JP2004192376A - 硬貨識別装置用硬貨投入装置 - Google Patents

硬貨識別装置用硬貨投入装置 Download PDF

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Abstract

【課題】硬貨を1枚ずつ一定の位置から硬貨識別装置の硬貨投入口へ順次自動投入し、高い精度で判定基準値の設定ができるようにする。
【解決手段】硬貨搬送リング回動部1aに、リング中心方向を開口させた硬貨収納部2が周方向に複数配列されている。硬貨搬送リング固定部1bは、断面が上向きコの字状をしており、そのリング状底部で、硬貨搬送リング回動部1aを回転自在に支持している。硬貨搬送リング固定部1bの上端部には、硬貨収納部2の開口部と連通する硬貨出口4が設けられ、下端部には、硬貨受入口5が設けられている。そして、硬貨搬送リング回動部1aを回転させ、上端に来た硬貨収納部2から硬貨Cを落下させて硬貨出口4を通して硬貨識別装置21の硬貨投入口22に投入し、硬貨返却口23から出てきた硬貨Cを下端の硬貨収納部2に回収する。その動作を1個ずつ繰り返す。
【選択図】図1

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、硬貨識別装置の判定基準値を設定したり、耐久性を検査したりする際に使用可能な、硬貨識別装置用硬貨投入装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
図6は、硬貨識別装置を示す図である。図6において、31は硬貨投入口、32は硬貨通路、33,34は識別センサ、35は振分ゲート、36は正貨通路、37は偽貨通路、38は通過センサ、39はソレノイド、40はリンクである。
【0003】
硬貨投入口31より投入された硬貨Cを硬貨通路32の側壁に設けられた識別センサ33,34で検知し、それらの出力を判定基準値と比較して硬貨の真偽や金種を識別し、その識別信号により振分ゲート35の開閉制御を行う。すなわち、投入された硬貨が正貨であれば、ソレノイド39が付勢されてリンク40が作動し、振分ゲート35が開かれて硬貨は正貨通路36に導かれる。しかし、偽貨であったら振分ゲート35が閉じたまま動かず、硬貨は偽貨通路37に導かれる。そして、振分ゲート35が開かれて硬貨が正貨通路36に導かれたときは、通過センサ38により硬貨の通過を検知し、振分ゲート35を閉じる。
【0004】
このような硬貨識別装置では、硬貨の識別に使う判定基準値を予め設定し、メモリに登録しておく必要があるが、判定基準値のメモリへの登録は、従来は次のようにして行っていた。すなわち、まず、硬貨識別装置を基準値設定モードに切り換えて、キー入力等により硬貨の種類を一つ指定してから、その種類の硬貨複数枚を1個ずつ、かつ、硬貨の表裏をどちら側に入れた場合でも影響なく識別できるように、表裏を入れ替えながら硬貨を投入する。そのとき第1のセンサ及び第2のセンサから出力されるデータを蓄積し、それらに基づいて判定基準値を決定してメモリに記憶させる。
【0005】
続いて次の種類を指定して前と同様に次の種類硬貨の判定基準値としてメモリに記憶させる。以下、同様な操作を繰り返して必要数の種類の硬貨の判定基準値をメモリに登録する。
【0006】
なお、このような判定基準値設定方法に関連する従来の文献としては次のものがある。
【特許文献1】
特開平11-203528号公報(G07D 5/08)(第2頁右欄19-31行)
【0007】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上記従来の判定基準値設定方法では、硬貨を手で投入するため、硬貨を手から離す位置が一定せず、硬貨識別装置の硬貨投入口から硬貨通路を通る硬貨の通過速度が一定しないため、上記第1のセンサ及び第2のセンサから出力されるデータのバラツキが大きくなる。その結果、判定基準値の幅を大きくせざるを得ず、硬貨の識別精度が悪くなるという問題点があった。
【0008】
本発明は、そのような問題点に鑑み、多数の硬貨を常に一定位置から硬貨投入口へ投入し、得られるデータのバラツキを少なくして、高い精度で判定基準値の設定ができるようにすることを目的とするものである。
【0009】
