JP2004227145A - 車両盗難防止システム、車両盗難防止方法およびプログラム - Google Patents

車両盗難防止システム、車両盗難防止方法およびプログラム Download PDF

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Abstract

【課題】盗難などの行為を確実に防止することのできる車両盗難防止システムを提供することにある。
【解決手段】車両に搭載される車載機1と、駐車場に設置される管理ステーション2とを有する。車載機1および管理ステーション2は、所定の距離の範囲において暗号化による通信が可能な狭域無線通信装置101、201を有し、これら狭域無線通信装置101、201間で定常的な相互通信を行って互いの状態を監視する。また、車載機1および管理ステーション2は、相互通信の開始時に、狭域無線通信装置101、201を介して相互認証を行う。
【選択図】 図1

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、盗難や車上荒らしなどの行為に対する予防、検出、対処を行う車両盗難防止システムに関する。さらには、本発明は、そのようなシステムにおいて用いられる車両盗難防止方法およびプログラムに関する。
【0002】
【従来の技術】
不特定多数の人が自由に出入りすることのできる駐車場では、車両の盗難や車上荒らしなどに遭う危険性が高い。また、特定の人(利用契約者)のみが使用する駐車場においても、第三者の侵入を防止するシステムを持たない限り、車両の盗難や車上荒らしなどに遭う危険性がある。このような事情から、駐車場での車両の盗難や車上荒らしを防止することのできる、セキュリティの高いシステムが求められており、これまでに、いくつかの盗難防止システムが提案されている。
【0003】
例えば、特許文献1には、車両に搭載された車載セキュリティシステムと駐車場に設置された場内セキュリティシステムとが連携して盗難を防止する、駐車場用セキュリティシステムが開示されている。この駐車場用セキュリティシステムでは、車載セキュリティシステムを搭載した車両が、場内セキュリティシステムが設置された駐車場内に駐車された状態において、両システム間で無線リンクが形成される。この状態で、車両に異常(例えば大きな振動の発生など)が生じると、そのことが車載セキュリティシステムによって検出される。異常を検出した車載セキュリティシステムは、場内セキュリティシステムに異常発生信号を無線通信により送信する。場内セキュリティシステムは、異常発生信号を受信すると、予め緊急連絡先として登録されたモバイル通信端末(例えば携帯電話機)に対して異常が発生したことを無線通信により通知したり、監視カメラによる該当車両の撮影を行ったりする。
【0004】
上記の他、特許文献2に記載されているような駐車場管理システムもある。図12にその駐車場管理システムの概略構成を示す。
【0005】
図12を参照すると、駐車場管理システムは、車両に搭載される車載通信手段35と、駐車場に設置される、ゲート手段33、センター制御手段34および路上通信手段36とを有する。センター制御手段34と、ゲート手段33および路上通信手段36とは相互通信可能に構成されている。
【0006】
車載通信手段35は、カード読取手段21、カード脱着検知手段22、盗難監視設定手段23、機器ID25、無線通信手段26およびこれらの動作制御する制御手段24からなる。カード読取手段21は、装着されたIDカード20から個人情報を読み取って制御手段24に送信する。カード脱着検知手段22は、カード読取手段21におけるIDカード20の脱着を検知し、その検知結果を制御手段24に知らせる。盗難監視設定手段23は、盗難監視機能の稼動の有無を設定するためのスイッチであり、利用者はこのスイッチをオンオフすることで盗難監視機能の設定、解除を行うことができる。機器ID25は、当該車載通信手段35の識別コードを記憶している。無線通信手段26は、アンテナ27を介して路上通信手段36との間で無線通信を行う。
【0007】
路上通信手段36は、ネットワーク通信手段28、ID照合手段29、無線通信手段31およびこれらの動作を制御する制御手段30からなる。ネットワーク通信手段28は、センター制御手段34との間で相互通信を行う。無線通信手段31は、アンテナ32を介して車載通信手段35との間で無線通信を行う。ID照合手段29は、車載通信手段35から送られて来る機器ID52の識別コードの照合を行う。
【0008】
上記の駐車場管理システムでは、まず、利用者が、車載通信手段35を搭載した車両を路上通信手段36が設置された駐車エリアに駐車する。このとき、車載通信手段35のカード読取手段21はIDカード20が装着された状態にある。車両が駐車されると、路上通信手段36と駐車車両に搭載されている車載通信手段35との間の通信が確立し、IDカード20から読み出された個人IDと機器ID25の識別コードが車載通信手段35から路上通信手段36に送信される。路上通信手段36では、受信した個人IDと機器ID25の識別コードはネットワーク通信手段28によってセンター制御手段34に送られ、そこで状態監視に使用される。
【0009】
続いて、利用者が盗難監視設定手段23にて盗難監視機能の稼動の設定を行って、カード読取手段21からIDカード20を抜き出すと、その旨が車載通信手段35から路上通信手段36に送信される。路上通信手段36では、IDカード20が抜き出された時点から駐車された車両に対する車両盗難監視を開始する。この車両盗難監視は、IDカード20をカード読取手段21に装着して盗難監視設定手段23をオフにすることで解除することができる。
【0010】
車両盗難監視が開始されると、車載通信手段35と路上通信手段36は定期的な通信を開始する。通信開始後、車両の移動、または、車載通信手段35の破壊によって車載通信手段35と路上通信手段36の間の通信が遮断されると、路上通信手段36はその状態を車両の盗難として検知する。
【0011】
また、車載通信手段35とは異なる車載通信手段を使用して路上通信手段36との通信を継続させようとした場合は、ID照合手段29における機器IDの照合が不一致となり、路上通信手段36はその状態を車両の盗難として検知する。
【0012】
さらに、本来のIDカード20とは異なるIDカードを用いて車両盗難監視を解除させようとした場合は、ID照合手段29における個人IDの照合が不一致となり、路上通信手段36はその状態を車両の盗難として検知する。
【0013】
【特許文献1】
特開2002−216256号公報
【特許文献2】
特開2002−342897号公報
【0014】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上述した従来の盗難防止のシステムには、以下のような問題がある。
【0015】
特許文献1に記載の駐車場用セキュリティシステムにおいては、車両の盗難行為の検出は車載セキュリティシステム側でのみ行うようになっている。この場合、車載セキュリティシステムの機能が何らかの手段で停止させられると、車両の盗難を防止することができなくなる。
【0016】
加えて、場内セキュリティシステムによる異常発生の報知は、車載セキュリティシステムから無線通信により異常発生信号を受信しない限りは行われない。また、システム間に形成される無線リンクに対する妨害についても対策が施されていない。このため、車載セキュリティシステムからの無線通信による異常発生信号の送信が妨害されると、車両の盗難を防止することができなくなる。
【0017】
特許文献2に記載の駐車場管理システムにおいては、通信の遮断の検出は路上通信手段側でのみ行われ、また、盗難情報の送信は車載通信手段から路上通信手段への一方通行であるため、車載通信手段が路上通信手段の機能停止を検知することはできない。
【0018】
加えて、路上通信手段側で、車載通信手段が正当なものであるか否かの判断が行われるものの、車載通信手段側では、路上通信手段が正当なものであるか否かの判断は行われない。このため、例えば利用者が駐車場に車両を駐車する前に、本来の路上通信手段の機能を停止させて、車載通信手段に対して正常な応答を行うことのできるダミーの路上通信手段を稼動させた場合は、車載通信手段は通信相手がダミーであることを検知することができない。この場合、ダミーの路上通信手段は、センター制御手段には接続されていないため、センター制御手段側では通信の遮断やID照合による盗難の検知を行うこともできない。このように、路上通信手段の成りすましによる車両盗難の危険がある。
