JP2004227867A - 押釦スイッチ用部材及びその製造方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】各キートップ同士をつなぐ接続部の十分な耐久性を有する複数のキートップが密集した押釦スイッチ用部材を提供することを課題とする。また、このような押釦スイッチ用部材を製造するに当たり、グループ分け成形といった煩雑な製造工程を採用しないで済む製造方法を提供する。
【解決手段】樹脂フィルム4の表面には薄膜状のシリコーン弾性シート5に複数のキートップ2が一体成形された上側シリコーン弾性部材3が一体化され、樹脂フィルム4の裏面には薄膜状のシリコーン弾性シート6に基板との間隔を規定するベース部9が一体成形された下側シリコーン弾性部材5が一体化されている押釦スイッチ用部材1とした。また、シリコーン弾性シート7に一方の面に複数の凸状のキートップ2を形成した上側シリコーン弾性部材3を一体成形すると同時にシリコーン弾性シート7の他方の面に樹脂フィルム4を一体成形し、その後樹脂フィルム4に下側シリコーン弾性部材5を一体成形した。
【選択図】 図1

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
この発明は、電卓、携帯電話、リモコン、OA機器等の各種分野の入力装置に使用される押釦スイッチ用部材に関するものであって、より詳しくは、限られた空間に隣り合うキートップ同士が密集して配設されている押釦スイッチ用部材に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来、隣り合うキートップ同士が密集して配設されている押釦スイッチ用部材としては、基盤部と複数の押し圧部が可変形性の薄肉部を介して一体成形されてなる熱可塑性エラストマー製プッシュボタン型のキーボードスイッチにおいて、その各押し圧部の上面に樹脂製の板状物が接着されており、その樹脂製板状物の上から別部材である樹脂製キートップをスナップフィット式に嵌合してなるものがある(例えば、特許文献1参照。)。
【0003】
これは、パソコン用キーボードのように、ケースや外枠が各キー間に存在しないものであって、隣り合うキートップのピッチは約17mmとパソコン用キーボードとしては一般的な間隔で配置されている場合に、隣り合う樹脂製キートップの側面から見て略台形形状の底辺の長さを17mmに近づけた別部材である樹脂製キートップを熱可塑性エラストマー製プッシュボタン型のキーボードスイッチの本体の押圧部に対応した位置に取り付けたものであって、単に隣り合う樹脂製キートップの外周の間隙を小さくすることができるといったものである。
【0004】
したがって、隣り合う接点同士の間隔が狭くて、よりキートップ同士の密集度の高い携帯電話やPDA等の携帯端末のように、小型の電気・電子機器の入力装置に使用される押釦スイッチ用部材に適用できるものではない。
【0005】
そこで、よりキートップ同士の密集度の高い小型の電気・電子機器の入力装置に使用される押釦スイッチ用部材の場合には、例えば、図6に示したように、硬質樹脂製のキートップ20と弾性を有する樹脂製又はゴム製のカバー部材本体21とを一体化して押釦スイッチ用部材22を製作する場合に、グループ分け成形という方法を採用していた。
【0006】
つまり、必要とされる複数のキートップ20,20,20,・・・を直近のキートップ同士が一緒になることのない、例えば、Aグループ20a、Bグループ20b及びCグループ20cのようにいくつかのグループに分けて、それぞれのグループを別個に射出成形機にて成形し、その配置を維持したままゲートカットをして、個々のキートップ20を完成させる。次に、独立した各グループの個々のキートップ20は各治具23a,23b,23cを使用しその配置を維持したまま組立治具24で一緒にされてカバー部材本体21の表面に接着固定することで押釦スイッチ用部材22を完成する。
【0007】
つまり、射出成形にあっては、成形のために必要なランナーやゲートといった成形金型の都合上、複数のキートップを完成品の密集した配置のままでは一体成形ができないといった問題を、グループ分け成形といった方法で回避していたわけである。
【0008】
