JP2004196106A - 動力車両の油圧回路 - Google Patents

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Abstract

【課題】減圧弁からの作動油の油路用の配管等を伝動ケース外壁に沿わせて配置せず、また油圧制御バルブの組付を簡単にして、供給循環系統のメンテナンスを容易にした動力車両の油圧系統を提供する。
【解決手段】油圧ポンプ51から変速装置を収納した伝動ケースA内の各種の駆動機構に作動油を供給する油路と、該油路に設けられた減圧弁62、各種の駆動機構へ供給する作動油の制御を行う制御バルブ群とを備え、制御バルブ群は第1の制御バルブ68と第2の制御バルブ73、74と第3の制御バルブ76、77を含み、油圧ポンプ51と減圧弁62および第1の制御バルブ68の間の油路は伝動ケースAの外壁部に沿って配置し、該第1制御バルブ68と第2の制御バルブ73、74の間を接続する油路81、82及び第2の制御バルブ73、74と第3の制御バルブ76、77の間を接続する油路83を伝動ケースAの壁面内部に配置した動力車両である。
【選択図】 図5

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
この発明は、農業用、建築用、運搬用等のトラクタ等の動力車両に関し、特に動力車両の走行装置の油圧回路を構成する制御バルブと油路の伝動ケースへの配置に関する。
【0002】
【従来の技術】
農業用、建築用、運搬用等の作業車両の走行装置は、左右の走行車軸と、この走行車軸の駆動力を変速する変速装置を備えており、この種の変速装置としては、例えば特開平8−128529号公報に記載されているように、主クラッチの伝動下手に油圧式リバーサ機構を設け、その伝動下手にシンクロメッシュ式の主変速装置を設け、さらにその伝動下手に副変速装置を設け、またロータリ耕耘装置などの作業機を動力車両の後部に設けたものが知られている。
【0003】
また、特開平8−230699号公報などに開示られているように、車輪と作業機などを駆動するための油圧回路の主要配管は、伝動ケースの外側にむき出し状態で配置されている。
【0004】
ここで、本明細書において左右の走行車軸とは、作業車両の進行方向を向いて左右方向の走行車軸をいう。
【0005】
【特許文献1】
特開平8−128529号公報
【0006】
【特許文献2】
特開平8−230699号公報
【0007】
【発明が解決しようとする課題】
特に、エンジンで駆動される高圧ポンプにより高圧の作動油を図示しない減圧弁で減圧して得られる二次作動油を、伝動ケースの外壁に沿わせて配置した油路となる配管と該配管のアダプタにより各油圧制御バルブへ供給している。
【0008】
このため、変速機の型式により油圧制御バルブの種類と油路用配管の種類が複雑かつ多種類あり、その組み付け工数が多くなり、コストアップの要因となっていた。
【0009】
さらに、伝動ケース外壁に沿わせて設けた油路用配管上に泥または藁がたまり易く、清掃を頻繁に行う必要があった。また、伝動ケースの外壁の回りに配管と配管アダプタが多いため、伝動ケース内部の油路に通じる配管アダプタなどからの油洩れ等の不具合も多くあった。
【0010】
本発明の課題は、ポンプレデュースバルブ(二次圧)からの作動油の油路用の配管等をできるだけ伝動ケース外壁に沿わせて配置しないで、また油圧制御バルブの組付を簡単にして、作動油の供給循環系統のメンテナンスを容易にした動力車両の油圧系統を提供することである。
【0011】
【課題を解決しようとする手段】
この発明は、前記課題に鑑みて、動力車両を以下のように構成した。
すなわち、請求項1記載の発明は、前輪2と後輪3を有する車体上に設けたエンジン5と、該エンジン5の動力の回転速度を走行状態に応じて前輪2と後輪3の適切な回転速度にそれぞれ変速する各種のクラッチとギア機構を含む駆動機構を有する変速装置を収納した伝動ケースAと、該伝動ケースA内の前記各種の駆動機構に作動油を供給する油圧ポンプ51を備えた動力車両の油圧回路であって、伝動ケースAの一側壁に油圧ポンプ51から外付けの油路61を介して高圧油を取り込み規定圧と余剰圧に分けて出力する減圧弁62を設け、該減圧弁62に第1制御バルブ68を取付け、伝動ケースAの他側壁に第2制御バルブ(73、74)と第3制御バルブ(76、77)を設け、前記減圧弁62の規定圧側油路に、第1制御バルブ68と第2制御バルブ(73、74)と第3制御バルブ(76、77)への供給油路を接続している動力車両の油圧回路である。
