JP2004214520A - トレンチキャパシタを含む半導体装置およびその製造方法 - Google Patents

トレンチキャパシタを含む半導体装置およびその製造方法 Download PDF

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Abstract

【課題】トレンチキャパシタの電気容量の増加を目的として、キャパシタ電極が凹凸化されたトレンチキャパシタを含む半導体装置において、凹凸部の形状および形成位置が精度良く制御されたトレンチキャパシタを含む半導体装置およびその製造方法を提供する。
【解決手段】ドライエッチングにより、シリコン基板1内にトレンチ8を設ける際に、エッチング条件の切り替えにより、トレンチ8の径が部分的に小さくされた狭窄部9を設ける。その後、前記狭窄部9を含むトレンチ8の側面を囲むように第1のキャパシタ電極10をシリコン基板1内に形成して、トレンチキャパシタを構成する。
【選択図】 図1

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、半導体基板内に設けられるトレンチキャパシタに係り、特に、トレンチキャパシタを含む半導体装置およびその製造方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
ダイナミックRAM(DRAM)等の半導体装置は、電荷の蓄積という形で記憶を蓄えるため、キャパシタを備えている。
【0003】
メモリセルを過剰なリフレッシュ動作なしに正確に動作させるためには、ある最小限の電荷蓄積が不可欠であり、必然的に、その電荷を蓄えるキャパシタには、ある最小限の電気容量が求められる。
【0004】
このような背景から、従来より、高集積化・微細化によって情報記憶機能が損なわれないように十分なキャパシタ容量を確保するための様々な工夫がなされてきた。それらのうち、代表的なものに、トレンチキャパシタの採用などが挙げられる。
【0005】
トレンチキャパシタとは、シリコン基板に設けた深い溝(トレンチ)を利用して、キャパシタを3次元的に形成したものである。キャパシタを3次元的に形成することで、キャパシタを平面的に形成した場合と比較し、限られたメモリセル面積において、大きなキャパシタの対向電極の面積を確保することができる。キャパシタ容量はキャパシタの対向電極の面積に比例することから、トレンチの深さが増すほど、キャパシタ容量が増加し、集積化した際のキャパシタ容量の確保が容易となる。
【0006】
しかし、昨今は、更なる微細化が行われ、その結果、より深いトレンチを形成し所定のキャパシタ容量を確保することが難しくなってきている。
【0007】
微細化が行われると、トレンチの径が縮小し、キャパシタ容量が減少するとともに、アスペクト比(トレンチの深さ/トレンチ上部の間口径)が高まる。一般に、トレンチを形成する際に用いられるドライエッチングのエッチング速度は、トレンチの底部に到達するエッチング種の数に大きく依存する。そのため、トレンチのアスペクト比が高くなると、トレンチの底部に到達するエッチング種の数が減少し、エッチング速度が遅くなる。このエッチング速度の低下は著しい生産性の低下へとつながり、より深いトレンチにおいて所定のキャパシタ容量を確保する際の大きな障害となっている。
【0008】
このような問題を解決するために、トレンチの対向電極の面積を増大させる別の手段として、トレンチ内壁に凹凸部を形成したものが提案された(特許文献1参照。)。
【0009】
以下、図10を参照しながら、従来例の一つについて説明する。図10は、従来のトレンチを含む半導体装置の製造方法を工程順に示す断面図である。
【0010】
まず、図10(a)に示すように、シリコン基板101にシリコン酸化膜102およびシリコン窒化膜103をエッチングマスクとしてトレンチ104を開孔し、そのトレンチ104の下部を囲むように、シリコン基板101中に固体拡散法により砒素を拡散させ第1のキャパシタ電極105を設ける。次に、トレンチ104の全面を覆うようにシリコン酸化膜106を形成し、さらに、引き続き、ポリシリコン膜107を積層する。
【0011】
この状態で、図10(b)に示すように、上層のポリシリコン膜107と下層のシリコン酸化膜106に対して、NHFによるウエットエッチングを行う。ポリシリコン膜107はNHFに対して結晶粒界における浸透耐性が劣るため、NHFの浸透により下層のシリコン酸化膜106のエッチングが進行し、シリコン酸化膜106中に多数のボイド108が形成される。
【0012】
次に、図10(c)に示すように、上層ポリシリコン膜107に対して、ケミカルドライエッチング(CDE)により全面剥離処理を行う。このとき、上層ポリシリコン膜107の剥離後、シリコン酸化膜106中のボイド位置にて、第1のキャパシタ電極105であるシリコン基板101の不純物拡散層のエッチングが進行し、第1のキャパシタ電極105の表面が凹凸化される。
【0013】
次に、図10(d)に示すように、下層のシリコン酸化膜106をNHFによるウエットエッチングにより全面剥離する。
【0014】
この後、図10(e)に示す工程に進み、トレンチ104内に第1のキャパシタ電極105に沿ってキャパシタ絶縁膜109を形成し、次に、第2のキャパシタ電極として、砒素がドープされたポリシリコンをトレンチ104の内部に充填する。
【0015】
さらに引き続いて、第2のキャパシタ電極110およびキャパシタ絶縁膜109の上部に対して、エッチバック工程を行い、トレンチ104の上部内壁を露出させる。その後、当該露出部にカラー酸化膜111を形成し、そのカラー酸化膜111の余分な部分をエッチバックして取り除いてから、最後に、残りのトレンチ104の内部に砒素のドープされたポリシリコンを充填することにより、図10(f)に示すトレンチキャパシタが完成する。
【0016】
この場合、キャパシタ絶縁膜109は、凹凸化されたトレンチ104の内面に沿った凹凸形状を有するため、実質的に、キャパシタ絶縁膜109の表面積が増加したことになり、トレンチキャパシタの電気容量が増加される。
