JP2004191260A - 放射性塵埃の処理装置および処理方法 - Google Patents

放射性塵埃の処理装置および処理方法 Download PDF

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博充 松崎
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Abstract

【課題】サンドブラスト処理で発生した広い粒径分布を有する放射性塵埃を各装置の圧力損失に影響されずに確実に長時間安定して分離回収する。
【構成】放射性塵埃を含む排出空気を搬送する搬送管10に少なくとも慣性集塵装置21、バグフィルタ装置23および吸引装置25を順に接続し、前記吸引装置25の吸引力で前記慣性集塵装置21やバグフィルタ装置23に強制的に排出空気を通過させる。
【選択図】 図1

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は原子力発電所などの放射性物質を取り扱う施設において、配管内に付着した放射性物質を圧縮空気によるサンドブラスト処理によって除去する際に、前記配管からの排出空気に含まれる放射性塵埃を確実且つ効率的に回収できる処理装置および処理方法に関する。
【0002】
【従来の技術】
例えば原子力発電所には多数の建屋内排水系が存在し、各種設備の排水部から延長する各種排水管は建屋の床スラブ等のコンクリートに埋め込まれたドレンファンネル(水受け皿)に接続される。ドレンファンネルには埋設した配管の端部が開口しており、流入した排水は前記配管に流入する。そして各ドレンファンネルから延長する配管は、例えば共通の配管に合流し、その末端はドレンサンプ(水受け容器)に排出される。ドレンサンプも通常床スラブなどのコンクリートに設けられ、そこに流入した排水は排水ポンプで系外の処理施設等に排出される。
【0003】
図4は排水系における配管のプロセスフロー図である。コンクリート製の床スラブ1に複数のドレンファンネル2および共通のドレンサンプ3が配置され、各ドレンファンネル2からコンクリート中に埋設されて延長する配管4は共通の配管5に合流し、その端部がドレンサンプ3の側壁に開口する。そしてドレンサンプ3の出口側の排出管6は2つに分岐し、一方の搬送管7はポンプ8を経て排水処理設備9に接続され、他方の搬送管10は放射性塵埃の処理装置11に接続される。
【0004】
施設の各所に連通する排水管a〜c(実際にはより多くの配水管が存在するが代表として3本のみ示す)はそれぞれ前記ドレンファンネル2に流入し、そこから配管4,5を経てドレンサンプ3に流入し、さらに排出管6,搬送管7を経てポンプ8で排水処理設備9に排出する。しかし排水系の配管を長期間使用すると、配管の内側に錆、スラッジ、その他固形物が強固に付着し、流通抵抗が増加して排水能力を低下させる。そこで従来から配管の内側に付着した固形物の量が所定範囲に達した時点で、管の内側を清掃して排水能力を回復させる再生処理が行われている。
【0005】
排水管を再生する場合、地上に敷設されている部分は容易に交換等を行うことができるが、埋設された配管については交換等が困難なので別の方法を採用する必要がある。従来から埋設した配管の再生処理として、ジェットライニング工法(例えばいずみライニング株式会社が施工しているA・S工法など)が知られている。このジェットライニング工法は高圧旋回空気を埋設した配管に供給し、ショットブラスト、ライニング、乾燥等を行う方法である。
【0006】
図4に示す埋設した配管部分の再生処理を行うため、例えば図示のようにドレンファンネル2の入口側にワンタッチ接続具12を設けておく。そして再生処理に際してこのワンタッチ接続具12を利用して、ドレンファンネル2の入口側を各排水管a〜cからジェットライニング用の空気配管13に切り換え、さらにドレンサンプ3の出口側に設けた排出管6の下流側を開閉弁の切り換えによって搬送管7から搬送管10に切り換える。
【0007】
旋回空気発生装置14は空気圧縮機15から2〜3Kg/cm3 程度の高圧空気を供給されて高圧旋回空気を発生し、図示しない供給装置から供給された粒状のブラスト材(研磨材)をその高圧旋回空気に混合して空気配管13に排出する。高速旋回するブラスト材は配管4,5等の内側の放射性物質を含む付着物を剥離して除去すると共に、露出した管内壁を平滑化する。
【0008】
