JP2004214064A - 電源コンセント・プラグ接続セット - Google Patents
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Abstract
【課題】ケーブル引き回しによる環境整理が容易となり、しかも、通信機器での確実な接続を補償できるように工夫した電源コンセント・プラグ接続セットを提供する。
【解決手段】プラグ本体に、その雄型接続端子を囲む環状の嵌合突堤部を形成すると共に、前記嵌合突堤部をコンセント本体に嵌合した際に、そのコンセントの雌型接続端子に雄型接続端子を接続した状態を維持するように、コンセント本体に係合されフック部材を備えており、前記嵌合突堤部内側及びコンセント本体には、それぞれ、互いに嵌合接続される通信回線の接続端子が装備されている。
【選択図】 図1
【解決手段】プラグ本体に、その雄型接続端子を囲む環状の嵌合突堤部を形成すると共に、前記嵌合突堤部をコンセント本体に嵌合した際に、そのコンセントの雌型接続端子に雄型接続端子を接続した状態を維持するように、コンセント本体に係合されフック部材を備えており、前記嵌合突堤部内側及びコンセント本体には、それぞれ、互いに嵌合接続される通信回線の接続端子が装備されている。
【選択図】 図1
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、主として、通信機器における電源コンセント・プラグ接続セットに関するものである。
【0002】
【従来の技術】
一般に知られる電源コンセント・プラグ接続セットは、一対の雌型接続端子をコンセント本体に備えたコンセントと、前記雌型接続端子に対向する一対の雄型接続端子をプラグ本体に備えたプラグとから構成されており、特に、通信機器における静電気や電磁波防止対策(通信機器側に発生する静電気や電磁波などの悪影響を回避する対策)のために、例えば、特開平8−255651号公報や特開2000−182732号公報に所載のプラグ、特開2000−340286号公報に所載のコンセントなどの、多数のアース機能付き電源コンセント・プラグ接続セットが、発明あるいは考案されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、これらの接続セットは、電源接続と共にアース用リード線への接続を意図して構成しているが、コンセントとプラグとの接続状態については、十分な配慮がなされていないので、電源接続とアース接続とを同時に、かつ、確実に行う点で、不充分であり、その静電気・電磁波防止対策に高い信頼性が欠けている。特に、機器本体に接続するコンセント・プラグ接続構造では、機器側に発生する静電気、コンセント・プラグの接続不良によるスパークで、接続箇所に溜まる塵埃が発火して、火災の危険がある。
【0004】
一方、通信機器では、電源接続とは別に、電話回線を利用した通信用リード線や光通信のための回線の接続が必要であり、これらのケーブルを、別々のルートで引き回すため、環境整理が煩雑になる状況が避けられない。しかし、これを電源接続の回線に沿わせる場合、常に問題となるのは、コンセント・プラグの接続不良によるノイズが通信回線に悪影響を及ぼす点、および、通信回線の接続不良の確実な回避を補償する点である。
【0005】
本発明は、上記事情に基づいてなされたもので、その第1の目的とするところは、コンセント・プラグの接続不良を回避すると共に、その接続箇所への塵埃の侵入を防止して、機器側に発生する静電気、接続部でのスパークによる火災の危険を防止することができる、プラグ本体が通信機器等の機器筐体に装着されている電源コンセント・プラグ接続セットを提供することである。
【0006】
また、本発明の第2の目的とするところは、ケーブル引き回しによる環境整理が容易となり、しかも、通信機器での確実な接続を補償できるように工夫した、プラグ本体が通信機器等の機器筐体に装着されている電源コンセント・プラグ接続セットを提供することである。
【0007】
【課題を解決するための手段】
このため、本発明では、一対の雌型接続端子をコンセント本体に備えたコンセントと、前記雌型接続端子に対向する一対の雄型接続端子をプラグ本体に備えたプラグとから構成され、プラグ本体が機器筐体に装着されている電源コンセント・プラグ接続セットにおいて、プラグ本体に、その雄型接続端子を囲む環状の嵌合突堤部を形成すると共に、前記嵌合突堤部をコンセント本体に嵌合した際に、そのコンセントの雌型接続端子に雄型接続端子を接続した状態を維持するように、コンセント本体に係合されフック部材を備えており、該フック部材は、プラグカバーを兼ねた構造であることを特徴とする。
【0008】
また、本発明では、一対の雌型接続端子をコンセント本体に備えたコンセントと、前記雌型接続端子に対向する一対の雄型接続端子をプラグ本体に備えたプラグとから構成され、プラグ本体が機器筐体に装着されている電源コンセント・プラグ接続セットにおいて、プラグ本体に、その雄型接続端子を囲む環状の嵌合突堤部を形成すると共に、前記嵌合突堤部をコンセント本体に嵌合した際に、そのコンセントの雌型接続端子に雄型接続端子を接続した状態を維持するように、コンセント本体に係合されフック部材を備えており、前記嵌合突堤部内側及びコンセント本体には、それぞれ、互いに嵌合接続される通信回線の接続端子が装備されていることを特徴とする。
【0009】