【特許文献1】
特開2002−110942号公報(第5〜6頁、図2〜3)
【0017】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上記従来のトレンチ内壁に凹凸部を設けたトレンチキャパシタでは、凹凸部を設ける具体的手段として凹凸部の自然形成を利用しており、凹凸部を所望の形状で所望の位置に形成するように制御することが、実質、不可能であった。その結果、信頼性の低下や歩留まりの悪化などが問題視されていた。
【0018】
また、従来の方法により凹凸部を設けた場合、複数のトレンチキャパシタを同一半導体基板内に作製すると、複数のトレンチキャパシタ間で凹凸形状が異なるため、キャパシタ容量のバラツキが生じるという問題もあった。
【0019】
本発明は、上記問題に鑑みなされたもので、トレンチ内壁の凹凸部の形状および形成位置を精度良く制御した、トレンチキャパシタを含む半導体装置およびその製造方法を提供することを目的とする。
【0020】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために、本発明に係るトレンチキャパシタを含む半導体装置は、半導体基板と、前記半導体基板の上面内に設けられ、その複数箇所に、径を同心的に小さくした狭窄部が設けられたトレンチと、前記狭窄部を含む前記トレンチを囲むように、前記半導体基板内に設けられた第1のキャパシタ電極と、前記第1のキャパシタ電極の表面に沿って設けられたキャパシタ絶縁膜と、前記トレンチ内部に設けられた、前記キャパシタ絶縁膜を介して前記第1のキャパシタ電極に対向する第2のキャパシタ電極とを具備することを特徴としている。
【0021】
また、本発明に係るトレンチキャパシタを含む半導体装置は、半導体基板と、前記半導体基板の上面内に設けられ、その複数箇所に、径を同心的に小さくした狭窄部が設けられたトレンチと、前記狭窄部を含む前記トレンチを囲むように、前記半導体基板内に設けられた第1のキャパシタ電極と、前記第1のキャパシタ電極の表面に沿って設けられたキャパシタ絶縁膜と、前記トレンチ内部に設けられた、前記キャパシタ絶縁膜を介して前記第1のキャパシタ電極に対向する第2のキャパシタ電極と、前記半導体基板の上面内に設けられ、前記第1あるいは第2のキャパシタ電極のいずれかが接続された第1の拡散層と、前記半導体基板の上面内において、前記第1の拡散層から離間して設けられた第2の拡散層と、前記第1および第2の拡散層の間の前記半導体基板上に、絶縁膜を介して設けられたゲート電極とを具備することを特徴としている。
【0022】
更に、本発明に係るトレンチキャパシタを含む半導体装置は、半導体基板と、前記半導体基板の上面内に設けられ、その複数箇所に、径を同心的に小さくした狭窄部が設けられた第1のトレンチと、前記半導体基板の上面において前記第1のトレンチから離間して配置された、前記第1のトレンチと同一の深さおよび同一の径を有し、前記第1のトレンチと同一深さ位置に同一径の狭窄部が設けられた第2のトレンチと、前記狭窄部を含む前記第1および第2のトレンチ各々を囲むように、前記第1および第2のトレンチの各々に対して前記半導体基板内に設けられた第1のキャパシタ電極と、前記第1および第2のトレンチ各々の第1のキャパシタ電極の表面に沿って設けられたキャパシタ絶縁膜と、前記第1および第2のトレンチ各々の内部に設けられた、前記キャパシタ絶縁膜を介して前記第1のキャパシタ電極に対向する第2のキャパシタ電極と、前記半導体基板の上面内に設けられ、前記第1のトレンチに設けられた前記第1あるいは第2のキャパシタ電極のいずれかが接続された第1の拡散層と、前記半導体基板の上面内において、前記第1の拡散層から離間して設けられた第2の拡散層と、前記第1および第2の拡散層の間の前記半導体基板上に、絶縁膜を介して設けられた第1のゲート電極と、前記半導体基板の上面内に設けられ、前記第2のトレンチに設けられた前記第1あるいは第2のキャパシタ電極のいずれかが接続された第3の拡散層と、前記半導体基板の上面内において、前記第3の拡散層から離間して設けられた第4の拡散層と、前記第3および第4の拡散層の間の前記半導体基板上に、絶縁膜を介して設けられた第2のゲート電極とを具備することを特徴としている。
【0023】
更に、本発明に係るトレンチキャパシタを含む半導体装置の製造方法は、半導体基板の上面にマスクパターンを形成する工程と、前記マスクパターンをエッチングマスクとして、異方性エッチングによりトレンチを形成する工程と、前記トレンチの径を同心的に小さくした狭窄部を、異方性エッチングにより前記トレンチの複数箇所において形成する工程とを有することを特徴としている。
【0024】
【発明の実施の形態】
(第1の実施の形態)
以下に、本発明に係るトレンチキャパシタを含む半導体装置およびその製造方法についての第1の実施の形態を図1および図2を参照して説明する。ここでは、半導体基板にシリコン基板を挙げ説明する。
【0025】
本発明の実施の形態に係るトレンチキャパシタを含む半導体装置の構造の断面図を図1に示す。
【0026】
シリコン基板1の上面内に、第1・第3の拡散層であるソース拡散層2および第2・第4の拡散層であるドレイン拡散層3が形成されている。ソース拡散層2とドレイン拡散層3との間には、ゲート酸化膜4上に、第1・第2のゲート電極であるワードライン電極5が、例えば、ポリシリコンまたはタングステンシリサイトにより形成されている。また、ワードライン電極5の周りにはシリコン窒化膜6が形成されており、これらよりトランジスタが構成されている。
【0027】
ドレイン拡散層3の上にはビットライン7が接続するように形成され、もう一方のソース拡散層2には、第1・第2のトレンチであるトレンチ8が隣接して設けられている。
【0028】
