JP2004179424A - 半導体集積回路装置の製造方法 - Google Patents

半導体集積回路装置の製造方法 Download PDF

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Touta Yonetani
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Abstract

【課題】ダマシンCu配線の形成工程で生じるCu配線の腐蝕を防止する。
【解決手段】コンタクトホール17の内部に形成されたメタルプラグ18の表面に露出しているシームの内部に塗布膜19を充填する。これにより、メタルプラグ18の上部に形成された配線溝21の内部にバリアメタル膜24とシード層25を堆積した際、バリアメタル膜24やシード層25がメタルプラグ18の表面で段切れを引き起こすことがないため、配線溝21の内部にメッキ法でCu配線26を形成する際、シームの内部に酸性のメッキ液が浸入する不具合が防止される。
【選択図】 図19

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、半導体集積回路装置の製造技術に関し、特に、銅(Cu)膜からなるダマシン配線や、タングステン(W)膜からなるメタルプラグを有する半導体集積回路装置の製造に適用して有効な技術に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
銅(Cu)を主成分とする導電膜を用いたダマシン(Damascene)と呼ばれる配線形成技術は、半導体基板上に堆積した絶縁膜に配線溝を形成した後、この配線溝の内部を含む絶縁膜上にスパッタリング法やメッキ法でCu膜を堆積し、続いて絶縁膜上の不要なCu膜を化学的機械研磨(CMP;Chemical Mechanical Polishing)法で研磨、除去することによって、配線溝内にCu配線を形成する技術である(例えば、特許文献1参照)。
【0003】
上記したダマシンCu配線技術のうち、シングルダマシン(Single−Damascene)と呼ばれる方法においては、あらかじめ配線溝の底部にCu配線と下層配線(または半導体基板)とを電気的に接続するための接続孔を形成し、この接続孔の内部にWなどのメタル膜からなるメタルプラグを形成した後、上述した方法で配線溝の内部にCu配線を形成している。
【0004】
【特許文献1】
特開平11−186261号公報
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
ところが、本発明者の検討結果によれば、上記ダマシンCu配線技術においては、以下の課題があることを見い出した。
【0006】
シングルダマシンプロセスにおいて、接続孔の内部にメタル膜を堆積する際、特に接続孔のアスペクト比が大きい場合は、メタル膜の内部にシームと呼ばれる空隙が生じることがある。そのため、次に接続孔の外部の不要なメタル膜を化学的機械研磨法で研磨、除去することによって、接続孔の内部にメタルプラグを形成するとメタルプラグの表面にシームの一部が露出する。この結果、次の工程でメタルプラグの上部の配線溝にCu配線を形成する際、酸性のメッキ液がシームの内部に浸透、残留し、Cu配線を腐蝕させることがある。
【0007】
また、メッキ法を用いて配線溝の内部にCu配線用のCu膜を形成する際、Cu膜の内部にマイクロボイドと呼ばれる0.1μm以下の微小な空隙が多数発生し、Cu配線の表面にマイクロボイドが露出した場合は、Cu配線の表面に微小な窪みが生じる。そのため、このCu配線の上部に層間絶縁膜を堆積すると、Cu配線の表面の窪みを反映して、窪みの上方の層間絶縁膜表面にも窪みが生じる結果、次の工程でこの層間絶縁膜に配線溝を形成した後、Cu膜を形成し、さらにこのCu膜を化学的機械研磨法で研磨して第2層目のCu配線を形成する際に、層間絶縁膜の表面の窪み内にCu膜が残留し、配線間ショートを引き起こす虞れがある。
【0008】
本発明の目的は、ダマシンCu配線の形成工程で生じるCu配線の腐蝕を防止することのできる技術を提供することにある。
【0009】
本発明の他の目的は、ダマシンCu配線の形成工程で生じるCu配線のショートを防止することのできる技術を提供することにある。