なお、本発明の実施の形態として、前記コンセント本体には、前記通信回線の接続端子に対するシールド用の導電体が前記雄型接続端子を囲むように装備してあり、前記プラグ本体には、その環状突堤部内側に、前記導電体と接続されるアース用接続端子が装備されていること、また、前記導電体が、プラグ側のアース用リード線に接続されており、前記アース用接続端子が、コンセント側のアース用リード線に接続されていることが、有効である。
【0010】
また、本発明のように、プラグ本体が機器筐体に装着されている電源コンセント・プラグ接続セットでは、コンセント本体及びプラグ本体に、それぞれ、コンセント用アダプタ及びプラグ用アダプタを装着しており、プラグ用アダプタが、そのアダプタ本体に、その雄型接続端子を囲む環状の嵌合突堤部を形成すると共に、前記嵌合突堤部をコンセント用アダプタに嵌合した際に、そのコンセントの雌形接続端子に雄型接続端子を接続した状態を維持するように、コンセントに係合されるフック部材を備えており、しかも、該フック部材が、プラグカバーを兼ねた構造であること、あるいは、前記嵌合突堤部内側及びコンセント用アダプタに、それぞれ、互いに嵌合接続される通信回線の接続端子が装備されていることが、一般のコンセント・プラグ接続構造への適用を可能とし、汎用性を高める上で有効である。
【0011】
なお、本発明の実施の形態として、前記コンセント本体に嵌合する前記コンセント用アダプタ内側には、前記通信回線の接続端子に対するシールド用の導電体が前記雄型接続端子を囲むように装備してあり、前記環状突堤部内側には、前記導電体と接続されるアース用接続端子が装備されていること、また、前記導電体は、プラグ側のアース用リード線に接続されており、前記アース用接続端子が、コンセント側のアース用リード線に接続されていることが、有効である。
【0012】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態を、図面を参照して具体的に説明する。なお、図1〜図8は、本発明に係る第1の実施の形態を示す斜視図、横断平面図および縦断側面図、側面図、また、図9〜図12は、本発明に係る第2の実施の形態を示す斜視図、横断平面図および縦断側面図である。更に、図13〜図14は、本発明に係る第3の実施の形態を示す斜視図、縦断側面図である。
【0013】
(第1の実施の形態)
本発明に係る第1の実施の形態において、本発明に係る電源コンセント・プラグ接続セットは、基本的に、一対の雌型接続端子1を、硬質合成樹脂などの電気絶縁性材料からなるコンセント本体2に備えたコンセントAと、雌型接続端子1に対向する一対の雄型接続端子3を、コンセント本体2と同材質のプラグ本体4に備えたプラグBとから構成される。
【0014】
そして、コンセントAには、通信回線の接続端子10が装備されており、また、通信回線の接続端子10に対するシールド用の導電体12が雌型端子1を囲むように装備してあり、導電体12のアース用接続端子13、リード線19が装着されている。
【0015】
また、コンセント本体2には外形両側部に、後述するフック6の係止爪6aを係止させる係合部9を設けている。
【0016】
一方プラグBは、雄型接続端子3を囲む環状の嵌合突堤部5を、プラグ本体4に形成すると共に、嵌合突堤部5の外周には機器筐体Xに固定するためのフランジ5aが一体に形成されており、ネジ止め用の孔5bが明けられていてネジなどにより機器筐体Xに固定される。
【0017】
さらに、プラグBには、前記コンセント本体2に装備されている通信回線接続端子10に対抗する通信回線の接続端子11が装備されている。また、前記導電体12に接続されるアース用接続端子14、リード線20が装備されている。
【0018】
さらに、フランジ5a上部には、プラグカバーを兼ねた、係止爪6aを一体に形成したフック6が回動自在に装着されている。フランジ5aの上部に軸着部5cを設け、図7に示すように、回動軸7の軸部7aをフック6の軸受部6bに挿入後ネジ部7bを軸着部5cに螺着し、フック6を矢印方向に回動可能に装着する。
【0019】
なお、図中、符号15、16は、それぞれ、コンセント本体2、プラグ本体4内で、接続端子1、3に接続される電源供給用のコード、符号17、18は、それぞれ、接続端子10、11に接続される回線コードである。回線コード17、18は、この実施の形態では、電源供給用コード15、16とは別体に構成されていて、適当個所で、バンド21により、コード15、16に結束されているけれども、コード15、16と回線コード17、18とを一体化した複合コードがあれば、これを用いても良いこと勿論である。
【0020】
このような構成によれば、コンセントAとプラグBを接続させる場合、プラグBのフック6を上部に回動させ、コンセント本体2の外周をプラグ本体4の嵌合突堤部5の内側Wに嵌合させると、電源接続端子1と3、通信用の接続端子10と11、導電体12とアース用接続端子14が接続される。そして,上部に回動させていたフック6を下方に回動させると,フック6に設けた係止爪6aがコンセント本体の係合部9に係止されるから、接続端子1、3の接続状態を確実に維持すると共に、通信用の接続端子10、11も確実に接続できる。
【0021】