このトレンチ8は、テーパ状のトレンチ上部8aと、その内壁が半導体基板上面に対して垂直なトレンチ下部8bを有している。また、トレンチ下部8bの一箇所もしくは複数箇所には、トレンチ8に対して同心的に、トレンチ下部8bの径を小さくした狭窄部9が設けられている。
【0029】
また、トレンチ下部8bを囲むように、砒素などの不純物拡散により第1のキャパシタ電極10がシリコン基板1内に形成されており、トレンチ上部8aの側壁には、カラー酸化膜11が形成され、第1のキャパシタ電極10がソース拡散層2に電気的に接続しないようになっている。
【0030】
トレンチ下部8bの内壁面には、第1のキャパシタ電極10の表面形状に沿うように、キャパシタ絶縁膜12が形成される。このキャパシタ絶縁膜12は全体として薄膜である。残りのトレンチ8の内部空間には、第2のキャパシタ電極13として、例えば、砒素ドープされたポリシリコンが充填され、この第2のキャパシタ電極13は、ソース拡散層2へと電気的に接続される。
【0031】
このように第1のキャパシタ電極10に狭窄部9を設けると、キャパシタ電極の表面積が増加し、トレンチキャパシタの電気容量の増加に資することができる。
【0032】
実際、深さ(図1中のd3)が8μm、トレンチ下部8bの径(図1中のd1)が150nmのトレンチ8において、5つの狭窄部9(狭窄部9の各々の寸法は、図1中のd2を125nm、d4を30nmとした。)を形成した場合、このトレンチキャパシタの容量を測定すると、同じ深さの狭窄部9を形成していないトレンチキャパシタの容量に比べて、約15%増大していることが分かった。
【0033】
このことから、限られたトレンチキャパシタの表面面積においても十分な電荷の蓄積を確保することが容易となり、半導体装置全体を更に高集積化させることが可能となる。
【0034】
また、本発明の実施の形態に係る半導体装置が複数のトレンチキャパシタを具備する場合、当該複数のトレンチキャパシタのうち、少なくとも、隣接する複数のトレンチキャパシタは、同一の深さを有し、同一のトレンチ深さ位置では同一のトレンチ径(図1中のd1)を有している。また、狭窄部9が、同じトレンチ深さ位置に同一の径(図1中のd2)で形成されており、必然的に、その数は同数となっている。その結果、これら複数のトレンチキャパシタ間ではキャパシタ電極の表面積のばらつきが少なく、電気容量のばらつきが、狭窄部9を形成しなかった場合と比較し略同程度となっている。これは、本発明の第1の実施形態に係るトレンチキャパシタを含む半導体装置の効果の一つであり、この構造により、信頼性の高いトレンチキャパシタを含む半導体装置を提供できる。
【0035】
図2は、本発明の第1の実施の形態の、トレンチキャパシタを含む半導体装置の製造方法を工程順に示す断面図である。
【0036】
まず、シリコン基板1上に熱酸化法により膜厚4.5nmのシリコン酸化膜14を形成し、次に、このシリコン酸化膜14上に、CVD法を用いて膜厚220nmのシリコン窒化膜15と膜厚1400nmのシリコン酸化膜16を積層形成する。次に、これらにレジスト膜をコーティングし、フォトリソグラフィー工程を用いてレジストパターンを形成し、その後、このレジストパターンをエッチングマスクとして、図2(a)に示されるように、シリコン基板1が露出するまで、シリコン酸化膜16、シリコン窒化膜15、および、シリコン酸化膜14をRIE法によりエッチングする。
【0037】
次に、シリコン酸化膜16をエッチングマスクとして、RIE法により所定の深さまでエッチングしトレンチ上部8aを形成する。ここでは、図2(b)のように形状を順テーパ状とし、エッチングガスは、例えば、HBr 230SCCM、O 21SCCM、NF 35SCCMの混合ガスを用い、エッチング条件は、例えば、圧力150mTorr、励起電力900Wで行った。このとき、シリコンとエッチングガスの反応物からなるエッチング堆積物17が、エッチングの進行とともに生成され、エッチングマスク上およびトレンチ8の内部に堆積する。
【0038】
上記テーパ状のトレンチ上部8aを形成後、引き続いて、トレンチ下部8bの形成に移行する。エッチング条件を切り替え、図2(c)に示すように、トレンチ8の側壁がシリコン基板1に対して垂直になるようにエッチングを行った(この工程でのトレンチ径をd1とする。)。このときのエッチングガスは、例えば、HBr 300SCCM、O 22SCCM、SF 7SCCMの混合ガスであり、エッチング条件は、例えば、圧力200mTorr、励起電力1600Wである。以下、この工程を、便宜上、トレンチ下部形成工程と称す。
【0039】
図2(d)は、処理シーケンスにおける次のステップを示す断面図である。ここでは、例えば、エッチングガスにHBr 300SCCM、O 25SCCM、SF 7SCCMの混合ガスを用い、トレンチ8の内壁にエッチング堆積物17が上記エッチング工程に比較して多く堆積するような条件で、20秒間、エッチングを施した。このエッチング条件下では、エッチングに対して保護膜として働くエッチング堆積物17が、トレンチ底面において中心部に比較し周辺部に多く堆積するようになる。その結果、トレンチ底面の中心部に比較し周辺部のエッチング速度が遅くなり、上記トレンチ径d1よりトレンチ径が狭まるようにエッチングが進行した。以下、この工程を、便宜上、狭窄部形成工程と称す。
【0040】
次に、再度、上記トレンチ下部形成工程を行う。すなわち、トレンチ下部形成工程でのエッチング条件(HBr 300SCCM、O 22SCCM、SF 7SCCM、圧力200mTorr、励起電力1600W)へとエッチング条件を切り替えることにより、シリコン基板1に対して垂直にエッチングを行った。これにより、トレンチ径は再びd1となり、図2(e)に示すように、トレンチ径d2がd1より狭まった狭窄部9がトレンチ8に対して同心的に形成された。また、上記狭窄部9の形成以後は、トレンチ径d1を保持した状態でエッチングが進行することが分かった。
【0041】
