JP2004206956A - 車両用灯具 - Google Patents

車両用灯具 Download PDF

Info

Publication number
JP2004206956A
JP2004206956A JP2002372948A JP2002372948A JP2004206956A JP 2004206956 A JP2004206956 A JP 2004206956A JP 2002372948 A JP2002372948 A JP 2002372948A JP 2002372948 A JP2002372948 A JP 2002372948A JP 2004206956 A JP2004206956 A JP 2004206956A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
reflector
light
sub
main
reflecting surface
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2002372948A
Other languages
English (en)
Inventor
Hisaya Morishita
久弥 森下
Masashi Kobayashi
正史 小林
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Ichikoh Industries Ltd
Original Assignee
Ichikoh Industries Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Ichikoh Industries Ltd filed Critical Ichikoh Industries Ltd
Priority to JP2002372948A priority Critical patent/JP2004206956A/ja
Priority to US10/739,535 priority patent/US7036967B2/en
Priority to DE60314362T priority patent/DE60314362T2/de
Priority to EP03029740A priority patent/EP1434001B1/en
Publication of JP2004206956A publication Critical patent/JP2004206956A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Images

Landscapes

  • Non-Portable Lighting Devices Or Systems Thereof (AREA)

Abstract

【課題】車両用灯具を車両用ヘッドランプ等として使用する場合、車両のデザインの関係により寸法が制限される場合があるが、制限された寸法に収めることと、性能との両立が困難である。そのような場合でも、寸法と性能とを両立することを目的とする。
【解決手段】リフレクタをメインリフレクタ11と第1サブリフレクタ13と第2サブリフレクタ14とから構成する。電球6が照射する光の一部は、メインリフレクタ11で直接前方へ反射し、残りの光は、第1サブリフレクタ13で第2サブリフレクタ14の方向へ反射後、第2サブリフレクタ14で前方に反射する。第1サブリフレクタ13を内側に傾けたことにより、照射された光が拡散する前に、第1サブリフレクタ13でこの光を反射させるので、第1サブリフレクタ13の寸法を小さくできる。この結果、前方を照らす性能を高め、且つ、寸法も小さくできる。
【選択図】 図1

