JP2004203322A

JP2004203322A - Pneumatic tire

Info

Publication number: JP2004203322A
Application number: JP2002377322A
Authority: JP
Inventors: Mie Nonaka; 美恵野中
Original assignee: Bridgestone Corp
Current assignee: Bridgestone Corp
Priority date: 2002-12-26
Filing date: 2002-12-26
Publication date: 2004-07-22
Anticipated expiration: 2022-12-26
Also published as: JP4377125B2

Abstract

<P>PROBLEM TO BE SOLVED: To provide a pneumatic tire capable of suppressing stone biting during running on a road and preventing eccentric wear of a block of a tread shoulder zone. <P>SOLUTION: A tread is provided with at least two circumferential main grooves 2 continuously extending in a circumferentially zigzag shape. A plurality of land rows 4, 5 and 7 are partitioned between the circumferential main grooves 2 and between the circumferential main groove 2 and a tread side edge 6, and groove width of the circumferential main groove 2 is set narrow in a part where the circumferential main groove 2 is close to a tire equator line side C, and large in a part where the circumferential main groove 2 is close to the tread side edge 6 side. <P>COPYRIGHT: (C)2004,JPO&NCIPI

Description

【０００１】
【発明の属する技術分野】
本発明は、空気入りタイヤなかでも重荷重用ラジアルタイヤに関するものである。
【０００２】
【従来の技術】
従来の重荷重用空気入りラジアルタイヤにおけるトレッドパターンとしては、特開平５−８５１０５号公報および特開平６−４８１１８号公報に示されるように、周方向溝はタイヤ周方向にジグザグ状に複数本設け、その溝壁は相互に平行に形成されたものが多く用いられてきた。トレッドセンター域に設けられる周方向溝は路面走行時に石をかみこみやすく、一旦噛み込むと、石は向かい合う溝壁に挟持されて抜けにくく、そのまま走行すると溝底に損傷を与え、その損傷からクラックが発生してベルトまで進展し、ベルト損傷にいたるおそれがあった。
【０００３】
また、多くの場合、周方向溝とトレッド側縁との間に区画される陸部列においては、それを横切って延びる横溝により、各ブロックが区画され、特にトレッドセンター域のブロックでは偏摩耗が発生することが多かった。
ところが、現在にいたるまで、トレッドセンター域の周方向溝の形状を工夫して、石噛みを防止する技術は確立されておらず、また、トレッドショルダー域のブロックの偏摩耗を防止する技術も確立されていなかった。
【０００４】
【特許文献１】
特開平５−８５１０５号公報
【特許文献２】
特開平６−４８１１８号公報
【０００５】
【発明が解決しようとする課題】
本発明は、従来技術が抱えるこのような問題点を解決することを課題とするものであり、路面走行時の石噛みを抑制でき、トレッドショルダー域のブロックの偏摩耗を防止できる空気入りタイヤを提供するものである。
【０００６】
【課題を解決するための手段】
本発明に係る空気入りタイヤは、トレッド踏面に、周方向にジグザグ状に連続して延びる少なくとも二本の周方向主溝を設け、それらの周方向主溝間および周方向主溝とトレッド側縁との間に、複数の陸部列を区画し、周方向主溝の溝幅を、周方向主溝がタイヤ赤道線側に近接する部分で狭く、トレッド側縁側に近接する部分で広くしてなる。
【０００７】
これによれば、周方向主溝に、石が噛み込んでも、周方向主溝の相互に向かい合う溝壁は相互に平行ではないため、向かい合う溝壁が石に対して及ぼす力の方向をずらせて、溝壁が噛みこんだ石を挟持して保持することを防ぐことができる。
さらに、相互に向かい合う溝壁が噛みこんだ石に対し及ぼす力の合力の方向が、周方向主溝の狭幅の部分から広幅の部分に向かうため、噛みこんだ石は広幅部分に向けて押し出され、周方向主溝が石を噛み込んだ場合でも、周方向主溝からその石を離脱させることができる。
【０００８】
ここで好ましくは、周方向主溝の狭幅部の幅を、周方向主溝の広幅部の幅の０．８５〜０．６５倍とする。
これによれば、溝壁が石を保持することを防ぐ効果と、周方向主溝の狭幅の部分から広幅の部分に向けて、溝壁が噛みこんだ石を押し出す効果を、十分なものとするとともに、陸部列の剛性を確保することができる。
この比率が０．８５より大きいと、石噛み防止効果が小さくなり、０．６５より小さいと、ジグザグ状の周方向主溝により区画される陸部列の、エッジ部分が鋭角になりすぎて陸部列の剛性が小さくなりすぎて、偏摩耗が増大し好ましくない。
【０００９】
また好ましくは、トレッド側縁近傍に区画されるショルダー陸部列に、それを横切って延びる横溝を設けるとともに、トレッド側縁の形状を、周方向に連続したジグザグ状とする。
これによれば、トレッド側縁のエッジ成分により駆動制動性能の向上を図ることができる。
【００１０】
さらに好ましくは、周方向主溝のトレッド幅方向外側に、一対の周方向にジグザグ状に延びる周方向副溝を設け、それらの周方向副溝の溝幅を、周方向主溝の溝幅よりも狭くする。
これによれば、周方向副溝により区画されるそれぞれの陸部列が、曲線走行時に横力を受けた場合に互いに干渉して、それぞれの陸部列の横剛性を高めて、偏摩耗の発生を防止することができる。
【００１１】
また好ましくは、タイヤ赤道面近傍の一対の周方向主溝により区画されるセンター陸部列に、それを横切って延びてそれぞれの周方向主溝に開口する横溝を設け、横溝の溝底に上げ底部分を設ける。
これによれば、路面走行においてとくに摩耗が激しい、センター陸部列において、横溝を設けることにより形成される各ブロックの剛性の低下を抑制し、各ブロックの偏摩耗を抑制することができる。
【００１２】
さらに好ましくは、上げ底部分の高さを周方向主溝の深さの０．８５〜０．７５倍とする。
これによれば、センター陸部列の各ブロックの偏摩耗を抑制するとともに、適正なウェット排水性能を確保することができる。
上げ底部分の高さが周方向主溝深さの０．８５より大きいと、ウェット排水性能が低下し、０．７５より小さいと、ブロックの剛性を高める効果が小さくなり偏摩耗の抑制効果が小さくなる。
【００１３】
【発明の実施の形態】
以下に、この発明の実施の形態を図面に示すところに基づいて説明する。
図１は本発明の実施の形態を示すトレッドパターンの展開図である。タイヤの内部構造は、一般的な重荷重用ラジアルタイヤのそれと同様であるので図示を省略する。
図中１はトレッド踏面を示す。ここでは、トレッド踏面１のタイヤ赤道線Ｃからトレッド幅Ｗのほぼ１／６離隔した位置に、一対の周方向主溝２をジグザグ状に連続させて設け、タイヤ赤道面からトレッド幅Ｗのほぼ１／３離隔した位置に、一対の周方向副溝３をジグザグ状に連続させて設け、一対の周方向主溝２の間にセンター陸部列４を、周方向主溝２と周方向副溝３との間にセカンド陸部列５を、周方向副溝３とトレッド側縁６との間にショルダー陸部列７を区画する。
【００１４】
周方向副溝３のトレッド側縁側に近接した位置からトレッド側縁に向けて横溝８を設け、横溝８により、ショルダー陸部列７は各ブロック９に区画される。
一対の周方向主溝２のタイヤ赤道線Ｃに近接した位置の相互間を連通する横溝１０を設け、横溝１０により、センター陸部列４は各ブロック１１に区画される。横溝１０の溝底には上げ底部分１２を設ける。
周方向主溝２と周方向副溝３との間にはそれらを連通する横溝１３を設け、横溝１２によりセカンド陸部列５は各ブロック１４に区画される。
【００１５】
周方向主溝２は、その溝幅が、横溝１３に連通する位置で最大幅ｗ１となり、横溝１０に連通する位置で最小幅ｗ２となるように、形成され、ｗ２はｗ１の０．８５〜０．６５倍としている。
周方向副溝３の溝幅ｗ３は周方向に対し一定であり、ｗ３はｗ２より小さく設定する。
トレッド側縁６は周方向に連続して、横溝８に連通する位置で最もタイヤ赤道線Ｃ側に位置させてジグザグ状に形成する。
【００１６】
ここで、トレッド幅Ｗとは、タイヤを適用リムに装着するとともに、規定の空気圧を充填しての、無負荷状態のタイヤのトレッド模様部分の両端の直線距離をいうものとする。なお、適用リムとは下記の規格に規定されたリムをいい、規定の空気圧とは、下記の規格において、最大負荷能力に対応して規定される空気圧をいい、最大負荷能力とは、下記の規格でタイヤに負荷することが許される最大の質量をいう。
そして規格とは、タイヤが生産又は使用される地域に有効な産業規格によって決められている。例えば、アメリカ合衆国では”The Tire and Rim AssociationInc.のYear Book”であり、欧州では”The European Tire and Rim Technical OrganizationのStandards Manual”であり、日本では日本自動車タイヤ協会の”JATMA Year Book”である。
【００１７】
これによれば、周方向主溝２に石が噛み込んでも、周方向主溝２の向かい合う溝壁を相互に傾斜させて平行としないことにより、その石を溝壁の間に挟持することを防止し、狭幅部から広幅部に向けて溝壁が石を押し出して離脱させ、周方向主溝２が石を保持したまま走行して溝底を傷つけ、そこからトレッドゴムにクラックが進展することを防ぐことができる。
また、横溝１０に上げ底部分１２を設けて、センター陸部列４の各ブロック１１の剛性を高めることにより、偏摩耗を防止することができる。
【００１８】
【実施例】
（実施例１）
本発明に係る空気入りタイヤの、石噛みの防止効果を評価する目的で、サイズが１１Ｒ２２．５の、図１に示すトレッドパターンを有する実施例タイヤ１〜３および従来のトレッドパターンを有する比較例タイヤ１とを、サイズが８．２５×２２．５のリムに装着し、タイヤへの充填空気圧を６９０ｋＰａとし、試験車両に装着して、非舗装路面のテストコースを、４ｋｍ走行して、走行後のタイヤの石噛み個数を測定した。その結果を表１に示す。
【００１９】
【表１】