その他の方法としては、キートップの外形形状に沿って成形された複数の凸部を有する樹脂フィルムの凸部の内部に芯材となる樹脂を充填したいわゆるフィルム付き押釦スイッチ用部材の場合は、樹脂フィルムの成形品がキートップの配置を決定することとなり充填樹脂との一体成形も比較的容易であり、樹脂フィルムの多様な装飾性を生かした製品を作ることができることから広く使用されている。
【0009】
このフィルム付き押釦スイッチ用部材にあっては、樹脂フィルムの深絞り加工の限界から、キートップとカバー部材本体とを接着により一体化した押釦スイッチ用部材と同様に、複数のキートップを完成品ような密集した配置のままでは一体成形ができないため、グループ分け成形をせざるを得なかった。
【0010】
また、キートップとカバー部材本体とを熱硬化性エラストマーで一体成形した押釦スイッチ用部材の場合には、1回の成形で複数のキートップが密集してカバー部材本体と一体化した押釦スイッチ用部材が完成するので、成形自体は容易であるため、汎用品として使用されることが多かった。
【0011】
【特許文献1】
特開平8−287772号公報(第4図)。
【0012】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、キートップとカバー部材本体とを接着により一体化した押釦スイッチ用部材や、キートップの凸部を有する樹脂フィルムの凸部に芯材となる樹脂を充填したフィルム付き押釦スイッチ用部材のように、グループ分け成形を行う場合には、各グループ毎の金型、治具の他に組立治具が必要となり、製造コストが高くなり製品単価が高いものとならざるを得なかった。
【0013】
また、キートップとカバー部材本体とを熱硬化性エラストマーで一体成形した押釦スイッチ用部材の場合には、隣り合うキートップ同士は薄肉の接続部で連結されるが、隣り合うキートップ同士の間隔が狭い場合にはスイッチ操作時にこの薄肉の接続部に過度な応力が生じるため、耐久性に問題があった。さらに、キートップの天面に文字、記号、図形等の装飾を印刷する際に治具が必要となり、隣り合うキートップ同士の間隔が狭い場合にはその治具が作り難く、製作したとしてもその強度が問題であり、治具の耐久性の問題があった。仮に、印刷できたとしても印刷した表示部が指に触れるため、キートップの操作中に摩滅してしまうといった品質上の問題があった。
【0014】
そこで、この発明では、以上のような従来の技術の問題点を解消すべく、各キートップ同士をつなぐ接続部の十分な耐久性を有する複数のキートップが密集した押釦スイッチ用部材を提供することを課題とする。また、このような押釦スイッチ用部材を製造するに当たり、グループ分け成形といった煩雑な製造工程を採用しないで済む製造方法を提供することを課題とする。
【0015】
【課題を解決するための手段】
以上のような課題を解決すべく、請求項1に記載の発明は、シート状部材に凸状のキートップを複数配置した押釦スイッチ用部材であって、芯材となる樹脂フィルムの表面には薄膜状のシリコーン弾性シートに前記複数のキートップが一体成形された上側シリコーン弾性部材が一体化され、前記樹脂フィルムの裏面には薄膜状のシリコーン弾性シートに基板との間隔を規定するベース部が一体成形された下側シリコーン弾性部材が一体化されていることを特徴としている。
【0016】
請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の構成に加えて、前記樹脂フィルムの表面と前記上側シリコーン弾性部材との間にポリカーボネート系インクの接着層を有し、前記樹脂フィルムの裏面と前記下側シリコーン弾性部材との間にポリカーボネート系インクの接着層を有することを特徴としている。
【0017】
請求項3に記載の発明は、請求項1又は2に記載の構成に加えて、少なくとも前記キートップと前記キートップの直下のシリコーン弾性シートは透光性を有し、前記キートップの直下の前記樹脂フィルムの部位には、前記キートップの天面から視認できる文字、数字、記号、図柄等の表示部が形成されていることを特徴としている。
【0018】
請求項4に記載の発明は、請求項3に記載の構成に加えて、前記樹脂フィルムが遮光性を有し、前記表示部が前記樹脂フィルムを切り欠いて形成した抜き型模様であることを特徴としている。
【0019】
請求項5に記載の発明は、請求項4に記載の構成に加えて、前記抜き型模様の中には透光性着色層が充填されていることを特徴としている。
【0020】
