JP2004187917A - 蓋の開閉装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】本発明は、構造が簡単で、蓋の開閉速度及び回転軸に働く負荷を容易に変えることができる蓋の開閉装置を提供すること。
【解決手段】便座の開閉装置1は、開閉可能に回動する図示しない便座と、便座の回動とともに回転する回転軸2と、回転軸2の周部に設けられた2つの室3と、室3を形成し回転軸2と連動して回転する内側壁4と、室3を形成し内側壁4と相対回転する外側壁5と、内側壁4に設けられた凹部6と、凹部6に移動可能に一定の隙間cをもって配設され且つ室3に突出した弁7と、弁7の表面に設けられた溝8から構成する。
【選択図】 図1
【解決手段】便座の開閉装置1は、開閉可能に回動する図示しない便座と、便座の回動とともに回転する回転軸2と、回転軸2の周部に設けられた2つの室3と、室3を形成し回転軸2と連動して回転する内側壁4と、室3を形成し内側壁4と相対回転する外側壁5と、内側壁4に設けられた凹部6と、凹部6に移動可能に一定の隙間cをもって配設され且つ室3に突出した弁7と、弁7の表面に設けられた溝8から構成する。
【選択図】 図1
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は蓋の開閉装置に係り、特に蓋を開放又は閉止する際に適度な速度で回動させる蓋の開閉装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
本発明に関する従来技術として、制御弁を用いた蓋の開閉装置がある。(例えば、特許文献1参照。)。図5は従来の蓋の開閉装置で、ハウジング部100によって構成されたケース体の内部に制動部材101が回転自在に収容されている。この制動部材101は、その中心部に、一対の凹溝部を備えた軸孔102を備えている。この軸孔102には、支軸が嵌合固定される。
【0003】
制動部材101の外周側には、一対のベーン103が設けられ、このベーン103にはそれぞれ2つのオリフィス104が穿設されている。このオリフィス104には制御弁105がそれぞれ取付けられており、制御弁105はベーン104の面に垂直な方向に所定範囲だけ移動できるようになっている。
【0004】
ハウジング100の内部には、ベーン103を所定角度だけ回動可能にする断面略扇型の一対の油室106が、一対の仕切り壁に仕切られるようにして形成されている。これらの油室106内には所定の粘性を有するオイル等の流体が封入されている。油室106は、共に制動部材101が時計方向に回転するに従って、制動部材101のベーン103とハウジング100との間隙が減少するように構成されている。
【0005】
制動部材101及びこれに取付けられた制御弁105の動作を示す。制御弁105はオリフィス104の開口面積を完全に封鎖可能な頭部107と、この頭部107から一対延伸した脚部108と、これらの脚部108の先端にそれぞれ形成された係止部109とを備えている。
【0006】
制動部材101を回転させると、一対のベーン103はそれぞれの油室106内において移動するが、制動部材101が時計方向に回転する場合には、流体の抵抗により制御弁105の頭部107はベーン103に押し付けられるため、オリフィス104の開口を完全に封鎖する。したがって、ベーン103のオリフィス104は閉止され、流体の抵抗が増大する。
【0007】
一方、制動部材101が反時計方向に回転する場合には、制御弁105は流体抵抗により上記とは逆側に押し付けられ、頭部107はベーン103のオリフィス104から離れ、係止部109がオリフィス104の反対側の開口に係止された状態となる。このとき、制御弁105の一対の脚部108の間には、オリフィス104内と外部とを連通させる隙間が形成される。したがって、オリフィス104はベーン103の表裏を連通することとなり、流体の抵抗は減少する。
【0008】
このような構造を持つ制動部材101を蓋の開放に伴って回動させると、先ず、当初各ベーン103はハウジング100との間隙が大きい位置にあるため、制御弁105はオリフィス104を閉止しているものの流体抵抗を殆ど受けることがない。このため、蓋は殆ど回転抵抗を受けることなく開放動作を続ける。
【0009】
しかし、蓋の回動に従って制動部材101が回転し、約65度回転すると、ベーン103とハウジング100との間隙が急激に減少するとともに、制御弁105はオリフィス104を閉止し続けているため、制動力が発生して、蓋の回動速度は低下する。
【0010】