【００２０】
表１の実施例タイヤ１〜３と比較例タイヤ１とを比較すると、大幅にタイヤの石噛み個数を低減できていることが分かる。
実施例タイヤ１と実施例タイヤ２とを比較すると、狭幅部／広幅部の比率は０．８５より大きくなると、石噛みの防止効果が薄くなることがわかる。
また、実施例タイヤ１と実施例タイヤ３とを比較すると、狭幅部／広幅部の比率は小さいほうが、石噛みの防止効果は大きくなることが分かるがが、排水性能の点で好ましくない。
【００２１】
（実施例２）
本発明に係る空気入りタイヤの、センター陸部列の各ブロックの偏摩耗の防止効果を評価する目的で、サイズが１１Ｒ２２．５の、図１に示すトレッドパターンを有する実施例タイヤ１、４〜６を、サイズが８．２５×２２．５のリムに装着し、タイヤへの充填空気圧を６９０ｋＰａとし、試験車両に装着して、アスファルトで舗装された路面を、約５万ｋｍ走行して、走行後のタイヤのセンター陸部列の各ブロックのＨ／Ｔ摩耗を測定した。
また、速度８０ｋｍ／ｈからウェット状態の路面にて制動試験を行い、その制動性能を実施例タイヤ１を１００として指数評価した。数値は小さいほど制動距離が長くなることを示す。
その結果を表２に示す。
【００２２】
【表２】