【0012】
請求項1記載の発明によれば、油圧ポンプ51から供給される高圧油を減圧弁62を介して規定圧にまで圧力を下げる。減圧弁62には、規定圧となった油路が接続され、該油路の供給下流側に第1〜第3の制御バルブ(68、73、74、76、77)への供給油路がそれぞれ接続しているので、各制御バルブ(68、73、74、76、77)を経てアクチュエータに作用する油圧力に変動が無くなり、各種アクチュエータは安定した動きで操作でき、各種アクチュエータの自動制御化が容易に行える。
【0013】
請求項2記載の発明は、伝動ケースAの一側壁に設けた減圧弁62の規定圧油路と、伝動ケースAの他側壁に設けた第2制御バルブ(73、74)への供給油路間を継ぐ油路を、伝動ケースA壁部内から外側面に開口した接続油路81を介して左右連結している請求項1記載の動力車両の油圧回路である。
【0014】
請求項2記載の発明によれば、接続回路81が、伝動ケースA壁部内から外壁面に開口して動力車両の進行方向に対して左右に連結されているので、伝動ケースAの一側壁外部に減圧弁62を、他側壁に第2制御バルブ(73、74)を取り付けるのみで両者間の油圧配管が完成するから、組立て工数の少ない分、安価な製品を提供できる。また、外装の油圧パイプを用いないので、伝動ケースA近傍にアダプタや送油配管等の邪魔な部品を設けることが減り、泥土や草藁等が付着するおそれが少なくなる。
【0015】
請求項3記載の発明は、伝動ケースAの一側壁部に設ける第1制御バルブ68と減圧弁62は車体の前後方向の略同位置で、伝動ケースAの他側壁前後部に離して設ける第2制御バルブ(73、74)または第3制御バルブ(76、77)は車体の前後方向に離れたそれぞれの位置で、複数バルブを積層可能としている請求項1または2記載の動力車両の油圧回路である。
【0016】
請求項3記載の発明によれば、制御バルブを積層状に組み立てることで、伝動ケースA側壁の面積が少なくても、各種の制御バルブを外装の油圧配管を必要とせず取り付けることができ、伝動ケースAの側壁回りが整然としており、制御バルブを増やすことが簡単に行え、自動制御の組合わせ種類の組替えが容易である。
【0017】
請求項4記載の発明は、減圧弁62の規定圧側油路下流側に接続する第1制御バルブ68と第2制御バルブ(73、74)と第3制御バルブ(76、77)への供給油路は、全て積層または壁部内の油路で直接接続している請求項1〜3のいずれかに記載の動力車両の油圧回路である。
【0018】
請求項4記載の発明によれば、減圧弁62以降の下流側の油路には外装の油圧パイプを用いず、伝動ケースA壁部内の油路や各バルブ間で直接油路接続しているから、伝動ケースA回りへのバルブ組付け容易化、外部配管無しによる重量低減、伝動ケースA回りの簡素化が図れ、従来に比し、アダプタや送油配管等の邪魔な部品を設けることが減り、泥土や草藁等が伝動ケースA回りに付着するおそれが少なくなる。
【0019】
請求項5記載の発明は、動力車両は、車体の端部に昇降自在に取り付けられた作業機15を備え、油圧ポンプ51から減圧弁62に供給される高圧油のうち規定圧として出力される以外の余剰圧油は、前記作業機15を昇降制御する油圧アクチュエータ部に油圧パイプである油路90を介して外装配管状に接続した請求項1〜4のいずれかに記載の動力車両の油圧回路である。
【0020】
請求項5記載の発明によれば、次のようになる。
即ち、油圧ポンプ51からの吐出圧油はエンジン5の回転に比例して駆動回転が変化するので、エンジン5の出力が小さい場合、動力車両の走行条件に伴い吐出圧はどうしても変動することとなる。そこで、内圧変動の多い圧油は前半部の外付けの油路61を経て減圧弁62に供給し、さらに減圧弁62から後半部の外付けの油路90を経て、直接作業機15を昇降制御する油圧アクチュエータ部に供給されている。
【0021】
つまり、内圧変動の多い高圧油側は外部配管とし、減圧弁62により内圧を規定圧に下げた規定圧油側は伝動ケースA内の各内部の油路でそれぞれの圧油作業を安定して行うようにしている。このように、圧油変動が極端に変化することにより、どうしても耐久性が劣る変動高圧油側は全て外部配管として、運転者の目視による日常点検を容易とすることで、メンテナンス性が向上し、使い易い油圧回路となる利点がある。
