザにより設定されたインクのり量を読み込むステップ、ステップS302は設定されたインクのり量からパッチ画像データを作成するための各色の最大インク使用量を算出するステップ、ステップS303は各色のデータ間隔を算出するステップ、ステップS304は設定されたインクのり量を満たす使用可能な全色空間を網羅する各格子点における各色のインク使用量の組み合わせを決定するステップ、ステップS305はステップS304の結果に基づきパッチ画像データを作成するステップ、ステップS306は作成したパッチ画像データ情報を記憶するステップである。
【0040】
次に上記処理の流れをさらに具体的に説明する。なお、簡単のため、及びより具体的に説明するために接続されるプリンタ(印刷装置)は、シアン(C)、マゼンタ(M)、イエロー(Y)、ブラック(K)の4色もしくはそれ以上の色数で構成されているものとする。
【0041】
ユーザはステップS101において、n次色のインクのり量の設定を行う。一般的には2次色インクのり量、4次色インクのり量を設定する場合が多いが、近年の最大許容インク使用量の少ない印刷メディアに対応するために1次色のインクのり量が設定可能であってもよい。
【0042】
ステップS103ではステップS101でユーザによって設定されたn次色インクのり量の情報に基づいて最適なパッチ画像データを作成する。パッチ画像データ作成までの処理の流れは図3にて説明する。
【0043】
ここで、上記第1の実施形態で説明した、複数種類のパッチ画像データの中から最適なパッチ画像データを選択する場合との違いについて説明する。
【0044】
第1の実施形態で説明したように、あらかじめいくつかのパッチ画像データを保持しておき、そこから最適なパッチ画像データを選択する場合、その条件にまさにぴったりのパッチ画像データがあれば問題ないが、そのためには、細かい条件に対応して多数のパッチ画像データを用意しておく必要がある。また、記憶容量の問題から用意するパッチ画像データの数を抑えた場合には、条件を満たすパッチ画像データから一番条件に近いものを選択することとなる。
【0045】
このような場合に考えられる不都合な点の一つに、作成するカラープロファイルの条件が変則的である場合、あらかじめ用意されたパッチ画像データを出力しても無駄になってしまうことが挙げられる。例えばシアンの一次色の最大インク使用量が180としなければならないメディアがあった場合、パッチ画像データ群の中にシアンを255まで使うパッチ画像データがあったならば、シアンが180以上となるパッチ画像データは意味をなさないことになる。このような場合当然ながら有効パッチ数が通常の場合と比べて少なくなるので出来上がったカラープロファイルの精度は低くならざるを得ない。
【0046】
このような状況においては、ユーザが設定したn次色のインクのり量に基づいて最適なパッチ画像データを作成する手法が望ましいと言える。詳細を図3に従って説明する。
【0047】
まず、ステップS301において、ユーザの設定したn次色インクのり量を読み込む。次にステップS302、ステップS303においてパッチ画像データを作成するために必要なデータを算出する。ステップS302では、パッチ画像データにおける各色の最大インク使用量を算出する。ステップS303ではパッチ画像データの格子点数と各色の最大インク使用量とからパッチのデータ間隔を算出する。
【0048】
続くステップS304にてパッチ画像データの全格子点に対応する各色のインク使用量の組み合わせを求める。求めたインク使用量の組み合わせから、実際にステップS305にてパッチ画像データを作成する。なお、パッチ画像データのフォーマットはいかなる形式であってもかまわない。作成されたパッチ画像データはステップS306において、そのデータ間隔の情報や、各パッチの色データ情報(色の組み合わせ情報)が記憶される。
【0049】
上記したように、本実施形態によればユーザの設定したインクのり量情報からその都度最適なパッチ画像データを算出することになるので、記憶容量の大きなパッチ画像データを複数持つ必要が無く、さらには、常に最適化されたパッチ画像データによりカラープロファイルの作成が可能になる。
【0050】
次に図2のフローチャートに沿って、更に具体的に説明する。ステップS201で最適なパッチ画像データが作成されると、ステップS104ではユーザにより設定されたn次色のり量などのデータと共に当該パッチ画像データが記憶される。これにより、そのパッチ画像データがどのような特性のパッチ画像かを容易に識別することができる。実際にカラープロファイルを作成する際に必要なのはパッチ画像データの各格子点における各色のインク使用量の値であるので、これらをLUTの形で記憶するのが望ましい。また、データ間隔、各色のインク使用量が算術的規則に則って配置されるならば、それらの値が算出できるデータのみを記憶するようにしてもよい。例えば、データ間隔、各色の最大インク使用量ならびに最大インク使用量をどのように各格子点に分配していくのかを示す分配率のデータが明らかであれば、各格子点における各色のインク使用量の値をLUTの形ですべて記憶しなくても、演算処理により算出することも可能である。記憶された情報はカラープロファイルを作成する段階で必要となる。
