JP2004208793A - 遊技機 - Google Patents

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康博 上高
Nobuyuki Taniguchi
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Abstract

【課題】大当り図柄やハズレ図柄を停止表示する過程でリーチ演出パターンによる演出を行うようにした遊技機において、リーチ演出パターンの大当りに対する信頼度の変更調整が、遊技者の全く知らないところで行われるのではなく、遊技者自らも参加して信頼度に対する自らの意図や好みを反映できる遊技機の提供を課題とする。
【解決手段】遊技者に対して特定のリーチ演出パターンの指定と、その特定のリーチ演出パターンについての信頼度の増減、即ちそのリーチ演出パターンから大当りになる確率の増減についての要求を行う機会を与えると共に、前記特定のリーチ演出パターンについての信頼度の増減の要求があった場合には、その要求に対応して前記予め用意されているリーチ演出パターンにおける信頼度の変更調整を行うように構成した遊技機である。
【選択図】 図19

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は遊技機に関し、詳しくはリーチ演出パターンの大当りに対する信頼度を変更調整する遊技機に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、パチンコ遊技機等の遊技機においては、大当りは遊技者にとって最大の関心時であり、大当りの確率がその機種でも略一定に決められていることから、その大当りに至る演出表現が遊技機の優劣を決していると言っても過言ではない。そこで各社趣向を凝らしたリーチ演出パターンを種々用意して、遊技者のニーズに応えようとしている。
例えば特開平10−127877号公報には、リーチ演出パターンの出現率を変更することによって、特定のリーチ演出パターンに対する信頼度を変更するようにした遊技機が提案されている。
また特開2002−263288公報には、変更後の信頼度を報知するようにした遊技機が提案されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上記特開平10−127877号や特開2002−263288に係る遊技機における信頼度の変更は、何れも遊技機の製造者側の意図によるものであり、その変更は遊技者の意図や好みとは何ら関係のないところでなされている。即ち遊技機といえども、遊技者の参加を排除したところでの信頼度の変更であり、遊技者が楽しく遊べるという遊技機本来の目的を十分には果していないものであった。
【0004】
そこで本発明は上記従来の遊技機における問題を解消し、大当り図柄やハズレ図柄を停止表示する過程でリーチ演出パターンによる演出を行うと共に、そのリーチ演出パターンの大当りに対する信頼度を変更するようにした遊技機において、前記信頼度の変更が、遊技者の参加が拒否されたところで行われるのではなく、遊技者自らも前記信頼度の変更に参加することができ、よって信頼度に対する自らの意図や好みを反映することができ、それによって遊技者においてより興味深く、楽しく、また遊技に対する硬直感の解消と期待感、緊張感の持続を達成させることが可能な遊技機の提供を課題とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】
上記課題を達成するため、本発明の遊技機は、一定の条件の成立に基づいて遊技が大当りかハズレかを判定し、大当りの場合には大当り図柄を最終的に停止表示した後、一定の大当り遊技状態を発生させるようにすると共に、前記大当り図柄の停止表示に至る過程においては予め用意されている複数のリーチ演出パターンの中から選ばれたリーチ演出パターンによる演出表示を行い、またハズレの場合にはハズレ図柄を最終的に停止表示すると共に、一定のハズレの場合には前記停止表示に至る過程において前記予め用意されている複数のリーチ演出パターンの中から選ばれたリーチ演出パターンによる演出表示を行うようにした遊技機において、遊技者に対して特定のリーチ演出パターンの指定と、その特定のリーチ演出パターンについての信頼度の増減、即ちそのリーチ演出パターンから大当りになる確率の増減についての要求を行う機会を与えると共に、前記特定のリーチ演出パターンについての信頼度の増減の要求があった場合には、その要求に対応して前記予め用意されているリーチ演出パターンにおける信頼度の変更調整を行うように構成したことを第1の特徴としている。
【0006】
また本発明の遊技機は、上記第1の特徴に加えて、遊技者によってなされる特定のリーチ演出パターンの指定とその特定のリーチ演出パターンについての信頼度の増減の要求は、予め用意されている複数のリーチ演出パターンの中から選んだ一部のリーチ演出パターンの指定と、その指定された一部のリーチ演出パターンについての信頼度の順位の増減要求であることを第2の特徴としている。
【0007】
また本発明の遊技機は、上記第1の特徴に加えて、遊技者によってなされる特定のリーチ演出パターンの指定とその特定のリーチ演出パターンについての信頼度の増減の要求は、予め用意されている複数のリーチ演出パターンの中から選んだ一部のリーチ演出パターンの指定と、その指定された一部のリーチ演出パターンについての信頼度の数値の増減要求であることを第3の特徴としている。
【0008】
また本発明の遊技機は、上記第1〜3の何れかの特徴に加えて、遊技者によってなされる特定のリーチ演出パターンの指定とその特定のリーチ演出パターンについての信頼度の増減の要求は、予め用意されている複数のリーチ演出パターン全てについての信頼度の初期設定値への復帰要求であることを第4の特徴としている。
【0009】
また本発明の遊技機は、上記第1〜4の何れかの特徴に加えて、遊技者による特定のリーチ演出パターンの指定とその信頼度の増減の要求を行う機会は、大当り遊技期間中として、前記予め用意されている複数の各リーチ演出パターンの映像と現行の信頼度に関する情報を知らせた後に設け、大当り遊技期間終了後に変更調整後の信頼度を適用するように構成したことを第5の特徴としている。
【0010】
また本発明の遊技機は、上記第5の特徴に加えて、現行の信頼度に関する情報は、各リーチ演出パターンの信頼度の順位と信頼度の数値であることを第6の特徴としている。
【0011】
本発明の遊技機は、上記第1〜6の何れか特徴に加えて、リーチ演出パターンの信頼度は、大当り図柄に対して出現する出現率とハズレ図柄に対して出現する出現率とによって決定し、前記両出現率の何れか一方若しくは両方を変更することによって信頼度を変更調整するようにしたことを第7の特徴としている。
【0012】
(作用効果)
上記第1の特徴によれば、遊技中において大当りが判定されると、最終的に大当り図柄が停止表示され、その停止表示に至る過程において、リーチ演出パターンによる演出がなされる。またハズレが判定されると、最終的にハズレ図柄が停止表示され、そのうち一定のハズレの場合には、やはりその停止表示に至る過程において、リーチ演出パターンによる演出がなされる。リーチ演出パターンは予め複数のパターンが用意されて記憶されており、その中から当り図柄に対応してリーチ演出パターンが選ばれ、またハズレ図柄に対応してリーチ演出パターンが選ばれる。