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
この発明は、車両用灯具にかかるものである。特に、この発明は、寸法的な制限がある場合でも、光源から照射される光を有効に利用し、性能の向上を図る車両用灯具に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来の車両用灯具は、寸法的な制約等がある場合、リフレクタの寸法を小さくするためにリフレクタを二つの範囲に分け、片方の範囲のリフレクタは光源からの光の一部を直接前方に反射し、もう一方のリフレクタは光源からの光の残りの部分を一度他方のリフレクタに反射し、さらにそこで前方に反射している(例えば、特許文献1参照)。
【0003】
【特許文献1】
特開2000−173313号公報(第3−5頁、第3図)
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
ところが、前記の車両用灯具では、二つの範囲のリフレクタのうち、光源からの光を直接前方に反射する方のリフレクタで反射した反射光の一部が、他方のリフレクタに遮られる場合がある。また、光源からの光を直接前方に反射せずに、一度他方のリフレクタに向けて反射する方のリフレクタによって反射した反射光は、光源を通過後に他のリフレクタに到着し、そこで前方に反射される。これらのため、光源から照射された光を効率よく前方を照らす光として使えない場合がある。
【0005】
そこで、この発明は、寸法制限されている場合の車両用灯具において、必要な寸法に収め、なおかつ、性能を向上させることができる、車両用灯具を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】
上記の目的を達成するために、請求項1にかかる発明は、光源とリフレクタとを有する車両用灯具において、一体に形成されているリフレクタはメインリフレクタとサブリフレクタと逃げ部とから成り、さらにサブリフレクタは第1サブリフレクタと第2サブリフレクタとから成り、各リフレクタはそれぞれ反射面を有し、メインリフレクタの外側には、第1サブリフレクタが内側に傾けられ、且つ、逃げ部により当該メインリフレクタの端部より外側に逃がされて設けられており、一方、前記メインリフレクタの内側には、第2サブリフレクタの反射面が第1サブリフレクタ側に向けて設けられ、更に、前記第2サブリフレクタには、前記光源の挿通孔が設けられ、前記光源は前記挿通孔より挿通固定されることを特徴とする。
【0007】
即ち、この車両用灯具では、リフレクタをメインリフレクタと第1サブリフレクタ及び第2サブリフレクタとに分け、第1サブリフレクタを内側に傾けることにより、リフレクタの奥行き、及び全幅の寸法を減少させている。この結果、車両用灯具全体の寸法を小さくすることができる。
【0008】
また、請求項2にかかる発明は、光源とリフレクタとを有する車両用灯具において、一体に形成されているリフレクタはメインリフレクタとサブリフレクタと逃げ部とから成り、さらにサブリフレクタは第1サブリフレクタと第2サブリフレクタとから成り、メインリフレクタはメイン反射面を有し、第1サブリフレクタは一次反射面を有し、第2サブリフレクタは二次反射面を有し、光源には発光部が内設しており、メイン反射面は光源内の発光部が照射する光のうち最後方から所定の角度までの範囲の光を前方に反射し、一次反射面は発光部が照射する光のうち所定の角度から最前方までの範囲の光を二次反射面に向けて反射し、二次反射面は一次反射面からの光を前方に反射し、第1サブリフレクタはメインリフレクタの外側の位置で、メインリフレクタが反射した光を妨げない位置になる様にメインリフレクタとの間に逃げ部を介して設けられ、第2サブリフレクタはメインリフレクタの内側に設けられ、更に、第2サブリフレクタには前記光源の挿通孔が設けられ、前記光源は前記挿通孔に挿通されて所定の位置に組み立てられ、この時の当該光源の発光部の位置を基準として、前記リフレクタは構成されていることを特徴とする。
【0009】
即ち、この車両用灯具では、上記と同様に、リフレクタをメインリフレクタと、第1サブリフレクタ及び第2サブリフレクタとに分け、反射面をメイン反射面と、一次反射面及び二次反射面とに分けている。これらの反射面は、光源が照射した光のうち一部をメイン反射面で前方に反射させ、残りの光を一次反射面、二次反射面の作用上の組み合わせにより、前方に反射させている。この結果、光源が照射するほぼ全ての光を有効に活用出来るため、前方を照らす性能を高めることができる。
【0010】