【0010】
本発明の前記ならびにその他の目的と新規な特徴は、本明細書の記述および添付図面から明らかになるであろう。
【0011】
【課題を解決するための手段】
本願において開示される発明のうち、代表的なものの概要を簡単に説明すれば、次のとおりである。
(1)本発明の半導体集積回路装置の製造方法は、以下の工程を有する。
(a)半導体基板の主面上に第1絶縁膜を形成した後、前記第1絶縁膜の一部に接続孔を形成する工程、
(b)前記接続孔の内部を含む前記第1絶縁膜の上部にメタル膜を形成した後、前記第1絶縁膜の上部の前記メタル膜を除去することによって、前記接続孔の内部に前記メタル膜からなるメタルプラグを形成する工程、
(c)前記メタルプラグの表面に生じた空隙の内部に塗布膜を充填する工程、
(d)前記第1絶縁膜の上部に第2絶縁膜を形成した後、前記第2絶縁膜の一部に配線溝を形成することによって、前記配線溝の底部に前記メタルプラグを露出させる工程、
(e)前記配線溝の内部を含む前記第2絶縁膜の上部にCuを主体とする導電膜を形成した後、前記第2絶縁膜の上部の前記導電膜を除去することによって、前記配線溝の内部に前記導電膜からなる配線を形成する工程。
(2)本発明の半導体集積回路装置の製造方法は、以下の工程を有する。
(a)半導体基板の主面上に第1絶縁膜を形成した後、前記第1絶縁膜の一部に第1配線溝を形成する工程、
(b)前記第1配線溝の内部を含む前記第1絶縁膜の上部にCuを主体とする第1導電膜を形成した後、前記第1絶縁膜の上部の前記第1導電膜を除去することによって、前記第1配線溝の内部に前記第1導電膜からなる第1配線を形成する工程、
(c)前記第1配線の表面に生じた空隙の内部に塗布膜を充填する工程、
(d)前記(c)工程の後、前記第1絶縁膜の上部に第2絶縁膜を形成し、前記第2絶縁膜の一部に第2配線溝を形成することによって、前記第2配線溝の底部に前記第1配線を露出させる工程、
(e)前記第2配線溝の内部を含む前記第2絶縁膜の上部にCuを主体とする第2導電膜を形成した後、前記第2絶縁膜の上部の前記第2導電膜を除去することによって、前記第2配線溝の内部に前記第2導電膜からなる第2配線を形成する工程。
【0012】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態を図面に基づいて詳細に説明する。なお、実施の形態を説明するための全図において、同一の機能を有する部材には同一の符号を付し、その繰り返しの説明は省略する。
【0013】
本発明の実施の形態であるCMOS−LSIの製造方法を図1〜図22を用いて工程順に説明する。
【0014】
まず、図1に示すように、例えば1〜10Ωcm程度の比抵抗を有するp型の単結晶シリコンからなる半導体基板(以下、基板という)1に素子分離溝2を形成する。素子分離溝2を形成するには、素子分離領域の基板1をエッチングして溝を形成した後、溝の内部を含む基板1上にCVD法で酸化シリコン膜3を堆積し、続いて溝の外部の不要な酸化シリコン膜3を化学的機械研磨法によって、研磨、除去する。
【0015】
次に、基板1の一部にホウ素をイオン注入し、他の一部にリンをイオン注入することによって、p型ウエル4およびn型ウエル5を形成した後、基板1をスチーム酸化することによって、p型ウエル4およびn型ウエル5のそれぞれの表面にゲート酸化膜6を形成する。
【0016】
次に、図2に示すように、p型ウエル4およびn型ウエル5のそれぞれの上部にゲート電極7を形成する。ゲート電極7を形成するには、例えばゲート酸化膜6の上部にCVD法で多結晶シリコン膜を堆積した後、p型ウエル4の上部の多結晶シリコン膜にリンをイオン注入し、n型ウエル5の上部の多結晶シリコン膜にホウ素をイオン注入した後、フォトレジスト膜をマスクにしたドライエッチングで多結晶シリコン膜をパターニングする。
【0017】
次に、p型ウエル4にリンまたはヒ素をイオン注入することによって低不純物濃度のn型半導体領域8を形成し、n型ウエル5にホウ素をイオン注入することによって低不純物濃度のp型半導体領域9を形成する。
【0018】
