JP2004219691A - 電子写真方式の画像形成装置 - Google Patents

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武男 須田
Akira Fujimori
彰 藤森
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    • F24F3/00Air-conditioning systems in which conditioned primary air is supplied from one or more central stations to distributing units in the rooms or spaces where it may receive secondary treatment; Apparatus specially designed for such systems
    • F24F3/12Air-conditioning systems in which conditioned primary air is supplied from one or more central stations to distributing units in the rooms or spaces where it may receive secondary treatment; Apparatus specially designed for such systems characterised by the treatment of the air otherwise than by heating and cooling
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Abstract

【課題】電子写真方式の画像形成装置において、除湿を行うことが必要な空調対象部に対して乾燥剤により吸湿した除湿空気を強制的に供給し、空調対象部の除湿を効率良く行う。
【解決手段】像担持体13の表面に形成されたトナー像を記録媒体に転写させる電子写真方式の画像形成装置において、空気中の水分を吸湿する乾燥剤を収納する湿度調整部11と、乾燥剤に接触して湿度調整部11内を通過した空気を空調対象部19に供給する送風手段とを有する。これにより、送風手段を駆動させると、湿度調整部11内を通過するとともに乾燥剤に接触して水分を吸湿された除湿空気が空調対象部19に供給され、空調対象部19の除湿が効率良く行われる。
【選択図】 図1

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、電子写真方式の画像形成装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、電子写真方式の画像形成装置においては、像担持体や画像形成プロセス手段の周囲の湿度を調節するため、乾燥剤(除湿材)を用いて除湿を行うようにした種々の発明が提案されている(例えば、特許文献1、2参照)。像担持体や画像形成プロセス手段の周囲が高湿になると、トナーの流動性やトナーの帯電量が低下し、画像形成に適しなくなる。また、クリーニングブレード等のゴム部品の特性値(硬度、ヤング率)が悪くなり、形成される画像品質が低下する。
【0003】
【特許文献1】
特開平5−66651号公報
【特許文献2】
特開平6−110272号公報
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
上述した特許文献1、2に記載された電子写真方式の画像形成装置においては、乾燥剤を装置内を設置するだけであり、空調対象部に対して除湿空気を良好に導くことができず、空調対象部に対する除湿効果は低い。
【0005】
本発明の目的は、除湿を行うことが必要な空調対象部に対して乾燥剤により吸湿した除湿空気を強制的に供給し、空調対象部の除湿を効率良く行える電子写真方式の画像形成装置を提供することである。
【0006】
本発明の別の目的は、乾燥剤を交換することなく長期間に亘って除湿空気の供給を行える電子写真方式の画像形成装置を提供することである。
【0007】
本発明の別の目的は、乾燥剤で除湿した水を利用して加湿空気を生成し、必要に応じてその加湿空気を空調対象部に供給することができる電子写真方式の画像形成装置を提供することである。
【0008】
【課題を解決するための手段】