また、請求項3にかかる発明は、光源とリフレクタとを有する車両用灯具において、一体に形成されているリフレクタはメインリフレクタとサブリフレクタと逃げ部とから成り、さらにサブリフレクタは、双方が有する反射面を組み合わせて電球からの照射光を前方に反射する第1サブリフレクタと第2サブリフレクタとから成り、光源には発光部が内設しており、メインリフレクタは光源内の発光部付近に焦点を有する曲面の一部から成るメイン反射面を有し、第1サブリフレクタは発光部付近に焦点を有し、且つ、二次反射面との間に第2焦点を有する曲面の一部から成る一次反射面を有し、第2サブリフレクタは一次反射面との間の第2焦点付近に焦点を有する曲面の一部から成る二次反射面を有し、メイン反射面は光源内の発光部が照射する光のうち最後方から所定の角度までの範囲の光を前方に反射し、一次反射面は発光部が照射する光のうち所定の角度から最前方までの範囲の光を二次反射面に向けて反射し、二次反射面は一次反射面からの光を前方に反射し、第1サブリフレクタはメインリフレクタの外側の位置で、発光部からの照射光を一次反射面が二次反射面に向けて反射できる角度に内側に傾けられ、且つ、メインリフレクタが反射した光を妨げない位置に、つまり、メインリフレクタの端部より外側に逃げるようにメインリフレクタとの間に逃げ部を介して設けられ、第2サブリフレクタはメインリフレクタの内側に、一次反射面からの光を前方に向けて反射できる角度に傾けられて設けられ、更に、第2サブリフレクタには前記光源の挿通孔が設けられ、前記光源は前記挿通孔に挿通されて所定の位置に組み立てられ、この時の当該光源内の発光部の位置を基準として、前記リフレクタは構成されていることを特徴とする。
【0011】
即ち、この車両用灯具では、上記と同様に、リフレクタをメインリフレクタと、第1サブリフレクタ及び第2サブリフレクタとに分けることにより、光源からの照射光を効率よく前方に反射できる。また、第1サブリフレクタを内側に傾けることにより、リフレクタの奥行き、及び全幅の寸法を減少させている。この結果、寸法が制限されている車両用灯具において、所定の寸法に収めることが出来る上に、光源が照射するほぼ全ての光を有効に活用出来るため、前方を照らす性能を高めることができる。
【0012】
【発明の実施の形態】
以下、この発明につき図面を参照しつつ詳細に説明する。なお、この実施の形態によりこの発明が限定されるものではない。また、下記実施の形態における構成要素には、当業者が置換可能、且つ、容易に想定できるもの或いは実質的に同一のものが含まれる。尚、車両用灯具の光源として、ハロゲン電球、白熱電球および放電灯があるが、実施の形態としてハロゲン電球について説明する。
【0013】
以下の説明は、本発明の車両用灯具を車両用ヘッドランプとして使用した場合と同様、車両用灯具が照射する方向を前方、電球の口金方向を後方として説明する。図1は、この発明の実施の形態に係る車両用灯具を示す断面図である。図2は、図1に示した車両用灯具の照射光の反射経路を示す図である。図3は、図1に示した車両用灯具の要部の斜視図である。図4は、従来のリフレクタの形状を示す図である。尚、この実施の形態では、光源となる電球6に内設している発光部7は、実際には所定の大きさを有しているが、便宜上、点状で形成しているものとして説明している。同図に示す車両用灯具1は、ランプハウジング2とランプレンズ3とにより、灯室4が区画されている。灯室4内には、車両用灯具1の光源として電球6が配置されている。この電球6は、ゴムキャップ5を介してランプハウジング2に固定されている。
【0014】
電球6内には、通電により発光するフィラメントが発光部7および走行用発光部7aとして2つ内設しており、発光部7の後方に走行用発光部7aが設けられている。これらの発光部は、発光部7が車両の走行時のすれ違い時用、走行用発光部7aが車両の走行時用として設けられている。また、灯室4内には、メインリフレクタ11、第1サブリフレクタ13、第2サブリフレクタ14および逃げ部18が、一体に形成されて配置されている。その配置は、外側から内側にかけて第1サブリフレクタ13、逃げ部18、メインリフレクタ11、第2サブリフレクタ14の順に配置されている。
【0015】
これらの具体的な形状は、第1サブリフレクタ後端部13bと、逃げ部外側端部18aとによって、第1角部19が形成されている。第1サブリフレクタ13は、この第1角部19から前方に向けて、且つ、内側に傾けられている形成されている。また、逃げ部18は、第1角部19から内側に向けて、且つ、後方に傾いて形成されている。このため、第1角部19は、外側に山状に形成された角部となっている。第1サブリフレクタ前端部13aと逃げ部内側端部18bとは、横方向において、ほぼ同一の位置となっている。このため、第1サブリフレクタ13は、全ての部分の横方向の位置が、逃げ部18の内側に形成されているメインリフレクタ11よりも、外側に位置している。
【0016】