次に、図3に示すように、基板1上にCVD法で窒化シリコン膜を堆積し、続いてこの窒化シリコン膜を異方的にエッチングすることによって、ゲート電極7の側壁にサイドウォールスペーサ10を形成した後、p型ウエル4にリンまたはヒ素をイオン注入することによって高不純物濃度のn型半導体領域11(ソース、ドレイン)を形成し、n型ウエル5にホウ素をイオン注入することによって高不純物濃度のp型半導体領域12(ソース、ドレイン)を形成する。
【0019】
次に、基板1の表面を洗浄した後、ゲート電極7、n型半導体領域11(ソース、ドレイン)およびp型半導体領域12(ソース、ドレイン)のそれぞれの表面にシリサイド層13を形成する。シリサイド層13を形成するには、基板1上にスパッタリング法でCo(コバルト)膜を堆積し、次いで窒素ガス雰囲気中で熱処理を行って基板1およびゲート電極7とCo膜とを反応させた後、未反応のCo膜をウェットエッチングで除去する。ここまでの工程で、nチャネル型MISFETQnおよびpチャネル型MISFETQpが完成する。
【0020】
次に、図4に示すように、基板1上にCVD法で窒化シリコン膜15および酸化シリコン膜16を堆積し、続いてn型半導体領域11(ソース、ドレイン)およびp型半導体領域12(ソース、ドレイン)のそれぞれの上部の酸化シリコン膜16および窒化シリコン膜15をドライエッチングしてコンタクトホール(接続孔)17を形成する。
【0021】
次に、図5に示すように、コンタクトホール17の内壁を薄く覆うようにバリアメタル膜18aを形成する。バリアメタル膜18aは、例えばコンタクトホール17の内部を含む酸化シリコン膜16上にCVD法でTi膜とTiN膜を薄く堆積することによって形成する。
【0022】
次に、図6に示すように、コンタクトホール17の内部を含む酸化シリコン膜16上にCVD法でW膜18bを堆積することによって、コンタクトホール17の内部にW膜18bを埋め込む。
【0023】
図7に拡大して示すように、コンタクトホール17の内部にW膜18bを埋め込むと、特にコンタクトホール17のアスペクト比が大きい場合には、コンタクトホール17の中心部にシーム(S)と呼ばれる空隙が生じることがある。
【0024】
次に、図8に示すように、酸化シリコン膜16上の不要なW膜18bとバリアメタル膜18aを化学的機械研磨法で研磨、除去することによって、コンタクトホール17の内部にW膜18bとバリアメタル膜18aとからなるメタルプラグ18を形成する。このとき、コンタクトホール17の中心部にシーム(S)が生じていた場合は、図9に拡大して示すように、メタルプラグ18の表面にシーム(S)の一部が露出する。
【0025】
メタルプラグ18の表面にシーム(S)が露出した場合は、後の工程でこのメタルプラグ18の上部にCu配線を形成する際に、酸性のメッキ液がシーム(S)の内部に浸透、残留してCu配線を腐蝕させる虞れがある。
【0026】
そこで次に、図10に示すように、酸化シリコン膜16の上部に塗布膜19をスピン塗布することによって、シーム(S)の内部に塗布膜19を充填する。塗布膜19は粘性が低いので、CVD法やスパッタリング法では充填が困難な微小なシーム(S)の内部にも容易に入り込む。
【0027】
塗布膜19の材料としては、例えばポリイミド樹脂、スピンオングラスなど、スピン塗布法で基板1上に塗布できる公知の各種絶縁膜が使用可能であるが、特にHSQ(水素シルセスキオキサン)、MSQ(メチルシルセスキオキサン)、PAE(ポリアリレンエーテル)など、比誘電率が3以下の低誘電率絶縁材料を使用した場合には、配線間容量の増加を抑制することができるという効果が得られる。
【0028】
次に、基板1を400℃程度で熱処理して塗布膜19を硬化させた後、図11に示すように、化学的機械研磨法で塗布膜19を研磨してメタルプラグ18の表面を露出させることにより、シーム(S)の内部に充填された塗布膜19のみを残す。
【0029】
次に、図12に示すように、酸化シリコン膜16の上部に絶縁膜20を堆積した後、フォトレジスト膜をマスクにして絶縁膜20をドライエッチングすることにより、上記メタルプラグ18が埋め込まれたコンタクトホール17の上部に配線溝21を形成する。絶縁膜20は、配線間容量を低減するために、前述したHSQ(水素シルセスキオキサン)、MSQ(メチルシルセスキオキサン)、PAE(ポリアリレンエーテル)など、比誘電率が3以下の低誘電率絶縁材料を用いることが好ましい。また、比誘電率がさらに低い絶縁材料として、膜中に多数の微小な空隙を有するポーラスHSQやポーラスMSQなどの多孔質材料使用することにより、配線間容量をさらに低減することができる。