【0051】
ステップS105では作成されたパッチ画像データを実際にプリンタ(印刷装置)に印刷する。ステップS106では印刷された結果を測色機により測色する。
【0052】
測色結果はステップS107において、プロファイル作成ソフトウェアに読み込まれる。読み込まれた情報を処理するために、ステップS108において記憶されているインクのり量情報、パッチ画像データ情報を読み出す。これにより、読み込まれた測色結果がどのようなデータ間隔のパッチ画像データであるかが識別される。これらの条件を踏まえて、プロファイル作成ソフトウェアは与えられた測色データをもとにカラープロファイルを作成する。
【0053】
以上の説明から明らかなように、ユーザが設定したインクのり量に従って最適なパッチ画像データをその都度作成することにより、パッチ画像データにおける有効パッチ数を常に最大の状態とし、必要としないパッチ画像データの印刷・測色の無駄を省くことが可能となり、n次色インクのり量の設定にかかわらず高精度なカラープロファイルを作成することができる。
【0054】
また、その都度パッチ画像データを作成するのでサイズの大きなパッチ画像データを複数種類持たなくてすむというメリットもある。
【0055】
なお、上記第2の実施形態では4次色のインクのり量に着目して説明したが、無論4次色にとらわれる必要がないことは明らかであり、あらゆる色において適用可能であることはいうまでもない。
【0056】
【他の実施形態】
なお、本発明は、複数の機器(例えばホストコンピュータ、インタフェイス機器、リーダ、プリンタなど)から構成されるシステムに適用しても、一つの機器からなる装置(例えば、複写機、ファクシミリ装置など)に適用してもよい。
【0057】
また、本発明の目的は、前述した実施形態の機能を実現するソフトウェアのプログラムコードを記録した記憶媒体を、システムあるいは装置に供給し、そのシステムあるいは装置のコンピュータ(またはCPUやMPU)が記憶媒体に格納されたプログラムコードを読出し実行することによっても、達成されることは言うまでもない。
【0058】
この場合、記憶媒体から読出されたプログラムコード自体が前述した実施形態の機能を実現することになり、そのプログラムコードを記憶した記憶媒体は本発明を構成することになる。
【0059】
プログラムコードを供給するための記憶媒体としては、例えば、フロッピ(登録商標)ディスク、ハードディスク、光ディスク、光磁気ディスク、CD−ROM、CD−R、磁気テープ、不揮発性のメモリカード、ROMなどを用いることができる。
【0060】
また、コンピュータが読出したプログラムコードを実行することにより、前述した実施形態の機能が実現されるだけでなく、そのプログラムコードの指示に基づき、コンピュータ上で稼働しているOS(オペレーティングシステム)などが実際の処理の一部または全部を行い、その処理によって前述した実施形態の機能が実現される場合も含まれることは言うまでもない。
【0061】
さらに、記憶媒体から読出されたプログラムコードが、コンピュータに挿入された機能拡張ボードやコンピュータに接続された機能拡張ユニットに備わるメモリに書込まれた後、そのプログラムコードの指示に基づき、その機能拡張ボードや機能拡張ユニットに備わるCPUなどが実際の処理の一部または全部を行い、その処理によって前述した実施形態の機能が実現される場合も含まれることは言うまでもない。
【0062】
【発明の効果】
以上説明したように本発明によれば、指定されたインクのり量の情報によらず、カラープロファイルの作成に有効なパッチ画像を効率的に出力することで、作成されるカラープロファイルの精度が変化することを防止し、かつプロファイル作成時の無駄な作業をなくすることが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施形態にかかる情報処理装置における処理の流れを示すフローチャートである。
【図2】本発明の第2の実施形態にかかる情報処理装置における処理の流れを示すフローチャートである。
【図3】本発明の第2の実施形態にかかる情報処理装置におけるパッチ画像データの作成処理の詳細を示すフローチャートである。
【図4】本発明の実施形態にかかる情報処理装置のシステム構成を示すブロック図である。
【図5】従来の情報処理装置において保持されたパッチ画像データ群の一例を示す図である。
【図6】本発明の第1の実施形態にかかる情報処理装置において保持されたパッチ画像データ群の一例を示す図である。
【符号の説明】
S101:インクのり量設定ステップ
S103:パッチ画像データ選択ステップ
S104:情報記憶ステップ
S105:印刷ステップ
S106:測色ステップ
S107:測色データ読み込みステップ
S108:記憶情報読み出しステップ
S109:プロファイル作成ステップ
S201:パッチ画像データ作成ステップ
S301:インク使用量読み込みステップ
S302:各色の最大インク使用量算出ステップ
S303:各色のパッチ間隔算出ステップ
