JP2004207678A - 発光素子収納用パッケージおよび発光装置 - Google Patents

発光素子収納用パッケージおよび発光装置 Download PDF

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Abstract

【課題】形成工程が煩雑で剥離の問題が生じるメタライズ層を不要とすることができ、その結果、発光素子が発する光を良好に反射させて外部に均一かつ効率良く放射できる発光効率が極めて高いものを簡易な工程で高信頼性でもって低コストに製造できるようにすること。
【解決手段】発光素子収納用パッケージは、上面に発光素子3を搭載するための搭載部1aを有する白色のセラミックスから成る略直方体の基体1と、基体1の上面に搭載部1aを囲繞するように接合された白色のセラミックスから成る枠体2とを具備し、枠体2は、内周面と外周面との間の厚みWが0.8mm以上であり、かつ波長が400乃至700nmの光の反射率が80%以上である。
【選択図】 図1

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、発光ダイオード等の発光素子を用いた表示装置等に用いられる、発光素子を収納するための発光素子収納用パッケージおよび発光装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、発光ダイオード等の発光素子を収容するための発光素子収納用パッケージ(以下、パッケージともいう)として、セラミック製のパッケージが用いられている。従来のセラミック製のパッケージは、図2に断面図で示すように、上面の中央部に発光素子13を搭載するための導体層から成る搭載部11aを有し、搭載部11aおよびその周辺から下面に導出された一対のメタライズ配線導体14を有する略直方体や略四角形平板状のセラミック製の基体11と、その上面に積層され、中央部に発光素子13を収容するための貫通孔12aを有する略四角枠状のセラミック製の枠体12とから主に構成されている(例えば、下記の特許文献1参照)。
【0003】
そして、基体11の上面の一方のメタライズ配線導体14が接続された搭載部11a上に発光素子13を導電性接合材を介して固着するとともに発光素子13の電極と他方のメタライズ配線導体14とをボンディングワイヤ16を介して電気的に接続し、しかる後、枠体12の貫通孔12a内に透明樹脂(図示せず)を充填して発光素子13を封止することによって、発光装置が作製される。これにより、発光素子13の発する光をパッケージの外部(図1では上方)に放射することができる。
【0004】
なお、この発光装置は多数個を互いに隣接するように配列されて使用されることから、上記セラミック製のパッケージにおいては、搭載部11aに搭載された発光素子13が発する光が基体11および枠体12を透過して、隣接する発光装置同士の光が混色するのを有効に防止するために、基体11および枠体12に黒色のセラミックスから成るものを用いている。また、枠体12の貫通孔12aの内周面で発光素子13の光を反射させてパッケージの上方に光を放射させるために、貫通孔12aの内周面にニッケル(Ni)めっき層や金(Au)めっき層を表面に有するメタライズ層からなる金属層16を被着させている。
【0005】
【特許文献1】
特開平2002−232017号公報
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上記従来の発光素子収納用パッケージにおいては、枠体12の貫通孔12aの内周面に、Niめっき層やAuめっき層を表面に有するメタライズ層からなる金属層16を被着させており、メタライズ層を被着させる工程が煩雑であるという問題点を有していた。
【0007】
また、メタライズ層が被着された部位に発光素子13の発する熱やその他の外部からの熱が加わると、メタライズ層と枠体12の内周面との間に熱膨張係数差に起因する熱応力が発生し、これがメタライズ層を引き剥がすように作用して、メタライズ層が剥れてしまうという問題点があった。
【0008】
従って、本発明は上記従来の問題点に鑑みて完成されたものであり、その目的は、形成工程が煩雑で剥離の問題が生じるメタライズ層を不要とすることができ、その結果、発光素子が発する光を良好に反射させて外部に均一かつ効率良く放射できる発光効率が極めて高い発光素子収納用パッケージおよび発光装置を簡易な工程で高信頼性でもって低コストに製造できるようにすることにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】
