JP2004191959A - 顕微鏡画像撮影装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】高さ方向の補正量を求める処理を自動的に行ってより短い時間で標本全体画像を形成する顕微鏡画像撮影装置を提供する。
【解決手段】本発明の顕微鏡画像撮影装置は、標本全体を撮影した画像から標本像の存在する領域を抽出し、抽出された標本像領域の中から高さ座標Zを取得する複数個の水平位置を設定し、設定された水平位置で焦点位置である高さ座標を読み込み、読込まれた高さ座標データを用いて標本像領域中の任意の位置における焦点の補正位置を算出し、標本を水平移動するときに上記算出された補正焦点位置に標本の高さを移動させる。また、標本全体を撮影した画像から標本像の存在する領域を抽出し、標本像の存在する位置に水平移動するときには標本像の水平移動に追従した自動的焦点位置の検出動作を開始し、標本像の存在しない位置に水平移動するときには自動焦点位置検出動作を停止する。
【選択図】 図1

Description

本発明は、顕微鏡画像情報を入力し、該画像情報を処理して高解像度および広視野な画像を形成する顕微鏡画像撮影装置に関する。
従来より、顕微鏡画像をディジタル画像として観察する方法がある。一般に、顕微鏡を用いて標本を観察する場合、一度に観察できる範囲は、主として対物レンズの倍率によって決定される。そして、対物レンズが高倍率になるほど観察範囲は狭くなり、画像は標本のごく一部分に限られてくるが、その代わり高精細な画像を取得できる。
ところで、顕微鏡を例えば細胞診、組織診等の病理診断に用いる場合には、診断箇所の見落としを防止するために、標本全体象を把握する必要がある。また、近年の情報処理技術の発達に伴い、病理診断に用いる顕微鏡観察像においても旧来の銀塩フィルムと同様な高解像度な画像への要望が強くなっている。
これまで顕微鏡画像の撮影において、高解像度若しくは広視野の画像を形成するためには、種々の技術が開発されている。その1つとして、例えば標本全体像を小区画に分割し、これら小区画について、それぞれ対物レンズの倍率に応じた高精細な顕微鏡画像を撮影して重複部分も考慮して位置制御しながら取り込んで、この取り込んだ画像を整列配置して順次貼り合せる画像合成によって、高解像度で広視野な標本全体像画像を再構成する顕微鏡システムが提案されている。(例えば、特許文献1参照。)
ところで、このような小区画毎の画像撮影においては、標本ステージの面精度や標本の厚さによる誤差のため、対物レンズの光軸が小区画を移動すると焦点にずれを生じるから、この焦点ずれを補正する必要がある。そのため、全小区画の画像を取り込んで、標本全体像を形成するには時間がかかるという問題を有していた。
この問題に対する解決方法としては、標本ステージの水平方向移動に対して焦点位置補正するために、予め試料上の複数の焦点位置を調べ試料の傾きを求めておき、それを元に水平移動と同時に高さ方向の補正を行うことによって時間の短縮を図る方法が提案されている。(例えば、特許文献2参照。)
また、焦点位置の精度を上げる場合には、高さ方向の補正後、さらにオートフォーカスを実行し直す必要がある。このオートフォーカスの実行し直しを行う場合、その実行し直し条件として、先にオートフォーカスを実行した位置から一定の距離だけ水平移動した場合に制限することにより、オートフォーカスを実行する回数を減らして、全体画像を取得する時間を短縮する手段が提案されている。(例えば、特許文献3参照。)
特開平09−281405号公報(第5頁。図3、図4。) 特開平11−231228号公報(段落[0043]、[0044]、[0047]、図1) 特開2001−91846号公報(段落[0051]、[0052]、図11)
しかしながら、予め試料上の複数の焦点位置を調べて試料の傾きを求めておいてから水平移動と同時に高さ方向の補正を行う方法は、標本の傾きを求めるための操作は手作業で行う必要があり、また試料上の合焦位置を取得する場合、オートフォーカスを用いると標本がない場所ではエラーとなるので予めオートフォーカスが可能な場所を選んでおく必要があり、それらの操作が繁雑であるという問題を有している。
また、オートフォーカスの実行を一定の距離だけ水平移動した場合に制限することにより、オートフォーカスを実行する回数を減らす方法は、オートフォーカスの実行回数を減らすことができたとしても、水平移動と高さ方向の補正移動が終了するまで、オートフォーカスを実行できないため、小区画の水平移動から画像撮影が可能となる状態になるまでの時間を短締することが出来ないという問題を有している。
本発明の課題は、上記従来の実情に鑑み、高さ方向の補正量を求める処理を自動的に行ってより短い時間で標本全体画像を形成する顕微鏡画像撮影装置を提供することである。
本発明の顕微鏡画像撮影装置は、例えば標本全体を撮影した画像から標本像の存在する領域を抽出する標本像領域抽出ユニットと、該標本像領域抽出ユニットにより抽出された標本像領域の中から高さ座標Zを取得する複数個のXY方向位置を自動的に設定する高さ座標取得位置設定ユニットと、上記高さ座標取得位置設定ユニットで設定されたXY方向位置において焦点位置である高さ座標を読み込む座標読込ユニットと、上記高さ座標取得位置設定ユニットで設定された位置で上記座標読込ユニットによって読込まれた高さ座標データを用いて、標本像領域中の任意の位置における焦点の補正位置を算出する焦点補正位置算出ユニットと、標本を水平移動するときに上記焦点補正位置算出ユニットによって算出される補正焦点位置に標本の高さを移動する標本移動ユニットと、を有して構成される。