【0030】
なお、上記絶縁膜20をポーラスHSQやポーラスMSQなどの多孔質材料で構成した場合は、絶縁膜20の表面に空隙が露出するので、絶縁膜20の表面に多数の微小な窪みが生じる。このような窪みが生じた絶縁膜20の表面に後述するバリアメタル膜を堆積すると、配線形成時にバリアメタル膜を化学的機械研磨法で研磨したときに、その一部が窪みの内部に残留し、配線間ショートを引き起こす虞れがある。従って、絶縁膜20を多孔質の低誘電率絶縁材料で構成する場合は、図13に示すように、絶縁膜20の上部に非多孔性絶縁膜23を堆積することによって、絶縁膜20の表面に露出した空隙22の内部に非多孔性絶縁膜23を埋め込み、その後、非多孔性絶縁膜23と絶縁膜20をエッチングして配線溝21を形成するとよい。非多孔性絶縁膜23は、例えばCVD法で堆積した酸化シリコン膜などで構成する。また、配線間容量を低減する観点からは、例えばCVD法で堆積したSiOF膜やSiOC膜など、酸化シリコン膜よりも比誘電率が低い非多孔性絶縁膜で構成することが好ましい。
【0031】
次に、図14に示すように、配線溝21の内壁を薄く覆うようにバリアメタル膜24とCuのシード層25を形成する。バリアメタル膜24は、次の工程で配線溝21の内部に形成するCu配線と絶縁膜20の接着性を向上させるためのもので、例えば配線溝21の内部を含む絶縁膜20上にスパッタリング法でTaN(窒化タンタル)膜を堆積することによって形成する。また、シード層25は、バリアメタル膜2の上部にスパッタリング法でCu膜を薄く堆積することによって形成する。
【0032】
前述したように、コンタクトホール17内のメタルプラグ18に生じたシーム(S)の内部には、塗布膜19が充填されているので、配線溝21の内部にバリアメタル膜24とシード層25を堆積した際、シーム(S)の上部でバリアメタル膜24とシード層25が段切れを引き起こすことはない。他方、シーム(S)の内部に塗布膜19を充填しない場合は、図15に示すように、シーム(S)の上部でバリアメタル膜24とシード層25が段切れを引き起こす。そのため、次のメッキ工程でシード層25の表面にCuを析出させる際、酸性のメッキ液がシーム(S)の内部に浸入し、Cu配線を腐蝕させる原因となる。
【0033】
次に、図16に示すように、電解メッキ法を用いてシード層25の表面にCuを析出させることによって、配線溝21の内部を含む絶縁膜20上にCu膜26aを形成する。このとき、図17に拡大して示すように、Cu膜26aの内部にマイクロボイド27と呼ばれる0.1μm以下の微小な空隙が多数発生する。
【0034】
次に、図18に示すように、配線溝21の外部のCu膜26a、シード層25およびバリアメタル膜24を化学的機械研磨法で研磨、除去することによって、配線溝21の内部に第1層目のCu配線26を形成する。このとき、図19に示すように、配線溝21の内部に形成されたCu配線26の表面にマイクロボイド27が露出するので、Cu配線26の表面に微小な窪みが生じる。表面にマイクロボイド27が露出したCu配線26の上部に層間絶縁膜を堆積すると、Cu配線26の表面の窪みを反映して、窪みの上方の層間絶縁膜表面にも窪みが生じる。その結果、次の工程でこの層間絶縁膜に配線溝を形成した後、Cu膜を形成し、さらにこのCu膜を化学的機械研磨法で研磨して第2層目のCu配線を形成する際に、層間絶縁膜の表面の窪み内にCu膜が残留し、配線間ショートを引き起こす虞れがある。
【0035】
そこで次に、図20に示すように、Cu配線26の表面に露出したマイクロボイド27の内部に塗布膜28を充填する。塗布膜28の材料および充填方法は、前述したシーム(S)の内部に充填した塗布膜19と同じでよい。特に、塗布膜28として、比誘電率が3以下の低誘電率絶縁材料を使用した場合には、配線間容量の増加を抑制することができるという効果が得られる。
【0036】
次に、図21に示すように、Cu配線26が形成された絶縁膜20の上部に複数層の絶縁膜からなる層間絶縁膜29を形成し、続いて層間絶縁膜29の一部をエッチングすることによって、底部にCu配線26が露出する配線溝30を形成する。このとき、Cu配線26の表面に露出したマイクロボイド27の内部に塗布膜28が充填され、Cu配線26の表面が平坦になっているので、層間絶縁膜29の表面に窪みが生じることはない。