また、逃げ部内側端部18bと、メインリフレクタ外側端部11aとによって、第2角部20が形成されている。逃げ部18は前記のように第1角部19から後方に傾いて形成されているので、第2角部20からは、前方に、且つ、外側に傾いて形成していることになる。メインリフレクタ11は第2角部20から後方に曲面を形成しながら設けられているが、逃げ部18が外側に傾いているので、第2角部20は、リフレクタの内側、つまり、発光部7側に山状に形成されている。
【0017】
また、メインリフレクタ内側端部11bと、第2サブリフレクタ外側端部14aとによって、第3角部21形成されている。第2サブリフレクタ14は、第2サブリフレクタ内側端部14bが前記第3角部21よりも前方になるように形成されている。つまり、第2サブリフレクタ14は、内側の面、若しくは、前方の面が、外側を向くように傾けられている。このため、第3角部21は、後方に山状となった形状になっている。この逃げ部内側端部18bの内側には、電球6の挿通孔22が設けられている。また、これらのメインリフレクタ11、第1サブリフレクタ13および第2サブリフレクタ14は、前方から見た形状がほぼ円形となっている。
【0018】
メインリフレクタ11の前面には、メイン反射面15が、第1サブリフレクタ13の内側を向いている面には、一次反射面16が、第2サブリフレクタ14の前面には二次反射面17が、それぞれ設けられている。また、発光部7の近傍の点を焦点F1、発光部7から横方向および前後方向にずれた所定の位置に有する点を第2焦点F2、焦点F1を通る前後方向の直線を中心線27とする。メイン反射面15は、焦点F1を焦点とし、且つ、中心線27上に仮想の頂点であるメインリフレクタ頂点26を有する放物面の一部と、ほぼ一致する形状となっている。この結果、メイン反射面15は、発光部7から照射される光のうち、最後端照射光25から中間照射光24までの光を前方に反射させることができる。
【0019】
一次反射面16は、焦点F1と、第2焦点F2との2つの点を焦点とする楕円の一部を、中心線27を中心として1回転してできた曲面とほぼ一致する形状となっている。この結果、一次反射面16は、発光部7からの光うち、中間照射光24から最前端照射光23までの光を二次反射面17側に反射させることができる。二次反射面17は、第2焦点F2を焦点とする放物線の一部を、中心線27を中心として1回転してできた曲面と、ほぼ一致する形状となっている。この結果、二次反射面17は、一次反射面16で反射し、第2焦点F2を通過した後、二次反射面17に到達した光を前方に反射させることができる。また、走行用発光部7aからの照射光も同様に、走行用最後端照射光25aから走行用中間照射光24aまでの範囲の光をメイン反射面15で前方に反射させることができる。また、走行用中間照射光24aから走行用最前端照射光23aまでの範囲の光を一次反射面16で二次反射面17側に反射し、二次反射面17に到達した光を当該二次反射面17で前方に反射させることができる。
【0020】
電球6は、前記第2サブリフレクタ14の挿通孔22に挿通し、当該電球6の発光部7が所定に位置にくるように組み立てられる。この状態の位置にある発光部7を基準として、当該車両用灯具1のリフレクタは構成されている。また、電球6の口金8にはコネクタ9が着脱可能に接続され、電気が供給される。
【0021】
以下、この車両用灯具1の動作について説明する。コネクタ9が口金8に接続された状態でランプスイッチ(図示省略)を通電側にすると、電球6内にある発光部7が通電により発光する。この発光により発光部7から照射される光のうち、最後端照射光25から、中間照射光24までの範囲の光は、メイン反射面15で前方に反射される。その際、メインリフレクタ11よりも前方にある第1サブリフレクタ13は、逃げ部18により、横方向においてメインリフレクタ11よりも外側に逃がしてあるので、前記のメイン反射面15で反射した反射光は、いずれのものにも遮られることなく前方を照射できる。発光部7から照射される残りの光、つまり、中間照射光24から最前端照射光23までの範囲の光は、一次反射面16によって二次反射面17に向けて反射される。二次反射面17に向けて反射された光は、第2焦点F2を通過後、二次反射面17に到達し、二次反射面17によって前方に反射される。
【0022】
これらと同様に、前記のランプスイッチを走行用にすると、走行用発光部7aが発光し、当該走行用発光部7aからの照射光が各反射面で反射される。照射光は範囲ごとにメイン反射面15、一次反射面16で分けて反射され、走行用最後端照射光25aから走行用中間照射光24aまでの範囲の光はメイン反射面15で前方に反射される。走行用中間照射光24aから走行用最前端照射光23aまでの範囲の光は一次反射面16で二次反射面17に向けて反射され、二次反射面17に到達した光は当該二次反射面17で前方に反射される。
【0023】