上記座標読込ユニットは、例えば設定された位置に標本が水平移動した状態でAF処理を実行し、AF完了後の上記標本移動ユニットの高さ位置を高さ座標として読み込むように構成される。
上記高さ座標取得位置設定ユニットは、例えば標本像領域を所定の間隔で格子状の区画に分割した区画の格子点のうち標本像がある格子点の位置を高さ座標を取得する位置として設定するように構成される。
また、本発明の顕微鏡画像撮影装置は、例えば標本全体を撮影した画像から標本像の存在する領域を抽出する標本像領域抽出ユニットと、標本の水平移動に追従して自動的に焦点位置を検出する自動合焦ユニットと、を備え、上記自動合焦ユニットは、上記標本像領域抽出ユニットによって抽出された標本像の存在する位置に水平移動するときには焦点位置の検出を開始し、標本像の存在しない位置に水平移動するときには焦点位置の検出を停止するように構成される。
また、本発明の顕微鏡画像撮影装置は、例えば低倍率で撮像して視野内に取得された全体像を小区画に分割し、これらの小区画をそれぞれ高倍率で撮影して貼り合せることにより高解像度の全体像を形成する顕微鏡画像撮影装置において、小区画を形成する格子の格子点における標本像がある格子点の中から高さ座標を取得すべき複数個の位置を設定する高さ座標取得位置設定ユニットと、高倍率において標本の水平座標での焦点位置である高さ座標を読み込む座標読込ユニットと、上記高さ座標取得位置設定ユニットで設定された格子点で上記座標読込ユニットによって読込まれた高さ座標データを用いて、小区画内の任意の位置における高さ位置を算出する焦点補正位置算出ユニットと、を備えて構成される。
また、本発明の顕微鏡画像撮影装置は、例えば低倍率で撮像して視野内に取得された全体像を小区画に分割し、これらの小区画をそれぞれ高倍率で撮影して貼り合せることにより高解像度の全体像を形成する顕微鏡画像撮影装置において、複数の小区画の中から標本像の存在する小区画を抽出する標本像区画抽出ユニットと、標本像の変化に追従して自動的に焦点位置を検出する自動合焦ユニットと、を備え、上記自動合焦ユニットは、上記標本像区画抽出ユニットによって抽出された標本像の存在する小区画に水平移動するときには焦点位置の検出を開始し、標本像の存在しない小区画に水平移動するときには焦点位置の検出を停止することにより高倍率での画像撮影を行うように構成される。
この場合、上記上記自動合焦ユニットは、例えば最初の小区画の中心に標本がなかった場合には、該小区画から最も近くかつ中心に標本がある小区画に移動してAFを実行するように構成してもよい。
また、本発明の顕微鏡画像撮影方法は、例えば低倍率の対物レンズで観察スライドガラス全体の広視野画像を撮影し、この広視野画像から標本像のある領域を抽出し、この標本像のある領域を抽出する処理によって得られる標本象の有無情報に基づいて標本の凹凸が大きい場合又は視野中に散在した標本である場合にリアルタイムAFを使用するように設定して焦点位置を補正しながら高倍率画像を撮影し、上記標本像のある領域を抽出する処理によって得られる標本象の有無情報に基づいて標本が平坦で視野全体に広く存在する場合にはリアルタイムAFを使用しないように設定して高倍率画像を撮影するように構成される。
また、本発明の顕微鏡画像撮影装置の焦点位置補正方法は、例えば標本全体を撮影した画像から標本像の存在する領域を抽出し、抽出された標本像領域の中から高さ座標Zを取得する複数個の水平位置を設定し、設定された水平位置において焦点位置である高さ座標を読み込む座標読込ユニットと、設定された水平位置の座標とその水平位置において読込まれた高さ座標データを用いて標本像領域中の任意の位置における焦点の補正位置を算出し、標本を水平移動するときに上記算出された補正焦点位置に標本の高さを移動するように構成される。
更に、本発明の顕微鏡画像撮影装置の焦点位置補正方法は、例えば標本全体を撮影した画像から標本像の存在する領域を抽出し、抽出された標本像の存在する位置に水平移動するときには標本の水平移動に追従した自動的焦点位置の検出動作を開始し、標本像の存在しない位置に水平移動するときには自動焦点位置検出動作を停止するように構成される。
本発明によれば、予め決めた標本のある領域での焦点補正用基準位置から撮像位置の高さ方向の補正量を求め又はリアルタイムオートフォーカスを起動したまま標本の状態によってその起動の停止と再開を行うようにしているので、高解像度全体画像取込み時の焦点位置合わせの精度が良くなるとともに高倍率による全体画像の取込み時間を短縮できて顕微鏡画像撮影装置の操作性が向上する。
以下、本発明の実施の形態を図面を参照しながら説明する。
図1は、第1の実施の形態としての顕微鏡画像撮影装置の全体構成を示す図である。同図に示す顕微鏡画像撮影装置は、大別して、顕微鏡部1と、カメラ部2と、コンピュータ3と、モニタ4とで構成される。
顕微鏡部1は、観察スライドガラスSから所望の倍率で光学的に全体像若しくは小区画の観察スライドガラス像(顕微鏡画像)を取り出す。より詳しくは、上記の顕微鏡部1は、観察すべき観察スライドガラスSを載置する標本ステージ5を有し、該標本ステージ5の下方には、透過用フィルタユニット6、透過視野絞り7、透過開口絞り8、コンデンサ光学素子ユニット9、コンデンサトップレンズユニット11、及び、例えばハロゲンランプからなる透過照明用光源12が配置され、これらの装置により上記標本ステージ5上の観察スライドガラスSを下方から照明する。
また、この標本ステージ5の上方で観察光路内の光軸上には、複数個の対物レンズ13(13a〜13f)を交換可能に装着して配置されたレボルバ14、オートフォーカス用ビームスプリッタ15、ピント検出用受光素子16、ズームレンズ17、観察スライドガラス像を分岐する観察用ビームスプリッタ18、接眼レンズ19が配置される。また、この顕微鏡部1には、上記構成要素全体を制御する顕微鏡制御ユニット20が備えられている。
