JP2004180571A - ペット用トイレ - Google Patents

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Abstract

【課題】ペットが***した尿等を効率よく吸収でき、一旦吸収された尿等が砂に再び逆戻りしないペット用トイレを提供する。
【解決手段】ペット用トイレは、外容器本体と、底部が透水性の底部である内容器本体と、前記外容器本体の底部上に前記内容器本体から離間して配設される吸収性物品と、前記内容器本体に充填された砂と、からなり、前記内容器本体は、開口どうしが同方向をなすように、前記外容器本体に嵌装され、前記透水性の底部は、前記内容器本体の重さにより全体的あるいは部分的に上下動するものであり、ペットが乗ると前記透水性の底部が前記吸収性物品に当接される。
【選択図】 図1

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、室内で飼われる犬や猫などのペットに使用するペット用トイレに関する。
【0002】
【従来の技術】
一般に室内で飼われている犬や猫などのペットが室内で尿や便を***するためのペット用トイレとして、例えば実用新案文献1のように、ペット用トイレ容器にすのこを設け、その下部にペットシート等の吸収性物品を設置し、上部には、ペット用トイレの砂を敷き詰めたものがあった。この種のペット用トイレは、この砂は固まるタイプ、固まらないタイプどちらを利用しても、砂を単体で使用する場合よりも、長期間使用することができるようになっている。
【0003】
【実用新案文献1】
実用新案登録第2581715号公報
【特許文献1】
特開2002−78428号公報
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
ところが、このトイレは図8(a)に示すように、トイレ1’にペットが入って***する際、すのこ3’の底部3a’と吸収性物品4’とが密着していないために、ペットが***した尿等の液体は砂6’内を通って、すのこ3’の底部3a’の孔3b’から滴下して吸収性物品4’に吸収されることになる。このため、滴下が生じない範囲では、尿等が砂6’中に残留してしまい快適性が悪いことになる。これを解消するため、図8(b)に示すように、吸収性物品4’とすのこ3’の底部3a’とを密着させて、砂6’上の尿等の液体が吸収性物品4’に誘導されて吸収される形にして、砂6’上の尿等の液体を減量化することがなされている(例えば特許文献1参照)。この場合には、吸収性物品4’が常にすのこ3’に密着しているので、砂6’上に吸着されている尿等の液体は直ぐに吸収性物品4’に吸収されて砂6’上の***物の減量化ができるが、尿等の液体を吸収した後の吸収性物品4’は乾き難く、長時間悪臭を放つ原因となったり、また、一旦吸収性物品4’に吸収された尿等の液体が再びすのこ3’上の砂6’に逆移行したりしてしまい、砂6’上の***物の量が多くなり、その結果、砂6’の寿命を縮めるという問題があった。
【0005】
本発明は、以上のような課題に鑑みてなされたものであり、その目的は砂等の粒状体と吸収性物品とを備え、ペットが***した尿等の液体を効率よく吸収性物品に吸収できるものであると共に、一旦吸収された尿等の液体が再び砂に逆戻りしないようなペット用トイレを提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】
以上の様な目的を達成するために、本発明者らが鋭意研究を重ねた結果、トイレを外容器本体と内容器本体とからなる2重構造とし、ペットがトイレ内で***する時は、内容器本体の底部と吸収性物品とが密着し、通常時には、これらが離れた状態を保持するという構造とすることにより、上記課題を解決できることを見出し、本発明を完成するに至った。
【0007】
より具体的には、本発明は、以下のようなものを提供する。
【0008】
