JP2004220407A - メッセージ表示装置およびメッセージ表示方法 - Google Patents
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Abstract
【課題】本発明は、例えばホームネットワークシステム等に於いて、電子伝言板、電子掲示板等のメッセージ伝達機構を構築する際に、上記システムを制御するリモートコントローラを有効に用いて、容易かつ迅速にメッセージを表示することができるメッセージ表示装置およびメッセージ表示方法を提供することを課題とする。
【解決手段】ワイヤレスAVステーション101は、パーソナルコンピュータ103〜105から無線LANまたは有線LANを介して伝送された伝言メッセージの登録機能を有し、リモートコントローラ10の「伝言」ボタン操作に伴う指示コマンドを受けると、上記登録した最新の伝言メッセージをTV受像機102の表示画面上に表示出力する。
【選択図】 図1
【解決手段】ワイヤレスAVステーション101は、パーソナルコンピュータ103〜105から無線LANまたは有線LANを介して伝送された伝言メッセージの登録機能を有し、リモートコントローラ10の「伝言」ボタン操作に伴う指示コマンドを受けると、上記登録した最新の伝言メッセージをTV受像機102の表示画面上に表示出力する。
【選択図】 図1
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、家庭内の無線若しくは有線のネットワークを介して複数の機器相互を接続したホームネットワークシステム等に於いて、電子伝言板、電子掲示板等のメッセージ伝達機能を実現する際に適用して好適なメッセージ表示装置およびメッセージ表示方法に関する。
【0002】
【従来の技術】
近年、情報処理技術およびネットワーク技術の進展に伴い、家庭内のTV、オーディオ機器、などの電子機器同士を融合させるためのホームネットワークシステムの開発が進められている。
【0003】
ホームネットワークシステムにおいては、ホームサーバは、ネットワークを介してパーソナルコンピュータのようなクライアントに接続される。ホームサーバは、クライアントから再生要求されたコンテンツデータをネットワークを介してそのクライアントに配信する。このデータ配信の指示および制御に、リモートコントローラを用いることで、使い勝手をより向上できる(例えば、特許文献1参照)。また、この種システムに於いて、電子伝言板、電子掲示板等のメッセージの伝達機能を設けることで、機能の拡充化が図れる。
【0004】
従来のこの種、電子伝言板、電子掲示板等のメッセージ伝達機能は、メニュー選択等により、機能選択画面を表示し、その画面上でメッセージ表示機能を選択した後に、メッセージの表示が行われていた。
【0005】
【特許文献1】
特開平10−222308公報
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
上述したように従来のメッセージ伝達機能に於いては、メッセージを表示するための操作として、何らかの操作で機能選択画面を表示し、その画面上で機能選択を行った後に、はじめてメッセージ表示が可能となることから、メッセージ表示に複数のアクション操作が介在し、容易かつ迅速にメッセージを表示することができないという問題があった。
【0007】
本発明は上記実情に鑑みなされたもので、例えばホームネットワークシステム等に於いて、電子伝言板、電子掲示板等のメッセージ伝達機構を構築する際に、上記システムを制御するリモートコントローラを有効に用いて、容易かつ迅速にメッセージを表示することができるメッセージ表示装置およびメッセージ表示方法を提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】
本発明は、メッセージ表示機能を持つホームサーバー等の機器に於いて、ユーザの1操作で、登録されたメッセージを表示できる手段を具備したことを特徴とする。
【0009】
即ち、本発明は、伝言メッセージ等を扱う機器のメッセージ表示装置に於いて、メッセージを登録する登録手段と、前記メッセージを表示する表示手段と、メッセージの表示をボタン操作で指示する指示手段と、前記指示手段の指示に従い前記登録手段に登録されたメッセージを前記表示手段に表示する制御手段とを具備し、只1度のボタン操作のみで登録(着信)メッセージを表示出力できるようにしたことを特徴とする。
【0010】
また、本発明は、前記指示手段に、メッセージの表示を指示する操作ボタンを設けたワイヤレスリモートコントローラを用いることで、例えばホームサーバ等の機器に用いられるワイヤレスリモートコントローラを有効に活用して容易かつ迅速に登録(着信)メッセージを表示できるようにしたことを特徴とする。
【0011】
また、本発明は、前記制御手段に、前記指示手段の指示に従い、前記登録手段に登録されたメッセージを家庭内の無線若しくは有線のネットワークを介して伝送するメッセージの配信手段をさらに具備して、前記ネットワークにつながる、予め設定された若しくはすべての機器に登録したメッセージを伝送できるようにしたことを特徴とする。
【0012】
また、本発明は、前記登録手段に登録するメッセージを入力するメッセージ入力手段をさらに具備して、例えば前記メッセージ入力手段により登録したメッセージを家庭内の無線若しくは有線のネットワークを介して他の機器に伝送することができるようにしたことを特徴とする。
【0013】
また、本発明は、前記表示手段に、ホームネットワークサーバ装置のモニタを用い、当該モニタに前記ホームネットワークサーバ装置より受けた、放送番組データ、インターネット閲覧データ、録画番組の再生データ、DVD再生データのいずれかが表示されている際に、当該表示画面上に前記着信メッセージを表示することを特徴とする。
【0014】
また、本発明は、ワイヤレスリモートコントローラのボタン操作により制御可能なホームネットワークサーバ装置のメッセージ表示方法であって、家庭内の無線若しくは有線のネットワークを介してメッセージを受信するステップと、前記受信したメッセージを登録するステップと、前記ワイヤレスリモートコントローラの特定の操作ボタンが操作されたことを検知するステップと、前記特定の操作ボタンが操作されたことを検知した際に前記登録されたメッセージを表示出力するステップとを具備することで、ワイヤレスリモートコントローラを有効に活用してホームネットワークサーバ装置の機能を拡充でき、かつ只1度の簡単なボタン操作で登録したメッセージを表示できるようにしたことを特徴とする。
【0015】
【発明の実施の形態】
以下、図面を参照して本発明の実施形態を説明する。
【0016】
図1には、本発明の一実施形態に係るメッセージ表示装置を適用したホームネットワークシステムの構成が示されている。
【0017】
このホームネットワークシステムは、ワイヤレスAV(オーディオ・ビデオ)ステーション101、TV(テレビジョン)受像機102、およびノートブックタイプのパーソナルコンピュータ103,104、デスクトップタイプのパーソナルコンピュータ105等から構成されている。TV受像機102は受信機能(TVチューナ)を持たない、CRTディスプレイ、LCDパネル、プラズマディスプレイ等の各種モニタを適用できる。本実施形態では、ワイヤレスAVステーション101に登録されたメッセージが、このTV受像機102の表示画面上にOSD(On Screen Display )機能により表示されるものとする。
【0018】
ワイヤレスAVステーション101はホームネットワークサーバとして機能する装置であり、例えば赤外線通信手段を用いたリモートコントローラ10により指示および制御が可能である。
【0019】
リモートコントローラ10には、「伝言」ボタンが設けられ、このボタンの操作信号をもとに、上記ワイヤレスAVステーション101が、パーソナルコンピュータ103〜105より受信した最新の登録メッセージを上記TV受像機102の表示画面上に表示出力する。このメッセージ表示処理の詳細については後述する。
【0020】
ワイヤレスAVステーション101は、TV等の放送番組データの視聴、およびインターネット閲覧等に関するサービスを、家庭内の無線または有線のネットワークを介してパーソナルコンピュータ103〜105などの各情報処理装置に提供する。
【0021】
ワイヤレスAVステーション101は、例えばISDN(Integrated Services Digital Network)、ADSL(Asymmetric Digital Subscriber Line)、CATV(Cable TV)などの通信回線13を介して、インターネット12などの外部のグローバルネットワーク(外部ネットワーク)に接続されている。さらに、ワイヤレスAVステーション101は、ホームネットワークを構成する有線または無線のネットワークを介して、家庭内の各種情報処理装置に接続されている。
【0022】