このように構成された上記顕微鏡部1において、透過照明用光源12で発生した照明光は、コレクタレンズで集光され、透過用フィルタユニット6に入射されて、この透過用フィルタユニット6で調整される。そして調整された照明光は、透過視野絞り7、透過開口絞り8、コンデンサ光学素子ユニット9、及びコンデンサトップレンズユニット11を通して、標本ステージ5の照明用開口部の下方から観察スライドガラスSに照明される。
標本ステージ5は、顕微鏡制御ユニット20によって、観察スライドガラスSの観察部位変更のために、光軸と直交する平面内での2次元水平移動、ピント合わせのための光軸方向移動制御が行われるとともに、座標を検出することができる。
そして観察スライドガラスSを透過し、対物レンズ13により集光された光(観察スライドガラス像)は、オートフォーカス用ビームスプリッタ15、観察倍率を任意に調奉するズームレンズ17、観察用ビームスプリッタ18を通過して、この顕微鏡部1の接眼レンズ19の上方に配置されているカメラ部2のカメラヘッド21に導かれる。
上記オートフォーカス用ビームスプリッタ15は、光路に対して着脱自在であり、オートフォーカス用ビームスプリッタ15で分岐した一方の光は、結像レンズを介してピント検出用受光素子16に導かれ、オートフォーカス制御用の測光演算に使用される。
また、観察用ビームスプリッタ18も光路に対して着脱自在であり、観察スライドガラスSを透過した光を接眼レンズ19若しくは、カメラ部2に導く。
カメラ部2は、カメラヘッド21及びカメラ制御ユニット22からなり、カメラヘッド21は、例えばCMD(Charge Modulation Device)からなる固体撮像素子と、観察スライドガラスSを透過した光をCMDに結像させる結像光学系とを有し、観察スライドガラス像を画像信号に変換する。
また、カメラ制御ユニット22は、カメラヘッド21の制御を行うものであり入射光量対出力電圧のゲインを自動調節するAGC(auto gain contrast)を備えている。カメラ制御ユニット22は、カメラヘッド21から入力されるアナログ画像データを、コンピュータ3のA/D変換器23に転送する。
コンピュータ3は、種々のシステム動作や処理を行うためのプログラム及び制御情報を格納するメモリを備え、画像処理を行うCPU26と、フレームメモリ24からのデジタル画像データを複数枚格納したり、標本の高さ方向の傾きを求めるための座標データを記録することが可能なメモリ27と、マウスやキーボードなどの入力装置28と、顕微鏡に対してレボルバ回転の指示、ズーム変倍の指示、オートフォーカス制御指示、標本ステージ移動指示等を送出する通信装置29、及びキャプチャーボード部を備えている。キャプチャーボード部にはA/D変換器23、フレームメモリ24、及びD/A変換器25が備えられている。
前述した顕微鏡制御ユニット20は、コンピュータ3の通信装置29から上記各種指示を受けて対応する顕微鏡内の各構成要素を制御している。
コンピュータ3の上記のA/D変換器23は、カメラヘッド21で取り込んだ画像データをデジタル化し、フレームメモリ24に転送する。このフレームメモリ24に格納されたデジタル画像データは、一方では、CPU26により読み出されて種々を加工を施され、他方では、D/A変換器25によりアナログデータ化されモニタ4に表示される。
なお、本システムにおけるオートフォーカス制御機能としては、一度オートフォーカスの実行が開始されると終了コマンドが送られるまで標本像の変化に追従して標本ステージを上下させ、常に合焦状態とする制御(以下、リアルタイムオートフォーカスという)と、一度オートフォーカスを実行して合焦状態になるとオートフォーカス動作が終了する制御(以下、ワンショットオートフォーカスという)と、2つのオートフォーカスモードを備えている。
図2は、モニタ4に表示される顕微鏡操作用の表示画面の例を示す図である。同図に示すように、顕微鏡操作用表示画面30には、左方に対物レンズ切替部31が表示されている。対物レンズ切替部31には、レボルバ32と、このレボルバ32の周囲に取り付けられる対物レンズの6つのレンズ取付部33がボタン形式で模式的に表示されている。
これら6つのレンズ取付部33には、右上から反時計回り方向に、取り付けられている対物レンズの倍率が40倍、20倍、10倍、4倍、1.25倍と表示されている。同図に示す例では、倍率が異なる5種類の対物レンズが取り付けられており、6つ目のレンズ取付部33(「NONE」と表記されたボタン)には対物レンズは取り付けられておらず、空きとなっている。
対物レンズの切り替えを指示するときは、所望の倍率の対物レンズのあるレンズ取付部33を、入力装置28のマウスを用いてクリックすることによって、切り替え指示の入力操作をすることができる。入力操作されたレンズ取付部33は、ボタンが押し込まれた形状にボタンの表示が変化して、現在使用中の対物レンズの倍率が一目で分かるようになっている。
また、顕微鏡操作用表示画面30の右方には、撮影に係わる指示と設定を行う指示設定部34が表示されている。指示設定部34には、上から「マクロ画像撮影」ボタン35、「高解像度画像取込み」ボタン36、及びチェック入力窓37が表示されている。チェック入力窓37の右方にはリアルタイムAF(オートフォーカス)と表示されている。