配管4,5等から搬送管10を経て搬送される空気中には、配管4等から剥離した鉄錆やブラスト材などの放射性塵埃が多量に含まれているので、処理装置11で放射性塵埃を空気から分離して回収する処理を行う。この処理装置11は通常、繊維状フィルタを装着したフィルタ装置により構成されている。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】
処理すべき放射性塵埃は比較的大きい粒径から微細な粒径までの広い粒径分布を有する。そのため処理装置のフィルタとして比較的粗いものを使用すると微細な粒径の放射性塵埃が捕捉されずに排出される。放射性塵埃は環境汚染を起こすので、少量といえども外部に漏洩することは絶対に避けなければならない。
【0010】
そのため微細な粒径の放射性塵埃も確実に捕捉できるフィルタを使用することになるが、そのようなフィルタは短時間でフィルタが目詰まりを起こし、処理装置が頻繁に停止するという問題を生じる。また、分離回収した放射性塵埃を処理装置から取り出す際に、周囲に放射性塵埃が飛散して環境を汚染することもある。
そこで本発明は従来の放射性塵埃の分離回収における問題を解決することを課題とし、そのための新しい方式の処理装置および処理方法を提供することを目的とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】
前記課題を解決する本発明に係る処理装置は、配管の内側に付着した放射性物質を圧縮空気によるサンドブラスト処理により除去する際に、前記配管からの排出空気に含まれる放射性塵埃およびサンドブラストを回収する処理装置である。そして、前記排出空気の搬送管に少なくとも慣性集塵装置、バグフィルタ装置および吸引装置を順に接続し、前記吸引装置の吸引力で前記慣性集塵装置やバグフィルタ装置に排出空気を強制的に通過させるように構成したことを特徴とする(請求項1)。
【0012】
上記処理装置において、前記慣性集塵装置とバグフィルタ装置の間にサイクロン式集塵装置を接続することができる(請求項2)。
【0013】
上記いずれかの処理装置において、バグフィルタ装置と吸引装置の間にHEPAフィルタ装置を接続することができる(請求項3)。
【0014】
さらに上記いずれかの処理装置において、前記集塵装置や前記フィルタ装置に分離した放射性塵埃を受け入れて回収する回収袋を着脱自在に装着することができる(請求項4)。
【0015】
また、前記課題を解決する本発明に係る処理方法は、配管の内側に付着した放射性物質を圧縮空気によるサンドブラスト処理により除去する際に、前記配管からの排出空気に含まれる放射性塵埃を回収する処理方法である。そして、前記排出空気の搬送管に少なくとも慣性集塵装置、バグフィルタ装置および吸引装置を順に接続し、前記慣性集塵装置やバグフィルタ装置に分離した放射性塵埃を受け入れて回収する回収袋を着脱自在に装着し、前記吸引装置の吸引力で前記慣性集塵装置やバグフィルタ装置に排出空気を強制的に通過させ、排出空気に含まれる放射性塵埃を分離して前記回収袋に回収することを特徴とする(請求項5)。
【0016】
上記処理方法において、前記放射性塵埃を回収した回収袋を前記慣性集塵装置やバグフィルタ装置から取り外す際に、吸引装置を運転することにより回収袋の周囲に放射性塵埃が飛散することを防止できる(請求項6)。
【0017】
【発明の実施の形態】
次に本発明の実施の形態を図面により説明する。図1は本発明に係る放射性塵埃の処理方法を実施する装置のプロセスフロー図である。処理装置20は前記図4に示すような放射性塵埃を含む空気が搬送される搬送管10に接続した慣性集塵装置21と、慣性集塵装置21の出口側に接続したサイクロン式集塵装置22と、サイクロン式集塵装置22の出口側に並列に接続した2つのバグフィルタ装置23と、各バグフィルタ装置23の出口側に接続したHEPAフィルタ装置24と、HEPAフィルタ装置24の出口側に接続した吸引装置25を備えている。そして吸引装置25の出口側は図示しない排ガス系統に合流する。
【0018】
慣性集塵装置21は密閉型の処理槽26と、処理槽26の内部に配列した複数の衝突板27を有し、処理槽26の下方に回収槽28が配置され、その回収槽28には回収袋29が収容される。なお回収槽28は底部に複数のキャスター28aを装着した可搬式とされる。また衝突板27は耐磨耗性のL型鋼で作られ、カセット式になっており磨耗した場合に容易に交換できるようになっている。
【0019】
