JP2004213419A - 遠隔プラント監視システムおよび遠隔プラント監視方法 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】一定周期で収集するプラントデータが変化すると、変化したプラントデータの値にプラントデータが変化した時刻を付加したプラントデータ変化情報を生成するデータ生成部4−3、生成されたプラントデータ変化情報を送信する通信部4−1を有した遠隔プラント22と、常時接続通信回線31を介して送信されてくるプラントデータ変化情報に基づいてプラントデータを再生するデータ再生部6−4、再生されたプラントデータを表示する監視装置を有したセンターシステム12とで構成される。
【選択図】 図5
Description
【発明の属する技術分野】
この発明は、遠隔地に点在する複数のプラントをセンターシステムで統合的に監視する遠隔プラント監視システムおよび遠隔プラント監視方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
ネットワークの普及に伴い、プラント運転コストの削減を目的として、これまで各地に点在していたプラントを、広域ネットワークを用いてセンターシステムで統合監視制御するシステムが構築されている。
図9は、例えば、特許文献1に示されているような、従来の遠隔プラント監視システムの基本的な構成を示したものである。
図において、10は複数のプラントを統合的に監視制御するセンターシステム、20はセンターシステム10で統合的に監視される複数の遠隔プラント、30はセンターシステム10と複数の遠隔プラント20との間で通信(即ち、プラントデータの送受信)を行うための広域通信回線である。
【0003】
40はセンターシステム10との通信を行うために各遠隔プラント20に設置された通信装置であり、4−1はセンターシステム10との通信処理を行う通信部、4−2はプラントデータを収集するデータ収集部である。
50は遠隔プラント20に敷設された制御ネットワークであり、通信装置40や遠隔プラント20に設置される図示しない監視装置等を接続する。
60は各遠隔プラント20との通信を行うためにセンターシステム10に設置された通信装置であり、6−1はセンターシステム10内の各装置との通信処理を行う通信部、6−2は各遠隔プラント20から送られてきたプラントデータの収集処理を行うデータ収集部、6−3は各遠隔プラント20との通信処理を行う通信部である。
【0004】
70はセンターシステム10に設置されたデータベース装置であり、7−1は収集したプラントデータを格納するデータベース、7−2は各遠隔プラントから送られてくるプラントデータの収集処理を行うデータ収集部である。
80はセンターシステム10に設置された監視装置であり、8−1はプラントデータを画面上に表示する表示部、8−2はプラントデータ収集処理を行うデータ収集部である。
90はセンターシステム10に敷設された制御ネットワークであり、通信装置60とデータベース装置70および監視装置80を接続する。
【0005】
次に、動作について説明する。
各遠隔プラント20の通信装置40は、制御ネットワーク50から、それぞれ一定周期でプラントデータを収集し、センターシステム10に対して通信回線30を使用して(介して)、収集した全てのデータを所定の一定周期で送信する。センターシステム10では、通信装置60が収集する複数の遠隔プラント20からのプラントデータを制御ネットワーク90を介して監視装置80やデータベース装置70へ送り込み、監視装置80の表示部8−1で表示したり、データベース装置70のデータベース7−1への蓄積を行う。
【0006】
通信回線30が十分に高速で広帯域な場合は、各遠隔プラント20の通信装置40とセンターシステム10の通信装置60との間でセンターシステム10に必要なプラントデータの全てに対してリアルタイム通信を行うことによって、監視装置80での各遠隔プラント20の常時監視や、データベース装置70でのトレンドデータ等の時系列プラントデータの蓄積など、通常のプラント監視制御システムと同様の監視制御が可能となる。
通信回線30が低速で狭帯域な回線の場合は、各遠隔プラント20の通信装置40とセンターシステム10の通信装置60が全プラントデータを通信するのに十分必要な時間を、監視装置80やデータベース装置70のデータ更新周期として設定することにより、遠隔プラントの監視を行う。
【0007】
【特許文献1】
特開平6−209493号公報(図1)
【0008】
【発明が解決しようとする課題】
従来の遠隔プラント統合監視制御システムは、センターシステム10で通常のプラント監視と同様の監視制御を行うためには、高価な高速・広帯域な通信回線を使用して遠隔プラント20とセンターシステム10の間でリアルタイム通信することが必要である。
また、センターシステム10におけるデータ更新周期を長くすることによって安価な低速・狭帯域な通信回線の使用が可能となるが、センターシステム10でのデータ精度が低下するなどの問題点があった。
例えば、上記特許文献1では、各遠隔プラント20の通信装置40とセンターシステム10の通信装置60との間の通信において、遠隔プラント20での状態変化の発生状況によりデータを送信する周期を変え、状態変化が多い場合には全データを短周期に、状態変化が少ない場合には長周期にデータ送信している。
【0009】
あるいは、遠隔プラント20の通信装置40はデータ送信周期より短いサンプリング周期でプラントデータを収集し、通常時は最新値のみ一定周期で送信し、状態変化が多い場合には、送信周期間にサンプリングしたプラントデータを全て送信している。