【0022】
【発明の効果】
請求項1〜5記載の発明により、減圧弁62と各制御バルブ間の規定圧回路の油圧力に変動が無いので、各制御バルブ下流の各アクチュエータを安定した圧力で操作でき、各種アクチュエータの自動制御化が容易に行える。
【0023】
また、伝動ケースAの側壁外部に各減圧弁62や制御バルブを取り付けるのみで各バルブ間の油圧配管が完成するから、組立て工数の少ない分、安価な製品を提供できる。また、外装の油圧パイプを用いないので伝動ケースA近傍にアダプタや送油配管等の邪魔な部品を設けることが減り、泥土や草藁等が付着するおそれが少なくなる。
【0024】
さらに、制御バルブを積層状に組み立てることで、伝動ケースA側壁の面積が少なくても各種の制御バルブを簡単に取り付けることができ、側壁回りが整然としながら制御バルブを増やすことが簡単に行え、自動制御の組合せ種類の組替えが容易である。また、減圧弁62以降の下流側は伝動ケースA壁部内の油路や各バルブ間で直接油路接続しているから、伝動ケースA回りへのバルブ組付け容易化、外部配管無しによる重量低減、伝動ケースA回りの簡素化が向上する。
【0025】
そして、減圧弁62により内圧を規定圧に下げた規定圧油側は、伝動ケースA内の各内部の油路で、それぞれの圧油作業を安定して行うようにしていながら、内圧変動の多い高圧油側を外部配管61、90としたので、圧油変動が極端に変化することによりどうしても耐久性が劣る変動高圧油61、90側は、運転者の目視による日常点検を容易とすることで、メンテナンス性が向上し使い易い油圧回路にできた。
【0026】
【発明の実施の形態】
以下、図面に基づいて、本発明の実施の形態を説明する。
動力車両の一例としてトラクタを例に以下説明する。図1に全体側面図、図2に図1のトラクタの平面図、図3は図1のトラクタの変速装置の動力線図、図4は図3の変速装置の拡大側面図と図5の平面説明図に示すように、トラクタは車体の前後部に前輪2、2と後輪3、3を備え、車体の前部に搭載したエンジン5の回転動力を伝動ケースA内の変速装置によって適宜減速して、これらの前輪2、2と後輪3、3に伝えるように構成している。
【0027】
車体の中央のハンドルポスト8にはステアリングハンドル9が支持され、その後方には座席10が設けられている。ステアリングハンドル9の下方には車体の進行方向を前後方向に切換える前後進操作レバー6が設けられている。この前後進操作レバー6を前側に移動させると車体は前進し、後方へ移動させると後進する。
【0028】
座席10の下方にはリフトアーム11を回動枢支する油圧シリンダケース12が設けられ、リフトアーム11と油圧シリンダケース12の間には油圧ピストンのコンロッド17が連結され、ここに油圧昇降機構が形成され、ロータリなどの作業機15の昇降を行う。
【0029】
図3は、本発明に係る実施の形態の変速装置を有するトラクタの走行伝動系を表した線図である。エンジン5の回転動力は足動式の主クラッチ18に伝えられた後、機体の進行方向を前後方向に切換える油圧式リバーサ機構20から、駆動速度を若干速くするか遅くするハイ・ロー切換装置16を経て主変速装置24に伝達される。主変速装置24は2個の複動式油圧シリンダ36a、37aを切換えて4段の変速を可能とするシンクロメッシュ式変速装置としており、次に手動式の2段変速が可能な副変速装置25に動力が順次伝達され、後輪デフ装置28と最終減速ギヤ機構44を介して後輪3、3を駆動する。また、エンジン動力は、主クラッチ18を通さない常時回転の駆動力を独立操作可能のPTOクラッチ52を介してPTO軸53を駆動する。
【0030】
油圧式リバーサ機構20に足踏み式の主クラッチ18を経由してエンジン動力が伝達されるが、油圧式リバーサ機構20の前進用油圧多板クラッチ20Fが接続されると、リバーサ軸23を正転させて機体を前進させ、また油圧式リバーサ機構20の後進用油圧多板クラッチ20Rが接続されると、リバーサ軸23は逆転して機体を後進させる。すなわち、前進用油圧多板クラッチ20Fが係合するとリバーサ軸23は正転し、後進用油圧多板クラッチ20Rが係合すると伝動軸21のギア30と後進用カウンタギア31を介してリバーサ軸23が逆転回転する。
【0031】