【0019】
さらに、路上通信手段と車載通信手段の間の通信は暗号化されていないため、個人IDや機器IDの識別コードが第三者によって盗聴されてしまう。このため、例えば本来の車載通信手段の機能を停止させると同時に、盗聴により入手した個人IDおよび機器IDの識別コードを送信可能なダミーの車載通信手段を稼動させた場合、路上通信手段は、ダミーの車載通信手段を本来の車載通信手段とみなしてしまい、車両の盗難を検知することができない。このように、車載通信手段の成りすましによる車両盗難の危険がある。
【0020】
本発明の目的は、上記問題を解決し、盗難などの行為を確実に防止することのできる、車両盗難防止システム、車両盗難防止方法およびプログラムを提供することにある。
【0021】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するため、本発明の車両盗難防止システムは、車両に搭載される車載機と、所定の場所に設置される管理ステーションとを有し、前記車載機および管理ステーションはそれぞれ、所定の距離の範囲において暗号化による通信が可能な狭域無線通信手段を有し、該狭域無線通信手段間で定常的な相互通信を行って互いの状態を監視するように構成されていることを特徴とする。
【0022】
本発明の車両盗難防止方法は、車両に搭載される車載機と、所定の場所に設置される管理ステーションとを有するシステムにおいて行われる車両盗難防止方法であって、所定の距離の範囲において暗号化による通信が可能な狭域無線通信を用いて前記車載機および管理ステーションの間で定常的な相互通信を行うステップと、前記車載機および管理ステーションが、前記相互通信により互いの状態を監視するステップとを含むことを特徴とする。
【0023】
本発明のプログラムは、車両に搭載される車載機と、所定の場所に設置される管理ステーションとを有するシステムにおいて用いられるプログラムであって、所定の距離の範囲において暗号化による通信が可能な狭域無線通信を用いて定常的な相互通信を行う処理と、前記相互通信により互いの状態を監視する処理とを前記車載機および管理ステーションのコンピュータにそれぞれ実行させることを特徴とする。
【0024】
上記のとおりの本発明の車両盗難防止システム、車両盗難防止方法およびプログラムにおいては、通信妨害が行われたり、車両が移動されたりした場合は、定常的な相互通信が必ず中断されることになり、これにより車両盗難行為を検出可能である。また、車載機と管理ステーションは、相互通信により常に互いの状態を確認しあっているため、車載機と管理ステーションのいずれかの機能が停止された場合には、その状態がもう一方の機能によって瞬時に検出される。
【0025】
また、車載機と管理ステーションの間の相互通信は、セキュリティが確保された通信であるため、従来のような第三者による盗聴の問題は生じない。
【0026】
上記の本発明の車両盗難防止システム、車両盗難防止方法およびプログラムにおいて、前記車載機および管理ステーションが、前記相互通信の開始時に、前記狭域無線通信手段を介して相互認証を行うようにしてもよい。この構成によれば、管理ステーションの成りすましが行われた場合は、車載機側で相互認証が不一致となってその旨が利用者に通知され、車載機の成りすましが行われた場合には、管理ステーション側で相互認証が不一致となってその旨が利用者に通知される。
【0027】
また、前記管理ステーションが、前記車載機を使用する利用者によって提示されたICカードから前記相互認証に必要な第1の相互認証用情報を読み出して前記狭域無線通信により前記車載機に送信し、前記車載機が、予め登録された、前記第1の相互認証用情報に対応する第2の相互認証用情報を、前記狭域無線通信により前記管理ステーションに送信し、前記管理ステーションが、前記車載機から受信した前記第2の相互認証用情報を前記ICカードから読み出した前記第1の相互認証用情報と照合し、前記車載機が、前記管理ステーションから受信した前記第1の相互認証用情報を前記登録された第2の相互認証用情報と照合するようにしてもよい。この構成によれば、第三者は、ICカードを入手しない限りは、相互認証に必要な相互認証用情報を取得することができない。これにより、車載機や管理ステーションのなりすましの防止がより強固なものとなる。
【0028】
さらに、前記管理ステーションが、前記相互通信を開始するにあたって、前記ICカードから前記車載機を使用する利用者の認証に必要な第1の利用者認証用情報を読み出し、該読み出した第1の利用者認証用情報と予め登録された、前記第1の利用者認証用情報に対応する第2の利用者認証用情報との照合を行うようにしてもよい。この構成によれば、正当なICカードを持たない第三者は、システムを使用することができないので、盗難防止がより強固なものとなる。
【0029】
さらに、前記車載機または前記管理ステーションもしくはこれらの双方が、前記相互通信による互いの状態の監視時に異常が検出された場合に、その旨を、通信可能な距離が前記狭域無線通信より長い広域無線通信を使用して通報するようにしてもよい。この場合の管理ステーションによる通報には、広域無線通信に代えて有線通信を使用してもよい。このような構成によれば、利用者は、駐車場から離れた場所で、車両の異常を知ることができる。
【0030】
また、前記管理ステーションが、前記利用者が前記広域無線通信または有線通信を介して前記車両の状態を確認する旨の要求を入力した場合は、該要求に応じて、前記車両の状態を前記広域無線通信により前記利用者へ通知するようにしてもよい。さらに、前記管理ステーションが、前記利用者が前記広域無線通信または有線通信を介して前記車両を制御する旨の入力を行った場合には、該入力に応じて、前記車載機に対して前記狭域無線通信を介して前記車両の制御を要求し、前記車載機が、前記管理ステーションからの前記車両の制御要求に応じて前記車両における所定の動作を制御するようにしてもよい。このように構成することで、利用者は、駐車中の車両の状態を遠隔地から監視し、制御することができるので、システムの利便性が向上する。
【0031】
【発明の実施の形態】
次に、本発明の実施形態について図面を参照して説明する。
【0032】
(実施形態1)
図1は、本発明の第1の実施形態である車両盗難防止システムの概略構成を示すブロック図である。この車両盗難防止システムは、車両に搭載される車載機1と、所定の場所に設置される管理ステーション2とを有し、駐車中にこれら車載機1と管理ステーション2が連携して盗難や車上荒らしなどの行為に対する予防、検出、対処を行う。管理ステーション2は、基本的には、車載機1との連携動作が可能な場所であればどのような場所に設置してもよく、例えば駐車場や個人宅に設置することができる。
【0033】
車載機1は、狭域無線通信装置101、広域無線通信装置102、制御装置103、警報装置104、HMI(Human machine interface)105、各種センサ装置106および車両制御装置107からなる。
【0034】
狭域無線通信装置101は、通信可能範囲がある狭い範囲に限られた無線通信装置である。例えば、無線LAN通信装置、Bluetooth(Bluetooth SIG, Inc.の商標)通信装置、特定小電力トランシーバ装置、赤外線通信装置、RF−ID(Radio Frequency Identification)タグなどがこれにあたる。広域無線通信装置102は、通信可能範囲が非常に広い無線通信装置である。例えば、携帯電話、PHS、MCA無線装置、アマチュア無線装置などがこれにあたる。
【0035】
制御装置103は、車載機1の各機能の制御を行う装置である。警報装置104は、車両盗難発生時、またはそれが予想される状況において周囲へ警報を発する装置である。例えば、ブザー、サイレン、回転灯、フラッシュライトなどがこれに当たる。HMI105は、利用者からの情報の入力、利用者への情報提供、利用者への指示を行う装置である。例えば、キーボード、テンキーパッド、タッチパネル、音声認識装置、ディスプレイ、LEDランプ、音声合成装置などがこれにあたる。
【0036】
各種センサ装置106は、車両の様々な状態を取得するセンサ装置である。例えば、ドア開閉センサ、ドアロックセンサ、ボンネット開閉センサ、トランク開閉センサ、イグニッション・キー状態センサ、シフト位置センサ、駐車ブレーキ状態センサ、ライト点灯センサ、速度センサ、振動センサ、傾斜センサ、車内・車外対人センサ(可視カメラ、赤外線カメラ、赤外線センサ、超音波センサ)、GPSなどがこれにあたる。