請求項6に記載の発明は、請求項3に記載の構成に加えて、前記樹脂フィルムは透光性を有し、該透光性の樹脂フィルムの裏面には前記表示部を象った抜き型模様を有する遮光性の着色層又はメタリック層を有し、前記抜き型模様の中には透光性着色層が充填されていることを特徴としている。
【0021】
請求項7に記載の発明は、請求項1乃至6のいずれか一つに記載の構成に加えて、前記キートップ部の底面の外周部に対応する前記樹脂フィルムの部位には、前記樹脂フィルムの厚み方向に貫通する切断線乃至切欠きを有することを特徴としている。
【0022】
請求項8に記載の発明は、請求項7に記載の構成に加えて、前記キートップの直下の前記下側シリコーン弾性部材の裏面には、接点乃至接点部材を押圧する押圧凸部を有していることを特徴としている。
【0023】
請求項9に記載の発明は、薄膜状のシリコーン弾性シートの一方の面に凸状の複数のキートップを形成した上側シリコーン弾性部材を一体成形すると同時に前記シリコーン弾性シートの他方の面に樹脂フィルムを一体成形する工程と、前記樹脂フィルムの前記上側シリコーン弾性部材と反対側の面に、薄膜状のシリコーン弾性シートに基板との間隔を規定するベース部を有する下側シリコーン弾性部材を一体成形する工程とを含むことを特徴としている。
【0024】
請求項10に記載の発明は、請求項9に記載の構成に加えて、前記上側シリコーン弾性部材及び下側シリコーン弾性部材と前記樹脂フィルムとを一体成形する工程の前に、前記樹脂フィルムの表面と裏面にポリカーボネート系インクを塗布する工程を有することを特徴としている。
【0025】
請求項11に記載の発明は、請求項9に記載の構成に加えて、前記上側シリコーン弾性部材及び下側シリコーン弾性部材と前記樹脂フィルムとを一体成形する工程の前に、前記樹脂フィルムの表面と裏面に接着性を向上する表面改質処理を施す工程を有することを特徴としている。
【0026】
【発明の実施の形態】
以下、この発明の実施の形態を図1乃至5を用いて説明する。
【0027】
[発明の実施の形態1]
まず、この発明の実施の形態1に係る押釦スイッチ用部材の構成について説明する。
【0028】
図1は、この発明の実施の形態1に係る押釦スイッチ用部材の要部断面図である。
【0029】
この発明の実施の形態1に係る押釦スイッチ用部材1は、シート状部材に複数のキートップ2が一体成形された上側シリコーン弾性部材3と、この上側シリコーン弾性部材3と一体化されている樹脂フィルム4と、この樹脂フィルム4と一体化されているシート状部材の下側シリコーン弾性部材5とを有している。つまり、樹脂フィルム4が、上側シリコーン弾性部材3と下側シリコーン弾性部材5とで挟み込まれ、押釦スイッチ用部材1の芯材として機能する構成となっている。
【0030】
上側シリコーン弾性部材3は、50〜150μmの薄膜状の透光性を有するシリコーン弾性シート6の上面に高さが3mm、略円形底面の直径が8mmの凸状のキートップ2が複数密集した状態で一体成形されている。具体的には、隣り合うキートップ2同士の底面部の隙間が0.3〜1.5mm程度に密集している。
【0031】
キートップ2は、シリコーン弾性シート6と一体成形されるため、いわゆる文字照光式のキートップ2の場合には、シリコーン弾性シート6と同じく透光性を有しており、天面側からは樹脂フィルム4の表面が透けて見えるようになっている。
【0032】
樹脂フィルム4としては、ポリエステル樹脂、ポリイミド樹脂、ポリカーボネート樹脂等の耐熱性、機械的耐久性に優れている材料を使用すればよい。樹脂フィルム4の厚みは、20〜250μm程度であれば機械的耐久性も問題はない。
【0033】
下側シリコーン弾性部材5は、50〜150μmの薄膜状のシリコーン弾性シート7の下面のキートップ2の直下に当たる部位に接点乃至接点部材を押圧することのできる押圧凸部8と、外周部に押釦スイッチ用部材1を取り付ける基板(図示せず)との間隔を規定するベース部9とが一体成形されている。
【0034】
基板の固定接点が印刷されている部位に押圧凸部8が対向して配置される場合には、押圧凸部8の先端に導電性インクを塗布すれば簡単に固定接点と接触し得る可動接点を形成することができるので都合がよい。また、上側シリコーン弾性部材3、樹脂フィルム4及び下側シリコーン弾性部材5の弾性復元力だけでは、キートップ2を押圧する際の感触が弱い場合には、押圧凸部8の先端に導電性を有する逆椀状をした皿バネ(接点部材)を接着剤で取り付けるようにしてもよい。
【0035】