これらの狭窄部形成工程とトレンチ下部形成工程とを5回繰り返したものが図2(f)である。5回の狭窄部形成工程の挿入に対応して5箇所に狭窄部9が形成され、表面積が増大している。ここでは、例として狭窄部を5箇所に形成したものを挙げたが、当然のことながら、これは狭窄部の数を5つに限定するものではない。狭窄部の数を変更することにより、所望の表面積を有するトレンチ8を得ることが可能である。ここまでが、トレンチ8の形成工程である。
【0042】
以下、図2(g)を参照しながら、トレンチ形成工程以降の製造工程について説明する。まず、トレンチ内部およびシリコン基板1上に堆積したエッチング堆積物17をウエットエッチング等により除去する。次に、図1のカラー酸化膜11が形成されるべきトレンチ8の上部をマスクで覆った状態で、例えば固体拡散法によりトレンチ8の内壁から不純物を拡散させて第1のキャパシタ電極10を形成する。この状態で、キャパシタ絶縁膜12を第1のキャパシタ電極10の表面形状に沿わせて形成し、次に、第2のキャパシタ電極13を埋め込み形成する。
【0043】
その後、第2のキャパシタ電極13およびキャパシタ絶縁膜12の上部に対して、カラー酸化膜11を形成するためにエッチバック工程を行い、トレンチ8の上部内壁を露出させ、当該露出部にカラー酸化膜11を形成し、そのカラー酸化膜11の余分な部分をエッチバックして取り除いてから、最後に、残りのトレンチ8の内部に、例えば、砒素のドープされたポリシリコンを充填する。これにより、図2(g)に示すトレンチキャパシタが形成される。
【0044】
以上のトレンチ8の形成工程において、設けられる狭窄部9の数を、挿入する狭窄部形成工程の数により容易に制御できることを上述したが、本実施形態に係るトレンチキャパシタを含む半導体装置の製造方法によれば、狭窄部9の数だけではなく、狭窄部9を形成する深さ位置を所望の深さ位置へと制御することが可能である。
【0045】
本実施の形態に係る、シリコン基板内にトレンチをエッチングにより形成する場合のエッチング速度のアスペクト比依存性を図3に示す。エッチングの進行に伴い、エッチング堆積物17のトレンチ内部、特に間口部への堆積と相まって、トレンチ8の実質的なアスペクト比が高まり、その結果、エッチング速度の低下が起こる。
【0046】
狭窄部9を形成する位置の制御は、このエッチング速度の低下を換算することにより行う。例えば、図2に示すように狭窄部9を等間隔に形成したければ、上記の狭窄部形成工程とトレンチ下部形成工程との繰り返しにおいて、狭窄部形成工程の時間を30秒間と固定し、トレンチ下部形成工程の時間を、エッチング速度が遅くなる分を補うため、狭窄部形成工程の挿入ごとに1分から15秒ずつ延長してエッチングを行うことにより、ほぼ等間隔に狭窄部9を形成することができる。ここでの各工程でのエッチング条件は、上記エッチング条件と同一である。
また、本実施の形態に係るトレンチキャパシタを含む半導体装置の製造方法においては、トレンチ8を形成するエッチング工程の中で、トレンチ側壁に狭窄部9が形成されており、従来のように、トレンチを形成後、別途、凹凸加工する場合に比較して、工程を省くことができ量産性に優れている。
【0047】
更に、本実施の形態に係るトレンチキャパシタを含む半導体装置の製造方法により同時に作製された複数個のトレンチキャパシタは、トレンチ8の形状が精度良く制御されているため、従来のように自然形成によって凹凸部を形成した場合に比較し、凹凸部の形成により生じるトレンチの形状のばらつきが少なく、その結果、電気容量のばらつきが少ないものとなる。
【0048】
更にまた、本実施の形態に係るトレンチキャパシタを含む半導体装置の製造方法を用いると、狭窄部を形成することにより、エッチング種のトレンチ内への入射方向を半導体基板に対して垂直方向に揃えることができ、ボトル型のトレンチの形成において、良好なトレンチ形状を得ることができる。以下、この本実施の形態の効果について説明していく。
【0049】
ボトル型のトレンチとは、図2(c)に示したようにトレンチ上部8aのテーパーを形成後、トレンチ径が広がるようにエッチングを進行させたトレンチのことである。このようなトレンチ形状にすることで、テーパー形成直後のトレンチ径を維持してエッチングを進行させた場合に比較し、トレンチの表面積を増大させることができる。しかし、このようなボトル型のトレンチ形成においては、エッチングの進行に伴い、エッチングが半導体基板に対して垂直方向に進行しなくなり、その結果、トレンチの形状が蛇行したものとなることが知られている。これは、上記のようなトレンチの径を広げるエッチング条件では、半導体基板に対して垂直な方向以外からトレンチ内へ入射されるエッチング種が多く存在するからだと考えられる。
【0050】
しかし、本実施の形態に係るトレンチキャパシタを含む半導体装置の製造方法は、トレンチ形成の途中段階において狭窄部9を設けているため、ボトル型のトレンチの形成において基板に対して垂直な方向以外から入射されるエッチング種の数を、狭窄部9により制限することができる。これにより、エッチングを基板に対して垂直方向に進行させることができ、結果的に、良好なトレンチ形状を得ることが可能となる。
(第2の実施の形態)
以下に、本発明に係るトレンチキャパシタを含む半導体装置の製造方法についての第2の実施の形態を図4を参照して説明する。なお、本実施の形態に係る製造方法により製造されたトレンチキャパシタを含む半導体装置の構造は、狭窄部9の個数を1個とした場合を例に挙げている以外は、第1の実施の形態において図1を参照しながら説明したものと同一であるので、ここでは省略する。
【0051】
図4は、本発明の第2の実施の形態に係るトレンチキャパシタを含む半導体装置の製造方法を工程順に示す断面図である。図2と対応する部分には図2と同一符号を付している。また、第1の実施の形態と同一の工程については詳細な説明を省略する。
【0052】
まず、シリコン基板1上に、第1の実施の形態の図2(a)〜図2(c)に該当する工程を行う。ここにおいても、第1の実施の形態同様、第1の実施の形態の図2(c)に該当する工程をトレンチ下部形成工程と称す(トレンチ径も同様にd1とする。)。