(1) 底部と側壁と開口とを有する外容器本体と、底部と側壁と開口とを有すると共に、該底部が透水性の底部である内容器本体と、前記外容器本体の底部上に配設されている吸収性物品と、からなり、前記開口を上にして置かれるペット用トイレであって、前記内容器本体は、前記開口どうしが同方向をなすように、前記外容器本体内に嵌装され、前記吸収性物品は、前記内容器本体から離間して配置されており、前記透水性の底部は、前記内容器本体の重さにより全体的あるいは部分的に上下動するものであり、前記内容器本体に粒状体が充填された状態で使用され、ペットが乗るとその自重によって前記透水性の底部が前記吸収性物品に当接するものであることを特徴とするペット用トイレを提供する。
【0009】
本発明によれば、通常は内容器本体の透水性の底部は、吸収性物品と接触していないが、犬や猫などのペットが、***のために内容器本体内に入った際に、ペットの自重により、透水性の底部が下方に移動して吸収性物品に当接することになる。これによって、***された尿等の液体は内容器本体の底部に接触する吸収性物品に効率よく吸収される。一方、ペットが***を終えてトイレから出ると、透水性の底部は元の状態に復元して内容器本体の底部と吸収性物品とは離間して空間が生じる。このため、吸収性物品に吸収された尿等の液体が内容器本体に充填された粒状体(砂)に逆戻りすることがない。また、通常は吸収性物品と内容器本体とは離れていて空間が形成されているので、吸収性物品に吸収された尿等の液体は乾き易く、短期間で悪臭が解消される。また、***物を吸収した吸収性物品の上方に粒状体が充填された内容器本体が配置され、この内容器本体が蓋の役割を果たすことになるから、尿等の液体を吸収した吸収性物品から発する悪臭が、表に出にくいことになる。
【0010】
ここで、透水性の底部とは、内容器本体の底部に形成され、***された尿等の液体を内容器本体に充填された粒状体(砂)上から外部に移行するための開口を有するものであって、その開口は尿等の液体は透過するが粒状体(砂)は通さない大きさであって、すのこ状、網目状、格子状等といった形に形成されている。また、吸収性物品とは、尿等の液体を吸収するシート状のものを意味し、パルプや高吸水性ポリマーの吸収性素材から形成される。また、粒状体(砂)とは、内容器本体に充填され、犬や猫などのペットが***する際の便床を構成する粒子の比較的細かい粒状のものを意味し、川砂や海砂等の砂、鉱物系のゼオライト、尿などを吸収すると固まるベントナイト、粉砕パルプ等を固めて円柱形または球形の粒状に成形したセルロース粒などの他、シリカゲル等の固まらずに吸水性を有する素材からなる粒などが挙げられる。
【0011】
(2) 前記内容器本体は、上下方向に相対移動を許容する可動構造を介して前記外容器本体内に嵌装されているものであることを特徴とする(1)に記載のペット用トイレを提供する。
【0012】
本発明によれば、犬や猫などのペットが、***のためにペット用トイレの内容器本体内に入った際に、ペットの自重で内容器本体が下方に移動されることになる。これによって、内容器本体の下方に離間して配設された吸収性物品に内容器本体の透水性の底部が接触することになるので、上記に説明したように、***された尿等の液体は内容器本体の底部に接触する吸収性物品に効率よく吸収される。一方、ペットが***を終えてペット用トイレから出ると、内容器本体は上方に移動し元の位置に戻り、内容器本体の底部と吸収性物品とは離間して空間が生じる。このため、吸収性物品に吸収された尿等の液体が内容器本体に充填された粒状体(砂)に逆戻りすることがない。また、吸収性物品が乾き易く、悪臭が短期間で解消される。
【0013】
可動構造は、外容器本体内に嵌装された内容器本体が上下方向に相対移動を可能にするもので、弾性運動の反発力で伸縮する弾性体を利用して、内容器本体と外容器本体の間に弾性体を配置し、内容器本体の重量変化で弾性体が伸縮して内容器本体を上下方向に可動するものであって、この際に使用される弾性体としてはコイルばねや板ばね等のばね弾性体、ゴム弾性体等が挙げられる。
【0014】
尚、コイルばねとは、金属線を円筒状に巻いたばねを意味し、圧縮ばね、引張ばね、ねじりばね等が挙げられる。また、板ばねとは、薄い金属板を曲げたばねを意味し、この板を数枚重ね合わせたものも含むものとする。
【0015】