本発明の発光素子収納用パッケージは、上面に発光素子を搭載するための搭載部を有する白色のセラミックスから成る略直方体の基体と、該基体の上面に前記搭載部を囲繞するように接合された白色のセラミックスから成る枠体とを具備しており、前記枠体は、内周面と外周面との間の厚みが0.8mm以上であり、かつ波長が400乃至700nmの光の反射率が80%以上であることを特徴とする。
【0010】
本発明の発光素子収納用パッケージは、白色のセラミックスから成る枠体は、内周面と外周面との間の厚みが0.8mm以上であり、かつ波長が400乃至700nmの光の反射率が80%以上であることから、枠体は発光素子が発する光を吸収することなく、枠体の表面で光を効率良く反射することができるので、発光素子が発する光を発光素子収納用パッケージの外部に効率良く放射することができる。また、枠体の内周面にメタライズ層および金属めっき層を被着しなくてもよいため、メタライズ層の剥離の問題が生じず、信頼性の高いものとなるとともに、簡易な構成のものを簡易な工程で低コストに製造できる。
【0011】
本発明の発光装置は、上記本発明の発光素子収納用パッケージと、前記搭載部に搭載された発光素子と、該発光素子を覆う透明樹脂とを具備したことを特徴とする。
【0012】
本発明の発光装置は、上記の構成により、簡易な構成で信頼性が高く、発光効率がきわめて高い高性能のものとなる。
【0013】
【発明の実施の形態】
本発明の発光素子収納用パッケージを以下に詳細に説明する。図1は、本発明のパッケージについて実施の形態の一例を示す断面図であり、1は白色のセラミックスから成る基体、2は白色のセラミックスから成る枠体であり、主としてこれらで発光素子3を収容するためのパッケージが構成されている。
【0014】
本発明のパッケージは、上面に発光素子3を搭載するための搭載部1aを有する白色のセラミックスから成る略直方体の基体1と、基体1の上面に搭載部1aを囲繞するように接合された白色のセラミックスから成る枠体2とを具備し、枠体2は、内周面と外周面との間の厚みW(図1)が0.8mm以上であり、かつ波長が400乃至700nmの光の反射率が80%以上である。
【0015】
本発明の枠体2は、酸化アルミニウム(Al)質焼結体,窒化アルミニウム(AlN)質焼結体,等の焼結体(セラミックス)から成る略四角枠状のものであり、例えば枠体2が酸化アルミニウム焼結体から成る場合、SiO−Al−MgO−ZnO−CaO系等のセラミックスから成る。
【0016】
枠体2は、その厚みWが0.8mm以上で、波長が400乃至700nmの光の反射率が80%以上であるためには、枠体2がSiO−Al−MgO−CaO系のセラミックスから成る場合、Alの含有量が90〜99重量%、SiO,MgO,CaOの合計の含有量が1〜10重量%であることが好ましい。SiO,MgO,CaOの合計の含有量が1重量%未満では、Alの焼結性が悪くなり、十分な硬度が得られにくくなる。10重量%を超えると、耐熱性、機械的強度が不十分になるとともに熱伝導率が低下してしまう。
【0017】
また、SiOはセラミックスの焼結性と密着性、MgOとCaOはセラミックスの焼結性と熱伝導性を高めるためにセラミックス中に含有されており、それぞれの効果を発揮するためにも、SiO,MgO,CaOのそれぞれが0.01重量%以上含有されることが好ましい。また、セラミックスの密度、機械的強度を高めるために上記セラミックス中にZrOを含有させても構わない。この場合、ZrOの含有量は0.01〜10重量%であることが好ましい。0.01重量%未満では、セラミックスの密度、機械的強度向上の効果が十分に発揮されない。10重量%を超えると、電気絶縁性が悪くなる。また、SiO,MgO,CaOおよびZrOの合計の含有量は、多すぎると耐熱性、強度が劣化するため、10重量%以下であることが好ましい。
【0018】
また、枠体2が窒化アルミニウム(AlN)質焼結体から成る場合、AlN−Er系等のセラミックスから成り、枠体2はその厚みWが0.8mm以上で波長が400乃至700nmの光の反射率が80%以上であるためには、Erの含有量が窒化アルミニウム質焼結体の総重量に対して1〜10重量%であることが好ましい。Erの含有量が1重量%未満では、AlNの焼結性が悪くなり、十分な硬度が得られにくくなる。10重量%を超えると、耐熱性、機械的強度が低下するとともに熱伝導率が低下してしまう。
【0019】
枠体2の厚みWは0.8mm以上に特定されるが、0.8mm未満の場合、発光素子3の波長が400〜700nmの光に対する反射率が80%未満となり、発光素子3が発する光をパッケージの上面に効率良く反射させて放射することが困難になる。一方、枠体2の厚みWは10mm以下がよく、10mmを超えると、パッケージが極度に大型化になる。
【0020】
また、枠体2が、波長400乃至700nmの光の反射率が80%未満では、発光素子3が発光する光が外部に対して良好に反射することが困難となるとともに、発光素子3が発光する光が枠体2を透過し、隣接する発光装置同士の光と混色する危険性が高くなる。