このため、接続端子1、3間の不完全な接合が避けられるので、ここからノイズを発生する畏れがなく、通信回線のための接続構造を、同じ、電源用コンセント・プラグ接続セットに組み込んでも、通信に支障を来さない。しかも、この実施の形態では、シールド用に装備した導電体12が、アース機能を発揮するリード線19,20との接続で、ノイズ防止と共に、通信機器側の電磁波防止対策も兼ねることができる。また、コンセントとの接続を解除した際には、図2に示すように、係止爪6aを嵌合突堤部5の内側に導入しながら、フック部材6がプラグカバーとして働き、プラグBの嵌合突堤部5で囲まれた内部への塵埃の侵入を防止できる。
【0022】
(第2の実施の形態)
本発明に係る第2の実施の形態においては、電源コンセント・プラグ接続セットは、基本的に、例えば、既存の構成である、一対の雌型接続端子1を、硬質合成樹脂などの電気絶縁材料からなるコンセント本体2に備えたコンセントAと、雌型接続端子1に対向する一対の雄型接続端子3を、同じく、電気絶縁材料からなるプラグ本体4に備えたプラグBとから構成されたものに、半硬質合成樹脂などの、僅かな可撓性を有する電気絶縁材料からなるアダプタC、Dを追加した構成である。即ち、コンセント本体2及びプラグ本体4に、それぞれ、コンセント用アダプタC及びプラグ用アダプタDを装着している。
【0023】
そして、コンセント用アダプタCには、通信回線の接続端子10が装備されており、また、該コンセント用アダプタC内側には、前記通信回線の接続端子10に対するシールド用の導電体12が雌型端子1を囲むように装備してあり、導電体12のアース用接続端子13、リード線19が装着されている。
【0024】
また、コンセント用アダプタ本体22には、外形両側部に、プラグカバーを兼ねたフック6(後述)の係止爪6aを係止させるための係合部9が設けられている。
【0025】
そして、プラグ用アダプタDは、雄型接続端子3を囲む環状の嵌合突堤部25を、アダプタ本体24に形成すると共に、嵌合突堤部5の外周には機器筐体Xに固定するためのフランジ25aが一体に形成されており、ネジ止め用の孔25bが明けられていてネジなどにより機器筐体Xに固定される。
【0026】
さらに、該嵌合突堤部25の内側Wには、前記コンセント用アダプタ本体22に装備されている通信回線接続端子10に対抗する通信回線の接続端子11が装備されている。また、前記導電体12に接続されるアース用接続端子14、リード線20が装備されている。
【0027】
さらに、フランジ25a上部には、係止爪6aを一体に形成したフック6が回動自在に装着されている。フランジ25aの上部には軸着部25cが設けられ、図7に示すように、回動軸7の嵌合部7aをフック6の軸受部6bに挿入した後で、ネジ部7bを軸着部25cに螺着し、フック6を矢印方向に回動可能に装着している。
【0028】
なお、図中、符号15、16は、それぞれ、コンセント本体2、アダプタ本体4内で、接続端子1、3に接続される電源供給用のコード、符号17、18は、それぞれ、アダプタ本体22,24内で接続端子10、11に接続される回線コードである。
【0029】
また、この実施の形態では、アダプタ本体22、24の持つ僅かな可撓性を利用して、例えば、アダプタ本体22、24に設けた係合部22a、24aをコンセント本体2、プラグ本体5に係合して、コンセントA、プラグBに対して、着脱可能にアダプタC、Dを装着し、しかも、みだりに外れないように工夫している。
【0030】
このような構成によれば、コンセントAとプラグBを接続させる場合、プラグBのフック6を上部に回動させ、コンセント用アダプタ本体22の外周をプラグ用アダプタ本体24の嵌合突堤部25の内側Wに嵌合させると、接続端子1と3、通信回線接続端子10と11、導電体12とアース用接続端子14が、それぞれ接続される。そして、上部に回動させていたフック6を下方に回動させると、フック6に設けた係止爪6aがコンセント本体の係合部9に係止されるから、接続端子1、3の接続状態を確実に維持すると共に、通信用の接続端子10、11も確実に接続できる。
【0031】
このため、接続端子1、3間の不完全な接合が避けられるので、ここからノイズを発生する畏れがなく、通信回線のための接続構造を、同じ、電源用コンセント・プラグ接続セットに組み込んでも、通信に支障を来さない。しかも、この実施の形態では、シールド用に装備した導電体12が、アース機能を発揮するリード線19,20との接続で、ノイズ防止と共に、通信機器側の電磁波防止対策も兼ねることができる。
【0032】
特に、この実施の形態では、アダプタC、Dを用意するだけで、既存の電源コンセント・プラグ接続セットに、通信回線を併設する機能を発揮でき、その有用性、汎用性が大きい。
【0033】
(第3の実施の形態)
本発明に係る第3の実施の形態は、コンセントAとプラグBとの接合をフックの垂直摺動方式の簡単な構造にて構成したものである。図13、図14にて示すように、プラグカバー(シャッター)を兼ねる板状のフック36は、その両側に二股に構成した脚部(係止爪)36aを備えており、また、プラグ本体のフランジの上部両側に設けたガイド部37に摺動可能に支持していて、コンセントAとプラグBを接続した後、該フック36を矢印のように摺動させて、脚部36aをコンセントAの係合部9に係止させる構造である。このように、フック36を自重で落下摺動させる簡単な構造で、コンセントAとプラグBとの確実な係合状態を維持できる。しかも、嵌合突堤部5にコンセント本体の先端側が嵌入しているので、機器に生じる静電気で、周囲環境から塵埃が集中しても、接続箇所に入り込む畏れがない。また、コンセントAを抜いた状態では、フック36が嵌合突堤部5の前に落とし込まれ、その開口部を閉塞するので、内部に埃が入らない。
