JP2004183586A - スタータ - Google Patents

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Hiromasu Yonejima
裕升 米島
Yoichi Hasegawa
洋一 長谷川
Shuichi Aoki
修一 青木
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Denso Corp
Sawafuji Electric Co Ltd
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Denso Corp
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    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F02COMBUSTION ENGINES; HOT-GAS OR COMBUSTION-PRODUCT ENGINE PLANTS
    • F02NSTARTING OF COMBUSTION ENGINES; STARTING AIDS FOR SUCH ENGINES, NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • F02N15/00Other power-operated starting apparatus; Component parts, details, or accessories, not provided for in, or of interest apart from groups F02N5/00 - F02N13/00
    • F02N15/02Gearing between starting-engines and started engines; Engagement or disengagement thereof
    • F02N15/022Gearing between starting-engines and started engines; Engagement or disengagement thereof the starter comprising an intermediate clutch
    • F02N15/023Gearing between starting-engines and started engines; Engagement or disengagement thereof the starter comprising an intermediate clutch of the overrunning type

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Abstract

【課題】ピニオンギヤ5とリングギヤとの噛み合い性の低下を防止できるスタータを提供すること。
【解決手段】ピニオン軸4の前端軸部4aに取り付けられるピニオンギヤ5は、自身の後側に配置されるドライブスプリング10によって反モータ方向へ付勢され、自身の前端面が止め輪に当接して移動規制されている。ドライブスプリング10は、自身の後端部が、ピニオン軸4のストッパ面4cに設けられた凹み部11に保持されている。この凹み部11は、ドライブスプリング10に使用される素線の半径rより大きい曲率半径Rを有する断面円弧状に凹設されている。
これにより、ドライブスプリング10が圧縮された時に、ドライブスプリング10の後端部が径方向へ広がることを防止でき、常に所定の荷重でピニオンギヤ5を軸方向に押圧できる。
【選択図】 図2

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、内燃機関を始動するスタータに関する。
【0002】
【従来の技術】
従来技術として、例えば、特許文献1に記載されたスタータがある。
このスタータは、図3に示す様に、出力軸100 の外周に軸受110 を介して嵌合する筒状のピニオン軸120 を備え、そのピニオン軸120 の後端部(図3の右側端部)が一方向クラッチ130 のインナ131 を形成し、ピニオン軸120 の前端軸部121 にピニオンギヤ140 が取り付けられている。