前記当り図柄に対応して出現するリーチ演出パターンと前記ハズレ図柄に対応して出現するリーチ演出パターンとは、その大部分が重複することから、あるリーチ演出パターンが出現した場合に、遊技者はそれが当りになるかハズレになるかは未だ分からないが、それが当りとなる確率がそのリーチ演出パターンの信頼度として存在する。
第1の特徴に係る発明では、遊技者が、予め用意されている複数のリーチ演出パターンの中から、特定のリーチ演出パターンを指定して、その特定のリーチ演出パターンの信頼度の増減を要求することにより、その要求に沿った形で前記予め用意されているリーチ演出パターンの信頼度の変更調整がなされる。従って遊技者は、自己の意思で或いは自己の好み等によって、特定のリーチ演出パターンを思い通りの信頼度にすることが可能となる。よって遊技者はリーチ演出パターンとその信頼度に関する設定の参加者としての興味が広がり、また自己の意図や好みを反映した信頼度の増減による新たな期待感、緊張感の高揚、更に信頼度の増減に関する工夫感や攻略感も得ることができ、また自己の遊技に対する硬直感の解消を図って、より興味深く、楽しく遊技を行うことができる。
加えて、遊技者は他人には知られない自己に独自的な信頼度の分布を形成して、遊技を楽しむことができる。
勿論、遊技者によって指定された特定のリーチ演出パターン以外のリーチ演出パターンについても、前記特定のリーチ演出パターンの信頼度の増減に伴うバランス上、必要に応じた信頼度の変更調整がなされることになるが、それら特定のリーチ演出パターン以外のリーチ演出パターンの信頼度の変化の程度等については当の遊技者においても知るところとはならないので、これによっても、信頼度の変化の意外性を遊技者に抱かせ、別の期待や興味を起こさせることができる。以上より第1の特徴によれば、遊技者に対して、遊技者自らがリーチ演出パターンの信頼度を増減させることができることに伴う参加意識の高揚、それに伴う新鮮な期待感や緊張感の発生と持続、或いは遊技者の勘や技量に基づく工夫感や攻略感の達成、また信頼度を自らの手で変更することによる遊技に対する硬直感の解消、遊技者自らだけが関与したオーダーメイド的な信頼度による遊技に対する満足感、指定した特定のリーチ演出パターン以外のリーチ演出パターンによる信頼度の変化の意外性、を与えることが可能になる。
【0013】
上記第2の特徴によれば、上記第1の特徴による作用、効果に加えて、遊技者は、予め用意されている複数のリーチ演出パターンの中から、自らの意図や好みによって一部のリーチ演出パターンを指定して、その信頼度の全体の中での順位を増減させることができる。即ち、自ら選んだ特定のリーチ演出パターンを1位としたり、1位〜3位までの特定のリーチ演出パターンを自らが決めたりすることができる。
予め用意されている複数のリーチ演出パターンは、それぞれについて初期設定値としての信頼度が付与されており、結果として信頼度の順位が1位から末位まで存在している。遊技者はそれら予め用意されている複数のリーチ演出パターンの中から、自己の好みのもの、縁起のよさそうなもの、或いは過去における経験から相性のよいリーチ演出パターン等を選んで、その順位を上げることができる。また下げたりすることもできる。自己が選んだ特定のリーチ演出パターンの信頼度の順位を増減させることで、新鮮な期待感をもって遊技を行うことができる。
よって第2の特徴によれば、予め用意されて、その信頼度の順位(序列)が決められている複数のリーチ演出パターンの中から、その一部を遊技者自らの好みや意図をもってその順位を増減させることができ、新鮮な期待感をもって遊技を行うことができる。
【0014】
上記第3の特徴によれば、上記第1の特徴による作用、効果に加えて、遊技者は、予め用意されている複数のリーチ演出パターンの中から、自らの意図や好みによって、一部のリーチ演出パターンを指定して、その信頼度の数値を増減させることができる。一部のリーチ演出パターンの信頼度の増減にバランスして残りのリーチ演出パターンの信頼度の変更調整がなされる。
予め用意されている複数のリーチ演出パターンは、それぞれについて初期設定値としての信頼度が付与されている。遊技者はそれら予め用意されている複数のリーチ演出パターンの中から、自己の好みのもの、縁起のよさそうなもの、或いは現実に出現するよくリーチ演出パターン、相性のよいリーチ演出パターン等を選んでその信頼度の数値を上げることができる。またその逆に下げたりすることもできる。自己が選んだ特定のリーチ演出パターンの信頼度の数値を増減させることで、新鮮な期待感をもって遊技を行うことができる。
よって第3の特徴によれば、予め用意されている複数のリーチ演出パターンの中からその一部を遊技者自らの好みや意図をもってその信頼度の値を増減することができ、新鮮な期待感をもって遊技を行うことができる。
【0015】
上記第4の特徴によれば、上記第1〜3の何れかの特徴による作用、効果に加えて、遊技者は、予め用意されている複数のリーチ演出パターンにおける現行の信頼度を初期設定値に復帰させることができる。色々とリーチ演出パターンの信頼度の順位や数値を増減して試した遊技者が、再度初心に戻ってやり直したい場合とか、或いはその遊技機で遊技を後から開始した遊技者が、先に遊技を行っていた者の設定によるリーチ演出パターンの信頼度の順位や数値等を一旦、初期の状態に戻したい場合に便利である。
【0016】
上記第5の特徴によれば、上記第1〜4の何れかの特徴による作用、効果に加えて、遊技者は特定のリーチ演出パターンの指定とその信頼度の増減要求を大当り遊技期間中に行うことができる。大当り期間中に先ず予め用意されている複数の各リーチ演出パターンの映像と現行の信頼度に関する情報が遊技者に知らされ、遊技者は各リーチ演出パターンの種類や内容、現行の信頼度についての知識を得た上で、自己の好みやこれまでのリーチ演出パターンの出現の傾向に基づく勘或いはその他の意図をもって、特定のリーチ演出パターンの指定とその信頼度の増減要求を行うことができる。変更調整された信頼度は、遊技の大きな節目である大当り遊技期間の終了後から適用される。遊技者は大当り遊技期間が一段落した後、新たな気持ちで自己が関与したリーチ演出パターンの出現に期待感や大きな興味をもって遊技を行うことができる。
【0017】
上記第6の特徴によれば、上記第5の特徴による作用、効果に加えて、大当り遊技期間中において、遊技者は特定のリーチ演出パターンの指定とその信頼度の増減要求を行う前に、各リーチ演出パターンの映像を知ることができる他、各リーチ演出パターンの現行の信頼度についての順位と実際の信頼度の値を知ることができる。よって遊技者は現行における各リーチ演出パターンの信頼度を正確に把握して、その正確な情報に基づいて自己の要求を十分に納得の行く形で行うことが可能となる。
【0018】
上記第7の特徴によれば、上記第1〜6の何れかの特徴による作用、効果に加えて、リーチ演出パターンの信頼度は、大当り図柄に対して出現する出現率とハズレ図柄に対して出現する出現率とによって決定される。そして信頼度の変更調整は、前記両出現率の何れか一方若しくは両方を変更することによって行われる。従って、リーチ演出パターンの信頼度の変更調整については色々なバリエーションを用いて行うことができる。
【0019】
【発明の実施の形態】
本発明に係る遊技機の実施形態について、以下の図面を参照して説明する。
なお以下に記載する各実施形態では、本発明に係る遊技機として第1種のパチンコ遊技機を例に挙げて説明する。
【0020】
(全体構成)
まず本実施形態のパチンコ遊技機の主要構成について、図1を参照して説明する。
図1はパチンコ遊技機の正面図である。
