JP2004185876A - 照明制御システム - Google Patents
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Abstract
【課題】照明エリアを精度よく目標照度に一定制御する照明制御システムを提供する。
【解決手段】制御部33は、第1および第2の照度入力部26,27からそれぞれの照明エリア9の照度を入力し、当該照度が記憶部30に記憶されている目標照度L0に略一致するように照明器具2の調光制御信号を演算生成するとともに、第1の照度入力部26よりも第2の照度入力部27から入力される照明エリア9の照度L2を優先して目標照度L0に略一致させ、この優先時に第1の照度入力部26から入力される照明エリア9の照度L1を目標照度L0に略一致させるように変換定数K1を校正する。
【選択図】図1
【解決手段】制御部33は、第1および第2の照度入力部26,27からそれぞれの照明エリア9の照度を入力し、当該照度が記憶部30に記憶されている目標照度L0に略一致するように照明器具2の調光制御信号を演算生成するとともに、第1の照度入力部26よりも第2の照度入力部27から入力される照明エリア9の照度L2を優先して目標照度L0に略一致させ、この優先時に第1の照度入力部26から入力される照明エリア9の照度L1を目標照度L0に略一致させるように変換定数K1を校正する。
【選択図】図1
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、照明エリアの照度を目標照度に制御する照明制御システムに関する。
【0002】
【従来の技術】照度センサを用いて机上面や床面などの被照射面の照度を一定に制御することが行われている。従来、照度センサは、物理上の問題から天井面などの造営物に配設され、床面や壁面などの反射光を検出し、当該反射光を被照射面の照度に相関させている。ここで、床面に設置している机などの設置物の位置が変更されると、照度センサに入力される反射光が変化して被照射面の照度が変化されるので、一般的に、被照射面の照度の補正が行われている。
【0003】
そして、上記照度の補正を一人で効率的に行える照明制御システムが提供されている(例えば、特許文献1参照。)。この照明制御装置50は、図8に示すように、調光制御装置51と、照明エリアの照度を測定し、その測定照度を調光制御装置51に送出する照度センサ52と、調光制御装置51から調光レベル信号を受けて、照明器具53の照度を設定する調光端末器54とを多重伝送線Lを介して接続することで構成している。また、照度センサ52は、ワイヤレス設定器55との間でワイヤレス通信できる構成となっている。
【0004】
そして、照明エリアの実照度は、作業者により照度計で測定され、ワイヤレス設定器55から照度センサ52にワイヤレス送信される。調光制御装置51は、ワイヤレス設定器55からの実照度と、照度センサ52による測定照度とを所定の演算式に基づいて演算処理して、所定の補正比を算出し、測定照度にこの補正比を乗算した数値を照明エリアの照度と認識するものである。これにより、作業者は、一人でワイヤレス設定器55を操作するだけで、調光制御装置51に対して照度補正をさせることができる。
【0005】
【特許文献1】特開2002−75664号公報(第3頁、第1図)
【0006】
【発明が解決しようとする課題】特許文献1によると、照度センサ52による測定照度に補正比を乗算した数値が照明エリアの照度となるので、当該数値を目標照度に一致させるように調光レベル信号を演算生成することにより、照明エリアを目標照度に制御可能である。しかしながら、補正比は、照明エリアの任意の照度において算出されており、目標照度で算出することに言及していない。
【0007】
照明エリアの照度の変動に対して、照度センサ52に入射される反射光が比例的に変動せず、照度センサ52による測定照度の誤差が大きくなりやすい。したがって、目標照度における照明エリアの実照度および照度センサ52による測定照度が求められないと、目標照度での補正比の信頼性が低くなるという欠点がある。
【0008】
また、特許文献1は、照明エリアの実照度を照度計で読み取り、ワイヤレス設定器55に手入力してワイヤレス送信するので、実照度に誤差が発生するおそれや読み取りおよび手操作に手間を要するという欠点を有する。
【0009】
本発明は、照明エリアを精度よく目標照度に一定制御する照明制御システムを提供することを目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】請求項1に記載の照明制御システムの発明は、調光可能な照明負荷を配設している照明器具と;照明器具が照明する照明エリアの照度を主として照明エリアからの反射光により検出する照度センサ装置と;照度センサ装置が検出する照明エリアからの反射光が変化したときに、主として照明器具からの直接光により照明エリアの照度を検出する照度測定装置と;照度センサ装置から照明エリアの照度を入力する第1の照度入力部と、照度測定装置が検出した照明エリアの照度を入力する第2の照度入力部と、照明エリアの目標照度を記憶している記憶部と、第1および第2の照度入力部からそれぞれの照明エリアの照度を入力し、当該照度が記憶部に記憶されている目標照度に略一致するように照明器具の調光制御信号を演算生成するとともに、第1の照度入力部よりも第2の照度入力部から入力される照明エリアの照度を優先して目標照度に略一致させ、この優先時に第1の照度入力部から入力される照明エリアの照度を目標照度に略一致させるように変換定数を校正する制御部と、制御部により演算生成された調光制御信号を照明器具に伝送する伝送部を有する照明制御装置と;を具備していることを特徴とする。
【0011】
本発明および以下の各発明において、特に言及しない限り、各構成は以下による。
【0012】
照度センサ装置は、少なくとも照度センサを具備していればよい。
【0013】
照度測定装置は、照明エリアの実際の照度を直接的に検出するものであればよく、周知の照度計を包含する。そして、例えば、作業を行う机上面や作業面あるいはその近くに配設される。
【0014】
照明エリアは、目標照度L0となるように一定制御されており、例えば照度センサ装置により検出された照明エリアの照度(L1)に変換定数K1が乗算された照度値が目標照度L0に制御される。また、照度測定装置により検出された照明エリアの照度(L2)に変換定数K2が乗算された照度値が目標照度L0に制御される。目標照度L0、変換定数K1および変換定数K2は、それぞれ一定であるので、目標照度L0に対して照明エリアの照度(L1),(L2)の照度値がそれぞれ決定される。
【0015】
照明エリア内に設置された机や作業台等の移動などにより照明エリア内の雰囲気や環境が変化すると、照明エリアの実際の照度は略一定あるいは小さな変化であるのに対し、照度センサ装置が検出する照明エリアの照度(L1)は変化することがある。すなわち、照明エリアからの反射光が変化することがある。
【0016】
照度センサ装置が検出する照明エリアの照度(L1)が変化すると、照明エリアの実際の照度(実照度)が変化していなくても、照明制御装置の制御部は、照明エリアの照度(L1)に変換定数K1が乗算された照度値が目標照度L0となるように照明器具の調光制御信号を変化させる。この結果、照明器具からの光出力が変化する。すなわち、制御部は、照明エリアからの反射光が増加して照度センサ装置が検出する照明エリアの照度(L1)が大きくなると、照明エリアからの反射光を減少させるために照明器具からの光出力を減少させ、逆に、照明エリアからの反射光が減少して照度センサ装置が検出する照明エリアの照度(L1)が小さくなると、照明エリアからの反射光を増加させるために照明器具からの光出力を増加させる。これにより、照明エリアは、実際の目標照度L0で照明されなくなる。したがって、変換定数K1の校正を行う。
【0017】
変換定数K1の校正は、照明エリアからの反射光が変化する前の状態であり、照明エリアが実際の目標照度L0で照明されているときに行う。すなわち、制御部は、照度測定装置が検出した照明エリアの照度(L2)に応じて照明エリア内の照度値が目標照度L0となるように一定制御する。このとき、照度センサ装置が検出する照明エリアの照度(L1)が変化している。この変化した照明エリアの照度(L1)に乗算したときの照度値が目標照度L0となるように、変換定数K1の校正値を算出する。これにより、目標照度L0に対する照明エリアの照度(L1)の照度値および変換定数(K1)が新しく設定され、制御部は、照度センサ装置が検出する照明エリアの照度(L1)に応じて照明エリアの照度を目標照度L0に一定制御する。
【0018】
「略一致」とは、厳密な一致に捕われなくするために用いたものであり、一致を包含するものである。また、「照明エリアの照度を目標照度に略一致させる」とは、照明エリアの照度に変換定数が乗じられた値を目標照度に略一致させることを意味する。
【0019】
本発明によれば、照明エリアの照度が目標照度に制御された後に、照度センサ装置が検出した照明エリアの照度を目標照度に略一致させるように変換定数が校正されるので、以後、照度センサ装置が検出した照明エリアの照度に応じて、照明エリアは精度よく目標照度に一定制御される。
【0020】