【００２３】
表２の実施例タイヤ１と実施例タイヤ５とを比較すると、上げ底部分を設けることにより、大幅にセンター陸部列の各ブロックの偏摩耗を低減できていることが分かる。
また、上げ底部分の高さが主溝深さの０．４３倍の実施例タイヤ４では偏摩耗の防止効果が小さく、上げ底部分の高さが主溝深さの１倍の実施例タイヤ６では偏摩耗の防止効果は大きいが、制動性能が低下してしまう。このため、上げ底部分の高さは、実施例タイヤ１のタイヤの様に、主溝深さの０．８５〜０．７５倍とするのが好ましい。
【００２４】
【発明の効果】
以上に述べたところから明らかなように、この発明によれば、トレッド踏面に、周方向にジグザグ状に連続して延びる少なくとも二本の周方向主溝を設け、それらの周方向主溝間および周方向主溝とトレッド側縁との間に、複数の陸部列を区画し、周方向主溝の溝幅を、周方向主溝がタイヤ赤道線側に近接する部分で狭く、トレッド側縁側に近接する部分で広くすることにより、周方向主溝に、石が噛み込んでも、周方向主溝の相互に向かい合う溝壁は相互に平行ではないため、向かい合う溝壁が石に対して及ぼす力の方向をずらせて、溝壁が噛みこんだ石を保持することを防ぐことができる。さらに、溝壁が噛みこんだ石に対し及ぼす力の合力が、周方向主溝の狭幅の部分から広幅の部分に向かうため、噛みこんだ石は広幅部分に向けて押し出され、周方向主溝が石を噛み込んだ場合でも、周方向主溝からその石を離脱させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図１】本発明の実施の形態を示すトレッドパターンの展開図である。
【符号の説明】
１トレッド部
２周方向主溝
３周方向副溝
４センター陸部列
５セカンド陸部列
６トレッド側縁
７ショルダー陸部列
８横溝
９ブロック
１０横溝
１１ブロック
１２上げ底部分
１３横溝
１４ブロック[0001]
TECHNICAL FIELD OF THE INVENTION
The present invention relates to a heavy-duty radial tire among pneumatic tires.
[0002]
[Prior art]
As a tread pattern in a conventional pneumatic radial tire for heavy load, as shown in JP-A-5-85105 and JP-A-6-48118, a plurality of circumferential grooves are provided in a zigzag manner in the tire circumferential direction, Many of the groove walls are formed in parallel with each other. The circumferential groove provided in the tread center area makes it easy to bite stones when traveling on the road surface, and once bitten, the stones are pinched by the opposing groove walls and are difficult to come off, and when traveling as it is, damage to the groove bottom and cracks from damage Then, there was a risk that the belt might be damaged and propagated to the belt.
[0003]
In addition, in many cases, in a land row defined between the circumferential groove and the tread side edge, each block is defined by a horizontal groove extending across the land row, and uneven wear is particularly observed in a block in a tread center area. It often occurred.
However, to date, no technology has been established to prevent stone biting by devising the shape of the circumferential groove in the tread center area, and a technique has also been established to prevent uneven wear of the blocks in the tread shoulder area. Had not been.
[0004]
[Patent Document 1]
JP-A-5-85105 [Patent Document 2]
JP-A-6-48118
[Problems to be solved by the invention]
An object of the present invention is to solve such problems of the related art, and a pneumatic tire that can suppress stone biting when traveling on a road surface and can prevent uneven wear of a block in a tread shoulder region. To provide.
[0006]
[Means for Solving the Problems]
The pneumatic tire according to the present invention is provided with at least two circumferential main grooves extending continuously in a zigzag shape in the circumferential direction on the tread tread surface, and between the circumferential main grooves and the circumferential main groove and the tread side edge. In between, a plurality of land rows are partitioned, and the groove width of the circumferential main groove is narrow at a portion where the circumferential main groove is close to the tire equatorial line side and wide at a portion near the tread side edge side. Become.
[0007]
According to this, even if a stone is caught in the circumferential main groove, the mutually facing groove walls of the circumferential main groove are not mutually parallel, so that the direction of the force exerted on the stone by the facing groove wall is shifted. Further, it is possible to prevent the groove wall from pinching and holding the bitten stone.
Furthermore, the direction of the resultant force of the forces exerted on the stones bitten by the mutually facing groove walls goes from the narrow part of the circumferential main groove to the wide part, so that the bite stone is pushed out toward the wide part. Therefore, even when the circumferential main groove bites a stone, the stone can be detached from the circumferential main groove.
[0008]
Here, preferably, the width of the narrow portion of the circumferential main groove is 0.85 to 0.65 times the width of the wide portion of the circumferential main groove.
According to this, the effect of preventing the groove wall from holding the stone and the effect of pushing out the stone that the groove wall bites from the narrow part of the circumferential main groove toward the wide part is sufficient. And the rigidity of the land row can be ensured.
If this ratio is greater than 0.85, the effect of preventing stone biting will decrease, and if it is less than 0.65, the edge portion of the land portion row defined by the zigzag-shaped circumferential main grooves will be too acute to land. The rigidity of the row is too small, and uneven wear increases, which is not preferable.
[0009]
Preferably, the shoulder land portion row partitioned in the vicinity of the tread side edge is provided with a lateral groove extending across the shoulder land portion row, and the shape of the tread side edge is formed in a continuous zigzag shape in the circumferential direction.
According to this, the drive braking performance can be improved by the edge component of the tread side edge.
[0010]
More preferably, a pair of circumferential sub-grooves extending in a zigzag manner in the circumferential direction are provided on the outer side in the tread width direction of the circumferential main groove, and the groove widths of the circumferential sub-grooves are made larger than the groove width of the circumferential main groove. Also narrow.
According to this, when each of the land portion rows defined by the circumferential sub-grooves receives a lateral force during curve running, they interfere with each other, thereby increasing the lateral rigidity of each of the land portion rows, resulting in uneven wear. Occurrence can be prevented.
[0011]