パーソナルコンピュータ103〜105の各々は、ワイヤレスAVステーション101のクライアントとして機能する情報処理装置である。ノートブックタイプのパーソナルコンピュータ103,104には無線通信デバイスが設けられており、これらノートブックタイプのパーソナルコンピュータ103,104の各々はワイヤレスAVステーション101に無線通信ネットワーク(無線LAN)を介して接続することができる。さらに、パーソナルコンピュータ103,104は、有線通信ネットワーク(有線LAN)を介してワイヤレスAVステーション101に接続することもできる。デスクトップタイプのパーソナルコンピュータ105は有線通信ネットワーク(有線LAN)を介してワイヤレスAVステーション101に接続されている。
【0023】
ワイヤレスAVステーション101は、パーソナルコンピュータ103〜105それぞれをインターネット12に接続し、そしてインターネット12上のWEBサイトとパーソナルコンピュータ103〜105それぞれとの間のデータの送受信を行う。
【0024】
屋外に設置されたTV放送受信アンテナ111に接続されたアンテナケーブルは屋内に引き込まれている。そのアンテナケーブルにはTV受像機102とワイヤレスAVステーション101とが接続されている。放送局から送信される放送番組データはTV受像機102にて受信および再生できる他、ワイヤレスAVステーション101でも受信することができる。ワイヤレスAVステーション101は、受信した放送番組データを、無線LANまたは有線LANを介してノートブックタイプのパーソナルコンピュータ103,104に無線で送信する。またワイヤレスAVステーション101は、受信した放送番組データを、有線LANを介してデスクトップタイプのパーソナルコンピュータ105に送信する。
【0025】
ワイヤレスAVステーション101によって提供される主な機能は次の通りである。
【0026】
・無線ルータ機能:
無線ルータ機能は、無線LANを介してワイヤレスAVステーション101と通信可能な各情報処理装置を、ワイヤレスでインターネット12に接続し、インターネット12上のWEBサイトと各情報処理装置との間のデータの送受信を行う機能である。ユーザは、無線LANを介してワイヤレスAVステーション101と接続可能なノートブックタイプのパーソナルコンピュータ103または104を使用することにより、家庭内のどこからでもワイヤレスでインターネット閲覧を行うことができる。
【0027】
・TV機能:
TV機能は、無線LANまたは有線LANを介してワイヤレスAVステーション101に接続された各情報処理装置に対して、ワイヤレスAVステーション101で受信された放送番組データを送信する機能である。ユーザは、ノートブックタイプのパーソナルコンピュータ103または104を用いることにより、家庭内のどこからでも現在放送中の放送番組データ(ライブ映像)を視聴することができる。
【0028】
・TV録画機能:
ワイヤレスAVステーション101には、放送番組データを記録するための大容量ストレージデバイスとして磁気ディスクドライブ装置(ハードディスクドライブ;HDD)が内蔵されている。ワイヤレスAVステーション101は、例えば現在放送中の放送番組データを情報処理装置にワイヤレスで送信しながら、その放送番組データを磁気ディスクドライブ装置にファイルとして記録することができる。また、ワイヤレスAVステーション101は、磁気ディスクドライブ装置に既に記録されている放送番組データ(録画映像)を情報処理装置にワイヤレスで送信しながら、現在放送中の別の放送番組データを受信してそれを磁気ディスクドライブ装置に記録することもでき、磁気ディスクドライブ装置に記録された放送番組データをTV受像機102に出力することもできる。また、放送番組データからピックアップした画像をスライドショー再生用画像として磁気ディスクドライブ装置に記録できる。
【0029】
・コンテンツサーバ機能
ワイヤレスAVステーション101は、各情報処理装置からのデータ取得要求に応じて、磁気ディスクドライブ装置にファイルとして記録された放送番組データ等の各種コンテンツを要求元の情報処理装置に送信することができる
・遠隔制御機能:
ワイヤレスAVステーション101のTV機能・TV録画機能等は、パーソナルコンピュータ103〜105のそれぞれから遠隔制御することが出来る。またワイヤレスAVステーション101を操作するための専用のリモコンユニットを用いて、ワイヤレスAVステーション101のTV機能・TV録画機能等を制御することも出来る。さらに、携帯電話やパーソナルコンピュータからインターネットを通じてワイヤレスAVステーション101を遠隔制御することもできる。
【0030】
・伝言メッセージの登録および表示機能:
ワイヤレスAVステーション101は、パーソナルコンピュータ103〜105から無線LANまたは有線LANを介して伝送された伝言メッセージの登録機能を有し、リモートコントローラ10の「伝言」ボタン操作に伴う指示コマンドを受けると、上記登録した最新の伝言メッセージをTV受像機102の表示画面上に表示出力する。また、予め設定した特定のパーソナルコンピュータ、若しくはパーソナルコンピュータ103〜105からの要求に応じて、上記指示コマンドに従い上記登録した最新の伝言メッセージを上記特定のパーソナルコンピュータ若しくは要求を元のパーソナルコンピュータに受け渡す機能を具備する。また、ワイヤレスAVステーション101は、表示パネル(VFDパネル)を有し、パーソナルコンピュータ103〜105から伝言メッセージを受け取る度に、その都度、伝言メッセージが着信した旨を上記表示パネル、およびTV受像機102の表示画面上に表示する機能をもつ。これら各機能の詳細については後述する。
【0031】
次に、図2および図3を参照して、ワイヤレスAVステーション101の構成を説明する。
【0032】
図2に示されているように、ワイヤレスAVステーション101は、大別して3つコンポーネント、すなわち、チューナ/MPEG部21、CPU部31、および通信部41の3つコンポーネントから構成されている。
【0033】
これらチューナ/MPEG部21、CPU部31、および通信部41は、PCIバスなどのバス20にそれぞれ接続されている。さらに、バス20には、磁気ディスクドライブ装置(ハードディスクドライブ;HDD)51、カードコントローラ61、EC/KBC63等も接続されている。
【0034】
チューナ/MPEG部21は、放送番組データの受信処理、およびその受信した放送番組データを圧縮符号化するエンコード処理、さらには圧縮符号化されたTV放送番組データを復号するデコード処理などを実行する。
【0035】
このチューナ/MPEG部21には、図3に示すように、TVチューナ211、NTSC(National TV Standards Committee)デコーダ212、音声多重デコーダ213、オーディオA/Dコンバータ(オーディオADC)214、MPEG2エンコーダ215、RAM216、PCIバスインターフェース(PCI−IF)217、MPEG2デコーダ218、RAM219、オーディオD/Aコンバータ(オーディオDAC)220などが設けられている。
【0036】
TVチューナ211はTVアンテナコネクタ301を介してTVアンテナケーブルに接続されている。TVチューナ211によって受信された、あるチャネルのTV放送番組データは、NTSCデコーダ212に送られ、そこでビデオ信号(動画像)とオーディオ信号とに分離され、さらに必要に応じてデジタルデータへの変換処理が施される。
【0037】
NTSCデコーダ212はビデオ入力端子302にも接続されており、例えばDVD(Digital Versatile Disc)プレイヤやVCR(Video cassette Recorder)などの、外部のビデオ機器からビデオ信号を入力することもできる。オーディオA/Dコンバータ(オーディオADC)214はオーディオ入力端子303にも接続されており、外部のビデオ・オーディオ機器からオーディオ信号を入力することもできる。
【0038】
PCIバスインターフェース(PCI−IF)217はチューナ/MPEG部21をバス20に接続するインターフェースであり、チューナ/MPEG部21がバス20を介してCPU部31およびHDD51それぞれとの通信を行うために用いられる。PCIバスインターフェース(PCI−IF)217には、CPU部31がアクセス可能なレジスタ群が内蔵されており、TVチューナ211およびMPEG2エンコーダ215それぞれの動作は、CPU部31によってPCIバスインターフェース(PCI−IF)217のレジスタ群にセットされるコマンドに応じて制御される。
【0039】
MPEG2デコーダ218によってデコードされたビデオデータはビデオ出力端子305を介してTV受像機102などに送られ、またMPEG2デコーダ218によってデコードされたオーディオデータは、必要に応じてオーディオD/Aコンバータ(オーディオDAC)220にてアナログ信号に変換された後に、オーディオ出力端子304から外部のオーディオ/ビデオ機器に出力される。
【0040】