【0037】
車両制御装置107は、車両を無人で制御するための制御装置である。例えば、ドアロック制御装置、トランクロック制御装置、ウィンドウ/ルーフ制御装置、イグニッション制御装置、エンジン制御ECU制御装置、ルームランプ制御装置、ライト点灯制御装置などがこれにあたる。
【0038】
管理ステーション2は、狭域無線通信装置201、広域通信装置202、制御装置203、ICC R/W204、HMI205、監視装置206および警報装置207からなる。
【0039】
狭域無線通信装置201は、通信可能範囲がある狭い範囲に限られた無線通信装置である。例えば、無線LAN通信装置、Bluetooth通信装置、特定小電力トランシーバ装置、赤外線通信装置、RF−IDタグなどがこれにあたる。
【0040】
広域通信装置202は、有線または無線の広域な通信が可能な通信装置である。例えば、アナログ固定電話装置、ISDN装置、ADSL装置、インターネット、携帯電話、PHS、MCA無線装置、アマチュア無線装置などがこれにあたる。
【0041】
制御装置203は、管理ステーションの各機能の制御を行う装置である。ICC R/W204はICカードの情報を読み書きするリーダ/ライタである。HMI205は、利用者からの情報の入力、利用者への情報提供、利用者への指示を行う装置である。例えば、キーボード、テンキーパッド、タッチパネル、音声認識装置、ディスプレイ、LEDランプ、音声合成装置などがこれにあたる。
【0042】
監視装置206は、車両または駐車場内の監視を行う装置である。例えば、可視カメラ、赤外線カメラなどがこれにあたる。警報装置207は、車両盗難発生時、またはそれが予想される状況において周囲へ警報を発する装置である。例えば、ブザー、サイレン、回転灯、フラッシュライトなどがこれに当たる。
【0043】
上述した本実施形態の車両盗難防止システムは、盗難防止のための特徴的な機能として、
(a)ICカードを利用した、認証、盗難防止モードへの移行およびその解除
(b)狭域無線通信装置101、201間でのセキュリティが確保された通信による相互認証および互いの状態確認
(c)広域無線通信装置102および広域通信装置202を利用した車両の状態確認・制御および盗難阻止モードの解除
の3つの機能を持ち、これら機能により車両の盗難を確実かつ瞬時に防止するようになっている。ここで、狭域無線通信装置101、201間のセキュリティが確保された通信とは、例えばインターネット技術標準化団体の標準規格であるIPsec(IP Security Architecture)を使用した通信である。IPsecは、パケットレベルでデータの暗号化や認証が可能で、IPパケットの盗聴や偽造を防止することができる。
【0044】
本実施形態の車両盗難防止システムの利用に際して、利用者は、本システムを運用管理している業者から予め車載機1を購入するとともにICカードを入手する。そして、自身の車両に車載機1を取り付けることで、本車両盗難防止システムの利用が可能となる。
【0045】
図2は車載機1の動作を説明するためのフローチャート、図3および図4は管理ステーション2の動作を説明するためのフローチャートである。以下、本実施形態の車両盗難防止システムの具体的な動作について図2〜4を参照して詳細に説明する。
【0046】
(1)相互認証を経て盗難防止モードへ移行するまでの動作:
利用者が車両を駐車エリアに駐車すると、車載機1は利用者の指示あるいは車両状態の変化をきっかけに自らの判断により起動し、車両をロックする(ステップS101)。ここで、利用者の指示あるいは車両状態の変化とは、例えば利用者が車載機1のセキュリティボタンを押した場合、利用者がシフトレバーをパーキングに入れてエンジンを切り、手動でドアをロックした場合、利用者がリモートコントロール機能を用いて車外からドアをロックした場合などである。また、車両のロックとは、例えばウィンドウ/ルーフを閉めてドアをロックし、エンジンの点火と燃料の噴射を禁止することである。車両のロック後、車載機1は管理ステーション2からの接続待ち状態に入る(ステップS102)。
【0047】
続いて、利用者は、管理ステーション2にてICカードを用いた認証を行う。この認証では、管理ステーション2は、まず、利用者に対してICC R/W204へのICカードの挿入を指示する(ステップS201)。この指示に応じて、利用者がICカードをICC R/W204に挿入すると、管理ステーション2は、利用者に対してHMI205を用いた暗証コードの入力を指示する(ステップS202)。この指示に応じて、利用者がHMI205を用いて暗証コードを入力すると、管理ステーション2は、挿入されたICカードに記憶されている暗証コードと利用者が入力した暗証コードとを照合する(ステップS203)。この照合で、正しく認証できた場合は、ステップS204に進み、正しく認証できなかった場合は、上記ステップS201に戻る。
【0048】
ステップS204では、管理ステーション2がICカードから車両情報および緊急連絡先の情報を読み出す。ここで、車両情報とは、例えば車両ナンバー、車種、色、所有者、車載機1との通信に必要な情報、車載機1との相互認証に必要な認証用情報(例えば電子証明書)などである。緊急連絡先の情報は、例えば利用者の電話番号およびメールアドレス、警備会社の電話番号およびメールアドレスである。
【0049】
続いて、管理ステーション2は、狭域無線通信装置201を介した狭域無線通信により、上記ステップS102で接続待ち状態となっている車載機1との間で通信を開始する。この通信の開始にあたって、管理ステーション2は、ICカードから読み出した認証用情報を車載機1に送信する。一方、車載機1は、ICカードに格納されている認証用情報に対応する認証用情報が予め格納されており、この認証用情報を管理ステーション2に送信する。このようにして、車載機1および管理ステーション2の間で認証用情報の受け渡しが相互に行われ、その受け渡された認証情報に基づいて相互認証が行われる(ステップS103、S205)。相互認証後、管理ステーション2と車載機1はともにセキュリティの確保された定常的な相互通信状態に入る(ステップS104、S206)。狭域無線通信には、例えばIPsecを採用しており、第三者による盗聴や改竄は不可能である。この車載機1と管理ステーション2の間の相互認証(ステップS103、S205)および相互通信状態への移行(ステップS104、S206)では、例えばIPsecを利用した以下のフェーズ0〜3の処理を伴う。
【0050】
(フェーズ0):フェーズ1、フェーズ2のための暗/復号化鍵の生成する。具体的には、”Diffie−Hellman”のアルゴリズムを用いて鍵を生成する。
【0051】
(フェーズ1):電子証明書による相互認証を行う。具体的には、管理ステーション2はICカードから読み出した電子証明書を車載機1へ送信し、車載機1は予め記憶してある電子証明書を管理ステーション2へ送信する。この車載機1と管理ステーション2の間における電子証明書の送受信では、フェーズ1で生成した暗/復号化鍵を用いた暗/復号化処理が行われる。管理ステーション2では、ICカードから読み出した電子証明書と車載機1から受信した電子証明書との照合を行い、車載機1では、予め記憶してある電子証明書と管理ステーション2から受信した電子証明書との照合を行う。
【0052】
(フェーズ2):フェーズ3で用いる暗号化方式を決定するとともにその暗/復号化鍵を生成する。暗号化方式は、車載機1と管理ステーション2の間の折衝によって最適なものが選択される。
【0053】
(フェーズ3):フェーズ2で生成された暗/復号化鍵を用いてセキュリティが確保された通信を開始する。
【0054】
上記のようにして車載機1と管理ステーション2の間で相互通信が開始されると、管理ステーション2は、相互通信中に、車両に搭載されたセンサ装置から車両位置の検出を試み、車両の位置が特定できない場合には利用者に対して車両位置の入力を求める(ステップS207)。その後、管理ステーション2は、車載機1へ盗難防止モードへの移行を指示して自らも盗難防止モードへ移行する(ステップS208)。盗難防止モードへの移行指示を受けた車載機1は、盗難防止モードに移行する(ステップS105)。
【0055】
(2)盗難防止モード移行後の動作:
盗難防止モード移行後は、車載機1および管理ステーション2は、互いの状態を確認し合いながら、何らかの異常を検出した場合に盗難阻止モードに移行する。以下、車載機1側の動作と管理ステーション2側の動作に分けて説明する。