【0037】
次に、図22に示すように、配線溝30の内部に第2層目のCu配線31を形成する。このCu配線31は、下層のCu配線16と同じ方法で形成する。このとき、Cu配線31の内部や表面にもマイクロボイド27が発生するが、Cu配線31の上部に層間絶縁膜を介して第3層目のCu配線を形成する場合は、Cu配線31の表面に露出したマイクロボイド27の内部に前述した方法で塗布膜28を充填することにより、第3層目のCu配線のショートを防止することができる。
【0038】
以上、本発明者によってなされた発明を発明の実施の形態に基づき具体的に説明したが、本発明は前記実施の形態に限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲で種々変更可能であることはいうまでもない。
【0039】
前記実施の形態では、メッキ法を用いて配線溝の内部にCu配線用のCu膜を形成する場合について説明したが、スパッタリング法を用いて配線溝の内部にCu膜を形成する場合、配線溝のアスペクト比が大きいと、Cu膜の内部にシームが発生することがある。この場合も、前述した方法でシームの内部に塗布膜を充填することにより、上層のCu配線のショートを防止することができる。
【0040】
【発明の効果】
本願において開示される発明のうち、代表的なものによって得られる効果を簡単に説明すれば以下のとおりである。
【0041】
本発明の好ましい一態様によれば、ダマシンCu配線の形成工程で生じるCu配線の腐蝕を防止することができる。
【0042】
本発明の好ましい他の一態様によれば、ダマシンCu配線の形成工程で生じるCu配線のショートを防止することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施の形態である半導体集積回路装置の製造方法を示す半導体基板の要部断面図である。
【図2】本発明の一実施の形態である半導体集積回路装置の製造方法を示す半導体基板の要部断面図である。
【図3】本発明の一実施の形態である半導体集積回路装置の製造方法を示す半導体基板の要部断面図である。
【図4】本発明の一実施の形態である半導体集積回路装置の製造方法を示す半導体基板の要部断面図である。
【図5】本発明の一実施の形態である半導体集積回路装置の製造方法を示す半導体基板の要部断面図である。
【図6】本発明の一実施の形態である半導体集積回路装置の製造方法を示す半導体基板の要部断面図である。
【図7】本発明の一実施の形態である半導体集積回路装置の製造方法を示す半導体基板の要部拡大断面図である。
【図8】本発明の一実施の形態である半導体集積回路装置の製造方法を示す半導体基板の要部断面図である。
【図9】本発明の一実施の形態である半導体集積回路装置の製造方法を示す半導体基板の要部拡大断面図である。
【図10】本発明の一実施の形態である半導体集積回路装置の製造方法を示す半導体基板の要部拡大断面図である。
【図11】本発明の一実施の形態である半導体集積回路装置の製造方法を示す半導体基板の要部拡大断面図である。
【図12】本発明の一実施の形態である半導体集積回路装置の製造方法を示す半導体基板の要部断面図である。
【図13】本発明の一実施の形態である半導体集積回路装置の製造方法を示す半導体基板の要部拡大断面図である。
【図14】本発明の一実施の形態である半導体集積回路装置の製造方法を示す半導体基板の要部断面図である。
【図15】本発明の一実施の形態である半導体集積回路装置の製造方法を示す半導体基板の要部拡大断面図である。
【図16】本発明の他の実施の形態である半導体集積回路装置の製造方法を示す半導体基板の要部断面図である。
【図17】本発明の他の実施の形態である半導体集積回路装置の製造方法を示す半導体基板の要部拡大断面図である。
【図18】本発明の他の実施の形態である半導体集積回路装置の製造方法を示す半導体基板の要部断面図である。
【図19】本発明の他の実施の形態である半導体集積回路装置の製造方法を示す半導体基板の要部拡大断面図である。
【図20】本発明の他の実施の形態である半導体集積回路装置の製造方法を示す半導体基板の要部拡大断面図である。
【図21】本発明の他の実施の形態である半導体集積回路装置の製造方法を示す半導体基板の要部断面図である。