蓋がその回動限界角度(例えば100度)に到達すると、制動部材101も回転を停止する。この状態で、蓋を逆に閉止させようとすると、制御弁105がオリフィス104を開くため、流体抵抗を殆ど受けることなく、制動部材101は元位置に復帰する。
【0011】
【特許文献1】
特開平08−246742号公報(第2、6頁、第7−9図)
【0012】
【特許文献2】
特開2000−199536号公報
【0013】
【発明が解決しようとする課題】
従来技術では、蓋を開閉動作するときの負荷を変えるのに頭部107、脚部108、係止部109から構成されオリフィス104内をベーン104の面に垂直な方向に所定範囲だけ移動可能な制御弁105が必要である。
【0014】
しかしながら、制御弁105は、構造が複雑でコスト高の要因になる。また、蓋の回動する速度を変えるには、ベーン103とハウジング100との間隙を変える必要があるが、間隙を変えるにはベーン又はハウジングの加工が必要である。蓋の開動作若しくは閉動作における蓋の回動する速度、及び回転軸に働く負荷を変えるには、オリフィス104の孔径の加工による変更と制御弁105の交換が必要であり、またベーン103に設けられたオリフィス104と制御弁105の数を増やすには構造上限界がある。
【0015】
本発明は、構造が簡単で、蓋の開閉速度及び回転軸に働く負荷を容易に変えることができる蓋の開閉装置を提供することを課題とする。
【0016】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決するための請求項1の発明は、「開閉可能に回動する蓋と、前記蓋の回動とともに回転する回転軸と、前記回転軸の周部に設けられた室と、前記室を形成し前記回転軸と連動して回転する内側壁と、前記室を形成し前記内側壁と相対回転する外側壁と、前記内側壁又は外側壁に設けられた凹部と、前記凹部に移動可能に一定の隙間をもって配設され且つ前記室に突出した弁と、前記弁の表面に設けられた溝と、から構成されたこと」を特徴とする。
【0017】
請求項1の発明では、蓋が開閉動作するときには、室に封入された粘性流体が弁と相対回転する内側壁若しくは外側壁の間隙を流動するときの流動抵抗により、回転軸に負荷が生じて、蓋の回動する速度を緩やかにすることができる。また、弁のみを交換することで、弁と内側壁又は外側壁との間隙を調整することができ、蓋の回動速度を容易に変かえることができる。また、弁は凹部に移動可能となるように一定の隙間をもって配設されるため、弁又は凹部には高度な加工精度又は嵌め合い精度が要求されず、加工コストの低減、弁を凹部に組み付けるための工数を低減できる。また、弁の表面には粘性流体が流動する溝を設けてあるため、蓋の開動作若しくは閉動作のときには溝に形成される流路を閉止して、蓋の閉動作若しくは開動作のときには溝に形成される流路を開放することで、蓋を回動するときの速度及び回転軸に働く負荷を変えることができる。
【0018】
また、上記課題を解決するための請求項2の発明は、「前記弁と前記内側壁又は前記外側壁の間隙が回転軸の回転に応じて変化すること」を特徴とする。
【0019】
請求項2の発明では、弁と内側壁又は外側壁の間隙が回転軸の回転に応じて変化するため、蓋の開動作若しくは閉動作において角度に応じて蓋の回動する速度を変化させることができる。蓋の閉動作において、蓋の回動する速度を遅くすることで、蓋を静かに閉止することができ、ダンパー効果を奏する。
【0020】
また、上記課題を解決するための請求項3の発明は、「前記弁の少なくとも2面に溝が設けられたこと」を特徴とする。
【0021】
請求項3の発明では、弁の少なくとも2面に溝が設けているため、蓋を開動作若しくは閉動作するときに、弁は凹部の底面と回転軸が回転する方向とは反対の面に接触するが、弁の底面と回動する方向と反対の面の2面に溝を設けることで、弁が凹部の底面と回動する方向と反対の面に接触した場合でも、粘性流体が流動するための流路が形成される。したがって開動作若しくは閉動作時において、室に封入された粘性流体が流動するためのトータルでの流路断面積が変わるため、蓋の開動作若しくは閉動作における開閉速度、回転軸に働く負荷を変えることができる。また、蓋の開閉速度を調整する場合には、弁に設けた溝の深さ、幅、形状、数を変えることで溝の流路断面積を変えられるため、回転軸への負荷の調整を容易に行なうことができ、よって蓋の開閉速度の調整が行なえる。
【0022】
また、上記課題を解決するための請求項4の発明は、「前記室には粘性流体が封入されること」を特徴とする。
【0023】