【0056】
(2−a)車載機1の動作(図2参照)
盗難防止モードを実行中は、各種センサ装置106に異常がないか(ステップS106)、管理ステーション2と正常に通信できているか否か(ステップS107)、管理ステーション2の状態に異常がないか(ステップS108)を常時確認する。ステップS106〜S108のいずれかのステップで「No」となった場合は、ステップS117で盗難阻止モードに移行し、いずれのステップも「Yes」となった場合は、ステップS109に進む。
【0057】
ステップS109では、管理ステーション2が車両の制御を要求しているか否かが確認される。この確認が「Yes」となった場合は、ステップS110で、車両制御装置107が管理ステーション2からの車両の制御要求に応じて車両の制御を行った後、ステップS111に進む。「No」となった場合は、そのままステップS111に進む。
【0058】
ステップS111では、管理ステーション2が盗難防止モードの解除を要求しているか否かが確認される。この確認で「No」となった場合は、上記ステップS106に戻り、「Yes」となった場合は、ステップS112で、上述したステップS103の相互認証と同様な認証を改めて行う。正常に認証がなされた場合は、ステップS113で盗難防止モードを解除し、ステップS114で車両制御装置107による車両のロックが解除され、ステップS115で管理ステーション2との相互通信を終了する。この相互通信の終了をもって、本盗難防止システム全体の動作も終了し、利用者は、車両を移動させることができる。
【0059】
上記ステップS112で正しく認証できなかった場合は、ステップS116で認証の失敗が規定回数を超えたか否かが判断される。この判断が「No」となった場合は、上記ステップS106に戻り、「Yes」となった場合は、ステップS117で盗難阻止モードに移行する。
【0060】
上記ステップS106〜S108のいずれかで「No」、または、上記ステップS116で「Yes」となって、ステップS117で盗難阻止モードに移行した場合は、続くステップS118で広域無線通信装置102を用いて緊急連絡先に通報し、さらにステップS119で警報装置104、HMI105および車両制御装置107により警報・警告を行う。その後、ステップS120で、広域無線通信装置102を経由して盗難阻止モードの正しい解除コードが入力されたか否かが確認される。この確認で「No」となった場合は、続くステップS121でHMI105にて盗難阻止モードの正しい解除コードが入力されたか否かが確認される。この確認で「No」となった場合は、上記ステップS118に戻る。
【0061】
上記のステップS120、S121での確認で「Yes」となった場合は、ステップS122で、盗難阻止モードを解除すると同時に盗難防止モードへ復帰する。この後、上記ステップS106に戻る。
【0062】
(2−b)管理ステーション2の動作(図3参照)
盗難防止モードを実行中は、監視装置206に異常がないか(ステップS209)、車載機1と正常に通信できているか否か(ステップS210)、車載機1の状態に異常がないか(ステップS211)を常時確認する。ステップS209〜S211のいずれかのステップで「No」となった場合は、ステップS221で盗難阻止モードに移行し、いずれのステップも「Yes」となった場合は、ステップS212に進む。
【0063】
ステップS212では、広域通信装置202またはHMI205を介して車両制御または車両状態の確認の要求が入力された否かが確認される。この確認が「Yes」となった場合は、ステップS213で、制御装置203が予め設定された車両状態確認・制御ルーチンに従い、車載機1に対して車両制御を指示したり、利用者に対して車両状態を通知したりした後、ステップS214に進む。「No」となった場合は、そのままステップS214に進む。
【0064】
ステップS214では、HMI205を介して盗難防止モード解除の要求が入力された否かが確認される。この確認で「No」となった場合は、上記ステップS209に戻り、「Yes」となった場合は、続くステップS215で、利用者に対してICC R/W204へのICカードの挿入を指示する。この指示に応じて、利用者がICカードをICC R/W204に挿入すると、続いて、ステップS216で利用者に対してHMI205を用いた暗証コードの入力を指示する。この指示に応じて、利用者がHMI205を用いて暗証コードを入力すると、続いて、ステップS217で、挿入されたICカードに記憶されている暗証コードと利用者が入力した暗証コードとを照合する。この照合で、正しく認証できた場合は、ステップS218で車載機1に対して盗難防止モード解除を指示し、ステップS219で車載機1との相互通信を終了する。この相互通信の終了をもって、本盗難防止システム全体の動作も終了し、利用者は、車両を移動させることができる。
【0065】
上記ステップS217で正しく認証できなかった場合は、ステップS220で認証の失敗が規定回数を超えたか否かが判断される。この判断が「No」となった場合は、上記ステップS209に戻り、「Yes」となった場合は、ステップS221で盗難阻止モードに移行する。
【0066】
上記ステップS209〜S211のいずれかで「No」、または、上記ステップS220で「Yes」となって、ステップS221で盗難阻止モードに移行した場合は、続くステップS222で広域通信装置202を用いて緊急連絡先に通報し、さらにステップS223で監視装置206による車両の監視を強化し、ステップS224でHMI205および警報装置207により警報・警告を行う。その後、ステップS225で、広域通信装置202を経由して盗難阻止モードの正しい解除コードが入力されたか否かが確認される。この確認で「No」となった場合は、続くステップS226でHMI205を介して盗難阻止モードの正しい解除コードが入力されたか否かが確認される。この確認で「No」となった場合は、上記ステップS222に戻る。
【0067】
上記のステップS225、S226での確認で「Yes」となった場合は、ステップS227で、盗難阻止モードを解除すると同時に盗難防止モードへ復帰する。この後、上記ステップS209に戻る。
【0068】
次に、上述したステップS213での車両状態確認・制御ルーチンによる制御について、図4を参照して具体的に説明する。この制御では、まず、ステップS301で利用者の認証が行われる。この利用者認証では、基本的には、上述したステップS215〜S217における認証と同様な処理が行われる。
【0069】
上記ステップS301の確認で「Yes」となった場合は、続くステップS302で、車両状態の確認要求であるか否かが判断され、「No」となった場合は車両状態確認・制御ルーチンによる制御を終了する。ステップS302の判断で「No」となった場合は、ステップS303で車載機1に対して車両の制御を指示し、「Yes」となった場合は、ステップS304で利用者に対して広域通信装置202またはHMI205を用いて車両の状態を通知する。車両状態の通知後、車両状態確認・制御ルーチンを終了する。
【0070】
以上説明した本実施形態の車両盗難防止システムによれば、利用者は、本システムを利用するにあたって、管理ステーション2にてICカードの挿入および暗証コードの入力を行って正当な利用者であるか否かの認証を受けるようになっている。このため、正当なICカードを持たない第三者は、管理ステーション2にて不正な入力操作を行うことはできない。また、ICカードを不正に入手した場合でも、暗証コードが分からない限りは、管理ステーション2にて不正な入力操作を行うことはできない。
【0071】
加えて、車載機1と管理ステーション2は、相互通信を開始する際に、相互認証を行うようになっている。このため、管理ステーション2の成りすまし(特許文献2に記載のシステムにおける路上通信手段の成りすましに対応する)が行われた場合は、車載機1側で相互認証が不一致となってその旨が利用者に通知され、車載機1の成りすまし(特許文献2に記載のシステムにおける車載通信手段の成りすましに対応する)が行われた場合には、管理ステーション2側で相互認証が不一致となってその旨が利用者に通知される。利用者への相互認証に失敗した旨の通知は、例えば警報装置104、207によって行われる。
【0072】
さらに、車載機1と管理ステーション2の間の相互通信は、セキュリティが確保された通信(例えばIPsec通信方式)であるため、従来のような第三者による盗聴の問題は生じない。
【0073】