【0053】
これらの工程を行った時点での断面図を図4(a)に示す。エッチング種とシリコンとの反応生成物であるエッチング堆積物17が、トレンチ内部、特に上部において堆積しており、実効的なトレンチ8のアスペクト比が高くなっていることが分かる。これから、エッチング速度はエッチング時間とともに低下し、例えば、深さ5ミクロンでは0.25ミクロン/分まで低下していた。
【0054】
次に、エッチング条件を切り替え、例えば、NF 45SCCM、圧力 200mTorr、励起電力500Wのようなエッチング堆積物17を除去しやすい条件で、30秒間、エッチングを行った。その結果、図4(b)に示すように、エッチングの進行と共に、トレンチ8の間口部およびトレンチ底面の中心部に堆積していたエッチング堆積物17が除去された。一方、側壁およびトレンチ底面の周辺部にはエッチング堆積物17が除去されずに残存した。
【0055】
エッチング堆積物17は、上述したように、エッチングに対する保護膜としての働きをするため、トレンチ底面の中心部と周辺部において、エッチング堆積物17の残存量を反映し、シリコンのエッチング速度に差異が生じる。換言すれば、保護膜の薄い中心部が、周辺部と比較し優先的にエッチングされる。この結果、第1の実施の形態同様、トレンチ径が狭まるようにエッチングが進行した。
【0056】
次に、シリコンが径方向に広がるようなエッチング条件、例えば、HBr 300SCCM、O 20SCCM、SF 7SCCM、圧力 200mTorr、励起電力 1600Wでエッチングを行った。このエッチングは、トレンチ径が広がり上記トレンチ径d1に達するまで行った。これにより、図4(c)に示すように、第1の実施の形態同様、トレンチ径d2がd1より狭まった狭窄部9が、トレンチ8に対して同心的に形成されることとなる。以下、トレンチ下部形成工程終了後からこれまでの工程を、第1の実施の形態同様、便宜上、狭窄部形成工程と称す。
【0057】
図4(d)は、処理シーケンスにおける次のステップである、2回目のトレンチ下部形成工程を示す断面図である。ここでは、トレンチ径が一定に保たれる条件、例えば、HBr 300SCCM、O 22SCCM、SF 7SCCM、圧力 200mTorr、励起電力 1600Wでエッチングを行ったところ、狭窄部形成工程前に比較して、エッチング速度の回復が確認された。これは、狭窄部形成工程において、トレンチ内部に蓄積されたエッチング堆積物17が除去され、実効的なアスペクト比が低下したことによる。
【0058】
本発明の第2の実施の形態のエッチング工程における、処理時間とエッチング速度の関係を示す概略図を図5に示す。図5には、例として、狭窄部形成工程を2回導入した場合を図示した。狭窄部形成工程時に、エッチング速度が上昇していることが分かる。2回目に狭窄部形成工程を導入した際のエッチング速度の上昇が1回目に比較して小さいが、これは、エッチングが進行したことによって、トレンチ8自体のアスペクト比が増大したためである。
【0059】
これを考慮に入れると、適切なタイミングで、狭窄部形成工程を導入してエッチング堆積物17を除去することで、大きく生産性を落とすことなくエッチング速度を維持し、更には、図6に示すように、狭窄部9を形成しない場合(図6中に点線で図示)よりも深いトレンチ8を形成することが可能である。
【0060】
上記狭窄部形成工程を挿入する適切なタイミングとしては、トレンチ8のアスペクト比が所定の値を上回ったとき、あるいは、エッチング速度が所定の速度を下回ったときなどが考えられる。
【0061】
また、本実施の形態で用いた手段を用いなくとも、ウエットエッチング、あるいは、本実施の形態で用いたエッチング条件以外のエッチング条件によるドライエッチングによっても、エッチング堆積物を除去しエッチング速度の低下を抑制することは可能であるが、本実施の形態では、凹凸加工すると共にエッチング堆積物17を除去可能なため、工程数を少なく抑えることができ、量産性に優れている。
【0062】
更に、第1の実施の形態同様、本実施の形態に係るトレンチキャパシタを含む半導体装置の製造方法を用いると、狭窄部9を形成することにより、エッチング種のトレンチ内への入射方向を半導体基板に対して垂直方向に揃えることができ、ボトル型のトレンチの形成において、良好なトレンチ形状を得ることができる。
【0063】
更にまた、本実施の形態では、エッチングガスに、化学組成にフッ素を含むガスを用いているが、化学組成にフッ素を含まないガスを用いても同様の結果が得られる。しかし、化学組成にフッ素を含むガスは、エッチングガスとして用いると、効果的にエッチング堆積物17を除去できるため、本実施の形態のエッチング堆積物17を剥離する工程に適している。
【0064】
また、化学組成にフッ素を含むガスの中でも、フロロカーボンガスは、酸化物であるエッチング堆積物17をシリコンに対して選択的にエッチングする性質を有するため、本実施の形態のエッチング堆積物17を剥離する工程において使用するエッチングガスとして、特に有用である。
(第3の実施の形態)
本実施の形態は、第2の実施の形態のトレンチ下部形成工程において、シリコンのエッチング速度を測定し、エッチング速度が所定の速度を下回ったときに、狭窄部形成工程を挿入することを特徴としたものである。よって、本実施の形態に係る半導体装置およびその製造方法は、第2の実施の形態と同様であるので、ここではその説明を省略する。
【0065】
本実施の形態において使用するプラズマエッチング装置の構造の概略を図7に示す。
【0066】
処理室18内には、互いに対向するカソード電極19およびアノード電極20から構成される平行平板型のプラズマ生成機構を備え、図示しない磁界印加機構により処理室内に平行磁界を形成する。カソード電極19上には被処理基板21が設置され、また、カソード電極19にはマッチング回路22を介して高周波電源23が接続されている。
【0067】