このようにしてセンターシステム10における処理データ量を削減しているが、センターシステム10で時系列データベースを構築するためには、一定周期で全プラントデータを送信する必要があり、遠隔プラント20の規模が大きくなるに従って、使用する通信回線も高速・広帯域なものが必要となる。
また、通信回線に異常が発生してセンターシステム10と遠隔プラント20の間の通信が不可となった場合、通信異常が回復するまでの期間は、センターシステム10ではプラントデータの収集が行えないため、データベース7−1のプラントデータが欠落(欠損)するという問題があった。
【0010】
この発明はこのような課題を解決するためになされたものであり、センターシステムと各遠隔プラントとの間で通信(即ち、プラントデータの送信)を行うための通信回線として、安価な狭帯域の通信回線を使用することのできる遠隔プラント監視システムおよび遠隔ブラント監視方法を得ることを目的とする。
さらに、通信回線に異常が発生した場合に、回線異常期間のプラントデータをリカバリすることが可能な遠隔プラント監視システムおよび遠隔プラント監視方法を得ることを目的とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】
この発明に係る遠隔プラント監視システムは、プラントデータを一定周期で収集するデータ収集部、収集されるプラントデータが変化すると、変化したプラントデータの値にプラントデータが変化した時刻を付加したプラントデータ変化情報を生成するデータ生成部、上記データ生成部が生成するプラントデータ変化情報を送信する通信部を有した遠隔プラントと、送信されてくるプラントデータ変化情報に基づいてプラントデータを再生するデータ再生部、上記データ再生部で再生されるプラントデータを表示する監視装置を有したセンターシステムと、
上記遠隔プラントと上記センターシステムとを常時接続し、上記遠隔プラントから送信されるプラントデータ変化情報を上記センターシステムに送信する常時接続通信回線とを備えたものである。
【0012】
また、この発明に係る遠隔プラント監視方法は、プラントデータを一定周期で収集するステップと、収集するプラントデータが変化すると変化したプラントデータの値にプラントデータが変化した時刻を付加したプラントデータ変化情報を生成して常時接続通信回線を介して送信するステップと、送信されてくるプラントデータ変化情報に基づいてプラントデータを再生するステップと、再生されたプラントデータを表示するステップを有したものである。
【0013】
【発明の実施の形態】
この発明の一実施の形態を図面に基づいて説明する。
なお、従来と同一符号は、従来のもと同一あるいは相当のものを表す。
実施の形態1.
図1は、実施の形態1による遠隔プラント監視システムの構成を示すブロック図である。
図において、11は遠隔地に配設された複数の遠隔プラントを統合的に監視制御するセンターシステム、21はセンターシステム11で統合的に監視される複数の遠隔プラント、31はセンターシステム11と複数の遠隔プラント21との間で通信(即ち、プラントデータの送信)を行うために常時接続される通信回線(以降、常時接続通信回線と称す)である。
【0014】
なお、本発明は、遠隔地に配設されたプラントの各機器の状態を表すプラントデータを収集し、収集したプラントデータを通信回線を介してセンターシステムに送信し、センターシステムで遠隔プラントの各機器の状態を監視する遠隔プラント監視システムおよび遠隔プラント監視方法に関するものであり、収集したプラントデータに基づいて遠隔プラントの各機器を制御する制御系の動作説明は省略する。
【0015】
41はセンターシステム11との通信(データの送受信)を行うために各遠隔プラント21に設置された通信装置であり、通信装置41は、センターシステム11との通信処理を行う通信部4−1、プラントデータを収集するデータ収集部4−2、収集されたプラントデータから後述する状態変化値(プラントデータ変化情報)を生成するデータ生成部4−3、データ生成部4−3で生成された状態変化値をリカバリデータ(recovery date)として蓄積するリカバリデータ蓄積部4―4で構成されている。
50は遠隔プラント21に敷設された制御ネットワークであり、遠隔プラント21に設置された通信装置41や監視装置等(図示せず)を接続する。
【0016】
61は各遠隔プラント21との通信を行うためにセンターシステム11に設置された通信装置であり、通信装置61は、センターシステム11内の各装置との通信処理を行う通信部6−1、複数の遠隔プラント21からそれぞれ送られてくるデータ(後述する「状態変化値」)の収集を行うデータ収集部6−2、常時接続用常時接続通信回線31を介して複数の遠隔プラント21との通信処理を行う通信部6−3、データ収集部6−2で収集されるデータ(状態変化値)に基づいてプラントデータを再生するデータ再生部6−4、データ再生部6−4で再生されるプラントデータをリカバリデータとして蓄積するリカバリデータ蓄積部6−5で構成されている。
【0017】
71はセンターシステム11に設置されたデータベース装置であり、データベース装置71は、収集したプラントデータを格納するデータベース7−1、各遠隔プラント21から送られてくるデータの収集処理を行うデータ収集部7−2、リカバリデータ収集部7−3で構成されている。
80はセンターシステム11に設置された監視装置であり、監視装置80は、プラントデータを画面上に表示する表示部8−1、プラントデータの収集処理を行うデータ収集部8−2で構成されている。
90はセンターシステム11に敷設された制御ネットワークであり、通信装置61とデータベース装置71および監視装置80を接続する。
【0018】