また、車載機1と管理ステーション2は、盗難防止モード実行中は、常に互いの状態を確認しあっているため、車載機1と管理ステーション2のいずれかの機能が停止された場合には、その状態が瞬時に検知される。例えば、車載機1の機能が停止した場合は、管理ステーション2がそれを異常な状態として検出し、管理ステーション2の機能が停止した場合には、車載機1がそれを異常な状態として検出する。これにより、車載機1または管理ステーション2の機能が不正に停止させられても、車両の盗難を検出できるようになっている。
【0074】
さらに、車載機1と管理ステーション2の間の通信を通信可能範囲が限られた狭域無線通信で行っているため、車両が移動された場合には必ずこの通信が途絶える。よって、車両のレッカー移動やリフトアップによる盗難行為が行われた場合には、通信遮断によりその盗難行為を検出できる。このような狭域無線通信による盗難防止は、車両に特別なセンサを取り付ける必要がないため、低コスト化の面で有利である。
【0075】
さらに、車載機1と管理ステーション2の間で常に通信を行っているため、通信の妨害自体を異常な状態として検出することができる。よって、車載機1と管理ステーション2の間の通信が妨害された場合でも、車両の盗難を検出することができる。
【0076】
また、本実施形態では、管理ステーション2は、広域通信装置202により車両状態の問い合わせに答えることができるため、利用者は停車中の車両の状態を遠隔地から監視することができる。さらに、管理ステーション2は、広域通信装置202を介して利用者からの車両に対する制御の要求を受け付けて、狭域無線装置202を用いて車載機1に対してその受け付けた制御要求に応じた指示を出すことができるため、利用者は停車中の車両の制御を遠隔地から行うことができる。これらの動作により、停車中の車両のリモートメンテナンスが可能になっている。
【0077】
(実施形態2)
図5は、本発明の第2の実施形態である車両盗難防止システムの概略構成を示すブロック図である。この車両盗難防止システムは、図1に示したシステムにおいて、車載機1の構成から広域無線通信装置102、各種センサ装置106および車両制御装置107を削除したものである。図5中、同じ部分には同じ符号を付している。
【0078】
本実施形態の車両盗難防止システムの利用に際しても、利用者は、本システムを運用管理している業者から予め車載機1を購入するとともにICカードを入手する。そして、自身の車両に車載機1を取り付けることで、本車両盗難防止システムの利用が可能となる。
【0079】
図6は車載機1の動作を説明するためのフローチャート、図7および図8は管理ステーション2の動作を説明するためのフローチャートである。以下、本実施形態の車両盗難防止システムの具体的な動作について図6〜8を参照して詳細に説明する。
【0080】
(1)相互認証を経て盗難防止モードへ移行するまでの動作:
利用者が車両を駐車エリアに駐車すると、車載機1は、利用者による指示によって起動し、管理ステーション2からの接続待ち状態になる(ステップS401)。ここで、利用者による指示とは、車載機1上での所定の入力操作であって、例えばセキュリティボタンを押すといった操作である。
【0081】
続いて、管理ステーション2にて、ICカードを用いた認証(ステップS501〜S503)およびICカードからの情報の読み出し(ステップS504)が行われ、その後、車載機1と管理ステーション2の間でセキュリティの確保された第三者による盗聴や改竄が不可能な狭域無線通信(例えばIPsec)による相互認証が行われる(ステップS402、S505)。相互認証後、車載機1と管理ステーション2の間で狭域無線通信による相互通信が開始される(ステップS403、S506)。
【0082】
上記のようにして車載機1と管理ステーション2の間で相互通信が開始されると、管理ステーション2は、相互通信中に、利用者に対して車両位置の入力を求める(ステップS507)。その後、管理ステーション2は、車載機1へ盗難防止モードへの移行を指示して自らも盗難防止モードへ移行する(ステップS508)。盗難防止モードへの移行指示を受けた車載機1は、盗難防止モードに移行する(ステップS404)。
【0083】
ここまでの動作のうち、ステップS402〜S404は図2に示した動作におけるステップS103〜S105と基本的に同じで、ステップS501〜ステップS506における動作は、図3に示した動作おけるステップS201〜S206の動作と基本的に同じである。
【0084】
(2)盗難防止モード移行後の動作:
盗難防止モード移行後は、車載機1および管理ステーション2は、互いの状態を確認し合いながら、何らかの異常を検出した場合に盗難阻止モードに移行する。以下、車載機1側の動作と管理ステーション2側の動作に分けて説明する。
【0085】
(2−a)車載機1の動作(図6参照)
盗難防止モードを実行中は、管理ステーション2と正常に通信できているか否か(ステップS405)、管理ステーション2の状態に異常がないか(ステップS406)を常時確認する。このステップS405、S406のいずれかのステップで「No」となった場合は、ステップS412で盗難阻止モードに移行し、いずれのステップも「Yes」となった場合は、ステップS407に進む。
【0086】
ステップS407では、管理ステーション2が盗難防止モードの解除を要求しているか否かが確認される。この確認で「No」となった場合は、上記ステップS405に戻り、「Yes」となった場合は、ステップS408で、上述したステップS402の相互認証と同様な認証を改めて行う。正常に認証がなされた場合は、ステップS409で盗難防止モードを解除し、ステップS410で管理ステーション2との相互通信を終了する。この相互通信の終了をもって、本盗難防止システム全体の動作も終了し、利用者は、車両を移動させることができる。
【0087】
上記ステップS408で正しく認証できなかった場合は、ステップS411で認証の失敗が規定回数を超えたか否かが判断される。この判断が「No」となった場合は、上記ステップS405に戻り、「Yes」となった場合は、ステップS412で盗難阻止モードに移行する。
【0088】
上記ステップS405、S406のいずれかで「No」、または、上記ステップS412で「Yes」となって、ステップS412で盗難阻止モードに移行した場合は、続くステップS413で警報装置104およびHMI105により警報・警告を行う。その後、ステップS414で、HMI105にて盗難阻止モードの正しい解除コードが入力されたか否かが確認される。この確認で「No」となった場合は、上記ステップS413に戻り、「Yes」となった場合は、ステップS415で、盗難阻止モードを解除すると同時に盗難防止モードへ復帰する。この後、上記ステップS405に戻る。
【0089】
(2−b)管理ステーション2の動作(図7参照)
盗難防止モードを実行中は、監視装置206に異常がないか(ステップS509)、車載機1と正常に通信できているか否か(ステップS510)を常時確認する。ステップS509、S510のいずれかのステップで「No」となった場合は、ステップS220で盗難阻止モードに移行し、いずれのステップも「Yes」となった場合は、ステップS511に進む。
【0090】
ステップS511では、広域通信装置202またはHMI205を介して車両状態の確認の要求が入力された否かが確認される。この確認が「Yes」となった場合は、ステップS512で、制御装置203が予め設定された車両状態確認ルーチンに従って利用者に対して車両状態を通知した後、ステップS513に進む。「No」となった場合は、そのままステップS513に進む。
【0091】
ステップS513では、HMI205を介して盗難防止モード解除の要求が入力された否かが確認される。この確認で「No」となった場合は、上記ステップS509に戻り、「Yes」となった場合は、続くステップS514で、利用者に対してICC R/W204へのICカードの挿入を指示する。この指示に応じて、利用者がICカードをICC R/W204に挿入すると、続いて、ステップS515で、利用者に対してHMI205を用いた暗証コードの入力を指示する。この指示に応じて、利用者がHMI205を用いて暗証コードを入力すると、続いて、ステップS516で、挿入されたICカードに記憶されている暗証コードと利用者が入力した暗証コードとを照合する。この照合で、正しく認証できた場合は、ステップS517で車載機1に対して盗難防止モード解除を指示し、ステップS518で車載機1との相互通信を終了する。この相互通信の終了をもって、本盗難防止システム全体の動作も終了し、利用者は、車両を移動させることができる。