請求項2に記載の照明制御システムの発明は、調光可能な照明負荷を配設している照明器具と;照明器具が照明する照明エリアの照度を主として照明エリアからの反射光により検出する照度センサ装置と;照度センサ装置が検出する照明エリアからの反射光が変化したときに、主として照明器具からの直接光により照明エリアの照度を検出する照度測定装置と;照度センサ装置から照明エリアの照度を入力する第1の照度入力部と、照度測定装置が検出した照明エリアの照度を入力する第2の照度入力部と、照明エリアの目標照度およびこの目標照度が設定されたときの第2の照度入力部に入力された照明エリアの照度を記憶している記憶部と、第1および第2の照度入力部からそれぞれの照明エリアの照度を入力し、第1の照度入力部から入力された照度が記憶部に記憶されている目標照度に略一致するように照明器具の調光制御信号を演算生成するとともに、記憶部から目標照度が設定されたときの第2の照度入力部に入力された照明エリアの照度を読み出して前記反射光が変化したときの第2の照度入力部に入力された照明エリアの照度との照度比を算出し、この照度比に応じて目標照度を変更させ、この変更した目標照度を前記反射光が変化したときの第2の照度入力部に入力された照明エリアの照度とともに記憶部に記憶させる制御部と、制御部により演算生成された調光制御信号を照明器具に伝送する伝送部を有する照明制御装置と;を具備していることを特徴とする。
【0021】
照明エリアからの反射光が変化すると、照度センサ装置が検出する照明エリアの照度(L1)が増減するので、制御部は、当該照明エリアの照度(L1)を目標照度L0に略一致させるために、照明器具の光出力を減光または増光させる。この結果、照明エリアは、実際の目標照度L0に照明されなくなる。すなわち、照明エリアからの反射光が変化する前後において、照明測定装置が検出する照明エリアの照度(L2)は変化する。ここで、照明エリアからの反射光が変化する前後の当該照明エリアの照度(L2)の照度比に応じて、目標照度を変更し、この変更した目標照度に対して照度センサ装置が検出した照明エリアの照度(L1)を略一致させると、照明エリアは、実際の目標照度L0に照明される。すなわち、照明エリアからの反射光が変化する前の当初の目標照度L0で、照明エリアを照明可能である。
【0022】
「照度比に応じて目標照度を変更させる」とは、照度比が照明エリアからの反射光が変化する前の照明測定装置が検出した照明エリアの照度(L2)を反射光が変化した後の照明エリアの照度(L2)で除算して算出したときは、反射光が変化する前の目標照度L0に照度比が除算して新しい目標照度が算出され、照度比が反射光の変化後の照明エリアの照度(L2)を反射光の変化前の照明エリアの照度(L2)で除算して算出したときは、反射光が変化する前の目標照度L0に照度比が乗算して新しい目標照度が算出されることを意味する。
【0023】
本発明によれば、照明エリアからの反射光が変化した前後における照明測定装置が検出した照明エリアの照度の照度比が算出され、この照度比に応じて目標照度が変更され、以後、変更した目標照度に対して照度センサ装置が検出した照明エリアの照度を略一致させるように制御させるので、照明エリアの照度は、当初設定した目標照度に精度よく一定制御される。
【0024】
請求項3に記載の照明制御システムの発明は、請求項1または2記載の照明制御装置において、照度測定装置は、第2の照度入力部に照明エリアの照度を送信する送信装置に一体的に形成されていることを特徴とする。
【0025】
本発明によれば、照度測定装置は、送信装置に一体的に形成されているので、取り扱いやすいとともに、照度測定装置が検出した照明エリアの照度を直ちに照度センサ装置に送信しやすい。
【0026】
請求項4に記載の照明制御システムの発明は、請求項3記載の照明制御システムにおいて、送信装置は、第2の照度入力部に照明エリアの照度をワイヤレス信号により送信するリモコン装置であり、照度測定装置は、当該リモコン装置に内蔵され、かつ照度を検出する光センサ部が照度の検出方向とワイヤレス信号の送信方向が略一致するように配設されていることを特徴とする。
【0027】
本発明によれば、照度測定装置は、リモコン装置に内蔵され、かつ照度を検出する光センサ部が照度の検出方向とワイヤレス信号の送信方向が略一致するように配設されているので、机上面や作業面などの被照射面に照度測定装置を配置することにより、照明エリアの照度が検出されて照度センサ装置に送信される。したがって、照明エリアの照度の読み取りや送信の手間が軽減される。
【0028】
請求項5に記載の照明制御システムの発明は、請求項1または2記載の照明制御装置において、照度測定装置は、第2の照度入力部に照明エリアの照度を送信する送信装置に伝送線を介して接続可能であり、当該伝送線を介して照明エリアの照度を送信装置に送出することを特徴とする。
【0029】
本発明によれば、照度測定装置および送信装置が伝送線を介して接続されると、照度測定装置で検出した照明エリアの照度は、伝送線を介して送信装置に伝送され、送信装置から照度センサ装置に送信される。したがって、照明エリアの照度の送信の手間が軽減される。
【0030】
【発明の実施の形態】以下、本発明の一実施の形態について、図面を参照して説明する。まず、本発明の第1の実施形態について説明する。
【0031】
図1〜図5は、本発明の第1の実施形態を示し、図1は照明制御システムの構成図、図2は照度センサ装置の斜視図、図3は照明制御装置のブロック構成図、図4は照度測定装置の概略正面図、図5は照明制御装置の動作を示すフロー図である。
【0032】
照明制御システム1は、図1に示すように、照明器具2、照度センサ装置3、照度測定装置4および照明制御装置5を有して構成されている。照明制御装置5は、照度センサ装置3に一体化されている。そして、照明器具2および照度センサ装置3は、天井面6に配設されている。
【0033】
照明器具3は、天井面6に直付けされ、調光可能な照明負荷としての蛍光ランプ7を配設しているとともに、内部に蛍光ランプ7を調光点灯させる点灯装置8を配設している。そして、通常、複数の照明器具2が天井面6に配設されており、複数の照明器具2による照明により所定の照明エリア9が形成されている。
【0034】
点灯装置8は、高周波点灯装置であり、照明制御装置5から伝送される調光制御信号例えばPWM調光信号に応じて蛍光ランプ7を調光点灯させる。すなわち、蛍光ランプ7は、照明制御装置5により光出力が制御される。この光出力に応じて照明エリア9の照度は変化する。
【0035】
照度センサ装置3は、図2に示すように、センサ装置本体10、カバー11および取付ばね12,12等を有して形成されている。そして、カバー11は、外表面11aに露出するようにして、照度センサ13、人体検出センサ14、受信素子15、送信用LED16および表示用LED17などが配設されている。また、センサ装置本体10は、内部に照明制御装置5(図示しない。)を収納し、側面10aに端子群18を配設している。端子群18は、照明制御装置5と照明器具2の点灯装置8を接続する出力端子などにより形成されている。
【0036】
照度センサ13は、照明器具2が照明する照明エリア9からの主として反射光により当該照明エリア9の照度を間接的に検出し、照明制御装置5に送出するように構成されている。人体検出センサ14は、照明エリア9に近づく人体を検出して照明制御装置5を介して蛍光ランプ7を点灯させるものである。
【0037】
受信素子15は、例えばCdSにより形成され、送信装置としてのリモコン装置19から送信される照明エリアの照度や各種制御信号などを受信して照明制御装置5に送出するように構成されている。そして、送信用LED16は、照明制御装置5から送出された返信信号などをリモコン装置19に向けて送信するものである。表示用LED17は、照明制御装置5や照度センサ13など、照度センサ装置3が正常に動作しているときに点灯するものである。
【0038】
このように、照度センサ装置3は、照明器具2が照明する照明エリア9の照度を主として照明エリア9からの反射光により検出する照度センサ13を具備している。
【0039】
照度測定装置4は、図4に示すように、周知の照度計であり、光センサ部としての受光器20が照明器具2側を向くようにして照明エリア9内の机上面などの被照射面に配設される。受光部20には、本実施形態では照明器具2からの照射光が直接的に入射され、壁面等からの反射光の入射は極小とする。したがって、照度測定装置4は、照明エリア9の実照度を測定するものであり、主として照明器具2からの直接光により照明エリア9の照度を検出する。
【0040】
照度測定装置4およびリモコン装置19には、それぞれ外部端子(図示しない。)が設けられており、この外部端子に着脱可能に伝送線21が接続されている。そして、照度測定装置4は、照明エリア9の照度(実照度)を検出すると、この実照度を表示部22に表示させるとともに、伝送線21を介してリモコン装置19に伝送するように構成されている。ここで、リモコン装置19への伝送は、自動的に、あるいは表面上に設けられた操作ボタン(図示しない。)の押操作によることができる。
【0041】
そして、照度測定装置4は、照明エリア9内に配置されている机や作業台などの移動等により、照度センサ装置3が検出する照明エリア9からの反射光が変化したときに照明エリア9内に配設することができる。
【0042】
リモコン装置19は、送信部23、表示部24および操作入力部25を有して構成されている。そして、照度測定装置4から伝送された照明エリア9の実照度は、表示部24に表示されるとともに、操作入力部25の送信ボタン(図示しない。)を押操作することにより、送信部23から照度センサ装置3の受信素子15に向かって送信される。
【0043】
また、リモコン装置19は、蛍光ランプ7を点消灯させるオンオフ制御信号や調光させる調光制御信号、目標照度を設定または解除する設定信号または解除信号などの制御信号およびアドレス信号などを送信するとともに、点灯装置8の調光下限値や蛍光ランプ7の調光率の状況、目標照度の設定の有無など、照明制御装置5からの返信信号を受信するように構成されている。
【0044】
照明制御装置5は、図3に示すように、第1の照度入力部26、第2の照度入力部を構成するワイヤレス受信部27、ワイヤレス送信部28、人体検出部29、記憶部30、伝送部31、電源部32および制御部33を有して構成されている。
【0045】