Also preferably, a center land portion row defined by a pair of circumferential main grooves near the tire equatorial plane is provided with a horizontal groove extending across the center land portion row and opening in each circumferential main groove, and a raised bottom is provided on the groove bottom of the horizontal groove. Parts are provided.
According to this, it is possible to suppress a decrease in the rigidity of each block formed by providing the lateral groove in the center land row where the wear is particularly severe when traveling on a road surface, and it is possible to suppress the uneven wear of each block.
[0012]
More preferably, the height of the raised bottom portion is 0.85 to 0.75 times the depth of the circumferential main groove.
According to this, it is possible to suppress uneven wear of each block in the center land row and secure appropriate wet drainage performance.
When the height of the raised bottom portion is larger than the circumferential main groove depth of 0.85, the wet drainage performance is reduced. When the height is smaller than 0.75, the effect of increasing the rigidity of the block is small and the effect of suppressing uneven wear is small. Become.
[0013]
BEST MODE FOR CARRYING OUT THE INVENTION
Hereinafter, embodiments of the present invention will be described with reference to the drawings.
FIG. 1 is a developed view of a tread pattern showing an embodiment of the present invention. The internal structure of the tire is the same as that of a general heavy-duty radial tire, and is not shown.
In the drawing, reference numeral 1 denotes a tread tread. Here, a pair of circumferential main grooves 2 are continuously provided in a zigzag manner at a position approximately 1/6 of the tread width W from the tire equator C on the tread tread 1, and the tread width W is substantially equal to the tire equatorial plane. A pair of circumferential sub-grooves 3 are continuously provided in a zigzag manner at positions separated by ３, and a center land portion row 4 is provided between the pair of circumferential main grooves 2, and the circumferential main groove 2 and the circumferential sub-groove 2 are arranged. The second land portion row 5 is defined between the groove 3 and the shoulder land portion row 7 is defined between the circumferential sub groove 3 and the tread side edge 6.
[0014]
A lateral groove 8 is provided from a position close to the tread side edge side of the circumferential sub groove 3 toward the tread side edge, and the shoulder land portion row 7 is partitioned into each block 9 by the lateral groove 8.
A pair of circumferential main grooves 2 is provided with a lateral groove 10 which communicates between positions adjacent to the tire equator line C. The lateral groove 10 divides the center land row 4 into blocks 11. A raised bottom portion 12 is provided at the bottom of the lateral groove 10.
Between the circumferential main groove 2 and the circumferential sub-groove 3, there is provided a lateral groove 13 for communicating between them, and the lateral land 12 divides the second land row 5 into blocks 14.
[0015]
The circumferential main groove 2 is formed such that its groove width becomes a maximum width w1 at a position communicating with the lateral groove 13 and a minimum width w2 at a position communicating with the lateral groove 10, and w2 is 0.85 of w1. It is 0.65 times.
The groove width w3 of the circumferential sub groove 3 is constant in the circumferential direction, and w3 is set smaller than w2.
The tread side edge 6 is formed in a zigzag shape continuously in the circumferential direction and located closest to the tire equator C at a position communicating with the lateral groove 8.
[0016]
Here, the tread width W refers to a straight line distance between both ends of a tread pattern portion of a tire in a no-load state after a tire is mounted on an applicable rim and a specified air pressure is filled. The applicable rim refers to the rim specified in the following standard, and the specified air pressure refers to the air pressure specified corresponding to the maximum load capacity in the following standard, and the maximum load capacity refers to the following. Refers to the maximum mass allowed to be applied to the tire according to the standard.
The standard is determined by an industrial standard effective in a region where the tire is manufactured or used. For example, in the United States it is "The Year of the Tire and Rim Association Inc.", in Europe it is the "Standards Manual of the European Tire and Rim Technical Organization", and in Japan it is the "JATMA Year Book" of the Japan Automobile Tire Association.
[0017]
According to this, even if a stone bites into the circumferential main groove 2, the stone walls are sandwiched between the groove walls by inclining the mutually facing groove walls so as not to be parallel to each other. The groove wall pushes out the stone from the narrow part toward the wide part to separate it, and the circumferential main groove 2 travels while holding the stone and damages the groove bottom, from which cracks develop in the tread rubber. Can be prevented.
Further, by providing the raised bottom portion 12 in the lateral groove 10 and increasing the rigidity of each block 11 of the center land row 4, uneven wear can be prevented.
[0018]
【Example】
(Example 1)
Example tires 1 to 3 having a size of 11R22.5 and having a tread pattern shown in FIG. 1 and a comparative example having a conventional tread pattern for the purpose of evaluating the effect of preventing the stone from being caught by the pneumatic tire according to the present invention. Tire 1 is mounted on a rim with a size of 8.25 × 22.5, the air pressure charged to the tire is 690 kPa, the tire is mounted on a test vehicle, and the vehicle travels 4 km on a test course on an unpaved road surface. The number of stone bites of the tire afterward was measured. Table 1 shows the results.
[0019]
[Table 1]