【0034】
なお、図示していないが、フックの両脚部にスリットを設け、ガイド部外表面からピン等をスライド溝に突入させ、該フック脚部のスリットに臨ませて、自重摺動する構成にして、フックがみだりに離脱して、紛失されるような畏れも回避できる。
【0035】
【発明の効果】
本発明は、以上詳述したように、プラグ本体に、その雄型接続端子を囲む環状の嵌合突堤部を形成すると共に、その内側にコンセント本体を嵌合させ、コンセント本体の雌型接続端子にプラグ本体の雄型接続端子をそれぞれ接合させる。そしてコンセント本体に係合されるフック部材を備えており、コンセント本体に、その雌型接続端子に前記雄型接続端子を嵌合した状態で、前記コンセント本体に前記フックが係止する係合部を備えており、該フック部材が、プラグカバーを兼ねた構造であることにより、コンセント・プラグの接続不良を回避すると共に、その接続箇所への塵埃の侵入を防止して、機器側に発生する静電気、接続部でのスパークによる火災の危険を防止することができる。また、本発明では、それぞれ、互いに嵌合接続される通信回線の接続端子を装備していることで、ケーブル引き回しによる環境整理が容易となり、しかも、通信機器での確実な接続を補償できる。
【0036】
また、本発明では、コンセント本体及びプラグ本体に、それぞれ、コンセント用アダプタ及びプラグ用アダプタを装着しており、プラグ用アダプタでは、そのアダプタ本体に、その雄型接続端子を囲む環状の嵌合突堤部を形成すると共に、その内側にコンセント用アダプタ本体を嵌合させ、コンセント本体の雌型接続端子にプラグ本体の雄型接続端子をそれぞれ接合させる。そして、プラグ用アダプタにはコンセント用アダプタ本体に係合されるフック部材を備えており、コンセント本体に雌型接続端子にプラグ本体の雄型接続端子を嵌合した状態で、前記コンセント用アダプタ本体には前記フック部材が係止する係合部が形成されていて、そのフック部材がプラグカバーを兼ねるので、また、それぞれ、互いに嵌合接続される通信回線の接続端子を装備しているので、上述のような効果を得ることができるだけでなく、既存のコンセント・プラグ接続セットに組み合わせて使用できるので、その経済性及び汎用性の面で有利である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る第1の実施の形態を示す斜視図である。
【図2】同じく、接続前の縦断側面図である。
【図3】同じく、接続後の縦断側面図である。
【図4】同じく、接続端子部分の接続前の横断平面図である。
【図5】同じく、接続端子部分の接続後の横断平面図である。
【図6】同じく、通信回線接続端子部分の接続前の横断平面図である。
【図7】同じく、フック回動部の断面図である。
【図8】同じく、接続後の側面図である。
【図9】本発明に係る第2の実施の形態を示す斜視図である。
【図10】同じく、接続前の縦断側面図である。
【図11】同じく、接続後の縦断側面図である。
【図12】同じく、接続端子部分の横断平面図である。
【図13】本発明に係る第3の実施の形態を示す斜視図である。
【図14】同じく、一部を断面した側面図である。
【符号の説明】
A コンセント
B プラグ
C、D アダプタ
1 雌型接続端子
2 コンセント本体
3 雄型接続端子
4 プラグ本体
5、25 嵌合突堤部
5a,25a フランジ
5b,25b 孔
5c、25c 軸着部
6、36 フック(プラグカバーを兼ねる)
6a 係止爪
6b 軸受部
7 回動軸
7a 軸部
7b ネジ部
8 嵌合突堤部内側
9 係合部
10、11 接続端子
12 導電体
13、14 アース用接続端子
15、16 電源供給用のコード
17、18 回線コード
19,20 リード線
21 バンド
22、24 アダプタ本体
36a 脚部(係止爪)
37 ガイド部
【発明の属する技術分野】
本発明は、主として、通信機器における電源コンセント・プラグ接続セットに関するものである。
【0002】
【従来の技術】
一般に知られる電源コンセント・プラグ接続セットは、一対の雌型接続端子をコンセント本体に備えたコンセントと、前記雌型接続端子に対向する一対の雄型接続端子をプラグ本体に備えたプラグとから構成されており、特に、通信機器における静電気や電磁波防止対策(通信機器側に発生する静電気や電磁波などの悪影響を回避する対策)のために、例えば、特開平8−255651号公報や特開2000−182732号公報に所載のプラグ、特開2000−340286号公報に所載のコンセントなどの、多数のアース機能付き電源コンセント・プラグ接続セットが、発明あるいは考案されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、これらの接続セットは、電源接続と共にアース用リード線への接続を意図して構成しているが、コンセントとプラグとの接続状態については、十分な配慮がなされていないので、電源接続とアース接続とを同時に、かつ、確実に行う点で、不充分であり、その静電気・電磁波防止対策に高い信頼性が欠けている。特に、機器本体に接続するコンセント・プラグ接続構造では、機器側に発生する静電気、コンセント・プラグの接続不良によるスパークで、接続箇所に溜まる塵埃が発火して、火災の危険がある。