遠隔プラント21の通信装置41に設けられたデータ生成部4−3は、データ収集部4−2が収集する遠隔プラントのプラントデータからセンターシステム11に送信するための「状態変化値」を生成し、常時接続通信回線31が正常な場合は、生成された状態変化値を通信部4−1を介して常時接続通信回線31へ送り、常時接続通信回線31が異常な場合は、生成した「状態変化値」をリカバリデータとしてリカバリデータ蓄積部4−4へ格納する。
なお、「状態変化値」とは、データ収集部4−2が一定周期で収集するプラントのデータに対して前回データ値と新たに収集したデータ値とを比較し、変化があった場合に、“変化したプラントデータ値”に“そのプラントデータが変化した時刻”を付加したものであり、「プラントデータ変化情報」と称することとする。
【0019】
センターシステム11に設けられた通信装置61のデータ生成部6−4は、常時接続通信回線31を介してデータ収集部6−2が収集する各遠隔プラント21の状態変化値(即ち、プラントデータ変化情報)に基づいて、センターシステム11の監視装置80およびデータベース装置71で使用可能なようにプラントデータの生成(即ち、プラントデータの再生)を行い、制御ネットワーク90が正常な時は、生成(再生)されたプラントデータを通信部6−1に送り、制御ネットワーク90が異常な時は、データ生成部6−4で生成(再生)されたプラントデータをリカバリデータとしてリカバリデータ蓄積部6−5へ格納する。
【0020】
データベース装置71のデータ収集部7−2は、制御ネットワーク90を介して通信装置61から送られてくる生成(再生)されたプラントデータをデータベース7−1に格納する。
また、リカバリデータ収集部7−3は、制御ネットワーク90を介して通信装置61のリカバリデータ蓄積部6−5から送られてくるリカバリデータを収集し、収集したリカバリデータもデータベース7−1に格納する。
【0021】
次に動作について説明する。
図2は、遠隔プラント21内に設けられた通信装置41の動作を説明するためのフローチャート、図3は、センターシステム11内に設けられた通信装置61の動作を説明するためのフローチャート、図4は、センターシステム11内に設けられたデータベース装置71の動作を説明するためのフローチャートである。
【0022】
まず、図2を用いて、遠隔プラント21の通信装置41の動作を説明する。
通信装置41のデータ収集部4−2は、制御ネットワーク50を介してプラントデータを収集する。(ステップS1−1)
次に、データ生成部4−3は、収集したデータがアナログデータであるかデジタルデータであるかの判定処理を行い(ステップS1−2)、収集したデータがデジタルデータの場合は前回値との比較を行い(ステップS1−3)、前回値から変化がある場合は(ON→OFFまたはOFF→ONのようにデータの状態に変化がある場合)はステップ1−6に進み、前回値から変化がない場合はステップS1−1に戻る。
また、通信装置41のデータ生成部4−3は、収集したデータがアナログデータの場合は前回値からのデータ変化量を算出し(ステップS1−4)、算出された変化量が予め設定されている所定の閾値以上であるか否かを判定する。(ステップS1−5)
【0023】
ステップS1−4で算出された変化量が予め設定されている所定の閾値以上である場合(即ち、データの状態が変化した場合)はステップS1−6に進み、所定の閾値以下である場合はステップS1−1に戻る。
ステップS1−2からステップS1−5で処理されたアナログデータおよびデジタルデータは、センターシステム11への送信データとして、状態変化が発生した時刻を付加した状態変化値(プラントデータ変化情報)として加工される。(ステップS1−6)
その後、データ生成部4−3は、センターシステム11と通信を行うための常時接続通信回線31の状態をチェックする。(ステップS1−7)
【0024】
通信部4−1は、常時接続通信回線31が正常な場合は、状態変化値(即ち、プラントデータ変化情報)を送信し(ステップS1−8)、常時接続通信回線31が異常な場合は、状態変化値(プラントデータ変化情報)をリカバリデータとして通信装置41内のリカバリデータ蓄積部4−4に蓄積し(ステップS1−9)、ステップS1−1に戻る。
遠隔プラント21の通信装置41は、上記の処理を繰り返すことにより、常時接続通信回線31が正常時な時は変化があったデータのみをセンターシステム11に送信し、常時接続通信回線31が異常時にはセンターシステム11に送信すべきデータを内部蓄積する。
【0025】
次に、図3を用いて、センターシステム11の通信装置61の動作を説明する。
通信装置61の通信部6−3は、遠隔プラント21と通信を行うための常時接続通信回線31の状態をチェックする。(ステップ2−1)
常時接続通信回線31が正常な場合は、遠隔プラント21の通信装置41で加工して送信されたデータ(即ち、状態変化値)をデータ収集部6−2が受信し(ステップ2−6)、データ再生部6−4は受信した状態変化値を監視装置80やデータベース装置71が認識・処理可能なプラントデータに変換生成(即ち、プラントデータに再生)する。(ステップS2−7)
【0026】
常時接続通信回線31が異常な場合は、通信装置61の通信部6−3は通信回線異常の復旧を監視し(ステップS2−2)、常時接続通信回線31が復旧すると、データ収集部6−2は、常時接続通信回線が異常となっていた期間に遠隔プラント21内の通信装置41のリカバリデータ蓄積部4−4に蓄積されていたリカバリデータを収集する。(ステップS2−3)
データ収集部6−2で収集されたリカバリデータは、データ再生部6−4でプラントデータに変換生成(再生)される。(ステップ2−4)