[0020]
Comparing the example tires 1 to 3 in Table 1 with the comparative example tire 1, it is understood that the number of stone bites of the tire can be significantly reduced.
Comparing Example Tire 1 and Example Tire 2, it can be seen that when the ratio of the narrow portion / the wide portion is larger than 0.85, the effect of preventing stone biting is reduced.
In addition, comparing Example Tire 1 and Example Tire 3, it can be seen that the smaller the ratio of the narrow portion / the wide portion is, the greater the effect of preventing stone biting is, but it is not preferable in terms of drainage performance.
[0021]
(Example 2)
Example tires 1, 4 to 4 having a size of 11R22.5 and having a tread pattern shown in FIG. 1 for the purpose of evaluating the effect of preventing the uneven wear of each block of the center land row in the pneumatic tire according to the present invention. 6 was mounted on a rim with a size of 8.25 × 22.5, the filling air pressure into the tire was 690 kPa, the vehicle was mounted on a test vehicle, and it traveled about 50,000 km on an asphalt-paved road surface. The H / T wear of each block in the center land row of the tire after running was measured.
Further, a braking test was performed on a road surface in a wet state from a speed of 80 km / h, and the braking performance was evaluated by an index using the tire 1 of the example as 100. The smaller the numerical value, the longer the braking distance.
Table 2 shows the results.
[0022]
[Table 2]