請求項4の発明では、蓋が開閉動作するときには、室に封入された粘性流体が弁と相対回転する内側壁若しくは外側壁の間隙を流動するときの流動抵抗により、回転軸に負荷が生じて、蓋の回動を緩やかにすることができるが、このとき粘性の異なる粘性流体を用いることで、蓋が回動する速度を調整することが可能である。
【0024】
また、上記課題を解決するための請求項5の発明は、「前記蓋は、便蓋又は便座であること」を特徴とする。
【0025】
請求項5の発明では、便蓋又は便座の回転機構に本発明を用いることで、閉動作のときには便蓋又は便座を緩やかに閉回動することができ、開動作のときには使用者が便蓋又は便座を開回動するのに負荷がかからないようにできる。したがって、製品の品位を損なわない便座又は便蓋の開閉装置が得られる。また、便座と便蓋の開閉装置を回転軸に同時に組み込むことで、コンパクトな便座と便蓋の開閉装置を提供できる。
【0026】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の蓋の開閉装置を図面に基づいて詳述する。
【0027】
図1は、本発明の蓋の開閉装置を用いた、便座(蓋)の開閉装置1の断面図である。便座の開閉装置1は、開閉可能に回動する図示しない便座と、便座の回動とともに回転する回転軸2と、回転軸2の周部に設けられた2つの室3と、室3を形成し回転軸2と連動して回転する内側壁4と、室3を形成し内側壁4と相対回転する外側壁5と、内側壁4に設けられた凹部6と、凹部6に移動可能に一定の隙間cをもって配設され且つ室3に突出した弁7と、弁7の表面に設けられた溝8と、便座を開状態に自立させるための自立バネ9、ローラー10、シート11と、回転軸2の端部に設けられたキャップ12と、から構成される。
【0028】
図2は、本発明の開閉装置1のA−A断面図である。内側壁4は回転軸2とともに回転する回転部材13に設けられ、回転部材13は弁7を配設する凹部6を室3内に形成する。外側壁5はハウジング14に設けられ、ハウジング14は回転部材13との間に室3を形成する。弁7は回転部材13の内側壁4に形成された凹部6に移動可能となるように一定の隙間cをもって配設され、室3に突出して外側壁5との間に間隙aを形成する。間隙aは回転軸2の回転に応じて徐減するように、外側壁5の径が時計回りの方向に小さくなるように構成される。弁7には凹部6の底面18と回転軸2の時計回りの方向の面17に、複数の溝8が形成される。溝8は弁7が凹部6の時計回りの方向の面17と接するときには、室3に封入されたオイル(粘性流体)が流動する流路19(図4)が形成される。
【0029】
次に本発明の開閉装置1の動作について詳述する。
【0030】
図3は、回転軸2が時計回りに回転したとき(便座の閉動作)の弁7の状態を示したA−A断面部分拡大図である。回転軸2が時計回りに回転すると、凹部6に設けられた弁7は隙間cのぶんだけ凹部6内を移動して、凹部6の反時計回り方向(回転軸の回転と反対の方向)の面16と接する。室3の時計回り側にあるオイル15は、弁7と外側壁5の間隙bを通り、反時計回り側に向かいに流動する。このとき弁7は凹部6の反時計回り方向の面16に接するため、弁7に設けられた溝8の流路は閉じられた状態になる。また、間隙bは間隙a(図2)と比べて小さい(間隙b<間隙a)ため、オイル15が間隙bを流動するときの流動抵抗は、間隙aと比べて大きい。
【0031】
図4は、回転軸2が反時計回りに回転したとき(便座の開動作)の弁7の状態を示したA−A断面部分拡大図である。回転軸2が反時計回りに回転すると、凹部6に設けられた弁7は隙間cのぶんだけ凹部6内を移動して、凹部6の時計回り方向(回転軸の回転と反対の方向)の面17と接する。室3の反時計回りの方向にあるオイル15は、弁7と外側壁5の間隙b及び溝8に形成された流路を通り、時計回り側に流動する。このとき弁7は凹部6の時計回り方向の面17に接するため、弁7に設けられた溝8には流路19が形成される。したがって、回転軸2が反時計回りに回転したときのオイル15が流動するトータルの流路断面積は、時計回りに回転したときのトータルの流路断面積より大きくなり、オイル15が流動するときの流動抵抗は、反時計回りに回転したときの方が小さい。流動抵抗が小さいと、便座を開動作するときに使用者が便座を持ち上げるときの負荷を少なくできる。
【0032】