樹脂フィルム4の表面と上側シリコーン弾性部材3との間には末端若しくは側鎖にカルボキシル基、水酸基が豊富であるポリカーボネート系インクの接着層10を有し、樹脂フィルム4の裏面と下側シリコーン弾性部材5との間にも同じくポリカーボネート系インクの接着層14を有しているので、上側シリコーン弾性部材3及び下側シリコーン弾性部材5が樹脂フィルム4と十分な接着強度を保った状態で一体化されている。
【0036】
ここで、ポリカーボネート系インクとしては、例えば、ノリファンHTR(プロール社製)やIMIインキ(帝国インキ(株)製)が使用できる。
【0037】
図2は、樹脂フィルムの表示部の一態様を示す要部拡大図である。
【0038】
図2に示した例では、樹脂フィルム4に透明のポリカーボネート樹脂を使用し、その表面には上側シリコーン弾性部材3との接着性を向上させるために透明のポリカーボネート系インク10を塗布している。他方、樹脂フィルム4の裏面には、スイッチ機能を表す文字、数字、記号、図柄等の模様を象った抜き型模様11を有する遮光性の着色層又はメタリック層12を形成している。ここで、抜き型模様11はキートップ2の直下に配置されている。
【0039】
抜き型模様11の内部には透光性着色層13が充填されており、透光性着色層13の裏面及び遮光性の着色層又はメタリック層12の裏面には、下側シリコーン弾性部材5との接着性を向上させるためにポリカーボネート系インク14が塗布されている。
【0040】
これにより、キートップ2を天面側から見た場合に、押釦スイッチ用部材1と基板との間に配置されるバックライト(図示しない)が点灯していない場合には、外光による着色層又はメタリック12層の反射光と透光性着色層13の反射光により、着色層の色又はメタリック層の色をした地に、透光性着色層13の反射光による着色された模様が浮き出て見えることから、抜き型模様11がキートップ2の表示部として視認できる。一方、暗がりでバックライトを点灯した場合には、透光性着色層13のみからバックライトの光が外部に漏れるので、透光性着色層13の透過光のみが浮き出て見えることから、抜き型模様11がキートップ2の表示部として明瞭に視認できる。
【0041】
図3は、樹脂フィルムの表示部の別の態様を示す要部拡大図である。
【0042】
図3に示した例では、樹脂フィルム4に透明のポリカーボネート樹脂を使用し、キートップ2の直下に対応する箇所にスイッチ機能を表す文字、数字、記号、図柄等の抜き型模様11を設けられている。この抜き型模様11の内部には透光性着色層13が充填されている。そして、樹脂フィルム4の表面には、上側シリコーン弾性部材3との接着性を向上させるために透明のポリカーボネート系インク10が塗布されている。
【0043】
樹脂フィルム4の裏面には、抜き型模様11を避けて抜き型模様11の地となる着色層15が形成されており、着色層15にある抜き型模様11及び着色層15の裏面には下側シリコーン弾性部材5との接着性を向上させる透明のポリカーボネート系インク14が塗布されている。
【0044】
ここで、着色層15は透光性又は遮蔽性のいずれの性質を有するものであってもよいが、その色は透光性着色層13の色とコントラストのあるものが選ばれる。
【0045】
これにより、キートップ2を天面側から見た場合に、バックライトが点灯していない場合には、外光による着色層15の反射光と透光性着色層13の反射光により、着色層15の色をした地に、透光性着色層13の反射光による着色された模様が浮き出て見えるから、抜き型模様11がキートップ2の表示部として視認できる。
【0046】
一方、暗がりでバックライトを点灯した場合には、着色層15が遮光性を有している場合であれば、透光性着色層13のみからバックライトの光が外部に漏れ、着色層15が透光性を有している場合であれば、着色層15を透過した色の透過光の地に、透光性着色層13の透過光が浮き出て見えるから、抜き型模様11がキートップ2の表示部として明瞭に視認できる。
【0047】
なお、表示部の一態様及び別の態様のいずれの場合も、下側シリコーン弾性部材5との接着性を向上させるためのポリカーボネート系インク14を透明なものとしたが、透光性着色層13と同じ色彩とすれば、ポリカーボネート系インク14が透光性着色層13を兼ねることとなり、印刷層を一層減らすことができるためより低廉な製品が完成する。
【0048】
