JP2004185240A - 操作履歴再現機能を有する電子機器および操作履歴の再現方法 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】ユーザからの入力を受け取る入力部、読み書き可能なメモリ、画像情報を表示可能な表示部、および音声出力可能な音声出力部とを備えたナビゲーション装置であって、ユーザの一連の入力操作を操作履歴情報としてメモリに記憶させるステップと、入力部を介してユーザにより操作履歴の再現を要求する入力があったとき、前記メモリに記憶された前記操作履歴情報に基づきユーザによって入力された過去の一連の入力操作を前記表示部上に再現させるステップとを有する。
【選択図】 図3
Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、ナビゲーション装置、オーディオ装置、家電製品などを含む電子機器であって、ユーザによって入力された一連の操作履歴を再現する機能を備えた電子機器に関する。
【0002】
【従来の技術】
車載用ナビゲーション装置は、車両の現在位置を検出してDVD、HDD等の地図記憶媒体から車両位置周辺の地図データを読み出し、地図をディスプレイ上に描画するとともに地図上に車両マークを重ねて描画する。車両の移動により現在位置が変化すると、それに合わせて車両マークを移動させたり、あるいは車両マークを固定して地図をスクロールさせ、ユーザに車両位置周辺の地図情報を提供している。
【0003】
ナビゲーション装置には、入力手段として操作パネル、タッチパネル、リモコン、あるいは音声入力等が設けられ、ユーザはこれら入力手段を介してディスプレイ画面を参照しながら、目的地の設定や装置の環境等の設定を行っている。例えば、目的地を設定する場合、ユーザは、電話番号、住所、ジャンルなどの項目選択画面から所望の項目を選択し最終目的地を検索する。そして、必要に応じて目的地を地図上に描画させたり、目的地までの最適なルートを探索させる。また、入力手段を介して、ディスプレイ上に表示される地図のスケール、道幅、立体表示等の設定を変更したり、あるいは最寄りのタウン情報やレジャーガイドを見る設定を行うこともできる。
【0004】
【特許文献1】
特開平5−233378号公報
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
上記したようにナビゲーション装置は、ユーザに最適な使用環境を与えるために多様な機能を含んでおり、これらの機能を実行させるためには、それに合わせてユーザが入力操作をしなければならない。特に、ナビゲーション装置に不慣れな初心者や高齢者にとって、入力操作を完全に覚えることは困難である。このため、ディスプレイ上に“Help”を表示させて操作方法を案内したり、あるいは対話形式により音声で案内を行っている。
【0006】
しかしながら従来のユーザに対する操作方法の案内は、基本的にマニュアルに記載された案内の域を脱するものではなく、装置に不慣れな者にとっては“Help”による操作案内では十分な理解を直ぐに得ることができない場合がある。また、以前に操作したことがあるのにどうしてもその操作手順を思い出せないときに、“Help”による操作案内は、それを思い出す手がかりにはならない。
【0007】
そこで本発明は上記従来の課題を解決し、不慣れなユーザでも操作方法を容易に理解することができるような操作履歴の再現機能を備えた電子機器およびその再現方法を提供することを目的とする。
さらに本発明は、従来のナビゲーション装置を改良し、ユーザの操作性に優れたナビゲーション装置を提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】
本発明による電子機器は、ユーザからの入力を受け取る入力インターフェースを備え、前記入力インターフェースからの入力に応答して所定の機能を実行可能であり、このような機器に以下の操作履歴再現機能が含まれる。電子機器は、前記入力インターフェースを介してユーザによって入力された一連の入力操作を操作履歴情報として記憶する記憶手段と、前記記憶手段に記憶された前記操作履歴情報に基づき前記ユーザによって入力された一連の入力操作を再現する再現手段とを有する。ユーザが過去に行った入力操作を再現させることで、操作に不慣れな者や高齢者が、簡単に操作方法を理解しまた覚えることができる。また、操作手順を忘れたときにも、操作手順を再現させることで、操作手順を思い出させることができる。
【0009】