パチンコ遊技機1には、前枠2が開閉可能に備えられており、その前枠2には、ガラス枠4が開閉可能に取り付けられている。前枠2の右側には、ガラス枠4の開閉用の鍵を差し込む鍵穴3が設けられている。ガラス枠4の内部には、遊技盤5が設けられており、前枠2の右側下方には、遊技球を球技盤5へ発射する発射装置を操作するための発射ハンドル15が回動可能に取り付けられている。
ガラス枠4の下方には、賞球や貸球が供給される賞球・貸球供給口6aが形成されており、この賞球・貸球供給口6aの供給側には、その賞球・貸球供給口6aから供給された賞球や貸球を溜めておくための上受け皿6が取り付けられている。上受け皿6の下方には、上受け皿6の収容可能数を超えて流下した賞球や上受け皿球抜きレバー6bの操作により上受け皿6から排出された遊技球などを排出する排出口7aが形成されている。排出口7aの排出側には、その排出口7aから排出された遊技球を収容しておくための下受け皿7が設けられている。
前記上受け皿6の右側方には、遊技者が操作するための操作ボタンである移動ボタン8aと決定ボタン8bが設けられている。この移動ボタン8aと決定ボタン8bの使用の仕方については後述する。
また遊技盤5の上方には、枠ランプ9が設けられている。
【0021】
(遊技盤5の主要構成)
次に遊技盤5の主要構成について、図2を参照して説明する。
図2は、遊技盤5の主要構成を示す正面図である。
遊技盤5の略中央には、センターケース30が取り付けられており、センターケース30には特別図柄、普通図柄等を表示する表示装置32aが設けられている。
前記表示装置32aは、普通図柄の変動表示から停止表示、当り普通図柄、ハズレ普通図柄、特別図柄の変動表示から停止表示、大当り図柄、ハズレ図柄、背景画像、リーチ演出パターンを変動表示するリーチ演出パターン表示、大当り遊技中の演出画像などを表示する。
また遊技者に対して各リーチ演出パターンに関する情報を提供するために、各リーチ演出パターンの信頼度の順位や数値の表示、各リーチ演出パターンについての静止映像や動画映像等の映像の表示を行う。
前記表示装置32aは、複数の特別図柄(この実施形態では「0」〜「9」)から構成される特別図柄列、例えば左、中、右の3列からなる特別図柄列の各列をそれぞれ0→9の順に画面の上から下に向かってスクロールさせる。つまり変動表示する。
【0022】
前記普通図柄は、例えば本実施形態では、表示装置32aの左上部隅に2つの数値等からなる図柄で表示される。遊技球が普通図柄作動ゲート25、26を通過すると、前記2つの図柄が変動を開始し、所定時間(例えば30秒)経過後にそれら変動を停止し、その際の図柄の組合わせが、所定の組合わせの場合に当りとなり、以外はハズレとなる。前記当りの場合は、後述する普通電動役物28が所定時間(例えば0.5秒)両翼を開放する。
【0023】
表示装置32aの右上部には、特別図柄始動記憶数Uを表示する4つのLEDを備えた特別図柄始動記憶数表示装置33が設けられている。
また前記特別図柄始動記憶数表示装置33の左側に、普通図柄始動記憶数を表示する4つのLEDを備えた普通図柄始動記憶数表示装置35が設けられている。
【0024】
センターケース30の下方には、遊技球の入賞により、表示装置32aによって特別図柄を変動表示させる機能を有する始動入賞口27が設けられており、この始動入賞口27の下部には、普通図柄の抽選の結果が当りであった場合に両翼を開放する普通電動役物28が設けられている。普通電動役物28が開放されることで始動入賞口27への遊技球の入賞が容易になる。始動入賞口27に遊技球が入ると賞球が行われると共に、原則的に特別図柄が変動表示される。
【0025】
普通電動役物28の下方には、表示装置32aに表示される特別図柄の停止表示において大当り図柄となった場合に作動する変動入賞装置40が設けられている。変動入賞装置40には、大当りの発生時に開放動作される大入賞口43と、その大入賞口43を開閉する開閉部材41が取り付けられている。また変動入賞装置40の内部には、遊技球の通過により開閉部材41を連続して開放動作させる機能を有する特定領域と、この特定領域を通過した遊技球を検出する特定領域スイッチ(図3に符号53aで示す)と、大入賞口43に入賞した遊技球を特定領域または一般領域(特定領域ではない領域)へ案内する振分部材を駆動する振分部材ソレノイド(図3に符号42aで示す)とが設けられている。
【0026】
遊技盤5の上方の両角部には、LEDにより装飾されたコーナー飾り11が設けられており、遊技盤5の両側には、LEDにより装飾されたサイド飾り20がそれぞれ設けられている。サイド飾り20の付近には、一般入賞口である左右の袖入賞口12、13と、左右の下入賞口22、23とが設けられている。
更に遊技盤5には、風車24、24と、発射された遊技球を遊技領域へ案内するレール16と、入賞しなかった遊技球をアウト球として回収するアウト口14とが設けられている。そして遊技盤5には図示しない多くの釘が打ち込まれており、遊技盤5に発射された遊技球は、釘の間を乱舞しながら落下し、普通図柄作動ゲート25、26を通過したり、始動入賞口27や各一般入賞口12、13、22、23、更には大入賞口43に入賞したり、或いはアウト口14から回収されたりする。
【0027】
(パチンコ遊技機の電気的構成)
次に本実施形態のパチンコ遊技機の主な電気的構成について、図3のブロック図を参照して説明する。
パチンコ遊技機には、主基板100が設けられており、この主基板100には、マイクロプロセッサ110が搭載されている。マイクロプロセッサ110には、特別図柄による特定の大当りか普通の大当りかハズレかの抽選、普通図柄による当りかハズレかの抽選、大当り遊技におけるラウンドの制御等、遊技の主な制御を実行するメインCPU112と、このメインCPU112が前記遊技制御を実行するための遊技制御プログラムやその他の各種制御などを実行するためのプログラムなどが記憶されたROM114と、遊技球が始動入賞口27や大入賞口43などに入賞したことを検出する検出結果等の遊技中に発生する各種データやROM114から読出されたコンピュータプログラム等を一次的に格納するRAM116とが搭載されている。
前記遊技制御プログラムには、特別図柄に関する大当りかハズレかを抽選して判定するための大当り抽選乱数カウンター、大当りの場合に大当り図柄の種類を選定する大当り図柄乱数カウンター、ハズレの場合にハズレ図柄の種類を選定するハズレ図柄乱数カウンター、大当りの場合のリーチ演出パターンを選定する大当りリーチ演出パターン乱数カウンター、リーチ図柄を選定するリーチ図柄乱数カウンター、一定のハズレの場合に行うリーチの演出パターンを選定するハズレリーチ演出パターン乱数カウンター、その他、目的に応じた乱数カウンターが設けられている。
【0028】
主基板100には、次に記載するものが電気的に接続されている。遊技球が始動入賞口27に入賞したこと(普通電動役物28に入った場合の含む)を検出する始動入賞口スイッチ27a、表示装置32aを備えた表示制御装置32、LEDやランプ類を制御するランプ制御装置300、RAMクリアスイッチ10や電源スイッチ18を備えた電源基板80、賞球の払出しなどを制御する払出制御基板200、遊技中の効果音などを制御する音声制御装置79、賞球払出数や大当りの発生などに関する遊技盤情報をパチンコホールの管理室などに設けられたホールコンピュータへ送信するための遊技枠情報端子基板57、盤面中継基板51、遊技枠中継基板58である。
また操作ボタンである移動ボタン8aと決定ボタン8bが接続されている。
