JP2004205049A - 防振ブッシュ - Google Patents

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JP2004205049A
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rubber
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Yoshio Ihara
芳雄 井原
Seiya Takeshita
盛也 竹下
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Toyo Tire Corp
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Toyo Tire and Rubber Co Ltd
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Abstract

【課題】乗り心地性能を向上させ得る防振ブッシュを提供する。
【解決手段】内外筒2,3間のゴム状弾性体4において、軸直角方向で内側に軸方向端面に開口する第1のすぐり孔5を形成し、この第1のすぐり孔5と軸直角方向で外側に並列され軸方向端面に開口する第2のすぐり孔6を形成し、荷重−撓み線図における変曲点を増やして、低域ばねと高域ばねとの間の急激なばね定数の変化を解消させて乗り心地性能を向上させる。
【選択図】 図1

Description

本発明は、自動車のサスペンション等に用いられる防振ブッシュに関するものである。
従来の防振ブッシュは、内外筒の間にゴム状弾性体が介在されたものであって、2方向あるいは3方向のばね定数を変えるために、ゴム状弾性体の軸方向端面に開口するすぐり孔(軸方向の孔)が形成されている。
このすぐり孔の軸方向から見た形状は、すぐり方向のばね特性の立ち上がり方を考慮して種々の形状のものが採用されている。
ところで、上記従来の防振ブッシュにおいては、すぐり部の軸直角方向(内筒の半径方向)の配列がゴム→すぐり孔→ゴムとなっており、図3(a)のごとく、荷重−撓み曲線図における変曲点aを1つしか持たず、すぐり孔を無くす程の荷重が防振ブッシュに入力された場合、急激な荷重の立ち上がりを生じ、乗り心地性能を悪化することになる。
また、分担荷重を受けてすぐり孔がなくなってしまうものでは、動的ばね定数が高くなり、同じく乗り心地性能を悪化させてしまう。
本発明は、このような課題に鑑み、乗り心地性能を改善するために、ゴム状弾性体において、軸直角方向で内側に軸方向端面に開口する第1のすぐり孔を形成し、この第1のすぐり孔と軸直角方向で外側に並列され軸方向端面に開口する第2のすぐり孔を形成することにより、荷重−撓み線図における変曲点をさらに増加させ、低域ばねと高域ばねとの間の急激なばね定数の変化を緩やかなな曲線状に設定し、乗り心地性能を向上させるようにした。しかも、ゴム状弾性体の軸直角方向で2つのすぐり孔を並設させれば、すぐり方向(軸直角方向)に分担荷重を受けて第1のすぐり孔が無くなった場合であっても、第2のすぐり孔が存在するため、振動伝達率を低減させて、動ばね定数を低減させることもできる。
この第2のすぐり孔の軸方向長さは、特に限定されず、ゴム状弾性体の軸方向に貫通した態様、あるいは軸方向の途中まで形成された態様、さらには肉抜き態様のいずれをも採用可能である。また、すぐり孔の軸方向からみた形状についても軸直角方向に求められるばね特性に応じて適宜選択すればよく、例えば、円状、楕円状、円弧状、あるいは逆円弧状のいずれを採用してもよい。
ここで、第1のすぐり孔は、ゴム状弾性体に少なくとも1個以上形成されたものであれば、軸方向に貫通したものや途中まで形成されたもののいずれであってもよく、また、すぐり孔の数も特に限定されず、複数個形成されたものであってもよい。例えば、内筒を挟んで上下方向に一対形成された態様が挙げられる。この場合、第2のすぐり孔は、第1のすぐり孔の数に応じて複数個形成すればよい。
なお、第1のすぐり孔と第2のすぐり孔との配置関係は、軸直角方向内側を第1のすぐり孔、軸直角方向外側を第2のすぐり孔と指称するが、これを逆転した態様であってもよいことは勿論である。
本発明によると、第1のすぐり孔と軸直角方向で並列的に第2のすぐり孔を形成したので、低域ばねと高域ばねとの間の急激なばね定数の変化をなくし、乗り心地性能を向上させることができる。