【課題を解決するための手段】
前記課題を解決するため、請求項1に記載の硬貨識別装置用硬貨投入装置は、リング状に形成され、リング中心方向を開口させた硬貨収納部が周方向に複数配列された硬貨搬送リング回動部と、リング状に形成され、前記硬貨搬送リング回動部のリング内側で硬貨搬送リング回動部を回転自在に支持し、上端部において前記硬貨収納部の開口部と連通する硬貨出口と、下端部において前記硬貨収納部の開口部と連通する硬貨受入口とを設けた硬貨搬送リング固定部と、前記硬貨搬送リング固定部を垂直に保持し、硬貨搬送リング固定部のリング内側に硬貨識別装置が配置され、該硬貨識別装置の上端部の硬貨投入口と前記硬貨搬送リング固定部の硬貨出口とを連通させる出口受部と、前記硬貨識別装置の下端部の硬貨返却口と前記硬貨搬送リング固定部の硬貨受入口とを連通させる受入口受部とを有する硬貨搬送リング支持部とを具えたことを特徴とする。このようにすると、多数の硬貨を常に一定位置から硬貨投入口へ投入でき、得られるデータのバラツキが少なくなって、高い精度で判定基準値の設定ができる。
【0010】
また、請求項2に記載の硬貨識別装置用硬貨投入装置は、前記硬貨搬送リング回動部は、表裏両面に硬貨収納部を有し、前記硬貨搬送リング支持部に対して表裏を反転させて取り付け可能にしたことを特徴とする。このようにすると、硬貨の表裏を裏返したときのデータを均等に得ることが可能になる。
【0011】
また、請求項3に記載の硬貨識別装置用硬貨投入装置は、前記硬貨搬送リング固定部の硬貨出口と硬貨受入口に、硬貨搬送リング固定部を硬貨搬送リング支持部から取り外したとき、硬貨出口及び硬貨受入口に突出して硬貨の通過を禁止するストッパを設けたことを特徴とする。このようにすると、硬貨搬送リングを取り外しても中の硬貨が飛び出るおそれなく取り扱うことができる。
【0012】
また、請求項4に記載の硬貨識別装置用硬貨投入装置は、前記硬貨搬送リング固定部の側面に、前記硬貨収納部に収納する金種に応じて異なる位置に金種判別ピンを突設したことを特徴とする。このようにすると、判定基準値を設定しようとしている金種の過誤を防止できる。
【0013】
また、請求項5に記載の硬貨識別装置用硬貨投入装置は、前記硬貨搬送リング固定部の硬貨搬送リング回動部との当接面にローラを設けたことを特徴とする。このようにすると、硬貨搬送リング回動部がスムーズに回転できるようになる。
【0014】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態を図面に基づいて詳細に説明する。
図1は、本発明の一実施形態を示す図である。図1において、1は硬貨搬送リング、1aは硬貨搬送リング回動部、1bは硬貨搬送リング固定部、2は硬貨収納部、3は外周歯車、4は硬貨出口、5は硬貨受入口、6はローラ、7は金種判別ピン、8は硬貨収納部カバー、9はビス、10は硬貨搬送リング支持部、11は出口受部、12は受入口受部、13,14は通過センサ、15は基台、16はリング駆動部、17は駆動歯車、18は制御ボックス、19はスタートボタン、20はストップボタン、21は硬貨識別装置、22は硬貨投入口、23は硬貨返却口である。
【0015】
硬貨搬送リング回動部1aは、リング状に形成され、外周には外周歯車3が設けられており、表、裏両面には、周方向に複数個の硬貨収納部2が凹設されていて、それらの中に硬貨Cが収納される。その硬貨搬送リング回動部1aは、リング内側からリング状の硬貨搬送リング固定部1bにより回転自在に支持されている。硬貨搬送リング固定部1bの上端部には、硬貨搬送リング回動部1aの上端部に位置する硬貨収納部2の開口部と連通する硬貨出口4が設けられ、下端部には、硬貨搬送リング回動部1aの下端部に位置する硬貨収納部2の開口部と連通する硬貨受入口5が設けられている。
【0016】
硬貨搬送リング1は、図2に示すように、硬貨搬送リング回動部1aと硬貨搬送リング固定部1bとが組み合わされた状態で一体的に取り扱い可能になっている。そして、図3にA−A断面図を示すように、硬貨搬送リング固定部1bは、断面が上向きのコの字状をしており、その底部で硬貨搬送リング回動部1aを支持している。また、硬貨搬送リング回動部1aは、表,裏両面に、周方向に複数個の硬貨収納部2が凹設されていて、その外側は、透明なリング状プラスチック板よりなる硬貨収納部カバー8で覆われている。硬貨収納部カバー8は、ビス9により硬貨搬送リング回動部1aに固定されている。