ピニオン軸120 の前端軸部121 は、出力軸100 に嵌合する円筒部分122 より外径が小さく形成され、その外周面にセレーション123 (図4参照)が形成されている。
【0003】
ピニオンギヤ140 は、ピニオン軸120 のセレーション123 に係合して回転規制され、且つドライブスプリング150 により図示左方向へ付勢され、ピニオン軸120 の先端部に取り付けられた止め輪160 に当接して移動規制されている。
ドライブスプリング150 は、図4に示す様に、自身の前端部がピニオンギヤ140 に凹設された端面141 に当接して支持され、後端部がピニオン軸120 のスプリング受け面124 (前端軸部121 と円筒部分122 との段差面)に当接して支持されている。
【0004】
【特許文献1】
実開平2−87967 号公報
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
ところが、上記のスタータは、ドライブスプリング150 の後端部が当接するスプリング受け面124 が平坦面であるため、以下の問題を生じる。
ピニオン軸120 は、エンジンの始動を行う際に、ピニオンギヤ140 をエンジンのリングギヤ(図示しない)に噛み合わせるため、出力軸100 に対して図示左方向へ移動する。ここで、ピニオンギヤ140 がリングギヤに当接してドライブスプリング150 が圧縮された時に、スプリング受け面124 に当接するドライブスプリング150 の後端部が径方向へ広がり、更に何らかの理由で径方向にずれる(ドライブスプリング150 全体が傾く)と、ピニオンギヤ140 を所定の荷重で押圧できなくなる。その結果、ピニオンギヤ140 とリングギヤとの噛み合い性が低下する虞があった。
【0006】
本発明は、上記事情に基づいて成されたもので、その目的は、ドライブスプリングの径方向への広がりを防止することにより、ピニオンギヤとリングギヤとの噛み合い性の低下を防止できるスタータを提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】
(請求項1の発明)
本発明は、モータの回転力が伝達されて回転するピニオン軸と、このピニオン軸に嵌合してピニオン軸と一体に回転するピニオンギヤと、ピニオン軸に対してピニオンギヤを軸方向の反モータ側へ押圧するドライブスプリングとを備え、ピニオン軸と一体にピニオンギヤを軸方向の反モータ側へ押し出して内燃機関のリングギヤに噛み合わせる方式のスタータであって、ピニオン軸は、ドライブスプリングの荷重を受けるスプリング受け面を有し、このスプリング受け面に、ドライブスプリングの反ピニオンギヤ側端部を保持する凹み部が設けられていることを特徴とする。
【0008】
この構成によれば、ドライブスプリングの反ピニオンギヤ側端部が、ピニオン軸のスプリング受け面に設けられた凹み部に保持されているので、ピニオン軸と一体にピニオンギヤが押し出されてドライブスプリングが圧縮された時に、ドライブスプリングの反ピニオンギヤ側端部が径方向へ広がることを防止でき、且つ径方向へずれることも防止できる。その結果、ピニオンギヤを押圧するドライブスプリングの荷重が低下することはなく、常に所定の荷重でピニオンギヤを軸方向に押圧できるので、ピニオンギヤとリングギヤとの噛み合い性低下を防止できる。
【0009】
(請求項2の発明)
請求項1に記載したスタータにおいて、
凹み部は、ドライブスプリングに使用される素線の半径rより大きい曲率半径Rを有する断面円弧状に凹設され、且つ曲率半径Rの内径側終点が、ドライブスプリングが嵌合するピニオン軸の外周面に繋がって設けられていることを特徴とする。
【0010】
従来のスタータは、ドライブスプリングが嵌合するピニオン軸の外周面とスプリング受け面とが略直角に交差する隅部の曲率半径が小さいため、その隅部に応力が集中しやすい形状となっている。
これに対し、本発明では、凹み部に付与される曲率半径Rがドライブスプリングに使用される素線の半径rより大きく、且つ曲率半径Rの内径側終点が、ドライブスプリングが嵌合するピニオン軸の外周面に繋がっているので、従来の様な隅部を無くすことができる。その結果、応力集中を防ぐことができ、ピニオン軸の強度向上を図ることが可能である。
【0011】
また、従来のスタータは、スプリング受け面が平坦面であるため、そのスプリング受け面に当接するドライブスプリングの端部を平面研磨している。
