JP2004188640A - インクジェットカートリッジ - Google Patents
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Abstract
【解決手段】液体吐出口を有する記録ヘッドと、記録ヘッドに供給される液体を貯蔵する液体貯蔵室と、液体貯蔵室のメインタンクと接続される液体供給口と、液体貯蔵室の一部に設けられた大気と連通する気液分離部材と、気液分離部材を介して大気と連通する気体連通口からなり吐出ユニット部を備え、前記気液分離部材を吸引することで、メインタンクよりインクの補充を行い、また、吐出ユニット部から液体貯蔵室内を吸引することで、記録ヘッドのインク詰まりを解消するインクジェットカートリッジにおいて、前記気液分離部材が複数の貫通細孔を有するアルミナのシートからなる。
【選択図】 図1
Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、各種記録分野に利用されるインクジェットカートリッジに関するものであり、さらに詳しくは、ピットインインク供給方式を用いたインクジェットカートリッジに関するものである。
【0002】
【従来の技術】
ピットインインク供給方式を用いたインクジェットカートリッジの代表例として、特開2000−334982号公報に記載のインクジェットカートリッジが挙げられる。特開2000−334982号公報のインクジェットカートリッジは、吸引口から内部に導入した負圧によって、取入れ口から内部にインクを取入れ可能であって、吸引口にインクは通さずに気体を通す気液分離部材を備えている。この気液分離部材が満タン弁の役目を果たしており、インクの補充を容易に、かつ、確実に行うことができる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
従来、気液分離膜としては繊維状に加工されたフッ素系の樹脂が用いられてきた。しかし前記気液分離膜は耐久性が十分ではなく、インク吸引の繰り返しにより劣化を生じ、気液分離部材からのインク漏れなどが発生するという問題があった。さらに前記気液分離膜は、その材質や構造の再現性が悪く、所望の気液分離特性をもつ部材を安定して供給することが困難であった。
【0004】
本発明はかかる問題を解決し、気液分離部材の劣化によるインク漏れを防止しインク充填の安定性に優れた信頼性の高いピットインインク供給方式を用いるインクジェットカートリッジを提案することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために、本発明は液体吐出口を有する記録ヘッドと、記録ヘッドに供給される液体を貯蔵する液体貯蔵室と、液体貯蔵室の一部に設けられたメインタンクと接続される液体供給口と、液体貯蔵室の一部に設けられた大気と連通する気液分離部材と、気液分離部材を介して大気と連通する気体連通口とを有し、気体連通口より液体貯蔵室内を吸引することで、メインタンクよりインクの補充を行うインクジェットカートリッジにおいて、前記気液分離部材が多孔質性のアルミナシートからなることを特徴とする。
【0006】
また、前記多孔質性のアルミナシートからなる気液分離部材がアルミシートの陽極酸化によって形成されることを特徴とする。アルミを陽極酸化することにより、厚さ方向に多数の細孔を再現性良く形成することができる。陽極酸化の条件を適宜設定することにより細孔の径や密度を調整することが可能である。
【0007】
また、前記多孔質性のアルミナシートには撥水性を施す処理がなされていることを特徴とする。
【0008】
また、前記気液分離部材の少なくとも片面側に前記気液分離部材を支持する気液分離部材押圧部材を備えることを特徴とする。
【0009】
【発明の実施の形態】
(実施形態1)
図1は、本発明の実施形態1のインクジェットカートリッジの断面である。1は液体を吐出するための吐出ユニット部であり、2は吐出ユニット部へ供給する液体を貯蔵する液体貯蔵室である。(本実施形態では特に吐出ための液体を以下インクと称する)液体貯蔵室2内にはインクを吸収保持する吸収体(不図示)が充填されている。3はメインタンク(不図示)と接続される液体供給口である。4は液体貯蔵室2を閉空間にするためのフタ部材であり、5は気液分離部材であり、6は気液分離部材5を上部から押圧する気液分離部材押圧部材であり、7は気液分離部材5を下部から押圧する気液分離部材押圧部材であり、8はフタ部材に接合されるカバープレート部材である。9は吸引ポンプと接続される大気連通口である。本実施形態の気液分離部材5は厚さ50μmのアルミ箔を陽極酸化し、厚さ方向に貫通する多数の細孔が形成し、その後フッ素系撥水溶液に浸すことにより表面および細孔内壁面を撥水処理したものである。
【0010】
【発明の効果】
本発明により安定した特性と高耐久性を有する気液分離部材が供給され、信頼性の高いピットインインク供給方式を用いるインクジェットカートリッジが提供される。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態1であるインクジェットカートリッジの断面図。
【符号の説明】
1 吐出ユニット部
2 液体貯蔵室
3 液体供給口
4 フタ部材
5 気液分離部材
6 気液分離部材押圧部材
7 カバープレート部材
8 大気連通口
Claims (4)
- 液体吐出口を有する記録ヘッドと、
記録ヘッドに供給される液体を貯蔵する液体貯蔵室と、
液体貯蔵室の一部に設けられたメインタンクと接続される液体供給口と、
液体貯蔵室の一部に設けられた大気と連通する気液分離部材と、
気液分離部材を介して大気と連通する気体連通口からなる吐出ユニット部を備え、
気体連通口より前記気液分離部材を吸引することで、メインタンクよりインクの補充を行い、また、吐出ユニット部から液体貯蔵室内を吸引することで記録ヘッドのインク詰まりを解消するインクジェットカートリッジにおいて、前記気液分離部材がアルミナのシートからなり、かつ前記アルミナシートを貫通する複数の細孔が形成されていることを特徴とするインクジェットカートリッジ。 - 気液分離部材がアルミニウムのシートに陽極酸化を施すことによって形成される多孔質性のアルミナシートからなることを特徴とする請求項1に記載のインクジェットカートリッジ。
- 気液分離部材に撥水性を付与する処理がなされていることを特徴とする請求項1に記載のインクジェットカートリッジ。
- 前記気液分離部材の少なくとも片面側に前記気液分離部材を支持する気液分離部材押圧部材を備えることを特徴とする請求項1に記載のインクジェットカートリッジ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2002356253A JP2004188640A (ja) | 2002-12-09 | 2002-12-09 | インクジェットカートリッジ |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2002356253A JP2004188640A (ja) | 2002-12-09 | 2002-12-09 | インクジェットカートリッジ |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2004188640A true JP2004188640A (ja) | 2004-07-08 |
Family
ID=32756639
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2002356253A Pending JP2004188640A (ja) | 2002-12-09 | 2002-12-09 | インクジェットカートリッジ |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2004188640A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US7748831B2 (en) | 2005-10-31 | 2010-07-06 | Brother Kogyo Kabushiki Kaisha | Inkjet recording apparatus |
-
2002
- 2002-12-09 JP JP2002356253A patent/JP2004188640A/ja active Pending
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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US7748831B2 (en) | 2005-10-31 | 2010-07-06 | Brother Kogyo Kabushiki Kaisha | Inkjet recording apparatus |
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