S304:各格子点における各色インク量の組み合わせ決定ステップ
S305:パッチ画像データ作成ステップ
S306:パッチ画像データ情報記憶ステップ
【発明の属する技術分野】
本発明は、ICCプロファイル等のカラープロファイルの作成に用いられるパッチ画像を印刷するための情報処理技術に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
各種デバイスにおけるカラーマネージメントにおいて重要な役割を果たすアイテムの一つとして、カラープロファイルがある。カラープロファイルはそのデバイスの色特性が記述されており、デバイスの出力色を所望の色にするためのカラーマッチング処理等に使用される。
【0003】
一般的なカラープロファイルとしてはICC(International Color Consortium)で規格化されているICCプロファイルが知られており、該プロファイルはカラーマッチング処理等において標準的に使用されている。
【0004】
また、代表的な出力デバイスとしてはプリンタが挙げられ、当該出力デバイスのデバイスカラーは、一般にC(シアン)、M(マゼンタ)、Y(イエロー)、K(ブラック)の4色もしくは特色等を含めた多色のインクで構成されている。
【0005】
通常、プリンタで印刷されるメディアに対して、上記したインクのすべてを100%印刷すると、メディアのインク許容量を超えてしまい、インク溢れやインクにじみ等が発生するため、出力した画像が使いものにならなかったり、最悪の場合にはプリントヘッドの破壊などプリンタ自体に損傷をきたすこととなる。
【0006】
そこで、カラープロファイル作成ソフトウェアでは、カラープロファイルを作成するにあたりインクのり量(インクの使用量)を設定する項目が設けられている。4色使用を想定したカラープロファイル作成ソフトウェアでは、多くの場合、2次色のインクのり量および4次色のインクのり量の設定が可能であり、ユーザは使用するメディアと出力画像との関係を考慮して、その値を決定することとなる。ユーザによって2次色のインクのり量および4次色のインクのり量が決定されると、カラープロファイル作成ソフトウェアでは事前に印刷されたパッチ画像についての測色データを使用して、条件にあうカラープロファイルを作成する。
【0007】
そして、プリンタのICCプロファイルを作成する一般的な手法の一つとして、パッチ画像を印刷してそれを測色し、その測色結果を用いて演算により算出する方法が知られている。このときのパッチ画像は各色を一定間隔で分割し、それらを組み合わせたものとするのが一般的である。また、このようなパッチ画像にはあらかじめカラープロファイル作成ソフトウェアごとに決められた画像データが用いられるのが普通である。
【0008】
【特許文献1】
特開2002−330302号公報
【0009】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、カラープロファイル作成のための作業性を向上するとともに、測色にかかる時間を最小限度に抑える為に、多くの場合、印刷されるパッチ画像の数は最低限度に限られている。また、全色空間から均質に色データを入手するために、パッチ画像のパッチ同士のデータ間隔は均等に割り振られていることが多い。
【0010】
しかしながら、上述したようにユーザにより2次色のインクのり量および4次色のインクのり量が指定された場合、指定されたインクのり量よりも多いパッチ画像についての測色データはカラープロファイルを作成する時には必要とされないため、実際にカラープロファイルを作成する際に用いられるパッチ数(有効パッチ数)が減少し、結果的にカラープロファイルの精度は悪化してしまうという問題があった。
【0011】
さらに、前記したように、メディアの許容最大インク使用量を超えたパッチ画像を印刷することでプリンタ本体が損傷を被ったり、パッチ画像の印刷がうまくいかなくなるといった問題があった。
【0012】
例えば、4色のカラープロファイルの作成を例にとると、カラープロファイル作成用のパッチ画像群は、通常4色で構成できるすべての色空間を網羅しつつ、インクのり量が最大でも400%以下となるようなパッチ画像を保持している。そしてかかるパッチ画像を印刷・測色し、そこから必要な測色データを用いてカラープロファイルの作成を行う。
【0013】
そのときユーザが4次色のインクのり量の値を最大で300%と設定したならば、カラープロファイルの作成に必要なパッチ画像はインクのり量が300%までのパッチ画像である。この場合、300%から400%のインクのり量となるパッチ画像は印刷ならびに測色までしたにもかかわらず実際にカラープロファイルの作成には必要とされず、カラープロファイルを作成するのに必要なパッチ数が減少したのと同じ結果になり、カラープロファイルの精度が悪化してしまう。
【0014】
一例として最大インク使用量400%のパッチ画像データが1000パッチほどあった場合について述べる。ユーザが指定する4次色インクのり量が300%であったとすれば、有効パッチ数は80%程度であり、1000パッチのうち200パッチ程度は実際には必要がないのに印刷ならびに測色の手間をかけたということになる。これは無駄な作業であり、なおかつユーザの指定する4次色のインクのり量の値によっては、カラープロファイル作成に有効なパッチ数はさらに減少し、カラープロファイルの精度自体も悪化する可能性がある。