この油圧式リバーサ機構20の伝動下手に設けられたシンクロメッシュ式主変速装置24は、変速レバー(図示せず)若しくはボタンスイッチで操作されるものであり、2つの油圧シリンダ36a、37aによって変速が行なわれ、一つの油圧シリンダ36aによりスライダ36が前側に移動させられると駆動軸32に直結した主変速装置24の駆動軸33と従動軸35が連結されて4速、後側に移動させられると主変速の3速が得られ、他の油圧シリンダ37aによりスライダ37が前側に移動させられると主変速の2速、後側に移動させられると、主変速の1速が従動軸35から出力されるように構成している。
【0032】
なお、いずれの場合も主変速装置24を切換えるときは、その直前に設けた油圧式リバーサ機構20をコントローラ(図示せず)の指令により中立位置にし、アクチュエータである複動式油圧シリンダ36a、37aを介して主変速装置24を変速完了後に油圧式リバーサ機構20を接続する制御が行われる。これら変速時における油圧リバーサ機構20の油圧多板クラッチ20F、20Rを切るタイミングと接続するタイミングも、前記コントローラからの指令によって行なわれるものである。
【0033】
また、主変速装置24の後方に設けられた手動操作式の副変速装置25は、副変速レバー27を前後方向に操作して副変速軸38にスライド可能に設けられた摺動ギア39a、39bをそれぞれ摺動させて、高速H、低速L、超低速LLを出力する。
【0034】
また、副変速軸38のギア43から第2副カウンタ軸47のギア45、46及び前輪動力伝達軸65と一体のギア48を介して、4WD装置49に動力が伝達される。該4WD装置49は2組の変速比を有しており、図例では片側一方の油圧クラッチが入りで、前輪デフ装置55を介して前輪2を後輪3の周速と略同周速で駆動させる四輪駆動が得られ、また4WD装置49の両方の油圧クラッチを「切」にすると、後輪3だけの駆動である二輪駆動が得られる。また4WD装置49の他側の油圧クラッチを「入」にすると、前輪2が後輪3の約2倍の周速で旋回する前輪増速旋回駆動が得られる。
【0035】
また、足踏み式の主クラッチ18からの動力は独立PTOクラッチ52を経由してPTO軸53に伝達され、作業機15駆動用のリアPTOの作動軸54に動力伝達が可能になっている。またリアPTO作動軸54には、それぞれ手動で高低2段の変速が可能な変速機構34が設けられている。
【0036】
図5には油圧回路全体図をトラクタ平面図内に示し、図6には前記図5で概略を示した油圧回路の詳細図を示す。また、各クラッチと制御バルブ間の油路の平断面図を図7に、要部の油路断面図を図8に、図8のS−S線矢視図を図9にそれぞれ示す。
【0037】
伝動ケースAであるオイルタンク50から主ポンプ51により伝動ケースAの右側外壁に沿って設けられた高圧パイプ61を経由して伝動ケースAの右側外壁面に設置された減圧弁62に高圧の作動油が送られる。該減圧弁62内には開閉弁63と安全弁64が設けられ、前記開閉弁63を介して減圧弁62は規定圧を後述の規定圧で作動の各制御バルブに供給する。
【0038】
減圧弁62には
▲1▼4WDバルブ68+PTOオンオフバルブ69、
▲2▼4WDバルブ68+PTO比例制御バルブ71
▲3▼4WDバルブ68、
の▲1▼〜▲3▼のバルブ体のいずれかを外方に重ねて配置している。また、主ポンプ51からパワステアリング用ポンプ72にも作動油が供給され、図示しない作動系統により前輪2のナックルアームを作動させて、ハンドル9の操作を容易にしている。
【0039】
減圧弁62と前記▲1▼〜▲3▼のバルブの組み合わせ体には、これらを積層した時に連通するように油路を設けているので、作動油をそれぞれのバルブに送ることができる。従って減圧弁62と4WDバルブ68、PTOオンオフバルブ69又はPTO比例制御バルブ71の間には、油路用のパイプを設ける必要がない。
【0040】
なお、PTOオンオフバルブ69は作業機駆動用のPTO軸53に設けたPTOクラッチ52を瞬間的に入り・切り操作する油路切換バルブであり、手動と自動で操作できる。また、PTO比例制御バルブ71は通常PTOクラッチ52を接続する際に昇圧制御するもので、制御装置などを介して徐々にPTOクラッチ圧力を変更し、油量を変更することで接続圧力を変える。
【0041】
4WDバルブ68は、以下の走行状態に応じて(イ)〜(ニ)の走行モードの中の適切な走行モードになるように、前記バルブ68のスプール位置をそれぞれ自動的に選択できる。
【0042】