CPU部31は、チューナ/MPEG部21のTVチューナ211、MPEG2エンコーダ215、およびMPEG2デコーダ218の制御を行うとともに、HDD51へのデータの書き込みおよびHDD51からのデータ読み出しの制御を行う。また、CPU部31は、通信部41との通信によって、パーソナルコンピュータ103〜105から送信されるTV視聴に関するコマンドを受信したり、パーソナルコンピュータ103〜105に送信すべき放送番組データのMPEG2ストリームを通信部41に送信する。
【0041】
CPU部31は、図2に示すように、CPU311と、CPU311のCPUバスとPCIバス20とを接続するバスブリッジ312と、主メモリ313とから構成されている。
【0042】
主メモリ313には、オペレーティングシステム(OS)、およびワイヤレスAVステーション機能を実現する各種のアプリケーションプログラムが格納される。この実施形態に於いては、図5に示すようなメッセージの登録処理、および図7、図8に示すような登録メッセージの表示出力処理を実現するための図4に示すソフトウェアモジュール(GUIExe、Familyware等)が格納される。
【0043】
通信部41は、それ単独で無線LANルータとして動作可能な通信制御装置である。通信部41は、パーソナルコンピュータ103,104に無線接続可能に構成されており、また有線LANを介してパーソナルコンピュータ105にも接続されている。通信部41は、パーソナルコンピュータ103〜105の各々から送信される要求に応じて、それらパーソナルコンピュータ103〜105それぞれをインターネット12に接続し、そしてパーソナルコンピュータ103〜105それぞれとインターネット12との間のデータの送受信を行う。
【0044】
通信部41には、図3に示すように、制御プロセッサ411、RAM412、ROM413、ネットワークコントローラ414、2つのワイヤレスLANデバイス415,417、WANコネクタ501、およびLANコネクタ502などが設けられている。
【0045】
WAN(Wide Area Network)コネクタ501はインターネット12との間のデータの送受信に用いられるブロードバンド用端子であり、コネクタ501は例えばモデム等を介して通信回線13に接続される。LANコネクタ502は家庭内の有線LANに接続される。ネットワークコントローラ414は、WANコネクタ501を介したインターネット12との間のデータの送受信、およびLANコネクタ502を介した家庭内有線LANとの間のデータの送受信を制御するネットワーク制御デバイスである。ワイヤレスLANデバイス415,417の各々は、無線LANを介してパーソナルコンピュータ103,104との間のデータの送受信を行う無線通信デバイスであり、対応するアンテナ416,417を介してパーソナルコンピュータ103,104それぞれと無線通信する。ワイヤレスLANデバイス415はIEEE802.11b規格に準拠した無線通信を実行するように構成されており、またワイヤレスLANデバイス417はIEEE802.11a規格に準拠した無線通信を実行するように構成されている。制御プロセッサ411は、ネットワークコントローラ414およびワイヤレスLANデバイス415,417を制御することにより、パーソナルコンピュータ103〜105それぞれとインターネット12との間のデータの送受信を制御する。
【0046】
さらに、ワイヤレスAVステーション101には、カードコントローラ61およびカードスロット62、EC/KBC63、リモートコントローラインタフェース(リモコンI/F)64、表示パネル(VFDパネル)65などが設けられている。カードコントローラ61は、ワイヤレスAVステーション101に設けられたカードスロット62に装着されたメモリカードに対するアクセスを制御する。カードコントローラ61は、メモリカードに記憶された静止画データやオーディオデータを読み取り、それをHDD51に記録する等に用いられる。
【0047】
EC/KBC63およびリモートコントローラインタフェース64は、リモートコントローラ10から赤外線信号等によって送信されるリモコンコードを受信するために用いられる。受信されたリモコンコードは、EC/KBC63に受け付けられ、リモコン指示コマンドとしてバス20を介しCPU部31に送られる。この実施形態では、リモートコントローラ10から送信される伝言メッセージの表示指示コマンド(図4のMD−REQ参照)をリモートコントローラインタフェース64を介して受け付けると、この指示コマンドをCPU部31に通知する。
【0048】
また、EC/KBC63は、キーボードインタフェース(KB/IF)66に接続したキーボードより入力された伝言メッセージを受け付け、当該メッセージをネットワーク接続先のパーソナルコンピュータへ伝送する伝言メッセージとしてHDD51のメッセージ管理テーブル(TBL)に登録するためのメッセージ入力処理機能をもつ。
【0049】
更に、EC/KBC63は、当該ワイヤレスAVステーション101のA/Vカウンタ、時刻表示、所定ステータス表示等を行う表示パネル65の表示制御を行う。この実施形態では、HDD51に伝言メッセージが登録された際に、その旨の通知をCPU311から受け、この通知に従い上記表示パネル65に設けたメッセージ登録通知表示アイコン65aを点滅制御する。尚、この際、CPU311は上記同様の通知をTV受像機102に対しても発行して、TV受像機102の表示画面上にも同様の表示を行う。
【0050】
HDD51は、放送番組データ、静止画データ、オーディオデータ等のさまざまなコンテンツを記録するために用いられる。この実施形態では、伝言メッセージの受信に伴い生成されるメッセージ管理テーブル(TBL)が格納される。このメッセージ管理テーブル(TBL)は、伝言メッセージの受信に伴い、CPU311が主メモリ313に格納されたメッセージ管理モジュール(図4に示すFamilyware参照)の処理を実行することにより生成されるもので、その生成の都度、HDD51に記憶(登録)される。この実施形態で扱うメッセージ管理テーブル(TBL)は、図示するように、メッセージ本文(伝言本体)と、受信日付・時刻と、入力者(ニックネーム)と、メッセージ管理番号とで構成される。
【0051】
CPU311は、HDD51に記録されたコンテンツをコンテンツデータベースとして管理する。コンテンツデータベースには、HDD51に記録されたコンテンツデータ毎に、例えば番組タイトル名、チャネル番号、曲名、ジャンル、アーティスト名等の付帯情報が記憶されている。CPU311は、情報処理装置またはリモートコントローラ10から送信されるコマンドに応じて、コンテンツデータベースの内容をTV受像機102の画面上または情報処理装置にコンテンツ一覧メニューとして提供する。ユーザは、コンテンツ一覧メニューを参照しながら希望するコンテンツデータを選択することができる。
【0052】
図4には上記伝言メッセージの生成並びに登録処理機能、および登録された伝言メッセージの表示出力制御処理機能を実現するソフトウェアモジュールが示されている。この実施形態では、グラフィックユーザインタフェースモジュール(GUIExe)331と、Webモジュール(Web CGI)332と、メッセージ管理モジュール(Familyware)333とにより実現される。ここではソケット(socket)通信によりモジュール相互でデータ授受が行われる。メッセージ管理モジュール(Familyware)333は、Webモジュール(Web CGI)332より伝言メッセージを受け取ると、図2に示す構成のメッセージ管理テーブル(TBL)を生成し、HDD51に記憶(登録)する。また、グラフィックユーザインタフェースモジュール(GUIExe)331から、リモートコントローラ10の「伝言」ボタン操作に伴う伝言メッセージの取得要求コマンドを受けると、HDD51より最新のメッセージ管理テーブル(TBL)を読出し、グラフィックユーザインタフェースモジュール(GUIExe)331に渡す。これらの処理は、CPU311が主メモリ313に格納された上記各ソフトウェアモジュールの処理を実行することにより実現される。これらの各処理手順については図5、および図7、図8のフローチャートに示されている。
【0053】
図5には、上記伝言メッセージの生成並びに登録処理手順が示されている。ここでは図4に示すWebモジュール(Web CGI)332が通信部41を介してパーソナルコンピュータ103〜105より伝言メッセージを受信した際のメッセージ管理モジュール(Familyware)333とグラフィックユーザインタフェースモジュール(GUIExe)331の処理手順が示されている。
【0054】
図6には、上記リモートコントローラ10のボタン配置例が示されている。ここではコンテンツタイプを選択指示するダイレクト操作ボタンの一つに「伝言」ボタン10aが設けられている。この「伝言」ボタン10aを只1度、押下操作するのみで、HDD51に登録された最新の伝言メッセージがTV受像機102の表示画面上に表示出力される。
【0055】
図7および図8には、登録された伝言メッセージの表示出力制御処理手順が示されている。図7にはグラフィックユーザインタフェースモジュール(GUIExe)331の処理手順が示され、図8にはメッセージ管理モジュール(Familyware)333の処理手順が示されている。