そして、データ再生部6−4でプラントデータに再生されたデータは、通信装置61内のリカバリデータ蓄積部にデータベース7−1用のリカバリデータとして蓄積する。(ステップ2−5)
【0027】
次に、通信部6―1は、制御ネットワーク90の状態をチェックし(ステップS2−8)、制御ネットワーク90が正常な場合は監視装置80やデータベース装置71に最新のプラントデータを送信する。(ステップS2−9)
制御ネットワーク90が異常な場合は送信対象のプラントデータをリカバリデータとして蓄積する。(ステップS2−10)
また、制御ネットワーク90が正常な場合は、通信装置61の通信部6−1は、データベース装置7からリカバリデータ送信要求を受信しているかチェックし(ステップ2−11)、リカバリデータ送信要求を受信している場合は要求された期間のリカバリデータを送信する。(ステップS2−12)
【0028】
センターシステム11の通信装置61は、上記処理を繰り返すことで、システム正常時は遠隔プラントから収集する状態変化値を元に再生した最新のプラントデータを監視装置80およびデータベース装置71に送信し、制御ネットワーク90の異常によりデータ送信できない場合はその間のデータをリカバリデータ蓄積部6−5に蓄積する。
また、常時接続通信回線31が異常から復旧した場合には、遠隔プラント21の通信装置41で蓄積しているデータを収集し、センターシステム11で欠落(欠損)しているデータを補完する。
【0029】
図4に示すように、センターシステム11に設置されるデータベース装置71では、制御ネットワーク90が正常な場合はプラントデータを受信し(ステップS3−6)データベース7−1に格納する。(ステップS3−7)
制御ネットワーク90が異常となり通信装置61からプラントデータを受信できない場合は、制御ネットワーク90の復旧後にデータ受信できなかった期間のデータを通信装置61のリカバリデータ蓄積部6−5から収集し(ステップS3−3およびS3−4)、データベース7−1に格納する。(ステップS3−5)
【0030】
以上説明したように、本実施の形態による遠隔プラント監視システムによれば、センターシステムと遠隔プラントの間では、通常時(即ち、常時接続通信回線が正常なとき)は、変化があったプラントデータのみを変化があった時に状態変化値(プラントデータ変化情報)として送信するので、常時接続通信回線を介して通信するデータ量を大幅に削減することができ、常時接続通信回線として狭帯域で安価な広域通信回線を用いることが可能となる。
【0031】
さらに、常時接続通信回線に異常が発生した場合には、遠隔プラントにおいて異常期間の状態変化値(プラントデータ変化情報)を蓄積できるので、常時接続通信回線が正常に復旧した時に、蓄積していた状態変化値(プラントデータ変化情報)をセンターシステムに送信することにより、状態変化値に付加されている「プラントデータが変化した時の時刻情報」に基づいて欠落しているプラントデータを時系列的に補完することが可能である。
【0032】
実施の形態2.
図5は、実施の形態2による遠隔プラント監視システムの構成を示すブロック図である。
図において、12は遠隔地に配設された複数のプラントを統合的に監視制御するセンターシステム、22はセンターシステム12で統合的に監視される複数の遠隔プラント、31はセンターシステム12と複数の遠隔プラント22の通信を行うための常時接続通信回線である。
42はセンターシステム12との通信を行うために各遠隔プラント22に設置された通信装置であり、4−1はセンターシステム12との通信処理を行う通信部、4−2はプラントデータを収集するデータ収集部、4−3は各遠隔プラント21の通信装置41に設けられたデータ生成部である。
【0033】
50は遠隔プラント22に敷設された制御ネットワークであり、遠隔プラント22内に設置された通信装置42や監視装置等(図示せず)を接続する。
62は各遠隔プラント22との通信を行うためにセンターシステム12に設置された通信装置であり、6−1はセンターシステム12内の各装置との通信処理を行う通信部、6−2は複数の遠隔プラント21からそれぞれ送られてきたデータの収集処理を行うデータ収集部、6−3は常時接続通信回線31を介して複数の遠隔プラント21との通信処理を行う通信部、6−4はセンターシステム11の通信装置61に設けられたデータ再生部である。
80はセンターシステム12内に設置された監視装置であり、8−1はプラントデータを画面上に表示する表示部、8−2はプラントデータ収集処理を行うデータ収集部である。
90はセンターシステム12内に敷設された制御ネットワークであり、通信装置62と監視装置80を接続する。
【0034】
前述の実施の形態1による遠隔プラント監視システムでは、常時接続通信回線31に異常があると遠隔プラント21の通信装置41にリカバリデータを蓄積し、センターシステム11の制御ネットワーク90に異常があると通信装置61にリカバリデータを蓄積することで、通信路の異常によるデータベース7−1の欠落を防止することを可能としていた。
これに対して、本実施の形態による遠隔プラント監視システムは、図5に示すように、遠隔プラント22の通信装置42およびセンターシステム12の通信装置62にはリカバリデータ蓄積部を設けていない。
【0035】
実施の形態1の場合と同様に、遠隔プラント22の通信装置42に設けられたデータ生成部4−3は、データ収集部4−2が収集する遠隔プラントのプラントデータからセンターシステム12に送信するための状態変化値を生成し、生成された状態変化値を通信部4−1へ送る。