(イ)通常の前進時と小蛇角での旋回時には、前輪駆動系統を接続しないで後輪3のみの二輪駆動走行(2WD)とし、
(ロ)前進時と旋回時に2WDで走行中であっても前後輪2、3の回転数をそれぞれ独立して検出して走行中なのに、後輪3のみが回転し前輪2が回転しないときには、後輪3がスリップしていると判断して自動的に前輪2を駆動させ、四輪駆動走行(4WD)とし、また四輪駆動走行中でも所定時間(数秒間)経過する毎に前輪2の駆動を切り、スリップの有無を確認して二駆・四駆のいずれかの駆動態様に自動的に切換え、
(ハ)急坂登坂、急坂下降の時は、車体の傾斜角を検出して4WD走行とし、
(ニ)ハンドル9が所定角度以上の大きな操舵角度で旋回している時には、後輪3の周速に対して前輪2を約2倍程度に増速する増速旋回モードとする。
【0043】
また、主ポンプ51が配置された側(図5では右側)の反対側の伝動ケースAの外壁面には主チェンジバルブ73とハイ・ロー切換バルブ74を重ねて配置し、これらのバルブ73、74の前方側の離れた位置に、さらに
▲4▼リバーサバルブ76と自動旋回用バルブ77(後輪3の内輪側の自動制御による旋回用バルブのこと)を重ねて配置するか又は、
▲5▼リバーサバルブ76のみを配置する。
【0044】
尚、リバーサバルブ76はエンジン5からの回転動力を正転又は逆転させるリバーサ機構20のクラッチ20F、20Rを作動させるバルブである。
【0045】
自動旋回用バルブ77はハンドル9の操舵角度が一定角度を超すと、次のいずれかのモードと連動して作動するバルブである。即ち、
(a)機体後部の昇降自在に取り付けてある作業機15が自動的に上昇するオートリフトモードと連動して片ブレーキ旋回する連動モード。
(b)前記(a)のオートリフトモード又は手動操作により上昇する作業機15が所定高さ以上になると、PTOクラッチ52を自動的に切りながら作業機15のPTO作動軸54を停止させるモードと連動して片ブレーキ旋回する連動モード。
(c)旋回内側の後輪3を自動的に制動して旋回半径を小さくするオートブレーキも単独のモード。
(d)後輪3の周速に対して前輪2の周速を約2倍程度に増速して旋回性能を高める前輪増速モードと連動して片ブレーキ旋回する連動モード
がある。
【0046】
主チェンジバルブ73とハイ・ロー切換バルブ74からリバーサバルブ76と自動旋回用バルブ77に送る作動油は、伝動ケースAの側壁内部に設けられた油路83(図6、図7)を介して接続されている。自動旋回用バルブ77からは左右の後輪3のブレーキ120、120(図3、図5、図7)を操作するアーム120aを動かすプルシリンダ85に作動油が送られるが、この油路116、117は外装油路としている。
【0047】
減圧弁62と主チェンジバルブ73は伝動ケースAの左右の側壁の伝動ケースAの前後方向の長さのほぼ同一対向位置にそれぞれ配置されているので、伝動ケースAの両側の側壁を接続する底壁部分または仕切壁等の内壁Bの内部に設けられた左右連通油路81により規定圧に保った作動油を減圧弁62から主チェンジバルブ73とハイ・ロー切換バルブ74とに送ることができる(図6、図8、図9で示す)。
【0048】
また主チェンジバルブ73とハイ・ロー切換バルブ74は、両バルブ73、74を積層した時に連通する油路を通り、作動油が送られるので、主チェンジバルブ73とハイ・ロー切換バルブ74の間には、油路用のパイプを設ける必要がない。
【0049】
主チェンジバルブ73は主変速装置24の油圧シリンダ36a、37aへの送油量を調整して主変速段を設定するバルブであり、ハイ・ロー切換バルブ74は前記主変速装置24の変速段の速度を若干増速または減速させるための高・低クラッチ80a、80bからなるクラッチ80への油路82a、82bを切り換える(図6、図7)である。
【0050】
さらにリバーサバルブ76と自動旋回バルブ77には主チェンジバルブ73とハイ・ロー切換バルブ74の直前の左右連通油路81から油路83を介して作動油が分岐して送られる。その油路83は伝動ケースAの左側壁内前後方向に設けられている。また、リバーサバルブ76と自動旋回バルブ77も積層して配置され、両バルブ76、77を積層した時に連通する油路(図示せず)を通り作動油が送られるが、両バルブ76、77間には、油路用のパイプを設ける必要がない。
【0051】