[0023]
Comparing Example Tire 1 and Example Tire 5 in Table 2, it can be seen that the provision of the raised bottom portion significantly reduced uneven wear of each block in the center land row.
In the example tire 4 in which the height of the raised bottom portion is 0.43 times the depth of the main groove, the effect of preventing uneven wear is small, and in the example tire 6 in which the height of the raised bottom portion is 1 time the depth of the main groove. Although the effect of preventing uneven wear is great, the braking performance is reduced. Therefore, it is preferable that the height of the raised bottom portion is 0.85 to 0.75 times the depth of the main groove as in the tire of Example Tire 1.
[0024]
【The invention's effect】
As is apparent from the above description, according to the present invention, at least two circumferential main grooves extending continuously in a zigzag shape in the circumferential direction are provided on the tread tread surface, and between the circumferential main grooves and A plurality of land sections are defined between the circumferential main groove and the tread side edge, and the groove width of the circumferential main groove is narrow at a portion where the circumferential main groove is close to the tire equator side, and the tread side edge side When the stone is caught in the circumferential main groove, the mutually facing groove walls of the circumferential main groove are not parallel to each other, so that the force exerted on the stone by the facing groove wall is increased. Can be shifted to prevent the groove wall from holding the bitten stone. Furthermore, since the resultant force of the force exerted on the stone bitten by the groove wall goes from the narrow part of the circumferential main groove to the wide part, the bite stone is pushed out toward the wide part, and the circumferential main groove is pushed out. Even when the groove bites a stone, the stone can be detached from the circumferential main groove.
[Brief description of the drawings]
FIG. 1 is a development view of a tread pattern showing an embodiment of the present invention.
[Explanation of symbols]
DESCRIPTION OF SYMBOLS 1 Tread part 2 Circumferential main groove 3 Circumferential sub-groove 4 Center land part row 5 Second land part row 6 Tread side edge 7 Shoulder land part row 8 Side groove 9 Block 10 Side groove 11 block 12 Raised bottom part 13 Side groove 14 block