【0015】
本発明は上記課題に鑑みてなされたものであり、指定されたインクのり量の情報によらず、カラープロファイルの作成に有効なパッチ画像を効率的に出力することで、作成されるカラープロファイルの精度が変化することを防止し、かつプロファイル作成時の無駄な作業をなくすることを目的とする。
【0016】
【課題を解決するための手段】
上記の目的を達成するために本発明に係る情報処理装置は以下のような構成を備える。即ち、
測色結果がカラープロファイルの作成に用いられるパッチ画像を複数の色のインクの組み合わせにより印刷する印刷装置に接続可能な情報処理装置であって、
印刷する際のインクの使用量を設定する設定手段と、
所定の色空間を網羅するパッチ画像を、インク使用量に応じて複数種類保持する保持手段と、
前記保持されたパッチ画像のうち、前記設定されたインクの使用量より少ないインクの使用量で印刷可能なパッチ画像を選択する選択手段と、
前記選択されたパッチ画像を出力する出力手段とを備える。
【0017】
【発明の実施の形態】
【第1の実施形態】
以下図面を参照しながら本発明の実施形態について説明する。
【0018】
図4は、本発明の実施形態にかかる情報処理装置のシステム構成を示すブロック図である。入力装置101は、ユーザからの指示や、データを入力する装置で、キーボードやマウスなどのポインティングシステムを含む。表示装置102は、GUIなどを表示する装置で、通常はCRTや、液晶ディスプレイなどが用いられる。蓄積装置103は、画像データ、プログラムを蓄積する装置で、通常は、ハードディスクが用いられる。107は外部I/Fであり、印刷装置等の外部デバイスは外部I/F107を介して接続され、画像データは外部I/F107を介して印刷装置に出力される。104はCPUで、上述した各構成の処理の全てに関わる。ROM105とRAM106は、その処理に必要なプログラム、データ、作業領域などをCPU104に提供する。また、以降のフローチャートの処理に必要な制御プログラムは、蓄積装置103に格納されているか、ROM105に格納されているものとする。蓄積装置103に格納されている場合は、一旦RAM106に読み込まれてから実行される。
【0019】
なお、本実施形態にかかる情報処理装置のシステム構成については、上記以外にも、様々な構成要素が存在するが、本発明の主眼ではないので、その説明は省略する。
【0020】
図1は本発明の第1の実施形態に係る情報処理装置における処理の流れを示すフローチャートである。図1において、ステップS101はユーザがn次色インクのり量を設定するステップ、ステップS103は設定されたn次色インクのり量に基づいて複数種類用意されているカラープロファイル作成のためのパッチ画像データから最適なものを選択するステップ、ステップS104は設定されたインクのり量とステップS103にて選択されたパッチ画像データの情報とを記憶するステップ、ステップS105はステップS103にて選択されたパッチ画像データを実際にプリンタ(印刷装置)で印刷するステップ、ステップS106は印刷したパッチ画像データの測色を行うステップ、ステップS107は測色されたデータをプロファイル作成ソフトウェアに読み込ませるステップ、ステップS108はプロファイル作成ソフトウェアがステップS104にて記憶されたn次色インクのり量及びパッチ画像データ情報を読み出すステップ、ステップS109は読み出された情報に基づき測色データを解析してカラープロファイルを作成するステップである。
【0021】
次に、本実施形態にかかる情報処理装置における処理の流れを更に具体的に説明する。なお、簡単のため、及びより具体的に説明するために本情報処理装置に接続されるプリンタ(印刷装置)はシアン(C)、マゼンタ(M)、イエロー(Y)、ブラック(K)の4色もしくはそれ以上の色数で構成されているものとする。
【0022】
ユーザはステップS101において、n次色のインクのり量の設定を行う。一般的には2次色インクのり量、4次色インクのり量を設定する場合が多いが、近年の最大許容インク使用量の少ない印刷メディアに対応するために1次色のインクのり量が設定可能であってもよい。
【0023】
ステップS103ではステップS101で設定されたインクのり量の情報に基づいて最適なパッチ画像データを選択する。例えば、4色の系において4次色のインクのり量が250%と設定されたならば、最大のインク使用量が250%以内のパッチ画像データが選択されることとなる。この際、パッチ画像データのパッチ数をインクのり量にかかわらず同じにすれば、最大のインク使用量が250%に制限された場合でも、250%以内となるパッチ画像データの数は同じになり、高精度なカラープロファイルが作成されることが期待できる。
【0024】