本発明では、便座が開閉動作するときには、室3に封入されたオイル15が弁7と相対回転する外側壁5の間隙を流動するときの流動抵抗により、回転軸2に負荷が生じて、便座の回動する速度を緩やかにすることができる。また、弁7のみを交換することで、外側壁5と弁7との間隙を調整することが可能で、便座の回動速度を容易に変かえることができる。また、弁7は凹部6に移動可能となるように一定の隙間cを備えて配設されるため、弁7又は凹部6には高度な加工精度又は嵌め合い精度が要求されず、加工コストの低減、弁7を凹部6に組み付けるための工数が低減できる。また、弁7の表面にはオイル15が流動する溝8を設けているため、便座の閉動作のときには溝8の流路19を閉止して、蓋の開動作のときには溝8を開放して流路19を形成することで、蓋8を回動するときの速度及び回転軸2に働く負荷を変えることができる。
【0033】
また、弁7と外側壁5の間隙が回転軸2の回転に応じて変化するため、便座の閉動作において角度に応じて便座の回動する速度を変化させることができる。便座の閉動作において、便座の回動する速度を遅くすることで、便座を静かに閉止することができ(ダンパー効果)、製品の品位を損なわない便座の開閉装置が得られる。
【0034】
また、弁7の少なくとも2面に溝8を設けることで、便座を開動作するときに、弁7は凹部6の底面18と時計回り(回転軸の回転と反対の方向)の面16に接するが、弁7の底面18と凹部6の時計回りの面16の2面に溝8を設けることで、オイル15が流動するための流路19が形成される。したがって便座の開動作若しくは閉動作時において、室3に封入されたオイル15が流動するトータルでの流路断面積が変わるため、便座の開動作若しくは閉動作における開閉速度と回転軸2に働く負荷を変えることができる。また、弁7の表面に溝8を設けることで、開閉速度を調整したい場合には、溝8の深さ、幅、形状、数を変えることで流路断面積を変えることができるため、負荷の調整を容易に行なえる。
【0035】
また、便座が開閉動作するときには、室3に封入されたオイル15が弁7と相対回転する外側壁5の間隙を流動するときの流動抵抗により、回転軸に負荷が生じて、蓋の回動を緩やかにすることができる。また、粘性の異なるオイル15を用いることで、便座が回動する速度の調整が可能である。
【0036】
本発明の実施形態では、便座の開閉動作における開閉装置1について詳述したが、便蓋の開閉装置も同様の構成である。便座と便蓋の開閉装置を回転軸2に同時に組み込むことで、コンパクトな便座と便蓋の開閉装置を提供できる。また、本発明は便座に限定されるものではなく、蓋が回動して開閉動作するものであればよい。また、本実施形態では凹部6を内側壁4に設けたが、外側壁5に凹部6をも設けてもよい。その場合には弁7と内側壁6との間隙により回転軸2に働く負荷の調整が可能である。また、本実施形態では、便座の開動作時に負荷がかからないように閉動作時に負荷がかからないようにしてもよい。また、発明の実施形態では室3は2つであったが、1つでも3つ以上でもよく、数に限定されない。また、溝8の形状、数に限定されるものではない。また、回転軸2の軸の表面の一部を内側壁4としてもよい。その場合には、凹部6及び弁7は外側壁5に設ける。
【0037】
上述の実施形態は、説明のために例示したもので、本発明としては、それらに限定されるものでは無く、特許請求の範囲、発明の詳細な説明および図面の記載から当業者が認識することができる本発明の技術的思想に反しない限り、変更および付加が可能である。
【0038】
【発明の効果】
本発明は、構造が簡単で、蓋の開閉速度及び回転軸に働く負荷を容易に変えることができる蓋の開閉装置を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の蓋の開閉装置を用いた、便座(蓋)の開閉装置の断面図である。
【図2】本発明の開閉装置のA−A断面図である。
【図3】回転軸が時計回りに回転したとき(便座の閉動作)の弁の状態を示したA−A断面部分拡大図である。
【図4】回転軸が反時計回りに回転したとき(便座の開動作)の弁の状態を示したA−A断面部分拡大図である。
【図5】従来の蓋の開閉装置である。
【符号の説明】
1 回転装置
2 回転軸
3 室
4 内側壁
5 外側壁
6 凹部
7 弁
8 溝
15 オイル(粘性流体)
a、b 間隙
c 隙間
【発明の属する技術分野】
本発明は蓋の開閉装置に係り、特に蓋を開放又は閉止する際に適度な速度で回動させる蓋の開閉装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
本発明に関する従来技術として、制御弁を用いた蓋の開閉装置がある。(例えば、特許文献1参照。)。図5は従来の蓋の開閉装置で、ハウジング部100によって構成されたケース体の内部に制動部材101が回転自在に収容されている。この制動部材101は、その中心部に、一対の凹溝部を備えた軸孔102を備えている。この軸孔102には、支軸が嵌合固定される。