この慣性集塵装置21は処理槽26に高速で流入する空気に含まれる放射性塵埃を各衝突板27に衝突させ、比較的粒径の大きいブラスト材(研磨材)や鉄錆を80%以上の精度で重力分離するものである。衝突板27に衝突して重力落下した放射性塵埃は処理槽26の下部に設けた開口部から排出し、回収槽28内の回収袋29に回収される。
【0020】
処理槽26には圧力測定器や回収槽28の配置確認検出器等が設置され、それらの電気信号は制御装置50に伝送されて運転管理に供される。制御装置50は例えばコンピュータ装置で構成され、処理装置20の各機器に設けた計測器等からの電気信号の処理を集中的に行い、各機器の起動、停止運転管理、異常警報等を行う。
【0021】
図2は回収袋29の1例である。回収袋29は例えば塩化ビニルシートなどの可撓性および気密性を有する材料で作られた袋体29aからなる。そして内部に放射性塵埃を回収した後、袋体29aの上部をロープなどで締結して搬出するようになっている。
【0022】
図3は回収槽28に収容した回収袋29を図1の処理槽26の下部に設けた開口部26aに着脱自在に装着した状態を示す断面図である。回収槽26の下部は図示のように断面が縮小する方形な4つの側壁を有し、その下端部に方形な開口部26aが形成されている。開口部26aの周縁はフランジ部26bとされ、そこに回収袋29の開口がフランジ部29bを介して係止体30で係止されている。
【0023】
係止体30は重錘30bと爪部30aを有し、重錘30bを矢印のように上方に回転すると処理槽26の側壁に突き当たってその位置で安定に保持され、反対側に設けた爪部30aが開口部26aから外側に移動する。その状態で回収袋29のフランジ部29bの上面を開口部26aのフランジ部26bの下面に接触し、重錘30bを矢印のように下方に回転すると爪部30aがフランジ部29bの下面に接触し、重錘30bの重力作用によりフランジ部29bを下方から安定に支持する。図3はこの状態が示されている。
【0024】
サイクロン式集塵装置22は慣性集塵装置21を通過したより細かい放射性塵埃を95%以上の精度で遠心分離し回収するものである。なおこのサイクロン式集塵装置22は場合によっては省略することができる。サイクロン式集塵装置22は2本のサイクロン処理槽31を並列に接続して構成され、それらサイクロン処理槽31の下部は断面が縮小し、底部が共通の排出部32に連通している。さらに排出部32の底部には図示しない断面方形な開口部が形成され、その周縁はフランジ部とされる。また各サイクロン処理槽31には圧力測定器や回収槽33の配置確認検出器等が設置され、それらの計測信号は制御装置50に伝送されて警報や運転管理に供される。
【0025】
排出部32の下方にはサイクロン処理槽31で遠心分離した放射性塵埃を回収する回収槽33が配置され、その回収槽33の底部に可搬用のキャスター33aが複数装着される。さらに回収槽33の内部には図2に示すものと同様な回収袋34が収容され、その回収袋34のフランジ部を排出部32のフランジ部に接触し、図3と同様な方法で回収袋34が排出部32に着脱自在に装着される。
【0026】
バグフィルタ装置23はサイクロン式集塵装置22(または慣性集塵装置21)を通過した放射性塵埃を95.5%以上高精度でろ過して分離するものである。バグフィルタ装置23は内部に装着した繊維状のフィルタで放射性塵埃をろ過するが、そのろ過速度に制約があるので本実施形態では2つのバグフィルタ装置23を並列接続して所定の処理能力を確保している。
【0027】
各バグフィルタ装置23は3室のパルス型処理槽35を有し、それぞれにカセット式のポケット形フィルタが着脱自在に装着されている。各フィルタに捕捉された放射性塵埃の払い落とし操作は、コンプレッサ等の圧縮空気供給手段(図示せず)から供給される加圧空気により行われ、その加圧空気の供給は制御装置50で自動制御される。また各バグフィルタ装置23には差圧測定器や回収槽36の配置確認検出器等が設置され、それらの電気信号は制御装置50に伝送されて警報やフィルタ交換時期の確認等の運転管理に供される。
【0028】
パルス型処理槽35の底部はスクリューコンベアを収容したホッパに連通し、払い落とされた放射性塵埃はホッパに落下してスクリューコンベアによりホッパ底部に設けた方形の開口部に移動する。なお開口部の周縁にはフランジ部とされている。
【0029】
ホッパの下方には放射性塵埃を回収する回収槽36が配置され、その回収槽36の底部に可搬用のキャスター36aが複数装着される。さらに回収槽36の内部には図2に示すものと同様な回収袋37が収容され、その回収袋37のフランジ部をホッパのフランジ部に接触し、図3と同様な方法で回収袋37を着脱自在に装着する。