請求項1記載の発明は、画像形成プロセス手段により像担持体の表面に形成されたトナー像を記録媒体に転写させる電子写真方式の画像形成装置において、空気中の水分を吸湿する乾燥剤を収納する湿度調整部と、前記乾燥剤に接触して前記湿度調整部内を通過した空気を空調対象部に供給する送風手段と、を有することを特徴とする。
【0009】
したがって、送風手段を駆動させることにより、湿度調整部内を通過するとともに乾燥剤に接触することにより水分を吸湿された除湿空気が空調対象部に供給され、空調対象部の除湿が効率良く行われる。
【0010】
請求項2記載の発明は、請求項1記載の電子写真方式の画像形成装置において、前記湿度調整部内に、前記乾燥剤に吸湿された水分を前記乾燥剤から分離させる乾燥剤再生手段が設けられていることを特徴とする。
【0011】
したがって、乾燥剤に吸湿された水分が乾燥剤再生手段により乾燥剤から分離されて乾燥剤の再生が行われるので、乾燥剤を交換することなく長期間に亘って乾燥空気の供給を行える。
【0012】
請求項3記載の発明は、請求項2記載の電子写真方式の画像形成装置において、前記乾燥剤再生手段により前記乾燥剤から分離された水を貯水する貯水部及びこの貯水部に貯水された水で空気を加湿する加湿手段が前記湿度調節部内に設けられ、前記加湿手段により加湿された空気を前記空調対象部に供給する第2送風手段が設けられていることを特徴とする。
【0013】
したがって、乾燥剤再生手段により乾燥剤から分離された水を貯水部に貯水し、貯水された水を加湿手段により空気中に加湿し、加湿空気を第2送風手段で空調対象部に供給することにより、空調対象部の加湿を行える。この加湿に際しては、乾燥剤から分離した水を使用するため、水を補給する作業が不要となる。
【0014】
請求項4記載の発明は、請求項1ないし3のいずれか一記載の電子写真方式の画像形成装置において、前記乾燥剤としてゼオライトが設けられていることを特徴とする。
【0015】
したがって、ゼオライトを用いた湿度調整部は安価な構造であるので、空調対象部の湿度調整を安価な構成により行える。また、ゼオライトは水分を吸着する性能が高いので、高い除湿性能が得られる。
【0016】
請求項5記載の発明は、請求項1ないし4のいずれか一記載の電子写真方式の画像形成装置において、前記空調対象部の湿度を検知する湿度検知手段と、前記湿度検知手段の検知結果に基づいて前記送風手段又は前記加湿手段及び前記第2送風手段のいずれか一方を駆動させる制御部とを有することを特徴とする。
【0017】
したがって、空調対象部の湿度が最適な湿度に自動的に制御され、良好な画像形成を安定して行える。
【0018】
請求項6記載の発明は、請求項1ないし5のいずれか一記載の電子写真方式の画像形成装置において、前記空調対象部は、前記像担持体と前記画像形成プロセス手段との近傍の領域であることを特徴とする。
【0019】
したがって、湿度調整を必要とする像担持体や画像形成プロセス手段の近傍の領域のみを集中的に湿度調整することにより、湿度調整を行う領域が小さくなり、湿度調整に要する消費電力が低減される。
【0020】
請求項7記載の発明は、請求項6記載の電子写真方式の画像形成装置において、前記空調対象部は、前記像担持体の表面に形成されたトナー像を記録媒体に転写させる転写用開口部を除いて閉止された作像ケースで囲われていることを特徴とする。
【0021】
したがって、空調対象部に供給された除湿空気や加湿空気が作像ケース内に長時間留まるようになり、除湿空気や加湿空気が有効に利用されるとともに湿度調整に要する消費電力が低減される。
【0022】
請求項8記載の発明は、請求項1ないし7のいずれか一記載の電子写真方式の画像形成装置において、前記空調対象部として、記録媒体を収納する記録媒体収納部が付加されていることを特徴とする。
【0023】
したがって、湿度調整部において湿度調整された空気が記録媒体収納部に供給されることにより、記録媒体が過度に吸湿、又は、過度に乾燥することが防止され、記録媒体の搬送性や転写性が向上する。
【0024】
請求項9記載の発明は、請求項1ないし8のいずれか一記載の電子写真方式の画像形成装置において、前記空調対象部に供給される空気が流れる空気流路中に空気中の異物を除去する異物除去手段が設けられていることを特徴とする。
【0025】
したがって、湿度調整されて空調対象部に供給される空気中からその空気中に含まれる異物、例えば、塵や埃が異物除去手段により除去されるので、それらの異物による空調対象部の汚れが防止される。
【0026】