なお、「状態変化値」とは、前述したように、データ収集部4−2が一定周期で収集するプラントデータに対して、前回データ値と新たに収集したデータ値とを比較し、プラントデータに変化があった場合に、“変化したプラントデータの値”に“プラントデータが変化した時刻”を付加した「プラントデータ変化情報」のことである。
また、センターシステム12に設けられた通信装置62のデータ再生部6−4は、常時接続通信回線31を介してデータ収集部6−2が収集する各遠隔プラント22の状態変化値に基づいて、センターシステム12内の監視装置80で使用可能なプラントデータの生成(即ち、再生)を行い、再生されたプラントデータを通信部6−1に送る。
【0036】
本実施の形態による遠隔プラント監視システムは、常時接続通信回線31に異常が発生すると、通信装置42はリカバリデータ(即ち、リカバリ用の状態変化値)の蓄積は行わず、常時接続通信回線31の異常の回復を待つことになる。
そして、常時接続通信回線31の異常が回復すると、全信号についてその時点(即ち、異常が回復した時点)の最新の状態変化値(プラントデータ変化情報)をセンターシステム12側へ送信し、その後は、実施の形態1の場合と同様に、データ生成部4−3が生成する状態変化値を順次センターシステム12側へ送信する。
【0037】
また、センターシステム12内の通信装置62のデータ再生部6−4は、遠隔プラント22の通信装置41から送信されてくる状態変化値に基づいて監視装置80で使用可能なプラントデータを再生し、再生されたプラントデータは制御ネットワーク90を介して監視装置80に送信される。
制御ネットワーク90に異常が発生すると、通信装置62はリカバリデータの蓄積は行わず、制御ネットワーク90の異常の回復を待つことになる。
そして、制御ネットワーク90の異常が回復すると、その時点(即ち、異常が回復した時点)の最新のプラントデータを監視装置80へ送信し、その後は実施の形態1の場合と同様に、データ再生部6−4が生成するプラントデータを順次監視装置80へ送信する。
【0038】
以上説明したように、本実施の形態による遠隔プラント監視システムによれば、常時接続通信回線に異常が発生した場合に、遠隔プラントにおいて異常期間の状態変化値(プラントデータ変化情報)を蓄積しないので、常時接続通信回線が正常になってもセンターシステムにおいて異常発生期間中に変化するプラントデータを補完することはできないが、常時接続通信回線が正常なときは、変化があったプラントデータのみを変化があった時に通信する(即ち、状態変化値のみを送信する)ので、常時接続通信回線を介して送信するデータ量をさらに削減することができ、常時接続通信回線としてさらに狭帯域で安価な通信回線を用いることが可能となる。
また、遠隔プラントおよびセンターシステムのいずれにもリカバリデータ蓄積部を設けないので、システムコストを低く抑えることができる。
【0039】
実施の形態3.
図6は、実施の形態3による遠隔プラント監視システムの構成を示すブロック図である。
図において、13はセンターシステム、23は遠隔プラント、43は遠隔プラント23の通信装置、63はセンターシステム13の通信装置である。
前述の実施の形態1による遠隔プラント監視システムでは、遠隔プラント21の通信装置41のデータ生成部4−3で生成される状態変化値は、常時接続通信回線31に異常がなければ、センターシステム11の通信装置61に常時送信され、また、センターシステム11の制御ネットワーク90に異常がなければ、通信装置61のデータ再生部6−4で状態変化値からプラントデータに再生されたデータを、通信装置61からデータベース装置71および監視装置80へ常時送信していた。
【0040】
これに対して、本実施の形態による遠隔プラント監視システムでは、遠隔プラント23の通信装置43は、そのデータ生成部4−3において、収集したプラントデータの状態変化値(プラントデータ変化情報)を生成し、生成された状態変化値は全てリカバリデータとしてリカバリデータ蓄積部4−4に蓄積し、常時接続通信回線31が正常であっても、データ生成部4−3で生成された状態変化値はセンターシステム13に常時は送信しない。
また、センターシステム13内の通信装置63のデータ再生部6−4において状態変化値からプラントデータに変換生成(即ち、再生)されたデータは、全てリカバリデータとしてリカバリデータ蓄積部6−5に蓄積され、制御ネットワーク90が正常であってもデータ再生部6−4で変換生成されたプラントデータをデータベース装置71および監視装置80に常時は送信しない。
【0041】
そして、必要な時(例えば、1日に1回だけと言った所定の一定周期でデータを収集する時や、ユーザ(遠隔プラントの監視者)が最新のプラントデータを知りたい時)だけに、センターシステム13の通信装置63は、常時接続通信回線31の回線接続を行い、遠隔プラント23のリカバリデータ蓄積部4−4に蓄積されている状態変化値を収集する。
また、センターシステム13の通信装置63のデータ再生部6−4は、収集さした状態変化値をデータベース装置71および監視装置80で利用できるプラントデータに再生し、リカバリデータとしてリカバリデータ蓄積部6−5に蓄積し、データベース装置71に対して通信装置63内のリカバリデータ蓄積部6−5に蓄積されたリカバリデータ(即ち、再生されたプラントデータ)を送信することにより、データベースの補完を行うと共に、リカバリデータの最新値を監視装置80に送信し、監視画面(即ち、表示部8−1)上に表示する。
【0042】
このように、本実施の形態では、必要時のみに常時接続通信回線を使用するので、常時接続通信回線として電話回線等の非常に狭帯域で、かつ、安価な通信回線を用いた遠隔プラント監視システムの構築が可能となり、システムのランニングコストを削減することが可能となる。
【0043】
実施の形態4.