好ましくは、前記電子機器はさらに、前記一連の入力操作を識別するための操作履歴名称を作成する作成手段を含み、前記記憶手段は前記作成手段によって作成された前記操作履歴名称を前記操作履歴情報と共に記憶する。ユーザは、過去に入力した操作履歴をその識別名称から容易に識別すことができる。ユーザの操作履歴の再現は、ディスプレイ上に視覚的に行っても良いし、それに加えて音声により再現させても良い。
【0010】
さらに電子機器は、再現手段によって再現される一連の入力操作の中から変更すべき入力操作をユーザに選択させるための表示画面を提供し、かつユーザによって変更された入力操作を新規な操作履歴情報として前記記憶手段に記憶させる編集手段を備えることが望ましい。ユーザは、変更すべき入力操作のみを入力するだけで、過去に入力した入力操作を利用し重複した入力操作を省略することができ、ユーザの操作性を改善することができる。
【0011】
本発明のナビゲーションシステムは、ユーザからの入力を受け取る入力部と、読み書き可能なメモリと、ユーザに対して入力に必要な情報を表示可能な表示部と、前記入力部、前記メモリ及び表示部に接続された制御部とを有している。制御部は、所定の設定項目についてユーザから入力された一連の入力操作に関する情報を操作履歴情報として前記メモリに記憶させ、必要に応じて前記メモリから前記操作履歴情報を読み出し、前記操作履歴情報に基づき前記表示部にユーザの一連の入力操作を再現して表示させる。
【0012】
本発明の操作履歴の再現方法は、ユーザからの入力を受け取る入力部、読み書き可能なメモリ、画像情報を表示可能な表示部、および音声出力可能な音声出力部とを備え、前記表示部に目的地までの経路を案内する機能を備えたナビゲーション装置において以下のステップを有する。ユーザの一連の入力操作を操作履歴情報として前記メモリに記憶させるステップと、前記入力部を介してユーザにより操作履歴の再現を要求する入力があったとき、前記メモリに記憶された前記操作履歴情報に基づきユーザによって入力された一連の入力操作を前記表示部上に再現させるステップとを有する。
【0013】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態について図面を参照して詳細に説明する。
図1は本発明の実施の形態に係るナビゲーション装置の構成を示すブロック図である。ナビゲーション装置1は、車両位置測定装置11、操作パネル12、音声入力部13およびリモコン操作部14、入力インターフェース15、地図情報等を記憶する記憶部16、音声出力部17、オーディオ回路部18、スピーカ19、画像出力部20、ディスプレイ21、プログラムメモリ22、データメモリ23、および各部を制御する制御部24を含む。
【0014】
車両位置検出装置11は、車両位置を検出する装置で、移動距離を検出する車速センサ、移動方位を検出する角速度センサ、GPSによる測位データを受信するGPS受信機を含み、これらの出力信号は制御部24に供給される。制御部24はこれらの出力信号に基づき車両の現在位置および方位を算出する。ディスプレイ21上に車両周辺の道路案内等を表示する場合、制御部24は、車両位置検出装置11によって検出された車両位置情報に基づき地図上に車両マーク等を描画する。
【0015】
操作パネル12、音声入力部13およびリモコン操作部14は、ナビゲーション装置の入力手段を構成する。ユーザは、これらの入力を介してナビゲーション装置に対して目的地までの検索、目的地までのルートの探索、ディスプレイの表示画面の設定等の指示を与える。操作パネル12は、例えば、ディスプレイ21の下部に設けられた複数の操作キー21aを用いることができる。音声入力部13は、図示されない音声入力マイクを介してユーザの音声を入力インターフェース15へ伝達し、ここで音声アナログ信号をデジタル信号に変換する。リモコン操作部14は複数の入力キーを含み、ユーザが入力キーを操作したとき、その入力操作が無線を通して入力インターフェース15へ伝達される。入力インターフェース15は、操作パネル12、音声入力部13、リモコン操作部14に接続され、ユーザにより入力された入力情報を制御部24に伝える。
【0016】
記憶部16は、CD、DVD、あるいはハードディスク等の記録媒体であって、ナビゲーション装置に必要とされる地図データや住所、電話、施設等の各種データベースを記憶する。好ましくはハードディスクを用いることにより、大容量の記憶を実現可能とし(例えば16GB)、さらに高速なアクセスおよびデータの書き換えを可能とする。
【0017】