【0017】
また、硬貨搬送リング固定部1bの側部には、硬貨収納部2に収納する金種に応じた異なる位置に金種判別ピン7を突設しており、硬貨搬送リング支持部10側に金種判別ピン7の位置を判定する手段を設けて、判定基準値を設定しようとしている金種の過誤が起きないようにしている。
【0018】
この硬貨搬送リング1は、硬貨搬送リング支持部10により、垂直に支持されている。硬貨搬送リング支持部10は、硬貨搬送リング回動部1a,硬貨搬送リング固定部1bとほぼ同じ外径をしたリング状をしており、硬貨搬送リング固定部1bの硬貨出口4,硬貨受入口5を受け止めて保持する出口受部11,受入口受部12を上下に有している。また、硬貨出口4と硬貨受入口5に対向する位置に、反射型光センサよりなる通過センサ13,14が設けられている。そのように構成された硬貨搬送リング支持部10は、基台15に一体的に取り付けられている。
【0019】
そして、リング駆動部16の駆動歯車17を硬貨搬送リング回動部1a外周の外周歯車3とかみ合わせる。リング駆動部16は、コードにより制御ボックス18に接続されていて、スタートボタン19,ストップボタン20により操作される。
【0020】
次に、動作を説明する。硬貨搬送リング回動部1aの片面側の全ての硬貨収納部2に硬貨Cを入れ、他面側の硬貨収納部2は空にした状態で、両面に硬貨収納部カバー8を被せてネジ止めする。その状態で、硬貨搬送リング1を硬貨搬送リング支持部10に取り付け、スタートボタン19を押す。その結果、リング駆動部16に内蔵されているモータ(図示せず)により駆動歯車17が回転を開始し、硬貨搬送リング回動部1aが回転を開始する。
【0021】
そして、硬貨搬送リング回動部1aの上端に来た硬貨収納部2に入っている硬貨Cが硬貨出口4に入りかけ、通過センサ13の位置まで落下すると、硬貨センサ13の検知出力に基づいて、制御ボックス18は駆動歯車17の回転を一旦停止させる。その結果、硬貨Cは、硬貨出口4の直前で一旦動きが止まる。制御ボックス18は、タイマーにより一定時間カウントした後に再び駆動歯車17を回転させて硬貨Cを硬貨出口4の中に落下させ、硬貨Cが通過センサ13を通過したら、硬貨センサ13の検知出力に基づいて、再び駆動歯車17を停止させる。そのようにして、硬貨出口4に対して、硬貨Cを常に一定の位置から、しかも自動的に投入できるようにしている。
【0022】
硬貨出口4の中に落下した硬貨Cは、硬貨識別装置21の硬貨投入口22に送られ、硬貨識別装置21内を通過する内にデータを採取され、その後、硬貨返却口23から排出される。そして、硬貨Cは、受入口受部12,硬貨受入口5を通って硬貨受入口5の直下にある硬貨収納部2の中に入る。その際、硬貨Cが通過センサ14を通過したら、硬貨センサ14の検知出力に基づいて、制御ボックス18は、再び駆動歯車17の回転を開始させる。
【0023】
また、硬貨Cが硬貨受入口5から直下の硬貨収納部2に送られる際、硬貨Cは、裏側にある硬貨収納部2に送られる。それを図に示したのが図4である。すなわち、硬貨搬送リング回動部1aの上端表側の硬貨収納部2から出た硬貨Cは、硬貨搬送リング固定部1bの表側に開けられた硬貨出口4を通って硬貨識別装置21に送られる。そして、硬貨識別装置21下端の硬貨返却口23から出た硬貨Cは、硬貨搬送リング固定部1bの裏側に開けられた硬貨受入口5を通って、硬貨搬送リング回動部1a下端裏側にある硬貨収納部2に送られる。
【0024】
そのようにして、最初硬貨搬送リング回動部1aの表側の硬貨収納部2に入っていた硬貨Cは、硬貨識別装置21でデータを読み取られた後は、硬貨搬送リング回動部1aの裏側の硬貨収納部2に順次入れられていく。そして、表側の硬貨収納部2が全て空になったら、硬貨搬送リング1を硬貨搬送リング支持部10から取り外し、裏返した後、再び硬貨搬送リング支持部10に取り付ける。その状態で、再びスタートボタン19を押すと、上記の場合と同様に硬貨Cが1個ずつ硬貨識別装置21に投入されていくが、その場合の硬貨Cは、上記の場合とは表裏が逆になって硬貨識別装置21に投入される。
【0025】