Claims

トレッド踏面に、周方向にジグザグ状に連続して延びる少なくとも二本の周方向主溝を設け、それらの周方向主溝間および周方向主溝とトレッド側縁との間に、複数の陸部列を区画してなる空気入りタイヤであって、
周方向主溝の溝幅を、周方向主溝がタイヤ赤道線側に近接する部分で狭く、トレッド側縁側に近接する部分で広くしてなる空気入りタイヤ。On the tread tread, at least two circumferential main grooves continuously extending in a zigzag shape in the circumferential direction are provided, and a plurality of land portions are provided between the circumferential main grooves and between the circumferential main groove and the tread side edge. A pneumatic tire that is divided into rows,
A pneumatic tire in which the width of the circumferential main groove is narrow at a portion where the circumferential main groove is close to the tire equatorial line side and is wide at a portion where the circumferential main groove is close to the tread side edge.

周方向主溝の狭幅部の幅を、周方向主溝の広幅部の幅の０．８５〜０．６５倍としてなる請求項１に記載の空気入りタイヤ。The pneumatic tire according to claim 1, wherein the width of the narrow portion of the circumferential main groove is 0.85 to 0.65 times the width of the wide portion of the circumferential main groove.

トレッド側縁近傍に区画されるショルダー陸部列に、それを横切って延びる横溝を設けるとともに、トレッド側縁の形状を、周方向に連続したジグザグ状としてなる請求項１もしくは２に記載の空気入りタイヤ。The pneumatic pneumatic pump according to claim 1 or 2, wherein the shoulder land portion row defined near the tread side edge is provided with a lateral groove extending across the shoulder land portion row, and the shape of the tread side edge is a zigzag shape continuous in the circumferential direction. tire.

周方向主溝のトレッド幅方向外側に、一対の周方向にジグザグ状に延びる周方向副溝を設け、それらの周方向副溝の溝幅を、周方向主溝の溝幅よりも狭くしてなる請求項１〜３のいずれかに記載の空気入りタイヤ。On the outer side in the tread width direction of the circumferential main groove, a pair of circumferential sub-grooves extending in a zigzag shape in the circumferential direction are provided, and the groove width of the circumferential sub-grooves is made smaller than the groove width of the circumferential main groove. The pneumatic tire according to claim 1.

タイヤ赤道面近傍の一対の周方向主溝により区画されるセンター陸部列に、それを横切って延びてそれぞれの周方向主溝に開口する横溝を設け、横溝の溝底に上げ底部分を設けてなる請求項１〜４のいずれかに記載の空気入りタイヤ。The center land portion row defined by a pair of circumferential main grooves near the tire equatorial plane is provided with a horizontal groove extending across it and opening to each circumferential main groove, and a raised bottom portion is provided at the groove bottom of the horizontal groove. The pneumatic tire according to any one of claims 1 to 4.

上げ底部分の高さを周方向主溝の深さの０．８５〜０．７５倍としてなる請求項５に記載の空気入りタイヤ。The pneumatic tire according to claim 5, wherein the height of the raised bottom portion is 0.85 to 0.75 times the depth of the circumferential main groove.