しかしながら、従来のように最大インク使用量が400%となる一種類のパッチ画像データ群しか保持していない場合、当然ながら4次色のインクのり量の設定が400%の場合と200%の場合とでは、単純に使用できるパッチ画像データの数が半分になることになり、作成されるカラープロファイルの精度低下は免れない。また、本来インク使用量が200%程度のメディアに400%のパッチ画像データを印刷したのであれば、インクが溢れたり、乾かなかったり、もしくは本体装置に何らかのダメージを与える可能性があることは大いに可能性があることである。
【0025】
そこで、本実施形態にかかる情報処理装置では、上記のことを考慮し、いくつかの最大インク使用量にあわせて数種類のパッチ画像データ群を備えている。
【0026】
図6は、本実施形態にかかる情報処理装置におけるパッチ画像データ群の一例を示す図である。なお、従来との差異を明らかにすべく、図5には、従来の情報処理装置におけるパッチ画像データ群の一例を示す。
【0027】
図6において、600は所定の色空間を説明の便宜上、一次元で表現したものである。また、601〜612等は、該色空間における各格子点を示す。各格子点の間隔は均等であり、各格子点ごとにパッチ画像データが保持されている(すなわち、パッチ画像データのデータ間隔は一定である)。
【0028】
各格子点における色を構成するパッチ画像データとして、パッチ画像データ200_1〜200_nがそれぞれ情報処理装置内に保持されており、各パッチ画像データごとに全インクのり量に関する情報を備えている。なお、本実施形態におけるパッチ画像データはC、M、Y、Kの4次色を想定している。
【0029】
また、図6において、620は全インクのり量が200%以下のパッチ画像データにより全色空間を網羅するパッチ画像データ群であり、630は全インクのり量が400%以下のパッチ画像データにより全色空間を網羅するパッチ画像データ群である。したがって、4次色のインクのり量の設定において、200%以下と設定された場合には、図6のパッチ画像データ群620のパッチ画像データが選択されることとなる。一方、4次色のインクのり量の設定において、400%以下と設定された場合には、図6のパッチ画像データ群630のパッチ画像データが選択されることとなる。このように、最大インク使用量にあわせて複数種類のパッチ画像データを備えることで、インクのり量の設定に応じて、パッチ画像データを切り替えて選択し、印刷することが可能となる。つまり、カラープロファイルの作成に有効なパッチ画像を効率的に出力することができる。
【0030】
これに対して、図5に示すように、従来の情報処理装置においては、全色空間を網羅するパッチ画像データを一種類しか保持しておらず、インクのり量の設定にかかわらず、当該パッチ画像データを印刷していたため、例えば、200%以下と設定された場合には、図5中のパッチ画像データ6、n−2、n−1、nの測色データはカラープロファイルの作成に用いられなかった。このため、パッチ画像データ6、n−2、n−1、nについての印刷・測色という無駄な作業が発生していた上に、設定されたインクのり量以下のパッチ画像データだけでは、全色空間を均等に網羅することはできず、その結果、精度の高いカラープロファイルを作成することができなかった。そして、上記説明から明らかなように、本実施形態にかかる情報処理装置によれば、かかる問題点をすべて解決することが可能となる。
【0031】
次に、図1のフローチャートに沿って、更に具体的に説明する。
【0032】
ステップS103で最適なパッチ画像データが選択されると、ステップS104ではユーザにより設定されたn次色のインクのり量などのデータと共に該パッチ画像データが記憶される。これにより、そのパッチ画像データがどのような特性のパッチ画像かを容易に識別することが可能となる。実際にカラープロファイルを作成する際に必要なのはパッチ画像データの色空間における各格子点での各色のインクのり量の値であるので、これらを図6のようなLUT(ルックアップテーブル)の形で記憶するのが望ましい。また、データ間隔、各色のインクのり量が算術的規則に則って配置されるならば、それらの値が算出できるデータのみを記憶する方法でもよい。例えば、データ間隔、各色の最大インク使用量ならびに最大インク使用量をどのように各格子点に分配していくのかを示す分配率のデータが明らかであれば、各格子点における各色のインク使用量の値をLUTの形ですべて記憶していなくても、演算処理により算出することも可能である。また、本実施形態の場合、あらかじめ用意された複数種類のパッチ画像データから選択するので、あらかじめ作成された、パッチ画像データに付随されているパッチ画像データ情報を記憶する形式でもよい。記憶された情報はカラープロファイルを作成する段階で必要となる。
【0033】
ステップS105では選択されたパッチ画像データを実際にプリンタ(印刷装置)に印刷する。ステップS106では印刷された結果を測色機により測色する。
【0034】
測色結果はステップS107において、プロファイル作成ソフトウェアに読み込まれる。読み込まれた情報を処理するために、ステップS108では記憶されているインクのり量情報、パッチ画像データ情報を読み出す。これにより、読み込まれた測色結果がどのようなデータ間隔のパッチ画像データであるかが識別できる。これらの条件を踏まえて、プロファイル作成ソフトウェアは与えられた測色データをもとにカラープロファイルを作成する。