マクロ画像の撮影を指示するときは「マクロ画像撮影」ボタン35をマウスを用いてクリックして入力操作する。高解像度画像の取り込みを指示するときは「高解像度画像取込み」ボタン36を入力操作する。いずれの場合も、入力操作されたボタンは押し込まれた形状にボタンの表示が変化する。
このように本例では、標本全体を撮影する「マクロ画像撮影」の場合、撮影する「全体画像」は低倍対物レンズを使用して撮影してもよく、あるいは、マクロ装置を使用して撮影してもよく、いずれか任意の撮影方法を指定することができる。 また、同図のようにチェック入力窓37にチェック(x)が表示されているときはリアルタイムAFが指示されている。このリアルタイムAFの指示を解除するには、チェック入力窓37をマウスを用いてクリックすると、チェック(x)の表示が消えてリアルタイムAFの指示が解除される。また、リアルタイムAFの指示が解除されている状態からリアルタイムAFを指示するときは、同様にチェック入力窓37をマウスを用いてクリックすると、再びチェック(x)が表示されてリアルタイムAFが指示されていることを確認できるようになっている。
図3は、上記構成の顕微鏡画像撮影装置における処理動作を説明するフローチャートである。この第1の実施の形態では、標本上の焦点位置の起伏の状態をZ位置データとして予め求めておき、それによって高倍率画像撮影における水平移動時の焦点位置補正を行うものである。
図3において、先ず、観察スライドガラスS全体の広視野画像の撮影が行われる(S01)。
この処理では、図2の顕微鏡操作用表示画面30において、対物レンズ切替部31の所望の低倍率の対物レンズが取り付けられているレンズ取付部33のボタンが押される(マウスでクリックされる、以下同様)ことに応じて、レボルバ14が回転し、所望の低倍率の対物レンズに切り換えられる。続いて、マクロ画像撮影ボタン35が押されることに応じて、観察スライドガラスS全体の広視野画像撮影が行われる。
続いて、上記撮影した広視野画像を用いて、観察スライドガラスS上で標本のある領域の抽出を行う(S02)。
この標本のある領域の抽出処理は、例えば、特開2000−295462号公報で提案されている方法などによって行うことができる。
本例では、これと並行して、上記撮影した広視野画像を小区画に分割する。これは、高精細の画像を撮影するためであり、高精細な画像を撮影するには高倍率の対物レンズで撮影する必要がある。そのために、高倍率の対物レンズで撮影できる最小単位の視野サイズを決める必要がある。
図4は、そのような撮影用最小単位の視野サイズと観察スライドガラスとの対応関係と本例における撮影制御方法の基本原理を説明する図である。
同図に示す観察スライドガラスSのラベル38の貼付領域以外の撮影画像領域を縦横に格子状に分割された小区画39は、上述した高精細な画像を撮影するための最小単位の視野サイズである。この最小単位の視野サイズは、撮影時に設定される対物レンズ13とズームレンズ17とカメラヘッド21のCCDサイズによって決定される。
同図に示す例では右下隅の座標(1,1)で示される位置の小区画39から左上隅の座標(m、n)で示される位置の小区画39までm×n個の小区画39に分割されている。このように、標本スライドガラスS上で撮影すべき複数の位置、すなわち座標(1,1)〜座標(m,n)で示される位置の、m×n個の小区画39の撮影位置が決定される。これらの小区画39を、高倍率対物レンズで図の矢印で示すように順次撮影していく。
勿論この標本スライドガラスS上の撮影位置は、上記の小区画39にオーバーラップ領域を設けて設定しても良い。小区画39の設定およびオーバーラップ領域を設けたときの設定は、特開平9−281405号公報で提案されている。
また、撮影順序は図4の矢印のように縦方向に往復しながら線順次に左方に移動するのではなく横方向に往復しながら線順次に上方向に移動するようにしていも良い。
続いて、図3において、上記ステップS02の処理で抽出した標本のある領域の中から、高さ方向(Z方向)の補正用の焦点位置を求めるために、焦点補正用の基準点を決定する(ステップS03)。
図5は、上記補正用の焦点位置を求めるための焦点補正用基準点の決定方法を説明する図である。一般に、標本の高さ方向の補正用に焦点位置を求める焦点補正用基準点としては、標本の傾き補正ができるように、基準点と基準点との位置が適切な距離だけ離れている必要がある。このことに対応すべく、本例では、図5に示すように、標本スライドガラスS上において抽出された標本40に対し、先ず、その標本40が存在する領域として、標本40に外接する四角形の標本領域41が設定され、次に、この標本領域41が、所定の間隔Lからなる小区画42に分割される。
なお、この小区画42は焦点補正用基準点を決定するために設定される区画であり、図4の撮影最小単位と撮影順序とを決めるための小区画39とは直接には関係がない。
このように小区画42を設定した後、標本40がある領域の中にある格子の交差点(図のa、b、c、・・・、g)が焦点補正用基準点とされ、この焦点補正用基準点の位置の座標(X、Y)が求められる。この場合、分割間隔Lを小さくすれば、基準点の数が多くなり、後述する高さ方向の補正(焦点補正)の精度は良くなるが、基準点の数が多くなっただけ時間がかかることになる。したがって、分割間隔Lとしては適宜な値が設定される。
尚、上記の例では高さ座榛の取得位置の基準点として標本の存在する領域上にある小区画の格子点を取得位置として設定するようにしているが、格子点に限らず、たとえば小区画の中心点を設定するようにしてもよく、また小区画の位置とは関係なく設定してもよい。いずれにしても標本の存在する領域上に設定することが前提となることはもちろんである。
続いて図3において、対物レンズが高倍率の対物レンズに交換される(ステップS04)。