第1の照度入力部26は、照度センサ装置3の照度センサ13に電気接続され、照度センサ13の出力電圧を入力して制御部33に送出するように構成されている。ここで、照度センサ13の出力電圧は、照明器具2が照明する照明エリア9の照度と相関している。すなわち、第1の照度入力部26には、照度センサ装置3の照度センサ13が検出した照明エリア9の照度が入力される。
【0046】
ワイヤレス受信部(第2の照度入力部)27は、受信素子15に接続され、リモコン装置19から送信された照度測定装置4が検出した照明エリア9の照度を入力して制御部33に送出するように構成されている。また、リモコン装置19から送信されたオンオフ制御信号や調光制御信号などの照明制御信号、目標照度の設定信号や解除信号などの外部信号およびアドレス信号などが入力されて制御部33に送出される。
【0047】
ワイヤレス送信部28は、送信用LED16に接続され、制御部33から送出された返信信号を送信用LED16からリモコン装置19に向かって送信させるように構成されている。
【0048】
人体検出部29は、人体検出センサ14に接続され、人体検出センサ14が検出した人体の検出信号を制御部33に送出するように構成されている。制御部33は、人体検出部23から人体の検出信号が入力されると、蛍光ランプ7を点灯させる照明制御信号を伝送部31から伝送線34を介して照明器具2に伝送させる。
【0049】
記憶部30は、照明エリア9の目標照度や点灯装置8の調光下限値などの諸データが記憶される。目標照度は、例えばリモコン装置19から設定される。
【0050】
伝送部31は、リモコン装置19から送信されワイヤレス受信部27に入力された照明制御信号などの他、制御部33により演算生成された調光制御信号を照明器具2に伝送線34を介して伝送するように構成されている。
【0051】
電源部32は、商用交流電源Vsに接続され、交流電圧を直流電圧に変換すると共に、所定の電圧値に調整して、制御部33やその他の回路部に駆動電源を供給するように構成されている。
【0052】
制御部33は、CPUおよびプログラムが格納されたROMなどを具備している。そして、制御部33は、第1の照度入力部26から照度センサ装置3が検出した照明エリア9の照度(L1)を入力し、ワイヤレス受信部(第2の照度入力部)27から照度測定装置4が検出した照明エリアの照度(L2)を入力する。そして、照明エリア9の照度(L1)に変換定数K1を乗じた照度値または照明エリア9の照度(L2)に変換定数K2を乗じた照度値が記憶部30に記憶されている目標照度L0に略一致するように照明器具2の調光制御信号を演算生成して、伝送部31から照明器具2の点灯装置8に伝送させる。そして、照明エリア9の照度(L1)および照明エリア9の照度(L2)が同時に入力している時は、照明エリア9の照度(L1)よりも照明エリア9の照度(L2)を優先して目標照度L0に略一致させるように制御する。
【0053】
照度センサ装置3が検出する照明エリア9の照度(L1)および目標照度L0との関係式は、L1*K1=L0であるので、制御部33は、照度センサ装置3が検出する照明エリア9の照度(L1)が照度値L1a=L0/K1となるように照明器具2の調光制御信号を演算生成し、照明器具2の光出力を変化させる。すなわち、照明エリア9が目標照度L0で照明されているとき、照度センサ装置3が検出する照明エリア9の照度値は、上記L1a(L0/K1)に予め設定されている。
【0054】
同じく、照度測定装置4が検出する照明エリア9の照度(L2)および目標照度L0との関係式は、L2*K2=L0であるので、制御部33は、照度測定装置4が検出する照明エリア9の照度(L2)が照度値L2a=L0/K2となるように制御する。すなわち、照明エリア9が目標照度L0で照明されているとき、照度測定装置4が検出する照明エリア9の照度値は、上記照度値L2a(L0/K2)に予め設定されている。
【0055】
照明エリア9が目標照度L0で照明されているときに、照明エリア9内に配置されている机や作業台などが移動するなどして照明エリア9内の環境や雰囲気が変化すると、照明エリア9から照度センサ装置3の照度センサ13に向かう反射光が変化する。この反射光が変化すると、照度センサ装置3が検出する照明エリア9の照度(L1)が変化し、その照度値は、照度値L1a(L0/K1)より増減する。制御部33は、照明エリア9の照度(L1)の照度値が照度値L1a(L0/K1)に略一致するように、照明器具2の光出力を増減させる。この結果、照明エリア9は、目標照度L0で照明されなくなる。
【0056】
照明エリア9内の環境や雰囲気が変化して、照明エリア9からの反射光が変化したときに、照明エリア9内に照度測定装置4が配設される。そして、制御部33は、照度センサ装置3が検出した照明エリア9の照度(L1)よりも優先して、照度測定装置4が検出する照明エリア9の照度(L2)の照度値が予め設定されている照度値L2a(L0/K2)に略一致するように制御し、照明エリア9を目標照度L0で照明させる。
【0057】
上記優先時において、照度センサ装置3が検出した照明エリア9の照度(L1)の照度値は、照度値L1a(L0/K1)から増減した照度値L1bに変化している。ここで、制御部33は、照度値L1bを目標照度L0に略一致させるように変換定数K1を校正する。すなわち、照度センサ装置3が検出する照明エリア9の照度(L1)および目標照度L0との関係式L1*K1=L0において、変換定数K1を変換定数K1a=L0/L1bに変更する。そして、制御部33は、照度センサ装置3が検出する照明エリア9の照度(L1)が照度値L1b=L0/K1aとなるように照明器具2の調光制御信号を演算生成し、照明器具2の光出力を変化させる。すなわち、照明エリア9が目標照度L0で照明されるとき、照度センサ装置3が検出する照明エリア9の照度値を照度値L1b(L0/K1a)に変更するものである。これにより、照明エリア9からの反射光が変化した後、照度センサ装置3が検出した照明エリア9の照度(L1)に応じて、照明エリア9は目標照度L0で一定に照明される。
【0058】
なお、照明制御装置5は、図2に示すように、照度センサ装置3と一体的である必要はなく、別体であってもよい。
【0059】
以下、照明制御装置5の動作について、図5に示すフロー図にしたがい説明する。
【0060】
壁スイッチ等がオン(電源ON)されると、電源部32に商用交流電源Vsより交流電圧が供給され、照明制御装置5が動作する(ステップS1)。すると、制御部33は、記憶部30に記憶されている目標照度L0および消灯前あるいは予め設定された蛍光ランプ7の調光率を読み出し(ステップS2)、当該調光率で蛍光ランプ7を点灯させる(ステップS3)。これにより、照明エリア9は照明される。
【0061】
制御部33は、第1の照度入力部26から照度センサ装置3が検出した照明エリア9の照度(L1)を入力し(ステップS4)、この照度(L1)に変換定数K1を乗じた照度値を算出して目標照度L0に略一致しているか否かを判断する(ステップS5)。そして、当該照度値が目標照度L0に略一致していないと、照明器具2の調光制御信号を演算生成して、伝送部31から照明器具2に伝送して蛍光ランプ7の調光率を変化させる(ステップS6)。そして、ステップS3に戻り、照度センサ装置3が検出した照明エリア9の照度(L1)の照度値が照度値L1aとなるまで繰り返される。
【0062】
照度センサ装置3が検出した照明エリア9の照度(L1)の照度値が照度値L1a(L0/K1)であると、この照度値L1aに変換定数K1を乗じた照度値は、目標照度L0に略一致しているので、制御部33は、ワイヤレス受信部(第2の照度入力部)27から照度測定装置4が検出した照明エリア9の照度(L2)が入力されているか否かを判断する(ステップS7)。そして、ワイヤレス受信部27から照明エリア9の照度(L2)が入力されていないと、ステップS3に戻り、以降、ステップS3〜ステップS7による制御を行う。すなわち、照明エリア9からの反射光の変化がなく、照明エリア9は、照度センサ装置3が検出した照明エリア9の照度(L1)に応じて目標照度L0に一定制御される。
【0063】
そして、制御部33は、ワイヤレス受信部27に照度測定装置4が検出した照明エリア9の照度(L2)が入力されていると、第1の照度入力部26よりも優先して、ワイヤレス受信部27から照明エリア9の照度(L2)を入力する(ステップS8)。
【0064】
そして、照明エリア9の照度(L2)に変換定数K2を乗じた照度値を算出して目標照度L0に略一致しているか否かを判断する(ステップS9)。そして、当該照度値が目標照度L0に略一致していないと、蛍光ランプ7の調光率を変化させ(ステップS10)、この調光率により蛍光ランプ7を点灯させる(ステップS11)。そして、ステップS8に戻り、照度測定装置4が検出した照明エリア9の照度(L2)の照度値が照度値L2a(L0/K2)となるまで繰り返される。これにより、照明エリア9は、目標照度L0で照明される。
【0065】
照明エリア9が目標照度L0で照明されると、制御部33は、第1の照度入力部26から照度センサ装置3が検出している照明エリア9の照度(L1)を入力する(ステップS12)。そして、照明エリア9の照度(L1)の照度値L1bに基づいて、変換定数K1aを算出し、変換定数K1を変換定数K1aに上書きして記憶部30に記憶させる(ステップS13)。すなわち、変換定数K1が変換定数K1aに校正される。そして、ステップS3に戻る。これにより、照明エリア9からの反射光が変化した後において、照度センサ装置3が検出した照明エリア9の照度(L1)に応じて、照明エリア9は目標照度L0で一定に照明される。
【0066】
上述したように、照明制御システム1は、照明エリア9からの反射光が変化した後、照明エリア9の実照度が目標照度L0に制御されて、このときに照度センサ装置3が検出した照明エリア9の照度(L1)を目標照度L0に略一致させるように変換定数K1が変換定数K1aに校正(変更)されるので、以後、照度センサ装置3が検出した照明エリア9の照度(L1)に応じて、照明エリア9の実照度は、精度よく目標照度L0に制御される。