そのようにして、硬貨の表側を手前にして投入した場合と、裏側を手前にして投入した場合の両方の場合のデータを均等に取ることができる。その結果、それらのデータに基づいて判定基準値を設定した硬貨識別装置では、硬貨の表裏をどちら側にして投入しても識別できるようになる。
【0026】
ところで、硬貨搬送リング1を硬貨搬送リング支持部10から取り外したとき、硬貨出口4と硬貨受入口5が開口しているため、硬貨搬送リング1を動かすと硬貨出口4や硬貨受入口5から硬貨収納部2に収納されている硬貨Cが飛び出してしまうおそれがある。そこで、硬貨搬送リング1を硬貨搬送リング支持部10から取り外したときだけ、硬貨Cの通過を阻止するためのストッパを、硬貨出口4及び硬貨受入口5に設けている。
【0027】
図5は、硬貨搬送リングの硬貨出口近傍を示す図である。硬貨出口5の中を横切るようにストッパ25を突出させ、その他端のストッパ解除ボタン26が硬貨搬送リング固定部1bの側面から突出するように、支軸27で固定する。そして、バネ28により、ストッパ解除ボタン26を押え付けないときには、ストッパ25が硬貨出口4内に出ているようにしている。その状態では、ストッパ25により硬貨Cの通過が阻止されて硬貨Cが出てこない。
【0028】
一方、硬貨搬送リング1を硬貨搬送リング支持部10に取り付けると、硬貨搬送リング支持部10の側面がストッパ解除ボタン26に当たって、ストッパ解除ボタン26を中に押し込み、ストッパ25が硬貨出口4から外れる。その結果、硬貨出口4を硬貨が通過可能になる。このようなストッパ25は、硬貨受入口5にも同様に設けられている。
【0029】
なお、図2,図5における符号24は、硬貨収納部2の中にたまった削りカスを外に排出するため硬貨搬送リング固定部1bの上端部に設けた排出口である。硬貨搬送リング回動部1aが回転する間に、中の硬貨Cが移動して硬貨収納部2の壁面と擦れ合い、少しずつ壁面を削って削りカスが発生する。それをそのままにしておくと削りカスが内部にたまってしまうので、硬貨搬送リング回動部1aが回転して硬貨収納部2が排出口24の位置に行ったとき、硬貨収納部2の内部にある削りカスが排出口24から下にこぼれ落ちるようにしている。
【0030】
以上は、本発明の硬貨識別装置用硬貨投入装置で硬貨識別装置の判定基準値を設定する場合であるが、この装置は、硬貨識別装置の耐久性を検査するための検査装置としても使用できる。硬貨識別装置の耐久性検査は、硬貨識別装置に多数枚の硬貨を繰り返し投入し、長期間使用しても支障なく動作することを確認するものである。
【0031】
硬貨識別装置の耐久性検査は、硬貨の表裏に関係なく検査ができ、多数の硬貨を長時間連続して投入する必要がある。そこで、本発明の硬貨識別装置用硬貨投入装置で硬貨識別装置の耐久性を検査する場合は、硬貨搬送リング1を1回転ごとにいちいち裏返す必要がないように、硬貨搬送リング回動部1の表裏の硬貨収納部2の内、片側の硬貨収納部2だけを用いて行う。
【0032】
そして、硬貨搬送リング回動部1の周方向に配設されている硬貨収納部2の内の半分ほどの硬貨収納部2に硬貨Cを入れて回転させ、上端表側の硬貨収納部2から順次硬貨Cを落として、硬貨識別装置21を通した後、下端表側の空の硬貨収納部2に硬貨Cを戻す。そのようにして、硬貨識別装置21に硬貨Cを繰り返し通して、硬貨識別装置の耐久性を検査することができる。
【0033】
そのような耐久性検査と前述の判定基準値の設定の切り換えは、それぞれ専用の硬貨搬送リング1を用意してもよいが、硬貨出口5の部分に振分ゲートを設け、それにより、硬貨返却口23から出てきた硬貨を表側の硬貨収納部2に送るか、裏側の硬貨収納部2に送るかを切り換えられるようにしてもよい。
【0034】
【発明の効果】
本発明は、以上説明したように構成されているので、次に記載するような効果を奏する。
すなわち、請求項1に記載の硬貨識別装置用硬貨投入装置は、リング中心方向を開口させた硬貨収納部が周方向に複数配列されている硬貨搬送リング回動部を、上端部に、硬貨収納部の開口部と連通する硬貨出口が設けられ、下端部には、硬貨受入口が設けられている硬貨搬送リング固定部で回転自在に支持し、硬貨収納部に硬貨を入れて硬貨搬送リング回動部を回転させ、上端に来た硬貨収納部から硬貨を落下させて、硬貨出口を通して硬貨識別装置の硬貨投入口に投入し、硬貨返却口から出てきた硬貨を下端の硬貨収納部に回収するようにした。その結果、多数の硬貨を一定の状態で硬貨投入口へ投入でき、得られるデータのバラツキが少なくなって、高い精度で判定基準値の設定ができる。