【0035】
以上の説明から明らかなように、ユーザが設定したインクのり量に従って最適なパッチ画像データを選択/出力することにより、パッチ画像データにおける有効パッチ数を増やし、必要としないパッチ画像データの印刷・測色の無駄を省くことが可能となり、n次色インクのり量の設定にかかわらず高精度なカラープロファイルを作成することができる。
【0036】
なお、上記実施形態では4次色のインクのり量に着目して説明したが、無論4次色にとらわれる必要がないことは明らかであり、あらゆる色において適用可能であることはいうまでもない。
【0037】
【第2の実施形態】
以下図面を参照しながら本発明の第2の実施形態について説明する。
【0038】
図2は本発明の第2の実施形態に係る情報処理装置における処理の流れを示すフローチャートである。図2において、図1と異なる部分について説明する。ステップS201はユーザが設定したインクのり量に従って、新たにパッチ画像データを作成するステップである。
【0039】
図3は設定されたインクのり量に従って、パッチ画像データを作成するまでの概略フローチャートである。図3においてステップS301はユーザにより設定されたインクのり量を読み込むステップ、ステップS302は設定されたインクのり量からパッチ画像データを作成するための各色の最大インク使用量を算出するステップ、ステップS303は各色のデータ間隔を算出するステップ、ステップS304は設定されたインクのり量を満たす使用可能な全色空間を網羅する各格子点における各色のインク使用量の組み合わせを決定するステップ、ステップS305はステップS304の結果に基づきパッチ画像データを作成するステップ、ステップS306は作成したパッチ画像データ情報を記憶するステップである。
【0040】
次に上記処理の流れをさらに具体的に説明する。なお、簡単のため、及びより具体的に説明するために接続されるプリンタ(印刷装置)は、シアン(C)、マゼンタ(M)、イエロー(Y)、ブラック(K)の4色もしくはそれ以上の色数で構成されているものとする。
【0041】
ユーザはステップS101において、n次色のインクのり量の設定を行う。一般的には2次色インクのり量、4次色インクのり量を設定する場合が多いが、近年の最大許容インク使用量の少ない印刷メディアに対応するために1次色のインクのり量が設定可能であってもよい。
【0042】
ステップS103ではステップS101でユーザによって設定されたn次色インクのり量の情報に基づいて最適なパッチ画像データを作成する。パッチ画像データ作成までの処理の流れは図3にて説明する。
【0043】
ここで、上記第1の実施形態で説明した、複数種類のパッチ画像データの中から最適なパッチ画像データを選択する場合との違いについて説明する。
【0044】
第1の実施形態で説明したように、あらかじめいくつかのパッチ画像データを保持しておき、そこから最適なパッチ画像データを選択する場合、その条件にまさにぴったりのパッチ画像データがあれば問題ないが、そのためには、細かい条件に対応して多数のパッチ画像データを用意しておく必要がある。また、記憶容量の問題から用意するパッチ画像データの数を抑えた場合には、条件を満たすパッチ画像データから一番条件に近いものを選択することとなる。
【0045】
このような場合に考えられる不都合な点の一つに、作成するカラープロファイルの条件が変則的である場合、あらかじめ用意されたパッチ画像データを出力しても無駄になってしまうことが挙げられる。例えばシアンの一次色の最大インク使用量が180としなければならないメディアがあった場合、パッチ画像データ群の中にシアンを255まで使うパッチ画像データがあったならば、シアンが180以上となるパッチ画像データは意味をなさないことになる。このような場合当然ながら有効パッチ数が通常の場合と比べて少なくなるので出来上がったカラープロファイルの精度は低くならざるを得ない。
【0046】
このような状況においては、ユーザが設定したn次色のインクのり量に基づいて最適なパッチ画像データを作成する手法が望ましいと言える。詳細を図3に従って説明する。
【0047】
まず、ステップS301において、ユーザの設定したn次色インクのり量を読み込む。次にステップS302、ステップS303においてパッチ画像データを作成するために必要なデータを算出する。ステップS302では、パッチ画像データにおける各色の最大インク使用量を算出する。ステップS303ではパッチ画像データの格子点数と各色の最大インク使用量とからパッチのデータ間隔を算出する。
【0048】
続くステップS304にてパッチ画像データの全格子点に対応する各色のインク使用量の組み合わせを求める。求めたインク使用量の組み合わせから、実際にステップS305にてパッチ画像データを作成する。なお、パッチ画像データのフォーマットはいかなる形式であってもかまわない。作成されたパッチ画像データはステップS306において、そのデータ間隔の情報や、各パッチの色データ情報(色の組み合わせ情報)が記憶される。
