JP6920226B2 - 集塵システム - Google Patents
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Description
図1に示す本実施形態の集塵システム10は、吸引装置20の吸引力によって、吸引口11から粉塵を吸引する集塵システムである。吸引口11側から吸引装置20側への管路(経路)12において、サイクロン型遠心分離装置30と、水噴霧部40と、粉塵汚泥回収部50と、フィルター部60とが順に設けられている。本実施形態では、吸引口11から吸引され、サイクロン型遠心分離装置30で回収されなかった粉塵の流れに乱れを含ませる乱流発生部70が設けられている。本実施形態で例示する乱流発生部70は、水噴霧部40と粉塵汚泥回収部50との間に設けられている。
以下、集塵システム10を構成する装置等のそれぞれについて説明する。
吸引装置20は、吸引口11から吸引された粉塵を、管路(経路)12で順に接続された、サイクロン型遠心分離装置30、水噴霧部40、乱流発生部70、粉塵汚泥回収部50、及び、フィルター部60を通じて吸引する吸引力を備えた装置である。吸引装置20としては、例えば、AMETEK社製モーター116119−00(型番)を3基直列に繋いだ装備で構成する。この構成では、吸引装置20の電源として100Vと200Vのいずれかの電圧が使用できる。一般に200V仕様の方が吸引風量は大きくなるため、例えば、吸引ホース15mを4本以上接続し、ホースの長さが30m以上になるような配置でも、粉塵を吸収回収する。
全体構成:吸引口→サイクロン型遠心分離装置→水噴霧部→粉塵汚泥回収部→フィルター部→吸引装置
吸引装置:AMETEK社製モーター116119−00
吸引口(吸引ホース):内径38mm、長さ10m
流入口:口径48mm
測定箇所:吸引ホース先端(グラインダー接続口)
サイクロン型遠心分離装置:HTC社(スウェーデン)製GL PS
集塵システム10では、図2と図3に例示する構成のサイクロン型遠心分離装置30を2つ用いるが、この分離装置を1つ、又は、3つ以上用いても良い。また、図2と図3に例示するサイクロン型遠心分離装置30以外の構成のサイクロン型遠心分離装置を用いることもできる。
また、集積された粉塵が周囲に飛び散らないように、ビニール袋等で、外筒31の外周面を含むサイクロン型遠心分離装置30の下部を囲うことが好ましい。さらにまた、底壁36の下部にホース等を連結させ、粉塵を回収するようにしても良い。
乾式集塵法であるサイクロン型遠心分離装置30によって、吸引口11から吸引された粉塵の99%以上を回収することができる。しかし、すべての粉塵を捕集することは難しい。そこで、捕集できなかった微細粉塵を、サイクロン型遠心分離装置30の下流に配置された粉塵汚泥回収部50において回収する。粉塵汚泥回収部50においてより多く回収できるようにするため、粉塵汚泥回収部50の直前に水噴霧部40を配置し、水噴霧部40における水の噴霧によって、微粉塵を泥化している。
粉塵汚泥回収部50で効率よく粉塵汚泥を回収し、フィルター部60での粉塵回収量を少なくするため、管路(経路)12において、水噴霧部40の直後であって粉塵汚泥回収部50の手前に乱流発生部70を設けている(図4参照)。乱流発生部70を設けることによって、サイクロン型遠心分離装置30から粉塵汚泥回収部50ヘ向かう粉塵の流れに乱れを含ませて乱流を発生させる。乱流を発生させることによって、水噴霧部40において噴霧される水を粉塵の広い範囲に接触させることが可能となるため、粉塵に対してより多くの水分を含ませることができる。よって、粉塵汚泥回収部50における粉塵の回収効率を高めることができる。
乱流発生部70が設けられた管路(経路)12は、その下流において直角に曲げられ、粉塵汚泥回収部50の入口管部12cに接続される。粉塵汚泥回収部50は、水噴霧部40によって泥化された粉塵汚泥を回収排出する。別言すると、サイクロン型遠心分離装置30で集塵されなかった微粉塵は、水噴霧部40において粉塵汚泥化され、粉塵汚泥回収部50において回収される。粉塵汚泥回収部50で回収することによって、微粉塵が次の工程にあたるフィルター部60へ流入する量を少なくすることができる。このため、HEPAフィルター及びHEPAフィルターに準じたフィルター62の寿命を延ばすことができ、同時に集塵システム10の外への粉塵の排出の危険性を低減できる。また、上述のとおり、粉塵汚泥回収部50の入口管部12cへの経路において、管路(経路)12が直角に曲げられているため、ここでも粉塵の流れに乱れが生じ、微粉塵がより湿りやすくなっている。