(3) 前記可動構造は、弾性運動を利用するばねと、該ばねを前記外容器本体の一部と前記内容器本体の一部の間に挟み込む挟み込み構造とからなるものであることを特徴とする(2)に記載のペット用トイレを提供する。
【0016】
本発明によれば、外容器本体の一部と内容器本体の一部の間に挟み込まれたばねの弾性力により、外容器本体に支えられた内容器本体内にペットが出入りした際に、ペットの自重による内容器本体の重量変化でばねが伸縮して内容器本体を上下方向に可動される。これによって、ペットが***のために内容器本体内に出入りする際に、ペットの自重で内容器本体が上下に移動して内容器本体の底部が吸収性物品に接触し、また離間することになるので、上記に説明したような効果を奏することになる。
【0017】
尚、このばねとしては、コイルばねや板ばね等のばね弾性体等が挙げられ、これらは耐久性が有し、弾性力の選定範囲が広いので好ましい。
【0018】
尚、このばねはペットがトイレ内にいない通常の状態では、内容器本体が外容器本体の底部上に配設された吸収性物品に接触しないように浮いた状態を保持でき、ペットが内容器本体内に入った際に、ペットの自重で内容器本体が下方に下がって吸収性物品と接触できる程度の弾力性を有するもので、その材質や個数は、対象とするペットの種類や大きさ等によって適宜選定すればよい。また、内容器本体を上下方向に可動させる機構としては、ばねが圧縮されて収縮することにより内容器本体を下方に可動させる(すなわち、圧縮ばねを使用して、内容器本体がこのばねを介して外容器本体に載せられた場合)、あるいは、ばねが引っ張られて伸長することにより内容器本体を下方に可動させる(すなわち、引張ばねを使用して、内容器本体がこのばねを介して外容器本体に吊り下げられた場合)のいずれであってもよい。
【0019】
(4) 前記ばねは、前記外容器本体の側壁に形成された支持体と、前記内容器本体の側壁の上端部に形成されたフランジとの間に挟み込まれ、ペットの自重により圧縮されるものであることを特徴とする(3)に記載のペット用トイレを提供する。
【0020】
本発明によれば、犬や猫などのペットが、***のためにペット用トイレの内容器本体内に入った際に、外容器本体の側壁に形成された支持体と内容器本体の側壁の上端部に形成されたフランジとの間に挟み込まれたばねがペットの自重で圧縮されて、内容器本体が下方に移動される。これによって、内容器本体の底部は吸収性物品に接触することになり、***された尿等の液体は内容器本体の底部に接触する吸収性物品に効率よく吸収される。
【0021】
(5) 前記ばねは、前記外容器本体の側壁に形成されたばね保持部と、前記内容器本体の側壁に形成されたばね保持部との間に挟み込まれ、ペットの自重により伸長するものであることを特徴とする(3)に記載のペット用トイレを提供する。
【0022】
本発明によれば、犬や猫などのペットが、***のためにペット用トイレの内容器本体内に入った際に、外容器本体の側壁に形成されたばね保持部と内容器本体の側壁に形成されたばね保持部との間に挟み込まれたばねがペットの自重で引っ張られて延び、内容器本体が下方に移動される。これによって、内容器本体の底部は吸収性物品に接触することになり、上記に説明したように***された尿等の液体は内容器本体の底部に接触する吸収性物品に効率よく吸収される。
【0023】
(6) 前記透水性の底部は、所定の撓みを有するものであることを特徴とする(1)に記載のペット用トイレを供給する。
【0024】
本発明によれば、ペットがトイレで***するために内容器本体内に入ると、ペットの自重により、内容器本体の透水性の底部が撓んで変形し、下方に下がることになる。これによって、透水性の底部は吸収性物品に接触することになる。また、ペットがトイレから出ると、ペットの自重よる撓みが復元されて元の状態に戻り、内容器本体の底部と吸収性物品は離間することになる。これによって、上記(1)で説明したように、ペットが***時には尿等の液体は吸収性物品に効率よく吸収され、ペットがいない通常時は吸収性物品が乾き易く、悪臭が短期間で解消されるという効果を奏することになる。
【0025】