以上の車両用灯具1は、電球6の発光部7が照射する光のうち、最前端照射光23から中間照射光24までの範囲の光を、一次反射面16で二次反射面17の方向に反射させるよう、第1サブリフレクタ13を内側に傾けてある。通常この範囲の光は、当該車両用灯具1におけるメインリフレクタ外側端部11aの前方、つまり、メインリフレクタ11の前方で、且つ、外側の位置にある反射面(仮想メインリフレクタ28)で前方に反射させるが、当該車両用灯具1は、第1サブリフレクタ13を内側に傾けてあるため、この範囲の光を反射する一次反射面16が、仮想メインリフレクタ28と比較して電球6に近づいている。これにより、照射された光が拡散する前に、一次反射面16でこの光を反射させるので、第1サブリフレクタ13の寸法を小さくできる。また、通常の車両用灯具においては前記の範囲の光を反射する為に必要な仮想メインリフレクタ28が、当該車両用灯具1では不要になる。従って、発光部7からの光を直接前方に反射させる場合に比べて、リフレクタの前後方向、及び全幅の寸法を共に減少できる。また、発光部7から照射される光を2つの範囲に分けて、それぞれをメインリフレクタ11、サブリフレクタ12で前方に反射することにより、照射されるほぼ全域の光を、無駄なく一方向を照らす光として利用できる。
【0024】
また、メイン反射面15の形状とほぼ同一の放物面の焦点であると同時に、一次反射面16の形状とほぼ同一の楕円の2つの焦点のうちの一つでもある焦点F1よりも、走行用発光部7aは後方にある。そのため、メイン反射面15で反射した走行用発光部7aからの照射光は、発光部7からの照射光を反射した光と比較して拡散されることとなる。また、一次反射面16で反射した走行用発光部7aからの照射光は、一次反射面16で反射した発光部7からの照射光と比較して、二次反射面17の内側寄りに到達する。このため、これらの光を二次反射面17で反射する場合も、発光部7からの光よりも、走行用発光部7aからの光の方が、拡散して前方に反射されることとなる。従って、走行用発光部7aを発光させた場合は車両前方の、より広い範囲を照らすことができる。また、発光部7からの光を前方に反射させた場合の光は、通常すれ違い用として遠方を照らさないようにしてあるため、この場合に走行用発光部7aからの光を反射させた光は、より遠方を照らすことができる。この結果、寸法が制限されている車両用灯具1において、所定の寸法に収めることが出来る上に、電球6が照射するほぼ全ての光を有効に活用出来るため、前方を照らす性能を高めることができる。また、この車両用灯具1を車両用ヘッドランプとして使用することにより、車両のデザインの自由度を飛躍的に高めることができ、商品力の向上を図ることができる。
【0025】
なお、実施の形態ではハロゲン電球を説明したが、電球はハロゲン電球以外の、白熱電球または放電灯でもよい。また、この発明は、車両用ヘッドランプに限らず、電球をとリフレクタを使用し、一方向に照射する灯具ならば、その用途は問わない。
【0026】
【発明の効果】
以上から明らかなように、この発明にかかる車両用灯具(請求項1)によれば、リフレクタの奥行き、及び全幅の寸法を減少させることにより、車両用灯具全体の寸法を小さくすることができる。
【0027】
また、この発明にかかる車両用灯具(請求項2)によれば、反射面をメイン反射面と、一次反射面及び二次反射面とに分けることにより、電球が照射するほぼ全ての光を有効に活用出来るため、前方を照らす性能を高めることができる。
【0028】
また、この発明にかかる車両用灯具(請求項3)によれば、電球からの照射光の範囲ごとにリフレクタを分け、さらに、リフレクタの奥行き、及び全幅の寸法を減少させることにより、車両用灯具全体の寸法を小さくすることができ、且つ、前方を照らす性能を高めることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明にかかる車両用灯具の実施の形態を示す一部断面図である。
【図2】実施の形態の照射光の反射経路を示す図である。
【図3】実施の形態の要部の斜視図である。
【図4】従来のリフレクタの形状を示す図である。
【符号の説明】
1 車両用灯具
6 電球
7 発光部(すれ違い用)
7a 走行用発光部
8 口金
9 コネクタ
11 メインリフレクタ
12 サブリフレクタ
13 第1サブリフレクタ
14 第2サブリフレクタ
15 メイン反射面
16 一次反射面(第1サブリフレクタ)
17 二次反射面(第2サブリフレクタ)
18 逃げ部
19 第1角部(第1サブリフレクタ〜逃げ部)
20 第2角部(逃げ部〜メインリフレクタ)
21 第3角部(メインリフレクタ〜第2サブリフレクタ)
22 挿通孔
23 最前端照射光
23a 走行用最前端照射光
24 中間照射光
24a 走行用中間照射光
25 最後端照射光
25a 走行用最後端照射光
27 中心線
F1 焦点
F2 第2焦点