図7は、実施の形態4による遠隔プラント監視システムの構成を示すブロック図である。
図において、14はセンターシステム、64はセンターシステム14内の通信装置、24は複数の遠隔プラント、44は遠隔プラント24内の通信装置、32はバックアップ用の狭帯域な通信回線であるバックアップ通信回線である。
また、4−5は遠隔プラント24内の通信装置44に設けられ、リカバリデータ蓄積部4−4と接続されているバックアップ回線通信部、6−6はセンターシステム14内の通信装置64に設けられ、データ再生部6−4と接続されているバックアップ回線通信部である。
【0044】
図7に示すように、本実施の形態による遠隔プラント監視システムは、狭帯域のバックアップ通信回線32をさらに設け、常時は、遠隔プラント24内の通信装置44とセンターシステム14内の通信装置64は主回線である常時接続通信回線31で接続されているが、常時接続通信回線31に異常が発生した場合は、バックアップ通信回線32に切り換えて、遠隔プラント24の通信装置44とセンターシステム14の通信装置64を接続できるように構成し、通信回線を二重化することによりシステムの信頼性向上を図ったことを特徴とする。
【0045】
通常時は常時接続の主回線である常時接続通信回線31を用いてセンターシステム14と遠隔プラント24は通信を行う。
主回線である常時接続通信回線31に異常が発生した場合、バックアップ通信回線32に切り替えるが、バックアップ通信回線の使用時は、定期的に回線接続を行い、リカバリデータ蓄積部4−4に蓄積されているリカバリデータの通信のみを行う。
なお、本実施における遠隔プラント24の通信装置44の動作は、「常時接続通信回線31に異常が発生した場合に、バックアップ通信回線32に切り替えてリカバリデータ蓄積部4−4に蓄積されているリカバリデータをセンターシステム14に送信する動作」以外は、実施の形態1における遠隔プラント21の通信装置41と同じであるので、説明は省略する。
【0046】
以上説明したように、本実施の形態による遠隔プラント監視システムによれば、常時接続通信回線とバックアップ通信回線による通信回線の二重化を図ることにより信頼度を高めることができ、さらに、バックアップ通信回線には常時接続通信回線のような広帯域な通信回線は必要とせず、狭帯域で安価な通信回線を使用することが可能となるため、ランニングコストも低く抑えることができる。
【0047】
実施の形態5.
図8は、実施の形態5による遠隔プラント監視システムの構成を示すブロック図である。
図において、15はセンターシステム、65はセンターシステム15内の通信装置、25は常時監視の必要がなく必要時のみ回線接続してプラントデータの通信(送信)を行う遠隔プラントであり、バックアップ用(非常時接続用)の狭帯域の通信回線(バックアップ用通信回線)32を介して必要な時にセンターシステム15に接続される。
また、21は前述の実施の形態1で示したような、常時接続通信回線を用いて通信を行う遠隔プラントであり、常時接続用の通信回線である広帯域の常時接続通信回線31を介してセンターシステム15に接続されている。
【0048】
必要時のみに回線接続してプラントデータの送信を行う遠隔プラント25の構成と動作について説明する。
45は遠隔プラント25の通信装置であり、通信装置45は、制御ネットワーク50を介してプラントデータを収集するデータ収集部4−2、データ収集部4−2が収集するデータから状態変化値(プラントデータ変化情報)を生成するデータ生成部4−3、データ生成部4−3が生成する状態変化値を全てリカバリデータとして蓄積するリカバリデータ蓄積部4−4、リカバリデータ蓄積部4−4とバックアップ用(非常時接続用)の通信回線32に接続され、必要な時のみにリカバリデータ蓄積部4−4に蓄積されているリカバリデータをバックアップ通信回線32を介してセンターシステム15の通信装置65に送信するバックアップ回線通信部4−5とで構成されている。
【0049】
前述の実施の形態1では、センターシステム11と各遠隔プラント21は全て常時接続する広帯域の通信回線を用いた構成であったが、これに対して、本実施の形態では、図8に示すように、常時接続通信回線31を用いてプラントデータの送信を行う遠隔プラント21と、必要時のみにバックアップ通信回線32を用いてプラントデータの送信を行う遠隔プラント25とが混在するシステム構成であることを特徴とする。
【0050】
図に示すように、本実施の形態における遠隔プラント21は、プラントデータを一定周期で収集するデータ収集部4−2、データ収集部4−2が収集するプラントデータが変化すると、変化したプラントデータの値にプラントデータが変化した時刻を付加した状態変化値(プラントデータ変化情報)を生成するデータ生成部4−3、データ生成部4−3が生成する状態変化値(プラントデータ変化情報)をリカバリデータとして蓄積するリカバリデータ蓄積部4−4を備え、常時接続通信回線31が正常な場合は、データ生成部4−3が生成する状態変化値(プラントデータ変化情報)を常時接続通信回線31に送信し、常時接続通信回線31に異常が発生した場合は、データ生成部4−3が生成する情報変化値(プラントデータ変化情報)をリカバリデータとしてリカバリデータ蓄積部4−4に蓄積する。
【0051】