【0004】
一方、通信機器では、電源接続とは別に、電話回線を利用した通信用リード線や光通信のための回線の接続が必要であり、これらのケーブルを、別々のルートで引き回すため、環境整理が煩雑になる状況が避けられない。しかし、これを電源接続の回線に沿わせる場合、常に問題となるのは、コンセント・プラグの接続不良によるノイズが通信回線に悪影響を及ぼす点、および、通信回線の接続不良の確実な回避を補償する点である。
【0005】
本発明は、上記事情に基づいてなされたもので、その第1の目的とするところは、コンセント・プラグの接続不良を回避すると共に、その接続箇所への塵埃の侵入を防止して、機器側に発生する静電気、接続部でのスパークによる火災の危険を防止することができる、プラグ本体が通信機器等の機器筐体に装着されている電源コンセント・プラグ接続セットを提供することである。
【0006】
また、本発明の第2の目的とするところは、ケーブル引き回しによる環境整理が容易となり、しかも、通信機器での確実な接続を補償できるように工夫した、プラグ本体が通信機器等の機器筐体に装着されている電源コンセント・プラグ接続セットを提供することである。
【0007】
【課題を解決するための手段】
このため、本発明では、一対の雌型接続端子をコンセント本体に備えたコンセントと、前記雌型接続端子に対向する一対の雄型接続端子をプラグ本体に備えたプラグとから構成され、プラグ本体が機器筐体に装着されている電源コンセント・プラグ接続セットにおいて、プラグ本体に、その雄型接続端子を囲む環状の嵌合突堤部を形成すると共に、前記嵌合突堤部をコンセント本体に嵌合した際に、そのコンセントの雌型接続端子に雄型接続端子を接続した状態を維持するように、コンセント本体に係合されフック部材を備えており、該フック部材は、プラグカバーを兼ねた構造であることを特徴とする。
【0008】
また、本発明では、一対の雌型接続端子をコンセント本体に備えたコンセントと、前記雌型接続端子に対向する一対の雄型接続端子をプラグ本体に備えたプラグとから構成され、プラグ本体が機器筐体に装着されている電源コンセント・プラグ接続セットにおいて、プラグ本体に、その雄型接続端子を囲む環状の嵌合突堤部を形成すると共に、前記嵌合突堤部をコンセント本体に嵌合した際に、そのコンセントの雌型接続端子に雄型接続端子を接続した状態を維持するように、コンセント本体に係合されフック部材を備えており、前記嵌合突堤部内側及びコンセント本体には、それぞれ、互いに嵌合接続される通信回線の接続端子が装備されていることを特徴とする。
【0009】
なお、本発明の実施の形態として、前記コンセント本体には、前記通信回線の接続端子に対するシールド用の導電体が前記雄型接続端子を囲むように装備してあり、前記プラグ本体には、その環状突堤部内側に、前記導電体と接続されるアース用接続端子が装備されていること、また、前記導電体が、プラグ側のアース用リード線に接続されており、前記アース用接続端子が、コンセント側のアース用リード線に接続されていることが、有効である。
【0010】
また、本発明のように、プラグ本体が機器筐体に装着されている電源コンセント・プラグ接続セットでは、コンセント本体及びプラグ本体に、それぞれ、コンセント用アダプタ及びプラグ用アダプタを装着しており、プラグ用アダプタが、そのアダプタ本体に、その雄型接続端子を囲む環状の嵌合突堤部を形成すると共に、前記嵌合突堤部をコンセント用アダプタに嵌合した際に、そのコンセントの雌形接続端子に雄型接続端子を接続した状態を維持するように、コンセントに係合されるフック部材を備えており、しかも、該フック部材が、プラグカバーを兼ねた構造であること、あるいは、前記嵌合突堤部内側及びコンセント用アダプタに、それぞれ、互いに嵌合接続される通信回線の接続端子が装備されていることが、一般のコンセント・プラグ接続構造への適用を可能とし、汎用性を高める上で有効である。
【0011】
なお、本発明の実施の形態として、前記コンセント本体に嵌合する前記コンセント用アダプタ内側には、前記通信回線の接続端子に対するシールド用の導電体が前記雄型接続端子を囲むように装備してあり、前記環状突堤部内側には、前記導電体と接続されるアース用接続端子が装備されていること、また、前記導電体は、プラグ側のアース用リード線に接続されており、前記アース用接続端子が、コンセント側のアース用リード線に接続されていることが、有効である。
【0012】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態を、図面を参照して具体的に説明する。なお、図1〜図8は、本発明に係る第1の実施の形態を示す斜視図、横断平面図および縦断側面図、側面図、また、図9〜図12は、本発明に係る第2の実施の形態を示す斜視図、横断平面図および縦断側面図である。更に、図13〜図14は、本発明に係る第3の実施の形態を示す斜視図、縦断側面図である。
【0013】
(第1の実施の形態)
本発明に係る第1の実施の形態において、本発明に係る電源コンセント・プラグ接続セットは、基本的に、一対の雌型接続端子1を、硬質合成樹脂などの電気絶縁性材料からなるコンセント本体2に備えたコンセントAと、雌型接続端子1に対向する一対の雄型接続端子3を、コンセント本体2と同材質のプラグ本体4に備えたプラグBとから構成される。
【0014】