【0092】
上記ステップS516で正しく認証できなかった場合は、ステップS519で認証の失敗が規定回数を超えたか否かが判断される。この判断が「No」となった場合は、上記ステップS509に戻り、「Yes」となった場合は、ステップS520で盗難阻止モードに移行する。
【0093】
上記ステップS509、S510のいずれかで「No」、または、上記ステップS519で「Yes」となって、ステップS520で盗難阻止モードに移行した場合は、続くステップS521で広域通信装置202を用いて緊急連絡先に通報し、さらにステップS522で監視装置206による車両の監視を強化し、ステップS523でHMI205および警報装置207により警報・警告を行う。その後、ステップS524で、広域通信装置202を経由して盗難阻止モードの正しい解除コードが入力されたか否かが確認される。この確認で「No」となった場合は、続くステップS525でHMI205を介して盗難阻止モードの正しい解除コードが入力されたか否かが確認される。この確認で「No」となった場合は、上記ステップS521に戻る。
【0094】
上記のステップS524、S525の確認で「Yes」となった場合は、ステップS526で、盗難阻止モードを解除すると同時に盗難防止モードへ復帰する。この後、上記ステップS509に戻る。
【0095】
次に、上述したステップS512での車両状態確認ルーチンによる制御について、図8を参照して具体的に説明する。この制御では、まず、ステップS601で利用者の認証が行われる。この利用者認証では、基本的には、上述したステップS514〜S516の認証と同様な処理が行われる。
【0096】
上記ステップS601の確認で「Yes」となった場合は、続くステップS602で、利用者に対して広域通信装置202またはHMI205を用いて車両の状態を通知した後、車両状態確認ルーチンを終了する。ステップS601の確認で「No」となった場合は、そのまま車両状態確認ルーチンを終了する。
【0097】
以上説明した本実施形態の車両盗難防止システムにおいても、前述した第1の実施形態の場合と同様、ICカードを用いた認証による管理ステーション2への不正な入力操作の防止、相互認証による車載機1および管理ステーション2の成りすましの防止、セキュリティが確保された狭域無線通信の使用による盗聴の防止、車載機1および管理ステーション2が常に互いの状態を確認しあうことによる異常の検出などを行うことができ、これにより車両盗難を確実かつ瞬時に検出することができる。
【0098】
また、本実施形態においても、管理ステーション2は、広域通信装置202により車両状態の問い合わせに答えることができるため、利用者は停車中の車両の状態を遠隔地から監視することができる。
【0099】
なお、本実施形態では、車載機1は車両制御装置107を持たないため、利用者は停車中の車両の制御を遠隔地から行うことはできないが、車載機1の構成から広域無線通信装置102、各種センサ装置106および車両制御装置107を削除したことで、より低コストなシステムの提供が可能になっている。
【0100】
上述した第1および第2の実施形態において、ICカードを用いた認証に代えて、利用者が管理ステーション2にて認証に必要な情報を入力するようにしてもよい。この場合は、利用者によって入力された認証に必要な情報が狭域無線通信により管理ステーション2から車載機1に送信され、車載機1が受信した認証に必要な情報と予め登録された認証用情報とを照合する。
【0101】
(実施形態3)
図9は、本発明の第3の実施形態である車両盗難防止システムの概略構成を示すブロック図である。この車両盗難防止システムは、図1に示したシステムにおいて、管理ステーション2の構成から広域通信装置202、ICC R/W204、監視装置206および警報装置207を削除したものである。図9中、同じ部分には同じ符号を付している。
【0102】
本実施形態の車両盗難防止システムの利用に際して、利用者は、本システムを運用管理している業者から予め車載機1を購入するが、ICカードの入手は行わない。車載機1および管理ステーション2にはそれぞれ、セキュリティの確保された狭域無線通信による、相互認証および相互通信を行うために必要な情報(車両情報など)や緊急連絡先情報(例えば利用者の電話番号およびメールアドレス、警備会社の電話番号およびメールアドレスなど)などが予め登録されている。利用者は、購入した車載機1を自身の車両に取り付けることで、本車両盗難防止システムの利用が可能となる。
【0103】
図10は車載機1の動作を説明するためのフローチャート、図11は管理ステーション2の動作を説明するためのフローチャートである。以下、本実施形態の車両盗難防止システムの具体的な動作について図10および図11を参照して詳細に説明する。
【0104】
(1)相互認証を経て盗難防止モードへ移行するまでの動作:
管理ステーション2は、起動後、車載機1からの接続待ち状態に入る(ステップS801)。利用者が車両を駐車エリアに駐車すると、車載機1は利用者の指示あるいは車両状態の変化をきっかけに自らの判断により起動し、車両をロックする(ステップS701)。続いて、車載機1は、狭域無線通信装置101を介した狭域無線通信(セキュリティの確保された通信)により、上記ステップS801で接続待ち状態となっている管理ステーション2との間で通信を開始する。この通信の開始にあたって、車載機1と管理ステーション2の間では、購入時に予め設定された車両情報に含まれている認証用情報の受け渡しが相互に行われ、その受け渡された認証情報に基づいて相互認証が行われる(ステップS702、S802)。相互認証後、車載機1と管理ステーション2はともにセキュリティの確保された定常的な相互通信状態に入る(ステップS703、S803)。そして、相互通信開始後、車載機1と管理ステーション2はともに盗難防止モードへ移行する(ステップS704、S804)。
【0105】
(2)盗難防止モード移行後の動作:
盗難防止モード移行後は、車載機1および管理ステーション2は、互いの状態を確認し合いながら、何らかの異常を検出した場合に盗難阻止モードに移行する。以下、車載機1側の動作と管理ステーション2側の動作に分けて説明する。
【0106】
(2−a)車載機1の動作(図10参照)
盗難防止モードを実行中は、各種センサ装置106に異常がないか(ステップS705)、管理ステーション2と正常に通信できているか否か(ステップS706)を常時確認する。ステップS705、S706のいずれかで「No」となった場合は、ステップS713で盗難阻止モードに移行し、いずれのステップも「Yes」となった場合は、ステップS707に進む。
【0107】
ステップS707では、HMI105にて盗難防止モードを解除するための正しい解除コードが入力されたか否かが確認される。解除コードは車載機1に予め登録されており、車載機1は、HMI105にて入力された解除コードと登録されている解除コードを比較することで入力コードの真偽を判断する。この判断で「No」となった場合は、上記ステップS705に戻り、「Yes」となった場合は、ステップS708で利用者の認証を行う。この認証では、例えば利用者に対して暗証コードの入力を要求し、この要求に応じて利用者がHMI105にて暗証コードを入力すると、予め登録された暗証コードと利用者が入力した暗証コードとを照合する。正常に認証がなされた場合は、ステップS709で盗難防止モードを解除し、ステップS710で車両制御装置107による車両のロックが解除され、ステップS711で管理ステーション2との相互通信を終了する。この相互通信の終了をもって、本盗難防止システム全体の動作も終了し、利用者は、車両を移動させることができる。
【0108】
上記ステップS708で正しく認証できなかった場合は、ステップS712で認証の失敗が規定回数を超えたか否かが判断される。この判断が「No」となった場合は、上記ステップS705に戻り、「Yes」となった場合は、ステップS713で盗難阻止モードに移行する。
【0109】
上記ステップS705、S706のいずれかで「No」、または、上記ステップS712で「Yes」となって、ステップS713で盗難阻止モードに移行した場合は、続くステップS714で広域無線通信装置102を用いて予め登録されている緊急連絡先に通報し、さらにステップS715で警報装置104、HMI105および車両制御装置107により警報・警告を行う。その後、ステップS716で、広域無線通信装置102を経由して盗難阻止モードの正しい解除コードが入力されたか否かが確認される。この確認で「No」となった場合は、続くステップS717でHMI105にて盗難阻止モードの正しい解除コードが入力されたか否かが確認される。この確認で「No」となった場合は、上記ステップS714に戻る。