Claims (3)

  1. 光源とリフレクタとを有する車両用灯具において、
    一体に形成されているリフレクタはメインリフレクタとサブリフレクタと逃げ部とから成り、さらにサブリフレクタは第1サブリフレクタと第2サブリフレクタとから成り、各リフレクタはそれぞれ反射面を有し、
    メインリフレクタの外側には、第1サブリフレクタが内側に傾けられ、且つ、逃げ部により当該メインリフレクタの端部より外側に逃がされて設けられており、
    一方、前記メインリフレクタの内側には、第2サブリフレクタの反射面が第1サブリフレクタ側に向けて設けられ、
    更に、前記第2サブリフレクタには、前記光源の挿通孔が設けられ、前記光源は前記挿通孔より挿通固定されることを特徴とする車両用灯具。
  2. 光源とリフレクタとを有する車両用灯具において、
    一体に形成されているリフレクタはメインリフレクタとサブリフレクタと逃げ部とから成り、さらにサブリフレクタは第1サブリフレクタと第2サブリフレクタとから成り、
    メインリフレクタはメイン反射面を有し、第1サブリフレクタは一次反射面を有し、第2サブリフレクタは二次反射面を有し、
    光源には発光部が内設しており、
    メイン反射面は光源内の発光部が照射する光のうち最後方から所定の角度までの範囲の光を前方に反射し、一次反射面は発光部が照射する光のうち所定の角度から最前方までの範囲の光を二次反射面に向けて反射し、二次反射面は一次反射面からの光を前方に反射し、
    第1サブリフレクタはメインリフレクタの外側の位置で、メインリフレクタが反射した光を妨げない位置になる様にメインリフレクタとの間に逃げ部を介して設けられ、
    第2サブリフレクタはメインリフレクタの内側に設けられ、
    更に、第2サブリフレクタには前記光源の挿通孔が設けられ、前記光源は前記挿通孔に挿通されて所定の位置に組み立てられ、この時の当該光源の発光部の位置を基準として、前記リフレクタは構成されていることを特徴とする車両用灯具。
  3. 光源とリフレクタとを有する車両用灯具において、
    一体に形成されているリフレクタはメインリフレクタとサブリフレクタと逃げ部とから成り、さらにサブリフレクタは、双方が有する反射面を組み合わせて電球からの照射光を前方に反射する第1サブリフレクタと第2サブリフレクタとから成り、
    光源には発光部が内設しており、
    メインリフレクタは光源内の発光部付近に焦点を有する曲面の一部から成るメイン反射面を有し、第1サブリフレクタは発光部付近に焦点を有し、且つ、二次反射面との間に第2焦点を有する曲面の一部から成る一次反射面を有し、第2サブリフレクタは一次反射面との間の第2焦点付近に焦点を有する曲面の一部から成る二次反射面を有し、
    メイン反射面は光源内の発光部が照射する光のうち最後方から所定の角度までの範囲の光を前方に反射し、一次反射面は発光部が照射する光のうち所定の角度から最前方までの範囲の光を二次反射面に向けて反射し、二次反射面は一次反射面からの光を前方に反射し、
    第1サブリフレクタはメインリフレクタの外側の位置で、発光部からの照射光を一次反射面が二次反射面に向けて反射できる角度に内側に傾けられ、且つ、メインリフレクタが反射した光を妨げない位置に、つまり、メインリフレクタの端部より外側に逃げるようにメインリフレクタとの間に逃げ部を介して設けられ、第2サブリフレクタはメインリフレクタの内側に、一次反射面からの光を前方に向けて反射できる角度に傾けられて設けられ、
    更に、第2サブリフレクタには前記光源の挿通孔が設けられ、前記光源は前記挿通孔に挿通されて所定の位置に組み立てられ、この時の当該光源内の発光部の位置を基準として、前記リフレクタは構成されていることを特徴とする車両用灯具。
JP2002372948A 2002-12-24 2002-12-24 車両用灯具 Pending JP2004206956A (ja)