【0003】
制動部材101の外周側には、一対のベーン103が設けられ、このベーン103にはそれぞれ2つのオリフィス104が穿設されている。このオリフィス104には制御弁105がそれぞれ取付けられており、制御弁105はベーン104の面に垂直な方向に所定範囲だけ移動できるようになっている。
【0004】
ハウジング100の内部には、ベーン103を所定角度だけ回動可能にする断面略扇型の一対の油室106が、一対の仕切り壁に仕切られるようにして形成されている。これらの油室106内には所定の粘性を有するオイル等の流体が封入されている。油室106は、共に制動部材101が時計方向に回転するに従って、制動部材101のベーン103とハウジング100との間隙が減少するように構成されている。
【0005】
制動部材101及びこれに取付けられた制御弁105の動作を示す。制御弁105はオリフィス104の開口面積を完全に封鎖可能な頭部107と、この頭部107から一対延伸した脚部108と、これらの脚部108の先端にそれぞれ形成された係止部109とを備えている。
【0006】
制動部材101を回転させると、一対のベーン103はそれぞれの油室106内において移動するが、制動部材101が時計方向に回転する場合には、流体の抵抗により制御弁105の頭部107はベーン103に押し付けられるため、オリフィス104の開口を完全に封鎖する。したがって、ベーン103のオリフィス104は閉止され、流体の抵抗が増大する。
【0007】
一方、制動部材101が反時計方向に回転する場合には、制御弁105は流体抵抗により上記とは逆側に押し付けられ、頭部107はベーン103のオリフィス104から離れ、係止部109がオリフィス104の反対側の開口に係止された状態となる。このとき、制御弁105の一対の脚部108の間には、オリフィス104内と外部とを連通させる隙間が形成される。したがって、オリフィス104はベーン103の表裏を連通することとなり、流体の抵抗は減少する。
【0008】
このような構造を持つ制動部材101を蓋の開放に伴って回動させると、先ず、当初各ベーン103はハウジング100との間隙が大きい位置にあるため、制御弁105はオリフィス104を閉止しているものの流体抵抗を殆ど受けることがない。このため、蓋は殆ど回転抵抗を受けることなく開放動作を続ける。
【0009】
しかし、蓋の回動に従って制動部材101が回転し、約65度回転すると、ベーン103とハウジング100との間隙が急激に減少するとともに、制御弁105はオリフィス104を閉止し続けているため、制動力が発生して、蓋の回動速度は低下する。
【0010】
蓋がその回動限界角度(例えば100度)に到達すると、制動部材101も回転を停止する。この状態で、蓋を逆に閉止させようとすると、制御弁105がオリフィス104を開くため、流体抵抗を殆ど受けることなく、制動部材101は元位置に復帰する。
【0011】
【特許文献1】
特開平08−246742号公報(第2、6頁、第7−9図)
【0012】
【特許文献2】
特開2000−199536号公報
【0013】
【発明が解決しようとする課題】
従来技術では、蓋を開閉動作するときの負荷を変えるのに頭部107、脚部108、係止部109から構成されオリフィス104内をベーン104の面に垂直な方向に所定範囲だけ移動可能な制御弁105が必要である。
【0014】
しかしながら、制御弁105は、構造が複雑でコスト高の要因になる。また、蓋の回動する速度を変えるには、ベーン103とハウジング100との間隙を変える必要があるが、間隙を変えるにはベーン又はハウジングの加工が必要である。蓋の開動作若しくは閉動作における蓋の回動する速度、及び回転軸に働く負荷を変えるには、オリフィス104の孔径の加工による変更と制御弁105の交換が必要であり、またベーン103に設けられたオリフィス104と制御弁105の数を増やすには構造上限界がある。
【0015】
本発明は、構造が簡単で、蓋の開閉速度及び回転軸に働く負荷を容易に変えることができる蓋の開閉装置を提供することを課題とする。
【0016】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決するための請求項1の発明は、「開閉可能に回動する蓋と、前記蓋の回動とともに回転する回転軸と、前記回転軸の周部に設けられた室と、前記室を形成し前記回転軸と連動して回転する内側壁と、前記室を形成し前記内側壁と相対回転する外側壁と、前記内側壁又は外側壁に設けられた凹部と、前記凹部に移動可能に一定の隙間をもって配設され且つ前記室に突出した弁と、前記弁の表面に設けられた溝と、から構成されたこと」を特徴とする。