そして、コンセントAには、通信回線の接続端子10が装備されており、また、通信回線の接続端子10に対するシールド用の導電体12が雌型端子1を囲むように装備してあり、導電体12のアース用接続端子13、リード線19が装着されている。
【0015】
また、コンセント本体2には外形両側部に、後述するフック6の係止爪6aを係止させる係合部9を設けている。
【0016】
一方プラグBは、雄型接続端子3を囲む環状の嵌合突堤部5を、プラグ本体4に形成すると共に、嵌合突堤部5の外周には機器筐体Xに固定するためのフランジ5aが一体に形成されており、ネジ止め用の孔5bが明けられていてネジなどにより機器筐体Xに固定される。
【0017】
さらに、プラグBには、前記コンセント本体2に装備されている通信回線接続端子10に対抗する通信回線の接続端子11が装備されている。また、前記導電体12に接続されるアース用接続端子14、リード線20が装備されている。
【0018】
さらに、フランジ5a上部には、プラグカバーを兼ねた、係止爪6aを一体に形成したフック6が回動自在に装着されている。フランジ5aの上部に軸着部5cを設け、図7に示すように、回動軸7の軸部7aをフック6の軸受部6bに挿入後ネジ部7bを軸着部5cに螺着し、フック6を矢印方向に回動可能に装着する。
【0019】
なお、図中、符号15、16は、それぞれ、コンセント本体2、プラグ本体4内で、接続端子1、3に接続される電源供給用のコード、符号17、18は、それぞれ、接続端子10、11に接続される回線コードである。回線コード17、18は、この実施の形態では、電源供給用コード15、16とは別体に構成されていて、適当個所で、バンド21により、コード15、16に結束されているけれども、コード15、16と回線コード17、18とを一体化した複合コードがあれば、これを用いても良いこと勿論である。
【0020】
このような構成によれば、コンセントAとプラグBを接続させる場合、プラグBのフック6を上部に回動させ、コンセント本体2の外周をプラグ本体4の嵌合突堤部5の内側Wに嵌合させると、電源接続端子1と3、通信用の接続端子10と11、導電体12とアース用接続端子14が接続される。そして,上部に回動させていたフック6を下方に回動させると,フック6に設けた係止爪6aがコンセント本体の係合部9に係止されるから、接続端子1、3の接続状態を確実に維持すると共に、通信用の接続端子10、11も確実に接続できる。
【0021】
このため、接続端子1、3間の不完全な接合が避けられるので、ここからノイズを発生する畏れがなく、通信回線のための接続構造を、同じ、電源用コンセント・プラグ接続セットに組み込んでも、通信に支障を来さない。しかも、この実施の形態では、シールド用に装備した導電体12が、アース機能を発揮するリード線19,20との接続で、ノイズ防止と共に、通信機器側の電磁波防止対策も兼ねることができる。また、コンセントとの接続を解除した際には、図2に示すように、係止爪6aを嵌合突堤部5の内側に導入しながら、フック部材6がプラグカバーとして働き、プラグBの嵌合突堤部5で囲まれた内部への塵埃の侵入を防止できる。
【0022】
(第2の実施の形態)
本発明に係る第2の実施の形態においては、電源コンセント・プラグ接続セットは、基本的に、例えば、既存の構成である、一対の雌型接続端子1を、硬質合成樹脂などの電気絶縁材料からなるコンセント本体2に備えたコンセントAと、雌型接続端子1に対向する一対の雄型接続端子3を、同じく、電気絶縁材料からなるプラグ本体4に備えたプラグBとから構成されたものに、半硬質合成樹脂などの、僅かな可撓性を有する電気絶縁材料からなるアダプタC、Dを追加した構成である。即ち、コンセント本体2及びプラグ本体4に、それぞれ、コンセント用アダプタC及びプラグ用アダプタDを装着している。
【0023】
そして、コンセント用アダプタCには、通信回線の接続端子10が装備されており、また、該コンセント用アダプタC内側には、前記通信回線の接続端子10に対するシールド用の導電体12が雌型端子1を囲むように装備してあり、導電体12のアース用接続端子13、リード線19が装着されている。
【0024】
また、コンセント用アダプタ本体22には、外形両側部に、プラグカバーを兼ねたフック6(後述)の係止爪6aを係止させるための係合部9が設けられている。
【0025】
そして、プラグ用アダプタDは、雄型接続端子3を囲む環状の嵌合突堤部25を、アダプタ本体24に形成すると共に、嵌合突堤部5の外周には機器筐体Xに固定するためのフランジ25aが一体に形成されており、ネジ止め用の孔25bが明けられていてネジなどにより機器筐体Xに固定される。
【0026】
さらに、該嵌合突堤部25の内側Wには、前記コンセント用アダプタ本体22に装備されている通信回線接続端子10に対抗する通信回線の接続端子11が装備されている。また、前記導電体12に接続されるアース用接続端子14、リード線20が装備されている。
【0027】
さらに、フランジ25a上部には、係止爪6aを一体に形成したフック6が回動自在に装着されている。フランジ25aの上部には軸着部25cが設けられ、図7に示すように、回動軸7の嵌合部7aをフック6の軸受部6bに挿入した後で、ネジ部7bを軸着部25cに螺着し、フック6を矢印方向に回動可能に装着している。
【0028】