請求項10記載の発明は、請求項1ないし8のいずれか一記載の電子写真方式の画像形成装置において、前記トナー像の形成に用いられるトナーは、平均粒径が10μm以下の小粒径トナーであることを特徴とする。
【0027】
電子写真方式の画像形成装置において、平均粒径が10μm以下の小粒径トナーを使用することにより、きめの細かい高品質の画像形成が可能となる。その反面、クリーニングブレードによる像担持体上からの残留トナーの掻き落としを良好に行えるクリーニング条件が狭くなり、残留トナーがクリーニングブレードにより掻き落とされにくくなる。このため、小粒径トナーを使用する場合には、クリーニングブレードを像担持体に強く当接させる必要があり、その当接により、当接箇所から異音が発生したり、磨耗によりクリーニングブレードや像担持体の寿命が短くなる。
【0028】
したがって、湿度調整部により最適な湿度に調整した空気を空調対象部、特に、像担持体の近傍に供給することにより、トナーの電荷量や像担持体へのトナー付着量が安定するとともに、クリーニングブレードの特性値変動が少なくなり、小粒径トナーを使用した場合でも良好なクリーニング特性が維持され、きめが細かく、残留トナーの影響を受けない高品質の画像形成を行える。
【0029】
請求項11記載の発明は、請求項1ないし10のいずれか一記載の電子写真方式の画像形成装置において、前記湿度調整部と前記空調対象部との間に、前記湿度調整部から前記空調対象部に供給された空気を前記湿度調整部に還流させる空気循環路が設けられていることを特徴とする。
【0030】
したがって、空調対象部に供給される空気が繰り返し湿度調整されることになり、新たな空気を吸入してその空気を湿度調整する場合に比べ、湿度調整に要する消費電力の低減、湿度調整部の小型化等を図れる。
【0031】
【発明の実施の形態】
本発明の第1の実施の形態を図1ないし図6に基づいて説明する。図1は電子写真方式の画像形成装置の概略構造を示す縦断正面図、図2は作像モジュールを示す斜視図である。
【0032】
この画像形成装置の装置本体1内には、記録媒体が積層保持される記録媒体収納部2から画像形成された記録媒体が排紙される排紙部3に至る記録媒体搬送路4が形成され、その記録媒体搬送路4に沿って、レジストローラ5、作像モジュール6、転写器7、定着器8等が配置されている。さらに、装置本体1内には、画像データに応じて潜像形成光であるレーザ光を出射することにより後述する像担持体の外周面に静電潜像を形成する露光手段9、装置本体1内からの排気を行う排気手段10、後述するように作像モジュール6内に供給する空気の湿度を調整する湿度調整部11が設けられている。
【0033】
作像モジュール6は、作像ケース12内に、像担持体であるドラム状の感光体13と、画像形成プロセス手段である除電器14と、画像形成プロセス手段である帯電器15と、画像形成プロセス手段である現像ユニット16と、画像形成プロセス手段であるクリーニングユニット17とを収納することにより形成されている。作像ケース12は、感光体13の表面に形成されたトナー像を記録媒体に転写させる転写用開口部18を除いた部分を閉止した構造に形成されている。この作像ケース12内に囲まれた感光体13や画像形成プロセス手段14〜17の近傍の領域が、湿度調整部11から湿度調整された空気を供給される空調対象部19とされている。作像ケース12には、湿度調整部11から供給パイプ20を介して供給された空気が流入する空気流入口21と、作像ケース12内から空気が排気される空気排気口22とが形成されている。空気排気口22から排気された空気は、図示しない排気パイプ内を流れて装置本体1外に排気されるように構成されている。さらに、作像ケース12には、露光手段9から出射されたレーザ光(潜像形成光)を感光体13の表面に露光させるためのスリット状の露光口23が形成されている。この露光口23はガラスや樹脂などの透明板24で覆われている。
【0034】
作像ケース12内には、空調対象部19の湿度を検知する湿度検知手段である湿度センサ25が設けられている。この湿度センサ25の設置位置は、可能な限り感光体13や帯電器15等の近傍であることが好適である。この湿度センサ25は、設定された最適湿度の値を記憶し、その最適湿度と湿度センサ25の検知結果とを比較し、その比較結果に応じて湿度調整部11を駆動制御する制御部(図示せず)に接続されている。この制御部は、最適湿度の値等の固定データを記憶しているROM、湿度センサ25等からの検知結果等の可変データを一時記憶するRAM、固定データと可変データ等に応じて演算処理を行うCPU等によりマイクロコンピュータとして構成されている。