こうして主変速装置24とハイ・ロー切換装置16に潤滑油が送られ、またリバーサバルブ76からリバーサ機構20に油路84a、84bを介して(図6、図7)作動油が送られ、自動旋回バルブ77から後輪3の旋回用の各プルシリンダ85(図6)に作動油が送られる。
【0052】
なお、後輪3の旋回用の各プルシリンダ85は、前述したように左右の後輪3のブレーキ120、120(図5)をそれぞれ独立に作動させるシリンダで、ステアリングハンドル9の操舵角度が一定角度を超えると、後輪3の内輪側を制動することで自動的に旋回半径を小さくすることができる(オートブレーキ)(図6、図7)。
【0053】
また、前述したように4WDバルブ68は直進モード(4WD)及び旋回モード(前輪2増速モードと通常旋回モードを含む)共に前後輪2、3の車軸の回転を検出して4WDクラッチ49の作動を制御する。4WDバルブ68から4WDクラッチ49には作動油が伝動ケースAの内部空間に設けられた配管(油路)111(図5、図6、図7、図9)を通り送られ、4WDクラッチ49を経た駆動力は前輪デフ装置55に駆動軸112を介して伝動する(図3)。図5、図6、図7で示すように、PTOオンオフバルブ69から伝動ケースAの内部空間に設けられた配管(油路)114を通りPTOクラッチ52にも作動油が供給される。
【0054】
減圧弁62から作業機15の主リフトシリンダ67にも伝動ケースAの外壁に沿って配置された配管90(図7)を介して内圧が変動する余剰流である作動油が送られ、その配管90から分岐した油路からブースタ用の補助リフトシリンダ91と作業機15の水平制御シリンダ92にそれぞれ作動油を供給する。なお、水平制御シリンダ92への油路途中からフロントローダ(図示せず)等の昇降複動シリンダ93(図6)に送油する外部油圧への分岐油路を設けている。
【0055】
前述した自動旋回バルブ77は各種の旋回モードに合わせて、次のような仕様に対応した油圧制御を行う。
▲1▼ハンドル9を切ることで主リフトシリンダ67を作動させて作業機15を上昇させ、同時にPTOクラッチ52を切る。
▲2▼ハンドル9の操舵角度に応じて、旋回内側の後輪3へのブレーキ圧力を変える。
▲3▼ハンドル9の操舵角度に応じ、急旋回時に前輪2を増速させる。
【0056】
前記油圧により作動する各種装置からの作動油は、伝動ケースAであるオイルタンク50に戻る。また油圧ポンプ51が吸引ポンプとして作用するように、伝動ケースAの外壁底部には前記高圧パイプ61と並列状に吸引パイプ94を設ける。
【0057】
このように、ミッション(伝動)ケースAの壁面内部に主要な油圧回路に油路を構成することにより、アダプタ・送油配管の設置数を減少させることができる。従って、送油配管の組み付け工数を低減でき、また、外部油洩れ箇所の低減となり、アダプタ、送油配管の伝動ケース側壁面及び底壁面への設置数を減らすことができるため、アダプタ、送油配管に泥の付着が少なくなり、全体に重量低減が図れる。
【0058】
本実施例の前記油圧回路で、伝動ケースAの一方の側壁に配置される減圧弁62には、▲1▼4WDバルブ68+PTOオンオフバルブ69又は▲2▼4WDバルブ68+PTO比例制御バルブ71、▲3▼4WDバルブ68の組み合わせバルブ体を重ねて配置しているが、図10に示すようにPTOポート100を有する減圧弁62を用意しておき、これに▲1▼4WD+PTOオンオフ兼用バルブ68、69又は▲2▼4WD+PTO比例制御兼用バルブ68、71、▲3▼4WDバルブ68をそれぞれ重ね合わせ、複数のバルブを積層した時に連通する油路を通り、該油路を通り作動油が送られるので、積層した複数のバルブの間には油路用のパイプを設ける必要がない。
【0059】
また、伝動ケースAの他方の側壁には▲1▼リバーサバルブ76+自動旋回用バルブ77を重ねて配置するか又は▲2▼リバーサバルブ76のみを配置しているが、これも図11に示すようにリバーサバルブ76のみを用いるか、自動旋回用バルブ77とリバーサバルブ76を重ねて用いることで対応できる。
【0060】
図10、図11に示すように、各バルブを4WD、PTO(比例制御)、PTO(オンオフ)などのそれぞれ機能の異なるバルブを一定の取付寸法で準備して、その組合せを変えることにより、異なる油圧構成ができるようにしたモジュラスタック形で構成する。
【0061】
こうして、図10、図11に示す5種類のバルブの組を用意しておくことで、種々の組み合わせからなる油圧回路を構成できる。この場合も複数のバルブを積層した時に連通する油路を通り、該油路を通り作動油が送られるので、積層した複数のバルブの間には油路用のパイプを設ける必要がない。