さらに、表示部の一態様及び別の態様のいずれの場合も、樹脂フィルム4を透明としたが、樹脂フィルム4に遮光性を持たせることで抜き型模様11のみからバックライトの発光色が漏れるようにして、透光性着色層13を省略することも可能である。
【0049】
次に、この発明の実施の形態1に係る押釦スイッチ用部材の製造方法について説明する。
【0050】
上側シリコーン弾性部材3と樹脂フィルム4とは、薄膜状のシリコーン弾性シート6と複数のキートップ2とを含む上側シリコーン弾性部材3を成形する際に、同じ成形金型にシリコーンゴムと樹脂フィルム4を供給し同時成形して一体化する。
【0051】
下側シリコーン弾性部材5は、上側シリコーン弾性部材3と樹脂フィルム4とを一体化した直後に、樹脂フィルム4の露出側(裏面)にシリコーンゴムを供給した下側シリコーン弾性部材5を成形する成型金型を宛い型締めをして、下側シリコーン弾性部材5の成形と下側シリコーン弾性部材5と樹脂フィルム4との一体化を同時に行う。
【0052】
樹脂フィルム4にポリカーボネート樹脂を採用した場合には、ポリカーボネート樹脂と化学結合する助剤を添加した選択接着性シリコーンゴム(例えば、X−30−3511u、信越化学工業(株)製)を使用することが望ましい。また、上側シリコーン弾性部材3及び下側シリコーン弾性部材5と樹脂フィルム4とを一体成形する工程の前に、樹脂フィルム4の表面と裏面にポリカーボネート系インク10,14を塗布する工程を設けることで、上側シリコーン弾性部材3及び下側シリコーン弾性部材5と樹脂フィルム4との接着強度を向上させることができる。
【0053】
なお、樹脂フィルム4の表面と裏面にポリカーボネート系インク10,14を塗布する代わりに、樹脂フィルム4の表面と裏面にコロナ放電、UV照射、プラズマ処理等の接着性を向上する表面改質処理を施すことで反応性に富んだカルボキシル基や水酸基を樹脂フィルム4の表面と裏面に形成することができるから、上側シリコーン弾性部材3及び下側シリコーン弾性部材5と樹脂フィルム4との接着強度を向上するのに有効である。
【0054】
上述した製造方法では、上側シリコーン弾性部材3と樹脂フィルム4との一体化を先に行い、その後に樹脂フィルム4と下側シリコーン弾性部材5との一体化を行うようにしたが、この発明はこれに限らず、下側シリコーン弾性部材5と樹脂フィルム4との一体化を先に行い、その後に樹脂フィルム4と上側シリコーン弾性部材3との一体化を行うようにしてもよい。
【0055】
[発明の実施の形態2]
図4は、この発明の実施の形態2に係る押釦スイッチ用部材の要部断面図である。
【0056】
上述した実施の形態1では、芯材である樹脂フィルム4が、キートップ2に対して繰り返される押圧操作によってシリコーン弾性シート5,6に生じる応力を緩和させる働きをしているが、使用される材質によっては硬質材料ということもあり、単にその厚みを調整するだけでは、操作するキートップ2の押圧動作が鈍くなったり、隣のキートップ2を一緒に押し下げてしまうことを防げない場合もある。
【0057】
そこで、この発明の実施の形態2では、上側シリコーン弾性部材3又は下側シリコーン弾性部材5と一体成形する前の樹脂フィルム4に、予めキートップ2の底面の外形に沿った厚み方向に貫通する切断線乃至切り欠き16を形成させている。これにより、キートップ2を押し下げた場合には、操作力が切断線乃至切り欠き16で遮断され、樹脂フィルム4のキートップ2の直下の部分のみが下降し、その外側の部分に操作力が伝わらないので、キートップ2の周りの樹脂フィルム4は元の形状を維持したままいられる。そのため、隣のキートップ2を一緒に押し下げてしまうことが防げる。また、キートップ2の元の位置への復帰については、シリコーン弾性シート5,6の弾性復元力が担うことになるから、操作したキートップ2の動作が鈍くなることもなくなる。
【0058】
したがって、実施の形態2にあっては、樹脂フィルム4の特性に左右されずに安定したキートップ2の操作性を維持することができるから、実施の形態1に比べて樹脂フィルム4の材質の選択の幅が広がるため、押釦スイッチ用部材1のデザイン性の自由度が増すこととなる。
【0059】
また、樹脂フィルム4に切断線乃至切り欠き16を形成した場合であっても、樹脂フィルム4の表面と裏面とは、上側シリコーン弾性部材3のシリコーン弾性シート5と下側シリコーン弾性部材4のシリコーン弾性シート6とでその全面が挟み込まれているため、防塵性及び防水性が保たれる。