一方、アノード電極20にはプロセスガスを被処理基板に均一に供給するシャワーノズル24が組み込まれており、シャワーノズルには必要に応じて1つ以上の流量制御装置25(図中には1つのみ示す)を介してそれぞれのプロセスガスの供給源であるガスボンベ26(図中には1つのみ示す)が接続されている。処理室18には圧力調整用バルブ27を介してターボ分子ポンプ28が接続され、ターボ分子ポンプ28の廃気側にはさらにドライポンプ29が接続されている。
【0068】
また、処理室18にはプラズマからの発光をモニタするための発光モニタ30が取り付けられており、これにより、例えば、Fのプラズマ発光強度をモニタすることでエッチング速度を測定する。更には、この発光モニタ30には制御装置系31が接続されており、制御装置系31が、発光モニタ30よりフィードバックされたエッチング速度の測定結果を基にエッチング条件を変更できるようになっている。
【0069】
エッチング速度とFのプラズマ発光強度との間には強い相関がある。Fによるプラズマ発光の強度は、エッチング速度が低下するにつれて、フッ素ラジカルの消費量が減少することにより徐々に大きくなる。このエッチング速度の低下は、エッチングの進行によるトレンチ8の実際のアスペクト比の上昇と、エッチング堆積物17がトレンチ内部に堆積することによる実効的なアスペクト比の上昇の二つに起因している。Fのプラズマ発光強度のエッチング時間による推移を示した図8から分かるように、エッチングが進行するにつれてFのプラズマ発光強度が増加している。
【0070】
そこで、Fの発光強度が所定の発光強度まで上昇したときに、発光モニタ30から得た信号を装置制御系31に送り、狭窄部9を形成しながら同時にエッチング堆積物17を除去する狭窄部形成工程を導入することにより、最も効率的なタイミングで狭窄部形成工程を導入でき、生産性を維持しつつ、再現性および精度が良好なトレンチキャパシタを形成することができる。
(第4の実施の形態)
本実施の形態は、第3の実施の形態同様、第2の実施の形態のトレンチ下部形成工程において、シリコンのエッチング速度を測定し、エッチング速度が所定の速度を下回ったときに、狭窄部形成工程を挿入することを特徴としたものであり、そのエッチング速度の測定方法が第3の実施の形態と異なるものである。よって、本実施の形態に係る半導体装置およびその製造方法は、第2の実施の形態と同様であるので、ここではその説明を省略する。
【0071】
本実施の形態で使用したプラズマエッチング装置の構造の概略を図9に示す。図7と共通する部分には図7と同一符号を付しており、また、その共通部分については説明を省略する。第3の実施の形態において使用した装置との相違点は、発光モニタに代わり、エッチングマスクであるシリコン酸化膜16(図4中に図示)の膜厚を測定するための膜厚モニタ32が取り付けられている点である。
【0072】
シリコン基板1のエッチング速度とシリコン酸化膜16のエッチング速度についても相関関係が見受けられる。シリコンのエッチング速度が低下すると、シリコンのエッチング生成物、例えばSiFの量が減少し、SiFと活性酸素との反応によってシリコン酸化膜16上に堆積するエッチング堆積物17の量が減少し、その結果、シリコン酸化膜16のエッチング速度が増加する。この相関関係を考慮すると、膜厚モニタ32を用いてシリコン酸化膜16の膜厚を測定することにより、シリコン酸化膜16のエッチング速度からシリコンのエッチング速度を算出することができる。
【0073】
シリコン酸化膜16の膜厚を測定する手段としては、例えば、シリコン酸化膜16からの反射光強度の測定などが挙げられる。シリコン酸化膜16の表面と底面からの反射光では位相が異なるため、それらの回折光の強度はシリコン酸化膜16の膜厚に従って増減する。
【0074】
本実施の形態においても、トレンチ8のエッチングが進行するにつれてシリコンのエッチング速度が低下するため、シリコン酸化膜16の膜厚が減少する速度(シリコン酸化膜16のエッチング速度)が徐々に大きくなる。
【0075】
ここで、シリコン酸化膜16のエッチング速度が所定の値まで上昇したとき、つまり、シリコンのエッチング速度が所定の値まで減少したときに、膜厚モニタ32から得た信号を装置制御系31に送り、狭窄部9を形成しながらエッチング堆積物17を除去する狭窄部形成工程を導入すれば、最も効率的なタイミングで狭窄部形成工程を導入でき、生産性を維持しつつ、再現性および精度が良好なトレンチ8を形成することができる。
【0076】
また、本発明は、実施段階ではその要旨を変更しない範囲で種々に変形することが可能である。例えば、トレンチの上部をテーパ状とせず垂直に形成した場合などがこれに該当する。同様に、本発明のトレンチキャパシタを含む半導体装置の実施の形態では、第2のキャパシタ電極13をトレンチキャパシタに隣接して配置されたトランジスタのソース拡散層2へと接続しているが、第2のキャパシタ電極ではなく、第1のキャパシタ電極を拡散層に接続するように構成しても良い。
【0077】
以上、詳述したように、本発明に係る半導体装置およびその製造方法の特徴をまとめると以下の通りになる。
【0078】
本発明に係るトレンチキャパシタを含む半導体装置は、半導体基板と、前記半導体基板の上面内に設けられ、その複数箇所に、径を同心的に小さくした狭窄部が設けられたトレンチと、前記狭窄部を含む前記トレンチを囲むように、前記半導体基板内に設けられた第1のキャパシタ電極と、前記第1のキャパシタ電極の表面に沿って設けられたキャパシタ絶縁膜と、前記トレンチ内部に設けられた、前記キャパシタ絶縁膜を介して前記第1のキャパシタ電極に対向する第2のキャパシタ電極とを具備することを特徴としている。
【0079】