これに対し、本発明では、凹み部を断面円弧状に凹設し、且つその凹み部に付与される曲率半径Rがドライブスプリングに使用される素線の半径rより大きく設定されているので、ドライブスプリングの端部を平面研磨する必要がなく、加工コストを低減できる。
【0012】
(請求項3の発明)
請求項2に記載したスタータにおいて、
凹み部は、曲率半径Rの外径側終点が、ドライブスプリングの最外径より外径側に設けられていることを特徴とする。
この構成によれば、ドライブスプリングの反ピニオンギヤ側端部をより確実に保持できるので、ドライブスプリングが圧縮された時に、ドライブスプリングの反ピニオンギヤ側端部が径方向へ広がることを防止でき、且つ径方向へずれることも防止できる。
【0013】
(請求項4の発明)
請求項2に記載したスタータにおいて、
凹み部は、スプリング受け面上から最深部までの深さDが、素線の半径rと略同一またはそれよりも大きいことを特徴とする。
この構成によれば、ドライブスプリングの反ピニオンギヤ側端部をより確実に保持できるので、ドライブスプリングが圧縮された時に、ドライブスプリングの反ピニオンギヤ側端部が径方向へ広がることを防止でき、且つ径方向へずれることも防止できる。
【0014】
(請求項5の発明)
請求項1〜4に記載した何れかのスタータにおいて、
ピニオン軸は、スプリング受け面より軸方向の反モータ側に前端軸部を有し、この前端軸部の外周面にピニオンギヤが係合して回転規制されるセレーションが設けられ、このセレーションの軸方向モータ側端部がスプリング受け面の近傍まで設けられていることを特徴とする。
この構成によれば、前端軸部の外周面にセレーションを形成する際に、凹み部を逃がし溝として利用できるので、作業性及び生産性の向上に寄与できる。
【0015】
【発明の実施の形態】
次に、本発明の実施形態を図面に基づいて説明する。
図1はスタータの要部断面図である。
本実施例のスタータ1は、エンジンを始動するために必要な回転力を発生するモータ(図示しない)、このモータの通電電流をON/OFFする電磁スイッチ(図示しない)、モータの回転力が伝達されて回転する出力軸2、この出力軸2の外周に軸受3を介して嵌合するピニオン軸4、このピニオン軸4に取り付けられるピニオンギヤ5、出力軸2の回転をピニオン軸4に伝達する一方向クラッチ6、及び軸受7を介してピニオン軸4を支持するハウジング8等を備える。
【0016】
モータは、周知の直流電動機であり、電磁スイッチの作動によってモータ接点(図示しない)が閉じると、車載バッテリから給電されて、内蔵するアーマチャ(図示しない)に回転力を生じる。
電磁スイッチは、IGキー(図示しない)のON操作により通電されるコイルと、このコイルの内側を往復動可能に挿入されたプランジャとを有し、コイルが通電されて発生する磁気吸引力によりプランジャを駆動してモータ接点を閉成すると共に、プランジャに連結されたレバー(図示しない)を介して一方向クラッチ6を反モータ方向(図1の左方向)へ押し出す働きを有する。
【0017】
出力軸2は、図示しない減速装置(例えば遊星歯車減速機構)を介してモータの回転軸と同軸方向に配置され、モータの回転が減速装置で減速されて伝達される。出力軸2の後端部(モータ側端部)には、外ヘリカルスプライン2aが形成されている。
ピニオン軸4は、自身の前端部(反モータ側端部)にピニオンギヤ5を支持する軸部(以下、前端軸部4aと呼ぶ)を有し、この前端軸部4aより後方側が円筒形状に設けられて、その円筒内周面に圧入された軸受3を介して出力軸2の外周に回転自在及び摺動自在に嵌合している。
【0018】
ピニオンギヤ5は、ピニオン軸4の前端軸部4aに嵌合して取り付けられ、その前端軸部4aに形成されたセレーション4bに係合して回転規制され、ピニオン軸4と一体に回転可能に設けられている。また、ピニオンギヤ5は、前端軸部4aの先端部に固定された止め輪9と、ピニオン軸4に設けられたストッパ面4c(図2参照/本発明のスプリング受け面)との間で移動可能に設けられ、自身の後側に配置されるドライブスプリング10によって反モータ方向へ付勢され、自身の前端面が止め輪9に当接して移動規制されている。
なお、止め輪9は、前端軸部4aに凹設される周溝(図示しない)に嵌合して取り付けられている。
【0019】
ドライブスプリング10は、ピニオン軸4の前端軸部4aに嵌合して、ピニオンギヤ5の内径側後部に凹設されたスプリング組付け穴5a(図2参照)に挿入され、そのスプリング組付け穴5aの軸方向端面5bとピニオン軸4に設けられたストッパ面4cとの間に圧縮された状態で組み付けられている。