図1は本発明の第1の実施形態を示す防振ブッシュの軸方向からみた正面図、図2は、その側面断面図である。
図示のごとく、本実施形態における防振ブッシュ1は、内筒2と、その周囲に配置された外筒3と、内外筒の間に介在されたゴム状弾性体4とを備え、このゴム状弾性体4に、軸直角方向で内側に軸方向端面に開口する第1のすぐり孔5が形成され、この第1のすぐり孔5と軸直角方向で外側に並列され軸方向端面に開口する第2のすぐり孔6が形成されている。
内筒2は、金属製又は樹脂製の厚肉円筒状部材であって、その中央孔2aにボルトを貫通させて車両ブラケット等に取り付けられる。外筒3は、金属製又は樹脂製の薄肉円筒状部材であって、サスペンションアームなどの連結筒に内嵌圧入されて取り付けられる。
ゴム状弾性体4は、天然ゴム又は合成ゴム、あるいは樹脂エラストマーから構成され、内外筒2,3を加硫得接着するものである。なお、ゴム状弾性体4は、内筒2に加硫成形された後、外筒3に圧入する方式を採用してもよい。
第1のすぐり孔5は、内筒を挟んでその上下方向に一対形成されたもので、軸方向(内筒の長さ方向)に貫通されている。この第1のすぐり孔5の軸方向からみた形状は、ばね特性に応じて適宜形状を選択できるが、本実施形態では円弧状に形成されている。
第2のすぐり孔6は、第1のすぐり孔5よりも軸直角方向で外側に並列され、軸方向に貫通形成されたもので、内筒を挟んで上下方向に一対形成されている。この第2のすぐり孔6の軸方向からみた形状は、円状に設定されているが、図4の(a)のごとく楕円状、同図(b)のごとく逆円弧状、同図(c)のごとく円弧状のいずれであってもよい。第1のすぐり孔5及び第2のすぐり孔6は、ゴム状弾性体4の加硫成形時に形成される。
図3の(a)は従来の防振ブッシュにおける荷重―撓み線図、同図(b)は本実施形態の防振ブッシュにおける荷重―撓み線図である。本実施の形態のように、第1のすぐり孔5の他に、第2のすぐり孔6を設けると、図3(b)のごとく、低ばね域と高ばね域との変曲点a、bが増加し、その分緩やかな立ち上がり曲線となるので、防振ブッシュ1にすぐり孔5、6をなくす程の荷重が加わっても、急激なばね定数の変化がなくなり、乗り心地性能を良好にできる。また、上下方向に分担荷重を受けて第1のすぐり孔5が無くなった場合であっても、第2のすぐり孔6が存在するため、振動伝達率を低下させ、動ばね定数を低減させることができる。
図5は第2の実施形態における防振ブッシュの側面断面図であるが、この実施形態では、要求されるばね特性に応じて第2のすぐり孔6を軸方向に貫通させずに、途中まで形成したもので、その他の構成は第1の実施形態と同様である。この実施形態においても上記第1の実施形態と同様な作用効果を奏する。
図6は第3の実施形態における防振ブッシュの正面図である。この実施形態は、第1のすぐり孔5の軸方向からみた形状を逆円弧状に形成したもので、第2のすぐり孔6は円状に形成されている。その他の構成は第1の実施形態あるいは第2の実施形態と同様である。この実施形態においても、上記実施形態と同様な作用効果を奏することになる。
本発明の第1の実施形態をおける防振ブッシュの軸方向からみた正面図 その側面断面図 (a)は従来の防振ブッシュにおける荷重―撓み線図、同図(b)は本実施形態の防振ブッシュにおける荷重―撓み線図 (a)(b)(c)は夫々第2のすぐり孔の軸方向からみた形状を表す図 第2の実施形態における防振ブッシュの側面断面図 第3の実施形態における防振ブッシュの正面図
符号の説明
1 防振ブッシュ
2 内筒
3 外筒
4 ゴム状弾性体
5 第1のすぐり孔
6 第2のすぐり孔

Claims (4)

  1. 内外筒の間にゴム状弾性体が介在された防振ブッシュであって、前記ゴム状弾性体において、軸直角方向で内側に軸方向端面に開口する第1のすぐり孔が形成され、該第1のすぐり孔と軸直角方向で外側に並列され軸方向端面に開口する第2のすぐり孔が形成された防振ブッシュ。
  2. 前記第2のすぐり孔は、前記ゴム状弾性体の軸方向に貫通形成された請求項1記載の防振ブッシュ。
  3. 前記第2のすぐり孔は、前記ゴム状弾性体の軸方向端面から軸方向の途中まで形成された請求項1記載の防振ブッシュ。
  4. 前記第1のすぐり孔がゴム状弾性体の周方向に複数個形成され、前記第2のすぐり孔が第1のすぐり孔に対応して周方向に複数個形成された請求項1、2又は3記載の防振ブッシュ。
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