【0049】
上記したように、本実施形態によればユーザの設定したインクのり量情報からその都度最適なパッチ画像データを算出することになるので、記憶容量の大きなパッチ画像データを複数持つ必要が無く、さらには、常に最適化されたパッチ画像データによりカラープロファイルの作成が可能になる。
【0050】
次に図2のフローチャートに沿って、更に具体的に説明する。ステップS201で最適なパッチ画像データが作成されると、ステップS104ではユーザにより設定されたn次色のり量などのデータと共に当該パッチ画像データが記憶される。これにより、そのパッチ画像データがどのような特性のパッチ画像かを容易に識別することができる。実際にカラープロファイルを作成する際に必要なのはパッチ画像データの各格子点における各色のインク使用量の値であるので、これらをLUTの形で記憶するのが望ましい。また、データ間隔、各色のインク使用量が算術的規則に則って配置されるならば、それらの値が算出できるデータのみを記憶するようにしてもよい。例えば、データ間隔、各色の最大インク使用量ならびに最大インク使用量をどのように各格子点に分配していくのかを示す分配率のデータが明らかであれば、各格子点における各色のインク使用量の値をLUTの形ですべて記憶しなくても、演算処理により算出することも可能である。記憶された情報はカラープロファイルを作成する段階で必要となる。
【0051】
ステップS105では作成されたパッチ画像データを実際にプリンタ(印刷装置)に印刷する。ステップS106では印刷された結果を測色機により測色する。
【0052】
測色結果はステップS107において、プロファイル作成ソフトウェアに読み込まれる。読み込まれた情報を処理するために、ステップS108において記憶されているインクのり量情報、パッチ画像データ情報を読み出す。これにより、読み込まれた測色結果がどのようなデータ間隔のパッチ画像データであるかが識別される。これらの条件を踏まえて、プロファイル作成ソフトウェアは与えられた測色データをもとにカラープロファイルを作成する。
【0053】
以上の説明から明らかなように、ユーザが設定したインクのり量に従って最適なパッチ画像データをその都度作成することにより、パッチ画像データにおける有効パッチ数を常に最大の状態とし、必要としないパッチ画像データの印刷・測色の無駄を省くことが可能となり、n次色インクのり量の設定にかかわらず高精度なカラープロファイルを作成することができる。
【0054】
また、その都度パッチ画像データを作成するのでサイズの大きなパッチ画像データを複数種類持たなくてすむというメリットもある。
【0055】
なお、上記第2の実施形態では4次色のインクのり量に着目して説明したが、無論4次色にとらわれる必要がないことは明らかであり、あらゆる色において適用可能であることはいうまでもない。
【0056】
【他の実施形態】
なお、本発明は、複数の機器(例えばホストコンピュータ、インタフェイス機器、リーダ、プリンタなど)から構成されるシステムに適用しても、一つの機器からなる装置(例えば、複写機、ファクシミリ装置など)に適用してもよい。
【0057】
また、本発明の目的は、前述した実施形態の機能を実現するソフトウェアのプログラムコードを記録した記憶媒体を、システムあるいは装置に供給し、そのシステムあるいは装置のコンピュータ(またはCPUやMPU)が記憶媒体に格納されたプログラムコードを読出し実行することによっても、達成されることは言うまでもない。
【0058】
この場合、記憶媒体から読出されたプログラムコード自体が前述した実施形態の機能を実現することになり、そのプログラムコードを記憶した記憶媒体は本発明を構成することになる。
【0059】
プログラムコードを供給するための記憶媒体としては、例えば、フロッピ(登録商標)ディスク、ハードディスク、光ディスク、光磁気ディスク、CD−ROM、CD−R、磁気テープ、不揮発性のメモリカード、ROMなどを用いることができる。
【0060】
また、コンピュータが読出したプログラムコードを実行することにより、前述した実施形態の機能が実現されるだけでなく、そのプログラムコードの指示に基づき、コンピュータ上で稼働しているOS(オペレーティングシステム)などが実際の処理の一部または全部を行い、その処理によって前述した実施形態の機能が実現される場合も含まれることは言うまでもない。
【0061】
さらに、記憶媒体から読出されたプログラムコードが、コンピュータに挿入された機能拡張ボードやコンピュータに接続された機能拡張ユニットに備わるメモリに書込まれた後、そのプログラムコードの指示に基づき、その機能拡張ボードや機能拡張ユニットに備わるCPUなどが実際の処理の一部または全部を行い、その処理によって前述した実施形態の機能が実現される場合も含まれることは言うまでもない。
【0062】
【発明の効果】
以上説明したように本発明によれば、指定されたインクのり量の情報によらず、カラープロファイルの作成に有効なパッチ画像を効率的に出力することで、作成されるカラープロファイルの精度が変化することを防止し、かつプロファイル作成時の無駄な作業をなくすることが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施形態にかかる情報処理装置における処理の流れを示すフローチャートである。