【0067】
次に、本発明の第2の実施形態について述べる。
【0068】
図6は、本発明の第2の実施形態を示す照明制御装置の動作を示すフロー図である。なお、図1〜図5と同一部分には同一符号を付して説明は省略する。
【0069】
図6に示す動作の照明制御装置は、図3に示す照明制御装置5と同様な構成であり、制御部33による制御方法が以下のとおり異なるものである。
【0070】
照明エリア9が目標照度L0で照明されているとき、照度センサ装置3が検出する照明エリア9の照度(L1)の照度値は、照度値L1a(L0/K1)である。また、照度測定装置4が検出する照明エリア9の照度(L2)の照度値は、照度値L2a(L0/K2)である。
【0071】
そして、照明エリア9の反射光が変化し、照度センサ装置3の照度センサ13に入射する反射光が変化すると、照度センサ装置3が検出する照明エリア9の照度(L1)が変化するが、制御部33は、照明エリア9の照度(L1)の照度値が照度値L1a(L0/K1)となるように、照明器具2の光出力を変化させる。この結果、照明エリア9の実照度は、目標照度L0でなくなる。すなわち、実質的に、目標照度L0が目標照度L3に変化している。このとき、照度測定装置4が検出する照明エリア9の照度(L2)の照度値は、照度値L2b(L3/K2)である。
【0072】
目標照度L0から目標照度L3に変化しているときに、照度測定装置4が検出する照明エリア9の照度(L2)の照度値は、照度値L2a(L0/K2)から照度値L2b(L3/K2)に変化している。ここで、関係式L3=L0*L2b/L2aが成立するので、照明エリア9の目標照度を上記関係式の目標照度L3に設定することにより、照明エリア9からの反射光の変化を補正することができる。すなわち、実質的に、照明エリア9からの反射光が変化する前の目標照度L0で照明エリア9が照明される。このために、制御部33は、照明エリア9からの反射光が変化する前後の照度測定装置4が検出した照明エリア9の照度比(L2b/L2a)を算出して、この照度比を目標照度L0に乗算して新しい目標照度L3を設定する。すなわち、目標照度L0の変更が行われ、変更された目標照度L3は、照度値L2bとともに記憶部30に上書きされて記憶される。
【0073】
以下、照明制御装置の動作について、図6に示すフロー図にしたがい説明する。
【0074】
ステップS1〜ステップS8までは、図5において説明したとおりである。ステップS14において、照明エリア9の照度(L2)に変換定数K2を乗じた照度値が目標照度L0に略一致していると、照明エリア9からの反射光が変化していない場合や当該反射光による影響が小さい場合であり、ステップS3に戻り、照明エリア9は、照度センサ装置3が検出した照明エリア9の照度(L1)に応じて目標照度L0に一定制御される。
【0075】
そして、当該照度値が目標照度L0に略一致していないと、制御部33は、目標照度L0が設定されたときの照度測定装置4が検出した照明エリア9の照度(L2)の照度値L2aを記憶部30から読み出す(ステップS15)。そして、現時点の照度測定装置4が検出した照明エリア9の照度(L2)の照度値L2bとの照度比(L2b/L2a)を算出して(ステップS16)、この照度比(L2b/L2a)を目標照度L0に乗算して新しい目標照度L3に変更させる(ステップS17)。そして、新しい目標照度L3および現時点の照度測定装置4が検出した照明エリア9の照度(L2)の照度値L2bを記憶部30に記憶させて(ステップS18)、ステップS3に戻り、以後、照度センサ装置3が検出した照明エリア9の照度(L1)に応じて、照明エリア9は目標照度L3で一定に照明される。このとき、照明エリア9の実照度は、照明エリア9からの反射光が変化する前の照度になっている。
【0076】
上述したように、照明エリア9からの反射光が変化した前後における照明測定装置4が検出した照明エリア9の照度比(L2b/L2a)が算出され、この照度比(L2b/L2a)に応じて目標照度L0が変更され、以後、変更した目標照度L3に対して照度センサ装置3が検出した照明エリア9の照度(L1)を略一致させるように制御させるので、照明エリア9からの反射光の変化後においても、照明エリア9は、当初設定した目標照度L0に相当する照度で一定制御される。
【0077】
なお、照度測定装置4に照明エリア9からの反射光が変化する前であって、目標照度L0が設定されたときの照明エリア9の実照度を記憶させ、当該実照度を、目標照度L0の変更時に検出している照明エリア9の照度(L2)とともにリモコン装置19から照度センサ装置3に送信し、制御部33で前記照度比を算出させることもできる。また、前記照度比を照度測定装置4において演算し、演算した照度比を送信することも可能である。しかしながら、これらの場合、複数の照明器具2に対するアドレスを付加するので、照明エリア9の実照度を記憶させる操作が煩雑であるとともに、前記実照度を記憶させた照度測定装置4の紛失等を防止するための管理を要するという欠点を有する。
【0078】
また、前記照度比は、照明エリア9からの反射光が変化する前後の照度センサ装置3が検出する照度(L1)の照度比(L1a/L1b)によって算出可能である。しかしながら、照度センサ装置3が検出する照明エリア9の照度(L1)は、不安定で精度が低いので、算出した照度比の信頼性に欠けるという欠点を有する。
【0079】
次に、本発明の第3の実施形態について述べる。
【0080】
図7は、本発明の第3の実施形態を示す照度測定装置の概略正面図である。なお、図4と同一部分には同一符号を付して説明は省略する。
【0081】
図7に示す照度測定装置35は、リモコン装置19に内蔵されて一体化され、かつ照明エリア9の照度を検出する光センサ部36が当該照度の検出方向とワイヤレス信号の送信方向が略一致するように表面に臨んで配設されている。
【0082】
照明エリア9の環境や雰囲気の変化により、照度測定装置4を机上面や作業面などの被照射面に配置するのみで、照明エリア9の実照度が検出されて照度センサ装置3に送信される。したがって、照明エリア9の実照度の読み取りや送信の手操作が軽減可能であるので、取り扱いやすいとともに、省力化が図れる。
【0083】
なお、第1〜第3の実施形態において、送信装置としてリモコン装置19を用いて説明したが、有線で照明制御装置5の外部入力部(図示しない。)に接続される外部設定器であってもよい。外部設定器においても、リモコン装置19と同様な作用、効果が得られる。
【0084】
【発明の効果】請求項1の発明によれば、照明エリアの照度が目標照度に制御された後に、照度センサ装置が検出した照明エリアの照度を目標照度に略一致させるように変換定数が校正されるので、以後、照度センサ装置が検出した照明エリアの照度に応じて、照明エリアを精度よく目標照度に制御することができる。
【0085】
請求項2の発明によれば、照明エリアからの反射光が変化した前後における照明測定装置が検出した照明エリアの照度の照度比が算出され、この照度比に応じて目標照度が変更され、以後、変更した目標照度に対して照度センサ装置が検出した照明エリアの照度を略一致させるように制御させるので、照明エリアの照度を当初設定した目標照度に精度よく一定制御することができる。
【0086】
請求項3の発明によれば、照度測定装置は、送信装置に一体的に形成されているので、取り扱いやすく、照度測定装置が検出した照明エリアの照度を直ちに照度センサ装置に送信することができる。
【0087】
請求項4の発明によれば、照度測定装置は、リモコン装置に内蔵され、かつ照度を検出する光センサ部が照度の検出方向とワイヤレス信号の送信方向が略一致するように配設されているので、机上面や作業面などの被照射面に照度測定装置を配置することにより、照明エリアの照度が検出されて照度センサ装置に送信することができる。
【0088】
請求項5の発明によれば、照度測定装置および送信装置が伝送線を介して接続されると、照度測定装置で検出した照明エリアの照度は、伝送線を介して送信装置に伝送され、送信装置から照度センサ装置に送信されるので、照明エリアの照度の読み取りや送信の手操作を軽減することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施形態を示す照明制御システムの構成図。
【図2】同じく、照度センサ装置の斜視図。
【図3】同じく、照明制御装置のブロック構成図。
【図4】同じく、照度測定装置の概略正面図。
【図5】同じく、照明制御装置の動作を示すフロー図。
【図6】本発明の第2の実施形態を示す照明制御装置の動作を示すフロー図。
【図7】本発明の第3の実施形態を示す照度測定装置の概略正面図。
【図8】特許文献1の照明制御システムの要部を示す構成図。
【符号の説明】
1…照明制御システム、2…照明器具、3…照度センサ装置、4,35…照明測定装置、5…照明制御装置
【発明の属する技術分野】本発明は、照明エリアの照度を目標照度に制御する照明制御システムに関する。
【0002】
【従来の技術】照度センサを用いて机上面や床面などの被照射面の照度を一定に制御することが行われている。従来、照度センサは、物理上の問題から天井面などの造営物に配設され、床面や壁面などの反射光を検出し、当該反射光を被照射面の照度に相関させている。ここで、床面に設置している机などの設置物の位置が変更されると、照度センサに入力される反射光が変化して被照射面の照度が変化されるので、一般的に、被照射面の照度の補正が行われている。
【0003】
そして、上記照度の補正を一人で効率的に行える照明制御システムが提供されている(例えば、特許文献1参照。)。この照明制御装置50は、図8に示すように、調光制御装置51と、照明エリアの照度を測定し、その測定照度を調光制御装置51に送出する照度センサ52と、調光制御装置51から調光レベル信号を受けて、照明器具53の照度を設定する調光端末器54とを多重伝送線Lを介して接続することで構成している。また、照度センサ52は、ワイヤレス設定器55との間でワイヤレス通信できる構成となっている。