【0029】
払出制御基板200には、主基板100から送出される制御コマンドを入力して動作するマイクロプロセッサ210が搭載されており、マイクロプロセッサ210には、賞球及び貸球の払出しなどを制御するサブCPU212と、このサブCPU212が賞球の払出しなどの制御を実行するための各種制御プログラムが記録されたROM214と、サブCPU212が各種制御プログラムを実行する際にROM214から読出された制御プログラムや遊技中に発生する入賞数や賞球数などの各種データを一時的に格納するRAM216とが搭載されている。
また払出制御基板200には、電源基板80、発射モータ15eを駆動するための発射モータ駆動基板15c、遊技枠情報端子基板57及び払出中継基板55が電気的に接続されている。発射モータ駆動基板15cには、発射モータ駆動基板15cから発射モータ15eへ駆動信号を出力させるための発射スイッチ15dが接続されている。
【0030】
遊技枠中継基板58には、遊技球を受ける図示しない下受け皿が遊技球で満杯になったことを検出する満杯検出スイッチ72、賞球切れを検出する賞球切れ検出スイッチ73及びセンサ中継基板54が電気的に接続されている。センサ中継基板54は、賞球ユニット62に備えられた賞球払出センサ62a、62b及び払出中継基板55と電気的に接続されている。払出中継基板55には、貸球切れを検出する貸球切れ検出スイッチ61、賞球払出モータ62c及び貸球ユニット63が電気的に接続されている。
盤面中継基板51には、普通電動役物28を駆動する普通電動役物ソレノイド28a、普通図柄作動右ゲート25を通過した遊技球を検出する右ゲートスイッチ25a、普通図柄作動左ゲート26を通過した遊技球を検出する左ゲートスイッチ26a、大入賞口43に入賞した遊技球を検出する大入賞口スイッチ43a、右袖入賞口12に入賞した遊技球を検出する右袖入賞口スイッチ12a、左袖入賞口13に入賞した遊技球を検出する左袖入賞口スイッチ13a、右下入賞口22に入賞した遊技球を検出する右下入賞口スイッチ22a、左下入賞口23に入賞した遊技球を検出する左下入賞口スイッチ23a及び大入賞口中継基板74が電気的に接続されている。
【0031】
大入賞口中継基板74には、大入賞口43の特定領域を通過した遊技球を検出する特定領域スイッチ53a、開閉部材41を駆動する大入賞口ソレノイド59及び振分部材を駆動する振分部材ソレノイド42aが電気的に接続されている。電源基板80は、CR接続基板56と電気的に接続されており、CR接続基板には、プリペイドカードの残りの度数を表示する度数表示基板やプリペイドカードを読み取る装置などを備える遊技機外装置部分71が電気的に接続されている。電源基板80は、AC24V(50Hz/60Hz)の主電源70から電源の供給を受け、各基板及び装置へ必要電源を供給する。
また電源基板80には、電源遮断時にRAM116及びRAM216にバックアップされたデータを消去するRAMクリア処理を行うためのRAMクリアスイッチ10と、電源を立上げるための電源スイッチ18とが設けられている。RAMクリアスイッチ10をオンしながら電源スイッチ18をオンすることにより、RAMクリア処理が行われる。
【0032】
次に本発明のパチンコ遊技機の大まかな制御の流れを先ず説明する。今、遊技球が始動入賞口27に入る(入賞する)と、主基板100において大当りかハズレかの抽選による大当り判定を行い、また入賞に対する賞球、例えば5個の賞球個数を払い出すように払出制御基板200に指示する。
そして前記抽選に基づいて表示制御装置32に対して特別図柄の変動を指示する。
特別図柄のハズレ変動の時間、即ち特別図柄が変動を開始してから停止表示されるまでの時間は、例えば通常遊技モードで10秒、確変遊技モードで5秒としている。前記確変遊技モードは、前記大当りが特定の特定の大当りであった場合に、大当り遊技終了後に行われ、大当り抽選確率を上げて、大当りになりやすくした遊技モードである。
前記大当りの場合は、特別図柄が変動表示された後、最終的に停止表示されるに至る最終過程で、リーチ演出パターンによる演出が必ずなされる。
同様に前記大当り判定で一定のハズレの場合、例えば大当りの前後のハズレの場合にも、ハズレ図柄が変動表示された後に最終的に停止表示されるに至る最終過程で、リーチ演出パターンの演出が行われる。
前記リーチ演出パターンの演出(変動)時間は、例えば20秒、30秒、40秒等とする。なおリーチ或いはリーチ状態とは、特別図柄が大当りの直前の状態となっていることを言い、例えば特別図柄が左、中、右の3列からなり、各列が「0」〜「9」の数値で構成されている場合に、「333」、「777」といったように同数字が並ぶと大当りとし、これに対して左右の列が同数字で停止するも、中列が未だ停止に至っていない状態をリーチ或いはリーチ状態という。
大当り遊技は、大当り抽選により大当りとなった場合に行なわれ、大入賞口43が一定の条件で開放される。これによって遊技者に対する賞球回数が大きく増大する。
【0033】
普通図柄作動ゲート25、26は通過口となっており、普通図柄の変動の始動契機とはするが賞球はされない。普通図柄は通常遊技モードでは、例えば30秒間変動し、停止結果が当りとなると普通電動役物28を、例えば0.5秒間開放する。また確変遊技モードでは、例えば10秒間変動し、当りとなると普通電動役物28を、例えば2秒間開放する。
一般入賞口12、13、22、23は4ヶ所設けられており、例えば何れの一般賞球口も賞球は5個としている。
大入賞口43への入賞による賞球は、例えば15個としている。大入賞口43は所定時間が経過するか一定の入賞個数(例えば10個)になると閉止されるが、開放中に遊技球が大入賞口43の特定の領域を通過すると、例えば最大15回(15ラウンド)まで、大入賞口43を再開放する。
【0034】
(特別図柄処理)
図4、図5を参照して、メインCPU112は、普通図柄や特別図柄が変動中であるか否かを判定し(S10)、変動中でないと判定する(S10でNO)と、特別図柄始動記憶数Uが「1」以上であるか否かを判定する(S11)。ここで特別図柄始動記憶数Uが「1」以上であると判定する(S11でYES)と、特別図柄始動記憶数Uから「1」を減算する(S12)。そしてRAM116に一時的に格納した大当り抽選乱数カウンターの値を読み出す(S13)。
【0035】
続いてメインCPU112は確変フラグがオンかオフかを判定し(S14)、オン(S14でYES)であれば確変遊技モード中であるので、高確率の大当り値テーブルを参照し(S15)、またオフ(S14でNO)であれば通常遊技モード中であるので、通常確率の大当り値テーブルを参照して(S16)、前記読み出したカウンターの値が大当りかハズレかを判定する(S17)。
そしてメインCPU112は大当り発生(S17でYES)の場合には、更に大当り図柄乱数カウンターの値を取得し(S18)、大当り図柄テーブルから大当り図柄を決定し、その決定した大当り図柄が特定の大当りか否かを判定し(S19)、特定の大当りの場合(S19でYES)には確変フラグをオンする(S20)。
【0036】
前記大当り抽選乱数カウンターによって取得される大当り乱数(大当り抽選乱数カウンターによるカウント値)は、例えば0〜952の数値とする。
また通常遊技モード(低確率時)に対応する大当り値テーブルにおける大当り乱数値は、例えば7、277、293の3個とし、確変遊技モード(高確率時)に対応する大当り値テーブルにおける大当り乱数値は、例えば7、53、89、137、173、197、257、277、293、307、337、359、409、457、487、523の16個としている。