【0017】
請求項1の発明では、蓋が開閉動作するときには、室に封入された粘性流体が弁と相対回転する内側壁若しくは外側壁の間隙を流動するときの流動抵抗により、回転軸に負荷が生じて、蓋の回動する速度を緩やかにすることができる。また、弁のみを交換することで、弁と内側壁又は外側壁との間隙を調整することができ、蓋の回動速度を容易に変かえることができる。また、弁は凹部に移動可能となるように一定の隙間をもって配設されるため、弁又は凹部には高度な加工精度又は嵌め合い精度が要求されず、加工コストの低減、弁を凹部に組み付けるための工数を低減できる。また、弁の表面には粘性流体が流動する溝を設けてあるため、蓋の開動作若しくは閉動作のときには溝に形成される流路を閉止して、蓋の閉動作若しくは開動作のときには溝に形成される流路を開放することで、蓋を回動するときの速度及び回転軸に働く負荷を変えることができる。
【0018】
また、上記課題を解決するための請求項2の発明は、「前記弁と前記内側壁又は前記外側壁の間隙が回転軸の回転に応じて変化すること」を特徴とする。
【0019】
請求項2の発明では、弁と内側壁又は外側壁の間隙が回転軸の回転に応じて変化するため、蓋の開動作若しくは閉動作において角度に応じて蓋の回動する速度を変化させることができる。蓋の閉動作において、蓋の回動する速度を遅くすることで、蓋を静かに閉止することができ、ダンパー効果を奏する。
【0020】
また、上記課題を解決するための請求項3の発明は、「前記弁の少なくとも2面に溝が設けられたこと」を特徴とする。
【0021】
請求項3の発明では、弁の少なくとも2面に溝が設けているため、蓋を開動作若しくは閉動作するときに、弁は凹部の底面と回転軸が回転する方向とは反対の面に接触するが、弁の底面と回動する方向と反対の面の2面に溝を設けることで、弁が凹部の底面と回動する方向と反対の面に接触した場合でも、粘性流体が流動するための流路が形成される。したがって開動作若しくは閉動作時において、室に封入された粘性流体が流動するためのトータルでの流路断面積が変わるため、蓋の開動作若しくは閉動作における開閉速度、回転軸に働く負荷を変えることができる。また、蓋の開閉速度を調整する場合には、弁に設けた溝の深さ、幅、形状、数を変えることで溝の流路断面積を変えられるため、回転軸への負荷の調整を容易に行なうことができ、よって蓋の開閉速度の調整が行なえる。
【0022】
また、上記課題を解決するための請求項4の発明は、「前記室には粘性流体が封入されること」を特徴とする。
【0023】
請求項4の発明では、蓋が開閉動作するときには、室に封入された粘性流体が弁と相対回転する内側壁若しくは外側壁の間隙を流動するときの流動抵抗により、回転軸に負荷が生じて、蓋の回動を緩やかにすることができるが、このとき粘性の異なる粘性流体を用いることで、蓋が回動する速度を調整することが可能である。
【0024】
また、上記課題を解決するための請求項5の発明は、「前記蓋は、便蓋又は便座であること」を特徴とする。
【0025】
請求項5の発明では、便蓋又は便座の回転機構に本発明を用いることで、閉動作のときには便蓋又は便座を緩やかに閉回動することができ、開動作のときには使用者が便蓋又は便座を開回動するのに負荷がかからないようにできる。したがって、製品の品位を損なわない便座又は便蓋の開閉装置が得られる。また、便座と便蓋の開閉装置を回転軸に同時に組み込むことで、コンパクトな便座と便蓋の開閉装置を提供できる。
【0026】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の蓋の開閉装置を図面に基づいて詳述する。
【0027】
図1は、本発明の蓋の開閉装置を用いた、便座(蓋)の開閉装置1の断面図である。便座の開閉装置1は、開閉可能に回動する図示しない便座と、便座の回動とともに回転する回転軸2と、回転軸2の周部に設けられた2つの室3と、室3を形成し回転軸2と連動して回転する内側壁4と、室3を形成し内側壁4と相対回転する外側壁5と、内側壁4に設けられた凹部6と、凹部6に移動可能に一定の隙間cをもって配設され且つ室3に突出した弁7と、弁7の表面に設けられた溝8と、便座を開状態に自立させるための自立バネ9、ローラー10、シート11と、回転軸2の端部に設けられたキャップ12と、から構成される。
【0028】