音声出力部17はスピーカ19に接続され、制御部24の制御によりスピーカ19から音声を出力させる。例えば、目的地に到達するまでの情報として交差点の手前で進路方向の注意を促す音声を出力をしたり、あるいは、ユーザがナビゲーション装置に対して対話形式により入力を行うときに、ユーザに音声出力で指示を与える。オーディオ回路部18は、ナビゲーション装置によりラジオや音楽を聞くときにユーザによって選択される
【0018】
画像出力部20はディスプレイ21に接続され、制御部24の制御によりディスプレイ21に地図を表示させたり、あるいは地図上に車両の現在位置を示す車両マークや目的地までのルート、距離、方角、車両の移動軌跡等を合成させる。また、ディスプレイ21は、ユーザに対して入力に必要な画面を表示する。例えば目的地を検索するときに、複数の候補地が表示された選択画面を表示し、ユーザはその選択画面を参照し、所望の候補地を選択する指示を操作パネル12等を介して入力する。画像出力部20は、好ましくはFIFO等のVRAMを含み、記憶部16から読み出された地図データをVRAMに記憶し、VRAMから出力される地図データ上に車両マーク等の各種データを合成させる。
【0019】
プログラムメモリ22は、ROMあるいは不揮発性RAM(例えばフラッシュメモリ)を用いることができる。プログラムメモリ22は、ナビゲーション装置が実行する各種プログラムを格納し、制御部24はプログラムメモリ22に記憶されたプログラムに従い動作を実行する。本発明のプログラムメモリ22は、ユーザが入力した一連の入力操作を記憶しこれを再現させる操作履歴再現プログラムを領域22aに記憶する。なお、プログラムメモリ22にRAMを用いれば、そのプログラム内容を修正したりバージョンアップさせることができる。
【0020】
データメモリ23は、好ましくはフラッシュメモリ等の書き換え可能な不揮発性RAMを用いることができる。但し、これ以外にSRAMやDRAMを用いることは可能であり、あるいはSRAMやDRAMとともにこれらのバックアップ用にフラッシュメモリを併用しても良い。ユーザが所定の設定項目について操作パネル12、音声入力部13およびリモコン操作部14を介して入力を行うとき、データメモリ23にはこれら一連のユーザの入力操作が操作履歴記憶領域23aに保存される。またデータメモリ23は、記憶部16から読み出された住所、電話、施設名等のデータベースを記憶することも可能であるが、記憶部16にハードディスクを用いた場合には制御部24はハードディスク上のデータベースを直接アクセスするようにしても良い。
【0021】
制御部24は、例えばマイクロプロセッサを用いることができ、プログラムメモリ22のプログラムによりナビゲーション装置全体の制御を行う。例えば、車両位置検出装置11からの出力に基づき車両位置や方位を検出したり、ユーザからの指示に従い目的地の検索やそのルートの探索等を実行したり、あるいは音声出力部17や画像出力部20を介して必要な情報をユーザに知らせる。さらに、後述するようにユーザによって入力された一連の入力操作の履歴を再現する動作を行う。
【0022】
次にナビゲーション装置における操作履歴の再現動作について説明する。図2は、ユーザにより入力された一連の入力操作を再現させるために必要な操作履歴ファイルの作成および保存のフローチャート、図3は入力操作を再現するフローチャート、図4は操作履歴ファイルを編集するフローチャートである。以下、ユーザが目的地として「東京ディズニーランド」を設定し、後にこれを再現させる例をフローチャートとともにディスプレイ21の表示画面を参照して説明する。
【0023】
(操作履歴ファイルの作成および保存)
図2に示すように、ナビゲーション装置の電源が投下されると、ユーザによる操作が開始される(ステップS101)。このとき、ディスプレイ21には、図5に示すメイン画面51が示される。メイン画面51は、ナビゲーション装置に含まれる機能を大別したもので、本実施の態様では、「探す」、「見る」、「覚える」、「変える」のメニューを表示する。
【0024】
制御部24は、操作履歴の再現プログラムの開始にともない、ユーザに対し順次階層的に提供される入力画面に対応して階層N=1を設定する(ステップS102)。この設定はデータメモリ23あるいはこれとは別のカウンタを用いても良い。次に、図5に示すように、階層1(N=1)の操作画面あるいは入力画面がディスプレイ21に表示される(ステップS103)。階層1において、ユーザが操作パネル12等の入力手段から「探す」を選択する指示を入力する(ステップS104)。図中のカーソルの位置は、ユーザの選択箇所を示している。ユーザによって入力された操作情報は、制御部24の制御によりデータメモリ23に記憶される(ステップS105)。次に、階層Nに1が加えられ(ステップS106)、ユーザによる操作が終了しない場合にはステップS103からS106の動作が繰り返される。