なお、図中、符号15、16は、それぞれ、コンセント本体2、アダプタ本体4内で、接続端子1、3に接続される電源供給用のコード、符号17、18は、それぞれ、アダプタ本体22,24内で接続端子10、11に接続される回線コードである。
【0029】
また、この実施の形態では、アダプタ本体22、24の持つ僅かな可撓性を利用して、例えば、アダプタ本体22、24に設けた係合部22a、24aをコンセント本体2、プラグ本体5に係合して、コンセントA、プラグBに対して、着脱可能にアダプタC、Dを装着し、しかも、みだりに外れないように工夫している。
【0030】
このような構成によれば、コンセントAとプラグBを接続させる場合、プラグBのフック6を上部に回動させ、コンセント用アダプタ本体22の外周をプラグ用アダプタ本体24の嵌合突堤部25の内側Wに嵌合させると、接続端子1と3、通信回線接続端子10と11、導電体12とアース用接続端子14が、それぞれ接続される。そして、上部に回動させていたフック6を下方に回動させると、フック6に設けた係止爪6aがコンセント本体の係合部9に係止されるから、接続端子1、3の接続状態を確実に維持すると共に、通信用の接続端子10、11も確実に接続できる。
【0031】
このため、接続端子1、3間の不完全な接合が避けられるので、ここからノイズを発生する畏れがなく、通信回線のための接続構造を、同じ、電源用コンセント・プラグ接続セットに組み込んでも、通信に支障を来さない。しかも、この実施の形態では、シールド用に装備した導電体12が、アース機能を発揮するリード線19,20との接続で、ノイズ防止と共に、通信機器側の電磁波防止対策も兼ねることができる。
【0032】
特に、この実施の形態では、アダプタC、Dを用意するだけで、既存の電源コンセント・プラグ接続セットに、通信回線を併設する機能を発揮でき、その有用性、汎用性が大きい。
【0033】
(第3の実施の形態)
本発明に係る第3の実施の形態は、コンセントAとプラグBとの接合をフックの垂直摺動方式の簡単な構造にて構成したものである。図13、図14にて示すように、プラグカバー(シャッター)を兼ねる板状のフック36は、その両側に二股に構成した脚部(係止爪)36aを備えており、また、プラグ本体のフランジの上部両側に設けたガイド部37に摺動可能に支持していて、コンセントAとプラグBを接続した後、該フック36を矢印のように摺動させて、脚部36aをコンセントAの係合部9に係止させる構造である。このように、フック36を自重で落下摺動させる簡単な構造で、コンセントAとプラグBとの確実な係合状態を維持できる。しかも、嵌合突堤部5にコンセント本体の先端側が嵌入しているので、機器に生じる静電気で、周囲環境から塵埃が集中しても、接続箇所に入り込む畏れがない。また、コンセントAを抜いた状態では、フック36が嵌合突堤部5の前に落とし込まれ、その開口部を閉塞するので、内部に埃が入らない。
【0034】
なお、図示していないが、フックの両脚部にスリットを設け、ガイド部外表面からピン等をスライド溝に突入させ、該フック脚部のスリットに臨ませて、自重摺動する構成にして、フックがみだりに離脱して、紛失されるような畏れも回避できる。
【0035】
【発明の効果】
本発明は、以上詳述したように、プラグ本体に、その雄型接続端子を囲む環状の嵌合突堤部を形成すると共に、その内側にコンセント本体を嵌合させ、コンセント本体の雌型接続端子にプラグ本体の雄型接続端子をそれぞれ接合させる。そしてコンセント本体に係合されるフック部材を備えており、コンセント本体に、その雌型接続端子に前記雄型接続端子を嵌合した状態で、前記コンセント本体に前記フックが係止する係合部を備えており、該フック部材が、プラグカバーを兼ねた構造であることにより、コンセント・プラグの接続不良を回避すると共に、その接続箇所への塵埃の侵入を防止して、機器側に発生する静電気、接続部でのスパークによる火災の危険を防止することができる。また、本発明では、それぞれ、互いに嵌合接続される通信回線の接続端子を装備していることで、ケーブル引き回しによる環境整理が容易となり、しかも、通信機器での確実な接続を補償できる。
【0036】
また、本発明では、コンセント本体及びプラグ本体に、それぞれ、コンセント用アダプタ及びプラグ用アダプタを装着しており、プラグ用アダプタでは、そのアダプタ本体に、その雄型接続端子を囲む環状の嵌合突堤部を形成すると共に、その内側にコンセント用アダプタ本体を嵌合させ、コンセント本体の雌型接続端子にプラグ本体の雄型接続端子をそれぞれ接合させる。そして、プラグ用アダプタにはコンセント用アダプタ本体に係合されるフック部材を備えており、コンセント本体に雌型接続端子にプラグ本体の雄型接続端子を嵌合した状態で、前記コンセント用アダプタ本体には前記フック部材が係止する係合部が形成されていて、そのフック部材がプラグカバーを兼ねるので、また、それぞれ、互いに嵌合接続される通信回線の接続端子を装備しているので、上述のような効果を得ることができるだけでなく、既存のコンセント・プラグ接続セットに組み合わせて使用できるので、その経済性及び汎用性の面で有利である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る第1の実施の形態を示す斜視図である。
【図2】同じく、接続前の縦断側面図である。
【図3】同じく、接続後の縦断側面図である。
【図4】同じく、接続端子部分の接続前の横断平面図である。
【図5】同じく、接続端子部分の接続後の横断平面図である。
