JP2004230346A - トリガー式液体噴出器 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】トリガーレバー15をトリガーボディ14の外側に回動自在に配置するに際し、トリガーボディ14の射出筒14Cにおける前方側の両外側部に回転軸51を設け、トリガーレバー15の上端部の2又状枢着部15Aを両回転軸51に回動自在に枢着し、トリガーレバー15の枢着部15Aに設けた孔をトリガーボディ14の回転軸51に係入する。
【選択図】 図2
Description
【発明の属する技術分野】
本発明はトリガー液体噴出器に関する。
【0002】
【従来の技術】
特許文献1に記載の如く、トリガー液体噴出器では、トリガーボディの外側に配置したトリガーレバーの引き操作により、液体を噴出可能にする。従来技術では、トリガーボディの射出筒の前端外径部に連結筒を嵌合し、連結筒の前端外径部にノズルを嵌合し、射出筒に設けたフランジと連結筒の後端との間で、トリガーレバーの回転軸を挟み込状態で支持している。
【0003】
【特許文献1】
特開平8−338358([0013]、図1)
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
従来技術では、トリガーレバーの回転軸をトリガーボディの射出筒に設けたフランジと連結筒の後端との間に挟みこんでいる。ところが、射出筒と連結筒は嵌合関係にあり、噴出液が界面活性剤、次亜塩素酸ナトリウム等を含有するときには、それらの接液部材の環境応力破壊を防止するため、それらの嵌合を強くすることができない。このため、トリガーレバーを引くと、この引き操作に基づく回転モーメントが射出筒と連結筒の間の回転軸に及び、嵌合の弱い連結筒を射出筒から押出す如くに外してしまう虞がある。この場合、液体の噴出不能、液体の飛散による周辺汚損を生ずる。
【0005】
本発明の課題は、トリガー式液体噴出器において、トリガーレバーを安定的に支持し、液体を安定的に噴出することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】
請求項1の発明は、トリガーボディの外側に配置されるトリガーレバーの回転軸を、トリガーボディに枢着したトリガー式液体噴出器である。
【0007】
【発明の実施の形態】
トリガー式液体噴出器10は、図1に示す如く、容器11の開口部に接続される通液体12を、該容器11に螺着されるキャップ13により該容器11に固定する。トリガー式液体噴出器10は、通液体12にトリガーボディ14を嵌合して一体化し(通液体12とトリガーボディ14は一体成形されても可)、トリガーボディ14の主筒14Aをキャップ13の側から起立し、主筒14Aの中間部から前方にシリンダ筒14Bを突設し、主筒14Aの上端部から前方に射出筒14Cを突設している。
【0008】
トリガー式液体噴出器10は、トリガーレバー15の上端部をトリガーボディ14の射出筒14Cにおける前方側の両外側部に回動自在に枢着し、シリンダ筒14Bに嵌合させたプランジャ17の前端部にトリガーレバー15の中間部の後面を係合させ、シリンダ筒14Bに内蔵のスプリング18によりプランジャ17を介してトリガーレバー15を前方に弾発させる。
【0009】
トリガー式液体噴出器10は、トリガーボディ14の射出筒14Cの前端小外径部に連結筒19を嵌合し、連結筒19の前端外径部にノズル20を回動自在に嵌合する。ノズル20は回動操作レバー20Aを備える。トリガー式液体噴出器10は、回動操作レバー20Aによるノズル20の回動で、連結筒19とノズル20が形成する液体吐出路を切換え開閉自在にする。
【0010】
トリガー式液体噴出器10は、容器11の内部に延びるディップチューブ21を通液体12の下端部に挿着し、通液体12の内部に入側逆止弁22、出側逆止弁23を設けている。
【0011】
これにより、トリガー式液体噴出器10にあっては、トリガーレバー15の引き操作に基づくプランジャ17の加圧動作により、シリンダ筒14B内の液体を出側逆止弁23経由でノズル20から噴出する。また、トリガーレバー15の引き操作解除に基づくプランジャ17の戻り動作で、容器11内の液体を入側逆止弁22経由でシリンダ筒14Bに吸込む。
【0012】
トリガー式液体噴出器10は、図1に示す如く、トリガーボディ14に支持されて該トリガーボディ14の上面部、背面部及び両側面部を覆うシュラウド30により、ノズル20の上側と、両側部(図1では両側部のうちの上側寄り部分、但し、両側部の全部でも可)を覆い、シュラウド30とトリガーボディ14との間に緩衝手段40を介装した。
【0013】
シュラウド30は、トリガーボディ14の主筒14Aにおける後方から、主筒14A、シリンダ筒14B及び射出筒14Cを覆うように被着可能にされ、主筒14Aに相対する背面31、背面31の上部から射出筒14Cに沿ってノズル20の前端部まで延びる天面32、背面31の下部から主筒14Aの後部まで延びる底面33、背面31、天面32及び底面33の両側縁から延びてトリガーボディ14の全体(主筒14A、シリンダ筒14B及び射出筒14C)及びノズル20の前端部を覆う両側面34を備える。シュラウド30の天面32及び両側面34の前側部分は、ノズル20の前端部の前方位置(又は前端部と面一位置)まで延在し、ノズル20の周囲の全周に対し空隙Gを介する。
【0014】
シュラウド30の天面32の内面に設けた上係止部35Aをトリガーボディ14の主筒14A又は射出筒14Cの上面に設けた係止部35Bに係止し、底面33の前端側内面に設けた下係止部36Aをトリガーボディ14の主筒14Aの後面に設けた係止部36Bに係止することにより、シュラウド30をトリガーボディ14に係止固定状態で支持する。
【0015】