Priority Applications (4)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2002372948A JP2004206956A (ja) 2002-12-24 2002-12-24 車両用灯具
US10/739,535 US7036967B2 (en) 2002-12-24 2003-12-19 Vehicle lamp
DE60314362T DE60314362T2 (de) 2002-12-24 2003-12-23 Fahrzeugleuchte
EP03029740A EP1434001B1 (en) 2002-12-24 2003-12-23 Vehicle lamp

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2002372948A JP2004206956A (ja) 2002-12-24 2002-12-24 車両用灯具

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2004206956A true JP2004206956A (ja) 2004-07-22

Family

ID=32811403

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2002372948A Pending JP2004206956A (ja) 2002-12-24 2002-12-24 車両用灯具

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2004206956A (ja)

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP3986779B2 (ja) 車両用灯具
US7722233B2 (en) Optical module for a motor vehicle lighting device
EP2246613A1 (en) Vehicle lamp
JP4264319B2 (ja) 車両用前照灯
JP4983278B2 (ja) 車両用灯具
US8851726B2 (en) Vehicle lighting apparatus
JP2011146213A (ja) 車両用ヘッドランプ
JP7020259B2 (ja) 車両用灯具
JP2007194166A (ja) 車両用灯具
JP5368233B2 (ja) 車両用灯具
JP5460201B2 (ja) 車両用前照灯
JP2004206957A (ja) 車両用灯具
JP2006156045A (ja) 車両用前照灯
US7036967B2 (en) Vehicle lamp
JP2004193021A (ja) 車両用灯具
JP2008305790A (ja) 自動車用の、所定のスペースに適合するように構成された楕円タイプの照射デバイスのための光モジュール
JP2004206956A (ja) 車両用灯具
JP2006147196A (ja) 車両用前照灯
JP2004193022A (ja) 車両用灯具
JP2004227935A (ja) 車両用灯具
JP2004220912A (ja) 車両用灯具
JP2003208807A (ja) 自動車用前照灯
JP2007227240A (ja) 車両用灯具
JP4393279B2 (ja) 車両用前照灯
JP4315342B2 (ja) 車両用前照灯