【0030】
HEPAフィルタ装置24は各バグフィルタ装置23を通過した僅かな放射性塵埃をより高精度で分離回収するもので、内部にはHEPAフィルタ38とプレフィルタ39が配置されている。HEPAフィルタ装置24は可搬式とされ、そのため底部に複数のキャスター24aが設けられている。なおこのHEPAフィルタ装置24は場合によっては省略することができる。
【0031】
プレフィルタ39はHEPAフィルタ38を保護してその長寿命化を図るもので、流入する放射性塵埃を最初に80%以上の効率で除去する。またHEPAフィルタ38は放射性塵埃を99.97%以上の効率で除去する。なおこれらHEPAフィルタ装置24には差圧測定器等が設置され、それら電気信号は制御装置50に伝送されて警報やフィルタ交換時期確認等の運転管理に供される。
【0032】
ブロワ等からなる吸引装置25は、図4に示す搬送管10から供給される放射性塵埃を含む空気を吸引し、それを慣性集塵装置21、サイクロン式集塵装置22、バグフィルタ装置23およびHEPAフィルタ装置24に強制的に通過させるものである。処理装置20に吸引装置25を設けることにより、前記各装置の圧力損失に影響されずに所望の流量で放射性塵埃を含む空気を安定して処理することができる。
【0033】
また各集塵装置やフィルタ装置に着脱自在に装着した回収袋を取り外して交換する際に、この吸引装置25を運転することにより、それら装置の内部を負圧にして回収袋の周囲への放射性塵埃の飛散を防止することができる。なお吸引装置25の入口側または出口側に流量調整弁(図示せず)を設け、回収袋の交換時にそれを調整して所望の負圧に設定することができる。所望の負圧に設定する他の方法として、吸引装置25の駆動モータを可変制御式とし、回収袋の交換時に駆動モータを低速運転するようにしてもよい。
【0034】
各集塵装置(21,22)や各フィルタ装置(23,24)、吸引装置25の間の空気流通はワンタッチ接続方式のホースで行うことができる。またそれら各機器への電源供給や計測信号、制御信号はソケット付きのケーブルで行うことができる。そして各機器とホース類、ケーブル類を個別に処理現場に搬入し、それらを相互に接続して使用に供することができる。
【0035】
【発明の効果】
以上のように本発明に係る処理装置は、搬送管に少なくとも慣性集塵装置、バグフィルタ装置および吸引装置を順に接続し、前記吸引装置の吸引力で前記慣性集塵装置やバグフィルタ装置に排出空気を強制的に通過させるように構成したことを特徴とする。
【0036】
上記処理装置によれば、先ず慣性集塵装置で比較的粒径の大きい放射性塵埃を分離除去し、次に慣性集塵装置を通過したより微細な粒径の放射性塵埃をバグフィルタ装置で除去分離するので、広い粒径分布を有する放射性塵埃を確実に分離回収できると共に、処理装置が目詰して短時間で運転停止することもない。
【0037】
また、吸引装置の吸引力で排出空気を前記慣性集塵装置やバグフィルタ装置に強制的に通過させるように構成したので、各装置の圧力損失に影響されずに所望の流量で放射性塵埃を含む空気を安定して処理できる。
さらに、各集塵装置や各フィルタ装置に着脱自在に装着した回収袋を取り外して交換する際に、前記吸引装置を運転してそれら装置の内部を負圧にすることができ、それによって回収袋の周囲に放射性塵埃が飛散することを防止できる。
【0038】
上記処理装置において、前記慣性集塵装置とバグフィルタ装置の間にサイクロン式集塵装置を接続することができ、さらにバグフィルタ装置と吸引装置の間にHEPAフィルタ装置を接続することができる。このように構成すると広い粒径分布を有する放射性塵埃をより確実に高精度で分離回収でき、処理装置をより長時間安定に運転できる。
【0039】
さらに上記いずれかの処理装置において、前記各集塵装置や前記各フィルタ装置に分離した放射性塵埃を受け入れて回収する回収袋を着脱自在に装着することができる。このようにすると、回収した放射性塵埃を効率よく且つ安全に運び出すことができる。
【0040】
また、本発明に係る処理方法は、前記排出空気の搬送管に少なくとも慣性集塵装置、バグフィルタ装置および吸引装置を順に接続し、前記慣性集塵装置やバグフィルタ装置に分離した放射性塵埃を受け入れて回収する回収袋を着脱自在に装着し、前記吸引装置の吸引力で前記慣性集塵装置やバグフィルタ装置に排出空気を強制的に通過させ、排出空気に含まれる放射性塵埃を分離して前記回収袋に回収することを特徴とする。
【0041】