【0035】
クリーニングユニット17内には、クリーニングブレード17aが設けられている。クリーニングブレード17aはウレタンゴムで形成された矩形状部材であり、感光体13の回転中心と平行に延出する向きに配置され、そのエッジ部分が感光体13の表面に所定の圧力で当接されている。
【0036】
現像ユニット16内には、重合法等により形成され、平均粒径が10μm以下となる小粒径トナーが貯留されている。
【0037】
つぎに、湿度調整部11の構造について詳しく説明する。この湿度調整部11は、図3に示すように、除湿部26、吸気パイプ27、除湿空気供給パイプ28、貯水部である貯水タンク29、蒸散シート30、ヒータ31、ファン32、ダクト33、加湿空気供給パイプ34、加湿空気排気パイプ35等により構成されている。加湿空気供給パイプ34と加湿空気排気パイプ35とは合流して送風経路20に接続されている。
【0038】
除湿部26内には図4に示すように、乾燥剤であるゼオライトを材料としてロータ形状に形成され、図示しないモータにより矢印方向へ回転駆動されるロータ状乾燥剤36、送風手段であるファン37、ヒータ38、ファン39、ラジエータ40等を除湿ケース26aに収納して構成されている。ファン37が駆動されることにより装置本体1内又は装置本体1外の空気が吸気パイプ27を通して除湿ケース26a内に吸引され、吸引された空気が回転駆動されているロータ状乾燥剤36に接触して通過し、その過程で空気中に含まれている水分がロータ状乾燥剤36を構成しているゼオライト中の空洞中に吸着され、除湿される。除湿された空気は、除湿空気供給パイプ28と供給パイプ20とを通って空調対象部19に供給され、空調対象部19の除湿が行われる。
【0039】
空気中の水分を吸着して回転するロータ状乾燥剤36におけるヒータ38に対向する部分は、ヒータ38により加熱されて高湿高温の湿気を発生し、その湿気がファン39の駆動によりラジエータ40内へ送られ、ラジエータ40内で冷却されて水となり、その水が貯水タンク29内に貯水される。ラジエータ40はファン37の駆動により吸引される空気により冷却される。ここに、ヒータ38とファン39とにより、ロータ状乾燥剤36から水分を分離させてロータ状乾燥剤36を再生させる乾燥剤再生手段42が構成されている。
【0040】
なお、ロータ状乾燥剤36をヒータ38で加熱することにより生じた高湿気をラジエータ40内を通さずに、装置本体1外へ放出する切替機構を設けてもよい。貯水タンク29内の貯水量が所定量を超えていることを貯水量を検知するセンサで検出した場合等に、高湿気を装置本体1外へ放出するように切替機構を切替えることが有効である。
【0041】
ロータ状乾燥剤36を構成する乾燥剤としては、上述したゼオライトの他にシリカゲル等を用いることもできる。
【0042】
ロータ形状のロータ状乾燥剤36に代えて、乾燥剤をベルト状に形成したベルト状乾燥剤を用いてもよい。要は、乾燥剤の表面積を大きくできるものであれば有効である。
【0043】
図5に示すように、貯水タンク29内に貯水された水は、蒸散シート30で広面積に吸い上げられ、ヒータ31により加熱された空気をファン32により送風され、加湿された空気となってダクト33内に流入する。ここに、ヒータ31とファン32と蒸散シート30とにより、貯水タンク29内に貯水された水を用いて空気を加湿する加湿手段43が構成されている。
【0044】
ダクト33内には、図6に示すように、ダクト33内に流入した加湿空気を加湿空気供給パイプ34側へ、又は、加湿空気排気パイプ35側へ導くように切替自在である切替シャッタ44が設けられている。加湿空気が加湿空気供給パイプ34内へ導かれると、その加湿空気は供給パイプ20内を通って空調対象部19に供給され、空調対象部19の加湿が行われる。ここに、ファン32は、加湿手段43により加湿された空気を空調対象部19へ供給する第2送風手段として機能する。一方、加湿空気が加湿空気排気パイプ35に導かれると、その加湿空気は加湿空気排気パイプ35の先端側から装置本体1外へ排気される。
【0045】