尚、撓みを有する素材としては、弾力性を有し、ペットが内容器本体内に入った際は、ペットの自重で撓み、ペットが出た際には、元の状態に復元できる材質のものであって、例えば金網、ポリエチレンやポリプロピレン等のプラスチック材料から成る網、ゴム材料から成る網等が挙げられる。
【0026】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施形態について図面を参照しながら説明する。尚、これによって本発明が限定されるものではない。
【0027】
図1は本発明のペット用トイレに係る第1の実施形態を示す概略断面図であり、図2は第1の実施形態のペット用トイレの分解斜視図であり、図3は第1の実施形態に係る内容器本体の概略平面図である。また、図4は内容器本体を外容器本体内に嵌装する状態を説明する説明図であり、図5は第1の実施形態の内容器本体を変えた別実施例の使用状態図であり、図6は第1の実施形態の可動構造を変えた別実施例を示す概略断面図である。
【0028】
図1ないし図3において、符番1に示されるペット用トイレは、外容器本体2と、内容器本体3と、外容器本体2の底部上に配設された吸収性物品4と、内容器本体3に充填された粒状体(砂)6とコイルばね(圧縮ばね)5とを主要素として構成されている。
【0029】
外容器本体2は、側壁2aと底部2cと開口2dとから構成されるプラスチック材料を成形加工したものであって、側壁2aの内側の上方には側壁2aの四周に亘って連続する形で支持板2bが設けられている。尚、この支持板2bは、図1に示すように、内容器本体3が外容器本体2に嵌装された際に、内容器本体3の底部3cが吸収性物品6に当接しないよう所定の高さ位置に設けられている。また、支持板2bは本実施形態では、図2に示すように外容器本体2の側壁2aの四周に亘って連続した形で設けられているが、可動構造Aに使用されるコイルばね(圧縮ばね)5を設置できる程度の寸法のものが各側壁2aに少なくとも1箇所以上設けられた不連続なものであっても良い。
【0030】
上記内容器本体3は、外容器本体2に嵌装されるものであり、同じくプラスチック材料を成形加工したものであって、側壁3aと底部3cと開口3dとから構成され、側壁3aの上端縁には四周に亘ってフランジ3bが形成されており、底部3cは図3に示すように尿等の液体を透過するための孔3eがすのこ状体に配置されている。尚、内容器本体3の底部3cに形成される孔3eは、内容器本体3に充填される粒状体(砂)6が通過することなく尿等の液体を透過することができる程度の大きさであって、その形は上記のすのこ状体に限定されるものではなく、例えば網目状体、格子状体等に形成されたものであってもよい。
【0031】
尚、外容器本体2および内容器本体3はポリエチレン等のプラスチック材料を成形したものとしたが、これに限定されず、例えばステンレス等の金属材料を加工したものであってもよい。尚、コスト面、成形性等の面からプラスチック材料で加工したものが好ましい。また、プラスチック材料の中でも、ガラス繊維等で強化した繊維強化プラスチック材料が強度面等からより好ましい。
【0032】
そして、ペット用トイレ1は上記の構成部材を図4に示すようにして形成される。先ず、外容器本体2に吸収性物品4が挿入され、図1に示すように外容器本体2の底部2c上に配設される。次いでコイルばね(圧縮ばね)5が外容器本体2の支持板2b上面に設置され、その後、粒状体(砂)6が充填された内容器本体3を外容器本体2の開口2d上から取り外し自在に嵌装させる。この際、コイルばね(圧縮ばね)5の設置は、外容器本体2の支持板2bおよび内容器本体3のフランジ3bに相対する位置に形成されたコイルばね(圧縮ばね)5のコイル径とほぼ同じか多少小さい径の円筒状の突起(図示せず)に先端部分を嵌合して行われる。尚、このコイルばね(圧縮ばね)5の設置は、ペット用トイレ1の繰り返しの使用においてコイルばね(圧縮ばね)5がずれたりしないように固定できればよく、上記の他に例えば外容器本体2の支持板2b、または内容器本体3のフランジ3bのいずれか一方に接着剤等で予め固定しておいてもよい。
【0033】