【0056】
図9には上記電の表示出力例が示されている。この例では、TV受像機102に、例えばTV画像が表示されているとき、その表示画面上の一部の領域にOSD機能により半透過の表示形態でメッセージ本文が、着信日時、入力者(ニックネーム)等とともに表示される。
【0057】
ここで、上記各図を参照して本発明の実施形態に於ける伝言メッセージの表示処理動作を説明する。尚、この表示処理に於けるソフトウェアモジュール制御等については既に記述しているのでここではその説明を省略する。
【0058】
ワイヤレスAVステーション101に設けられた通信部41は、無線LANまたは有線LAN等の伝送路を介してパーソナルコンピュータ103〜105のいずれかより、伝言メッセージを受信すると、その旨がCPU部31に通知される。
【0059】
CPU部31は通信部41から伝言メッセージの受信通知を受けると、その受信した伝言メッセージに従うメッセージ管理テーブル(TBL)を生成し、このメッセージ管理テーブル(TBL)をHDD51に記憶(登録)する(図5ステップS1)。更にCPU部31は、伝言メッセージが着信した旨を表示出力コマンドにより、EC/KBC63に送付するとともにTV受像機102に通知し(図5ステップS2)、表示パネル(VFDパネル)65のメッセージ登録通知表示アイコン65a、およびTV受像機102の表示画面上に伝言メッセージの着信表示を行う(図5ステップS3〜S5)。尚、この際、TV受像機102に表示画面が表示されていない際は、その通知が無効化される(図5ステップS4 No)。
【0060】
このようにして、ワイヤレスAVステーション101は、パーソナルコンピュータ103〜105から受けた伝言メッセージをその都度、着信状態を明示してHDD51に保存(登録)する。
【0061】
上記したようにワイヤレスAVステーション101に伝言メッセージが登録されている状態で、リモートコントローラ10の「伝言」ボタン10aが1回操作されると(図7ステップS11,S12)、このボタン操作に伴いリモートコントローラ10から送信された伝言メッセージの表示指示コマンド(MD−REQ)がリモートコントローラインタフェース64を介してEC/KBC63に受け付けられ、当該コマンドがCPU部31に通知される。
【0062】
CPU部31はこの通知を受けると(図7ステップS13)、HDD51から最新のメッセージ管理テーブル(TBL)を読み出してTV受像機102に送付する(図7ステップS14,S15、図8ステップS21〜S23)。
【0063】
これにより、TV受像機102の表示画面上に、例えば図9に示すような表示形態で伝言メッセージが表示される。尚、この際、TV受像機102に表示画面が表示されていない場合は、そのメッセージ表示が無効化される。
【0064】
以上は、ワイヤレスAVステーション101がパーソナルコンピュータ103〜105から受けた伝言メッセージを表示する処理であったが、ワイヤレスAVステーション101が登録した伝言メッセージをパーソナルコンピュータ(例えば103)からの要求で、要求元のパーソナルコンピュータ103に伝送することも可能である。またはパーソナルコンピュータ103〜105のすべてに同報伝送することも可能である。この際のデータ伝送については特に言及しないが、既存のプロセッサ間通信で実現可能である。
【0065】
また、ワイヤレスAVステーション101がパーソナルコンピュータ103〜105から受けた伝言メッセージを表示する処理機能に加えて、ワイヤレスAVステーション101で入力した伝言メッセージをワイヤレスAVステーション101に登録し、パーソナルコンピュータ(例えば103)からの要求で、要求元のパーソナルコンピュータ103に伝送することも可能である。この際は、キーボードインタフェース(KB/IF)66にキーボードを接続して伝言メッセージを入力し、パーソナルコンピュータ103の操作部に「伝言」ボタン10aと同様の機能ボタンを設けることで、上記実施形態と同様に1アクションで容易かつ迅速に伝言メッセージを受け取ることができる。
【0066】
尚、上記した実施形態では、登録されて伝言メッセージの表示指示をリモートコントローラ10に設けた「伝言」ボタン10aの操作で行ったが、例えば同様の機能ボタンをワイヤレスAVステーション101の操作パネル(図示せず)に設けて、いずれのボタン操作に於いても伝言メッセージを表示できる構成としてもよい。また、上記実施形態では、図4に示す3つのソフトウェアモジュールによるソケット通信により、伝言メッセージの生成並びに登録処理と、登録された伝言メッセージの表示出力制御処理を行っているが、このソフトウェアモジュール構成に限るものではなく、他のモジュール構成であってもよい。また、本発明に係るメッセージ表示装置およびメッセージ表示方法は、上記図1に示したホームネットワークシステム、図2、図3に示したワイヤレスAVステーション101に限らず、他のネットワークシステム、コンピュータ装置に適用可能である。
【0067】
【発明の効果】
以上詳記したように本発明によれば、例えばホームネットワークシステム等に於いて、電子伝言板、電子掲示板等のメッセージ伝達機構を構築する際に、上記システムを制御するリモートコントローラを有効に用いて、容易かつ迅速にメッセージを表示することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態に係るホームネットワークシステムの構成を示す図。
【図2】上記図1に示すホームネットワークシステムに設けられたサーバの構成を示すブロック図。
【図3】上記図1に示すホームネットワークシステムに設けられたサーバの構成を示すブロック図。
【図4】上記実施形態に於ける伝言メッセージの生成並びに登録処理機能および登録された伝言メッセージの表示出力制御処理機能を実現するソフトウェアモジュールの構成例を示す図。
【図5】上記実施形態に於ける伝言メッセージの生成並びに登録処理手順を示すフローチャート。
【図6】上記実施形態に於けるリモートコントローラ10のボタン配置例を示す図。
【図7】上記実施形態に於ける登録された伝言メッセージの表示出力制御処理手順を示すフローチャート。
【図8】上記実施形態に於ける登録された伝言メッセージの表示出力制御処理手順を示すフローチャート。
【図9】上記実施形態に於ける伝言メッセージの表示例を示す図。
【符号の説明】
10…リモートコントローラ、10a…「伝言」ボタン、11…TV放送受信アンテナ、12…インターネット、20…バス、21…チューナ/MPEG部、31…CPU部、41…通信部、51…HDD、63…EC/KBC、64…リモートコントローラインタフェース(リモコンI/F)、65…表示パネル(VFDパネル)、66…キーボードインタフェース(KB/IF)、101…ワイヤレスAVステーション(サーバ)、102…TV(テレビジョン)受像機、103〜105…パーソナルコンピュータ、331…グラフィックユーザインタフェースモジュール(GUIExe)、332…Webモジュール(Web CGI)、333…メッセージ管理モジュール(Familyware)、TBL…メッセージ管理テーブル、MD−REQ…伝言メッセージの表示指示コマンド。
【発明の属する技術分野】
本発明は、家庭内の無線若しくは有線のネットワークを介して複数の機器相互を接続したホームネットワークシステム等に於いて、電子伝言板、電子掲示板等のメッセージ伝達機能を実現する際に適用して好適なメッセージ表示装置およびメッセージ表示方法に関する。
【0002】
【従来の技術】
近年、情報処理技術およびネットワーク技術の進展に伴い、家庭内のTV、オーディオ機器、などの電子機器同士を融合させるためのホームネットワークシステムの開発が進められている。
【0003】
ホームネットワークシステムにおいては、ホームサーバは、ネットワークを介してパーソナルコンピュータのようなクライアントに接続される。ホームサーバは、クライアントから再生要求されたコンテンツデータをネットワークを介してそのクライアントに配信する。このデータ配信の指示および制御に、リモートコントローラを用いることで、使い勝手をより向上できる(例えば、特許文献1参照)。また、この種システムに於いて、電子伝言板、電子掲示板等のメッセージの伝達機能を設けることで、機能の拡充化が図れる。
【0004】
従来のこの種、電子伝言板、電子掲示板等のメッセージ伝達機能は、メニュー選択等により、機能選択画面を表示し、その画面上でメッセージ表示機能を選択した後に、メッセージの表示が行われていた。
【0005】
【特許文献1】
特開平10−222308公報
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
上述したように従来のメッセージ伝達機能に於いては、メッセージを表示するための操作として、何らかの操作で機能選択画面を表示し、その画面上で機能選択を行った後に、はじめてメッセージ表示が可能となることから、メッセージ表示に複数のアクション操作が介在し、容易かつ迅速にメッセージを表示することができないという問題があった。