【0021】
本発明の枠体2は、基体1の上面に積層されて焼結一体化されて接合されている。枠体2は、その中央部に発光素子3を収容するための断面形状が略円形や略四角形の貫通孔2aを有しており、この貫通孔2a内に搭載部1aに搭載された発光素子3が収容される。
【0022】
また、枠体2の貫通孔2aの内周面と基体1の上面とのなす角度を35〜70°として、貫通孔2aの内周面が外側(図1では上方)に向かって漸次広がるような傾斜面となるようにすることが好ましく、この場合、枠体2の貫通孔2aの内周面で反射した光をパッケージの外部により効率よく放射させることができる。上記角度が35°未満では、貫通穴2aの内周面をそのような角度で安定且つ効率良く形成することが困難となるとともに、パッケージが極度に大型化してしまう。70°を超えると、貫通穴2a内に収容する発光素子3が発光する光を外部に対して良好に反射することが困難となる。
【0023】
また、貫通孔2aは、その断面形状が円形状または楕円形状であることが好ましい。この場合、貫通穴2a内に収容される発光素子3が発光する光を貫通穴2aの内周面で全方向に満遍なく反射させて外部に極めて均一に放射することができるという利点がある。
【0024】
本発明の基体1は、枠体2と実質的に同じ組成のセラミックスから成り、発光素子3を支持する支持体であり、その上面に発光素子3を搭載するための導体層から成る搭載部1aを有しており、搭載部1aはタングステン(W),モリブデン(Mo),銅(Cu),銀(Ag)等の金属粉末のメタライズ層から成っている。
【0025】
また、基体1は、搭載部1aから下面にかけて導出されたメタライズ配線導体4aおよび搭載部1aの周辺から下面にかけて導出されたメタライズ配線導体4bが被着形成されている。メタライズ配線導体4a,4bは、WやMo等の金属粉末のメタライズ層から成り、パッケージ内部に収納する発光素子3を外部に電気的に接続するための導電路である。そして、搭載部1aには発光ダイオード等の発光素子3が金(Au)−シリコン(Si)合金やAg−エポキシ樹脂等の導電性接合材により固着されるとともに、メタライズ配線導体4bの搭載部1aの周辺の部位には発光素子3の電極がボンディングワイヤ5を介して電気的に接続されている。
【0026】
なお、メタライズ配線導体4a,4bおよび搭載部1aの露出する表面に、ニッケル(Ni),金(Au),Ag等の耐蝕性に優れる金属を1〜20μm程度の厚みで被着させておくのがよく、メタライズ配線導体4a,4bおよび搭載部1aが酸化腐蝕するのを有効に防止することができるとともに、搭載部1aと発光素子3との固着およびメタライズ配線導体4bとボンディングワイヤ5との接合を強固にすることができる。従って、メタライズ配線導体4a,4bおよび搭載部1aの露出表面には、厚さ1〜10μm程度のNiめっき層と厚さ0.1〜3μm程度のAuめっき層またはAgめっき層とが、電解めっき法や無電解めっき法により順次被着されていることがより好ましい。
【0027】
かくして、本発明のパッケージは、白色セラミックスから成る枠体2は、内周面と外周面との間の厚みが0.8mm以上であり、かつ波長が400乃至700nmの光の反射率が80%以上であることから、枠体2は発光素子3の光を吸収することなく、枠体2の表面で光を効率良く反射することができるので、発光素子3の光をパッケージの外部に効率良く放射することができる。また、枠体2の内周面にメタライズ層および金属めっき層を被着しなくてもよいため、メタライズ層の剥離の問題が生じず、信頼性の高いものとなるとともに、簡易な構成のものを簡易な工程で低コストに製造できる。
【0028】
また、本発明の発光装置は、上記本発明の発光素子収納用パッケージと、搭載部1aに搭載された発光素子3と、発光素子3を覆う透明樹脂とを具備したものである。発光素子3を覆う透明樹脂は、発光素子3の露出表面のみを覆うように設けられていてもよいし、枠体2の内側に発光素子3を覆って充填されていてもよい。さらに、枠体2の上面にガラス,サファイア,石英,透光性樹脂から成る透光性蓋体を接着してもよい。また、本発明の発光装置は、発光ダイオード等の発光素子3を収納した小型のものであることから、個々に蓋をするよりも透明樹脂で発光素子3を覆った方が封止の作業性が良く、また内部のボンディングワイヤ5等の位置固定や各導体層の腐蝕防止等の点で有利なものである。
【0029】