【図2】本発明の第2の実施形態にかかる情報処理装置における処理の流れを示すフローチャートである。
【図3】本発明の第2の実施形態にかかる情報処理装置におけるパッチ画像データの作成処理の詳細を示すフローチャートである。
【図4】本発明の実施形態にかかる情報処理装置のシステム構成を示すブロック図である。
【図5】従来の情報処理装置において保持されたパッチ画像データ群の一例を示す図である。
【図6】本発明の第1の実施形態にかかる情報処理装置において保持されたパッチ画像データ群の一例を示す図である。
【符号の説明】
S101:インクのり量設定ステップ
S103:パッチ画像データ選択ステップ
S104:情報記憶ステップ
S105:印刷ステップ
S106:測色ステップ
S107:測色データ読み込みステップ
S108:記憶情報読み出しステップ
S109:プロファイル作成ステップ
S201:パッチ画像データ作成ステップ
S301:インク使用量読み込みステップ
S302:各色の最大インク使用量算出ステップ
S303:各色のパッチ間隔算出ステップ
S304:各格子点における各色インク量の組み合わせ決定ステップ
S305:パッチ画像データ作成ステップ
S306:パッチ画像データ情報記憶ステップ
Claims (8)
- 測色結果がカラープロファイルの作成に用いられるパッチ画像を複数の色のインクの組み合わせにより印刷する印刷装置に接続可能な情報処理装置であって、
印刷する際のインクの使用量を設定する設定手段と、
所定の色空間を網羅するパッチ画像を、インク使用量に応じて複数種類保持する保持手段と、
前記保持されたパッチ画像のうち、前記設定されたインクの使用量より少ないインクの使用量で印刷可能なパッチ画像を選択する選択手段と、
前記選択されたパッチ画像を出力する出力手段と
を備えることを特徴とする情報処理装置。 - 測色結果がカラープロファイルの作成に用いられるパッチ画像を複数の色のインクの組み合わせにより印刷する印刷装置に接続可能な情報処理装置であって、
印刷する際のインクの使用量を設定する設定手段と、
前記設定されたインクの使用量より少ないインクの使用量で印刷可能なパッチ画像を生成する生成手段と、
前記生成されたパッチ画像を出力する出力手段と
を備えることを特徴とする情報処理装置。 - 前記複数の色は、少なくともシアン、マゼンダ、イエロー、ブラックを含むことを特徴とする請求項1または2に記載の情報処理装置。
- 測色結果がカラープロファイルの作成に用いられるパッチ画像を、複数の色のインクを組み合わせて印刷するための情報処理方法であって、
印刷する際のインクの使用量を設定する設定工程と、
所定の色空間を網羅するパッチ画像を、インク使用量に応じて複数種類保持する保持工程と、
前記保持されたパッチ画像のうち、前記設定されたインクの使用量より少ないインクの使用量で印刷可能なパッチ画像を選択する選択工程と、
前記選択されたパッチ画像を出力する出力工程と
を備えることを特徴とする情報処理方法。 - 測色結果がカラープロファイルの作成に用いられるパッチ画像を、複数の色のインクを組み合わせて印刷するための情報処理方法であって、
印刷する際のインクの使用量を設定する設定工程と、
前記設定されたインクの使用量より少ないインクの使用量で印刷可能なパッチ画像を生成する生成工程と、
前記生成されたパッチ画像を出力する出力工程と
を備えることを特徴とする情報処理方法。 - 前記複数の色は、少なくともシアン、マゼンダ、イエロー、ブラックを含むことを特徴とする請求項4または5に記載の情報処理方法。
- 請求項4乃至6のいずれか1つに記載の情報処理方法をコンピュータによって実現させるための制御プログラム。
- 請求項4乃至6のいずれか1つに記載の情報処理方法をコンピュータによって実現させるための制御プログラムを格納する記録媒体。
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Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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JP2009164835A (ja) * | 2007-12-28 | 2009-07-23 | Canon Inc | 色処理装置およびその制御方法 |
JP2013154594A (ja) * | 2012-01-31 | 2013-08-15 | Canon Inc | インクジェット記録装置およびキャリブレーション方法 |
-
2003
- 2003-01-31 JP JP2003024536A patent/JP2004230826A/ja not_active Withdrawn
Cited By (3)
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