緩衝手段40は、トリガーボディ14の射出筒14Cにおいてノズル20(本実施形態ではノズル20及び連結筒19)が被着された部分の直近の後部で、該射出筒14Cの上面の頂部を周方向で挟む2箇所のそれぞれに一体成形され、射出筒14Cの斜め上方に向けて突設されたリブ41、41にて構成される。各リブ41はシュラウド30の天面32の内面に当接(又は微小間隙を介して対向)配置される。
【0016】
尚、本発明において、「上側」、「上方」とは、トリガー式液体噴出器10を設けた容器11を水平面状に正立させたときの鉛直上方をいう。
【0017】
しかるに、トリガー式液体噴出器10にあっては、トリガーレバー15をトリガーボディ14の外側に回動自在に配置するに際し、図2、図3に示す如く、トリガーボディ14の射出筒14Cにおける前方側の両外側部に回転軸51を設け、トリガーレバー15の上端部の2又状枢着部15Aを両回転軸51に回動自在に枢着している。トリガーレバー15の枢着部15Aに設けた孔52をトリガーボディ14の回転軸51に係入する。
【0018】
本実施形態によれば以下の作用がある。
▲1▼トリガーレバー15をトリガーボディ14に枢着させたから、トリガーレバー15の引き操作に基づく回転モーメントが、ノズル20側の連結筒19に及ぶことがない。このため、ノズル20側の連結筒19がトリガーボディ14の射出筒14Cから押出されて外れることがなく、液体を安定的に噴出できる。
【0019】
▲2▼噴出液が界面活性剤、次亜鉛素酸ナトリウム等を含有するために、接液部材となる射出筒14Cと連結筒19の嵌合を強くできない場合にも、連結筒19が射出筒14Cから押出されて外れることを、上述▲1▼の如くに防止できる。
【0020】
図4は、トリガーレバー15の枢着構造の他の例である。トリガーレバー15はトリガーボディ14を覆うシュラウド30の内側に配置され、トリガーレバー15の上端部の2又状枢着部15Aに外方へ突き出る回転軸61を設け、シュラウド30の両側面34に該回転軸61を回動自在に枢着している。シュラウド30の両側面34に設けた孔62にトリガーレバー15の回転軸61を係入する。
【0021】
本実施形態によれば以下の作用がある。
▲1▼トリガーレバー15をシュラウド30に枢着させたから、トリガーレバー15の引き操作に基づく回転モーメントが、ノズル20側の連結筒19に及ぶことがない。このため、ノズル20側の連結筒19がトリガーボディ14の射出筒14Cから押出されて外れることがなく、液体を安定的に噴出できる。
【0022】
▲2▼噴出液が界面活性剤、次亜塩素酸ナトリウム等を含有するために、接液部材となる射出筒14Cと連結筒19の嵌合を強くできない場合にも、連結筒19が射出筒14Cから押出されて外れることを、上述▲1▼の如くに防止できる。
【0023】
尚、シュラウド30はトリガーボディ14と別部品化されず、一体成形されても良い。
【0024】
【発明の効果】
本発明によれば、トリガー式液体噴出器において、トリガーレバーを安定的に支持し、液体を安定的に噴出することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1はトリガー式液体噴出器を示す断面図である。
【図2】図2はトリガーレバーの枢着構造を示す斜視図である。
【図3】図3は図1のIII−III線に沿う断面図である。
【図4】図4はトリガーレバーの枢着構造の他の例を示す断面図である。
【符号の説明】
10 トリガー式液体噴出器
14 トリガーボディ
15 トリガーレバー
15A 枢着部
51、61 回転軸
Claims (2)
- トリガーボディの外側に配置されるトリガーレバーの回転軸を、トリガーボディに枢着したトリガー式液体噴出器。
- トリガーボディを覆うシュラウドの内側に配置されるトリガーレバーの回転軸を、シュラウドに枢着したトリガー式液体噴出器。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2003025171A JP2004230346A (ja) | 2003-01-31 | 2003-01-31 | トリガー式液体噴出器 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2003025171A JP2004230346A (ja) | 2003-01-31 | 2003-01-31 | トリガー式液体噴出器 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2004230346A true JP2004230346A (ja) | 2004-08-19 |
Family
ID=32953520
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2003025171A Pending JP2004230346A (ja) | 2003-01-31 | 2003-01-31 | トリガー式液体噴出器 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2004230346A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2015062886A (ja) * | 2013-08-30 | 2015-04-09 | 株式会社吉野工業所 | トリガー式液体噴出器 |
-
2003
- 2003-01-31 JP JP2003025171A patent/JP2004230346A/ja active Pending
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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JP2015062886A (ja) * | 2013-08-30 | 2015-04-09 | 株式会社吉野工業所 | トリガー式液体噴出器 |
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