なお、本発明は上述の実施の形態に限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲内で種々の変更を施すことは何等差し支えない。例えば、図3のパッケージの断面図に示すように、搭載部1aを導体層として形成せずに、発光素子3を基体1の上面に直接搭載し、その周囲に発光素子3の電極と電気的に接続されるメタライズ配線導体4a,4bを形成してもよい。この場合、発光素子3が搭載部1aに搭載されるとともに、発光素子3の電極とメタライズ配線導体4a,4bとをボンディングワイヤ5a,5b等を介して電気的に接続することとなる。また、複数の発光素子3が搭載されるものであったり、複数の配線層が形成されるものであっても構わない。、
【0030】
【実施例】
本発明の発光素子収納用パッケージの実施例を以下に説明する。
【0031】
枠体2の各種の厚みWに対する波長350〜750nmの光の反射率を以下のようにして評価した。まずSiOを1.53重量%、Alを96.25重量%、MgOを1.99重量%、CaOを0.20重量%、ZrOを0.03重量%含むSiO−Al−MgO−ZrO−CaO系の白色のセラミックスから成る、直径が50mmで6種類の厚さ(下記表1参照)のセラミックグリーンシートを準備し、これらを1600℃の高温にて焼成を行なって評価用のセラミック基板(試料No.1〜6)を作製した。
【0032】
そして、これらの6種類のセラミック基板のそれぞれに、ピーク波長が350nm〜750nmの9種類の光(下記表1参照)を照射し、光の反射率を分光測色計(ミノルタ社製「CM−3700d」)にて測定した。その結果を表1に示す。
【0033】
【表1】
Figure 2004207678
【0034】
表1より、厚みが0.8mm以上の試料No.4〜6では、光のピーク波長が400〜700nmにおいて反射率が80%以上であった(表中に○で示す)。
【0035】
厚みが0.8mm未満の試料No.1,2では、光のピーク波長が400〜700nmにおいて反射率は全て80%未満となった(表中に×で示す)。
【0036】
試料No.3では、光のピーク波長が450〜650nmにおいてのみ反射率が80%以上であり、鮮明なフルカラー表示が可能なピーク波長400〜700nmの光を効果的に反射することができなかった(表中に×で示す)。
【0037】
以上より、枠体2の厚みWを0.8mm以上とすることが必要であることが判った。これにより、光のピーク波長が400〜700nmにおいて光の反射率を80%以上とすることが可能となり、発光装置の発光効率を極めて高いものとすることができる。
【0038】
また、厚さWが10mmの枠状のセラミック基板を上記実施例と同様にして作製したところ、ピーク波長400〜700nmにおける反射率は80%以上であったが、極度に大型化となってしまい、発光素子収納用パッケージとしては不適当なもとなった。
【0039】
なお、本発明は上述の実施の形態および実施例に限定されず、本発明の要旨を逸脱しない範囲内で種々の変更を施すことは何等差し支えない。
【0040】
【発明の効果】
本発明の発光素子収納用パッケージは、白色のセラミックスから成る枠体は、内周面と外周面との間の厚みが0.8mm以上であり、かつ波長が400乃至700nmの光の反射率が80%以上であることから、枠体は発光素子が発する光を吸収することなく、枠体の表面で光を効率良く反射することができるので、発光素子が発する光を発光素子収納用パッケージの外部に効率良く放射することができる。また、枠体の内周面にメタライズ層および金属めっき層を被着しなくてもよいため、メタライズ層の剥離の問題が生じず、信頼性の高いものとなるとともに、簡易な構成のものを簡易な工程で低コストに製造できる。
【0041】
本発明の発光装置は、上記本発明の発光素子収納用パッケージと、搭載部に搭載された発光素子と、発光素子を覆う透明樹脂とを具備したことにより、簡易な構成で信頼性が高く、発光効率がきわめて高い高性能のものとなる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の発光素子収納用パッケージについて実施の形態の一例を示す断面図である。
【図2】従来の発光素子収納用パッケージの断面図である。
【図3】本発明の発光素子収納用パッケージについて実施の形態の他の例を示す断面図である。
【符号の説明】
1:基体
1a:搭載部
2:枠体
3:発光素子

Claims (2)

  1. 上面に発光素子を搭載するための搭載部を有する白色のセラミックスから成る略直方体の基体と、該基体の上面に前記搭載部を囲繞するように接合された白色のセラミックスから成る枠体とを具備しており、前記枠体は、内周面と外周面との間の厚みが0.8mm以上であり、かつ波長が400乃至700nmの光の反射率が80%以上であることを特徴とする発光素子収納用パッケージ。
  2. 請求項1記載の発光素子収納用パッケージと、前記搭載部に搭載された発光素子と、該発光素子を覆う透明樹脂とを具備したことを特徴とする発光装置。
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