この処理では、図2の顕微鏡操作用表示画面30のボタン形式で表示されているレンズ取付部33の中から、所望の高倍率の対物レンズが装着されているレンズ取付部33が押されることによって、図1のレボルバ14が回転駆動され、上記所望の高倍率の対物レンズが観察スライドガラスS上に設定される。
続いて図3において、高さ方向の補正用に、上記焦点補正用基準点の焦点位置が取得される(ステップS05)。
この処理では、これから小区画39ごとに撮影する画像の高さ位置を補正するために、上記ステップS03の処理で格子の交差点に設定(決定)されている焦点補正用基準点の高さを求めるため、焦点補正用基準点が対物レンズ位置に来るように図1に示した標本ステージ5が移動され、焦点補正用基準点(X、Y)の焦点位置としての高さの座標(Z)が求められる。この座標(Z)の取得はオートフォーカスオによって容易に行うことができる。
そして、図3において、最後の焦点補正用基準点であるか否かを判別し(ステップS06)、未だ最後の焦点補正用基準点でなければ(S06がNo)、ステップS05の処理に戻って、次の焦点補正用基準点の座標(Z)を求める、ということを繰り返す。
これにより、各焦点補正用基準点(X、Y)の高さ座標(Z)が、順次求められてゆき、各焦点補正用基準点の高さを含む3次元の位置座標(X、Y、Z)が決定され、この決定された各焦点補正用基準点の位置座標(X、Y、Z)のデータが、メモリ27に記録される。
図6は、上記メモリ27に記録される焦点補正用基準点の位置座標(X、Y、Z)のデータ構成を示す図である。同図に示すように、図5に示したようにして間隔Lの格子の交差点上に設定された焦点補正用基準点が、1番目からn番目まで、順次メモリ27に格納されている。
ここで、この焦点補正用基準点を用いて標本40の撮影位置の高さ(焦点)を補正する方法を説明する。図5において、例えば位置43の正しい高さ(焦点)を知る(補正する)ためには、位置43を中心とする「L×2」の範囲にある焦点補正用基準点を探す。このとき、3つ以上の焦点補正用基準点が在る場合には最寄の3つの焦点補正用基準点を探す。
図5に示す例では、位置43を中心とする「L×2」の範囲内には、7つの焦点補正用基準点a〜gが存在する。このような場合は、これら7つの焦点補正用基準点a〜gの中から、位置43に最寄の3つの焦点補正用基準点a、b及びcを採用して、それらの位置座標(X、Y、Z)を含む平面式を得るようにする。そして、この平面式に、位置43の水平位置座標(X,Y)を代入することによって、位置43の高さ座標(Z)を求めるようにする。
また、図5に示す位置44のように、位置44を中心とする「L×2」の範囲内に、焦点補正用基準点a及びbのように2つしかない場合、換言すれば2つ以下の場合、もっとも近接する焦点補正用基準点のZ座標値をもって位置44の高さ座標(Z)とする。図5に示す例では、位置44にもっとも近接して存在する焦点補正用基準点は焦点補正用基準点aであるから、この焦点補正用基準点aのZ座標値が位置44の高さ座標(Z)とされる。
このように高さ方向補正用の焦点補正用基準点の焦点位置(Z座標)を全て取得し終わったならば、図3において、先ず、最初に撮影する小区画39へ標本ステージ5を水平移動する(ステップS07)。
この最初に撮影する小区画39は、図4に示した右下隅の座標(1,1)で示される位置の小区画39である。また、この水平移動以降の処理は、図の2の顕微鏡操作用表示画面30において、リアルタイムAF(オートフォーカス)のチェック入力窓37のチェック(x)が外され、更に「高解像度画像取込み」ボタン36が入力操作されることに応じて、図1のコンピュータ2によって、顕微鏡制御ユニット20を介して自動的に行われる。
上記に続いて、Z補正をしながら小区画39の撮影が行われる(ステップS08)。
この処理において、最初の座標(1,1)で示される位置の小区画39には、図5に示す例では、標本40が存在しない。このような場合は、Z補正は実質的に「0」である。
続いて、座標(m,n)で示される位置の最後の小区画39であるか否かが判別される(ステップS09)。
そして、最後の小区画39でないときは(S09がNo)、次に撮影する小区画39があるので、その次の小区画39に水平移動して(ステップS10)、ステップS8の処理に戻り、その水平移動した小区画39をZ補正をしながら撮影し、再びステップS9の判別を行うということが、最後の小区画39の撮影が終了するまで(S09がYes)、繰り返される。
これにより、最初の座標(1,1)で示される位置の小区画39から座標(m,n)で示される位置の最後の小区画39までの撮影が順次行われ、標本40がある小区画39では、標本ステージ5が水平移動するとともに高さ方向も焦点補正用基準点によって補正された位置に移動し、標本40の焦点が補正されて正しく焦点の合った高精細の画像が撮影される。
以上、この第1の実施形態によれば、標本スライドガラス上の標本像領域を抽出し、標本像領域の中のいくつかの点を焦点補正用の基準点として選択し、その基準点での焦点位置を検出して標本の傾きを求める一連の処理を自動的に行うことができ、これにより顕微鏡画像撮影の際の顕微鏡装置の操作性が向上する。
ところで、標本40に細かい凹凸があったり、あるいは標本が図5に示すように一箇所にまとまっていないでまばらに散在しているような場合、上記のように一定間隔を有する基準点のZ座標を用いた高さ方向の補正だけでは精度良く焦点位置を求めることができないことがある。本発明では、そのような場合にも、小区画ごとの移動による撮像面の変化に追従してリアルタイムオートフォーカスによる合焦を行って現実に即した標本画像の再現を行うようにする。以下、これを第2の実施の形態として説明する。