【0007】
本発明は上記実情に鑑みなされたもので、例えばホームネットワークシステム等に於いて、電子伝言板、電子掲示板等のメッセージ伝達機構を構築する際に、上記システムを制御するリモートコントローラを有効に用いて、容易かつ迅速にメッセージを表示することができるメッセージ表示装置およびメッセージ表示方法を提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】
本発明は、メッセージ表示機能を持つホームサーバー等の機器に於いて、ユーザの1操作で、登録されたメッセージを表示できる手段を具備したことを特徴とする。
【0009】
即ち、本発明は、伝言メッセージ等を扱う機器のメッセージ表示装置に於いて、メッセージを登録する登録手段と、前記メッセージを表示する表示手段と、メッセージの表示をボタン操作で指示する指示手段と、前記指示手段の指示に従い前記登録手段に登録されたメッセージを前記表示手段に表示する制御手段とを具備し、只1度のボタン操作のみで登録(着信)メッセージを表示出力できるようにしたことを特徴とする。
【0010】
また、本発明は、前記指示手段に、メッセージの表示を指示する操作ボタンを設けたワイヤレスリモートコントローラを用いることで、例えばホームサーバ等の機器に用いられるワイヤレスリモートコントローラを有効に活用して容易かつ迅速に登録(着信)メッセージを表示できるようにしたことを特徴とする。
【0011】
また、本発明は、前記制御手段に、前記指示手段の指示に従い、前記登録手段に登録されたメッセージを家庭内の無線若しくは有線のネットワークを介して伝送するメッセージの配信手段をさらに具備して、前記ネットワークにつながる、予め設定された若しくはすべての機器に登録したメッセージを伝送できるようにしたことを特徴とする。
【0012】
また、本発明は、前記登録手段に登録するメッセージを入力するメッセージ入力手段をさらに具備して、例えば前記メッセージ入力手段により登録したメッセージを家庭内の無線若しくは有線のネットワークを介して他の機器に伝送することができるようにしたことを特徴とする。
【0013】
また、本発明は、前記表示手段に、ホームネットワークサーバ装置のモニタを用い、当該モニタに前記ホームネットワークサーバ装置より受けた、放送番組データ、インターネット閲覧データ、録画番組の再生データ、DVD再生データのいずれかが表示されている際に、当該表示画面上に前記着信メッセージを表示することを特徴とする。
【0014】
また、本発明は、ワイヤレスリモートコントローラのボタン操作により制御可能なホームネットワークサーバ装置のメッセージ表示方法であって、家庭内の無線若しくは有線のネットワークを介してメッセージを受信するステップと、前記受信したメッセージを登録するステップと、前記ワイヤレスリモートコントローラの特定の操作ボタンが操作されたことを検知するステップと、前記特定の操作ボタンが操作されたことを検知した際に前記登録されたメッセージを表示出力するステップとを具備することで、ワイヤレスリモートコントローラを有効に活用してホームネットワークサーバ装置の機能を拡充でき、かつ只1度の簡単なボタン操作で登録したメッセージを表示できるようにしたことを特徴とする。
【0015】
【発明の実施の形態】
以下、図面を参照して本発明の実施形態を説明する。
【0016】
図1には、本発明の一実施形態に係るメッセージ表示装置を適用したホームネットワークシステムの構成が示されている。
【0017】
このホームネットワークシステムは、ワイヤレスAV(オーディオ・ビデオ)ステーション101、TV(テレビジョン)受像機102、およびノートブックタイプのパーソナルコンピュータ103,104、デスクトップタイプのパーソナルコンピュータ105等から構成されている。TV受像機102は受信機能(TVチューナ)を持たない、CRTディスプレイ、LCDパネル、プラズマディスプレイ等の各種モニタを適用できる。本実施形態では、ワイヤレスAVステーション101に登録されたメッセージが、このTV受像機102の表示画面上にOSD(On Screen Display )機能により表示されるものとする。
【0018】
ワイヤレスAVステーション101はホームネットワークサーバとして機能する装置であり、例えば赤外線通信手段を用いたリモートコントローラ10により指示および制御が可能である。
【0019】
リモートコントローラ10には、「伝言」ボタンが設けられ、このボタンの操作信号をもとに、上記ワイヤレスAVステーション101が、パーソナルコンピュータ103〜105より受信した最新の登録メッセージを上記TV受像機102の表示画面上に表示出力する。このメッセージ表示処理の詳細については後述する。
【0020】
ワイヤレスAVステーション101は、TV等の放送番組データの視聴、およびインターネット閲覧等に関するサービスを、家庭内の無線または有線のネットワークを介してパーソナルコンピュータ103〜105などの各情報処理装置に提供する。
【0021】
ワイヤレスAVステーション101は、例えばISDN(Integrated Services Digital Network)、ADSL(Asymmetric Digital Subscriber Line)、CATV(Cable TV)などの通信回線13を介して、インターネット12などの外部のグローバルネットワーク(外部ネットワーク)に接続されている。さらに、ワイヤレスAVステーション101は、ホームネットワークを構成する有線または無線のネットワークを介して、家庭内の各種情報処理装置に接続されている。
【0022】
パーソナルコンピュータ103〜105の各々は、ワイヤレスAVステーション101のクライアントとして機能する情報処理装置である。ノートブックタイプのパーソナルコンピュータ103,104には無線通信デバイスが設けられており、これらノートブックタイプのパーソナルコンピュータ103,104の各々はワイヤレスAVステーション101に無線通信ネットワーク(無線LAN)を介して接続することができる。さらに、パーソナルコンピュータ103,104は、有線通信ネットワーク(有線LAN)を介してワイヤレスAVステーション101に接続することもできる。デスクトップタイプのパーソナルコンピュータ105は有線通信ネットワーク(有線LAN)を介してワイヤレスAVステーション101に接続されている。
【0023】
ワイヤレスAVステーション101は、パーソナルコンピュータ103〜105それぞれをインターネット12に接続し、そしてインターネット12上のWEBサイトとパーソナルコンピュータ103〜105それぞれとの間のデータの送受信を行う。
【0024】
屋外に設置されたTV放送受信アンテナ111に接続されたアンテナケーブルは屋内に引き込まれている。そのアンテナケーブルにはTV受像機102とワイヤレスAVステーション101とが接続されている。放送局から送信される放送番組データはTV受像機102にて受信および再生できる他、ワイヤレスAVステーション101でも受信することができる。ワイヤレスAVステーション101は、受信した放送番組データを、無線LANまたは有線LANを介してノートブックタイプのパーソナルコンピュータ103,104に無線で送信する。またワイヤレスAVステーション101は、受信した放送番組データを、有線LANを介してデスクトップタイプのパーソナルコンピュータ105に送信する。
【0025】
ワイヤレスAVステーション101によって提供される主な機能は次の通りである。
【0026】
・無線ルータ機能:
無線ルータ機能は、無線LANを介してワイヤレスAVステーション101と通信可能な各情報処理装置を、ワイヤレスでインターネット12に接続し、インターネット12上のWEBサイトと各情報処理装置との間のデータの送受信を行う機能である。ユーザは、無線LANを介してワイヤレスAVステーション101と接続可能なノートブックタイプのパーソナルコンピュータ103または104を使用することにより、家庭内のどこからでもワイヤレスでインターネット閲覧を行うことができる。
【0027】
・TV機能:
TV機能は、無線LANまたは有線LANを介してワイヤレスAVステーション101に接続された各情報処理装置に対して、ワイヤレスAVステーション101で受信された放送番組データを送信する機能である。ユーザは、ノートブックタイプのパーソナルコンピュータ103または104を用いることにより、家庭内のどこからでも現在放送中の放送番組データ(ライブ映像)を視聴することができる。
【0028】
・TV録画機能:
ワイヤレスAVステーション101には、放送番組データを記録するための大容量ストレージデバイスとして磁気ディスクドライブ装置(ハードディスクドライブ;HDD)が内蔵されている。ワイヤレスAVステーション101は、例えば現在放送中の放送番組データを情報処理装置にワイヤレスで送信しながら、その放送番組データを磁気ディスクドライブ装置にファイルとして記録することができる。また、ワイヤレスAVステーション101は、磁気ディスクドライブ装置に既に記録されている放送番組データ(録画映像)を情報処理装置にワイヤレスで送信しながら、現在放送中の別の放送番組データを受信してそれを磁気ディスクドライブ装置に記録することもでき、磁気ディスクドライブ装置に記録された放送番組データをTV受像機102に出力することもできる。また、放送番組データからピックアップした画像をスライドショー再生用画像として磁気ディスクドライブ装置に記録できる。