【0110】
上記のステップS716、S717の確認で「Yes」となった場合は、ステップS718で、盗難阻止モードを解除すると同時に盗難防止モードへ復帰する。この後、上記ステップS705に戻る。
【0111】
(2−b)管理ステーション2の動作(図11参照)
盗難防止モードを実行中は、車載機1と正常に通信できているか否か(ステップS805)、車載機1の状態に異常がないか(ステップS806)を常時確認する。ステップS805、S806のいずれかで「No」となった場合は、ステップS809で盗難阻止モードに移行し、いずれのステップも「Yes」となった場合は、ステップS807に進む。
【0112】
ステップS807では、車載機1にて盗難防止モードが解除された否かが確認される。この確認で「No」となった場合は、上記ステップS805に戻り、「Yes」となった場合は、続くステップS808で車載機1との相互通信を終了する。この相互通信の終了をもって、本盗難防止システム全体の動作も終了し、利用者は、車両を移動させることができる。
【0113】
ステップS809で盗難阻止モードに移行した場合は、ステップS810でHMI205により警報・警告を行う。その後、ステップS811で、HMI205にて盗難阻止モードの正しい解除コードが入力されたか否かが確認される。この確認で「No」となった場合は、上記ステップS810に戻り、「Yes」となった場合は、続くステップS812で、盗難阻止モードを解除すると同時に盗難防止モードへ復帰する。この後、上記ステップS805に戻る。
【0114】
以上説明した本実施形態の車両盗難防止システムにおいても、前述した第1および第2の実施形態の場合と同様、相互認証による車載機1および管理ステーション2の成りすましの防止、セキュリティが確保された狭域無線通信の使用による盗聴の防止、車載機1および管理ステーション2が常に互いの状態を確認しあうことによる異常の検出などを行うことができ、これにより車両盗難を確実かつ瞬時に検出することができる。
【0115】
また、本実施形態では、管理ステーション2の構成から広域通信装置202、ICC R/W204、監視装置206および警報装置207を削除した、より低コストなシステムの提供が可能になっている。
【0116】
以上説明した各実施形態の車両盗難防止システムにおいて、狭域無線通信装置にRF−IDタグを適用することで、駐車場の利用時間、車両に関する情報などを簡単に一元管理することができる。RF−IDタグを使用する形態としては、例えば、車載機1の狭域無線通信装置101をRF−IDタグ読取装置とし、管理ステーション2の狭域無線通信装置201をRF−IDタグとする形態と、反対に、管理ステーション2の狭域無線通信装置201をRF−IDタグ読取装置とし、車載機1の狭域無線通信装置101をRF−IDタグとする形態とがある。RF−IDタグには、タグデータとして車両情報、例えば相互認証および相互通信を行うために必要な情報や連絡先情報などが予め登録される。
【0117】
また、車載機1と管理ステーション2はそれぞれ、プログラムが予め格納された記憶装置を有し、制御装置であるコンピュータがその記憶装置からプログラムを読み出して実行することで、各実施形態1〜3で説明した動作(図2〜4、6〜8、10、11)を実現する。プログラムを格納する記憶装置としては、CD−ROMや半導体記憶装置など種々のものを適用することができる。
【0118】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明によれば、従来のシステムでは防止できなかった、車載機または管理ステーションに対する不正な機能停止や成りすましなどの行為、さらには第三者による盗聴を確実に防止することができる。よって、従来にない信頼性の高い盗難防止システムを提供することができる。
【0119】
また、本発明によれば、広域無線通信を使用して、利用者への通報、利用者の要求に応じた車両の状態の通知や制御を行うことが可能であるので、利便性の高い盗難防止システムを提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施形態である車両盗難防止システムの概略構成を示すブロック図である。
【図2】図1に示す車載機の動作を説明するためのフローチャートである。
【図3】図1に示す管理ステーションの動作を説明するためのフローチャートである。
【図4】図1に示す管理ステーションにおいて行われる車両状態確認・制御ルーチンの動作を説明するためのフローチャートである。
【図5】本発明の第2の実施形態である車両盗難防止システムの概略構成を示すブロック図である。
【図6】図5に示す車載機の動作を説明するためのフローチャートである。
【図7】図5に示す管理ステーションの動作を説明するためのフローチャートである。
【図8】図5に示す管理ステーションにおいて行われる車両状態確認ルーチンの動作を説明するためのフローチャートである。
【図9】本発明の第3の実施形態である車両盗難防止システムの概略構成を示すブロック図である。
【図10】図9に示す車載機の動作を説明するためのフローチャートである。
【図11】図9に示す管理ステーションの動作を説明するためのフローチャートである。
【図12】特開2002−342897号公報に記載の駐車場管理システムの概略構成を示すブロック図である。
【符号の説明】
1 車載機
2 管理ステーション
101、201 狭域無線通信装置
102、202 広域無線通信装置
103、203 制御装置
104、207 警報装置
105、205 HMI
106 各種センサ装置
107 車両制御装置
204 ICC R/W
206 監視装置

Claims (27)

  1. 車両に搭載される車載機と、
    所定の場所に設置される管理ステーションとを有し、
    前記車載機および管理ステーションはそれぞれ、所定の距離の範囲において暗号化による通信が可能な狭域無線通信手段を有し、該狭域無線通信手段間で定常的な相互通信を行って互いの状態を監視するように構成されていることを特徴とする車両盗難防止システム。
  2. 前記車載機および管理ステーションは、前記相互通信の開始時に、前記狭域無線通信手段を介して相互認証を行うことを特徴とする請求項1に記載の車両盗難防止システム。
  3. 前記管理ステーションは、前記相互認証に必要な第1の相互認証用情報が少なくとも格納されたICカードから情報を読み出す情報読み出し手段を有し、前記相互認証を行う際に、前記情報読み出し手段にて前記ICカードから読み出された前記第1の相互認証用情報を前記狭域無線通信手段により前記車載機に送信するとともに、前記車載機から前記狭域無線通信手段を介して受信した、前記第1の相互認証用情報に対応する第2の相互認証用情報と前記読み出された第1の相互認証用情報との照合を行い、
    前記車載機は、前記第2の相互認証用情報が予め登録されており、前記相互認証を行う際に、該登録された第2の相互認証用情報を前記狭域無線通信手段により前記管理ステーションに送信するとともに、前記管理ステーションから前記狭域無線通信手段を介して受信した前記第1の相互認証用情報と前記登録された第2の相互認証用情報との照合を行うことを特徴とする請求項2に記載の車両盗難防止システム。
  4. 前記ICカードは、前記車載機を使用する利用者の認証に必要な第1の利用者認証用情報が格納されており、
    前記管理ステーションは、前記第1の利用者認証用情報に対応する第2の利用者認証用情報が予め登録されており、前記相互通信を開始するにあたって、前記情報読み出し手段にて前記ICカードから前記第1の利用者認証用情報を読み出して前記登録された第2の利用者認証用情報と照合することを特徴とする請求項3に記載の車両盗難防止システム。
  5. 前記車載機は、通信可能な距離が前記狭域無線通信手段より長い広域無線通信手段を有し、前記相互通信による互いの状態の監視時に異常が検出された場合は、その旨を前記広域無線通信手段により通報することを特徴とする請求項1から4のいずれか1項に記載の車両盗難防止システム。
  6. 前記車載機は、警報または警告を行う警報手段を有し、前記相互通信による互いの状態の監視時に異常が検出された場合に、前記警報手段を起動することを特徴とする請求項1から5のいずれか1項に記載の車両盗難防止システム。