図7は、第2の実施形態における顕微鏡画像撮影装置の処理動作を説明するフローチャートである。なお、本例における顕微鏡画像撮影装置のハード構成及びモニタの顕微鏡操作用表示画面の構成は、図1に示したハード構成及び図2に示した表示画面の構成とそれぞれ同一である。
図8は、上記の処理における動作を例を挙げて具体的に示す図である。
図7において、低倍率の対物レンズで観察スライドガラスS全体の広視野画像を撮影する処理(ステップS31)、及び標本像のある領域を抽出する処理(ステップS32)は、図3に示したステップS01の処理及びステップS02の処理と同一である。また、図7において、高倍率の対物レンズに変換する処理(ステップS33)は、図3に示したステップS04の処理と同一である。
続いて図7において、最初に撮影する小区画(例えば図4に示す最初の座標(1,1)で示される位置の小区画39)の中心に標本があるか否かを判別する(ステップS34)。
そして、標本がある場合には(S34がYes)、標本ステージ5を最初の小区画39に水平移動し、リアルタイムオートフォーカスを起動する(ステップS35)。
他方、標本がない場合には(S34がNo)、ステップS32で抽出された標本のある領域をもとに、最初の小区画39に最も近い小区画で且つその中心に標本がある小区画39を求め、その求めた小区画39に標本ステージ5を移動し、ワンショットオートフォーカスを実行して焦点位置を求めてから(ステップS36、図8の矢印S36参照)、最初の小区画39に移動する(ステップS37、図8の矢印S37参照)。
これらステップS36及びS37の一連の処理は、オートフォーカスは撮影視野の中心点を対象にして行うものであるから、図8において、最初の小区画39aの中心に標本が無いと、リアルタイムオートフォーカスを起動した場合にエラーが発生して装置全体の動作が停止するという不具合が発生する。
したがって、この不具合を避けるために、最初の小区画39aに仮のZ座標を設定する。そしてその仮のZ座標を、最初の小区画39aに最も近い小区画で且つその中心に標本がある小区画39bから求めるものである。これによって、標本がない最初の小区画39aを撮影しても、設定されている仮のZ座標に基づいて撮影が行われるのでエラーが派生しない。
このように先ず最初の小区画39aの撮影では、標本がある場合はリアルタイムオートフォーカスを起動し、標本が無い場合は仮のZ座標を設定される。
そして、小区画39の高解像度撮影が行われる(ステップS38)。
続いて、いま撮影した小区画39が最後の小区画39であるか否かが判別される(ステップS39)。
これは、換言すれば、次に撮影する小区画39があるかどうかを調べる処理である。そして、最後の小区画39ではない、つまり次に撮影する小区画39があるときは(S39がNo)、続いて、その小区画39の中心に標本があるか否かを判別する(ステップS40)。
そして、小区画39の中心に標本があれば(S40がYes)、その場合はリアルタイムAF(オートフォーカス)を起動してから(ステップS41)、他方、小区画39の中心に標本が無いときは(S40がNo)、その場合はリアルタイムAFの起動を停止してから(ステップS42)、上記の次の小区画に移動する(ステップS43)。そして、ステップS38の処理に戻って、ステップS38〜S43の処理を繰り返す。このようにして、ステップS39の処理で、いま撮影した小区画39が最後の小区画39であると判別されるまで、小区画39の高解像度の撮影が続行される。
ここで、図8を用い、上記の小区画39の中心に標本が有る無しと、リアルタイムAF(オートフォーカス)の起動と停止との関係を説明する。図8において上記のように小区画39の高解像度撮影が小区画39pまで矢印Aで示すように進行したとする。上方の小区画からこの小区画39pまで、小区画の中心には標本が無いから、リアルタイムAFは停止している。
そして、小区画39qに移動すると、この小区画39qの中心には標本が有るからリアルタイムAFの起動が再開され、同様の状態が小区画39rまで継続する。
そして、次の小区画39sに移動したとき、この小区画39sの中心に標本は無いからリアルタイムAFの起動が停止する。そして、この状態は、中心に標本がある小区画の位置に撮像面が移動するまで継続される。
このようにリアルタイムAFの起動の再開と停止が繰り返されながら小区画39の高解像度撮影が最初の小区画39aから座標(m,n)で示される位置の最後の小区画39まで繰り返される。
以上、この第2の実施形態によれば、凹凸の多い標本や標本が散在している場合においても、リアルタイムオートフォーカスを起動したままその停止と再開を標本の有り無しに応じて自在に切り替えるので、合焦状態までの時間が短くなり小区画移動から画像取込みができる状態になるまでの時間を短縮することができる。
また、最初の小区画でオートフォーカス又は仮焦点位置を設定して撮影を実行した後に、オートフォーカスの対象範囲を狭くして、このオートフォーカスで得られた小区画の中心位置を高さ方向の補正位置とするので、オートフォーカスの合焦が早くなるとともに、コントラスト不足などでオートフォーカスエラーとなった場合でも実際の焦点位置から大きくずれることがなくなり、ピンボケ画像となる不具合が防止される。
以上説明したように、本発明の顕微鏡画像撮影装置では、予め標本の水平移動位置とその高さ位置を求めて水平移動と同時に高さ方向の補正を行うので、従来のように標本の傾きを求めるための操作を手作業で行う必要がなく、標本撮影の作業能率が向上する。