【0062】
従来の各クラッチ制御用のバルブは、減圧弁62の2次圧力を利用して各型式により分かれ、例えば、本実施例と同一の機能を奏する油圧回路を設ける場合に11種類と多くのバルブを用意する必要があり、加工の段取り時間、テスト工数の増大によりコストアップの要因であった。
【0063】
このように、従来は各種機能別に種々のバルブがあり、コストの高いものになっていたが、本実施例では5種類のバルブの組を用意しておくだけで済むので、マシニング加工及び試験等での段取り工数、管理工数などをなくして取付の手間、コストがかからない。
【0064】
主変速4段、ハイ・ロー切換えによりミッションが構成されるトラクタにおいて、変速の時、主変速装置24のシンクロ機構(油圧シリンダ36a、37bとスライダ36、37)とハイ・ロー切換装置16の切換えの油圧クラッチ80(図3、図6)の作動を同時に行う必要がある場合、主チェンジバルブ73とハイ・ロー切換バルブ74の間にシーケンス弁101(図12)を配置して、変速時にハイ・ロー切換バルブ74側を優先回路とする油圧構成とする。
【0065】
こうして、ハイ・ロー切換バルブ74への切換の作動圧力に達するまでの優先回路を備えることにより、走行状態ではシーケンス弁101もつながっており、主変速装置24をニュートラルとする変速の際、電気信号を周辺側部とハイ・ロー切換バルブ74への切換を同時にしても、作動による圧力ダウンによりシーケンス弁101でハイ・ロー切換バルブ74側に優先に作動油が流れる。
【0066】
こうして、ハイ・ロー切換バルブ74を優先とするシーケンス弁101を設け、残り油を主変速用油圧シリンダ36a、37bへ送ることが出来る。
【0067】
従来は、各々の制御バルブへの作動油供給油路にオリフィスを設置し、常時一定量の潤滑油を各々の制御バルブに取り込むようにしていた。しかし、前記油路を主リフトシリンダ67を制御する主リフトバルブ66(図6)への供給油路の手前から分岐して取り込む場合に、各制御バルブの潤滑油として作動油が取り込まれる分、主リフトバルブ66の油路への作動油の流量が減り、各バルブの作動速度が遅くなるという問題があった。また主リフトバルブ66からの戻り油を潤滑油として利用する場合、エンジン回転が高くなると潤滑油量も増加するが、必要以上の潤滑油は油圧クラッチのつき回りの原因となる。さらに、最大油量を規制するバルブを伝動ケースAの外で構成すると、油路の構成上複雑なものとなる。
【0068】
そこで、図13(a)に示すように、図6に示した油圧回路において、リバーサ用のクラッチ20F、20Rへの主リフトバルブ66から潤滑油タンク50への戻り油路に低圧リリーフバルブ104を設け、リバーサ用のクラッチ20F、20Rへ供給される作動油として最低限度の油量を保っておく。図13(b)でこのことをグラフで示す。
【0069】
また、図14に示すように、リバーサ用のクラッチ20F、20Rを作動させるシャフト中に低圧リリーフバルブ104を挿入して、リバーサ用のクラッチ20F、20Rの潤滑油の最大油量を確保する構成にしても良い。主リフトバルブ66から潤滑油タンク50への戻り油路には、図6の油圧回路と同じく絞り107を設けてたままなので、絞り107の抵抗分の油量は保持できるという効果がある。
【0070】
こうして、主リフトシリンダ67の戻り油を利用することで、メインの油圧回路への作動油の流量を確保しながらリバーサ用のクラッチ20F、20Rへの最低油量の潤滑油を得ることができ、クラッチ20F、20Rの多板のクラッチ板が焼け付くことがなくなる。図14(b)でこの図例の油量変化をグラフで示す。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施の形態のトラクタの側面図。
【図2】図1のトラクタの平面図。
【図3】図1のトラクタの変速装置の動力線図。
【図4】図3の変速装置の拡大側面図。
【図5】図1のトラクタの油圧配管平面図。
【図6】図1のトラクタの油圧回路図。
【図7】各クラッチと制御バルブ間の油路の要部平断面図。
【図8】各クラッチと制御バルブ間の油路の断面図。
【図9】図7のS−S線矢視図。
【図10】図1のトラクタの油圧回路に用いる制御バルブの構成図。
【図11】図1のトラクタの油圧回路に用いる制御バルブの構成図。