また、本発明に係るトレンチキャパシタを含む半導体装置は、半導体基板と、前記半導体基板の上面内に設けられ、その複数箇所に、径を同心的に小さくした狭窄部が設けられたトレンチと、前記狭窄部を含む前記トレンチを囲むように、前記半導体基板内に設けられた第1のキャパシタ電極と、前記第1のキャパシタ電極の表面に沿って設けられたキャパシタ絶縁膜と、前記トレンチ内部に設けられた、前記キャパシタ絶縁膜を介して前記第1のキャパシタ電極に対向する第2のキャパシタ電極と、前記半導体基板の上面内に設けられ、前記第1あるいは第2のキャパシタ電極のいずれかが接続された第1の拡散層と、前記半導体基板の上面内において、前記第1の拡散層から離間して設けられた第2の拡散層と、前記第1および第2の拡散層の間の前記半導体基板上に、絶縁膜を介して設けられたゲート電極とを具備することを特徴としている。
【0080】
更に、本発明に係るトレンチキャパシタを含む半導体装置は、半導体基板と、前記半導体基板の上面内に設けられ、その複数箇所に、径を同心的に小さくした狭窄部が設けられた第1のトレンチと、前記半導体基板の上面において前記第1のトレンチから離間して配置された、前記第1のトレンチと同一の深さおよび同一の径を有し、前記第1のトレンチと同一深さ位置に同一径の狭窄部が設けられた第2のトレンチと、前記狭窄部を含む前記第1および第2のトレンチ各々を囲むように、前記第1および第2のトレンチの各々に対して前記半導体基板内に設けられた第1のキャパシタ電極と、前記第1および第2のトレンチ各々の第1のキャパシタ電極の表面に沿って設けられたキャパシタ絶縁膜と、前記第1および第2のトレンチ各々の内部に設けられた、前記キャパシタ絶縁膜を介して前記第1のキャパシタ電極に対向する第2のキャパシタ電極と、前記半導体基板の上面内に設けられ、前記第1のトレンチに設けられた前記第1あるいは第2のキャパシタ電極のいずれかが接続された第1の拡散層と、前記半導体基板の上面内において、前記第1の拡散層から離間して設けられた第2の拡散層と、前記第1および第2の拡散層の間の前記半導体基板上に、絶縁膜を介して設けられた第1のゲート電極と、前記半導体基板の上面内に設けられ、前記第2のトレンチに設けられた前記第1あるいは第2のキャパシタ電極のいずれかが接続された第3の拡散層と、前記半導体基板の上面内において、前記第3の拡散層から離間して設けられた第4の拡散層と、前記第3および第4の拡散層の間の前記半導体基板上に、絶縁膜を介して設けられた第2のゲート電極とを具備することを特徴としている。
【0081】
更に、本発明に係るトレンチキャパシタを含む半導体装置の製造方法は、半導体基板の上面にマスクパターンを形成する工程と、前記マスクパターンをエッチングマスクとして、異方性エッチングによりトレンチを形成する工程と、前記トレンチの径を同心的に小さくした狭窄部を、異方性エッチングにより前記トレンチの複数箇所において形成する工程とを有することを特徴としている。
【0082】
更に、本発明に係るトレンチキャパシタを含む半導体装置の製造方法は、前記狭窄部を形成する工程において、前記トレンチの内部に堆積したエッチング堆積物を除去することを特徴としている。
【0083】
更に、本発明に係るトレンチキャパシタを含む半導体装置の製造方法は、前記狭窄部を形成する工程を、前記トレンチのアスペクト比が所定の値を上回ったときに行うことを特徴としている。
【0084】
更に、本発明に係るトレンチキャパシタを含む半導体装置の製造方法は、前記狭窄部を形成する工程を、エッチング速度が所定の値を下回ったときに行うことを特徴としている。
【0085】
更に、本発明に係るトレンチキャパシタを含む半導体装置の製造方法は、前記異方性エッチングをプラズマエッチングとし、前記トレンチを形成する工程において、エッチング速度の測定を、前記プラズマエッチング中のプラズマ発光のうち特定波長の光の強度を測定することにより行うことを特徴としている。
【0086】
更に、本発明に係るトレンチキャパシタを含む半導体装置の製造方法は、前記トレンチを形成する工程において、前記エッチングマスクからの反射光強度を測定することにより得られる前記トレンチを形成する工程中のエッチングマスクの膜厚に基づいて、エッチング速度を求めることを特徴としている。
【0087】
更に、本発明に係るトレンチキャパシタを含む半導体装置の製造方法は、前記狭窄部を形成する工程において、化学組成にフッ素を含むガスをエッチングガスとして用いたことを特徴としている。
【0088】
更に、本発明に係るトレンチキャパシタを含む半導体装置の製造方法は、前記化学組成にフッ素を含むガスがフロロカーボンガスであることを特徴としている。
【0089】
更に、本発明に係るトレンチキャパシタを含む半導体装置の製造方法は、前記化学組成にフッ素を含むガスがNFであることを特徴としている。
【0090】
【発明の効果】
以上述べたように、本発明によれば、凹凸部の形状および形成位置が精度よく制御されたトレンチキャパシタを含む半導体装置およびその製造方法を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態に係る半導体装置の構造を示す断面図。
【図2】本発明の第1の実施の形態に係る半導体装置の製造方法を工程順に示す断面図。
【図3】本発明の第1の実施の形態に係るシリコンのエッチング速度のアスペクト比依存性を示す図。
【図4】本発明の第2の実施の形態に係る半導体装置の製造方法を工程順に示す断面図。
【図5】本発明の第2の実施の形態のエッチング工程における、処理時間とエッチング速度の関係を示す概略図。
【図6】本発明の第2の実施の形態のエッチング工程における、処理時間とトレンチの深さの関係を示す概略図。
【図7】本発明の第3の実施の形態において使用する装置の構造を示す概略図。
【図8】本発明の第3の実施の形態における、Fの発光強度のエッチング時間による推移を示す図。
【図9】本発明の第4の実施の形態において使用する装置の構造を示す概略図。
【図10】従来のトレンチキャパシタの製造方法を工程順に示す断面図。
【符号の説明】
1…シリコン基板
2…ソース拡散層
3…ドレイン拡散層
4…ゲート酸化膜
5…ワードライン電極
6…シリコン窒化膜
7…ビットライン
8…トレンチ
8a…トレンチ上部
8b…トレンチ下部
9…狭窄部
10…第1のキャパシタ電極
11…カラー酸化膜
12…キャパシタ絶縁膜
13…第2のキャパシタ電極