ところで、標本の状態は、その時々によって異なるから、そのような標本の状態により、小区画への移動で、焦点補正用基準点によって補正するか、リアルタイムオートフォーカスを使用するかを選択できると便利である。これを、第3の実施の形態として、以下に説明する。
図9は、第3の実施形態における顕微鏡画像撮影装置の処理動作を説明するフローチャートである。なお、本例における顕微鏡画像撮影装置のハード構成及びモニタの顕微鏡操作用表示画面の構成は、図1に示したハード構成及び図2に示した表示画面の構成とそれぞれ同一である。
図9において、低倍率の対物レンズで観察スライドガラスS全体の広視野画像を撮影する処理(ステップS60)、及び標本像のある領域を抽出する処理(ステップS61)は、図3に示したステップS01の処理及びステップS02の処理と同一である。
次に、顕微鏡画像の観察者は、モニタ4に表示される観察スライドガラスS全体の広視野画像から標本の状態を判断し、リアルタイムオートフォーカスを行うか否かを選択する(ステップS62)。
この選択では、例えば標本の凹凸が大きい場合や、視野中に散在した標本である場合には、リアルタイムAFを使用したほうがよい。また、標本が平坦で視野全体に広く存在する場合には、リアルタイムAFを使用しないほうを選択するようにする。
この場合、標本が散在するか視野全体に広がっているかは、標本領域抽出処理によって抽出きれた標本像の有無情報を使って判断できるので、上記S62の処理は、梼本領域抽出処理の結果を利用して自動的に行わせるようにしてもよい。
ここで、リアルタイムオートフォーカスを使用しない場合は(S62がNo)、図2の顕微鏡操作用表示画面30上で、「リアルタイムAF」の表示の左に表示されているチェック入力窓37のチェック(x)を外した状態で、「高解像度画像取込み」ボタン36を押す。
これにより、焦点位置補正により高倍率画像を撮影する処理が実行される(ステップS63)。
このリアルタイムオートフォーカスを使用しないでの高倍率画像の撮影処理は、図3のステップS04からS09までの処理と同一である。
他方、リアルタイムオートフォーカスを使用する場合は(S62がYes)、図2の顕微鏡操作用表示画面30上で、「リアルタイムAF」の表示の左に表示されているチェック入力窓37のチェック(x)を付けたままの状態で、「高解像度画像取込み」ボタン36を押す。
これにより、リアルタイムオートフォーカスを使用しながら高倍率画像を撮影する処理が実行される(ステップS64)。
このリアルタイムオートフォーカスを使用しながら高倍率画像を撮影する処理は、図7のステップS33からS41までの処理と同一である。
以上、この第3の実施の形態によれば、高倍率画像を取り込む前に、低倍率の広視野画像を見て高倍率画像の取り込み方法を選択する余地が得られるので、これにより顕微鏡画像撮影の際の顕微鏡装置の操作性が向上する。
また、オートフォーカスを用いる場合と用いない場合を選択して又は自動的に設定できるので標本がない場所でオートフォーカスエラーが発生して操作が困難になるというような不具合が無くなる。
また、予め水平位置とその高さ位置を算出して水平移動と同時に高さ位置も焦点位置に移動させるので、従来見られたような水平移動と高さ方向の補正移動が終了するまでオートフォーカスを実行できないという時間的な無駄がなくなり、標本撮影の作業能率が向上する。
(付記1)
標本全体を撮影した画像から標本像の存在する領域を抽出する標本像領域抽出ユニットと、
該標本像領域抽出ユニットにより抽出された標本像領域の中から高さ座標Zを取得する複数個のXY方向位置を自動的に設定する高さ座標取得位置設定ユニットと、
上記高さ座標取得位置設定ユニットで設定されたXY方向位置において焦点位置である高さ座標を読み込む座標読込ユニットと、
上記高さ座標取得位置設定ユニットで設定された位置で上記座標読込ユニットによって読込まれた高さ座標データを用いて、標本像領域中の任意の位置における焦点の補正位置を算出する焦点補正位置算出ユニットと、
標本を水平移動するときに上記焦点補正位置算出ユニットによって算出される補正焦点位置に標本の高さを移動する標本移動ユニットと、
を有することを特徴とした顕微鏡画像撮影装置。
(付記2)
上記座標読込ユニットは、設定きれた位置に標本が水平移動した状態でAF処理を実行し、AF完了後の上記標本移動ユニットの高さ位置を高さ座標として読み込むことを特徴とする付記1記載の顕微鏡画像撮影装置。
(付記3)
上記高さ座標取得位置設定ユニットは、標本像領域を所定の間隔で格子状の区画に分割した区画の格子点のうち標本像がある格子点の位置を高さ座標を取得する位置として設定する付記1記載の顕微鏡画像撮影装置。
(付記4)
標本全体を撮影した画像から標本像の存在する領域を抽出する標本像領域抽出ユニットと、
標本の水平移動に追従して自動的に焦点位置を検出する自動合焦ユニットと、
を備え、
上記自動合焦ユニットは、上記標本像領域抽出ユニットによって抽出された標本像の存在する位置に水平移動するときには焦点位置の検出を開始し、標本像の存在しない位置に水平移動するときには焦点位置の検出を停止することを特徴とした顕微鏡画像撮影装置。
(付記5)
低倍率で撮像して視野内に取得された全体像を小区画に分割し、これらの小区画をそれぞれ高倍率で撮影して貼り合せることにより高解像度の全体像を形成する顕微鏡画像撮影装置において、
複数の小区画の中から標本像の存在する小区画を抽出する標本像区画抽出ユニットと、 標本像の変化に追従して自動的に焦点位置を検出する自動合焦ユニットと、
を備え、