この様にして形成されたペット用トイレ1は図1に示すように、内容器本体3は、その底部3cが吸収性物品4から離間した状態で、外容器本体2と可動構造Aを介して保持されている。そして、ペットが***のためにペット用トイレ1に入って、内容器本体3内に入ると、可動構造Aを構成するコイルばね(圧縮ばね)5が圧縮されて縮み、内容器本体3が下方に移動して内容器本体3の底部3cが吸収性物品4に当接することになる。一方、ペットが***を終えてペット用トイレ1から出ると、圧縮されていたコイルばね(圧縮ばね)5は復元して元に戻り、内容器本体3が元の位置に戻る。
【0034】
尚、内容器本体3を弾性変形し易い材質のものとして、図5に示すように、内容器本体3の底部3cが下方に撓んで吸収性物品4に接触するようにしてもよい。
【0035】
内容器本体3を外容器本体2内に嵌装させて保持する方法としては、上記の他に図6に示すようにしてもよい。図6はこの図1の実施形態の別態様を示す概略断面図であって、図6(a)は、可動構造に使用するコイルばね5を引張ばねとして、このコイルばね(引張ばね)5の一端を外容器本体2の支持板2bの下面側に形成された保持部2fに下方に向けて設置し、コイルばね(引張ばね)5の他端を内容器本体3のフランジ3bの上面側に形成された保持部3fに設置して、内容器本体3を外容器本体2に吊り下げて嵌装したものである。尚、支持板2bおよびフランジ3bへの取り付けは、例えば相対する位置に形成された保持部2f,3fにコイルばね(引張ばね)5の先端部を引っ掛けるための孔を形成して、この孔に引っ掛けて設置する等で行われるが、これに限定されずコイルばね(引張ばね)5が取り外し可能な方法で設置できればよい。また、図6(b)は、図6(a)において、コイルばね(引張ばね)5に内容器本体3を吊り下げて保持する際に、コイルばね(引張ばね)5の下端に保持部3fを有する保持部材3gを設けて、この保持部材3gに内容器本体3のフランジ3bを載せて吊り下げて嵌装したものである。また、図6(c)はコイルばね(引張ばね)5を横方向(図の左右方向)に向けて設置したもので、コイルばね(引張ばね)5の一方の先端を外容器本体2の側壁2aに固定し、他方の先端に保持部材3gを設け、内容器本体3の側壁3aを保持部材3gで保持する形で嵌装したものである。いずれの保持方法であっても、ペットが***のためにペット用トイレ1に入ると、ペットの自重で可動構造に使用されているコイルばね(引張ばね)5が伸長して、内容器本体3が同様に下方に移動して底部3cが吸収性物品4に接触する。一方、ペットが***を終えてペット用トイレ1から出ると、伸長していたコイルばね(引張ばね)5は復元されて、内容器本体3が元の位置に戻るという機能が得られる。
【0036】
上記圧縮ばねや引張ばね等のコイルばね5は、外容器本体2に内容器本体3が嵌装される際に、これら容器本体2,3の間に配置され、内容器本体3を上下方向に可動するためのものであって、上記のコイルばね以外に板ばね等といったばね弾性を有するものが好ましく使用される。更に、ばね弾性体に限られずゴム弾性体であってもよい。
【0037】
いずれにしても、この可動構造Aに使用されるコイルばね5等の弾性体は、ペットがトイレ内にいない通常の状態では、内容器本体3が外容器本体2の底部2c上に配設された吸収性物品4に接触しないように、浮いた状態を保持でき、ペットが内容器本体3内に入った際に、ペットの自重で内容器本体3が下方に下がって、その底部3cが吸収性物品4と接触できる程度の弾性力を有するものであって、その材質や個数等は、対象とするペットの種類や大きさ等によって適宜選定すればよい。
【0038】
上記吸収性物品4は、尿等の液体を吸収するシート状のものを意味し、パルプや高吸水性ポリマー素材から形成される。この吸収性物品4を用いることにより、尿等の液体が吸収され、粒状体(砂)6上の***物の減量化を図ることができる。すなわち、粒状体(砂)6と接触することにより、粒状体(砂)6上に吸着されている尿等の液体が吸収性物品4に効率よく吸収される。
【0039】