また前記大当り図柄乱数カウンターによって取得される乱数(大当り図柄乱数カウンター値)は、例えば0〜9の数値とし、奇数値が取得された場合は特定の大当りとする。
また前記大当り図柄テーブルの図柄は、例えば前記0〜9の数値に対応して、000、111、222、333、444、555、666、777、888、999の10種類とする。
【0037】
図5を参照して、前記大当りが発生した場合は、大当りリーチ演出を行うために、大当りリーチ演出パターン乱数カウンターの値を取得し(S21)、これによってカウンター値に対応する大当りリーチ演出パターンを決定し(S22)、前記大当り図柄乱数カウンター値に対応する大当り図柄を大当り図柄テーブルから選び出し(取得し)(S23)、変動時間をセット(S24)し、特別図柄の変動を開始(S25)し、大当りリーチ演出パターンによるリーチ演出がタイムアップすると(S26)と特別図柄の変動を停止(S27)し、変動時間をリセットする(S28)。
前記大当りリーチ演出パターン乱数カウンターの値は、例えば0〜99の100個の数値からなり、対応する大当りリーチ演出パターンは出現率がゼロの場合を含めて、例えば15パターンが予め用意され、テーブルとして記憶されている。
【0038】
一方、ステップ17で大当りが発生しなかった場合(S17でNO)、即ちハズレであった場合には、ハズレリーチ演出を行うことが決定されているかを確認し(S29)、ハズレリーチ演出を行う場合には(S29でYES)、ハズレリーチ演出パターンを決めるため、ハズレリーチ演出パターン乱数カウンターの値を取得し(S30)し、その値に対応するハズレリーチ演出パターンを決定し(S31)、更にハズレリーチ図柄を決定し(S32)し、ステップ24に進む。また前記ステップ29でハズレリーチ演出を行わないことが決定されている場合には(S29でNO)、ハズレ図柄を決定(S33)し、ステップ24に進む。
前記において、ハズレリーチ演出パターン乱数カウンターの値は、例えば前記大当りリーチ演出の場合と同様に、0〜99の100個の数値からなり、対応するハズレリーチ演出パターンは出現率がゼロの場合を含めて、例えば15パターンが予め用意され、テーブルとして記憶されている。本実施形態では大当りリーチ演出パターンとハズレリーチ演出パターンとを、全て共通のパターンとして15パターン記憶させている。
また前記ハズレリーチ図柄の決定に際しても、リーチ図柄乱数カウンターを用いてカウンター値を取得し、テーブルから対応するリーチ図柄を得ることで決定する。リーチ図柄乱数カウンターの値は、例えば0〜89の90個とし、リーチ図柄は、例えば90種類とすることができる。
また前記ハズレ図柄の決定に際しても、同様にハズレ図柄乱数カウンターを用いて、例えば0〜899の900個の数値の中から1個をランダムに取得し、テーブルに記憶された、例えば900種類のハズレ図柄の中から対応するハズレ図柄を得ることで行う。
【0039】
(信頼度)
図6〜19を参照して、リーチ演出パターンの信頼度及びその変更について説明する。
図6、図7は、遊技機1の主基板100のROM114に記憶されることで、予め用意されている複数の大当りリーチ演出パターンについて、パターン別の出現率の初期設定値を示している。即ち、予め用意されている1Aリーチから5Aリーチまでの15種類のリーチ演出パターンについて、遊技機に電源が投入された際にリセットされる大当りリーチ演出パターン別出現率を示している。
そして図6は遊技が通常遊技状態、即ち大当り確率が低確率時の場合の出現率を示し、図7は遊技が確変遊技状態、即ち大当り確率が高確率時の場合の出現率を示している。
図6を参照して、例えば大当たりリーチ演出パターン乱数カウンターによるカウンター値が15であった場合には、カウンター値が0〜99の中にあって12〜28のグループに属し、対応する大当りリーチ演出パターンが3Aリーチとなる。そしてその出現率は、通常遊技時での大当り確率が3/953であり、且つ全リーチ演出パターンの中から3Aリーチが選ばれる確率が17/100であるから、大当りの場合もハズレの場合も含めた全体での1回の抽選における3Aリーチの大当り時の出現率は0.0535143となる。
【0040】
同様に図7を参照して、確変遊技時において、3Aリーチの出現率は、大当り確率が16/953で、全リーチ演出パターンの中から3Aリーチが選ばれる確率が17/100であるから、大当りの場合もハズレの場合も含めた全体での1回の抽選における3Aリーチの大当り時の出現率は0.285413となる。
一方、初期設定値としてのハズレリーチ演出パターンのパターン別出現率は、図8に示される。ハズレリーチ演出に用いられるパターンの種類も上記の大当りリーチ演出パターンと共通で、1Aリーチから5Aリーチまでの15種類のリーチ演出パターンであるが、リーチ変動の最後の部分だけが異なる。
大当り抽選による判定がハズレであるうちの一定の場合には、ハズレであってもリーチ演出を行う。前記一定の場合として、本実施形態の場合は、例えば大当りか否かを抽選する大当り抽選乱数カウンターによる取得乱数値が、確変遊技時における上記16個の大当り乱数値の前後3違いの乱数値である場合、即ち16×6/953の割合で、ハズレリーチ演出を行うことにしている。
ハズレリーチ演出における3Aリーチの出現率は、ハズレリーチ演出の確率が96/953で、全リーチ演出パターンの中から3Aリーチが選ばれる確率が6/100であるから、大当りの場合もハズレの場合も含めた全体での1回の抽選における3Aリーチのハズレ時の出現率は0.604407となる。
【0041】
図9、図10は、前記初期設定値としての出現率に基づく各リーチ演出パターンの各パターン別信頼度、即ち遊技者にとってそのリーチ演出パターンが出現した時の大当りになる(移行する)確率を示し、図9は通常遊技時における信頼度、図10は確変遊技時における信頼度を示している。勿論、これら予め用意されている複数のリーチ演出パターンについて、各パターン別の信頼度についても主基板100のROM114に記憶される。
あるリーチ演出パターンの信頼度は、上記大当りリーチ演出におけるそのパターンの出現率(当り出現率)(図6、図7に示される)と上記ハズレリーチ演出におけるそのパターンの出現率(ハズレ出現率)(図8に示される)とから得られる。即ち、信頼度(%)=100×(当り出現率)/{(当り出現率)+(ハズレ出現率)}で表現できる。
図9を参照して、例えば1Aリーチが出現した時は、信頼度はゼロであり、必ずハズレとなる。また5Aリーチが出現すると信頼度は100%で、必ず大当りとなる。また3Aリーチが出現した時は、8.13384%の確率で大当りになる。
【0042】
図11、図12は、それぞれ上記図9、図10の説明図において示された信頼度を通常遊技時と確変遊技時とについて一覧表にしたものである。一覧表の最上部に信頼度の一番高いリーチ演出パターン名と信頼度を数値で示し、更に信頼度の高いもの順にそのリーチ演出パターン名と数値による信頼度を順次示したものである。
【0043】
上記で説明した各リーチ演出パターンの信頼度(図9、図10)は、初期設定値としての信頼度であるが、この信頼度はその後、遊技者による特定のリーチ演出パターンの指定とその指定された特定のリーチ演出パターンについての信頼度の増減の要求によって、変更調整される。