【0029】
・コンテンツサーバ機能
ワイヤレスAVステーション101は、各情報処理装置からのデータ取得要求に応じて、磁気ディスクドライブ装置にファイルとして記録された放送番組データ等の各種コンテンツを要求元の情報処理装置に送信することができる
・遠隔制御機能:
ワイヤレスAVステーション101のTV機能・TV録画機能等は、パーソナルコンピュータ103〜105のそれぞれから遠隔制御することが出来る。またワイヤレスAVステーション101を操作するための専用のリモコンユニットを用いて、ワイヤレスAVステーション101のTV機能・TV録画機能等を制御することも出来る。さらに、携帯電話やパーソナルコンピュータからインターネットを通じてワイヤレスAVステーション101を遠隔制御することもできる。
【0030】
・伝言メッセージの登録および表示機能:
ワイヤレスAVステーション101は、パーソナルコンピュータ103〜105から無線LANまたは有線LANを介して伝送された伝言メッセージの登録機能を有し、リモートコントローラ10の「伝言」ボタン操作に伴う指示コマンドを受けると、上記登録した最新の伝言メッセージをTV受像機102の表示画面上に表示出力する。また、予め設定した特定のパーソナルコンピュータ、若しくはパーソナルコンピュータ103〜105からの要求に応じて、上記指示コマンドに従い上記登録した最新の伝言メッセージを上記特定のパーソナルコンピュータ若しくは要求を元のパーソナルコンピュータに受け渡す機能を具備する。また、ワイヤレスAVステーション101は、表示パネル(VFDパネル)を有し、パーソナルコンピュータ103〜105から伝言メッセージを受け取る度に、その都度、伝言メッセージが着信した旨を上記表示パネル、およびTV受像機102の表示画面上に表示する機能をもつ。これら各機能の詳細については後述する。
【0031】
次に、図2および図3を参照して、ワイヤレスAVステーション101の構成を説明する。
【0032】
図2に示されているように、ワイヤレスAVステーション101は、大別して3つコンポーネント、すなわち、チューナ/MPEG部21、CPU部31、および通信部41の3つコンポーネントから構成されている。
【0033】
これらチューナ/MPEG部21、CPU部31、および通信部41は、PCIバスなどのバス20にそれぞれ接続されている。さらに、バス20には、磁気ディスクドライブ装置(ハードディスクドライブ;HDD)51、カードコントローラ61、EC/KBC63等も接続されている。
【0034】
チューナ/MPEG部21は、放送番組データの受信処理、およびその受信した放送番組データを圧縮符号化するエンコード処理、さらには圧縮符号化されたTV放送番組データを復号するデコード処理などを実行する。
【0035】
このチューナ/MPEG部21には、図3に示すように、TVチューナ211、NTSC(National TV Standards Committee)デコーダ212、音声多重デコーダ213、オーディオA/Dコンバータ(オーディオADC)214、MPEG2エンコーダ215、RAM216、PCIバスインターフェース(PCI−IF)217、MPEG2デコーダ218、RAM219、オーディオD/Aコンバータ(オーディオDAC)220などが設けられている。
【0036】
TVチューナ211はTVアンテナコネクタ301を介してTVアンテナケーブルに接続されている。TVチューナ211によって受信された、あるチャネルのTV放送番組データは、NTSCデコーダ212に送られ、そこでビデオ信号(動画像)とオーディオ信号とに分離され、さらに必要に応じてデジタルデータへの変換処理が施される。
【0037】
NTSCデコーダ212はビデオ入力端子302にも接続されており、例えばDVD(Digital Versatile Disc)プレイヤやVCR(Video cassette Recorder)などの、外部のビデオ機器からビデオ信号を入力することもできる。オーディオA/Dコンバータ(オーディオADC)214はオーディオ入力端子303にも接続されており、外部のビデオ・オーディオ機器からオーディオ信号を入力することもできる。
【0038】
PCIバスインターフェース(PCI−IF)217はチューナ/MPEG部21をバス20に接続するインターフェースであり、チューナ/MPEG部21がバス20を介してCPU部31およびHDD51それぞれとの通信を行うために用いられる。PCIバスインターフェース(PCI−IF)217には、CPU部31がアクセス可能なレジスタ群が内蔵されており、TVチューナ211およびMPEG2エンコーダ215それぞれの動作は、CPU部31によってPCIバスインターフェース(PCI−IF)217のレジスタ群にセットされるコマンドに応じて制御される。
【0039】
MPEG2デコーダ218によってデコードされたビデオデータはビデオ出力端子305を介してTV受像機102などに送られ、またMPEG2デコーダ218によってデコードされたオーディオデータは、必要に応じてオーディオD/Aコンバータ(オーディオDAC)220にてアナログ信号に変換された後に、オーディオ出力端子304から外部のオーディオ/ビデオ機器に出力される。
【0040】
CPU部31は、チューナ/MPEG部21のTVチューナ211、MPEG2エンコーダ215、およびMPEG2デコーダ218の制御を行うとともに、HDD51へのデータの書き込みおよびHDD51からのデータ読み出しの制御を行う。また、CPU部31は、通信部41との通信によって、パーソナルコンピュータ103〜105から送信されるTV視聴に関するコマンドを受信したり、パーソナルコンピュータ103〜105に送信すべき放送番組データのMPEG2ストリームを通信部41に送信する。
【0041】
CPU部31は、図2に示すように、CPU311と、CPU311のCPUバスとPCIバス20とを接続するバスブリッジ312と、主メモリ313とから構成されている。
【0042】
主メモリ313には、オペレーティングシステム(OS)、およびワイヤレスAVステーション機能を実現する各種のアプリケーションプログラムが格納される。この実施形態に於いては、図5に示すようなメッセージの登録処理、および図7、図8に示すような登録メッセージの表示出力処理を実現するための図4に示すソフトウェアモジュール(GUIExe、Familyware等)が格納される。
【0043】
通信部41は、それ単独で無線LANルータとして動作可能な通信制御装置である。通信部41は、パーソナルコンピュータ103,104に無線接続可能に構成されており、また有線LANを介してパーソナルコンピュータ105にも接続されている。通信部41は、パーソナルコンピュータ103〜105の各々から送信される要求に応じて、それらパーソナルコンピュータ103〜105それぞれをインターネット12に接続し、そしてパーソナルコンピュータ103〜105それぞれとインターネット12との間のデータの送受信を行う。
【0044】
通信部41には、図3に示すように、制御プロセッサ411、RAM412、ROM413、ネットワークコントローラ414、2つのワイヤレスLANデバイス415,417、WANコネクタ501、およびLANコネクタ502などが設けられている。
【0045】
WAN(Wide Area Network)コネクタ501はインターネット12との間のデータの送受信に用いられるブロードバンド用端子であり、コネクタ501は例えばモデム等を介して通信回線13に接続される。LANコネクタ502は家庭内の有線LANに接続される。ネットワークコントローラ414は、WANコネクタ501を介したインターネット12との間のデータの送受信、およびLANコネクタ502を介した家庭内有線LANとの間のデータの送受信を制御するネットワーク制御デバイスである。ワイヤレスLANデバイス415,417の各々は、無線LANを介してパーソナルコンピュータ103,104との間のデータの送受信を行う無線通信デバイスであり、対応するアンテナ416,417を介してパーソナルコンピュータ103,104それぞれと無線通信する。ワイヤレスLANデバイス415はIEEE802.11b規格に準拠した無線通信を実行するように構成されており、またワイヤレスLANデバイス417はIEEE802.11a規格に準拠した無線通信を実行するように構成されている。制御プロセッサ411は、ネットワークコントローラ414およびワイヤレスLANデバイス415,417を制御することにより、パーソナルコンピュータ103〜105それぞれとインターネット12との間のデータの送受信を制御する。
【0046】