図2は、本発明の開閉装置1のA−A断面図である。内側壁4は回転軸2とともに回転する回転部材13に設けられ、回転部材13は弁7を配設する凹部6を室3内に形成する。外側壁5はハウジング14に設けられ、ハウジング14は回転部材13との間に室3を形成する。弁7は回転部材13の内側壁4に形成された凹部6に移動可能となるように一定の隙間cをもって配設され、室3に突出して外側壁5との間に間隙aを形成する。間隙aは回転軸2の回転に応じて徐減するように、外側壁5の径が時計回りの方向に小さくなるように構成される。弁7には凹部6の底面18と回転軸2の時計回りの方向の面17に、複数の溝8が形成される。溝8は弁7が凹部6の時計回りの方向の面17と接するときには、室3に封入されたオイル(粘性流体)が流動する流路19(図4)が形成される。
【0029】
次に本発明の開閉装置1の動作について詳述する。
【0030】
図3は、回転軸2が時計回りに回転したとき(便座の閉動作)の弁7の状態を示したA−A断面部分拡大図である。回転軸2が時計回りに回転すると、凹部6に設けられた弁7は隙間cのぶんだけ凹部6内を移動して、凹部6の反時計回り方向(回転軸の回転と反対の方向)の面16と接する。室3の時計回り側にあるオイル15は、弁7と外側壁5の間隙bを通り、反時計回り側に向かいに流動する。このとき弁7は凹部6の反時計回り方向の面16に接するため、弁7に設けられた溝8の流路は閉じられた状態になる。また、間隙bは間隙a(図2)と比べて小さい(間隙b<間隙a)ため、オイル15が間隙bを流動するときの流動抵抗は、間隙aと比べて大きい。
【0031】
図4は、回転軸2が反時計回りに回転したとき(便座の開動作)の弁7の状態を示したA−A断面部分拡大図である。回転軸2が反時計回りに回転すると、凹部6に設けられた弁7は隙間cのぶんだけ凹部6内を移動して、凹部6の時計回り方向(回転軸の回転と反対の方向)の面17と接する。室3の反時計回りの方向にあるオイル15は、弁7と外側壁5の間隙b及び溝8に形成された流路を通り、時計回り側に流動する。このとき弁7は凹部6の時計回り方向の面17に接するため、弁7に設けられた溝8には流路19が形成される。したがって、回転軸2が反時計回りに回転したときのオイル15が流動するトータルの流路断面積は、時計回りに回転したときのトータルの流路断面積より大きくなり、オイル15が流動するときの流動抵抗は、反時計回りに回転したときの方が小さい。流動抵抗が小さいと、便座を開動作するときに使用者が便座を持ち上げるときの負荷を少なくできる。
【0032】
本発明では、便座が開閉動作するときには、室3に封入されたオイル15が弁7と相対回転する外側壁5の間隙を流動するときの流動抵抗により、回転軸2に負荷が生じて、便座の回動する速度を緩やかにすることができる。また、弁7のみを交換することで、外側壁5と弁7との間隙を調整することが可能で、便座の回動速度を容易に変かえることができる。また、弁7は凹部6に移動可能となるように一定の隙間cを備えて配設されるため、弁7又は凹部6には高度な加工精度又は嵌め合い精度が要求されず、加工コストの低減、弁7を凹部6に組み付けるための工数が低減できる。また、弁7の表面にはオイル15が流動する溝8を設けているため、便座の閉動作のときには溝8の流路19を閉止して、蓋の開動作のときには溝8を開放して流路19を形成することで、蓋8を回動するときの速度及び回転軸2に働く負荷を変えることができる。
【0033】
また、弁7と外側壁5の間隙が回転軸2の回転に応じて変化するため、便座の閉動作において角度に応じて便座の回動する速度を変化させることができる。便座の閉動作において、便座の回動する速度を遅くすることで、便座を静かに閉止することができ(ダンパー効果)、製品の品位を損なわない便座の開閉装置が得られる。
【0034】
また、弁7の少なくとも2面に溝8を設けることで、便座を開動作するときに、弁7は凹部6の底面18と時計回り(回転軸の回転と反対の方向)の面16に接するが、弁7の底面18と凹部6の時計回りの面16の2面に溝8を設けることで、オイル15が流動するための流路19が形成される。したがって便座の開動作若しくは閉動作時において、室3に封入されたオイル15が流動するトータルでの流路断面積が変わるため、便座の開動作若しくは閉動作における開閉速度と回転軸2に働く負荷を変えることができる。また、弁7の表面に溝8を設けることで、開閉速度を調整したい場合には、溝8の深さ、幅、形状、数を変えることで流路断面積を変えることができるため、負荷の調整を容易に行なえる。
【0035】
また、便座が開閉動作するときには、室3に封入されたオイル15が弁7と相対回転する外側壁5の間隙を流動するときの流動抵抗により、回転軸に負荷が生じて、蓋の回動を緩やかにすることができる。また、粘性の異なるオイル15を用いることで、便座が回動する速度の調整が可能である。