【0004】
そして、照明エリアの実照度は、作業者により照度計で測定され、ワイヤレス設定器55から照度センサ52にワイヤレス送信される。調光制御装置51は、ワイヤレス設定器55からの実照度と、照度センサ52による測定照度とを所定の演算式に基づいて演算処理して、所定の補正比を算出し、測定照度にこの補正比を乗算した数値を照明エリアの照度と認識するものである。これにより、作業者は、一人でワイヤレス設定器55を操作するだけで、調光制御装置51に対して照度補正をさせることができる。
【0005】
【特許文献1】特開2002−75664号公報(第3頁、第1図)
【0006】
【発明が解決しようとする課題】特許文献1によると、照度センサ52による測定照度に補正比を乗算した数値が照明エリアの照度となるので、当該数値を目標照度に一致させるように調光レベル信号を演算生成することにより、照明エリアを目標照度に制御可能である。しかしながら、補正比は、照明エリアの任意の照度において算出されており、目標照度で算出することに言及していない。
【0007】
照明エリアの照度の変動に対して、照度センサ52に入射される反射光が比例的に変動せず、照度センサ52による測定照度の誤差が大きくなりやすい。したがって、目標照度における照明エリアの実照度および照度センサ52による測定照度が求められないと、目標照度での補正比の信頼性が低くなるという欠点がある。
【0008】
また、特許文献1は、照明エリアの実照度を照度計で読み取り、ワイヤレス設定器55に手入力してワイヤレス送信するので、実照度に誤差が発生するおそれや読み取りおよび手操作に手間を要するという欠点を有する。
【0009】
本発明は、照明エリアを精度よく目標照度に一定制御する照明制御システムを提供することを目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】請求項1に記載の照明制御システムの発明は、調光可能な照明負荷を配設している照明器具と;照明器具が照明する照明エリアの照度を主として照明エリアからの反射光により検出する照度センサ装置と;照度センサ装置が検出する照明エリアからの反射光が変化したときに、主として照明器具からの直接光により照明エリアの照度を検出する照度測定装置と;照度センサ装置から照明エリアの照度を入力する第1の照度入力部と、照度測定装置が検出した照明エリアの照度を入力する第2の照度入力部と、照明エリアの目標照度を記憶している記憶部と、第1および第2の照度入力部からそれぞれの照明エリアの照度を入力し、当該照度が記憶部に記憶されている目標照度に略一致するように照明器具の調光制御信号を演算生成するとともに、第1の照度入力部よりも第2の照度入力部から入力される照明エリアの照度を優先して目標照度に略一致させ、この優先時に第1の照度入力部から入力される照明エリアの照度を目標照度に略一致させるように変換定数を校正する制御部と、制御部により演算生成された調光制御信号を照明器具に伝送する伝送部を有する照明制御装置と;を具備していることを特徴とする。
【0011】
本発明および以下の各発明において、特に言及しない限り、各構成は以下による。
【0012】
照度センサ装置は、少なくとも照度センサを具備していればよい。
【0013】
照度測定装置は、照明エリアの実際の照度を直接的に検出するものであればよく、周知の照度計を包含する。そして、例えば、作業を行う机上面や作業面あるいはその近くに配設される。
【0014】
照明エリアは、目標照度L0となるように一定制御されており、例えば照度センサ装置により検出された照明エリアの照度(L1)に変換定数K1が乗算された照度値が目標照度L0に制御される。また、照度測定装置により検出された照明エリアの照度(L2)に変換定数K2が乗算された照度値が目標照度L0に制御される。目標照度L0、変換定数K1および変換定数K2は、それぞれ一定であるので、目標照度L0に対して照明エリアの照度(L1),(L2)の照度値がそれぞれ決定される。
【0015】
照明エリア内に設置された机や作業台等の移動などにより照明エリア内の雰囲気や環境が変化すると、照明エリアの実際の照度は略一定あるいは小さな変化であるのに対し、照度センサ装置が検出する照明エリアの照度(L1)は変化することがある。すなわち、照明エリアからの反射光が変化することがある。
【0016】
照度センサ装置が検出する照明エリアの照度(L1)が変化すると、照明エリアの実際の照度(実照度)が変化していなくても、照明制御装置の制御部は、照明エリアの照度(L1)に変換定数K1が乗算された照度値が目標照度L0となるように照明器具の調光制御信号を変化させる。この結果、照明器具からの光出力が変化する。すなわち、制御部は、照明エリアからの反射光が増加して照度センサ装置が検出する照明エリアの照度(L1)が大きくなると、照明エリアからの反射光を減少させるために照明器具からの光出力を減少させ、逆に、照明エリアからの反射光が減少して照度センサ装置が検出する照明エリアの照度(L1)が小さくなると、照明エリアからの反射光を増加させるために照明器具からの光出力を増加させる。これにより、照明エリアは、実際の目標照度L0で照明されなくなる。したがって、変換定数K1の校正を行う。
【0017】
変換定数K1の校正は、照明エリアからの反射光が変化する前の状態であり、照明エリアが実際の目標照度L0で照明されているときに行う。すなわち、制御部は、照度測定装置が検出した照明エリアの照度(L2)に応じて照明エリア内の照度値が目標照度L0となるように一定制御する。このとき、照度センサ装置が検出する照明エリアの照度(L1)が変化している。この変化した照明エリアの照度(L1)に乗算したときの照度値が目標照度L0となるように、変換定数K1の校正値を算出する。これにより、目標照度L0に対する照明エリアの照度(L1)の照度値および変換定数(K1)が新しく設定され、制御部は、照度センサ装置が検出する照明エリアの照度(L1)に応じて照明エリアの照度を目標照度L0に一定制御する。
【0018】
「略一致」とは、厳密な一致に捕われなくするために用いたものであり、一致を包含するものである。また、「照明エリアの照度を目標照度に略一致させる」とは、照明エリアの照度に変換定数が乗じられた値を目標照度に略一致させることを意味する。
【0019】
本発明によれば、照明エリアの照度が目標照度に制御された後に、照度センサ装置が検出した照明エリアの照度を目標照度に略一致させるように変換定数が校正されるので、以後、照度センサ装置が検出した照明エリアの照度に応じて、照明エリアは精度よく目標照度に一定制御される。
【0020】
請求項2に記載の照明制御システムの発明は、調光可能な照明負荷を配設している照明器具と;照明器具が照明する照明エリアの照度を主として照明エリアからの反射光により検出する照度センサ装置と;照度センサ装置が検出する照明エリアからの反射光が変化したときに、主として照明器具からの直接光により照明エリアの照度を検出する照度測定装置と;照度センサ装置から照明エリアの照度を入力する第1の照度入力部と、照度測定装置が検出した照明エリアの照度を入力する第2の照度入力部と、照明エリアの目標照度およびこの目標照度が設定されたときの第2の照度入力部に入力された照明エリアの照度を記憶している記憶部と、第1および第2の照度入力部からそれぞれの照明エリアの照度を入力し、第1の照度入力部から入力された照度が記憶部に記憶されている目標照度に略一致するように照明器具の調光制御信号を演算生成するとともに、記憶部から目標照度が設定されたときの第2の照度入力部に入力された照明エリアの照度を読み出して前記反射光が変化したときの第2の照度入力部に入力された照明エリアの照度との照度比を算出し、この照度比に応じて目標照度を変更させ、この変更した目標照度を前記反射光が変化したときの第2の照度入力部に入力された照明エリアの照度とともに記憶部に記憶させる制御部と、制御部により演算生成された調光制御信号を照明器具に伝送する伝送部を有する照明制御装置と;を具備していることを特徴とする。
【0021】
照明エリアからの反射光が変化すると、照度センサ装置が検出する照明エリアの照度(L1)が増減するので、制御部は、当該照明エリアの照度(L1)を目標照度L0に略一致させるために、照明器具の光出力を減光または増光させる。この結果、照明エリアは、実際の目標照度L0に照明されなくなる。すなわち、照明エリアからの反射光が変化する前後において、照明測定装置が検出する照明エリアの照度(L2)は変化する。ここで、照明エリアからの反射光が変化する前後の当該照明エリアの照度(L2)の照度比に応じて、目標照度を変更し、この変更した目標照度に対して照度センサ装置が検出した照明エリアの照度(L1)を略一致させると、照明エリアは、実際の目標照度L0に照明される。すなわち、照明エリアからの反射光が変化する前の当初の目標照度L0で、照明エリアを照明可能である。
【0022】
「照度比に応じて目標照度を変更させる」とは、照度比が照明エリアからの反射光が変化する前の照明測定装置が検出した照明エリアの照度(L2)を反射光が変化した後の照明エリアの照度(L2)で除算して算出したときは、反射光が変化する前の目標照度L0に照度比が除算して新しい目標照度が算出され、照度比が反射光の変化後の照明エリアの照度(L2)を反射光の変化前の照明エリアの照度(L2)で除算して算出したときは、反射光が変化する前の目標照度L0に照度比が乗算して新しい目標照度が算出されることを意味する。
【0023】
本発明によれば、照明エリアからの反射光が変化した前後における照明測定装置が検出した照明エリアの照度の照度比が算出され、この照度比に応じて目標照度が変更され、以後、変更した目標照度に対して照度センサ装置が検出した照明エリアの照度を略一致させるように制御させるので、照明エリアの照度は、当初設定した目標照度に精度よく一定制御される。
【0024】