【0035】
また、請求項2に記載の硬貨識別装置用硬貨投入装置は、前記硬貨搬送リング回動部は、表裏両面に硬貨収納部を有し、前記硬貨搬送リング支持部に対して表裏を反転させて取り付け可能にしたので、硬貨の表裏を裏返したときのデータを均等に得ることが可能になる。
【0036】
また、請求項3に記載の硬貨識別装置用硬貨投入装置は、前記硬貨搬送リング固定部の硬貨出口と硬貨受入口に、硬貨搬送リング固定部を硬貨搬送リング支持部から取り外したとき、硬貨出口及び硬貨受入口に突出して硬貨の通過を禁止するストッパを設けたので、硬貨搬送リングを取り外しても中の硬貨が飛び出るおそれなく取り扱うことができる。
【0037】
また、請求項4に記載の硬貨識別装置用硬貨投入装置は、前記硬貨搬送リング固定部の側面に、前記硬貨収納部に収納する金種に応じて異なる位置に金種判別ピンを突設したので、判定基準値を設定しようとしている金種の過誤を防止できる。
【0038】
また、請求項5に記載の硬貨識別装置用硬貨投入装置は、前記硬貨搬送リング固定部の硬貨搬送リング回動部との当接面にローラを設けたので、硬貨搬送リング回動部がスムーズに回転できるようになる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態を示す図である。
【図2】硬貨搬送リングを示す図である。
【図3】図2のもののA−A断面図である。
【図4】硬貨搬送リングの硬貨収納部からの硬貨の出し入れ説明図である。
【図5】硬貨搬送リングの硬貨出口近傍を示す図である。
【図6】硬貨識別装置を示す図である。
【符号の説明】
1…硬貨搬送リング
1a…硬貨搬送リング回動部
1b…硬貨搬送リング固定部
2…硬貨収納部
3…外周歯車
4…硬貨出口
5…硬貨受入口
6…ローラ
7…金種判別ピン
8…硬貨収納部カバー
10…硬貨搬送リング支持部
11…出口受部
12…受入口受部
13,14…通過センサ
15…基台
16…リング駆動部
17…駆動歯車
18…制御ボックス
19…スタートボタン
20…ストップボタン
21…硬貨識別装置
22…硬貨投入口
23…硬貨返却口

Claims (5)

  1. リング状に形成され、リング中心方向を開口させた硬貨収納部が周方向に複数配列された硬貨搬送リング回動部と、
    リング状に形成され、前記硬貨搬送リング回動部のリング内側で硬貨搬送リング回動部を回転自在に支持し、上端部において前記硬貨収納部の開口部と連通する硬貨出口と、下端部において前記硬貨収納部の開口部と連通する硬貨受入口とを設けた硬貨搬送リング固定部と、
    前記硬貨搬送リング固定部を垂直に保持し、硬貨搬送リング固定部のリング内側に硬貨識別装置が配置され、該硬貨識別装置の上端部の硬貨投入口と前記硬貨搬送リング固定部の硬貨出口とを連通させる出口受部と、前記硬貨識別装置の下端部の硬貨返却口と前記硬貨搬送リング固定部の硬貨受入口とを連通させる受入口受部とを有する硬貨搬送リング支持部
    とを具えたことを特徴とする硬貨識別装置用硬貨投入装置。
  2. 前記硬貨搬送リング回動部は、表裏両面に硬貨収納部を有し、前記硬貨搬送リング支持部に対して表裏を反転させて取り付け可能にしたことを特徴とする請求項1記載の硬貨識別装置用硬貨投入装置。
  3. 前記硬貨搬送リング固定部の硬貨出口と硬貨受入口に、硬貨搬送リング固定部を硬貨搬送リング支持部から取り外したとき、硬貨出口及び硬貨受入口に突出して硬貨の通過を禁止するストッパを設けたことを特徴とする請求項1又は2記載の硬貨識別装置用硬貨投入装置。
  4. 前記硬貨搬送リング固定部の側面に、前記硬貨収納部に収納する金種に応じて異なる位置に金種判別ピンを突設したことを特徴とする請求項1,2又は3記載の硬貨識別装置用硬貨投入装置。
  5. 前記硬貨搬送リング固定部の硬貨搬送リング回動部との当接面にローラを設けたことを特徴とする請求項1,2,3または4記載の硬貨識別装置用硬貨投入装置。
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