このような構成において、湿度センサ25からの検知結果に基づいて空調対象部19の除湿が必要であると制御部において判断された場合には、ロータ状乾燥剤36が回転駆動されるとともにファン37、ヒータ38、ファン39が駆動される。そして、ファン37が駆動されることにより装置本体1内又は装置本体1外の空気が吸気パイプ27を通して除湿ケース26a内に吸引され、吸引された空気がロータ状乾燥剤36に接触して通過するとともにその通過の際にその空気が除湿される。除湿された空気は、除湿空気供給パイプ28と供給パイプ20とを通って空調対象部19に供給され、空調対象部19の除湿が行われる。一方、ヒータ38とファン39とが駆動されることにより回転しているロータ状乾燥剤36から水分が分離されてロータ状乾燥剤36が再生され、その水分はラジエータ40で冷却されて水となって貯水タンク29に貯水される。
【0046】
湿度センサ25の検知結果に基づいて空調対象部19の加湿が必要であると制御部において判断された場合には、ヒータ31とファン32とが駆動されるとともに切替シャッタ44がダクト33と加湿空気供給パイプ34とを連通する位置へ切替えられる。これにより、加湿手段43により加湿空気が生成され、この加湿空気が加湿空気供給パイプ34と供給パイプ20とを通って空調対象部19に供給され、空調対象部19の加湿が行われる。
【0047】
一方、ダクト33と加湿空気排気パイプ35とが連通する位置へ切替シャッタ44を切替え、ファン32とヒータ31とを駆動させることにより、貯水タンク29内に貯水された水で加湿された空気を加湿空気排気パイプ35を通して装置本体1外へ自動的に廃棄することができる。これにより、貯水タンク29内に所定量の水が溜まった場合にその水を随時廃棄するという作業が不要となる。
【0048】
本発明の第2の実施の形態を図7に基づいて説明する。なお、図1ないし図6において説明した部分と同じ部分は同じ符号で示し、説明も省略する(以下の実施の形態でも同じ)。
【0049】
本実施の形態の基本的構成は第1の実施の形態と同じであり、本実施の形態では、記録媒体収納部2aが空調対象部として付加されている。湿度調整部11から記録媒体収納部2aに対して湿度調整された空気を供給するための構造としては、供給パイプ20から分岐された分岐供給パイプ20aが設けられ、この分岐供給パイプ20aの先端部が記録媒体収納部2aに接続されている。
【0050】
このような構成において、湿度調整部11において湿度調整された空気(除湿空気又は加湿空気)を記録媒体収納部2aに供給することができる。これにより、記録媒体収納部2aに収納されている記録媒体が過度に吸湿、又は、過度に乾燥することが防止され、記録媒体が過度に吸湿して腰が弱くなることにより発生する搬送性の低下や、記録媒体が過度に乾燥して抵抗値が高くなることにより発生する転写不良や重送が防止される。
【0051】
なお、作像ケース12内の空調対象部19と、記録媒体収納部2aとにおいて適正な湿度の値が異なる場合には、記録媒体収納部2a内にも湿度センサを設け、さらに、この湿度センサ及び湿度センサ25の検出値に応じて開度調整される開度調整弁を供給パイプ20と分岐供給パイプ20aとの接続部に設けることが有効である。
【0052】
本発明の第3の実施の形態を図8に基づいて説明する。本実施の形態では、空調対象部19、2aに供給される空気が流れる空気流路である供給パイプ20中に、空気中の異物、例えば、塵や埃を除去する異物除去手段であるフィルタ51が設けられている。
【0053】
このような構成において、湿度調整(除湿又は加湿)されて空調対象部19、2aに供給される空気中からその空気中に含まれる塵や埃等の異物がフィルタ51により除去される。このため、空気中の異物が空調対象部19、2aに入り込むことが防止され、及び、異物による空調対象部19、2aの汚れが防止される。
【0054】
なお、フィルタ51を設ける位置としては供給パイプ20上に限られるものではなく、湿度調整部11内への空気の流入側であってもよい。
【0055】
本発明の第4の実施の形態を図9に基づいて説明する。本実施の形態では、湿度調整部11と空調対象部19との間に、湿度調整部11から空調対象部19に供給された空気を湿度調整部11に還流させる空気循環路61が設けられている。この空気循環路61は、作像ケース12に形成されている空気排気口22と除湿ケース26aとを接続するパイプと、上述した各実施の形態で説明した供給パイプ20とにより構成することができる。
【0056】
このような構成において、本実施の形態によれば空調対象部19に供給する空気に対して繰り返して湿度調整することになり、新たな空気を吸入してその空気を湿度調整する場合に比べ、湿度調整に要する消費電力の低減、湿度調整部11の小型化等を図れる。
【0057】
【発明の効果】