【0025】
次に階層2(N=2)の操作画面が表示され、ユーザにより「行き先」が選択されると、この入力操作がデータメモリ23に記憶される。以後、同様に階層3において「ジャンル」が選択され、引き続き図6に示すように、階層4において「遊園地」が選択され、階層5において「千葉」が選択し、階層6において「東京ディズニーランド」が選択され、最後の階層7において「目的地設定」が選択される。
【0026】
ユーザによる操作が終了すると(ステップS107)、制御部24は階層1から階層7に至るユーザの一連の入力操作を操作履歴ファイルとしてデータメモリ23の操作履歴記憶領域23aに記憶する。このとき、操作履歴ファイルの識別を容易にするためにこれに操作履歴名称が付与される。本例では、階層N=3、4、6、7の名称(「ジャンル」、「遊園地」、「東京ディズニーランド」、「目的地設定」)を利用して、「ジャンルから遊園地の“東京ディズニーランド”を目的地に設定」という操作履歴名称あるいはタイトルが作成される。
【0027】
操作履歴ファイルは、ユーザが所定の項目についての設定を行う毎に自動的に作成され、データメモリ23の操作履歴記憶領域23a内に順次保存される。本例では、階層N=3、4、6、7の名称を用いて操作履歴名称を作成したが、これ以外の階層の名称を用いて操作履歴名称を作成しても良い。なお、図5および図6において2重枠で示した階層の名称が操作履歴名称に用いられている。また操作履歴名称において、ユーザが選択した固有名詞に“”を付与することが望ましい。他の部分と区別して見やすくするためである。
【0028】
(操作履歴の再現および編集)
次に、データメモリ23に記憶された操作履歴ファイルに基づきユーザの入力操作を再現する動作について説明する。図3に示すように、ナビゲーション装置がONされユーザによる操作が開始されるとき(ステップS202)、あるいは操作パネル12やリモコン操作部14を介して操作履歴の再現を要求する指示がユーザから成されたとき(ステップS203)、制御部24は操作履歴の再現フローを開始する。
【0029】
操作履歴の再現フローが開始されると、制御部24はデータメモリ23の操作履歴記憶領域23aから所定数の操作履歴ファイルを読み出す(ステップ203)。すると、図7に示すようにディスプレイ21上に複数の操作履歴名称を表示した画面が表示される。この画面には、操作履歴名称とこれに併設して「編集」と「デモ」の入力ボタン71、72が表示される。(ステップS204)。図7の例では、上記した入力操作例に加えて、「住所から千葉の“イクスピアリ”を目的地に設定」および「設定画面で“道幅表示”をON」の操作履歴名称が表示され、これらが時系列的に配置される。これよりも以前に記憶された操作履歴ファイルを表示させたい場合には、画面をスクロールさせる。
【0030】
操作履歴名称表示画面からユーザは操作パネル12やリモコン操作部14等を操作して、再現したい操作履歴ファイルの「デモ」(デモンストレーション)または「編集」を選択する(ステップS205)。
【0031】
ユーザにより「デモ」の入力ボタン72の選択が行われると、制御部24はデータメモリ23に記憶された該当する操作履歴ファイルを読み出し、これに基づきユーザにより行われた過去の一連の入力操作を再現させる(ステップ206)。例えば、「ジャンルから遊園地の“東京ディズニーランド”を目的地に設定」のデモが選択された場合、ディスプレイ21上に階層1から階層7までの操作履歴が順次再現される。ユーザによる入力操作がカーソルによって行われた場合には、図5および図6のときと同じように、カーソルが選択項目の位置に順次移動され(例えば、階層1ではカーソルが「探す」の項目上に移動され、階層2ではカーソルが「行き先」上に移動される)、ユーザが過去にどのような手順で目的地を設定したのかをディスプレイ上に再現する。さらに画面による表示に加え、音声出力部17により操作手順の再現を音声で行うようにしても良い。例えば、階層3の再現において、カーソルが「ジャンル」上に移動されたタイミングと同期して、“ジャンルが選択されました”という音声による再現をさせることも可能である。
【0032】
ユーザにより「編集」の選択ボタン71が選択されると、制御部24は図8に示すような編集画面を表示させる(図4のステップS301、S302)。本例では、「ジャンルから遊園地の“東京ディズニーランド”を目的地に設定」についての「編集」が選択された場合について説明する。編集画面には、各階層毎に自動処理の「オン」、「オフ」選択ボタン81、82が表示されている。自動処理「オン」を選択すると、その階層の過去の入力操作は変更されずその階層の入力操作がスキップされる。他方、自動処理「オフ」を選択すると、その階層の入力操作が変更可能となり、ユーザからの入力待ち画面となる。言い換えれば、自働処理「オフ」は、操作履歴ファイルの内容を一部変更させる機能を有する。