請求項3に記載の照明制御システムの発明は、請求項1または2記載の照明制御装置において、照度測定装置は、第2の照度入力部に照明エリアの照度を送信する送信装置に一体的に形成されていることを特徴とする。
【0025】
本発明によれば、照度測定装置は、送信装置に一体的に形成されているので、取り扱いやすいとともに、照度測定装置が検出した照明エリアの照度を直ちに照度センサ装置に送信しやすい。
【0026】
請求項4に記載の照明制御システムの発明は、請求項3記載の照明制御システムにおいて、送信装置は、第2の照度入力部に照明エリアの照度をワイヤレス信号により送信するリモコン装置であり、照度測定装置は、当該リモコン装置に内蔵され、かつ照度を検出する光センサ部が照度の検出方向とワイヤレス信号の送信方向が略一致するように配設されていることを特徴とする。
【0027】
本発明によれば、照度測定装置は、リモコン装置に内蔵され、かつ照度を検出する光センサ部が照度の検出方向とワイヤレス信号の送信方向が略一致するように配設されているので、机上面や作業面などの被照射面に照度測定装置を配置することにより、照明エリアの照度が検出されて照度センサ装置に送信される。したがって、照明エリアの照度の読み取りや送信の手間が軽減される。
【0028】
請求項5に記載の照明制御システムの発明は、請求項1または2記載の照明制御装置において、照度測定装置は、第2の照度入力部に照明エリアの照度を送信する送信装置に伝送線を介して接続可能であり、当該伝送線を介して照明エリアの照度を送信装置に送出することを特徴とする。
【0029】
本発明によれば、照度測定装置および送信装置が伝送線を介して接続されると、照度測定装置で検出した照明エリアの照度は、伝送線を介して送信装置に伝送され、送信装置から照度センサ装置に送信される。したがって、照明エリアの照度の送信の手間が軽減される。
【0030】
【発明の実施の形態】以下、本発明の一実施の形態について、図面を参照して説明する。まず、本発明の第1の実施形態について説明する。
【0031】
図1〜図5は、本発明の第1の実施形態を示し、図1は照明制御システムの構成図、図2は照度センサ装置の斜視図、図3は照明制御装置のブロック構成図、図4は照度測定装置の概略正面図、図5は照明制御装置の動作を示すフロー図である。
【0032】
照明制御システム1は、図1に示すように、照明器具2、照度センサ装置3、照度測定装置4および照明制御装置5を有して構成されている。照明制御装置5は、照度センサ装置3に一体化されている。そして、照明器具2および照度センサ装置3は、天井面6に配設されている。
【0033】
照明器具3は、天井面6に直付けされ、調光可能な照明負荷としての蛍光ランプ7を配設しているとともに、内部に蛍光ランプ7を調光点灯させる点灯装置8を配設している。そして、通常、複数の照明器具2が天井面6に配設されており、複数の照明器具2による照明により所定の照明エリア9が形成されている。
【0034】
点灯装置8は、高周波点灯装置であり、照明制御装置5から伝送される調光制御信号例えばPWM調光信号に応じて蛍光ランプ7を調光点灯させる。すなわち、蛍光ランプ7は、照明制御装置5により光出力が制御される。この光出力に応じて照明エリア9の照度は変化する。
【0035】
照度センサ装置3は、図2に示すように、センサ装置本体10、カバー11および取付ばね12,12等を有して形成されている。そして、カバー11は、外表面11aに露出するようにして、照度センサ13、人体検出センサ14、受信素子15、送信用LED16および表示用LED17などが配設されている。また、センサ装置本体10は、内部に照明制御装置5(図示しない。)を収納し、側面10aに端子群18を配設している。端子群18は、照明制御装置5と照明器具2の点灯装置8を接続する出力端子などにより形成されている。
【0036】
照度センサ13は、照明器具2が照明する照明エリア9からの主として反射光により当該照明エリア9の照度を間接的に検出し、照明制御装置5に送出するように構成されている。人体検出センサ14は、照明エリア9に近づく人体を検出して照明制御装置5を介して蛍光ランプ7を点灯させるものである。
【0037】
受信素子15は、例えばCdSにより形成され、送信装置としてのリモコン装置19から送信される照明エリアの照度や各種制御信号などを受信して照明制御装置5に送出するように構成されている。そして、送信用LED16は、照明制御装置5から送出された返信信号などをリモコン装置19に向けて送信するものである。表示用LED17は、照明制御装置5や照度センサ13など、照度センサ装置3が正常に動作しているときに点灯するものである。
【0038】
このように、照度センサ装置3は、照明器具2が照明する照明エリア9の照度を主として照明エリア9からの反射光により検出する照度センサ13を具備している。
【0039】
照度測定装置4は、図4に示すように、周知の照度計であり、光センサ部としての受光器20が照明器具2側を向くようにして照明エリア9内の机上面などの被照射面に配設される。受光部20には、本実施形態では照明器具2からの照射光が直接的に入射され、壁面等からの反射光の入射は極小とする。したがって、照度測定装置4は、照明エリア9の実照度を測定するものであり、主として照明器具2からの直接光により照明エリア9の照度を検出する。
【0040】
照度測定装置4およびリモコン装置19には、それぞれ外部端子(図示しない。)が設けられており、この外部端子に着脱可能に伝送線21が接続されている。そして、照度測定装置4は、照明エリア9の照度(実照度)を検出すると、この実照度を表示部22に表示させるとともに、伝送線21を介してリモコン装置19に伝送するように構成されている。ここで、リモコン装置19への伝送は、自動的に、あるいは表面上に設けられた操作ボタン(図示しない。)の押操作によることができる。
【0041】
そして、照度測定装置4は、照明エリア9内に配置されている机や作業台などの移動等により、照度センサ装置3が検出する照明エリア9からの反射光が変化したときに照明エリア9内に配設することができる。
【0042】
リモコン装置19は、送信部23、表示部24および操作入力部25を有して構成されている。そして、照度測定装置4から伝送された照明エリア9の実照度は、表示部24に表示されるとともに、操作入力部25の送信ボタン(図示しない。)を押操作することにより、送信部23から照度センサ装置3の受信素子15に向かって送信される。
【0043】
また、リモコン装置19は、蛍光ランプ7を点消灯させるオンオフ制御信号や調光させる調光制御信号、目標照度を設定または解除する設定信号または解除信号などの制御信号およびアドレス信号などを送信するとともに、点灯装置8の調光下限値や蛍光ランプ7の調光率の状況、目標照度の設定の有無など、照明制御装置5からの返信信号を受信するように構成されている。
【0044】
照明制御装置5は、図3に示すように、第1の照度入力部26、第2の照度入力部を構成するワイヤレス受信部27、ワイヤレス送信部28、人体検出部29、記憶部30、伝送部31、電源部32および制御部33を有して構成されている。
【0045】
第1の照度入力部26は、照度センサ装置3の照度センサ13に電気接続され、照度センサ13の出力電圧を入力して制御部33に送出するように構成されている。ここで、照度センサ13の出力電圧は、照明器具2が照明する照明エリア9の照度と相関している。すなわち、第1の照度入力部26には、照度センサ装置3の照度センサ13が検出した照明エリア9の照度が入力される。
【0046】
ワイヤレス受信部(第2の照度入力部)27は、受信素子15に接続され、リモコン装置19から送信された照度測定装置4が検出した照明エリア9の照度を入力して制御部33に送出するように構成されている。また、リモコン装置19から送信されたオンオフ制御信号や調光制御信号などの照明制御信号、目標照度の設定信号や解除信号などの外部信号およびアドレス信号などが入力されて制御部33に送出される。
【0047】
ワイヤレス送信部28は、送信用LED16に接続され、制御部33から送出された返信信号を送信用LED16からリモコン装置19に向かって送信させるように構成されている。
【0048】
人体検出部29は、人体検出センサ14に接続され、人体検出センサ14が検出した人体の検出信号を制御部33に送出するように構成されている。制御部33は、人体検出部23から人体の検出信号が入力されると、蛍光ランプ7を点灯させる照明制御信号を伝送部31から伝送線34を介して照明器具2に伝送させる。
【0049】
記憶部30は、照明エリア9の目標照度や点灯装置8の調光下限値などの諸データが記憶される。目標照度は、例えばリモコン装置19から設定される。
【0050】
伝送部31は、リモコン装置19から送信されワイヤレス受信部27に入力された照明制御信号などの他、制御部33により演算生成された調光制御信号を照明器具2に伝送線34を介して伝送するように構成されている。
【0051】
電源部32は、商用交流電源Vsに接続され、交流電圧を直流電圧に変換すると共に、所定の電圧値に調整して、制御部33やその他の回路部に駆動電源を供給するように構成されている。
【0052】
制御部33は、CPUおよびプログラムが格納されたROMなどを具備している。そして、制御部33は、第1の照度入力部26から照度センサ装置3が検出した照明エリア9の照度(L1)を入力し、ワイヤレス受信部(第2の照度入力部)27から照度測定装置4が検出した照明エリアの照度(L2)を入力する。そして、照明エリア9の照度(L1)に変換定数K1を乗じた照度値または照明エリア9の照度(L2)に変換定数K2を乗じた照度値が記憶部30に記憶されている目標照度L0に略一致するように照明器具2の調光制御信号を演算生成して、伝送部31から照明器具2の点灯装置8に伝送させる。そして、照明エリア9の照度(L1)および照明エリア9の照度(L2)が同時に入力している時は、照明エリア9の照度(L1)よりも照明エリア9の照度(L2)を優先して目標照度L0に略一致させるように制御する。