ここで特定のリーチ演出パターンの指定とは、予め用意されている複数のリーチ演出パターンの中からその一部である1つ、或いは2〜3つのリーチ演出パターンを指定することである。その指定されたリーチ演出パターンが特定のリーチ演出パターンとなる。
なお一部のリーチ演出パターンの信頼度を上げると、バランス的に残るリーチ演出パターンについてはその全体として信頼度が低下するように、その残るリーチ演出パターンの全部又は一部の信頼度が、遊技機1の主基板100内で、予め定めたプログラム等によって変更調整されることになる。
また前記信頼度の増減要求とは、指定した特定のリーチ演出パターンの信頼度の順位の増減を要求する場合と、信頼度の数値の増減を要求する場合、及びその両方の場合がある。
【0044】
前記指定した特定のリーチ演出パターンの信頼度の順位の増減を要求する場合とは、例えばある1つのリーチ演出パターン(例えば図11、図12に示す1Eリーチ演出パターン)を特定のリーチ演出パターンとして指定し、この指定した特定のリーチ演出パターンの信頼度を現行の下位の状態から1位になるように要求することである。この要求によって、そのリーチ演出パターン(1Eリーチ演出パターン)が信頼度1位に順位アップされる(図16、図17の1Eリーチ参照)。前記指定する特定のリーチ演出パターンは1つに限られない。
また前記指定した特定のリーチ演出パターンの信頼度の数値の増減を要求する場合とは、例えばある1つのリーチ演出パターン(例えば図11、図12の1Eリーチ演出パターン)を特定のリーチ演出パターンとして指定し、この指定した特定のリーチ演出パターンの信頼度の数値を、現行よりも10%増やすように要求したり、或いは数値を具体的に指定して(例えば図16、図17に示す1Eリーチにように信頼度の数値を100%に指定して)要求することである。
勿論、遊技者において特定のリーチ演出パターンについての、その信頼度の順位及び具体的な数値の両方を要求できるようにしてもよい。(前記図11、図12、図16、図17において、1Eリーチ演出パターンの順位を1位に要求すると共に信頼度を100%に要求する場合がそうである)。
【0045】
前記遊技者による特定のリーチ演出パターンの指定とその信頼度の増減要求に対して、各リーチ演出パターンの信頼度の変更調整が遊技機1の主基板100で行われる。変更調整は、特定のリーチ演出パターンについての要求に沿った信頼度の増減と、その増減に対して全体としてのバランスをとるために行う特定のリーチ演出パターン以外のリーチ演出パターンの信頼度の変更である。特定のリーチ演出パターン以外のリーチ演出パターンの個々の信頼度をどのように変更調整して全体としての信頼度のバランスをとるかについては、色々なバリエーションがある。が、予め定めた1乃至複数のプロブラムに従って行うことができる。
【0046】
一方、信頼度の変更調整それ自体については、ハズレリーチ演出パターンの出現率を変更調整することによって、また大当りリーチ演出パターンの出現率を変更調整することによって、或いはハズレリーチ演出パターンと大当りリーチ演出パターンの両出現率を変更調整することによっても行うことができる。
図13は、例えば特定のリーチ演出パターンを1Eリーチとし、その信頼度として100%を要求した場合において、この要求に伴って変更調整したハズレリーチ演出パターンの出現率を示す。
また図14と図15に、前記変更調整したハズレリーチ演出パターンの出現率に基づいて変更調整された各リーチ演出パターンの通常遊技時と確変遊技時での信頼度を演算式と共に示す。
図16、図17は上記図11、図12に対応する変更調整後の信頼度を示し、それぞれ上記図14、図15の説明図において示された信頼度を通常遊技時と確変遊技時とについて一覧表にしたものである。同様に、一覧表の最上部に信頼度の一番高いリーチ演出パターン名と信頼度を数値で示し、更に信頼度の高いもの順にそのリーチ演出パターン名と数値による信頼度を順次示している。
図11、図12と図16、図17とを比較すると、要求のあった1Eリーチが要求通りの信頼度に変更されていると共に、それに伴ってその他のリーチ演出パターンの信頼度が大きく変更調整されていることがわかる。
なお図16、図17に示す変更調整後の各リーチ演出パターンの信頼度は、遊技者に示さないようにする。これによって、遊技者は自己が指定し、要求した特定のリーチ演出パターンについては、その信頼度の増減を認識しているが、それ以外のリーチ演出パターンについては、その信頼度がどのように変更調整されたか不明であり、従って信頼度の高まった特定のリーチパターン以外のリーチ演出パターンについては、変更調整前と同様の期待感を引き続き抱くことが可能で、興趣が減退することなく維持される。
勿論、変更調整後の各リーチパターンの信頼度を表示して知らせるようにしてもよい。
【0047】
上記において、遊技者が特定のリーチ演出パターンを指定して、信頼度の増減を要求する機会は、本実施形態では、例えば大当り遊技期間中とすることができる。遊技者に特定のリーチ演出パターンを指定させる際には、予め用意している複数のリーチ演出パターンを表示し、遊技者に認識させる必要がある。特に遊技時間が少ない遊技者にとっては、予め用意されている複数のリーチ演出パターンの全てを完全に把握している訳ではなく、特にステップアップする様に徐々に発展するタイプのリーチパターンでは、最初の部分のみしか知らない場合もある。しかしながら各リーチ演出パターンの表示時間は、例えば特別図柄の通常の変動表示に比べても、比較的長く設定されていることから、これらの各リーチ演出パターンを知らせるためのまとまった時間が必要となる。
そこで本発明では、特別図柄の変動表示が行われないように構成している大当り遊技期間中に、各リーチ演出パターンの映像の表示を行い、且つそれらの表示後に、遊技者による特定のリーチ演出パターンの指定と、信頼度の増減要求の機会を設けるようにしている。
前記遊技者からの要求があると、主基板100は、その要求に沿った形で特定のリーチ演出パターンの信頼度の増減を行うと共に、併せてバランスをとるために残るリーチ演出パターンの信頼度を変更調整する。
そして変更調整された新たな各リーチ演出パターンの信頼度の適用は、大当り遊技期間の終了後から開始される。
なお大当り遊技期間とは、大当り抽選により大当りになった時に、普段は開くことのない、遊技球の入りやすい大入賞口43が一定の条件で開閉を繰り返す期間である。前記一定の条件とは、例えば1回の開放につき一定時間(例えば10秒)が経過するか若しくは一定の入賞個数(例えば10個)となるまで開き、且つ開放中に遊技球が大入賞口43の特定の領域を通過すると、例えば最大で15回まで大入賞口43が再開放するという、大入賞口の開放時間と開放回数についての予め定められた条件である。
【0048】
(信頼度の増減要求及び変更調整のタイミング)
図19のフローチャート及び図20を参照して、リーチ演出パターンの信頼度の増減要求及び変更調整のタイミング等について更に具体的な例を説明する。
メインCPU112は、遊技中において大当りが発生するか否かを監視し、大当りが発生すると(S41でYES)、大当り遊技を開始させる(S42)。
そして大当り遊技が開始されると、メインCPU112は表示制御装置32を介して、表示装置32aに現行の各リーチ演出パターンの信頼度と映像を表示する(S43)。
前記現行の信頼度は、例えば図11のような形で、各リーチ演出パターンの信頼度の大きい方から順に、その数値と共に並べて一覧にしたものを表示することができる。