【図12】図1のトラクタの一部変形例の油圧回路図。
【図13】図1のトラクタの変形例の油圧回路図。
【図14】図1のトラクタの変形例の油圧回路図。
【符号の説明】
2 前輪 3 後輪
5 エンジン 6 前後進操作レバー
8 ハンドルポスト 9 ステアリングハンドル
10 座席 11 リフトアーム
12 油圧シリンダケース 15 作業機
16 ハイ・ロー切換装置 17 コンロッド
18 主クラッチ 20 油圧式リバーサ機構
23 リバーサ軸 20F 前進用油圧多板クラッチ
20R 後進用油圧多板クラッチ 21 伝動軸
24 主変速装置 25 副変速装置
27 副変速レバー 28 後輪デフ装置
30、43 ギア 31 後進用カウンタギア
32、33 駆動軸 34 変速機構
35 従動軸 36、37 スライダ
36a、37a 複動式油圧シリンダ 38 副変速軸
39a、39b 摺動ギア 44 最終減速ギヤ機構
45、46、48 ギア 49 4WD装置(クラッチ)
47 第2副カウンタ軸 50 オイルタンク
51 主ポンプ 52 PTOクラッチ
53 PTO軸 54 作動軸
55 前輪デフ装置 61 高圧パイプ
62 減圧弁 63 開閉弁
64 安全弁 65 前輪動力伝達軸
66 主リフトバルブ 67 主リフトシリンダ
68 4WDバルブ 69 PTOオンオフバルブ
71 PTO比例制御バルブ 72 パワステアリング用ポンプ
73 主チェンジバルブ 74 ハイ・ロー切換バルブ
76 リバーサバルブ 77 自動旋回用バルブ
80a、80b 高・低クラッチ 81 左右連通油路
82、83、84、114、116、117 油路
85 プルシリンダ 90 配管(油路)
91 補助リフトシリンダ 92 水平制御シリンダ
93 昇降複動シリンダ 94 吸引パイプ
100 PTOポート 101 シーケンス弁
104 低圧リリーフバルブ 107 絞り
112 駆動軸 120 ブレーキ
120a アーム A 伝動ケース
B 内壁

Claims (5)

  1. 前輪2と後輪3を有する車体上に設けたエンジン5と、該エンジン5の動力の回転速度を走行状態に応じて前輪2と後輪3の適切な回転速度にそれぞれ変速する各種のクラッチとギア機構を含む駆動機構を有する変速装置を収納した伝動ケースAと、該伝動ケースA内の前記各種の駆動機構に作動油を供給する油圧ポンプ51を備えた動力車両の油圧回路であって、
    伝動ケースAの一側壁に油圧ポンプ51から外付けの油路61を介して高圧油を取り込み規定圧と余剰圧に分けて出力する減圧弁62を設け、該減圧弁62に第1制御バルブ68を取付け、伝動ケースAの他側壁に第2制御バルブ(73、74)と第3制御バルブ(76、77)を設け、
    前記減圧弁62の規定圧側油路に、第1制御バルブ68と第2制御バルブ(73、74)と第3制御バルブ(76、77)への供給油路を接続していることを特徴とする動力車両の油圧回路。
  2. 伝動ケースAの一側壁に設けた減圧弁62の規定圧油路と、伝動ケースAの他側壁に設けた第2制御バルブ(73、74)への供給油路間を継ぐ油路を、伝動ケースA壁部内から外側面に開口した接続油路81を介して左右連結していることを特徴とする請求項1記載の動力車両の油圧回路。
  3. 伝動ケースAの一側壁部に設ける第1制御バルブ68と減圧弁62は車体の前後方向の略同位置で、伝動ケースAの他側壁前後部に離して設ける第2制御バルブ(73、74)または第3制御バルブ(76、77)は車体の前後方向に離れたそれぞれの位置で、複数バルブを積層可能としていることを特徴とする請求項1または2記載の動力車両の油圧回路。
  4. 減圧弁62の規定圧側油路下流側に接続する第1制御バルブ68と第2制御バルブ(73、74)と第3制御バルブ(76、77)への供給油路は、全て積層または壁部内の油路で直接接続していることを特徴とする請求項1〜3のいずれかに記載の動力車両の油圧回路。
  5. 動力車両は、車体の端部に昇降自在に取り付けられた作業機15を備え、油圧ポンプ51から減圧弁62に供給される高圧油のうち規定圧として出力される以外の余剰圧油は、前記作業機15を昇降制御する油圧アクチュエータ部に油圧パイプである油路90を介して外装配管状に接続したことを特徴とする請求項1〜4のいずれかに記載の動力車両の油圧回路。
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