14、16…シリコン酸化膜
15…シリコン窒化膜
17…エッチング堆積物
18…処理室
19…カソード電極
20…アノード電極
21…被処理基板
22…マッチング回路
23…高周波電源
24…シャワーノズル
25…流量制御装置
26…ガスボンベ
27…圧力調整用バルブ
28…ターボ分子ポンプ
29…ドライポンプ
30…発光モニタ
31…装置制御系
32…膜厚モニタ

Claims (12)

  1. 半導体基板と、
    前記半導体基板の上面内に設けられ、その複数箇所に、径を同心的に小さくした狭窄部が設けられたトレンチと、
    前記狭窄部を含む前記トレンチを囲むように、前記半導体基板内に設けられた第1のキャパシタ電極と、
    前記第1のキャパシタ電極の表面に沿って設けられたキャパシタ絶縁膜と、
    前記トレンチ内部に設けられた、前記キャパシタ絶縁膜を介して前記第1のキャパシタ電極に対向する第2のキャパシタ電極とを具備することを特徴とするトレンチキャパシタを含む半導体装置。
  2. 半導体基板と、
    前記半導体基板の上面内に設けられ、その複数箇所に、径を同心的に小さくした狭窄部が設けられたトレンチと、
    前記狭窄部を含む前記トレンチを囲むように、前記半導体基板内に設けられた第1のキャパシタ電極と、
    前記第1のキャパシタ電極の表面に沿って設けられたキャパシタ絶縁膜と、
    前記トレンチ内部に設けられた、前記キャパシタ絶縁膜を介して前記第1のキャパシタ電極に対向する第2のキャパシタ電極と、
    前記半導体基板の上面内に設けられ、前記第1あるいは第2のキャパシタ電極のいずれかが接続された第1の拡散層と、
    前記半導体基板の上面内において、前記第1の拡散層から離間して設けられた第2の拡散層と、
    前記第1および第2の拡散層の間の前記半導体基板上に、絶縁膜を介して設けられたゲート電極とを具備することを特徴とするトレンチキャパシタを含む半導体装置。
  3. 半導体基板と、
    前記半導体基板の上面内に設けられ、その複数箇所に、径を同心的に小さくした狭窄部が設けられた第1のトレンチと、
    前記半導体基板の上面において前記第1のトレンチから離間して配置された、前記第1のトレンチと同一の深さおよび同一の径を有し、前記第1のトレンチと同一深さ位置に同一径の狭窄部が設けられた第2のトレンチと、
    前記狭窄部を含む前記第1および第2のトレンチ各々を囲むように、前記第1および第2のトレンチの各々に対して前記半導体基板内に設けられた第1のキャパシタ電極と、
    前記第1および第2のトレンチ各々の第1のキャパシタ電極の表面に沿って設けられたキャパシタ絶縁膜と、
    前記第1および第2のトレンチ各々の内部に設けられた、前記キャパシタ絶縁膜を介して前記第1のキャパシタ電極に対向する第2のキャパシタ電極と、
    前記半導体基板の上面内に設けられ、前記第1のトレンチに設けられた前記第1あるいは第2のキャパシタ電極のいずれかが接続された第1の拡散層と、
    前記半導体基板の上面内において、前記第1の拡散層から離間して設けられた第2の拡散層と、
    前記第1および第2の拡散層の間の前記半導体基板上に、絶縁膜を介して設けられた第1のゲート電極と、
    前記半導体基板の上面内に設けられ、前記第2のトレンチに設けられた前記第1あるいは第2のキャパシタ電極のいずれかが接続された第3の拡散層と、
    前記半導体基板の上面内において、前記第3の拡散層から離間して設けられた第4の拡散層と、
    前記第3および第4の拡散層の間の前記半導体基板上に、絶縁膜を介して設けられた第2のゲート電極とを具備することを特徴とするトレンチキャパシタを含む半導体装置。
  4. 半導体基板の上面にマスクパターンを形成する工程と、
    前記マスクパターンをエッチングマスクとして、異方性エッチングによりトレンチを形成する工程と、
    前記トレンチの径を同心的に小さくした狭窄部を、異方性エッチングにより前記トレンチの複数箇所において形成する工程とを有することを特徴とするトレンチキャパシタを含む半導体装置の製造方法。
  5. 前記狭窄部を形成する工程において、前記トレンチの内部に堆積したエッチング堆積物を除去することを特徴とする請求項4記載のトレンチキャパシタを含む半導体装置の製造方法。
  6. 前記狭窄部を形成する工程を、前記トレンチのアスペクト比が所定の値を上回ったときに行うことを特徴とする請求項5記載のトレンチキャパシタを含む半導体装置の製造方法。
  7. 前記狭窄部を形成する工程を、エッチング速度が所定の値を下回ったときに行うことを特徴とする請求項5記載のトレンチキャパシタを含む半導体装置の製造方法。
  8. 前記異方性エッチングをプラズマエッチングとし、前記トレンチを形成する工程において、エッチング速度の測定を、前記プラズマエッチング中のプラズマ発光のうち特定波長の光の強度を測定することにより行うことを特徴とする請求項7記載のトレンチキャパシタを含む半導体装置の製造方法。
  9. 前記トレンチを形成する工程において、前記エッチングマスクからの反射光強度を測定することにより得られる前記トレンチを形成する工程中のエッチングマスクの膜厚に基づいて、エッチング速度を求めることを特徴とする請求項7記載のトレンチキャパシタを含む半導体装置の製造方法。
  10. 前記狭窄部を形成する工程において、化学組成にフッ素を含むガスをエッチングガスとして用いたことを特徴とする請求項4記載のトレンチキャパシタを含む半導体装置の製造方法。
  11. 前記化学組成にフッ素を含むガスがフロロカーボンガスであることを特徴とする、請求項10記載のトレンチキャパシタを含む半導体装置の製造方法。
  12. 前記化学組成にフッ素を含むガスがNFであることを特徴とする、請求項10記載のトレンチキャパシタを含む半導体装置の製造方法。
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