さらに、ワイヤレスAVステーション101には、カードコントローラ61およびカードスロット62、EC/KBC63、リモートコントローラインタフェース(リモコンI/F)64、表示パネル(VFDパネル)65などが設けられている。カードコントローラ61は、ワイヤレスAVステーション101に設けられたカードスロット62に装着されたメモリカードに対するアクセスを制御する。カードコントローラ61は、メモリカードに記憶された静止画データやオーディオデータを読み取り、それをHDD51に記録する等に用いられる。
【0047】
EC/KBC63およびリモートコントローラインタフェース64は、リモートコントローラ10から赤外線信号等によって送信されるリモコンコードを受信するために用いられる。受信されたリモコンコードは、EC/KBC63に受け付けられ、リモコン指示コマンドとしてバス20を介しCPU部31に送られる。この実施形態では、リモートコントローラ10から送信される伝言メッセージの表示指示コマンド(図4のMD−REQ参照)をリモートコントローラインタフェース64を介して受け付けると、この指示コマンドをCPU部31に通知する。
【0048】
また、EC/KBC63は、キーボードインタフェース(KB/IF)66に接続したキーボードより入力された伝言メッセージを受け付け、当該メッセージをネットワーク接続先のパーソナルコンピュータへ伝送する伝言メッセージとしてHDD51のメッセージ管理テーブル(TBL)に登録するためのメッセージ入力処理機能をもつ。
【0049】
更に、EC/KBC63は、当該ワイヤレスAVステーション101のA/Vカウンタ、時刻表示、所定ステータス表示等を行う表示パネル65の表示制御を行う。この実施形態では、HDD51に伝言メッセージが登録された際に、その旨の通知をCPU311から受け、この通知に従い上記表示パネル65に設けたメッセージ登録通知表示アイコン65aを点滅制御する。尚、この際、CPU311は上記同様の通知をTV受像機102に対しても発行して、TV受像機102の表示画面上にも同様の表示を行う。
【0050】
HDD51は、放送番組データ、静止画データ、オーディオデータ等のさまざまなコンテンツを記録するために用いられる。この実施形態では、伝言メッセージの受信に伴い生成されるメッセージ管理テーブル(TBL)が格納される。このメッセージ管理テーブル(TBL)は、伝言メッセージの受信に伴い、CPU311が主メモリ313に格納されたメッセージ管理モジュール(図4に示すFamilyware参照)の処理を実行することにより生成されるもので、その生成の都度、HDD51に記憶(登録)される。この実施形態で扱うメッセージ管理テーブル(TBL)は、図示するように、メッセージ本文(伝言本体)と、受信日付・時刻と、入力者(ニックネーム)と、メッセージ管理番号とで構成される。
【0051】
CPU311は、HDD51に記録されたコンテンツをコンテンツデータベースとして管理する。コンテンツデータベースには、HDD51に記録されたコンテンツデータ毎に、例えば番組タイトル名、チャネル番号、曲名、ジャンル、アーティスト名等の付帯情報が記憶されている。CPU311は、情報処理装置またはリモートコントローラ10から送信されるコマンドに応じて、コンテンツデータベースの内容をTV受像機102の画面上または情報処理装置にコンテンツ一覧メニューとして提供する。ユーザは、コンテンツ一覧メニューを参照しながら希望するコンテンツデータを選択することができる。
【0052】
図4には上記伝言メッセージの生成並びに登録処理機能、および登録された伝言メッセージの表示出力制御処理機能を実現するソフトウェアモジュールが示されている。この実施形態では、グラフィックユーザインタフェースモジュール(GUIExe)331と、Webモジュール(Web CGI)332と、メッセージ管理モジュール(Familyware)333とにより実現される。ここではソケット(socket)通信によりモジュール相互でデータ授受が行われる。メッセージ管理モジュール(Familyware)333は、Webモジュール(Web CGI)332より伝言メッセージを受け取ると、図2に示す構成のメッセージ管理テーブル(TBL)を生成し、HDD51に記憶(登録)する。また、グラフィックユーザインタフェースモジュール(GUIExe)331から、リモートコントローラ10の「伝言」ボタン操作に伴う伝言メッセージの取得要求コマンドを受けると、HDD51より最新のメッセージ管理テーブル(TBL)を読出し、グラフィックユーザインタフェースモジュール(GUIExe)331に渡す。これらの処理は、CPU311が主メモリ313に格納された上記各ソフトウェアモジュールの処理を実行することにより実現される。これらの各処理手順については図5、および図7、図8のフローチャートに示されている。
【0053】
図5には、上記伝言メッセージの生成並びに登録処理手順が示されている。ここでは図4に示すWebモジュール(Web CGI)332が通信部41を介してパーソナルコンピュータ103〜105より伝言メッセージを受信した際のメッセージ管理モジュール(Familyware)333とグラフィックユーザインタフェースモジュール(GUIExe)331の処理手順が示されている。
【0054】
図6には、上記リモートコントローラ10のボタン配置例が示されている。ここではコンテンツタイプを選択指示するダイレクト操作ボタンの一つに「伝言」ボタン10aが設けられている。この「伝言」ボタン10aを只1度、押下操作するのみで、HDD51に登録された最新の伝言メッセージがTV受像機102の表示画面上に表示出力される。
【0055】
図7および図8には、登録された伝言メッセージの表示出力制御処理手順が示されている。図7にはグラフィックユーザインタフェースモジュール(GUIExe)331の処理手順が示され、図8にはメッセージ管理モジュール(Familyware)333の処理手順が示されている。
【0056】
図9には上記電の表示出力例が示されている。この例では、TV受像機102に、例えばTV画像が表示されているとき、その表示画面上の一部の領域にOSD機能により半透過の表示形態でメッセージ本文が、着信日時、入力者(ニックネーム)等とともに表示される。
【0057】
ここで、上記各図を参照して本発明の実施形態に於ける伝言メッセージの表示処理動作を説明する。尚、この表示処理に於けるソフトウェアモジュール制御等については既に記述しているのでここではその説明を省略する。
【0058】
ワイヤレスAVステーション101に設けられた通信部41は、無線LANまたは有線LAN等の伝送路を介してパーソナルコンピュータ103〜105のいずれかより、伝言メッセージを受信すると、その旨がCPU部31に通知される。
【0059】
CPU部31は通信部41から伝言メッセージの受信通知を受けると、その受信した伝言メッセージに従うメッセージ管理テーブル(TBL)を生成し、このメッセージ管理テーブル(TBL)をHDD51に記憶(登録)する(図5ステップS1)。更にCPU部31は、伝言メッセージが着信した旨を表示出力コマンドにより、EC/KBC63に送付するとともにTV受像機102に通知し(図5ステップS2)、表示パネル(VFDパネル)65のメッセージ登録通知表示アイコン65a、およびTV受像機102の表示画面上に伝言メッセージの着信表示を行う(図5ステップS3〜S5)。尚、この際、TV受像機102に表示画面が表示されていない際は、その通知が無効化される(図5ステップS4 No)。
【0060】
このようにして、ワイヤレスAVステーション101は、パーソナルコンピュータ103〜105から受けた伝言メッセージをその都度、着信状態を明示してHDD51に保存(登録)する。
【0061】
上記したようにワイヤレスAVステーション101に伝言メッセージが登録されている状態で、リモートコントローラ10の「伝言」ボタン10aが1回操作されると(図7ステップS11,S12)、このボタン操作に伴いリモートコントローラ10から送信された伝言メッセージの表示指示コマンド(MD−REQ)がリモートコントローラインタフェース64を介してEC/KBC63に受け付けられ、当該コマンドがCPU部31に通知される。
【0062】
CPU部31はこの通知を受けると(図7ステップS13)、HDD51から最新のメッセージ管理テーブル(TBL)を読み出してTV受像機102に送付する(図7ステップS14,S15、図8ステップS21〜S23)。
【0063】
これにより、TV受像機102の表示画面上に、例えば図9に示すような表示形態で伝言メッセージが表示される。尚、この際、TV受像機102に表示画面が表示されていない場合は、そのメッセージ表示が無効化される。
【0064】
以上は、ワイヤレスAVステーション101がパーソナルコンピュータ103〜105から受けた伝言メッセージを表示する処理であったが、ワイヤレスAVステーション101が登録した伝言メッセージをパーソナルコンピュータ(例えば103)からの要求で、要求元のパーソナルコンピュータ103に伝送することも可能である。またはパーソナルコンピュータ103〜105のすべてに同報伝送することも可能である。この際のデータ伝送については特に言及しないが、既存のプロセッサ間通信で実現可能である。