【0036】
本発明の実施形態では、便座の開閉動作における開閉装置1について詳述したが、便蓋の開閉装置も同様の構成である。便座と便蓋の開閉装置を回転軸2に同時に組み込むことで、コンパクトな便座と便蓋の開閉装置を提供できる。また、本発明は便座に限定されるものではなく、蓋が回動して開閉動作するものであればよい。また、本実施形態では凹部6を内側壁4に設けたが、外側壁5に凹部6をも設けてもよい。その場合には弁7と内側壁6との間隙により回転軸2に働く負荷の調整が可能である。また、本実施形態では、便座の開動作時に負荷がかからないように閉動作時に負荷がかからないようにしてもよい。また、発明の実施形態では室3は2つであったが、1つでも3つ以上でもよく、数に限定されない。また、溝8の形状、数に限定されるものではない。また、回転軸2の軸の表面の一部を内側壁4としてもよい。その場合には、凹部6及び弁7は外側壁5に設ける。
【0037】
上述の実施形態は、説明のために例示したもので、本発明としては、それらに限定されるものでは無く、特許請求の範囲、発明の詳細な説明および図面の記載から当業者が認識することができる本発明の技術的思想に反しない限り、変更および付加が可能である。
【0038】
【発明の効果】
本発明は、構造が簡単で、蓋の開閉速度及び回転軸に働く負荷を容易に変えることができる蓋の開閉装置を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の蓋の開閉装置を用いた、便座(蓋)の開閉装置の断面図である。
【図2】本発明の開閉装置のA−A断面図である。
【図3】回転軸が時計回りに回転したとき(便座の閉動作)の弁の状態を示したA−A断面部分拡大図である。
【図4】回転軸が反時計回りに回転したとき(便座の開動作)の弁の状態を示したA−A断面部分拡大図である。
【図5】従来の蓋の開閉装置である。
【符号の説明】
1 回転装置
2 回転軸
3 室
4 内側壁
5 外側壁
6 凹部
7 弁
8 溝
15 オイル(粘性流体)
a、b 間隙
c 隙間
Claims (5)
- 開閉可能に回動する蓋と、前記蓋の回動とともに回転する回転軸と、前記回転軸の周部に設けられた室と、前記室を形成し前記回転軸と連動して回転する内側壁と、前記室を形成し前記内側壁と相対回転する外側壁と、前記内側壁又は外側壁に設けられた凹部と、前記凹部に移動可能に一定の隙間をもって配設され且つ前記室に突出した弁と、前記弁の表面に設けられた溝と、から構成されたこと、を特徴とする蓋の開閉装置。
- 前記弁と前記内側壁又は前記外側壁の間隙が回転軸の回転に応じて変化すること、を特徴とする請求項1に記載の蓋の開閉装置。
- 前記弁の少なくとも2面に溝が設けられたこと、を特徴とする請求項1又は請求項2のいずれかに記載の蓋の開閉装置。
- 前記室には粘性流体が封入されること、を特徴とする請求項1乃至3のいずれかに記載の蓋の開閉装置。
- 前記蓋は、便蓋又は便座であること、を特徴とする請求項1乃至4のいずれかに記載の蓋の開閉装置。
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JP2002359270A JP2004187917A (ja) | 2002-12-11 | 2002-12-11 | 蓋の開閉装置 |
Applications Claiming Priority (1)
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JP2004187917A true JP2004187917A (ja) | 2004-07-08 |
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JP (1) | JP2004187917A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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KR100639101B1 (ko) | 2004-11-05 | 2006-10-30 | 주식회사 이피텍 | 힌지장치 |
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2002
- 2002-12-11 JP JP2002359270A patent/JP2004187917A/ja active Pending
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