【0053】
照度センサ装置3が検出する照明エリア9の照度(L1)および目標照度L0との関係式は、L1*K1=L0であるので、制御部33は、照度センサ装置3が検出する照明エリア9の照度(L1)が照度値L1a=L0/K1となるように照明器具2の調光制御信号を演算生成し、照明器具2の光出力を変化させる。すなわち、照明エリア9が目標照度L0で照明されているとき、照度センサ装置3が検出する照明エリア9の照度値は、上記L1a(L0/K1)に予め設定されている。
【0054】
同じく、照度測定装置4が検出する照明エリア9の照度(L2)および目標照度L0との関係式は、L2*K2=L0であるので、制御部33は、照度測定装置4が検出する照明エリア9の照度(L2)が照度値L2a=L0/K2となるように制御する。すなわち、照明エリア9が目標照度L0で照明されているとき、照度測定装置4が検出する照明エリア9の照度値は、上記照度値L2a(L0/K2)に予め設定されている。
【0055】
照明エリア9が目標照度L0で照明されているときに、照明エリア9内に配置されている机や作業台などが移動するなどして照明エリア9内の環境や雰囲気が変化すると、照明エリア9から照度センサ装置3の照度センサ13に向かう反射光が変化する。この反射光が変化すると、照度センサ装置3が検出する照明エリア9の照度(L1)が変化し、その照度値は、照度値L1a(L0/K1)より増減する。制御部33は、照明エリア9の照度(L1)の照度値が照度値L1a(L0/K1)に略一致するように、照明器具2の光出力を増減させる。この結果、照明エリア9は、目標照度L0で照明されなくなる。
【0056】
照明エリア9内の環境や雰囲気が変化して、照明エリア9からの反射光が変化したときに、照明エリア9内に照度測定装置4が配設される。そして、制御部33は、照度センサ装置3が検出した照明エリア9の照度(L1)よりも優先して、照度測定装置4が検出する照明エリア9の照度(L2)の照度値が予め設定されている照度値L2a(L0/K2)に略一致するように制御し、照明エリア9を目標照度L0で照明させる。
【0057】
上記優先時において、照度センサ装置3が検出した照明エリア9の照度(L1)の照度値は、照度値L1a(L0/K1)から増減した照度値L1bに変化している。ここで、制御部33は、照度値L1bを目標照度L0に略一致させるように変換定数K1を校正する。すなわち、照度センサ装置3が検出する照明エリア9の照度(L1)および目標照度L0との関係式L1*K1=L0において、変換定数K1を変換定数K1a=L0/L1bに変更する。そして、制御部33は、照度センサ装置3が検出する照明エリア9の照度(L1)が照度値L1b=L0/K1aとなるように照明器具2の調光制御信号を演算生成し、照明器具2の光出力を変化させる。すなわち、照明エリア9が目標照度L0で照明されるとき、照度センサ装置3が検出する照明エリア9の照度値を照度値L1b(L0/K1a)に変更するものである。これにより、照明エリア9からの反射光が変化した後、照度センサ装置3が検出した照明エリア9の照度(L1)に応じて、照明エリア9は目標照度L0で一定に照明される。
【0058】
なお、照明制御装置5は、図2に示すように、照度センサ装置3と一体的である必要はなく、別体であってもよい。
【0059】
以下、照明制御装置5の動作について、図5に示すフロー図にしたがい説明する。
【0060】
壁スイッチ等がオン(電源ON)されると、電源部32に商用交流電源Vsより交流電圧が供給され、照明制御装置5が動作する(ステップS1)。すると、制御部33は、記憶部30に記憶されている目標照度L0および消灯前あるいは予め設定された蛍光ランプ7の調光率を読み出し(ステップS2)、当該調光率で蛍光ランプ7を点灯させる(ステップS3)。これにより、照明エリア9は照明される。
【0061】
制御部33は、第1の照度入力部26から照度センサ装置3が検出した照明エリア9の照度(L1)を入力し(ステップS4)、この照度(L1)に変換定数K1を乗じた照度値を算出して目標照度L0に略一致しているか否かを判断する(ステップS5)。そして、当該照度値が目標照度L0に略一致していないと、照明器具2の調光制御信号を演算生成して、伝送部31から照明器具2に伝送して蛍光ランプ7の調光率を変化させる(ステップS6)。そして、ステップS3に戻り、照度センサ装置3が検出した照明エリア9の照度(L1)の照度値が照度値L1aとなるまで繰り返される。
【0062】
照度センサ装置3が検出した照明エリア9の照度(L1)の照度値が照度値L1a(L0/K1)であると、この照度値L1aに変換定数K1を乗じた照度値は、目標照度L0に略一致しているので、制御部33は、ワイヤレス受信部(第2の照度入力部)27から照度測定装置4が検出した照明エリア9の照度(L2)が入力されているか否かを判断する(ステップS7)。そして、ワイヤレス受信部27から照明エリア9の照度(L2)が入力されていないと、ステップS3に戻り、以降、ステップS3〜ステップS7による制御を行う。すなわち、照明エリア9からの反射光の変化がなく、照明エリア9は、照度センサ装置3が検出した照明エリア9の照度(L1)に応じて目標照度L0に一定制御される。
【0063】
そして、制御部33は、ワイヤレス受信部27に照度測定装置4が検出した照明エリア9の照度(L2)が入力されていると、第1の照度入力部26よりも優先して、ワイヤレス受信部27から照明エリア9の照度(L2)を入力する(ステップS8)。
【0064】
そして、照明エリア9の照度(L2)に変換定数K2を乗じた照度値を算出して目標照度L0に略一致しているか否かを判断する(ステップS9)。そして、当該照度値が目標照度L0に略一致していないと、蛍光ランプ7の調光率を変化させ(ステップS10)、この調光率により蛍光ランプ7を点灯させる(ステップS11)。そして、ステップS8に戻り、照度測定装置4が検出した照明エリア9の照度(L2)の照度値が照度値L2a(L0/K2)となるまで繰り返される。これにより、照明エリア9は、目標照度L0で照明される。
【0065】
照明エリア9が目標照度L0で照明されると、制御部33は、第1の照度入力部26から照度センサ装置3が検出している照明エリア9の照度(L1)を入力する(ステップS12)。そして、照明エリア9の照度(L1)の照度値L1bに基づいて、変換定数K1aを算出し、変換定数K1を変換定数K1aに上書きして記憶部30に記憶させる(ステップS13)。すなわち、変換定数K1が変換定数K1aに校正される。そして、ステップS3に戻る。これにより、照明エリア9からの反射光が変化した後において、照度センサ装置3が検出した照明エリア9の照度(L1)に応じて、照明エリア9は目標照度L0で一定に照明される。
【0066】
上述したように、照明制御システム1は、照明エリア9からの反射光が変化した後、照明エリア9の実照度が目標照度L0に制御されて、このときに照度センサ装置3が検出した照明エリア9の照度(L1)を目標照度L0に略一致させるように変換定数K1が変換定数K1aに校正(変更)されるので、以後、照度センサ装置3が検出した照明エリア9の照度(L1)に応じて、照明エリア9の実照度は、精度よく目標照度L0に制御される。
【0067】
次に、本発明の第2の実施形態について述べる。
【0068】
図6は、本発明の第2の実施形態を示す照明制御装置の動作を示すフロー図である。なお、図1〜図5と同一部分には同一符号を付して説明は省略する。
【0069】
図6に示す動作の照明制御装置は、図3に示す照明制御装置5と同様な構成であり、制御部33による制御方法が以下のとおり異なるものである。
【0070】
照明エリア9が目標照度L0で照明されているとき、照度センサ装置3が検出する照明エリア9の照度(L1)の照度値は、照度値L1a(L0/K1)である。また、照度測定装置4が検出する照明エリア9の照度(L2)の照度値は、照度値L2a(L0/K2)である。
【0071】
そして、照明エリア9の反射光が変化し、照度センサ装置3の照度センサ13に入射する反射光が変化すると、照度センサ装置3が検出する照明エリア9の照度(L1)が変化するが、制御部33は、照明エリア9の照度(L1)の照度値が照度値L1a(L0/K1)となるように、照明器具2の光出力を変化させる。この結果、照明エリア9の実照度は、目標照度L0でなくなる。すなわち、実質的に、目標照度L0が目標照度L3に変化している。このとき、照度測定装置4が検出する照明エリア9の照度(L2)の照度値は、照度値L2b(L3/K2)である。
【0072】
目標照度L0から目標照度L3に変化しているときに、照度測定装置4が検出する照明エリア9の照度(L2)の照度値は、照度値L2a(L0/K2)から照度値L2b(L3/K2)に変化している。ここで、関係式L3=L0*L2b/L2aが成立するので、照明エリア9の目標照度を上記関係式の目標照度L3に設定することにより、照明エリア9からの反射光の変化を補正することができる。すなわち、実質的に、照明エリア9からの反射光が変化する前の目標照度L0で照明エリア9が照明される。このために、制御部33は、照明エリア9からの反射光が変化する前後の照度測定装置4が検出した照明エリア9の照度比(L2b/L2a)を算出して、この照度比を目標照度L0に乗算して新しい目標照度L3を設定する。すなわち、目標照度L0の変更が行われ、変更された目標照度L3は、照度値L2bとともに記憶部30に上書きされて記憶される。
【0073】
以下、照明制御装置の動作について、図6に示すフロー図にしたがい説明する。
【0074】
ステップS1〜ステップS8までは、図5において説明したとおりである。ステップS14において、照明エリア9の照度(L2)に変換定数K2を乗じた照度値が目標照度L0に略一致していると、照明エリア9からの反射光が変化していない場合や当該反射光による影響が小さい場合であり、ステップS3に戻り、照明エリア9は、照度センサ装置3が検出した照明エリア9の照度(L1)に応じて目標照度L0に一定制御される。