上記粒状体(砂)6は、犬や猫などのペットが***する際の便床を構成する粒子の比較的細かい粒状のものを意味し、川砂や海砂等の砂、鉱物系のゼオライト、尿などを吸収すると固まるベントナイト、粉砕パルプ等を固めて円柱形または球形の粒状に成形したセルロース粒などの他、シリカゲル等の固まらずに吸水性を有する素材からなる粒などが挙げられる。
【0040】
尚、内容器本体3は、外容器本体3と可動構造Aを介して取り外し自在に嵌装されているので、内容器本体3に充填されている粒状体(砂)6が汚れた際には交換することができる。
【0041】
上記トイレにおいて、ペットが***する場合には、先ずペットがペット用トイレ1の内容器本体3内に入るが、この際ペットの自重で可動構造Aのコイルばね(圧縮ばねあるいは引張ばね)5が圧縮あるいは伸長して、内容器本体3が下方に下がり、内容器本体3の底部3cが吸収性物品4に接触する。これによって、吸収性物品4は粒状体(砂)6上に吸着された尿等の液体を吸収し、粒状体(砂)6上の尿等の液体を減量化させることになる。一方、ペットが***を終えて、ペット用トイレ1から出ると、可動構造Aのコイルばね5が元の状態に復元され、内容器本体3が上方に移動して、内容器本体3と吸収性物品4とは離間して空間が形成される。これによって、吸収性物品6に吸収された尿等の液体は、粒状体(砂)6に再び移行しないので、粒状体(砂)6上の尿等の液体が減量化されるので、粒状体(砂)6が長持ちすることになると共に、***時の快適性が向上する。
【0042】
次に、本発明の第2の実施形態について図7を参照して説明する。図7は第2の実施形態に係るペット用トイレ10を示す概略断面図である。尚、以下の実施形態では第1の実施形態と同一の構成要素には同一符号を付して、その重複する説明を省略する。
【0043】
この実施形態は、外容器本体2と、内容器本体3と、外容器本体2の底部上に配設された吸収性物品4と、内容器本体3に充填された粒状体(砂)6とを主要素として構成されている。
【0044】
外容器本体2は、第1の実施形態と同様に側壁2aと底部2cと開口2dとから構成されている。また、内容器本体3は、外容器本体2に嵌装されるものであり、第1の実施形態と同様に側壁3aと底部3cと開口3dとから構成され、側壁3aの上端縁に四周に亘って外方に向けフランジ3bが形成されており、底部3cは尿等の液体を透過するための孔3eがすのこ状体に形成されている。さらに、その底部3cには内容器本体3を支えるために、高さ約10mm程度の足部3hが少なくとも四隅に設けられている。また、内容器本体3の底部3cは、ポリエチレンやポリプロピレン等のプラスチック素材、ゴムといった弾力性を有する素材、あるいは、金網等の素材から形成され、適度な撓みを有するものとなっている。
【0045】
そして、図7に示すように、内容器本体3を外容器本体2内に嵌装してペット用トイレ10が形成される。このペット用トイレ10は内容器本体3の底部3cに形成された足部3hによって通常は内容器本体3の底部3cは吸収性物品4から離間した状態で保持されている。また、内容器本体3の底部3cは弾力性を有する素材であるので、第1の実施形態と同様に通常は内容器本体3の底部3cと吸収性物品4とは接触していないが、ペットが***のためにペット用トイレ10に入った際に、ペットの自重で内容器本体3の底部3は下方に撓んで吸収性物品4に接触することになる(図7の下段の図参照)。これによって、第1の実施形態と同様に吸収性物品4が粒状体(砂)6上の尿等の液体を吸収する。
【0046】
尚、本実施形態では、内容器本体3はその底部3cに足部3hを設けて、外容器本体2の底部2c上に設置する構造にしているが、内容器本体3の側壁3aの材質や強度にもよるが、足部3hを設けないで、フランジ3bを外容器本体2の側壁2aの上端部に載せて、このフランジ3bで吊り下げるようにしてもよい。
【0047】
以上のように本発明に係るペット用トイレに関して、例を示す図面を参照しつつ具体的に説明したが、本発明はもとより図示例に限定される訳ではなく、前述の趣旨に適合し得る範囲で適当に変更を加えて実施することも可能であり、それらはいずれも本発明の技術的範囲に包含される。
【0048】
例えば、可動構造Aに使用される弾性体としてコイルばね5を使用した実施形態について述べたが、これに限ることなく、所謂ゴム弾性体であってもよい。