【0033】
例えば、階層1、2、3、5、7の自動処理を「オン」とし、階層4、6の自動処理を「オフ」とすると(ステップS303)、再現フローにおいて階層1、2、3の画面がスキップされ(ステップS304)、図9に示すような階層4のジャンル選択画面が表示される(ステップS305)。ユーザは、ジャンル選択画面において過去の入力操作と異なる新たな入力操作を行うことができ、例えば、「名所」を指示することができる(ステップS306)。自動選択を「オフ」とされた階層がある場合には(ステップS307)、ステップS304からの動作が繰り返される。そして、今度は図10に示すような階層6の名所選択画面が表示される(ステップS305)。ユーザは複数の候補の中から所望の候補を選択する。自動処理「オフ」の階層がなければ(ステップS307)、これらの変更が加えられた操作履歴ファイルが新しく作成され保存される。このとき、階層の名称を用いて「ジャンルから名所の“××城跡”を目的地に設定」という操作履歴名称が作成される。制御部24は、操作履歴ファイルをデータメモリ23に保存するとともに、編集されたユーザの一連の入力操作に従い目的地の設定を実行する。ユーザは、過去の入力操作の一部を変更するだけで、重複する入力操作を省略することができる。これによりユーザの操作性をより改善し、快適な操作を提供することが可能である。
【0034】
次に本発明の操作履歴の再現機能をナビゲーション装置のオーディオ操作に適用した例を説明する。オーディオ操作における、操作履歴ファイルの作成および保存、これらのファイルを用いた操作履歴の再現動作は、上記ナビゲーション操作のときと同様であり図2ないし図4のフローに従い実行される。
【0035】
ナビゲーション装置は、ナビゲーション機能に加えてオーディオ回路部18を備えており、記憶部16に記憶された音楽メディアを利用することでユーザはオーディオ機能を楽しむことができる。図11はオーディオ機能の動作において、ユーザがディスプレイ21の画面の設定を行った例である。同図に示すように、ユーザにより階層1において「画面エフェクト」が選択され、階層2において「パワー」が選択され、階層3において「フェードアウト」が選択される。そして、階層1、3の名称を用いて「画面エフェクトで“フェードアウト”を選択」という操作履歴名称が作成され、このファイルがデータメモリ23に保存される。本例では、ナビゲーション操作のときとは異なる階層の名称を用いて操作履歴名称を作成したが、どの階層の名所を用いて操作履歴名称を作成するかは適宜変更が可能であり、予めこれを決定することができる。
【0036】
以上、本発明の好ましい実施の形態について詳述したが、本発明は係る特定の実施形態に限定されるものではなく、特許請求の範囲に記載された本発明の要旨の範囲内において、種々の変形・変更が可能である。
【0037】
例えば図7に示す操作履歴名称の表示画面では、各操作履歴名称を時系列的に表示するようにしたが、これに限らず操作履歴ファイルをカテゴリ毎に分類し(例えば、目的地設定のカテゴリとかディスプレイ画面の設定のカテゴリ)、操作履歴名称をカテゴリ別に表示させるようにしても良い。
【0038】
さらに上記実施態様では、ユーザの一連の入力操作をディスプレイ上に再現させるときに、カーソルの位置を移動させるようにしたが、勿論これ以外の方法を用いて再現を表示させることも可能である。例えば、選択される項目を他の項目と異なるカラーでハイライト表示させることも可能である。あるいは、各階層毎にスライド画面をそれぞれ用意し、各スライド画面によりユーザに判り易く入力操作例を表示させるようにしても良い。
【0039】
上記実施の態様では、車載用ナビゲーション装置を対象に説明をしたが、これ以外の装置、例えば、オーディオ装置、パーソナルコンピュータ、家電製品またはこれらの装置を複合したマルチメディア機器などの電子機器に本発明の操作履歴再現機能を設けることが可能である。
【0040】
【発明の効果】