請求項1記載の発明の電子写真方式の画像形成装置によれば、送風手段を駆動させることにより、湿度調整部内を通過するとともに乾燥剤に接触することにより水分を吸湿された除湿空気を空調対象部に供給することができ、空調対象部の除湿を効率良く行うことができる。
【0058】
請求項2記載の発明によれば、請求項1記載の電子写真方式の画像形成装置において、前記湿度調整部内に、前記乾燥剤に吸湿された水分を前記乾燥剤から分離させる乾燥剤再生手段が設けられているので、乾燥剤に吸湿された水分を乾燥剤再生手段により乾燥剤から分離させて乾燥剤を再生することができ、乾燥剤を交換することなく長期間に亘って乾燥空気を空調対象部に供給できる。
【0059】
請求項3記載の発明によれば、請求項2記載の電子写真方式の画像形成装置において、前記乾燥剤再生手段により前記乾燥剤から分離された水を貯水する貯水部及びこの貯水部に貯水された水で空気を加湿する加湿手段が前記湿度調節部内に設けられ、前記加湿手段により加湿された空気を前記空調対象部に供給する第2送風手段が設けられているので、乾燥剤再生手段により乾燥剤から分離された水を貯水部に貯水し、貯水された水を加湿手段により空気中に加湿し、加湿空気を第2送風手段で空調対象部に供給することにより、空調対象部の加湿を行うことができ、この加湿に際しては乾燥剤から分離した水を使用するため、水を補給する作業を不要とすることができる。
【0060】
請求項4記載の発明によれば、請求項1ないし3のいずれか一記載の電子写真方式の画像形成装置において、前記乾燥剤としてゼオライトが設けられているので、ゼオライトを用いた湿度調整部は安価な構造であるので、空調対象部の湿度調整を安価な構成により行うことができる。
【0061】
請求項5記載の発明によれば、請求項1ないし4のいずれか一記載の電子写真方式の画像形成装置において、前記空調対象部の湿度を検知する湿度検知手段と、前記湿度検知手段の検知結果に基づいて前記送風手段又は前記加湿手段及び前記第2送風手段のいずれか一方を駆動させる制御部とを有するので、空調対象部の湿度を最適な湿度に自動的に制御することができ、良好な画像形成を安定して行うことができる。
【0062】
請求項6記載の発明によれば、請求項1ないし5のいずれか一記載の電子写真方式の画像形成装置において、前記空調対象部は、前記像担持体と前記画像形成プロセス手段との近傍の領域であるので、湿度調整を必要とする像担持体や画像形成プロセス手段の近傍の領域のみを集中的に湿度調整することができ、湿度調整を行う領域を小さくして湿度調整に要する消費電力を低減できる。
【0063】
請求項7記載の発明によれば、請求項6記載の電子写真方式の画像形成装置において、前記空調対象部は、前記像担持体の表面に形成されたトナー像を記録媒体に転写させる転写用開口部を除いて閉止された作像ケースで囲われているので、空調対象部に供給された除湿空気や加湿空気が作像ケース内に長時間留まらせることができ、除湿空気や加湿空気を有効に利用できるとともに湿度調整に要する消費電力を低減できる。
【0064】
請求項8記載の発明によれば、請求項1ないし7のいずれか一記載の電子写真方式の画像形成装置において、前記空調対象部として、記録媒体を収納する記録媒体収納部が付加されているので、湿度調整部において湿度調整された空気を記録媒体収納部に供給することができ、記録媒体収納部に収納されている記録媒体が過度に吸湿、又は、過度に乾燥することを防止して記録媒体の搬送性や転写性を向上させることができる。
【0065】
請求項9記載の発明によれば、請求項1ないし8のいずれか一記載の電子写真方式の画像形成装置において、前記空調対象部に供給される空気が流れる空気流路中に空気中の異物を除去する異物除去手段が設けられているので、湿度調整されて空調対象部に供給される空気中からその空気中に含まれる異物、例えば、塵や埃を異物除去手段により除去することができ、それらの異物による空調対象部の汚れを防止できる。
【0066】
請求項10記載の発明によれば、請求項1ないし8のいずれか一記載の電子写真方式の画像形成装置において、前記トナー像の形成に用いられるトナーは、平均粒径が10μm以下の小粒径トナーであるので、湿度調整部により最適な湿度に調整した空気を空調対象部、特に、像担持体の近傍に供給することにより、トナーの電荷量や像担持体へのトナー付着量を安定させるとともにクリーニングブレードの特性値変動を少なくすることができ、小粒径トナーを使用した場合でも良好なクリーニング特性を維持でき、きめが細かく、残留トナーの影響を受けない高品質の画像を形成できる。
【0067】