上記処理方法によれば、広い粒径分布を有する放射性塵埃を各装置の圧力損失に影響されずに確実に分離回収できると共に、処理装置が目詰まりして短時間で運転停止することもない。
また上記処理方法において、前記放射性塵埃を回収した回収袋を前記慣性集塵装置やバグフィルタ装置から取り外す際に、吸引装置を運転することにより回収袋の周囲に放射性塵埃が飛散することを防止できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る放射性塵埃の処理方法を実施する装置のプロセスフロー図。
【図2】図1に示す回収袋29の斜視図。
【図3】回収槽28に収容した回収袋29を図1の処理槽26の下部に設けた開口部26aに着脱自在に装着した状態を示す断面図。
【図4】排水系における配管のプロセスフロー図。
【符号の説明】
1 床スラブ
2 ドレンファンネル
3 ドレンサンプ
4,5 配管
6 排出管
7 搬送管
8 ポンプ
9 排水処理設備
10 搬送管
11 処理装置
12 ワンタッチ接続具
13 空気配管
14 旋回空気発生装置
15 空気圧縮機
20 処理装置
21 慣性集塵装置
22 サイクロン式集塵装置
23 バグフィルタ装置
24 HEPAフィルタ装置
24a キャスター
25 吸引装置
26 処理槽
26a 開口部
26b フランジ部
27 衝突板
28 回収槽
28a キャスター
29 回収袋
29a 袋体
29b フランジ部
30 係止部
30a 爪部
30b 重錘
31 サイクロン処理槽
32 排出部
33 回収槽
33a キャスター
34 回収袋
35 パルス型処理槽
36 回収槽
36a キャスター
37 回収袋
38 HEPAフィルタ
39 プレフィルタ
50 制御装置
a〜c 排水管

Claims (6)

  1. 配管4,5の内側に付着した放射性物質を圧縮空気によるサンドブラスト処理によって除去する際に、前記配管4,5からの排出空気に含まれる放射性塵埃およびサンドブラストを回収する処理装置であって、前記排出空気を搬送する搬送管10に少なくとも慣性集塵装置21、バグフィルタ装置23および吸引装置25を順に接続し、前記吸引装置25の吸引力で前記慣性集塵装置21やバグフィルタ装置23に強制的に排出空気を通過させるように構成したことを特徴とする放射性塵埃の処理装置。
  2. 請求項1において、前記慣性集塵装置21とバグフィルタ装置23の間にサイクロン式集塵装置22を接続したことを特徴とする放射性塵埃の処理装置。
  3. 請求項1または2において、バグフィルタ装置23と吸引装置25の間にHEPAフィルタ装置24を接続したことを特徴とする放射性塵埃の処理装置。
  4. 請求項1ないし3のいずれかにおいて、前記各集塵装置や前記各フィルタ装置に分離した放射性塵埃を受け入れて回収する回収袋29を着脱自在に装着したことを特徴とする放射性塵埃の処理装置。
  5. 配管の内側に付着した放射性物質を圧縮空気によるサンドブラスト処理によって除去する際に、前記配管からの排出空気に含まれる放射性塵埃を回収する処理方法であって、前記排出空気の搬送管10に少なくとも慣性集塵装置21、バグフィルタ装置23および吸引装置25を順に接続し、前記慣性集塵装置21やバグフィルタ装置23に分離した放射性塵埃を受け入れて回収する回収袋29を着脱自在に装着し、前記吸引装置25の吸引力で前記慣性集塵装置21やバグフィルタ装置23に排出空気を強制的に通過させ、排出空気に含まれる放射性塵埃を分離して前記回収袋29に回収することを特徴とする放射性塵埃の処理方法。
  6. 請求項5において、前記放射性塵埃を回収した回収袋を前記慣性集塵装置21やバグフィルタ装置23から取り外す際に、前記吸引装置25を運転することにより回収袋の周囲に放射性塵埃が飛散しないようにしたことを特徴とする放射性塵埃の処理方法。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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KR101622336B1 (ko) * 2015-11-18 2016-05-18 (주)예평이앤씨 부피축소를 위한 저준위 방사성 폐기물 탄화 시스템
KR102503093B1 (ko) * 2021-11-02 2023-02-24 주식회사 센추리 공기정화장치의 필터 모듈
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