【0065】
また、ワイヤレスAVステーション101がパーソナルコンピュータ103〜105から受けた伝言メッセージを表示する処理機能に加えて、ワイヤレスAVステーション101で入力した伝言メッセージをワイヤレスAVステーション101に登録し、パーソナルコンピュータ(例えば103)からの要求で、要求元のパーソナルコンピュータ103に伝送することも可能である。この際は、キーボードインタフェース(KB/IF)66にキーボードを接続して伝言メッセージを入力し、パーソナルコンピュータ103の操作部に「伝言」ボタン10aと同様の機能ボタンを設けることで、上記実施形態と同様に1アクションで容易かつ迅速に伝言メッセージを受け取ることができる。
【0066】
尚、上記した実施形態では、登録されて伝言メッセージの表示指示をリモートコントローラ10に設けた「伝言」ボタン10aの操作で行ったが、例えば同様の機能ボタンをワイヤレスAVステーション101の操作パネル(図示せず)に設けて、いずれのボタン操作に於いても伝言メッセージを表示できる構成としてもよい。また、上記実施形態では、図4に示す3つのソフトウェアモジュールによるソケット通信により、伝言メッセージの生成並びに登録処理と、登録された伝言メッセージの表示出力制御処理を行っているが、このソフトウェアモジュール構成に限るものではなく、他のモジュール構成であってもよい。また、本発明に係るメッセージ表示装置およびメッセージ表示方法は、上記図1に示したホームネットワークシステム、図2、図3に示したワイヤレスAVステーション101に限らず、他のネットワークシステム、コンピュータ装置に適用可能である。
【0067】
【発明の効果】
以上詳記したように本発明によれば、例えばホームネットワークシステム等に於いて、電子伝言板、電子掲示板等のメッセージ伝達機構を構築する際に、上記システムを制御するリモートコントローラを有効に用いて、容易かつ迅速にメッセージを表示することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態に係るホームネットワークシステムの構成を示す図。
【図2】上記図1に示すホームネットワークシステムに設けられたサーバの構成を示すブロック図。
【図3】上記図1に示すホームネットワークシステムに設けられたサーバの構成を示すブロック図。
【図4】上記実施形態に於ける伝言メッセージの生成並びに登録処理機能および登録された伝言メッセージの表示出力制御処理機能を実現するソフトウェアモジュールの構成例を示す図。
【図5】上記実施形態に於ける伝言メッセージの生成並びに登録処理手順を示すフローチャート。
【図6】上記実施形態に於けるリモートコントローラ10のボタン配置例を示す図。
【図7】上記実施形態に於ける登録された伝言メッセージの表示出力制御処理手順を示すフローチャート。
【図8】上記実施形態に於ける登録された伝言メッセージの表示出力制御処理手順を示すフローチャート。
【図9】上記実施形態に於ける伝言メッセージの表示例を示す図。
【符号の説明】
10…リモートコントローラ、10a…「伝言」ボタン、11…TV放送受信アンテナ、12…インターネット、20…バス、21…チューナ/MPEG部、31…CPU部、41…通信部、51…HDD、63…EC/KBC、64…リモートコントローラインタフェース(リモコンI/F)、65…表示パネル(VFDパネル)、66…キーボードインタフェース(KB/IF)、101…ワイヤレスAVステーション(サーバ)、102…TV(テレビジョン)受像機、103〜105…パーソナルコンピュータ、331…グラフィックユーザインタフェースモジュール(GUIExe)、332…Webモジュール(Web CGI)、333…メッセージ管理モジュール(Familyware)、TBL…メッセージ管理テーブル、MD−REQ…伝言メッセージの表示指示コマンド。
Claims (12)
- メッセージを登録する登録手段と、
前記メッセージを表示する表示手段と、
メッセージの表示をボタン操作で指示する指示手段と、
前記指示手段の指示に従い前記登録手段に登録されたメッセージを前記表示手段に表示する制御手段と
を具備したことを特徴とするメッセージ表示装置。 - 前記指示手段は、メッセージの表示を指示する操作ボタンを設けたワイヤレスリモートコントローラと、前記ワイヤレスリモートコントローラより送信された前記ボタンの操作に伴う指示信号を受信するインタフェースとを具備する請求項1記載のメッセージ表示装置。
- 前記登録手段は、家庭内の無線若しくは有線のネットワークを介して受信したメッセージを登録する請求項1記載のメッセージ表示装置。
- 前記登録手段にメッセージが登録されたことを報知する報知手段をさらに具備した請求項1記載のメッセージ表示装置。
- 前記報知手段は前記登録手段にメッセージが登録された状態を前記表示装置の表示画面上に表示する請求項4記載のメッセージ表示装置。
- 前記制御手段は、前記指示手段の指示に従い、前記登録手段に登録されたメッセージを家庭内の無線若しくは有線のネットワークを介して伝送するメッセージの配信手段をさらに具備した請求項1記載のメッセージ表示装置。
- 前記登録手段に登録するメッセージを入力するメッセージ入力手段をさらに具備した請求項1記載のメッセージ表示装置。
- 前記表示手段は、ホームネットワークサーバ装置のモニタとして用いられ、前記ホームネットワークサーバ装置より受けた情報を表示している際に、当該表示画面上に前記メッセージを表示する請求項1記載のメッセージ表示装置。
- 前記ホームネットワークサーバ装置は、家庭内の無線若しくは有線のネットワークを介して、少なくとも放送番組データ、インターネット閲覧データ、録画番組の再生データ、DVD再生データのいずれかを配信するコンテンツ情報配信手段を備え、前記表示手段が前記ホームネットワークサーバ装置より受けた、放送番組データ、インターネット閲覧データ、録画番組の再生データ、DVD再生データのいずれかを表示している際に、当該表示手段の表示画面上に前記メッセージを表示する請求項8記載のメッセージ表示装置。
- 前記ホームネットワークサーバ装置は、前記登録手段にメッセージが登録された状態を表示する表示パネルを具備する請求項8記載のメッセージ表示装置。
- ワイヤレスリモートコントローラのボタン操作により制御可能なホームネットワークサーバ装置のメッセージ表示方法であって、
家庭内の無線若しくは有線のネットワークを介してメッセージを受信するステップと、
前記受信したメッセージを登録するステップと、
前記ワイヤレスリモートコントローラの特定の操作ボタンが操作されたことを検知するステップと、
前記特定の操作ボタンが操作されたことを検知した際に前記登録されたメッセージを表示出力するステップと
を具備したことを特徴とするメッセージ表示方法。 - 前記特定の操作ボタンが操作されたことを検知した際に前記登録されたメッセージを前記家庭内の無線若しくは有線のネットワークを介して配信するステップをさらに具備した請求項11記載のメッセージ表示方法。
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---|---|---|---|
JP2003008150A JP2004220407A (ja) | 2003-01-16 | 2003-01-16 | メッセージ表示装置およびメッセージ表示方法 |
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JP2003008150A JP2004220407A (ja) | 2003-01-16 | 2003-01-16 | メッセージ表示装置およびメッセージ表示方法 |
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JP (1) | JP2004220407A (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2009265800A (ja) * | 2008-04-23 | 2009-11-12 | Yahoo Japan Corp | Tv電子伝言板を提供する情報提供サーバ、システム、方法及びプログラム |
JP2010072352A (ja) * | 2008-09-18 | 2010-04-02 | Sanyo Electric Co Ltd | 画像表示システム、送信機及び受信機 |
US8544064B2 (en) | 2007-02-09 | 2013-09-24 | Sony Corporation | Techniques for automatic registration of appliances |
-
2003
- 2003-01-16 JP JP2003008150A patent/JP2004220407A/ja not_active Abandoned
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