また前記各リーチ演出パターンは、図18に示すような各リーチ演出パターンの代表的な1場面をそのリーチ演出パターンの名前と共に表示し、また各リーチ演出パターンの映像を、例えば信頼度の大きいもの順に流していくことができる。勿論、各リーチ演出パターンについてのその他の情報の表示することができる。
ステップS43で各リーチ演出パターンの映像等の表示が終了すると、メインCPU112は、遊技者がリーチ演出パターンの信頼度の増減を設定するための操作画面を表示する(S44)。
【0049】
前記操作画面の初期画面は、例えば図20の(イ)のような画面とすることができる。この画面に従って、遊技者はリーチ演出パターンの信頼度の増減を要求するのか否かを先ず決める。本例では、遊技者は画面の説明に沿って、移動ボタン8aで「増減する」か「増減しない」かを選び、更に決定ボタン8bを押して決定するようにされている。
遊技者が前記「増減する」を選んで決定した場合は、遊技者による要求ありとして(S45でYES)、図20の(ロ)、(ハ)、(ニ)へと画面が進む。
遊技者は図20の(ロ)に示す画面において、信頼度の増減を望む特定のリーチ演出パターンを、移動ボタン8aを用いて選び、決定ボタン8bを押して指定を決定する。この場合、特定のリーチ演出パターンを選ぶに際して、図18に示すような各リーチ演出パターンの代表的な場面を一覧的に表示して選択しやすいようにすることができる。
特定のリーチ演出パターンの指定が終ると、更に(ハ)の画面に移って、遊技者は移動ボタン8aで信頼度の数値の増減を選択し、決定ボタン8bを押して決定する。
そして最終的に、遊技者が図20の(ニ)に示す画面において、以上の操作についての最終決定についての決定ボタン8bを押して決定する。
【0050】
以上のようにして、遊技者が表示装置32aに示された画面に沿って、特定のリーチ演出パターンの指定と信頼度の増減の内容を決定すると、メインCPU112はステップ46でYESと判定し、リーチ演出パターンの信頼度の変更調整を行う(S47)。変更調整された各リーチ演出パターンの新しい信頼度は、主基板100のROM114に記憶される。
ステップS46において、リーチ演出パターンの指定と信頼度の増減の内容が決定されることなく(S46でNO)、大当り遊技期間が終了した場合には(S48でYES)、各リーチ演出パターンの変更調整がされることなく、そのまま終了する。
また前記図20の(イ)の画面において、遊技者が「増減しない」を選ぶと、ステップS45において、遊技者による要求がない(S45でNO)とされる結果、信頼度の増減要求についての手続きが終了し、フローがエンドに至る。この場合も勿論、各リーチ演出パターンの信頼度は変更調整されることなく元のままである。
【0051】
なお上記図20の(ロ)、(ハ)に示す画面による手続きの場合は、特定のリーチ演出パターンを1つだけ指定するようになされているが、2つ以上を指定できるようにしてもよいことは既述した通りである。また信頼度の数値の増減に関しては、予め用意された数値を選ぶのではなく、自ら具体的な数値を指定できるようにすることもできる。また信頼度の増減については、(ハ)に示すような数値の増減をもって要求するのではなく、指定した特定のリーチ演出パターンの信頼度の順位を増減することによって行うことができることも既述の通りである。また上記図20の(イ)、(ロ)、(ハ)に示す画面においては、現行のリーチ演出パターンの全てについて、その信頼度を初期設定値に復帰させるための手続き画面がないが、例えば「各リーチ演出パターンの信頼度を初期設定に戻す」といった画面を設けて、各リーチ演出パターンの全てについての信頼度を初期設定値へ復帰要求できるようにしてもよい。
大当り遊技期間が終了したところで、各リーチ演出パターンの変更調整された新たな信頼度の適用が開始される。
新たな信頼度の適用を大当り遊技期間終了後に開始するということは、遊技者自らが自己の要求に基づいて信頼度の増減を実現したということに加えて、遊技者にとっての遊技の大きな節目を経ての開始であるから、遊技者は新鮮な気持ちでその信頼度の変更調整を受け入れ、新たな期待、興味をもって再出発的に遊技を楽しむことができる。
【0052】
本発明の遊技機は、上記した第1種のパチンコ遊技機に限定されるものではなく、他の種類のパチンコ遊技機も含むものである。またパチンコ遊技機の他、遊技球を用いた遊技機や、スロットマシーン等の遊技球を用いない遊技機にも適用可能であり、それらを含むものとする。
【0053】
【発明の効果】
本発明は以上の構成よりなり、請求項1に記載の遊技機によれば、遊技者に対して特定のリーチ演出パターンの指定と、その特定のリーチ演出パターンについての信頼度の増減、即ちそのリーチ演出パターンから大当りになる確率の増減についての要求を行う機会を与えると共に、前記特定のリーチ演出パターンについての信頼度の増減の要求があった場合には、その要求に対応して前記予め用意されているリーチ演出パターンにおける信頼度の変更調整を行うように構成したので、
遊技者自らがリーチ演出パターンの信頼度を増減させることが可能にすることができ、よって遊技者に対して、遊技に対する参加意識の高揚、それに伴う新鮮な期待感や緊張感の発生と持続、或いは遊技者の勘や技量に基づく工夫感や攻略感の達成、また信頼度を自らの手で変更することによる遊技に対する硬直感の解消、遊技者自らだけが関与したオーダーメイド的な信頼度による遊技に対する満足感、指定した特定のリーチ演出パターン以外のリーチ演出パターンによる信頼度変化の意外性、を与えることが可能になる。
また請求項2に記載の遊技機によれば、上記請求項1に記載の構成による効果に加えて、遊技者によってなされる特定のリーチ演出パターンの指定とその特定のリーチ演出パターンについての信頼度の増減の要求は、予め用意されている複数のリーチ演出パターンの中から選んだ一部のリーチ演出パターンの指定と、その指定された一部のリーチ演出パターンについての信頼度の順位の増減要求であるので、
予め用意され且つその信頼度の順位(序列)が決められている複数のリーチ演出パターンに対して、その一部の信頼度を遊技者自らの好みや意図をもってその順位を増減させることができ、順位変化に対する新鮮な期待感をもって遊技を行うことができる。
また請求項3に記載の遊技機によれば、上記請求項1に記載の構成による効果に加えて、遊技者によってなされる特定のリーチ演出パターンの指定とその特定のリーチ演出パターンについての信頼度の増減の要求は、予め用意されている複数のリーチ演出パターンの中から選んだ一部のリーチ演出パターンの指定と、その指定された一部のリーチ演出パターンについての信頼度の数値の増減要求であるので、
予め用意されている複数のリーチ演出パターンの中から、その一部を遊技者自らの好みや意図をもってその信頼度の値を増減させることができ、よって信頼度値の変化に伴う新鮮な期待感をもって遊技を行うことができる。
また請求項4に記載の遊技機によれば、上記請求項1〜3の何れかに記載の構成による効果に加えて、遊技者によってなされる特定のリーチ演出パターンの指定とその特定のリーチ演出パターンについての信頼度の増減の要求は、予め用意されている複数のリーチ演出パターン全てについての信頼度の初期設定値への復帰要求であるので、
色々とリーチ演出パターンの信頼度の順位や数値を増減して試した遊技者が、再度初心に戻ってやり直したい場合とか、或いはその遊技機で遊技を後から開始した遊技者が、先に遊技を行っていた者の設定によるリーチ演出パターンの信頼度の順位や数値等を一旦、初期の状態に戻したい場合に便利で有効である。