  7. 前記管理ステーションは、通信可能な距離が前記狭域無線通信手段より長い広域通信手段を有し、前記相互通信による互いの状態の監視時に異常が検出された場合は、その旨を前記広域通信手段により通報することを特徴とする請求項1から6のいずれか1項に記載の車両盗難防止システム。
  8. 前記管理ステーションは、前記利用者が前記広域通信手段を介して前記車両の状態を確認する旨の要求を入力した場合は、該要求に応じて、前記車両の状態を前記広域通信手段により前記利用者へ通知することを特徴とする請求項7に記載の車両盗難防止システム。
  9. 前記管理ステーションは、前記利用者が前記広域通信手段を介して前記車両を制御する旨の入力を行った場合は、該入力に応じて、前記車載機に対して前記狭域無線通信手段を介して前記車両の制御を要求し、
    前記車載機は、前記車両における所定の動作を制御する車両制御手段を有し、前記管理ステーションからの前記車両の制御要求に応じて前記車両制御手段による前記車両の制御を行うことを特徴とする請求項7または8に記載の車両盗難防止システム。
  10. 車両に搭載される車載機と、所定の場所に設置される管理ステーションとを有するシステムにおいて行われる車両盗難防止方法であって、
    所定の距離の範囲において暗号化による通信が可能な狭域無線通信を用いて前記車載機および管理ステーションの間で定常的な相互通信を行うステップと、
    前記車載機および管理ステーションが、前記相互通信により互いの状態を監視するステップとを含むことを特徴とする車両盗難防止方法。
  11. 前記車載機および管理ステーションが、前記相互通信の開始時に、前記狭域無線通信を介して相互認証を行うステップをさらに含むことを特徴とする請求項10に記載の車両盗難防止方法。
  12. 前記管理ステーションが、前記車載機を使用する利用者によって提示されたICカードから前記相互認証に必要な第1の相互認証用情報を読み出して前記狭域無線通信により前記車載機に送信するステップと、
    前記車載機が、予め登録された、前記第1の相互認証用情報に対応する第2の相互認証用情報を、前記狭域無線通信により前記管理ステーションに送信するステップと、
    前記管理ステーションが、前記車載機から受信した前記第2の相互認証用情報を前記ICカードから読み出した前記第1の相互認証用情報と照合するステップと、
    前記車載機が、前記管理ステーションから受信した前記第1の相互認証用情報を前記登録された第2の相互認証用情報と照合するステップとを含むことを特徴とする請求項11に記載の車両盗難防止方法。
  13. 前記管理ステーションが、前記相互通信を開始するにあたって、前記ICカードから前記車載機を使用する利用者の認証に必要な第1の利用者認証用情報を読み出し、該読み出した第1の利用者認証用情報と予め登録された、前記第1の利用者認証用情報に対応する第2の利用者認証用情報との照合を行うステップを含むことを特徴とする請求項12に記載の車両盗難防止方法。
  14. 前記車載機が、前記相互通信による互いの状態の監視時に異常が検出された場合は、その旨を、通信可能な距離が前記狭域無線通信より長い広域無線通信を使用して通報するステップを含むことを特徴とする請求項10から13のいずれか1項に記載の車両盗難防止方法。
  15. 前記車載機が、前記相互通信による互いの状態の監視時に異常が検出された場合は、所定の警報または警告の動作を行うステップを含むことを特徴とする請求項10から14のいずれか1項に記載の車両盗難防止方法。
  16. 前記管理ステーションが、前記相互通信による互いの状態の監視時に異常が検出された場合は、その旨を、前記広域無線通信または有線通信を使用して通報するステップを含むことを特徴とする請求項10から15のいずれか1項に記載の車両盗難防止方法。
  17. 前記管理ステーションが、前記利用者が前記広域無線通信または前記有線通信を介して前記車両の状態を確認する旨の要求を入力した場合は、該要求に応じて、前記車両の状態を前記広域無線通信または前記有線通信により前記利用者へ通知するステップを含むことを特徴とする請求項16に記載の車両盗難防止方法。
  18. 前記管理ステーションが、前記利用者が前記広域無線通信または前記有線通信を介して前記車両を制御する旨の入力を行った場合は、該入力に応じて、前記車載機に対して前記狭域無線通信を介して前記車両の制御を要求するステップと、
    前記車載機が、前記管理ステーションからの前記車両の制御要求に応じて前記車両における所定の動作を制御するステップとを含むことを特徴とする請求項17に記載の車両盗難防止方法。
  19. 車両に搭載される車載機と、所定の場所に設置される管理ステーションとを有するシステムにおいて用いられるプログラムであって、
    所定の距離の範囲において暗号化による通信が可能な狭域無線通信を用いて定常的な相互通信を行う処理と、
    前記相互通信により互いの状態を監視する処理とを前記車載機および管理ステーションのコンピュータにそれぞれ実行させるプログラム。
  20. 前記相互通信の開始時に、前記狭域無線通信を介して相互認証を行う処理を、前記車載機および管理ステーションのコンピュータにそれぞれ実行させることを特徴とする請求項19に記載のプログラム。
  21. 前記車載機を使用する利用者によって提示されたICカードから前記相互認証に必要な第1の相互認証用情報を読み出して前記狭域無線通信により前記車載機に送信する処理を、前記管理ステーションのコンピュータに実行させ、
    予め登録された、前記第1の相互認証用情報に対応する第2の相互認証用情報を前記狭域無線通信により前記管理ステーションに送信する処理を、前記車載機のコンピュータに実行させ、
    前記車載機から受信した前記第2の相互認証用情報と前記ICカードから読み出した前記第1の相互認証用情報とを照合する処理を、前記管理ステーションのコンピュータに実行させ、
    前記車載機が、前記管理ステーションから受信した前記第1の相互認証用情報と前記登録された第2の相互認証用情報とを照合する処理を、前記車載機のコンピュータに実行させることを特徴とする請求項20に記載のプログラム。
  22. 前記相互通信を開始するにあたって、前記ICカードから前記車載機を使用する利用者の認証に必要な第1の利用者認証用情報を読み出し、該読み出した第1の利用者認証用情報と予め登録された、前記第1の利用者認証用情報に対応する第2の利用者認証用情報との照合を行う処理を、前記管理ステーションのコンピュータに実行させることを特徴とする請求項21に記載のプログラム。
  23. 前記相互通信による互いの状態の監視時に異常が検出された場合は、その旨を、通信可能な距離が前記狭域無線通信より長い広域無線通信を使用して通報する処理を、前記車載機のコンピュータに実行させることを特徴とする請求項19から22のいずれか1項に記載のプログラム。
  24. 前記相互通信による互いの状態の監視時に異常が検出された場合は、所定の警報または警告の動作を行う処理を、前記車載機のコンピュータに実行させることを特徴とする請求項19から23のいずれか1項に記載のプログラム。
  25. 前記相互通信による互いの状態の監視時に異常が検出された場合は、その旨を、前記広域無線通信または有線通信を使用して通報する処理を、前記管理ステーションのコンピュータに実行させることを特徴とする請求項19から24のいずれか1項に記載のプログラム。
  26. 前記利用者が前記広域無線通信または前記有線通信を介して前記車両の状態を確認する旨の要求を入力した場合は、該要求に応じて、前記車両の状態を前記広域無線通信または前記有線通信により前記利用者へ通知する処理を、前記管理ステーションのコンピュータに実行させることを特徴とする請求項25に記載のプログラム。
  27. 前記利用者が前記広域無線通信または前記有線通信を介して前記車両を制御する旨の入力を行った場合は、該入力に応じて、前記車載機に対して前記狭域無線通信を介して前記車両の制御を要求する処理を、前記管理ステーションのコンピュータに実行させ、
    前記管理ステーションからの前記車両の制御要求に応じて前記車両における所定の動作を制御する処理を、前記車載機のコンピュータに実行させることを特徴とする請求項26に記載のプログラム。
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