請求項11記載の発明によれば、請求項1ないし10のいずれか一記載の電子写真方式の画像形成装置において、前記湿度調整部と前記空調対象部との間に、前記湿度調整部から前記空調対象部に供給された空気を前記湿度調整部に還流させる空気循環路が設けられているので、空調対象部に供給される空気に対して繰り返し湿度調整することができ、新たな空気を吸入してその空気を湿度調整する場合に比べ、湿度調整に要する消費電力の低減、湿度調整部の小型化等を図ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態の電子写真方式の画像形成装置の概略構造を示す縦断正面図である。
【図2】作像モジュールを示す斜視図である。
【図3】温度調整部を示す斜視図である。
【図4】除湿部の構造を示す斜視図である。
【図5】加湿手段の構成を示す断面図である。
【図6】切替シャッタによる切替構造を示す正面図である。
【図7】本発明の第2の実施の形態の電子写真方式の画像形成装置の概略構造を示す縦断正面図である。
【図8】本発明の第3の実施の形態の一部を示す正面図である。
【図9】本発明の第4の実施の形態の一部を示す概略図である。
【符号の説明】
1 装置本体
2a 空調対象部、記録媒体収納部
11 湿度調整部
12 作像ケース
13 像担持体
14 画像形成プロセス手段
15 画像形成プロセス手段
16 画像形成プロセス手段
17 画像形成プロセス手段
18 転写用開口部
19 空調対象部
20 空気流路
25 温度検知手段
29 貯水部
32 第2送風手段
36 乾燥剤、ゼオライト
37 送風手段
42 乾燥剤再生手段
43 加湿手段
51 異物除去手段
61 空気循環路

Claims (11)

  1. 画像形成プロセス手段により像担持体の表面に形成されたトナー像を記録媒体に転写させる電子写真方式の画像形成装置において、
    空気中の水分を吸湿する乾燥剤を収納する湿度調整部と、
    前記乾燥剤に接触して前記湿度調整部内を通過した空気を空調対象部に供給する送風手段と、
    を有することを特徴とする電子写真方式の画像形成装置。
  2. 前記湿度調整部内に、前記乾燥剤に吸湿された水分を前記乾燥剤から分離させる乾燥剤再生手段が設けられていることを特徴とする請求項1記載の電子写真方式の画像形成装置。
  3. 前記乾燥剤再生手段により前記乾燥剤から分離された水を貯水する貯水部及びこの貯水部に貯水された水で空気を加湿する加湿手段が前記湿度調節部内に設けられ、前記加湿手段により加湿された空気を前記空調対象部に供給する第2送風手段が設けられていることを特徴とする請求項2記載の電子写真方式の画像形成装置。
  4. 前記乾燥剤としてゼオライトが設けられていることを特徴とする請求項1ないし3のいずれか一記載の電子写真方式の画像形成装置。
  5. 前記空調対象部の湿度を検知する湿度検知手段と、前記湿度検知手段の検知結果に基づいて前記送風手段又は前記加湿手段及び前記第2送風手段のいずれか一方を駆動させる制御部とを有することを特徴とする請求項1ないし4のいずれか一記載の電子写真方式の画像形成装置。
  6. 前記空調対象部は、前記像担持体と前記画像形成プロセス手段との近傍の領域であることを特徴とする請求項1ないし5のいずれか一記載の電子写真方式の画像形成装置。
  7. 前記空調対象部は、前記像担持体の表面に形成されたトナー像を記録媒体に転写させる転写用開口部を除いて閉止された作像ケースで囲われていることを特徴とする請求項6記載の電子写真方式の画像形成装置。
  8. 前記空調対象部として、記録媒体を収納する記録媒体収納部が付加されていることを特徴とする請求項1ないし7のいずれか一記載の電子写真方式の画像形成装置。
  9. 前記空調対象部に供給される空気の空気流路中に空気中の異物を除去する異物除去手段が設けられていることを特徴とする請求項1ないし8のいずれか一記載の電子写真方式の画像形成装置。
  10. 前記トナー像の形成に用いられるトナーは、平均粒径が10μm以下の小粒径トナーであることを特徴とする請求項1ないし9のいずれか一記載の電子写真方式の画像形成装置。
  11. 前記湿度調整部と前記空調対象部との間に、前記湿度調整部から前記空調対象部に供給された空気を前記湿度調整部に還流させる空気循環路が設けられていることを特徴とする請求項1ないし10のいずれか一記載の電子写真方式の画像形成装置。
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