また請求項5に記載の遊技機によれば、上記請求項1〜4の何れかに記載の構成による効果に加えて、遊技者による特定のリーチ演出パターンの指定とその信頼度の増減の要求を行う機会は、大当り遊技期間中として、前記予め用意されている複数の各リーチ演出パターンの映像と現行の信頼度に関する情報を知らせた後に設け、大当り遊技期間終了後に変更調整後の信頼度を適用するように構成したので、
遊技者は、時間的に余裕のある大当り期間中に、先ず予め用意されている複数の各リーチ演出パターンの映像と現行の信頼度に関する情報を得た上で、自己の好みやこれまでのリーチパターンの出現傾向に基づく勘或いはその他の意図をもって特定のリーチ演出パターンの指定とその信頼度の増減要求を行うことができる。そして変更調整された信頼度は、遊技の大きな節目である大当り遊技期間の終了後から適用されるので、遊技者は大当り遊技期間が一段落した後、自己が関与したリーチ演出パターンの出現に期待感や大きな興味を持ちつつ、新たな気持ちで遊技を行うことができる。
また請求項6に記載の遊技機によれば、上記請求項5に記載の構成による効果に加えて、現行の信頼度に関する情報は、各リーチ演出パターンの信頼度の順位と信頼度の数値であるので、
遊技者は、特定のリーチ演出パターンの指定とその信頼度の増減要求を行うに際して、各リーチ演出パターンの映像を知ることができることはもとより、信頼度に関する情報として、各リーチ演出パターンの現行の信頼度についての順位と実際の信頼度の値を知ることができる。よって遊技者は現行における各リーチ演出パターンの信頼度を正確に把握して、その正確な情報に基づいて自己の要求を十分に納得のいく形で行うことが可能となる。
また請求項7に記載の遊技機によれば、上記請求項1〜6に記載の構成による効果に加えて、リーチ演出パターンの信頼度は、大当り図柄に対して出現する出現率とハズレ図柄に対して出現する出現率とによって決定し、前記両出現率の何れか一方若しくは両方を変更することによって信頼度を変更調整するようにしたので、
リーチ演出パターンの信頼度の変更調整が、大当り図柄に対して出現する出現率、ハズレ図柄に対して出現する出現率、或いはその両方を用いて、色々と変化に富んだバリエーションで行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態に係るパチンコ遊技機の正面図である。
【図2】本発明の実施形態に係るパチンコ遊技機の遊技盤の主要構成を示す正面図である。
【図3】本発明の実施系体に係るパチンコ遊技機の主な電気的構成を示すブロック図である。
【図4】メインCPU112が実行する特別図柄処理のフローチャートである。
【図5】メインCPU112が実行する特別図柄処理のフローチャートである。
【図6】通常遊技時における大当りリーチ演出パターン別出現率の例を説明する図である。
【図7】確変遊技時における大当りリーチ演出パターン別出現率の例を説明する図である。
【図8】ハズレリーチ演出パターン別出現率の例を説明する図である。
【図9】通常遊技時におけるリーチ演出パターン別信頼度の例を説明する図である。
【図10】確変遊技時におけるリーチ演出パターン別信頼度の例を説明する図である。
【図11】通常遊技時におけるリーチ演出パターン別信頼度の例を示す一覧図である。
【図12】確変遊技時におけるリーチ演出パターン別信頼度の例を示す一覧図である。
【図13】変更調整後のハズレリーチ演出パターン別出現率の例を説明する図である。
【図14】変更調整後の通常遊技時におけるリーチ演出パターン別信頼度の例を説明する図である。
【図15】変更調整後の確変遊技時におけるリーチ演出パターン別信頼度の例を説明する図である。
【図16】変更調整後の通常遊技時におけるリーチ演出パターン別信頼度の例を示す一覧図である。
【図17】変更調整後の確変遊技時におけるリーチ演出パターン別信頼度の例を示す一覧図である。
【図18】リーチ演出パターンの例を示す図である。
【図19】リーチ演出パターンの信頼度の増減要求及び変更調整のタイミングを説明するフローチャートである。
【図20】遊技者によるリーチ演出パターンの信頼度の増減要求の手続き画面の例を説明する図である
【符号の説明】
1 遊技機
5 遊技盤
8a 移動ボタン
8b 決定ボタン
12、13、22、23 一般入賞口
25、26 普通図柄作動ゲート
27 始動入賞口
28 普通電動役物
30 センターケース
32a 表示装置
43 大入賞口
100 主基板
112 メインCPU

Claims (7)

  1. 一定の条件の成立に基づいて遊技が大当りかハズレかを判定し、大当りの場合には大当り図柄を最終的に停止表示した後、一定の大当り遊技状態を発生させるようにすると共に、前記大当り図柄の停止表示に至る過程においては予め用意されている複数のリーチ演出パターンの中から選ばれたリーチ演出パターンによる演出表示を行い、またハズレの場合にはハズレ図柄を最終的に停止表示すると共に、一定のハズレの場合には前記停止表示に至る過程において前記予め用意されている複数のリーチ演出パターンの中から選ばれたリーチ演出パターンによる演出表示を行うようにした遊技機において、
    遊技者に対して特定のリーチ演出パターンの指定と、その特定のリーチ演出パターンについての信頼度の増減、即ちそのリーチ演出パターンから大当りになる確率の増減についての要求を行う機会を与えると共に、前記特定のリーチ演出パターンについての信頼度の増減の要求があった場合には、その要求に対応して前記予め用意されているリーチ演出パターンにおける信頼度の変更調整を行うように構成したことを特徴とする遊技機。
  2. 遊技者によってなされる特定のリーチ演出パターンの指定とその特定のリーチ演出パターンについての信頼度の増減の要求は、予め用意されている複数のリーチ演出パターンの中から選んだ一部のリーチ演出パターンの指定と、その指定された一部のリーチ演出パターンについての信頼度の順位の増減要求であることを特徴とする請求項1に記載の遊技機。
  3. 遊技者によってなされる特定のリーチ演出パターンの指定とその特定のリーチ演出パターンについての信頼度の増減の要求は、予め用意されている複数のリーチ演出パターンの中から選んだ一部のリーチ演出パターンの指定と、その指定された一部のリーチ演出パターンについての信頼度の数値の増減要求であることを特徴とする請求項1に記載の遊技機。
  4. 遊技者によってなされる特定のリーチ演出パターンの指定とその特定のリーチ演出パターンについての信頼度の増減の要求は、予め用意されている複数のリーチ演出パターン全てについての信頼度の初期設定値への復帰要求であることを特徴とする請求項1〜3の何れかに記載の遊技機。
  5. 遊技者による特定のリーチ演出パターンの指定とその信頼度の増減の要求を行う機会は、大当り遊技期間中として、前記予め用意されている複数の各リーチ演出パターンの映像と現行の信頼度に関する情報を知らせた後に設け、大当り遊技期間終了後に変更調整後の信頼度を適用するように構成したことを特徴とする請求項1〜4の何れかに記載の遊技機。
  6. 現行の信頼度に関する情報は、各リーチ演出パターンの信頼度の順位と信頼度の数値であることを特徴とする請求項5に記載の遊技機。
  7. リーチ演出パターンの信頼度は、大当り図柄に対して出現する出現率とハズレ図柄に対して出現する出現率とによって決定し、前記両出現率の何れか一方若しくは両方を変更することによって信頼度を変更調整するようにしたことを特徴とする請求項1〜6の何れかに記載の遊技機。
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