また、遠隔プラント25は、プラントデータを一定周期で収集するデータ収集部4−2、データ収集部4−2が収集するプラントデータが変化すると、変化したプラントデータの値にプラントデータが変化した時刻を付加した状態変化値(プラントデータ変化情報)を生成するデータ生成部4−3、データ生成部4−3が生成する状態変化値(プラントデータ変化情報)の全てをリカバリデータとして蓄積するリカバリデータ蓄積部4−4を備え、監視者が必要とする時に、リカバリデータ蓄積部4−4に蓄積されている状態変化値(プラントデータ変化情報)をバックアップ通信回線(非常時接続の通信回線)に送信する。
【0052】
このように、本実施の形態による遠隔プラント監視システムにおいては、常時監視が必要な遠隔プラントおよび常時監視を必要としない遠隔プラントのいずれも、収集するプラントデータが変化すると、変化したプラントデータの値にプラントデータが変化した時刻を付加した状態変化値(プラントデータ変化情報)を生成し、この生成されたプラントデータ変化情報をセンターシステムに送信するので、送信するデータ量を大幅に削減することができ、用いられる通信回線は安価な狭帯域なものでよい。
また、常時監視が必要な遠隔プラントは常時接続通信回線に常時接続してプラントデータの収集を行い、常時監視を必要としない遠隔プラントは、必要時のみバックアップ通信回線に接続してプラントデータの収集を行うので、センターシステムのデータベースに蓄積されるデータ精度を落とすことなく、遠隔プラントの監視優先度に応じた通信回線の選択使用が可能となる。
【0053】
【発明の効果】
この発明による遠隔プラント監視システムは、プラントデータを一定周期で収集するデータ収集部、収集されるプラントデータが変化すると、変化したプラントデータの値にプラントデータが変化した時刻を付加したプラントデータ変化情報を生成するデータ生成部、データ生成部が生成するプラントデータ変化情報を送信する通信部を有した遠隔プラントと、送信されてくるプラントデータ変化情報に基づいてプラントデータを再生するデータ再生部、データ再生部で再生されるプラントデータを表示する監視装置を有したセンターシステムと、遠隔プラントとセンターシステムとを常時接続し、遠隔プラントから送信されるプラントデータ変化情報をセンターシステムに送信する常時接続通信回線とを備えているので、変化があったプラントデータのみを変化があった時に送信することが可能となり、常時接続通信回線を介して通信するデータ量を大幅に削減することができ、常時接続通信回線として狭帯域で安価な広域通信回線を用いることが可能な遠隔プラント監視システムを提供できる。
【0054】
また、この発明による遠隔プラント監視方法は、プラントデータを一定周期で収集するステップと、収集するプラントデータが変化すると変化したプラントデータの値にプラントデータが変化した時刻を付加したプラントデータ変化情報を生成して、常時接続通信回線を介して送信するステップと、送信されてくる上記プラントデータ変化情報に基づいてプラントデータを再生するステップと、再生されたプラントデータを表示するステップを有するので、変化があったプラントデータのみを変化があった時に送信することが可能となり、常時接続通信回線を介して通信するデータ量を大幅に削減することができ、常時接続通信回線として狭帯域で安価な広域通信回線を用いることが可能な遠隔プラント監視方法を提供できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施の形態1による遠隔プラント監視システムの構成を示すブロック図である。
【図2】実施の形態1による遠隔プラント監視システムの遠隔プラントに設けられた通信装置の動作を説明するためのフローチャートである。
【図3】実施の形態1による遠隔プラント監視システムのセンターシステムに設けられた通信装置の動作を説明するためのフローチャートである。
【図4】実施の形態1による遠隔プラント監視システムのセンターシステムに設けられたデータベース装置の動作を説明するためのフローチャートである。
【図5】実施の形態2による遠隔プラント監視システムの構成を示すブロック図である。
【図6】実施の形態3による遠隔プラント監視システムの構成を示すブロック図である。
【図7】実施の形態4による遠隔プラント監視システムの構成を示すブロック図である。
【図8】実施の形態5による遠隔プラント監視システムの構成を示すブロック図である。
【図9】従来の遠隔プラント監視システムの構成を示すブロック図である。
【符号の説明】
11、12、13、14、15 センターシステム
21、22,23、24、25 遠隔プラント
31 常時接続通信回線
32 バックアップ通信回線
41、42、43、44、45 遠隔プラント内の通信装置
4−1 通信部 4−2 データ収集部
4−3 データ生成部 4―4 リカバリデータ蓄積部
50 制御ネットワーク
61、62、63、64、65 センターシステム内の通信装置
6−1 通信部 6−2 データ収集部
6−3 通信部 6−4 データ再生部
6−5 リカバリデータ蓄積部
71 データベース装置
7−1 データベース 7−2 データ収集部
7−3 リカバリデータ収集部
80 監視装置
8−1 表示部 8−2 データ収集部
90 制御ネットワーク
Claims (10)