本発明によれば、ユーザによって入力された一連の入力操作を操作履歴情報として記憶する記憶手段と、記憶手段に記憶された操作履歴情報に基づきユーザによって入力された一連の入力操作を再現する再現手段とを電子機器に設けたことにより、過去に操作された入力操作を再現させることで、操作に不慣れな者や操作が苦手な者が、入力操作の方法を容易に理解し、また覚えることができる。また、操作手順を忘れたときにも、過去の入力操作の再現により操作手順を思い出させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態に係るナビゲーション装置の構成を示すブロック図である。
【図2】操作履歴ファイルの作成および保存の動作を示すフローチャートである。
【図3】入力操作を再現する動作を示すフローチャートである。
【図4】操作履歴ファイルを編集する動作を示すフローチャートである。
【図5】ナビゲーション装置における入力操作例を示す図である。
【図6】ナビゲーション装置における入力操作例を示す図である。
【図7】操作履歴名称の表示画面を示す図である。
【図8】編集画面を示す図である。
【図9】ジャンル選択画面を示す図である。
【図10】名所選択画面を示す図である。
【図11】ナビゲーション装置のオーディオ機能についての入力操作例を示す図である。
【符号の説明】
1 ナビゲーション装置、 11 車両位置測定装置、
12 操作パネル、 13 音声入力部、
14 リモコン操作部、 15 入力インターフェース、
16 記憶部、 17 音声出力部。
18 オーディオ回路部、 19 スピーカ
20 画像出力部、 21 ディスプレイ、
22 プログラムメモリ、 22 データメモリ
Claims (21)
- ユーザからの入力を受け取る入力インターフェースを備え、前記入力インターフェースからの入力に応答して所定の機能を実行可能な電子機器であって、
前記入力インターフェースを介してユーザによって入力された一連の入力操作を操作履歴情報として記憶する記憶手段と、
前記記憶手段に記憶された前記操作履歴情報に基づき前記ユーザによって入力された一連の入力操作を再現する再現手段とを有する、電子機器。 - 前記電子機器はさらに、前記一連の入力操作を識別するための操作履歴名称を作成する作成手段を含み、前記記憶手段は前記作成手段によって作成された前記操作履歴名称を前記操作履歴情報と共に記憶する、請求項1に記載の電子機器。
- 前記一連の入力操作は、前記電子機器に対して階層的な指示を与えるための複数の階層に対する入力操作を含み、前記作成手段は、前記複数の階層の少なくとも1つの階層に用いられる名称を利用して前記操作履歴名称を作成する、請求項2に記載の電子機器。
- 前記作成手段は、前記複数の階層のうちの所定階層においてユーザによって選択された名称を利用して前記操作履歴名称を作成する、請求項3に記載の電子機器。
- 前記作成手段は、前記複数の階層のうち選択された階層においてユーザによって選択された名称およびユーザによって選択された固有名称とを用いて前記操作履歴名称を作成する、請求項4に記載の電子機器。
- 前記電子機器はさらに、前記操作履歴名称を表示する表示手段を含む、請求項2に記載の電子機器。
- 前記再現手段は、ユーザの一連の入力操作を画像により出力する、請求項1に記載の電子機器。
- 前記再現手段は、画像による出力と同期して一連の入力操作を音声により出力する、請求項7に記載の電子機器。
- 前記電子機器はさらに、前記記憶手段に記憶された操作履歴情報の内容を変更する編集手段を含む、請求項1に記載の電子機器。
- 前記編集手段は、前記再現手段によって再現される一連の入力操作の中から変更すべき入力操作をユーザに選択させるための表示画面を提供し、かつユーザによって変更された入力操作を新規な操作履歴情報として前記記憶手段に記憶させる、請求項9に記載の電子機器。
- 前記編集手段が新規な操作履歴情報を前記記憶手段に記憶するとき、前記電子機器は前記新規な操作履歴情報によって特定される動作を実行する、請求項10に記載の電子機器。
- 目的地までの経路を案内する機能を備えたナビゲーションシステムであって、
ユーザからの入力を受け取る入力部と、
読み書き可能なメモリと、
ユーザに対して入力に必要な情報を表示可能な表示部と、
前記入力部、前記メモリ及び表示部に接続された制御部とを有し、
前記制御部は、所定の設定項目についてユーザから入力された一連の入力操作に関する情報を操作履歴情報として前記メモリに記憶させ、必要に応じて前記メモリから前記操作履歴情報を読み出し、前記操作履歴情報に基づき前記表示部にユーザの一連の入力操作を再現して表示させる、車載用ナビゲーションシステム。 - 前記制御部は、入力操作の再現を要求する入力を前記入力部から受け取ったときに前記メモリから前記操作履歴情報を読み出して一連の入力操作の再現を開始させる、請求項12に記載の車載用ナビゲーションシステム。