【図6】同じく、通信回線接続端子部分の接続前の横断平面図である。
【図7】同じく、フック回動部の断面図である。
【図8】同じく、接続後の側面図である。
【図9】本発明に係る第2の実施の形態を示す斜視図である。
【図10】同じく、接続前の縦断側面図である。
【図11】同じく、接続後の縦断側面図である。
【図12】同じく、接続端子部分の横断平面図である。
【図13】本発明に係る第3の実施の形態を示す斜視図である。
【図14】同じく、一部を断面した側面図である。
【符号の説明】
A コンセント
B プラグ
C、D アダプタ
1 雌型接続端子
2 コンセント本体
3 雄型接続端子
4 プラグ本体
5、25 嵌合突堤部
5a,25a フランジ
5b,25b 孔
5c、25c 軸着部
6、36 フック(プラグカバーを兼ねる)
6a 係止爪
6b 軸受部
7 回動軸
7a 軸部
7b ネジ部
8 嵌合突堤部内側
9 係合部
10、11 接続端子
12 導電体
13、14 アース用接続端子
15、16 電源供給用のコード
17、18 回線コード
19,20 リード線
21 バンド
22、24 アダプタ本体
36a 脚部(係止爪)
37 ガイド部
Claims (7)
- 一対の雌型接続端子をコンセント本体に備えたコンセントと、前記雌型接続端子に対向する一対の雄型接続端子をプラグ本体に備えたプラグとから構成され、前記プラグ本体が機器筐体に装着されている電源コンセント・プラグ接続セットにおいて、
前記プラグは、前記雄型接続端子を囲む環状の嵌合突堤部を、前記プラグ本体に形成すると共に、前記嵌合突堤部をコンセント本体に嵌合した際に、そのコンセントの雌形接続端子に雄型接続端子を接続した状態を維持するように、コンセント本体に係合されるフック部材を備えており、該フック部材は、プラグカバーを兼ねた構造であることを特徴とする、電源コンセント・プラグ接続セット。 - 一対の雌型接続端子をコンセント本体に備えたコンセントと、前記雌型接続端子に対向する一対の雄型接続端子をプラグ本体に備えたプラグとから構成され、前記プラグ本体が機器筐体に装着されている電源コンセント・プラグ接続セットにおいて、
前記プラグは、前記雄型接続端子を囲む環状の嵌合突堤部を、前記プラグ本体に形成すると共に、前記嵌合突堤部をコンセント本体に嵌合した際に、そのコンセントの雌形接続端子に雄型接続端子を接続した状態を維持するように、コンセント本体に係合されるフック部材を備えており、
前記嵌合突堤部内側及びコンセント本体には、それぞれ、互いに嵌合接続される通信回線の接続端子が装備されていることを特徴とする、電源コンセント・プラグ接続セット。 - 前記コンセント本体には、前記通信回線の接続端子に対するシールド用の導電体が前記雌型接続端子を囲むように装備してあり、前記プラグ本体には、その環状突堤部内側に、前記導電体と接続されるアース用接続端子が装備されていることを特徴とする、請求項1または2に記載の電源コンセント・プラグ接続セット。
- 前記導電体は、プラグ側のアース用リード線に接続されており、前記アース用接続端子は、コンセント側のアース用リード線に接続されていることを特徴とする、請求項3に記載の電源コンセント・プラグ接続セット。
- 一対の雌型接続端子をコンセント本体に備えたコンセントと、前記雌型接続端子に対向する一対の雄型接続端子をプラグ本体に備えたプラグとから構成され、前記プラグ本体が機器筐体に装着されている電源コンセント・プラグ接続セットにおいて、
前記コンセント本体及びプラグ本体には、それぞれ、コンセント用アダプタ及びプラグ用アダプタが装着されており、プラグ用アダプタは、そのアダプタ本体に前記雄型接続端子を囲む環状の嵌合突堤部を形成すると共に、前記嵌合突堤部をコンセント用アダプタに嵌合した際に、そのコンセントの雌形接続端子に雄型接続端子を接続した状態を維持するように、コンセント用アダプタに係合されるフック部材を備えており、該フック部材は、プラグカバーを兼ねた構造であることを特徴とする電源コンセント・プラグ接続セット。 - 一対の雌型接続端子をコンセント本体に備えたコンセントと、前記雌型接続端子に対向する一対の雄型接続端子をプラグ本体に備えたプラグとから構成され、前記プラグ本体が機器筐体に装着されている電源コンセント・プラグ接続セットにおいて、
前記コンセント本体及びプラグ本体には、それぞれ、コンセント用アダプタ及びプラグ用アダプタが装着されており、プラグ用アダプタは、そのアダプタ本体に前記雄型接続端子を囲む環状の嵌合突堤部を形成すると共に、前記嵌合突堤部をコンセント用アダプタに嵌合した際に、そのコンセントの雌形接続端子に雄型接続端子を接続した状態を維持するように、コンセント用アダプタに係合されるフック部材を備えており、前記嵌合突堤部内側及びコンセント用アダプタには、それぞれ、互いに嵌合接続される通信回線の接続端子が装備されていることを特徴とする電源コンセント・プラグ接続セット。 - 前記コンセント本体に嵌合する前記コンセント用アダプタ内側には、前記通信回線の接続端子に対するシールド用の導電体が前記雄型接続端子を囲むように装備してあり、前記嵌合突堤部内側には、前記導電体に接続されるアース用接続端子が設けられていることを特徴とする、請求項5または6に記載の電源コンセント・プラグ接続セット。
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