【0075】
そして、当該照度値が目標照度L0に略一致していないと、制御部33は、目標照度L0が設定されたときの照度測定装置4が検出した照明エリア9の照度(L2)の照度値L2aを記憶部30から読み出す(ステップS15)。そして、現時点の照度測定装置4が検出した照明エリア9の照度(L2)の照度値L2bとの照度比(L2b/L2a)を算出して(ステップS16)、この照度比(L2b/L2a)を目標照度L0に乗算して新しい目標照度L3に変更させる(ステップS17)。そして、新しい目標照度L3および現時点の照度測定装置4が検出した照明エリア9の照度(L2)の照度値L2bを記憶部30に記憶させて(ステップS18)、ステップS3に戻り、以後、照度センサ装置3が検出した照明エリア9の照度(L1)に応じて、照明エリア9は目標照度L3で一定に照明される。このとき、照明エリア9の実照度は、照明エリア9からの反射光が変化する前の照度になっている。
【0076】
上述したように、照明エリア9からの反射光が変化した前後における照明測定装置4が検出した照明エリア9の照度比(L2b/L2a)が算出され、この照度比(L2b/L2a)に応じて目標照度L0が変更され、以後、変更した目標照度L3に対して照度センサ装置3が検出した照明エリア9の照度(L1)を略一致させるように制御させるので、照明エリア9からの反射光の変化後においても、照明エリア9は、当初設定した目標照度L0に相当する照度で一定制御される。
【0077】
なお、照度測定装置4に照明エリア9からの反射光が変化する前であって、目標照度L0が設定されたときの照明エリア9の実照度を記憶させ、当該実照度を、目標照度L0の変更時に検出している照明エリア9の照度(L2)とともにリモコン装置19から照度センサ装置3に送信し、制御部33で前記照度比を算出させることもできる。また、前記照度比を照度測定装置4において演算し、演算した照度比を送信することも可能である。しかしながら、これらの場合、複数の照明器具2に対するアドレスを付加するので、照明エリア9の実照度を記憶させる操作が煩雑であるとともに、前記実照度を記憶させた照度測定装置4の紛失等を防止するための管理を要するという欠点を有する。
【0078】
また、前記照度比は、照明エリア9からの反射光が変化する前後の照度センサ装置3が検出する照度(L1)の照度比(L1a/L1b)によって算出可能である。しかしながら、照度センサ装置3が検出する照明エリア9の照度(L1)は、不安定で精度が低いので、算出した照度比の信頼性に欠けるという欠点を有する。
【0079】
次に、本発明の第3の実施形態について述べる。
【0080】
図7は、本発明の第3の実施形態を示す照度測定装置の概略正面図である。なお、図4と同一部分には同一符号を付して説明は省略する。
【0081】
図7に示す照度測定装置35は、リモコン装置19に内蔵されて一体化され、かつ照明エリア9の照度を検出する光センサ部36が当該照度の検出方向とワイヤレス信号の送信方向が略一致するように表面に臨んで配設されている。
【0082】
照明エリア9の環境や雰囲気の変化により、照度測定装置4を机上面や作業面などの被照射面に配置するのみで、照明エリア9の実照度が検出されて照度センサ装置3に送信される。したがって、照明エリア9の実照度の読み取りや送信の手操作が軽減可能であるので、取り扱いやすいとともに、省力化が図れる。
【0083】
なお、第1〜第3の実施形態において、送信装置としてリモコン装置19を用いて説明したが、有線で照明制御装置5の外部入力部(図示しない。)に接続される外部設定器であってもよい。外部設定器においても、リモコン装置19と同様な作用、効果が得られる。
【0084】
【発明の効果】請求項1の発明によれば、照明エリアの照度が目標照度に制御された後に、照度センサ装置が検出した照明エリアの照度を目標照度に略一致させるように変換定数が校正されるので、以後、照度センサ装置が検出した照明エリアの照度に応じて、照明エリアを精度よく目標照度に制御することができる。
【0085】
請求項2の発明によれば、照明エリアからの反射光が変化した前後における照明測定装置が検出した照明エリアの照度の照度比が算出され、この照度比に応じて目標照度が変更され、以後、変更した目標照度に対して照度センサ装置が検出した照明エリアの照度を略一致させるように制御させるので、照明エリアの照度を当初設定した目標照度に精度よく一定制御することができる。
【0086】
請求項3の発明によれば、照度測定装置は、送信装置に一体的に形成されているので、取り扱いやすく、照度測定装置が検出した照明エリアの照度を直ちに照度センサ装置に送信することができる。
【0087】
請求項4の発明によれば、照度測定装置は、リモコン装置に内蔵され、かつ照度を検出する光センサ部が照度の検出方向とワイヤレス信号の送信方向が略一致するように配設されているので、机上面や作業面などの被照射面に照度測定装置を配置することにより、照明エリアの照度が検出されて照度センサ装置に送信することができる。
【0088】
請求項5の発明によれば、照度測定装置および送信装置が伝送線を介して接続されると、照度測定装置で検出した照明エリアの照度は、伝送線を介して送信装置に伝送され、送信装置から照度センサ装置に送信されるので、照明エリアの照度の読み取りや送信の手操作を軽減することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施形態を示す照明制御システムの構成図。
【図2】同じく、照度センサ装置の斜視図。
【図3】同じく、照明制御装置のブロック構成図。
【図4】同じく、照度測定装置の概略正面図。
【図5】同じく、照明制御装置の動作を示すフロー図。
【図6】本発明の第2の実施形態を示す照明制御装置の動作を示すフロー図。
【図7】本発明の第3の実施形態を示す照度測定装置の概略正面図。
【図8】特許文献1の照明制御システムの要部を示す構成図。
【符号の説明】
1…照明制御システム、2…照明器具、3…照度センサ装置、4,35…照明測定装置、5…照明制御装置
Claims (5)
- 調光可能な照明負荷を配設している照明器具と;
照明器具が照明する照明エリアの照度を主として照明エリアからの反射光により検出する照度センサ装置と;
照度センサ装置が検出する照明エリアからの反射光が変化したときに、主として照明器具からの直接光により照明エリアの照度を検出する照度測定装置と;
照度センサ装置から照明エリアの照度を入力する第1の照度入力部と、照度測定装置が検出した照明エリアの照度を入力する第2の照度入力部と、照明エリアの目標照度を記憶している記憶部と、第1および第2の照度入力部からそれぞれの照明エリアの照度を入力し、当該照度が記憶部に記憶されている目標照度に略一致するように照明器具の調光制御信号を演算生成するとともに、第1の照度入力部よりも第2の照度入力部から入力される照明エリアの照度を優先して目標照度に略一致させ、この優先時に第1の照度入力部から入力される照明エリアの照度を目標照度に略一致させるように変換定数を校正する制御部と、制御部により演算生成された調光制御信号を照明器具に伝送する伝送部を有する照明制御装置と;
を具備していることを特徴とする照明制御システム。 - 調光可能な照明負荷を配設している照明器具と;
照明器具が照明する照明エリアの照度を主として照明エリアからの反射光により検出する照度センサ装置と;
照度センサ装置が検出する照明エリアからの反射光が変化したときに、主として照明器具からの直接光により照明エリアの照度を検出する照度測定装置と;
照度センサ装置から照明エリアの照度を入力する第1の照度入力部と、照度測定装置が検出した照明エリアの照度を入力する第2の照度入力部と、照明エリアの目標照度およびこの目標照度が設定されたときの第2の照度入力部に入力された照明エリアの照度を記憶している記憶部と、第1および第2の照度入力部からそれぞれの照明エリアの照度を入力し、第1の照度入力部から入力された照度が記憶部に記憶されている目標照度に略一致するように照明器具の調光制御信号を演算生成するとともに、記憶部から目標照度が設定されたときの第2の照度入力部に入力された照明エリアの照度を読み出して前記反射光が変化したときの第2の照度入力部に入力された照明エリアの照度との照度比を算出し、この照度比に応じて目標照度を変更させ、この変更した目標照度を前記反射光が変化したときの第2の照度入力部に入力された照明エリアの照度とともに記憶部に記憶させる制御部と、制御部により演算生成された調光制御信号を照明器具に伝送する伝送部を有する照明制御装置と;
を具備していることを特徴とする照明制御システム。 - 照度測定装置は、第2の照度入力部に照明エリアの照度を送信する送信装置に一体的に形成されていることを特徴とする請求項1または2記載の照明制御装置。
- 送信装置は、第2の照度入力部に照明エリアの照度をワイヤレス信号により送信するリモコン装置であり、照度測定装置は、当該リモコン装置に内蔵され、かつ照度を検出する光センサ部が照度の検出方向とワイヤレス信号の送信方向が略一致するように配設されていることを特徴とする請求項3記載の照明制御システム。
- 照度測定装置は、第2の照度入力部に照明エリアの照度を送信する送信装置に伝送線を介して接続可能であり、当該伝送線を介して照明エリアの照度を送信装置に送出することを特徴とする請求項1または2記載の照明制御装置。
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- 2002-11-29 JP JP2002349063A patent/JP2004185876A/ja active Pending
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