【0060】
他の構成と作用は実施の形態1と同様であるから、同じ構成には同じ符号を付して、その説明を省略する。
【0061】
[発明の実施の形態3]
図5は、この発明の実施の形態3に係る押釦スイッチ用部材の要部拡大断面図である。
【0062】
この発明の実施の形態3に係る押釦スイッチ用部材1では、隣り合うキートップ2同士をつなぐ平坦部をなくしたものであって、隣り合うキートップ2同士はV字形の溝17で区画されている。これは、樹脂フィルム4の表面の上側シリコーン弾性部材にキートップ2が一体成形される構成であるためにできることであって、成形金型の製作においても何ら問題のない形態であるといえる。
【0063】
さらに、キートップ2の天面及びV字形の溝17の表面には、ウレタン系インクの被覆層18を有している。これにより、シリコーン弾性部材の表面に比べてより平滑な表面が得られ、硬質樹脂キートップのような質感にすることができる。
【0064】
また、樹脂フィルム4の表面と裏面の両方に着色インクでスイッチ機能を表す文字、数字、記号、図柄等の模様19を形成している。樹脂フィルム4の表面に形成した着色インクの模様19aの表面及びその外側には、上側シリコーン弾性部材3との接着性を向上させる透明のポリカーボネート系インク10が塗布され、樹脂フィルム4の裏面に形成した着色インクの模様19bの表面及びその外側には、下側シリコーン弾性部材5との接着性を向上させる着色されたポリカーボネート系インク14が塗布されている。
【0065】
これにより、樹脂フィルム4の裏面に塗布した着色されたポリカーボネート系インク14が、樹脂フィルム4の表面に形成した模様19aと樹脂フィルム4の裏面に形成した模様19bとの背景となり、両者のコントラストにより模様19a,19bをはっきりと視認できるものとなる。
【0066】
他の構成と作用は実施の形態1と同様であるから、同じ構成には同じ符号を付して、その説明を省略する。
【0067】
なお、上述した実施の形態1乃至3では、上側シリコーン弾性部材3のシリコーン弾性シート6、樹脂フィルム4及び下側シリコーン弾性部材5のシリコーン弾性シート7は、いずれか一つが全面を覆う構成であればよく、仮に、他の二つは一部に切り欠きを有する構成であっても防塵性及び防水性を確保することができる。さらに、防塵性及び防水性を問題にしない用途に使用する場合には、三者とも一部に切り欠きを有する構成でもよい。
【0068】
さらに、上述した実施の形態1乃至3では、樹脂フィルム4に抜き型模様11を形成したり、樹脂フィルム4の表面又は/及び裏面に模様19を形成した例を示したが、この発明はこれに限らず、キートップ2の天面に模様を形成するようにしてもよい。
【0069】
【発明の効果】
以上説明したように、請求項1に記載の発明によれば、芯材となる樹脂フィルムの表面には薄膜状のシリコーン弾性シートに複数のキートップが一体成形された上側シリコーン弾性部材が一体化され、樹脂フィルムの裏面には薄膜状のシリコーン弾性シートに基板との間隔を規定するベース部が一体成形された下側シリコーン弾性部材が一体化されているので、変形が繰り返されるキートップ同士の間のシリコーン弾性シートの接続部に生じる応力の一部を芯材である樹脂フィルムが負担することができるため、各キートップ同士をつなぐ接続部に大きな応力のかかる複数のキートップが密集している場合であっても、接続部の耐久性を維持することができる。
【0070】
請求項2に記載の発明によれば、樹脂フィルムの表面と上側シリコーン弾性部材との間にポリカーボネート系インクの接着層を有し、樹脂フィルムの裏面と下側シリコーン弾性部材との間にポリカーボネート系インクの接着層を有するので、末端若しくは側鎖にカルボキシル基、水酸基が豊富であるポリカーボネート系インクがシリコーン弾性部材ゴムと樹脂フィルムとの接着強度が十分であり、上側シリコーン弾性部材と樹脂フィルムと下側シリコーン弾性部材とが完全に一体化した複合材料のような性能を発揮することができるから、請求項1に記載の発明の効果に加えて、より一層耐久性の高いものが得られる。
【0071】
請求項3に記載の発明によれば、少なくともキートップとキートップの直下のシリコーン弾性シートは透光性を有し、キートップの直下の樹脂フィルムには、キートップの天面から視認できる文字、数字、記号、図柄等の表示部が形成されているので、請求項1又は2に記載の発明の効果に加えて、表示部がシリコーン弾性シートに挟まれており、外部からの損傷を受けることがなくなるため、繰り返し操作をしても表示部が摩滅することがない。