上記自動合焦ユニットは、上記標本像区画抽出ユニットによって抽出された標本像の存在する小区画に水平移動するときには焦点位置の検出を開始し、標本像の存在しない小区画に水平移動するときには焦点位置の検出を停止することにより高倍率での画像撮影を行い、最初の小区画の中心に標本がなかった場合には、該小区画から最も近くかつ中心に標本がある小区画に移動してAFを実行することを特徴とする顕微鏡画像撮影装置。
第1の実施の形態としての顕微鏡画像撮影装置の全体構成を示す図である。 モニタに表示される顕微鏡操作用の表示画面の例を示す図である。 第1の実施の形態の顕微鏡画像撮影装置における処理動作を説明するフローチャートである。 撮影用最小単位の視野サイズと観察スライドガラスとの対応関係と本例における撮影制御方法の基本原理を説明する図である。 補正用の焦点位置を求めるための焦点補正用基準点の決定方法を説明する図である。 メモリに記録される焦点補正用基準点の位置座標(X、Y、Z)のデータ構成を示す図である。 第2の実施形態における顕微鏡画像撮影装置の処理動作を説明するフローチャートである。 第2の実施形態の顕微鏡画像撮影装置の処理における動作を例を挙げて具体的に示す図である。 第3の実施形態における顕微鏡画像撮影装置の処理動作を説明するフローチャートである。
符号の説明
1 顕微鏡部
2 カメラ部
3 コンピュータ
4 モニタ
S 観察スライド
5 標本ステージ
6 透過用フィルタユニット
7 透過視野絞り
8 透過開口絞り
9 コンデンサ光学素子ユニット
11 コンデンサトップレンズユニット
12 透過照明用光源
13(13a〜13f) 対物レンズ
14 レボルバ
15 オートフォーカス用ビームスプリッタ
16 ピント検出用受光素子
17 ズームレンズ
18 観察用ビームスプリッタ
19 接眼レンズ
20 顕微鏡制御ユニット
21 カメラヘッド
22 カメラ制御ユニット
23 A/D変換器
24 フレームメモリ
25 D/A変換器
26 CPU
24 フレームメモリ
27 メモリ
28 入力装置
29 通信装置
30 顕微鏡操作用表示画面
31 対物レンズ切替部
32 レボルバ
33 レンズ取付部
34 指示設定部
35 マクロ画像撮影ボタン
36 高解像度画像取込みボタン
37 チェック入力窓
38 ラベル
39、39a、39b、39p、39q、39r、39s 小区画
40、40′ 標本
41 標本領域
42 小区画
43、44 標本上の位置

Claims (5)

  1. 低倍率で撮像して視野内に取得された全体像を小区画に分割し、これらの小区画をそれぞれ高倍率で撮影して貼り合せることにより高解像度の全体像を形成する顕微鏡画像撮影装置において、
    小区画を形成する格子の格子点における標本像がある格子点の中から高さ座標を取得すべき複数個の位置を設定する高さ座標取得位置設定ユニットと、
    高倍率において標本の水平座標での焦点位置である高さ座標を読み込む座標読込ユニットと、
    上記高さ座標取得位置設定ユニットで設定された格子点で上記座標読込ユニットによって読込まれた高さ座標データを用いて、小区画内の任意の位置における高さ位置を算出する焦点補正位置算出ユニットと、
    を備えたことを特徴とする顕微鏡画像撮影装置。
  2. 低倍率で撮像して視野内に取得された全体像を小区画に分割し、これらの小区画をそれぞれ高倍率で撮影して貼り合せることにより高解像度の全体像を形成する顕微鏡画像撮影装置において、
    複数の小区画の中から標本像の存在する小区画を抽出する標本像区画抽出ユニットと、 標本像の変化に追従して自動的に焦点位置を検出する自動合焦ユニットと、
    を備え、
    上記自動合焦ユニットは、上記標本像区画抽出ユニットによって抽出された標本像の存在する小区画に水平移動するときには焦点位置の検出を開始し、標本像の存在しない小区画に水平移動するときには焦点位置の検出を停止することにより高倍率での画像撮影を行うことを特徴とする顕微鏡画像撮影装置。
  3. 低倍率の対物レンズで観察スライドガラス全体の広視野画像を撮影し、
    この広視野画像から標本像のある領域を抽出し、
    この標本像のある領域を抽出する処理によって得られる標本象の有無情報に基づいて標本の凹凸が大きい場合又は視野中に散在した標本である場合にリアルタイムAFを使用するように設定して焦点位置を補正しながら高倍率画像を撮影し、
    上記標本像のある領域を抽出する処理によって得られる標本象の有無情報に基づいて標本が平坦で視野全体に広く存在する場合にはリアルタイムAFを使用しないように設定して高倍率画像を撮影する、
    ことを特徴とする顕微鏡画像撮影方法。
  4. 標本全体を撮影した画像から標本像の存在する領域を抽出し、
    抽出された標本像領域の中から高さ座標Zを取得する複数個の水平位置を設定し、
    設定された水平位置において焦点位置である高さ座標を読み込む座標読込ユニットと、
    設定された水平位置の座標とその水平位置において読込まれた高さ座標データを用いて標本像領域中の任意の位置における焦点の補正位置を算出し、
    標本を水平移動するときに上記算出された補正焦点位置に標本の高さを移動する、
    ことを特徴とした顕微鏡画像撮影装置の焦点位置補正方法。
  5. 標本全体を撮影した画像から標本像の存在する領域を抽出し、
    抽出された標本像の存在する位置に水平移動するときには標本の水平移動に追従した自動的焦点位置の検出動作を開始し、
    標本像の存在しない位置に水平移動するときには自動焦点位置検出動作を停止することを特徴とした顕微鏡画像撮影装置の焦点位置補正方法。

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