- プラントデータを一定周期で収集するデータ収集部、収集されるプラントデータが変化すると、変化したプラントデータの値にプラントデータが変化した時刻を付加したプラントデータ変化情報を生成するデータ生成部、上記データ生成部が生成するプラントデータ変化情報を送信する通信部を有した遠隔プラントと、
送信されてくるプラントデータ変化情報に基づいてプラントデータを再生するデータ再生部、上記データ再生部で再生されるプラントデータを表示する監視装置を有したセンターシステムと、
上記遠隔プラントと上記センターシステムとを常時接続し、上記遠隔プラントから送信されるプラントデータ変化情報を上記センターシステムに送信する常時接続通信回線とを備えたことを特徴とする遠隔プラント監視システム。 - 上記遠隔プラントは、リカバリデータ蓄積部を有し、
上記常時接続通信回線が正常な場合は、上記データ生成部が生成する上記プラントデータ変化情報を上記通信部より送信し、上記常時接続通信回線に異常が発生した場合は、上記データ生成部が生成する上記プラントデータ変化情報をリカバリデータとして上記リカバリデータ蓄積部に蓄積することを特徴とする請求項1に記載の遠隔プラント監視システム。 - 上記遠隔プラントは、リカバリデータ蓄積部を有し、
上記データ生成部が生成する上記プラントデータ変化情報の全てをリカバリデータとしてリカバリデータ蓄積部に蓄積し、監視者が必要とするときに、上記リカバリデータ蓄積部に蓄積されている上記プラントデータ変化情報を上記通信部より送信することを特徴とする請求項1に記載の遠隔プラント監視システム。 - バックアップ通信回線を設け、上記遠隔プラントは、上記常時接続通信回線が異常の場合は、上記リカバリデータ蓄積部に蓄積される上記プラントデータ変化情報を上記バックアップ通信回線を介して上記センターシステムに送信することを特徴とする請求項2に記載の遠隔プラント監視システム。
- 複数の遠隔プラントのプラントデータを常時接続通信回線あるいはバックアップ通信回線を介してセンターシステムで監視する遠隔プラント監視システムであって、
上記複数の遠隔プラントは、常時監視が必要な第一の遠隔プラントと常時監視が必要ない第二の遠隔プラントからなり、
上記第一の遠隔プラントは、上記常時接続通信回線を介して上記センターシステムに常時接続され、
上記第二の遠隔プラントは、監視者が必要とするときに、上記バックアップ通信回線を介して上記センターシステムに接続されることを特徴とする遠隔プラント監視システム。 - 上記第一の遠隔プラントは、プラントデータを一定周期で収集するデータ収集部、データ収集部が収集するプラントデータが変化すると、変化したプラントデータの値にプラントデータが変化した時刻を付加したプラントデータ変化情報を生成するデータ生成部、データ生成部が生成するプラントデータ変化情報をリカバリデータとして蓄積するリカバリデータ蓄積部を備え、上記常時接続通信回線が正常な場合は、データ生成部が生成するプラントデータ変化情報を上記常時接続通信回線に送信し、上記常時接続通信回線に異常が発生した場合は、データ生成部が生成するプラントデータ変化情報をリカバリデータとしてリカバリデータ蓄積部に蓄積し、
上記第二の遠隔プラントは、プラントデータを一定周期で収集するデータ収集部、データ収集部が収集するプラントデータが変化すると、変化したプラントデータの値にプラントデータが変化した時刻を付加したプラントデータ変化情報を生成するデータ生成部、データ生成部が生成するプラントデータ変化情報の全てをリカバリデータとして蓄積するリカバリデータ蓄積部を備え、監視者が必要とする時に、リカバリデータ蓄積部に蓄積されているプラントデータ変化情報を上記バックアップ通信回線に送信することを特徴とする請求項5に記載の遠隔プラント監視システム。 - プラントデータを一定周期で収集するステップと、
収集するプラントデータが変化すると変化したプラントデータの値にプラントデータが変化した時の時刻を付加したプラントデータ変化情報を生成して常時接続通信回線を介して送信するステップと、
送信されてくるプラントデータ変化情報に基づいてプラントデータを再生するステップと、
再生されたプラントデータを表示するステップを有したことを特徴とする遠隔プラント監視方法。 - 上記常時接続通信回線が正常な場合は、生成される上記プラントデータ変化情報を上記常時接続通信回線を介して上記センターシステムに送信し、上記常時接続通信回線に異常が発生した場合は、生成される上記プラントデータ変化情報をリカバリデータとして蓄積することを特徴とする請求項7に記載の遠隔プラント監視方法。
- 生成される上記プラントデータ変化情報の全てをリカバリデータとして蓄積し、監視者が必要とするときに、蓄積されている上記プラントデータ変化情報を上記常時接続通信回線を介して上記センターシステムに送信することを特徴とする請求項7に記載の遠隔プラント監視方法。
- バックアップ通信回線をさらに設け、上記常時接続通信回線が異常の場合は、リカバリデータとして蓄積されているプラントデータ変化情報を上記バックアップ通信回線を介して上記センターシステムに送信することを特徴とする請求項8に記載の遠隔プラント監視方法。
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