- 前記車載用ナビゲーション装置はさらに音声出力部を含み、前記制御部は前記操作履歴情報に基づき一連の入力操作を前記表示部に再現させるとき、その表示と同期して前記一連の入力操作を前記音声出力部により音声により再現させる、請求項12または13に記載の車載用ナビゲーションシステム。
- ユーザからの入力を受け取る入力部、読み書き可能なメモリ、画像情報を表示可能な表示部、および音声出力可能な音声出力部とを備え、前記表示部に目的地までの経路を案内する機能を備えたナビゲーション装置における操作履歴の再現方法であって、
ユーザの一連の入力操作を操作履歴情報として前記メモリに記憶させるステップと、
前記入力部を介してユーザにより操作履歴の再現を要求する入力があったとき、前記メモリに記憶された前記操作履歴情報に基づき前記ユーザによって入力された一連の入力操作を前記表示部上に再現させるステップとを有する、ナビゲーション装置における操作履歴の再現方法。 - 前記操作履歴情報は、一連の入力操作を識別するための識別名称を含み、前記表示させるステップは前記識別名称を複数表示させる、請求項15に記載の操作履歴の再現方法。
- 前記操作履歴の再現方法は、ユーザからの入力に応じて前記メモリに記憶された操作履歴情報の内容を変更させるステップを含む、請求項15に記載の操作履歴の再現方法。
- 前記変更させるステップは、前記再現手段によって再現される一連の入力操作の中から変更すべき入力操作をユーザに選択させるための表示画面を提供するステップを含む、請求項17に記載の操作履歴の再現方法。
- 前記操作履歴の再現方法は、前記操作履歴情報が変更されたとき、変更された操作履歴情報を前記メモリに新たに記憶させるとともに、変更された操作履歴情報によって特定される動作を実行させるステップを含む、請求項18に記載の操作履歴の再現方法。
- ナビゲーション装置における操作履歴の再現方法であって、
複数の階層からなる入力画面をユーザに提供し、各階層の入力画面に応答してユーザから入力された操作情報をメモリに保存するステップと、
前記保存された操作情報を前記メモリから読み出すステップと、
前記読み出された操作情報に基づいて前記複数の階層の入力画面に対応するユーザの過去の入力操作を再現させるステップとを含む、ナビゲーション装置における操作履歴の再現方法。 - 前記保存するステップは、前記操作情報を識別する名称を作成し、前記名称は前記複数の階層の内の選択された階層の名称を含む、請求項20に記載の操作履歴の再現方法。
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JP2002350452A Pending JP2004185240A (ja) | 2002-12-02 | 2002-12-02 | 操作履歴再現機能を有する電子機器および操作履歴の再現方法 |
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Cited By (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2008045968A (ja) * | 2006-08-14 | 2008-02-28 | Xanavi Informatics Corp | 車載情報端末 |
JP2010097332A (ja) * | 2008-10-15 | 2010-04-30 | Toyota Motor Corp | 入力支援装置 |
JP2010276985A (ja) * | 2009-05-29 | 2010-12-09 | Ntt Docomo Inc | 画像情報表示装置、画像情報表示方法 |
JP2012203730A (ja) * | 2011-03-25 | 2012-10-22 | Kddi Corp | 階層構成の操作メニューの変更をユーザに認識させるユーザインタフェースプログラム、装置及び方法 |
JPWO2014006690A1 (ja) * | 2012-07-03 | 2016-06-02 | 三菱電機株式会社 | 音声認識装置 |
US11606511B2 (en) | 2021-05-25 | 2023-03-14 | Roland Corporation | Video processing device and video processing method |
-
2002
- 2002-12-02 JP JP2002350452A patent/JP2004185240A/ja active Pending
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