フィルター部60は、交換可能なHEPAフィルター及びHEPAフィルターに準じたフィルター62を有し、粉塵汚泥回収部50までの工程で集塵されなかった微粉塵を収集する。HEPAフィルター及びHEPAフィルターに準じたフィルター62は、フィルタハウジング61内に配置された状態で、吸引装置20の流入口に設けられている。フィルター部60を設けることで、管路(経路)12を通じて流れてきた微粉塵が吸引装置20に流入することを防ぐことができ、これにより、吸引装置20の故障を未然に防ぐことができる。さらに、吸引装置20から排出される排気に含有される微粉塵を削減する効果も有する。
(1)構成1
本実施形態の集塵システム10と同様の順序で配置された構成である。集塵システム10と同様に、水噴霧部は粉塵汚泥回収部の直前に配置されている。
吸引口→サイクロン型遠心分離装置→水噴霧部→粉塵汚泥回収部→フィルター部→吸引装置
(2)構成2
吸引口→水噴霧部→サイクロン型遠心分離装置→フィルター部→吸引装置
(3)構成3
吸引口→サイクロン型遠心分離装置→フィルター部→吸引装置
吸引装置:モーター2機直列搭載パワーユニット、AMETEK社製モーター116119−00
吸引する粉塵:寒水粉、1kg
吸引時間:5分
水噴霧部での噴霧水量:200ミリリットル/分
吸引口(吸引ホース):内径38mm、長さ10m
サイクロン型遠心分離装置:HTC社(スウェーデン)製GL PS
(1)構成A:吸引口→サイクロン型遠心分離装置→水噴霧部→乱流発生部→粉塵汚泥回収部→フィルター部→吸引装置
(2)構成B:吸引口→サイクロン型遠心分離装置→水噴霧部→粉塵汚泥回収部→フィルター部→吸引装置
吸引装置:モーター3機直列、AMETEK社製モーター116119−00
吸引する粉塵:コンクリートブロック粉塵、2kg
吸引時間:10分
吸引装置の稼働条件:電圧100V、周波数50Hz
水噴霧部での噴霧水量:200ミリリットル/分
吸引口(吸引ホース):内径38mm、長さ10m
水噴霧部の噴霧ノズルの噴射角度(広がり角度):50度
本発明について上記実施形態を参照しつつ説明したが、本発明は上記実施形態に限定されるものではなく、改良の目的又は本発明の思想の範囲内において改良又は変更が可能である。
11 吸引口
12 管路(経路)
12a、12c 入口管部
12b、12d 出口管部
13 連結管
14 基盤ボックス(操作パネル)
20 吸引装置
30 サイクロン型遠心分離装置
31 外筒
32 内筒
33a 第2サイクロン
33b サイクロン入口
34 隔壁
35a 第1空間
35b 第2空間
35c 第3空間
35d 第4空間
35e 第5空間
36 底壁
37 シールパッキン
38 ヒンジ
40 水噴霧部
41 噴霧ノズル
42 噴霧孔
43 ニップル
44 ノズルホルダー(パッキン付)
45 カラン(留め)
46 カプラー
50 粉塵汚泥回収部
51 缶体
52 オーバーフロー排出口
53 水位センサー
54 遮蔽板
60 フィルター部
61 フィルタハウジング
62 HEPAフィルター及びHEPAフィルターに準じたフィルター
70 乱流発生部
71 溝部
72 ブラシ部
80 水タンク
81 水噴霧ポンプ
82 センサー接続ケーブル
83 噴霧管
Claims (8)
- 吸引装置の吸引力によって、吸引口から粉塵を吸引する集塵システムであって、
前記吸引口側から前記吸引装置側への経路において、
前記吸引口から吸引された粉塵を回収するサイクロン型遠心分離装置と、
水の噴霧によって粉塵を泥化する水噴霧部と、
粉塵汚泥を回収する粉塵汚泥回収部と、
微粉塵を回収するフィルター部と、
が順に設けられており、
前記吸引口から吸引され、前記サイクロン型遠心分離装置で回収されなかった粉塵の流れに乱れを含ませる乱流発生部を設け、
前記フィルター部はHEPAフィルター及びHEPAフィルターに準じたフィルターを有することを特徴とする集塵システム。 - 前記乱流発生部は、前記水噴霧部と前記粉塵汚泥回収部との間に設けられている請求項1に記載の集塵システム。
- 前記乱流発生部は、前記サイクロン型遠心分離装置と前記水噴霧部の間に設けられている請求項1又は請求項2に記載の集塵システム。
- 前記水噴霧部は、前記乱流発生部に設けられている請求項1から請求項3のいずれか1項に記載の集塵システム。
- 前記乱流発生部は、前記経路に沿って延びる管部において、その内周面の周方向に周回形成された螺旋溝を備える請求項1から請求項4のいずれか1項に記載の集塵システム。
- 前記乱流発生部は、前記経路に沿って延びる管部内に、前記経路と交差するようにメッシュ部を設けることで形成される請求項1から請求項5のいずれか1項に記載の集塵システム。
- 前記乱流発生部は、前記経路に沿って延びる管部内に、複数の羽根状部材を配置することで形成される請求項1から請求項6のいずれか1項に記載の集塵システム。
- 前記水噴霧部は、水を噴霧する噴霧ノズルを備え、前記噴霧ノズルは広がり角度を有する扇状に噴霧できる構造を成している請求項1から請求項7のいずれか1項に記載の集塵システム。
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