【0072】
請求項4に記載の発明によれば、樹脂フィルムが遮光性を有し、表示部が樹脂フィルムを切り欠いて形成した抜き型模様であるので、照光式キートップの場合には、バックライトの発光色で表示部を照らし出すことができるので、請求項3に記載の発明の効果に加えて、抜き型模様の内部に透光性着色層を設ける手間が省ける。
【0073】
請求項5に記載の発明によれば、抜き型模様の中には透光性着色層が充填されているので、請求項4に記載の発明の効果に加えて、バックライトに白色光を使用することで抜き型模様を任意の色に照らし出すことができる。
【0074】
請求項6に記載の発明によれば、樹脂フィルムは透光性を有し、該透光性の樹脂フィルムの裏面には表示部を象った抜き型模様を有する遮光性の着色層又はメタリック層を有するので、請求項3に記載の発明の効果に加えて、押釦スイッチ用部材のデザインの多様性と高級感を持たせることができ、携帯電話等個人的な商品には最適なものとなる。
【0075】
請求項7に記載の発明によれば、キートップ部の底面の外周部に対応する樹脂フィルムの部位には、樹脂フィルムの厚み方向に貫通する切断線乃至切り欠きを有するので、請求項1乃至6のいずれか一つの効果に加えて、キートップを押し下げた場合には、操作力が切断線乃至切り欠きで遮断され、樹脂フィルムのキートップの直下の部分のみが下降し、その外側の部分に操作力が伝わらないから、キートップの周りの樹脂フィルムは元の形状を維持したままいられるため、隣のキートップを一緒に押し下げてしまうことがより確実に防げる。また、キートップの元の位置への復帰については、シリコーン弾性シートの弾性復元力が担うことになるから、操作したキートップの動作が鈍くなることもない。これにより、樹脂フィルムの材質に係わらず円滑なキートップの操作が実現されるので、樹脂フィルムの選択の幅が広がるため、押釦スイッチ用部材のデザイン性の自由度が増すこととなる。
【0076】
請求項8に記載の発明によれば、キートップの直下の下側シリコーン弾性部材の裏面には、接点乃至接点部材を押圧する押圧凸部を有しているので、請求項7に記載の発明の効果に加えて、基板に設けた固定接点と組み合わせることで簡単にスイッチ機能を実現できるスイッチ装置が完成できる。
【0077】
請求項9に記載の発明によれば、薄膜状のシリコーン弾性シートの一方の面に凸状の複数のキートップを形成した上側シリコーン弾性部材を一体成形すると同時にシリコーン弾性シートの他方の面に樹脂フィルムを一体成形する工程と、樹脂フィルムの裏面に、薄膜状のシリコーン弾性シートに基板との間隔を規定するベース部を有する下側シリコーン弾性部材を一体成形する工程とを含むので、複数のキートップが密集している場合であっても、グループ分け成形といった煩雑な成形方法を採用することなしに、各キートップ同士をつなぐ接続部の耐久性を維持した押釦スイッチ用部材を提供することができる。
【0078】
請求項10に記載の発明によれば、上側シリコーン弾性部材及び下側シリコーン弾性部材と樹脂フィルムとを一体成形する工程の前に、樹脂フィルムの表面と裏面にポリカーボネート系インクを塗布する工程を有するので、末端若しくは側鎖にカルボキシル基、水酸基が豊富であるポリカーボネート系インクがシリコーン弾性部材ゴムと樹脂フィルムとの接着強度が十分であり、上側シリコーン弾性部材と樹脂フィルムと下側シリコーン弾性部材とが完全に一体化した複合材料のような性能を発揮することができるから、請求項9に記載の発明の効果に加えて、より一層耐久性の高いものが得られる。
【0079】
請求項11に記載の発明によれば、上側シリコーン弾性部材及び下側シリコーン弾性部材と樹脂フィルムとを一体成形する工程の前に、樹脂フィルムの表面と裏面に接着性を向上する表面改質処理を施す工程を有するので、反応性に富んだカルボキシル基や水酸基を樹脂フィルムの表面と裏面に形成することができるから、シリコーン弾性部材ゴムと樹脂フィルムとの接着強度が十分なものとなり、上側シリコーン弾性部材と樹脂フィルムと下側シリコーン弾性部材とが完全に一体化した複合材料のような性能を発揮することができるから、請求項9に記載の発明の効果に加えて、より一層耐久性の高いものが得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の実施の形態1に係る押釦スイッチ用部材の要部断面図である。