【図22】本発明の他の実施の形態である半導体集積回路装置の製造方法を示す半導体基板の要部断面図である。
【符号の説明】
1 半導体基板
2 素子分離溝
3 酸化シリコン膜
4 p型ウエル
5 n型ウエル
6 ゲート酸化膜
7 ゲート電極
8 n型半導体領域
9 p型半導体領域
10 サイドウォールスペーサ
11 n型半導体領域(ソース、ドレイン)
12 p型半導体領域(ソース、ドレイン)
13 シリサイド層
14 酸化シリコン膜
15 窒化シリコン膜
16 酸化シリコン膜
17 コンタクトホール(接続孔)
18a バリアメタル膜
18b W膜
18 メタルプラグ
19 塗布膜
20 絶縁膜
21 配線溝
22 空隙
23 非多孔性絶縁膜
24 バリアメタル膜
25 シード層
26a Cu膜
26 Cu配線
27 マイクロボイド
28 塗布膜
29 層間絶縁膜
30 配線溝
31 Cu配線
Qn nチャネル型MISFET
Qp pチャネル型MISFET

Claims (5)

  1. 以下の工程を有する半導体集積回路装置の製造方法:
    (a)半導体基板の主面上に第1絶縁膜を形成した後、前記第1絶縁膜の一部に接続孔を形成する工程、
    (b)前記接続孔の内部を含む前記第1絶縁膜の上部にメタル膜を形成した後、前記第1絶縁膜の上部の前記メタル膜を除去することによって、前記接続孔の内部に前記メタル膜からなるメタルプラグを形成する工程、
    (c)前記メタルプラグの表面に生じた空隙の内部に塗布膜を充填する工程、
    (d)前記第1絶縁膜の上部に第2絶縁膜を形成した後、前記第2絶縁膜の一部に配線溝を形成することによって、前記配線溝の底部に前記メタルプラグを露出させる工程、
    (e)前記配線溝の内部を含む前記第2絶縁膜の上部にCuを主体とする導電膜を形成した後、前記第2絶縁膜の上部の前記導電膜を除去することによって、前記配線溝の内部に前記導電膜からなる配線を形成する工程。
  2. 以下の工程を有する半導体集積回路装置の製造方法:
    (a)半導体基板の主面上に第1絶縁膜を形成した後、前記第1絶縁膜の一部に第1配線溝を形成する工程、
    (b)前記第1配線溝の内部を含む前記第1絶縁膜の上部にCuを主体とする第1導電膜を形成した後、前記第1絶縁膜の上部の前記第1導電膜を除去することによって、前記第1配線溝の内部に前記第1導電膜からなる第1配線を形成する工程、
    (c)前記第1配線の表面に生じた空隙の内部に塗布膜を充填する工程、
    (d)前記(c)工程の後、前記第1絶縁膜の上部に第2絶縁膜を形成し、前記第2絶縁膜の一部に第2配線溝を形成することによって、前記第2配線溝の底部に前記第1配線を露出させる工程、
    (e)前記第2配線溝の内部を含む前記第2絶縁膜の上部にCuを主体とする第2導電膜を形成した後、前記第2絶縁膜の上部の前記第2導電膜を除去することによって、前記第2配線溝の内部に前記第2導電膜からなる第2配線を形成する工程。
  3. 前記Cuを主体とする導電膜は、メッキ法によって形成することを特徴とする請求項1または2記載の半導体集積回路装置の製造方法。
  4. 前記第1または第2絶縁膜は、比誘電率が3以下の低誘電率絶縁材料からなることを特徴とする請求項1、2または3記載の半導体集積回路装置の製造方法。
  5. 前記第1または第2絶縁膜は、多孔質絶縁材料とその上部に形成した非多孔質絶縁材料との積層膜からなる特徴とする請求項1、2または3記載の半導体集積回路装置の製造方法。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2011530811A (ja) * 2008-08-08 2011-12-22 インターナショナル・ビジネス・マシーンズ・コーポレーション 半導体構造体、半導体構造体を形成する方法、および設計構造
JP2015090902A (ja) * 2013-11-05 2015-05-11 富士通セミコンダクター株式会社 半導体装置及びその製造方法
CN109070522A (zh) * 2016-04-20 2018-12-21 索尼公司 层叠结构体及其制造方法

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