ピニオン軸4のストッパ面4cは、前端軸部4aと出力軸2に嵌合する円筒部分との間に設けられる段差面であり、その段差面(ストッパ面4c)には、ドライブスプリング10の後端部(反ピニオンギヤ側端部)を保持する凹み部11が全周に亘って設けられている。
【0020】
この凹み部11は、図2に示す様に、ドライブスプリング10に使用される素線の半径rより大きい曲率半径Rを有する断面円弧状に凹設され、且つ曲率半径Rの内径側終点が、前端軸部4aの外周面に滑らかに繋がって設けられている。また、凹み部11は、曲率半径Rの外径側終点が、ドライブスプリング10の最外径より外径側に設けられ、更に、凹み部11の深さD(ストッパ面4c上から最深部までの深さ)が、前記素線の半径rと略同一またはそれよりも大きく設けられている。
なお、凹み部11に保持されるドライブスプリング10の後端部は、平面研磨されることなく、素線のそのままの形状(断面円形)で使用される。
【0021】
一方向クラッチ6は、出力軸2の回転が伝達されて回転するアウタ6aと、ピニオン軸4と一体に設けられたインナ6b、及びアウタ6aとインナ6bとの間で動力の伝達を断続するローラ6c等から構成された周知のローラ式クラッチであり、アウタ6aと一体に設けられたバレル部6dの内側に内ヘリカルスプライン(図示しない)が設けられ、この内ヘリカルスプラインが出力軸2の外ヘリカルスプライン2aに噛み合って出力軸2上を移動可能に設けられている。
【0022】
ハウジング8は、エンジンへの取り付け面8aより前方へ略筒状に延びるノーズ部8bを有し、このノーズ部8bの前端部に配置される軸受7を介して、ピニオン軸4を回転自在及び摺動自在に支持している。
また、ノーズ部8bの先端部(軸受7のピニオンギヤ5側)には、オイルシール12が配置され、軸受7とピニオン軸4との隙間をシールすることにより、ハウジング8内部への浸水及び塵や埃等の侵入を防止している。
【0023】
次に、スタータ1の作動を説明する。
IGキーのON操作により、電磁スイッチのコイルに通電されてプランジャが吸引されると、その吸引力がプランジャに連結されたレバーを介して一方向クラッチ6に伝達される。その結果、一方向クラッチ6と一体にピニオン軸4が出力軸2上を反モータ方向(図1の左方向)へ押し出され、ピニオンギヤ5がエンジンのリングギヤ(図示しない)に当接した後、ピニオンギヤ5の段部5c(図2参照)がピニオン軸4のストッパ面4cに接するまでドライブスプリング10を押し縮める。
【0024】
一方、プランジャの移動に伴ってモータ接点が閉じると、アーマチャが通電されて回転を開始する。アーマチャの回転は、減速装置で減速されて出力軸2に伝達され、更に出力軸2から一方向クラッチ6を介してピニオン軸4に伝達される。この時、ピニオン軸4の回転に伴って、ピニオンギヤ5がリングギヤと噛み合い可能な位置まで回転すると、ドライブスプリング10の反力によりピニオンギヤ5が押し出されてリングギヤに噛み合う。これにより、ピニオン軸4の回転力がピニオンギヤ5からリングギヤに伝達されて、エンジンをクランキングする。
【0025】
エンジンが始動した後、IGキーをOFF 操作すると、電磁スイッチ(コイル)への通電が停止して吸引力が消滅するため、プランジャが図示しないリターンスプリングに付勢されて初期位置(移動する前の静止位置)へ押し戻される。
このプランジャの移動がレバーを介して一方向クラッチ6に伝達されると、一方向クラッチ6と一体にピニオン軸4が出力軸2上を後方(図1の右方向)へ引き戻されることにより、ピニオンギヤ5がリングギヤから離脱して初期位置に復帰する。また、プランジャの移動によってモータ接点が開くことにより、アーマチャへの通電が遮断されて、アーマチャの回転が停止する。
【0026】
(本実施例の効果)
本実施例のスタータ1は、ピニオン軸4のストッパ面4cにドライブスプリング10の後端部を保持する凹み部11を設けているので、ピニオン軸4の移動によりピニオンギヤ5がリングギヤに当接してドライブスプリング10が圧縮された時に、ドライブスプリング10の後端部が径方向へ広がることを防止でき、且つ径方向へずれることも防止できる。その結果、ピニオンギヤ5を押圧するドライブスプリング10の荷重が低下することはなく、常に所定の荷重でピニオンギヤ5を軸方向に押圧できるので、ピニオンギヤ5とリングギヤとの噛み合い性低下を防止できる。