【図2】同実施の形態1に係る押釦スイッチ用部材の樹脂フィルムの表示部の一態様を示した要部拡大図である。
【図3】同実施の形態1に係る押釦スイッチ用部材の樹脂フィルムの表示部の別の態様を示した要部拡大図である。
【図4】同実施の形態2に係る押釦スイッチ用部材の要部断面図である。
【図5】同実施の形態3に係る押釦スイッチ用部材の要部拡大断面図である。
【図6】従来のグループ分け成形を説明する概念図である。
【符号の説明】
1 押釦スイッチ用部材
2 キートップ
3 上側シリコーン弾性部材
4 樹脂フィルム
5 下側シリコーン弾性部材
6、7 シリコーン弾性シート
8 押圧凸部
9 ベース部
10、14 ポリカーボネートインク(接着層)
11 抜き型模様(表示部)
12 遮光性の着色層又はメタリック層
13 透光性着色層
15 着色層
16 切断線乃至切り欠き
17 V字形の溝
18 被覆層
19、19a、19b 模様

Claims (11)

  1. シート状部材に凸状のキートップを複数配置した押釦スイッチ用部材であって、芯材となる樹脂フィルムの表面には薄膜状のシリコーン弾性シートに前記複数のキートップが一体成形された上側シリコーン弾性部材が一体化され、前記樹脂フィルムの裏面には薄膜状のシリコーン弾性シートに基板との間隔を規定するベース部が一体成形された下側シリコーン弾性部材が一体化されていることを特徴とする押釦スイッチ用部材。
  2. 前記樹脂フィルムの表面と前記上側シリコーン弾性部材との間にポリカーボネート系インクの接着層を有し、前記樹脂フィルムの裏面と前記下側シリコーン弾性部材との間にポリカーボネート系インクの接着層を有することを特徴とする請求項1に記載の押釦スイッチ用部材。
  3. 少なくとも前記キートップと前記キートップの直下のシリコーン弾性シートは透光性を有し、前記キートップの直下の前記樹脂フィルムの部位には、前記キートップの天面から視認できる文字、数字、記号、図柄等の表示部が形成されていることを特徴とする請求項1又は2に記載の押釦スイッチ用部材。
  4. 前記樹脂フィルムが遮光性を有し、前記表示部が前記樹脂フィルムを切り欠いて形成した抜き型模様であることを特徴とする請求項3に記載の押釦スイッチ用部材。
  5. 前記抜き型模様の中には透光性着色層が充填されていることを特徴とする請求項4に記載の押釦スイッチ用部材。
  6. 前記樹脂フィルムは透光性を有し、該透光性の樹脂フィルムの裏面には前記表示部を象った抜き型模様を有する遮光性の着色層又はメタリック層を有し、前記抜き型模様の中には透光性着色層が充填されていることを特徴とする請求項3に記載の押釦スイッチ用部材。
  7. 前記キートップ部の底面の外周部に対応する前記樹脂フィルムの部位には、前記樹脂フィルムの厚み方向に貫通する切断線乃至切欠きを有することを特徴とする請求項1乃至6のいずれか一つに記載の押釦スイッチ用部材。
  8. 前記キートップの直下の前記下側シリコーン弾性部材の裏面には、接点乃至接点部材を押圧する押圧凸部を有していることを特徴とする請求項7に記載の押釦スイッチ用部材。
  9. 薄膜状のシリコーン弾性シートの一方の面に凸状の複数のキートップを形成した上側シリコーン弾性部材を一体成形すると同時に前記シリコーン弾性シートの他方の面に樹脂フィルムを一体成形する工程と、前記樹脂フィルムの前記上側シリコーン弾性部材と反対側の面に、薄膜状のシリコーン弾性シートに基板との間隔を規定するベース部を有する下側シリコーン弾性部材を一体成形する工程とを含むことを特徴とする押釦スイッチ用部材の製造方法。
  10. 前記上側シリコーン弾性部材及び下側シリコーン弾性部材と前記樹脂フィルムとを一体成形する工程の前に、前記樹脂フィルムの表面と裏面にポリカーボネート系インクを塗布する工程を有することを特徴とする請求項9に記載の押釦スイッチ用部材の製造方法。
  11. 前記上側シリコーン弾性部材及び下側シリコーン弾性部材と前記樹脂フィルムとを一体成形する工程の前に、前記樹脂フィルムの表面と裏面に接着性を向上する表面改質処理を施す工程を有することを特徴とする請求項9に記載の押釦スイッチ用部材の製造方法。
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