【0049】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明に係るペット用トイレは、ペットが***した尿等の液体を効率よく吸収性物品に吸収できるものであると共に、一旦吸収された尿等の液体が再び砂に逆戻りしないことになる。すなわち、通常時は、粒状体(砂)を充填した内容器本体の底部と吸収性物品とは離れた状態にあるが、***時にはペットの自重で内容器本体が下方に移動して両者が接触することになるため、***された尿等の液体は、吸収性物品に誘導されて粒状体(砂)内から効率よく吸収性物品に吸収される。一方、通常時は、内容器本体の底部と吸収性物品とは離れているので、吸収性物品に一旦吸収された尿等の液体が、再び粒状体(砂)に逆戻りすることがない。このため、粒状体(砂)上は尿等の液体が減量化されるので、粒状体(砂)の耐久性が向上されると共に、***時の快適性も向上される。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のペット用トイレに係る第1の実施形態を示す概略断面図である。
【図2】第1の実施形態のペット用トイレの分解斜視図である。
【図3】第1の実施形態に係る内容器本体の概略平面図である。
【図4】内容器本体を外容器本体内に嵌装する状態を説明する説明図である。
【図5】第1の実施形態において内容器本体を変えた別実施例の使用状態図である。
【図6】第1の実施形態において可動構造を変えた別実施例を示す概略断面図である。
【図7】本発明のペット用トイレに係る第2の実施形態を示す概略断面図である。
【図8】従来の実施例の使用状態を説明する説明図である。
【符号の説明】
1、10 ペット用トイレ
2 外容器本体
2a 側壁、 2b 支持板、 2c 底部、 2d 開口、 2f 保持部
3 内容器本体
3a 側壁、 3b フランジ、 3c 底部(透水性の底部)、
3d 開口、 3e 孔、 3f 保持部、 3g 保持部材、 3h 足 部
4 吸収性物品
5 コイルばね(圧縮ばねあるいは引張ばね)
6 粒状体(砂)
A 可動構造

Claims (6)

  1. 底部と側壁と開口とを有する外容器本体と、底部と側壁と開口とを有すると共に、該底部が透水性の底部である内容器本体と、前記外容器本体の底部上に配設されている吸収性物品と、からなり、前記開口を上にして置かれるペット用トイレであって、
    前記内容器本体は、前記開口どうしが同方向をなすように、前記外容器本体内に嵌装され、
    前記吸収性物品は、前記内容器本体から離間して配置されており、
    前記透水性の底部は、前記内容器本体の重さにより全体的あるいは部分的に上下動するものであり、
    前記内容器本体に粒状体が充填された状態で使用され、ペットが乗るとその自重によって前記透水性の底部が前記吸収性物品に当接するものであることを特徴とするペット用トイレ。
  2. 前記内容器本体は、上下方向に相対移動を許容する可動構造を介して前記外容器本体内に嵌装されているものであることを特徴とする請求項1に記載のペット用トイレ。
  3. 前記可動構造は、弾性運動を利用するばねと、該ばねを前記外容器本体の一部と前記内容器本体の一部の間に挟み込む挟み込み構造とからなるものであることを特徴とする請求項2に記載のペット用トイレ。
  4. 前記ばねは、前記外容器本体の側壁に形成された支持体と、前記内容器本体の側壁の上端部に形成されたフランジとの間に挟み込まれ、ペットの自重により圧縮するものであることを特徴とする請求項3に記載のペット用トイレ。
  5. 前記ばねは、前記外容器本体の側壁に形成されたばね保持部と、前記内容器本体の側壁に形成されたばね保持部との間に挟み込まれ、ペットの自重により伸長するものであることを特徴とする請求項3に記載のペット用トイレ。
  6. 前記透水性の底部は、所定の撓みを有するものであることを特徴とする請求項1に記載のペット用トイレ。
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