【0027】
また、凹み部11は、ドライブスプリング10に使用される素線の半径rより大きい曲率半径Rを有する断面円弧状に凹設され、且つ曲率半径Rの内径側終点が、ドライブスプリング10が嵌合する前端軸部4aの外周面に滑らかに繋がって設けられている。この構成によれば、ピニオン軸4のストッパ面4cと前端軸部4aとが略直角に交差することがなく、曲率半径の小さい隅部を無くすことができるので、応力集中を防ぐことができ、ピニオン軸4の強度向上を図ることが可能である。
【0028】
更に、凹み部11は、曲率半径Rの外径側終点が、ドライブスプリング10の最外径より外径側に設けられ、且つ凹み部11の深さDが、ドライブスプリング10の素線の半径rと略同一またはそれよりも大きく設けられている。この構成によれば、ドライブスプリング10の後端部をより確実に保持できるので、ドライブスプリング10が圧縮された時に、ドライブスプリング10の後端部が径方向へ広がることを確実に防止でき、且つ径方向へずれることも防止できる。
また、凹み部11に保持されるドライブスプリング10の後端部を平面研磨する必要がなく、素線のそのままの形状(断面円形)で使用できるので、加工コストを低減できる。
【0029】
本実施例のスタータ1は、ピニオン軸4の前端軸部4aにピニオンギヤ5が係合するセレーション4bが形成され、このセレーション4bの軸方向モータ側端部がピニオン軸4のストッパ面4cの近傍まで設けられている(図2参照)。この場合、ピニオン軸4のストッパ面4cに設けた凹み部11を、前端軸部4aにセレーション4bを形成する際の逃がし溝として利用できるので、作業性及び生産性の向上に寄与できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の構成を示すスタータの要部断面図である。
【図2】ドライブスプリングの組付け状態を示す断面図である。
【図3】スタータの要部断面図である(従来技術)。
【図4】ドライブスプリングの組付け状態を示す断面図である(従来技術)。
【符号の説明】
1 スタータ
4 ピニオン軸
4a 前端軸部
4b セレーション
4c ストッパ面(スプリング受け面)
5 ピニオンギヤ
10 ドライブスプリング
11 凹み部

Claims (5)

  1. 回転力を発生するモータと、
    このモータの回転力が伝達されて回転すると共に、軸方向に移動可能に設けられたピニオン軸と、
    このピニオン軸に嵌合して前記ピニオン軸と一体に回転するピニオンギヤと、
    前記ピニオン軸に対して前記ピニオンギヤを軸方向の反モータ側へ押圧するドライブスプリングとを備え、
    前記ピニオン軸と一体に前記ピニオンギヤを軸方向の反モータ側へ押し出して内燃機関のリングギヤに噛み合わせる方式のスタータであって、
    前記ピニオン軸は、前記ドライブスプリングの荷重を受けるスプリング受け面を有し、このスプリング受け面に、前記ドライブスプリングの反ピニオンギヤ側端部を保持する凹み部が設けられていることを特徴とするスタータ。
  2. 請求項1に記載したスタータにおいて、
    前記凹み部は、前記ドライブスプリングに使用される素線の半径rより大きい曲率半径Rを有する断面円弧状に凹設され、且つ前記曲率半径Rの内径側終点が、前記ドライブスプリングが嵌合する前記ピニオン軸の外周面に繋がって設けられていることを特徴とするスタータ。
  3. 請求項2に記載したスタータにおいて、
    前記凹み部は、前記曲率半径Rの外径側終点が、前記ドライブスプリングの最外径より外径側に設けられていることを特徴とするスタータ。
  4. 請求項2に記載したスタータにおいて、
    前記凹み部は、前記スプリング受け面上から最深部までの深さDが、前記素線の半径rと略同一またはそれよりも大きいことを特徴とするスタータ。
  5. 請求項1〜4に記載した何れかのスタータにおいて、
    前記ピニオン軸は、前記スプリング受け面より軸方向の反モータ側に前記ピニオンギヤが取り付けられる前端軸部を有し、この前端軸部の外周面に前記ピニオンギヤが係合して回転規制されるセレーションが設けられ、このセレーションの軸方向モータ側端部が前記スプリング受け面の近傍まで設けられていることを特徴とするスタータ。
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